JP2002070802A - 荷役車両 - Google Patents

荷役車両

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JP2002070802A
JP2002070802A JP2000254724A JP2000254724A JP2002070802A JP 2002070802 A JP2002070802 A JP 2002070802A JP 2000254724 A JP2000254724 A JP 2000254724A JP 2000254724 A JP2000254724 A JP 2000254724A JP 2002070802 A JP2002070802 A JP 2002070802A
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valve
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Noritaka Ito
徳孝 伊藤
Koji Imamura
浩二 今村
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TCM Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温時におけるメインバルブの切換時の操作
性の悪化を軽減することができ、さらに、各パイロット
ライン内に異物が集積することを防止できる荷役車両を
提供する。 【解決手段】 タンク内の作動油が補助ポンプによって
パイロットバルブ14へ供給され、パイロットバルブ1
4は、補助ポンプからの作動油の流路を切換えて、メイ
ンバルブ12のパイロットポートPa1〜Pd1へ作動
油を供給し、パイロットバルブ14の吐出ポートPa2
〜Pd2とメインバルブ12のパイロットポートPa1
〜Pd1とがパイロットライン19,20,24,25
を介して接続され、パイロットライン19,20,2
4,25の途中に、作動油をタンクへ排出する排出ライ
ン41〜44が設けられ、排出ライン41〜44には、
作動油の流量を調節する絞り弁45が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバケットや
ブーム等の荷役装置を作動させるシリンダと、このシリ
ンダを作動させるメインバルブとを有するホイールロー
ダ等の荷役車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の荷役車両としては、例え
ば実開平6−43058号公報に示されるようなホイー
ルローダがある。すなわち、図3に示すように、車体1
の前部には、昇降自在な左右一対のブーム2と、ブーム
2を昇降させるブーム用シリンダ3a,3bが設けられ
ている。上記両ブーム2の先端には、横軸4を介して上
下回動自在なバケット5が設けられている。また、上記
車体1には、リンク機構6を介してバケット5に連結さ
れかつバケット5を上下回動させるバケット用シリンダ
7が設けられている。さらに、車体1には運転室8やエ
ンジン等が設けられ、この運転室8内には、図4に示す
ように、ブーム用レバー9とバケット用レバー10とが
設けられている。
【0003】図5に示すように、車体1には、上記各シ
リンダ3a,3b,7を作動させるメインバルブ12が
設けられている。上記メインバルブ12の作動油圧回路
13には、上記各レバー9,10の操作により作動する
パイロットバルブ14と、作動油を貯えるタンク15
と、上記タンク15内の作動油を各シリンダ3a,3
b,7へ供給するメインポンプ16と、上記タンク15
内の作動油をパイロットバルブ14へ供給する補助ポン
プ17とが設けられている。尚、上記各ポンプ16,1
7はエンジンにより駆動される。
【0004】上記メインバルブ12は、バケット用切換
弁12aとブーム用切換弁12bとで構成されており、
P1ポートがメインポンプ16に接続され、T1ポート
がタンク15に接続されている。また、バケット側のA
1ポートがバケット用シリンダ7のロッド側に接続さ
れ、B1ポートがバケット用シリンダ7のテール側に接
続されている。また、ブーム側のA2ポートがブーム用
シリンダ3a,3bのロッド側に接続され、B2ポート
がブーム用シリンダ3a,3bのテール側に接続されて
いる。
【0005】上記バケット用切換弁12aは6ポート3
位置切換弁であり、C位置においてP1ポートとB1ポ
ートおよびA1ポートとT1ポートとが連通される。ま
た、E位置においてP1ポートとA1ポートおよびB1
ポートとT1ポートが連通される。さらに、D位置が中
立位置となる。
【0006】上記ブーム用切換弁12bは6ポート4位
置切換弁であり、F位置においてP1ポートとB2ポー
トおよびA2ポートとT1ポートが連通される。また、
H位置においてP1ポートとA2ポートおよびB2ポー
トとT1ポートが連通される。さらに、I位置において
P1,A2,B2,T1の各ポートが連通される。ま
た、G位置が中立位置であり、ブーム用切換弁12bが
G位置に切り換えられるとともに上記バケット用切換弁
12aがD位置に切り換えられた状態において、P1ポ
ートとT1ポートが連通される。
【0007】また、上記パイロットバルブ14は、バケ
ット用バルブ14aとブーム用バルブ14bとで構成さ
れており、補助ポンプ17に接続されたP2ポートと、
タンク15に接続されたT2ポートとを有している。
【0008】上記バケット用バルブ14aは、バケット
用レバー10の操作により補助ポンプ17から供給され
た作動油の流路を切り換えて、メインバルブ12のバケ
ット用切換弁12aのパイロットポートPa1,Pb1
に作動油を送り、スプール18を移動させるものであ
り、吐出ポートPa2,Pb2を有している。このう
ち、上記吐出ポートPa2はパイロットライン19を介
して上記パイロットポートPa1に接続されている。ま
た、上記吐出ポートPb2はパイロットライン20を介
して上記パイロットポートPb1に接続されている。ま
た、バケット用バルブ14aは、バケット用レバー10
の操作により、上記P2ポートと吐出ポートPa2を連
通してバケット用切換弁12aを切り換えてバケット5
を下動させる下動制御部21aと、上記P2ポートと吐
出ポートPb2を連通してバケット用切換弁12aを切
り換えてバケット5を上動させる上動制御部21bとを
有している。
【0009】また、上記ブーム用バルブ14bは、ブー
ム用レバー9の操作により補助ポンプ17から供給され
た作動油の流路を切り換えて、メインバルブ12のブー
ム用切換弁12bのパイロットポートPc1,Pd1に
作動油を送り、スプール23を移動させるものであり、
吐出ポートPc2,Pd2を有している。このうち、上
記吐出ポートPc2はパイロットライン24を介して上
記パイロットポートPc1に接続されている。また、上
記吐出ポートPd2はパイロットライン25を介して上
記パイロットポートPd1に接続されている。また、ブ
ーム用バルブ14bは、ブーム用レバー9の操作によ
り、上記P2ポートと吐出ポートPc2を連通してブー
ム用切換弁12bを切り換えてブーム2を下降させる下
降制御部26aと、上記P2ポートと吐出ポートPd2
を連通してブーム用切換弁12bを切り換えてブーム2
を上昇させる上昇制御部26bとを有している。
【0010】尚、図4の実線で示すように、上記ブーム
用レバー9またはバケット用レバー10が中立状態の場
合では、各吐出ポートPa2,Pb2,Pc2,Pd2
はT2ポートと連通する。
【0011】また、上記補助ポンプ17からパイロット
バルブ14のP2ポートに接続される作動油供給ライン
28の途中には、リリーフバルブ29とストップバルブ
30とが設けられている。上記ストップバルブ30は2
位置切換弁であり、作業を行なわない時にストップバル
ブ30のハンドルを引くことによって、上記作動油供給
ライン28からパイロットバルブ14への作動油の供給
を停止し、メインバルブ12が作動しないようにするも
のである。
【0012】以上のような構成によると、エンジンの運
転によってメインポンプ16と補助ポンプ17とが駆動
し、メインバルブ12とパイロットバルブ14とに作動
油が供給される。土砂等を掘削してすくい込む時、オペ
レータはブーム用レバー9およびバケット用レバー10
を操作する。
【0013】例えば、土砂をすくい上げる時、図4の仮
想線で示すように、バケット用レバー10を上動側
(イ)に操作すると、パイロットバルブ14のバケット
用バルブ14aの上動制御部21bが作動して、P2ポ
ートと吐出ポートPb2が連通する。補助ポンプ17か
らの作動油は、リリーフバルブ29で調圧され、ストッ
プバルブ30を通り、パイロットバルブ14のPb2ポ
ートからパイロットライン20を経て、メインバルブ1
2のバケット用切換弁12aのパイロットポートPb1
に供給される。
【0014】これにより、バケット用切換弁12aのス
プール18が右方向へ移動し、反対側のパイロットポー
トPa1から作動油がバケット用バルブ14aの下動制
御部21aを介してタンク15に戻る。これにより、バ
ケット用切換弁12aはD位置からC位置に切り換わ
り、メインポンプ16からの作動油がバケット用シリン
ダ7のテール側に供給され、バケット用シリンダ7のロ
ッドが突出し、以って、バケット5が上向きに回動す
る。
【0015】また、バケット5を下向きに回動させる場
合は、図4の仮想線で示すように、バケット用レバー1
0を下動側(ロ)に操作する。これにより、パイロット
バルブ14のバケット用バルブ14aの下動制御部21
aが作動して、P2ポートと吐出ポートPa2が連通す
る。補助ポンプ17からの作動油は、パイロットバルブ
14のPa2ポートからパイロットライン19を経て、
メインバルブ12のバケット用切換弁12aのパイロッ
トポートPa1に供給される。
【0016】これにより、バケット用切換弁12aのス
プール18が左方向へ移動し、反対側のパイロットポー
トPb1から作動油がバケット用バルブ14aの上動制
御部21bを介してタンク15に戻る。これにより、バ
ケット用切換弁12aはE位置に切り換わり、メインポ
ンプ16からの作動油がバケット用シリンダ7のロッド
側に供給され、バケット用シリンダ7のロッドが退入
し、以って、バケット5が下向きに回動する。
【0017】また、図4の実線で示すように、上記バケ
ット用レバー10が中立位置に戻ることによって、パイ
ロットバルブ14の両制御部21a,21bが作動停止
し、メインバルブ12のバケット用切換弁12aにパイ
ロット油圧が作用せず、以って、バケット用切換弁12
aが中立位置Dに戻る。
【0018】また、ブーム用レバー9を上昇側に操作す
ると、パイロットバルブ14のブーム用バルブ14bの
上昇制御部26bが作動して、P2ポートと吐出ポート
Pd2が連通する。補助ポンプ17からの作動油は、パ
イロットバルブ14のPd2ポートからパイロットライ
ン25を経て、メインバルブ12のブーム用切換弁12
bのパイロットポートPd1に供給される。
【0019】これにより、ブーム用切換弁12bのスプ
ール23が右方向へ移動し、反対側のパイロットポート
Pc1から作動油がブーム用バルブ14bの下動制御部
26aを介してタンク15に戻る。これにより、ブーム
用切換弁12bはG位置からF位置に切り換わり、メイ
ンポンプ16からの作動油がブーム用シリンダ3a,3
bのテール側に供給され、ブーム用シリンダ3a,3b
のロッドが突出し、以って、ブーム2が上向きに回動す
る。
【0020】また、ブーム2を下向きに回動させる場合
は、ブーム用レバー9を下降側に操作する。これによ
り、パイロットバルブ14のブーム用バルブ14bの下
降制御部26aが作動して、P2ポートと吐出ポートP
c2が連通する。補助ポンプ17からの作動油は、パイ
ロットバルブ14のPc2ポートからパイロットライン
24を経て、メインバルブ12のブーム用切換弁12b
のパイロットポートPc1に供給される。
【0021】これにより、ブーム用切換弁12bのスプ
ール23が左方向へ移動し、反対側のパイロットポート
Pd1から作動油がブーム用バルブ14bの上昇制御部
26bを介してタンク15に戻る。これにより、ブーム
用切換弁12bはH位置に切り換わり、メインポンプ1
6からの作動油がブーム用シリンダ3a,3bのロッド
側に供給され、ブーム用シリンダ3a,3bのロッドが
退入し、以って、ブーム2が下向きに回動する。さら
に、パイロットライン24内の圧力が一定以上になる
と、上記ブーム用切換弁12bはH位置からI位置に切
り換わり、ブーム用シリンダ3a,3bのロッドの出退
がフリーな状態となり、これにより、ブーム2はバケッ
ト5の自重で下向きに回動する。
【0022】また、図4の実線で示すように、上記ブー
ム用レバー9が中立位置に戻ることによって、パイロッ
トバルブ14の両制御部26a,26bが作動停止し、
メインバルブ12のブーム用切換弁12bにパイロット
油圧が作用せず、以って、ブーム用切換弁12bが中立
位置Gに戻る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、上記各パイロットライン19,20,2
4,25内の作動油の出入りがほとんど無いため、低温
時、各パイロットライン19,20,24,25内の作
動油の粘度が高くなり、メインバルブ12の切換時の操
作性が悪くなるといった問題がある。また、各パイロッ
トライン19,20,24,25内に水分やゴミ等が集
積した場合、これら水分やゴミ等を各パイロットライン
19,20,24,25から排出することは困難であ
り、錆等の不具合が発生するといった問題もある。
【0024】本発明は、低温時におけるメインバルブの
切換時の操作性の悪化を軽減することができ、さらに、
各パイロットライン内に異物が集積することを防止でき
る荷役車両を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、荷役装置を作動させるシリンダと、このシ
リンダを作動させるメインバルブとを有する荷役車両に
おいて、上記メインバルブの作動流体圧回路に、操作レ
バーの操作により作動するパイロットバルブと、作動流
体を貯えるタンクと、上記タンク内の作動流体を上記パ
イロットバルブへ供給するポンプとが設けられ、上記パ
イロットバルブは、上記ポンプから供給された作動流体
の流路を切り換えて、メインバルブのパイロットポート
へ作動流体を供給するものであり、上記パイロットバル
ブの吐出ポートがパイロットラインを介して上記メイン
バルブのパイロットポートに接続され、上記パイロット
ラインの途中に、パイロットライン内の作動流体を上記
タンクに排出する排出ラインが設けられ、上記排出ライ
ンに、この排出ラインを流れる作動流体の流量を調節す
る流量調節手段が設けられているものである。
【0026】これによると、操作レバーの操作によりパ
イロットバルブが作動し、パイロットバルブが、ポンプ
から供給された作動流体の流路を切り換えて、メインバ
ルブのパイロットポートへ作動流体を供給する。この
際、上記作動流体は、パイロットバルブの吐出ポートか
ら、パイロットラインを経て、メインバルブのパイロッ
トポートに供給される。これにより、メインバルブが切
り換わり、シリンダが作動して、荷役装置が作動する。
【0027】また、上記パイロットライン内の作動流体
の一部は、パイロットラインから排出ラインを通って、
タンクに排出される。これにより、パイロットライン内
の作動流体がタンク内の作動流体と入れ換えられるた
め、パイロットライン内の異物は、排出ラインを通って
パイロットライン内から排出される。
【0028】また、通常、上記タンク内の作動流体は荷
役車両の運転時の発熱やポンプからの発熱によって暖め
られているため、パイロットライン内の作動流体がタン
ク内の作動流体と入れ換えられることにより、低温時で
あっても、パイロットライン内の作動流体の粘度の上昇
が抑制される。
【0029】さらに、流量調節手段によって、パイロッ
トラインから排出ラインへ流れる作動流体の流量を調節
することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1,図2に基づいて説明する。尚、上記従来のものと同
一の部材については、同じ符号を付記して説明を省略す
る。
【0031】図1,図2に示すように、各パイロットラ
イン19,20,24,25の途中にはそれぞれ、パイ
ロットライン19,20,24,25内の作動油をタン
ク15へ排出する排出ライン41〜44が接続されてい
る。上記各排出ライン41〜44には、パイロットライ
ン19,20,24,25から各排出ライン41〜44
へ流れ込む作動油の流量を調節する可変絞り弁45(流
量調節手段の一例)が設けられている。
【0032】また、パイロットバルブ14の吐出ポート
Pc2とメインバルブ12のパイロットポートPc1と
の間に接続されているパイロットライン24の途中に
は、上記パイロットポートPc1から吐出ポートPc2
へ向かう流れを阻止する逆止め弁46が設けられてい
る。尚、上記逆止め弁46は排出ライン43と吐出ポー
トPc2との間に位置している。
【0033】これによると、各パイロットライン19,
20,24,25内の作動油の一部は、各パイロットラ
イン19,20,24,25から各排出ライン41〜4
4を通って、タンク15に排出される。これにより、各
パイロットライン19,20,24,25内の作動油が
タンク15内の作動油と入れ換えられるため、各パイロ
ットライン19,20,24,25内の水分やゴミ等の
異物は、各排出ライン41〜44を通って各パイロット
ライン19,20,24,25内から排出される。これ
により、錆等の発生を防止することができる。
【0034】また、通常、タンク15内の作動油はエン
ジンや各ポンプ16,17からの発熱によって暖められ
ている。したがって、各パイロットライン19,20,
24,25内の作動油がタンク15内の作動油と入れ換
えられることにより、低温時であっても、各パイロット
ライン19,20,24,25内の作動油の粘度の上昇
が抑制される。これにより、メインバルブ12の切換時
の操作性の悪化を軽減することができる。
【0035】さらに、上記各可変絞り弁45の絞りを調
節して、各排出ライン41〜44の流路抵抗を変えるこ
とによって、各パイロットライン19,20,24,2
5から各排出ライン41〜44へ流れる作動油の流量を
調節することができる。
【0036】また、ブーム用レバー9を下降側に操作し
て、メインバルブ12のブーム用切換弁12bをH位置
に切り換え、ブーム2を下降させている状態から、ブー
ム用レバー9を中立位置に戻した場合、ブーム用切換弁
12bはH位置からG位置(中立位置)に切り換えられ
る。この際、メインバルブ12のパイロットポートPc
1からパイロットバルブ14の吐出ポートPc2へ向か
う作動油の流れは逆止め弁46によって阻止されるた
め、上記パイロットポートPc1からの作動油はパイロ
ットライン24から排出ライン43へ流れ込む。この
時、排出ライン43の可変絞り弁45の絞り作用によっ
て、作動油が流れ難くなるため、ブーム用切換弁12b
はH位置からG位置にゆっくりと移動することになり、
これに応じて、下降していたブーム2がゆっくりと停止
する。これにより、下降していたブーム2が急停止して
大きな衝撃を受けるといったことを防止することができ
る。
【0037】上記実施の形態では、荷役車両の一例とし
てホイールローダを挙げたが、ホイールローダに限定さ
れるものではなく、フォークリフト等であってもよい。
上記実施の形態では、荷役装置の一例としてブーム2や
バケット5を挙げたが、フォークやマスト等であっても
よい。また、操作レバーの一例としてブーム用レバー9
やバケット用レバー10を用いたが、フォーク昇降用の
レバーやマストチルト用のレバーであってもよい。
【0038】上記実施の形態では、作動流体の一例とし
て油を用いたが、油以外の液体または空気等の気体を用
いてもよい。上記実施の形態では、流量調節手段の一例
として可変絞り弁45を用いたが、固定絞り弁や流量調
整弁を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によると、パイロッ
トライン内の作動流体の一部は、パイロットラインから
排出ラインを通って、タンクに排出される。これによ
り、パイロットライン内の作動流体がタンク内の作動流
体と入れ換えられるため、パイロットライン内の異物
は、排出ラインを通ってパイロットライン内から排出さ
れ、錆等の発生を防止することができる。
【0040】また、通常、上記タンク内の作動流体は荷
役車両の運転時の発熱やポンプからの発熱によって暖め
られているため、パイロットライン内の作動流体がタン
ク内の作動流体と入れ換えられることにより、低温時で
あっても、パイロットライン内の作動流体の粘度の上昇
が抑制される。これにより、メインバルブの切換時の操
作性の悪化を軽減することができる。
【0041】さらに、流量調節手段によって、パイロッ
トラインから排出ラインへ流れる作動流体の流量を調節
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるホイールローダの
メインバルブの作動油圧回路の図である。
【図2】同、作動油圧回路の一部拡大図である。
【図3】ホイールローダの側面図である。
【図4】ホイールローダに設けられたレバーの斜視図で
ある。
【図5】従来におけるホイールローダのメインバルブの
作動油圧回路の図である。
【符号の説明】
2 ブーム(荷役装置) 3a,3b ブーム用シリンダ 5 バケット(荷役装置) 7 バケット用シリンダ 9 ブーム用レバー(操作レバー) 10 バケット用レバー(操作レバー) 12 メインバルブ 13 作動油圧回路 14 パイロットバルブ 15 タンク 17 補助ポンプ 19,20,24,25 パイロットライン 41〜44 排出ライン 45 可変絞り弁(流量調節手段) Pa1,Pb1,Pc1,Pd1 メインバルブのパ
イロットポート Pa2,Pb2,Pc2,Pd2 パイロットバルブ
の吐出ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AB03 AB04 AC01 BA01 BA07 CA02 DA03 3H089 AA60 BB22 BB23 CC01 CC11 DA02 DA13 DB03 DB14 DB45 DB47 DB48 DB49 DB50 DB55 JJ07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役装置を作動させるシリンダと、この
    シリンダを作動させるメインバルブとを有する荷役車両
    において、上記メインバルブの作動流体圧回路に、操作
    レバーの操作により作動するパイロットバルブと、作動
    流体を貯えるタンクと、上記タンク内の作動流体を上記
    パイロットバルブへ供給するポンプとが設けられ、上記
    パイロットバルブは、上記ポンプから供給された作動流
    体の流路を切り換えて、メインバルブのパイロットポー
    トへ作動流体を供給するものであり、上記パイロットバ
    ルブの吐出ポートがパイロットラインを介して上記メイ
    ンバルブのパイロットポートに接続され、上記パイロッ
    トラインの途中に、パイロットライン内の作動流体を上
    記タンクに排出する排出ラインが設けられ、上記排出ラ
    インに、この排出ラインを流れる作動流体の流量を調節
    する流量調節手段が設けられていることを特徴とする荷
    役車両。
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