JP2002069870A - プラスチック製のしめ縄およびその製造方法 - Google Patents

プラスチック製のしめ縄およびその製造方法

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JP2002069870A
JP2002069870A JP2000256869A JP2000256869A JP2002069870A JP 2002069870 A JP2002069870 A JP 2002069870A JP 2000256869 A JP2000256869 A JP 2000256869A JP 2000256869 A JP2000256869 A JP 2000256869A JP 2002069870 A JP2002069870 A JP 2002069870A
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rope
twisting
plastic
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ropes
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Ko Ogata
香 小形
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Nippo Co Ltd
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Nippo Co Ltd
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B5/00Making ropes or cables from special materials or of particular form
    • D07B5/005Making ropes or cables from special materials or of particular form characterised by their outer shape or surface properties
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/10Rope or cable structures
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
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    • D07B2201/2002Wires or filaments characterised by their cross-sectional shape
    • D07B2201/2003Wires or filaments characterised by their cross-sectional shape flat

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  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料を多用しなく軽量であるため、取扱いが
簡便となり、加えて加工が容易であることからコスト安
となり、しかも、外観的に稲藁製のものに限りなく近く
なり、さらに焼却処分において炉を傷めないプラスチッ
ク製のしめ縄およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 大ロープを撚り合わせてなるプラスチッ
ク製のしめ縄であって、フィルムの押出成形またはエン
ボス加工により長手方向に筋状となる凹凸を有する一軸
延伸フィルムを撚ってストランドを形成し、ストランド
を撚り合わせてなる小ロープを一時的に仮結束または撚
り合わせて前記大ロープを形成してなり、大ロープを撚
り合わせた太さが両端にゆくにつれて細くなるよう一軸
延伸フィルムをその方向へ順次減少させ、そのフィルム
素材に炭酸カルシウムの微粉末および顔料が混入されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、神社の鳥居や神
殿等に掛けられるプラスチック製のしめ縄およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】しめ縄の材料としての稲藁の入手が困難
であり、また、腐食しやすく耐久性に問題があることも
あって、プラスチック製のしめ縄が多用されるようにな
ってきている。
【0003】従来のプラスチック製のしめ縄は、熱可遡
性樹脂からなる一軸延伸フィルムを加熱しながら撚り合
わせることによって、集束したストランドを最小単位と
するもので、複数のストランドを撚り合わせて小ロープ
を作り、小ロープを撚り合わせて大ロープを作り、三本
の大ロープを撚り合わせてしめ縄とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のし
め縄によれば、熱可遡性樹脂の一軸延伸フィルムを加熱
しながら撚り合わせることによって、ストランドが非常
に締まった最小単位として使用されることに加え、その
後の撚り合わせにおいても締め付けられることから、プ
ラスチックの固まりのように重量が過大であり、製造や
運搬、保管に不都合であることはもちろん、現場におい
て取り付けるために多大な労力を要し、しかも、重量を
支える建造物に耐震的に危険ともなる負担をかけてい
た。
【0005】プラスチック製のしめ縄を締め付けて作る
という考えは、藁を素材とするときの作り方に習ってい
ることもあるが、甘く締めると間に雨水や塵が侵入し汚
れやすくなるため、困難な締め付けの各種工程を経て製
造し、結局、稲藁製のしめ縄に外観上感覚的に相違し、
また、コスト高となっていた。
【0006】コスト高は長年の使用により解消されると
もいえるが、元来、日本古来の思想からすれば、伊勢神
宮の遷宮に代表的に見られるように、短期間に新たにす
る必要があり、今日でも由緒ある社殿では一年毎にしめ
縄の取替えが行われている。
【0007】外観ないし体裁については、固く締め付け
られ、時には加熱や熱湯漬けによりさらに締付けが強化
されることから、稲藁製のしめ縄に比して固く冷たい感
じであるばかりか、表面がすべすべして麗やかであり、
稲藁の筋の表現にも欠けているために、古来から慣れ親
しんできたしめ縄に見ない疎外感があった。しかも、こ
の加熱を伴う締付けにより重量増加となり前記した不都
合がさらに増大するだけでなく、いずれ廃棄するときに
も多大な労力を要し、焼却に伴う膨大な熱量により炉を
傷めるという問題もあった。
【0008】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
材料を多用しなく軽量であるため、取扱いが簡便とな
り、加えて加工が容易であることからコスト安となり、
しかも、外観的に稲藁製のものに限りなく近くなり、さ
らに焼却処分において炉を傷めないプラスチック製のし
め縄およびその製造方法を提供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、大ロープを撚り合わせてなるプラス
チック製のしめ縄であって、フィルムの押出成形または
エンボス加工により長手方向に筋状となる凹凸を有する
一軸延伸フィルムを撚ってストランドを形成し、ストラ
ンドを撚り合わせてなる小ロープを一時的に仮結束また
は撚り合わせて前記大ロープを形成してなり、大ロープ
を撚り合わせた太さが両端にゆくにつれて細くなるよう
一軸延伸フィルムをその方向へ順次減少させ、そのフィ
ルム素材に炭酸カルシウムの微粉末および顔料が混入さ
れているプラスチック製のしめ縄を構成した。
【0010】上記の構成によれば、しめ縄の素材がエン
ボス様の一軸延伸フィルムであるため、取扱いや製造が
容易となる軽量であることはもちろん、稲藁製のものに
近似してふっくらとボリウム感があり、しかも、フィル
ムの筋の表出や炭酸カルシウムの麗消しによりさらに近
似する。また、軽量化に加えて炭酸カルシウムの含有に
より、焼却処分時の発熱量が少ないことから炉を傷める
おそれもない。
【0011】また、この発明は、炭酸カルシウムの微粉
末を含有するフィルムであって、フィルムの押出成形ま
たはエンボス加工により長手方向に筋状となる凹凸を有
する一軸延伸フィルムを撚ってストランドを形成し、ス
トランドを両端にゆくにつれて本数を減少させながら撚
り合わせて小ロープを形成し、小ロープを仮止紐で結束
して大ロープを形成し、大ロープを撚り合わせてから仮
止紐を抜き取って形作るプラスチック製のしめ縄の製造
方法を構成した。
【0012】上記の構成によれば、素材のエンボス様フ
ィルムの材質から大ロープが硬くなく弾力的に軟かいた
めに、大ロープを撚り合わせた間から仮止紐を容易に引
き抜くことができ、大ロープ素材と仮止紐が摩擦の少い
材質や形態であることからさらに引抜きが容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明においては、エンボス様
フィルム7については、ポリプロピレンやポリエチレン
等、延伸加工を施し得る材質樹脂が使用される。そのエ
ンボス様形態についても、後記実施例に示すような台形
や山形が交互する形状の他、突条が配列される形状であ
る等、筋模様が生じるエンボス様である。
【0014】また、大ロープ1は小ロープ3、3、・・
を仮止紐9により結束するが(請求項2)、その形態に
ついては、小ロープ3、3・・が真直ぐであっても良い
し、捩って甘く撚りを掛けてあっても良く、いずれも従
来のように硬く撚り合わせる場合に比して作業が容易で
ある。また、仮止紐9に滑りやすい材質のものが適して
おり、これにはエンボス様フィルム7からなるストラン
ドが特に適している。ちなみに、例えば、単なる延伸フ
ィルムからなるストランドを仮止紐9に用いると、特に
相手の大ロープもその材質からなると、密着して容易に
引き抜くことができない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、プラ
スチック製しめ縄を格段に軽量化し、製造工程も簡略化
することに成功したもので、これによれば、製造が容易
であるだけでなく、運搬、保管や、現地での取付け、さ
らには使用済みのための取外しが非常に好都合であり、
建造物にも耐震的に危険な負担をかけることもない。さ
らに、外観的には稲藁製のしめ縄に限りなく近似させる
ことができ、エンボスと炭酸カルシウムの含有により麗
消しともなるため、古来からのしめ縄と何ら変りない親
しみやすい崇高さをかもし出すことができ、また、請求
項2の場合は、さらに製造が合理的に容易になるという
優れた効果がある。
【0016】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図面は一実施例を示したもので、そのプラ
スチック製のしめ縄Pは、3本の大ロープ1、1、1を
撚り合わせたものであって(図1、図6)、その大ロー
プ1については、芯材2を中心に多数の小ロープ3、3
・・が結束され(図2)、各小ロープ3が多数のストラ
ンド5を撚り合わせて形成される。
【0018】ストランド5は、図2に示すように、2枚
のエンボス様一軸延伸フィルム7、7を合わせて撚りを
かけたもので、両端方向R,Rへ行くにつれて枚数を減
少させることにより細く形成される。したがって、この
ストランド5、5・・を撚り合わせて作った小ロープ3
はその方向へ細くなり(図4)、小ロープ3、3・・を
結束して作った大ロープ1も両端にゆくにつれて細く形
成され、これによって所定の形態にしめ縄Pが形作られ
る(図1)。
【0019】小ロープ3は、芯材2を中心に数段の各円
周上に沿って小ロープ3を配列する結束形態であって
(図2、図6)、その形態を保持するために、仮止紐
9、9・・によって等間隔おきに結束される(図2、図
4)。この結束された大ロープ1、1、1を撚り合わせ
てから(図5)、その仮止紐9が抜き取られることによ
って、この発明のプラスチック製しめ縄が完成する。
【0020】ストランド5および仮止紐9の素材として
のエンボス様一軸延伸フィルム7については、フィルム
の押出成形において押出口が台形が交互する金型を使用
し、その形状に押し出されたフィルムに3〜6倍の延伸
をかけたものを使用した。また、材料には20%の炭酸
カルシウム粉末および顔料を含むポリプロピレンを使用
し、顔料には黄金色と蓬色とを合わせて自然稲色を出し
た。エンボス形状について、厚み20μのフィルムにお
いて、図3に示すように高さaを1とすれば幅bを4と
した。なお、仮止紐9のフィルムの撚りは極甘いことが
望ましい。
【0021】上記のように作ったしめ縄Pは、従来のプ
ラスチック製のしめ縄に比して重量を5分の1程度に減
量化となり、これに加えて作業の効率化から製造コスト
を2分の1に抑えることができた。また、焼却時の発熱
量については、従来品の10,000カロリーに対し、
4,000〜5,000カロリーと非常に低く、炉を傷
めなく環境にもやさしいことが分かった。また、顔料に
より自然の稲色を出すようにしたが、この色合いもあっ
て、エンボス様フィルム7の特殊性から、稲藁製と見違
えるほど美しくボリウム感のある製品となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるプラスチック製しめ縄を示す一
部切欠した正面図である。
【図2】同しめ縄の素材としてのエンボス様フィルムを
大ロープから引き出して示す斜視図である。
【図3】同エンボス様フィルムのエンボス形状を横断面
において示す説明図である。
【図4】大ロープの結束状態を示す正面図である。
【図5】同しめ縄の完成直前の状態を示す正面図であ
る。
【図6】同しめ縄の断面図である。
【符号の説明】
P プラスチック製しめ縄 1 大ロープ 3 小ロープ 5 ストランド 7 エンボス様フィルム 9 仮止紐

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大ロープを撚り合わせてなるプラスチッ
    ク製のしめ縄であって、フィルムの押出成形またはエン
    ボス加工により長手方向に筋状となる凹凸を有する一軸
    延伸フィルムを撚ってストランドを形成し、ストランド
    を撚り合わせてなる小ロープを一時的に仮結束しまたは
    撚り合わせて前記大ロープを形成してなり、大ロープを
    撚り合わせた太さが両端にゆくにつれて細くなるよう一
    軸延伸フィルムをその方向へ順次減少させ、そのフィル
    ム素材に炭酸カルシウムの微粉末および顔料が混入され
    ていることを特徴とするプラスチック製のしめ縄。
  2. 【請求項2】 炭酸カルシウムの微粉末を含有するフィ
    ルムであって、フィルムの押出成形またはエンボス加工
    により長手方向に筋状となる凹凸を有する一軸延伸フィ
    ルムを撚ってストランドを形成し、ストランドを両端に
    ゆくにつれて本数を減少させながら撚り合わせ小ロープ
    を形成し、小ロープを仮止紐で結束して大ロープを形成
    し、大ロープを撚り合わせてから仮止紐を抜き取って形
    作ることを特徴とするプラスチック製のしめ縄の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3012369A4 (en) * 2013-06-20 2017-02-15 Zhengzhou Zhongyuan Defense Material Co., Ltd. High-strength rigging and preparation method thereof

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