JP2002068979A - ヒト血清コレステロール値低下作用を有する食品及びヒト高コレステロール血症予防又は治療剤 - Google Patents

ヒト血清コレステロール値低下作用を有する食品及びヒト高コレステロール血症予防又は治療剤

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裕久 水道
Toshiaki Shimizu
俊彰 清水
Keiko Yamamoto
恵子 山本
Tamiyo Ito
民代 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒト血清コレステロール値低下作用を有する食
品及び医薬を提供する。 【解決手段】S-メチルシステインスルフォキシド(SMCS)
を含有し、SMCSの摂取量が15〜400mgとなるよう
な標準摂取量であることを特徴とするヒト血清コレステ
ロール値低下作用を有する食品、及びSMCSを含有し、SM
CSの投与量が15〜400mgとなるような投与量であ
ることを特徴とするヒト高コレステロール血症予防又は
治療剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒト血清コレステ
ロール値低下作用を有する食品及びヒト高コレステロー
ル血症予防又は治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】S−メチルシステインスルフォキシド
(SMCS)を投与することにより、アロキサン糖尿の
ラットの血清コレステロール値の上昇抑制効果があるこ
とは知られている(Indian Journal of Biochemistry &
Biophysics, Vol.32, February1995, pp49-54)。該文
献ではラットに200mg/kgとなるような量のSMCSを投
与している。また、該文献には、0.5〜1g(1日投与量)
のSMCSにより高コレステロール血症の症状をコント
ロールすることを助けるかもしれないと記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヒト
血清コレステロール値を低下させる作用を有する食品及
びヒト高コレステロール血症予防又は治療剤を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、SMCSは、
摂取量が低い場合であっても、人に対してはコレステロ
ール値を低下させる作用を有していることを見い出し、
本発明を完成した。即ち、本発明は下記の各項に示す発
明に係るものである。 項1 S−メチルシステインスルフォキシドを含有し、
S−メチルシステインスルフォキシドの摂取量が15〜
400mgとなるような標準摂取量であることを特徴と
するヒト血清コレステロール値低下作用を有する食品。 項2 S−メチルシステインスルフォキシドがアブラナ
科植物由来であることを特徴とする項1に記載の食品。 項3 アブラナ科植物がブロッコリー、キャベツ及びケ
ールからなる群より選ばれる少なくとも1種であること
を特徴とする項1又は2に記載の食品。 項4 液状飲料であることを特徴とする項1〜3のいず
れかに記載の食品。 項5 S−メチルシステインスルフォキシドを含有し、
S−メチルシステインスルフォキシドの投与量が15〜
400mgとなるような投与量であることを特徴とする
ヒト高コレステロール血症予防又は治療剤。 項6 S−メチルシステインスルフォキシドがアブラナ
科植物由来であることを特徴とする項5に記載の予防又
は治療剤。 項7 アブラナ科植物がブロッコリー、キャベツ及びケ
ールからなる群より選ばれる少なくとも1種であること
を特徴とする項5又は6に記載の予防又は治療剤。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明をより詳細に説明す
る。I.本発明食品 本発明の食品は、S−メチルシステインスルフォキシド
(以下、「SMCS」という場合がある)を含有する食
品である。SMCSは合成したものであってもよいし、
植物由来のものであってもよい。植物由来の場合、アブ
ラナ科植物由来のSMCSが好ましい。アブラナ科の植
物は、タマネギ、ニンニクのユリ科の植物と比べ、刺激
臭があまりないので加工しやすく、摂取もしやすい。特
に、野菜ジュースなどの素材を生かした食品形態とした
場合に摂取しやすいので好ましい。また、アブラナ科の
植物は、ビタミンA,E,Kの含有量がユリ科の植物に
比べて著しく多く、ビタミンC含有量も多く栄養的にも
優れているので、本発明食品においてSMCSを含有す
る抽出物を用いたり、上記したような食品形態とした場
合に好ましい。
【0006】アブラナ科の植物としては、ブロッコリ
ー、キャベツ、芽キャベツ、白菜、かぶ、あぶらな、大
根、大根葉、なずな、ケール、カリフラワー等が挙げら
れる。本発明で用いるSMCSはこれら植物のうち1種
由来のものであってもよく、2種以上の植物由来のSM
CSを組み合わせたものであってもよい。これら植物の
中でも、本発明食品ではブロッコリー、キャベツ又はケ
ール由来のSMCSが好ましく、ブロッコリー又はキャ
ベツ由来のSMCSがより好ましい。また、組み合わせ
としては、ブロッコリーとキャベツ、ブロッコリーとケ
ール、キャベツとケール、ブロッコリーとキャベツとケ
ールの組み合わせが好ましい。
【0007】本発明食品においては、上記に例示したよ
うな植物から単離・精製したSMCSを含有していても
よいし、適当な溶媒を用いてSMCSを含有する画分を
抽出し、得られた抽出物をSMCSとして用いてもよ
い。該抽出物は、抽出液そのものであってもよく、濃縮
液、乾燥粉末であってもよい。
【0008】また、本発明の食品は、SMCSを含む植
物の破砕物(例えば、ピューレ)乃至搾汁を含有してい
てもよい。或いは、該破砕物乃至搾汁を濾過して得られ
た濾液そのもの、又は、該濾液を遠心分離処理して得ら
れる上澄み液を含有していてもよい。さらに、当該破砕
物、搾汁、濾液や上澄み液を熱風乾燥又はフリーズドラ
イ処理等により乾燥させて、膜状や板状やブロック状の
固形物やその固形物を粉砕した粉末としたものをSMC
Sとして使用してもよい。
【0009】本発明食品には、上記した植物の他に、S
MCSのヒト血清コレステロール値低下作用を妨げない
限り、他の食品成分を添加してもよい。
【0010】本発明食品には、大豆、からす麦、大麦等
のコレステロール値低下作用を有する植物として公知の
ものを添加することが可能である。また、通常食品に含
有されているような他の植物、例えば、セロリ、レタ
ス、ほうれん草、小松菜、パセリ、リンゴ、レモン等を
添加してよい。これらは、SMCSを含む植物と同様に
処理して本発明食品に配合することができる。
【0011】本発明食品には、通常食品の分野で用いら
れている添加物、例えば、澱粉、乳糖、セルロース、デ
キストリン、糖アルコール、増粘多糖類などの賦形剤;
蔗糖、麦芽糖、ソルビトール、マンニトール、オリゴ糖
などの甘味成分;ビタミン、カルシウムなどの栄養補給
剤を添加することもできる。
【0012】本発明食品は、食品を製造する工程中の適
当な時期に、SMCSを他の成分と混合し、その他は食
品形態に応じて通常の製造方法によって製造することが
できる。
【0013】また、SMCSを、一旦製造された食品に
添加し、常法により混合することによっても本発明食品
を製造することができる。
【0014】本発明食品は、ヒトが摂取する食品に限ら
れ、ヒト以外の動物(犬・猫・兎・ラット・マウス等)
の飼料(餌)は本発明食品には含まれない。
【0015】本発明食品の形態は、特に限定されること
なく、飲食物や嗜好品も含まれる。具体的には、粉末、
タブレット、チュアブルタブレット、カプセル、飴、キ
ャンディー、ゼリー、ビスケット、ケーキ、パン、麺
類、野菜ジュースなどの液状飲料、たれ,ドレッシン
グ,ソース,醤油等の調味食品等を挙げることができ
る。これら食品形態のなかでも、本発明食品の形態とし
ては、液状飲料が好ましく、野菜ジュースがより好まし
い。
【0016】野菜ジュースとしては、SMCSを含有す
る植物としてブロッコリー、キャベツ及びケールの少な
くとも1種を配合したものが好ましい。さらに、これら
にその他の野菜及び果実を添加する場合には、セロリ、
レタス、ほうれん草、パセリ、リンゴ及びレモンを配合
したものが好ましい。該野菜ジュースにおいて、ブロッ
コリー、キャベツ及びケールは搾汁及びピューレとして
配合するのが好ましく、その他の野菜及び果実は、搾汁
として配合するのが好ましい。なお、本発明の野菜ジュ
ースでは、SMCSとして、SMCSを含有する植物を
上記したようにして前処理したものを用いてもよく、処
理した植物を加熱殺菌や冷凍保存したものを用いてもよ
い。
【0017】本発明食品を液状飲料の形態とする場合、
それらを収容する容器の種類については、通常用いられ
ているものを用いればよく、例えば、瓶、缶、ペットボ
トル、ビニール袋、パウチ等が挙げられる。また、その
容量についても特に限定されるものではなく、一般的に
は50〜1000ml程度のものが用いられる。
【0018】より具体的には、下記の処方の野菜ジュー
スが好ましい。
【0019】処方例1 (重量%) ブロッコリー汁 15 ブロッコリーピューレ 10 セロリ汁 15 レタス汁 15 キャベツ汁 10 ほうれん草汁 10 パセリ汁 5 りんご濃縮果汁 5 レモン濃縮果汁 0.5水 残部 合計 100
【0020】処方例2 (重量%) キャベツピューレ 25 ブロッコリー汁 20 キャベツ汁 15 セロリ汁 10 レタス汁 10 ほうれん草汁 10 ブロッコリーピューレ 5 パセリ汁 4 レモン濃縮果汁 0.4水 残部 合計 100
【0021】処方例3 (重量%) ケール汁 20 キャベツピューレ 20 キャベツ汁 15 ブロッコリー汁 15 レタス汁 15 セロリ汁 5 ほうれん草汁 5 パセリ汁 4 レモン濃縮果汁 0.4水 残部 合計 100
【0022】SMCSはヒト血清コレステロール値を低
下させる作用を有しているので、SMCSを含有する本
発明食品は、血清コレステロール値の高い人(通常、総
コレステロール値が220mg/dl以上、又はLDLコレ
ステロール値が140mg/dl以上のいずれかに該当
する人)、又は血清コレステロール値が高めの人(一般
に、総コレステロール値が200〜219mg/dl、
又はLDLコレステロール値が120〜139mg/dlの
いずれかに該当する人を指す)のための、健康食品、機
能性食品、特定保健用食品、病者用食品等として用いる
ことができる。血清コレステロール値が上記値より低い
人(適正域の人)であっても、コレステロール値を適正
域に維持するために本発明食品を摂取してもよい。
【0023】本発明食品の標準的な摂取量は、SMCS
の摂取量が、1日成人当たり15〜400mg程度、好
ましくは30〜200mg程度となるような量である。
上記範囲内であれば、ヒト血清コレステロール値を低下
させる作用が奏される。なお、本発明食品の標準的な摂
取量は上記の範囲であるが、何らかの副作用を起こさな
い限り、上記した上限より多くの量を摂取してもよい。
本発明食品中のSMCSの含有量及び本発明食品の摂取
量は、上記のSMCS摂取量を目安として設定すること
ができる。例えば、本発明食品のSMCSの含有量は、
20〜900mg程度の範囲から選択するのが好まし
く、本発明食品の摂取量は0.5〜1000g程度とす
るのが好ましく、食品中のSMCS含有量が多い場合は
食品の摂取量を少なく設定すればよく、食品中の含有量
が少ない場合は摂取量を多く設定すればよい。
【0024】本発明の食品は、1日1回又は数回に分け
て摂取することができる。II.本発明予防又は治療剤 S−メチルシステインスルフォキシドはヒト血清コレス
テロール値を低下させる作用を有しているので、これを
含有する医薬はヒト血清コレステロール値を低下させる
作用を有しており、ヒト高コレステロール血症予防又は
治療剤として使用することができる。
【0025】本発明予防又は治療剤は、合成して得られ
たSMCSを含有していてもよく、上記したようなアブ
ラナ科などの植物由来のSMCSを含有していてもよ
い。
【0026】本発明予防又は治療剤には、通常医薬製剤
の調製に用いられている賦形剤、増量剤、結合剤、湿潤
化材、崩壊剤、界面活性剤、潤滑剤、分散剤、緩衝剤、
保存剤、溶解補助剤、防腐剤、矯味・矯臭剤、安定剤等
の添加剤等を適宜配合することもできる。
【0027】本発明の高コレステロール血症予防又は治
療剤は、その目的に応じて、液剤、錠剤、顆粒剤、丸薬
等の任意の形態として使用でき、その剤型の常法に従っ
て調製することができる。
【0028】本発明血症予防又は治療剤は、ヒトに適用
するもの限られ、人間以外の動物(犬・猫・兎・ラット
・マウス等)の高コレステロール血症予防又は治療剤は
含まない。
【0029】本発明予防又は治療剤の投与量は、SMC
Sの投与量が、1日成人当たり15〜400mg程度、
好ましくは30〜200mg程度となるような量であ
る。上記範囲内であれば、ヒト血清コレステロール値を
低下させる作用が奏される。ただし、副作用を起こさな
い範囲であれば、上記した量より多くの量を投与するこ
とも可能である。
【0030】また、本発明の予防又は治療剤は、1日1
回又は数回に分けて投与することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明食品によれば、ヒトの血清コレス
テロール値を低下する作用が奏される。
【0032】
【実施例】以下、試験例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
【0033】試験例1 1缶(160g)当たりSMCSの含有量が表1に示す各
濃度となるように3種類の野菜ジュースを調整した。ま
た、コントロールとして、SMCSを含まない野菜ジュ
ースを調整した。各群9名として、高脂血症患者に1日
1缶づつ1ヶ月飲用させ、飲用前後の血清コレステロー
ル値を評価した。
【0034】飲用前後における総コレステロール値及び
LDL-コレステロール値の変化及び低下率を表1及び表2
にそれぞれ示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】SMCSを含有しないコントロール群で
は、総コレステロール値及びLDLコレステロール値とも
に飲用前後でほとんど変化はみられなかった。一方、試
験群は、いずれも飲用により総コレステロール値及びLD
Lコレステロール値が低下した。特に、試験群2及び3
では、総コレステロール値及びLDLコレステロール値が
いずれも有意に低下した。上記結果より、SMCSがヒ
ト血清コレステロール値(特に、総コレステロール値及
びLDLコレステロール値)を低下する作用を有している
ことが分かった。なお、いずれの群においても、貧血な
どの副作用はみられなかった。
【0038】試験例2 1缶(160g)当たりSMCSの含有量が10mg/缶
及び80mg/缶となるように2種類の野菜ジュースを
調整した。各群15名として、高脂血症患者に1日2缶
づつ3週間飲用させ、飲用前後の血清コレステロール値
を評価した。
【0039】飲用前後における総コレステロール値及び
LDL-コレステロール値の変化及び低下率を表3及び表4
にそれぞれ示す。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】試験群4及び5のいずれにおいても、いず
れも飲用により総コレステロール値及びLDLコレステロ
ール値が低下した。なお、いずれの群においても、貧血
などの副作用はみられなかった。
【0043】試験例3 1缶(160g)当たりSMCSの含有量が30mg/缶
の野菜ジュースを調整し、高脂血症患者(飲用開始前の
血清総コレステロール値が220mg/dl以上、且つL
DLコレステロール値が140mg/dl以上)及び高脂
血症患者ではない被験者(飲用開始前の血清総コレステ
ロール値が200mg/dl以下且つLDLコレステロール
値が120mg/dl以下)を対象として、1日2缶づ
つ3週間飲用させ飲用前後の血清コレステロール値を評
価した。結果を図1及び図2に示す。
【0044】図1及び図2から、高脂血症患者とそうで
ない被験者のいずれの場合であっても、総血清コレステ
ロール値及びLDLコレステロール値はいずれも低下して
いることがわかる。ただし、高脂血症患者の値は著しく
低下しており、そうでない被験者の値は、低下の幅が小
さく、また低下した値であっても正常値の範囲内であっ
た。
【0045】試験例4 1缶(160g)当たりSMCSの含有量が30mg/缶とな
るように野菜ジュースを調整した。14名の高脂血症患
者に1日1缶づつ12週間飲用させ、その後、1日2缶
づつ3週間飲用させた。
【0046】飲用直前(0週)、12週間経過後、15
週間経過後、飲用中止後9週間経過後(24週)におけ
る総コレステロール値を表5にそれぞれ示す。
【0047】
【表5】
【0048】飲用開始から12週経過後、血清中の総コ
レステロール値は有意に低下し(p<0.001)、その3週
間後(15週)においても低下していた。飲用中止9週
間後(24週)の値は、上昇はみられたものの非常にゆ
るやかであった。また、長期間(15週間)飲用して
も、貧血などの副作用はみられなかった。
【0049】試験例5 ペットボトル1本(900g)当たりSMCSを900
mg含有する野菜ジュースを調整し、高脂血症患者10
名に、1日コップ(容量:100ml)2〜3杯ずつ3
週間飲用させ飲用前後の血清コレステロール値を評価し
た。その結果、総コレステロール値は平均250mg/
dlから平均220mg/dlに、LDLコレステロール値
は平均165mg/dlから140mg/dlに、それぞ
れ有意に低下した(p<0.05)。なお、貧血などの
副作用はみられなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例3の総コレステロール値の摂取前及び摂
取後の変化を示す図。図1において、黒四角は摂取前の
総コレステロール値が220mg/dl以上、黒丸は摂取前の総
コレステロール値が200mg/dl以下の被験者を表す。
【図2】試験例3のLDLコレステロール値の摂取前及び
摂取後の変化を示す図。図1において、黒四角は摂取前
のLDLコレステロール値が140mg/dl以上、黒丸は摂取前
のLDLコレステロール値が120mg/dl以下の被験者を表
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/06 A23L 2/00 F Fターム(参考) 4B017 LC03 LE10 LG04 LG07 LK06 LL09 4B018 LB08 LE05 MD18 MD53 ME04 4C088 AB15 NA14 ZC33 4C206 AA01 AA02 JA62 MA01 MA72 NA14 ZC33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 S−メチルシステインスルフォキシドを
    含有し、S−メチルシステインスルフォキシドの摂取量
    が15〜400mgとなるような標準摂取量であること
    を特徴とするヒト血清コレステロール値低下作用を有す
    る食品。
  2. 【請求項2】 S−メチルシステインスルフォキシドが
    アブラナ科植物由来であることを特徴とする請求項1に
    記載の食品。
  3. 【請求項3】 アブラナ科植物がブロッコリー、キャベ
    ツ及びケールからなる群より選ばれる少なくとも1種で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品。
  4. 【請求項4】 液状飲料であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の食品。
  5. 【請求項5】 S−メチルシステインスルフォキシドを
    含有し、S−メチルシステインスルフォキシドの投与量
    が15〜400mgとなるような投与量であることを特
    徴とするヒト高コレステロール血症予防又は治療剤。
  6. 【請求項6】 S−メチルシステインスルフォキシドが
    アブラナ科植物由来であることを特徴とする請求項5に
    記載の予防又は治療剤。
  7. 【請求項7】 アブラナ科植物がブロッコリー、キャベ
    ツ及びケールからなる群より選ばれる少なくとも1種で
    あることを特徴とする請求項5又は6に記載の予防又は
    治療剤。
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