JP2002068585A - 電線送り装置 - Google Patents

電線送り装置

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JP2002068585A
JP2002068585A JP2000257514A JP2000257514A JP2002068585A JP 2002068585 A JP2002068585 A JP 2002068585A JP 2000257514 A JP2000257514 A JP 2000257514A JP 2000257514 A JP2000257514 A JP 2000257514A JP 2002068585 A JP2002068585 A JP 2002068585A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送る電線を容易に取り付けることができる電
線送り装置を提供する。 【解決手段】 電線送り装置1は電線5をパスラインP
に沿って送り出す一対のベルト送りユニット4とガイド
ユニット16を備えている。ベルト送りユニット4は駆
動プーリ10と第1の従動プーリ11と第2の従動プー
リ12と無端ベルト13とを備えている。一対のベルト
送りユニット4が互いに接離する。一対のベルト送りユ
ニット4は互いに近づいて互いの間に電線5を挟んで送
る。ガイドユニット16は一対のガイド棒33を備えて
いる。これらのガイド棒33はベルト送りユニット4が
互いに離れた際にこれらの一対のベルト送りユニット4
相互間に侵入可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線の端末を加工
処理する等のために電線を所定のパスラインに沿って送
る電線送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線の端末に皮むきなどの各種の加工処
理を施すためなどに、前記電線を送る電線送り装置が用
いられることがある。このような、電線送り装置とし
て、例えば、ベース部と、一対のローラなどを備えたも
のが知らされている。前記ベース部は、前記電線の送り
方向(以下パスラインと呼ぶ)に沿って平坦な平坦面を
有している。
【0003】前記ローラは、それぞれ前記ベース部に回
転自在に設けられている。前記ローラは、前記平坦面か
ら突出した状態で配されている。前記ローラは、それぞ
れモータなどの駆動源によって回転駆動される。前記一
対のローラは、外縁部が前記パスラインを挟んで互いに
相対する位置に配されている。前記一対のローラは、互
いに接離自在に設けられている。
【0004】前述した構成の従来の電線送り装置は、一
対のローラを互いに近づけて相互間に電線を挟み、これ
らのローラを回転駆動することによって、前記パスライ
ンに沿って前記電線を送る。
【0005】一方、自動車などのエンジンルーム内に配
される電線は、耐熱性を向上させるために、被覆部が比
較的堅い樹脂などから形成されている。このような、比
較的堅い樹脂からなる被覆部は、例えば、断面が扁平す
る方向に押圧された際に、断面形状が扁平するように塑
性変形し易いとともに、表面が比較的傷つき易い。
【0006】前述した比較的堅い被覆部を有する電線
を、前述した従来の電線送り装置を用いて送ると、前記
一対のローラが前記電線と略点で接するため、電線の断
面形状が扁平するように塑性変形したり、電線の表面が
傷ついたりする。このように、従来の電線送り装置は、
比較的堅い樹脂からなる被覆部を有する電線を送る際
に、不都合が生じる。
【0007】しかしながら、前述した問題を解決するた
めに、前記ローラの代わりに無端ベルトで電線を送る電
線送り装置が提案されている。この種の電線送り装置
は、互いに接離自在に設けられた一対のベルト送りユニ
ットと、これらベルト送りユニットより前記パスライン
の上流側に設けられた入口側ノズルと、前記ベルト送り
ユニットより前記パスラインの下流側に設けられた出口
側ノズルと、を備えている。
【0008】前記一対のベルト送りユニットは、それぞ
れ、モータなどの駆動源によって回転駆動される駆動プ
ーリと、回転自在に設けられた従動プーリと、前記駆動
プーリと従動プーリとに張力を付与された状態で掛け渡
された無端ベルトなどを備えている。入口側ノズルと出
口側ノズルとは、それぞれ、内側に電線を通すことが可
能である。
【0009】前述した電線送り装置は、前記一対のベル
ト送りユニットを互いに離して、電線をパスラインの上
流側から入口側ノズル及び出口側ノズル内に通す。そし
て、前記一対のベルト送りユニットを互いに近づけてこ
れらのベルト送りユニット間に電線を挟み、これらベル
ト送りユニットの駆動プーリを回転駆動することによっ
て、前記電線を送る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電線送
り装置は、前記一対のベルト送りユニット間に電線を挟
んで送る。このため、前述したローラなどを備えた電線
送り装置より、無端ベルトの電線と当接する箇所がパス
ラインに沿って長くなっている。このため、前記一対の
ベルト送りユニットを互いに離して、電線をパスライン
の上流側から入口側ノズル及び出口側ノズル内に通す際
に、電線の端部などが湾曲していたりすると、入口側ノ
ズル内を通った電線を出口側ノズル内に通しにくくなる
ことが考えられる。
【0011】また、出口側ノズルの前記パスラインに沿
った長さが長い場合には、出口側ノズル内に侵入した電
線の端部が該ノズルの内壁面に引っかかる恐れがあっ
た。電線の端部が出口側ノズルの内壁面に引っかかる
と、電線が一対のベルト送りユニット相互間で弛み、最
悪の場合には一対のベルト送りユニット相互間から外方
向に向かってはみ出ることが考えられる。
【0012】このように、前述した従来の電線送り装置
では、送る電線を取り付けにくい(セットしずらい)の
で、該電線を取り付ける準備作業にかかる所要時間が長
時間化する傾向となっていた。
【0013】したがって、本発明の目的は、送る電線を
容易に取り付けることができる電線送り装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の電線送り装
置は、電線の所定のパスラインに沿って配置されるベー
ス部と、前記ベース部に互いに接離自在に設けられかつ
互いに近づいた際に同期して駆動して前記電線を前記パ
スラインに沿って送る一対のベルト送りユニットと、前
記一対のベルト送りユニットより前記パスラインの上流
側に設けられかつ前記電線を通す入口側ノズルと、前記
一対のベルト送りユニットより前記パスラインの下流側
に設けられかつ前記電線を通す出口側ノズルと、を備え
た電線送り装置において、前記一対のベルト送りユニッ
トは、それぞれ、前記ベース部に支持されたベルト送り
台と、このベルト送り台に回転自在に支持された駆動プ
ーリと、前記ベルト送り台に回転自在に支持された従動
プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリとの双方に
掛け渡されたベルトとを有し、前記一対のベルト送りユ
ニット相互間に対し前記パスラインに沿って接離自在に
設けられかつ一対のベルト送りユニットが互いに離れた
際にこれら一対のベルト送りユニット相互間に侵入して
前記電線を前記入口側ノズルから前記出口側ノズルに向
かって案内可能な一対のガイド棒を有するガイド手段を
備えていることを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の本発明の電線送り装置
は、請求項1に記載の電線送り装置において、前記ガイ
ド棒は、前記一対のベルト送りユニットが互いに接離す
る方向に対し交差する方向に沿って互いに並設しかつ互
いの間に前記交差する方向に沿って前記電線を挟むとと
もに、前記一対のベルト送りユニットのベルトの互いに
相対する一部分が、前記一対のベルト送りユニットが互
いに接離する方向に沿って互いの間に電線を挟んで前記
入口側ノズルから前記出口側ノズルに向かって案内する
第2ガイド手段をなしていることを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の本発明の電線送り装置
は、請求項2に記載の電線送り装置において、前記ガイ
ド手段は、前記ベース部に取り付けられる案内部と、前
記一対のベルト送りユニット相互間に対し接離する方向
に沿って前記案内部に移動自在に支持されたスライド部
材と、前記一対のガイド棒の前記ベルト送りユニットか
ら離れた基端部を支持する支持部材と、を備え、前記支
持部材は、前記一対のガイド棒が前記パスラインに沿っ
て延在して前記一対のベルト送りユニット寄りの先端部
が前記一対のベルト送りユニット相互間に相対するガイ
ド位置と前記先端部が前記一対のベルト送りユニット相
互間に相対する位置から離れる非ガイド位置とに亘って
変位可能に、前記スライド部材に支持されたことを特徴
としている。
【0017】請求項4に記載の本発明の電線送り装置
は、請求項3に記載の電線送り装置において、前記ガイ
ド手段は、前記一対のガイド棒が前記一対のベルト送り
ユニットに近づく方向に前記スライド部材が前記案内部
に対し移動すると、前記一対のガイド棒を前記ガイド位
置に保つ保持手段と、前記一対のガイド棒が前記一対の
ベルト送りユニットから離れる方向に前記スライド部材
が前記案内部に対し移動するのに連動して、前記一対の
ガイド棒を前記ガイド位置から前記非ガイド位置に向か
って変位させる連動手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0018】請求項5に記載の本発明の電線送り装置
は、請求項4に記載の電線送り装置において、前記支持
部材は、前記ガイド位置から前記ガイド棒の先端部が上
方に向かって変位可能に前記スライド部材に回動自在に
支持されており、前記保持手段は、前記ガイド位置から
前記ガイド棒の先端部が下方に向かって変位することを
規制するとともに、前記連動手段は、前記一対のガイド
棒が前記一対のベルト送りユニットから離れる方向に前
記スライド部材が前記案内部に対し移動すると、前記支
持部材の端部と当接して、前記ガイド位置から非ガイド
位置に向かって前記支持部材を回転させることを特徴と
している。
【0019】請求項6に記載の本発明の電線送り装置
は、請求項4または請求項5に記載の電線送り装置にお
いて、前記ガイド手段は、前記案内部の一部分に係止し
て、前記連動手段によって前記ガイド位置から前記非ガ
イド位置に向かって変位させられた前記一対のガイド棒
を前記非ガイド位置に保つ維持部材を備えたことを特徴
としている。
【0020】請求項7に記載の本発明の電線送り装置
は、請求項6に記載の電線送り装置において、維持部材
は、前記スライド部材から接離自在に設けられかつ付勢
手段によって前記スライド部材に向かって付勢された部
材本体と、前記部材本体に設けられかつ前記一対のガイ
ド棒が前記一対のベルト送りユニットから離れる方向に
前記スライド部材が前記案内部に対し移動すると前記案
内部の一部分と当接するとともに前記案内部の一部分に
係止可能な係止爪と、を備えたことを特徴としている。
【0021】請求項1に記載された本発明によれば、一
対のベルト送りユニットが互いに離れた際に、入口側ノ
ズル内に挿入された電線は、一対のベルト送りユニット
相互間に侵入したガイド棒によって、出口側ノズル内に
案内される。
【0022】請求項2に記載された本発明によれば、一
対のガイド棒は、一対のベルト送りユニットが互いに接
離する方向に対し交差する方向に沿って、互いの間に電
線を挟む。一対のベルト送りユニットのベルトの互いに
相対する一部分は、前記一対のベルト送りユニットが互
いに接離する方向に沿って、互いの間に電線を挟む。こ
のように、電線は、前記一対のベルト送りユニットが互
いに接離する方向と、この接離する方向に対し交差する
方向と、の双方に沿って、一対のベルト送りユニット相
互間から抜け出ることが防止される。
【0023】請求項3に記載された本発明によれば、先
端部が一対のベルト送りユニット相互間に相対するガイ
ド位置と、前記先端部が一対のベルト送りユニット相互
間に相対する位置から離れる非ガイド位置と、に亘っ
て、ガイド棒が変位自在となっている。このため、電線
を一対のベルト送りユニット相互間に取り付ける準備作
業時以外には、前記非ガイド位置に変位させることによ
って、前記ガイド棒が一対のベルト送りユニットによっ
て送られている電線と干渉することを防止できる。
【0024】請求項4に記載された本発明によれば、ガ
イド棒は、一対のベルト送りユニットに近づくと、保持
手段によってガイド位置に保たれる。このため、ガイド
棒を、一対のベルト送りユニットに近づけるだけで、一
対のベルト送りユニット相互間に挿入できる。ガイド棒
は、一対のベルト送りユニットから離れると、連動手段
によってガイド位置から非ガイド位置に向かって変位さ
れる。このため、ガイド棒を一対のベルト送りユニット
から離すだけで、非ガイド位置に確実に変位させること
ができる。
【0025】請求項5に記載された本発明によれば、支
持部材がスライド部材に回動自在に支持され、保持手段
はガイド棒の先端部がガイド位置から下方に向かって変
位することを規制している。このため、ガイド棒は、一
対のベルト送りユニットに近づけられると、自重などに
よってガイド位置に変位して、このガイド位置に保たれ
る。
【0026】連動手段は、一対のベルト送りユニットか
ら離れた支持部材の端部と当接してガイド棒を非ガイド
位置に変位させる。このため、ガイド棒を、一対のベル
ト送りユニットから離すだけで非ガイド位置に確実に変
位させることができる。
【0027】請求項6に記載された本発明によれば、維
持部材が、案内部に係止して、ガイド棒を非ガイド位置
に保つ。このため、電線を一対のベルト送りユニット相
互間に取り付ける準備作業時以外には、前記ガイド棒が
一対のベルト送りユニットによって送られている電線と
干渉することをより確実に防止できる。
【0028】請求項7に記載された本発明によれば、部
材本体に設けられた係止爪が、ガイド棒が一対のベルト
送りユニットから離されると案内部に当接する。部材本
体がスライド部材に対し接離自在に設けられかつ付勢手
段によってスライド部材に向かって付勢されている。
【0029】このため、ガイド棒を一対のベルト送りユ
ニットから離すと、係止爪が案内部と当接して、一旦係
止爪が案内部を乗り越えるように、部材本体がスライド
部材から離れる。さらに、ガイド棒を一対のベルト送り
ユニットから離すと、係止爪が案内部を乗り越えて、付
勢手段の付勢力によって部材本体がスライド部材に近づ
くとともに、係止爪が案内部に係止する。
【0030】このように、ガイド棒を、一対のベルト送
りユニットから離すだけで非ガイド位置に確実に変位さ
せることができるとともに、係止爪が案内部に係止して
非ガイド位置に確実に保つことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態にかかる電線
送り装置1を、図1ないし図12を参照して説明する。
電線送り装置1は、電線5(図12などに示す)に皮む
き加工などの各種の加工を施す際に用いられる。電線送
り装置1は、前記電線5を送る装置である。電線送り装
置1は、図1などに示すように、ベース部としてのベー
ス壁6と、一対のベース台2と、入口側ノズル3と、図
示しない移動機構と、図示しない回転駆動機構と、一対
のベルト送りユニット4と、出口側ノズル15と、ガイ
ド手段としてのガイドユニット16と、を備えている。
【0032】ベース壁6は、例えば、皮むき機などの電
線5に加工を施す装置の装置本体を構成している。ベー
ス壁6は、その表面が、図中に一点鎖線Pで示す前記電
線5を送るパスラインに沿って略平坦に形成されてい
る。なお、パスラインPとは、電線5を送る方向を示し
ており、図示例では直線状となっている。このように、
ベース壁6は、表面がパスラインPに沿うことによっ
て、本明細書の特許請求の範囲に記載したように、前記
パスラインPに沿う。
【0033】一対のベース台2は、それぞれ、ベース壁
6に(図1などに示す)にボルトなどによって固定され
る。ベース台2は、それぞれ、板状に形成されている。
ベース台2は、長手方向がパスラインPに沿った状態で
配されている。
【0034】一対のベース台2は、パスラインPを互い
の間に挟む位置に配されている。一対のベース台2は、
互いにパスラインPに関して対称な位置に配されてい
る。また、ベース台2は、その表面が略平坦に形成され
ている。ベース台2の表面は、パスラインPに沿ってい
る。
【0035】入口側ノズル3は、ベース壁6に固定され
ている。入口側ノズル3は、図1及び図2などに示すよ
うに、一対のベルト送りユニット4よりパスラインPの
上流側に設けられている。入口側ノズル3は、電線5を
案内する電線案内孔7と、一対のガイド棒挿入孔17
と、を備えている。電線案内孔7は、パスラインPに沿
って、入口側ノズル3の母材を貫通している。電線案内
孔7は、内側に電線5が通る。
【0036】一対のガイド棒挿入孔17は、それぞれ、
パスラインPに沿って入口側ノズル3の母材を貫通して
いる。一対のガイド棒挿入孔17は、互いの間に電線案
内孔7を挟む位置に設けられている。電線案内孔7と一
対のガイド棒挿入孔17とは、ベース壁6から接離する
方向に沿って互いに並設されている。ガイド棒挿入孔1
7は、内側に後述するガイド棒33が通る。
【0037】入口側ノズル3は、ガイド棒挿入孔17内
にガイド棒33を通しかつ電線5を電線案内孔7内に通
して、該電線5をパスラインPに沿って一対のベルト送
りユニット4相互間に送り出す。
【0038】移動機構は、ベース台2それぞれに支持さ
れた一対のベルト送りユニット4を、互いに近接した位
置(図2などに示す)と、互いに離れた位置(図10な
どに示す)とに亘って、移動させる。図示例では、移動
機構は、双方のベルト送りユニット4を移動させること
によって、これらのベルト送りユニット4を接離させ
る。
【0039】また、図示例では、移動機構は、第1の駆
動機構と、第2の駆動機構と、を備えている。第1の駆
動機構は、前記電線5に皮むき加工などを施す際に一対
のベルト送りユニット4を接離させる。第1の駆動機構
は、図示例では、従来から周知の駆動モータと該駆動モ
ータの出力軸の回転に連動するカム機構と前記カム機構
に連動して前記一対のベルト送りユニット4を接離させ
るリンク機構と、を備えている。
【0040】第2の駆動機構は、前記ベルト送りユニッ
ト4相互間に電線5を取り付ける準備作業時に一対のベ
ルト送りユニット4を接離させる。第2の駆動機構は、
図示例では、伸縮自在なロッドを有するエアシリンダな
どを備えている。このエアシリンダは、ロッドを伸縮さ
せることによって前記リンク機構を動作させて、一対の
ベルト送りユニット4を互いに接離させる。
【0041】なお、本発明では、前記一対のベルト送り
ユニット4のうち少なくとも一方を移動させるようにす
れば良く、勿論、一対のベルト送りユニット4のうち一
方のみを前記移動機構が移動させて、一対のベルト送り
ユニット4を接離させても良い。
【0042】回転駆動機構は、駆動源としての図示しな
いモータと、一対の回転軸8と、を備えている。モータ
は、回転軸8それぞれを軸芯回りに回転駆動させる。モ
ータは、回転軸8を軸芯回りに回転駆動することによっ
て、一対のベルト送りユニット4それぞれの後述する駆
動プーリ10を回転駆動する。回転軸8の端部にはねじ
溝が形成されている。このねじ溝には、ナット14が螺
合する。一対の回転軸8は、パスラインPを挟んで相対
する位置に配されている。一対の回転軸8は、互いにパ
スラインPに関して対称な位置に配されている。
【0043】一対のベルト送りユニット4は、それぞ
れ、ベース台2に支持されている。一対のベルト送りユ
ニット4は、それぞれ、図1及び図2などに示すよう
に、ベルト送り台9と、駆動プーリ10と、第1の従動
プーリ11と、第2の従動プーリ12と、ベルトとして
の無端ベルト13と、を備えている。
【0044】ベルト送り台9は、平板状に配されかつベ
ース台2上に支持されている。即ち、ベルト送り台9
は、ベース壁6に支持されている。ベルト送り台9に
は、回転軸8が貫通している。ベルト送り台9の表面か
らねじ溝が形成された回転軸8の端部が突出している。
【0045】駆動プーリ10は、ベルト送り台9上に図
示しない転がり軸受などによって回転自在に支持されて
いる。駆動プーリ10は、中央に図示しない貫通孔を設
けている。駆動プーリ10は、貫通孔内に回転軸8の端
部を通し、この回転軸8の端部にナット14を螺合させ
ることによって、回転軸8に対し固定される。駆動プー
リ10は、回転軸8とともに回転する。
【0046】一対のベルト送りユニット4相互の駆動プ
ーリ10は、パスラインPを挟んで互いに相対する位置
に配されている。一対のベルト送りユニット4相互の駆
動プーリ10は、パスラインPに関して対称な位置に配
されている。
【0047】第1の従動プーリ11は、ベルト送りユニ
ット4毎に一つ配されている。第1の従動プーリ11
は、駆動プーリ10より小径でかつ第2の従動プーリ1
2より大径に形成されている。それぞれの第1の従動プ
ーリ11は、ベルト送り台9上に回転自在に支持されて
いる。
【0048】第1の従動プーリ11は、パスラインPに
沿って駆動プーリ10と離間した位置に配されている。
第1の従動プーリ11は、パスラインPに沿って、駆動
プーリ10との間に第2の従動プーリ12を挟む位置に
配されている。第1の従動プーリ11は、パスラインP
に対し交差する方向に沿って第2の従動プーリ12と離
間した位置に配されている。第1の従動プーリ11は、
その回転中心が、駆動プーリ10の回転中心よりパスラ
インPから離れた位置に配されている。
【0049】第2の従動プーリ12は、ベルト送りユニ
ット4毎に一つまたは二つ以上配されている。図示例で
は、第2の従動プーリ12は、ベルト送りユニット4毎
に三つ設けられている。それぞれの第2の従動プーリ1
2は、駆動プーリ10と第1の従動プーリ11との双方
より小径に形成されている。それぞれの第2の従動プー
リ12は、ベルト送り台9上に回転自在に支持されてい
る。それぞれの第2の従動プーリ12は、回転位置が規
制された状態でベルト送り台9に支持されている。
【0050】一つのベルト送りユニット4の第2の従動
プーリ12は、パスラインPに沿って互いに並設されて
いる。一つのベルト送りユニット4の第2の従動プーリ
12は、パスラインPに沿って駆動プーリ10と並設さ
れている。即ち、一つのベルト送りユニット4の駆動プ
ーリ10と第2の従動プーリ12とは、パスラインPに
沿って並設されている。
【0051】一つのベルト送りユニット4の第2の従動
プーリ12は、回転中心が、駆動プーリ10の回転中心
よりパスラインP寄りに配されている。一つのベルト送
りユニット4の駆動プーリ10と第2の従動プーリ12
とは、パスラインP寄りの周縁を互いに結んで形成され
る線分が、パスラインPに沿う位置に配されている。
【0052】一対のベルト送りユニット4相互の従動プ
ーリ11,12は、パスラインPを挟んで互いに相対す
る位置に配されている。一対のベルト送りユニット4相
互の従動プーリ11,12は、パスラインPに関して対
称な位置に配されている。一対のベルト送りユニット4
相互の第2の従動プーリ12の相互間の間隔は、一対の
ベルト送りユニット4相互の駆動プーリ10相互間の間
隔と、略等しくなる位置に配されている。
【0053】図示例では、第2の従動プーリ12を三つ
設けているが、本発明では第2の従動プーリ12を一つ
のみ設けても良く、勿論二つ以上設けても良い。なお、
前述した第1の従動プール11と第2の従動プーリ12
とは、それぞれ、本明細書に記した従動プーリをなして
いる。
【0054】無端ベルト13は、輪状のベルトであり、
駆動プーリ10と三つの第2の従動プーリ12と第1の
従動プーリ11とに掛け渡されている。無端ベルト13
は、弾性及び可撓性を有する合成樹脂または天然樹脂か
らなる。無端ベルト13は、駆動プーリ10と三つの第
2の従動プーリ12と第1の従動プーリ11とに、張力
を付与された状態で掛け渡されている。
【0055】無端ベルト13は、駆動プーリ10と第1
の従動プーリ11との間に掛け渡されかつ、一対のベル
ト送りユニット4の互いに相対する一部分20の相互間
に電線5を位置させ、回転駆動機構が駆動プーリ10を
回転させて、電線5を送る。
【0056】前記一部分20の電線5の送り方向の上流
側に位置した一端部21は、前記電線5の送り方向の上
流側に向かうにしたがって、徐々にパスラインPから離
れる方向に傾斜している。即ち、無端ベルト13の一端
部21は、パスラインPに対し傾斜している。なお、前
記一端部21は、前記第1の従動プーリ11寄りの第2
の従動プーリ12と第1の従動プーリ11との間に位置
する部分を示している。
【0057】前記一部分20の電線5の送り方向の下流
側に位置した他端部22は、パスラインPに沿ってい
る。なお、前記他端部22は、前記第1の従動プーリ1
1寄りの第2の従動プーリ12と駆動プーリ10との間
に位置する部分を示している。
【0058】前述した構成の一対のベルト送りユニット
4は、パスラインPを挟んで互いに相対する位置に配さ
れている。一対のベルト送りユニット4は、無端ベルト
13の前述した一部分20が互いに相対向しかつこれら
一部分20相互間に電線5を位置させて送る。このと
き、前記他端部22は、それぞれパスラインPに沿って
いる。また、一対のベルト送りユニット4は、駆動プー
リ10がパスラインPに沿った電線5の送り方向の下流
側に位置しかつ第1の従動プーリ11が電線5の送り方
向の上流側に位置した状態で配されている。
【0059】一対のベルト送りユニット4は、互いの間
に電線5を挟んだ状態で、移動機構によって互いに近づ
けられかつ回転駆動機構によって駆動プーリ10が同期
して回転駆動されて、電線5をパスラインPに沿って送
る。このとき、電線5が、一部分20相互間に挟まれて
送り出される。なお、前記移動機構によって互いに離れ
た際の一対のベルト送りユニット4相互間の間隔D(図
13に示す)は、送り出す電線5の外径R(図13に示
す)より若干大きい。
【0060】出口側ノズル15は、ベース壁6に固定さ
れている。出口側ノズル15は、図1及び図2などに示
すように、一対のベルト送りユニット4よりパスライン
Pの下流側に設けられている。出口側ノズル15は、電
線5を案内する電線案内孔18を備えている。電線案内
孔18は、パスラインPに沿って、入口側ノズル15の
母材を貫通している。電線案内孔18は、内側に電線5
を通す。
【0061】さらに、出口側ノズル15には、電線案内
孔18と連通する電線案内パイプ19が取り付けられて
いる。電線案内パイプ19は、電線案内孔18のパスラ
インPの下流側に設けられている。電線案内パイプ19
は、内側に電線5を通す。出口側ノズル15は、入口側
ノズル3の電線案内孔7を通りかつ一対のベルト送りユ
ニット4によって送りだされた電線5を、電線案内孔1
8内に通してパスラインPの下流側に送り出す。
【0062】ガイドユニット16は、図1に示すよう
に、一対の電線送りユニット4及び入口側ノズル3より
パスラインPの上流側に設けられている。ガイドユニッ
ト16は、図1、図3及び図4に示すように、案内部3
0と、スライド部材31と、支持部材32と、一対のガ
イド棒33と、維持部材34と、リミッタスイッチ35
と、を備えている。
【0063】案内部30は、ベース壁6に取り付けられ
るベース台36と、一対の案内軸37と、連動手段とし
ての連動ピン38と、を備えている。ベース台36は、
一対の電線送りユニット4及び入口側ノズル3よりパス
ラインPの上流側に設けられている。
【0064】ベース台36は、ベース部40と、一対の
縁壁部41a,41bとを備えている。ベース部40
は、ベース壁6の表面に沿って略平坦な板状に形成され
ている。一対の縁壁部41a,41bは、それぞれベー
ス部40に対し立設している。一対の縁壁部41a,4
1bは、それぞれ、パスラインPに沿って互いに間隔を
存するベース部40の両縁に連なっている。なお、これ
らの縁壁部41a,41bのうちベルト送りユニット4
から離れた一方の縁壁部41aは、本明細書に記した案
内部30の一部分をなしている。
【0065】それぞれの案内軸37は、両端がそれぞれ
前記縁壁部41a,41bに取付られている。一対の案
内軸37は、それぞれ水平方向に沿って延在している。
一対の案内軸37は、それぞれ、パスラインPに沿って
延在している。一対の案内軸37は、互いに平行であ
る。
【0066】連動ピン38は、前記一方の縁壁部41a
に取り付けられている。連動ピン38は、水平方向に沿
って延在しかつ縁壁部41aから他方の縁壁部41bに
向かって突出している。連動ピン38は、一対の案内軸
37と平行である。連動ピン38は、一方の縁壁部41
aから離れた端部38aが、支持部材32の後述する水
平延在部43の一対のベルト送りユニット4から離れた
一端部43aに当接可能である。
【0067】スライド部材31は、鉛直方向に沿って延
在しかつ厚い帯板状に形成されている。スライド部材3
1は、案内軸37に沿って移動自在に、該案内軸37に
支持されている。スライド部材31は、案内軸37に対
し移動することによって、一対のベルト送りユニット4
に対し接離する。スライド部材31の下端部には、傾斜
面42が形成されている。
【0068】傾斜面42は、スライド部材31の下端部
から外方向に向かって凸の曲面に形成されている。傾斜
面42は、一対のベルト送りユニット4に近づくのにし
たがって徐々に上方に向かうように、水平方向に対し傾
斜している。傾斜面42の一対のベルト送りユニット4
から離れた縁部42aは、支持部材32の水平延在部4
3と当接可能となっている。前記縁部42aは、支持部
材32の水平延在部43と当接すると、ガイド棒33を
水平方向に沿う状態に保つ。なお、この縁部42aは、
本明細書に記した保持手段をなしている。
【0069】また、スライド部材31の長手方向即ち鉛
直方向に沿った中央部には、外方向に向かって突出した
止めボルト46,47が取り付けられている。
【0070】支持部材32は、水平延在部43と、ガイ
ド棒支持部44と、を備えている。水平延在部43は、
帯板状に形成されており、一端部43aが、スライド部
材31の下端部に回動自在に支持されている。水平延在
部43は、前記一端部43aより他端部43bが一対の
ベルト送りユニット4に近づく状態に配されている。水
平延在部43は、他端部43bに、ガイド棒支持部44
を設けている。なお、前記一端部43aは、本明細書に
記した支持部材32の端部をなしている。
【0071】ガイド棒支持部44は、ガイド棒33の一
対のベルト送りユニット4から離れた一端部(以下基端
部と呼ぶ)33aを支持している。ガイド棒支持部44
は、一対のガイド棒33を互いに平行に支持している。
【0072】ガイド棒33は、それぞれ棒状に形成され
かつ水平延在部43と平行に設けられている。ガイド棒
33は、後述するガイド位置において、水平方向に沿っ
て互いに並設されている。ガイド棒33は、一対のベル
ト送りユニット4が互いに接離する方向に対し交差する
方向に沿って互いに並設されている。ガイド棒33は、
案内軸37とスライド部材31などによって、一対のベ
ルト送りユニット4相互間に対し、パスラインPに沿っ
て接離自在に設けられている。ガイド棒33は、一対の
ベルト送りユニット4が互いに離れた際に、これらのベ
ルト送りユニット4相互間に侵入可能である。
【0073】水平延在部43は、一端部43aがスライ
ド部材31の下端部に回動自在に支持されているので、
自重によって他端部43bが下方に向かって変位する。
水平延在部43は、スライド部材31の縁部42aに当
接すると、水平方向に沿って延在した状態に保たれる。
【0074】水平延在部43が、パスラインP及び水平
方向の双方に沿って延在すると、ガイド棒33は、パス
ラインP及び水平方向の双方に沿って延在する。さら
に、ガイド棒33は、それぞれ一対のベルト送りユニッ
ト4寄りの他端部(以下先端部と呼ぶ)33bが、一対
のベルト送りユニット4相互間に相対した状態となる。
なお、パスラインPに沿って延在しかつ先端部33bが
一対のベルト送りユニット4相互間に相対した状態は、
本明細書に記したガイド位置をなしている。
【0075】スライド部材31が案内軸37に沿って一
対のベルト送りユニット4から離れると、水平延在部4
3の一端部43aが連動ピン38の端部38aに当接す
る。さらに、スライド部材31が一対のベルト送りユニ
ット4から離れると、水平延在部43は、連動ピン38
に押圧されて他端部43bが上方に向かうように回転す
る。
【0076】他端部43bが上方に向かって水平延在部
43が回転すると、ガイド棒33も先端部33bが上方
に向かって変位する。ガイド棒33は、それぞれの先端
部33bが、上方に向かって変位して一対のベルト送り
ユニット4相互間に相対する位置から離れる。なお、先
端部33bが一対のベルト送りユニット4相互間に相対
する位置から離れた状態は、本明細書に記した非ガイド
位置をなしている。
【0077】前述した構成によって、支持部材32は、
一対のガイド棒33がガイド位置と非ガイド位置とに亘
って変位可能に、前記スライド部材31に回動自在に支
持されている。また、支持部材32は、水平延在部43
に当接する縁部42aによって、前記ガイド位置からガ
イド棒33の先端部33bが上方に向かって変位可能
に、前記スライド部材31に回動自在に支持されてい
る。
【0078】また、前記縁部42aは、ガイド棒33が
ベルト送りユニット4に近づく方向に、スライド部材3
1が案内軸37に対し移動すると、水平延在部43と当
接して、支持部材32及びガイド棒33を前記ガイド位
置に保つ。また、縁部42aは、前記ガイド位置からガ
イド棒33の先端部33bが下方に向かって変位するこ
とを規制する。
【0079】さらに、連動ピン38は、一対のガイド棒
33がベルト送りユニット4から離れる方向にスライド
部材31が案内軸37に対し移動すると、図8(A)に
示すように、水平延在部43の一端部43aと当接す
る。その後、連動ピン38は、図8(B)及び図8
(C)に示すように、ガイド位置から非ガイド位置に向
かって支持部材32を回転させる。
【0080】即ち、連動ピン38は、一対のガイド棒3
3がベルト送りユニット4から離れる方向にスライド部
材31が案内軸37に対し移動するのに連動して、ガイ
ド棒33を前記ガイド位置から非ガイド位置に向かって
変位させる。
【0081】維持部材34は、帯板状の部材本体45
と、係止爪48と、を備えている。部材本体45は、長
手方向が水平方向即ちパスラインPに沿った状態で配さ
れている。部材本体45は、ベルト送りユニット4寄り
の一端部に、内側に止めボルト46,47がそれぞれ通
ることのできる孔49,50(図3などに示す)を設け
ている。孔49,50は、部材本体45を貫通してい
る。孔49,50は、それぞれ、止めボルト46,47
の外径より、内径が十分に大きく形成されている。
【0082】止めボルト46の頭と、部材本体45との
間には、付勢手段としてのコイルばね51(図4などに
示す)が設けられている。このコイルばね51は、部材
本体45をスライド部材31に向かって付勢している。
このような構成によって、部材本体45は、他端部がベ
ース壁6から離れることを許容されている。
【0083】係止爪48は、部材本体45のベルト送り
ユニット4から離れた他端部に設けられている。係止爪
48は、部材本体45の他端部からベース壁6に向かっ
て突出している。部材本体45がスライド部材31に向
かって付勢され、かつ、部材本体45の他端部がベース
壁6から離れることを許容されているので、係止爪48
は縁壁部41aに係止可能である。
【0084】維持部材34は、スライド部材31がベル
ト送りユニット4から離されると、図5に示すように、
係止爪48が縁壁部41aに当接する。さらに、スライ
ド部材31がベルト送りユニット4から離されると、図
6に示すように、他端部がベース壁6から離れるように
即ち係止爪48が縁壁部41aを乗り越えるように、部
材本体45がコイルばね51の付勢力に抗してスライド
部材31から離れる。
【0085】係止爪48が縁壁部41aを乗り越える
と、図7に示すように、コイルばね51の付勢力によっ
て部材本体45がスライド部材31に近づいて、係止爪
48は、縁壁部41aに係止する。
【0086】維持部材34は、係止爪48が縁壁部41
aに係止すると、連動ピン38の端部38aに支持部材
32の水平延在部43の一端部43aが当接した状態に
保つ。維持部材34は、係止爪48が縁壁部41aに係
止すると、ガイド棒33を前述した非ガイド位置に保
つ。
【0087】リミッタスイッチ35は、案内部30の縁
壁部41aに取付られている。リミッタスイッチ35
は、縁壁部41aに取付られたスイッチ本体53と、こ
のスイッチ本体53から突没自在に設けられた接触子5
4(図3及び図4などに示す)と、を備えている。スイ
ッチ本体53は、電線送り装置1の制御をつかさどる図
示しない制御装置(コンピュータ)に接続している。接
触子54は、縁壁部41aに係止した係止爪48が設け
られた部材本体45の他端部によって、スイッチ本体5
3に没する方向に押圧される。
【0088】接触子54が係止爪48によってスイッチ
本体53に没する方向に押圧されると、スイッチ本体5
3は、前記制御装置に向かって係止爪48が縁壁部41
aに係止したことを示す信号を出力する。すると、電線
送り装置1は、電線5に皮むきなどの各種の加工を施す
ことができる。なお、電線送り装置1は、スイッチ本体
53から係止爪48が縁壁部41aに係止したことを示
す信号から入力されないと、電線5に皮むきなどの各種
の加工を施せないようになっている。
【0089】前述した構成によれば、ベルト送りユニッ
ト4相互間に電線5を挿入して、電線送り装置1に電線
5を取り付ける(セットする)際には、まず、駆動プー
リ10を回転停止状態に保つ。なお、このとき、図9に
示すように、係止爪48が縁壁部41aに係止してい
る。
【0090】第2の駆動機構によって、図10に示すよ
うに、一対のベルト送りユニット4を相互に離す。ガイ
ド棒33がベルト送りユニット4に近づく方向に、スラ
イド部材31を案内軸37に対し移動する。すると、係
止爪48が縁壁部41aを乗り越えるように、部材本体
45の他端部がスライド部材31から一旦離れて、係止
爪48の縁壁部41aに対する係止が解除される。連動
ピン38と、支持部材32の水平延在部43とが互いに
当接しなくなる。
【0091】図11に示すように、先端部33bが一対
のベルト送りユニット4相互間に相対しかつ水平方向に
沿って延在したガイド位置にガイド棒33及び支持部材
32が変位する。このとき、縁部42aが水平延在部4
3と当接することによって、ガイド棒33などをガイド
位置に保っている。
【0092】さらに、ガイド棒33がベルト送りユニッ
ト4に近づく方向に、スライド部材31を案内軸37に
対し移動すると、図12に示すように、ガイド棒挿入孔
17を通って先端部33bからガイド棒33が一対のベ
ルト送りユニット4相互間に侵入する。その後、作業員
などが、電線案内孔7を通して電線5を、ガイド棒33
相互間でかつベルト送りユニット4相互間に挿入する。
【0093】一対のガイド棒33は、水平方向に沿って
互いの間に電線5を挟んで、入口側ノズル3から出口側
ノズル15の電線案内孔18に向かって案内する。即
ち、一対のガイド棒33は、図13に示すように、一対
のベルト送りユニット4が互いに接離する方向に対し交
差する方向に沿って互いの間に電線5を挟んで案内す
る。
【0094】一対のベルト送りユニット4相互間の間隔
は、電線5の外径より若干大きい。このため、無端ベル
ト13のうち互いに相対する一部分20は、図13に示
すように、一対のベルト送りユニット4が互いに接離す
る方向に沿って互いの間に電線5を挟んで、入口側ノズ
ル3から出口側ノズル15の電線案内孔18に向かって
案内する。なお、前述した一部分20は、本明細書に記
した第2ガイド手段をなしている。
【0095】このように、ガイドユニット16は、無端
ベルト13の一部分20と協同して、電線5を、入口側
ノズル3から出口側ノズル15に向かって導く。
【0096】一対のベルト送りユニット4相互間に挿入
された電線5が出口側ノズル15の電線案内孔17内な
どを通ると、スライド部材31をベルト送りユニット4
から離す。係止爪48を縁壁部41aに係止させる。す
ると、リミッタスイッチ35の接触子54が押圧され
て、電線5に皮むき加工などを施せるようになる。第2
の駆動機構などによって、一対のベルト送りユニット4
を互いに近づける。そして、取り付けた電線5に皮むき
加工などの各種の加工を施せるように、電線送り装置1
特にベルト送りユニット4を運転する。
【0097】本実施形態によれば、一対のベルト送りユ
ニット4が互いに離れた際に、入口側ノズル3内に挿入
された電線5は、一対のベルト送りユニット4相互間に
侵入したガイド棒33によって、出口側ノズル15に案
内される。このため、作業員が、ベルト送りユニット4
相互間に手や指を挿入することなく、電線5を入口側ノ
ズル3に挿入するだけで取り付ける(セットする)こと
ができる。したがって、電線5を一対のベルト送りユニ
ット4相互間に容易に取り付けることができる。
【0098】一対のガイド棒33は、一対のベルト送り
ユニット4が互いに接離する方向に対し交差する方向に
沿って、互いの間に電線5を挟む。無端ベルト13の一
部分20は、前記一対のベルト送りユニット4が互いに
接離する方向に沿って、互いの間に電線5を挟む。この
ように、電線5は、前記一対のベルト送りユニット4が
互いに接離する方向と、この接離する方向に対し交差す
る方向と、の双方に沿って、一対のベルト送りユニット
4相互間から抜け出ることが防止される。
【0099】このため、作業員がベルト送りユニット4
相互間に手や指を挿入することなく、電線5を入口側ノ
ズル3に挿入するだけで容易でかつ確実に取り付けるこ
とができる。したがって、電線5を一対のベルト送りユ
ニット4相互間に容易でかつ確実に取り付けることがで
きる。
【0100】ガイド棒33が、ガイド位置と非ガイド位
置とに亘って、変位自在となっている。このため、電線
5を一対のベルト送りユニット4相互間に取り付ける準
備作業時以外には、前記非ガイド位置に変位させること
によって、前記ガイド棒33が一対のベルト送りユニッ
トによって送られている電線5と干渉することを防止で
きる。したがって、前記電線5がガイド棒33と干渉す
るなどして傷つくなどの破損することを防止できる。さ
らに、前記電線5とガイド棒33とが互いに干渉しない
ので、一対のベルト送りユニット4が確実に電線5を送
ることができる。
【0101】縁部42aが、水平延在部43と当接し
て、ガイド棒33をガイド位置に保つ。このため、ガイ
ド棒33を、一対のベルト送りユニット4に近づけるだ
けで、一対のベルト送りユニット4相互間に挿入でき
る。このように、電線5を一対のベルト送りユニット4
相互間に挟む準備作業時の作業員の作業量を抑制でき
る。
【0102】ガイド棒33は、一対のベルト送りユニッ
ト4から離れると、連動ピン38と支持部材32とが互
いに当接して非ガイド位置に変位される。このため、ガ
イド棒3を一対のベルト送りユニット4から離すだけ
で、非ガイド位置に確実に変位させることができる。さ
らに、前述した準備作業から、一対のベルト送りユニッ
ト4を用いて電線5を送る作業に移る際にかかる作業員
の作業量を抑制できる。
【0103】支持部材32がスライド部材31に回動自
在に支持され、縁部42aはガイド棒33の先端部33
bがガイド位置から下方に向かって変位することを規制
している。このため、ガイド棒33は、一対のベルト送
りユニット4に近づけられると、自重などによってガイ
ド位置に変位して、このガイド位置に保たれる。このた
め、ガイド棒33を、一対のベルト送りユニット4に近
づけるだけで、一対のベルト送りユニット4相互間に確
実に挿入できる。
【0104】連動ピン38は、一対のベルト送りユニッ
ト4から離れた支持部材32の端部43aと当接してガ
イド棒33を非ガイド位置に変位させる。このため、ガ
イド棒33を、一対のベルト送りユニット4から離すだ
けで非ガイド位置に確実に変位させることができる。し
たがって、作業に必要とされる作業量をより確実に抑制
でき該作業にかかる所要時間をより確実に抑制できる。
【0105】維持部材34の係止爪48が、縁壁部41
aに係止して、ガイド棒33を非ガイド位置に保つ。こ
のため、電線を一対のベルト送りユニット相互間に取り
付ける準備作業時以外には、前記ガイド棒33が一対の
ベルト送りユニット4によって送られている電線5と干
渉することをより確実に防止できる。したがって、前記
電線5が破損することを防止でき、一対のベルト送りユ
ニット4が確実に電線5を送ることができる。
【0106】また、互いに離れた状態の一対のベルト送
りユニット4相互間の間隔が、電線5の外径より若干大
きいので、一対のベルト送りユニット4相互間に、作業
員などが指や手などを挿入できない。このため、作業員
に対し安全性を確保できる。さらに、リミッタスイッチ
35の接触子54と係止爪48とが互いに接触しない
と、電線送り装置1が電線5を送ることができない。こ
のため、電線5とガイド棒33などが干渉することを確
実に防止できる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、ガイド手段が、入口側ノズル内に挿入された電
線を出口側ノズル内に案内する。このため、作業員が、
ベルト送りユニット相互間に手や指を挿入することな
く、電線を入口側ノズルに挿入するだけで取り付けるこ
とができる。したがって、電線を一対のベルト送りユニ
ット相互間に容易に取り付けることができる。
【0108】請求項2に記載の本発明は、電線が、前記
一対のベルト送りユニットが互いに接離する方向と、こ
の接離する方向に対し交差する方向と、の双方に沿っ
て、一対のベルト送りユニット相互間から抜け出ること
が防止される。このため、作業員がベルト送りユニット
相互間に手や指を挿入することなく、電線を入口側ノズ
ルに挿入するだけで容易でかつ確実に取り付けることが
できる。したがって、電線を一対のベルト送りユニット
相互間に容易でかつ確実に取り付けることができる。
【0109】請求項3に記載の本発明は、電線を一対の
ベルト送りユニット相互間に取り付ける準備作業時以外
には、前記ガイド棒を非ガイド位置に変位させることに
よって、該ガイド棒が一対のベルト送りユニットによっ
て送られている電線と干渉することを防止できる。した
がって、電線を一対のベルト送りユニット相互間に容易
でかつ確実に取り付けることができることにくわえ、前
記電線がガイド棒と干渉するなどして傷つくなどの破損
することを防止できる。さらに、前記電線とガイド棒と
が互いに干渉しないので、一対のベルト送りユニットが
確実に電線を送ることができる。
【0110】請求項4に記載の本発明は、ガイド棒を、
一対のベルト送りユニットに近づけるだけで、一対のベ
ルト送りユニット相互間に挿入できる。このように、電
線を一対のベルト送りユニット相互間に挟む準備作業時
の作業員の作業量を抑制できる。
【0111】ガイド棒は、一対のベルト送りユニットか
ら離れると、連動手段によってガイド位置から非ガイド
位置に向かって変位される。このため、ガイド棒を一対
のベルト送りユニットから離すだけで、非ガイド位置に
確実に変位させることができる。さらに、前述した準備
作業から、一対のベルト送りユニットを用いて電線を送
る作業に移る際にかかる作業員の作業量を抑制できる。
【0112】したがって、電線を一対のベルト送りユニ
ット相互間に容易でかつ確実に取り付けることができる
ことにくわえ、作業に必要とされる作業量を抑制でき該
作業にかかる所要時間を抑制できる。
【0113】請求項5に記載の本発明は、ガイド棒が一
対のベルト送りユニットに近づけられると、自重などに
よってガイド位置に変位してこのガイド位置に保たれ
る。このため、ガイド棒を、一対のベルト送りユニット
に近づけるだけで、一対のベルト送りユニット相互間に
挿入できる。ガイド棒を、一対のベルト送りユニットか
ら離すだけで非ガイド位置に確実に変位させることがで
きる。
【0114】したがって、電線を一対のベルト送りユニ
ット相互間に容易でかつ確実に取り付けることができる
ことにくわえ、作業に必要とされる作業量をより確実に
抑制でき該作業にかかる所要時間をより確実に抑制でき
る。
【0115】請求項6に記載の本発明は、維持部材が、
案内部に係止して、ガイド棒を非ガイド位置に保つ。こ
のため、電線を一対のベルト送りユニット相互間に取り
付ける取り付ける準備作業時以外には、前記ガイド棒が
一対のベルト送りユニットによって送られている電線と
干渉することをより確実に防止できる。したがって、電
線を一対のベルト送りユニット相互間に容易でかつ確実
に取り付けることができることにくわえ、前記電線が破
損することを防止でき、一対のベルト送りユニットが確
実に電線を送ることができる。
【0116】請求項7に記載の本発明は、ガイド棒を一
対のベルト送りユニットから離すと、係止爪が案内部と
当接し、一旦係止爪が案内部を乗り越えるように部材本
体がスライド部材から離れて後、係止爪が案内部を乗り
越えて係止する。
【0117】このように、ガイド棒を、一対のベルト送
りユニットから離すだけで非ガイド位置に確実に変位さ
せることができるとともに、係止爪が案内部に係止して
非ガイド位置に確実に保つことができる。したがって、
電線を一対のベルト送りユニット相互間に容易でかつ確
実に取り付けることができることにくわえ、作業に必要
とされる作業量をより一層確実に抑制でき該作業にかか
る所要時間をより一層確実に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電線送り装置を示
す斜視図である。
【図2】図1に示された電線送り装置のベルト送りユニ
ットなどを示す平面図である。
【図3】図1に示された電線送り装置のガイドユニット
を示す平面図である。
【図4】図3に示されたガイドユニットを上方からみた
上面図である。
【図5】図3に示されたガイドユニットの係止爪と縁壁
部とが互いに当接した状態を示す上面図である。
【図6】図3に示されたガイドユニットの係止爪が縁壁
部を乗り越える途中を示す上面図である。
【図7】図3に示されたガイドユニットの係止爪が縁壁
部に係止した状態を示す上面図である。
【図8】(A)は図3に示されたガイドユニットの支持
部材と連動ピンとが互いに当接した状態を示す平面図で
ある。(B)は図3に示されたガイドユニットの支持部
材が非ガイド位置に変位する途中を示す平面図である。
(C)は図3に示されたガイドユニットの支持部材が非
ガイド位置に変位した状態を示す平面図である。
【図9】図1に示された電線送り装置を示す平面図であ
る。
【図10】図9に示された電線送り装置の一対のベルト
送りユニットが互いに離れた状態を示す平面図である。
【図11】図10に示された電線送り装置のガイドユニ
ットがガイド位置に変位した状態を示す平面図である。
【図12】図11に示された電線送り装置のガイドユニ
ットのガイド棒が一対のベルト送りユニット相互間に侵
入した状態を示す平面図である。
【図13】図12に示されたガイド棒が一対のベルト送
りユニット相互間に侵入した状態において、無端ベルト
とガイド棒と電線との位置関係を模式的に示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 電線送り装置 3 入口側ノズル 4 ベルト送りユニット 5 電線 6 ベース壁(ベース部) 9 ベルト送り台 10 駆動プーリ 11 第1の従動プーリ(従動プーリ) 12 第2の従動プーリ(従動プーリ) 13 無端ベルト(ベルト) 15 出口側ノズル 16 ガイドユニット(ガイド手段) 20 一部分(第2ガイド手段) 30 案内部 31 スライド部材 32 支持部材 33 ガイド棒 33a 基端部 33b 先端部 34 維持部材 38 連動ピン(連動手段) 41a 縁壁部(案内部の一部分) 42a 縁部(保持手段) 43a 一端部(支持部材の端部) 45 部材本体 48 係止爪 51 コイルばね(付勢手段) P パスライン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の所定のパスラインに沿って配置さ
    れるベース部と、前記ベース部に互いに接離自在に設け
    られかつ互いに近づいた際に同期して駆動して前記電線
    を前記パスラインに沿って送る一対のベルト送りユニッ
    トと、前記一対のベルト送りユニットより前記パスライ
    ンの上流側に設けられかつ前記電線を通す入口側ノズル
    と、前記一対のベルト送りユニットより前記パスライン
    の下流側に設けられかつ前記電線を通す出口側ノズル
    と、を備えた電線送り装置において、 前記一対のベルト送りユニットは、それぞれ、前記ベー
    ス部に支持されたベルト送り台と、このベルト送り台に
    回転自在に支持された駆動プーリと、前記ベルト送り台
    に回転自在に支持された従動プーリと、前記駆動プーリ
    と前記従動プーリとの双方に掛け渡されたベルトとを有
    し、 前記一対のベルト送りユニット相互間に対し前記パスラ
    インに沿って接離自在に設けられかつ一対のベルト送り
    ユニットが互いに離れた際にこれら一対のベルト送りユ
    ニット相互間に侵入して前記電線を前記入口側ノズルか
    ら前記出口側ノズルに向かって案内可能な一対のガイド
    棒を有するガイド手段を備えていることを特徴とする電
    線送り装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド棒は、前記一対のベルト送り
    ユニットが互いに接離する方向に対し交差する方向に沿
    って互いに並設しかつ互いの間に前記電線を挟むととも
    に、 前記一対のベルト送りユニットのベルトの互いに相対す
    る一部分が、前記一対のベルト送りユニットが互いに接
    離する方向に沿って互いの間に電線を挟んで前記入口側
    ノズルから前記出口側ノズルに向かって案内する第2ガ
    イド手段をなしていることを特徴とする請求項1記載の
    電線送り装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段は、 前記ベース部に取り付けられる案内部と、前記一対のベ
    ルト送りユニット相互間に対し接離する方向に沿って前
    記案内部に移動自在に支持されたスライド部材と、前記
    一対のガイド棒の前記ベルト送りユニットから離れた基
    端部を支持する支持部材と、を備え、 前記支持部材は、前記一対のガイド棒が前記パスライン
    に沿って延在して前記一対のベルト送りユニット寄りの
    先端部が前記一対のベルト送りユニット相互間に相対す
    るガイド位置と前記先端部が前記一対のベルト送りユニ
    ット相互間に相対する位置から離れる非ガイド位置とに
    亘って変位可能に、前記スライド部材に支持されたこと
    を特徴とする請求項2記載の電線送り装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段は、 前記一対のガイド棒が前記一対のベルト送りユニットに
    近づく方向に前記スライド部材が前記案内部に対し移動
    すると、前記一対のガイド棒を前記ガイド位置に保つ保
    持手段と、 前記一対のガイド棒が前記一対のベルト送りユニットか
    ら離れる方向に前記スライド部材が前記案内部に対し移
    動するのに連動して、前記一対のガイド棒を前記ガイド
    位置から前記非ガイド位置に向かって変位させる連動手
    段と、を備えたことを特徴とする請求項3記載の電線送
    り装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は、前記ガイド位置から前
    記ガイド棒の先端部が上方に向かって変位可能に前記ス
    ライド部材に回動自在に支持されており、 前記保持手段は、前記ガイド位置から前記ガイド棒の先
    端部が下方に向かって変位することを規制するととも
    に、 前記連動手段は、前記一対のガイド棒が前記一対のベル
    ト送りユニットから離れる方向に前記スライド部材が前
    記案内部に対し移動すると、前記支持部材の端部と当接
    して、前記ガイド位置から非ガイド位置に向かって前記
    支持部材を回転させることを特徴とする請求項4記載の
    電線送り装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド手段は、 前記案内部の一部分に係止して、前記連動手段によって
    前記ガイド位置から前記非ガイド位置に向かって変位さ
    せられた前記一対のガイド棒を前記非ガイド位置に保つ
    維持部材を備えたことを特徴とする請求項4または請求
    項5記載の電線送り装置。
  7. 【請求項7】 維持部材は、 前記スライド部材から接離自在に設けられかつ付勢手段
    によって前記スライド部材に向かって付勢された部材本
    体と、 前記部材本体に設けられかつ前記一対のガイド棒が前記
    一対のベルト送りユニットから離れる方向に前記スライ
    ド部材が前記案内部に対し移動すると前記案内部の一部
    分と当接するとともに前記案内部の一部分に係止可能な
    係止爪と、 を備えたことを特徴とする請求項6記載の電線送り装
    置。
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