JP2002068582A - ジグザグ折り畳み集積物の自動取出し装置 - Google Patents

ジグザグ折り畳み集積物の自動取出し装置

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JP2002068582A JP2000253664A JP2000253664A JP2002068582A JP 2002068582 A JP2002068582 A JP 2002068582A JP 2000253664 A JP2000253664 A JP 2000253664A JP 2000253664 A JP2000253664 A JP 2000253664A JP 2002068582 A JP2002068582 A JP 2002068582A
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利道 横内
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邦富 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラインスピードが変化しても、ラインスピード
に追随して所定枚数の折り畳み集積物の上面にカウント
フィンガを正確に打ち込むことができ、この結果歩留ま
りを向上させることができる。 【解決手段】上下昇降自在に取り付けられ、折り畳み集
積物Tを載置する台部を備えたエレベータフィンガ10
と、前後揺動自在に設けられた一対のスイングアーム10
3 と、一対のスイングアーム103 間に取り付けられた水
平なカウントバー114 と、カウントバー114 に、その長
手方向に間隔をもって取り付けられたカウントフィンガ
30と、スイングアーム103 に取り付けられたカムフォ
ロア143 と、ジグザグ折り畳みスピードに同期して駆動
軸を回転させる打込み用サーボモータ140Mと、打込み用
サーボモータ140Mによって回転し、カムフォロア143 と
カム機構を構成し、待機領域θ1と打込み領域θ2を有
するカム142 とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジグザグ折り畳み
集積物の自動取出し装置に関する。さらに詳しくは、タ
オルペーパーやティッシュペーパーなどのような比較的
薄い紙や不織布などのウエブを縦方向に連続して供給し
つつ横方向に切断し、切断片を分離することなく連続状
に交互にジグザグ折りして集積する場合に、この折り畳
み集積物を乱すことなく定量ずつ取り出すためのジグザ
グ折り畳み集積物の自動取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジグザグ折り畳み集積物の自動取
出し装置の一例として、特公平4−19152号公報に
記載されているものがあり、図9〜11に示す。図9〜
10において、符号W1、W2はいずれも一続きのウエ
ブを示している。ウエブW1、W2の幅方向における両
端に対向して、左右一対のフレーム1,1が立設されて
いる。この左右一対のフレーム1,1間の内側上部に、
前後一対の折り畳みロールR1、R2が垂直面内で回転
自在に設けられている。この一対の折り畳みロールR
1、R2は互いに実質同一のものである。この一対の折
り畳みロールR1、R2のそれぞれのロール周面上に
は、カッターアンビルkとジョーピースjが交互に同数
個ずつ取り付けられており、一方の折り畳みロールR1
(またはR2)のカッターアンビルkが他方の折り畳み
ロールR2(またはR1)のジョーピースjと合わさる
ように位相をずらして配設されている。折り畳みロール
R1、R2の上方には、この折り畳みロールR1、R2
に対応してカッターブレードC1、C2が固設されてい
る。折り畳みロールR1、R2が回転して、これらのカ
ッターアンビルkとカッターブレードC1、C2が合わ
さると、ウエブW1、W2が切断され、紙片となる。以
下では、説明のため、切断された紙片をウエブW1、W
2にそれぞれ対応させて紙片P1、P2という。ジョー
ピースjは紙片P1、P2の端縁部を掴んで折り畳みロ
ールR1、R2のロール周面上から、フォールディング
バーF1、F2に紙片P1、P2を受け渡すものであ
る。左右一対のフォールディングバーF1、F2は交互
に揺動して、2枚合わせの紙片P1、P2をジグザグ折
りして連続に折り畳み、折り畳み集積物Tとするもので
ある。
【0003】前記折り畳み集積物Tの面長方向両端に対
向して、左右一対のスライドポスト2,2が設けられて
いる。左右一対のスライドポスト2、2間には、このス
ライドポスト2、2に沿って上下昇降自在にエレベータ
バー3が横倒して取り付けられている。このエレベータ
バー3には、その長手方向に間隔をもって、複数のエレ
ベータフィンガ10が立てて取り付けられている。各エ
レベータフィンガ10の上端は屈曲されており、折り畳
み集積物Tを載置するための台部となっている。前記エ
レベータフィンガ10が最も下降した高さと同一の高さ
には、折り畳み集積物Tを搬出するための搬出コンベア
90が設けられている。
【0004】図11に示すように、前記一対のスライド
ポスト2、2の前面に、一対のスイングアーム32,3
2が枢軸32A で前後揺動自在に取り付けられている。こ
の一対のスイングアーム32,32の先端間には、水平
なカウントバー31がその両端を取り付けられている。
カウントバー31には、その長手方向に間隔をもって、
複数のカウントフィンガ30が取り付けられている。
【0005】前記スイングアーム32は、その下端を付
勢スプリング32S によって常時後方に付勢されている。
一方、前記カウントバー31には、掛止部33が形成さ
れている。この掛止部33は、くの字状のタイミングバ
ー34の上端鉤部によって掛止されている。このタイミ
ングバー34は、中央部で上下に揺動自在に取り付けら
れている。符号35はソレノイドであり、タイミングバ
ー34の起立、伏倒を制御するためのものである。この
ソレノイド35によって、タイミングバー34を常時伏
倒させており、カウントフィンガ30が打ち込まないよ
うにスイングアーム32を後方に待機させている。
【0006】ソレノイド35の下方には、つめ36が設
けられている。このつめ36の起立角度の変化は、ソレ
ノイド35に送られるようになっており、つめ36の起
立角度の変化により、ソレノイド35によってタイミン
グバー34は起立伏倒を制御されるのである。つめ36
とつめ車37によってつめ車機構が構成されている。つ
め車37の周囲には、複数で同一のつめが等角度に形成
されているが、一ケ所だけつめが形成されていない場所
がある。このつめ車37のつめには、往復バー38の上
端鉤部が掛合している。この往復バー38を上下に往復
させることによって、つめ車37は回転する。
【0007】往復バー38の往復動作は、予め決められ
た固定速度に同期しており、紙片P1、P2が折り畳ま
れる毎に往復バー38が一往復してつめ車37を少しづ
つ回転させる。つめ車37が回転して、前記つめが形成
されていない場所がつめ36の位置までくると、つめ3
6は通常よりも角度をもって起立する。すると、つめ3
6の起立角度変化はソレノイド35に伝達され、ソレノ
イド35によって、タイミングバー34は起立する。こ
のため、タイミングバー34の鉤部が掛止部33から外
れるので、スイングアーム32は付勢スプリング32S の
引っ張り力によって揺動する。この結果カウントフィン
ガ30は、折り畳み集積物Tの上面に打ち込まれるので
ある。
【0008】つまり、カウントフィンガ30は枢軸31A
を中心にして円弧を描きながら、折り畳み集積物Tの上
面めがけて打ち込まれるのである。上記のごとく、カウ
ントフィンガ30は常時後退しており、折り畳み集積物
Tの紙片P1、P2の折り畳み枚数が予定の折り畳み枚
数に達すると、エレベータフィンガ10に載置された折
り畳み集積物Tの最上面の位置に前進移動するのであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の自動
取出し装置には、以下の(i) 〜(ii)に示す問題がある。 (i) 消費者のニーズに応えるため、ティッシュボックス
などに梱包する紙片P1、P2の枚数は常に一定枚数と
いうわけでない。また、一概にウエブと云っても吸収性
を重要視するタオルペーパーと肌に感じる柔らか感触を
重要視するティッシュペーパーとでは、当然原紙の坪量
やクレープ率が異なる。また、紙片P1、P2の折り畳
みの速度、換言すれば、ウエブの走行速度も、受注内容
や操業形態によって異なる。このため、ウエブをジグザ
グに折り畳む速度(以下、ラインスピードという)も、
速くしたり遅くしたり変化させなければならない。とこ
ろが、従来の装置では、予め決められた固定速度に基づ
いて、カウントフィンガ30の打ち込みが制御されてい
たので、ラインスピードの変化に関係なく、掛止部33
からタイミングバー34が外れてカウントフィンガ30
は折り畳み集積物Tの上面めがけて打ち込まれてしま
う。タイミングバー34が外れてから折り畳み集積物T
の上面に打ち込まれるまでの時間は、常に一定時間であ
る。したがって、ラインスピードが当初設定した固定速
度より速くしたり遅くした場合には、打込みタイミング
がズレてしまいカウントフィンガ30が折り畳み集積物
Tの最上面の紙片の折り目に正確に打ち込まれず、カウ
ントフィンガ30によって紙片が破損してしまうことが
ある。よって、紙片の破損により、歩留まりの低下を生
じさせることがある。 (ii)また、カウントフィンガ30は枢軸32A を中心にし
て円弧を描きながら折り畳み集積物Tの上面めがけて打
ち込まれるが、この場合紙片の折り目より少し上方に打
ち込まれることが多い。このため、紙片を破損してしま
うことがあり、歩留まりの低下を生じさせることがあ
る。
【0010】本発明はかかる事情に鑑み、ラインスピー
ドが変化しても、ラインスピードに追随して所定枚数の
折り畳み集積物の最上面の紙片の折り目にカウントフィ
ンガを正確に打ち込むことができ、この結果歩留まりを
向上させることができるジグザグ折り畳み集積物の自動
取出し装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のジグザグ折り
畳み集積物の自動取出し装置は、一対の原反ロールから
繰り出されたウエブがその幅方向に沿って連続してカッ
トされ、カットされた紙片が2枚合わせで連続状にジグ
ザグ折りされて積み重ねられる折り畳み集積物を自動的
に定量ずつ取り出して、該折り畳み集積物を搬出コンベ
アに搬送するための装置であって、前記折り畳み集積物
の面長方向両端に対向して立設された一対のスライドポ
ストと、該一対のスライドポストに沿って上下昇降自在
に取り付けられ、前記折り畳み集積物を載置する台部を
備えたエレベータフィンガと、前記一対のスライドポス
トの前面に、前後揺動自在に設けられた左右一対のスイ
ングアームと、該一対のスイングアームの先端間に、両
端を取り付けられた水平なカウントバーと、該カウント
バーに、その長手方向に間隔をもって取り付けられ、常
時後退位置に後退しており、用時エレベータフィンガの
上方であって、折り畳み集積物の最上面の打込位置へ前
進しうる台部を備えたカウントフィンガと、前記エレベ
ータフィンガ上の折り畳み集積物を、前記搬出コンベア
へ搬送する搬送手段と、前記スイングアームの適所に取
り付けられたカムフォロワと、前記ジグザグ折りの折り
畳みスピードに同期して駆動軸を回転させうる打込み用
サーボモータと、該打込み用サーボモータによって回転
し、前記カムフォロワとカム機構を構成し、待機領域お
よび打込み領域を備えたカムとからなり、該カムの待機
領域にカムフォロワが接触しているときには、前記カウ
ントフィンガを待機位置に待機させ、前記カムの打込み
領域にカムフォロアが接触しているときには、前記カウ
ントフィンガを前記打込位置に打込むようにしたことを
特徴とする。請求項2のジグザグ折り畳み集積物の自動
取出し装置は、前記カウントバーが前記スイングアーム
に、その長手方向に沿ってスライド自在に取り付けら
れ、前記カウントバーをスライドさせる駆動源がスライ
ド用サーボモータであり、該スライド用サーボモータに
よって、前記カウントフィンガの打込み開始から打込み
完了までの期間に、前記カウントバーをスイングアーム
の基端側へスライドさせることを特徴とする。
【0012】請求項1の発明によれば、折り畳み集積物
を集積していくラインスピードは、打込み用サーボモー
タに常時送信したときは、打込み用サーボモータによっ
て回転軸をカムとともに前記ラインスピードに同期させ
て回転させることができる。このため、ラインスピード
が遅くなれば、カムは遅く回転し、ラインスピードが速
くなればカムは速く回転する。したがって、ラインスピ
ードが変化しても、ラインスピードに追随して所定枚数
の折り畳み集積物の最上面の紙片の折り目にカウントフ
ィンガを正確に打ち込むことができ、この結果歩留まり
を向上させることができる。請求項2の発明によれば、
打ち込み開始から打込み完了までの期間に、スライド用
サーボモータによってカウントバーとともにカウントフ
ィンガをスライド下降させることができる。このため、
円弧を描くよりも少し下方に、カウントフィンガを打ち
込むことができるので、紙片の折り目に正確に打ち込む
ことができる。このため、紙片を破損させず、歩留まり
を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明のジグザグ折り畳
み集積物の自動取出し装置(以下単に、自動取出し装置
という)の実施形態を図面に基づき説明する。図1は本
実施形態の自動取出し装置の側面図である。図2は本実
施形態の自動取出し装置(打込み部140 を除く)の正面
図である。図1〜2において、符号W1、W2はいずれ
も一続きのウエブを示している。ウエブW1、W2の幅
方向における両端に対向して、左右一対のフレーム1,
1が立設されている。この左右一対のフレーム1,1間
の内側上部に、前後一対の折り畳みロールR1、R2が
垂直面内で回転自在に設けられている。この一対の折り
畳みロールR1、R2は互いに実質同一のものである。
この一対の折り畳みロールR1、R2のそれぞれのロー
ル周面上には、図示しないタッカーとジョーピースjが
交互に同数個ずつ取り付けられており、一方の折り畳み
ロールR1(またはR2)のタッカーが他方の折り畳み
ロールR2(またはR1)のジョーピースjと合わさる
ように位相をずらして配設されている。折り畳みロール
R1、R2の前工程部に左右一対のカッターロールが設
置されているが、このカッターロールは、その刃でウエ
ブW1、W2を切断後、バキュームを利用して折りたた
みロールR1、R2に各紙片を移動させ、交互に掴み・
押し込みを繰り返して折りたたむものである。以下で
は、説明のため、切断された紙片をウエブW1、W2に
それぞれ対応させて紙片P1、P2という。ジョーピー
スjは紙片P1、P2の端縁部を掴んで折り畳みロール
R1、R2のロール周面上から、フォールディングバー
F1、F2に紙片P1、P2を受け渡すものである。左
右一対のフォールディングバーF1、F2は交互に揺動
して、2枚合わせの紙片P1、P2をジグザグ折りして
連続に折り畳み、折り畳み集積物Tとするものである。
【0014】前記折り畳み集積物Tの面長方向両端に対
向して、左右一対のスライドポスト2,2が設けられて
いる。左右一対のスライドポスト2、2間には、このス
ライドポスト2、2に沿って上下昇降自在にエレベータ
バー3が横倒して取り付けられている。このエレベータ
バー3には、その長手方向に間隔をもって、複数のエレ
ベータフィンガ10が立てて取り付けられている。各エ
レベータフィンガ10の上端は屈曲されており、折り畳
み集積物Tを載置するための台部となっている。前記エ
レベータフィンガ10が最も下降した高さと同一の高さ
には、折り畳み集積物Tを搬出するための搬出コンベア
90が設けられている。
【0015】図示しないが、エレベータフィンガ10上
の折り畳み集積物Tを搬出コンベア90へ搬送する搬送
機構が設けられている。この搬送機構は、例えばサポー
トフィンガやターンテーブル等の公知の部品を組み合わ
せて構成すればよい。
【0016】本実施形態の自動取出し装置は、カウント
フィンガ30をタイミングよく折り畳み集積物Tの最上
面の紙片の折り目に正確に打ち込むための打込み部140
およびスライド部110 を備えている点が、特徴である。
そこで、スライド部110 および打込み部140 を説明す
る。
【0017】まず、スライド部110 を説明する。前記左
右一対のフレーム1,1の間には、水平な回転軸101 が
回転自在に取り付けられている。回転軸101 の両端部に
は、一対のボス102 ,102 が取り付けられている。各ボ
ス102 には、スイングアーム103 の基端部、レバー104
の上端部およびプーリ取付板105 が取り付けられてい
る。
【0018】前記各スイングアーム103 の先端部分に
は、上下一対の支持金具111 ,111 が取り付けられてい
る。上下一対の支持金具111 ,111 間には、スイングア
ーム103 に沿って、レール112 が取り付けられている。
このレール112 には、摺動自在にスライダ113 が取り付
けられている。そして、左右一対のスライダ113 ,113
の間には、水平なカウントバー114 がその両端を取り付
けられている。このカウントバー114 には、その長手方
向に間隔をもって、複数のカウントフィンガ30が取り
付けられている。このため、スライダ113 をレール112
上でスライドさせれば、カウントフィンガ30をスイン
グアーム103 の長手方向に沿ってスライドさせることが
できる。
【0019】前記回転軸101 の両端には、各ボス102 の
外側に外掛プーリ121 が回転自在に取り付けられてい
る。また、前記プーリ取付板105 には、内掛プーリ122
および外掛プーリ123 が回転自在に取り付けられてい
る。前記スイングアーム103 の上端には、内掛プーリ12
4 が回転自在に取り付けられている。前記レバー104 の
基端には、プーリ125 が回転自在に取り付けられてい
る。そして、前記外掛プーリ121 、内掛プーリ122 、外
掛プーリ123 、内掛プーリ124および内掛プーリ125 に
は、ベルト126 が巻き掛けられている。このベルト126
の適所には、前記スライダ113 が取り付けられている。
このため、外掛プーリ121 を回転させれば、スライダ11
3 をレール112 上で上下にスライドさせることができ
る。
【0020】前記回転軸101 の両端には、前記各外掛プ
ーリ121 の外側に、プーリ131 がそれぞれ取り付けられ
ている。他方、前記一対のフレーム1,1の間には、前
記回転軸101 の下方に回転軸134 が回転自在に取り付け
られている。この回転軸134の両端には、一対のプーリ1
33 ,133 が取り付けられている。前記フレーム1に
は、テンションプーリ135 が取り付けられている。プー
リ133 と前記プーリ131とテンションプーリ135 との間
には、ベルト132 が巻き掛けられている。前記回転軸13
4 には、ギヤ136 が取り付けられている。この回転軸13
4 のギヤ136 は、スライド用サーボモータ110Mの主軸に
取り付けられたギヤ137 と噛合されている。前記スライ
ド用サーボモータ110Mを駆動させると、この駆動力はス
ライド用サーボモータ110M→ギヤ137 →ギヤ136 →回転
軸134 →プーリ133 →ベルト132 →プーリ131 →外掛プ
ーリ121 →ベルト126 →スライダ113 の順に伝達され
る。このため、図5(A) ,(B) に示すように、スライダ
113 はレール112 上で上下にスライドするから、カウン
トフィンガ30は、スイングアーム103 の長手方向に沿
って上下に移動するのである。
【0021】つぎに、打込み部140 を説明する。図3は
本実施形態の自動取出し装置の正面図である。同図に示
すように、前記一対のフレーム1,1間であって、前記
回転軸101 より斜め下後方には、水平な回転軸141 が回
転自在に取り付けられている。回転軸141 は、打込み用
サーボモータ140Mによって回転するようになっている。
回転軸141 には、その両端に左右一対のカム142 ,142
が取り付けられている。
【0022】前記打込み用サーボモータ140Mには、紙片
P1、P2の折り畳み速度、すなわちラインスピードが
常時送信されるようになっており、ラインスピードに同
期させて回転軸141 をカム142 とともに回転させてい
る。
【0023】他方、図2に示すように、レバー104 の適
所にはカムフォロワ143 が取り付けられている。図2〜
3に示すように、このカムフォロワ143 および前記カム
142によってカム機構が構成されている。図1に示すよ
うに、前記レバー104 の下端は、付勢バネ144 によって
常時後方に付勢されている。
【0024】図4はカム機構の説明図である。同図に示
すように、カム142 は、待機領域θ2および打込み領域
θ1を備えたカムである。図4(A) に示すように、待機
領域θ2では、回転中心から外周部までの距離は一定で
長くなっている。このため、カム142 の待機領域θ1が
カムフォロワ143と接触しているときには、カム142
は、付勢バネ144 による付勢力に対抗しており、カウン
トフィンガ30を後方で待機せしめている。図4(B) に
示すように、打込み領域θ1では、回転中心から外周部
までの距離が、待機領域θ1の前記距離より短くなって
いる。このため、カム142 の打込み領域θ2とカムフォ
ロワ143 が接触しているときには、付勢バネ144 によっ
てカウントフィンガ30は打込み位置に移動するのであ
る。
【0025】図5はカウントフィンガ30の昇降機構の
説明図である。図4(A) および図5(A) に示すように、
カム142 の待機領域θ1がカムフォロワ143 に接触し
て、カウントフィンガ30が待機しているときには、サ
ーボモータ110Mにはまだ打込み開始信号が送信されない
のでスライダ113 はレール112 の上部に位置している。
他方、図4(B) および図5(B) に示すように、カム142
が回転してその打込み領域θ2がカムフォロワ143 に接
触すると、打込み開始信号がサーボモータ110Mに送信さ
れる。このため、サーボモータ110Mによって、スライダ
113 はレール112 上を下方へスライドするのである。
【0026】つぎに、本実施形態の自動取出し装置の作
用効果を説明する。図6は本実施形態の自動取出し装置
の動作説明図である。同図に示すように、カム142 の待
機領域θ2がカムフォロワ143 と接触しているときに
は、カム142は、付勢バネ144 による付勢力に対抗して
おり、カウントフィンガ30を後方で待機せしめてい
る。
【0027】本実施形態の自動取出し装置では、この折
り畳み集積物Tを集積していくラインスピードは、打込
み用サーボモータ140Mに常時送信されており、打込み用
サーボモータ140Mによって回転軸141 をカム142 ととも
に前記ラインスピードに同期させて回転させている。こ
のため、ラインスピードが遅くなれば、カム142 は遅く
回転し、ラインスピードが速くなればカム142 は速く回
転する。したがって、ラインスピードが変化しても、ラ
インスピードに追随して所定枚数の折り畳み集積物Tの
上面に、カウントフィンガ30を正確に打ち込むことが
できるという効果を奏する。
【0028】しかも、打ち込み開始の信号がスライド用
サーボモータ110Mに送信され、スライド用サーボモータ
110Mによってスライダ113 とともにカウントフィンガ3
0を下降させることができる。このため、カウントフィ
ンガ30は、回転軸101 を回転中心とした円弧より下方
に移動して、折り畳み集積物Tの上面に打ち込まれる。
つまり、図7に示すように、カウントフィンガ30は待
機位置Aから円弧を描いて円弧点Cへ移動するのではな
く、円弧点Cよりも少し低い位置Bへ移動するのであ
る。このため、図8に示すように、折り畳み集積物Tの
最上面の紙片P1の折り目に、カウントフィンガ30を
正確に打ち込むことができ、この結果歩留りを向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ラインスピー
ドが変化しても、ラインスピードに追随して所定枚数の
折り畳み集積物の最上面の紙片の折り目にカウントフィ
ンガを正確に打ち込むことができ、この結果歩留まりを
向上させることができる。請求項2の発明によれば、円
弧を描くよりも少し下方に、カウントフィンガを打ち込
むことができるので、ウエブの折り目に正確に打ち込む
ことができる。このため、ウエブを破損させず、歩留ま
りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のジグザグ折り畳み集積物の自動取
出し装置の側面図である。
【図2】本実施形態のジグザグ折り畳み集積物の自動取
出し装置(打込み部140 を除く)の正面図である。
【図3】本実施形態のジグザグ折り畳み集積物の自動取
出し装置の正面図である。
【図4】カム機構の説明図である。
【図5】カウントフィンガ30の昇降機構の説明図であ
る。
【図6】本実施形態のジグザグ折り畳み集積物の自動取
出し装置の動作説明図である。
【図7】カウントフィンガ30の打込み開始から打込み
完了までの軌跡である。
【図8】本実施形態のジグザグ折り畳み集積物の自動取
出し装置の効果説明図である。
【図9】従来のジグザグ折り畳み集積物の自動取出し装
置の正面図である。
【図10】従来のジグザグ折り畳み集積物の自動取出し
装置の側面図である。
【図11】従来のジグザグ折り畳み集積物の自動取出し
装置の問題点説明図である。
【符号の説明】
2 スライドポスト 10 エレベータフィンガ 30 カウントフィンガ 90 搬出コンベア 103 スイングアーム 110 スライド部 110M スライド用サーボモータ 140 打込み部 140M 打込み用モータ 142 カム 143 カムフォロア W ウエブ T 折り畳み集積物 R 原反ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F054 AA01 AA10 AB02 BA02 BB18 BD02 BF07 BG03 BJ08 BJ13 DA08 3F108 AA01 AB02 AC10 BA04 BB02 BB31 CB12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の原反ロールから繰り出されたウエブ
    がその幅方向に沿って連続してカットされ、カットされ
    た紙片が2枚合わせで連続状にジグザグ折りされて積み
    重ねられる折り畳み集積物を自動的に定量ずつ取り出し
    て、該折り畳み集積物を搬出コンベアに搬送するための
    装置であって、前記折り畳み集積物の面長方向両端に対
    向して立設された一対のスライドポストと、該一対のス
    ライドポストに沿って上下昇降自在に取り付けられ、前
    記折り畳み集積物を載置する台部を備えたエレベータフ
    ィンガと、前記一対のスライドポストの前面に、前後揺
    動自在に設けられた左右一対のスイングアームと、該一
    対のスイングアームの先端間に、両端を取り付けられた
    水平なカウントバーと、該カウントバーに、その長手方
    向に間隔をもって取り付けられ、常時後退位置に後退し
    ており、用時エレベータフィンガの上方であって、折り
    畳み集積物の最上面の打込位置へ前進しうる台部を備え
    たカウントフィンガと、前記エレベータフィンガ上の折
    り畳み集積物を、前記搬出コンベアへ搬送する搬送手段
    と、前記スイングアームの適所に取り付けられたカムフ
    ォロワと、前記ジグザグ折りの折り畳みスピードに同期
    して駆動軸を回転させうる打込み用サーボモータと、該
    打込み用サーボモータによって回転し、前記カムフォロ
    ワとカム機構を構成し、待機領域および打込み領域を備
    えたカムとからなり、該カムの待機領域にカムフォロワ
    が接触しているときには、前記カウントフィンガを待機
    位置に待機させ、前記カムの打込み領域にカムフォロア
    が接触しているときには、前記カウントフィンガを前記
    打込位置に打込むようにしたことを特徴とするジグザグ
    折り畳み集積物の自動取出し装置。
  2. 【請求項2】前記カウントバーが前記スイングアーム
    に、その長手方向に沿ってスライド自在に取り付けら
    れ、前記カウントバーをスライドさせる駆動源がスライ
    ド用サーボモータであり、該スライド用サーボモータに
    よって、前記カウントフィンガの打込み開始から打込み
    完了までの期間に、前記カウントバーをスイングアーム
    の基端側へスライドさせることを特徴とするジグザグ折
    り畳み集積物の自動取出し装置。
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