JP2002067950A - 鉄道車両用すべり軸受 - Google Patents

鉄道車両用すべり軸受

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JP2002067950A JP2000261327A JP2000261327A JP2002067950A JP 2002067950 A JP2002067950 A JP 2002067950A JP 2000261327 A JP2000261327 A JP 2000261327A JP 2000261327 A JP2000261327 A JP 2000261327A JP 2002067950 A JP2002067950 A JP 2002067950A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラスト面が摩耗してもすべり軸受全体を交
換する必要のないと共に、スラスト面が摩耗しにくい鉄
道車両用すべり軸受を提供する。 【構成】 スラスト面29に、耐摩耗性のスラストプレ
ート21を着脱自在に取り付けたことにより、スラスト
プレート21が車両からの力を受けて摩耗した場合で
も、すべり軸受20全体を交換することなく、スラスト
プレート21の交換だけを行えば、すべり軸受20の再
使用が可能である。また、すべり軸受20全体を交換す
る必要がないため、摩耗していない部分あるいは、摩耗
の程度の低い部分を引き続き使用することができ、補修
コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車軸の外周面に当
接するジャーナル面と、前記車軸の端部に形成されるフ
ランジ部に当接するスラスト面と、を有する鉄道車両用
すべり軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の車軸に取り付けられるすべり
軸受において、車軸の端部に形成されるフランジ部にす
べり軸受のスラスト面を当接させて車両本体から働く力
を受けている。即ち、従来のすべり軸受20では、図5
に示すように、スラスト面29に、合金層としてホワイ
トメタルを接合して当接部23を形成し、この当接部2
3に車軸のフランジ部を当接させることにより、車軸に
対する車両本体からの軸方向の力を受けていた。なお、
このすべり軸受20の車軸の外周面に当接するジャーナ
ル面25の表面にもスラスト面29と同様に、ホワイト
メタルが接合されて合金層として形成されている。
【0003】また、スラスト面29の当接部23には、
ジャーナル面25と違って潤滑油の供給がほとんどない
上に、当接部23とフランジ部との間には、取付のため
隙間が形成され、そのためガタが生じ、当接部23とフ
ランジ部とが衝突して当接部23が塑性変形を起こし、
ジャーナル面25に比べてその摩耗が激しいものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、スラスト面
29の当接部23が摩耗した場合には、ジャーナル面2
5が摩耗していなくても、すべり軸受20全体を交換し
なければならなかった。また、当接部23は、ホワイト
メタル等の金属により形成されていたため、潤滑油の供
給が少ない場合に焼き付き等を起こし易すく、更に、弾
性に乏しく、衝撃を吸収することができないため、摩耗
が激しいものであった。
【0005】本発明は、上記した事情に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、スラスト面が摩耗して
もスラストプレートを交換するだけですべり軸受全体を
交換する必要のないと共に、スラスト面が潤滑油の供給
がほとんどない条件下であっても焼き付かず、且つ摩耗
しにくい鉄道車両用すべり軸受を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明においては、車軸の外周面
に当接するジャーナル面と、前記車軸の端部に形成され
るフランジ部に当接するスラスト面と、を有する鉄道車
両用すべり軸受において、前記スラスト面に、耐摩耗性
のスラストプレートを着脱自在に取り付けたことを特徴
とする。このように構成することにより、スラストプレ
ートが車両からの力を受けて摩耗した場合でも、すべり
軸受全体を交換することなく、スラストプレートの交換
だけを行えば、すべり軸受の再使用が可能である。ま
た、すべり軸受全体を交換する必要がないため、摩耗し
ていない部分あるいは、摩耗の程度の低い部分を引き続
き使用することができ、補修コストを低減することがで
きる。
【0007】また、請求項2に係る発明においては、前
記スラストプレートは、合成樹脂材料により形成されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、潤滑油の供給量が少なくてもスラストプレートが焼
き付き等を起こすことなく車軸がスムーズに回転するこ
とができ、潤滑油の使用量を削減することができる。ま
た、合成樹脂材料は、弾性に富んでいるため、衝撃を吸
収することができ、スラストプレートの摩耗の程度を抑
えることができる。
【0008】また、請求項3に係る発明においては、前
記合成樹脂材料は、ポリエーテルエーテルケトンのベー
ス樹脂に、0.1〜50重量%のポリテトラフルオロエ
チレンを添加することにより形成されていることを特徴
とする。このように構成することにより、耐熱性,耐摩
耗性,機械的強度等に優れた合成樹脂材料を形成するこ
とができ、スラストプレートをこの合成樹脂材料により
形成することにより、スラストプレートを高温,高荷重
等の過酷な条件下で使用した場合であっても、スラスト
プレートの摩耗の程度を抑えることができる。
【0009】更に、請求項4に係る発明においては、前
記スラストプレートは、その一部が表面に突出して前記
フランジ部に当接する当接部として形成されていること
を特徴とする。このように構成することにより、スラス
トプレートの摩耗の程度を容易に確認することができる
ため、スラストプレートの交換時期を正確に判断するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。先ず、鉄道車両用すべり軸
受が取り付けられる鉄道車両の車輪駆動部の概略につい
て、図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る
鉄道車両用すべり軸受が取り付けられる鉄道用車両の車
輪駆動部及び該車輪駆動部に取り付けられるすべり軸受
を示す概略図である。
【0011】図1において、車輪駆動部1は、モータを
内蔵する主電動機2と、該主電動機2に挿通される車軸
3と、該車軸3を主電動機2に対して回転自在に支持す
るアクセルメタル4と、車軸3に固定されて主電動機2
の回転力により回転する車輪5と、一方の車輪5と主電
動機2との間に位置して主電動機2の回転力を他の機構
へ伝達する歯車9と、から構成されている。主電動機2
は、駆動源であるモータ(図示しない),減速用歯車
(図示しない)等の機構部品から構成され、モータの回
転は、減速用歯車によって減速された後、車軸3に伝達
される。車軸3は、車輪5の外側に突出しており、その
突出した部分に本実施形態に係るすべり軸受20が当接
するように取り付けられる。即ち、車軸3の両端部に
は、すべり軸受20のジャーナル面25(後述する)と
当接する軸受当接部7が形成され、その軸受当接部7の
外側(最端部)にすべり軸受20のスラスト面29と当
接するフランジ部6が形成され、軸受当接部7の内側に
すべり軸受20の鍔部30と当接する段差部8が形成さ
れている。
【0012】しかして、主電動機2内のモータが回転す
ることにより、車軸3が回転し、車軸3に固定された車
輪5がレール(図示しない)上を転動して車両本体(図
示しない)が移動されるものであるが、この車両本体
は、すべり軸受20上部に接続固定された車両支持部材
10によって支持されている。また、すべり軸受20
は、車軸5の両側方に形成された軸受当接部7の上部に
載置されるものであるため、車両本体は、車両支持部材
10及びすべり軸受20を介して車軸3の両側方で支持
されることとなる。
【0013】次に、本実施形態の要部を構成するすべり
軸受20について、図2乃至図4を参照して説明する。
図2は、実施形態に係るすべり軸受20の分解斜視図で
あり、図3は、図2のA−Aで切断した断面図であり、
図4は、図2のB−Bで切断した断面図である。
【0014】図2において、すべり軸受20は、鋼製の
平メタル22と合成樹脂製のスラストプレート21とか
ら構成されている。スラストプレート21は、薄板状の
ものであり、上部がほぼ台形形状に、下部がほぼ半円形
状の凹部として形成されている。スラストプレート21
には、スラストプレート21を平メタル22に取り付け
るための取付穴24が4箇所穿設されると共に、下部の
半円形状に形成された凹部の周縁には、側方断面が台形
形状の当接部23がスラストプレート21表面に突出し
て形成されている。取付穴24は、図4に示すように、
スラストプレート21の外側表面から内側裏面に向かっ
て徐々にその径が小さくなる台形形状に形成されてい
る。これは、スラストプレート21を平メタル22に取
り付けた際に、取付皿ネジ28のネジ頭を収納させるた
めである。また、本実施形態においては、スラストプレ
ート21の当接部23を含めた厚さは、約5.5mm程
度に形成され、そのうち当接部23の突設高さは、約2
mm程度に形成されている。
【0015】また、スラストプレート21は、合成樹脂
により形成されるものであるが、その材質として、例え
ば、本出願人が特願平10−348496号で提案し
た、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のベース
樹脂に、分子量が30万以上のポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)0.1〜50重量%を粉状に分散させ
て添加した合成樹脂のように、弾性,耐熱性,耐摩耗
性,機械的強度等の優れた合成樹脂により形成されてい
る。なお、PEEK樹脂単独で形成したものでも良い
し、他の耐摩耗性樹脂でもよい。
【0016】一方、平メタル22は、上部がほぼ台形形
状に形成されると共に、その内側面は、ほぼ半円形状に
ジャーナル面25として形成され、長手方向の一端側に
は、スラスト面29が、他端側には、鍔部30が形成さ
れている。スラスト面29には、スラストプレート21
を取り付けるための取付ネジ穴27が、スラストプレー
ト21の取付穴24と対応する位置に4箇所穿設されて
いる。また、平メタル22の内側端面であって、鍔部3
0に対応する位置には、図3に示すように、傾斜状に段
差部当接面26が形成されている。なお、ジャーナル面
25及び段差部当接面26には、平メタル22に厚さ約
2mm程度のホワイトメタルが接合されている。また、
ホワイトメタルに限定されることなく、スラストプレー
ト21と同材の合成樹脂等を用いてもよい。
【0017】しかして、図2に示すように、スラストプ
レート21の取付穴24に挿通した取付皿ネジ28を平
メタル22の取付ネジ穴27に螺着することにより、ス
ラストプレート21が平メタル22に取り付けられ、す
べり軸受20が組み立てられる。このとき、前述のよう
に、取付皿ネジ28のネジ頭は、取付穴24内に収納さ
れるため、スラストプレート21表面から突出すること
はない。また、取付皿ネジ28を緩めて取り外すことに
より、スラストプレート21が平メタル22から取り外
される。このように、スラストプレート21は、平メタ
ル22に対して着脱自在に取り付けられるものである。
【0018】組み立てられたすべり軸受20の長さ寸
法、即ち、スラストプレート21の厚さと平メタル22
の長さ寸法を合わせた寸法は、軸受当接部7の軸方向の
長さ寸法よりも小さく形成されているため、すべり軸受
20を軸受当接部7上に当接した際、すべり軸受20の
端部とフランジ部6あるいは段差部8との間には隙間が
できることとなる。このため、車両本体が車輪駆動部1
に取り付けられた際には、この隙間により、車両本体と
車輪駆動部1との間には、車軸3の軸方向でガタが生じ
る。このように、車両本体と車輪駆動部1との間にガタ
が生じた状態で車両本体を駆動させた場合、振動等によ
り車両本体が軸方向に移動するため、スラストプレート
21の当接部23及び段差部当接面26は、それぞれフ
ランジ部6及び段差部8と当接することにより、車軸3
に対する車両本体からの軸方向の力を受けることにな
る。そして、スラストプレート21の当接部23とフラ
ンジ部6とが、また、すべり軸受20の段差部当接面2
6と段差部8とが衝突を繰り返すため、当接部23及び
段差部当接面26は、ジャーナル面25と比較して摩耗
し易い。更に、フェルト給油によりジャーナル面25及
び段差部当接面26は、潤滑されるが、当接部23は、
潤滑油の供給がされにくいため、当接部23は、すべり
軸受20における摩耗部分の中でも最も激しく摩耗する
部分である。しかし、前述のように、スラストプレート
21は、弾性に優れた合成樹脂材料で形成されているた
め、フランジ部6との衝突による衝撃を吸収することが
できるため、その摩耗の程度を抑えることができると共
に、潤滑油の供給が少なくても焼き付き等を起こすこと
がない。
【0019】そして、当接部23が徐々に摩耗してい
き、取付皿ネジ28のネジ頭とフランジ部6が当接する
直前程度にまで当接部23が摩耗した時点でスラストプ
レート21を交換することになるが、交換の際は、車両
と車輪駆動部1とを分離した状態で取付皿ネジ28を緩
めて取り外した後、摩耗したスラストプレート21を取
り外し、新しいスラストプレート21を再び取付皿ネジ
28により平メタル22に螺着することで行う。また、
当接部23は、スラストプレート21表面に突出して形
成されているため、スラストプレート21の摩耗の程度
を容易に確認することができる。
【0020】以上、実施形態について詳細に説明してき
たが、本実施形態においては、車軸3の外周面に当接す
るジャーナル面25と、前記車軸3の端部に形成される
フランジ部6に当接するスラスト面29と、を有する鉄
道車両用すべり軸受20において、前記スラスト面29
に、耐摩耗性のスラストプレート21を着脱自在に取り
付けたことを特徴とする。このように構成することによ
り、スラストプレート21が車両からの力を受けて摩耗
した場合でも、すべり軸受20全体を交換することな
く、スラストプレート21の交換だけを行えば、すべり
軸受20の再使用が可能である。また、すべり軸受20
全体を交換する必要がないため、摩耗していない部分あ
るいは、摩耗の程度の低い部分を引き続き使用すること
ができ、補修コストを低減することができる。
【0021】また、本実施形態においては、前記スラス
トプレート21は、合成樹脂材料により形成されている
ことを特徴とする。このように構成することにより、潤
滑油の供給量が少なくてもスラストプレート21が焼き
付き等を起こすことなく車軸3がスムーズに回転するこ
とができ、潤滑油の使用量を削減することができる。ま
た、合成樹脂材料は、弾性に富んでいるため、衝撃を吸
収することができ、スラストプレート21の摩耗の程度
を抑えることができる。
【0022】また、本実施形態においては、前記合成樹
脂材料は、ポリエーテルエーテルケトンのベース樹脂
に、分子量が30万以上のポリテトラフルオロエチレン
0.1〜50重量%を粉状に分散させて添加することに
より形成されていることを特徴とする。このように構成
することにより、耐熱性,耐摩耗性,機械的強度等に優
れた合成樹脂材料を形成することができ、スラストプレ
ート21をこの合成樹脂材料により形成することによ
り、スラストプレート21を高温,高荷重等の過酷な条
件下で使用した場合であっても、スラストプレート21
の摩耗の程度を抑えることができる。
【0023】更に、本実施形態においては、前記スラス
トプレート21は、その一部が表面に突出して前記フラ
ンジ部6に当接する当接部23として形成されているこ
とを特徴とする。このように構成することにより、スラ
ストプレート21の摩耗の程度を容易に確認することが
できるため、スラストプレート21の交換時期を正確に
判断することができる。
【0024】なお、上記した実施形態においては、スラ
ストプレート21には、フランジ部6が当接する当接部
23が突設されているものを示したが、当接部23の突
出高さは、任意に設定可能であり、また、当接部23が
突設されず、全体に平板状に形成され、スラストプレー
ト21表面がフランジ部6と当接するものであってもよ
い。また、当接部23の傾斜面に、当接部23の摩耗の
程度を確認するためのインジケータマーク等を施したも
のであってもよい。更に、スラストプレート21の材質
として耐摩耗性の合成樹脂ではなく、耐摩耗性がありし
かもなじみ性のある合金材料であっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明においては、車軸の外周面に当
接するジャーナル面と、前記車軸の端部に形成されるフ
ランジ部に当接するスラスト面と、を有する鉄道車両用
すべり軸受において、前記スラスト面に、耐摩耗性のス
ラストプレートを着脱自在に取り付けた構成にすること
により、スラストプレートが車両からの力を受けて摩耗
した場合でも、すべり軸受全体を交換することなく、ス
ラストプレートの交換だけを行えば、すべり軸受の再使
用が可能である。また、すべり軸受全体を交換する必要
がないため、摩耗していない部分あるいは、摩耗の程度
の低い部分を引き続き使用することができ、補修コスト
を低減することができる。
【0026】また、請求項2,請求項3に係る発明にお
いては、前記スラストプレートは、合成樹脂材料で構成
することにより、潤滑油の供給量が少なくてもスラスト
プレートが焼き付き等を起こすことなく車軸がスムーズ
に回転することができ、潤滑油の使用量を削減すること
ができる。また、合成樹脂材料は、弾性に富んでいるた
め、衝撃を吸収することができ、スラストプレートの摩
耗の程度を抑えることができる。
【0027】特に、前記合成樹脂材料として、ポリエー
テルエーテルケトンのベース樹脂に、0.1〜50重量
%のポリテトラフルオロエチレンを添加することにより
形成された耐熱性,耐摩耗性,機械的強度等に優れた合
成樹脂材料をスラストプレートに用いることにより、ス
ラストプレートを高温,高荷重等の過酷な条件下で使用
した場合であっても、スラストプレートの摩耗の程度を
抑えることができる。
【0028】更に、請求項4に係る発明においては、前
記スラストプレートは、その一部が表面に突出して前記
フランジ部に当接する当接部として形成されていること
により、スラストプレートの摩耗の程度を容易に確認す
ることができるため、スラストプレートの交換時期を正
確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る鉄道車両用すべり軸受が取り付
けられる鉄道用車両の車輪駆動部及び該車輪駆動部に取
り付けられるすべり軸受を示す概略図である。
【図2】実施形態に係る鉄道車両用すべり軸受の分解斜
視図である。
【図3】図2のA−Aで切断した断面図である。
【図4】図2のB−Bで切断した断面図である。
【図5】従来の鉄道車両用すべり軸受の斜視図である。
【符号の説明】
1 車輪駆動部 3 車軸 6 フランジ部 7 軸受当接部 20 すべり軸受 21 スラストプレート 22 平メタル 23 当接部 24 取付穴 25 ジャーナル面 26 段差部当接面 27 取付ネジ穴 28 取付皿ネジ 29 スラスト面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 佳孝 愛知県名古屋市北区猿投町2番地 大同メ タル工業株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA20 BA08 SC01 SC05 SC20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸の外周面に当接するジャーナル面
    と、前記車軸の端部に形成されるフランジ部に当接する
    スラスト面と、を有する鉄道車両用すべり軸受におい
    て、 前記スラスト面に、耐摩耗性のスラストプレートを着脱
    自在に取り付けたことを特徴とする鉄道車両用すべり軸
    受。
  2. 【請求項2】 前記スラストプレートは、合成樹脂材料
    により形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    鉄道車両用すべり軸受。
  3. 【請求項3】 前記合成樹脂材料は、ポリエーテルエー
    テルケトンのベース樹脂に、0.1〜50重量%のポリ
    テトラフルオロエチレンを添加することにより形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の鉄道車両用すべ
    り軸受。
  4. 【請求項4】 前記スラストプレートは、その一部が表
    面に突出して前記フランジ部に当接する当接部として形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の鉄道車両用すべり軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110434743A (zh) * 2019-08-21 2019-11-12 王雪梅 一种异形石材双面抛光机

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