JP2002065883A - 火災の消火もしくは防火方法および装置 - Google Patents

火災の消火もしくは防火方法および装置

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JP2002065883A JP2000256731A JP2000256731A JP2002065883A JP 2002065883 A JP2002065883 A JP 2002065883A JP 2000256731 A JP2000256731 A JP 2000256731A JP 2000256731 A JP2000256731 A JP 2000256731A JP 2002065883 A JP2002065883 A JP 2002065883A
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extinguishing
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Junpei Chokai
純平 鳥海
Takayuki Tsuda
貴之 津田
Yoshimasa Ito
良將 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放水中に規程範囲の消火薬剤希釈液を混合させ
ることにより、比較的少量の水で火災の消火もしくは防
火を達成する。 【解決手段】水源からポンプを介してノズルにより放水
する場合において、該放水中には、物性値:20±5℃
で比重が1.4±0.3で、且つ動粘度が65±5(c
st)の消火用薬剤を0.7〜5(重量)%の希釈液と
して混合するようにした。 これにより、火災発生に際
して水源からの比較的少量の給水により効果的に消火も
しくは防火することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災発生に際して
水源からの比較的少量の給水により効果的に消火もしく
は防火することができる方法もしくは装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火災発生に際し、現場付近に消火栓や消
火用水が存在しない場合や、あるいは存在しても現場か
ら遠い場合においては、消防車が到着後、水源から長い
ホースにより水を引き込むことにより消火活動を開始す
るようにし、また場合によっては消防車に保水タンクを
装着して現場に急行し、該保水タンクを水源として消火
活動を開始することがおこなわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、消防車
が到着後、水源からホースにより水を引き込むことによ
り消火活動を開始する場合には、折角消防車が到着して
も、水源から長いホースにより水を引き込むための作業
に手間取り、結果的に火災を拡大させることが多い。
また消防車に保水タンクを装着し、あるいは現場付近に
設置されている貯水槽を利用する場合においても、消防
車の保水タンクや、貯水量の少ない貯水槽を水源として
用いる場合においても保水量に限界があるために、完全
消火に至らない場合があり、このような場合の効果的な
消火手段の出現が望まれるところである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記し
た場合における消火手段を改善し、水源が火災現場から
遠く、さしあたり保水タンクを備えた消防車や、貯水量
の少ない貯水槽を水源とせざるを得ない場合において、
比較的少量の水でもきわめて効果的に、しかも初期消火
活動および再燃防止を可能とするものであって具体的に
は、請求項1の発明は、水源からポンプを介してノズル
により放水する場合において、該放水中には、物性値:
20±5℃で比重が1.4±0.3で、且つ動粘度が6
5±5(cst)の消火用薬剤を0.7〜5(重量)%
の希釈液として混合するようにしたことを特徴とする火
災の消火もしくは防火方法に関する。
【0005】また請求項2の発明は、上記放水中には、
物性値:20±5℃で比重が1.4±0.3で、且つ動
粘度が65±5(cst)の消火用薬剤を0.7〜5
(重量)%の希釈液として混合するとともに、さらにこ
れを150〜700l/minの流量にて放水するよう
にしたことを特徴とする請求項1に記載の火災の消火も
しくは防火方法に関する。
【0006】さらに請求項3の発明は、上記放水中に
は、物性値:20±5℃で比重が1.4±0.3で、且
つ動粘度が65±5(cst)の消火用薬剤を0.7〜
5(重量)%の希釈液として混合するとともに、さらに
これを200〜500l/minの流量にて放水するよ
うにしたことを特徴とする請求項1に記載の火災の消火
もしくは防火方法に関する。
【0007】さらに請求項4の発明は、上記放水中に混
合される希釈液は、ポンプ出側の放水の一部を混合器を
介して0.2MPa以上の循環圧にてポンプ入側に循環
させるとともに、上記混合器内に消火薬剤を吸引させる
ことにより0.7〜5(重量)%の希釈液として混合さ
れるものであるところの請求項1〜3に記載の火災の消
火もしくは防火方法に関する。
【0008】さらに請求項5の発明は、上記放水中に混
合される希釈液は、ポンプ出側の放水の一部を混合器を
介して0.2MPa以上の循環圧にてポンプ入側に循環
させるとともに、上記混合器には、消火薬剤タンク底面
と混合器中心との高低差が1.2m以内であって、しか
も消火薬剤タンク内の薬剤液面高さを50cm以下とし
た消火薬剤タンク内から消火薬剤を吸引させるようにし
たものであるところの請求項1〜4に記載の火災の消火
もしくは防火方法に関する。
【0009】さらに請求項6の発明は、水源より吸水す
るポンプと、該ポンプにより放水するノズルとからな
り、該放水中には物性値:20±5℃で比重が1.4±
0.3で、且つ動粘度が65±5(cst)の消火用薬
剤を0.7〜5(重量)%の希釈液として混合してなる
ことを特徴とする火災の消火もしくは防火装置に関す
る。
【0010】さらに請求項7の発明は、水源より吸水す
るポンプと、該ポンプにより放水するノズルと、ポンプ
出側から流量調整弁および混合器を介して放水の一部を
ポンプ入側に循環させるループ機構とからなり、上記混
合器には、消火薬剤タンク底面と混合器中心との高低差
が1.2m以内であって、しかも消火薬剤タンク内の薬
剤液面高さを50cm以下とした消火薬剤タンクを接続
して、該消火薬剤タンク内より消火薬剤を吸引させるよ
うにしたことを特徴とする火災の消火もしくは防火装置
に関する。
【0011】上記した構成において、ポンプを起動させ
ることにより消防車等に積載された水源より吸水し、こ
れをホースで繋がったノズルにより火災発生箇所に向け
て放水する。 この場合において放水中には物性値:2
0±5℃で比重が1.4±0.3で、且つ動粘度が65
±5(cst)の消火用薬剤を0.7〜5(重量)%希
釈混合されているために、通常の単なる水の放射に比し
て、格段の消火もしくは防火能力の向上がみられる。
【0012】また、この場合の希釈消火液の混合に際し
ては、ポンプ出側から流量調整弁および混合器を介して
放水の一部をポンプ入側に循環させるループ機構を有
し、しかも上記混合器には、消火薬剤タンク底面と混合
器中心との高低差が1.2m以内であって、しかも消火
薬剤タンク内の薬剤液面高さを50cm以下とした消火
薬剤タンクを接続して、該消火薬剤タンク内より消火薬
剤を吸引させるために、上記ループ内を流れる放水の一
部が混合器を適度の負圧とするとともに、タンク内消火
薬剤の吸引を容易にし、放水に対する理想的な消火薬剤
の希釈混合を可能にする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を図1の実施例をもとに説明すると、図1には消防自
動車その他の車輛等に積載されて、緊急時に火災発生現
場に搬送される消火もしくは防火装置の一例が示されて
いる。 すなわち図1において、1は水源より吸水する
ためのポンプ、9は該ポンプ1により放水するノズル、
11は混合器、15は消火薬剤タンク、WTは水源とし
ての保水タンクをあらわす。
【0014】ポンプ1は、その入側として、保水タンク
WTとの間に弁2および逆止弁3を介在させてパイプ4
aにより接続されるとともに、出側として、ノズル9と
の間には逆止弁6および弁5を介在させてパイプ4cな
らびにホース8によって接続される。 さらにポンプ1
の出側からは、パイプ4d、4e、4fを介して放水の
一部をポンプ入側に循環させるループ機構が構成され
る。
【0015】すなわち該ループ機構は、ポンプ1の出側
であるパイプ4cに取り付けた弁5の出側に接続部7を
形成するとともに、該接続部7にパイプ4dの一端を接
続させ、さらにパイプ4dの他側には混合器11、パイ
プ4e、接続部13、弁14パイプ4fの順で接続され
て、パイプ4fの端部をポンプ1の入側であるパイプ4
bに接続させてループ機構が構成される。
【0016】なお10はパイプ4dの途中に取りつけら
れたところの混合器11を通過する水の水圧を調整する
流量調整弁、12は混合器11に取りつけられた圧力
計、13aは接続部13のメクラ蓋をあらわす。 さら
に消火薬剤タンク15は、前記した混合器11の下側に
取りつけられる。 すなわち、消火薬剤タンク15の下
部には薬剤の流量調整弁17を介した吸引パイプ16が
取りつけられ、しかもこの吸引パイプ16の先端は上記
した消火薬剤タンク15の内底部付近に臨ませる。
【0017】さらにこの場合において、消火薬剤タンク
15内に入れられる消火薬剤については、格別に特定の
消火薬剤に限定されるものではないが、例えばリン酸ア
ンモニウムその他の一般的な消火薬剤等を主剤とした種
々の消火薬剤を用いることができる。
【0018】しかし必要最小限の水により効果的な消火
能力を発揮できるようにする本発明の目的を達成するた
めには、特定の薬剤物性値、とくに規程された比重と粘
度ならびに前記しいたループ内の水の流れを規制する流
量調整弁17を有するほか、消火薬剤タンク15内にお
ける消火薬剤の液面高さ、ならびに該液面と混合器11
間の高低差を一定の範囲内に規程する必要がある。
【0019】我々の実験によれば、この場合に最も好ま
しい条件として、放水中には物性値:20±5℃で比重
が1.4±0.3で、且つ動粘度が65±5(cst)
の消火用薬剤を0.7〜5(重量)%の希釈液として混
合するのが最良である。 またこのような希釈液として
の理想的な混合状態を得るには、まず流量調整弁10を
調整して混合器11の圧力計12が少なくとも0.2M
Pa以上となるようにして混合器11内を適度の負圧と
し、しかも消火装置としてつぎの構成を有するのが好ま
しい。
【0020】すなわち前記した消火薬剤タンク15の底
面と混合器11中心との高低差については1.2m以内
であって、しかも消火薬剤タンク15内の薬剤液面高さ
が50cm以下となるようにして消火薬剤タンク15内
より消火薬剤を吸引させるようにするものとする。
【0021】上記した構成において、火災発生に伴なっ
て図1の消火装置を積載した消防車が現場に到着し、弁
2および14を開放するとともにポンプ1を起動させる
ことにより保水タンクWT内の水が、パイプ4aからパ
イプ4b、パイプ4cを介して放水としてホース8へと
供給される。 この場合ポンプ1の入側および出側には
それぞれ逆止弁3および6が介在されているために逆流
することはない。
【0022】さらに放水の一部は接続部7からパイプ4
dおよび4e、4fによるループ機構内を通じてポンプ
1の入側であるパイプ4bへと還流される過程におい
て、混合器11を通過する際に消火薬剤タンク15から
吸引される消火薬剤と混合される。 すなわち、消火薬
剤タンク15内に通じる吸引パイプ16の流量調整弁1
7は、あらかじめ一定量開放されており、還流放水が一
定の圧力で通過することにより混合器11内が負圧とな
って吸引パイプ16により消火薬剤タンク15内の消火
薬剤が混合器11内に吸引されて上記還流放水と混合さ
れる。
【0023】この場合において混合器11内の負圧力を
最適にするには、前記したように流量調整弁10を調整
して混合器11の圧力計12が少なくとも0.2MPa
以上となるようにする。 さらに混合器11で消火薬剤
と混合された還流放水は、パイプ4e、4fを通じてポ
ンプ1の入側のパイプ4b内に還流され、再度ポンプ1
によりパイプ4c、ホース8を通じてノズル9により消
火対象領域内に向けて放射される。
【0024】なお上記した実施例においては、水源とし
て車載の保水タンクWTを利用しているが、このほかに
も例えば火災現場近くに設置された比較的小容積の貯水
槽や、水流の比較的少ない小川などを利用することもで
き、この場合においては接続部13のめくら蓋13aを
取り外し、上記水源からひいたパイプ又はホース等を接
続部13に接続して用いるものとする。
【0025】〔実験例〕火災発生に見たてた燃焼物とし
て図2にあらわしたように、90cm角の金属パン18
上約30cmの高さとなるように設置したアングル状の
金属台19上に、3×4cm角で、長さ3mの杉木材2
0を約17cm間隔毎に水平方向に並べるとともに、さ
らにその上に直交させて上記の杉木材20を、同じく約
17cm間隔毎に水平方向に並べ、これを上下26段積
み重ねたものを2個並べて燃焼物21を形成した。
【0026】金属パン18内に可燃物であるn−ヘキサ
ン22を入れ、これに着火して燃焼開始させた後、3分
経過時に本発明に係る消火装置を用い、前記した本発明
による消火薬剤の0.1%・1.0%、5・0%(w
%)の、3種の希釈液を混合させた放水による場合と、
水だけの放水による場合との合計4通りについて、共に
200L/minの放水量をもって消火をおこなった。
【0027】結果は表1に示す通りである [表1] 〔 消 火 薬 剤 (w%) 〕 〔水 の み〕 混合比率 : 0.7 1.0 5.0 −−− 消火時間 : 8 秒 7 秒 6 秒 12秒(再燃)
【0028】上記の通り、水のみによる消火の場合には
12秒と、鎮火に至るまでの時間が長く、しかも鎮火数
分後には再燃焼が始まった。 これに対し、本発明装置
および本発明に係る消火薬剤の希釈液をもって放水消火
活動を実施した場合において、希釈量5(w)%とした
場合には、格段に消火時間が短くなり、しかも消火後に
おける再燃が殆ど阻止されることが解った。 しかし希
釈量を5(w)%よりも多くした場合においても、消火
時間および再燃防止効果は殆ど変わらず、かえってコス
トの上昇を招く結果となるところから、5(w)%が希
釈量の上限となることが解った。
【0029】また反対に希釈量が最少の0.7(w)%
であっても、水のみによる場合に比して消火時間が短
く、しかも再燃が生じないことがわかった。 しかし
0.7(w)%を下回ると消火時間が通常の水だけによ
る場合に比して殆ど変わらなくなり、また消火したとし
ても再燃しやすくなるところから0.7(w)%が下限
値となることが解った。
【0030】以上のことから、本発明によれば比較的少
量の水でも効果的な消火が可能であり、また仮に完全消
火には至らなかったとしても速やかな再燃を阻止し、少
なくともその後十分な放水量による消火活動が開始され
るまでの間における火災の拡大を最小限に食い止める防
火作用を発揮できることが明らかとなった。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記した通り、水源からポンプ
を介してノズルにより放水する場合において、該放水中
には、物性値:20±5℃で比重が1.4±0.3で、
且つ動粘度が65±5(cst)の消火用薬剤を0.7
〜5(重量)%の希釈液として混合するとともに、さら
にこれを150〜700l/min(より好ましくは2
00〜500l/min)の流量にて放水するようにし
たために、火災発生に際して水源からの比較的少量の給
水により効果的に消火もしくは防火することができる。
【0032】また放水中に混合される希釈液として、ポ
ンプ出側の放水の一部を混合器を介して0.2MPa以
上の循環圧にてポンプ入側に循環させるとともに、上記
混合器内には、消火薬剤タンク底面と混合器中心との高
低差が1.2m以内であって、しかも消火薬剤タンク内
の薬剤液面高さを50cm以下とした消火薬剤タンク内
から消火薬剤を吸引させるようにしたために、放射され
る方水中に対して消火薬剤を0.7〜5(重量)%の好
ましい希釈範囲の希釈液として混合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である火災の消火もしくは防
火装置の概略図。
【図2】本発明の消火実験用に用いた可燃物燃焼装置の
部分図。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 弁 3 逆止弁 4 パイプ 5 弁 6 逆止弁 7 接続部 8 ホース 9 ノズル 10 流量調整弁 11 混合器 12 圧力計 13 接続部 13a めくら蓋 14 弁 15 消火薬剤タンク 16 吸引パイプ 17 流量調整弁 18 金属パン 19 金属台 20 杉木材 21 燃焼物 22 n−ヘキサン WT 保水タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 良將 神奈川県茅ヶ崎市下町屋1丁目1番1号 宮田工業株式会社内 Fターム(参考) 2E191 AA01 AB41 AB54

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水源からポンプを介してノズルにより放水
    する場合において、該放水中には、物性値:20±5℃
    で比重が1.4±0.3で、且つ動粘度が65±5(c
    st)の消火用薬剤を0.7〜5(重量)%の希釈液と
    して混合するようにしたことを特徴とする火災の消火も
    しくは防火方法。
  2. 【請求項2】放水中には、物性値:20±5℃で比重が
    1.4±0.3で、且つ動粘度が65±5(cst)の
    消火用薬剤を0.7〜5(重量)%の希釈液として混合
    するとともに、さらにこれを150〜700l/min
    の流量にて放水するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の火災の消火もしくは防火方法。
  3. 【請求項3】放水中には、物性値:20±5℃で比重が
    1.4±0.3で、且つ動粘度が65±5(cst)の
    消火用薬剤を0.7〜5(重量)%の希釈液として混合
    するとともに、さらにこれを200〜500l/min
    の流量にて放水するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の火災の消火もしくは防火方法。
  4. 【請求項4】放水中に混合される希釈液は、ポンプ出側
    の放水の一部を混合器を介して0.2MPa以上の循環
    圧にてポンプ入側に循環させるとともに、上記混合器内
    に消火薬剤を吸引させることにより0.7〜5(重量)
    %の希釈液として混合されるものであるところの請求項
    1〜3に記載の火災の消火もしくは防火方法。
  5. 【請求項5】放水中に混合される希釈液は、ポンプ出側
    の放水の一部を混合器を介して0.2MPa以上の循環
    圧にてポンプ入側に循環させるとともに、上記混合器に
    は、消火薬剤タンク底面と混合器中心との高低差が1.
    2m以内であって、しかも消火薬剤タンク内の薬剤液面
    高さを50cm以下とした消火薬剤タンク内から消火薬
    剤を吸引させるようにしたものであるところの請求項1
    〜4に記載の火災の消火もしくは防火方法。
  6. 【請求項6】水源より吸水するポンプと、該ポンプによ
    り放水するノズルとからなり、該放水中には物性値:2
    0±5℃で比重が1.4±0.3で、且つ動粘度が65
    ±5(cst)の消火用薬剤を0.7〜5(重量)%の
    希釈液として混合してなることを特徴とする火災の消火
    もしくは防火装置。
  7. 【請求項7】水源より吸水するポンプと、該ポンプによ
    り放水するノズルと、ポンプ出側から流量調整弁および
    混合器を介して放水の一部をポンプ入側に循環させるル
    ープ機構とからなり、上記混合器には、消火薬剤タンク
    底面と混合器中心との高低差が1.2m以内であって、
    しかも消火薬剤タンク内の薬剤液面高さを50cm以下
    とした消火薬剤タンクを接続して、該消火薬剤タンク内
    より消火薬剤を吸引させるようにしたことを特徴とする
    火災の消火もしくは防火装置。
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