JP2002065263A - cDNAの増幅方法及び標識cDNAの調製方法 - Google Patents

cDNAの増幅方法及び標識cDNAの調製方法

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JP2002065263A
JP2002065263A JP2000252835A JP2000252835A JP2002065263A JP 2002065263 A JP2002065263 A JP 2002065263A JP 2000252835 A JP2000252835 A JP 2000252835A JP 2000252835 A JP2000252835 A JP 2000252835A JP 2002065263 A JP2002065263 A JP 2002065263A
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JP2000252835A
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Yuujitsu Asai
友実 浅井
Migaku Arakawa
琢 荒川
Yoshiaki Nishiya
西矢  芳昭
Fumikiyo Kawakami
川上  文清
Yoshihisa Kawamura
川村  良久
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微量の核酸から、簡便に効率よく核酸を増幅す
る方法及び標識核酸の調製方法ならびにそのための試薬
を提供する。 【解決手段】ポリA+RNAから、5'末端にアンカー配
列1を有するオリゴdTプライマーを用いて逆転写反応
により一本鎖cDNAを調製し、該cDNAに、5'末
端にアンカー配列2が付加されたランダムオリゴヌクレ
オチドプライマーをアニーリングさせ、プライマーを伸
長して二本鎖cDNAを合成し、アンカー配列部分と少
なくとも部分的に同じ塩基配列部分を有するプライマー
を用いてポリメラーゼ連鎖反応を行う工程を含むことを
特徴とするcDNAの増幅方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はcDNAの増幅方法
及びそのための試薬に関する。さらに詳しくは、アンカ
ー配列が付加したオリゴdTプライマー及びランダムプ
ライマーを用いて二本鎖cDNAを調製し、アンカープ
ライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応(以下、PCR
とも示す)を行うことによって、簡便に微量核酸をポピ
ュレーションとして増幅する方法ならびにそのための試
薬に関する。
【0002】
【従来の技術】数々のゲノムプロジェクトの進展によ
り、その構造、すなわちデオキシリボ核酸(DNA)の
塩基配列が解明されつつあり、ヒトにおいてもここ数年
で完了するといわれ、およそ30億塩基の中に10万種
程度の遺伝子がコードされていると考えられている。し
かしながら、機能が判明している遺伝子はその10%程
度であり、90%は依然としてその機能は未知である。
続くポストゲノムプロジェクトの一つとして、この膨大
な数の未知遺伝子の機能を個別に検索する従来の手法に
代わって、遺伝子の動的状態(発現情報)を包括的に捉
え、例えば、臓器の相違、刺激への応答の相違等、生体
システムとしてこれら遺伝子の機能を記述する手法が取
られつつある。
【0003】ここで着目される技術がDNAアレイであ
る。DNAアレイとは支持体上に高密度に多数の核酸が
配置、固定化されたもので、ナイロン膜を用いたマクロ
アレイやガラスやシリコンなどの小型の基盤上により高
密度に核酸を配置したDNAチップなどがある。従来の
ノザンブロット解析ではハイブリダイゼーションを行う
際のプローブ核酸の数に限りがあったため、一度の実験
から得られる情報は限られていた。一方、リバースノザ
ンブロット解析法を用いたDNAアレイでは多数のプロ
ーブを固定化しておくことによって、一度の実験から固
定化されたプローブの種類に相当するだけの情報量が得
られる。また、固定化するプローブについてもゲノムプ
ロジェクトの結果、膨大な数の遺伝子について設計が可
能となっているため、生命現象を解明する有効な手段と
いえる。DNAアレイはまた、癌の個性診断等の疾患診
断、薬効や副作用の予測等、医療の分野においても重要
な役割を果たすことが期待される。
【0004】DNAアレイを用いて遺伝子の発現量を調
べる方法として、一般的に生体試料からポリA+RNA
あるいはTotal RNAを単離し、標識ヌクレオチド存在
下で逆転写反応によって標識cDNAターゲットを調製
する。これをDNAアレイにハイブリダイズさせ、支持
体上のプローブと結合した標識ターゲット量を直接的あ
るいは間接的に検出することによってそれぞれの遺伝子
の発現量を相対値化する方法が用いられる。この方法は
簡便で、かつ相対的な遺伝子の発現量を良く反映する一
方、ポリA+RNAの場合は2〜5μg、Total RNA
の場合は50〜200μgと比較的多量のRNAを使用
する。そのためには、10mg程度の組織もしくは細胞
が必要とされるという問題がある。手術などで摘出され
る臨床材料の場合や大量の細胞が可能な場合は有効な手
段であるが、微小な生検試料や少量の細胞培養サンプル
からμg単位でのポリA+RNAの抽出は困難で、DN
Aアレイの障害となっていた。
【0005】一方、微量RNAから標識サンプルを調製
する方法として、T7 RNAポリメラーゼ増幅法が用
いられる。この方法では、RNAより5'末端側にT7
プロモーター配列を付加されたオリゴdTプライマーを
用いて一本鎖cDNAを合成し、二本鎖化後、T7 R
NAポリメラーゼで転写反応を行うことによって、1分
子のcDNA(1分子のmRNAに相当)から100分
子程度のRNAが合成する。このRNAを鋳型として、
ランダムヘキサマー、標識ヌクレオチドを用いて再び逆
転写反応を行って調製された標識cDNAターゲットを
DNAアレイにハイブリダイズさせ、解析を可能にする
ものである。この方法で懸念されるのは、遺伝子毎の増
幅効率が同じでないため、増幅したものを利用した結果
はそうでない場合と必ずしも同一でがない。しかしなが
ら、DNAアレイでは、遺伝子間の発現量を比較するも
のではなく、同一遺伝子の発現量を2種類以上のサンプ
ルの間で比較するものであるので、サンプル間で同じ遺
伝子が同じように増幅されるのであれば、増幅効率の差
が結果に及ぼす影響はさほど大きくないとされる。とは
いえ、このT7 RNAポリメラーゼ増幅法では反応過
程で不安定なRNAを扱うことになるため、RNA分解
酵素の混入等によるサンプルの分解が懸念される。ま
た、逆転写酵素、RNAポリメラーゼ、逆転写酵素とい
う一連の反応において複数の酵素が用いられ、遺伝子間
で増幅効率のバイアスが生じる可能性が高くなる上、一
連の反応での増幅効率が十分でないため、特にサンプル
が微量の場合、複数回このような反応過程を繰り返さな
ければならない。そこで、これらの問題点を克服した方
法の開発が必要とされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、微量
の核酸から、簡便に効率よく核酸を増幅する方法及び標
識核酸の調製方法ならびにそのための試薬を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微量核酸
の遺伝子集団構成を維持しつつ、かつ効率よく増幅する
方法に着目し、鋭意検討を重ねた結果、ポリA+RNA
よりcDNAを合成する際、及び二本鎖cDNAの合成
の際に、アンカー配列が付加されたオリゴdTプライマ
ーやランダムプライマーを使用することによって、PC
Rを行うことにより簡便かつ効率よく微量核酸を増幅で
きることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】すなわち、本発明は以下のような構成から
なる、 (1)以下の工程を含むことを特徴とするcDNAの増
幅方法。 ポリA+RNAから、5'末端にアンカー配列1を有す
るオリゴdTプライマーを用いて逆転写反応により一本
鎖cDNAを調製し、 該cDNAに、5'末端にアンカー配列2が付加され
たランダムオリゴヌクレオチドプライマーをアニーリン
グさせ、 プライマーを伸長して二本鎖cDNAを合成し、 アンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列
部分を有するプライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応
を行う (2)アンカー配列1及びアンカー配列2が少なくとも
部分的に同じ塩基配列を有する(1)に記載のcDNA
の増幅方法。 (3)オリゴdTプライマーのdTストレッチが15〜
30塩基よりなる(1)または(2)に記載のcDNA
の増幅方法。 (4)オリゴdTプライマーの3'末端に少なくとも1
残基の混合塩基を有する(1)〜(3)のいずれかに記
載のcDNAの増幅方法。 (5)ランダムオリゴヌクレオチドプライマー中のラン
ダム塩基配列が5〜15塩基よりなる(1)〜(4)の
いずれかに記載のcDNAの増幅方法。 (6)ランダムオリゴヌクレオチドプライマー中のラン
ダム塩基配列が9塩基よりなる(5)に記載のcDNA
の増幅方法。 (7)ランダムオリゴヌクレオチドプライマーのアニー
リング温度が10〜50℃である(1)〜(6)のいず
れかに記載のcDNAの増幅方法。 (8)ランダムオリゴヌクレオチドプライマーのアニー
リング温度が25〜45℃である(7)に記載のcDN
Aの増幅方法。 (9)5'末端にアンカー配列2が付加されたランダム
オリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配列部分と少
なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプライマーを反
応液に同時に加え、二本鎖cDNAの合成、ポリメラー
ゼ連鎖反応を連続的に行う(1)〜(8)のいずれかに
記載のcDNAの増幅方法。 (10)5'末端にアンカー配列2が付加されたランダ
ムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配列部分と
少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプライマーの
混合比が0.1:100〜10:100である(1)〜
(9)のいずれかに記載のcDNAの増幅方法。 (11)該混合比が1:100である(10)に記載の
cDNAの増幅方法。 (12)以下の工程を含むことを特徴とする標識cDN
Aの調製方法。 ポリA+RNAから、5'末端にアンカー配列1を有す
るオリゴdTプライマーを用いて逆転写反応により一本
鎖cDNAを調製し、 cDNAに、5'末端にアンカー配列2が付加された
ランダムオリゴヌクレオチドプライマーをアニーリング
させ、 該プライマーを伸長して二本鎖cDNAを合成し、 アンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列
を有するプライマーを用いて標識ヌクレオチド存在下で
ポリメラーゼ連鎖反応を行う (13)アンカー配列1及びアンカー配列2が少なくと
も部分的に同じ塩基配列を有する(12)に記載の標識
cDNAの調製方法。 (14)オリゴdTプライマーのdTストレッチが15
〜30塩基よりなる(12)または(13)に記載の標
識cDNAの調製方法。 (15)オリゴdTプライマーの3'末端に少なくとも
1残基の混合塩基を有する(12)〜(14)のいずれ
かに記載の標識cDNAの調製方法。 (16)ランダムオリゴヌクレオチドプライマー中のラ
ンダム塩基配列が5〜15塩基よりなる(12)〜(1
5)のいずれかに記載の標識cDNAの調製方法。 (17)ランダムオリゴヌクレオチドプライマー中のラ
ンダム塩基配列が9塩基よりなる(16)に記載の標識
cDNAの調製方法。 (18)ランダムオリゴヌクレオチドプライマーのアニ
ーリング温度が10〜50℃である(12)〜(17)
のいずれかに記載の標識cDNAの調製方法。 (19)ランダムオリゴヌクレオチドプライマーのアニ
ーリング温度が25〜45℃である(18)に記載の標
識cDNAの調製方法。 (20)5'末端にアンカー配列2が付加されたランダ
ムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配列部分と
少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプライマーを
反応液に同時に加え、二本鎖cDNAの合成、ポリメラ
ーゼ連鎖反応を連続的に行う(12)〜(19)のいず
れかに記載の標識cDNAの調製方法。 (21)5'末端にアンカー配列2が付加されたランダ
ムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配列部分と
少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプライマーの
混合比が0.1:100〜10:100である(12)
〜(20)のいずれかに記載の標識cDNAの調製方
法。 (22)該混合比が1:100である(21)に記載の
標識cDNAの調製方法。 (23)5'末端にアンカー配列1を有するオリゴdT
プライマー、逆転写酵素、5'末端にアンカー配列2が
付加されたランダムオリゴヌクレオチドプライマー、ア
ンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有
するプライマー、PCR酵素を含むことを特徴とする
(1)〜(11)のいずれかに記載の方法によりcDN
Aを増幅するためのcDNA増幅用キット。 (24)5'末端にアンカー配列1を有するオリゴdT
プライマー、逆転写酵素、5'末端にアンカー配列2が
付加されたランダムオリゴヌクレオチドプライマー、ア
ンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有
するプライマー、PCR酵素、標識ヌクレオチドを含む
ことを特徴とする(12)〜(22)のいずれかに記載
の方法により標識cDNAを調製するための標識cDN
A調製用キット。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明においてポリA+RNAは、単離されたポリA+
NAサンプルの他、Total RNAなどに含有されるポリ
+RNA等も含まれる。
【0010】本発明では、まず、試料より分離されたポ
リA+RNAをcDNAに変換する。試料より核酸を分
離する方法としては、常法に従い行うことができ、AG
PC法[Analytical Biochemistry Vol.162、pp156−15
9]や、市販の試薬を用いてTotal RNAを単離すれば良
い。さらに、市販の試薬を用いて試料より直接ポリA +
RNAを単離する他、上記Total RNAよりオリゴdT
セファロース等の担体を利用してポリA+RNAを単
離、精製しておくことがより好ましい。
【0011】上記ポリA+RNAのcDNAへの変換に
は、逆転写酵素、dNTP、及び5'末端にアンカー配
列1を有するオリゴdTプライマーを反応させる。オリ
ゴdTプライマーはポリA+RNAのポリアデニル化領
域(ポリAテール)に特異的にアニーリングし得る長
さ、つまりdTストレッチが15〜30塩基よりなるも
のであれば好ましく、20〜25塩基程度がより好まし
い。
【0012】上記反応で使用するオリゴdTの5'末端
に付加されるアンカー配列1は、PCR時のプライマー
アニーリング部位を含むため、少なくとも15塩基以上
あることが望ましい。また、アンカー配列1中にパリン
ドローム構造を有しないものが好ましい。これは、PC
Rを行う際にパリンドローム構造を有するアンカー配列
に相補的なプライマーを使用すると、セルフアニーリン
グにより反応効率が低下することが懸念されるからであ
る。なお、アンカー配列中の塩基配列にパリンドローム
配列がある場合でも本法を行うことが可能であるが、ア
ンカー配列全体がパリンドローム配列からなるようなあ
まり長いパリンドローム配列を有するものでない方が好
ましい。
【0013】さらに、ポリA+RNAのポリAテールは
数百残基に及ぶこともあり、逆転写酵素や後工程のPC
R酵素による伸長反応時に同一塩基が連続すると酵素が
スリップし、反応効率が低下する。これを防ぐため、オ
リゴdTプライマーの3'末端には少なくとも1残基以
上の混合塩基を付加し、ポリAテールの最上流部分にオ
リゴdTプライマーをアニーリングさせることにより、
一本鎖cDNAの合成をポリAテール最上流より開始さ
せることが好ましい。
【0014】本発明においては、上記cDNAに、5'
末端にアンカー配列2が付加されたランダムオリゴヌク
レオチドプライマーをアニーリングさせ、上記プライマ
ーを伸長して二本鎖cDNAを合成する。アンカー配列
2はアンカー配列1と全く同じ塩基配列を含まない場
合、2種類のプライマーを用いて次工程のPCRを行う
ことが可能であるが、少なくとも部分的に同じ塩基配列
を有する配列を用いることでPCRを共通配列プライマ
ー1種類で行うことが出来る。このため、少なくとも部
分的に同じ塩基配列が15塩基以上からなることが好ま
しく、特に必要がなければアンカー配列1およびアンカ
ー配列2はが全く同じものを使用すればよい。さらに、
20塩基以上のTm値の高い塩基配列をPCRプライマ
ーとし、PCR時のアニーリング温度を60℃、好まし
くは65℃以上に設定することで、ランダムプライマー
がPCR時に存在してもアニーリングできないため、増
幅断片の短鎖化を防ぐことが可能になる。
【0015】本発明におけるランダムヌクレオチドプラ
イマーのランダムヌクレオチド配列部分は好ましくは5
〜15塩基、さらに好ましくは9塩基よりなる。該プラ
イマーのアニーリング温度は、好ましくは10〜50
℃、より好ましくは25〜40℃で行う。該ランダムヌ
クレオチド配列が短すぎると、アニーリング効率が低下
する。これを反応温度を低下させることによって補正し
ようとした場合、PCR酵素類の活性が低下するので好
ましくない。一方、ランダムヌクレオチド配列が長すぎ
ると、これが次工程のPCRにキャリーオーバーされた
場合、プライマーとして使用され得るので増幅断片の短
鎖化を招く。
【0016】本発明では、上記cDNAを鋳型としてア
ンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列部分
を有するプライマーを用いてPCRを行うことにより、
cDNAを増幅する。この際、前工程から持ち込まれた
ランダムオリゴヌクレオチドプライマーによる短鎖化を
防ぐため、前工程反応産物を精製し、ランダムオリゴヌ
クレオチドプライマーを除去しておくとよい。あるいは
PCRサイクルのアニーリング温度を高くするか、シャ
トルPCRを行うことによっても回避できる。また、ビ
オチン−dUTP等の標識ヌクレオチド存在下でPCR
を行うことにより、DNAアレイなどのリバースノザン
ブロットの標識サンプルとして利用できる。図1に本発
明の概略を示す。
【0017】さらに、一本鎖cDNA、5'末端にアン
カー配列2が付加されたランダムオリゴヌクレオチドプ
ライマー、アンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ
塩基配列部分を有する、好ましくは20〜35塩基が同
じ配列であるようなプライマーを反応液に同時に加え、
二本鎖cDNAの合成、ポリメラーゼ連鎖反応を簡便に
連続的に行うことも可能である。本発明者らは、上記反
応液に耐熱性DNAポリメラーゼ、dNTPを添加後、
サーマルサイクラーにセットし、例えば(94℃・30
秒、30〜45℃・10秒、72℃・5分)×2サイク
ル、(94℃・30秒、72℃・5分)×25サイクル
の反応を連続的に行わせることにより、二本鎖cDNA
の合成及び増幅が可能であることを見出した。さらに、
添加する5'末端にアンカー配列2が付加されたランダ
ムオリゴヌクレオチドプライマーとアンカー配列部分と
少なくとも部分的に、好ましくは20〜35塩基が同じ
塩基配列部分を有するプライマーの量比は、0.1:1
00〜10:100が適当である。さらに好ましくは
1:100である。
【0018】本発明による核酸の増幅方法は微量核酸よ
り効率よく核酸を増幅することが可能であり、特定の核
酸ではなく、核酸を集団として増幅することができるの
で、cDNAクローニングの際等の核酸ソースの増幅あ
るいはライブラリーの作製に利用される。さらに、PC
Rの際に標識ヌクレオチドあるいは標識プライマーを使
用することで簡便にDNAアレイの標識核酸サンプルを
調製することが可能である。
【0019】本発明の一実施態様は、5'末端にアンカ
ー配列1を有するオリゴdTプライマー、逆転写酵素、
5'末端にアンカー配列2が付加されたランダムオリゴ
ヌクレオチドプライマー、アンカー配列部分と少なくと
も部分的に同じ塩基配列部分を有するプライマー、PC
R酵素を含む、(1)ポリA+RNAから、5'末端にア
ンカー配列1を有するオリゴdTプライマーを用いて逆
転写反応により一本鎖cDNAを調製し、(2)該cD
NAに、5'末端にアンカー配列2が付加されたランダ
ムオリゴヌクレオチドプライマーをアニーリングさせ、
(3)該プライマーを伸長して二本鎖cDNAを合成
し、(4)アンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ
塩基配列を有するプライマーを用いてポリメラーゼ連鎖
反応を行うことを特徴とするcDNA増幅用キットであ
る。ここで、PCR酵素とは、Taq DNAポリメラ
ーゼ、Tth DNAポリメラーゼ、KOD DNAポ
リメラーゼ、Pfu DNAポリメラーゼ、KOD d
ash(東洋紡績)などの耐熱性DNAポリメラーゼを
いうものである。
【0020】また、本発明の別な実施態様は、5'末端
にアンカー配列1を有するオリゴdTプライマー、逆転
写酵素、5'末端にアンカー配列2が付加されたランダ
ムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配列部分と
少なくとも部分的に同じ塩基配列部分を有するプライマ
ー、PCR酵素、標識ヌクレオチドを含む、(1)ポリ
+RNAから、5'末端にアンカー配列1を有するオリ
ゴdTプライマーを用いて逆転写反応により一本鎖cD
NAを調製し、(2)該cDNAに、5'末端にアンカ
ー配列2が付加されたランダムオリゴヌクレオチドプラ
イマーをアニーリングさせ、(3)該プライマーを伸長
して二本鎖cDNAを合成し、(4)アンカー配列部分
と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプライマー
を用いて標識ヌクレオチド存在下でポリメラーゼ連鎖反
応を行うことを特徴とする標識cDNA調製用キットで
ある。ここで、標識に用いる化合物としては、ビオチ
ン、ジゴキシゲニン、フルオレセイン、ローダミン、C
y3、Cy5、放射性ヌクレオチド等が例示される。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を例示することによ
って、本発明の効果をより一層明確なものとする。
【0022】実施例1 ポリA+RNAの調製 培養細胞HeLaS3及びK562は、それぞれ10%
牛胎児血清(GIBCO BRL)を含むダルベッコ変
法イーグル培地(ニッスイ)、RPMI1640培地
(ニッスイ)でコンフルエントになるまで培養し、細胞
を回収した。各々5×106cellより、ポリA+RNAを
市販のキット(MagExtractor -mRNA-;東洋紡績)を用
い、添付のプロトコールに従って調製した。回収量は2
60nmの吸光度を元に算出され、それぞれ2.19μ
g、1.12μgであった。
【0023】実施例2 一本鎖cDNAの調製 一本鎖cDNAの調製のために、配列番号1に示すよう
な、5'末端にアンカー配列1(GAAATGTCCGTTCGGTTGGCA
G)を有するオリゴdTプライマー(アマシャムファル
マシアバイオテク)を用いた。
【0024】HeLa及びK562培養細胞より調製さ
れた上記ポリA+RNA100ngに、上記オリゴdT
プライマー(10pmol)、逆転写酵素(ReverTra A
ce(100U);東洋紡績)、及び終濃度1mMのdN
TP(dATP,dCTP,dGTP及びdTTP)を
添加し(反応液量20μl)、42℃で60分間インキ
ュベートし、一本鎖cDNAを調製した。
【0025】実施例3 標識cDNAターゲットの調製 上記一本鎖cDNAより標識cDNAターゲットの調製
のために、上記反応液2μlに、配列番号2に示すよう
な、5'末端にアンカー配列2(GAAATGTCCGTTCGGTTGGCA
G)が付加されたランダムオリゴヌクレオチドプライマ
ー(アマシャムファルマシアバイオテク)、配列番号3
に示すような、アンカー配列部分と少なくとも部分的に
同じ塩基配列部分を有するPCRプライマー(アマシャ
ムファルマシアバイオテク)を用いた。
【0026】上記一本鎖cDNA反応液2μlに、1p
mol ランダムオリゴヌクレオチドプライマー、10
0pmol PCRプライマー、dNTP(0.2mM
dATP,0.2mM dCTP,0.2mM dG
TP,0.15mM dTTP)、0.05mM bi
otin−16−dUTP(ロッシュ・ダイアグノステ
ィクス)、PCR酵素(2.5U KOD Dash;
東洋紡績)を添加し(反応液量50μl)、サーマルサ
イクラーにセットし、(98℃・20秒、40℃・ 1
0秒、74℃・5分)×2サイクル、(98℃・20
秒、74℃・5分)×25サイクルの反応を行った。反
応終了後、未反応のbiotin−16−dUTPを除
去するためにエタノール沈澱を行い、滅菌水に再溶解し
た。
【0027】実施例4 cDNAアレイフィルターへの
ハイブリダイゼーション及び検出 cDNAアレイフィルター(Gene Navigator cDNA Arra
y Filter -human cancer selected-;東洋紡績)をハイ
ブリダイゼーションボトルに入れ、ハイブリダイゼーシ
ョン溶液(PerfectHyb Hybridization Solution;東洋
紡績)10mlを添加し、ハイブリダイゼーションオー
ブンで68℃で30分間インキュベートした(プレハイ
ブリダイゼーション)。標識cDNAターゲットを変性
するため、5分間煮沸処理し、氷上で急冷した。プレハ
イブリダイゼーション溶液を除去後、68℃に加温して
おいたハイブリダイゼーション溶液10mlに標識cD
NAターゲット溶液を加え、ハイブリブリダイゼーショ
ンボトルに入れ、68℃で一晩インキュベートした(ハ
イブリダイゼーション)。続いて、ハイブリダイゼーシ
ョン溶液を除去し、68℃のまま、2×SSC,0.1
% SDS 20mlで10分間インキュベートし、こ
の操作を2回行った。さらに、0.1×SSC、0.1
%SDSで同様に繰り返した。続いて、市販のビオチン
標識核酸キット(Imaging high -Chemilumi for GeneNa
vigator ver.;東洋紡績)を用いて添付のプロトコール
に従い、化学発光をX線フィルム(Scientific Imaging
Film、X-OMAT AR;Kodak社)で検出した。この結
果を図1に示す。100ng以下の少ないポリA+RN
Aから十分な強度のシグナルが検出され、2種類の細胞
間で相対的シグナル強度が異なる遺伝子も確認された。
【0028】実施例8 半定量RT−PCRによる裏付
上記cDNAアレイへのハイブリダイゼーションの結
果、HeLaS3細胞とK562細胞において異なる相
対的シグナル強度が認められた遺伝子の一部、HLA−
A、p16ink4a(MTS1)、及びコントロール
としてハウスキーピング遺伝子G3PDH(Glyceralde
hyde 3-Phosphate Dehydrogenase)について、RT−P
CRを行った。テンプレートとして、それぞれの細胞よ
りAGPC法[Analytical Biochemistry Vol.162、pp1
56−159(1987)]により調製されたTotal RNA1、
0.1、0.01μgを用い、上記反応は市販のRT−
PCRキット(ReverTra Dash;東洋紡績)を用いて添
付のプロトコールに従って行われた。ただし、プライマ
ーとして、逆転写反応にはキット添付のランダムプライ
マー、続くPCRにはそれぞれの遺伝子に配列特異的な
プライマーを用いた。RT−PCR反応産物1/10量
について、1%アガロース電気泳動を行った結果を図2
に示す。
【0029】図1においてシグナル強度が異なった遺伝
子においてRT−PCRにおいても発現量に差が認めら
れ、本発明を応用したDNAアレイの標識cDNAター
ゲットの調製法が微量なサンプル間の遺伝子発現の比較
に有効な手段であることが確認された。
【0030】
【発明の効果】上述したように、本発明の方法により、
cDNA等の核酸試料をポピュレーションとして効率よ
く増幅することが可能になった。この方法により得られ
た増幅核酸は、ライブラリーのソース、DNAアレイの
標識ターゲットなどに利用することが可能である。
【0031】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110>TOYO BOSEKI KABUSHIKI KAISHA <120>A METHOD OF AMPLIFYING CDNA AND A METHOD OF PREPARAING LABELED CDNA <130>00-0549 <140> <141> <160>3 <170>PatentIn Ver.2.1 <210>1 <211>49 <212>DNA <220> <223>Description of Artificial Sequence <400>1 gaaatgtccg ttcggttggc agtttttttt tttttttttt tttttttvn 49
【0032】 <210>2 <211>31 <212>DNA <220> <223>Description of Artificial Sequence <400>2 gaaatgtccg ttcggttggc agnnnnnnnn n 31
【0033】 <210>3 <211>22 <212>DNA <220> <223>Description of Artificial Sequence <400>3 gaaatgtccg ttcggttggc ag 22
【図面の簡単な説明】
【図1】本法を模式的に示した図である。
【図2】本法により、HeLaS3細胞及びK562細
胞のポリA+RNAから調製した標識cDNAターゲッ
トのcDNAアレイへのハイブリダイゼーション結果を
示す図面に代わる写真である。
【図3】cDNAアレイへのハイブリダイゼーションの
結果、2つの細胞間で異なる相対的シグナル強度を示し
た遺伝子に関するRT−PCRの電気泳動解析結果を示
す図面に代わる写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 文清 福井県敦賀市東洋町10番24号 東洋紡績株 式会社敦賀バイオ研究所内 (72)発明者 川村 良久 福井県敦賀市東洋町10番24号 東洋紡績株 式会社敦賀バイオ研究所内 Fターム(参考) 4B024 AA20 CA04 FA01 HA19 4B029 AA07 AA23 FA12 4B063 QA13 QQ42 QQ49 QQ50 QQ52 QR32 QR62 QS25

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を含むことを特徴とするcD
    NAの増幅方法。 (1)ポリA+RNAから、5'末端にアンカー配列1を
    有するオリゴdTプライマーを用いて逆転写反応により
    一本鎖cDNAを調製し、(2)該cDNAに、5'末
    端にアンカー配列2が付加されたランダムオリゴヌクレ
    オチドプライマーをアニーリングさせ、(3)該プライ
    マーを伸長して二本鎖cDNAを合成し、(4)アンカ
    ー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列部分を有
    するプライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応を行う
  2. 【請求項2】 アンカー配列1及びアンカー配列2が少
    なくとも部分的に同じ塩基配列を有する請求項1に記載
    のcDNAの増幅方法。
  3. 【請求項3】 オリゴdTプライマーのdTストレッチ
    が15〜30塩基よりなる請求項1または2に記載のc
    DNAの増幅方法。
  4. 【請求項4】 オリゴdTプライマーの3'末端に少な
    くとも1残基の混合塩基を有する請求項1〜3のいずれ
    かに記載のcDNAの増幅方法。
  5. 【請求項5】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマー
    中のランダム塩基配列が5〜15塩基よりなる請求項1
    〜4のいずれかに記載のcDNAの増幅方法。
  6. 【請求項6】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマー
    中のランダム塩基配列が9塩基よりなる請求項5に記載
    のcDNAの増幅方法。
  7. 【請求項7】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマー
    のアニーリング温度が10〜50℃である請求項1〜6
    のいずれかに記載のcDNAの増幅方法。
  8. 【請求項8】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマー
    のアニーリング温度が25〜45℃である請求項7に記
    載のcDNAの増幅方法。
  9. 【請求項9】 5'末端にアンカー配列2が付加された
    ランダムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配列
    部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプライ
    マーを反応液に同時に加え、二本鎖cDNAの合成、ポ
    リメラーゼ連鎖反応を連続的に行う請求項1〜8のいず
    れかに記載のcDNAの増幅方法。
  10. 【請求項10】 5'末端にアンカー配列2が付加され
    たランダムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配
    列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプラ
    イマーの混合比が0.1:100〜10:100である
    請求項1〜9のいずれかに記載のcDNAの増幅方法。
  11. 【請求項11】 該混合比が1:100である請求項1
    0に記載のcDNAの増幅方法。
  12. 【請求項12】 以下の工程を含むことを特徴とする標
    識cDNAの調製方法。 (1)ポリA+RNAから、5'末端にアンカー配列1を
    有するオリゴdTプライマーを用いて逆転写反応により
    一本鎖cDNAを調製し、(2)cDNAに、5'末端
    にアンカー配列2が付加されたランダムオリゴヌクレオ
    チドプライマーをアニーリングさせ、(3)該プライマ
    ーを伸長して二本鎖cDNAを合成し、(4)アンカー
    配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプ
    ライマーを用いて標識ヌクレオチド存在下でポリメラー
    ゼ連鎖反応を行う
  13. 【請求項13】 アンカー配列1及びアンカー配列2が
    少なくとも部分的に同じ塩基配列を有する請求項12に
    記載の標識cDNAの調製方法。
  14. 【請求項14】 オリゴdTプライマーのdTストレッ
    チが15〜30塩基よりなる請求項12または13に記
    載の標識cDNAの調製方法。
  15. 【請求項15】 オリゴdTプライマーの3'末端に少
    なくとも1残基の混合塩基を有する請求項12〜14の
    いずれかに記載の標識cDNAの調製方法。
  16. 【請求項16】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマ
    ー中のランダム塩基配列が5〜15塩基よりなる請求項
    12〜15のいずれかに記載の標識cDNAの調製方
    法。
  17. 【請求項17】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマ
    ー中のランダム塩基配列が9塩基よりなる請求項16に
    記載の標識cDNAの調製方法。
  18. 【請求項18】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマ
    ーのアニーリング温度が10〜50℃である請求項12
    〜17のいずれかに記載の標識cDNAの調製方法。
  19. 【請求項19】 ランダムオリゴヌクレオチドプライマ
    ーのアニーリング温度が25〜45℃である請求項18
    に記載の標識cDNAの調製方法。
  20. 【請求項20】 5'末端にアンカー配列2が付加され
    たランダムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配
    列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプラ
    イマーを反応液に同時に加え、二本鎖cDNAの合成、
    ポリメラーゼ連鎖反応を連続的に行う請求項12〜19
    のいずれかに記載の標識cDNAの調製方法。
  21. 【請求項21】 5'末端にアンカー配列2が付加され
    たランダムオリゴヌクレオチドプライマー、アンカー配
    列部分と少なくとも部分的に同じ塩基配列を有するプラ
    イマーの混合比が0.1:100〜10:100である
    請求項12〜20のいずれかに記載の標識cDNAの調
    製方法。
  22. 【請求項22】 該混合比が1:100である請求項2
    1に記載の標識cDNAの調製方法。
  23. 【請求項23】 5'末端にアンカー配列1を有するオ
    リゴdTプライマー、逆転写酵素、5'末端にアンカー
    配列2が付加されたランダムオリゴヌクレオチドプライ
    マー、アンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基
    配列を有するプライマー、PCR酵素を含むことを特徴
    とする請求項1〜11のいずれかに記載の方法によりc
    DNAを増幅するためのcDNA増幅用キット。
  24. 【請求項24】 5'末端にアンカー配列1を有するオ
    リゴdTプライマー、逆転写酵素、5'末端にアンカー
    配列2が付加されたランダムオリゴヌクレオチドプライ
    マー、アンカー配列部分と少なくとも部分的に同じ塩基
    配列を有するプライマー、PCR酵素、標識ヌクレオチ
    ドを含むことを特徴とする請求項12〜22のいずれか
    に記載の方法により標識cDNAを調製するための標識
    cDNA調製用キット。
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