JP2002064869A - 情報提供システムおよび携帯無線端末 - Google Patents

情報提供システムおよび携帯無線端末

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JP2002064869A
JP2002064869A JP2000250474A JP2000250474A JP2002064869A JP 2002064869 A JP2002064869 A JP 2002064869A JP 2000250474 A JP2000250474 A JP 2000250474A JP 2000250474 A JP2000250474 A JP 2000250474A JP 2002064869 A JP2002064869 A JP 2002064869A
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Masahiro Uno
雅博 宇野
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料情報を迅速かつ通信コストなしに、ユー
ザに提供できる情報提供システムおよび携帯無線端末を
提供する。 【解決手段】 Bluetoothという非公衆無線通
信装置と、公衆移動体通信システムの料金課金機能とを
組み合わせ、デジタル音楽データ等の情報コンテンツの
ダウンロードを、非公衆無線回線を使って行い、情報コ
ンテンツに対する課金は、公衆移動体通信システムの料
金課金機能を使う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信回線を通
じて情報コンテンツの提供(ダウンロード)を行うとと
もに、その情報コンテンツに対する課金処理を実行する
情報提供システムおよび携帯無線端末に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術、ネットワーク技術
の発達および普及に伴い、音楽や映像の伝達方法とし
て、CD(Compact Disc)やビデオテープ等の物理的な記
録媒体を使ったものの他、デジタル化した音楽や映像デ
ータを、そのまま伝達するシステムが出現してきてい
る。
【0003】音楽を例にとって説明する。音楽データの
デジタル化技術には様々なものがあるが、その一例とし
て、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)
がある。ATRAC方式は、ソニー(株)が開発したデ
ジタル音楽データの圧縮方式であり、現在、MD(Mini
Disc)、およびインターネットによる音楽配信に使われ
ている。
【0004】また、このようにデジタル化した音楽デー
タを、携帯電話等の公衆無線回線を通じて配信するビジ
ネスも研究されている。例えば、(株)NTTドコモと
松下電器産業(株)、ソニー(株)が行っている音楽配
信サービスが挙げられる。
【0005】図1は、(株)NTTドコモ等が提供して
いる移動体電話システムであるPHS(Personal Handyp
hone System)を使って、音楽データを配信するためのシ
ステム構成を示している。同図のコンテンツサーバ10
1は、基地局103を通じて、移動局102に音楽リス
トを送信する(図1の)。この音楽リストは、移動局
102の表示装置106に表示される。
【0006】移動端末(移動局)の使用者は、表示装置
106に示された音楽リストを見て、聴きたい音楽を選
択する。選択した音楽については、基地局103を通じ
てコンテンツサーバ101に伝えられる(図1の)。
そこで、コンテンツサーバ101は、使用者の選択に従
って音楽データを移動局102に送信する(図1の
)。その結果、使用者は、移動局102に蓄積された
音楽データを再生して、その音楽を聴くことができる。
【0007】一方、送信された音楽データに対する課金
は、基地局103を通じて、課金処理装置104に伝え
られ、コンテンツサーバ101の運営者の銀行口座10
5に、購入代金として送金される(図1の)。
【0008】次に、図2を参照して、上記の移動局につ
いて説明する。移動局102には、音楽データを蓄積す
るための音楽データ蓄積装置205の他に、音楽を再生
するための音楽データ再生装置206が搭載されてい
る。使用者は、これらの装置を使用して、ダウンロード
した音楽データを格納し、それを聴くことができる。以
下、各部の概略動作を説明する。
【0009】基地局から移動局へ送信された信号は、移
動局のアンテナ208、高周波受信回路201で受信さ
れ、その信号がアナログ/デジタル変換器202で変換
された後、復調器203で復調される。また、音楽リス
トが送られてきた場合、そのリストは、情報表示装置2
04に表示される。使用者は、その音楽リストを見なが
ら、入力装置207を用いて所望の音楽の選択を行う。
【0010】このようにして得られた音楽選択情報は、
変調器208、デジタル/アナログ変換器209、高周
波送信回路210、そして、アンテナ208を通じて、
基地局に送信される。その結果、使用者の選択に従っ
て、基地局より移動局へ音楽データが送られてくる。こ
の音楽データも、上記の音楽リストと同様、受信処理、
復調処理された後、音楽データ蓄積装置205に蓄積さ
れる。音楽データのダウンロードが終了すれば、使用者
は、音楽データ再生装置206を用いて音楽データを再
生し、聴くことができる。
【0011】次に、非公衆無線回線について説明する。
近年の無線技術の発達と、ユーザ側からの簡易な無線シ
ステムの要求により、多くの非公衆無線通信方式が提案
され、実用化されている。これらの方式による装置は、
通信(通話)可能距離は短いものの、免許が不要、小
型、かつ廉価な装置であり、ユーザへの通話料の課金は
ない。そして、携帯電話よりも高速なデータ通信速度を
目標としている。その代表的なものとして、Bluet
oothが挙げられる。
【0012】Bluetooth方式は、エリクソン
(Ericsson)、ノキア(Nokia)、IB
M、東芝等、複数のメーカーが中心になって標準化が行
われている無線通信システムである。使用周波数は、
2.4GHz帯で、通話可能距離は約10m(電力を上
げれば、さらに接続距離は延びる)、最高下り伝送速度
は723.2kbpsである。
【0013】上記の周波数帯は、国際的に定められたI
SMバンド(本来は産業、科学、医療で使うことを目的
としていた無線周波数帯)であること、通話可能距離が
短いことから免許が不要で、かつ、装置を小型化できる
という利点がある。西暦2000年中には、Bluet
ooth方式を搭載したパーソナルコンピュータ等が、
市場に出現すると考えられる。
【0014】そこで、Bluetooth方式を採用し
た非公衆回線を使えば、音楽配信といった比較的大きな
データ容量を要する場合でも、高速、かつ通信コストを
かけずに送信できる。下記の表lに示す試算では、音楽
一曲(3.2MB換算)のダウンロード時間は、Blu
etoothの場合、35秒であり、2001年から日
本でサービスを開始する予定の、次世代携帯電話方式で
あるWCDMA方式(低速移動時)の約1/2の時間で
ある。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ユーザ端末とサーバ間
のデータ伝送は、無線で、かつ、ユーザが違和感やスト
レスを感じないくらい高速でなければならない。しか
し、表1に示す比較例から明らかなように、既存の携帯
電話やPHSを使用して、音楽データのダウンロードを
する場合、そのダウンロード時間が大きな問題となる。
特に、WCDMA方式における高速移動時やPHS方式
では、ダウンロードに分単位の時間がかかることが予想
される。
【0017】このような問題に対する解決策は、伝送回
線を高速化することであるが、次世代のWCDMA方式
においても、最大伝送速度は384kbpsであり、上
述のように高速移動中は、PHS並みの64kbpsの
伝送速度しか確保できない等の問題がある。それに加え
て、通信コストの大幅な削減の見通しはないと言える。
【0018】また、上記のBluetooth方式で音
楽配信サービスを行った場合、課金システムに問題が発
生する。つまり、Bluetooth方式は、非公衆無
線通信方式であるために、通話料がかからない。従っ
て、この方式を採用した通信網の使用者から使用料を徴
収するには、新たに課金システムを用意する必要があ
る。
【0019】さらに、Bluetoothは、通話可能
距離が短いため、移動局の位置によっては、例えば、情
報サーバに新しい音楽データが入荷した場合、ユーザに
新譜情報の告知ができないという問題もある。
【0020】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、音楽データ等の有料情
報(コンテンツ)を迅速、かつ通信コストをかけずにユ
ーザに提供できる情報提供システムおよび携帯無線端末
を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、情報享受者の個人情
報を第三者へ漏洩させずに有料情報を提供し、課金処理
を実行する情報提供システムおよび携帯無線端末を提供
することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、サーバ装置と移動局と基地局とからなる
情報提供システムにおいて、公衆無線回線を介して、上
記移動局と基地局が通信を行うよう制御する第1の通信
手段と、非公衆無線回線を介して、上記サーバ装置と移
動局が通信を行うよう制御する第2の通信手段とを備
え、上記移動局は、上記非公衆無線回線を経由して、上
記サーバ装置より有料情報の提供を受ける情報提供シス
テムが提供する。
【0023】好適には、本発明に係る情報提供システム
は、さらに、上記基地局に接続された課金手段を備え、
上記第1の通信手段は、上記非公衆無線回線を経由して
上記サーバ装置より上記移動局へ送られた、上記有料情
報に対する課金データを上記基地局へ送り、上記課金手
段は、上記課金データをもとに所定の課金処理を行う。
【0024】また、好ましくは、本発明に係る情報提供
システムは、さらに、上記サーバ装置から移動局へ、上
記公衆無線回線を経由して、所定の有料情報の存在を通
知する手段を備える。
【0025】また、他の発明は、公衆無線回線を介し
て、基地局と通信を行う第1の通信手段と、非公衆無線
回線を介して、有料情報を提供するサーバ装置と通信を
行う第2の通信手段とを備える携帯無線端末を提供す
る。
【0026】好ましくは、他の発明に係る携帯無線端末
は、さらに、上記第2の通信手段が受信した上記有料情
報を格納する手段と、上記格納された有料情報を再生す
る手段とを備える。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図3は、本実施の形
態に係る情報提供システムの全体構成(システム構成)
を示している。同図に示す情報提供システム(以下、単
にシステムという)は、PDC等の公衆無線回線11に
対応している公衆無線通信部(以降において、携帯電話
装置ともいう)と非公衆無線回線12に対応する非公衆
無線通信部(以降において、Bluetooth装置と
もいう)とからなる移動局3、公衆無線回線11を通じ
て、移動局3と通信を行う基地局5、非公衆無線回線1
2を経由して、有料情報の提供サービスを行う情報サー
バ(コンテンツサーバ)1、そして、基地局5に接続さ
れた課金処理装置6からなる。
【0028】コンテンツサーバ1は、Bluetoot
h方式を使用した無線通信装置(Bluetooth装
置)2によって、移動局3に対してコンテンツおよび店
コード等を送信する(図3の)。移動局3では、Bl
uetooth装置4で受信した情報を蓄積するととも
に、基地局5に対して、購入代金情報および店コード等
からなる決済データを伝える(図3の)。
【0029】基地局5は、上記の決済データを課金処理
装置6に送る。そこで、課金処理装置6は、受信した決
済データをもとに、購入代金を、コンテンツサーバ1の
運営者の銀行口座7に送金する(図3の)。つまり、
課金処理装置6は、移動局3が、コンテンツサーバ1か
ら、非公衆無線回線12を経由して受信した有料情報に
対する課金を行う。
【0030】なお、ここでは、Bluetoothを使
用して、コンテンツそのもののやり取りを行い、Blu
etoothを通過する情報(コンテンツ)そのものが
「商品」である、という位置づけになっている。
【0031】図4は、本実施の形態に係るシステムで使
用する移動局の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、移動局3は、通常の無線通話等を行うための
携帯電話機能を有する携帯電話装置20と、Bluet
oothを使用して、コンテンツサーバ1との間でデー
タのやり取りを行うためのBluetooth装置4を
有する。
【0032】コンテンツサーバ1からのデータは、上述
のように、非公衆無線回線12を経由して移動局3へ送
られ、それが、移動局3内のBluetooth装置4
のアンテナ37と高周波受信回路31で受信される。そ
して、受信データは、アナログ/デジタル変換器32で
デジタル信号に変換された後、復調器10で復調され
る。
【0033】コンテンツサーバ1から音楽リストが送ら
れてきた場合、そのリストは、移動局3の情報表示装置
8に表示される。そこで、使用者は、その音楽リストを
見ながら、例えば、キーボード、ボタン、JOGダイヤ
ル、JOYスティック等からなる入力装置43を用い
て、所望の音楽を選択する。
【0034】図6は、情報表示装置8に表示された音楽
リスト(ダウンロード音楽リスト)と、曲を選択するた
めの選択ボタン62を示す図である。
【0035】入力装置43からの音楽選択情報は、変調
器36、デジタル/アナログ変換器35、高周波送信回
路34、そして、アンテナ37を通じて、コンテンツサ
ーバ1へ送信される。その結果、使用者の選択に従っ
て、コンテンツサーバ1より移動局へ音楽データが送ら
れてくる。
【0036】コンテンツサーバ1からの音楽データも、
上記の音楽リストと同様、Bluetooth装置4に
よって受信され、復調された後、音楽データ蓄積装置4
1に蓄積される。そして、音楽データのダウンロードが
終了した後、使用者は、音楽データ再生装置42を用い
て、その音楽データを再生し、聴くことができる。
【0037】コンテンツサーバ1は、さらに、使用者
が、コンテンツとして上記の音楽データを購入した代
金、および店コード等の決済データを、Bluetoo
th装置2を経由して、移動局3へ送る。店コードは、
後述する課金を行う際、ユーザがどの店で、その音楽デ
ータを購入したか等を知る上で必要になるもので、例え
ば、コンテンツサーバ1のサーバIDや、そのサーバが
設置された場所等を示すデータからなる。よって、店コ
ードが不明であれば、コンテンツサーバ1の運営者は、
情報提供料を回収できないことになる。
【0038】上記の決済データも、移動局3のBlue
tooth装置4で受信されるが、移動局3は、そのデ
ータを基地局5に向けて送るため、携帯電話装置20を
起動する。そして、携帯電話装置20の変調器24、デ
ジタル/アナログ変換器25、高周波送信回路26、ア
ンテナ27を通じて、基地局5へ決済データを送信す
る。
【0039】また、移動局3には、移動局の認証のため
の認証装置44が搭載されている。これは、基地局5
(あるいは、コンテンツサーバ1)が、通信相手の移動
局が正当なものであるか否かを確認できるようにするた
めの装置である。さらに、移動局3は、移動局の使用に
先立ち、その使用者に入力装置43からパスワード等の
入力を要求し、それを認証装置44で照合することで、
使用者の正当性を確認する。
【0040】使用者を識別する情報については、それ
が、移動局3の認証装置44内に記録されているか、あ
るいは、識別情報を格納したSIM(Subscriber Identi
fication Module)カード等を外部インタフェース(I/
F)45に差し込み、その記録内容を認証装置44が読
み取ることで、使用者が正当であるかどうかを確認する
ようにしてもよい。
【0041】図5は、本実施の形態に係る情報提供シス
テムにおける情報処理手順、および信号の流れ等を示す
シーケンス図である。なお、上述のように、コンテンツ
サーバ1と移動局3との間では、Bluetoothに
よる通信が行われ、移動局3と基地局5間では、携帯電
話装置による通信が行われる。
【0042】本システムでは、最初に、図5の処理P6
0において、移動局3が、上述した使用者の正当性の確
認を行い、シーケンスSQ51で、移動局3と基地局5
間において、通信相手の正当性を確認するための認証を
行う。
【0043】その後、移動局3の使用者から、コンテン
ツサーバ1に対して音楽リストの要求があれば(シーケ
ンスSQ52)、続くシーケンスSQ53で、サーバ1
から移動局3へ、その音楽リストが送られてくる。その
結果、移動局3は、その情報表示装置8に音楽リストを
表示する(処理P61)。
【0044】次に、使用者が、送られてきた音楽リスト
を見ながら、入力装置43を用いて所望の音楽を選択す
ると(処理P62)、シーケンスSQ54で、移動局3
からコンテンツサーバ1へ選択情報が送信される。この
使用者による選択に従って、コンテンツサーバ1は、移
動局3へ音楽データを送付する(シーケンスSQ5
5)。そして、移動局3は、送られてきた音楽データを
音楽データ蓄積装置41に蓄積する(処理P63)。
【0045】その後、シーケンスSQ56において、コ
ンテンツサーバ1から移動局3へ、Bluetooth
を使用して、コンテンツサーバの識別番号、店コード、
およびコンテンツとしての音楽データの購入代金等を含
む決済情報が送信される。そして、移動局3は、受信し
た決済情報を、携帯電話装置を使用して基地局5へ送る
(シーケンスSQ57)。
【0046】このように、移動局3から基地局5へ送ら
れた決済情報は、さらに、シーケンスSQ58におい
て、基地局5から課金処理装置6へ送られる。その結
果、課金処理装置6は、受信した決済情報に基づいて課
金処理を実行し(処理P64)、続く処理P65におい
て、コンテンツサーバ1の運営者の銀行口座7へ、音楽
データの購入代金を送金する。以上の処理で、使用者が
非公衆無線回線を介して購入したコンテンツに対する決
済が、完結したことになる。
【0047】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、移動局へのコンテンツ(音楽データ)のダウンロー
ドに、非公衆回線であるBluetoothを使うこと
で、通信コストがかからず、しかも、Bluetoot
hは、通常の携帯電話よりも高速通信が可能なため、ダ
ウンロード時間も短くできるという効果がある。
【0048】さらに、音楽データの購入に対する課金に
は、従来からある携帯電話の課金システムを使うこと
で、セキュリティおよび代金回収の面で実績のあるシス
テムに依存しているため、確実な課金処理が可能とな
る。
【0049】特にセキュリティに関して、本実施の形態
に係るシステムでは、移動局は、コンテンツサーバに対
して、有料音楽データの選択以外には、購入者の個人情
報等を、非公衆回線を通じてコンテンツサーバに通知し
ないので、外部(第三者)に対して個人情報を隠蔽でき
る。従って、個人情報は、電話会社のみが管理すること
となり、悪意のある者が運用するコンテンツサーバから
個人情報を守ることができる。
【0050】また、コンテンツサーバ1を識別するため
の識別番号、それが設置された店コード、有料情報の代
金等の決済データを、非公衆回線を通じて移動局3へ送
り、さらに、移動局3より、公衆無線回線を経由して課
金処理装置6に送付するので、課金処理装置6が、コン
テンツサーバ1を識別して、代金等の認識を行えるよう
になる。
【0051】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
において、種々変形が可能である。例えば、課金処理装
置6が、有料情報(例えば、音楽データ)に対する課金
データに基づいて、コンテンツサーバの運用者が所有す
る銀行口座等に自動的に、その有料情報の代金を送金す
る構成とすることで、決済の全自動化が可能となる。
【0052】また、コンテンツサーバ1から移動局3
へ、携帯電話等の公衆無線回線を経由して、有料情報の
存在のみならず、他の有用な情報の告知を行う構成とす
ることで、例えば、新しい音楽データの入荷(新譜紹
介)を、その移動局がどこにいても、知らせることがで
きる。
【0053】上記実施の形態では、Bluetooth
を、非公衆回線通信の例として挙げたが、これに限定さ
れず、例えば、HomeRF,IEEE802.11
等、他の通信システムによっても、本情報提供システム
の実現が可能である。また、IrDA(Infrared Data A
ssociation)等の光通信を使ってもよい。
【0054】上記実施の形態では、コンテンツの提供と
して音楽配信を想定したが、本システムを、画像や文章
等、任意の情報配信サービスに使用するようにしてもよ
い。
【0055】さらには、コンテンツサーバ1からの決済
データを暗号化してから、非公衆回線を通じて移動局3
へ送信する構成をとることで、決済データが課金処理装
置以外の第三者(例えば、悪意のある移動局使用者)に
漏洩しないようにすることができる。
【0056】また、認証処理装置6として、UIM(Use
r Identification Module)を使った装置としてもよい。
なお、これは、欧州の携帯電話システムであるGSM(G
lobal System for Mobile communication)で使用されて
いるSIMカードと同様のものであり、使用者の課金情
報等を格納するカードである。(2001年より日本で
サービスを開始する予定のWCDMAシステムでは、こ
のUIMの搭載が必須である。)
【0057】さらに、上記のカードが、ISO7816
で規定されるICカードであり、携帯電話の認証の他
に、金融、交通機関等でも使用され、このカードを使っ
た電子マネーの普及が予想される。これに加えて、携帯
電話の認証と電子マネー機能が混在したカードの出現も
予想されるため、上記実施の形態に係る情報提供システ
ムの課金システム(決済)として、電子マネーを使用す
る構成としてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーバ装置と移動局と基地局とからなる情報提供システ
ムにおいて、公衆無線回線を介して移動局と基地局が通
信を行うよう制御する第1の通信手段と、非公衆無線回
線を介して、サーバ装置と移動局が通信を行うよう制御
する第2の通信手段とを備え、移動局が、非公衆無線回
線を経由して、サーバ装置より有料情報の提供を受ける
ことで、情報提供のための通信コストがかからず、通常
の携帯電話よりもデータ伝送速度の高速化ができるた
め、ダウンロード時間も短くできる。
【0059】さらに、本発明によれば、基地局に接続さ
れた課金手段を備えて、第1の通信手段が、非公衆無線
回線を経由してサーバ装置より移動局へ送られた、有料
情報に対する課金データを基地局へ送り、課金手段が、
その課金データをもとに所定の課金処理を行うので、第
三者に対して個人情報を隠蔽しつつ、確実な課金処理が
可能となる。
【0060】また、本発明によれば、サーバ装置から移
動局へ、公衆無線回線を経由して、所定の有料情報の存
在を通知する手段を備えることで、移動局がどこにいて
も、情報コンテンツについての情報を使用者に通知でき
る。
【0061】また、他の発明に係る携帯無線端末によれ
ば、公衆無線回線を介して、基地局と通信を行う第1の
通信手段と、非公衆無線回線を介して、有料情報を提供
するサーバ装置と通信を行う第2の通信手段とを備える
ので、短いダウンロード時間で、しかも、通信コストな
しの形態で有料情報を提供できる。
【0062】さらに、他の発明に係る携帯無線端末によ
れば、第2の通信手段が受信した有料情報を格納する手
段と、格納された有料情報を再生する手段とを備えるこ
とで、購入した情報の内容確認や、半永久的な保存が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の音楽データ配信システムの構成を示す
図である。
【図2】 従来の音楽データ配信システムに使用する移
動局の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る情報提供システム
の全体構成を示す図である。
【図4】 本実施の形態に係るシステムで使用する移動
局の構成を示すブロック図である。
【図5】 本実施の形態に係るシステムでの情報処理手
順および信号の流れ等を示すシーケンス図である。
【図6】 情報表示装置に表示された音楽リストと選択
ボタンを示す図である。
【符号の説明】
1…コンテンツサーバ、2…Bluetooth、3…
移動局、4…Bluetooth装置、5…基地局、6
…課金処理装置、8…情報表示装置、10…復調器、1
1…公衆無線回線、12…非公衆無線回線、24,36
…変調器、25…デジタル/アナログ変換器、26…高
周波送信回路、27,37…アンテナ、31…高周波受
信回路、32…アナログ/デジタル変換器、34…高周
波送信回路、35…デジタル/アナログ変換器、43…
入力装置、44…認証装置、45…外部I/F

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバ装置と移動局と基地局とからなる
    情報提供システムにおいて、 公衆無線回線を介して、前記移動局と基地局が通信を行
    うよう制御する第1の通信手段と、 非公衆無線回線を介して、前記サーバ装置と移動局が通
    信を行うよう制御する第2の通信手段とを備え、 前記移動局は、前記非公衆無線回線を経由して、前記サ
    ーバ装置より有料情報の提供を受けることを特徴とする
    情報提供システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記基地局に接続された課金手
    段を備え、 前記第1の通信手段は、前記非公衆無線回線を経由して
    前記サーバ装置より前記移動局へ送られた、前記有料情
    報に対する課金データを前記基地局へ送り、前記課金手
    段は、前記課金データをもとに所定の課金処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記課金処理は、前記課金データに基づ
    いて、前記サーバ装置の運用者の預金口座に前記有料情
    報の購入代金を送金する処理であることを特徴とする請
    求項2記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の通信手段は、少なくとも前記
    サーバ装置の識別番号と前記有料情報の購入代金を含む
    課金データを、前記非公衆無線回線を通じて前記サーバ
    装置から移動局へ送り、また、前記第1の通信手段は、
    この課金データを、前記公衆無線回線を介して前記移動
    局から基地局へ送り、さらに、前記基地局は、この課金
    データを前記課金手段に送付することで、前記課金手段
    が、前記サーバ装置の識別および前記購入代金の認識を
    行うことを特徴とする請求項2記載の情報提供システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記移動局は、前記非公衆無線回線を通
    じて、前記サーバ装置に対して前記有料情報の購入選択
    情報のみを送信することを特徴とする請求項4記載の情
    報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記課金データは、所定の暗号化が施さ
    れたデータであることを特徴とする請求項4記載の情報
    提供システム。
  7. 【請求項7】 さらに、前記サーバ装置から移動局へ、
    前記公衆無線回線を経由して、所定の有料情報の存在を
    通知する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    情報提供システム。
  8. 【請求項8】 さらに、前記移動局および前記有料情報
    の提供を受ける者を識別する手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記識別は、前記移動局より脱着可能な
    認証カードを用いて行うことを特徴とする請求項8記載
    の情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記有料情報に対する課金を電子マネ
    ーカードに対して行うことを特徴とする請求項4記載の
    情報提供システム。
  11. 【請求項11】 前記有料情報は、少なくともデジタル
    音楽データ、画像データ、文章データを含む情報コンテ
    ンツであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の情報提供システム。
  12. 【請求項12】 前記非公衆無線回線は、前記公衆無線
    回線よりも高速のデータ伝送速度を有することを特徴と
    する請求項1乃至10のいずれかに記載の情報提供シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記非公衆無線回線は、情報伝送媒体
    として電波を使用することを特徴とする請求項12記載
    の情報提供システム。
  14. 【請求項14】 前記非公衆無線回線は、情報伝送媒体
    として光を使用することを特徴とする請求項12記載の
    情報提供システム。
  15. 【請求項15】 公衆無線回線を介して、基地局と通信
    を行う第1の通信手段と、 非公衆無線回線を介して、有料情報を提供するサーバ装
    置と通信を行う第2の通信手段とを備えることを特徴と
    する携帯無線端末。
  16. 【請求項16】 さらに、前記第2の通信手段が受信し
    た前記有料情報を格納する手段と、 前記格納された有料情報を再生する手段とを備えること
    を特徴とする請求項15記載の携帯無線端末。
  17. 【請求項17】 前記非公衆無線回線を通じて、前記サ
    ーバ装置に対して前記有料情報の購入選択情報のみを送
    信することを特徴とする請求項15記載の携帯無線端
    末。
  18. 【請求項18】 さらに、脱着可能な認証カードを用い
    て、当該携帯無線端末の使用者を識別する手段を備える
    ことを特徴とする請求項15記載の携帯無線端末。
  19. 【請求項19】 さらに、脱着可能な電子マネーカード
    に対して前記有料情報の課金を行う手段を備えることを
    特徴とする請求項15記載の携帯無線端末。
  20. 【請求項20】 前記第2の通信手段は、情報伝送媒体
    として電波を使用して前記サーバ装置と通信を行うこと
    を特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の携
    帯無線端末。
  21. 【請求項21】 前記第2の通信手段は、情報伝送媒体
    として光を使用して前記サーバ装置と通信を行うことを
    特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の携帯
    無線端末。
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