JP2002064845A - 無線基地局装置およびリソース情報照合方法 - Google Patents

無線基地局装置およびリソース情報照合方法

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JP2002064845A
JP2002064845A JP2000250636A JP2000250636A JP2002064845A JP 2002064845 A JP2002064845 A JP 2002064845A JP 2000250636 A JP2000250636 A JP 2000250636A JP 2000250636 A JP2000250636 A JP 2000250636A JP 2002064845 A JP2002064845 A JP 2002064845A
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hardware
station control
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JP2000250636A
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Akira Fukushima
亮 福島
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単なソフトウエア制御で、常に装置内
におけるリソース情報の不一致を防ぎ、装置として高信
頼性を確保すること。 【解決手段】 無線基地局装置内のリソースを管理する
現用系基地局制御部102が、無線処理機能部101に
設定されたキャリア制御部112、ベースバンド信号処
理部113および有線伝送路インタフェース部114の
ハードウェアリソースの照合を定期的に行う。リソース
の不一致を検出した場合には、リソースを解放すること
によって、リソースの不一致を解消する。現用系基地局
制御部102と予備系基地局制御部103の切り換え時
にも照合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線信号を伝送す
る基地局装置などの移動通信分野において、装置内で管
理するリソース情報と実際にハードウェアに設定される
リソースとの間の照合処理に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムで使用される無線基地
局装置は、無線通信処理を行う各ブロックのハードウェ
アに、呼制御に必要な通話回路などを構成するリソース
を設定し、新たな呼が発生する度にリソースの設定を変
更する。
【0003】そして、無線基地局装置は、無線基地局装
置内または回線に障害が発生して不正なリソースが生成
されてしまうことを防ぐため、装置内で管理するリソー
ス情報と、実際にハードウェアに設定されるリソースと
を照合し、一致しているかかどうかを常時監視してい
る。
【0004】このような従来の無線基地局装置における
リソースの管理方法として、特開平5−137170号
公報に開示された方法が知られている。
【0005】この方法は、通常の呼制御を行う呼処理プ
ロセッサと、リソース管理を行う加入者/回線リソース
管理プロセッサとが通信して照合を行うことにより、新
たな呼が発生したときにも、リソースの不一致の発生を
防止するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、リソース照合
処理のために無線基地局装置における本来の機能であ
る、呼制御の処理に影響を与えることは許されなので、
リソース照合はできるだけ簡単な処理とする必要があ
る。
【0007】しかしながら、上記従来の特開平5−13
7170号公報に開示された方法では、呼処理プロセッ
サとリソース管理を行う加入者/回線リソース管理プロ
セッサの2種のプロセッサが通信してリソースの管理を
行うので、その通信における処理が複雑になり、装置の
規模も大きくなるという問題を有している。また、前記
2種のプロセッサのいずれかに障害が発生した場合は、
通信処理が続行できなくなるという問題も有している。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、簡単なソフトウエア制御で常に装置内におけるリ
ソース情報の不一致を防ぎ、装置として高信頼性を確保
することができる無線基地局装置およびリソース情報照
合方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無線基地局装置
は、設定されたリソース情報によりハードウエアリソー
スの構成を任意に変更可能な通信処理手段と、この通信
処理手段のハードウエアリソースに設定されたリソース
情報とあらかじめ記録されたリソース管理情報とを一定
の時間間隔で照合し、照合結果に従って前記通信手段の
構成を変更する基地局制御手段とを具備する構成を採
る。
【0010】この構成によれば、無線基地局装置内のリ
ソース照合処理を定期的に実行することができるので、
基地局制御部を予備の基地局制御部に切り換えたときも
含め、複雑なソフトウエア処理を行うことなく、装置内
におけるリソース情報の不一致を防ぐことができ、装置
の信頼性を向上することができる。
【0011】本発明の無線基地局装置は、基地局制御手
段は、通信処理手段のハードウエアリソースとリソース
管理情報とに不一致が発生した場合、その不一致が発生
したハードウエアリソースを解放する構成を採る。
【0012】この構成によれば、ハードウエアリソース
を再設定するよりも簡単なソフトウエア制御により、定
期的に装置内のリソース情報を一致させることができ
る。
【0013】本発明の無線基地局装置は、基地局制御手
段は、照合中に新たな呼制御が発生した場合に照合を一
時中断して呼制御処理を実行し、呼制御処理が完了して
一定の期間が経過した後、リソース照合処理を最初から
実行する構成を採る。
【0014】この構成によれば、通信処理手段の各ブロ
ックに対する照合処理中のハードウエアおよびソフトウ
エアの状態をすべて管理しておく必要がなくなるので、
リソース照合処理のソフトウエア制御を容易にすること
ができる。
【0015】本発明の無線基地局装置は、基地局制御手
段は、通信処理手段のハードウエアリソースに設定され
たリソース情報とあらかじめ記録されたリソース管理情
報との照合をブロックごとに分割して行う構成を採る。
【0016】この構成によれば、一回のリソース照合処
理時間を短縮することができるので、新しい呼制御が発
生した場合、実行中のソース照合処理が中断される確率
を低くすることができ、安定した制御を行うことができ
る。
【0017】本発明の無線基地局装置は、前記基地局制
御手段と同等の機能をもつ予備基地局制御手段を少なく
とも一つ具備する構成を採る。
【0018】この構成によれば、基地局制御手段に障害
が発生したとき、同等の機能をもつ予備の基地局制御手
段が本装置の制御を行うことにより、通常の呼制御を続
行できることに加えて、リソース照合による不一致の解
消も続行することができるので装置の信頼性が向上す
る。
【0019】本発明の無線基地局装置は、保守のための
情報を入力することができる保守端末と、この保守端末
と基地局制御手段とを接続する接続手段とを具備する構
成を採る。
【0020】この構成によれば、その無線基地局装置が
設置されている場所における呼の発生状況に併せてリソ
ースの照合処理を行う時間、時間間隔などを、任意に設
定することができる。
【0021】本発明のリソース情報照合方法は、ハード
ウエアリソースに設定されたリソース情報とあらかじめ
記録されたリソース管理情報とを一定の時間間隔で照合
し、ハードウエアリソースとリソース管理情報とに不一
致が発生した場合、その不一致が発生したハードウエア
リソースを解放する方法を採る。
【0022】この方法によれば、基地局制御部を予備の
基地局制御部に切り換えたときも含め、複雑なソフトウ
エア処理を行うことなく、ハードウエアリソースを再設
定するよりも簡単なソフトウエア制御により、装置内に
おけるリソース情報の不一致を防ぐことができ、装置の
信頼性を向上することができる。
【0023】本発明のリソース情報照合方法は、照合中
に新たな呼制御が発生した場合に照合を一時中断して呼
制御処理を実行し、呼制御処理が完了して一定の期間が
経過した後、リソース照合処理を最初から実行する方法
を採る。
【0024】この方法によれば、通信処理手段の各ブロ
ックに対する照合処理中のハードウエアおよびソフトウ
エアの状態をすべて管理しておく必要がなくなるので、
リソース照合処理のソフトウエア制御を容易にすること
ができる。
【0025】本発明のリソース情報照合方法は、ハード
ウエアリソースに設定されたリソース情報とあらかじめ
記録されたリソース管理情報との照合をブロックごとに
分割して行う方法を採る。
【0026】この方法によれば、一回のリソース照合処
理時間を短縮することができるので、新しい呼制御が発
生した場合、実行中のソース照合処理が中断される確率
を低くすることができ、安定した制御を行うことができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、基地局制御部を
予備の基地局制御部に切り換えたときも含め、無線基地
局装置内のリソース照合処理を定期的に実行し、リソー
ス情報の不一致が発生したハードウェアリソースを解放
することである。
【0028】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る無線基地局装置のブロック図である。図1
に示す無線基地局装置は、無線処理機能部101と、無
線処理機能部101のリソース制御およびリソースの統
括的管理を行う現用系基地局制御部102と、現用系基
地局制御部102と同一の機能を持つ予備系基地局制御
部103とから主に構成される。予備系基地局制御部1
03は、現用系基地局制御部102が故障等によって使
用できなくなったときに使用される。
【0030】無線処理機能部101は、送受信される無
線信号の電力増幅を行う送受信増幅部111と、割り当
てられた周波数毎において無線信号からベースバンド信
号への復調処理およびベースバンド信号から無線信号へ
の変調処理を行うキャリア制御部112と、送信する情
報に誤り訂正能力を付加するチャネルコーディング処理
などを行うベースバンド信号処理部113と、基地局制
御装置への有線伝送信号へ変換する有線伝送路インタフ
ェース部114とから主に構成される。
【0031】現用系基地局制御部102及び予備系基地
局制御部103は、制御系通信路MAにて送受信増幅部
111、キャリア制御部112、ベースバンド処理部1
13および有線伝送路インタフェース部114と接続さ
れている。この制御系通信路MAは現用系基地局制御部
102または予備系基地局制御部103から送受信増幅
部111、キャリア制御部112、ベースバンド処理部
113および有線伝送路インタフェース部114へハー
ドウェアリソース設定等の制御を行うための通信に使用
される。また、送受信増幅部111とキャリア制御部1
12、キャリア制御部112とベースバンド処理部11
3およびベースバンド処理部113と有線伝送路インタ
フェース部114は、それぞれがハードウエアリソース
設定の結果、通信系通信路MBによって接続され、無線
信号、ベースバンド信号、有線信号を伝送する。
【0032】無線処理機能部101は本無線基地局装置
が管理する多重化された回線数分存在し、制御系通信路
MAも回線数分現用系基地局制御部102または予備系
基地局制御部103から無線処理機能部101を構成す
る各ブロックへ接続される。
【0033】ここで、ハードウエアリソースとは、呼制
御に必要な通話回路などのことであり、無線処理機能部
101を構成する各ブロックは、呼制御に必要な各種の
構成に変更することができる。この無線処理機能部10
1を構成する各ブロックを、呼制御に必要な構成に設定
することをハードウエアリソース設定という。ハードウ
エアリソース設定は、現用系基地局制御部102または
予備系基地局制御部103によって行われる。ハードウ
エアリソース設定処理については後で詳細に説明する。
【0034】ハードウエアリソースは新たな呼が発生す
る度に変更される。そのため、実際に設定したハードウ
エアリソースと、現用系基地局制御部102または予備
系基地局制御部103が保持しているリソース管理テー
ブル情報とを適宜照合する必要があり、この照合処理を
リソース照合処理という。このリソース照合処理につい
ては後で詳細に説明する。
【0035】次に、上記構成を有する無線基地局装置の
動作について、図2のフロー図を用いて説明する。
【0036】基地局制御装置は、電源立ち上げ後または
再起動後に、まず、呼制御の要求が発生したかどうか
(S201)、リソース照合処理を行うタイミングかど
うかの判断を行う(S202)。S202の判断は、あ
らかじめ現用系基地局制御部102に設定された時間間
隔および現用系基地局制御部102が必要と判断したと
きに、リソース照合処理を実行するように動作する。
【0037】S202にてリソース照合処理を実行する
ように判断された場合には、リソース照合処理を開始す
る(S203)。そして、途中で呼制御の要求が発生し
ない限り(S204)、リソース照合処理を実行し(S
205)、リソース照合処理が終了したら(S20
6)、再びS201に戻る。
【0038】前記S202あるいはS204において呼
制御の要求が発生した場合、無線処理機能部101を構
成する各ブロックに対し必要はハードウエアリソースを
設定する(S207)。
【0039】ハードウエアリソース設定処理が終了する
と、呼制御処理を実行し(S208)、呼制御処理が終
了すると、再びS201に戻る。
【0040】以上が、本実施の形態に係る無線基地局装
置の全体の処理である。
【0041】次に、上記構成を有する基地局制御装置の
現用系基地局制御部102から配下の無線処理機能部1
01に対するハードウェアリソース設定処理について図
1、図3を用いて説明する。図3では、ハードウェアリ
ソース設定の一例として、ベースバンド処理部113お
よびキャリア制御部112に対しては正しくハードウェ
アリソースを設定することができたが、有線伝送路イン
タフェース部114に対しては正しくハードウェアリソ
ース設定できなかった場合について説明する。
【0042】現用系基地局制御部102で呼制御が発生
すると、まず無線チャネルの設定開始を認識する(S3
01)。次いで無線処理機能部101を構成するブロッ
クである、有線伝送路インタフェース部114、ベース
バンド信号処理部113およびキャリア制御部112に
それぞれハードウェアリソースを設定する(S30
2)。具体的には、現用系基地局制御部102が、ベー
スバンド信号処理部113に対し無線リソース設定要求
通知を発信する。ベースバンド信号処理部113は、こ
の無線リソース設定要求通知を受信して、正しくハード
ウェアリソースが設定できた場合は無線リソース設定確
認通知を現用系基地局制御部102へ返信する。同様
に、現用系基地局制御部102は、キャリア制御部11
2に対し送受信キャリア指定要求通知を発信し、この送
受信キャリア指定要求通知を受信したキャリア制御部1
12は、正しくハードウェアリソースが設定できた場
合、送受信キャリア指定確認通知を現用系基地局制御部
102へ返信する。
【0043】また、現用系基地局制御部102は、有線
伝送路インタフェース部114に対し有線回線設定要求
通知を発信する。ここで、現用系基地局制御部102
は、装置内制御バス等の障害により有線回線設定確認通
知を受信できなかったとき、内部にあるタイマ機能によ
り設定確認通知受信待ちのタイムアウトを検出する。こ
のタイムアウトを検出すると、現用系基地局制御部10
2は、再び有線回線設定要求通知を発信して、再送制御
を開始する(S303)。予め現用系基地局制御部10
2に規定された再送制御回数をオーバーすると、現用系
基地局制御部102は通信障害を検出する(S30
4)。
【0044】その後、装置内制御バス等の障害が解消さ
れて、通信障害復旧を検出した場合(S305)、通信
障害時に有線伝送路インタフェース部114にハードウ
ェアリソースが設定されていたときは、その設定された
ハードウェアリソースは不正なリソースとして有線伝送
路インタフェース部114に残ってしまう可能性があ
り、現用系基地局制御部102が自身で保持しているリ
ソース管理テーブル情報との不一致が発生することがあ
る。このような場合に、以下に説明する、リソース照合
処理を行うことによってリソース情報の不一致を検出し
改善する。
【0045】次に、リソース照合処理を行う場合の動作
について、図1、図4を用いて説明する。現用系基地局
制御部102は、予め現用系基地局制御部102内部に
設定されたタイマ機能に基づきリソース照合開始時刻を
認識すると、リソース情報の照合処理を開始する(S4
01)。まず、有線伝送路インタフェース部114に対
するリソース情報を収集するために、現用系基地局制御
部102は、リソース情報収集要求通知によって有線伝
送路インタフェース部114に対して、現在設定されて
いる全ハードウェアリソースに対するリソース情報を報
告するように要求し、有線伝送路インタフェース部11
4は、リソース情報収集確認通知によって現用系基地局
制御部102に対して、現在設定されている全リソース
情報を報告する(S402)。現用系基地局制御部10
2は、有線伝送路インタフェース部114からの報告結
果と自身で保持するリソース管理テーブル情報を比較す
ることにより、有線伝送路インタフェース部114に対
するリソース情報の照合を行う(S403)。
【0046】ここで、全リソース情報が一致した場合に
は(S404)、次の処理へ遷移するが、リソース情報
が一致せず、現用系基地局制御部102のリソース管理
テーブル情報で保持されていないリソース管理テーブル
情報が有線伝送路インタフェース部114から報告され
た場合には、不正なリソースが設定されていると判断
し、当該ハードウェアリソースを解放する(S40
5)。
【0047】ハードウェアリソースを解放するとは、現
用系基地局制御部102が、その当該ブロックに対し
て、多重化された回線のうち不一致の発生した回線にお
ける通信系通信路MBの接続を解除して、その回線の通
信路を切断しハードウェアリソースの動作を停止させる
ことである。このリソース情報の不一致が発生したハー
ドウェアリソースを解放することによって、リソース情
報の不一致が解消されたこととなる。
【0048】解放されたハードウエアリソースは、次の
呼制御が発生したときに実行される、図3を用いて説明
したハードウエアリソース設定処理により再設定され
る。
【0049】キャリア制御部112、ベースバンド信号
処理部113に対しても同様に一連のリソース情報照合
処理を行う(S406)(S407)。
【0050】以上説明したように、本発明の実施の形態
1に係る無線基地局装置およびリソース情報照合方法に
よれば、基地局制御部を予備の基地局制御部に切り換え
たときも含め、無線基地局装置内のリソース照合処理を
定期的に実行することより、複雑なソフトウエア処理を
行うことなく、装置内におけるリソース情報の不一致を
防ぐことができ、装置の信頼性を向上することができ
る。
【0051】また、通常運用時に無線処理機能部を構成
する各ブロックに不正なリソースが設定されてしまった
場合に、ハードウエアリソースを解放するのみの処理で
リソースの不一致を解消するので、ハードウエアリソー
スを再設定するよりも簡単なソフトウエア制御により装
置内のリソース情報を一致させることができる。
【0052】また、無線処理機能部101を構成する各
ブロックのリソース照合処理中に、新たな呼制御が発生
した場合には、リソース照合処理を一時中断し、呼制御
処理を実行する。呼制御処理が完了してリソース照合処
理に復帰するときは、先のリソース照合処理の中断した
ところから処理を再開するのではなく、一定の期間経過
後、リソース照合処理を最初から実行するようにする。
【0053】このように、呼制御の発生により中断した
ところからリソース照合処理を再開しないことにより、
無線処理機能部101を構成する各ブロックに対するリ
ソース照合処理中のハードウエアおよびソフトウエアの
状態をすべて管理しておく必要がなくなるので、リソー
ス照合処理のソフトウエア制御を容易にすることができ
る。
【0054】なお、各ブロックのリソース照合処理を、
それぞれのブロックの照合処理ごとに分割して行うこと
もできる。具体的には、キャリア制御部112のリソー
ス照合処理、ベースバンド信号処理部113のリソース
照合処理、または、有線伝送路インタフェース部114
のリソース照合処理のいずれかを実行すると、一定時間
が経過する等の次のリソース照合処理を実行する条件が
成立したときに、前回とは別のブロックのリソース照合
処理を実行する。
【0055】このように、無線処理機能部101を構成
する各ブロックに対するリソース照合処理を連続して実
行せず、分割して実行することにより一回のリソース照
合処理時間を短縮することができるので、新しい呼制御
が発生した場合、実行中のソース照合処理が中断される
確率を低くすることができ、安定した制御を行うことが
できる。
【0056】また、現用系基地局制御部102が本装置
の制御を行っている場合は、予備系基地局制御部103
がその制御を監視しており、現用系基地局制御部102
の制御動作に不具合が発生したと予備系基地局制御部1
03が判断した時は、本装置の制御を予備系基地局制御
部103が行うように自動的に切り換わる。
【0057】このとき、予備系基地局制御部103は、
現用系基地局制御部102が保持しているリソース管理
テーブル情報と同じ情報を保持しているので、予備系基
地局制御部103が制御を行うようになっても、同様に
ハードウエアリソース設定処理およびリソース照合処理
をも引き続き行うことができる。
【0058】このように、予備系基地局制御部103が
現用系基地局制御部102の代わりにリソース照合処理
を実行することにより、現用系基地局制御部102に障
害が発生した場合についても、装置内におけるリソース
情報の不一致を防ぐことができる。
【0059】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける無線基地局装置について図5のブロック図を用い
て説明する。
【0060】本発明の実施の形態2における無線基地局
装置は、上記図1の無線基地局装置の構成と基本的に同
一であり、上記図1の無線基地局装置との差異は、本装
置の保守管理を行うために、現用系基地局制御部102
に保守端末104を、現用系基地局制御部102に保守
端末105をそれぞれ接続できるように構成したことで
ある。
【0061】図5を用いて本発明の実施の形態2におけ
る無線基地局装置の構成について説明する。ただし、図
5において、図1と共通する部分には、図1と同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0062】保守端末104は現用系基地局制御部10
2に接続され、保守端末105は予備系基地局制御部1
03に接続され、それぞれ本装置の保守管理を行う際に
外部から保守操作者が保守のための設定を行うことがで
きる、キーボードなどで構成される端末である。
【0063】無線基地局装置の保守管理を行う場合、無
線基地局装置が設置されている場所における、呼の発生
状況の統計情報が必要である。保守端末104および保
守端末105は本装置における呼の発生状況を現用系基
地局制御部102または予備系基地局制御部103を介
して記録することができるようになっているので、保守
操作者はこ記録されたの呼の発生状況の統計情報をもと
に、統計的に呼の発生が少ない時間帯を知ることができ
る。
【0064】リソース照合処理は、呼制御が発生すると
中断されるので、できるだけ呼の発生頻度が少ない時間
帯に行うことが望ましい。そこで、統計的に呼の発生が
少ない時間帯にリソース照合処理を実施するように保守
端末104および保守端末105から設定を行うことが
できるようになる。
【0065】また、本装置の制御を司る、現用系基地局
制御部102と予備系基地局制御部103の切り換えを
保守操作者が行うこともできるようになる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線基地
局装置およびリソース情報照合方法によれば、無線基地
局装置内のリソース照合処理を定期的に実行することよ
り、基地局制御部を予備の基地局制御部に切り換えたと
きも含め、複雑なソフトウエア処理を行うことなく、装
置内におけるリソース情報の不一致を防ぐことができ、
装置の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線基地局装置の
ブロック図
【図2】上記実施の形態に係る無線基地局装置の動作を
説明するためのフロー図
【図3】上記実施の形態に係るハードウエアリソース設
定処理の動作を説明するためのシーケンス図
【図4】上記実施の形態に係るリソース照合処理の動作
を説明するためのフロー図
【図5】本発明の実施の形態2に係る無線基地局装置の
ブロック図
【符号の説明】
101 無線処理機能部 102 現用系基地局制御部 103 予備系基地局制御部 104 保守端末 105 保守端末 111 送受信増幅部 112 キャリア制御部 113 ベースバンド信号処理部 114 有線伝送路インタフェース部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定されたリソース情報によりハードウ
    エアリソースの構成を任意に変更可能な通信処理手段
    と、この通信処理手段のハードウエアリソースに設定さ
    れたリソース情報とあらかじめ記録されたリソース管理
    情報とを一定の時間間隔で照合し、照合結果に従って前
    記通信手段の構成を変更する基地局制御手段とを具備す
    ることを特徴とする無線基地局装置。
  2. 【請求項2】 基地局制御手段は、通信処理手段のハー
    ドウエアリソースとリソース管理情報とに不一致が発生
    した場合、その不一致が発生したハードウエアリソース
    を解放することを特徴とする請求項1記載の無線基地局
    装置。
  3. 【請求項3】 基地局制御手段は、照合中に新たな呼制
    御が発生した場合に照合を一時中断して呼制御処理を実
    行し、呼制御処理が完了して一定の期間が経過した後、
    リソース照合処理を最初から実行することを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の無線基地局装置。
  4. 【請求項4】 基地局制御手段は、通信処理手段のハー
    ドウエアリソースに設定されたリソース情報とあらかじ
    め記録されたリソース管理情報との照合をブロックごと
    に分割して行うことを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載の無線基地局装置。
  5. 【請求項5】 前記基地局制御手段と同等の機能をもつ
    予備基地局制御手段を少なくとも一つ具備することを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線
    基地局装置。
  6. 【請求項6】 保守のための情報を入力することができ
    る保守端末と、この保守端末と基地局制御手段とを接続
    する接続手段とを具備することを特徴とする請求項1か
    ら請求項5のいずれかに記載の無線基地局装置。
  7. 【請求項7】 ハードウエアリソースに設定されたリソ
    ース情報とあらかじめ記録されたリソース管理情報とを
    一定の時間間隔で照合し、ハードウエアリソースとリソ
    ース管理情報とに不一致が発生した場合、その不一致が
    発生したハードウエアリソースを解放することを特徴と
    するリソース情報照合方法。
  8. 【請求項8】 照合中に新たな呼制御が発生した場合に
    照合を一時中断して呼制御処理を実行し、呼制御処理が
    完了して一定の期間が経過した後、リソース照合処理を
    最初から実行することを特徴とする請求項7記載のリソ
    ース情報照合方法。
  9. 【請求項9】 ハードウエアリソースに設定されたリソ
    ース情報とあらかじめ記録されたリソース管理情報との
    照合をブロックごとに分割して行うことを特徴とする請
    求項7または請求項8記載のリソース情報照合方法。
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