JP2002064466A - 干渉除去cdma受信装置 - Google Patents

干渉除去cdma受信装置

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JP2002064466A
JP2002064466A JP2000245792A JP2000245792A JP2002064466A JP 2002064466 A JP2002064466 A JP 2002064466A JP 2000245792 A JP2000245792 A JP 2000245792A JP 2000245792 A JP2000245792 A JP 2000245792A JP 2002064466 A JP2002064466 A JP 2002064466A
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replica
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signal
reception timing
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JP2000245792A
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Shiyuusaku Suzuki
秀削 鈴木
Toru Igarashi
徹 五十嵐
Yoshiji Wakita
芳二 脇田
Tadashi Nakamura
正 中村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の移動端末のユーザ信号に対して干渉除
去を行ない、各ユーザ信号の復調信号を出力する干渉除
去CDMAマルチユーザ受信装置に関し、干渉除去特性
の劣化防止及び精度向上を図る。 【解決手段】 レプリカ生成部9−21で生成された干
渉レプリカはデータ蓄積バッファ1−12 に蓄積され、
書込読出制御部1−2はデータ受信タイミング間隔測定
部1−3により測定されるデータ受信タイミング間隔情
報を基に、データ蓄積バッファ1−12 の書込み及び読
出しを制御し、干渉レプリカと遅延付与後の受信データ
との受信タイミング変動による演算対象データのタイミ
ング位置の差分を吸収した後、干渉レプリカ減算部9−
12により干渉除去する。また、データ受信タイミング
間隔情報を基に干渉除去禁止信号生成部1−4により干
渉レプリカ減算部9−12における不定な干渉レプリカ
の除去を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
の基地局装置等において、複数の移動端末からの各々の
信号に対して干渉除去を行ない、各信号の復調信号を出
力する干渉除去CDMA(Code Division Multiple Acc
ess :符号分割多元接続)受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA通信方式は、移動通信システム
の加入者収容数を大幅に増加することができる通信方式
で、各ユーザ端末の通信情報を特殊符号で拡散し、符号
多重して送信する。受信側では、符号多重された受信信
号系列から逆拡散により各ユーザ信号を分離して検出す
る。
【0003】この際、或るユーザ端末Aの送信信号は他
のユーザ端末Bの通信に対して干渉を引き起こす原因と
なるが、この干渉を除去することによって移動通信シス
テムの加入者収容数を増加させることが可能となる。こ
の干渉を、ユーザチャネル毎の拡散符号と無線区間で生
じるフェージング等による伝搬特性の推定値を基に除去
する装置として、干渉除去CDMA受信装置が知られて
いる。
【0004】干渉除去CDMA受信装置は、少なくとも
1段の干渉除去ステージと最終ステージの復調ステージ
とから構成される。干渉除去ステージではユーザ信号の
擬似信号として仮復調データを用いて干渉レプリカとシ
ンボルレプリカとを生成し、干渉レプリカ生成に掛かる
処理遅延を受信データ列に与えた信号から干渉レプリカ
を差し引いて干渉除去後データ(干渉残差信号)を生成
する。
【0005】しかし、1段の干渉除去ステージだけでユ
ーザ信号の干渉が全て除去されることはなく、干渉除去
を複数のステージに亙って行うことが一般的であり、干
渉除去ステージは上記干渉除去後データ(干渉残差信
号)及びシンボルレプリカを次ステージに出力する。
【0006】次ステージでは、前ステージから入力され
る干渉除去後データとシンボルレプリカとから、仮復調
データを用いて新たにシンボルレプリカ及び干渉レプリ
カを生成し、該干渉レプリカ生成に掛かる処理遅延を干
渉除去後データに与えた信号から該干渉レプリカを差し
引いて新たに干渉除去後データを生成し、該干渉除去後
データ及びシンボルレプリカを次ステージに出力する。
このような干渉除去を複数ステージに亙って行うことに
より、各ユーザ信号の受信データから干渉が次第に除去
され、最終段の復調部においてユーザ端末からの送信デ
ータを精度良く復号することができる。
【0007】図9に従来のCDMA受信装置の構成を示
す。CDMA受信装置は、大きく分けて干渉除去部9−
1、レプリカ処理部9−2及び復調部9−3により構成
される。干渉除去部9−1及びレプリカ処理部9−2は
干渉除去ステージを構成する。
【0008】レプリカ処理部9−2及び復調部9−3
は、ユーザチャネル対応に複数個(#0〜#n)備えら
れ、また、干渉除去部9−1及びレプリカ処理部(#0
〜#n)9−2は、干渉除去ステージ数に応じて複数段
備えられる。但し、図9は図示簡略化のため、干渉除去
ステージ1段のCDMA受信装置の構成を示している。
【0009】干渉除去部9−1は、レプリカ生成用処理
遅延付加部9−11と干渉レプリカ減算部9−12とか
ら成り、レプリカ生成用処理遅延付加部9−11によ
り、受信データに、干渉レプリカの生成に必要な処理遅
延を与えてタインミングを揃えた後、干渉レプリカ減算
部9−12により、全てのユーザ信号の干渉レプリカを
差し引いて干渉を除去し、その干渉除去後データ(干渉
残差信号)を次ステージに出力する。
【0010】ユーザチャネル対応の各レプリカ処理部9
−2は、それぞれレプリカ生成部9−21とサーチャ部
9−22とを備え、各サーチャ部9−22は、ユーザ信
号のデータ受信タイミングをパス毎に検出し、該データ
受信タイミングを自己のレプリカ生成部9−21に通知
する。
【0011】ここで、ユーザ端末から送信されるデータ
列は、図10に示すようにフレーム、スロット、シンボ
ル、チップのそれぞれの単位で構成される。サーチャ部
9−22から出力されるデータ受信タイミング信号は、
図11に示すように、通常時は同図の(a)のように等
間隔の例えばスロット毎のタイミング信号として出力さ
れるが、ユーザ端末の移動に伴う伝搬路の変化、干渉の
変化等によるフェージングの影響等により、同図の
(b)に示すように、データ受信タイミングが本来の間
隔より短くなったり、或いは長くなったりして間隔が変
動することがある。
【0012】各レプリカ生成部9−21は、受信データ
(第2ステージ以降は干渉除去後データ及びシンボルレ
プリカ)から、各ユーザ信号毎の干渉レプリカ及びシン
ボルレプリカを生成し、また、自己のサーチャ部9−2
2で検出されたデータ受信タイミングを基に調整したデ
ータ受信タイミングパルスSpulseを出力する。
【0013】復調部9−3は、干渉除去後データ及びシ
ンボルレプリカから各ユーザ信号毎のデータを復調す
る。逆拡散部9−31により逆拡散された干渉除去後デ
ータは、干渉除去の残差成分であり、該残差成分とシン
ボルレプリカとを加算部9−33で加算することによ
り、干渉が低減された精度の良い受信データが得られ
る。なお、逆拡散部9−31は少なくとも1つ必要であ
り、2つ以上有する場合には後に説明する制御形態によ
り、復調処理の信頼度を向上させることが可能となる。
【0014】図12は通常時の干渉レプリカ除去及びシ
ンボルレプリカ処理の様子を示す。データ受信タイミン
グが変動しない通常時の状況での干渉レプリカ除去は、
同図の(a)に示すように、受信データData0 〜D
atam に対して、干渉レプリカIrep0 〜Irep
m がタイミングずれを生じることなく生成され、干渉除
去後データ(Data0 −Irep0 )〜(Datam
−Irepm )の算出処理において、各受信データDa
ta0 〜Datam に対して、対応したタイミング位置
の干渉レプリカIrep0 〜Irepm が差し引かれ、
正しく干渉除去が行われる。
【0015】また、データ受信タイミングに変動がない
状況での例えば復調部9−3におけるシンボルレプリカ
処理は、図12の(b)に示すように、干渉除去後デー
タの逆拡散部9−31による逆拡散データRData0
〜RDatan に対して、シンボルレプリカSrep0
〜Srepn はタイミングずれを生じることなく入力さ
れ、加算部9−33における当該ステージデータ(RD
ata0 +Srep0)〜(RDatan +Sre
n )の算出処理において、各逆拡散データRData
0 〜RDatan に対して、対応したタイミング位置の
シンボルレプリカSrep0 〜Srepn が加算され、
問題は生じない。
【0016】しかし、データ受信タイミングがフェージ
ングなどの影響により変動する場合には、図13〜図1
5に示すように、干渉レプリカの減算及びシンボルレプ
リカの加算処理において、対応するタイミング位置の演
算対象データとの間にずれを生じ、正しい干渉除去が行
われなくなり、逆に誤った干渉を付加して干渉除去特性
を劣化させてしまう。
【0017】図13はデータ受信タイミングがずれた場
合の干渉レプリカ減算の様子を示し、同図の(a)はデ
ータ受信タイミングの間隔が本来の間隔より短くなった
場合、同図の(b)はデータ受信タイミングの間隔が本
来の間隔より長くなった場合を示している。
【0018】干渉レプリカは、前ステージのシンボルレ
プリカと現ステージのシンボルレプリカとの差を再拡散
したものであり、その生成処理時間は固定長である。そ
れに対し受信データはパス毎のデータ受信タイミングの
ずれにより、先頭データの位置にずれを生じる。
【0019】そのため、図13の(a)に示すようにデ
ータ受信タイミングの間隔が本来の間隔より短くなった
場合、該データ受信タイミングT1 以降の干渉レプリカ
除去処理において、受信データと干渉レプリカの出力に
ずれを生じ、ずれたもの同士(例えば図示の例のように
Data0 とIrepm )で減算処理を行ってしまうた
め、誤った干渉除去が行われてしまう。
【0020】また、図13の(b)に示すようにデータ
受信タイミングの間隔が本来の間隔より長くなった場
合、本来のタイミング位置T2 とデータ受信タイミング
3 との間に受信される干渉除去対象ユーザ信号以外の
信号に対して誤った干渉除去を行うことによって、逆に
他のユーザチャネルに対して干渉を付加してしまい、干
渉除去特性を劣化させてしまう。
【0021】図14はデータ受信タイミング間隔が短く
なった場合のシンボルレプリカ処理の様子を示し、図1
5はデータ受信タイミング間隔が長くなった場合のシン
ボルレプリカ処理の様子を示す。シンボルレプリカ処理
は干渉除去ステージにおける仮復調データの生成、及び
復調部における復調処理で実行されるが、図9に示す復
調部9−3におけるシンボルレプリカの加算処理につい
て説明する。
【0022】復調部9−3は、レプリカ生成部9−21
から出力されるデータ受信タイミングパルスSpuls
eを入力し、それぞれパス毎のデータ受信タイミングパ
ルスSpulse#0及びSpulse#1に振分ける
Spulse振分け部9−32を備える。Spulse
振分け部9−32は、各データ受信タイミングパルスS
pulse#0及びSpulse#1をそれぞれ第1及
び第2の逆拡散部(#0,#1)9−310,1 に出力す
る。
【0023】第1及び第2の逆拡散部(#0,#1)9
−310,1 は、それぞれのデータ受信タイミングパルス
Spulse#0及びSpulse#1に基づいて、そ
れぞれ干渉除去部9−1から入力される干渉除去後デー
タを逆拡散し、該逆拡散データ(RData)を各加算
部9−330,1 にそれぞれ出力する。各加算部9−33
0,1 は逆拡散データ(RData)とシンボルレプリカ
(Srep)とを加算し、干渉除去された受信データ
(最終ステージデータ)を同期検波等処理部9−34に
出力する。
【0024】図14に示すように、本来のデータ受信タ
イミングパルスSpulse#1を基に逆拡散した逆拡
散データとシンボルレプリカの和(RData#1+S
rep)は、RData0 +Srep0 ,RData1
+Srep1 ,…,RDatan +Srepn ,Dat
n +Srep0 ,Data0 +Srep0 ,Data
0 +Srep1 となり、対応しないタイミング位置の逆
拡散データとシンボルレプリカとを加算してしまうた
め、正しく干渉除去が行われない。
【0025】一方、実際のデータ受信タイミングパルス
Spulse#0を基に逆拡散した逆拡散データとシン
ボルレプリカの和(RData#0+Srep)は、図
14に示すように、RData0 +Srep0 ,RDa
ta1 +Srep1 ,…,Datan +Srepn ,D
ata0 +Srep0 ,Data1 +Srep1 とな
り、正しい干渉除去が行われる。
【0026】データ受信タイミング間隔が長くなった場
合、図15に示すように、本来のデータ受信タイミング
パルスSpulse#1と実際のデータ受信タイミング
パルスSpulse#0との間に、当該ユーザ信号と無
関係なデータが受信され、実際のデータ受信タイミング
パルスSpulse#0を基に逆拡散した逆拡散データ
とシンボルレプリカの和(RData#0+Srep)
は、図15に示すように、RData0 +Srep0
RData1 +Srep1 ,…,RDatan+Sre
n ,無関係なデータ,Data0 +Srep0 ,Da
ta1 +Srep1 となり、上記の無関係なデータが他
のユーザ信号の干渉除去に悪影響を及ぼす。
【0027】また、本来のデータ受信タイミングパルス
Spulse#1を基に逆拡散した逆拡散データとシン
ボルレプリカの和(RData#1+Srep)は、図
15に示すように、RData0 +Srep0 ,RDa
ta1 +Srep1 ,…,Datan +Srepn ,D
ata0 +Srepn ,Data0 +Srep0 ,Da
ta1 +Srep0 となり、対応しないタイミング位置
の逆拡散データとシンボルレプリカとを加算してしまう
ため、正しく干渉除去が行われない。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】干渉除去を行なってユ
ーザ信号を復調するCDMA受信装置は、ユーザ端末の
移動等による通信状態の変化によるデータ受信タイミン
グの変動に対しても正しく復調を続ける必要がある。し
かし、データ受信タイミングの間隔が短くなったり、又
は長くなったりした場合、干渉除去処理において干渉レ
プリカの減算タイミングに差が生じ、誤った干渉除去を
行ってしまう。
【0029】また、データ受信タイミングの変動によ
り、逆拡散データとシンボルレプリカとの加算処理に誤
りが生じる。これは、データ受信タイミングの変化が検
出される以前のデータ受信タイミングに基づいて干渉レ
プリカ及びシンボルレプリカが生成されるのに対し、干
渉除去後における逆拡散は、現データ受信タイミングで
行われることによる。
【0030】本発明は、データ受信タイミングの変動に
よる演算対象データのタイミング位置の差分を吸収して
正確な干渉除去を行うとともに、干渉除去対象外の入力
信号に対して不定な干渉レプリカの除去を防止し、干渉
除去特性の劣化を防止することを目的とする。
【0031】また、ユーザ端末との間で圧縮モード伝送
等が行われた場合、干渉除去対象のユーザ端末からの受
信データが停止する区間(データ送信ギャップ)が生じ
るが、その間の干渉除去対象外の受信データに対する誤
干渉除去を防ぎ、干渉除去の精度向上を図ることを目的
とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉除去CDM
A受信装置は、(1)干渉レプリカを一時的に蓄える干
渉レプリカ蓄積バッファと、ユーザ信号のデータ受信タ
イミングの変動を検出する受信タイミング変動検出手段
と、干渉レプリカ蓄積バッファの書込み及び読出しを制
御する干渉レプリカ書込/読出制御手段と、入力信号か
ら干渉レプリカの減算を禁止する信号を生成する干渉除
去禁止信号生成部とを備え、干渉レプリカ書込/読出制
御手段は、受信タイミング変動検出手段により検出され
るデータ受信タイミングの変動に応じて、干渉レプリカ
の書込み又は読み出しを制御し、干渉除去データに対応
した干渉レプリカの減算を行わせるとともに、干渉除去
禁止信号生成部は、受信タイミング変動検出手段により
検出されるデータ受信タイミングの変動に応じて、干渉
除去対象外の入力信号に対して干渉レプリカの減算を禁
止する信号を生成するものである。
【0033】また、(2)シンボルレプリカを一時的に
蓄える複数のシンボルレプリカ蓄積バッファと、該複数
のシンボルレプリカ蓄積バッファの書込み及び読出しを
制御するシンボルレプリカ書込/読出制御手段と、干渉
除去後データを逆拡散する複数の逆拡散部とを備え、複
数の各逆拡散部は、各パス毎のデータ受信タイミングに
基づいてそれぞれ干渉除去後データの逆拡散を行い、シ
ンボルレプリカ書込/読出制御手段は、各パス毎のデー
タ受信タイミングに応じて各シンボルレプリカ蓄積バッ
ファの書込み又は読出しを制御し、各逆拡散部の出力デ
ータとシンボルレプリカとの加算タイミングを揃える構
成を有するものである。
【0034】また、(3)干渉除去禁止信号生成部は、
干渉除去対象のユーザ端末からのデータ伝送停止直後か
らデータ伝送開始までの区間を示す基地局装置からの情
報を入力し、干渉除去対象のユーザ端末からの受信デー
タが停止している期間、入力信号に対して当該ユーザ信
号の干渉レプリカの減算を禁止する信号を生成するもの
である。
【0035】また、(4)シンボルレプリカ及び干渉レ
プリカを生成するレプリカ生成部を、ユーザチャネル対
応に複数設け、各ユーザチャネル対応のレプリカ生成部
を並列接続構成にしたものである。また、(5)シンボ
ルレプリカ及び干渉レプリカを生成するレプリカ生成部
を、ユーザチャネル対応に複数設け、各ユーザチャネル
対応のレプリカ生成部を直列接続構成にしたものであ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明における干渉除去部
及びレプリカ処理部の構成を示す。この構成は干渉レプ
リカ処理に関する構成であり、図9に示した従来構成に
対して、データ蓄積バッファ1−11,2 、書込/読出制
御部1−2、データ受信タイミング(Spu1se)間
隔測定部1−3及び干渉除去禁止信号生成部1−4を追
加したもので、レプリカ生成用処理遅延付加部9−1
1、レプリカ生成部9−21、干渉レプリカ減算部9−
12その他の構成は従来のものと同様である。
【0037】データ蓄積バッファ1−11,2 は、FIF
O(First In First Out)メモリ、RAM(Random Acc
ess Memory)、フリップフロップ回路等により構成さ
れ、レプリカ生成部9−21から出力される干渉レプリ
カ、及びレプリカ生成用処理遅延付加部9−11から出
力される受信データを蓄積し、その制御は書込/読出制
御部1−2により行われる。なお、受信データを蓄積す
るデータ蓄積バッファ1−11 は、レプリカ生成用処理
遅延付加部9−11と一体のメモリ等により構成しても
良い。
【0038】データ受信タイミング(Spu1se)間
隔測定部1−3は、実際のデータ受信タイミングが本来
データ受信されるべきはずのタイミングに対して、どの
ように変動したのかを検出し(例えば、早くなったか遅
くなったかの何れか)、書込/読出制御部1−2及び干
渉除去禁止信号生成部1−4に通知する。
【0039】データ受信タイミング変動が生じなかった
場合、干渉レプリカはデータ蓄積バッファ1−12 から
通常の読み出しが行われ、干渉除去禁止信号生成部1−
4は干渉除去禁止信号をアサートすることなく、干渉レ
プリカ減算部9−12で通常の干渉除去が行なわれる。
【0040】データ受信タイミング変動が生じ(タイミ
ングが遅くなり)、データ受信タイミング間隔が長くな
ったことが検出された場合、干渉レプリカはデータ蓄積
バッファ1−12 から通常の読み出しが行われるが、干
渉除去禁止信号生成部1−4は干渉除去禁止信号をアサ
ートし、該干渉除去禁止信号のアサートにより干渉レプ
リカ減算部9−12は受信データから干渉レプリカの減
算を停止して受信データをそのまま出力し、干渉除去対
象データ区間外の干渉除去を中止する。
【0041】データ受信タイミング変動が生じ(タイミ
ングが早くなり)、受信タイミング間隔が短くなったこ
とが検出された場合には、干渉レプリカはデータ蓄積バ
ッファ1−12 から短くなった分の読み出しが中止され
て、次シンボルの干渉レプリカが読み出される。なお、
これらの操作は書き込み側の制御によっても実現可能で
ある。
【0042】図2に本発明による受信タイミングが変動
した場合の干渉レプリカ除去の様子を示す。同図の
(a)に示すようにデータ受信タイミングの間隔が本来
の間隔より短い場合(ここでは、1チップ分短くなった
場合を示すが2チップ以上でも同様)、該データ受信タ
イミングT1 以降の干渉レプリカIrepm のデータ蓄
積バッファ1−12 への書込み又は該データ蓄積バッフ
ァ1−12 からの読出しを中止し、データ受信タイミン
グT1 の受信データData0 に対応した干渉レプリカ
Irep0 (次シンボルの1チップ目に相当)をデータ
蓄積バッファ1−1 2 から出力し、受信データと干渉レ
プリカのずれを解消する。従って、従来のように位置ず
れした干渉レプリカを減算処理することを防ぎ、正しい
干渉除去処理が行われる。
【0043】また、同図の(b)に示すようにデータ受
信タイミングの間隔が本来の間隔より長くなった場合、
本来のタイミング位置T2 と次データ(シンボル)受信
タイミングT3 との間の干渉除去対象外のユーザ信号に
対して、時刻T2 とT3 の間(基準となる受信タイミン
グと次シンボルの受信タイミングの間)に干渉除去禁止
信号生成部1−4により干渉除去禁止信号を干渉レプリ
カ減算部9−12に送出し、干渉レプリカの減算を中止
することにより、干渉除去対象ユーザ信号以外の信号に
対する誤った干渉除去処理が防止され、干渉除去特性の
劣化を防ぐことができる。
【0044】図3は本発明における復調部の構成を示
す。この構成はシンボルレプリカ処理に関する構成であ
り、図9に示した従来構成に対して、データ蓄積バッフ
ァ3−10,1 、書込/読出制御部3−2を追加したもの
で、逆拡散部9−310,1 、パス毎のデータ受信タイミ
ングパルスを振分けるSpulse振分け部9−32、
加算部9−330,1 、同期検波等処理部9−34は、従
来構成と同様である。
【0045】Spu1se振り分け部9−32は、逆拡
散部9−31が1つのみの場合は不要であり、信頼度向
上のため2つ以上具備する場合のみ必要となり、パス毎
の受信タイミング信号(図示の例の場合、Spulse
#0,Spulse#1)を各逆拡散部9−310,1
び書込/読出制御部3−2に出力する。
【0046】データ蓄積バッファ3−10,1 は、書込/
読出制御部3−2の制御により、データ受信タイミング
の変動に拘わらず、パス毎の受信タイミング信号に応じ
てシンボルレプリカの書込み又は読出しを行い、対応す
る各逆拡散部9−310,1 の逆拡散データとの位相を揃
えた後に、加算部9−330,1 により干渉除去後逆拡散
データとシンボルレプリカとの加算が行われる。
【0047】該加算により干渉除去された受信データは
同期検波等処理部9−34に送出され、同期検波等処理
部9−34では加算部9−330,1 から出力される受信
データの何れか一方を用いて復調処理等を行う。なお、
復調部9−3におけるシンボルレプリカの加算処理の構
成は、干渉除去ステージにおける仮復調データの生成処
理においても同様に用いることができる。
【0048】図4は本発明によるデータ受信タイミング
間隔が短くなった場合のシンボルレプリカ処理を示し、
データ受信タイミングパルスSpulse#0に対応し
て、タイミングずれのない干渉除去後の逆拡散データR
Data#0とシンボルレプリカSrep#0とが加算
され、また、データ受信タイミングパルスSpulse
#1に対応して、タイミングずれのない干渉除去後の逆
拡散データRData#1とシンボルレプリカSrep
#1とが加算される。従って、正しく干渉除去された受
信データが復元される。
【0049】上述したデータ受信タイミング調整は、デ
ータフレームのシンボル単位又はフレーム及びスロット
単位で行うことができる。データ受信タイミング調整を
シンボル単位で行なうことにより、装置内処理遅延を短
縮することができ、また、データ受信タイミング調整を
フレーム及びスロット単位で行なうことにより、タイミ
ング更新処理を簡潔にすることができる。シンボル単位
での調整は、短い周期での素早い電力制御をも可能とす
るため非常に有益となる。
【0050】図5は圧縮モード等の送信ギャップに対応
する本発明の実施形態を示す。基地局装置のユーザ端末
間で圧縮モード等による伝送が行われる場合、ユーザ端
末からの送信が途切れ、送信ギャップが生じる。基地局
装置は、干渉除去対象のユーザ端末の送信ギャップ、即
ち該ユーザ端末の送信停止直後から送信開始までの区間
を示す制御情報を生成し、該送信ギャップの制御信号を
干渉除去禁止信号生成部1−4に送出する。
【0051】干渉除去禁止信号生成部1−4は送信ギャ
ップの制御情報を入力し、該制御情報により、送信ギャ
ップ発生期間に干渉レプリカ減算部9−12に対して、
干渉除去を停止させることにより、干渉除去対象ユーザ
信号以外の受信データに基づいた誤干渉除去を防ぐこと
ができる。
【0052】図6は、上記本発明による圧縮モード等の
送信ギャップに対する干渉除去の様子を示している。同
図に示すように、送信ギャップの始まりから送信ギャッ
プのの終わりまでの間に、干渉除去禁止信号生成部1−
4から監視用除去禁止信号が出力され、この間、干渉レ
プリカ減算部9−12は干渉レプリカの減算処理を行わ
ず、受信データをそのまま出力することにより、他のユ
ーザ信号に対する誤った干渉除去を防ぎ、干渉除去特性
の劣化を防止する。
【0053】図7は並列接続構成の干渉除去CDMA受
信装置を示し、前述のシンボルレプリカ及び干渉レプリ
カを生成するレプリカ生成部IRUをユーザチャネル対
応に複数(図示の例ではM個)設け、受信データ(第2
ステージ以降は干渉除去後データ)を各レプリカ生成部
IRU(1)〜IRU(M)で並列に入力して処理し、
各レプリカ生成部IRU(1)〜IRU(M)から出力
される干渉レプリカを合成した後、レプリカ生成用処理
遅延付加部Dを通した受信データ(第2ステージ以降は
干渉除去後データ)から合成干渉レプリカを減算する構
成のものである。
【0054】図8は直列接続構成の干渉除去CDMA受
信装置を示し、前述のシンボルレプリカ及び干渉レプリ
カを生成するレプリカ生成部IRUをユーザチャネル対
応に複数(図示の例ではM個)設け、各レプリカ生成部
IRU(1)〜IRU(M)から出力される干渉除去後
データを次のレプリカ生成部IRU(1)〜IRU
(M)に順次直列に入力し、各レプリカ生成部IRU
(1)〜IRU(M)で順々に干渉除去処理を行う。
【0055】前述の並列接続構成の干渉除去CDMA受
信装置は、各レプリカ生成部IRU(1)〜IRU
(M)で並列に同時にレプリカ生成が行われるため高速
に干渉除去を行うことができる。一方、直列接続構成の
干渉除去CDMA受信装置は、1番目のレプリカ生成部
IRUを除いて、他のレプリカ生成部IRUには干渉が
除去された受信データが順々に入力されるため、精度の
高い干渉除去を行うことが可能である。
【0056】(付記1) 干渉除去対象の信号の仮復調
データを用いてシンボルレプリカ及び干渉レプリカを生
成し、該干渉レプリカを前記信号から減算した干渉除去
後データ及びシンボルレプリカを次ステージ又は復調部
へ出力する干渉除去ステージを少なくとも1段有し、干
渉除去後データとシンボルレプリカとを加算して復調処
理を行う干渉除去CDMA受信装置において、前記干渉
レプリカが入力される干渉レプリカ蓄積バッファと、前
記信号のデータ受信タイミングの変動を検出する受信タ
イミング変動検出手段と、前記干渉レプリカ蓄積バッフ
ァの書込み及び読出しを制御する干渉レプリカ書込/読
出制御手段とを備え、前記干渉レプリカ書込/読出制御
手段は、前記受信タイミング変動検出手段によりデータ
受信タイミングが早くなったことを検出すると、前記干
渉レプリカの書込み又は読み出しを制御し、干渉除去対
象の信号に対応させて次シンボルの干渉レプリカを減算
させることを特徴とする干渉除去CDMA受信装置。 (付記2) 干渉除去対象の信号の仮復調データを用い
てシンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成し、該干渉
レプリカを前記信号から減算した干渉除去後データ及び
シンボルレプリカを次ステージ又は復調部へ出力する干
渉除去ステージを少なくとも1段有し、干渉除去後デー
タとシンボルレプリカとを加算して復調処理を行う干渉
除去CDMA受信装置において、前記信号のデータ受信
タイミングの変動を検出する受信タイミング変動検出手
段と、干渉レプリカの減算を禁止する禁止信号を生成す
る干渉除去禁止信号生成部とを備え、前記干渉除去禁止
信号生成部は、前記受信タイミング変動検出手段により
データ受信タイミングが遅れたことを検出すると、干渉
除去対象外の信号に対して干渉レプリカの減算を禁止す
る信号を遅れに対応する期間中生成することを特徴とす
る干渉除去CDMA受信装置。 (付記3) 前記シンボルレプリカが入力される複数の
シンボルレプリカ蓄積バッファと、該複数のシンボルレ
プリカ蓄積バッファの書込み及び読出しを制御するシン
ボルレプリカ書込/読出制御手段と、前記干渉除去後デ
ータを逆拡散する複数の逆拡散部とを更に備え、前記複
数の各逆拡散部は、各パス毎の受信タイミングに基づい
てそれぞれ前記干渉除去後データの逆拡散を行い、前記
シンボルレプリカ書込/読出制御手段は、各パス毎の受
信タイミングに応じて前記各シンボルレプリカ蓄積バッ
ファの書込み又は読出しを制御し、各逆拡散部の出力デ
ータとシンボルレプリカとの加算タイミングを揃える構
成を有することを特徴とする付記1に記載の干渉除去C
DMA受信装置。 (付記4) 干渉除去対象の信号の仮復調データを用い
てシンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成し、該干渉
レプリカを前記信号から減算した干渉除去後データ及び
シンボルレプリカを次ステージ又は復調部へ出力する干
渉除去ステージを少なくとも1段有し、干渉除去後デー
タとシンボルレプリカとを加算して復調処理を行う干渉
除去CDMA受信装置において、干渉除去対象のユーザ
端末の送信停止直後から送信開始までの区間を示す基地
局装置からの情報を入力し、干渉除去対象のユーザ端末
からの受信データが停止している期間、入力信号に対し
て当該ユーザ信号の干渉レプリカの減算を禁止する信号
を生成する干渉除去禁止信号生成部とを備えたことを特
徴とする干渉除去CDMA受信装置。 (付記5) 干渉除去対象の信号の仮復調データを用い
てシンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成し、該干渉
レプリカを前記信号から減算した干渉除去後データ及び
シンボルレプリカを次ステージ又は復調部へ出力する干
渉除去ステージを少なくとも1段有し、干渉除去後デー
タとシンボルレプリカとを加算して復調処理を行う干渉
除去CDMA受信装置において、前記干渉レプリカが入
力される干渉レプリカ蓄積バッファと、前記信号のデー
タ受信タイミングの変動を検出する受信タイミング変動
検出手段と、前記干渉レプリカ蓄積バッファの書込み及
び読出しを制御する干渉レプリカ書込/読出制御手段
と、干渉レプリカの減算を禁止する禁止信号を生成する
干渉除去禁止信号生成部とを備え、前記干渉レプリカ書
込/読出制御手段は、前記受信タイミング変動検出手段
によりデータ受信タイミングが早くなったことを検出す
ると、前記干渉レプリカの書込み又は読み出しを制御
し、干渉除去対象の信号に対応させて次シンボルの干渉
レプリカを減算させ、前記前記干渉除去禁止信号生成部
は、前記受信タイミング変動検出手段によりデータ受信
タイミングが遅れたことを検出すると、干渉除去対象外
の信号に対して干渉レプリカの減算を禁止する信号を遅
れに対応する期間中生成することを特徴とする干渉除去
CDMA受信装置。 (付記6) 前記シンボルレプリカが入力される複数の
シンボルレプリカ蓄積バッファと、該複数のシンボルレ
プリカ蓄積バッファの書込み及び読出しを制御するシン
ボルレプリカ書込/読出制御手段と、前記干渉除去後デ
ータを逆拡散する複数の逆拡散部とを更に備え、前記複
数の各逆拡散部は、各パス毎の受信タイミングに基づい
てそれぞれ前記干渉除去後データの逆拡散を行い、前記
シンボルレプリカ書込/読出制御手段は、各パス毎の受
信タイミングに応じて前記各シンボルレプリカ蓄積バッ
ファの書込み又は読出しを制御し、各逆拡散部の出力デ
ータとシンボルレプリカとの加算タイミングを揃える構
成を有することを特徴とする付記5に記載の干渉除去C
DMA受信装置。 (付記7) 前記干渉除去禁止信号生成部は、干渉除去
対象のユーザ端末の送信停止直後から送信開始までの区
間を示す基地局装置からの情報を入力し、干渉除去対象
のユーザ端末からの受信データが停止している期間、入
力信号に対して当該ユーザ信号の干渉レプリカの減算を
禁止する信号を生成することを特徴とする付記2記載の
干渉除去CDMA受信装置。 (付記8) シンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成
するレプリカ生成部を、ユーザチャネル対応に複数設
け、各ユーザチャネル対応のレプリカ生成部を並列接続
構成にしたことを特徴とする付記1乃至7の何れかに記
載の干渉除去CDMA受信装置。 (付記9) シンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成
するレプリカ生成部を、ユーザチャネル対応に複数設
け、各ユーザチャネル対応のレプリカ生成部を直列接続
構成にしたことを特徴とする付記1乃至7の何れかに記
載の干渉除去CDMA受信装置。 (付記10) 前記受信タイミング変動検出手段により
検出されるデータ受信タイミングの変動に応じた干渉除
去処理を、受信データのシンボル単位で行なうことを特
徴とする付記1乃至9の何れかに記載の干渉除去CDM
A受信装置。 (付記11) 前記受信タイミング変動検出手段により
検出されるデータ受信タイミングの変動に応じた干渉除
去処理を、受信データのフレーム及びスロット単位で行
なうことを特徴とする付記1乃至9の何れかに記載の干
渉除去CDMA受信装置。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ受信タイミングの変動による演算対象データのタ
イミング位置の差分を吸収するデータ蓄積バッファを備
えることにより、干渉レプリカの減算又はシンボルレプ
リカの加算処理における演算が正確なタイミング位置の
演算対象データ同士で行われるため、精度の良い干渉除
去を行うことができ、また、干渉除去対象外の入力信号
に対して干渉除去を禁止することにより、不定な干渉レ
プリカの除去を防止し、干渉除去特性の劣化を防止する
ことができる。
【0058】また、ユーザ端末との間で圧縮モード伝送
等による干渉除去対象のユーザ端末からの受信データが
停止する区間(データ送信ギャップ)に、干渉除去を禁
止することにより、その間の干渉除去対象外の受信デー
タに対する誤干渉除去を防ぎ、干渉除去の精度を向上さ
せることができるを。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における干渉除去部及びレプリカ処理部
の構成を示す図である。
【図2】本発明による受信タイミングが変動した場合の
干渉レプリカ除去の様子を示す図である。
【図3】本発明における復調部の構成を示す図である。
【図4】本発明によるデータ受信タイミング間隔が短く
なった場合のシンボルレプリカ処理を示す図である。
【図5】圧縮モード等の送信ギャップに対応する本発明
の実施形態を示す図である。
【図6】本発明による圧縮モード等の送信ギャップに対
する干渉除去の様子を示す図である。
【図7】並列接続構成の干渉除去CDMA受信装置を示
す図である。
【図8】直列接続構成の干渉除去CDMA受信装置を示
す図である。
【図9】従来のCDMA受信装置の構成を示す図であ
る。
【図10】CDMA通信方式のデータフレーム構成を示
す図である。
【図11】通常時及びフェージング等による変動時のデ
ータ受信タイミングを示す図である。
【図12】通常時の干渉レプリカ除去及びシンボルレプ
リカ処理の様子を示す図である。
【図13】受信タイミングが変動した場合の従来の干渉
レプリカ除去の様子を示す図である。
【図14】受信タイミング間隔が短くなった場合のシン
ボルレプリカ処理の様子を示す図である。
【図15】受信タイミング間隔が長くなった場合のシン
ボルレプリカ処理の様子を示す図である。
【符号の説明】
1−11 ,1−12 データ蓄積バッファ 1−2 書込/読出制御部 1−3 データ受信タイミング(Spu1se)間隔測
定部 1−4 干渉除去禁止信号生成部 9−11 レプリカ生成用処理遅延付加部 9−12 干渉レプリカ減算部 9−21 レプリカ生成部
フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 徹 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 脇田 芳二 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 中村 正 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE32 EE35 5K046 AA05 EE19 EE47 EE61 EE62 5K067 AA03 BB04 CC10 DD42 DD47 EE22 HH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉除去対象の信号の仮復調データを用
    いてシンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成し、該干
    渉レプリカを前記信号から減算した干渉除去後データ及
    びシンボルレプリカを次ステージ又は復調部へ出力する
    干渉除去ステージを少なくとも1段有し、干渉除去後デ
    ータとシンボルレプリカとを加算して復調処理を行う干
    渉除去CDMA受信装置において、 前記干渉レプリカが入力される干渉レプリカ蓄積バッフ
    ァと、前記信号のデータ受信タイミングの変動を検出す
    る受信タイミング変動検出手段と、前記干渉レプリカ蓄
    積バッファの書込み及び読出しを制御する干渉レプリカ
    書込/読出制御手段とを備え、 前記干渉レプリカ書込/読出制御手段は、前記受信タイ
    ミング変動検出手段によりデータ受信タイミングが早く
    なったことを検出すると、前記干渉レプリカの書込み又
    は読み出しを制御し、干渉除去対象の信号に対応させて
    次シンボルの干渉レプリカを減算させることを特徴とす
    る干渉除去CDMA受信装置。
  2. 【請求項2】 干渉除去対象の信号の仮復調データを
    用いてシンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成し、該
    干渉レプリカを前記信号から減算した干渉除去後データ
    及びシンボルレプリカを次ステージ又は復調部へ出力す
    る干渉除去ステージを少なくとも1段有し、干渉除去後
    データとシンボルレプリカとを加算して復調処理を行う
    干渉除去CDMA受信装置において、 前記信号のデータ受信タイミングの変動を検出する受信
    タイミング変動検出手段と、干渉レプリカの減算を禁止
    する禁止信号を生成する干渉除去禁止信号生成部とを備
    え、 前記干渉除去禁止信号生成部は、前記受信タイミング変
    動検出手段によりデータ受信タイミングが遅れたことを
    検出すると、干渉除去対象外の信号に対して干渉レプリ
    カの減算を禁止する信号を遅れに対応する期間中生成す
    ることを特徴とする干渉除去CDMA受信装置。
  3. 【請求項3】 前記シンボルレプリカが入力される複数
    のシンボルレプリカ蓄積バッファと、該複数のシンボル
    レプリカ蓄積バッファの書込み及び読出しを制御するシ
    ンボルレプリカ書込/読出制御手段と、前記干渉除去後
    データを逆拡散する複数の逆拡散部とを更に備え、 前記複数の各逆拡散部は、各パス毎の受信タイミングに
    基づいてそれぞれ前記干渉除去後データの逆拡散を行
    い、前記シンボルレプリカ書込/読出制御手段は、各パ
    ス毎の受信タイミングに応じて前記各シンボルレプリカ
    蓄積バッファの書込み又は読出しを制御し、各逆拡散部
    の出力データとシンボルレプリカとの加算タイミングを
    揃える構成を有することを特徴とする請求項1に記載の
    干渉除去CDMA受信装置。
  4. 【請求項4】 干渉除去対象の信号の仮復調データを用
    いてシンボルレプリカ及び干渉レプリカを生成し、該干
    渉レプリカを前記信号から減算した干渉除去後データ及
    びシンボルレプリカを次ステージ又は復調部へ出力する
    干渉除去ステージを少なくとも1段有し、干渉除去後デ
    ータとシンボルレプリカとを加算して復調処理を行う干
    渉除去CDMA受信装置において、 干渉除去対象のユーザ端末の送信停止直後から送信開始
    までの区間を示す基地局装置からの情報を入力し、干渉
    除去対象のユーザ端末からの受信データが停止している
    期間、入力信号に対して当該ユーザ信号の干渉レプリカ
    の減算を禁止する信号を生成する干渉除去禁止信号生成
    部とを備えたことを特徴とする干渉除去CDMA受信装
    置。
JP2000245792A 2000-08-14 2000-08-14 干渉除去cdma受信装置 Withdrawn JP2002064466A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7577194B2 (en) 2005-06-30 2009-08-18 Nec Corporation Equalizer and equalization method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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