JP2002064128A - 基板搬送装置及びこれを備えた基板処理装置 - Google Patents

基板搬送装置及びこれを備えた基板処理装置

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JP2002064128A
JP2002064128A JP2000251371A JP2000251371A JP2002064128A JP 2002064128 A JP2002064128 A JP 2002064128A JP 2000251371 A JP2000251371 A JP 2000251371A JP 2000251371 A JP2000251371 A JP 2000251371A JP 2002064128 A JP2002064128 A JP 2002064128A
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arm
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transfer device
center axis
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Osamu Takahashi
修 高橋
Tadayasu Osawa
忠康 大沢
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Kaijo Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設置スペースや作動に必要な作業領域を低減
して搬送効率を向上や低コスト化が可能な基板搬送装置
及びこれを備えた基板処理装置。 【解決手段】 基板搬送装置1は、角度αで回動する回
動アーム3、長手方向の中央位置で回動アーム3と回動
可能に連結された移動アーム4、移動アーム4の先端部
に回動可能に連結された載置台10及び移動アーム4の
他端部に回動可能に連結され、回動アーム3の回動中心
軸Aに対して近接及び離間する方向であって、回動中心
軸Aを通る仮想水平面上の直線Lに沿って移動する直動
機構11を有する。回動アーム3を回動すると、直動機
構11が直線Lに沿って移動し、載置台10が回動中心
軸Aを通り、直動機構11の移動方向に垂直な仮想水平
面上の直線Mに沿って移動する。したがって、必要な作
業領域は、回動アーム3の回動範囲及び直動機構11の
移動範囲であり、装置の設置スペース及び作業領域の低
減を達成可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハやガ
ラス基板等の各種基板を一枚ずつ搬送する枚葉式の基板
搬送装置及びこれを備えた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハやガラス基板等の各種基板
を一枚ずつ搬送する枚葉式の搬送装置(枚葉式とは、基
板を一枚ずつ処理するものをいう)として、図12に示
すものがある。図12は、従来の基板搬送装置を示す斜
視図である。
【0003】図12に示すように、基板搬送装置101
は、基台102と、この基台102内にZ方向に伸縮自
在でかつ回転可能に設けられた軸103と、この軸10
3の上部に基端部が回転自在に取り付けられた第1アー
ム104aと、この第1アーム104aの先端部に基端
部が回転自在に取り付けられた第2アーム104bと、
この第2アーム104bの先端部に基端部が回転自在に
取り付けられた基板載置部104cとからなる。したが
って、基板搬送装置101は、第1アーム104a及び
第2アーム104bが伸縮することによって基板載置部
104cが挿抜可能であり、基板載置部104c上に基
板110を保持して搬送可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基板搬送装置101
は、半導体ウエハやガラス基板等の基板110に対して
洗浄及び乾燥等の所定の処理を一貫して行う基板処理装
置に適用可能であるが、基板搬送装置101は、基板載
置部104cを所定の位置に向けて移動するために第1
アーム104a及び第2アーム104bを大きく回転さ
せる必要があり、作動に必要な作業領域が大きく、比較
的大きい設置スペースを確保する必要があり、また、第
1アーム104a、第2アーム104b及び基板載置部
104cの回転制御並びに位置決め制御等の処理が複雑
である。すなわち、基板搬送装置101は、軸103を
上昇及び下降させる駆動手段に加えて、第1アーム10
4a、第2アーム104b及び基板載置部104cを別
々に回転させる駆動手段が各々別体で必要であることか
ら、比較的複雑な駆動制御が必要であるとともに、高コ
スト化する傾向がある。
【0005】また、第1アーム104a、第2アーム1
04b及び基板載置部104cを回転させる駆動手段
は、第1アーム104a、第2アーム104b及び基板
載置部104c各々の背面側に比較的大きく突出するこ
とから、基板110の受け取り位置及び受け渡し位置に
基板載置部104cの基端部(第2アーム104bとの
取付部)近傍が進入する場合には、高さ方向のスペース
を比較的大きく設定する必要があり、より小さな作業領
域で作動可能な基板搬送装置が求められている。
【0006】したがって、近年、半導体の製造工程にお
いては、基板処理装置自体を小型化して装置の設置スペ
ースを効率化することが求められており、基板搬送装置
についても、設置スペースを減少して、より少ない作業
領域で基板の搬送効率を向上することが求められてい
る。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、設置スペースや作動に必要な作業領域が小さ
く、搬送効率を向上させることができ、かつ低コスト化
が可能な基板搬送装置及びこれを備えた基板処理装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の基板搬送装置
は、駆動力を付与する第1の駆動手段と、前記第1の駆
動手段に連結され所定の角度で回動する回動アームと、
前記回動アームと回動可能に連結された移動アームと、
該移動アームに回動可能に連結されて基板が載置される
載置台と、前記移動アームに回動可能に連結されて前記
回動アームの回動中心軸に対して近接及び離間する方向
で前記回動アームの回動中心軸を通る仮想水平面上の直
線に沿って移動する直動機構とを備え、前記載置台は、
前記回動アームの回動中心軸を通り、前記直動機構の移
動方向に垂直な仮想水平面上の直線に沿って移動可能で
あるものである。
【0009】また、前記回動アームの回動中心軸及び前
記移動アームと前記載置台との回動中心軸を通る仮想水
平面上の直線は、前記回動アームの回動中心軸及び前記
移動アームと直動機構との回動中心軸を通る仮想水平面
上の直線に垂直であるものである。
【0010】また、前記移動アームと平行に設けられて
前記載置台の回転を規制する回転防止アームを備えたも
のである。
【0011】また、前記直動機構は、前記移動アーム及
び前記回転防止アームの端を各々回動可能に連結する連
結部材と、前記連結部材に固着された第1の摺動台と、
前記回動アームの回動中心軸に対して近接及び離間する
方向であって前記回動アームの回動中心軸を通る直線に
沿って延在し前記第1の摺動台の移動を案内する第1の
案内部材とを有するものである。
【0012】また、少なくとも前記第1の駆動手段、前
記回動アーム、前記移動アーム、前記載置台及び前記直
動機構が設けられ昇降自在な可動ベースと、前記可動ベ
ースを昇降させる昇降機構部とを有し、前記昇降機構部
は、駆動力を付与する第2の駆動手段と、前記第2の駆
動手段に連結された偏心カムと、前記偏心カムのカム面
に摺接するカムフォロアと、前記カムフォロアが固着さ
れ、かつ前記可動ベースに対して固定された昇降部材
と、前記昇降部材に固着された第2の摺動台と、仮想水
平面に対して垂直に立設され前記第2の摺動台の移動を
案内する第2の案内部材とを有するものである。
【0013】また、前記可動ベースを上昇方向に向けて
付勢する付勢機構を有し、前記付勢機構は、仮想水平面
に対して垂直に立設されたケーシングと、一端側が前記
ケーシング内に移動可能に挿通され他端側が前記可動ベ
ースに対して固定された軸部材と、前記ケーシング内に
設けられ前記軸部材の一端側に係合して前記軸部材を上
方に向けて付勢する弾性部材とを有するものである。
【0014】また、本発明の基板処理装置は、基板を一
枚ずつ受け入れて前記基板に対する所定の処理を行う複
数の基板処理部と、複数の前記基板処理部同士の間に設
けられて前記基板の搬送を行う基板搬送装置とを備え、
前記基板搬送装置は、駆動力を付与する第1の駆動手段
と、前記第1の駆動手段に連結され所定の角度で回動す
る回動アームと、前記回動アームと回動可能に連結され
た移動アームと、該移動アームに回動可能に連結されて
基板が載置される載置台と、前記移動アームに回動可能
に連結されて前記回動アームの回動中心軸に対して近接
及び離間する方向で前記回動アームの回動中心軸を通る
仮想水平面上の直線に沿って移動する直動機構とを備
え、前記載置台は、前記回動アームの回動中心軸を通
り、前記直動機構の移動方向に垂直な仮想水平面上の直
線に沿って移動可能であるものである。
【0015】また、複数の前記基板処理部は、前記基板
に当接して洗浄する基板洗浄装置と、前記基板洗浄装置
により洗浄された前記基板を超音波で励振した超音波洗
浄用流体により洗浄する超音波洗浄装置とを有するもの
である。
【0016】また、前記超音波洗浄装置は、前記超音波
洗浄用流体により洗浄した前記基板を高速回転して乾燥
可能であるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明による実施の形態に
ついて、図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明による第1の実施の形態と
しての基板搬送装置を示す平面図、図2は、図1に示す
基板搬送装置の正面図、図3は、図1に示す基板搬送装
置の側面図、図4は、図3に示す基板搬送装置のA−A
断面図、図5は、本発明による基板搬送装置の動作を示
す斜視図である。
【0019】図1乃至図5に示すように、基板搬送装置
1は、基板を一枚ずつ受け入れて搬送する、いわゆる枚
葉式の搬送装置であり、矩形板状に形成され昇降自在な
可動ベース7(図2及び図3参照)上に設けられた搬送
機構部2と、基板処理装置41(図8参照)の底面や設
置場所の床面に対して固着される架台17上に設けら
れ、可動ベース7を昇降させる昇降機構部21とを有す
る。
【0020】搬送機構部2は、可動ベース7の下面側に
取り付けられた第1の駆動手段15と、基端部側で第1
の駆動手段15の駆動軸14に取付固定され所定の角度
αの範囲を回動可能な回動アーム3と、長手方向の中央
の位置で回動アーム3の先端部と回動可能に連結された
移動アーム4と、移動アーム4の先端部に回動可能に連
結された載置台10と、移動アーム4の他端部に回動可
能に連結された直動機構11と、移動アーム4と平行に
設けられて載置台10の回転を規制する回転防止アーム
5等とからなる。
【0021】第1の駆動手段15は、搬送機構部2に駆
動力を付与するものであり、駆動源としてのモータ12
と、モータ12の出力軸(図示せず)に連結され駆動軸
14に駆動力を伝達するギヤボックス13とを有し、駆
動軸14を可動ベース7の上面側に突出させて、矩形板
状の可動ベース7の下面側に取付固定される。また、モ
ータ12は、サーボモータやパルスモータ等からなり、
制御部(図示せず)からの制御信号に基づいて駆動制御
される。
【0022】回動アーム3は、長尺状に形成され、基端
部側において駆動軸14に嵌着されており、第1の駆動
手段15から駆動力が付与されると、あらかじめ設定さ
れた所定の角度α(本実施の形態ではα=130度)の
範囲を回動する。
【0023】移動アーム4は、全長が回動アーム3の全
長の2倍に設定された長尺状であり、長手方向の中央位
置においてベアリング6aを介して回動アーム3の先端
部と回動可能に連結されている。また、移動アーム4の
先端部には、載置台10がベアリング6bを介して回動
可能に連結され、該先端部に対向する他端部には、直動
機構11がベアリング6cを介して回動可能に連結され
ている。直動機構11は、移動アーム4の他端部側を回
動アーム3の回動中心軸Aに対して近接及び離間する方
向であって、該回動中心軸Aを通る仮想水平面上の直線
Lに沿って直線移動可能である。
【0024】載置台10は、半導体ウエハやガラス基板
等の基板20を載置して保持する部材であり、全体が矩
形板状に形成され、四隅に各々基板20の周縁端部を係
止する係止部10aが突設されている。載置台10の形
状や大きさ及び係止部10aの形成位置等については、
搬送する基板20の形状や大きさに応じて任意に設定可
能であるが、本実施の形態では、載置台10の長辺及び
短辺が円形状の基板20の直径より小に設定された矩形
状に形成されている。
【0025】回転防止アーム5は、全長が移動アーム4
の全長に等しい長尺状に形成され、移動アーム4と平行
に設けられている。回転防止アーム5は、先端部におい
てベアリング6dを介して載置台10と回動可能に連結
され、他端部(前記先端部に対向する側の端部)におい
てベアリング6eを介して直動機構11と回動可能に連
結されている。また、回転防止アーム5と載置台10と
の回動中心軸Eは、移動アーム4と載置台10との回動
中心軸C及び回動アーム3の回動中心軸Aを通る直線M
上に位置しており、回転防止アーム5の他端部は、直動
機構11によって回動アーム3の回動中心軸Aを通る仮
想水平面上の直線Lに沿って直線移動され、移動アーム
4と常に平行な状態に保持される。したがって、載置台
10は、複数の回動中心(回動中心軸C及び回動中心軸
E)で回動可能に保持されていることから、自由な方向
への回転が規制され、載置台10の長辺及び短辺が常に
一定方向を向く状態で平行移動する。
【0026】直動機構11は、移動アーム4及び回転防
止アーム5の他端部側をベアリング6c及びベアリング
6eを介して各々回動自在に連結する連結部材11a
と、連結部材11aに取付部材11dを介して固定され
た第1の摺動台としてのスライダ11cと、スライダ1
1cが摺動自在に跨架され、スライダ11cの移動を案
内する第1の案内部材としてのガイドレール11bとを
有する。ガイドレール11bは、回動アーム3の回動中
心軸Aに対して近接及び離間する方向であって、該回動
中心軸Aを通る仮想水平面上の直線Lに沿って延在して
おり、図2及び図3から明らかなように、可動ベース7
の上方に一体で屈設された逆L字型の側板7aの天井部
7bに対して固定されている。また、天井部7bの外部
上面には、上面パネル8が取り付けられている。
【0027】また、直動機構11は、スライダ11cの
移動終端を検知する第1の検知部16を有する。第1の
検知部16は、取付部材11dの外面に固着されL字状
に突出する遮光板16bと、可動ベース上のスライダ1
1cの移動終端に対応する位置に固着された光センサ1
6aとからなる。光センサ16aは、溝16c(図2参
照)を挟んで一対の発光部及び受光部(図示せず)を有
しており、溝16c内に遮光板16bが進入すると検知
信号を制御部(図示せず)に出力する。
【0028】上記の構成からなる基板搬送装置1の搬送
機構部2は、図6に示すスコット・ラッセル機構の原理
を応用して改良したものである。図6は、本発明による
基板搬送装置の原理を示す説明図である。このスコット
・ラッセル機構は、図6に示すように、リンクL1及び
リンクL2が次式(1) O2M=MN=MP ・・・(1) を満たす状態に連結されたものであり、点M、点O2
び点Nにおいて回動可能である。
【0029】このとき、式(1)から、点Mを中心に半
径MNの円R1を描けば、円R1は原点O2及び点Pを必
ず通ることになる。すなわち、直線NPは、円R1の直
径となることから、∠NO2Pは、常に直角であり、ス
ライダSを原点O2に対して近接及び離間する方向に運
動させれば、リンクL1の先端である点Pは、直線O2
に垂直な直線O2P上を運動することがわかる。そし
て、本発明による搬送機構部2の回動アーム3及び移動
アーム4は、回動アーム3の回動中心軸A、回動アーム
3と移動アーム4との回動中心軸B、移動アーム4と載
置台10との回動中心軸C及び移動アーム4と連結部材
11a(直動機構11)との回動中心軸Dとすると、距
離ABは、距離BC及び距離BDに等しく、各回動中心
軸間の距離は仮想水平面上において、次式(2) AB=BC=BD ・・・(2) を満たす状態に取り付けられている。
【0030】また、回動アーム3の回動中心軸A及び移
動アーム4と載置台10との回動中心軸Cを通る仮想水
平面上の直線Mは、回動アーム3の回動中心軸A及び移
動アーム4と直動機構11との回動中心軸Dを通る仮想
水平面上の直線Lに垂直であり、∠DACは、常に直角
になっている。したがって、移動アーム4と連結部材1
1a(直動機構11)との回動中心軸Dを回動アーム3
の回動中心軸Aに対して近接及び離間する方向であっ
て、回動中心軸Aを通る仮想水平面上の直線Lに沿って
移動すれば、移動アーム4の先端部に設けられた載置台
10は、回動アーム3の回動中心軸Aを通り、直動機構
11の移動方向(直線L方向)に垂直な仮想水平面上の
直線Mに沿って移動可能である。
【0031】図2及び図3に示すように、昇降機構部2
1は、可動ベース7を昇降して、搬送機構部2を所定の
高さに位置決めするものであり、基板処理装置41(図
8参照)の底面や設置場所の床面に対して固定される架
台17上に設けられた第2の駆動手段35と、第2の駆
動手段35が備える駆動軸28の両端に連結された一対
の偏心カム23a、23bと、偏心カム23a、23b
のカム面23c(カム溝)にそれぞれ当接する一対のカ
ムフォロア24a、24bと、昇降機構部21の昇降を
案内する昇降案内機構36とを有する。
【0032】第2の駆動手段35は、昇降機構部21に
駆動力を付与するものであり、駆動源としてのモータ3
1と、モータ31の出力軸(図示せず)に固着された駆
動プーリ29bと、一端側に出力プーリ29aが固着さ
れた駆動軸28と、架台17上に互いに離間して設けら
れ駆動軸28を回転自在に支持する一対の軸支部材27
a、27bと、駆動プーリ29bと出力プーリ29aと
の間に掛け渡されてモータ31の駆動力を伝達するタイ
ミングベルト30とを有する。モータ31は、サーボモ
ータやパルスモータ等からなり、制御部(図示せず)か
らの制御信号に基づいて駆動制御される。また、軸支部
材27a、27bは、それぞれ略直方体状に形成され、
互いに所定の間隔を隔てて架台17上に垂直に立設され
ており、ベアリング27cを介して駆動軸28の両端近
傍を回転自在に支持している。
【0033】駆動軸28の両端には、一対の偏心カム2
3a、23bが連結されている。偏心カム23a、23
bは、円盤状に形成され、回転中心である駆動軸28と
の取付位置に対して偏倚した位置に円周方向に沿ってカ
ム面23c(カム溝)が形成されており、このカム面2
3c(カム溝)にカムフォロア24a、24bが各々当
接している。したがって、モータ31からの回転駆動力
は、偏心カム23a、23b及びカムフォロア24a、
24bによって、上下方向(可動ベース7を昇降する方
向)の駆動力に変換され、搬送機構部2は、偏心カム2
3a、23bの回転中心(駆動軸28との取付位置)か
らカム面23c(カム溝)の形成位置までの距離に等し
い高さの範囲を昇降可能である。
【0034】昇降案内機構36は、カムフォロア24
a、24bがそれぞれ固定され、かつ可動ベース7の下
面側に対して互いに所定の間隔を隔てて固定された一対
の昇降部材22a、22bと、昇降部材22a、22b
の下端部に各々固定された第2の摺動台としてのスライ
ダ26a、26bと、スライダ26a、26bが摺動自
在に跨架され、スライダ26a、26bの移動を各々案
内する第2の案内部材としてのガイドレール25a、2
5bとを有する。ガイドレール25a、25bは、仮想
水平面に対して垂直に立設されており、架台17に垂直
に設けられた側板17a、17bの内側面に互いに対向
する状態で固定されている。
【0035】また、昇降案内機構36は、スライダ26
a、26bが所定の位置まで移動したことを検知する第
2の検知部37を有する。第2の検知部37は、昇降部
材22bの下端部に固着されL字状に突出する遮光板3
7dと、側板17bの側部に固着された複数の光センサ
37a乃至37cとからなる。光センサ37a乃至37
cは、それぞれ溝37e(図4参照)を挟んで一対の発
光部及び受光部(図示せず)を有しており、溝37e内
に遮光板37dが進入すると検知信号を制御部(図示せ
ず)に出力する。また、光センサ37a乃至37cは、
各々あらかじめ設定された所定の位置に固着されてお
り、例えば、光センサ37aは、スライダ26a、26
bの移動終端に対応する位置に設けられている。したが
って、光センサ37aによって昇降機構部21全体の移
動上限が検知可能である。
【0036】また、昇降機構部21は、可動ベース7を
上昇方向に向けて付勢する付勢機構32を有する。図3
及び図4に示すように、付勢機構32は、架台17上に
垂直に固定され、仮想水平面に対して垂直に立設された
ケーシング32cと、一端に鍔部32dを有し、この一
端側がケーシング32内に移動可能に挿通された軸部材
32aと、ケーシング32c内に設けられ鍔部32dに
係合して軸部材32aを上方に向けて付勢する弾性部材
としてのバネ32bとを有する。また、軸部材32aの
他端側(鍔部32dに対向する側)は、可動ベース7の
下面に対して固定されており、可動ベース7は、付勢機
構32により常に上昇方向に付勢されている。したがっ
て、付勢機構32は、可動ベース7上に設けられた搬送
機構部2の荷重を軽減可能であり、昇降部材22a、2
2b、カムフォロア24a、24b及び偏心カム23
a、23bを介して駆動軸28に加わる負荷を軽減し
て、駆動軸28の破損防止や搬送機構2の昇降に必要な
モータ31の出力トルクの低減を図ることができる。
【0037】次に、上記の構成からなる基板搬送装置1
の動作について、図5及び図7も参照して説明する。図
5は、本発明による基板搬送装置の動作を示す斜視図、
図7(a)乃至(c)は、本発明による基板搬送装置の
動作を段階的に示す平面図である。
【0038】まず、図7(a)(図1及び図2にも示
す)に示すように、基板搬送装置1は、動作前の基準状
態である基準位置Gにおいて、回動アーム3が回動する
角度範囲αの中央に位置しており、直動機構11の第1
の摺動台としてのスライダ11cが回動アーム3の回動
中心軸Aから最も離間した位置にある。なお、搬送機構
部2の高さ位置は、昇降機構部21によって任意の高さ
に位置決め可能であり、例えば、基準位置Gにおいて
は、最も降下した位置に位置決めされている。
【0039】次に、制御部(図示せず)からの制御信
号に基づいて搬送機構部2のモータ12(第1の駆動手
段15)を駆動して回動アーム3を一方向(矢印W1
向)に回動すると、図5及び図7(b)(図1及び図2
にも示す)に示すように、直動機構11のスライダ11
cは、ガイドレール11bに沿って移動し、移動アーム
4の他端部側が回動アーム3の回動中心軸Aに対して近
接する方向(矢印T1方向)であって、回動中心軸Aを
通る仮想水平面上の直線L(図1参照)に沿って直線移
動される。このとき、移動アーム4の先端部に設けられ
た載置台10は、回動アーム3の回動中心軸Aに対して
離間する一方向(矢印U1方向)であって、回動中心軸
Aを通り、直動機構11の移動方向(直線L方向)に垂
直な仮想水平面上の直線Mに沿って移動する。
【0040】スライダ11cが回動アーム3の回動中心
軸Aに最も近接した位置、すなわち、スライダ11cの
移動終端まで移動すると、第1の検知部16(光センサ
16a及び遮光板16b)(図2及び図3参照)から制
御部(図示せず)に検知信号が出力され、制御部(図示
せず)は、この検知信号に基づいてモータ12を停止し
て載置台10を位置Hに位置決めする。なお、載置台1
0は、直線M上に回転中心軸Eを有し、移動アーム4と
常に平行な状態で移動する回転防止アーム5と回動可能
に連結されている。したがって、載置台10は、複数の
回動中心(回動中心軸C及び回動中心軸E)を介して回
動可能に保持されており、自由な方向への回転が規制さ
れて常に一定方向を向く状態で平行移動する。
【0041】搬送機構部2の高さ位置は、任意に設定可
能であり、例えば載置台10が位置Hに移動すると、制
御部(図示せず)からの制御信号に基づいて、昇降機構
部21のモータ31(第2の駆動手段)が駆動され、可
動ベース7上の搬送機構部2が所定の高さ位置まで上昇
される。この高さ位置は、第2の検知部37(光センサ
37a乃至37c及び遮光板37d)によって検知さ
れ、制御部(図示せず)は、例えば、光センサ37bか
ら出力される検知信号に基づいてモータ31を停止して
搬送機構部2をこの所定の高さ位置に位置決めする。そ
して、この状態で半導体ウエハ等の基板20が載置台1
0上に載置される。
【0042】続いて、搬送機構部2のモータ12(第
1の駆動手段15)を駆動して回動アーム3を他方向
(矢印W2方向)に回動すると、基準位置Gから位置H
に至るまでの動作(上記からに至る動作)と逆方向
に動作する。そして、基準位置Gの状態を経て、さらに
回動アーム3を他方向(矢印W2方向)に回動すると、
図5及び図7(c)(図1及び図2にも示す)に示すよ
うに、直動機構11のスライダ11cは、ガイドレール
11bに沿って移動し、移動アーム4の他端部側が回動
アーム3の回動中心軸Aに対して近接する方向(矢印T
1方向)であって、回動中心軸Aを通る仮想水平面上の
直線L(図1参照)に沿って直線移動される。このと
き、移動アーム4の先端部に設けられた載置台10は、
回動アーム3の回動中心軸Aに対して離間する他方向
(矢印U2方向)であって、回動中心軸Aを通り、直動
機構11の移動方向(直線L方向)に垂直な仮想水平面
上の直線Mに沿って移動する。
【0043】スライダ11cが回動アーム3の回動中心
軸Aに最も近接した位置、すなわち、スライダ11cの
移動終端まで移動すると、第1の検知部16(光センサ
16a及び遮光板16b)(図2及び図3参照)から制
御部(図示せず)に検知信号が出力され、制御部(図示
せず)は、この検知信号に基づいてモータ12を停止し
て載置台10を位置Iに位置決めする。
【0044】また、載置台10が位置Hに対向する位置
Iまで移動すると、制御部(図示せず)からの制御信号
に基づいて昇降機構部21のモータ31(第2の駆動手
段)が駆動され、可動ベース7上の搬送機構部2が所定
の高さ位置まで下降する。この高さ位置は、第2の検知
部37(光センサ37a乃至37c及び遮光板37d)
によって検知され、制御部(図示せず)は、例えば、光
センサ37cから出力される検知信号に基づいてモータ
31を停止して搬送機構部2をこの所定の高さ位置に位
置決めする。そして、この状態で載置台10上に載置さ
れた半導体ウエハ等の基板20が次工程に受け渡され
る。
【0045】すなわち、基板搬送装置1は、基板搬送装
置1を挟んで互いに対向し、かつ同一直線上に位置する
2つの位置間において半導体ウエハ等の基板を搬送可能
であるが、基板搬送装置1の作動に必要な作業領域は、
所定の角度αの範囲を回動する回動アーム3の回動範囲
及び回動アーム3の回動中心軸Aに対して近接及び離間
する方向(矢印T1及び矢印T2方向)であって、回動中
心軸Aを通る仮想水平面上の直線L(図1参照)に沿っ
て直線移動する直動機構11の移動範囲を確保すればよ
く、基板搬送装置1の周辺部に大きく突出して旋回する
部材がないことから作動に必要な作業領域が小さく、設
置スペースが小さくなっている。
【0046】また、基板搬送装置1は、搬送機構部2を
駆動する駆動源としてのモータ12及び昇降機構部21
を駆動する駆動源としてのモータ31を各々1つずつ設
ければよく、少ない駆動源で作動可能であることから駆
動制御が容易であるとともに、低コストとなっている。
【0047】また、載置台10の背面側には、移動アー
ム4及び回転防止アーム5が、それぞれベアリング6b
及びベアリング6dを介して回動可能に連結されている
が、搬送機構部2は1つの駆動源(モータ12)のみで
作動可能であり、載置台10の背面側に駆動源(モータ
等)等の比較的大きな部材を設ける必要がない。すなわ
ち、基板20の受け取り位置や受け渡し位置に進入する
載置台10及びその近傍の高さ方向の大きさf(図2に
図示)が小さく、より小さな作業領域での作動が可能で
ある。
【0048】次に、本発明による第2の実施の形態とし
ての基板処理装置について、図8乃至図10を参照して
説明する。図8は、本発明による基板処理装置を示す平
面図、図9は、図8に示す基板処理装置が備える基板洗
浄装置を示す斜視図、図10は、図8に示す基板処理装
置が備える超音波洗浄装置を正面から見た断面図であ
る。
【0049】図8に示すように、基板処理装置41は、
基板20を一枚ずつ受け入れて所定の処理を行う複数の
基板処理部A乃至Cが並列されており、複数の基板処理
部A乃至C同士の間、すなわち基板処理部Aと基板処理
部Bとの間及び基板処理部Bと基板処理部Cとの間に本
発明による第1の実施の形態としての基板搬送装置1を
備えている。基板処理部A及び基板処理部Bは、各々基
板20を擦過して洗浄する第1の基板洗浄装置42a及
び第2の基板洗浄装置42bを有し、基板処理部Cは、
基板20を超音波で励振した超音波洗浄用流体(この場
合、純水)により洗浄するとともに、高速回転して乾燥
可能な超音波洗浄装置52を有する。
【0050】基板処理装置41は、基板20として、半
導体ウエハやガラス基板等の種々の基板に適用可能であ
るが、基板表面に金属配線等が形成され、金属材料(例
えば銅(Cu)、タングステン(W)、アルミニウム
(Al)等)が露出した半導体ウエハの化学的機械的研
磨(CMP)処理後の洗浄処理装置として好適である。
化学的機械的研磨(CMP)とは、スラリーと呼ばれる
研磨剤と化学薬品との混合物を供給しながら基板として
の半導体ウエハをバフと呼ばれる布に圧接させ、この状
態で半導体ウエハ及び/又はバフを回転させることによ
り、半導体ウエハ上の層間絶縁膜や金属材料を研磨して
膜を平坦化する技術である。
【0051】まず、第1の基板洗浄装置42a及び第2
の基板洗浄装置42bについて図9も参照して説明す
る。なお、第1の基板洗浄装置42a及び第2の基板洗
浄装置42bは、同一の構成である。
【0052】図9に示すように、第1の基板洗浄装置4
2a及び第2の基板洗浄装置42bは、それぞれ基板2
0の表裏両面に対応して配置された一対の回転ブラシ4
3a及び回転ブラシ43bと、基板20の表裏両面に対
して洗浄用流体(例えば、有機アルカリ性処理液又は有
機酸性処理液)を供給する洗浄用流体供給ノズル47
と、基板20を保持するとともに、回転駆動する駆動手
段としての駆動ローラ46及び保持ローラ48a乃至保
持ローラ48eとを有する。
【0053】基板20を回転駆動する駆動手段としての
駆動ローラ46及び保持ローラ48a乃至保持ローラ4
8eは、それぞれ、ローラ部材49aと、ローラ部材4
9aから垂直に張り出す段状部49bとを有し、軸部材
49cに嵌着している。また、駆動ローラ46は、軸部
材49cがモータ等の駆動力付与手段(図示せず)に連
結され、例えば矢印R方向(又は、その逆方向)に回転
可能であり、保持ローラ48a乃至保持ローラ48e
は、各々軸部材49cを中心として矢印R方向及びその
逆方向に回転自在になっている。なお、駆動ローラ46
及び保持ローラ48a乃至保持ローラ48eのうち、少
なくともいずれか1(例えば、保持ローラ48a及び保
持ローラ48e)は、微動機構(図示せず)によって全
体が矢印P及び矢印Q方向に移動可能であり、基板20
の搬入時には矢印P方向に移動して退避し、基板20が
基板搬送装置1等により搬入されると矢印Q方向に移動
して基板20を所定の位置に保持する。
【0054】回転ブラシ43a及び43bは、基板20
の表裏両面に対応して延在しており、軸部45aに、P
VA(ポリビニルアルコール)等からなるブラシ部45
bが被覆され、ブラシ部45bの表面に多数の突部45
cが形成されている。また、回転ブラシ43a及び43
bは、移動機構50(図8参照)に取り付けられ、それ
ぞれ矢印Z方向に移動可能であり、基板20が基板搬送
装置1等により搬入される際には、回転ブラシ43a及
び回転ブラシ43bがそれぞれ、上方及び下方に退避
し、基板20が所定の位置に保持されると、各々逆方向
に移動して、基板20の表裏両面に当接する。また、回
転ブラシ43a及び回転ブラシ43bは、駆動機構(図
示せず)に連結しており、互いに逆方向(矢印S及び矢
印T方向)に回転駆動される構成になっている。
【0055】次に、超音波洗浄装置52について図10
を参照して説明する。
【0056】図10に示すように、超音波洗浄装置52
は、基板20を固定保持する保持台53と、保持台53
上に設けられて基板20を支持する複数の針状の保持ピ
ン53bと、基板20の周縁部に係合するフック状のチ
ャック部材54と、超音波により超音波洗浄用流体(例
えば、純水)を励振して基板20に対して供給する洗浄
用流体噴射ノズル(超音波ノズル)57とを有する。保
持台53、保持ピン53b及びチャック部材54により
基板20の固定手段が構成されている。
【0057】保持台53は、円盤状に形成されており、
周縁部が基板20の表面より少なくとも高く形成され、
超音波洗浄用流体(例えば、純水)の飛散を防止する凸
部53aになっている。また、この凸部53aの内周側
に洗浄中もしくは洗浄後の超音波洗浄用流体を排出する
排出ダクト53cが設けられている。本実施の形態で
は、排出ダクト53cが2箇所に設けられているが、排
出ダクト53cは、少なくとも1箇所以上設ければよ
い。
【0058】保持ピン53bは、針状の部材からなり、
各々基板20の裏面を一点で支持して基板20の裏面側
の汚染を防止しており、例えば、等間隔で4箇所(図1
0では、2箇所のみ図示)に配設されている。また、チ
ャック部材54は、基板20の円周に沿って等間隔で4
箇所(図10では、2箇所のみ図示)に配設されてい
る。チャック部材54は、開閉機構(図示せず)によっ
て、二点差線で示す位置から実線で示す位置まで開閉可
能であり、開状態(二点差線の位置)で基板20を上方
より受け入れ、基板20が保持ピン53b上に載置され
ると閉じて(実線の位置)基板20の周縁端部を係合保
持して固定する。この状態で基板20が保持台53、保
持ピン53b及びチャック部材54により固定される。
なお、保持ピン53b及びチャック部材54は、少なく
とも3箇所以上設ければよい。
【0059】また、保持台53の裏側中心部には、軸部
材55が一端側で連結されている。軸部材55の他端は
回転駆動手段(図示せず)に連結されており、軸部材5
5は、回転駆動手段により正逆回転可能(例えば、矢印
V方向に回転)になっている。また、軸部材55の回転
中心には、基板20の裏面に向けて超音波洗浄用流体
(例えば、純水)を供給する洗浄用流体供給路58aが
形成され、保持台53の中心部を貫通して裏面用洗浄用
流体噴出口58bが配設されている。なお、軸部材55
の回転数は、例えば1800〜2000r.p.m(リ
ボリューションパーミニッツ)に設定されており、保持
台53は、矢印V方向(又はその逆方向)に高速回転可
能である。
【0060】洗浄用流体噴射ノズル(超音波ノズル)5
7は、発振器に接続された超音波振動子(図示せず)等
を有し、内部に超音波洗浄用流体(例えば、純水)が供
給されると、この発振器及び超音波振動子が所定の周波
数で駆動され、超音波洗浄用流体(例えば、純水)を励
振して基板20に向けて噴射する。また、洗浄用流体噴
射ノズル(超音波ノズル)57は、回動機構60aに取
り付けられており、矢印F及び矢印G方向に移動可能で
ある。したがって、洗浄用流体噴射ノズル(超音波ノズ
ル)57を矢印F及び矢印G方向に移動すれば、超音波
振動により励振された超音波洗浄用流体を基板20の表
面全体に向けてむらなく噴射可能である。なお、超音波
振動子(図示せず)の駆動周波数としては、500kH
z以上の周波数を使用可能であり、本実施の形態では、
駆動周波数が950kHzのハイメガソニック対応の装
置になっている。
【0061】また、図8及び図10に示すように、超音
波洗浄装置52は、基板20の保持台53上への搬入及
び搬出を行う搬送機構59を有する。搬送機構59は、
昇降自在な基体部59cと基体部59cから水平方向に
平行に延びる回動自在な一対のアーム部材59aと、一
対のアーム部材59aに各々垂下状に取り付けられた一
対の爪部材59b(図9に図示)とを有し、アーム部材
59aを各々回動することにより爪部材59bを開閉し
て基板20の周縁端部を保持可能である。
【0062】次に、基板処理装置41の動作について図
11を参照して説明する。図11は、本発明による基板
処理装置が備える基板搬送装置の動作を示す平面図であ
る。
【0063】(a)まず、基板処理部Aの第1の基板洗
浄装置42aに、前段の工程から基板20が搬入され
る。前段からの基板20の搬入には、本発明による基板
搬送装置1を使用可能であるが、従来の基板搬送装置1
01(図12を参照)を使用してもよい。また、基板2
0の搬入時には、第1の基板洗浄装置42aの保持ロー
ラ48a及び保持ローラ48eが微動機構(図示せず)
によって矢印P方向に移動されるとともに、回転ブラシ
43a及び43bが移動機構50(図8参照)により、
それぞれ、上方及び下方に移動して退避している。
【0064】そして、第1の基板洗浄装置42a内に基
板20が搬入されると、保持ローラ48a及び保持ロー
ラ48eが矢印Q方向に移動して、基板20の周縁部を
駆動ローラ46及び保持ローラ48a乃至保持ローラ4
8eにより係合して、所定の位置に保持するとともに、
回転ブラシ43a及び43bが、それぞれ下方及び上方
に移動して、基板20の表裏両面に当接する。
【0065】続いて、駆動ローラ46を駆動力付与手段
(図示せず)によって矢印R方向(又はその逆方向)に
回転すれば、基板20が矢印W方向(又はその逆方向)
に回転駆動され、この状態で洗浄用流体供給ノズル47
から洗浄用流体(この場合、有機アルカリ性処理液)を
滴下し、回転ブラシ43a及び43bを互いに逆方向
(矢印S及び矢印T方向)に回転駆動することにより、
基板20の表裏両面が回転ブラシ43a及び43bの突
部45cの作用により洗浄される。有機アルカリ性処理
液による洗浄は、基板20に付着しているパーティクル
に対して特に有効に作用する。また、洗浄用流体(この
場合、有機アルカリ性処理液)による洗浄が完了する
と、基板20の表裏両面に対して純水が供給され、基板
20上に残留している洗浄用流体及び基板20から離脱
したパーティクル等が洗浄される。
【0066】(b)基板処理部Aの第1の基板洗浄装置
42aによる処理が完了すると、基板20は、基板搬送
装置1によって搬出され、基板処理部Bの第2の基板洗
浄装置42bに向けて搬送される。なお、基板搬送装置
1の基本動作は、上記乃至において、説明した動作
と同一であることから、以下の説明では要部のみの説明
とする。
【0067】まず、基板20の搬出時には、移動機構5
0(図8参照)を作動して基板20に当接した回転ブラ
シ43a及び43bを上方及び下方に移動して退避させ
る。そして、基板搬送装置1の回動アーム3を制御部
(図示せず)からの制御信号に基づいて一方向(矢印W
1方向)に回動すると、移動アーム4の他端部側が回動
アーム3の回動中心軸Aに対して近接する方向(矢印T
1方向)であって、回動中心軸Aを通る仮想水平面上の
直線L(図1参照)に沿って直線移動され、載置台10
が回動アーム3の回動中心軸Aに対して離間する一方向
(矢印U1方向)であって、回動中心軸Aを通り、直動
機構11の移動方向(直線L方向)に垂直な仮想水平面
上の直線M(図1参照)に沿って移動する。
【0068】また、基板搬送装置1の搬送機構部2は、
昇降機構部21(図1乃至図4参照)によって最も下降
した位置に位置決めされており、矢印U1方向に移動し
た載置台10は、第1の基板洗浄装置42aに保持され
た基板20の下面側に進入する。このとき、載置台10
は、長辺及び短辺が基板20の直径より小に設定された
矩形状であり、しかも、背面側に駆動源(モータ等)等
の大きな部材を有さず、載置台10及びその近傍の高さ
方向の大きさf(図2に図示)が小さいことから、基板
20を保持する駆動ローラ46及び保持ローラ48a乃
至保持ローラ48eによって形成される基板20の下面
側の空間に容易に進入可能である。
【0069】そして、スライダ11cが移動終端まで移
動すると、制御部(図示せず)は、第1の検知部16
(光センサ16a及び遮光板16b)(図2及び図3参
照)からの検知信号に基づいてモータ12を停止して基
板20を受け入れ可能な位置(図1、図2、図5及び図
7における位置H)に載置台10を位置決めする。この
状態で、昇降機構部21を作動して搬送機構部2を所定
の高さ位置まで上昇させるとともに、保持ローラ48a
及び保持ローラ48eを矢印Q方向に移動して、基板2
0の係合保持を解除すれば、基板20は、周縁部が係止
部10aに係合した状態で載置台10上に保持される。
【0070】続いて、回動アーム3を他方向(矢印W2
方向)に回動すれば、移動アーム4の他端部側が回動ア
ーム3の回動中心軸Aに対して近接する方向(矢印T1
方向)であって、回動中心軸Aを通る仮想水平面上の直
線L(図1参照)に沿って直線移動され、載置台10が
回動アーム3の回動中心軸Aに対して離間する他方向
(矢印U2方向)であって、回動中心軸Aを通り、直動
機構11の移動方向(直線L方向)に垂直な仮想水平面
上の直線M(図1参照)に沿って移動して、基板処理部
Bの第2の基板洗浄装置42bに向けて搬送される。こ
のとき、載置台10は、直線M上に回転中心軸Eを有
し、移動アーム4と常に平行な状態で移動する回転防止
アーム5と回動可能に連結されており、複数の回動中心
を有することから、自由な方向への回転が規制されて常
に一定方向を向く状態で平行移動する。
【0071】スライダ11cが終端まで移動すると、制
御部(図示せず)は、第1の検知部16(光センサ16
a及び遮光板16b)(図2及び図3参照)からの検知
信号に基づいてモータ12を停止して基板20を第2の
基板洗浄装置42bに受け渡し可能な位置(図1、図
2、図5及び図7における位置I)に載置台10を位置
決めする。この状態で、昇降機構部21を作動して搬送
機構部2を所定の高さ位置まで下降させるとともに、保
持ローラ48a及び保持ローラ48eを矢印P方向に移
動すれば、基板20は、駆動ローラ46及び保持ローラ
48a乃至保持ローラ48eにより係合保持される。
【0072】(c)基板処理部Bの第2の基板洗浄装置
42bに基板20が搬入されると、洗浄用流体供給ノズ
ル47から洗浄用流体(この場合、有機酸性処理液)が
滴下され、第1の基板洗浄装置42aと同様に基板20
の表裏両面が回転ブラシ43a及び43bの突部45c
の作用により洗浄される。有機酸性処理液による洗浄
は、基板20に付着している金属不純物に対して特に有
効に作用する。また、洗浄用流体(この場合、有機酸性
処理液)による洗浄が完了すると、基板20の表裏両面
に対して純水が供給され、基板20上に残留している洗
浄用流体及び基板20から離脱した金属不純物等が洗浄
される。なお、第2の基板洗浄装置42bは、第1の基
板洗浄装置42aと同一の構成であり、基板20の搬
入、搬出及び洗浄処理時の動作についても同一であるこ
とから、詳細な説明を省略する。
【0073】(d)基板処理部Bの第2の基板洗浄装置
42bによる処理が完了すると、基板20は、基板搬送
装置1によって搬出され、基板処理部Cの超音波洗浄装
置52に向けて搬送される。基板20の第2の基板洗浄
装置42bからの搬出及び搬送時における基板搬送装置
1の動作は、上記(b)と同一であり、載置台10が超
音波洗浄装置52側に到達すると、制御部(図示せず)
は、第1の検知部16(光センサ16a及び遮光板16
b)(図2及び図3参照)からの検知信号に基づいて、
基板20を超音波洗浄装置52に受け渡し可能な位置
(図1、図2、図5及び図7における位置I)に載置台
10を位置決めする。
【0074】この状態で、搬送機構59(図8及び図1
0参照)が作動する。まず、搬送機構59の一対のアー
ム部材59aを回動して爪部材59bを開いた状態で基
体部59cを下降させ、載置台10上の基板20を保持
可能な位置で停止する。そして、この位置でアーム部材
59aを逆方向に回動して爪部材59bを閉じ、爪部材
59bにより基板20の周縁端部を係合保持する。続い
て、基体部59cを所定量上昇させるとともに、基板搬
送装置1の回動アーム3を他方向(矢印W2方向)に回
動して、載置台10を矢印U2方向に移動させれば、基
板20が基板搬送装置1の載置台10から搬送機構59
に受け渡される。
【0075】続いて、搬送機構59の基体部59cが保
持台53の上方近傍まで下降し、爪部材59bを開いて
基板20を保持ピン53b上に載置した後に、基体部5
9cが再び上昇して上方に退避する。なお、基板20の
搬入時には、超音波洗浄装置52のチャック部材54が
開状態(図10における二点差線の位置)になってお
り、基板20が保持ピン53b上に載置されると、チャ
ック部材54が閉じて(実線の位置)基板20の周縁端
部を係合保持し、基板20を保持台53上に固定する。
【0076】(e)次に、基板20が固定された保持台
53を回転駆動手段(図示せず)によって矢印V方向
(又はその逆方向)に回転し、洗浄用流体噴射ノズル
(超音波ノズル)57に超音波洗浄用流体(この場合、
純水)を供給するとともに、前記発振器及び超音波振動
子(図示せず)を駆動すれば、基板20の表面を超音波
で励振された超音波洗浄用流体によって精密洗浄するこ
とができる。このとき、洗浄用流体噴射ノズル(超音波
ノズル)57を回動機構60aにより矢印F方向(又は
矢印G方向)に移動しながら超音波洗浄用流体を噴射す
れば、基板20の表面全面をむらなく洗浄可能である。
また、基板20の表面に対して照射される強力な超音波
は、基板20の裏面にも伝播することから、洗浄用流体
供給路58a及び裏面用洗浄用流体噴出口58bを介し
て超音波洗浄用流体(この場合、純水)を基板20の裏
面に対して供給すれば、基板20の表裏両面を同時に超
音波洗浄することが可能である。
【0077】この超音波洗浄によって、半導体ウエハ等
の基板20上に形成された金属配線のくぼみ内などに吸
着されたパーティクル及び金属不純物等を確実に洗浄可
能であり、基板20の表裏両面を精密洗浄して清浄度を
向上することができる。また、超音波により励振された
超音波洗浄用流体(この場合、純水)による洗浄が完了
すると、保持台53の回転を維持した状態で基板20の
表裏両面に対して純水が供給され、基板1上に残留して
いる超音波洗浄用流体及び基板20から離脱したパーテ
ィクル及び金属不純物等が洗浄される。なお、本実施の
形態では、超音波洗浄用流体(この場合、純水)を超音
波で励振して噴射することにより高い洗浄効果が得られ
るものになっているが、洗浄用流体噴射ノズル57から
純水等の洗浄用流体を加圧して噴射する形態にしてもよ
い。
【0078】そして、基板20の表裏両面に対する洗浄
が完了すると、純水の供給を停止し、保持台53を所定
時間回転し続けて、基板20の表裏両面に残った純水を
高速回転による遠心力で飛散させて乾燥する。このと
き、図8に示すように、回動機構60bに気体噴出部
(図示せず)を設け、基板20の表裏両面に対して乾燥
窒素(N2)ガス等を吹き付ければ、基板20の表面に
形成された金属配線(例えば、銅(Cu)、タングステ
ン(W)、アルミニウム(Al)等)の酸化防止及び乾
燥時間の短縮を図ることが可能であり、好適である。
【0079】(f)基板処理部Cの超音波洗浄装置52
による処理が完了すると、基板20は、搬送機構59の
爪部材59bによって搬出され、後段の工程に向けて搬
送される。この後段に向けての基板20の搬送には、本
発明による基板搬送装置1を使用可能であるが、従来の
基板搬送装置101(図12を参照)を使用してもよ
い。なお、基板20を搬出する際の超音波洗浄装置52
の動作は、搬入時と逆の動作であり、基本動作は同一で
あることから、詳細な説明を省略する。
【0080】また、基板処理部A乃至基板処理部Cで使
用する洗浄用流体及び超音波洗浄用流体は、洗浄する基
板や洗浄目的に応じて適宜選択すればよく、種々の薬液
や純水を使用可能である。また、基板を処理する順序に
ついても可変であり、例えば、基板処理部Aにおいて有
機酸性処理液による処理を行い、次に基板処理部Bにお
いて有機アルカリ性処理液による処理を行う構成であっ
てもよい。
【0081】基板処理装置41は、基板20を一枚ずつ
受け入れて所定の処理を行う基板処理部A乃至C同士の
間に、基板搬送装置1を備えている。基板搬送装置1
は、所定の角度αの範囲を回動する回動アーム3の回動
範囲及び回動アーム3の回動中心軸Aに対して近接及び
離間する方向(矢印T1及び矢印T2方向)であって、回
動中心軸Aを通る仮想水平面上の直線L(図1参照)に
沿って直線移動する直動機構11の移動範囲を作業領域
として確保すれば、基板搬送装置1を挟んで互いに対向
し、かつ同一直線上に位置する2つの位置間における基
板の搬送が可能あり、作動に必要な作業領域が小さく、
設置スペースが小さくなっている。したがって、基板処
理装置41は、基板処理部A乃至C同士の間の配列ピッ
チd1を小さく設定して近接配置することが可能であ
り、基板処理部A乃至Cの配列方向の大きさ(装置全体
の幅)d及び該配列方向に垂直な方向における大きさ
(奥行き)eが小さく、装置全体の小型化を達成してい
る。
【0082】また、基板搬送装置1は、載置台10の背
面側に駆動源(モータ等)等の比較的大きな部材を有さ
ず、載置台10及びその近傍の高さ方向の大きさf(図
2に図示)が小さいものであることから、基板20の受
け取り位置や受け渡し位置において必要な高さ方向の作
業領域が小さいものになっている。したがって、基板処
理装置41は、装置全体の高さ方向(図8における紙面
に垂直な方向)における大きさについても、より小さく
設定可能である。
【0083】また、基板処理装置41が備える基板搬送
装置1は、搬送機構部2を駆動する駆動源としてのモー
タ12及び昇降機構部21を駆動する駆動源としてのモ
ータ31を各々1つずつ設ければよく、少ない駆動源で
作動可能であることから、駆動制御の容易化及び低コス
ト化を達成することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による基板
搬送装置及びこれを備えた基板処理装置によれば、設置
スペースや作動に必要な作業領域を低減して搬送効率を
向上させることができ、かつ低コスト化を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態としての基板搬
送装置を示す平面図である。
【図2】図1に示す基板搬送装置の正面図である。
【図3】図1に示す基板搬送装置の側面図である。
【図4】図3に示す基板搬送装置のA−A断面図であ
る。
【図5】本発明による基板搬送装置の動作を示す斜視図
である。
【図6】本発明による基板搬送装置の原理を示す説明図
である。
【図7】(a)乃至(c)は、本発明による基板搬送装
置の動作を段階的に示す平面図である。
【図8】本発明による基板処理装置を示す平面図であ
る。
【図9】図8に示す基板処理装置が備える基板洗浄装置
を示す斜視図である。
【図10】図8に示す基板処理装置が備える超音波洗浄
装置を正面から見た断面図である。
【図11】本発明による基板処理装置が備える基板搬送
装置の動作を示す平面図である。
【図12】従来の基板搬送装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板搬送装置 2 搬送機構部 3 回動アーム 4 移動アーム 5 回転防止アーム 6a〜6e ベアリング 7 可動ベース 7a 側板 7b (側板7aの)天井部 8 上面パネル 10 載置台 10a 係止部 11 直動機構 11a 連結部材 11b ガイドレール(第1の案内部材) 11c スライダ(第1の摺動台) 11d 取付部材 12 モータ 13 ギヤボックス 14 駆動軸 15 第1の駆動手段 16 第1の検知部 16a 光センサ 16b 遮光板 16c 溝 17 架台 17a,17b 側板 20 基板 21 昇降機構部 22a,22b 昇降部材 23a,23b 偏心カム 23c カム面(カム溝) 24a,24b カムフォロア 25a,25b ガイドレール(第2の案内部材) 26a,26b スライダ(第2の摺動台) 27a,27b 軸支部材(第2の駆動手段) 27c ベアリング(第2の駆動手段) 28 駆動軸(第2の駆動手段) 29a 出力プーリ(第2の駆動手段) 29b 駆動プーリ(第2の駆動手段) 30 タイミングベルト(第2の駆動手段) 31 モータ(第2の駆動手段) 32 付勢機構 32a 軸部材 32b 弾性部材(バネ) 32c ケーシング 32d 鍔部 35 第2の駆動手段 36 昇降案内機構 37 第2の検知部 37a〜37c 光センサ 37d 遮光板 37e 溝 41 基板処理装置 42a 第1の基板洗浄装置 42b 第2の基板洗浄装置 43a,43b 回転ブラシ 45a 軸部 45b ブラシ部 45c 突部 46 駆動ローラ 47 洗浄用流体供給ノズル 48a〜48e 保持ローラ 49a ローラ部材 49b 段状部 49c 軸部材 50 移動機構 52 超音波洗浄装置 53 保持台 53a 凸部 53b 保持ピン 53c 排出ダクト 54 チャック部材 55 軸部材 57 洗浄用流体噴射ノズル(超音波ノズ
ル) 58a 洗浄用流体供給路 58b 裏面用洗浄用流体噴出口 59 搬送機構 59a アーム部材 59b 爪部材 59c 基体部 60a,60b 回動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 49/07 B65G 49/07 D H01L 21/304 648 H01L 21/304 648A 648H 651 651B 651G Fターム(参考) 3B201 AA03 AA46 AB14 AB25 AB33 AB44 BA02 BA15 BA34 BB21 BB83 BB92 CC11 3F060 AA01 AA07 DA09 EA01 EB12 EC12 FA02 GB00 GB02 GB31 GD03 5F031 CA02 CA05 FA07 FA12 GA48 GA49 MA23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力を付与する第1の駆動手段と、前
    記第1の駆動手段に連結され所定の角度で回動する回動
    アームと、前記回動アームと回動可能に連結された移動
    アームと、該移動アームに回動可能に連結されて基板が
    載置される載置台と、前記移動アームに回動可能に連結
    されて前記回動アームの回動中心軸に対して近接及び離
    間する方向で前記回動アームの回動中心軸を通る仮想水
    平面上の直線に沿って移動する直動機構とを備え、 前記載置台は、前記回動アームの回動中心軸を通り、前
    記直動機構の移動方向に垂直な仮想水平面上の直線に沿
    って移動可能であることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記回動アームの回動中心軸及び前記移
    動アームと前記載置台との回動中心軸を通る仮想水平面
    上の直線は、前記回動アームの回動中心軸及び前記移動
    アームと直動機構との回動中心軸を通る仮想水平面上の
    直線に垂直であることを特徴とする請求項1記載の基板
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記移動アームと平行に設けられて前記
    載置台の回転を規制する回転防止アームを備えたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記直動機構は、前記移動アーム及び前
    記回転防止アームの端を各々回動可能に連結する連結部
    材と、前記連結部材に固着された第1の摺動台と、前記
    回動アームの回動中心軸に対して近接及び離間する方向
    であって前記回動アームの回動中心軸を通る直線に沿っ
    て延在し前記第1の摺動台の移動を案内する第1の案内
    部材とを有することを特徴とする請求項3記載の基板搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記第1の駆動手段、前記回
    動アーム、前記移動アーム、前記載置台及び前記直動機
    構が設けられ昇降自在な可動ベースと、前記可動ベース
    を昇降させる昇降機構部とを有し、 前記昇降機構部は、駆動力を付与する第2の駆動手段
    と、前記第2の駆動手段に連結された偏心カムと、前記
    偏心カムのカム面に摺接するカムフォロアと、前記カム
    フォロアが固着され、かつ前記可動ベースに対して固定
    された昇降部材と、前記昇降部材に固着された第2の摺
    動台と、仮想水平面に対して垂直に立設され前記第2の
    摺動台の移動を案内する第2の案内部材とを有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1記
    載の基板搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記可動ベースを上昇方向に向けて付勢
    する付勢機構を有し、 前記付勢機構は、仮想水平面に対して垂直に立設された
    ケーシングと、一端側が前記ケーシング内に移動可能に
    挿通され他端側が前記可動ベースに対して固定された軸
    部材と、前記ケーシング内に設けられ前記軸部材の一端
    側に係合して前記軸部材を上方に向けて付勢する弾性部
    材とを有することを特徴とする請求項5記載の基板搬送
    装置。
  7. 【請求項7】 基板を一枚ずつ受け入れて前記基板に対
    する所定の処理を行う複数の基板処理部と、複数の前記
    基板処理部同士の間に設けられて前記基板の搬送を行う
    基板搬送装置とを備え、 前記基板搬送装置は、駆動力を付与する第1の駆動手段
    と、前記第1の駆動手段に連結され所定の角度で回動す
    る回動アームと、前記回動アームと回動可能に連結され
    た移動アームと、該移動アームに回動可能に連結されて
    基板が載置される載置台と、前記移動アームに回動可能
    に連結されて前記回動アームの回動中心軸に対して近接
    及び離間する方向で前記回動アームの回動中心軸を通る
    仮想水平面上の直線に沿って移動する直動機構とを備
    え、 前記載置台は、前記回動アームの回動中心軸を通り、前
    記直動機構の移動方向に垂直な仮想水平面上の直線に沿
    って移動可能であることを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の前記基板処理部は、前記基板に当
    接して洗浄する基板洗浄装置と、前記基板洗浄装置によ
    り洗浄された前記基板を超音波で励振した超音波洗浄用
    流体により洗浄する超音波洗浄装置とを有することを特
    徴とする請求項7記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記超音波洗浄装置は、前記超音波洗浄
    用流体により洗浄した前記基板を高速回転して乾燥可能
    であることを特徴とする請求項8記載の基板処理装置。
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