JP2002062413A - 波長板付ハーフミラー及び光ピックアップ - Google Patents

波長板付ハーフミラー及び光ピックアップ

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JP2002062413A
JP2002062413A JP2000250129A JP2000250129A JP2002062413A JP 2002062413 A JP2002062413 A JP 2002062413A JP 2000250129 A JP2000250129 A JP 2000250129A JP 2000250129 A JP2000250129 A JP 2000250129A JP 2002062413 A JP2002062413 A JP 2002062413A
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JP
Japan
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half mirror
wave plate
plate
optical pickup
light
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Application number
JP2000250129A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumoto
浩 松本
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記録媒体の記録再生装置に使用さ
れる光ピックアップ等の光学系において、ハーフミラー
とλ/4板とを一体化するとともに、樹脂系フィルムか
ら成るλ/4板をハーフミラーに一体化することによ
り、部品点数を低減して光ピックアップ等の光学系の小
型化を実現する。 【解決手段】 ハーフミラー21の少なくとも一面に樹
脂系フィルム22から成る波長板を一体化した。樹脂系
フィルムは、例えばポリイミドフィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波長板付ハーフミラ
ーの改良に関し、特に光ディスク等の記録再生装置の光
学系に使用されるハーフミラー及びλ/4板を改良する
ことにより光学系の小型、低コスト化を実現した波長板
付ハーフミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a)は、光ディスク(CD)又はデ
ジタル・ビデオ・ディスク(DVD)等の記録再生装置
の光学系(光ピックアップ)の従来例を示す図、(b)は
LD内部の状態を示す図、(c)は戻り光を説明する図で
ある。符号1はCD等のディスク状記録媒体に対する記
録再生に使用する所定の波長の光を生成するレーザダイ
オード(LD)であり、LD1から出射されたレーザ光
は、ハーフミラー2、λ/4板3、ミラー4、及び対物
レンズ5を介してディスク状記録媒体(CD、或はDV
D)10に対して照射され、上記の出射経路とは逆の戻
り経路を通ってディスク状記録媒体10からの反射光が
LD1側へ戻る。レーザ光の光路の両側、即ちハーフミ
ラー2の両側には夫々第1及び第2のフォトダイオード
(PD)6、7が配置されており、LD1からの出射光
の一部がハーフミラー2にて反射して第1のPD6に入
射する一方で、ディスク状記録媒体10からの戻り光の
一部がハーフミラー2にて反射して第2のPD7に入射
する。第1のPD6は、出射光量の安定性を見るための
モニタ用PDであり、第2のPD7は、ディスク状記録
媒体からの反射光としての信号を受光する為のPDであ
る。λ/4板3は、例えば水晶板から構成され、LD1
からの出射光を右回りの円偏光とし、この右回りの円偏
光がディスク状記録媒体10にて反射して戻って来た時
に左回りの円偏光となる。この左回りの円偏光が再びλ
/4板3を透過する際に偏光方向が90度回転し、S偏
光のみの直線偏光となる。このため、戻り光がLD11
内で干渉を起こしてノイズになることを防止する。即
ち、戻り光の偏光方向と出射光の偏光方向が一致してい
る場合には、戻り光がLD内部にて干渉を起しノイズと
なるため、これを防止する手段としてλ/4板3が介挿
されている。しかし、上記従来の光ピックアップにあっ
ては、ハーフミラー2とミラー4(或は対物レンズ5)
との間にλ/4板3を配置した為、光ピックアップの横
方向寸法が大きくならざるを得ず、これが記録再生装置
の小型化を妨げる原因となっていた。また、従来のλ/
4板3は、板厚が極めて薄い水晶板等の結晶材料を使用
している為、結晶を切断することにより得た板を研磨加
工すると破損し易く、また完成品も少しの衝撃で破損し
易いという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ディスク状記録媒体の記録再生装置に使用
される光ピックアップ等の光学系において、ハーフミラ
ーとλ/4板とを一体化するとともに、樹脂系フィルム
から成るλ/4板をハーフミラーに一体化することによ
り、部品点数を低減して光ピックアップ等の光学系の小
型化を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
請求項1の発明は、ハーフミラーの少なくとも一面に樹
脂系フィルムから成る波長板を一体化したことを特徴と
する。請求項2の発明は、請求項1に記載の発明におい
て、前記樹脂系フィルムは、ポリイミドフィルムである
ことを特徴とする。請求項3の発明は、ディスク状記録
媒体に対する記録再生に使用する所定の波長の光を生成
するレーザダイオードと、該レーザダイオードから出射
されたレーザ光の出射光路に沿って順次配置されたハー
フミラー、波長板、ミラー、及び対物レンズと、を備え
た光ピックアップにおいて、前記ハーフミラーの少なく
とも一面に前記波長板を一体化した構成の波長板付ハー
フミラーを備え、前記波長板は、樹脂系フィルムから成
ることを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3にお
いて、前記樹脂系フィルムは、ポリイミドフィルムであ
ることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1は本発明に係るλ/4板
付ハーフミラー20の一例の斜視図であり、ハーフミラ
ー21の片面に対して樹脂系フィルムから成る樹脂波長
板としてのλ/4板22を積層一体化した構成を有す
る。ハーフミラー21は、周知のように入射した光量の
一部を出射させるとともに、他の残りの光量を反射させ
る手段である。樹脂波長板としてのλ/4板22は、透
過する光の偏光方向を所要角度回転させる手段である。
この実施形態では、λ/4板22を構成する樹脂材料と
して、例えばポリイミドを用い、ポリイミド膜をハーフ
ミラー面に積層一体化することによりλ/4板付ハーフ
ミラー20を構成する。本実施形態では、このポリイミ
ド膜から成るλ/4板22の製造方法としてスピンコー
ト法を用いる。このスピンコート法においては、高速で
回転しているSi等の基板の平坦な面上にポリアミド酸
溶液を滴下してポリアミド酸膜を形成し、これを乾燥し
剥離することによりポリアミドフィルムを製作する。こ
の時形成されるフィルムの膜厚はSi等の基板の回転数
により決定される。このスピンコート法によって製作さ
れたポリイミドフィルムは、その主表面に平行な方向の
屈折率と垂直な方向の屈折率とが異なり複屈折を示す
が、主表面に平行なフィルム面内ではどこでも等しい屈
折率を示す。このため、ポリイミドフィルムを波長板と
して用いるためには、前記フィルムを延伸させることに
より、ポリイミド分子鎖を一軸方向へ配向させ、主表面
に平行な面内屈折率を発現させることが必要となる。一
定荷重、一定昇温速度の条件下で、最終イミド化温度を
変化することにより面内屈折を微細に制御することが可
能である。この手法によってポリイミド膜にてλ/4板
を製作すると、従来の水晶から成るλ/4に比べて極め
て薄く、損失をはるかに小さくできる。本発明では、こ
のようにして製作したポリイミドフィルムから成るλ/
4板22をハーフミラーの一面に貼り付けて積層形成す
ることにより、λ/4板付ハーフミラー20を作成し
た。ポリイミドフィルムは、350℃以上の耐熱性、十
分な強度、柔軟性、容易な加工性を兼ね備えている為、
このフィルムをハーフミラーへの貼合せ加工する作業が
極めて容易となる。
【0006】図2(a)は、本発明の実施形態に係るλ/
4板付ハーフミラー20を使用した光学系(無偏光光学
系)の一例としての光ピックアップの構成例を示す略図
であり、(b)はLD内部の状態を示す図、(c)は戻り光を
説明する図である。この光ピックアップは、光ディスク
(CD)、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)等の
ディスク状記録媒体の記録再生装置に使用されるもので
ある。図2に示した光ピックアップにおいて、符号31
はCD等のディスク状記録媒体に対する記録再生に使用
する所定の波長の光を生成するレーザダイオード(L
D)であり、LD11から出射されたレーザ光は、λ/
4板付ハーフミラー20、ミラー32、及び対物レンズ
33を介してディスク状記録媒体(CD、或はDVD)
34に対して照射され、上記の出射経路とは逆の戻り経
路を通ってディスク状記録媒体34からの反射光がLD
11側へ戻る。レーザ光の光路の両側、即ちλ/4板付
ハーフミラー20の両側には夫々第1及び第2のフォト
ダイオード(PD)35、36が配置されており、LD
11からの出射光の一部がλ/4板付ハーフミラー20
にて反射して第1のPD35に入射する一方で、ディス
ク状記録媒体34からの戻り光の一部がλ/4板付ハー
フミラー20にて反射して第2のPD36に入射する。
第1のPD35は、出射光量の安定性を見るためのモニ
タ用PDであり、第2のPD36は、ディスク状記録媒
体からの反射光としての信号を受光する為のPDであ
る。λ/4板22は、LD31からの出射光が透過する
際にこれを右回りの円偏光とし、この円偏光はディスク
状記録媒体34の表面で反射される際にディスクに書き
込まれた情報を読取り、回転方向が逆の左回りの円偏光
となる。左回りの円偏光は再びλ/4板22を透過する
際に偏光方向が90度回転し、S偏光のみの直線偏光と
なる。このため、戻り光がLD11内で出射光と干渉を
起こしてノイズになることを防止する。即ち、戻り光の
偏光方向と出射光の偏光方向が一致している場合には、
戻り光がLD内部にて干渉を起しノイズとなるため、こ
れを防止する手段としてλ/4板22が介挿されてい
る。このように本発明では、ポリイミドフィルムのλ/
4板をハーフミラーと一体化したので、λ/4板とハー
フミラーを併用する光学系、例えば光ピックアップにお
いて、光学系全体の部品点数の低減と、それに伴う小型
化を実現することができる。また、結晶材料を用いたλ
/4板のように、結晶を切断し、研磨工程を数回繰り返
すこともなく大量生産も容易である為、コストを大幅に
低減することができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
状記録媒体の記録再生装置に使用される光ピックアップ
等の光学系において、ハーフミラーとλ/4板とを一体
化するとともに、樹脂系フィルムから成るλ/4板をハ
ーフミラーに一体化することにより、部品点数を低減し
て光ピックアップ等の光学系の小型化を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るλ/4板付ハーフミラーの一例の
斜視図。
【図2】(a)は本発明の実施形態に係るλ/4板付ハー
フミラーを使用した光学系(無偏光光学系)の一例とし
ての光ピックアップの構成例を示す略図であり、(b)は
LD内部の状態を示す図、(c)は戻り光を説明する図で
ある。
【図3】(a)は記録再生装置の光学系(光ピックアッ
プ)の従来例を示す図、(b)はLD内部の状態を示す
図、(c)は戻り光を説明する図である。
【符号の説明】
20 λ/4板付ハーフミラー、21 ハーフミラー、
22 λ/4板(樹脂波長板)、31 レーザダイオー
ド、32 ミラー、33 対物レンズ、34 ディスク
状記録媒体、35、36 フォトダイオード(PD)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/135 G11B 7/135 Z Fターム(参考) 2H042 DA00 DB01 DE00 2H049 BA07 BB42 BB63 BC21 4F100 AK01B AK49B BA02 CC00 JJ03 JK01 JK13 JK17 JL01 JN06A 5D119 AA04 AA38 BA01 DA01 DA05 JA11 JA32 NA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフミラーの少なくとも一面に樹脂系
    フィルムから成る波長板を一体化したことを特徴とする
    波長板付ハーフミラー。
  2. 【請求項2】 前記樹脂系フィルムは、ポリイミドフィ
    ルムであることを特徴とする請求項1記載の波長板付ハ
    ーフミラー。
  3. 【請求項3】 ディスク状記録媒体に対する記録再生に
    使用する所定の波長の光を生成するレーザダイオード
    と、該レーザダイオードから出射されたレーザ光の出射
    光路に沿って順次配置されたハーフミラー、波長板、ミ
    ラー、及び対物レンズと、を備えた光ピックアップにお
    いて、 前記ハーフミラーの少なくとも一面に前記波長板を一体
    化した構成の波長板付ハーフミラーを備え、 前記波長板は、樹脂系フィルムから成ることを特徴とす
    る光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記樹脂系フィルムは、ポリイミドフィ
    ルムであることを特徴とする請求項3記載の光ピックア
    ップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101945211A (zh) * 2009-07-01 2011-01-12 索尼公司 图像拾取设备

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CN101945211A (zh) * 2009-07-01 2011-01-12 索尼公司 图像拾取设备

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