JP2002062239A - 粘度測定装置 - Google Patents

粘度測定装置

Info

Publication number
JP2002062239A
JP2002062239A JP2000250258A JP2000250258A JP2002062239A JP 2002062239 A JP2002062239 A JP 2002062239A JP 2000250258 A JP2000250258 A JP 2000250258A JP 2000250258 A JP2000250258 A JP 2000250258A JP 2002062239 A JP2002062239 A JP 2002062239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
viscosity
measuring
sensor
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000250258A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Muroga
陽一郎 室賀
Tetsuo Osuga
哲夫 大須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd, Ishikawajima Construction Materials Co Ltd filed Critical Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000250258A priority Critical patent/JP2002062239A/ja
Publication of JP2002062239A publication Critical patent/JP2002062239A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートやモルタル等の粘性物の粘度を
簡便に測定する。 【解決手段】 コンクリートやモルタル等の被測定物で
ある試料Sが収容される槽2と、槽2に収容された試料
Sに沈入される測定子3と、測定子3の試料Sへの沈入
速度を検出する検出部4とから粘度測定装置1を構成す
る。試料Sへ沈入する測定子3の上下の2点に設けられ
た測定点A、Bを検出するセンサ23と、センサ23か
らの検出結果に基づいて、測定子3の沈入速度を求める
計測器24とから検出部4を構成する。測定点A、Bに
測定片15A、15Bを設け、センサ23に、測定片1
5A、15Bが接触する検出片25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、コンク
リートやモルタル等の粘性物の粘度を測定する粘度測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリートやモルタルを吹
き付けたり、あるいは型枠内へコンクリートやモルタル
を自己充填させる際には、このコンクリートやモルタル
の粘度を用いて施工の指標を作成していた。このため、
例えば、コンクリートやモルタル等の粘度を測定する装
置として、同軸に配置された円筒状の外筒及び内筒間に
試料を入れ、外筒に対して内筒を回転させた際に、内筒
に作用するトルクと試料の粘度とが比例関係にあること
を利用し、トルクを測定して試料の粘度を求める回転粘
度計が用いられていた。
【0003】この回転粘度計におけるトルク測定では、
例えば、内筒及び内筒を回転させるモータ等の駆動装置
間にばねを介在させ、内筒が試料の粘性による抵抗トル
クを受けることでばねに生じるねじれ角を測定し、その
ねじれ角から試料の粘度を測定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造の回転粘度計は、比較的高価な測定装置であるとと
もに、測定手順やデータ処理が煩雑で、厳密性が要求さ
れるため、簡便に粘度測定を行うことができる装置が要
求されている。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、例えば、コンクリートやモルタル等の粘性物の粘
度を低コストにて簡便に測定することが可能な粘度測定
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の粘度測定装置は、コンクリートやモ
ルタル等の被測定物である試料が収容される槽と、該槽
に収容された前記試料に沈入される測定子と、該測定子
の前記試料への沈入速度を検出する検出部とを有し、前
記測定子の重量と沈入速度とを変数とする直線の傾きか
ら前記試料の粘度を求める粘度測定装置であって、前記
検出部は、前記試料へ沈入する前記測定子の上下の複数
箇所に設けられた測定点を検出するセンサと、該センサ
からの検出結果に基づいて、前記測定子の沈入速度を求
める計測器とを有することを特徴としている。
【0007】このように、槽に収容された試料に沈入さ
せた測定子の上下の測定点を検出するセンサからの検出
結果に基づいて、極めて容易に、測定子の沈入速度を求
め、この測定子の沈入速度と重量とを変数とする直線の
傾きから試料の粘度を求めることができる。また、簡略
的な構造であるので、従来から用いられている回転粘度
計と比較して、低コストにて容易に粘度を測定すること
ができる。
【0008】請求項2記載の粘度測定装置は、請求項1
記載の粘度測定装置において、前記測定点に、側方へ突
出された測定片が設けられ、前記センサには、前記試料
に沈入する前記測定子の前記測定片が接触される検出片
が設けられ、前記センサは、前記検出片が接触したこと
を検出することを特徴としている。
【0009】つまり、測定子を試料へ沈入させるだけ
で、この測定子の測定点に設けられた測定片をセンサの
検出片へ接触させて検出させて、測定点間の変位時間か
ら、極めて容易に、測定子の沈入速度を求めて試料の粘
度を割り出すことができる。
【0010】請求項3記載の粘度測定装置は、請求項1
記載の粘度測定装置において、前記センサが、前記測定
点を光学的に検出する非接触タイプのセンサであること
を特徴としている。
【0011】すなわち、測定子を試料へ沈入させるだけ
で、この測定子の測定点をセンサが非接触にて検出し、
測定点間の変位時間から、極めて容易に、測定子の沈入
速度を求めて試料の粘度を割り出すことができる。
【0012】請求項4記載の粘度測定装置は、コンクリ
ートやモルタル等の被測定物である試料が収容される槽
と、該槽に収容された前記試料に沈入される測定子と、
該測定子の前記試料への沈入速度を検出する検出部とを
有し、前記測定子の重量と沈入速度とを変数とする直線
の傾きから前記試料の粘度を求める粘度測定装置であっ
て、前記検出部は、前記試料へ沈入する前記測定子に設
けられた測定点の変位を検出するセンサと、該センサか
らの検出結果に基づいて、前記測定子の沈入速度を求め
る計測器とを有することを特徴としている。
【0013】つまり、槽に収容された試料に測定子を沈
入させることにより、測定子の測定点の変位を検出する
センサからの検出結果に基づいて、極めて容易に、測定
子の沈入速度を求め、この測定子の沈入速度と重量とを
変数とする直線の傾きから試料の粘度を求めることがで
きる。また、簡易的な構造であるので、従来から用いら
れている回転粘度計と比較して、低コストにて容易に粘
度を測定することができる。
【0014】請求項5記載の粘度測定装置は、請求項4
記載の粘度測定装置において、前記測定点に、鉄芯が設
けられ、前記センサは前記鉄芯が通過可能な筒状のソレ
ノイドからなり、前記計測器は、前記試料へ沈入される
測定子の前記鉄芯が前記ソレノイド内を通過した際に、
このソレノイドにて発生する起電力から前記測定子の沈
入速度を求めることを特徴としている。
【0015】すなわち、測定子を試料へ沈入させるだけ
で、この測定子の測定点に設けられた鉄芯の変位がソレ
ノイドからなるセンサによって検出され、単位時間あた
りの変位量から、極めて容易に、測定子の沈入速度を求
めて試料の粘度を割り出すことができる。また、測定子
の測定点の変位を時系列的に求めることができ、測定子
の平均沈入速度も容易に求めることができる。
【0016】請求項6記載の粘度測定装置は、請求項1
〜5のいずれか1項記載の粘度測定装置において、シャ
フトと、該シャフトの先端部に設けられて前記試料内に
埋設される安定板とから構成されていることを特徴とし
ている。
【0017】このように、測定子が、シャフトの先端部
に、試料に埋設される安定板が設けられた簡略的な構造
であるので、装置の低コスト化を図ることができる。
【0018】請求項7記載の粘度測定装置は、請求項1
〜6のいずれか1項記載の粘度測定装置において、前記
測定子に、異なる重量の重りが着脱可能に装着されるこ
とを特徴としている。
【0019】つまり、異なる重量の重りを測定子に装着
させることにより、測定子全体の重量を変えることがで
き、これにより、あらゆる試料の粘度を測定することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘度測定装置の実
施の形態例を図面を参照して説明する。図1において、
符号1は、粘度測定装置である。この粘度測定装置1
は、コンクリートやモルタル等の粘性物である試料Sが
収容される槽2と、この槽2内の試料Sに差し込まれる
測定子3と、この測定子3の沈入速度を検出する検出部
4とを有しいる。
【0021】ここで、この粘度測定装置1を構成する測
定子3について図2を参照して詳述する。測定子3は、
シャフト11と、このシャフト11の下端部に設けら
れ、後述するように測定子3を試料S中に沈入させた際
に、測定子3をシャフト11の軸に沿って垂直に沈入さ
せる複数枚の安定板12とを備えている。
【0022】安定板12は、シャフト11の下端部に、
その軸回りに等間隔で配設された板状の部材で、安定板
12の向きは、シャフト11の軸と平行とされている。
図2では、3枚の安定板12が、120°間隔で配設さ
れている。また、安定板12の材質としては、コンクリ
ートなどの試料S中に沈入させた際に破損することのな
いように、例えば、銅などの金属板や硬質プラスチック
などの樹脂板が用いられる。
【0023】一方、シャフト11の中間部(測定子3を
試料S中に沈入させた際に試料Sから突出する位置)に
は、フランジ13が形成されている。このフランジ13
には、例えば、符号14で示すような重りが、シャフト
11に着脱自在に支持可能とされ、その結果、フランジ
13上に支持される重り14の重量を変えることによ
り、測定子3の重量を変更することができるようになっ
ている。
【0024】さらに、シャフト11には、その上方側
の、上下の2点に所定間隔をあけて測定点A、Bが設け
られ、これら測定点A、Bには、同一方向へ向かって水
平に延在された測定片15A、15Bが設けられてい
る。
【0025】検出部4は、床面上に立設された支柱21
と、この支柱21の上端近傍にて側方へ延在されたアー
ム22と、このアーム22の先端部に設けられたセンサ
23と、このセンサ23に接続された測定器24とを有
している。センサ23には、検出片25が設けられてお
り、この検出片25に前記測定片15A、15Bが接触
した際に、センサ23から測定器24へ検出信号が出力
されるようになっている。
【0026】次に、上記構成の粘度測定装置1によって
試料Sの粘度を測定する場合について説明する。まず、
槽2内にコンクリートやモルタル等の粘度を測定したい
試料Sを収容する。槽2内に試料Sを満たしたら、測定
子3を垂直に設置する。この場合、測定子3を試料S中
に沈入させた際に、試料Sに対する測定子3のせん断面
積が一定となるように、安定板12を試料S内に完全に
埋設させる。
【0027】次いで、測定子3をその自重により図1に
矢印Zで示すように、試料S中に垂直に沈入させる。こ
のように測定子3を試料S中に沈入させると、まず、下
方側の測定点Aの測定片15Aがセンサ23の検出片2
5に接触し、センサ23から測定器24へ検出信号が出
力される。その後、測定子3の沈入がさらに進行する
と、上方側の測定点Bの測定片15Bがセンサ23の検
出片25に接触し、センサ23から測定器24へ検出信
号が出力される。
【0028】これにより、測定器24では、下方側の測
定片15Aが検出片25に接触した時点から上方側の測
定片15Bが検出片25に接触した時点までの時間と、
予め入力されていた測定点A、Bの所定間隔から、測定
子3の沈入速度が求められる。上記の作業を、重量の異
なる重り14を取り換えることにより、測定子3の重量
を変えて複数回(実際には3回以上)行い、その結果か
ら、測定子3の重量と沈入速度とを変数とする直線の式
を求める。
【0029】測定子3の重量と沈入速度との関係を図3
に示す。図中符号Lは、測定点A、Bの所定間隔、符号
Tは、所定間隔Lの沈入にかかった時間、符号Wは測定
子3の重量、符号Aは測定子3の安定板12の全面積で
ある。個々の測定結果を、測定子3の安定板12の全面
積Aに対する重量Wの割合(W/A)を横軸、沈入速度
V(=L/T)を縦軸としてプロットすると、図3にF
1で示すような近似直線として表される。そして、この
直線F1の傾きαから、試料Sの粘度μを算出する。こ
こで、この粘度μは、次式(1)にて表される。
【0030】
【数1】
【0031】なお、hは、安定板12の表面から試料S
がせん断される領域を示すもので、例えば、既知粘度の
試料(オイルなど)を用いた試験を行って予め求めたも
のである。
【0032】したがって、粘度μは、上式(1)から導
かれる次式(2)を用い、直線F1の傾きαの逆数1/
αから試料Sの粘度μが求められる。
【0033】
【数2】
【0034】このように、上記の粘度測定装置1によれ
ば、槽2に収容された試料Sに測定子3を沈入させるこ
とにより、測定子3の上下の2点の測定片15A、15
Bが設けられた測定点A、Bを検出するセンサ23から
の検出結果に基づいて、極めて容易に、測定子3の沈入
速度を求め、この測定子3の沈入速度と重量とを変数と
する直線の傾きから試料の粘度を求めることができる。
【0035】また、簡略的な構造であるので、従来から
用いられている回転粘度計と比較して、低コストにて容
易に粘度を測定することができる。特に、測定子3を試
料Sへ沈入させるだけで、この測定子3の測定点A、B
に設けられた測定片15A、15Bをセンサ23の検出
片25へ接触させて検出させて、測定点A、B間の変位
時間から、極めて容易に、測定子3の沈入速度を求めて
試料Sの粘度を割り出すことができる。また、測定子3
が、シャフト11の先端部に、試料Sに埋設される安定
板12が設けられた程度の簡略的な構造であるので、装
置の低コスト化を図ることができる。
【0036】なお、上記の例では、検出片25に測定片
15A、15Bが接触したことを検出する接触タイプの
センサ23を用いたが、例えば、レーザーなどによって
測定子3のシャフト11の測定点A、Bを非接触にて光
学的に検出する非接触タイプのセンサを用いても良いこ
とは勿論である。
【0037】そして、このように非接触タイプのセンサ
23を用いた場合も、測定子3を試料Sへ沈入させるだ
けで、この測定子3の測定点A、Bをセンサ23が非接
触にて検出し、測定点間の変位時間から、極めて容易
に、測定子3の沈入速度を求めて試料Sの粘度を割り出
すことができる。
【0038】なお、例えば、測定子3のシャフト11が
摺動可能に挿通される挿通孔を有するガイドを支柱21
に設けておくことにより、測定子3を傾かせることな
く、試料Sへ垂直に沈入させることができる。
【0039】図4に示すものは、他の実施形態例の粘度
測定装置1である。この粘度測定装置1では、図5にも
示すように、測定子3のシャフト11に、測定片15
A、15Bの代わりに測定点Cに鉄芯31が設けられて
おり、また、検出部4に、鉄芯31が挿通される挿通孔
32を有する筒状のソレノイド33からなるセンサ23
が設けられている。そして、このソレノイド33からな
るセンサ23に、計測器24が接続されて、センサ23
からの検出信号が入力されるようになっている。
【0040】そして、上記の粘度測定装置1では、測定
子3の安定板12を試料S内に埋設させた状態にて、測
定子3を自重により試料Sへ沈入させると、測定子3の
シャフト11の鉄芯31がソレノイド33の挿通孔32
内を移動することにより、ソレノイド33にて起電力が
生じ、その起電力からなる検出信号が計測器24へ出力
される。これにより、計測器24では、測定点Cの変位
を時系列的に求めることができる。したがって、この粘
度測定装置1では、測定子3の平均沈入速度を容易に求
めることができる。
【0041】このように、槽2に収容された試料Sに測
定子3を沈入させることにより、測定子3の測定点Cの
変位を検出するソレノイド33からなるセンサ23から
の検出結果に基づいて、極めて容易に、測定子3の沈入
速度を求め、この測定子3の沈入速度と重量とを変数と
する直線の傾きから試料Sの粘度を求めることができ
る。
【0042】また、簡易的な構造であるので、従来から
用いられている回転粘度計と比較して、低コストにて容
易に粘度を測定することができる。さらには、測定子3
を試料Sへ沈入させるだけで、この測定子3の測定点C
に設けられた鉄芯31の変位がソレノイド33からなる
センサ23によって検出され、単位時間あたりの変位量
から、極めて容易に、測定子3の沈入速度を求めて試料
Sの粘度を割り出すことができる。また、測定子3の測
定点Cの変位を時系列的に求めることにより、測定子3
の平均沈入速度も容易に求めることができる。
【0043】なお、上記の粘度測定装置1によって粘度
を測定することができる被測定物としては、コンクリー
トやモルタルに限定されることはない。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の粘度測
定装置によれば、下記の効果を得ることができる。請求
項1記載の粘度測定装置によれば、槽に収容された試料
に沈入させた測定子の複数箇所の測定点を検出するセン
サからの検出結果に基づいて、極めて容易に、測定子の
沈入速度を求め、この測定子の沈入速度と重量とを変数
とする直線の傾きから試料の粘度を求めることができ
る。また、簡略的な構造であるので、従来から用いられ
ている回転粘度計と比較して、低コストにて容易に粘度
を測定することができる。
【0045】請求項2記載の粘度測定装置によれば、測
定子を試料へ沈入させるだけで、この測定子の測定点に
設けられた測定片をセンサの検出片へ接触させて検出さ
せて、測定点間の変位時間から、極めて容易に、測定子
の沈入速度を求めて試料の粘度を割り出すことができ
る。
【0046】請求項3記載の粘度測定装置によれば、測
定子を試料へ沈入させるだけで、この測定子の測定点を
センサが非接触にて検出し、測定点間の変位時間から、
極めて容易に、測定子の沈入速度を求めて試料の粘度を
割り出すことができる。
【0047】請求項4記載の粘度測定装置によれば、槽
に収容された試料に測定子を沈入させることにより、測
定子の測定点の変位を検出するセンサからの検出結果に
基づいて、極めて容易に、測定子の沈入速度を求め、こ
の測定子の沈入速度と重量とを変数とする直線の傾きか
ら試料の粘度を求めることができる。また、簡易的な構
造であるので、従来から用いられている回転粘度計と比
較して、低コストにて容易に粘度を測定することができ
る。
【0048】請求項5記載の粘度測定装置によれば、測
定子を試料へ沈入させるだけで、この測定子の測定点に
設けられた鉄芯の変位がソレノイドからなるセンサによ
って検出され、単位時間あたりの変位量から、極めて容
易に、測定子の沈入速度を求めて試料の粘度を割り出す
ことができる。また、測定子の測定点の変位を時系列的
に求めることができ、測定子の平均沈入速度も容易に求
めることができる。
【0049】請求項6記載の粘度測定装置によれば、測
定子が、シャフトの先端部に、試料に埋設される安定板
が設けられた簡略的な構造であるので、装置の低コスト
化を図ることができる。
【0050】請求項7記載の粘度測定装置によれば、異
なる重量の重りを測定子に装着させることにより、測定
子全体の重量を変えることができ、これにより、あらゆ
る試料の粘度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の粘度測定装置の構成及
び構造を説明する槽を断面視した側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の粘度測定装置を構成す
る測定子を説明する測定子の斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態の粘度測定装置による粘
度の求め方を説明するグラフ図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態の粘度測定装置を説
明する粘度測定装置の槽を断面視した側面図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態の粘度測定装置を説
明する粘度測定装置の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 粘度測定装置 2 槽 3 測定子 4 検出部 11 シャフト 12 安定板 15A、15B 測定片 23 センサ 24 計測器 25 検出片 31 鉄芯 33 ソレノイド A、B、C 測定点 S 試料

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートやモルタル等の被測定物で
    ある試料が収容される槽と、該槽に収容された前記試料
    に沈入される測定子と、該測定子の前記試料への沈入速
    度を検出する検出部とを有し、前記測定子の重量と沈入
    速度とを変数とする直線の傾きから前記試料の粘度を求
    める粘度測定装置であって、 前記検出部は、前記試料へ沈入する前記測定子の上下の
    複数箇所に設けられた測定点を検出するセンサと、該セ
    ンサからの検出結果に基づいて、前記測定子の沈入速度
    を求める計測器とを有することを特徴とする粘度測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記測定点には、側方へ突出された測定
    片が設けられ、前記センサには、前記試料に沈入する前
    記測定子の前記測定片が接触される検出片が設けられ、
    前記センサは、前記検出片に前記測定片が接触したこと
    を検出することを特徴とする請求項1記載の粘度測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、前記測定点を光学的に検
    出する非接触タイプのセンサであることを特徴とする請
    求項1記載の粘度測定装置。
  4. 【請求項4】 コンクリートやモルタル等の被測定物で
    ある試料が収容される槽と、該槽に収容された前記試料
    に沈入される測定子と、該測定子の前記試料への沈入速
    度を検出する検出部とを有し、前記測定子の重量と沈入
    速度とを変数とする直線の傾きから前記試料の粘度を求
    める粘度測定装置であって、 前記検出部は、前記試料へ沈入する前記測定子に設けら
    れた測定点の変位を検出するセンサと、該センサからの
    検出結果に基づいて、前記測定子の沈入速度を求める計
    測器とを有することを特徴とする粘度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記測定点には、鉄芯が設けられ、前記
    センサは前記鉄芯が通過可能な筒状のソレノイドからな
    り、前記計測器は、前記試料へ沈入される測定子の前記
    鉄芯が前記ソレノイド内を通過した際に、このソレノイ
    ドにて発生する起電力から前記測定子の沈入速度を求め
    ることを特徴とする請求項4記載の粘度測定装置。
  6. 【請求項6】 測定子は、シャフトと、該シャフトの先
    端部に設けられて前記試料内に埋設される安定板とから
    構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項記載の粘度測定装置。
  7. 【請求項7】 前記測定子には、異なる重量の重りが着
    脱可能に装着されることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項記載の粘度測定装置。
JP2000250258A 2000-08-21 2000-08-21 粘度測定装置 Withdrawn JP2002062239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250258A JP2002062239A (ja) 2000-08-21 2000-08-21 粘度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250258A JP2002062239A (ja) 2000-08-21 2000-08-21 粘度測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002062239A true JP2002062239A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18739866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000250258A Withdrawn JP2002062239A (ja) 2000-08-21 2000-08-21 粘度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002062239A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT503844B1 (de) * 2006-06-30 2008-12-15 Leopold Franzens Uni Innsbruck Vorrichtung zur messung der klebrigkeit einer rheologischen flüssigkeit
AT505670B1 (de) * 2007-05-24 2009-03-15 Maba Fertigteilind Gmbh Prüfmittel zur bestimmung der qualität von frischbeton
CN101893538A (zh) * 2010-07-16 2010-11-24 中南大学 自密实混凝土充填性能试验测试装置
CN101339184B (zh) * 2008-08-20 2012-02-08 燕山大学 自密实砂浆工作性测试仪器及测试方法
CN102590040A (zh) * 2012-01-17 2012-07-18 哈尔滨工业大学 无电源混凝土粘度仪
CN102590041A (zh) * 2012-02-10 2012-07-18 哈尔滨工业大学 一种混凝土粘度的测量装置及测量方法
CN102607997A (zh) * 2012-02-17 2012-07-25 哈尔滨工业大学 一种新拌混凝土粘度测量装置
CN103308425A (zh) * 2013-06-17 2013-09-18 天津港保税区航保商品砼供应有限公司 砂浆稠度仪及其调零方法
CN104359796A (zh) * 2014-11-21 2015-02-18 无锡悟莘科技有限公司 一种液体粘度测量系统
CN106153502A (zh) * 2016-07-21 2016-11-23 山东中建西部建设有限公司 粉煤灰烧失量的测试方法
CN107063930A (zh) * 2016-12-19 2017-08-18 中建西部建设湖南有限公司 一种泵送混凝土抗离析性与黏聚性检测装置及试验方法
KR20190004187A (ko) * 2017-07-03 2019-01-11 현대엔지니어링 주식회사 콘크리트 펌프 압송량 측정장치
CN113358525A (zh) * 2021-06-15 2021-09-07 中交二公局第三工程有限公司 一种方便清理和维修的土木工程用混凝土粘度检测装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT503844B1 (de) * 2006-06-30 2008-12-15 Leopold Franzens Uni Innsbruck Vorrichtung zur messung der klebrigkeit einer rheologischen flüssigkeit
AT505670B1 (de) * 2007-05-24 2009-03-15 Maba Fertigteilind Gmbh Prüfmittel zur bestimmung der qualität von frischbeton
CN101339184B (zh) * 2008-08-20 2012-02-08 燕山大学 自密实砂浆工作性测试仪器及测试方法
CN101893538A (zh) * 2010-07-16 2010-11-24 中南大学 自密实混凝土充填性能试验测试装置
CN102590040A (zh) * 2012-01-17 2012-07-18 哈尔滨工业大学 无电源混凝土粘度仪
CN102590041A (zh) * 2012-02-10 2012-07-18 哈尔滨工业大学 一种混凝土粘度的测量装置及测量方法
CN102607997A (zh) * 2012-02-17 2012-07-25 哈尔滨工业大学 一种新拌混凝土粘度测量装置
CN103308425A (zh) * 2013-06-17 2013-09-18 天津港保税区航保商品砼供应有限公司 砂浆稠度仪及其调零方法
CN104359796A (zh) * 2014-11-21 2015-02-18 无锡悟莘科技有限公司 一种液体粘度测量系统
CN106153502A (zh) * 2016-07-21 2016-11-23 山东中建西部建设有限公司 粉煤灰烧失量的测试方法
CN107063930A (zh) * 2016-12-19 2017-08-18 中建西部建设湖南有限公司 一种泵送混凝土抗离析性与黏聚性检测装置及试验方法
CN107063930B (zh) * 2016-12-19 2019-09-13 中建西部建设湖南有限公司 一种泵送混凝土抗离析性与黏聚性检测装置及试验方法
KR20190004187A (ko) * 2017-07-03 2019-01-11 현대엔지니어링 주식회사 콘크리트 펌프 압송량 측정장치
KR101969755B1 (ko) 2017-07-03 2019-04-17 현대엔지니어링 주식회사 콘크리트 펌프 압송량 측정장치
CN113358525A (zh) * 2021-06-15 2021-09-07 中交二公局第三工程有限公司 一种方便清理和维修的土木工程用混凝土粘度检测装置
CN113358525B (zh) * 2021-06-15 2023-10-24 中交二公局第三工程有限公司 一种方便清理和维修的土木工程用混凝土粘度检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210054732A1 (en) Method and apparatus for investigating a borehole with a caliper
JP2002062239A (ja) 粘度測定装置
US4804944A (en) Hall effect liquid level sensing apparatus and method
US8656759B2 (en) Handheld penetrating consistometer
US8511144B2 (en) Torsional sensor, method thereof, and system for measurement of fluid parameters
NO176335B (no) Fremgangsmåte for bestemmelse av fastkiling av et verktöy eller en sonde i et borehull
US20060169055A1 (en) Method and system for measuring fluid level in a container
JP2008224632A (ja) 落錘式衝撃試験機を用いた衝撃吸収エネルギーの測定方法および落錘式衝撃試験機
JP2010031576A (ja) 場所打ち杭先端の支持層到達検知装置および検知方法
KR101602485B1 (ko) 건물 시공 감리용 구조물 검측 막대자
JP4038552B2 (ja) 粘度測定装置
CN108709568B (zh) 倾斜仪检测装置
US20110313685A1 (en) System and method for sand detection
US8356515B2 (en) Method and system for measuring a rheological transition level
KR101011013B1 (ko) 표준관입시험장치를 이용한 원지반의 지지력 및 침하량 평가방법 및 측정장치
JP2007132758A (ja) レール探傷装置、レール探傷システムおよび超音波探傷用試験片
JP2000258327A (ja) コンクリートの粘度測定方法
JP2002062241A (ja) 粘度測定装置
JP2002062240A (ja) 粘度測定装置
RU2301983C1 (ru) Способ испытания грунтов статическим зондированием
KR101118757B1 (ko) 층별 침하량 계측장치 및 이를 이용한 계측기
US10088338B2 (en) Optical shaft twist angle measurement methods and systems
KR19990017207A (ko) 연료량 계측 장치
JPS63151709A (ja) 地盤土性の検出方法
CN210562090U (zh) 一种带有测速功能的静力触探试验仪

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106