JP2002062154A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

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JP2002062154A
JP2002062154A JP2000254198A JP2000254198A JP2002062154A JP 2002062154 A JP2002062154 A JP 2002062154A JP 2000254198 A JP2000254198 A JP 2000254198A JP 2000254198 A JP2000254198 A JP 2000254198A JP 2002062154 A JP2002062154 A JP 2002062154A
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JP2000254198A
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English (en)
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Shunichi Ozawa
俊一 小澤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーションシステムにおいて、到着予想
時間に利用可能な施設を提示し、利便性を向上する。 【解決手段】 時刻13:00において位置Xを走行し
ている場合、ユーザが希望到着時刻を17:30〜1
8:00と入力すると、ナビゲーションシステムは位置
Xから17:30までに到着できる地点のライン200
a及び18:00までに到着できる地点のライン200
bで囲まれた範囲200を算出し、この範囲内でユーザ
の希望する施設を検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーションシス
テム、特に施設を検索して提示するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、GPS等により現在位置を検
出して地図画面上に重畳表示するとともに、目的地に至
る経路を探索して誘導するナビゲーションシステムが知
られている。
【0003】例えば、特開平7−55483号公報に
は、車両等の移動体の現在位置を中心とする一定範囲内
に存在する施設を検索し、ユーザの指定した条件に合致
する目的地を選択してこの目的地までの経路を探索する
とともに、一定範囲内の地図情報を検索して表示するこ
とが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術では、移動体の現在位置を中心とする一定範囲内
を検索対象としているため、ユーザの多様な要求に応え
ることができない問題があった。
【0005】例えば、ユーザは目的地を特に定めておら
ず、今から5時間程度、あるいは午後5時から午後6時
の間に到着できる場所に宿泊したいと欲する場合もあ
り、従来においてはこのような施設を検索することがで
きず利便性に欠ける問題があった。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、ユーザの多様な要
求に応え得るナビゲーションシステムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のナビゲーションシステムは、時間データを
入力する手段と、ある時刻における位置から前記時間デ
ータで与えられる時間に到達すると予想される範囲を算
出する手段と、算出された前記範囲内において施設を検
索する手段と、検索して得られた施設のデータを出力す
る手段とを有する。本発明によれば、ユーザが目的地あ
るいは施設を特に定めておらず、時間データと検索すべ
き施設データを入力すると、時間データに基づいて到達
予想範囲が算出され、この到達予想範囲内においてのみ
施設の検索が行われる。現在位置を中心とする一定範囲
を検索する場合、到着予想地点の施設を検索するには現
在位置を中心とする検索半径を増大させることになる
が、この場合検索半径の2乗に比例して検索面積が増大
するため、検索に時間を要することになる。本発明で
は、現在位置を中心とする円状の範囲ではなく、到達予
想範囲内においてのみ検索を行うため、より簡易にかつ
迅速にユーザ所望の施設を検索して提示することができ
る。時間データとは、到着の時間を規定するデータであ
り、到着の正確な時刻やおおよその時刻、所要時間、到
達時間帯のいずれも含まれる。ある時刻には、現在の時
刻の他、現在の時刻以外の指定された時刻が含まれる。
【0008】前記時間データを到着予想時間とした場
合、前記算出する手段は、前記到着予想時間に到達する
と予想される範囲を算出する。到着予想時間はその性質
上誤差を含むから、その誤差分を考慮して到達予想範囲
を算出する。一例として、午後3時を到着予想時刻とし
た場合、システムでは誤差分として午後2時45分から
午後3時15分の間に到着できる範囲を算出する。誤算
分の15分は任意であり、システムデフォルト値として
もよく、あるいはユーザが適宜設定ないし調整してもよ
い。午後3時に到着すると予想される地点を結んだ到達
ラインを算出し、このラインを一定の幅だけ拡大して到
着予想範囲を算出することもできる。算出された範囲内
における施設が検索の対象となる。
【0009】前記時間データは到着予想時間幅とした場
合、前記算出する手段は、前記到着予想時間幅で到達す
ると予想される範囲を算出する。到着予想時間幅とは、
ユーザが大体この時間帯で到着するであろうと予想する
時間の範囲であり、一例として午後3時から午後4時の
間とするようなものである。システムは、午後3時に到
着すると予想される地点を結んだ到達ラインと午後4時
に到着すると予想される到達ラインで挟まれた範囲を予
想範囲として算出する。
【0010】本発明において、前記算出する手段は、交
通状況に基づいて前記範囲を算出することが好適であ
る。交通状況を考慮することで到着予想範囲の算出精度
を向上させることができる。交通状況には、道路状況や
平均移動速度が含まれる。所要時間をT時間、平均移動
速度をVとした場合、ある時刻における位置から所要時
間T内に到達できる距離はVTとなる。
【0011】本発明において、さらに、検索開始時刻を
入力する手段とを有し、前記算出する手段は、前記検索
開始時刻における位置から前記時間データで与えられる
時間に到達すると予想される範囲を算出することができ
る。ユーザが施設の提示を特定の時刻において望む場
合、検索開始時刻を入力することでシステムが自動的に
その時刻において施設の検索を実行する。
【0012】また、本発明において、さらに、利用希望
経路種別を入力する手段とを有し、前記算出する手段
は、前記利用希望経路種別における交通状況に基づいて
前記範囲を算出することもできる。同一時間データであ
っても、利用経路の種別に応じて到着予想範囲は変化し
得る。典型例は、高速道路を利用する場合と一般道路を
利用する場合である。利用希望経路を限定することで、
よりユーザの希望する範囲を算出し、施設を検索するこ
とが可能となる。
【0013】また、本発明において、さらに検索すべき
施設データを入力する手段とを有し、入力された施設デ
ータに合致する施設を検索するように構成することもで
きる。これにより、不要な施設を検索することがなくな
り、検索効率が向上する。
【0014】本発明において、さらに、出力された前記
施設を選択する手段と、選択された前記施設の利用予約
を実行する手段とを有することが好適である。これによ
り、ユーザは当該施設に到着した後、直ちにその施設を
利用することが可能となり、システムの利便性が一層向
上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について、車両用ナビゲーションシステムを例にと
り説明する。
【0016】図1には、本実施形態のシステム構成図が
示されている。車両には、GPS10,入力装置12、
電子制御装置ECU14,地図データ記憶装置16、表
示装置18及び送受信装置20が搭載される。また、車
両外には情報センタあるいは施設100があり、車両と
施設100との間で通信を行う構成である。
【0017】GPSは車両の現在位置を検出してECU
14に供給する。GPSの他にFM多重放送に含まれる
位置誤差信号を受信して誤差を補正するDGPS装置を
搭載し、より高精度に現在位置を検出してもよい。さら
に、車速センサや方位センサと組み合わせて現在位置を
検出してもよい。
【0018】入力装置12は、ユーザが希望する条件を
入力するためのもので、ユーザは時間データや検索施設
の条件、利用希望道路の種別などを入力する。時間デー
タは、検索を開始する時刻(指定時刻)や、今の時刻あ
るいは指定時刻からの経過時間、到着予想時間、到着予
想時間帯などである。入力装置12は、具体的にはボタ
ンやタッチスイッチで構成され、後述する表示装置18
と一体で構成することもできる。入力された条件はEC
U14に供給される。
【0019】地図データ記憶装置16は、表示用地図デ
ータと経路探索用地図データを記憶するもので、経路探
索用地図データは例えばノードとリンクから構成され
る、地図データは階層構造となっていてもよく、地図デ
ータには道路データだけでなく各種施設のデータも含ま
れる。施設のデータには、施設の場所や種類、施設の利
用時間や営業時間、施設にアクセスするためのアドレス
(例えばインターネットにおけるメールアドレスやUR
L)が含まれる。地図データ記憶装置16は、例えばC
D−ROMやDVDなどで構成され、ECU14からの
アクセスにしたがって地図データをECU14に供給す
る。
【0020】表示装置18は、車室内に設置され、EC
U14から供給された各種データを表示してユーザに提
示する。ECU14から供給されるデータには、現在位
置データや地図データの他、入力された時間データに応
じて算出された検索範囲やその検索範囲内における該当
施設(つまり、条件に合致する施設)のリスト等であ
る。表示装置18はCRTや液晶、プラズマディスプレ
イ等で構成することができる。
【0021】ECU14は、具体的にはマイクロコンピ
ュータで構成され、地図データ記憶装置16から表示用
地図データを読み出して供給された現在位置とともに表
示装置18に出力して表示するとともに、ユーザが入力
装置12から目的地を入力した場合には、この目的地に
至る経路を地図データ記憶装置16から読み出して探索
用地図データを用いて探索し、得られた探索経路を表示
装置18に供給して表示する。探索は、公知のダイクス
トラ法を用いることができる。経路を探索するに際して
は、静的に探索するのではなく、送受信装置20を介し
て情報センタあるいは施設100から取得した交通状況
を考慮して動的に探索することもできる。具体的には、
ある道路が混雑している場合にはその道路に対応するリ
ンクコストを増大させて探索する等である。
【0022】また、ECU14は上述したナビゲーショ
ンの基本機能の他に、入力装置12から時間データが入
力された場合に、ある時刻からその時間データで与えら
れる時間に到達すると予想される範囲を算出し、その範
囲内の地図データのみを地図データから抽出する。そし
て、抽出した地図データ内に存在する施設のうち、入力
装置12から入力された施設条件に合致する施設を検索
し、施設リストとして表示装置18に出力する。施設条
件に合致するか否かは、地図データ記憶装置16に記憶
されている施設データに基づいて判定されるが、施設デ
ータに必要なデータは存在しない場合には、適宜送受信
装置20を介して情報センタあるいは施設100にアク
セスし、必要なデータを取得する。地図データ記憶装置
16に記憶されている施設データを最新のデータに更新
するために施設100にアクセスすることも好適であ
る。
【0023】さらに、ECU14は、ユーザが表示装置
18に表示された施設リストを見て所望の施設が存在
し、その施設を利用したいと欲する場合にその施設の予
約処理を実行する。具体的には、入力装置12からユー
ザが選択した施設の予約希望を入力すると(好適には、
施設リストに表示されたある施設にタッチして選択する
と)、ECU14は送受信装置20を介して選択された
施設100にアクセスし、ユーザの個人データとともに
施設を予約したい旨のデータを送信する。ユーザの個人
データは、予めECU14内のメモリに記憶しておくこ
とができる。予約が完了した後、ECU14はその旨を
表示装置18に出力して表示する。
【0024】なお、送受信装置20は、例えば自動車電
話で構成することができ、インターネットを介して情報
センタあるいは施設100にアクセスすることができ
る。
【0025】図2には、本実施形態の処理フローチャー
トが示されている。ユーザは入力装置12を用いて希望
内容を入力する(S101)。図3には、この希望内容
の入力処理の詳細フローチャートが示されている。希望
内容としては、まず紹介時刻を入力する(S201)。
紹介時刻とは、ECU14が施設を検索し得られた施設
を表示装置18に表示する時刻である。ユーザは例えば
現在時刻が午後12時であり、午後13時に施設の検索
結果を知りたい場合には、この指定時刻を午後13時と
入力することになる。もちろん、紹介時刻として現在の
時刻を入力することも可能であり、この場合には直ちに
ECU14は施設を検索することになる。
【0026】紹介時刻を入力した後、ユーザは検索希望
時間あるいは検索希望時間帯を入力する(S202)。
具体的には、ユーザは例えば今から5時間後、午後5時
ころ、午後5時から午後6時の間などと入力する。典型
的な例としては、ユーザが到着時間を予想し、その時間
を午後5時ころ、あるいは午後5時から午後6時の間な
どと入力するものである。この時間は正確な時間(午後
5時)であってもよく、誤差を含んだ時間(午後5時こ
ろ)、一定の時間幅を含んだ時間(午後5時から午後6
時の間)のいずれであってもよい。ECU14では、午
後5時あるいは午後5時ころと入力された場合には、例
えば紹介時刻から起算して午後4時45分〜午後5時1
5分に到達すると予想される範囲を算出し、午後5時か
ら午後6時と入力された場合には、紹介時刻から起算し
て午後5時〜午後6時に到達すると予想される範囲を算
出することになる。算出の結果として、本実施形態にお
ける範囲は、ある点を中心とする円状ではなく、帯状あ
るいは円環状あるいはリング状となる。検索希望時間帯
を入力した後、次にユーザは希望施設内容を入力する
(S203)、希望施設内容とは、利用を希望する施設
の種別や利用料金、利用人数等であり、宿泊であれば部
屋や付帯設備(温泉等)、雰囲気、食事内容などであっ
てもよい。希望施設内容を入力した後、さらにユーザは
使用金額や使用道路を入力する(S204)。使用金額
とは、S202で入力した希望時間帯の時間を走行する
場合に許容できる金額であり、使用道路は許容できる道
路の種別である。例えば、使用金額を低く設定すれば有
料道路を走行する選択枝はなくなり、ECU14は範囲
を算出する際に有料道路以外を車両が走行すると仮定し
て到達可能範囲を算出することになる。また、使用道路
として高速道路の利用を許可すれば、ECU14は高速
道路の走行も想定して到達可能範囲を算出することにな
る。一般に、普通道路よりも高速道路を走行した方が同
一時間内でもより遠く到達できるため、得られる範囲も
現在位置から一層遠いものとなる。
【0027】再び図2に戻り、以上のようにしてユーザ
が希望内容を入力した後、ECU14は所定の制御タイ
ミングで周期的に現在時刻が紹介時刻に一致するか否か
を判定する(S102)。紹介時刻に一致しない場合に
はECU14は通常の処理を行い、紹介時刻に一致する
場合には、GPS10により現在位置、すなわち紹介時
刻における位置を確認する(S103)。そして、紹介
時刻における位置から希望時刻あるいは希望時間帯に到
着できる範囲を算出する(S104)。この演算におい
ては、ユーザが入力した使用金額や使用道路が考慮さ
れ、さらに送受信装置20を介して取得した交通状況を
考慮して算出することが好適である。例えば、紹介時刻
における位置から高速道路Aと複数の一般道路B、Cを
利用可能であり、紹介時刻が午後1時、希望時刻が午後
5時から午後6時であったとすると、午後5時までの4
時間の間に高速道路Aを通って到達できる範囲が高速道
路の交通状況を考慮して定まり、同様にして一般道路
B、Cを通って到達できる範囲がこれらの道路の交通状
況を考慮して定まる。到達範囲は、交通状況から定まる
その道路の平均予想時速を用いてもよく、あるいは統計
的に算出されたその道路の平均時速を用いてもよい。さ
らに、紹介時刻前後の実際の車速をそのまま用いて4時
間後に到達できる範囲を算出してもよい。走行する道路
及びその道路の交通状況に応じてどこまで到達できるか
が異なるため、一般にこの範囲は紹介時刻における位置
を中心とした円ではなく、より複雑な形状となる。同様
にして、午後6時までの5時間の間に高速道路A、一般
道路B、Cを通って到達できる範囲がこれらの道路の交
通状況を考慮して定まる。結局、午後5時から午後6時
までの間に到達できる範囲が定まり、得られた範囲は地
図データとともに表示装置18に表示してもよい。表示
形態としては、例えば地図データ上に特定の色(例えば
赤など)で算出した範囲を明示する。
【0028】到達できる範囲を算出した後、この範囲内
に存在する施設を検索し(S105)、入力された施設
条件に合致する施設があるか否かを確認する(S10
6)。施設データが古い、あるいは存在しない場合に
は、既述したように送受信装置20及びインターネット
等を介して施設100にアクセスし、最新の施設データ
やサービス内容を取得して該当する施設を抽出する。検
索すべき施設の一例は宿泊宿である。該当する施設
(宿)が算出された範囲内に存在する場合、その施設リ
ストを表示装置18に表示する(S107)。一方、該
当する施設が存在しない場合にはその旨を表示装置18
に表示し、新たな希望内容の入力をユーザに促す。
【0029】該当する施設リストの中で、ユーザが所望
する施設があった場合、ユーザはその施設を選択する
(S108)。ECU14は、この選択操作をトリガと
してその施設の予約処理を行う(S109)。具体的に
は、その施設が宿である場合、ユーザの氏名や人数、宿
泊数、食事内容等を送受信装置20を介して選択した施
設100に送信し、施設100から予約確認のデータが
返信された場合に表示装置18にその旨を表示する。こ
れにより、ユーザは特定の目的地、特定の宿を予め決め
ていなくても、ちょうど到達する時間に適当な宿に確実
に泊まることができる。
【0030】図4には、以上述べた処理が模式的に示さ
れている。図中A、D、H〜Oは町を示し、B、C、E
〜Gは高速道路のインターチェンジを示し、Xは紹介時
刻における車両の位置、Yは高速道路のサービスエリア
を示す。紹介時刻を13:00に設定し、施設到着希望
時間帯を17:30〜18:00に設定し、希望施設を
宿の洋室、2人利用、一泊2食と設定した場合を想定す
る。一般道の統計的平均時速を30km/h、高速道の
統計的平均時速を80km/hとする。なお、これらの
平均時速データはECU14内のメモリに予め記憶して
おいてもよく、送受信装置20を介して情報センタ等か
ら取得してメモリに記憶してもよい。いま、車両が早朝
にA地点から出発して一般道路を走行して高速道路のB
インターチェンジで高速道路に入り、Cインターチェン
ジで高速道路を降りて一般道路を走行してD町で観光
し、再びCインターチェンジから高速道路に入って高速
道路を走行中にXで紹介時刻である13:00になった
とする。紹介時刻における位置Xから高速道路及び一般
道路のそれぞれの平均時速で走行した場合に到着希望時
間帯17:30〜18:00に到達できる範囲は図中範
囲200であり、この範囲200は、17:30に到達
できる地点のライン200aと18:00までに到達で
きる地点のライン200bで囲まれた帯状あるいは円環
状の領域である。図中、実線は一般道路、二重実線は高
速道路であり、一般道路に比べて高速道路に沿った部分
の方が位置Xから遠くにあることに着目されたい。この
範囲200内に存在する町はI町、J町、K町であり、
それぞれの町にはa旅館、b旅館、cホテル、dホテル
が存在する。ECU14は、送受信装置20を介してイ
ンターネットに接続し、これらの宿に対して空室状況及
び希望条件と一致するか否かを確認する。そして、空室
状況及び希望条件からI町のdホテル、K町のcホテル
が該当すると判定されると、これらのホテルがリスト形
式でユーザに提示される。ユーザは、例えばX位置近傍
のYサービスエリアに車両を駐車させ、cホテルを選択
して予約を行う。
【0031】このように、本実施形態ではユーザが目的
地あるいは施設を未だ特定していない場合でも、目的地
へのおおよその到着時刻あるいは時間帯を指定するだけ
で、ユーザの所望する目的地あるいは施設を検索してユ
ーザに提示することができるので、従来以上に利便性に
優れたナビゲーションシステムを提供することができ
る。
【0032】なお、図4の例において、ユーザが高速道
路を使用しないという条件を入力した場合には、一般道
に沿った範囲のみが検索対象となり、cホテルは検索さ
れないことになる。
【0033】また、高速道路を使用する場合において
も、高速道路の使用料金の上限をユーザが指定してもよ
い。そして、位置XからGインターチェンジまで走行す
るために要する通行料金がこの上限を超える場合には、
同様にcホテルは検索されないことになる。すなわち、
ECU14が算出する範囲200の高速道路に沿った部
分は、時間とともに指定された通行料金の上限で規定さ
れることになる。
【0034】また、ECU14が選択施設の予約を行う
場合、ユーザのクレジットカード番号などの決済データ
をメモリに記憶しておき、予約時にクレジットカードを
用いて予約金を支払ってもよい。
【0035】また、本実施形態では該当する施設リスト
を表示してユーザが選択する構成としているが、予めユ
ーザが優先順位に関する条件を入力し、この優先順位に
従ってECU14が検索して得られた施設に対して順次
自動的に予約処理を行ってもよい。
【0036】また、予約を行った後、目的地あるいは施
設に到達するまでの間、時間的に遅れているか進んでい
るかをECU14が判断し、その進捗状況を表示装置1
8に表示することも好適である。このような事態は、範
囲を算出する際に用いた時速データが実際の速度と異な
る場合、交通状況に変化が生じた場合等に起こり得る
が、一定時間以上進んでいる、あるいは遅れている場合
には、ECU14が予約した施設に対して自動的にその
旨を送信することも好適である。目的地あるいは施設に
予想以上に早く到達すると判断される場合、ECU14
は目的地あるいは施設周辺の観光地や店舗を自動検索
し、ユーザに提示することもできる。
【0037】また、本実施形態においては、希望到着時
間により検索する範囲を絞り込んでいるが、ある位置か
らの走行距離により検索する範囲を絞り込むこともでき
る。例えば、ユーザが走行距離として100km〜12
0kmを条件として入力し、ECU14が紹介時刻ある
いは任意の位置から100km〜120km走行した場
合に到達できる範囲を算出し、その範囲内における施設
を検索する等である。ユーザが200km程度と条件を
入力し、ECU14が紹介位置から180km〜220
km走行した場合に到達できる範囲を算出することもで
きる(「程度」とした場合の幅は任意に設定することが
できる。時間の場合も同様である)。
【0038】なお、本実施形態では、地図データ記憶装
置16は車両に搭載しているが、情報センタ側に地図デ
ータをもたせ、ユーザが入力した条件及び車両の現在位
置をを全て情報センタ側に送信し、情報センタ側で算出
した範囲及び検索した施設を車両に返信するようなシス
テム構成としてもよい。
【0039】以上、本発明の実施形態について車両のナ
ビゲーションシステムを例にとり説明したが、本発明は
車両に限定されるものではなく任意の移動体、電車、バ
ス、オートバイ、自転車、徒歩、水上オートバイ、カヌ
ー、カヤック、フェリーなどにも適用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザの多様な要求に
応え、ユーザの所望する施設を提示、さらには予約する
ことができ、ナビゲーションの使い勝手を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のシステム構成図である。
【図2】 実施形態の処理フローチャートである。
【図3】 図2における希望内容入力の詳細処理フロー
チャートである。
【図4】 実施形態の算出範囲説明図である。
【符号の説明】
10 GPS、12 入力装置、14 ECU、16
地図データ記憶装置、18 表示装置、20 送受信装
置、100 施設(あるいは情報センタ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/0969 G08G 1/0969 G09B 29/00 G09B 29/00 F 29/10 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB02 HB05 HB22 HB23 HC08 HC22 HC27 HD03 HD04 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC04 AC06 AC13 AC14 5B049 BB00 CC06 EE01 EE05 GG04 5B075 ND20 NK10 NK37 PQ02 PQ46 UU14 5H180 AA01 BB05 BB15 EE10 EE18 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間データを入力する手段と、 ある時刻における位置から前記時間データで与えられる
    時間に到達すると予想される範囲を算出する手段と、 算出された前記範囲内において施設を検索する手段と、 検索して得られた施設のデータを出力する手段と、 を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記時間データは到着予想時間であり、 前記算出する手段は、前記到着予想時間に到達すると予
    想される範囲を算出することを特徴とするナビゲーショ
    ンシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記時間データは到着予想時間幅であり、 前記算出する手段は、前記到着予想時間幅で到達すると
    予想される範囲を算出することを特徴とするナビゲーシ
    ョンシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 前記算出する手段は、交通状況に基づいて前記範囲を算
    出することを特徴とするナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、さらに、 検索開始時刻を入力する手段と、 を有し、前記算出する手段は、前記検索開始時刻におけ
    る位置から前記時間データで与えられる時間に到達する
    と予想される範囲を算出することを特徴とするナビゲー
    ションシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、さらに、 利用希望経路種別を入力する手段と、 を有し、前記算出する手段は、前記利用希望経路種別に
    おける交通状況に基づいて前記範囲を算出することを特
    徴とするナビゲーションシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のナビゲ
    ーションシステムにおいて、さらに、 検索すべき施設データを入力する手段と、 を有し、前記検索する手段では、前記施設データに合致
    する施設を検索することを特徴とするナビゲーションシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、さらに、 出力された前記施設を選択する手段と、 選択された前記施設の利用予約を実行する手段と、 を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
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