JP2002061708A - 構造物制振装置 - Google Patents

構造物制振装置

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JP2002061708A
JP2002061708A JP2000247624A JP2000247624A JP2002061708A JP 2002061708 A JP2002061708 A JP 2002061708A JP 2000247624 A JP2000247624 A JP 2000247624A JP 2000247624 A JP2000247624 A JP 2000247624A JP 2002061708 A JP2002061708 A JP 2002061708A
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vibration
piezoelectric element
damping device
vibration damping
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Kazuhisa Kabeya
和久 壁矢
Daijiro Yuasa
大二郎 湯浅
Tadahira Ishida
匡平 石田
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Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物の制振装置において振動エネルギ
の有効利用を図る 【解決手段】 構造物1に装着され当該構造物の振動エ
ネルギを電気エネルギに変換する圧電素子2と、この圧
電素子2に接続された共振回路3と、この共振回路3に
よって取出された電気エネルギを蓄電又は回生する蓄電
・回生回路6とを備えたことを特徴とする構造物制振装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械構造物あるい
は建築構造物の振動を抑制する構造物制振装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】機械構造物あるいは建築構造物に発生す
る振動は、その構造物が発揮すべき機能を阻害するのみ
ならず、その構造物に対して損傷を発生させる原因とも
なるので、振動の効果的な抑制は重要な技術として位置
付けられている。
【0003】振動を抑制するための制振技術は、大別す
るとアクティブ制振技術とパッシブ制振技術に分類され
る。
【0004】アクティブ制振技術は外部よりエネルギを
付加して振動を抑制するもので、その制振方法の例とし
ては、構造物にアクチュエータを設置し、そのアクチュ
エータを振動を打ち消すように駆動させることにより振
動の抑制を図る技術が知られている。この制振方法はコ
ンパクトな装置で実現でき、かつ優れた制振効果を期待
できるが、別途エネルギを付加することが必要であるこ
とからコストの低減が課題とされている。
【0005】パッシブ制振技術は外部から特別にエネル
ギを付加することなく振動を抑制するもので、その例と
しては、TMD(Tuned Mass Damper)制振法が知られ
ている。図9のTMD制振法の原理図に示すように、本
制振法では構造物31に付加重量、ばね、ダンパで構成
されるTMD32を設置し、その動作によって振動の抑
制を図ろうとするものである。
【0006】構造物31が振動を起こしたとき、その振
動を起振力として付加重量も振動を生ずるが、TMD3
2を構成する付加重量、ばね、ダンパからなる機械的な
共振系の作用で、付加重量が大きく振動することによっ
て構造物31の振動を抑制(吸収)することができる。
従って、振動の抑制効果を高めるためには、各要素から
構成されるTMD32の機械的共振周波数を、その構造
物の固有周波数に応じて適切な値になるように、ばね、
ダンパの特性を調整しておくことが重要である。
【0007】本制振原理は、見方を変えれば、構造物3
1の振動エネルギの一部が付加重量の運動エネルギに変
換されダンパに吸収されるため振動が抑制されると考え
ることができる。この制振方法は、構成が単純で複雑な
制御などを必要としないため、信頼性の高いものである
が、構造物31が大きくなればそれに従って、振動を吸
収するためのTMD32の機構も大きなものとなるとい
う欠点があり、更に機械的な共振周波数を所定値に対応
するようにばね、ダンパを調整することが容易でないと
いう欠点をもつ。
【0008】このようなTMD法の欠点を解決する別の
パッシブ制振法として、圧電素子とそれに接続された電
気回路であるシャント回路から構成される装置を用いた
Piezoelectric Shunt法(以下、圧電シャント法と称
す)と呼ばれる制振方法がある。この制振方法について
は、例えばN.W.Hagood and A.von Flotow,”Damping of
Structural Vibrations with Piezoelectric Materials
and Passive Electrical Networks,”Journal of Soun
d and Vibration,vol.146,no.2,pp.243-268,1991 に記
載されている。
【0009】この基本原理は、構造物の振動エネルギを
圧電素子を用いて電気エネルギに変換し、更に共振回路
を構成したシャント回路中の電気抵抗でそのエネルギを
効率良く吸収することで振動抑制を図ろうとするもので
あり、TMD制振法と比較して装置をコンパクトに構成
でき、さらにその調整も電気回路の特性を変更すること
になるため、TMD法と比較して容易に行うことができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図10は圧電シャント
法を用いた制振装置の構成原理を示す図である。
【0011】本制振装置は圧電素子33と、それと電気
的に接続されたシャント回路34で構成され、前記シャ
ント回路34にはコイル35と電気抵抗36が直列に接
続された構成である。
【0012】圧電素子は機械エネルギと電気エネルギを
相互に変換することができる素子であり、圧電素子に圧
力(歪)を加えると電圧が発生(ピエゾ圧電効果)し、
逆に圧電素子に電圧をかけると歪が発生(ピエゾ逆圧電
効果)する性質をもつ。
【0013】図10において、圧電素子33に圧力37
が加えられると、ピエゾ圧電効果によって電圧が発生す
る。このとき、圧電素子33が保有する固有容量38と
コイル35と電気抵抗36でLCR共振回路が構成され
るため、コイル36または抵抗37で電気的共振周波数
を適切に調整することによって大きな共振電流39を取
出すことができる。
【0014】圧電シャント法では構造物の振動エネルギ
を電気エネルギに変換しているが、このようにして取出
された共振電流39は電気抵抗36において熱エネルギ
に変換されるものの、その熱は放散されているだけであ
り、有効に利用されているとはいえない。
【0015】本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み
てなされたもので、圧電シャント法において電気抵抗で
熱として放散されていた電気エネルギを蓄電、回生して
利用する構造物制振装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解消
するために、本発明に係る構造物制振装置は、構造物に
装着され当該構造物の振動エネルギを電気エネルギに変
換する圧電素子と、この圧電素子に接続された共振回路
と、この共振回路によって取出された電気エネルギを蓄
電又は回生する蓄電・回生回路とで構成されている。
【0017】本発明の構成による制振装置は制振機能と
共に振動エネルギを電気エネルギに変換して蓄電・回生
する機能を備えているため、多様な用途について蓄積し
たエネルギを有効に活用することが可能である。
【0018】(2) 本発明は(1)記載の構造物制振
装置において、前記圧電素子は複数の圧電素子を並列に
接続したものである。
【0019】このように構成することにより共振回路を
コンパクト化することができ、低コストの装置でエネル
ギの利用が可能となる。
【0020】(3) また、本発明は(1)または
(2)記載の構造物制振装置において、前記共振回路が
第1のコイルと電気抵抗で構成され、かつ、この第1の
コイルが変圧器の1次巻き線を形成し、前記蓄電・回生
回路は、第2のコイルと整流器と蓄電池とで構成され、
かつ、この第2のコイルが前記変圧器の2次巻き線を形
成したものである。
【0021】以上のように構成された制振装置において
は、振動エネルギが変動している場合でも電気エネルギ
を蓄電することができる。
【0022】(4) 更に、本発明は(3)記載の構造
物制振装置において、前記蓄電池は、複数台設置され、
各々の蓄電池ごとに蓄電用回路と回生用回路に切替える
切替部を備えたものである。
【0023】本発明の構成によれば、振動エネルギの発
生状況が変動している場合でも、安定して電気エネルギ
の蓄電と回生を続けることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る制振装置
の第1の実施の形態を示す構成図である。
【0025】構造物1には圧電素子2が装着されている
が、その取り付け方は、構造物1の振動に対して圧電素
子2には曲げモーメントが作用するように配されてい
る。そして前記圧電素子2にはシャント回路3が接続さ
れ、さらにそのシャント回路3は外部機器6と接続して
いる。
【0026】このシャント回路3には、共振回路4と蓄
電・回生回路5が備わっており、共振回路4はその共振
周波数を構造物の固有振動数近傍に設定することで効率
良く電気エネルギを取出して制振効果を高める働きをす
るもので、蓄電・回生回路5は取出された電気エネルギ
を外部機器6に供給するために蓄電又は回生する働きを
行う。
【0027】図2は、第1の実施の形態において使用さ
れる、圧電素子2とシャント回路3からなる電気回路を
示す回路図である。
【0028】本実施の形態では、共振回路4がコイル1
0と電気抵抗11で構成され、かつ、コイル10が変圧
器12の1次巻き線を形成し、蓄電・回生回路5がコイ
ル10aと整流器13と蓄電池14で構成され、かつ、
コイル10aが変圧器12の2次巻き線を形成してい
る。ここで、変圧器12を用いた理由は共振回路4と蓄
電・回生回路5を電気的に絶縁分離し、互いに影響を及
ぼさないようにするためである。
【0029】次に本回路の動作を図を参照して説明す
る。
【0030】構造物1の振動によって、圧電素子2には
繰り返して曲げ応力が働き、圧電素子2には圧縮力と引
っ張り力が繰り返して作用することとなる結果、圧電素
子2には構造物1の振動周期で変化する交流電圧が発生
する。圧電素子2で発生した電圧は前述の共振回路によ
って共振電流を生じるが、この共振電流は変圧器12の
1次巻き線であるコイル10を流れるため、変圧器12
の働きによってその2次巻き線であるコイル10aに2
次負荷電流を生じさせる。
【0031】しかしながら、このようにして変圧器12
で誘起された2次負荷電流は交流であり、そのままでは
蓄電池14に入力しても蓄電は行われない。従って、整
流器13を通して例えば正極のみの電流に変換した後
で、蓄電池14に入力する。更に、整流器13を用いる
ことにより、変圧器12で誘起された電圧が、蓄電池1
4の電圧よりも低い場合において蓄電されたエネルギが
放電されることを防止することができる。
【0032】尚、図2においては、整流器13は単相ブ
リッジ整流回路を用いた全波整流を使用した構成を記載
したが、これに限定されるものではなく各種の整流器を
用いて構成してもよい。また、蓄電池14はエネルギを
蓄える機能を持つものであれば、鉛電池、アルカリ電池
などの化学的作用によるものでも、電気的なもの、例え
ばキャパシタを用いて電荷を蓄えることで蓄電するタイ
プのものであっても良い。
【0033】図3は本発明に係る制振装置の第2の実施
の形態を示す構成図である。
【0034】本実施の形態では、圧電素子2が構造物2
1によって圧縮力のみを受けるように構成している点に
おいて第1の実施の形態と異なる。
【0035】図3において、構造物21はその一部に押
付部材22を有しており、その押付部材22と基礎25
の間にスペーサ23、圧電素子2及び受け座24が積載
されて組込まれている。ここで、スペーサ23は例えば
ジャッキのようなものであって、圧電素子2と押付部材
22に圧力(初期圧縮力)を加えることによって圧電素
子2を保持固定する働きを行う。
【0036】図4は、このように構成された制振装置に
おいて、構造物21に上下の振動が作用した場合に圧電
素子2に働く力を模式的に示す図である。構造物21の
力は押付部材22を介して圧電素子2に伝えられるが、
圧電素子2にはスペーサ23によって初期圧縮力が加え
られているため、圧電素子2に働く力は初期圧縮力を中
心として変動する圧縮力のみである。しかしながら、圧
電素子2の出力電圧は初期圧縮力が付加された状態を基
準(電圧=0)として、構造物21の振動周期で変化す
る交流電圧を生ずるため、本構成の制振装置にあっても
前述の第1の実施の形態と同様の信号が出力されること
となる。
【0037】図5は、本発明の第2の実施の形態におい
て使用される圧電素子2と、シャント回路3からなる電
気回路示す構成図である。
【0038】本実施の形態では、共振回路4がコイル1
0と電気抵抗11で構成され、かつ、コイル10が変圧
器12の1次巻き線を形成し、蓄電・回生回路5がコイ
ル10aと整流器13aと蓄電池14で構成され、か
つ、コイル10aが変圧器12の2次巻き線を形成して
いる。
【0039】本電気回路の構成では、図2記載の回路の
構成と比較して整流器13の形式が異なっているが、こ
れは本実施の形態においては、回路構成を簡略化するた
め半波整流器を用いた回路で構成したものであって、第
1の実施の形態と同じく全波整流器を用いて構成するこ
とは可能である。従って、以降の実施の形態に示す回路
構成においては整流器は半波整流器を用いるが、本発明
はこれに限定されるものではなく全波整流回路を用いて
構成しても良い。
【0040】次に、本発明に係る制振装置の第3の実施
の形態を説明するに、ここではその要部のみを説明す
る。
【0041】図6は、本発明に係る圧電素子2とシャン
ト回路3からなる電気回路を示す構成図である。本実施
の形態では、構造物または構造物の部材に設置された、
ほぼ同じ位相で振動する複数の圧電素子2を並列に接続
し、シャント回路3に入力したものである。
【0042】電気回路で共振回路を構成する場合、共振
回路のコイルのインダクタンスをL,圧電素子のキャパ
シタンスをCとすると、その共振回路の共振周波数はL
×C(インダクタンスLとキャパシタンスCの積)の平
方根に反比例する。従って、構造物が振動する場合のよ
うな比較的に低い共振周波数を有する物体を対象として
共振回路を構成するときは、L×Cを大きくすること即
ち、大きなLまたは大きなCが回路に必要とされる。
【0043】一般に、インダクタンスについてはLが大
きくなれば、それに応じてコイルの外形寸法も大きなも
のとなるため装置が大型化することになり、コストの増
大を招く。一方、キャパシタンスCを大きくすることは
本シャント回路の構成では圧電素子の固有容量を大きく
することを意味するが、これは圧電素子2を複数並列に
接続することにより容易に実現することが可能である。
【0044】従って、圧電素子2を並列に接続する構成
とすることにより、装置を大型化することなくコスト低
減に大きな効果をもつ。さらに、圧電素子を並列入力化
することは、複数の圧電素子2で構造物1を分担して支
持する構成とできるため、1個の圧電素子にかかる負荷
荷重を低減することになり、特別な仕様・構造の圧電素
子を用いる必要がなく、制振装置のコスト低減につなげ
ることができる。
【0045】次に、本発明に係る制振装置の第4の実施
の形態を説明するに、ここではその要部のみを説明す
る。
【0046】図7は、本発明に係る圧電素子2、シャン
ト回路3及び外部機器6の構成を示す図である。本実施
の形態では、図5に示すシャント回路の構成に加えて、
切替部15を備え、蓄電する回路と回生する回路を切替
えて使用するように構成している。
【0047】切替部15には蓄電池14aと蓄電池14
bが設けられ、切替部15はこれらの蓄電池の接続を切
替える働きを行う。この切替方法によれば、一つの切替
パターンでは、蓄電池14aを共振回路からの電流を受
けて蓄電する回路に使用し、蓄電池14bを外部機器6
に接続された回路に使用するが、他の切替パターンで
は、これとは逆に蓄電池14bを共振回路からの電流を
受けて蓄電する回路に使用し、蓄電池14aを外部機器
6に接続された回路に使用する。
【0048】このように構成された発明によれば、振動
エネルギの発生が変動した状況であっても、蓄電池への
エネルギの供給は継続され、出力機器には常に蓄電池の
エネルギが供給されるため、安定したエネルギを利用す
ることができる。
【0049】次に、本発明に係る制振装置の第5の実施
の形態を説明するに、ここではその要部のみを説明す
る。
【0050】図8は、本発明に係る圧電素子2、シャン
ト回路3及び外部機器6の構成を示す図である。本実施
の形態では、蓄電池を用いずに共振回路内において回生
機能のみを実現するように構成している。
【0051】圧電素子2には、コイル10、可変電気抵
抗11a、外部機器6が接続されており、外部機器6の
種類よってその内部電気抵抗11bが大きく異なる場合
でも可変電気抵抗11aを調整することで、最適な共振
回路を実現できるように構成している。
【0052】このように構成された発明では、蓄電機能
を設けていないため低コストの装置によってエネルギを
回生することができる。
【0053】尚、本発明に係る制振装置は以下のような
多種類の形態で使用することが可能である。
【0054】例えば、構造物が橋梁、高層建築物などで
は、その橋梁を通行する自動車、列車などの交通によっ
て振動を生じ、また、風圧の影響によっても振動を生じ
る。本発明の制振装置を適用することで、振動の低減を
図ると共にその振動によって発生する電気エネルギを蓄
電池に蓄えておき、橋梁等の付属設備である照明、情報
表示器などの電源の一部として活用すればエネルギの有
効活用を図ることができる。
【0055】また、地震などの際には、その地震によっ
て励起される構造物の振動エネルギを本発明装置により
電気エネルギに変換して利用し警報を発するようにすれ
ば、制振装置による構造物の安全確保と併せて居住者の
安全確保を図るように構成することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば種
々の効果を生ずる。
【0057】本発明は、制振機能と共に蓄電・回生機能
を備えているため、多様な用途にエネルギの有効活用を
図ることができる。
【0058】また、蓄電・回生回路は圧電素子の設置方
法に応じた各種の形態で構成しているため目的に合致し
た制振装置を実現することができる。
【0059】さらに、圧電素子を並列に組合せて使用す
ることにより、構造物のような低い共振周波数の振動を
利用する際にも低コストの装置でエネルギを取出すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制振装置の第1の実施の形態を示
す構成図。
【図2】本発明に係る制振装置の第1の実施の形態にお
いて使用される電気回路の構成図。
【図3】本発明に係る制振装置の第2の実施の形態を示
す構成図。
【図4】本発明に係る制振装置の第2の実施の形態にお
いて圧電素子に働く力を示す図。
【図5】本発明に係る制振装置の第2の実施の形態を示
す電気回路の構成図。
【図6】本発明に係る制振装置の第3の実施の形態を示
す電気回路の構成図。
【図7】本発明に係る制振装置の第4の実施の形態を示
す電気回路の構成図。
【図8】本発明に係る制振装置の第5の実施の形態を示
す電気回路の構成図。
【図9】TMD制振法の原理を示す図。
【図10】圧電シャント法を用いた制振装置の原理を示
す構成図
【符号の説明】
1…構造物 2…圧電素子 3…シャント回路 4…共振回路 5…蓄電・回生回路 6…外部機器 10…コイル 11…抵抗 12…変圧器 13…整流器 13a…整流器 14…蓄電池 15…切替部 21…構造物 22…押付部材 23…スペーサ 24…受け座 25…基礎 31…構造物 32…TMD 33…圧電素子 34…シャント回路 35…コイル 36…抵抗 37…圧力 38…固有容量 39…共振電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 匡平 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA04 AC07 EA07 EA38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に装着され当該構造物の振動エネ
    ルギを電気エネルギに変換する圧電素子と、 この圧電素子に接続された共振回路と、 この共振回路によって取出された電気エネルギを蓄電又
    は回生する蓄電・回生回路とを備えたことを特徴とする
    構造物制振装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の構造物制振装置におい
    て、 前記圧電素子は複数の圧電素子を並列に接続したことを
    特徴とする構造物制振装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の構造物制
    振装置において、 前記共振回路は、第1のコイルと電気抵抗とで構成さ
    れ、かつ、この第1のコイルが変圧器の1次巻き線を形
    成し、 前記蓄電・回生回路は、第2のコイルと整流器と蓄電池
    とで構成され、かつ、この第2のコイルが前記変圧器の
    2次巻き線を形成したものであることを特徴とする構造
    物制振装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の構造物制振装置におい
    て、 前記蓄電池は、複数台設置され、各々の蓄電池ごとに蓄
    電用回路と回生用回路に切替える切替部を備えたことを
    特徴とする構造物制振装置。
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