JP2002060546A - 透明水性弾性体 - Google Patents

透明水性弾性体

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JP2002060546A JP2000252192A JP2000252192A JP2002060546A JP 2002060546 A JP2002060546 A JP 2002060546A JP 2000252192 A JP2000252192 A JP 2000252192A JP 2000252192 A JP2000252192 A JP 2000252192A JP 2002060546 A JP2002060546 A JP 2002060546A
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Katsuyoshi Adachi
佳津良 足立
Keiichi Oyama
慶一 大山
Yukiko Ooi
友紀子 大井
Yuji Uzuhashi
祐二 埋橋
Masaaki Kojima
正明 小島
Takehiko Sakai
武彦 酒井
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Nisshin Oil Mills Ltd
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INA Food Industry Co Ltd
Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性が高く、且つ柔軟でこわれにくい歪み
に対する強度に優れた透明水性弾性体を得る。 【解決手段】 透明水性弾性体は、ガラクトマンナン類
の中から選ばれる少なくとも1種以上の糊料と、水不溶
成分が分解処理または除去処理されたキサンタンガムと
を含有してなる。この透明水性弾性体は分光光度計によ
り測定した透過率が温度25℃、測定波長655nm、
光路10mmの条件下で90%T以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明性が高く、かつ
柔軟で歪みに対する強度に優れた水性弾性体に関し、詳
しくはガラクトマンナン類より選ばれる少なくとも1種
以上の糊料と透明性が高いキサンタンガムとを組合わせ
て含有した透明性が高い水性弾性体に関する。
【0002】
【従来の技術】透明性を有し、且つ弾性を有する水を多
く含む水性材料は医薬品、医療器具、医薬材料、化粧
品、家庭用品などに使用されており、代表的な物質とし
てはポリビニルアルコールやポリアクリル酸ナトリウム
架橋体などの水性合成高分子が使用されている。
【0003】一方、天然多糖類などの成分としては、粘
弾性のある透明な水性組成物を作る天然多糖類として食
品への応用が試みられ、そのような成分としては従来よ
りカラギナン、ゼラチン、ジェランガムが知られてお
り、特開昭61−252677と特開平1−04054
2にはカラギーナンより作られる組成物が、特開平1−
074239と特開平10−248505にはジェラン
ガムより作られる組成物が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの水性組成物の
物性は弾性率が高いものはあるが柔軟性は弱く、歪ませ
ると破断しやすい。そのため、強度を上げようとすると
水に対する濃度を増やさないといけないため、透明性は
損なわれ白濁してしまう欠点がある。
【0005】前記した、合成高分子材料の水性ゲルは透
明性は高いものの、物性的には未だ不満足なものであ
る。また、化学合成物質は様々な環境や人体への影響な
どの問題を抱えるものであり、本発明で指向するもので
はない。
【0006】一方、天然多糖類は生分解性や人体に対す
る安全性、化学合成反応によって生じる廃水、廃ガス、
廃溶剤などの環境への問題を考慮することなく、産業上
のどの分野においても安心して使用できる汎用性の広い
物質である。主として前記の如く食品への応用がいくつ
か試みられているが、従来から基剤として使用されてい
るカラギナン、ジェランガムはカルシウムやマグネシウ
ム等の金属イオンと反応させる必要があり、破断強度を
上げるために量を増やすと寒天のように得られる水性組
成物は白濁してしまう問題がある。また、ゼラチンは蛋
白質のため、等電点があり、等電点付近のpHでは不溶
化して白濁してしまう。また、単一の水溶液が透明な多
糖類の組合わせにより、良好な水性組成物が生成しても
相乗的な効果により水性組成物が固まる際に、透明性は
低下し白濁してしまうことが一般的であり、透明性を得
るために組成物中の濃度を下げると流動性を有する物性
となってしまい満足なものにならない。
【0007】さらにこれらの水性組成物は、耐冷凍特性
において冷凍下で冷凍変性し、水性組成物の組織が破壊
されて、解凍により離水してしまう欠点がある。これら
を利用した商品では、例えば冬期間保存されて、地域に
より冷凍下になる場合に商品の劣化等の問題が発生して
いる。
【0008】よって、本発明は天然物質で作る水性材料
として、透過率が高く、且つ低弾性率で微力で変形し破
断しにくい物理的特性をもつ、すなわち、透明性が高
く、且つ柔軟でこわれにくい歪みに対する強度に優れた
水性弾性体を得ること、また冷凍解凍により冷凍変性が
少なく、離水の少ない耐冷凍特性に優れた水性弾性体を
得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究した結果、ガラクトマンナン類
の中から選ばれる少なくとも1種以上の糊料と、水不溶
成分が分解処理または除去処理されたキサンタンガムと
を含有してなる水性弾性体が透明性を損なうことなく、
柔軟性が高く歪みに強い弾性を有する水性組成物を与え
ることを見い出し本発明を完成するに至った。ここで言
う透明性が高い組成物は分光光度計により測定した透過
率が温度25℃、測定波長655nm、光路10mmの
条件下で90%T以上であることを指す。
【0010】本発明のガラクトマンナン類とは、D−マ
ンノース主鎖にD−ガラクトース側鎖を持つ多糖類で、
天然多糖類の例としては、ローカストビーンガム、タラ
ガム、グァーガム、カシアガム等が挙げられる。これら
の多糖類は物性的に問題ないが、透明性をより良くする
ためには、精製しているものが好ましい。その中でも、
ローカストビーンガムが物性、透明性の面でもっとも優
れている。
【0011】一方、キサンタンガムは、微生物キサント
モナス・カンペストリス(Xanthomonas c
ampestris)により、澱粉、グルコース、ショ
糖等の炭水化物から発酵してつくられる微生物多糖類の
一種であるが、本発明においては、常法で得られたキサ
ンタンガムの中に存在する水不溶成分が分解処理または
除去処理されたキサンタンガムが使用される。このキサ
ンタンガムを使用することにより、透明性が高い組成物
が得られるだけでなく、本発明の目的である柔軟な水性
弾性体が得られるものである。これらの処理がなされて
いない一般のキサンタンガムを使用して得られた組成物
が弾性体となることは知られているが、本発明の目的の
物性とは異なるものであり、無論透明な水性組成物は与
えない。水不溶性成分の分解処理にはアルカリ、酸によ
る加水分解、酵素による加水分解、除去処理には珪藻
土、白土、活性炭、その他の粘土やセラミック類などの
吸着剤処理が施されるのが一般的である。特にコスト的
に一般に流通して入手できるものとしてプロテアーゼに
より加水分解処理を施したものが実用的に好ましい。こ
れらの水不溶性成分は蛋白質成分が主であると考えら
れ、それらがガラクトマンナン類と併用した水性組成物
の物性に多分に影響するものと予想される。プロテアー
ゼとしては、アルカリ性もしくは中性プロテアーゼが好
ましいが特に限定されるものではない。プロテアーゼに
よる処理方法は特開昭50−121493において示さ
れている。
【0012】本発明においてさらに使用上、または流通
上などでさらに破断強度が必要な場合は、ガラクトマン
ナン類中の1部もしくは全部が加熱処理し改質されたも
のを用いるとよい。加熱処理品としては水分が50%以
下でガラクトマンナン類が55〜100℃で5分〜20
0時間、もしくは100〜150℃で1分〜50時間処
理されたものが好ましい。このようなガラクトマンナン
類は特願平10−19096で開示されており、本発明
に適当である。その発明にはキサンタンガムとの併用が
記載されており、強固なゲルは記載されているが、本発
明における特徴あるキサンタンガムを使用した透明で柔
軟な弾性体とは目的を異にするものである。
【0013】また、同様の理由からキサンタンガムにお
いても加熱処理し改質されたものをキサンタンガム中の
1部または全部用いると同様の効果が得られるのでよ
い。加熱処理品としては水分が50%以下でガラクトマ
ンナン類が55〜150℃で1時間〜50時間処理され
たものが好ましい。これについても特願平10−190
96で開示されている。
【0014】ガラクトマンナン類より選ばれる少なくと
も1種以上の糊料にあっては、ローカストビーンガムが
好ましく、水不溶性成分が分解処理または除去処理され
たキサンタンガムとの重量比が1:4〜4:1であるこ
とが好ましい。さらにローカストビーンガムと水不溶性
成分が分解処理または除去処理されたキサンタンガムと
の重量比が1:1.5〜1.5:1であることが特に好
ましい。この比率から外れると破断強度は弱くなる傾向
があるが、破断強度は所望に応じて比率を調整すればよ
く、歪みに対する強度という意味においては何ら問題な
い。
【0015】また、ガラクトマンナン類より選ばれる少
なくとも1種以上の糊料とキサンタンガムの総和の濃度
は水性組成物中の重量比で0.1〜10重量%であるこ
とが好ましい。0.1重量%以下では破断強度は弱くな
る傾向があるが、破断強度は所望に応じて濃度を調整す
ればよく、歪みに対する強度という意味においては何ら
問題ない。また、10重量%以上では粉料を水系に溶解
させる際に分散させにくいという作業性での欠点と透明
性が低下するという欠点があるため、用途、製造機器が
所望に許容する範囲で弾性体を得ればよい。
【0016】また、本発明で得られる透明水性弾性体を
動的粘弾性の特性値で表すと、温度25℃下で周波数1
Hzで歪み10-1〜10%においての貯蔵弾性率G’が
1〜1000Paであり、且つ損失正接tanδ(損失
弾性率G”/貯蔵弾性率G’)が10-1以下であること
が好ましい。これはゴム様の弾性体としての特性を特定
する数値であり、弾性体としての性質を示すが弾性が強
過ぎないことを意味する。また、温度25℃下で周波数
1Hzにおいての歪み率が1%と100%のときのそれ
ぞれの動的弾性率の対数の比が1/2〜2であることが
好ましい。これは貯蔵弾性率G’の歪み依存性が小さ
く、大きく歪ませても物性に変化が起きないことを意味
する。これらの数値はストレス制御式あるいは歪み制御
式レオメーターなどの粘弾性測定装置で測定することが
できる。
【0017】さらに本発明の水性弾性体にあって、ガラ
クトマンナン類の中から選ばれる少なくとも1種類以上
の糊料と水不溶性成分が分解処理または除去処理された
キサンタンガムを含有している水性弾性体が、耐冷凍性
において−2.0℃/時間の速度で温度降下により温度
−20℃まで冷凍させた後、2.0℃/時間の速度で温
度上昇により温度10℃まで復元させた水性弾性体にあ
って、復元により水性弾性体から分離された離水量が、
冷凍前の水性弾性体重量の0.01〜5重量%、好まし
くは0.01〜2重量%であることの特徴を有し優れた
ものであることを見出した。
【0018】なお、本発明の透明水性弾性体に水溶性多
糖類、水溶性アルコールを目的の物性に応じて配合して
もよい。また、その他の成分を配合することについては
本発明の特性を損なわない範囲であれば何ら問題ない。
【0019】本発明の透明ゴム状水性組成物において
は、医薬品、医療器具、医薬材料、化粧品、家庭用品、
食品だけでなく、材料として建築、農薬、飼料、肥料、
塗料、インキ、セラミックス、樹脂または接着剤などの
工業分野に幅広く利用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明においては環境や人体に安全性の
高い天然物質で作る水性材料として、透明性が高く、且
つ柔軟でこわれにくい歪みに対する強度に優れた水性弾
性体であり、医薬品、医療器具、医薬材料、化粧品、家
庭用品、食品だけでなく、材料として建築、農薬、飼
料、肥料、塗料、インキ、セラミックス、樹脂または接
着剤などの工業分野に幅広く利用することができる。な
お、本発明品は、各産業に利用する際に他の第三成分を
配合して利用することが可能である。また、外観的にも
美観を示すことから、装飾品としての利用価値も大きい
【0021】
【実施例】本発明を以下実施例、比較例および参考例に
よって具体的に説明するが、これらは本発明を例証する
ためのものであって、本発明を何等限定するものではな
い。 実施例1〜10、比較例1〜5
【0022】1.水性弾性体の調製 表1に従い、25℃下で1l容器中で水を羽根型攪拌機
で攪拌しながら、糊料を徐添した。分散した後加温を開
始し、80℃で30分攪拌し溶解した。深型シャーレ
(60mmφ×60mm)にやや溢れる程度に分注した後、25
℃で12時間静置した。その後にシャーレからはみ出し
た部分をナイフで平らにカットし、本発明品と比較品を
得た。
【0023】2.水性弾性体の物性評価試験 1で得られた試作品をレオメーター(不動工業製:レオ
メーターCW型)を用いて、物性評価した。試作品を直
接圧縮するアダプターとして直径10mm円盤型を取り
付け、圧縮速度30cm/分にて30mm圧縮して試作
品を歪ませ破断するかどうか見た。破断しない場合は3
0mm圧縮させたときの強度(g/cm 2)(以下、圧
縮強度と言う)(実施例1〜10)、破断した場合は破
断したときの距離と破断したときの強度(g/cm2
(以下、破断強度と言う)をそれぞれ測定した(比較例
1〜8)。なお、本発明品、比較品の配合はそれぞれ表
1、表3に測定結果はそれぞれ表2、表4に示した。
【0024】3.水性弾性体の透過率測定 分光光度計(日本分光製:JASCO V−500)に
より温度25℃、測定波長655nm、光路10mm
(四面透明石英セル10mm×10mm)の条件下で透
過率を測定した。リファレンスには水を使用した。な
お、本発明品、比較品の測定結果は表2、表4に示し
た。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】これらの結果より、本発明品が透明性が高
く、且つ柔軟でこわれにくい歪みに対する強度に優れた
水性弾性組成物であることが示された。一方、比較品は
透過率が低いばかりか圧縮することにより大きく歪ませ
ると破断してしまう。破断強度は同様の配合で実施例の
圧縮強度より相対的に比較品が高い傾向にあり、柔軟性
が損なわれている。
【0030】4.1で得られた本発明品の動的粘弾性を
評価するために本発明品3、8を動的粘弾性測定装置
(レオメトリック社製:アレス動的粘弾性装置)を用い
て周波数1Hz、弾性体の温度20℃で歪み依存性測定
試験を行い、歪み率1%と100%での測定結果を表
5、6に示した。また、同様に比較品10の測定結果も
表7に示した。なお、図1は、本発明品3、8、比較品
10の歪み依存性測定結果を示すグラフである。
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】これらの結果から、本発明品が歪み依存性
が少なく、程よい柔軟な弾性体であるという特徴が示さ
れた。一方、比較品は歪み依存性が大きく、歪みが大き
くなると物性が変化してしまい安定しないことが示され
た。
【0035】5.水性弾性体の耐冷凍性試験(離水率試
験) 1で得られた試作品により実施例2、3、6と比較例
9、10について、離水量を測定した。離水量は、5c
m×5cm×5cmの本発明品並びに比較品について、
−2.0℃/時間の速度で温度降下し温度−20℃まで
冷却させた後、2.0℃/時間の速度で温度上昇し温度
10℃まで復元させたときの離水量を表面をろ紙にて拭
き取ることにより測定した。離水率は、冷凍前の重量に
対する百分率で表した。測定結果は表8に示した。
【0036】
【表8】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明品3、8、比較品10の歪み依存性測
定結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 友紀子 神奈川県横浜市港南区最戸1丁目15番11号 (72)発明者 埋橋 祐二 長野県伊那市西春近5074番地 伊那食品工 業株式会社内 (72)発明者 小島 正明 長野県伊那市西春近5074番地 伊那食品工 業株式会社内 (72)発明者 酒井 武彦 長野県伊那市西春近5074番地 伊那食品工 業株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AB05W AB05X GA00 GB00 GB01 GB04 GH00 GJ01 HA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラクトマンナン類の中から選ばれる少
    なくとも1種以上の糊料と、水不溶成分が分解処理また
    は除去処理されたキサンタンガムを含有した透明水性弾
    性体。
  2. 【請求項2】 温度25℃、測定波長655nm、測定
    光路10mmの条件下で透過率が90%T以上である請
    求項1記載の透明水性弾性体。
  3. 【請求項3】 キサンタンガムがプロテアーゼにより加
    水分解処理されたことを特徴とする請求項1記載の透明
    水性弾性体。
  4. 【請求項4】 糊料として選択されたガラクトマンナン
    類の1部あるいは全部が加熱処理し改質されたことを特
    徴とする請求項1記載の透明水性弾性体。
  5. 【請求項5】 キサンタンガムの1部あるいは全部が加
    熱処理によって改質されたことを特徴とする請求項1記
    載の透明水性弾性体。
  6. 【請求項6】 ガラクトマンナン類より選ばれる少なく
    とも1種以上の糊料とキサンタンガムの重量比が1:4
    〜4:1であることを特徴とする請求項1記載の透明水
    性弾性体。
  7. 【請求項7】 ガラクトマンナン類より選ばれる少なく
    とも1種以上の糊料とキサンタンガムの総和の水性組成
    物中の濃度が0.1〜10重量%であることを特徴とす
    る請求項1記載の透明水性弾性体。
  8. 【請求項8】 レオロジー特性において、温度20℃下
    で周波数1Hzで歪み10-1〜10%においての動的貯
    蔵弾性率G’が1〜1000Paであり、且つ損失正接
    tanδが10-1以下であることを特徴とする請求項1
    記載の透明水性弾性体。
  9. 【請求項9】 レオロジー特性において、温度20℃下
    で周波数1Hzにおいての歪み率が1%と100%のと
    きのそれぞれの動的貯蔵弾性率G’の対数の比が1/2
    〜2であることを特徴とする請求項1記載の透明水性弾
    性体。
  10. 【請求項10】 耐冷凍性特性において、−2.0℃/
    時間の速度で温度降下により−20℃まで冷凍させた
    後、2.0℃/時間の速度で温度上昇により温度10℃
    まで復元させた水性弾性体にあって、復元により水性弾
    性体から分離された離水量が、冷凍前の水性弾性体重量
    の0.01〜5重量%であることを特徴とする請求項1
    記載の透明水性弾性体。
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