JP2002059836A - 運行管理装置 - Google Patents
運行管理装置Info
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- JP2002059836A JP2002059836A JP2000248449A JP2000248449A JP2002059836A JP 2002059836 A JP2002059836 A JP 2002059836A JP 2000248449 A JP2000248449 A JP 2000248449A JP 2000248449 A JP2000248449 A JP 2000248449A JP 2002059836 A JP2002059836 A JP 2002059836A
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Landscapes
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Abstract
一体化を実現し、通話したい移動体へのアクセス操作を
簡便化するとともに、操作盤の省スペース化、省コスト
化を図ることにある。 【解決手段】 信号設備1から列車9の在線情報を周期
的に取り込み、列車を追跡し、その存在位置を時々刻々
把握する運行管理システム2と、システム2からの情報
を在線状況モニタ画面に編集し、表示する運行管理操作
盤表示装置3と、モニタ画面上の任意の列車を指定する
と、該当の地上局7−1〜7−4を起動し、そこに在線
している列車との回線をつなげる移動体無線制御装置5
とを備え、モニタ画面上の列車を指定することによって
当該列車との通話回線を形成する。また、列車から発信
すると、該当の地上局を起動し、発信情報を列車無線制
御装置に送信し、列車無線制御装置は発信情報を運行管
理システムの在線位置情報を参照して該当列車を特定
し、在線状況モニタ画面上の該列車を指定表示する。
Description
り、特に、移動体の運行管理を集中的に監視、制御する
技術に関する。
操作卓と移動体通話機能用操作卓を備える。この両操作
卓はそれぞれ機能が別々なものであるが、この両操作卓
を一人の操作者(指令員)が扱うので、同一卓に並設さ
れる場合が多い。このような従来技術においては、運行
管理システム(運行管理機能用操作卓)、移動体通話設
備(移動体通話機能用操作卓)としてはそれぞれには特
に問題はなかったが、この2つを並設した場合、それぞ
れの実装場所を必要とし、場所を広く占有する点で問題
があり、かつ、操作盤面や表示用CRTなどで運行管理
システムと移動体通話設備は、それぞれの操作において
移動体を任意に指定・選択するなどの点で似たような機
能があり、二重投資的になりがちであった。さらに、運
行管理システムと移動体通話設備は、同じ場所に設置さ
れていながら、移動体通話装置が運行管理システムのも
つ有用な情報を何も使っていないことも問題であった。
以下、移動体が鉄道の列車と想定した場合の通話装置と
なる列車無線装置を例にとって具体例で説明する。運行
管理の指令員と列車の乗務員は、列車運行に関する情報
の指示伝達などで列車無線装置を使って通話を行ってい
る。この列車無線装置では、電波の届く範囲毎に鉄道沿
線に複数の地上側無線局を設置して、列車が今どの区間
を走行しているかによって近傍の無線局が選択され、指
令員と列車の間の回線を構成して通信を行っている。列
車から発信の場合は、傍受した無線局が受信し、通信回
線を通して中央の指令員にその旨連絡してきて通話状態
となるが、どの列車から発信しているのかは、通話の内
容(例えば、「こちら123列車です」と言う。)によっ
て確認していた。また、中央の指令員が任意の列車に発
信する場合には、指令員が列車の位置を運行管理システ
ムの運行表示盤情報などを目視で確認し、該当の無線局
を選択し、発信操作を行っていた。
管理システムと移動体通話設備の融合、一体化を実現
し、通話したい移動体へのアクセス操作を簡便化すると
ともに、操作盤の省スペース化、省コスト化を図ること
にある。
に、信号設備から移動体の在線情報を周期的に取り込
み、移動体を追跡し、その存在位置を時々刻々把握する
運行管理システムと、前記システムからの情報を在線状
況モニタ画面に編集し、表示する運行管理操作盤表示装
置と、モニタ画面上の任意の移動体を指定すると、該当
の地上局を起動し、そこに在線している移動体との回線
をつなげる移動体無線制御装置とを備え、モニタ画面上
の移動体を指定することによって当該移動体との通話回
線を形成する。ここで、在線している任意の移動体から
発信すると、該当の地上局を起動し、発信情報を移動体
無線制御装置に送信し、移動体無線制御装置は発信情報
を運行管理システムの在線位置情報を参照して該当移動
体を特定し、運行管理操作盤表示装置の在線状況モニタ
画面上の該移動体を指定表示する。
用いて説明する。図1は、本発明の運行管理装置の一実
施形態を示す。図1において、運行管理システム2は、
信号設備1からの列車の在線情報を周期的に取り込み、
移動体の追跡情報および予め記憶されている運行計画ダ
イヤ情報を使って列車9を追跡し、その存在位置を時々
刻々把握している。これを図2のような在線状況モニタ
画面に編集し、運行管理操作盤表示装置3に表示し、何
という列車が何処を走っているかということを指令員4
に知らしめている。ここで、図2の在線状況モニタ画面
には、11列車はA駅に停車中、12列車はC駅からA
駅に走行中、13列車はC駅からD駅に走行中、14列
車はE駅に停車中、15列車はF駅に停車中、16列車
はG駅に停車中であることを表示している。指令員4
が、列車9の乗務員11と通話をする必要が生じた時、
従来は、列車9の位置を運行管理操作盤表示装置3に表
示されている在線状況モニタ画面などをみて、その列車
の位置を認識し、列車無線操作盤6を使って列車9の存
在する無線の地上局7−2を指定すると、列車無線制御
装置5を経由して無線用アンテナ8−2を介して無線地
上局7−2が選択され、列車9との回線が構成でき、指
令員4と乗務員11とが通話を行うことができた。本実
施形態では、図1の破線で示す列車無線操作盤6を廃止
し、指令員4が直接、運行管理操作盤の表示装置3に表
示されている図2の在線状況モニタ画面上に表示されて
いる任意の列車をマウスやタッチパネルなどの手段によ
って選択指定する。この指定された画面上のX座標、Y
座標の位置は、運行管理システム2のもつ列車追跡情報
と照らし合わせて列車No.と地上局No.に変換さ
れ、列車無線制御装置5に送信される。列車無線制御装
置5は、これをもって該当の無線地上局7−2を無線用
アンテナ8−2を介して起動し、そこに在線している列
車9との回線をつなげる。また、列車9から発信するケ
ースでは、地上局7−2が受信し、これを列車無線制御
装置5に送信する。列車無線制御装置5はこの情報を運
行管理システム2の在線位置情報を参照して列車No.
に変え、運行管理操作盤表示装置3に図2の在線状況モ
ニタ画面上の該当列車No.の色を変えて表示し、また
は、フリッカ表示して指令員4に発信列車9を知らせ
る。
示す。指令員4から乗務員11への通話は、まず、指令
員4が運行管理操作盤表示装置3の在線状況モニタ画面
上で指定列車をピックする。運行管理システム2ではモ
ニタ画面上のX座標、Y座標から運行管理システム2の
追跡情報を使って列車No.と地上局位置に変換する。
続いて、列車無線制御装置5に地上局位置と列車No.
で回線接続を指示し、回線構成を行って乗務員11と通
話する。また、乗務員11から指令員4への通話は、ま
ず、乗務員11からの発信によって最寄りの地上局7−
1〜7−4で移動体No.を受信する。列車無線制御装
置5で地上局No.と移動体No.に変換する。続い
て、運行管理システム2の追跡情報を使って発信列車を
特定し、在線状況モニタ画面上で発信列車をフリッカ表
示する。これによって、指令員4は、列車9の乗務員1
0との通話における回線接続操作が容易になり、従来で
は通話内容によって相手を特定していたものが、本実施
形態では、運行管理操作盤表示装置3の画面上で通話相
手を特定できることになり、列車無線業務の効率が向上
する。また、列車無線操作盤6が不用となるところか
ら、システム全体としての操作盤の省スペース化、省コ
スト化が実現できる。
る。従来、例えば車庫から出てくる出庫列車は、出庫時
に無線設備の事前動作チェックのため、無線通話を試験
的に行って感度チェックをするのが通常業務となってい
る。本実施形態では、これを自動化するために音声応答
装置10を設ける。本実施形態は、車庫から出てくる出
庫列車からの発信信号を列車無線制御装置5が受けてこ
れを運行管理システム2に転送する。この転送により運
行管理システム2は、出庫車の列車番号と発信場所が出
庫点にあるとみて、運行管理システム2の有するダイヤ
情報と照合してこの列車を出庫車であると断定する。出
庫車であると断定した場合には、その発信を指令員4に
報知するのではなく、運行管理システム2が音声応答装
置10を駆動する。音声応答装置10は定形のパターン
を列車無線制御装置5に返答する。これによって、乗務
員9との感度チェックを指令員4の介入なしに自動的に
実行することができる。このように音声応答装置10を
使うと、定形業務か否かの判断を運行管理システム2の
持つ豊富な情報で判断することができ、定形業務の自動
化を図ることによって指令員4の負担を軽減することが
できる。
実施形態は、A,B,Cの3路線の運行管理システム2
-1〜2-3を1つのLAN12で結んで大規模な1つの
3路線統合型の運行管理装置を形成する。ここでは、各
路線毎の運行管理システム2および列車無線装置5は、
各々予め決められた路線に対する機能を果しているが、
運行管理操作盤表示装置3−1は、3路線を1セットの
ハードウェアでカバーするケースを示す。また、この運
行管理操作盤表示装置3−1には、A路線、B路線、C
路線の3路線分の在線状況モニタを編集・表示するソフ
トウェアを内蔵している。図4において、A路線の運行
管理システム2−1、B路線の運行管理システム2−
2、C路線の運行管理システム2−3と、列車無線装置
5と、A,B,Cの3路線に対して一個の運行管理操作
盤表示装置3−1を通信手段としてLAN12を介して
接続する。列車無線装置5は、列車無線制御装置5−
1、列車無線制御装置5−2、列車無線制御装置5−3
と列車無線中央制御装置5−4からなる。
管理操作盤表示装置3−1には、3路線分の列車無線操
作に関係するソフトウェアを予め格納し、そして、LA
N12にはそれぞれの運行管理システム2からそれぞれ
の路線の在線情報が流れてくるので、この情報を使って
運行管理操作盤表示装置3−1には任意の路線の運行
(在線)状況モニタ画面を表示する。運行(在線)状況
モニタ画面には、列車No.と列車位置(列車位置によ
って該当の無線の地上局No.がきまる。)が含まれて
いる。指令員4がA路線の列車と通話したい時には、指
令員4は、運行管理操作盤表示装置3−1を使って例え
ばA路線の在線状況モニタ画面を表示させ、その中の任
意の列車を指定すると、運行管理操作盤表示装置3−1
は、運行管理システム2−1のもつA路線の在線情報か
らこれを路線No.、無線地上局No.、列車No.に
変換して伝送路LAN12を経由して列車無線装置5内
の列車無線中央制御装置5−4に送る。列車無線中央制
御装置5−4は、A路線の列車無線制御装置5−1を駆
動し、該当の回線を接続する。指令員4がB路線の列車
と通話したい時には、指令員4は、運行管理操作盤表示
装置3−1を使ってB路線の在線状況モニタ画面を表示
させ、その中の任意の列車を指定すると、運行管理操作
盤表示装置3−1によって路線No.、無線地上局N
o.、列車No.に変換して伝送路LAN12を経由し
て列車無線装置5内の列車無線中央制御装置5−4に送
る。列車無線中央制御装置5−4は、B路線の列車無線
制御装置5−2を駆動し、該当の回線を接続す。指令員
4がC路線の列車と通話したい時も、同様である。
ウェアの運行管理操作盤表示装置3−1に3路線分のソ
フトウェアを格納し、3式の運行管理システム2−1〜
2−3からの情報を受信することにより、1つのハード
ウェアで3路線分の無線通話操作を行うことができる。
また、指令員4が任意の路線の運行(在線)状況モニタ
画面を運行管理操作盤表示装置3−1に表示させること
により、この運行管理操作盤を3路線の列車無線操作盤
としても使うことができる。また、複数の運行管理シス
テムの情報を一個の運行管理操作盤表示装置3−1すな
わち一箇所に集めて統合した設備とするので、設備とし
ての省力化、省スペース化が最大限に発揮され、より効
化的に作用する。
線の運行管理システムに対して一個の運行管理操作盤表
示装置3−1を設けることとしたが、本発明は、多数の
路線の運行管理システムが存在する場合には、複数の運
行管理操作盤表示装置を設けてもよい。
発明を指令電話装置13に適用した応用例を示す。指令
電話装置13は、指令員4が列車運行業務にかかわる関
係者との間で会話をするために設備された電話網を指
す。図5において、A路線の運行管理システム2−1、
B路線の運行管理システム2−2、C路線の運行管理シ
ステム2−3と、指令電話装置13と、A,B,Cの3
路線に対して一個の運行管理操作盤表示装置3−1を通
信手段としてLAN12を介して接続する。指令電話装
置13は、A路線指令電話制御装置13−1、B路線指
令電話制御装置13−2、C路線指令電話制御装置13
−3および指令電話中央制御装置13−4からなる。指
令員4が今B路線の列車9が進入しようとしているX駅
の駅務員と指令電話を使って会話の必要が生じたとす
る。この時、指令員4は、運行管理操作盤表示装置3−
1にB路線の運行管理システム2−2から送られてきて
いるX駅近辺の運行(在線)状況モニタ画面の表示に加
えて、予め運行管理操作盤表示装置3−1に記憶させて
あるB路線X駅近辺の指令電話の配置系統図を合成した
画面を表示させる。指令員4は、この画面上で列車9の
接近を確認しながら、該当のX駅電話13−6をマウス
やタッチパネルなどの手段によって選択指定する。運行
管理操作盤表示装置3−1は、選択指定された画面上の
X座標、Y座標の位置から電話番号に変換してそれを指
令電話中央制御装置13−4に送信し、これを受けて指
令電話装置13内のB路線指令電話制御装置13−2に
よって指令員電話13−5とX駅電話13−6の回線を
接続し、両者間で通話が可能となる。なお、Y駅電話1
3−7、Z駅電話13−8、乗務区電話13−9、検車
区電話13−10の回線接続についても同様である。こ
れによって、指令員4は、関係する列車9の動きを確認
しながら、簡単な操作で確実に所望の関係者との電話接
続操作ができることとなる。
発明を遠隔監視テレビ装置14に適用した応用例を示
す。遠隔監視テレビ装置14は、駅やホームに設置され
た監視カメラ14−6〜14−10が撮影している現場
の映像を指令所に設置された遠隔監視モニタ装置14−
5に表示して指令員4に提供するものである。通常は監
視カメラの数が多く、それに比べてモニタ装置の数が少
ないので、指令員4はどこの監視カメラの映像をどのモ
ニタ装置に表示するのかを指示する必要がある。図6に
おいて、A路線の運行管理システム2−1、B路線の運
行管理システム2−2、C路線の運行管理システム2−
3と、遠隔監視装置14と、A,B,Cの3路線に対し
て一個の運行管理操作盤表示装置3−1を通信手段とし
てLAN12を介して接続する。遠隔監視装置14は、
A路線遠隔監視制御装置14−1、B路線遠隔監視制御
装置14−2、C路線遠隔監視制御装置14−3および
遠隔監視中央制御装置14−4からなる。指令員4が今
列車9が接近しているX駅の1番線ホームの監視カメラ
14−6の映像を指令所の遠隔監視モニタ装置14−5
のNo.1の個所に表示させたいと考えた場合、指令員
4は運行管理操作盤表示装置3−1にB路線の運行管理
システム2−2から送られてきているB路線の運行(在
線)状況モニタ画面の表示に加えて、予め運行管理操作
盤表示装置3−1に記憶させてあるB路線の監視カメラ
の配置系統図と遠隔監視モニタ装置14−5のモニタ装
置No.を合成した画面を表示させる。指令員4は、こ
の画面上で列車9の動きを確認しながら、該当のX駅1
番線ホーム監視カメラ14−6と遠隔監視モニタ装置1
4−5のNo.1をマウスやタッチパネルなどの手段に
よって選択指定する。運行管理操作盤表示装置3−1
は、指定された画面上のX座標、Y座標の位置から該当
のカメラNo.とモニタNo.に変換してそれを遠隔監
視中央制御装置14−4に送信し、これを受けて遠隔監
視装置14内のB路線遠隔監視制御装置14−2によっ
てX駅1番線ホーム監視カメラ14−6の映像を遠隔監
視モニタ装置14−5のNo.1に表示させる。なお、
X駅2番線ホーム監視カメラ14−7、X駅コンコース
監視カメラ14−8、Y駅監視カメラ14−9、Z駅監
視カメラ14−10の映像表示についても同様である。
これによって、指令員4は、関係する列車9の動きを確
認しながら、簡単な操作で間違いなく、遠隔監視テレビ
装置の接続操作を行うことが可能となる。
発明を旅客案内放送装置15に適用した応用例を示す。
旅客案内放送装置15は、駅のホームやコンコースに設
置された旅客案内用の放送装置であり、ホームでの列車
の接近案内放送や出発案内放送がこれに当たり、その内
容とタイミングは運行管理システムから制御されている
ケースもあり、列車の運行管理の一翼を担っている。指
令員4は、列車の運行とともにその旅客案内放送がタイ
ミング良く正常に出力されているか否かを知り、場合に
よっては指令所の案内放送マイク15−5を使って直接
ホームに案内放送を流すこともある。図7において、A
路線の運行管理システム2−1、B路線の運行管理シス
テム2−2、C路線の運行管理システム2−3と、旅客
案内放送装置15と、A,B,Cの3路線に対して一個
の運行管理操作盤表示装置3−1を通信手段としてLA
N12を介して接続する。旅客案内放送装置15は、A
路線旅客案内放送制御装置15−1、B路線旅客案内放
送制御装置15−2、C路線旅客案内放送制御装置15
−3および旅客案内放送中央制御装置15−4からな
る。指令員4が今列車9が進入しようとしているB路線
のV駅の案内放送が正常に出力されていることを確認す
るために、V駅のホームに流れている放送文と同じもの
を旅客案内放送設備15を介して指令所の案内放送モニ
タスピーカ15−6で聞こうとした場合、指令員4はV
駅放送設備15−7を指定する必要がある。その時、指
令員4は、運行管理操作盤表示装置3−1にB路線の運
行管理システム2−2から送られてきているB路線の運
行(在線)状況モニタ画面の表示に加えて、予め運行管
理操作盤表示装置3−1に記憶させてあるB路線の放送
設備の配置系統図を合成した画面を表示させる。指令員
4は、この画面上で列車9の動きを確認しながら、該当
のV駅の放送設備15−7をマウスやタッチパネルなど
の手段によって選択指定する。運行管理操作盤表示装置
3−1は、指定された画面上のX座標、Y座標の位置か
ら該当の放送設備No.に変換してそれを案内放送中央
制御装置15−4に送信し、これを受けて旅客案内放送
装置15内のB路線旅客案内放送制御装置15−2によ
ってV駅に流れる放送文を指令所の案内放送モニタスピ
ーカ15−6にも同時に流す。なお、W駅放送設備15
−8、X駅放送設備15−9、Y駅放送設備15−1
0、Z駅放送設備15−11の放送についても同様であ
る。これによって、指令員4は、列車9の接近による接
近案内放送のモニタ操作を簡単にかつ確実に行うことが
できる。
運行管理システムの有する移動体の追跡情報や予め記憶
されている運行計画ダイヤ情報を使って通話者である指
令員の移動体へのアクセス操作を簡便化し、移動体乗務
員と通話者を結ぶ回線を容易に形成することができる。
また、移動体通話設備の操作盤を運行管理システム操作
盤と一体化し、運行管理システムの有する情報によって
移動体No.(列車番号)や該当する無線地上局No.
を割り出し、移動体との通話回線を接続することによ
り、従来並設されていた移動体無線専用の操作盤は不用
となり、操作盤設置の省スペース化と省コスト化を図る
ことができる。さらに、多数の運行管理システムの情報
を一個または複数の運行管理操作盤表示装置すなわち一
箇所または数箇所に集めて統合した設備とするので、設
備としての省力化、省スペース化を図ることができる。
また、運行管理システムと移動体無線制御装置を結んで
移動体無線制御装置を運行管理システムの有する情報に
よってコントロールすることから、指令員が移動体の位
置探索などに費やす負担を軽減することができる。ま
た、運行管理システムと列車無線制御装置の間に音声応
答装置を設けることにより、感度チェックなどの定形業
務の自動化を図ることができ、指令員の負担を軽減する
ことができる。また、本発明を指令電話装置に適用する
ことにより、指令員は、関係する移動体の動きを確認し
ながら、簡単な操作で確実に所望の関係者との電話接続
操作を行うことができる。また、本発明を遠隔監視装置
に適用することにより、指令員は、関係する移動体の動
きを確認しながら、簡単な操作で間違いなく、遠隔監視
テレビ装置の接続操作を行うことが可能となる。また、
本発明を旅客案内放送装置に適用することにより、指令
員は、移動体の接近による接近案内放送のモニタ操作を
簡単にかつ確実に行うことができる。
在線状況モニタ画面の例
行管理装置の構成図
話装置に適用した応用例
視テレビ装置に適用した応用例
内放送装置に適用した応用例
作盤表示装置、4…指令員、5…列車無線制御装置、6
…列車無線操作盤、7…無線地上局、8…無線用アンテ
ナ、9…移動体(列車)、10…音声応答装置、11…
乗務員、12…LAN、13…指令電話装置、14…遠
隔監視装置、15…旅客案内放送装置
Claims (7)
- 【請求項1】 移動体の在線情報を周期的に取り込み、
移動体の追跡情報および予め記憶されている運行計画ダ
イヤ情報を使って移動体を追跡し、その存在位置を時々
刻々把握する運行管理システムと、前記システムからの
情報を在線状況モニタ画面に編集し、表示する運行管理
操作盤表示装置と、前記モニタ画面上の任意の移動体を
指定すると、該当の地上局を起動し、そこに在線してい
る移動体との回線をつなげる移動体無線制御装置とを備
え、前記モニタ画面上の移動体を指定することによって
当該移動体との通話回線を形成することを特徴とする運
行管理装置。 - 【請求項2】 請求項1において、在線している任意の
移動体から発信すると、該当の地上局を起動し、前記発
信情報を前記移動体無線制御装置に送信し、前記移動体
無線制御装置は前記発信情報を前記運行管理システムの
在線位置情報を参照して該当移動体を特定し、前記運行
管理操作盤表示装置の在線状況モニタ画面上の該移動体
を指定表示することを特徴とする運行管理装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、音声
応答装置を設け、通常の運行状態にない移動体からの発
信信号を前記移動体無線制御装置が受けたとき、前記運
行管理システムに転送し、前記運行計画ダイヤ情報と照
合して通常の運行状態にない移動体であると断定した場
合、前記運行管理システムが前記音声応答装置を駆動し
て定形のパターンを前記移動体無線制御装置に返答する
ことを特徴とする運行管理装置。 - 【請求項4】 移動体の在線情報を周期的に取り込み、
移動体の追跡情報および予め記憶されている運行計画ダ
イヤ情報を使って移動体を追跡し、その存在位置を時々
刻々把握する複数路線を運行管理するそれぞれの運行管
理システムと、前記システムからの情報を運行状況モニ
タ画面に編集し、表示する1個または複数個の運行管理
操作盤表示装置と、前記モニタ画面上の任意の移動体を
指定すると、該当の地上局を起動し、そこに在線してい
る移動体との回線をつなげる移動体無線装置とを備え、
前記モニタ画面上の移動体を指定することによって当該
移動体との通話回線を形成することを特徴とする運行管
理装置。 - 【請求項5】 移動体の在線情報を周期的に取り込み、
移動体の追跡情報および予め記憶されている運行計画ダ
イヤ情報を使って移動体を追跡し、その存在位置を時々
刻々把握する複数路線を運行管理するそれぞれの運行管
理システムと、前記システムからの情報を運行状況モニ
タ画面に編集するとともに、予め記憶している指令電話
系統図を合成した画面を表示する1個または複数個の運
行管理操作盤表示装置と、前記モニタ画面上の任意の移
動体の接近を確認しながら、該当の電話を指定すると、
該当の路線指令電話制御装置を起動し、該当の電話との
回線をつなげる指令電話装置とを備え、前記モニタ画面
上の指令電話を指定することによって当該電話との通話
回線を形成することを特徴とする運行管理装置。 - 【請求項6】 移動体の在線情報を周期的に取り込み、
移動体の追跡情報および予め記憶されている運行計画ダ
イヤ情報を使って移動体を追跡し、その存在位置を時々
刻々把握する複数路線を運行管理するそれぞれの運行管
理システムと、前記システムからの情報を運行状況モニ
タ画面に編集するとともに、予め記憶している遠隔監視
系統図を合成した画面を表示する1個または複数個の運
行管理操作盤表示装置と、前記モニタ画面上の任意の移
動体の接近を確認しながら、該当の監視手段を指定する
と、該当の遠隔監視制御装置を起動し、該当の監視手段
との回線をつなげる遠隔監視装置とを備え、前記モニタ
画面上の監視手段を指定することによって当該監視手段
と遠隔監視モニタ装置の回線を形成することを特徴とす
る運行管理装置。 - 【請求項7】 移動体の在線情報を周期的に取り込み、
移動体の追跡情報および予め記憶されている運行計画ダ
イヤ情報を使って移動体を追跡し、その存在位置を時々
刻々把握する複数路線を運行管理するそれぞれの運行管
理システムと、前記システムからの情報を運行状況モニ
タ画面に編集するとともに、予め記憶している旅客案内
放送系統図を合成した画面を表示する1個または複数個
の運行管理操作盤表示装置と、前記モニタ画面上の任意
の移動体の接近を確認しながら、該当の放送設備を指定
すると、該当の路線旅客案内放送制御装置を起動し、該
当の放送設備との回線をつなげる旅客案内放送装置とを
備え、前記モニタ画面上の放送設備を指定することによ
って当該放送設備と案内放送マイクおよびモニタスピー
カの回線を形成することを特徴とする運行管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000248449A JP3840635B2 (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 運行管理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000248449A JP3840635B2 (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 運行管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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