JP2002059584A - 露光手段の光量補正方法および画像形成装置 - Google Patents

露光手段の光量補正方法および画像形成装置

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JP2002059584A JP2000251847A JP2000251847A JP2002059584A JP 2002059584 A JP2002059584 A JP 2002059584A JP 2000251847 A JP2000251847 A JP 2000251847A JP 2000251847 A JP2000251847 A JP 2000251847A JP 2002059584 A JP2002059584 A JP 2002059584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置に搭載した際に、光量むらが生
じない高精度な光量補正を行うことができる露光手段の
光量補正方法、および濃度むらのない良好な画像を得る
ことができる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 LED制御部25に、LEDアレイ28
の光量補正を行うために、LEDアレイ28の全素子の
うち1つのみを点灯させるパターンと全素子を点灯させ
るパターンとについて各素子ごとの光量を測定する光量
測定部31と、測定された光量データに基づきLEDア
レイ28の光量分布の変化率を算出する変化率算出部3
4と、測定された光量データと算出された光量分布の変
化率とに基づきLEDアレイ28の各素子ごとの補正値
を決定する補正値決定部37を設けた。そして、補正値
決定部37において、光量測定部31で測定された光量
データの他に、変化率算出部34で算出された変化率を
も考慮して補正値を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
プリンタ等に搭載されている個体走査型の露光手段の光
量補正方法、および個体走査型の露光手段を備える画像
形成装置に関する。さらに詳細には、露光手段の光量補
正を高精度に行うことができる露光手段の光量補正方
法、および濃度むらのない良好な画像を得ることができ
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】個体走査型の露光手段を備えた画像形成
装置では、露光手段において各発光素子の光量がばらつ
くような事態(このような事態を、以下「光量むら」と
いう)を発生させないことが必要である。各発光素子の
光量がばらつくと、出力画像に濃度むらが発生するから
である。このため、この種の画像形成装置では、露光手
段に備わる全発光素子の光量を等しくするために、各発
光素子ごとに光量補正を行うようになっている。なお、
露光手段において光量むらが発生する原因は、各発光素
子自体の光量が異なることや、各発光素子の発光特性が
異なること等が挙げられる。
【0003】そして、露光手段における光量むらの発生
を防止するための光量補正方法として、1つ1つの発光
素子を点灯させてそれぞれの発光素子の光量を測定し、
その測定値と基準値とから補正値を算出するものが広く
用いられている。例えば、その代表的なものとして、特
開平10−181081号公報に開示されたものが挙げ
られる。これは、各LED素子(発光素子)の光量を測
定し、各LED素子の光量に基づいて、所定のLED素
子間で値を異ならせて補正目標値を設定し、各LED素
子の光量と、この光量に対応する補正目標値との差に基
づいて補正値を計算する方法である。この方法では、各
LED素子の光量に基づいて、所定のLED素子間で値
が変化する補正目標値が計算される。そして、各LED
素子の光量と、この光量に対応する補正目標値との差に
基づいて補正値が算出され、算出された補正値によって
光量補正が行われる。このため、露光手段における光量
の変化率を小さくすることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−181081号公報に記載されているものを含み
従来の露光手段の光量補正方法では、露光手段を画像形
成装置に搭載した状態における露光手段の光量むらの発
生を防止することができないという問題があった。この
ため、露光手段の光量むらが原因となって出力画像に濃
度むらが発生するという問題があった。これは、露光手
段の光量補正が、各発光素子を1つ1つ点灯させたとき
の光量に基づき行われるからである。すなわち、補正値
を算出するために行われる光量測定時の発光パターン
が、実際の印字時における発光パターンと全く異なるた
めに、露光手段内部の駆動ICの発熱温度によって露光
手段における光量分布が変化するからである。
【0005】また、露光手段を画像形成装置に搭載する
際にフォーカス位置が僅かにずれてしまい、露光手段に
おける光量分布が変化する場合もあった。このような場
合、光量補正が正常に行われなくなるために光量むらが
生じてしまい、出力画像に濃度むらが発生していた。
【0006】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、画像形成装置に搭載した
際に、光量むらが生じない高精度な光量補正を行うこと
ができる露光手段の光量補正方法、および濃度むらのな
い良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めになされた本発明に係る露光手段の光量補正方法によ
れば、複数の発光素子を備える露光手段の光量補正方法
であって、露光手段を複数の発光パターンで発光させ、
各発光パターンについて各発光素子ごとに光量を測定
し、それらの測定された光量測定データを各発光素子ご
とに混合して、各発光素子に対する補正量を算出するこ
とを特徴とする
【0008】この光量補正方法では、まず、複数の発光
素子を備える露光手段を複数の発光パターンで発光さ
せ、各発光パターンについて各発光素子ごとの光量を測
定する。つまり、光量測定のデータ数は、発光素子の数
と発光パターンとの積となる。そして、測定された複数
の光量測定データを混合して各発光素子ごとに補正値を
算出する。ここで、データの混合とは、複数のデータを
用いて、ある種の関数に従って1つのデータを得ること
をいう。例えば、その1つの例として、重み付け平均値
の算出を挙げることができる。このように、複数の測定
データを混合して補正値を算出することにより、光量補
正の精度を向上させることができる。なお、光量測定デ
ータの代わりに、光量測定データから補正データ(仮の
補正値)を算出して、その補正データを用いて補正値を
算出することもできる。
【0009】ここで、複数の発光パターンには、露光手
段に備わる全発光素子のうち1つのみを点灯させるパタ
ーンと全発光素子のすべてを点灯させるパターンとが含
まれることが好ましい。すなわち、露光手段に備わる発
光素子数を「n」とすると、露光手段を各発光素子ごと
にn回発光させて、さらに全発光素子を同時に1回発光
させる必要がある。従って、「n+1」個の発光パター
ンが最低限必要となる。このように、露光手段に備わる
全発光素子を全部点灯した状態で各素子の光量を測定
し、その測定データを補正値の算出に用いることによ
り、実際の印字時に近い状態において光量補正を行うこ
とができるからである。従って、露光手段を画像形成装
置に搭載した際にも、露光手段における光量むらの発生
が防止されるため、出力画像の濃度むらの発生も防止さ
れる。
【0010】なお、「全発光素子のすべてを点灯させる
パターン」には、全素子をすべて点灯させる場合の他、
注目素子の光量測定に影響を与える近隣の素子だけを点
灯させる場合や、1素子ごとに交互に点灯させる場合等
も含まれる。
【0011】また、本発明に係る露光手段の光量補正方
法においては、各発光パターンについて各発光素子ごと
に測定された光量測定データを混合する際の混合比率を
変化させ、各発光素子に対する補正値を複数算出して、
露光手段の動作状況に基づき、それらの補正値の中から
新しい補正値を選択し決定することも好ましい。
【0012】このように混合比率を変化させることによ
り、複数の補正値を算出することができる。そして、そ
れらの補正値の中から露光手段の動作状況に適合した補
正値を選択することにより、様々な状況変化に対応した
光量補正を行うことができるからである。すなわち、よ
り高精度な光量補正を行うことができるのである。
【0013】上記問題点を解決するためになされた本発
明に係る画像形成装置によれば、複数の発光素子を備え
る露光手段を有し、画像データに基づき当該露光手段を
オンオフ制御することにより像担持体上に画像を形成す
る画像形成装置であって、露光手段を複数の発光パター
ンで発光させ、各発光パターンについて各発光素子ごと
に光量を測定する光量測定手段と、光量測定手段で測定
された光量測定データから光量分布の変化率を算出する
変化率算出手段と、光量測定手段で測定された光量測定
データと変化率算出手段で算出された変化率とに基づ
き、露光手段に備わる各発光素子に対する補正値を決定
する補正値決定手段と、を有することを特徴とする。
【0014】この画像形成装置は、複数の発光素子を備
える露光手段を有している。そして、画像データに基づ
き露光手段をオンオフ制御することにより像担持体上に
画像を形成する。ここで、この画像形成装置では良好な
出力画像を得るために、露光手段の光量補正が行われ
る。まず、光量測定手段により、露光手段の複数の発光
パターンに対する各発光素子の光量が測定される。
【0015】具体的には、光量測定手段において、露光
手段に備わる全発光素子のうち1つのみを点灯させるパ
ターンと全発光素子のすべてを点灯させるパターンとに
ついて、それぞれ各発光素子の光量が測定される。
【0016】次いで、変化率算出手段により、光量測定
手段で測定された光量測定データから光量分布の変化率
が算出される。ここで、光量分布の変化率とは、例え
ば、露光手段に備わる全発光素子をすべて点灯させた状
態における注目素子の光量と注目素子のみを点灯させた
状態における注目素子の光量との差、あるいは全発光素
子をすべて点灯させた状態における注目素子の光量と注
目素子のみを点灯させた状態における注目素子の光量と
の比率などである。続いて、補正値決定手段により、光
量測定手段で測定された光量測定データと変化率算出手
段で算出された光量分布の変化率とに基づき、露光手段
における各発光素子ごとの補正値が決定される。そし
て、この補正値に基づいて、露光手段の光量補正が行わ
れる。
【0017】このように補正値決定手段で決定された補
正値は、光量測定手段で測定された光量測定データの他
に、変化率算出手段で算出された光量分布の変化率をも
考慮して算出されたものである。従って、光量補正の精
度が向上する。その結果、露光手段における光量むらの
発生が防止され、濃度むらのない良好な画像が形成され
る。
【0018】また、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、複数の発光素子を備える露光手段を有し、画像デー
タに基づき当該露光手段をオンオフ制御することにより
像担持体上に画像を形成する画像形成装置であって、露
光手段を複数の発光パターンで発光させ、各発光パター
ンについて各発光素子ごとに光量を測定する光量測定手
段と、光量測定手段で測定された光量測定データから各
発光素子に対し複数の補正値を算出する補正値算出手段
と、補正値算出手段により算出された複数の補正値の中
から最適な補正値を選択して、各発光素子に対する新し
い補正値を決定する補正値選択手段と、を有することを
特徴とする。
【0019】この画像形成装置も、複数の発光素子を備
える露光手段を有している。そして、画像データに基づ
き露光手段をオンオフ制御することにより像担持体上に
画像を形成する。また、この画像形成装置でも、良好な
出力画像を得るために、露光手段の光量補正が行われ
る。まず、光量測定手段により、露光手段の複数の発光
パターンに対する各発光素子の光量が測定される。次い
で、補正値算出手段により、光量測定手段で測定された
光量測定データから各発光パターンごとに各発光素子に
対する補正値が複数算出される。
【0020】そして、補正値選択手段により、補正値算
出手段により算出された複数の補正値の中から、各発光
素子ごとに補正値が選択されて新しい補正値が決定され
る。このように複数の補正値の中から最適な補正値を選
択することにより、光量補正の精度を向上させることが
できる。
【0021】さらに、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、複数の発光素子を備える露光手段を有し、画像デー
タに基づき当該露光手段をオンオフ制御することにより
像担持体上に画像を形成する画像形成装置であって、露
光手段を複数の発光パターンで発光させ、各発光パター
ンについて各発光素子ごとに光量を測定する光量測定手
段と、光量測定手段で測定された光量測定データから各
発光素子に対し複数の補正値を算出する補正値算出手段
と、補正値算出手段により算出された複数の補正値を混
合して、各発光素子に対する新しい補正値を決定する補
正値決定手段と、を有することを特徴とする。
【0022】この画像形成装置も、複数の発光素子を備
える露光手段を有している。そして、画像データに基づ
き露光手段をオンオフ制御することにより像担持体上に
画像を形成する。また、この画像形成装置でも、良好な
出力画像を得るために、露光手段の光量補正が行われ
る。
【0023】まず、光量測定手段により、露光手段の複
数の発光パターンに対する各発光素子の光量が測定され
る。次いで、補正値算出手段により、光量測定手段で測
定された光量測定データから各発光パターンごとに各発
光素子に対する補正値が算出される。そして、補正値決
定手段により、各発光パターンごとに補正値算出手段で
算出された複数の補正値が混合され、各発光素子に対す
る新しい補正値が決定される。
【0024】このように、複数の補正値が混合されて新
たな補正値が算出されるため、光量補正の精度が向上す
る。なお、光量測定データから補正値(仮の補正値)を
算出することなく、光量測定データを混合して新しい補
正値を算出することもできる。
【0025】本発明に係る画像形成装置においては、補
正値算出手段により算出された複数の補正値を各発光素
子ごとに混合する際の混合比率を複数記憶している混合
比記憶手段を有し、補正値決定手段は、混合比記憶手段
に記憶された複数の混合比率の中から最適なものを選択
し、その選択した混合比率によって補正値算出手段によ
り算出された複数の補正値を混合して、各発光素子に対
する新しい補正値を決定することも好ましい。
【0026】この画像処理装置は、補正値算出手段によ
り算出された複数の補正値を各発光素子ごとに混合する
際の混合比率を複数記憶している混合比記憶手段を有し
ている。そして、補正値決定手段により、混合比記憶手
段に記憶された複数の混合比率の中から最適なものが選
択され、その選択された混合比率によって補正値算出手
段により算出された複数の補正値が混合されて、各発光
素子に対する新しい補正値が算出される。すなわち、様
々な状況変化に対応した混合比率に基づいて複数の補正
値が混合され、新たな補正値が決定される。従って、こ
の画像形成装置によれば、様々な状況変化に対応した光
量補正を行うことができるため、濃度むらのない良好な
画像が形成される。
【0027】また、本発明に係る画像形成装置において
は、光量測定手段は、各発光パターンについて各発光素
子ごとに異なるフォーカス位置で光量を測定することも
好ましい。ここで、「異なるフォーカス位置」とは、露
光手段の長手方向に直交する方向に意図的にずらした複
数の測定位置を意味する。
【0028】この画像処理装置では、各発光パターンに
ついて、各発光素子ごとに複数のフォーカス位置で光量
の測定が行われる。このため、光量測定手段により測定
される各発光素子ごとの光量測定データがより多くな
る。これに伴い、補正値算出手段で算出される補正値も
より多く算出される。これにより、補正値選択手段によ
る補正値の選択の対象が広がる。あるいは、補正値決定
手段による補正値の混合対象が多くなる。従って、より
多くの光量測定データを用いて、新たな補正値が決定さ
れる。これにより、より高精度な光量補正を行うことが
できる。また、露光手段のフォーカス位置がずれた場合
であっても、正確に光量補正を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る露光手段の光
量補正方法および画像形成装置を具体化した実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。以下の実施の形
態では、フルカラーコピー機に本発明を適用した場合に
ついて説明する。
【0030】(第1の実施の形態)まず、コピー機の概
略を説明する。第1の実施の形態に係るコピー機1は、
図1に示すように、4色それぞれの画像形成ステーショ
ン2C,2M,2Y,2Kを備えたタンデム式のフルカ
ラーコピー機である。そして、各画像形成ステーション
2C,2M,2Y,2Kには、露光手段である各LED
ヘッド5C,5M,5Y,5Kとが備わっている。この
各画像形成ステーション2C,2M,2Y,2Kには、
コントローラ4を介して、CCD3から出力された画像
データやその他の信号が入力されるようになっている。
これにより、各画像形成ステーション2C,2M,2
Y,2Kは、それぞれ当該色のトナー像を作成するので
ある。各色のトナー像は、図1中矢印Aの向きに回転す
る転写ベルト6上に順次転写されて重ね合わせられる。
【0031】そして、これと同期して用紙カセットから
1枚の印刷用紙が取り出され、搬送ローラ7を経て転写
ローラ8と転写ベルト6とのニップ部へ送られる。そこ
で重ね合わせトナー画像は、転写ベルト6から印刷用紙
上へ転写される。重ね合わせトナー画像を受け取った印
刷用紙は、ベルト定着方式の定着装置9を経由して排紙
トレイ10上に排出されるのである。定着装置9では、
重ね合わせトナー画像が加熱により溶融され、また加熱
されて印刷用紙上にフルカラー画像として定着される。
【0032】ここで、コントローラ4は、CCD3から
出力された画像信号の処理を行うものである。また、L
EDヘッド5C,5M,5Y,5K(以下の説明では、
色符号C,M,Y,Kは省略する)は、各画像形成ステ
ーションの感光体ドラム上に静電潜像を書き込むもので
ある。そこで、コントローラ4およびLEDヘッド5の
概略構成について図2を用いて説明する。
【0033】コントローラ4には、A/D変換部11
と、シェーディング補正部12と、外部I/F13と、
LOG変換部14と、HVC変換部15と、UCR処理
部16と、BP処理部17と、色補正部18と、ガンマ
補正・印字位置制御部19と、ドライバ部20とが備わ
っている。
【0034】A/D変換部11は、CCD3から出力さ
れるアナログ信号をデジタル信号に変換するものであ
る。シェーディング補正部12は、CCD3から出力さ
れた信号に対してシェーディング補正(CCD3の画素
ごとの感度ばらつきの補正および照明むらの補正)を行
うものである。LOG変換部14は、CCD3で得られ
た輝度に比例するRGB信号を、記録濃度信号C,M,
Yに変換するものである。UCR処理部16は、C,
M,Y信号中のグレイ成分を分離する下色除去処理を行
うものである。BP処理部17は、黒色記録信号Kを生
成するものである。色補正部18は、実際に用いるトナ
ーの分光特性や記録プロセスを考慮して所望の色で記録
が可能な記録信号を生成するものである。ガンマ補正・
印字位置制御部19は、色補正された記録信号に対して
記録濃度をより線形に近づけるための信号変換(ガンマ
補正)、および印字位置に関する制御を行うものであ
る。
【0035】このコントローラ4には、コピー機1を統
括制御するCPU26が接続されている。従って、コン
トローラ4もCPU26によって制御されるようになっ
ている。このCPU26には、コピー機1に対する指令
を入力するための操作パネル27が接続されている。す
なわち、オペレータは操作パネル27からコピー機1に
対して各種の命令を与えることができるようになってい
る。
【0036】一方、LEDヘッド5には、LED制御部
25とLEDアレイ28とが備わっている。そして、L
ED制御部25によってLEDアレイ28の動作が制御
されるようになっている。そして、LED制御部25
は、CPU26およびコントローラ4のドライバ部20
に接続されている。ここで、CPU26は、請求項にい
う「混合比記憶手段」の役割も担っている。すなわち、
CPU26は、コピー機1の統括制御を行う他、LED
アレイ28の光量補正における補正値算出の際に用いる
混合比率を予め記憶している。
【0037】ここで、LED制御部25の概略構成につ
いて図3を用いて説明する。このLED制御部25に
は、LEDアレイ28の光量補正を行うために、光量測
定部31と、補正データ算出部32と、第1平滑化処理
部33と、変化率算出部34と、第2平滑化処理部35
と、変調処理部36と、補正値決定部37と、変化率平
均算出部38と、スパイク成分除去部39とが備わって
いる。
【0038】光量測定部31は、LEDアレイ28を複
数の発光パターンで発光させて、各発光パターンについ
て各素子ごとの光量を測定するものである。本実施の形
態では、光量測定部31にて、注目素子のみを点灯した
場合における注目素子の光量と、全素子を点灯させた場
合における注目素子の光量をそれぞれ測定するようにな
っている。
【0039】補正データ算出部32は、補正データ(仮
の補正値)を算出するものである。具体的には、光量測
定部31により測定された光量データとLEDアレイ2
8における平均光量とに基づき、補正データが次式によ
り算出される。 (100×(平均光量/光量データ)−100)/(傾き) ここで、「傾き」は、各素子の光量データから算出され
る光量補正近似式(直線)の傾きであり固有値である。
【0040】第1平滑化処理部33および第2平滑化処
理部35は、それぞれに入力される信号に対して平滑化
処理(注目素子±10素子分)を施すものである。また、
変化率算出部34は、光量分布の変化率を算出するもの
である。具体的には、注目素子について注目素子のみを
点灯させた場合の光量と全素子を点灯させた場合の光量
との差分が算出される。なお、差分の代わりに、注目素
子について注目素子のみを点灯させた場合の光量と全素
子を点灯させた場合の光量との比率を求めても良い。
【0041】変調処理部36は、変化率算出部34で算
出された変化率に対して変調処理を施すものである。具
体的には、第2平滑化処理部35の出力をL2、変化率
平均算出部38の出力をLavとすると、次式による変調
処理が施される。 (L2−Lav)×(変調率)+Lav
【0042】補正値決定部37は、LEDアレイ28の
各素子ごとに対する新たな補正値を算出するものであ
る。具体的には、スパイク成分除去部39の出力(H)
と変調処理部36の出力(L)とを加算することによ
り、新たな補正値が算出される。なお、スパイク成分除
去部39では、注目素子のみを点灯した場合の光量デー
タから算出された補正データに対して、注目素子±6素
子の微分値によるフィルタ処理が行われるようになって
いる。
【0043】続いて、上記した構成を有するコピー機1
におけるLEDアレイ28の光量補正の方法について説
明する。新たな補正値を取得する必要が生じた場合に
は、CPU26からLED制御部25に対して補正値算
出命令が出力される。そうすると、光量測定部31によ
りLEDアレイ28の各素子について、1素子のみを点
灯させた場合と全素子を点灯させた場合とにおけるそれ
ぞれの光量が測定される。その測定結果の一例(補正デ
ータ「32」の場合)を図4に示す。
【0044】次いで、補正データ算出部32により、光
量測定部31により測定された光量データに基づき、L
EDアレイ28の各素子についての補正データが算出さ
れる。すなわち、LEDアレイ28の各素子の光量デー
タから光量補正近似式を算出し、全素子の平均光量にな
るような補正データが各素子ごとに算出されるのであ
る。具体的には、図5に示すように、光量をΔy下げる
のに必要なΔxが各素子ごとに算出される。つまり、こ
こで算出されたΔxが補正データとなる。なお、図5中
に示す実線は光量変化近似式を表し、破線は全素子の平
均光量を表すものである。
【0045】このようにして算出された補正データは、
第1平滑化処理部33に入力され平滑化処理が施され
る。また、補正データ算出部32で算出された補正デー
タのうち、1素子点灯時の光量データから算出された補
正データについては、第1平滑化処理部33に入力され
るとともに、スパイク成分除去部39にも入力される。
そして、スパイク成分除去部39に入力された補正デー
タは、フィルタ処理が施されてスパイク成分が除去され
る。スパイク成分が除去された補正データは、補正値決
定部37に入力される。
【0046】一方、第1平滑化処理部33による平滑化
処理が施された補正データは、変化率算出部34に入力
される。そして、1素子点灯時の光量データと全素子点
灯時の光量データとの差分が算出される。その算出結果
(変化率データ)を図6に示す。この変化率データは、
第2平滑化処理部35と変化率平均算出部38とにそれ
ぞれ入力される。第2平滑化処理部35に入力された変
化率データは、平滑化処理が施された後、変調処理部3
6に入力される。一方、変化率平均算出部38では、入
力された変化率データから変化率平均が算出されて、こ
れが変調処理部36に入力される。つまり、変調処理部
36には、平滑化処理が施された変化率データ(L2)
と変化率平均(Lav)とが入力されることになる。
【0047】その後、変調処理部36では、変化率デー
タ(L2)に対して変化率平均(Lav)を用いた変調処
理が施され、その処理結果が補正値決定部37に入力さ
れる。そして、補正値決定部37では、変調処理部36
からの出力(L)とスパイク成分除去部39からの出力
(H)とが加算され、新たな補正値が算出される。新た
な補正値の算出結果の一例(補正データ「32」の場
合)を図7に示す。なお、図7に示す実線が新たな補正
値であり、破線が補正前の補正値(つまり従来の補正
値)である。
【0048】ここで、図7と図4とを比較すると、デー
タの形状がほぼ線対称(横軸が中心線)になっているこ
とがわかる。従って、図7に実線で示す新たな補正値を
用いてLEDアレイ28の光量補正を行うことにより、
LEDアレイ28の全素子の光量がほぼ等しくなる。す
なわち、LEDアレイ28における光量分布がほぼ一定
になり、光量むらの発生が抑制される。これに対して、
図7に破線で示す従来の補正値を用いてLEDアレイ2
8の光量補正を行っても、LEDアレイ28の全素子の
光量がほぼ等しくなることはない。すなわち、本実施の
形態に係るコピー機1では、LEDアレイ28に対する
光量補正が精度良く行われているのである。このように
LEDアレイ28に対する高精度な光量補正が行われる
ことにより、LEDアレイ28に光量むらが発生しな
い。従って、コピー機1においては、濃度むらのない良
好な画像が出力される。
【0049】以上、詳細に説明したように第1の実施の
形態に係るコピー機1によれば、LEDアレイ28の光
量補正を行うために、LEDアレイ28の全素子のうち
1つのみを点灯させるパターンと全素子を点灯させるパ
ターンとについて各素子ごとの光量を測定する光量測定
部31と、光量測定部31で測定された光量データに基
づきLEDアレイ28の光量分布の変化率を算出する変
化率算出部34と、光量測定部31で測定された光量デ
ータと変化率算出部34で算出された光量分布の変化率
とに基づき、LEDアレイ28の各素子ごとの補正値を
決定する補正値決定部37等とが備わっている。従っ
て、補正値決定部37において、光量測定部31で測定
された光量データの他に、変化率算出部34で算出され
た光量分布の変化率をも考慮して補正値が算出される。
これにより、LEDアレイ28の光量補正の精度が向上
する。従って、LEDアレイ28における光量むらの発
生が防止され、その結果としてコピー機1では濃度むら
のない良好な画像が形成される。
【0050】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について説明する。第2の実施の形態に係るコピー
機は、第1の実施の形態に係るコピー機1とほぼ同様の
構成を有するものであるが、LEDアレイの光量補正に
用いる補正値の算出方法が異なる。このため、第1の実
施の形態との相違点を中心に説明することとし、第1の
実施の形態と同様の構成および動作についての説明は適
宜省略して、同様の構成のものには同じ符号を付するこ
とにする。
【0051】そこで、第1の実施の形態との相違点であ
る補正値の算出方法について図8を用いて説明する。第
2の実施の形態に係るコピー機にも、第1の実施の形態
と同様に、LEDアレイ28の光量補正を行うLED制
御部25が設けられている。このLED制御部25に
は、光量測定部31aと、補正データ算出部32と、第
1平滑化処理部33と、変化率算出部34aと、第2平
滑化処理部35と、変調処理部36と、補正値決定部3
7と、変化率平均算出部38と、スパイク成分除去部3
9とが備わっている。
【0052】そして、新たな補正値を取得する必要が生
じた場合には、CPU26からLED制御部25に対し
て補正値算出命令が出力される。そうすると、光量測定
部31aによりLEDアレイ28の各素子について、1
素子のみを点灯させた場合と全素子を点灯させた場合と
におけるそれぞれの光量が測定される。ここで、第1の
実施の形態とは異なり、光量測定部31aでは、LED
アレイ28の全素子を点灯させた場合の光量測定が複数
回(n回)行われる。LEDアレイ28の全素子を点灯
させた場合における複数回の光量測定は、発光パターン
が異なるものについて行っても良いし、同じ発光パター
ンでフォーカス位置を意図的にずらしたものについて行
っても良い。また、同じ発光パターンについて行っても
良い。同じ発光パターンについて測定回数を増やせば、
測定誤差を小さくできるからである。なお、フォーカス
位置をずらす方向は、LEDアレイ28の長手方向に直
交する方向(副走査方向)である。
【0053】次いで、補正データ算出部32により、光
量測定部31aにより測定された光量データに基づき、
LEDアレイ28の各素子についての補正データが算出
される。算出された補正データは、第1平滑化処理部3
3に入力され平滑化処理が施される。また、補正データ
算出部32で算出された補正データのうち、1素子点灯
時の光量データから算出された補正データについては、
第1平滑化処理部33に入力されるとともに、スパイク
成分除去部39にも入力される。そして、スパイク成分
除去部39に入力された補正データは、フィルタ処理が
施されてスパイク成分が除去される。スパイク成分が除
去された補正データは、補正値決定部37に入力され
る。
【0054】一方、第1平滑化処理部33による平滑化
処理が施された補正データは、変化率算出部34aにそ
れぞれ入力され、光量分布の変化率が算出される。ここ
での変化率算出方法が、第1の実施の形態と異なる点で
ある。すなわち、変化率算出部34aにおいては、第1
平滑化処理部33からのそれぞれの出力をD2,A1
2,An2とすると、次式により変化率が算出される。 (α×A2+…+ε×An2)/D2 ここで、α,εは混合率であり、本実施の形態では一定
値である。
【0055】変化率算出部34aで算出された変化率デ
ータは、第2平滑化処理部35と変化率平均算出部38
とにそれぞれ入力される。第2平滑化処理部35に入力
された変化率データは、平滑化処理が施された後、変調
処理部36に入力される。一方、変化率平均算出部38
では、入力された変化率データから変化率平均が算出さ
れて、これが変調処理部36に入力される。つまり、変
調処理部36には、平滑化処理が施された変化率データ
(L2)と変化率平均(Lav)とが入力されることにな
る。
【0056】その後、変調処理部36では、変化率デー
タ(L2)に対して変化率平均(Lav)を用いた変調処
理が施され、その処理結果が補正値決定部37に入力さ
れる。そして、補正値決定部37では、変調処理部36
からの出力(L)とスパイク成分除去部39からの出力
(H)とが加算され、その和が新たな補正値として算出
される。
【0057】このように、本実施の形態に係るコピー機
では、LEDアレイ28に対する光量補正に用いる補正
値が、注目素子について注目素子のみを点灯させたパタ
ーンの光量と全素子を点灯させた複数のパターンにおけ
る光量とに基づき算出される。従って、LEDアレイ2
8の光量補正をより精度良く行うことができる。これに
より、LEDアレイ28に光量むらが発生しないため、
濃度むらのない良好な画像が出力される。
【0058】以上、詳細に説明したように第2の実施の
形態に係るコピー機によれば、LEDアレイ28の光量
補正を行うために、LEDアレイ28の全素子のうち1
つのみを点灯させるパターンと全素子を点灯させる複数
のパターンとについて各素子ごとの光量を測定する光量
測定部31aと、光量測定部31aで測定された光量デ
ータに基づきLEDアレイ28の光量分布の変化率を算
出する変化率算出部34aと、光量測定部31aで測定
された光量データと変化率算出部34aで算出された光
量分布の変化率とに基づき、LEDアレイ28の各素子
ごとの補正値を決定する補正値決定部37等とが備わっ
ている。
【0059】従って、補正値決定部37において、光量
測定部31aで測定された光量データの他に、変化率算
出部34aで算出された光量分布の変化率をも考慮して
補正値が算出される。そして、変化率算出部34aで変
化率を算出する際には、LEDアレイ28の全素子を点
灯させた場合における光量データが1つではなく、複数
個のデータが参照される。これにより、LEDアレイ2
8の光量補正に用いる補正値をより正確に算出すること
ができる。すなわち、LEDアレイ28に対する光量補
正の精度が向上する。従って、LEDアレイ28におけ
る光量むらの発生が防止され、その結果としてコピー機
では濃度むらのない良好な画像が形成される。
【0060】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について説明する。第3の実施の形態に係るコピー
機も、第1の実施の形態に係るコピー機1とほぼ同様の
構成を有するものであるが、光量補正に用いる補正値の
算出方法が異なる。すなわち、上記した第1の実施の形
態の様に新補正値を1つだけ算出するのではなく、複数
の新補正値を算出し、それらの中から適切なものを選択
するようになっている。これに伴いLED制御部の構成
も若干異なったものになっている。このため、第1の実
施の形態との相違点を中心に説明することとし、第1の
実施の形態と同様の構成および動作についての説明は適
宜省略し、同様の構成のものには同じ符号を付すること
にする。
【0061】そこで、第1の実施の形態との相違点であ
る補正値の算出方法について図9を用いて説明する。第
3の実施の形態に係るコピー機にも、第1の実施の形態
と同様に、LEDアレイ28の光量補正を行うLED制
御部が設けられている。このLED制御部には、図9に
示すように、光量測定部31と、補正データ算出部32
と、第1平滑化処理部33と、変化率算出部34と、第
2平滑化処理部35と、変調処理部36aと、補正値決
定部37と、変化率平均算出部38と、スパイク成分除
去部39と、補正値算出部40と、補正値選択部41と
が備わっている。すなわち、第1の実施の形態における
補正値決定部37の代わりに、補正値算出部40と、補
正値選択部41とが備わっている。
【0062】ここで、補正値算出部40は、新たな補正
値を複数算出するものである。また、補正値選択部41
は、補正値算出部40により算出された複数の補正値の
中からLEDアレイ28の光量補正に用いる補正値を選
択するものである。
【0063】そして、新たな補正値を取得する必要が生
じた場合には、CPU26からLED制御部に対して補
正値算出命令が出力される。そうすると、光量測定部3
1により、LEDアレイ28の各素子について1素子の
みを点灯させた場合と全素子を点灯させた場合とにおけ
るそれぞれの光量が測定される。
【0064】次いで、補正データ算出部32により、光
量測定部31で測定された光量データに基づき、LED
アレイ28の各素子についての補正データが算出され
る。算出された補正データは、第1平滑化処理部33に
入力され平滑化処理が施される。また、補正データ算出
部32で算出された補正データのうち、1素子点灯時の
光量データから算出された補正データについては、第1
平滑化処理部33に入力されるとともに、スパイク成分
除去部39にも入力される。そして、スパイク成分除去
部39に入力された補正データは、フィルタ処理が施さ
れてスパイク成分が除去される。スパイク成分が除去さ
れた補正データは、補正値算出部40に入力される。
【0065】一方、第1平滑化処理部33による平滑化
処理が施された補正データは、変化率算出部34にそれ
ぞれ入力され、光量分布の変化率が算出される。変化率
算出部34で算出された変化率データは、第2平滑化処
理部35と変化率平均算出部38とにそれぞれ入力され
る。第2平滑化処理部35に入力された変化率データ
は、平滑化処理が施された後、変調処理部36aに入力
される。一方、変化率平均算出部38では、入力された
変化率データから変化率平均が算出されて、これが変調
処理部36aに入力される。つまり、変調処理部36a
には、平滑化処理が施された変化率データ(L2)と変
化率平均(Lav)とが入力されることになる。
【0066】そして、変調処理部36aでは、変化率デ
ータ(L2)に対して変化率平均(Lav)を用いた変調
処理が施される。ここで、本実施の形態では、変調処理
部36aにおいて、変調率を変更することにより複数の
データ(L1 ,L2 ,…,L n )が得られるようになっ
ている。これらの処理結果は、補正値算出部40に入力
される。そして、補正値算出部40では、変調処理部3
6aからの出力(L1,L2 ,…,Ln )とスパイク成
分除去部39からの出力(H)がそれぞれ加算され、新
たな補正値(1)〜補正値(n)が算出される。補正値
算出部40で算出されたすべての補正値は、補正値選択
部41に入力される。そして、補正値選択部41におい
て、LEDアレイ28の光量補正に用いる補正値が選択
される。
【0067】このように本実施の形態に係るコピー機で
は、補正値算出部40により算出された複数の補正値の
中から、補正値選択部41によってコピー機の状態に応
じた適切な補正値が選択される。そして、補正値選択部
41により選択された補正値によってLEDアレイ28
の光量補正が行われる。従って、コピー機の状況変化に
対応したLEDアレイ28の光量補正を、精度良く行う
ことができる。これにより、LEDアレイ28に光量む
らが発生しないため、濃度むらのない良好な画像が出力
される。
【0068】以上、詳細に説明したように第3の実施の
形態に係るコピー機によれば、LEDアレイ28の光量
補正を行うために、LEDアレイ28の全素子のうち1
つのみを点灯させるパターンと全素子を点灯させるパタ
ーンとについて各素子ごとの光量を測定する光量測定部
31と、光量測定部31で測定された光量データに基づ
きLEDアレイ28の光量分布の変化率を算出する変化
率算出部34と、変化率算出部34で算出された変化率
に対して複数の変調率により変調処理を施して複数の変
調処理データを出力する変調処理部36aと、光量測定
部31で測定された光量データと変化率算出部34で算
出された複数の光量分布の変化率とに基づきLEDアレ
イ28の各素子ごとの補正値を複数算出する補正値算出
部40と、補正値算出部40で算出された複数の補正値
の中から光量補正に用いる補正値を選択する補正値選択
部41等とが備わっている。
【0069】従って、補正値算出部40において、光量
測定部31で測定された光量データの他に、変化率算出
部34で算出された光量分布の変化率をも考慮して複数
の補正値が算出される。そして、補正値選択部41によ
り、補正値算出部40で算出された複数の補正値の中か
ら、コピー機の状況変化に対応した補正値が選択され
る。これにより、コピー機の状況変化に対応したLED
アレイ28の光量補正を行うことができる。従って、コ
ピー機の動作状況が変化した場合であっても、LEDア
レイ28における光量むらの発生が防止され、その結果
としてコピー機では濃度むらのない良好な画像が形成さ
れる。
【0070】(第4の実施の形態)最後に、第4の実施
の形態について説明する。第4の実施の形態に係るコピ
ー機はも、第3の実施の形態に係るコピー機とほぼ同様
の構成を有するものであるが、LEDアレイの光量補正
に用いる補正値の算出方法が若干異なる。このため、第
3の実施の形態との相違点を中心に説明することとし、
第3の実施の形態と同様の構成および動作についての説
明は適宜省略し、同様の構成のものには同じ符号を付す
ることにする。
【0071】そこで、第3の実施の形態との相違点であ
る補正値の算出方法について図10を用いて説明する。
第4の実施の形態に係るコピー機にも、第3の実施の形
態と同様に、LEDアレイ28の光量補正を行うための
LED制御部が設けられている。このLED制御部に
は、図10に示すように、光量測定部31aと、補正デ
ータ算出部32と、第1平滑化処理部33と、変化率算
出部34bと、第2平滑化処理部35と、変調処理部3
6と、補正値決定部37と、変化率平均算出部38と、
スパイク成分除去部39と、補正値算出部40と、補正
値選択部41とが備わっている。
【0072】そして、新たな補正値を取得する必要が生
じた場合には、CPU26からLED制御部に対して補
正値算出命令が出力される。そうすると、光量測定部3
1aにより、LEDアレイ28の各素子について1素子
のみを点灯させた場合と全素子を点灯させた場合とにお
けるそれぞれの光量が測定される。ここで、第3の実施
の形態とは異なり、光量測定部31aでは、LEDアレ
イ28の全素子を点灯させた場合の光量測定が複数回
(n回)行われる。LEDアレイ28の全素子を点灯さ
せた場合における複数回の光量測定は、発光パターンが
異なるものについて行っても良いし、同じ発光パターン
でフォーカス位置を意図的にずらしたものについて行っ
ても良い。なお、フォーカス位置をずらす方向は、LE
Dアレイ28の長手方向に直交する方向(副走査方向)
である。
【0073】次いで、補正データ算出部32により、光
量測定部31aで測定された光量データに基づき、LE
Dアレイ28の各素子についての補正データが算出され
る。算出された補正データは、第1平滑化処理部33に
入力され平滑化処理が施される。また、補正データ算出
部32で算出された補正データのうち、1素子点灯時の
光量データから算出された補正データについては、第1
平滑化処理部33に入力されるとともに、スパイク成分
除去部39にも入力される。そして、スパイク成分除去
部39に入力された補正データは、フィルタ処理が施さ
れてスパイク成分が除去される。スパイク成分が除去さ
れた補正データは、補正値算出部40に入力される。
【0074】一方、第1平滑化処理部33による平滑化
処理が施された補正データは、変化率算出部34bにそ
れぞれ入力され、光量分布の変化率が算出される。ここ
での変化率算出方法が、第3の実施の形態と異なる点で
ある。すなわち、変化率算出部34bにおいては、第1
平滑化処理部33からのそれぞれの出力をD2,A1
2,An2とすると、次式により変化率が算出される。 (α×A2+…+ε×An2)/D2 ここで、α,εは混合率であり、本実施の形態ではα,
εを変化させて、複数の変化率データを算出するように
なっている。
【0075】変化率算出部34bで算出された複数の変
化率データは、第2平滑化処理部35と変化率平均算出
部38とにそれぞれ入力される。第2平滑化処理部35
に入力された変化率データは、平滑化処理が施された
後、変調処理部36に入力される。一方、変化率平均算
出部38では、入力された変化率データから変化率平均
が算出されて、これが変調処理部36に入力される。つ
まり、変調処理部36には、平滑化処理が施された変化
率データ(L21 ,L22 ,…,L2n )と変化率平均
(Lav)とが入力されることになる。
【0076】そして、変調処理部36では、それぞれの
変化率データ(L21 ,L22 ,…,L2n )に対して
変化率平均(Lav)を用いた変調処理が施される。これ
らの処理結果は、補正値算出部40に入力される。そし
て、補正値算出部40では、変調処理部36からの出力
(L1 ,L2 ,…,Ln )とスパイク成分除去部39か
らの出力(H)がそれぞれ加算され、新たな補正値
(1)〜補正値(n)が算出される。補正値算出部40
で算出されたすべての補正値は、補正値選択部41に入
力される。そして、補正値選択部41において、コピー
機の動作状況に基づきLEDアレイ28の光量補正に用
いる補正値が選択される。
【0077】このように、本実施の形態に係るコピー機
では、補正値算出部40により算出された複数の補正値
の中から、補正値選択部41によってコピー機の状態に
応じた適切な補正値が選択される。そして、補正値選択
部41により選択された補正値によってLEDアレイ2
8の光量補正が行われる。従って、コピー機の状況変化
に対応したLEDアレイ28の光量補正を、精度良く行
うことができる。これにより、LEDアレイ28に光量
むらが発生しないため、濃度むらのない良好な画像が出
力される。
【0078】以上、詳細に説明したように第4の実施の
形態に係るコピー機によれば、LEDアレイ28の光量
補正を行うために、LEDアレイ28の全素子のうち1
つのみを点灯させる複数のパターンと全素子を点灯させ
るパターンとについて各素子ごとの光量を測定する光量
測定部31aと、光量測定部31aで測定された光量デ
ータに基づきLEDアレイ28における光量分布の変化
率を複数算出する変化率算出部34bと、光量測定部3
1aで測定された光量データと変化率算出部34bで算
出された複数の光量分布の変化率とに基づきLEDアレ
イ28の各素子ごとの補正値を複数算出する補正値算出
部40と、補正値算出部40で算出された複数の補正値
の中から光量補正に用いる補正値を選択する補正値選択
部41等とが備わっている。
【0079】従って、補正値算出部40において、光量
測定部31aで測定された光量データの他に、変化率算
出部34bで算出された光量分布の変化率をも考慮した
複数の補正値が算出される。そして、補正値選択部41
により、補正値算出部40で算出された複数の補正値の
中から、コピー機の状況変化に対応した補正値が選択さ
れる。これにより、コピー機の状況変化に対応したLE
Dアレイ28の光量補正を行うことができる。従って、
コピー機の動作状況が変化した場合であっても、LED
アレイ28における光量むらの発生が防止され、その結
果としてコピー機では濃度むらのない良好な画像が形成
される。
【0080】なお、本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず、本発明を何ら限定するものではない。従って本発明
は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、
変形が可能である。例えば上記実施の形態では、本発明
をコピー機に適用した場合を例示したが、コピー機に関
わらず、ファクシミリやプリンタ等にも本発明を適用す
ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上、説明した通り本発明によれば、画
像形成装置に搭載した際に、光量むらが生じない高精度
な光量補正を行うことができる露光手段の光量補正方
法、および濃度むらのない良好な画像を得ることができ
る画像形成装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】コピー機の概略構成を示す図である。
【図2】コントローラおよびLEDヘッドの概略構成を
示すブロック図である。
【図3】LED制御部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】光量測定部により測定された光量データの一例
を示す図である。
【図5】補正データの算出方法を説明するための図であ
る。
【図6】変化率算出部により算出された光量分布の変化
率の一例を示す図である。
【図7】新たに算出された補正値の一例を示す図であ
る。
【図8】第2の実施の形態に係るコピー機に備わるLE
D制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図9】第3の実施の形態に係るコピー機に備わるLE
D制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図10】第4の実施の形態に係るコピー機に備わるL
ED制御部の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コピー機 3 CCD 4 コントローラ 5 LEDヘッド 25 LED制御部 26 CPU 27 操作パネル 28 LEDアレイ 31 光量測定部 32 補正データ算出部 33 第1平滑化処理部 34 変化率算出部 35 第2平滑化処理部 36 変調処理部 37 補正値決定部 38 変化率平均算出部 39 スパイク成分除去部 40 補正値算出部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光素子を備える露光手段の光量
    補正方法であって、 前記露光手段を複数の発光パターンで発光させ、各発光
    パターンについて各発光素子ごとに光量を測定し、 それらの測定された光量測定データを各発光素子ごとに
    混合して、各発光素子に対する補正量を算出することを
    特徴とする露光手段の光量補正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する露光手段の光量補正
    方法において、 前記複数の発光パターンには、前記露光手段に備わる全
    発光素子のうち1つのみを点灯させるパターンと、全発
    光素子のすべてを点灯させるパターンとが含まれること
    を特徴とする露光手段の光量補正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載する露光手段の光量補正
    方法において、 各発光パターンについて各発光素子ごとに測定された光
    量測定データを混合する際の混合比率を変化させ、各発
    光素子に対する補正値を複数算出して、 前記露光手段の動作状況に基づき、複数算出された補正
    値の中から新しい補正値を選択し決定することを特徴と
    する露光手段の光量補正方法。
  4. 【請求項4】 複数の発光素子を備える露光手段を有
    し、画像データに基づき当該露光手段をオンオフ制御す
    ることにより像担持体上に画像を形成する画像形成装置
    であって、 前記露光手段を複数の発光パターンで発光させ、各発光
    パターンについて各発光素子ごとに光量を測定する光量
    測定手段と、 前記光量測定手段で測定された光量測定データから光量
    分布の変化率を算出する変化率算出手段と、 前記光量測定手段で測定された光量測定データと前記変
    化率算出手段で算出された変化率とに基づき、前記露光
    手段に備わる各発光素子に対する補正値を決定する補正
    値決定手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する画像形成装置におい
    て、 前記露光手段を発光させる複数の発光パターンには、前
    記露光手段に備わる全発光素子のうち1つのみを点灯さ
    せるパターンと、全発光素子のすべてを点灯させるパタ
    ーンとが含まれることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 複数の発光素子を備える露光手段を有
    し、画像データに基づき当該露光手段をオンオフ制御す
    ることにより像担持体上に画像を形成する画像形成装置
    であって、 前記露光手段を複数の発光パターンで発光させ、各発光
    パターンについて各発光素子ごとに光量を測定する光量
    測定手段と、 前記光量測定手段で測定された光量測定データから各発
    光素子に対し複数の補正値を算出する補正値算出手段
    と、 前記補正値算出手段により算出された複数の補正値の中
    から最適な補正値を選択して、各発光素子に対する新し
    い補正値を決定する補正値選択手段と、を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数の発光素子を備える露光手段を有
    し、画像データに基づき当該露光手段をオンオフ制御す
    ることにより像担持体上に画像を形成する画像形成装置
    であって、 前記露光手段を複数の発光パターンで発光させ、各発光
    パターンについて各発光素子ごとに光量を測定する光量
    測定手段と、 前記光量測定手段で測定された光量測定データから各発
    光素子に対し複数の補正値を算出する補正値算出手段
    と、 前記補正値算出手段により算出された複数の補正値を混
    合して、各発光素子に対する新しい補正値を決定する補
    正値決定手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載する画像形成装置におい
    て、 前記補正値算出手段により算出された複数の補正値を各
    発光素子ごとに混合する際の混合比率を複数記憶してい
    る混合比記憶手段を有し、 前記補正値決定手段は、前記混合比記憶手段に記憶され
    た複数の混合比率の中から最適なものを選択し、その選
    択した混合比率によって前記補正値算出手段により算出
    された複数の補正値を混合して、各発光素子に対する新
    しい補正値を決定することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または請求項7に記載する画像
    形成装置において、 前記光量測定手段は、各発光パターンについて各発光素
    子ごとに異なるフォーカス位置で光量を測定することを
    特徴とする画像形成装置。
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