JP2002058556A - 事務用キャビネット - Google Patents

事務用キャビネット

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JP2002058556A
JP2002058556A JP2000248432A JP2000248432A JP2002058556A JP 2002058556 A JP2002058556 A JP 2002058556A JP 2000248432 A JP2000248432 A JP 2000248432A JP 2000248432 A JP2000248432 A JP 2000248432A JP 2002058556 A JP2002058556 A JP 2002058556A
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rotating roller
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JP2000248432A
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Inventor
Yoshifumi Takeuchi
由文 竹内
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内箱を引き出さずとも事務用品の収納を行う
ことができるとともに、重量の嵩む事務用品を収納した
ときにも内箱を外箱内から容易に引き出すことができる
事務用キャビネットを提供する。 【解決手段】 事務用キャビネット10は、外箱11
と、その外箱11内に出入可能に収容される内箱12と
から構成されている。内箱12の前面の上部には投入口
28が設けられ、外箱11内に収容された状態で投入口
28から事務用品を収納することができるようになって
いる。外箱11の底壁13上には一対の第1回転ローラ
32が、内箱12の底板24aの外面上には第2回転ロ
ーラ34が回転可能に設けられ、内箱12の底板24a
外面上を第1回転ローラ32が転動し、かつ底壁13の
内面上を第2回転ローラ34が転動することにより、内
箱12を外箱11内から小さな力で引き出すことが可能
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばファイル
ホルダー、書類、ホチキス、フロッピーディスク等とい
った事務用品をまとめて収容しておくための事務用キャ
ビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような事務用キャビネット
は、前面に収容口を有する四角箱状をなす外箱と、この
外箱よりも若干小さなサイズで上面に開口部を有する四
角箱状に形成され、収容口から外箱内に出入自在に収容
された内箱とから構成されている。この事務用キャビネ
ットを使用するときには、外箱内から内箱を引き出し、
内箱の開口部からその内部に事務用品を収納した後、外
箱内に内箱を押し入れ、再び収容するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
事務用キャビネットによれば、事務用品を収納しようと
する度に内箱を引き出さねばならず、このような作業が
煩雑であるという問題があった。加えて、外箱内から内
箱を引き出す際には、内箱の底壁が外箱の底壁に摺接さ
れるため、書類等のような重量の嵩む事務用品を収納し
た場合には外箱の底壁に対する内箱の底壁の摺動抵抗が
大きくなって引き出しづらくなるという問題もあった。
【0004】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、内箱を引き出さずとも事務用品の収納を行
うことができるとともに、重量の嵩む事務用品を収納し
たときにも内箱を外箱内から容易に引き出すことができ
る事務用キャビネットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の事務用キャビネットの発明は、
前方に開口する出入口を備えた四角箱状をなす外箱と、
その出入口から外箱内に出入可能に収容され、上方に開
口する開口部を備えた四角箱状をなす内箱とより構成さ
れ、内箱の前壁には前方に開口する投入口を設け、内箱
が外箱内に収容された状態で投入口からその内部へ事務
用品を収納可能に構成するとともに、外箱の底壁内面上
には第1回転ローラを、内箱の底壁外面上には第2回転
ローラをそれぞれ回転可能に設け、内箱の底壁内面が第
1回転ローラに摺接されつつ、第2回転ローラが外箱の
底壁外面上を転動することにより、内箱を外箱に対して
引き出し可能に構成したものである。
【0006】請求項2に記載の事務用キャビネットの発
明は、請求項1に記載の発明において、前記内箱の底板
外面上には、その内側に第1回転ローラを収容すること
により、内箱の横方向への移動を抑制して、その引き出
し方向を案内するガイド凹条を設けるとともに、ガイド
凹条の後端部には後方に向かうほど幅広となるテーパ状
に形成した導入部を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、第1実施形態の事務用
キャビネット10は、前方に開口する略四角箱状をなす
外箱11と、その開口から外箱11内に出入可能に収容
される内箱12とから構成されている。
【0009】図1〜図3に示すように、前記外箱11
は、平面から見て略長方形状をなす底壁13と、底壁1
3の両側縁及び後端縁からそれぞれ立設された一対の側
壁14及び後側壁15とからなる容器本体16及び容器
本体16の上部を覆う蓋材17により形成されている。
容器本体16の両側壁14及び後側壁15は、それぞれ
の表面が波状に形成されることにより意匠性が向上され
ており、それらの上端部にはそれぞれ複数の係止孔18
が透設されている。
【0010】前記蓋材17は、略四角板状をなす上壁1
9及びその上壁19の周縁から垂下された四角枠体20
より形成されている。この四角枠体20の内面には係止
孔18と対応する位置に複数の係止突起21が突設され
ており、各係止突起21がそれぞれ前記係止孔18に係
合され、図3に2点鎖線で示すように四角枠体20の内
面が両側壁14及び後側壁15の外面に係止されること
により、蓋材17が容器本体16の上端部に装着されて
いる。
【0011】外箱11の前面において、底壁13、一対
の側壁14及び蓋材17の前端縁によって囲まれた部分
の内側には、前方に開口する収容口22が形成されてお
り、この収容口22から外箱11内へ内箱12が収容さ
れるようになっている。また、蓋材17の内側におい
て、収容口22の直近位置である前側端部には補強パイ
プ23が上壁19の長手方向に延びるように架設されて
おり、蓋材17の湾曲を抑制するようになっている。
【0012】図1に示すように、前記内箱12は収納ケ
ース24と、その前面に取り付けられる略板状をなす化
粧パネル25とから形成されている。収納ケース24
は、底板24aと、底板24aの前後両端縁からそれぞ
れ立設された前板24b及び後板24cと、左右両側縁
からそれぞれ立設された一対の側板24dとにより容器
本体16より若干小さいサイズとなるように上面に開口
部26を有する四角箱状に形成されている。この収納ケ
ース24の前面の上部には、前板24bの上半部が切り
欠かれることによって、前方に開口する投入口28が形
成されている。
【0013】前板24bの上端部からは化粧パネル25
を取付けるための取付部29が前方へ突設されており、
化粧パネル25は、内面に設けられた図示しない爪をこ
の取付部29上の穴27に嵌入することにより収納ケー
ス24に取着されている。また、化粧パネル25は収納
ケース24に取着された状態で前記投入口28を外部に
露出させるため、投入口28と対応する位置となる上半
部には四角孔部30が切り欠き形成されている。そし
て、内箱12には外箱11内に収容された状態で投入口
28からファイルホルダー、書類、ホチキス、フロッピ
ーディスク等の事務用品を収納することができるととも
に、外箱11内から引き出した状態で開口部26から事
務用品を取出したり、収納したりできるようになってい
る。また、容器本体16の両側壁14の外面には一対の
把持凹部14aが形成されており、事務用品を収納した
状態で、これら把持凹部14aに指を掛けることによ
り、事務用キャビネット10を移動させることができる
ようになっている。
【0014】図1及び図2に示すように、容器本体16
の底壁13の内面上において、前端両側部には一対の支
持孔31が凹設されるとともに、これら支持孔31内に
はそれぞれ第1回転ローラ32が回転可能に支持されて
いる。図1及び図4に示すように、収納ケース24の底
板24aの外面上において、後端側の両隅角部には一対
の取付凹部33が凹設されるとともに、これら取付凹部
33内には第2回転ローラ34が回転可能に取付けられ
ている。
【0015】図5に示すように、内箱12が外箱11内
に位置する状態で、第1回転ローラ32上には底板24
aが載置されるとともに、底壁13上には第2回転ロー
ラ34が支持されており、底板24aは底壁13から離
間した状態を保持されている。この状態で外箱11に対
して内箱12が移動する際、底板24aの外面上を第1
回転ローラ32が転動し、かつ底壁13の内面上を第2
回転ローラ34が転動することにより、内箱12を外箱
11内から小さな力で引き出すことが可能となる。
【0016】図1及び図4に示すように、収納ケース2
4の底板24aの外面上における両側部には、各一対の
突条35が第1回転ローラ32の幅より若干広い距離だ
け互いに離間した状態でそれぞれ底板24aの幅方向に
延びるように突設されている。そして、各一対の突条3
5の間にそれぞれガイド凹条36が形成されている。こ
れらガイド凹条36は両第1回転ローラ32間の距離だ
け離間して設けられており、各ガイド凹条36内にそれ
ぞれ第1回転ローラ32が収容されるようになってい
る。
【0017】内箱12を外箱11に対して出入れする
際、内箱12が横方向に移動して位置ずれしようとする
場合には、ガイド凹条36の内側面が第1回転ローラ3
2の側面に当接されることにより、その移動が規制され
る。また、ガイド凹条36はその後端部において、両内
側面が後方に向かうほど互いに離間するテーパ状に形成
された導入部37を有しており、内箱12を外箱11に
収容する際、導入部37によりガイド凹条36はその内
側に第1回転ローラ32が収容されるように案内され
る。
【0018】図1及び図2に示すように、容器本体16
の底壁13において、内面両側部には、第2回転ローラ
34と対応する位置となるように、一対のガイドレール
38が突設されている。これらガイドレール38には第
2回転ローラ34が当接されることにより、ガイド凹条
36とともに外箱11に対して出入れする際の内箱12
の横方向への移動を規制している。また、両ガイドレー
ル38はその先端部に前方に向かうにつれ、互いに離間
する方向に延びるように形成された案内部39を有して
おり、内箱12を外箱11に収容する際に第2回転ロー
ラ34をガイドレール38間に位置させるように案内し
ている。
【0019】容器本体16の両側壁14において、内面
の前端部からは規制リブとしてのガイドリブ40が上下
方向に延びるように突設されている。このガイドリブ4
0はその下端部に他の箇所より幅広な支持片41を有し
ており、その端面に収納ケース24の側板24dが当接
されることにより横方向への移動を規制するとともに、
支持片41上で底板24aを支持している。また、容器
本体16の底壁13の内面上において、後端部には輪止
め溝42が長手方向に延びるように凹設されており、内
箱12が外箱11内に収容され、最内奥に達した際、こ
の輪止め溝42内に第2回転ローラ34が係止されるこ
とにより、内箱12がこの位置で保持される。
【0020】図1、図3及び図5に示すように、収納ケ
ース24の後板24cにおいて、上端両側部には一対の
規制片43が突設されるとともに、上壁19の内面の前
部にはこれら規制片43の間隔と対応する間隔となるよ
うに一対の規制突起44が形成されている。そして、内
箱12が外箱11内からある程度引き出された際、規制
片43が規制突起44に係合されることにより、内箱1
2の外箱11からの抜け出しが防止される。また、両規
制片43の間の中央部には規制舌片45が突設されてお
り、規制片43及び規制突起44の係合が解除されて
も、この規制舌片45が四角枠体20の内面に係合され
ることにより、内箱12の外箱11からの抜け出しが防
止される。
【0021】次に、前記事務用キャビネット10の作用
について以下に記載する。さて、図1に示すような事務
用キャビネット10を使用するときには、まず内箱12
が外箱11内に収容された状態で、内箱12の前面に設
けられた投入口28からファイルホルダー、書類等とい
った事務用品を挿入する。すると、内箱12を外箱11
内から引き出さずとも事務用品が収納ケース24内に積
み重ねられながら収納される。この収納ケース24内に
事務用品が満杯となるまで収納されたときには、外箱1
1の収容口22から内箱12の収納ケース24が引き出
され、その内部から事務用品が取り出される。
【0022】収納ケース24を引き出すときには、まず
投入口28の内側に指を掛け、内箱12を前方へ引っ張
る。すると、収納ケース24の底板24aを支持する第
1回転ローラ32が回転しつつ、第2回転ローラ34が
容器本体16の底壁13上を転動する。この際、底板2
4aは底壁13に接触されておらず、内箱12には内箱
12及び収納された事務用品の重量以外に、摩擦力等の
ような力はほとんど加わっておらず、重量の嵩む事務用
品を収納していても、内箱12は小さな力で引き出され
る。
【0023】やがて、図5に示すように、規制片43が
規制突起44に係合されると、これ以上の内箱12の引
き出しが規制され、この状態で開口部26より事務用品
の取り出しが行われる。その後、内箱12を外箱11内
に向かって再度押し込むと、収納ケース24の後板24
cが外箱11の最内奥に達したとき、輪止め溝42内に
第2回転ローラ34が係止され、内箱12がこの位置で
保持される。そして、外箱11内に収容された状態にあ
る収納ケース24の投入口28から再び事務用品が収納
される。
【0024】上記のように、内箱12を外箱11から引
き出す際、収納ケース24はガイド凹条36の第1回転
ローラ32への当接、第2回転ローラ34のガイドレー
ル38への当接及び側板24dのガイドリブ40への接
触のうち、少なくとも1つにより横方向への移動が規制
され、その移動方向を案内されており、外箱11内で引
っ掛かることなく、円滑に引き出される。加えて、引き
出すときに力を加えすぎた場合にも、規制片43の規制
突起44への係合又は規制舌片45の四角枠体20の内
面への係合により外箱11内からの抜け落ちが防止され
る。さらに、上壁19の内面前端部には補強パイプ23
が取り付けられており、収容口22の歪み、蓋材17の
湾曲が防止され、内箱12が常に円滑に引き出される。
【0025】前記第1実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 収納ケース24の前板24bの上部に内箱12の前
面において前方に開口するように投入口28を設けたこ
とにより、収納ケース24が外箱11内に収容された状
態であっても、引き出すことなく、その内部に事務用品
を収容することができる。加えて、容器本体16の底壁
13の内面上に第1回転ローラ32を設け、収納ケース
24の底板24aの外面上には第2回転ローラ34を設
け、第1回転ローラ32及び第2回転ローラ34により
底板24aを底壁13から離間した状態で支持するとと
もに、収納ケース24を引き出すときに第1回転ローラ
32及び第2回転ローラ34が回転することにより、重
量の嵩む事務用品を収納したときにも内箱12を外箱1
1内から小さな力で容易に引き出すことができる。
【0026】・ 収納ケース24の底板24aの外面に
ガイド凹条36を設け、このガイド凹条36内に第1回
転ローラ32が収容されることにより、内箱12を外箱
11から引き出す際、ガイド凹条36の第1回転ローラ
32への当接により内箱12の横方向への移動を規制
し、その移動方向を案内することができ、内箱12を円
滑に引き出すことができる。加えて、ガイド凹条36の
後端部に導入部37を設けたことにより、外箱11内か
ら完全に引き出された内箱12を再び収容する際、ガイ
ド凹条36をその内部に第1回転ローラ32が収容され
る位置へ確実に案内することができる。
【0027】・ ガイド凹条36に加え、ガイドレール
38及びガイドリブ40を設け、第2回転ローラ34及
び収納ケース24の側板24dがそれぞれに当接される
ことにより、内箱12の横方向への移動を確実に規制す
ることができ、内箱12をさらに円滑に引き出すことが
できる。
【0028】・ 収納ケース24の後板24cが外箱1
1の最内奥に達したとき、輪止め溝42内に第2回転ロ
ーラ34が係止されることにより、内箱12をこの位置
に保持することができ、所望時以外に内箱12が外箱1
1から引き出されることを防止することができる。
【0029】・ 第1回転ローラ32を底壁13の前端
部に設け、第2回転ローラ34を底板24aの後端部に
設けたことにより、内箱12が外箱11内から完全に引
き出される直前まで、第1回転ローラ32及び第2回転
ローラ34で収納ケース24を支持することができる。
【0030】・ 収容口22の直近位置である蓋材17
の内側の前端部に補強パイプ23を装着したことによ
り、蓋材17の湾曲、収容口22の歪み等を防止するこ
とができる。 (第2実施形態)以下、この発明の第2実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。なお、この第2実施形態
では前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0031】図6に示すように、事務用キャビネット1
0は、複数の容器本体16より形成した外箱11と、各
容器本体16内にそれぞれ収容された複数の収納ケース
24よりなる内箱12とから構成されている。
【0032】前記外箱11は、3個の容器本体16を上
下に連結するとともに、下段の容器本体16の下部が台
車部50に、蓋材17が上段の容器本体16の上部に装
着されて形成されている。図8に示すように、上段、中
段及び下段の容器本体16の底壁13の周縁には底部枠
体13aが垂下されるとともに、底部枠体13aの内面
には係止突起13bがそれぞれ突設されている。そし
て、上方に位置する各容器本体16の係止突起13bが
それぞれの下方に位置する各容器本体16の係止孔18
に係合されることにより、各容器本体16がそれぞれ連
結されている。
【0033】図6及び図7に示すように、前記台車部5
0は略四角板状をなす支持台51と、支持台51の下面
に取付けられた4つのキャスター52とから形成されて
いる。支持台51の上面において、その中央には底壁1
3の外面を支持する支持突部53が突設されるととも
に、周縁からは略四角枠状をなす挿入枠体54が立設さ
れている。この挿入枠体54には容器本体16の底壁1
3及び両側壁14に設けられたものと同一の係止孔18
が透設されている。そして、係止孔18に下段の容器本
体16の底壁13に設けられた係止突起13bが係合さ
れることにより、挿入枠体54の外面に底部枠体13a
が係止され、台車部50に容器本体16が装着されてい
る。
【0034】前記内箱12において、下段の収納ケース
24には、略四角板状をなす意匠パネル25aが取着さ
れている。この意匠パネル25aは化粧パネル25から
四角孔部30を省略したものであり、収納ケース24に
取着された状態で投入口28が内箱12の前面に露出さ
れないようになっている。このため、意匠パネル25a
の前面には把手25bが取り付けられており、この把手
25bを掴むことにより、下段の収納ケース24を容器
本体16内から引き出すことが可能となる。
【0035】さて、上記事務用キャビネット10を使用
するときには、上段及び中段の容器本体16及び収納ケ
ース24は第1実施形態と同様に使用され、下段の容器
本体16及び収納ケース24は把手25bを掴み、収納
ケース24を引き出した後、その開口部26より事務用
品が収納される。
【0036】従って、第2実施形態の事務用キャビネッ
ト10によれば、例えば上段に必要書類、中段に不要書
類、下段に文具を収納する等のように、事務用品を分別
して収納することができるとともに、台車部50を備え
たことにより、複数の容器本体16及び収納ケース24
を連結した場合においてもその移動を容易なものとする
ことができる。
【0037】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 投入口28は内箱12の前面において、上部に配置
されることに限定されず、例えば中間部、下部等に設け
てもよい。
【0038】・ ガイド凹条36は突条35を突設し
て、その間に形成することに限定されず、例えば底板2
4aの外面に凹設したり等してもよい。 ・ 第2実施形態では、複数の容器本体16を連結する
際、中段及び下段の容器本体16には蓋材17が取り付
けられていなかったが、例えば蓋材17の上面周縁に四
角枠体を突設し、その四角枠体に係止孔を透設したり等
することにより、蓋材17が装着された状態の容器本体
16を複数連結してもよい。
【0039】・ 第2実施形態では、容器本体16を3
個連結したが、必要に応じて2個連結したり、4個以上
連結したりしてもよい。 ・ 第1実施形態の収納ケース24には化粧パネル25
が取付けられているが、これに代えて、第2実施形態で
示した意匠パネル25aを取付けてもよい。
【0040】・ 容器本体16の両側壁14及び後側壁
15と、化粧パネル25及び意匠パネル25aの外面を
平面状に形成してもよい。 ・ 第1回転ローラ32を底壁13の前端において中央
部に1つのみ設けたり、第2回転ローラ34を底板24
aの後端において中央部に1つのみ設けたりしてもよ
い。このとき、第1回転ローラ32を1つのみ設ける場
合には第2回転ローラ34は2つ設けたり、第2回転ロ
ーラ34を1つのみ設ける場合には第1回転ローラ32
は2つ設けたり等して、合計して少なくとも3つの回転
ローラで収納ケース24を支持することが好ましい。
【0041】・ 第1実施形態の事務用キャビネット1
0を台車部50に装着してもよい。さらに、前記実施形
態より把握できる技術的思想について以下に記載する。 ・ 前記内箱を出入可能に収容する複数個の外箱を上下
に連結可能に構成した請求項1又は請求項2に記載の事
務用キャビネット。このように構成した場合、各外箱及
び内箱毎に事務用品を分別して収納することができる。
【0042】・ 前記外箱の底壁内面上には、第2回転
ローラが側方から当接されることにより、内箱の横方向
への移動を規制するガイドレールを設けた請求項1又は
請求項2に記載の事務用キャビネット。このように構成
した場合、内箱の横方向への移動を確実に規制すること
ができ、内箱をさらに円滑に引き出すことができる。
【0043】・ 前記外箱の側壁内面には、内箱の側板
が当接されることにより、内箱の横方向への移動を規制
する規制リブを設けた請求項1又は請求項2に記載の事
務用キャビネット。このように構成した場合、内箱の横
方向への移動を確実に規制することができ、内箱をさら
に円滑に引き出すことができる。
【0044】・ 前記外箱の底壁の内面において、後端
部には内箱が外箱の最内奥に達したとき、第2回転ロー
ラを係止するための輪止め溝を設けた請求項1又は請求
項2に記載の事務用キャビネット。このように構成した
場合、内箱を外箱の最内奥位置に保持することができ、
所望時以外に内箱が外箱から引き出されることを防止す
ることができる。
【0045】・ 前記第1回転ローラを外箱の前端部に
設け、第2回転ローラを内箱の後端部に設けた請求項1
又は請求項2に記載の事務用キャビネット。このように
構成した場合、内箱が外箱内から完全に引き出される直
前まで、第1回転ローラ及び第2回転ローラで内箱を支
持することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明に
よれば、内箱を引き出さずとも事務用品の収納を行うこ
とができるとともに、重量の嵩む事務用品を収納したと
きにも内箱を外箱内から容易に引き出すことができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、内箱の横方向への移動を
規制し、その移動方向を案内することができ、内箱を円
滑に引き出すことができるとともに、ガイド凹条をその
内部に第1回転ローラが収容される位置へ確実に案内す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の事務用キャビネットを示す分
解斜視図。
【図2】 事務用キャビネットの容器本体を示す平面
図。
【図3】 事務用キャビネットの蓋材を示す底面図。
【図4】 事務用キャビネットの収納ケースを示す底面
図。
【図5】 外箱内から内箱を引き出した状態を示す分解
斜視図。
【図6】 第2実施形態の事務用キャビネットを示す分
解斜視図。
【図7】 キャスター部を示す平面図。
【図8】 事務用キャビネットの容器本体を示す底面
図。
【符号の説明】
11…外箱、12…内箱、13…底壁、22…収容口、
24a…底板、26…開口部、28…投入口、32…第
1回転ローラ、34…第2回転ローラ、36…ガイド凹
条、37…導入部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47B 88/10 A47B 88/10 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に開口する収容口を備えた略四角箱
    状をなす外箱と、その収容口から外箱内に出入可能に収
    容され、上方に開口する開口部を備えた略四角箱状をな
    す内箱とより構成され、内箱には前方に開口する投入口
    を設け、内箱が外箱内に収容された状態で投入口からそ
    の内部へ事務用品を収納可能に構成するとともに、外箱
    の底壁の内面には第1回転ローラを、内箱の底板の外面
    には第2回転ローラをそれぞれ回転可能に設け、内箱の
    底板外面に第1回転ローラが転動しつつ、第2回転ロー
    ラが外箱の底壁内面上を転動することにより、内箱を外
    箱に対して引き出し可能に構成した事務用キャビネッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記内箱の底板外面上には、その内側に
    第1回転ローラを収容することにより、内箱の横方向へ
    の移動を抑制して、その引き出し方向を案内するガイド
    凹条を設けるとともに、ガイド凹条の後端部には後方に
    向かうほど幅広となるテーパ状に形成した導入部を設け
    た請求項1に記載の事務用キャビネット。
JP2000248432A 2000-08-18 2000-08-18 事務用キャビネット Pending JP2002058556A (ja)

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