JP2002058393A - へら竿群及びそれを構成するへら竿 - Google Patents

へら竿群及びそれを構成するへら竿

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JP2002058393A
JP2002058393A JP2000251008A JP2000251008A JP2002058393A JP 2002058393 A JP2002058393 A JP 2002058393A JP 2000251008 A JP2000251008 A JP 2000251008A JP 2000251008 A JP2000251008 A JP 2000251008A JP 2002058393 A JP2002058393 A JP 2002058393A
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Takahiro Matsuo
孝洋 松尾
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Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 へら竿群中のどのへら竿においても、竿操作
が同じバランス感覚で行うことができるへら竿群を提供
することであり、そのへら竿の構造を提供すること。 【解決手段】 複数の竿ピースの組みよりなるへら竿A
とそれより異なる長さの複数の竿ピースの組みよりなる
へら竿との複数のへら竿Aより構成されるへら竿群にお
いて、各へら竿の重量及び重量バランスを基準となるへ
ら竿の重量及び重量バランスに統一したへら竿群。 【効果】 群の中のどのへら竿を使っても、同様な感覚
で竿操作が行える。釣り中、例えば、13尺の竿から他
の竿に持ち替えても把持した手に感ずる竿操作のバラン
ス感覚は常に一定ととなり、キャスティングの際、同じ
力加減で竿操作が行え、その結果、仕掛けを常に狙うポ
イントに正確に投擲が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣竿に係り、更に
詳しくは、同じバランス感覚で竿操作が可能なへら竿群
及びそのへら竿の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、釣り人口の年齢層が広範囲に渡っ
ており、同時に釣人のフィッシングテクニックも高まっ
ている。そのため、より使い易い釣具の開発が盛んに行
われており、中でも釣竿に関しては、構造、機能が改良
された新しい製品が次々と上市されている。ところで、
へら釣り用の竿(へら竿)は、元竿の竿先に複数の竿ピ
ースを順次継ぎ足していく構造の並継ぎ竿が主流であ
る。この竿は、リールを使用せず、穂先先端部分に直接
釣糸を取り付けて釣りを行う。
【0003】へら竿は、竿長が、通常、8尺(2.4
m)〜13尺(3.9m)の短竿、14尺(4.2m)
〜17尺(5.1m)の中竿、17尺以上の長竿の3段
階に大きく区別されている。このうち、短竿は、扱い易
さの点から、初心者から熟練者まで広範囲に渡って適用
される場合が多い。この短竿において、複数(例えば4
本)の竿ピースの組みよりなり竿長が8尺のへら竿、同
様に9尺のへら竿、同様に10尺のへら竿、同様に11
尺のへら竿、同様に12尺のへら竿、同様に13尺のへ
ら竿と計6本のへら竿の群(シリーズ)よりなるものが
使用されている。特に、最長の13尺のへら竿は、群の
中で一番重く、そのため釣者には、扱ううちに、一番、
感覚的にも肉体的にも覚え易くなる竿といわれている。
【0004】ところで、仕掛けを投擲する際、一方の手
で竿のグリップ部を、他方の手で仕掛けをそれぞれ把持
する。この状態から、竿を振り込むのであるが(竿を水
平方向に振るサイドスロー又は竿を下から上に振り上げ
るアンダースローにより)、この時、竿の穂先先端の方
向が常に狙うポイントの延長線となることを意識しなが
らキャスティングを行う。
【0005】そうすれば、狙ったポイントに対して仕掛
けが達するように投擲することができる(所謂、エサ打
ちを行う)。また餌が無くなった場合には、仕掛けを取
り込み、再度、同じポイントを狙って仕掛けを投擲す
る。このように、仕掛けを何度投擲しても、常に一定の
狙った的(ポイント)に達することが釣果を上げるキー
ポイントである。
【0006】ところで、今、13尺のへら竿を用いて釣
りを行ったとする。キャスティングするにあたっては、
ポイントを狙ってその延長線に対して穂先先端を止めな
ければならない。釣り中、常に釣竿を手にした状態で、
しかも長時間竿操作を行うため、釣人の腕の感覚はこの
竿の重量バランスに次第に慣れる。そのため、その重量
バランスに対応した力加減で、常に狙うポイントの延長
線を意識しながら竿を振り込むので、仕掛けは一定の狙
ったポイントに投擲されるのである。
【0007】しかしながら、釣り場の状態やポイントの
距離或いは魚の大きさによっては、竿の幾種類かを持ち
合わせて、釣り場の状況に応じて選択的に使用する必要
がある。例えば、13尺のへら竿A1よりも短い竿(例
えば、8尺のへら竿A2)に交換する必要がある場合が
ある(図7参照)。竿全長が短くなるにしたがって、当
然、竿重量(竿総重量)は軽くなるが、更に、竿の重量
バランスも著しく異なってくる。
【0008】このように交換した竿の重量や重量バラン
スが異なることは、竿を振り込む際、竿の方向性に狂い
が生じる直接的な原因となり、必ずしも正確に竿操作が
できなくなる。より詳しく言えば、釣人Mの腕の感覚と
しては、先述したように、一番重い13尺のへら竿は感
覚的に覚えやすいために、その13尺竿A1の重量及び
重量バランスに当然慣れており、それより異なる重量や
重量バランスを有する竿A2で竿操作を行った場合、的
を大きく誤り易い。既に刷り込まれている記憶から、今
までと同じ力加減でキャスティングを行ってしまうた
め、結果的に、大振りとなる〔図7(A)→図7(B)
参照〕のである。
【0009】そのため、竿の先端の方向に狂いが生じ、
仕掛けは一定の狙ったポイントXに正確に投擲されない
(図ではポイントXから誤ったポイントX1に投擲され
た例を示した)。また、交換した竿の重量及び重量バラ
ンスに腕の感覚が慣れるには相当な時間を必要とするた
め、効率が悪く、釣果を低下させる原因となる。理想的
には、釣竿の重量及び重量バランスを統一して製造すれ
ば、同じバランス感覚で竿操作を行え、竿操作が誤るこ
とはないが、この点の改良を試みた竿の構造は未だ開発
されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
技術的な背景をもとになされたものであり、それらの問
題点の解決を意図したものである。即ち、本発明の目的
とするところは、へら竿群中のどのへら竿においても、
竿操作が同じバランス感覚で行うことができるへら竿群
を提供することであり、そのへら竿の構造を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者等
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、
へら竿群の中で特に感覚的に覚えやすい重量及び重量バ
ランスを持つへら竿を基準とし、それに群のへら竿の重
量バランスを合わせることにより群全体のへら竿の竿操
作が同感覚で行われることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成させたものである。
【0012】即ち、本発明は、(1)、複数の竿ピース
の組みよりなるへら竿とそれより異なる長さの複数の竿
ピースの組みよりなるへら竿との複数のへら竿より構成
されるへら竿群において、各へら竿の重量及び重量バラ
ンスを基準となるへら竿の重量及び重量バランスに統一
したことを特徴とするへら竿群に存する。
【0013】そして、(2)、前記基準となるへら竿を
前記へら竿群中の最長のへら竿としたへら竿群に存す
る。
【0014】そしてまた、(3)、前記基準となるへら
竿を11尺〜13尺の範囲であるへら竿群に存する。
【0015】そしてまた、(4)、へら竿群を構成する
へら竿の竿長が8〜13尺の範囲で、基準となるへら竿
の竿長が13尺であるへら竿群に存する。
【0016】そしてまた、(5)、複数の竿ピースの組
みよりなるへら竿において、各竿ピースの竿尻部に重量
バランサを設けたへら竿に存する。
【0017】そしてまた、(6)、元竿、元竿前、穂持
竿、及び穂先竿の4本の竿ピースの組みよりなるへら竿
において、各竿ピースの竿尻部に重量バランサを設け、
その重量比が、15:6:3:1であるへら竿に存す
る。
【0018】そしてまた、(7)、へら竿の長さが、8
尺、9尺、10尺、11尺、又は12尺であるへら竿に
存する。
【0019】本発明は、この目的に沿ったものであれ
ば、上記1〜5の中から選ばれた2つ以上を組み合わせ
た構成も採用可能である。本発明は以上のような構成を
具備しているので、へら竿群中のどのへら竿において
も、竿操作が同じバランス感覚で行うことができるへら
竿群を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、本発明でいうへら竿の群
(いわゆるシリーズ)について説明する。へら竿群は、
複数の竿ピースの組みよりなるへら竿とそれより異なる
長さの複数の竿ピースの組みよりなるへら竿との複数の
へら竿より構成されている。先述したように、短竿のへ
ら竿は、通常、8尺〜13尺の短竿、14尺〜17尺の
中竿、17尺以上の長竿の3段階に大きく区別されてお
り、短竿を例にとると、複数の竿ピースの組みよりなり
竿長が8尺のへら竿、同様に9尺のへら竿、同様に10
尺のへら竿、同様に11尺のへら竿、同様に12尺のへ
ら竿、同様に13尺のへら竿と計6本のへら竿の群より
なるものがシリーズ化されている。
【0021】図5は、4本の竿ピースよりなるへら竿を
示すもので、8尺のへら竿(a)、9尺のへら竿
(b)、10尺のへら竿(c)、11尺のへら竿
(d)、12尺のへら竿(e)、13尺のへら竿(f)
と計6本のへら竿の群(シリーズ)を示している。
【0022】図6は、3本の竿ピースよりなるへら竿を
示すもので、8尺のへら竿(a)、9尺のへら竿
(b)、10尺のへら竿(c)、11尺のへら竿
(d)、12尺のへら竿(e)、13尺のへら竿(f)
と計6本のへら竿の群(シリーズ)を示した。なお、中
竿及び長竿においても、短竿とは竿長さが長いだけで、
同様な群が用意されているのが普通である。以下、図面
に基づき、本発明における短竿のへら竿群及びそれを構
成するへら竿の好適な実施の形態を説明する。
【0023】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の並
継ぎ竿全体、特に4本並継ぎ式のへら竿を概略的に示し
た図である。図2は、本発明の並継ぎ竿全体、特に4本
並継ぎ式のへら竿を概略的に示した分解断面図である。
図3は、本発明の元竿の竿尻部部分を拡大して示した一
部断面側面図である。なお、ここでの並継ぎ竿は、へら
鮒釣りを目的に使用する専用竿、即ち、へら竿Aであ
り、特に、8尺、9尺、10尺、11尺、12尺、及び
13尺の短竿の場合とする。
【0024】図1及び図2に示すように、このへらA
は、元竿1、元竿前2、穂持竿3、穂先竿4の4本の竿
ピース(竿管)よりなり、元竿1の竿先から順次元竿前
2、穂持竿3、穂先竿4と継ぎ足し接続固定する構造に
なっている。元竿の竿尻部11には、竿尻部栓11Aが
装着固定されており、また、その所定部位には、竿を確
実に把持するためのグリップ部12が設けられている。
【0025】へら鮒釣りは、釣り中、常に竿を手にした
状態で、しかも長時間竿操作を行うため、竿を持つ腕の
疲労を軽減させるために、この種のへら竿Aにおいて
は、軽量化という観点から、極力薄肉の中空竿管を用い
て、プリプレグの使用量を少なくして竿全体が成形され
ている。
【0026】ところで、へラ竿釣りは、仕掛けを一定の
狙った的(ポイント)に投擲する竿操作を繰り返し行う
ことが釣果のキーポイントであることは既に述べた。従
来、8尺〜13尺のへら竿は、竿の重量及び重量バラン
スがそれぞれ異なり、竿全長の長さが短くなるにしたが
って軽量な竿となった。そのため、例えば、13尺のへ
ら竿で釣りを行い、その後8尺のへら竿に持ち替えた場
合、先述したように、手に感ずる竿の重量及び重量バラ
ンスが著しく異なるため、竿の方向性に狂いが生じて、
仕掛けを同じポイントに正確に投擲することができなか
った。
【0027】このように、竿の重量及び重量バランスは
竿操作を的確に行うためには極めて重要であるといえ
る。そこで、本発明においては、へら竿群において、各
へら竿の重量及び重量バランスを基準となるへら竿の重
量及び重量バランスに統一させた。ここでは、長さが異
なる所定範囲のへら竿群における各竿の総重量を、へら
竿群内で、竿操作が感覚的に覚え易い最長の長さを有す
るへら竿と同じ重さに統一し、且つ重量バランスも同様
なバランスに統一した。つまり、竿の長さが8尺〜13
尺の範囲のへら竿群における竿の総重量を同じ重さに統
一し、且つ重量バランスも同様なバランスに統一した。
【0028】ここでは、竿群中一番重い、すなわち一番
長い13尺のへら竿の重量及び重量バランスを基準と
し、それ以外のへら竿(8尺〜12尺のへら竿)を、1
3尺のへら竿と同じ重量及び重量バランスを持つ竿とし
た。13尺のへら竿は、それを構成する各竿ピースの重
量を総計したものがへら竿の重量(総重量)となってお
り、各竿ピースの重さが重量バランスを形成している。
【0029】群の中において、13尺以外のへら竿は、
それより重量が軽く、また重量バランスも異なってい
る。そのため、構造的に言えば、元竿の竿尻部11、元
竿前の竿尻部21、穂持竿の竿尻部31、及び穂先竿の
竿尻部41には、竿の重量及び重量バランスを調整する
ための重量バランサ(5,6,7,8)がそれぞれ設け
られている(図2参照)。すなわち、各重量バランサ
(5,6,7,8)と各竿ピース自重とを合計したもの
でへら竿の重量及び重量バランスを調整している。
【0030】重量バランサの重量配分において、ここで
の元竿1の重量バランサ5は、元竿前2の重量バランサ
6、穂持竿3の重量バランサ7、及び穂先竿4の重量バ
ランサ8よりも重くなるように設定され、重量バランサ
総重量の少なくとも半分以上の重さとなるように設定さ
れていることが好ましい。また、元竿前2の重量バラン
サ6、穂持竿3の重量バランサ7、及び穂先竿4の重量
バランサ8の重量配分においては、元竿前2の重量バラ
ンサ6から順次軽くなるように設定されている。
【0031】こうしたことから、各竿ピースの重さを考
慮した上での具体的な各重量バランサの重量配分として
は、後述するように、13尺以外のへら竿においては、
例えば、穂先竿4の重量バランサ8:穂持竿3の重量バ
ランサ7:元竿前2の重量バランサ6:元竿1の重量バ
ランサ5を1:3:6:15の重量比で設定することが
好ましい。このように、群中の13尺以外のへら竿にお
いて、各重量バランサ(5,6,7,8)を使うことに
よって、扱い易い13尺の重量及び重量バランスを基準
として統一することにより、把持した手に感ずる竿操作
のバランス感覚を極力良くすることができる。
【0032】ここで、各重量バランサ(5,6,7,
8)は、各竿管の竿尻部(11,21,31,41)に
取り付けられているが、それは、竿尻部が前の竿ピース
との継ぎ目部分になるために剛性が高く撓み度が少ない
部分であり、また取り付け易い部分でもあるからであ
る。なお、各重量バランサ(5,6,7,8)は、竿管
の竿尻部(11,21,31,41)に圧入、螺子止
め、接着等により固定されている。各重量バランサが抜
け落ちないように、コルク等の栓をしてもよい。ここ
で、重量バランサの材質としては、一般的に、金属材
(例えば、ステンレス、銅、鉛、アルミニウム等)、樹
脂材、ゴム材等が採用される。
【0033】ところで、今、例えば13尺のへら竿A1
を用いてキャスティングを行った場合を想定する(図3
参照)。キャスティングするにあたっては、釣人Mは、
常に狙うポイントXの延長線に対して穂先先端をその延
長線上となる位置で止めることを意識しながら、その竿
A1の重量バランスに対応した力加減で竿を振り込むの
で、仕掛けを一定の狙ったポイントに正確に投擲するこ
とができる。
【0034】釣り中、釣り場の状況に応じて13尺のへ
ら竿A1よりも短い竿(例えば、8尺のへら竿A2)に
交換するとする。ここでの8尺〜13尺のへら竿は、各
竿が同じ重量及び重量バランスとして調整されている。
そのため把持した手に感ずる竿操作のバランス感覚は一
定となる。
【0035】従って、竿を交換した場合でも、今までと
同じ力加減で竿操作を行え、狙うポイントの延長線上と
なる位置で穂先先端を止めることができる。そのため仕
掛けを同じポイントXから外れることなく正確に投擲す
ることができる〔図4(A)→図4(B)参照〕。
【0036】次に、本発明者が、へら竿(短竿)の群中
で重量及び重量バランスを基準の竿に合わせた例を示
す。 (実施例)8尺〜12尺の4本継ぎのへら竿において、
重量バランサを使って、重量(総重量)を13尺のへら
竿の重量、例えば70gと同じとし、また、同様に重量
バランスも13尺と同じとした。そのため、8〜13尺
のへら竿(短竿)の群の中においては、どのへら竿も同
じ重量及び重量バランスとなった。
【0037】表1は、8尺、9尺、10尺、11尺、1
2尺、及び13尺のへら竿(短竿)の本体自重、各竿ピ
ースの重さ、及び各竿ピースのバランサ重量を示したも
のである。これらのへら竿を使って竿操作のバランス感
覚を実験した結果、極めてバランス感覚や持ち重り感が
良好であり、操作がし易いことが確認できた。
【0038】
【表1】
【0039】以上、本発明を説明してきたが、本発明は
実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、他の色々な変形が可能であることは
言うまでもない。例えば、並継ぎ竿以外の竿にも当然採
用可能である。また、ここでは13尺のへら竿の重量
(総重量)を70gとして説明したが、その重さは限定
されない。
【0040】このような原理は短竿で8尺、9尺、10
尺、11尺、12尺、及び13尺の竿を構成とする群の
へら竿で述べたが、例えば、7尺、8尺、9尺、10
尺、11尺、及び12尺の竿を構成とする群のへら竿に
も、また、7尺、8尺、9尺、10尺、及び11尺の5
本の竿を構成とする群のへら竿等にも適用可能であり、
また中竿や長竿においても当然適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、へら
竿群において、各へら竿の重量及び重量バランスを基準
となるへら竿の重量及び重量バランスに統一したため、
群の中のどのへら竿を使っても、同様な感覚で竿操作が
行える。
【0042】本発明の重量バランサを設けた短竿のへら
竿によれば、13尺のへら竿の重量及び重量バランスと
なるように8尺、9尺、10尺、11尺、及び12尺の
へら竿に重量及び重量バランサを取り付けた。そのた
め、釣り中、例えば、13尺の竿から他の竿に持ち替え
ても把持した手に感ずる竿操作のバランス感覚は常に一
定ととなり、キャスティングの際、同じ力加減で竿操作
が行え、その結果、仕掛けを常に狙うポイントに正確に
投擲が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の並継ぎ竿全体、特に4本並継
ぎ式のへら竿を概略的に示した図である。
【図2】図2は、本発明の並継ぎ竿全体、特に4本並継
ぎ式のへら竿を概略的に示した分解断面図である。
【図3】図3は、本発明の元竿の竿尻部部分を拡大して
示した一部断面側面図である。
【図4】図4は、本発明の釣竿を用いて竿操作を行って
いる状態を模式的に示した図である。
【図5】図5は、4本の竿ピースよりなるへら竿を示す
もので、8尺のへら竿(a)、9尺のへら竿(b)、1
0尺のへら竿(c)、11尺のへら竿(d)、12尺の
へら竿(e)、13尺のへら竿(f)と計6本のへら竿
の群(シリーズ)を示している。
【図6】図6は、3本の竿ピースよりなるへら竿を示す
もので、8尺のへら竿(a)、9尺のへら竿(b)、1
0尺のへら竿(c)、11尺のへら竿(d)、12尺の
へら竿(e)、13尺のへら竿(f)と計6本のへら竿
の群(シリーズ)を示した。
【図7】図7は、従来の釣竿を用いて竿操作を行ってい
る状態を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1…元竿 11…竿尻部 11A…竿尻部栓 12…グリップ部 2…元竿前 21…竿尻部 3…穂持竿 31…竿尻部 4…穂先竿 41…竿尻部 5…元竿の重量バランサ 6…元竿前の重量バランサ 7…穂持竿の重量バランサ 8…穂先竿の重量バランサ A…釣竿(へら竿、並継ぎ竿) A1…へら竿 A2…へら竿 X…ポイント X1…ポイント M…釣人

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の竿ピースの組みよりなるへら竿と
    それより異なる長さの複数の竿ピースの組みよりなるへ
    ら竿との複数のへら竿より構成されるへら竿群におい
    て、各へら竿の重量及び重量バランスを基準となるへら
    竿の重量及び重量バランスに統一したことを特徴とする
    へら竿群。
  2. 【請求項2】 前記基準となるへら竿を前記へら竿群中
    の最長のへら竿としたことを特徴とする請求項1記載の
    へら竿群。
  3. 【請求項3】 前記基準となるへら竿を11尺〜13尺
    の範囲であることを特徴とする請求項2記載のへら竿
    群。
  4. 【請求項4】 へら竿群を構成するへら竿の竿長が8〜
    13尺の範囲であり、基準となるへら竿の竿長が13尺
    であることを特徴とする請求項1記載のへら竿群。
  5. 【請求項5】 複数の竿ピースの組みよりなるへら竿に
    おいて、各竿ピースの竿尻部に重量バランサを設けたこ
    とを特徴とするへら竿。
  6. 【請求項6】 元竿、元竿前、穂持竿、及び穂先竿の4
    本の竿ピースの組みよりなるへら竿において、各竿ピー
    スの竿尻部に重量バランサを設け、その重量比が、1
    5:6:3:1であることを特徴とするへら竿。
  7. 【請求項7】 へら竿の長さが、8尺、9尺、10尺、
    11尺、又は12尺であることを特徴とする請求項5記
    載のへら竿。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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