JP2002058032A - 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置 - Google Patents

画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置

Info

Publication number
JP2002058032A
JP2002058032A JP2000240824A JP2000240824A JP2002058032A JP 2002058032 A JP2002058032 A JP 2002058032A JP 2000240824 A JP2000240824 A JP 2000240824A JP 2000240824 A JP2000240824 A JP 2000240824A JP 2002058032 A JP2002058032 A JP 2002058032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
circuit
data
encoding
encoded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000240824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4224662B2 (ja
Inventor
Takeshi Kimura
剛士 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000240824A priority Critical patent/JP4224662B2/ja
Priority to US09/924,015 priority patent/US7221707B2/en
Publication of JP2002058032A publication Critical patent/JP2002058032A/ja
Priority to US11/804,790 priority patent/US7529301B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4224662B2 publication Critical patent/JP4224662B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化対象の画像データを複数の階層の画像
データに分割し、分割した複数の階層の画像データの中
の所定の階層の画像データをイントラピクチャとして符
号化する場合に、この所定の階層の画像データの符号化
効率を向上させることが可能な画像符号化装置および方
法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置を
提供する。 【解決手段】 入力された画像データを複数の階層の画
像データに分割して符号化する階層符号化方式の画像符
号化装置において、高位階層画像データをイントラピク
チャとして符号化する場合、制御回路29は所定値を示
す参照用データが減算回路11に供給されるようにスイ
ッチ23を切り換える。減算回路11は、前処理回路1
1から出力された高位階層画像データからこの参照用デ
ータを減じる。そして、減算回路11の減算結果である
差分画像データに関して符号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データの圧縮
符号化を行う画像符号化装置および方法、圧縮符号化し
た画像データの復号を行う画像復号装置および方法、な
らびに画像符号化装置および画像復号装置を備えた画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを圧縮符号化するため
の画像符号化方式として、MPEG(Moving Picture E
xperts Group)規格において採用されている双方向予測
符号化方式がある。この双方向予測符号化方式では、フ
レーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、および
双方向予測符号化の3つのタイプの符号化が行われてお
り、これらの符号化に対応して、I(Intra ;イント
ラ)ピクチャ、P(Predictive)ピクチャ、およびB
(Bidirectionally predictive)ピクチャの3種類の画
像タイプがそれぞれ規定されている。なお、Pピクチャ
およびBピクチャは、ノンイントラ(Non-intra )ピク
チャまたはインター(Inter )ピクチャとも呼ばれてい
る。
【0003】符号化対象の画像データをイントラピクチ
ャとして符号化する場合には、例えば同一フレーム(ま
たはフィールド)内でその画像データに関して符号化が
行われる。一方、符号化対象の画像データをノンイント
ラピクチャとして符号化する場合には、過去のフレーム
や未来のフレームを参照して得られる差分画像データに
関して符号化が行われる。
【0004】また、例えば画像の品質を段階的に向上さ
せるための符号化方式として、階層符号化方式がある。
この階層符号化方式では、符号化対象の画像データが複
数の階層の画像データに分割され、分割された各階層の
画像データに関して符号化が行われている。ここで、各
階層の画像データとは、例えば、異なる周波数成分ごと
に分けられた画像データのことである。
【0005】図11はこのような階層符号化方式の画像
符号化装置の構成を示すものである。この画像符号化装
置は、分割回路170と、符号化回路171、172と
を備えている。分割回路170は、符号化対象の画像デ
ータとしての入力画像データXXを複数(ここでは2
つ)の階層の画像データ(基本階層画像データX1およ
び高位階層画像データX2)に分割するためのものであ
る。符号化回路171は、分割回路170から出力され
た基本階層画像データX1を符号化するためのものであ
る。符号化回路172は、分割回路170から出力され
た高位階層画像データX2を符号化するためのものであ
る。符号化回路171、172は、後述するように、互
いに同一の構成を有し、同様に動作するようになってい
る。
【0006】分割回路170は、画像処理回路170a
と、減算回路170bとを含んでいる。画像処理回路1
70aは、入力画像データXXから、基本的な特徴を有
する画像データである基本階層画像データX1を抽出す
るためのものである。減算回路170bは、入力画像デ
ータXXから基本階層画像データX1を減じるためのも
のである。ここで、基本階層画像データとは、通常の画
像として見ることができるような画像データであり、例
えば、画像の空間周波数に関していえば、低い周波数成
分を有する画像データのことである。また、高位階層画
像データとは、例えば高画質の画像を得るための画像デ
ータのことであり、高い周波数成分を有する画像データ
のことである。入力画像データXXを空間周波数に関し
て分割する場合、画像処理回路170aは、例えばLP
F(Low Pass Filter )回路によって構成される。
【0007】入力画像データXXは、分割回路170内
の画像処理回路170aおよび減算回路170bにそれ
ぞれ供給されるようになっている。画像処理回路170
aは、入力画像データXXから基本階層画像データX1
を抽出し、抽出した基本階層画像データX1を、符号化
回路171および減算回路170bにそれぞれ出力する
ようになっている。
【0008】減算回路170bは、入力画像データXX
から、画像処理回路170aから出力された基本階層画
像データX1を減じ、その減算結果である差分画像デー
タを、高位階層画像データX2として符号化回路172
に出力するようになっている。
【0009】図12は図11に示した符号化回路17
1、172の構成を示すものである。符号化回路17
1、172は、入力される符号化対象の画像データが異
なっており、基本階層画像データX1または高位階層画
像データX2であるという点を除いて、上述したよう
に、互いに同一の構成を有しており、同様に動作するよ
うになっている。
【0010】図12に示した符号化回路は、前処理回路
151と、減算回路152と、DCT(Discrete Cosin
e Transform ;離散コサイン変換)回路153と、量子
化回路154とを含んでいる。前処理回路151は、例
えばラスタースキャン形式の画像データを所定の符号化
処理の順序に並び換え、並び換えた画像データごとにブ
ロックスキャン形式に変換して複数のマクロブロックの
画像データ(以下、ブロックデータと呼ぶ)を得るため
のものである。減算回路152は、前処理回路151か
ら出力される画像データ(ブロックデータ)から例えば
後述する予測画像データを減じるためのものである。D
CT回路153は、画像データを周波数成分に変換する
ためのものであり、減算回路151から出力される減算
結果に関してDCTを行うことによりDCT係数を取得
するためのものである。量子化回路154は、DCT回
路153から出力されたDCT係数を所定の量子化値に
基づいて量子化するためのものである。
【0011】また、この符号化回路は、逆量子化回路1
58と、逆DCT回路159と、加算回路160と、フ
レームメモリ161とを含んでいる。逆量子化回路15
8は、量子化回路154の出力データを逆量子化するた
めのものである。逆DCT回路159は、逆量子化回路
158の出力データ(復元されたDCT係数)に関して
逆DCTを行うためのものである。加算回路160は、
逆DCT回路159の出力データ(画像データ)と予測
画像データとを加算するためのものである。フレームメ
モリ161は、加算回路160の加算結果を参照画像デ
ータとして記憶するためのものである。
【0012】さらに、この符号化回路は、動き補償回路
162と、動きベクトル検出回路163と、スイッチ1
64と、制御回路166とを含んでいる。動きベクトル
検出回路163は、前処理回路151から出力された画
像データと、フレームメモリ161に記憶されている参
照画像データとに基づいて、動きベクトルを検出するた
めのものである。動き補償回路162は、動きベクトル
検出回路163によって検出された動きベクトルに基づ
いて、フレームメモリ161に記憶されている参照画像
データに関して動き補償を行い、動き補償のための参照
画像データを予測画像データとして発生するためのもの
である。
【0013】制御回路166は、前処理回路151から
出力された画像データをイントラピクチャとして符号化
するかどうかを決定し、この決定結果に応じてスイッチ
164を切り換えるためのものである。
【0014】前処理回路151から出力された画像デー
タをイントラピクチャとして符号化すると制御回路16
6が決定した場合、スイッチ164は、制御回路166
から出力される切り換え信号に応じて、データ「0」が
減算回路152および加算回路160にそれぞれ出力さ
れるように切り換えられるようになっている。また、前
処理回路151から出力された画像データをノンイント
ラピクチャとして符号化すると制御回路166が決定し
た場合、スイッチ164は、制御回路166から出力さ
れる切り換え信号に応じて、動き補償回路162におい
て発生した予測画像データが減算回路152および加算
回路160にそれぞれ出力されるように切り換えられる
ようになっている。
【0015】これにより、減算回路152から出力され
る減算結果は、画像データをイントラピクチャとして符
号化する場合には、その画像データそのものである。ま
た、その減算結果は、画像データをノンイントラピクチ
ャとして符号化する場合には、予測画像データを用いる
ことにより得られる差分画像データである。
【0016】また、この符号化回路は、可変長符号化回
路155と、多重化回路156と、バッファ157と、
レート制御回路165とを含んでいる。可変長符号化回
路155は、量子化回路154の出力データに関して可
変長符号化を行うためのものである。多重化回路156
は、可変長符号化回路155から出力された符号化デー
タ(DCT係数、量子化回路154の量子化値、および
ピクチャタイプなど)や動きベクトルなどを多重化する
ためのものである。バッファ157は、多重化回路15
6の出力データを一旦保持し、所定のビットレートでス
トリームとして出力するためのものである。レート制御
回路165は、バッファ157におけるデータ占有状態
を監視し、そのデータ占有状態に応じて量子化回路15
4の量子化値を制御するためのものである。
【0017】図13は図12に示した可変長符号化回路
155における符号化処理を示すフローチャートであ
る。図13に示したように、ステップA1において、可
変長符号化回路155に入力されるデータ(ブロックデ
ータであり、量子化されたDCT係数)に関するピクチ
ャタイプを判定する。この入力データがノンイントラピ
クチャに関するものであると判定した場合には、ステッ
プA2において、予め設定されたノンイントラピクチャ
用符号化テーブルを用いて符号化処理を行う(符号化処
理3)。
【0018】一方、ステップA1において入力データが
イントラピクチャに関するものであると判定した場合、
ステップA3において、この入力データにおけるDCT
係数タイプを判定する。これは、各ブロックデータにお
けるDCT係数には、ブロックデータ内で変化しないD
C(Direct Current;直流)係数と、このブロックデー
タ内で変化するAC(Alternate Current ;交流)係数
とが含まれており、それぞれ独立して符号化処理を行う
からである。
【0019】ステップA3において、DCT係数タイプ
がDC係数であると判定した場合、ステップA4におい
て、隣接するブロックデータとの間のDC係数の差分値
に関して予め設定されたDC係数用符号化テーブルを用
いて符号化処理を行う(符号化処理1)。一方、DCT
係数タイプがAC係数であると判定した場合、ステップ
A5において、予め設定されたAC係数用符号化テーブ
ルを用いて符号化処理を行う(符号化処理2)。
【0020】以上のように構成されている階層符号化方
式の画像符号化装置において、符号化回路171、17
2に入力される画像データをイントラピクチャとして符
号化する場合に、このような画像データに関して例えば
動き補償は行われていなかった。これは、画像データを
ノンイントラピクチャとして符号化する場合とイントラ
ピクチャとして符号化する場合とでその画像の性質が大
きく異なっているからである。そのため、データ成分が
少ない差分画像データを符号化するノンイントラピクチ
ャの場合と異なり、イントラピクチャの場合には、入力
された画像データそのものを符号化していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、符号化回路
171、172では、入力される画像データ(基本階層
画像データおよび高位階層画像データ)に関してはそれ
ぞれ区別して符号化が行われていなかった。しかし、高
位階層画像データは入力される画像データと基本階層画
像データとの差を示す差分画像データであるため、画像
の性質に関していえば、イントラピクチャの高位階層画
像データはノンイントラピクチャの高位階層画像データ
と非常に良く似ている。従って、例えば動き補償によっ
て差分画像データを取得することなく、高位階層画像デ
ータをイントラピクチャとして符号化しようとすると、
高位階層画像データではそのデータ成分が基本階層画像
データと比較して少ないにもかかわらず、高位階層画像
データの符号量が多くなってしまい、その符号化効率が
低下してしまうという問題があった。
【0022】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、符号化対象の画像データを複数
の階層の画像データに分割し、分割した複数の階層の画
像データの中の所定の階層の画像データをイントラピク
チャとして符号化する場合に、この所定の階層の画像デ
ータの符号化効率を向上させることが可能な画像符号化
装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画
像処理装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による画像符号化
装置は、符号化対象の画像データを複数の階層の画像デ
ータに分割する分割手段と、この分割手段によって分割
された複数の階層の画像データの中の所定の階層の画像
データをイントラピクチャとして符号化する場合、零以
外の参照用データを用いて所定の階層の画像データを符
号化する符号化手段とを備えている。
【0024】また、本発明による画像符号化方法は、符
号化対象の画像データを複数の階層の画像データに分割
するステップと、この符号化対象の画像データから分割
された複数の階層の画像データの中の所定の階層の画像
データをイントラピクチャとして符号化する場合、零以
外の参照用データを用いて所定の階層の画像データを符
号化するステップとを含んでいる。
【0025】本発明による画像復号装置は、第1の符号
化データを復号する第1の復号手段と、この第1の符号
化データとは異なる第2の符号化データが零以外の参照
用データを用いて符号化されたイントラピクチャの画像
データである場合、この参照用データを用いて第2の符
号化データを復号する第2の復号手段とを備えている。
【0026】また、本発明による画像復号方法は、第1
の符号化データを復号するステップと、この第1の符号
化データとは異なる第2の符号化データが零以外の参照
用データを用いて符号化されたイントラピクチャの画像
データである場合、この参照用データを用いて第2の符
号化データを復号するステップとを含んでいる。
【0027】本発明による画像処理装置は、符号化対象
の画像データを複数の階層の画像データに分割し、分割
した複数の階層の画像データの中の所定の階層の画像デ
ータをイントラピクチャとして符号化する場合、零以外
の参照用データを用いてこの所定の階層の画像データを
符号化する符号化手段と、この符号化手段によって符号
化された所定の階層の画像データを参照用データを用い
て復号する復号手段とを備えている。
【0028】本発明による画像符号化装置または画像符
号化方法では、符号化対象の画像データが複数の階層の
画像データに分割され、分割された複数の階層の画像デ
ータの中の所定の階層の画像データをイントラピクチャ
として符号化する場合、零以外の参照用データを用いて
所定の階層の画像データが符号化される。
【0029】本発明による画像復号装置または画像復号
方法では、第1の符号化データが復号され、この第1の
符号化データとは異なる第2の符号化データが零以外の
参照用データを用いて符号化されたイントラピクチャの
画像データである場合、この参照用データを用いて第2
の符号化データが復号される。
【0030】本発明による画像処理装置では、符号化対
象の画像データを複数の階層の画像データに分割され、
分割された複数の階層の画像データの中の所定の階層の
画像データをイントラピクチャとして符号化する場合、
零以外の参照用データを用いてこの所定の階層の画像デ
ータが符号化される。そして、符号化されたこの所定の
階層の画像データが参照用データを用いて復号される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0032】(第1の実施の形態)図1は本実施の形態
に係る画像符号化装置の構成を示し、図2は本実施の形
態に係る画像復号装置の構成を示したものである。な
お、本実施の形態に係る画像符号化方法および画像復号
方法は、本実施の形態に係る画像符号化装置および画像
復号装置によって具現化されるので、以下、併せて説明
する。
【0033】本実施の形態の画像処理装置は、図1に示
した画像符号化装置と、図2に示した画像復号装置とに
よって構成される。
【0034】まず、図1に示した画像符号化装置につい
て説明する。この画像符号化装置は、分割回路1と、符
号化回路2、3とを備えている。
【0035】分割回路1は、画像処理回路1aと、減算
回路1bとを含み、符号化対象の画像データとしての入
力画像データYYを複数(ここでは2つ)の階層の画像
データ(基本階層画像データY1および高位階層画像デ
ータY2)に分割するようになっている。この入力画像
データYYを空間周波数に関して分割する場合、画像処
理回路1aは、例えばLPF回路によって構成される。
【0036】入力画像データYYは、分割回路1内の画
像処理回路1aおよび減算回路1bにそれぞれ供給され
るようになっている。画像処理回路1aは、入力画像デ
ータYYから、基本的な特徴を有する画像データである
基本階層画像データY1を抽出し、抽出した基本階層画
像データY1を符号化回路2および減算回路1bにそれ
ぞれ出力するようになっている。
【0037】減算回路1bは、入力画像データYYか
ら、画像処理回路1aから出力された基本階層画像デー
タY1を減じ、この減算結果である差分画像データを高
位階層画像データY2として符号化回路3に出力するよ
うになっている。
【0038】符号化回路2は、基本階層画像データY1
に関して符号化を行うためのものであり、符号化回路1
71、172と同様に構成され、同様に動作するように
なっている。
【0039】図3は図1に示した符号化回路3の構成を
示したものである。符号化回路3は、高位階層画像デー
タY2に関して符号化を行うためのものであり、前処理
回路10と、減算回路11と、DCT回路12と、量子
化回路13とを含んでいる。前処理回路10は、例えば
ラスタースキャン形式の画像データを所定の符号化処理
の順序に並び換え、並び換えた画像データごとにブロッ
クスキャン形式に変換して複数のブロックデータを得る
ようになっている。減算回路11は、前処理回路10か
ら出力される画像データ(ブロックデータ)から、例え
ば後述する予測画像データを減じるようになっている。
DCT回路12は、減算回路11から出力される減算結
果に関してDCTを行うことによりDCT係数を取得す
るようになっている。量子化回路13は、DCT回路1
2から出力されるDCT係数を所定の量子化値に基づい
て量子化するようになっている。
【0040】また、符号化回路3は、逆量子化回路17
と、逆DCT回路18と、加算回路19と、フレームメ
モリ20とを含んでいる。逆量子化回路17は、量子化
回路13の出力データに関して逆量子化を行うようにな
っている。逆DCT回路18は、逆量子化回路17の出
力データ(復元されたDCT係数)に関して逆DCTを
行うようになっている。加算回路19は、逆DCT回路
18の出力データ(画像データ)と予測画像データとを
加算するようになっている。フレームメモリ20は、加
算回路19の加算結果を参照画像データとして記憶する
ようになっている。
【0041】さらに、符号化回路3は、動きベクトル検
出回路21と、動き補償回路22と、スイッチ23と、
制御回路29とを含んでいる。動きベクトル検出回路2
1は、前処理回路10から出力される画像データとフレ
ームメモリ20に記憶されている参照画像データとに基
づいて、動きベクトルを検出するようになっている。動
き補償回路22は、動きベクトル検出回路21によって
検出された動きベクトルに基づいて、フレームメモリ2
0に記憶されている参照画像データに関して動き補償を
行い、動き補償のための参照画像データを予測画像デー
タとして発生するようになっている。
【0042】制御回路29は、前処理回路10から出力
された画像データをイントラピクチャとして符号化する
かどうかを決定し、この決定結果に応じてスイッチ23
を切り換えるようになっている。
【0043】前処理回路10から出力された画像データ
をイントラピクチャとして符号化すると制御回路29が
決定した場合、スイッチ23は、制御回路29から出力
される切り換え信号に応じて、外部から供給される所定
値(零(0)ではない)を示す参照用データが減算回路
11および加算回路19にそれぞれ出力されるように切
り換えられようになっている。この所定値は、画像デー
タの符号化の際にその符号量が最小となるような値であ
る。また、前処理回路10から出力された画像データを
ノンイントラピクチャとして符号化すると制御回路29
が決定した場合、スイッチ23は、制御回路29から出
力される切り換え信号に応じて、動き補償回路22にお
いて発生した予測画像データが減算回路11および加算
回路19にそれぞれ出力されるように切り換えられるよ
うになっている。
【0044】これにより、減算回路11から出力される
減算結果は、画像データをイントラピクチャとして符号
化する場合には、参照用データを用いることにより得ら
れる差分画像データとなる。また、この減算結果は、画
像データをノンイントラピクチャとして符号化する場合
には、予測画像データを用いることにより得られる差分
画像データとなる。
【0045】また、符号化回路3は、可変長符号化回路
14と、多重化回路15と、バッファ16と、レート制
御回路24とを備えている。可変長符号化回路14は、
前処理回路10に入力される画像データのピクチャタイ
プに応じて区別することなく、すなわち入力される画像
データをイントラピクチャとして符号化する場合とノン
イントラピクチャとして符号化する場合とで区別するこ
となく、量子化回路13の出力データに関して同一の可
変長符号化処理を行うようになっている。
【0046】多重化回路15は、可変長符号化回路14
から出力された符号化データ(DCT係数、量子化回路
13の量子化値、およびピクチャタイプなど)、動きベ
クトル、および所定値を示す参照用データなどを多重化
するようになっている。バッファ16は、多重化回路1
5の出力データを一旦保持し、所定のビットレートでス
トリームとして出力するようになっている。レート制御
回路24は、バッファ16におけるデータ占有状態を監
視し、そのデータ占有状態に応じて量子化回路13の量
子化値を制御するようになっている。
【0047】次に、以上のように構成されている画像符
号化装置の作用について説明する。
【0048】図4は図1に示した画像符号化装置による
符号化処理を示すフローチャートである。符号化対象の
画像データである入力画像データYYが分割回路1に入
力されると、ステップB1において、分割回路1は、入
力画像データYYを基本階層画像データY1と高位階層
画像データY2とに分割する。そして、分割回路1は、
基本階層画像データY1を符号化回路2に出力し、高位
階層画像データY2を符号化回路3に出力する。
【0049】ステップB2において、符号化回路2は、
従来の符号化回路171、172と同様に動作し、基本
階層画像データY1に関して符号化を行う。すなわち、
分割回路1から出力された基本階層画像データY1をイ
ントラピクチャとして符号化する場合、符号化回路2
は、この基本階層画像データY1に関して符号化を行
う。一方、基本階層画像データY1をノンイントラピク
チャとして符号化する場合、符号化回路2は、この基本
階層画像データY1および予測画像データを用いること
により得られる差分画像データに関して符号化を行う。
【0050】一方、ステップB3において、符号化回路
3は、以下のようにして、分割回路1から出力された高
位階層画像データY2に関して符号化を行う。
【0051】前処理回路10は、入力された高位階層画
像データY2を所定の符号化順序に並び換え、並び換え
た高位階層画像データY2ごとに複数のブロックデータ
に変換する。動きベクトル検出回路21は、前処理回路
10から出力された高位階層画像データY2とフレーム
メモリ20に記憶されている参照画像データとに基づい
て動きベクトルを検出する。動き補償回路22は、動き
ベクトル検出回路21によって検出された動きベクトル
に基づいて、参照画像データに関して動き補償を行う。
【0052】高位階層画像データY2をノンイントラピ
クチャとして符号化すると決定した場合、制御回路29
は、動き補償回路22において発生した参照画像データ
が予測画像データとして減算回路11に供給されるよう
にスイッチ23を切り換える。
【0053】一方、高位階層画像データY2をイントラ
ピクチャとして符号化すると決定した場合、制御回路2
9は、外部から供給された所定値を示す参照用データが
減算回路11に供給されるようにスイッチ23を切り換
える。
【0054】減算回路11は、高位階層画像データY2
から予測画像データまたは参照用データのいずれか一方
を減じ、その減算結果(差分画像データ)をDCT回路
12に出力する。DCT回路12は、この減算回路11
からの減算結果に関してDCTを行うことによってDC
T係数を取得する。量子化回路13は、DCT回路12
によって取得されたDCT係数の量子化を行い、量子化
したDCT係数を可変長符号化回路14および逆量子化
回路17にそれぞれ出力する。レート制御回路24は、
バッファ16におけるデータ占有状態を監視し、そのデ
ータ占有状態に応じて量子化回路13の量子化値を制御
する。
【0055】逆量子化回路17は、量子化回路13によ
って量子化されたDCT係数に関して逆量子化を行う。
逆DCT回路18は、逆量子化回路17によって逆量子
化されたDCT係数に関して逆DCTを行い、これによ
り画像データを復元する。加算回路19は、この復元し
た画像データと、予測画像データまたは参照用データの
いずれか一方とを加算する。フレームメモリ20は加算
回路19の加算結果を参照画像データとして記憶する。
【0056】可変長符号化回路14は、高位階層画像デ
ータY2のピクチャタイプによることなく、量子化回路
13によって量子化されたDCT係数を所定の符号化処
理に基づいて符号化する。多重化回路15は、可変長符
号化回路14から出力された符号化データ(DCT係
数、量子化回路13の量子化値、およびピクチャタイプ
など)、動きベクトル、および所定値を示す参照用デー
タなどを多重化する。多重化されたこれらのデータは、
バッファ16に一旦保持された後、所定のビットレート
でストリームとして出力される。
【0057】次に、以上のようにして符号化された画像
データを復号する画像復号装置について説明する。
【0058】図2に示した画像復号装置は、復号回路
5、6と、加算回路7とを備えている。復号回路5は、
符号化された基本階層画像データY1に関するストリー
ムを復号するようになっている。復号回路6は、符号化
された高位階層画像データY2に関するストリームを復
号するようになっている。加算回路7は、復号回路5に
よって復号された基本階層画像データY1と、復号回路
6によって復号された高位階層画像データY2とを加算
し、この加算結果を入力画像データYYとして復元する
ようになっている。
【0059】図5は図2に示した復号回路5の構成を示
したものである。復号回路5は、バッファ40と、分離
回路41と、可変長復号回路42と、逆量子化回路43
と、逆DCT回路44とを含んでいる。バッファ40
は、符号化された基本階層画像データY1に関するスト
リームを一旦保持するようになっている。このストリー
ムには、符号化データ(DCT係数、量子化値、および
ピクチャタイプ)や動きベクトルなどが含まれている。
分離回路41は、バッファ40に保持されているストリ
ームの分離を行うようになっている。可変長復号回路4
2は、分離回路41によって分離された符号化データに
関して可変長復号を行うようになっている。逆量子化回
路43は、可変長復号回路42の出力データに関して逆
量子化を行うようになっている。逆DCT回路44は、
逆量子化回路43の出力データに関して逆DCTを行う
ようになっている。
【0060】また、復号回路5は、加算回路45と、フ
レームメモリ47と、動き補償回路48と、スイッチ4
9と、判定回路54とを含んでいる。加算回路45は、
逆DCT回路44の出力データと予測画像データとを加
算するようになっている。フレームメモリ47は、加算
回路45の加算結果を参照画像データとして記憶するよ
うになっている。動き補償回路48は、分離回路41に
よって分離された動きベクトルに基づいて、フレームメ
モリ47に記憶されている参照画像データに関して動き
補償を行い、動き補償のための参照画像データを予測画
像データとして発生するようになっている。判定回路5
4は、分離回路41によって分離されたピクチャタイプ
(イントラピクチャまたはノンイントラピクチャ)を判
定し、この判定結果に応じてスイッチ49を切り換える
ようになっている。
【0061】符号化されている基本階層画像データY1
がイントラピクチャであると判定回路54が判定した場
合、スイッチ49は、判定回路54から出力される切り
換え信号に応じて、データ「0」が加算回路45に出力
されるように切り換えられるようになっている。また、
符号化されている基本階層画像データY1がノンイント
ラピクチャであると判定回路54が判定した場合、スイ
ッチ49は、判定回路54から出力される切り換え信号
に応じて、動き補償回路48において発生した予測画像
データが加算回路45に出力されるように切り換えられ
るようになっている。
【0062】さらに、復号回路5は、加算回路45から
供給されたその加算結果であるブロックスキャン形式の
ブロックデータをラスタースキャン形式の画像データに
変換し、変換した画像データを所定の順序に並び換えて
出力する後処理回路46を含んでいる。
【0063】図6は図2に示した復号回路6の構成を示
したものである。復号回路6は、符号化されている高位
階層画像データY2がイントラピクチャである場合に、
バッファ40に保持されるストリームに含まれている所
定値を示す参照用データを用いて復号処理を行っている
点を除いて、図5に示した復号回路5と同様に構成され
ており、同様に動作するようになっている。
【0064】すなわち、符号化されている高位階層画像
データY2がイントラピクチャである場合、バッファ4
0に一旦保持されるストリームには所定値を示す参照用
データも含まれている。そこで、分離回路41は、この
ストリームから参照用データを分離し、分離した参照用
データをスイッチ50に供給するようになっている。そ
して、符号化されている高位階層画像データY2がイン
トラピクチャであると判定回路54が判定した場合、ス
イッチ50は、判定回路54から出力される切り換え信
号に応じて、分離回路41によって分離された参照用デ
ータが加算回路45に出力されるように切り換えられる
ようになっている。
【0065】ここで、復号回路5が本発明の「第1の復
号手段」の一具体例に対応し、復号回路6が本発明の
「第2の復号手段」の一具体例に対応している。
【0066】次に、以上のように構成されている画像復
号装置の作用について説明する。
【0067】図7は図2に示した画像復号装置による復
号処理を示すフローチャートである。符号化されている
基本階層画像データY1に関するストリームが供給され
ると、ステップC1において、復号回路5は、このスト
リームを復号して基本階層画像データを復元する。すな
わち、符号化されている基本階層画像データY1に関す
るストリームをバッファ40に一旦保持させる。分離回
路41は、バッファ40に保持されているストリームの
分離を行う。そして、分離回路41は、このストリーム
から分離した動きベクトルを動き補償回路48に供給す
るとともに、このストリームから分離した符号化データ
を可変長復号回路42に供給する。
【0068】可変長復号回路42は、分離回路41によ
って分離された符号化データに関して可変長復号を行
う。逆量子化回路43は、可変長復号回路42の出力デ
ータに関して逆量子化を行う。逆DCT回路44は、逆
量子化回路43の出力データに関して逆DCTを行う。
【0069】符号化されている基本階層画像データY1
がイントラピクチャであると判定した場合、判定回路5
4は、データ「0」が加算回路45に供給されるように
スイッチ49を切り換える。加算回路45は、このデー
タ「0」と逆DCT回路44の出力データとを加算し、
その加算結果を後処理回路46およびフレームメモリ4
7にそれぞれ供給する。
【0070】一方、符号化されている基本階層画像デー
タY1がノンイントラピクチャであると判定回路54が
判定した場合、動き補償回路48は、分離回路41によ
って分離された動きベクトルに基づいてフレームメモリ
47に記憶されている参照画像データに関して動き補償
を行い、動き補償のための参照画像データを予測画像デ
ータとして発生する。判定回路54は、動き補償回路4
8から出力される予測画像データが加算回路45に供給
されるようにスイッチ49を切り換える。加算回路45
は、動き補償回路48から出力された予測画像データと
逆DCT回路44の出力データとを加算し、その加算結
果を後処理回路46およびフレームメモリ47にそれぞ
れ供給する。
【0071】後処理回路46は、加算回路45から供給
されたその加算結果であるブロックスキャン形式のブロ
ックデータをラスタースキャン形式の画像データに変換
し、変換した画像データを所定の順序に並び換えて出力
する。この出力画像データが復元された基本階層画像デ
ータとなる。この基本階層画像データは加算回路7にも
供給される。
【0072】一方、符号化されている高位階層画像デー
タY2に関するストリームが供給されると、ステップC
2において、復号回路6は、このストリームを復号して
高位階層画像データを復元する。すなわち、符号化され
ている高位階層画像データY2に関するストリームをバ
ッファ40に一旦保持させる。符号化されている高位階
層画像データY2がイントラピクチャである場合、バッ
ファ40に保持されるストリームには所定値を示す参照
用データも含まれている。そこで、分離回路41は、こ
の参照用データをストリームから分離し、スイッチ50
に供給する。
【0073】ここで、符号化されている高位階層画像デ
ータY2がイントラピクチャであると判定した場合、判
定回路54は、参照用データが加算回路45に供給され
るようにスイッチ50を切り換える。加算回路45は、
この参照用データと逆DCT回路の出力データとを加算
する。その他については、復号回路6は、復号回路5と
同様に動作して高位階層画像データを復元し、この高位
階層画像データを加算回路7に出力する。
【0074】ステップC3において、加算回路7は、復
号回路5から出力された基本階層画像データと復号回路
6から出力された高位階層画像データとを加算し、この
加算結果を入力画像データとして復元する。
【0075】以上のように、本実施の形態では、階層符
号化方式において分割された複数の階層の画像データの
中で例えば高位階層画像データをイントラピクチャとし
て符号化する場合においても、零以外の参照用データを
用いた減算により得られる、データ成分の少ない差分画
像データに関して符号化を行っている。従って、高位階
層画像データの符号量を削減してその符号化効率を向上
でき、これにより、入力画像データ全体の符号化効率を
向上させることが可能となる。そして、このようにして
符号化されている高位階層画像データに関して、この参
照用データに基づいて復号を行っているので、再現性が
よい高位階層画像データを得ることができる。
【0076】(第2の実施の形態)図8は本実施の形態
に係る画像符号化装置の符号化回路の構成を示し、図9
は本実施の形態に係る画像復号装置の復号回路の構成を
示したものである。本実施の形態の画像符号化装置は、
高位階層画像データをイントラピクチャとして符号化す
る場合に用いる参照用データを予め記憶するようになっ
ている。また、本実施の形態の画像復号装置は、符号化
されている高位階層画像データがイントラピクチャであ
る場合において、復号の際に用いる参照用データを予め
記憶するようになっている。その他に関しては、第1の
実施の形態の場合と同様に構成され、同様に動作するよ
うになっている。
【0077】なお、本実施の形態に係る画像符号化方法
および画像復号方法は、本実施の形態に係る画像符号化
装置および画像復号装置によって具現化されるので、以
下、併せて説明する。ここで、第1の実施の形態の場合
と同一の構成要素には同一の符号を付しており、ここで
は、その詳細な説明を省略する。
【0078】図8に示した符号化回路は、図1に示した
符号化回路3に対応するものであり、イントラピクチャ
用フレームメモリ25をさらに含み、高位階層画像デー
タに関して符号化を行うようになっている。イントラピ
クチャ用フレームメモリ25は、高位階層画像データの
符号化の際にその符号量が最小となるような値を示す参
照用データを予め記憶するようになっている。また、こ
の符号化回路には、スイッチ23の代わりにスイッチ2
6が設けられている。
【0079】図8に示した符号化回路において、高位階
層画像データをイントラピクチャとして符号化すると決
定した場合、制御回路29は、イントラピクチャ用フレ
ームメモリ25に予め記憶されている参照用データが減
算回路11に供給されるようにスイッチ26を切り換え
る。減算回路11は、前処理回路10の出力データ(高
位階層画像データ)からこの参照用データを減じること
により差分画像データを取得する。その後、第1の実施
の形態の場合と同様にして、この差分画像データに関し
て符号化を行う。
【0080】また、図9に示した復号回路は、図1に示
した復号回路6に対応するものであり、図5に示した復
号回路と比較して、イントラピクチャ用フレームメモリ
51をさらに含み、符号化されている高位階層画像デー
タに関して復号を行うようになっている。イントラピク
チャ用フレームメモリ51は、図8に示した符号化回路
内のイントラピクチャ用フレームメモリ25に記憶され
ている参照用データと同じ内容の参照用データを予め記
憶するようになっている。また、この復号回路には、ス
イッチ50の代わりにスイッチ52が設けられている。
【0081】図9に示した復号回路において、符号化さ
れている高位階層画像データがイントラピクチャである
と判定した場合、判定回路54は、イントラピクチャ用
フレームメモリ51に予め記憶されている参照用データ
が加算回路45に供給されるようにスイッチ52を切り
換える。加算回路45は、この参照用データと逆DCT
回路44の出力データとを加算し、その加算結果を後処
理回路46およびフレームメモリ47に出力する。後処
理回路46は、加算回路45からの加算結果に基づいて
イントラピクチャの高位階層画像データを復元する。
【0082】以上のように、本実施の形態では、高位階
層画像データをイントラピクチャとして符号化する場
合、符号化回路および復号回路においてそれぞれ予め記
憶されている参照用データを用いて高位階層画像データ
に関する符号化および復号を行っているので、参照用デ
ータ自身を符号化回路から復号回路に伝送する手間を省
くことができる。
【0083】本実施の形態では、参照用データを符号化
回路および復号回路にそれぞれ予め記憶させるようにし
ているが、例えば、高位階層画像データを符号化する際
に最初にこの参照用データを符号化しておき、符号化さ
れている高位階層画像データを復号する際には符号化さ
れた参照用データを最初に復号して復号回路内のイント
ラピクチャ用フレームメモリに記憶させるようにしても
よい。
【0084】(第3の実施の形態)図10は本実施の形
態に係る画像符号化装置の符号化回路の構成を示したも
のである。本実施の形態の画像符号化装置は、高位階層
画像データをイントラピクチャとして符号化する場合に
おいて、参照用データとして高位階層画像データの平均
画素値を計算するようになっている。その他に関して
は、第1の実施の形態の場合と同様に構成され、同様に
動作するようになっている。
【0085】なお、本実施の形態に係る画像符号化方法
は、本実施の形態に係る画像符号化装置によって具現化
されるので、以下、併せて説明する。ここで、第1の実
施の形態の場合と同一の構成要素には同一の符号を付し
ており、ここでは、その詳細な説明を省略する。
【0086】図10に示した符号化回路は、図1に示し
た符号化回路3に対応するものであり、図3に示した符
号化回路と比較して、前処理回路10の出力データの平
均画素値(高位階層画像データの全画素の平均値)を参
照用データとして計算する平均画素値計算回路27をさ
らに含み、高位階層画像データに関して符号化を行うよ
うになっている。また、この符号化回路には、スイッチ
23の代わりにスイッチ28が設けられている。
【0087】図10に示した符号化回路において、高位
階層画像データをイントラピクチャとして符号化する場
合、平均画素値計算回路27は、前処理回路10の出力
データ(高位階層画像データ)の平均画素値を計算す
る。制御回路29は、平均画素値計算回路27によって
計算された平均画素値が減算回路11に供給されるよう
にスイッチ28を切り換える。減算回路11は、前処理
回路10の出力データからこの平均画素値を減じること
により、差分画像データを取得する。そして、第1の実
施の形態の場合と同様に、この差分画像データに関して
符号化を行う。
【0088】また、平均画素値計算回路27は、計算し
た平均画素値を多重化回路15に出力する。多重化回路
15は、高位階層画像データの符号化データなどととも
に、この平均画素値を多重化して出力する。
【0089】このようにして符号化されている高位階層
画像データに関しては、図6に示した復号回路によって
復号を行う。この場合、分離回路53は、バッファ40
に保持されているストリームから平均画素値を分離し、
分離した平均画素値をスイッチ50に供給する。これに
より、符号化されているイントラピクチャの高位階層画
像データの復号の際にこの平均画素値を用いることがで
きる。
【0090】以上のように、本実施の形態では、高位階
層画像データをイントラピクチャとして符号化する場
合、その平均画素値を計算して用いるとともに、計算し
た画素平均値を多重化して出力している。従って、画像
データの性質に応じて、最適にそのデータ量を少なくし
て符号化を行うことができる。そして、符号化されてい
る高位階層画像データがイントラピクチャである場合、
多重化して出力された平均画素値を用いてこの高位階層
画像データに関する復号を行っている。従って、平均画
素値を参照用データとして予め準備しておく手間を省く
ことができる。
【0091】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定され
ることなく、種々の変形が可能である。
【0092】例えば、本発明では、階層符号化方式にお
いて、符号化対象の画像データを複数の階層の画像デー
タ(基本階層画像データおよび高位階層画像データ)に
分割し、高位階層画像データをイントラピクチャとして
符号化する場合には、参照用データを用いて高位階層画
像データに関して符号化を行っている。しかし、データ
成分が少ない画像データをイントラピクチャとして符号
化する場合にも、このような参照用データを用いれば、
その符号化効率を向上させることが可能となる。
【0093】また、本発明では、符号化対象の画像デー
タを異なる周波数成分ごとに分けた階層の画像データに
関して符号化を行っているが、例えば、色成分ごとに分
けた階層の画像データに関して符号化を行うようにして
もよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から5の
いずれか1項に記載の画像符号化装置、または請求項6
もしくは7に記載の画像符号化方法によれば、符号化対
象の画像データを複数の階層の画像データに分割し、分
割した複数の階層の画像データの中の所定の階層の画像
データをイントラピクチャとして符号化する場合、零以
外の参照用データを用いて所定の階層の画像データを符
号化するようにしたので、この所定の階層の画像データ
の符号化効率を向上させることができるという効果を奏
する。
【0095】また、請求項8に記載の画像復号装置また
は請求項9に記載の画像復号方法によれば、符号化対象
の画像データが複数の階層の画像データに分割して符号
化されている場合、第1の符号化データを復号するとと
もに、この第1の符号化データとは異なる第2の符号化
データが零以外の参照用データを用いて符号化されたイ
ントラピクチャの画像データである場合にはこの参照用
データを用いて第2の符号化データを復号するようにし
たので、この第2の符号データから再現性のよい画像デ
ータを得ることができるという効果を奏する。
【0096】また、請求項10に記載の画像処理装置に
よれば、符号化対象の画像データを複数の階層の画像デ
ータに分割し、分割した複数の階層の画像データの中の
所定の階層の画像データをイントラピクチャとして符号
化する場合には零以外の参照用データを用いてこの所定
の階層の画像データを符号化するとともに、参照用デー
タを用いて符号化した所定の階層の画像データに関して
はこの参照用データを用いて復号を行うようにしたの
で、所定の階層の画像データの符号化効率を向上させる
ことができるとともに、再現性のよい所定の階層の画像
データを得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る階層符号化方
式の画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る階層符号化方
式の画像復号装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示した符号化回路の構成を示すブロック
図である。
【図4】図1に示した画像符号化装置による符号化処理
を示すフローチャートである。
【図5】図2に示した復号回路の構成を示すブロック図
である。
【図6】図2に示した復号回路の構成を示すブロック図
である。
【図7】図2に示した画像復号装置による復号処理を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像符号化装
置の符号化回路の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像復号装置
の復号回路の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る画像符号化
装置の符号化回路の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の階層符号化方式の画像符号化装置の構
成を示すブロック図である。
【図12】図11に示した符号化回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図13】図12に示した可変長符号化回路による符号
化処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1…分割回路、1a…画像処理回路、1b,11…減算
回路、2,3…符号化回路、5,6…復号回路、7,1
9,45…加算回路、10…前処理回路、12…DCT
回路、13…量子化回路、14…可変長符号化回路、1
5…多重化回路、16,40…バッファ、17,43…
逆量子化回路、18,44…逆DCT回路、20,47
…フレームメモリ、21…動きベクトル検出回路、2
2,48…動き補償回路、23,26,28,49,5
0,52…スイッチ、24…レート制御回路、25,5
1…イントラピクチャ用フレームメモリ、27…平均画
素値計算回路、29…制御回路、41、53…分離回
路、42…可変長復号回路、46…後処理回路、54…
判定回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化対象の画像データを複数の階層の
    画像データに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された複数の階層の画像デー
    タの中の所定の階層の画像データをイントラピクチャと
    して符号化する場合、零以外の参照用データを用いて前
    記所定の階層の画像データに関して符号化を行う符号化
    手段とを備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化手段は、前記所定の階層の画
    像データから前記参照用データを減じて得られる差分画
    像データを符号化することを特徴とする請求項1記載の
    画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記参照用データを記憶する記憶手段を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記符号化対象の画像データの平均画素値を前記参照用
    データとして計算する計算手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の階層の画像データは、基本階
    層画像データと、前記符号化対象の画像データから前記
    基本階層画像データを減じて得られる高位階層画像デー
    タとを含み、前記所定の階層の画像データは、前記高位
    階層画像データであることを特徴とする請求項1記載の
    画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 符号化対象の画像データを複数の階層の
    画像データに分割するステップと、 前記符号化対象の画像データから分割された複数の階層
    の画像データの中の所定の階層の画像データをイントラ
    ピクチャとして符号化する場合、零以外の参照用データ
    を用いて前記所定の階層の画像データに関して符号化を
    行うステップとを含むことを特徴とする画像符号化方
    法。
  7. 【請求項7】 前記所定の階層の画像データに関して符
    号化を行うステップは、 前記所定の階層の画像データから前記参照用データを減
    じて得られる差分画像データを符号化するステップを含
    むことを特徴とする請求項6記載の画像符号化方法。
  8. 【請求項8】 符号化対象の画像データを複数の階層の
    画像データに分割して符号化することにより得られた符
    号化データを復号する装置であって、 第1の符号化データを復号する第1の復号手段と、 前記第1の符号化データとは異なる第2の符号化データ
    が零以外の参照用データを用いて符号化されたイントラ
    ピクチャの画像データである場合、前記参照用データを
    用いて前記第2の符号化データを復号する第2の復号手
    段とを備えたことを特徴とする画像復号装置。
  9. 【請求項9】 符号化対象の画像データを複数の階層の
    画像データに分割して符号化することにより得られた符
    号化データを復号する方法であって、 第1の符号化データを復号するステップと、 前記第1の符号化データとは異なる第2の符号化データ
    が零以外の参照用データを用いて符号化されたイントラ
    ピクチャの画像データである場合、前記参照用データを
    用いて前記第2の符号化データを復号するステップとを
    含むことを特徴とする画像復号方法。
  10. 【請求項10】 符号化対象の画像データを複数の階層
    の画像データに分割し、分割した複数の階層の画像デー
    タの中の所定の階層の画像データをイントラピクチャと
    して符号化する場合、零以外の参照用データを用いて前
    記所定の階層の画像データを符号化する符号化手段と、 前記符号化手段によって符号化された前記所定の階層の
    画像データを前記参照用データを用いて復号する復号手
    段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
JP2000240824A 2000-08-09 2000-08-09 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置 Expired - Fee Related JP4224662B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240824A JP4224662B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置
US09/924,015 US7221707B2 (en) 2000-08-09 2001-08-07 Image processing apparatus employing hierarchical encoding
US11/804,790 US7529301B2 (en) 2000-08-09 2007-05-21 Image processing apparatus employing hierarchical encoding

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240824A JP4224662B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002058032A true JP2002058032A (ja) 2002-02-22
JP4224662B2 JP4224662B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=18732116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000240824A Expired - Fee Related JP4224662B2 (ja) 2000-08-09 2000-08-09 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7221707B2 (ja)
JP (1) JP4224662B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100727972B1 (ko) 2005-09-06 2007-06-14 삼성전자주식회사 영상의 인트라 예측 부호화, 복호화 방법 및 장치
KR100750128B1 (ko) 2005-09-06 2007-08-21 삼성전자주식회사 영상의 인트라 예측 부호화, 복호화 방법 및 장치
CN100423581C (zh) * 2002-12-30 2008-10-01 Nxp股份有限公司 动态图形的编码/解码方法及其设备
WO2009014230A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-29 Fujifilm Corporation Image processing apparatus, image processing method, image processing system and program
US8141378B2 (en) 2007-09-27 2012-03-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Top plate and mechanical room of a refrigerated showcase
WO2013018276A1 (ja) * 2011-08-01 2013-02-07 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 動画データ生成装置、動画像表示装置、動画データ生成方法、動画像表示方法、および動画像ファイルのデータ構造

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4224662B2 (ja) * 2000-08-09 2009-02-18 ソニー株式会社 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03295378A (ja) * 1990-04-13 1991-12-26 Oki Electric Ind Co Ltd 画像符号化装置
JPH0622289A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Hitachi Ltd 多解像度画像信号符号化装置及び復号装置
JPH07203450A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Victor Co Of Japan Ltd 画像データ圧縮方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746628A (ja) * 1993-06-29 1995-02-14 Toshiba Corp 画像信号符号化装置及び画像信号復号化装置
KR100213018B1 (ko) * 1994-07-30 1999-08-02 윤종용 동화상 부호화장치
DE69619002T2 (de) * 1995-03-10 2002-11-21 Toshiba Kawasaki Kk Bildkodierungs-/-dekodierungsvorrichtung
US6023301A (en) * 1995-07-14 2000-02-08 Sharp Kabushiki Kaisha Video coding device and video decoding device
JPH10234014A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像復号化方法、画像復号化装置、画像多重化方法、画像多重化装置、及び記録媒体
JPH10257502A (ja) * 1997-03-17 1998-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 階層画像符号化方法、階層画像多重化方法、階層画像復号方法及び装置
US6233356B1 (en) * 1997-07-08 2001-05-15 At&T Corp. Generalized scalability for video coder based on video objects
US6011870A (en) * 1997-07-18 2000-01-04 Jeng; Fure-Ching Multiple stage and low-complexity motion estimation for interframe video coding
GB2352350B (en) * 1999-07-19 2003-11-05 Nokia Mobile Phones Ltd Video coding
US6639942B1 (en) * 1999-10-21 2003-10-28 Toshiba America Electronic Components, Inc. Method and apparatus for estimating and controlling the number of bits
JP4224662B2 (ja) * 2000-08-09 2009-02-18 ソニー株式会社 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置
JP2004350263A (ja) * 2003-04-28 2004-12-09 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03295378A (ja) * 1990-04-13 1991-12-26 Oki Electric Ind Co Ltd 画像符号化装置
JPH0622289A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Hitachi Ltd 多解像度画像信号符号化装置及び復号装置
JPH07203450A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Victor Co Of Japan Ltd 画像データ圧縮方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100423581C (zh) * 2002-12-30 2008-10-01 Nxp股份有限公司 动态图形的编码/解码方法及其设备
KR100727972B1 (ko) 2005-09-06 2007-06-14 삼성전자주식회사 영상의 인트라 예측 부호화, 복호화 방법 및 장치
KR100750128B1 (ko) 2005-09-06 2007-08-21 삼성전자주식회사 영상의 인트라 예측 부호화, 복호화 방법 및 장치
US9001890B2 (en) 2005-09-06 2015-04-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for video intraprediction encoding and decoding
WO2009014230A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-29 Fujifilm Corporation Image processing apparatus, image processing method, image processing system and program
CN102572433A (zh) * 2007-07-20 2012-07-11 富士胶片株式会社 图像处理设备、图像处理方法、图像处理系统和程序
US8345983B2 (en) 2007-07-20 2013-01-01 Fujifilm Corporation Image processing apparatus, image processing method, image processing system and computer readable medium
US8141378B2 (en) 2007-09-27 2012-03-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Top plate and mechanical room of a refrigerated showcase
WO2013018276A1 (ja) * 2011-08-01 2013-02-07 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 動画データ生成装置、動画像表示装置、動画データ生成方法、動画像表示方法、および動画像ファイルのデータ構造
US9516310B2 (en) 2011-08-01 2016-12-06 Sony Corporation Moving image data generation device, moving image display device, moving image data generation method, moving image displaying method, and data structure of moving image file

Also Published As

Publication number Publication date
US7529301B2 (en) 2009-05-05
US20020054338A1 (en) 2002-05-09
JP4224662B2 (ja) 2009-02-18
US7221707B2 (en) 2007-05-22
US20070217504A1 (en) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100791299B1 (ko) 다 계층 기반의 비디오 인코딩 방법 및 장치
US20050002458A1 (en) Spatial scalable compression
US20100172593A1 (en) Image encoding apparatus, image encoding method, and image encoding program
EP1833256B1 (en) Selection of encoded data, setting of encoded data, creation of recoded data, and recoding method and device
JP2004336369A (ja) 動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像符号化方法、動画像復号化方法、動画像符号化プログラム及び動画像復号化プログラム
JP2005506815A5 (ja)
JP2007281949A (ja) 画像符号化装置、画像符号化復号システム、画像符号化方法、および画像符号化復号方法
JP3778960B2 (ja) 動画像符号化方法及び装置
US7529301B2 (en) Image processing apparatus employing hierarchical encoding
JPH06125543A (ja) 符号化装置
US6697430B1 (en) MPEG encoder
JP2003304538A (ja) 画像符号化装置、画像復号化装置及びそれらの方法
US6804299B2 (en) Methods and systems for reducing requantization-originated generational error in predictive video streams using motion compensation
JP2002058028A (ja) 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置
JP4359273B2 (ja) 符号化モード選択方法
JP2005151167A (ja) 動き補償予測符号化装置及び動き補償予測符号化プログラム
JP2002058020A (ja) 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置
JP2002232894A (ja) データレート変換装置
JP3403561B2 (ja) 動画像符号化方法及びその装置
JP2002058027A (ja) 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、ならびに画像処理装置
JP4353928B2 (ja) データ圧縮方法、記録方法、及び伝送方法
JP4359274B2 (ja) 動画像圧縮符号化装置
JP2000032467A (ja) 画像処理装置および方法、並びに提供媒体
JP2002058033A (ja) 画像符号化装置および画像符号化方法
JP2005039321A (ja) フリッカ低減量子化器、フリッカ低減量子化方法、及びそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081029

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees