JP2002056452A - 自動販売機の給湯用温水タンク - Google Patents

自動販売機の給湯用温水タンク

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JP2002056452A
JP2002056452A JP2000244087A JP2000244087A JP2002056452A JP 2002056452 A JP2002056452 A JP 2002056452A JP 2000244087 A JP2000244087 A JP 2000244087A JP 2000244087 A JP2000244087 A JP 2000244087A JP 2002056452 A JP2002056452 A JP 2002056452A
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JP
Japan
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hot water
tank
pipe
water supply
supply valve
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JP2000244087A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Takano
晃利 高野
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タンクの湯中に生成した浮遊異物が導湯管に吸
い込まれて給湯弁に移行するのを防止し、異物の詰まり
に起因する給湯弁の湯漏トラブルを防ぐ。 【解決手段】ヒータ1bを内蔵したタンク1aの側面に
接続管1cを介して給湯弁6を取付け、かつ接続管から
タンク内の湯面近くに立ち上がる導湯管1dを通じて吸
い込んだタンク内上部の高温湯を機内の調理部に給湯す
るようにした自動販売機の給湯用温水タンクにおいて、
前記導湯管の上端をヘアピン状に湾曲してその吸込口を
下向きに開口させて湯面に浮遊する異物(水道水のカル
キ成分などの析出物)が導湯管より吸い込まれて給湯弁
に移行するのを防ぐとともに、接続管と導湯管との間を
着脱可能に分割し、メンテナンス時に導湯管を取り外し
て簡単に洗浄できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ式自動販売
機などに搭載して機内の調理部に湯を供給する自動販売
機の温水タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、頭記したカップ式自動販売機を例
に、その機内の飲料系統を図3に示す。図において、1
は温水タンク、2は水道水を貯留する水リザーバ3から
水ポンプ4,給水弁(三方切換弁)5を経て温水タンク
1に水道水を補給する給水管、6は温水タンク1に装備
した給湯弁、7は給湯弁6と飲料調理部のミキシングボ
ール8との間に配管した給湯管、9はインスタントコー
ヒー,ココア,砂糖,ミルクなどの粉末原料を収容した
原料キャニスタ、10はレギュラーコーヒーのコーヒー
抽出器、11はコーヒー豆キャニスタ、12はミキシン
グボール8とベンドステージ13との間に配管したホッ
ト飲料供給管路でり、これらでホット飲料回路を構成し
ている。なお、図示例のカップ式自動販売機は、前記の
ホット飲料回路と別に、水冷却コイル14,カーボネー
タ15,シロップコンテナ16,シロップポンプ17,
冷却水槽18,炭酸ガスボンベ19などを含むコールド
飲料回路を装備している。
【0003】かかるカップ式自動販売機の飲料販売動作
は周知の通りであり、ここでは詳細な説明を省くが、例
えば粉末原料のホット飲料を販売する場合には、販売指
令に基づき選択された原料キャニスタ9から定量の粉末
原料をミキシングボール8に搬出し、ここに温水タンク
から給湯弁6を経て供給した湯を加えて調製したホット
飲料をホット飲料供給管路12を通じてベンドステージ
13に搬出したカップ20に吐出し供給する。
【0004】次に、前記した温水タンク1の従来例の構
造を図4に示す。なお、図示例では温水タンク1の側面
に上,中,下段に並ぶ3個の給水弁を装備している。こ
こで、温水タンク1は湯を貯留するタンク1aに電熱ヒ
ータ1bを内蔵しており、底面側から給水管路2を通じ
てタンク内に補給された水をヒータ1bにより加熱して
湯を沸かす。
【0005】また、給湯弁6はタンク1aの壁を貫通し
て引出した接続管1cに取付けられており、かつ上中下
段に並ぶ各給湯弁6に対しタンク内の上部側から熱い湯
(熱対流により高温の湯はタンク内の上部側に溜まって
いる)を供給するために、タンク1aの内方には前記接
続管7の後端に連ねてL字状に立ち上がる導湯管1dを
配管し、その上端を基準水位Hの近くで上向きに開口し
ている。なお、1eは上水位スイッチ,低水位スイッチ
を組合せたフロートスイッチ、1fはオーバーフロー口
であり、前記フロートスイッチ1eの検知信号を基に給
水弁5を開閉制御し、飲料販売の給湯に伴う水位減少を
補給してタンク内の水位を定水位に保つようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構造の温水タンクでは、実使用面で次記のような問題
点がある。すなわち、自動販売機のロケーション先の市
水(水道水)がカルキ成分(防臭,消毒用)を多く含ん
でいるなど、水道水の水質によっては温水タンク1で沸
かした湯中にカルキ成分が析出してタンク内の湯面上に
異物として浮遊し、これが給湯時に導湯管1bから吸い
込まれて給湯弁6(電磁ソレノイドで開閉するダイアフ
ラム弁)に入り込んでその内部に詰まり、これが原因で
給湯弁の閉弁時に湯漏れの生じることがある。
【0007】また、長期使用の間に導湯管1dの管内壁
面上に生成した水垢などの異物が剥離し、これが給湯時
に給湯弁に入り込んで前記と同様なトラブルを引き起こ
すことがある。本発明は上記の点に鑑みなされたもので
あり、その目的は前記課題を解決し、タンク内の湯中に
生成したカルキ成分などの異物が導湯管から給湯弁に移
行するのを防止し、その異物詰まりに起因する給湯弁の
湯漏れトラブルの発生を防ぐように改良した自動販売機
の給湯用温水タンクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ヒータ内蔵のタンク側面に接続管
を介して給湯弁を取付け、該給湯弁を通じてタンク内に
貯留した湯を機内の調理部に給湯する自動販売機の給湯
用温水タンクであり、タンク内には前記接続管に連ねて
上端がタンク内上部の湯面近くに開口する導湯管を配管
したものにおいて、 (1) 前記導湯管の上端をヘアピン状に湾曲させてその吸
込口を下向きに開口し、湯面に浮遊している異物が給湯
時に導湯管に吸い込まれのを防ぐようにする(請求項
1)。
【0009】(2) 導湯管の下端に該管内の沈降異物を回
収するポケット状の異物溜め部を設け、導湯管内に吸い
込まれる,あるいは管内の壁面から剥離して販売待機中
に管内を沈降する異物をポケット状の溜め部で回収し、
次回の販売時に異物が給湯弁に移行しないようにする
(請求項2)。 (3) 前項(1) または(2) において、接続管と導湯管との
間を分割した上で、導湯管を接続管に着脱可能に連結
し、自動販売機のメンテナンス時に導湯管を温水タンク
から取り外して管内に付着している異物を洗浄できるよ
うにする(請求項3)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,図2に示す実施例に基づいて説明する。なお、各実
施例の図中で図4に対応する部材には同じ符号を付して
その説明は省略する。 〔実施例1〕図1は本発明の請求項1,2に対応する実
施例を示すものである。この実施例においては、給湯弁
6を取付けた接続管1cに連ねてタンク1a内の上方に
立ち上がる導湯管1dの上端部を、図示のようにヘアピ
ン状に湾曲してその吸込口が下向きに開口するようにベ
ンド部1d-1を形成する。さらに、導湯管1dは接続管
1cと分割した上で、コネクタ1d-2を介して着脱可能
に連結している。
【0011】かかる構成によれば、導湯管1dの吸込口
が下を向いているので、販売時に給湯弁6を開弁しても
タンク内の湯中に生成して湯面上に浮遊している異物
(水道水中のカルキ成分が析出したもの,あるいは水垢
など)が導湯管1dに吸い込まれることが殆どなく、こ
れにより異物の吸込みに起因して引き起こされる給水弁
6から湯漏れトラブルを効果的に防げる。
【0012】また、導湯管1dを接続管1cから分割し
て着脱可能に連結したことにより、自動販売機のロケー
ション先で行うメンテナンス時に、導湯管1cを温水タ
ンク1から取り外してその管内壁面に生成付着している
水垢などの異物を簡単に洗浄することかでき、これによ
り給湯弁の湯漏れトラブルを予防できる。 〔実施例2〕図2は本発明の請求項3に対応する実施例
を示すものであり、この実施例においては、導湯管1c
の下端部にポケット状の異物溜め部1d-3を形成し、そ
の上部から側方に分岐した管が接続管1cに接続されて
いる。
【0013】かかる構成によれば、導湯管1cの上部開
口端から吸い込まれるか、あるいは長期の間に導湯管自
身の管内壁面に生成して剥離した異物Pは、販売待機中
に管内を沈降して異物溜め部1d-3に回収される。した
がって、次回の販売時に給湯弁6を開弁しても、異物溜
め部1d-3に溜まっている異物Pが給湯弁6に移行する
ことがなくなる。この効果は発明者等が行った実機テス
トからも確認されている。なお、この実施例においても
図1と同様にコネクタ1d-2を介して導湯管1dを接続
管1cに着脱可能に接続しておくことにより、異物溜め
部1d-3に溜まった異物を洗浄によって洗い流すことが
できる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、従来構造で問題となっていた温水タンク内の生成異
物の吸込に起因する給湯弁の詰まり,およびこの異物詰
まりが原因となる給湯弁の湯漏れトラブルを防止して温
水タンクの信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る温水タンクの構成断面
【図2】本発明の実施例2に係る温水タンクの要部の構
成断面図
【図3】温水タンクを搭載したカップ式自動販売機の飲
料系統図
【図4】従来における温水タンクの構成断面図
【符号の説明】
1 温水タンク 1a タンク 1b ヒータ 1c 接続管 1d 導湯管 1d-1 導湯管の上端に形成したベンド部 1d-2 導湯管を接続管に接続するコネクタ 1d-3 異物溜め部 6 給湯弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータ内蔵のタンク側面に接続管を介して
    給湯弁を取付け、該給湯弁を通じてタンク内に貯留した
    湯を機内の調理部に給湯する自動販売機の給湯用温水タ
    ンクであり、タンク内には前記接続管に連ねて上端がタ
    ンク内上部の湯面近くに開口する導湯管を配管したもの
    において、前記導湯管の上端をヘアピン状に湾曲してそ
    の吸込口を下向きに開口させたことを特徴とする自動販
    売機の給湯用温水タンク。
  2. 【請求項2】ヒータ内蔵のタンク側面に接続管を介して
    給湯弁を取付け、該給湯弁を通じてタンク内に貯留した
    湯を機内の調理部に給湯する自動販売機の給湯用温水タ
    ンクであり、タンク内には前記接続管に連ねて上端がタ
    ンク内上部の湯面近くに開口する導湯管を配管したもの
    において、導湯管の下端に該管内を沈降する異物を回収
    するポケット状の異物溜め部を設けたことを特徴とする
    自動販売機の給湯用温水タンク。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の給湯用温水タンク
    において、接続管と導湯管との間を分割した上で、導湯
    管を接続管に着脱可能に連結したことを特徴とする自動
    販売機の給湯用温水タンク。
JP2000244087A 2000-08-11 2000-08-11 自動販売機の給湯用温水タンク Pending JP2002056452A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619779B1 (ko) 2005-03-05 2006-09-06 엘지전자 주식회사 복수의 물유입조절부가 있는 물탱크를 구비한 연료전지
JP2010170365A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 温水タンク

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