JP2002056284A - 宣伝促進処理装置、宣伝促進処理方法および記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告宣伝サイトの視聴率、視聴質を向上させ
ることができ、販売促進効果の向上を図る。 【解決手段】 広告宣伝サイト１０，１１では、各々、
企業が販売する商品などに関する各種情報がＷｅｂペー
ジにより提供される。広告宣伝サイト１０，１１のＷｅ
ｂページには、バナー広告１２，１３が設定されてい
る。キャンペーンサイト１５では、上記広告宣伝サイト
１０，１１を閲覧し、バナー広告１２，１３を介してア
クセスしてきたユーザ端末に対して、広告宣伝サイト１
０，１１で提供される商品などの各種情報に関する２０
問程度の問題が各社の広告宣伝サイト１０，１１から満
遍なく出題される。キャンペーンサイト１５は、問題に
対する回答の正当率を算出し、該正当率に応じた特典を
ユーザ端末のユーザに授与する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、企業の商品や企業
イメージなどの企業情報を宣伝し、販売促進効果を図る
宣伝促進処理装置、宣伝促進処理方法および記録媒体に
関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの普及に伴い、企
業が、Ｗｅｂページにより、商品や企業イメージなどを
ユーザに知らしめるべく、バナー広告をＷｅｂページ上
に掲載するという利用方法が一般的になってきている。
ブラウザによりＷｅｂページを閲覧しているユーザが、
Ｗｅｂページ上でバナー広告をクリックすると、該バナ
ー広告にリンクされている広告宣伝サイトのＷｅｂペー
ジへジャンプする。広告宣伝サイトには、企業の商品や
企業イメージなどの企業情報が掲載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、１
９９７年から３年間においては、バナー広告のクリック
率が２％、１％、０．５％と低下する傾向が見られ、各
社ホームページ、特に広告宣伝サイトの視聴率が低下し
ている。また、広告宣伝サイトをアクセスしても、内容
を見ないユーザが多いことも分かっている（視聴質の低
下）。

【０００４】そこで、従来、広告宣伝サイトの視聴率を
向上させるために、広告内容に関連するキャンペーンク
イズを広告宣伝サイト上で展開し、クイズ正解者には、
商品を提供するというサービスが行われている。しかし
ながら、出題されている問題があまりに平易であり（例
えば、商品名を当てるなど）、広告の視聴率や視聴質を
向上させるには至ってはいない。すなわち、従来のキャ
ンペーンは、商品名の周知を目的としており、商品力の
訴求効果を狙ったものとは成り得なかったという問題が
ある。また、従来のキャンペーンは、自社の限られた商
品内で完結してしまうため、宣伝効果の拡張性がないと
いう問題がある。

【０００５】そこで本発明は、広告宣伝サイトの視聴
率、視聴質を向上させることができ、販売促進効果の向
上を図ることができる宣伝促進処理装置、宣伝促進処理
方法および記録媒体を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項１記載の発明による宣伝促進処理装置は、ネットワ
ーク上に構築され、各々が自社の企業情報を掲載したウ
ェブページを提供する複数の広告宣伝サイトと該複数の
広告宣伝サイトの各々で提供されるウェブページ上に設
定されたバナー広告によってリンクされた出題サイトを
提供する広告情報処理装置であって、前記バナー広告を
介してアクセスしてきたユーザ端末に対して、前記複数
の広告宣伝サイトの各々に掲載された企業情報に関する
問題を出題する出題手段と、前記出題手段により出題さ
れた問題に対する回答に基づいて正当率を算出する算出
手段と、前記算出手段により算出された正当率に基づい
て前記ユーザ端末に対して特典を授与する授与手段とを
具備することを特徴とする。

【０００７】また、上記目的達成のため、請求項２記載
の発明による宣伝促進処理方法は、ネットワーク上に構
築された複数の広告宣伝サイトで提供される、自社の企
業情報を掲載したウェブページ上に設定されたバナー広
告を介してアクセスしてきたユーザ端末に対して、前記
複数の広告宣伝サイトの各々に掲載された企業情報に関
する問題を出題し、前記問題に対する回答に基づいて正
当率を算出し、前記正当率に基づいて前記ユーザ端末に
対して特典を授与することを特徴とする。

【０００８】また、好ましい態様として、例えば請求項
３記載のように、請求項２記載の宣伝促進処理方法にお
いて、前記問題は、所定の時間間隔で更新されるように
してもよい。

【０００９】また、好ましい態様として、例えば請求項
４記載のように、請求項２記載の宣伝促進処理方法にお
いて、前記問題は、前記複数の広告宣伝サイトの企業情
報が更新される度に更新されるようにしてもよい。

【００１０】また、上記目的達成のため、請求項５記載
の発明による記録媒体は、ネットワーク上に構築された
複数の広告宣伝サイトで提供される、自社の企業情報を
掲載したウェブページ上に設定されたバナー広告を介し
てアクセスしてきたユーザ端末に対して、前記複数の広
告宣伝サイトの各々に掲載された企業情報に関する問題
を出題するステップと、前記問題に対する回答に基づい
て正当率を算出するステップと、前記正当率に基づいて
前記ユーザ端末に対して特典を授与するステップとを含
むプログラムを記録することを特徴とする。

【００１１】この発明では、ネットワーク上に構築され
た複数の広告宣伝サイトで提供される、自社の企業情報
を掲載したウェブページ上に設定されたバナー広告を介
してアクセスしてきたユーザ端末に対して、前記複数の
広告宣伝サイトの各々に掲載された企業情報に関する問
題を出題し、前記問題に対する回答に基づいて正当率を
算出し、前記正当率に基づいて前記ユーザ端末に対して
特典を授与する。したがって、広告宣伝サイトの視聴
率、視聴質を向上させることができ、販売促進効果を得
ることが可能となる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。 Ａ−１．実施形態の構成 図１は、本発明の実施形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。ＷＷＷサーバ（Ａ社、Ｂ社）１，２は、各
々、インターネットなどのネットワーク５に接続された
コンピュータなどからなり、それぞれの企業情報（企業
宣伝、商品宣伝など）をＷｅｂページで提供する広告宣
伝サイトを立ち上げている。また、サービス事業者ＷＷ
Ｗサーバ３は、ネットワーク５に接続されたコンピュー
タなどからなり、広告宣伝サイト上のＷｅｂページに設
定されたバナー広告を通じてアクセスしてきたユーザに
対して、バナー広告が掲載されていた企業情報に関する
問題を出題する。また、サービス事業者ＷＷＷサーバ３
は、問題に対する回答の正当率を算出するようになって
いる。ユーザ端末４は、一般のユーザに用いられ、ネッ
トワーク５への接続機能を有するコンピュータなどから
なり、ブラウザによりＷＷＷサーバ１，２，３により提
供されるＷｅｂページを閲覧するものである。

【００１３】次に、図２は、Ｗｅｂサイト間の関係を説
明するための概念図である。提供企業群の広告宣伝サイ
ト１０，１１は、各々、ＷＷＷサーバ１，２上に構築さ
れ、企業が販売する商品などに関する各種情報をＷｅｂ
ページにより提供するものである。該広告宣伝サイト１
０，１１のＷｅｂページには、キャンペーンサイトにリ
ンクされたバナー広告１２，１３が設定されている。バ
ナー広告１２，１３は、キャンペーンサイト１５にリン
クされている。キャンペーンサイト１５は、上記サービ
ス事業者ＷＷＷサーバ３上に構築されており、各企業情
報に関する問題の出題や問題に対する回答の正当率の算
出などを行うようになっている。問題は、各社の広告宣
伝サイト１０，１１で提供される情報に関する、２０問
程度の問題とする。また、各社の広告宣伝サイト１０，
１１から満遍なく出題することで、全ての広告宣伝サイ
トを精読したユーザでないと回答不能とする。問題は、
一定時間毎、あるいは広告宣伝サイト１０，１１の企業
情報が更新される度に更新される。これにより、広告宣
伝サイト１０，１１の視聴率、視聴質を向上させること
ができる。

【００１４】ここで、図３は、上記キャンペーンサイト
の略構成を示す概念図である。キャンペーンサイト１５
は、表示ディレクトリ１６、ユーザ管理ディレクトリ１
７、クイズ管理ディレクトリ１８からなる。表示ディレ
クトリ１６は、キャンペーンサイトの入り口となる部分
であり、キャンペーンの概要が記されている。提携各社
の広告宣伝サイトは、この部分にリンクを張る。ユーザ
管理ディレクトリ１７は、ユーザ管理を行う部分であ
り、ユーザの個人情報や累積ポイントの情報を格納す
る。クイズ管理ディレクトリ１８は、クイズ問題を管理
する部分であり、出題する問題を格納し、正当率の計算
なども行う。正当率は、個人情報として格納する。な
お、問題となる元データは、各広告宣伝サイトとのリン
クにより収集される。

【００１５】Ａ−２．実施形態の動作 次に、上述した実施形態によるの動作について説明す
る。ここで、図４は、本実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。ユーザは、ユーザ端末４を用
いてネットワーク５に接続し、企業のＷＷＷサーバ１，
２上の広告宣伝サイト１０，１１を閲覧する（ステップ
Ｓ１０）。次に、広告宣伝サイト１０，１１のバナー広
告１２，１３のいずれかを選択（クリック）すると（Ｓ
１２）、キャンペーンサイト１５へジャンプする（Ｓ１
４）。キャンペーンサイト１５では、まず、ユーザが入
力する個人情報に従ってユーザ登録を行う（Ｓ１６）。
次に、ユーザに対して問題が出題される（Ｓ１８）。こ
のとき、各社の広告宣伝サイト１０，１１に掲載されて
いる企業情報から満遍なく出題することで、全ての広告
宣伝サイト１０，１１を精読したユーザでないと回答不
能とする。

【００１６】問題としては、例えば、次のようなものが
考えられる。 問題１．○○○は、マグネシウム合金を贅沢に使った、
薄さわずか（ ）ｍｍ、重さ約（ ）ｋｇのスリム
なボディに、ＸＧＡ対応（ ）ＴＦＴ液晶、モバイル
□□プロセッサ（ ）ＭＨｚの高度な基本性能を凝縮
（注：○○○は商品名、括弧内を埋める）。 問題２．２０００年、第８週週末全米映画興行ランキン
グで第２位になった作品は。 問題３．３月２３日、ＤＶＤ版同時リリース、○○○待
望の２ｎｄ ビデオ『□□□』の収録曲を３つ答えよ
（注：□□□はビデオタイトル）。 問題４．□□□．ｃｏｍで現在オークションされている
品物を５つ答えよ（注：□□□はサイト名）。

【００１７】ユーザが、上記問題に対してＷｅｂページ
上で回答すると、キャンペーンサイト１５では、ユーザ
からの回答の正当率を算出し（Ｓ２０）、正当率に応じ
て特典を授与する（Ｓ２２）。特典としては、例えば、
企業の商品・サービスに対してペイバックポイントを受
ける権利などをユーザに与えるようにする。このとき、
パスワードを発行し、上記ユーザのみに特典を与えるよ
うにする。

【００１８】上述した実施形態によれば、キャンペーン
サイトに参加する提携企業は、広告宣伝サイトの視聴
率、視聴質を向上させることができ、販売促進効果を得
ることができる。

【００１９】なお、上述した実施形態において、サービ
ス事業提供者は、サービス提供による対価を提携各社か
ら受け取るようにしてもよい。提携各社から受け取る対
価は、ユーザと提携各社との間で商品の売買が成立した
場合、その金額に応じて決定されるものとする。また、
対価の支払いには、売買成立状況のフォロー、キャッシ
ャバック計算などを容易に行うことが可能な電子決済を
適用するものとする。

【００２０】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、前記バナ
ー広告を介してアクセスしてきたユーザ端末に対して、
出題手段により、前記複数の広告宣伝サイトの各々に掲
載された企業情報に関する問題を出題し、算出手段によ
り、問題に対する回答に基づいて正当率を算出し、授与
手段により、正当率に基づいて前記ユーザ端末に対して
特典を授与するようにしたので、広告宣伝サイトの視聴
率、視聴質を向上させることができ、販売促進効果の向
上を図ることができるという利点が得られる。

【００２１】また、請求項２記載の発明によれば、ネッ
トワーク上に構築された複数の広告宣伝サイトで提供さ
れる、自社の企業情報を掲載したウェブページ上に設定
されたバナー広告を介してアクセスしてきたユーザ端末
に対して、前記複数の広告宣伝サイトの各々に掲載され
た企業情報に関する問題を出題し、前記問題に対する回
答に基づいて正当率を算出し、前記正当率に基づいて前
記ユーザ端末に対して特典を授与するようにしたので、
広告宣伝サイトの視聴率、視聴質を向上させることがで
き、販売促進効果の向上を図ることができるという利点
が得られる。

【００２２】また、請求項３記載の発明によれば、前記
問題を所定の時間間隔で更新するようにしたので、広告
宣伝サイトの視聴率、視聴質を向上させることができ、
販売促進効果の向上を図ることができるという利点が得
られる。

【００２３】また、請求項４記載の発明によれば、前記
問題を前記複数の広告宣伝サイトの企業情報が更新され
る度に更新するようにしたので、広告宣伝サイトの視聴
率、視聴質を向上させることができ、販売促進効果の向
上を図ることができるという利点が得られる。

【００２４】また、請求項５記載の発明によれば、ネッ
トワーク上に構築された複数の広告宣伝サイトで提供さ
れる、自社の企業情報を掲載したウェブページ上に設定
されたバナー広告を介してアクセスしてきたユーザ端末
に対して、前記複数の広告宣伝サイトの各々に掲載され
た企業情報に関する問題を出題するステップと、前記問
題に対する回答に基づいて正当率を算出するステップ
と、前記正当率に基づいて前記ユーザ端末に対して特典
を授与するステップとを含むプログラムを記録するよう
にしたので、広告宣伝サイトの視聴率、視聴質を向上さ
せることができ、販売促進効果の向上を図ることができ
るという利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。

【図２】Ｗｅｂサイト間の関係を説明するための概念図
である。

【図３】キャンペーンサイトの略構成を示す概念図であ
る。

【図４】本実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ートである。

【符号の説明】

１，２……ＷＷＷサーバ、３……ＷＷＷサーバ（出題手
段、算出手段、授与手段）、４……ユーザ端末、５……
ネットワーク、１０，１１……広告宣伝サイト、１２，
１３……バナー広告、１５……キャンペーンサイト

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワーク上に構築され、各々が自社
   の企業情報を掲載したウェブページを提供する複数の広
   告宣伝サイトと該複数の広告宣伝サイトの各々で提供さ
   れるウェブページ上に設定されたバナー広告によってリ
   ンクされた出題サイトを提供する宣伝促進処理装置であ
   って、 前記バナー広告を介してアクセスしてきたユーザ端末に
   対して、前記複数の広告宣伝サイトの各々に掲載された
   企業情報に関する問題を出題する出題手段と、 前記出題手段により出題された問題に対する回答に基づ
   いて正当率を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された正当率に基づいて前記ユ
   ーザ端末に対して特典を授与する授与手段とを具備する
   ことを特徴とする宣伝促進処理装置。
2. 【請求項２】 ネットワーク上に構築された複数の広告
   宣伝サイトで提供される、自社の企業情報を掲載したウ
   ェブページ上に設定されたバナー広告を介してアクセス
   してきたユーザ端末に対して、前記複数の広告宣伝サイ
   トの各々に掲載された企業情報に関する問題を出題し、 前記問題に対する回答に基づいて正当率を算出し、 前記正当率に基づいて前記ユーザ端末に対して特典を授
   与することを特徴とする宣伝促進処理方法。
3. 【請求項３】 前記問題は、所定の時間間隔で更新され
   ることを特徴とする請求項２記載の宣伝促進処理方法。
4. 【請求項４】 前記問題は、前記複数の広告宣伝サイト
   の企業情報が更新される度に更新されることを特徴とす
   る請求項２記載の宣伝促進処理方法。
5. 【請求項５】 ネットワーク上に構築された複数の広告
   宣伝サイトで提供される、自社の企業情報を掲載したウ
   ェブページ上に設定されたバナー広告を介してアクセス
   してきたユーザ端末に対して、前記複数の広告宣伝サイ
   トの各々に掲載された企業情報に関する問題を出題する
   機能と、 前記問題に対する回答に基づいて正当率を算出する機能
   と、 前記正当率に基づいて前記ユーザ端末に対して特典を授
   与する機能とからなるプログラムを記録したことを特徴
   とする機械読み取り可能な記録媒体。