JP2002055641A - 節電装置を備えたディスプレー - Google Patents

節電装置を備えたディスプレー

Info

Publication number
JP2002055641A
JP2002055641A JP2000342958A JP2000342958A JP2002055641A JP 2002055641 A JP2002055641 A JP 2002055641A JP 2000342958 A JP2000342958 A JP 2000342958A JP 2000342958 A JP2000342958 A JP 2000342958A JP 2002055641 A JP2002055641 A JP 2002055641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
heater
signal
control signal
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000342958A
Other languages
English (en)
Inventor
Jinketsu Sai
仁 傑 蔡
Koko Sho
江 晃 鍾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADI Corp
Original Assignee
ADI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADI Corp filed Critical ADI Corp
Publication of JP2002055641A publication Critical patent/JP2002055641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の節電モードを設定して、画面回復時間
の短縮化と消費電力の更なる節減を図ることができる節
電装置を備えたディスプレーを提供する。 【解決手段】 カソード・レイチューブを備え、電源か
ら供給される電力及びコンピュータから伝送されてくる
カラー信号及び垂直、水平同期信号を入力して画面を構
成するディスプレーであり、上記何れかの同期信号が消
失したことを検出した際に指令を出力する制御ユニット
(15)と電力管理回路(4)を含む。電力管理回路
(4)は、指令に基づいてディスプレーの他の回路の電
力を低下させて単一の節電モードへ進み、カソード・レ
イチューブのヒータ(13)の動作循環周期を100%
〜0%の間にある所定値に設定して、ヒータ(13)の
温度を室内温度よりも高くかつ動作循環周期が100%
の時の動作温度よりも低い温度にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、節電装置を備えた
ディスプレーに関し、特に、単一節電モードの節電装置
を備えたディスプレーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現今のディスプレーは、節電標
準に合せるためにその殆どが節減装置を備えている。こ
の節電装置は、コンピュータの使用状態に応じて電力を
管理することによって消費電力を節減している。
【0003】正常に稼動しているコンピュータからディ
スプレーに伝送される映像信号は、R,G,B信号の外
に、更に垂直同期信号(Vsync)及び水平同期信号
(Hsync)を含んでいる。コンピュータの中央処理
ユニットが所定時間内に入力装置、例えばマウスやキー
ボードなどの動作を感知しない場合、少なくとも垂直同
期信号(Vsync)或いは水平同期信号(Hsyn
c)のいずれかを上記ディスプレーに供給しなくなる。
【0004】本発明者によるUSP第5,389,95
2号、第5,880,71号、および第5,648,7
99号には、従来の2節電モード型のディスプレーが開
示されている。図5に示す如く、この従来例のディスプ
レーは、インターフェース333、モニタ電力管理(m
onitor power management:M
PM)指令を出力するマイクロプロセッサー339及び
電圧制御回路を備えた映像回路345を有する。インタ
ーフェース333は、VGA(Video Graph
ics Adapter)ケーブル127により主機に
電気接続され、該主機から送られてくるR,G,Bカラ
ー信号、水平同期信号(Hsync)335及び垂直同
期信号(Vsync)337などの映像信号を受信す
る。そして、R,G,Bカラー信号を映像回路345へ
出力するとともに、垂直同期信号(Vsync)337
および水平同期信号(Hsync)335をマイクロプ
ロセッサー339に出力する。マイクロプロセッサー3
39は、垂直同期信号(Vsync)337と水平同期
信号(Hsync)335を監視し、続いてそれらの同
期信号を映像回路345へ出力して映像画面を形成させ
る。また、マイクロプロセッサー339は、第1及び第
2の信号線341,343を介して映像回路345内の
電圧制御回路に接続される。
【0005】マイクロプロセッサー339は、水平同期
信号(Hsync)335と垂直同期信号(Vsyn
c)337が正常に入力されていることを検出した場合
に、第1と第2の信号線341,343の電圧レベルを
低電位レベルに保持する。このとき、映像回路345
は、ディスプレー内の全ての回路に電力を供給する。こ
の場合、ディスプレーは正常なモードにある。
【0006】マイクロプロセッサー339は、水平同期
信号(Hsync)335が消失したことを検出した場
合に、第2の信号線343の電圧を高レベルに変え、垂
直同期信号(Vsync)337が消失したことを検出
した場合に、第1の信号線341の電圧を同じく高レベ
ルに変える。そして、水平同期信号(Hsync)及び
垂直同期信号(Vsync)が回復すると、第1および
第2の信号線341,343の電圧を元の低レベルに復
帰させる。
【0007】映像回路345は、第1の信号線341が
高電位レベルにあることを検出した際に、マイクロプロ
セッサー339、インターフェスー333及び映像回路
345内の電力制御回路(図示せず)への電力供給を保
持する一方、ディスプレー内の他の全ての回路への電力
供給を遮断する。これにより、モニタは第1のスタンバ
イモードとなるが、この状態から正常なモードに切換え
るには、比較的長いヒータの予熱時間を要するので、ユ
ーザーにとっては不便である。なお、一般に第1のスタ
ンバイモードのにおける消費電力は、必ず5Wより小さ
く制御することが要求される。
【0008】一方、映像回路345は、第2の信号線3
43が高電位レベルであることを検出した時に、上記と
同様にディスプレー内の他の回路への電力供給を遮断す
るとともに、上記第1のスタンバイモード中に維持した
回路の電力を継続して維持し、同時に、カソード・レイ
チューブ(CRT)のヒータに対する電力供給をも維持
して、ディスプレーを第2のスタンバイモードにする。
この第2のスタンバイモードにおける消費電力は、上記
第1のスタンバイモードにおける消費電力に比べて高い
が、カソード・レイチューブのヒータが動作温度に保持
されるので、正常モードに切換わる場合の所要時間が第
1のスタンバイモードに比べて短かくなる。一般に、第
2のスタンバイモードの画面回復時間は、3秒を越えな
いことが求められる。
【0009】このように、節電装置を備えた従来のディ
スプレーは、第2のスタンバイモードにおいて、尚もヒ
ータに対して持続的に正常電力を供給するので、この第
2のスタンバイモードにおける消費電力が高過ぎて、現
今の低電力消費の要求に応えることができない。一方、
第1のスタンバイモードにおいて、従来の節電装置は、
ヒータへの電力供給を遮断して全体の消費電力を低減す
ることができる。しかし、この第1のスタンバイモード
から正常のモードに切換わるさいに、ヒータの予熱時間
が長くなって、ディスプレーが短時間(3秒以内)に画
面回復することができないという、不便がある。それ
故、第1のスタンバイモードから正常モードに切変わる
さいのヒータの予熱時間を短縮できれば、上記問題を解
決できるはずである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のディ
スプレー全体の消費電力が高過ぎることやヒータの予熱
時間が長過ぎることに鑑み、単一の節電モードを設定し
て、画面回復時間の短縮化と消費電力の更なる節減を図
ることができる節電装置を備えたディスプレーを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のディスプレーは、カソード・レイチューブ
を備え、コンピュータから伝送されてくるカラー信号、
垂直同期信号及び水平同期信号に基づいて画面を構成す
るディスプレーにおいて、上記何れかの同期信号が検出
されなくなった場合に、指令を出力する制御ユニット
と、上記指令の入力に基づいて節電モードに移行し、上
記ディスプレーの各回路の消費電力を低下させるととも
に、上記カソード・レイチューブのヒータの動作周期を
100%〜0%との間の所定値に設定して、該ヒータの
温度を室内温度よりも高くかつ上記動作周期が100%
の時の動作温度よりも低い温度にさせる電力管理回路と
を含んで構成される。或いは、カソード・レイチューブ
を備え、コンピュータから伝送されてくるカラー信号、
垂直同期信号及び水平同期信号を入力するディスプレー
において、上記何れかの同期信号が検出されなくなった
場合に、第1及び第2の制御信号を出力する制御ユニッ
トと、上記第1、第2の制御信号の入力に基づいて節電
モードに移行し、上記第1の制御信号に基づいて上記カ
ソード・レイチューブのヒータの動作周期を100%〜
0%の間の所定値に設定して、該ヒータの温度を室内温
度よりも高くかつ動作周期が100%の時の動作温度よ
りも低い温度にさせ、更に、上記第2の制御信号に基づ
いて他の回路に対する電力供給を遮断する電力管理回路
と、を含んで構成される。また、本発明の節電装置を備
えたデイスプレーは、カソード・レイチューブを備え、
コンピュータから伝送されてくるカラー信号、垂直同期
信号及び水平同期信号を入力する節電装置を備えたディ
スプレーにおいて、上記同期信号の何れかが検出されな
くなった場合に、ロジック状態がハイとローのレベルに
変化する第1の制御信号及び低レベル状態のみの第2の
制御信号をそれぞれ出力する制御ユニットと、上記各制
御信号の入力に基づいて節電モードに移行し、上記第1
の制御信号のハイレベル値に基づいて上記カソード・レ
イチューブのヒータに対する通電を維持するとともに、
該第1の制御信号のローレベル値に応じてカソード・レ
イチューブのヒータに対する通電を遮断して、該カソー
ド・レイチューブのヒータ動作周期を100%〜0%の
間の所定値に設定し、更に、上記第2の制御信号に基づ
いて他の回路に対する電力の供給を遮断する電力管理回
路と、を含んで構成される。或いは、カソード・レイチ
ューブを備え、コンピュータから伝送されてくるカラー
信号、垂直同期信号及び水平同期信号を入力する節電装
置を備えたディスプレーにおいて、上記水平及び垂直同
期信号が入力されたか否かを検出して、その検出結果に
基づいて第1及び第2の制御信号を生じ、上記水平及び
垂直同期信号が共に入力されている場合は、それら制御
信号をハイレベル信号とし、該水平及び垂直同期信号の
何れかの入力が検出されない時は、節電モードとなっ
て、上記第1の制御信号を適時にハイレベル或いはロー
レベルに切換えられる方形波信号にするとともに、上記
第2の制御信号をローレベル信号にする制御ユニット
と、第1のスイッチ及び第2のスイッチを備え、かつ、
上記制御信号に応じて他の回路に電力を供給する電力管
理回路と、を含んでなり、前記第1のスイッチは、上記
第1の制御信号のレベル変化に応じて、適時に上記カソ
ード・レイチューブのヒータへの電力供給を断続させ
て、該ヒータの動作周期を100%と0%の間の所定値
に設定し、それによって、上記ヒータの温度を室温より
も高くかつ動作周期が100%の時の動作温度よりも低
い温度にして、該ヒータを短時間で始動できる予熱状態
にさせ、前記第2のスイッチは、上記ローレベルの第2
の制御信号に応じて他の回路の電力を遮断するように構
成される。
【0012】好ましい実施例では、上記ディスプレーが
その他の回路として水平及び垂直偏向回路を備えている
場合、電力管理回路は、節電モードとなった際に上記水
平及び垂直偏向回路に対する電力供給を遮断する。ま
た、好ましい実施例では、節電モードとなった際に、上
記ヒータに適時に電力が供給されるように該ヒータの動
作周期を所定値にして、該ヒータの温度を維持する。更
に、好ましい実施例では、上記電力管理回路が、節電モ
ードにおいて、電源からのヒータに対する電力の供給を
適時に遮断して、該ヒータの動作周期を上記所定値に維
持する。また、好ましい実施例では、上記第1の制御信
号がハイレベルの際に、上記第1のスイッチが電源から
のヒータに対する電力の供給を維持し、該第1の制御信
号がローレベルの際に、上記第1のスイッチが上記ヒー
タに対する電力の供給を遮断する。
【0013】上記のように構成された本発明において、
制御ユニットは、垂直同期信号と水平同期信号の入力を
同時に検出した場合に、正常モードを呈して、共にハイ
レベルの第1の制御信号と第2の制御信号を出力する。
これにより、電力管理回路の第1及び第2のスイッチが
ONとなって電力がヒータ及び偏向回路に供給され、そ
の結果、ディスプレーが入力されたカラー信号や同期信
号に応じて画面を表示することができる。一方、制御ユ
ニットは、垂直同期信号と水平同期信号の一方又は双方
を検出しなかった場合に、節電モードを呈して、方形波
信号である第1の制御信号及びローレベルである第2の
制御信号を含んだ指令を出力する。これにより、電力管
理回路の第1のスイッチが第1の制御信号のレベル変化
に応じて開閉されて、ヒータの入力電力の電圧も方形波
となるので、該ヒータの平均電圧が下降する。これに伴
い、ヒータの温度は下降するものの、再始動時に、ヒー
タが短時間で動作温度に回復するように予熱状態が維持
される。一方、第2のスイッチは、ローレベルの第2の
制御信号に従ってOFFとなって、偏向回路に対する電
力の供給を遮断する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて具体的に説明するが、本発明はこの実施形態だけに
限定されるものではない。図1は、本発明のディスプレ
ーの好ましい実施の形態を示す回路図である。この実施
形態に係るディスプレーは、カソード・レイチューブ
(CRT)を用いたディスプレーである。
【0015】このディスプレーは、主に、商用電源を直
流に変換する電源整流器11と、電源整流器11の直流
出力を入力して内部で多種の異なる規格(異なる電圧及
び電流を指す)の電力に調整し、その各種電力をそれぞ
れ適用するユニットに出力する電力供給回路12と、電
力供給回路12の出力電力によって加熱されて熱電子を
放出するカソード・レイチューブのヒータ13と、表示
カードが送出する映像信号(R,G,Bのカラー信号、
水平同期信号(Hsync)、垂直同期信号(Vsyn
c)を含む)を入力して、該映像信号に対して照度、コ
ントラスト、カラー調整の処理等を行う映像信号処理回
路(図示せず)、映像信号中の同期信号を除去すること
によって得られるR,G,Bなどの三原色信号を入力す
るマトリックス回路(図示せず)、R,G,B三原色信
号を入力し、これをカソード・レイチューブを駆動する
のに充分な信号に増幅するビデオ出力回路(図示せ
ず)、及びヒータ13が発生する電子ビームが画面の所
要の点上に位置するように制御するカソード・レイチュ
ーブの水平、垂直偏向回路14を含み、かつ電力供給回
路12から出力される電力を入力する制御回路と、ディ
スプレーの内部部材の動作及びタイミング(後で詳述す
る)を制御するとともに、電力供給回路12が出力する
+5Vの電力を入力するマイクロコントローラユニット
15と、を含んでいる。注意すべきことは、電力供給回
路12が各ユニットに供給する電力は、それぞれメーカ
ーや規格に従って調整され、本実施形態ににおいて列挙
したものだけに限定されないことである。また、上記電
気回路は、カソード・レイチューブ直視型ディスプレー
に適応する基本構成をもつだけであって、その他のタイ
プ、例えばカソード・レイチューブ投射型ディスプレー
では、上記構成が変化する可能性があり、上記列挙した
構成に限定されない。一般に、ディスプレー内の電力使
用回路である水平、垂直偏向回路14およびヒータ13
の消費電力は、ディスプレー全体の消費電力中で極めて
高い比例を占める。したがって、本発明に係るディスプ
レーの節電モードでは、偏向回路及びヒータ13の消費
電力に対する制御を行なっている。
【0016】本実施形態に係るディスプレー内の節電装
置は、制御回路および電力管理回路4を含み、そのう
ち、制御回路はディスプレーのマイクロコントローラユ
ニット15を応用している。マイクロコントローラユニ
ット15は、外部(即ち、表示カードを指す)から水平
同期信号(Hsync)と垂直同期信号(Vsync)
が入力されたか否かを検出し、その検出結果に応じて第
1の制御信号MCA0及び第2の制御信号MCA1を発
生する。マイクロコントローラユニット15は、水平同
期信号(Hsync)および垂直同期信号(Vsyn
c)が入力されたことを検出した場合に、正常モードで
あると認識して、第1の制御信号MCA0と第2の制御
信号MCA1の電圧レベルをいずれもハイレベル“1”
にする。一方、コントローラユニット15は、水平同期
信号(Hsync)、垂直同期信号(Vsync)の何
れかが入力されていないこと、或いは両者とも入力され
ていないことを検出した場合に、単一の節電モード(P
ower SavingMode)に入り、ローレベル
“0”にある第2の制御信号MCA1と、方形波信号
(所定時間間隔でハイレベルとローレベルに切換えられ
る周期信号)である第1の制御信号MCA0とを出力す
る。そして、予め設定された動作循環周期Dの第1の制
御信号MCA0を利用して第1のスイッチ2の開閉を調
整する(後で詳述)。
【0017】電力管理回路4は、第1のスイッチ2及び
第2のスイッチ3によって構成されており、上記第1及
び第2の制御信号MCA0,MCA1がこれらスイッチ
2,3の開閉を制御する。第1のスイッチ2は、ヒータ
13と電力供給回路12との間に介在されており、マイ
クロコントローラユニット15から出力される第1の制
御信号MCA0によって開閉される。第1の制御信号M
CA0がローレベルにある時は、第1のスイッチ2が開
いて(OFF)、ヒータ13に電力供給回路12の出力
電力が供給されず、また、第1の制御信号MCA0がハ
イレベルにある時は、第1のスイッチ2が閉じて(O
N)、ヒータ13に電力供給回路12の出力電力化供給
される。これにより、マイクロコントローラユニット1
5が節電モードにあって、該コントローラユニット15
から方形波信号である上記第1の制御信号MCA0が出
力され場合には(図3参照)、第1のスイッチ2が第1
の制御信号MCA0のロー・ハイレベルに応じて周期的
に開閉して、ヒータ13に加えられる電圧が図4に示す
ような方形波となる。この手法によれば、ヒータ13の
動作循環周期(即ち、ヒータ13が各周期内で占める動
作時間の比率)を100%(正常モードにおけるヒータ
13の動作循環周期)よりも低く0%よりも高い所定値
に設定して、ヒータ13の温度を室内よりも高くかつ動
作循環周期が100%の時の動作温度よりも低くするこ
とができる。つまり、正常モード時のヒータ13の消費
電力に比べて節電モード時の消費電力を大幅に低減する
ことができる。図2に示す如く、第1のスイッチ2は、
トランジスターQ942,Q943及び抵抗R950,
R951を含み、トランジスターQ943のベースBが
第1の制御信号MCA0を入力する。トランジスターQ
943のコレクターCは、抵抗R951を経てトランジ
スターQ942のベースに接続されるとともに、抵抗R
951,R950を介してトランジスターQ942のエ
ミッタEに接続され、また、このトランジスターQ94
3のエミッタは接地されている。一方、トランジスター
Q942は、コレクターCがヒータ13に接続されると
ともに、エミッタが電力供給回路12に接続されてい
る。したがって、第1の制御信号MCA0がハイレベル
である時は、トランジスターQ942,Q943が共に
導通して、電力供給回路12の出力電力がトランジスタ
ーQ942を介してへてヒータ13に供給される。逆
に、第1の制御信号MCA0がローレベルの際は、トラ
ンジスターQ942,Q943が共に遮断されて、ヒー
タ13への電力の供給が遮断する。このように、第1の
制御信号MCA0のレベルの変化によって第1のスイッ
チ2の開閉を制御して、ヒータ13に対する電力供給効
果を適時に遮断すれば、ヒータ13の動作循環周期を1
00%と0%の或る所定値に設定して、ヒータ13の節
電モード中での消費電力を低下させることができる。ま
た、ヒータ13を常に予熱状態、即ち、正常モード時の
動作温度より低い温度に保持させることができる。
【0018】第2のスイッチ3は、電力供給回路12と
偏向回路14との間に介在されており、マイクロコント
ローラユニット15から出力される第2の制御信号MC
A1を入力して、該第2の制御信号MCA1のレベル変
化に応じて適時に偏向回路14に対する電力供給を遮断
する。図2に示す如く、第2のスイッチ3は、第1のス
イッチ2と同様に、トランジスターQ940,Q941
及び抵抗R945,R946によって構成され、トラン
ジスターQ941のベースに第2の制御信号MCA1が
入力される。トランジスターQ940のコレクターは、
抵抗R946を介してトランジスターQ940のベース
に接続されるとともに、抵抗R946,R945を介し
てトランジスターQ940のエミッタに接続されてい
る。また、トランジスターQ940のエミッタは、接地
されている。一方、トランジスターQ940は、エミッ
タが電力供給回路12に接続されるとともに、コレクタ
ーCが偏向回路14に接続されている。したがって、マ
イクロコントローラユニット15が正常モードにあっ
て、その出力からハイレベルの第2の制御信号MCA1
が送出されると、トランジスターQ941,Q940が
共に導通して、電力供給回路12の出力電力がトランジ
スターQ640を経て偏向回路14に供給される。ま
た、マイクロコントローラユニット15が節電モードに
入って、その出力からローレベルの第2の制御信号MC
A1が送出されると、トランジスターQ941,Q94
0がともに遮断して、偏向回路14に対する電力の供給
が遮断する。
【0019】本実施形態では、ヒータ13を短時間(例
えば3秒間であり、節電標準の規定よって定められる)
で起動できる予熱状態にさせるため、第1のスイッチ2
を第1の制御信号MCA0のレベル変化に応じて開閉さ
せて、ヒータ13に電力を断続的に供給しているので、
ヒータ13の動作循環周期が正常モードの100%より
も低くなる。ヒータ13に印加するの平均電圧V2(図
4参照)を予熱可能な値、つまり、予熱温度を維持し得
る値に設定すればよい。以下、このヒータ13の平均電
圧V2を如何に演算するかについて説明する。
【0020】仮に、第1の制御信号MCA0の周波数が
100Hzで、図4に示すように、各周期Tにおける動
作循環周期(デューティ・サイクル)Dが50%(下記
の式(1)参照)であるとすると、信号MCA0が方形
波信号であるため、ヒータ13の動作循環周期も50%
になる。したがって、電力供給回路12からヒータ13
に供給される電力の電圧V1が5Vであるとすると、ヒ
ータ13の平均印加電圧V2は、下記式(2)に示すよ うに、(1/2)V1=2.5Vになる。 D=(ton/T)×100%=(T/2)/T×100%=50% …(1 ) D:動作循環周期(デューティ・サイクル) T:各周期の時間 ton:ハイレベルの時間 V2=V1×D=5V×50%=2.5V …(2) V1:電力供給回路が供給する電力の電圧 V2:ヒータの平均印加電圧
【0021】したがって、上記式(1),(2)から明
らかなように、ヒータ13の平均印加電圧V2は、電力
供給回路12の供給電力の電圧V1及び動作循環周期D
によって決定される。したがって、ヒータ13を予熱状
態にする電圧(即ち、平均電圧V2)は、電圧V1或いは
動作循環周期D、または両者を一緒に調整することによ
って調整することができる。電圧V1を調整には、内部
回路の構成を伴う。すなわち、例えば電力供給回路12
の内部構成の変更や、電力供給回路12とヒータ13と
の間に分圧回路等の要素を介在させるなど手段を講じな
ければならない。そこで、この実施形態では、動作循環
周期Dを調整することによって、ヒータ13の平均印加
電圧V2を設定している。実験によれば、図1に示す電
源整流器11に240V/50Hzの交流を入力し、第
1の制御信号MCA0の周波数を100Hz、動作循環
周期Dを40%にそれぞれ設定した場合に、全体の消費
電力が4.7Wとなり、かつディスプレーの画面回復時
間が3秒であった。上記全体の消費電力は、一般の第1
段予備モードにおける標準値(<5W)に符合してい
る。また、ディスプレーの画面回復時間も、一般の第2
段予備モードにおける要求時間3秒に符号している。
【0022】上記を纏めると、マイクロコントローラユ
ニット15は、垂直同期信号(Vsync)と水平同期
信号(Hsync)]の入力を同時に検出した場合に、
正常モードを呈して、共にハイレベルの第1の制御信号
MCA0および第2の制御信号MCA1を出力する。こ
れにより、電力管理回路4の第1及び第2のスイッチ
2,3がそれぞれON状態になって、電力供給回路12
の出力電力がヒータ13及び偏向回路14に供給される
ので、ディスプレーが入力されたカラー信号や同期信号
Hsync、Vsyncに応じた画面を表示することが
できる。一方、マイクロコントローラユニット15は、
垂直同期信号Vsync,水平同期信号Hsyncの一
方もしくは双方を検出しなかった場合に、単一の節電モ
ードに進んで、方形波信号である第1の制御信号MCA
0及びローレベルである第2の制御信号MCA1を含ん
だ指令を出力する。これにより、電力管理回路4の第1
のスイッチ2が第1の制御信号MCA0のレベル変化に
応じて周期的に開閉されるので、ヒータ13に方形波か
らなる電圧(平均電圧V2)が印可されて、該ヒータ1
3の温度が予熱状態を維持する温度まで、つまり、節電
モードから上記正常モードに移行したさいに、ヒータ1
3が短時間で動作温度まで回復し得る温度まで降下す
る。また、第2のスイッチ3がローレベルの第2の制御
信号MCA1によってOFFされるので、偏向回路14
に対する電力の供給が遮断する。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、従来の二段節電モード
に換えて単一の節電モードが設定される。この単一の節
電モードが設定されると、ヒータに不連続な電力が供給
されて該ヒータの平均電圧が低下されるとともに、偏向
回路に対する電力の供給が遮断されるので、従来の節電
装置の第1段予備モード(この予備モードは、本発明に
おける節電モードに対応)における消費電力(5W)と
同等の大きさまで消費電力が低下される。この結果、従
来の第2段予備モードにおける不必要な消費電力をなく
すことができ、しかも、ヒータが常に予熱状態にあるの
で、従来の節電装置の第2段予備モードの機能である短
時間で画面回復ができるという機能も併せ持つことにな
る。したがって、全体の消費電力を確実に低減して便利
に使用することができる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスプレーの好ましい実施形態
を示すブロック図。
【図2】電力管理回路の構成例を示す電気回路図。
【図3】第1の制御信号の波形図。
【図4】ヒータの電圧変化を示す波形図。
【図5】従来の節電装置を備えたディスプレーの構成を
示すブロック図。
【符号の説明】
2 第1のスイッチ 3 第2のスイッチ 4 電力管理回路 11 電源整流器 12 電力供給回路 13 ヒータ 14 偏向回路 15 マイクロコントローラユニット 2 第1のスイッチ 3 第2のスイッチ 4 電力管理回路 MCA0 第1の制御信号 MCA1 第2の制御信号 Q940、Q941、Q942、Q943 トランジス
ター R945、R946、R950、R951 抵抗

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード・レイチューブを備え、コンピ
    ュータから伝送されてくるカラー信号、垂直同期信号及
    び水平同期信号に基づいて画面を構成するディスプレー
    において、 上記何れかの同期信号が検出されなくなった場合に指令
    を出力する制御ユニットと、 上記指令の入力に基づいて節電モードに移行し、上記デ
    ィスプレーの各回路の消費電力を低下させるとともに、
    上記カソード・レイチューブのヒータの動作周期を10
    0%〜0%の間にある所定値に設定して、該ヒータの温
    度を室内温度よりも高くかつ上記動作周期が100%の
    時の動作温度よりも低い温度にさせる電力管理回路と、 を含むことを特徴とするディスプレー。
  2. 【請求項2】 上記各回路中に水平及び垂直偏向回路が
    含まれ、上記電力管理回路が節電モードへ進んだ際に、
    上記水平及び垂直偏向回路に対する電力の供給を遮断す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のディス
    プレー。
  3. 【請求項3】 上記電力管理回路が節電モードへ進んだ
    際に、上記ヒータに適時に電力が供給されるように該ヒ
    ータの動作循環周期を所定値に設定し、それによって該
    ヒータの温度を維持するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のディスプレー。
  4. 【請求項4】 カソード・レイチューブを備え、コンピ
    ュータから伝送されてくるカラー信号、垂直同期信号及
    び水平同期信号を入力するディスプレーにおいて、 上記何れかの同期信号が検出されなくなった場合に、第
    1及び第2の制御信号を出力する制御ユニットと、 上記第1、第2の制御信号の入力に基づいて節電モード
    に移行し、上記第1の制御信号に基づいて上記カソード
    ・レイチューブのヒータの動作周期を100%〜0%の
    間の所定値に設定して、該ヒータの温度を室内温度より
    も高くかつ動作周期が100%の時の動作温度よりも低
    い温度にさせ、更に、上記第2の制御信号に基づいて他
    の回路に対する電力の供給を遮断する電力管理回路と、 を含むことを特徴とするディスプレー。
  5. 【請求項5】 上記他の回路中に、水平及び垂直偏向回
    路が含まれていることを特徴とする請求項4に記載のデ
    ィスプレー。
  6. 【請求項6】 上記電力管理回路が節電モードとなった
    際に、電源からのヒータに対する電力の供給が適時に遮
    断されるように該ヒータの動作周期を上記所定値に維持
    させることを特徴とする請求項4に記載のディスプレ
    ー。
  7. 【請求項7】 カソード・レイチューブを備え、コンピ
    ュータから伝送されてくるカラー信号、垂直同期信号及
    び水平同期信号を入力する節電装置を備えたディスプレ
    ーにおいて、 上記同期信号の何れかが検出されなくなった場合に、ロ
    ジック状態がハイとローのレベルに変化する第1の制御
    信号及び低レベル状態のみの第2の制御信号をそれぞれ
    出力する制御ユニットと、 上記各制御信号の入力に基づいて節電モードに移行し、
    上記第1の制御信号のハイレベル値に基づいて上記カソ
    ード・レイチューブのヒータに対する通電を維持すると
    ともに、該第1の制御信号のローレベル値に応じてカソ
    ード・レイチューブのヒータに対する通電を遮断して、
    該カソード・レイチューブのヒータ動作周期を100%
    〜0%の間の所定値に設定し、更に、上記第2の制御信
    号に基づいて他の回路に対する電力の供給を遮断する電
    力管理回路と、 を含むことを特徴とする節電装置を備えたディスプレ
    ー。
  8. 【請求項8】 上記他の回路中に、水平及び垂直偏向回
    路が含まれることを特徴とする請求項7に記載の節電装
    置を備えたディスプレー。
  9. 【請求項9】 カソード・レイチューブを備え、コンピ
    ュータから伝送されてくるカラー信号、垂直同期信号及
    び水平同期信号を入力する節電装置を備えたディスプレ
    ーにおいて、 上記水平及び垂直同期信号が入力されたか否かを検出し
    て、その検出結果に基づいて第1及び第2の制御信号を
    生じ、上記水平及び垂直同期信号が共に入力されている
    場合は、それらの制御信号をハイレベル信号とし、該水
    平及び垂直同期信号の何れかの入力が検出されない時
    は、節電モードとなって、上記第1の制御信号を適時に
    ハイレベル或いはローレベルに切換えられる方形波信号
    にするとともに、上記第2の制御信号をローレベル信号
    にする制御ユニットと、 第1のスイッチ及び第2のスイッチを備え、かつ、上記
    制御信号に応じて他の回路に電力を供給する電力管理回
    路と、 を含んでなり、 前記第1のスイッチは、上記第1の制御信号のレベル変
    化に応じて、適時に上記カソード・レイチューブのヒー
    タへの電力供給を断続させて、該ヒータの動作周期を1
    00%と0%の間の所定値に設定し、それによって、上
    記ヒータの温度を室温よりも高くかつ動作周期が100
    %の時の動作温度よりも低い温度にして、該ヒータを短
    時間で始動できる予熱状態にさせ、 前記第2のスイッチは、上記ローレベルの第2の制御信
    号に応じて他の回路の電力を遮断することを特徴とする
    節電装置を備えたディスプレー。
  10. 【請求項10】 上記第1の制御信号がハイレベルの際
    に、上記第1のスイッチが電源からの上記ヒータに対す
    る電力供給を維持し、該第1の制御信号がローレベルの
    際に、該第1のスイッチが該ヒータに対する電力の供給
    を遮断するようにしたことを特徴とする請求項9に記載
    の節電装置を備えたディスプレー。
JP2000342958A 2000-07-29 2000-11-10 節電装置を備えたディスプレー Pending JP2002055641A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW89213167U TW488543U (en) 2000-07-29 2000-07-29 Display having power-saving function
TW89213167 2000-07-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002055641A true JP2002055641A (ja) 2002-02-20

Family

ID=21671033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000342958A Pending JP2002055641A (ja) 2000-07-29 2000-11-10 節電装置を備えたディスプレー

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2002055641A (ja)
TW (1) TW488543U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
TW488543U (en) 2002-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0590837B1 (en) Power supply control circuit for CRT display unit and power supply control method
US6345364B1 (en) Power supply of display apparatus with universal serial bus device
KR100224085B1 (ko) 전원절약형 디스플레이장치 및 전원제어 방법
JP3983763B2 (ja) ディスプレイ装置および節電制御装置
US20030156106A1 (en) Display device and method of controlling the same
JPH07193998A (ja) 表示装置
KR100751454B1 (ko) 디스플레이 장치
US7283896B2 (en) TFT display with low loss construction of power supply
JPH11202842A (ja) 液晶ディスプレイ装置
JP3676750B2 (ja) モニターの電力節減装置
JP2002055641A (ja) 節電装置を備えたディスプレー
KR100710259B1 (ko) 영상기기의 전원 관리 방법 및 그 영상기기
JPH08336080A (ja) 省エネルギー型表示装置
JPH03293318A (ja) バックライト式液晶表示装置
JP2003131629A (ja) 表示駆動装置および表示駆動装置における制御方法
JP2000147468A (ja) 液晶表示装置
JP2003216112A (ja) 液晶駆動回路
JP2001337309A (ja) 液晶ディスプレイ装置
EP1184832A1 (en) Display monitor operable in a power-saving mode with reduced pulsed heating filament power
KR100195619B1 (ko) 컴퓨터 영상표시장치의 전원관리모드 전환방법
JPH06110396A (ja) Crtディスプレイ装置およびその電源制御方法
KR20030075534A (ko) 컴퓨터 시스템의 절전모드 제어방법
KR20060083620A (ko) 모니터의 절전장치
KR100195618B1 (ko) 컴퓨터 영상표시장치의 전원관리모드 전환방법
KR970008513B1 (ko) X 터미널의 절전장치