JP2002055072A - ガス漏れ警報器の試験方法 - Google Patents
ガス漏れ警報器の試験方法Info
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Abstract
報器の試験方法の提供。 【解決手段】 ガスセンサ11及び火災センサ14を備
えたセンサ部10を備えたガス漏れ警報器30の試験方
法において、試験スイッチ27操作時に、記憶手段24
の格納しているガスセンサの出力値に警報状態と判定さ
れる以上の値を加算し、制御手段のガス漏れ検出が正常
に行われるかを試験する第1の判定手順(ソフト側試
験)と、ガスセンサの出力サンプリングタイミングごと
に出力測定とは別のタイミングで強制的に警報状態以上
になる試験電圧をガスセンサに印加して、ガス検知機能
が正常であるかどうかを判定し、又、上記火災センサ
に、強制的に警報状態以上になる試験電圧を印加し、火
災検知機能が正常であるかどうかを判定する第2の判定
手順(ハード側試験)を含むものとした。
Description
れを検知して、ガス漏れ警報を発するガス漏れ警報器の
試験方法に関するものである。
体センサ)でCO、CH4等の可燃性ガスを検知し、ガ
ス漏れを通告するガス漏れ警報器や、サーミスタを熱検
知素子(火災センサ)として温度を検知したり、発光素
子から発光された赤外光が煙粒子によって散乱され、そ
の散乱光を捕えて煙を検出することにより、火災の発生
を通告する火災警報器が使用されている。
器とガス漏れ警報器とを一つの筐体に収容し、1台で火
災とガス漏れとを検知する火災ガス漏れ警報器を提案し
ている。
は、検知器の設置時にはもちろん、定期的に火災警報機
能及びガス漏れ警報機能が正常に作動するかを試験する
必要がある。
サをヘアドライヤ等の熱源で加熱し、所定温度以上にな
ったときに火災警報が正常に作動するかを確認するもの
である。また、煙センサでは専用の加煙試験器により所
定の時間内に火災警報が正常に作動するかを確認するも
のである。
試験用ガスをガスセンサ向けて送り、所定ガス濃度以上
でガス漏れ警報が正常に作動するかを確認するものであ
る。
うな火災ガス漏れ警報器は、通常天井付近に設けられて
いるため、火災センサを加熱したり、煙センサに煙を注
入したり、ガスセンサにガスを注入するときには、試験
者は踏み台等に乗り、高い位置で上向きになって作業を
行わなければならず、手間がかかるものであった。
タン)ガスに対する感度を適切に保つため、及びセンサ
表面のクリーニングを行うため、内蔵されたヒータで数
十℃〜数百℃まで加熱する必要がある。この加熱は装置
の低消費電力化のため常時行われるのではなく、適当な
間隔、例えば20〜30秒間隔で行うものとし、この間
隔でヒータに加熱用の電圧が印加されるようにし、適切
なタイミングで各ガスの検出を行うようにしている。
ガス検出タイミングを待って行わなければならず、試験
に時間がかかるという問題がある。
のであって、試験を容易且つ迅速に行うことができる火
災ガス漏れ警報器の試験方法及びガス漏れ警報器を提供
しようとするものである。
の試験方法及びガス漏れ警報器に係るものであり、各セ
ンサの試験を行う試験機能を有するものである。これは
具体的にはスイッチの作動に基づいて行うものとし、こ
の試験時には各センサに警報状態となるように試験電圧
を印加する。また本発明によれば、制御手段は、上記ガ
スセンサ出力値及び火災センサ出力値を定期的に上書き
して格納する記憶手段と、試験開始信号を発生する試験
スイッチを備え、試験スイッチの操作時に、上記記憶手
段が格納しているセンサの出力値に警報状態と判定され
る以上の値を加算し、制御手段のガス漏れ検出が正常に
行われるかを試験する。
サを備えたセンサ部と、このガスセンサの検知出力を取
り込み、該検知出力に基づいて被検知ガスの有無を判定
する検知機能を有する制御手段(CPU)とを備えたガ
ス漏れ警報器の試験方法において、前記制御手段は、上
記ガスセンサの出力値を定期的に格納する記憶手段と、
試験開始信号を発生する試験機能を備え、試験機能の作
動時に、上記記憶手段の格納しているガスセンサの出力
値に警報状態と判定される以上の値を加算し、制御手段
のガス検知機能が正常であるかを試験する判定手順を含
むガス漏れ警報器の試験方法である。
ッチである試験機能を作動するだけで制御手段に格納さ
れたガス検知出力に警報値を超える値が擬似的に設定さ
れる。制御手段はこの値に基づいてガス検出の警報を発
生するから、高所に配置されたガスセンサに試験用にガ
スを注入する等の手間をかけなくとも容易にガス漏れ警
報器の試験を行える。
えたセンサ部と、このガスセンサの検知出力を取り込
み、該検知出力に基づいて被検知ガスの有無を判定する
検知機能を有する制御手段(CPU)とを備えたガス漏
れ警報器の試験方法において、前記制御手段は、試験開
始信号を発生する試験機能を備え、試験機能の作動時に
ガス検出器の出力測定とは別のタイミングで強制的に警
報状態以上になる試験電圧をガスセンサに印加して警報
状態となるようにし、制御手段のガス検知機能が正常で
あるかどうかを判定する判定手順を含むガス漏れ警報器
の試験方法である。
を作動することにより、警報状態となるような試験電圧
がガスセンサに印加される。制御手段はこの値に基づい
てガス検出警報を出力するから、高所に配置されたガス
センサに試験用にガスを注入する等の手間をかけなくと
も容易にガス漏れ警報器の試験を行える。
えたセンサ部と、センサ部の検知出力が基準値を超える
かどうかにより被検知ガスの有無を判定する制御手段
(CPU)とを備えたガス漏れ警報器の試験方法におい
て、前記制御手段は、上記ガスセンサ出力値を定期的に
格納する記憶手段と、試験開始信号を発生する試験機能
とを備え、試験機能の作動時に、上記記憶手段の格納し
ているガスセンサの出力値に警報状態とされる以上の値
を加算し、制御手段のガス漏れ検出が正常に行われるか
を試験する第1の判定手順と、試験機能の作動時にガス
検出器の出力測定とは別のタイミングで強制的に警報状
態以上になる試験電圧をガスセンサに印加して、ガス検
知機能が正常であるかどうかを判定する第2の判定手順
を含むガス漏れ警報器の試験方法である。
を作動するだけで、2種類の試験を行うことができる。
即ち、本発明では、記憶手段の格納しているガスセンサ
の出力値に警報状態とされる以上の値を加算し、制御手
段のガス検知機能が正常であるかを試験する第1の判定
手順と、試験機能の作動時にガス検出器の出力測定とは
別のタイミングで強制的に警報状態以上になる試験電圧
をガスセンサに印加して、ガス検知機能が正常であるか
どうかを判定する第2の判定手順とが実行されるから、
ガス検知機能を二重に試験することができ、ガス漏れ警
報器をより確実に試験することができる。
火災センサを備えたセンサ部と、センサ部の検知出力が
基準値を超えるかどうかにより被検知ガスの有無と火災
の発生を判定する制御手段(CPU)とを備えたガス漏
れ警報器の試験方法において、前記制御手段は、上記ガ
スセンサ出力値及び火災センサ出力値を定期的に格納す
る記憶手段と、試験開始信号を発生する試験機能を備
え、試験機能の作動時に、上記記憶手段の格納している
ガスセンサ及び火災センサの出力値に警報状態と判定さ
れる以上の値を加算し、制御手段のガス検出機能及び火
災検知機能が正常に行われるかを試験する制御手段判定
手順を含むガス漏れ警報器の試験方法である。
を作動するだけで、制御手段に格納されたガス検知出力
値及び火災出力値に警報値を超える値が擬似的に設定さ
れる。制御手段はこの値に基づいてガス検出の警報を発
生するから、高所に配置されたガスセンサに試験用にガ
スを注入したり、火災センサを加熱する等の手間をかけ
なくとも容易に火災ガス漏れ警報器の試験を行える。
火災センサを備えたセンサ部と、センサ部の検知出力が
基準値を超えるかどうかにより被検知ガスの有無と火災
の発生を判定する制御手段(CPU)とを備えたガス漏
れ警報器の試験方法において、前記制御手段は、試験開
始信号を発生する試験機能を備え、試験機能の作動時
に、ガスセンサの出力サンプリングタイミングごとに出
力測定とは別のタイミングで強制的に警報状態以上にな
る試験電圧をガスセンサに印加して、ガス検知機能が正
常であるかどうかを判定し、また、上記火災センサに、
強制的に警報状態以上になる試験電圧を印加し、火災検
知機能が正常であるかどうかを判定する判定手順を含む
ガス漏れ警報器の試験方法である。
を作動するだけで、ガスセンサ及び火災センサに警報値
を超える試験電圧が印加される。そして、制御手段はこ
の値に基づいてガス検出の警報を発生するから、高所に
配置されたガスセンサに試験用にガスを注入したり、火
災センサを加熱する等の手間をかけなくとも容易に火災
ガス漏れ警報器の試験を行える。
び火災センサを備えたセンサ部と、センサ部の検知出力
が基準値を超えるかどうかにより被検知ガスの有無と火
災の発生を判定する制御手段(CPU)とを備えたガス
漏れ警報器の試験方法において、前記制御手段は、上記
ガスセンサ出力値及び火災センサ出力値を定期的に格納
する記憶手段と、試験開始信号を発生する試験機能を備
え、試験機能の作動時に、上記記憶手段の格納している
ガスセンサの出力値に警報状態と判定される以上の値を
加算し、制御手段のガス漏れ検出が正常に行われるかを
試験する第1の判定手順と、試験機能の作動時に、ガス
センサの出力サンプリングタイミングごとに出力測定と
は別のタイミングで強制的に警報状態以上になる試験電
圧をガスセンサに印加して、ガス検知機能が正常である
かどうかを判定し、また、上記火災センサに、強制的に
警報状態以上になる試験電圧を印加し、火災検知機能が
正常であるかどうかを判定する第2の判定手順を含むガ
ス漏れ警報器の試験方法である。
を作動するだけで、2種類の試験を行うことができる。
即ち、本発明では、記憶手段の格納しているガスセンサ
及び火災センサの出力値に警報状態とされる以上の値を
加算し、制御手段のガス検出機能及び火災検出機能が正
常であるかを試験する第1の判定手順と、試験機能の作
動時にガス検出器の出力測定とは別のタイミングで強制
的に警報状態以上になる試験電圧をガスセンサ及び火災
センサに印加して、ガス検知機能が正常であるかどうか
を判定する第2の判定手順とが実行されるから、ガス検
知機能及び火災検知機能を二重に試験することができ、
火災ガス漏れ警報器をより確実に試験することができ
る。
報器は表示警報手段を備え、試験機能の作動時に試験結
果を出力する請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5、又は請求項6に記載のガス洩れ警報器の
試験方法である。
ディスプレイ画面による文字やアイコンの表示、音声に
よるメッセージ等を使用することができる。
COとCH4とを1つのセンサで検知する請求項1、請求
項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請
求項7記載のガス漏れ警報器の試験方法である。
サの数を少ないものとできる他、制御装置の回路構成を
単純化できガス漏れ警報器のコストを低減することがで
きる。
COとCH4とをそれぞれ別のセンサで検知する請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6又は請求項7記載のガス漏れ警報器の試験方法であ
る。
最適な検出特性を有するガスセンサを選択することがで
きる
ス漏れ警報器の試験方法を図面に基づいて説明する。図
1乃至図6は本発明を実施する形態の一例を示すもので
ある。本例にかかる火災ガス漏れ警報器30は、例えば
図3に示すように、ガスセンサである半導体ガスセンサ
11と熱検知素子であるサーミスタ14が配置されたセ
ンサ部10と、このセンサ部10を制御し、ガス及び熱
を検出して警報を発する他、センサ部の各センサの試験
実行する制御部(CPU)20とから構成されている。
のガスセンサ11で2種類のガス、即ちCOとCH4と
を検知する。
は、上述のようにサーミスタ14が火災センサとして設
けられ、ガスセンサ11と火災センサ14の両方を1台
の制御装置で制御し、1つの装置でガス漏れ検出器と火
災検知器の役割をなす。
センサ11はSnO2半導体センサで形成されたセンサ
検知部12と、このセンサ検知部12を過熱するヒータ
部13とから構成されている。
信号Aの温度制御により、符号Q1、Q2で示したヒー
タコントロール用のトランジスタを含む電圧制御回路4
0のスイッチング制御によりヒータ部13に印加する電
圧を変化させ、低温時(例えばlow 0.2V)にCO、高
温時(例えばhigh 0.9V)にCH4を検出し、CPU20
のガスA/D入力端子に検出信号を送出するようになっ
ている。CPU20側では、上記ヒータのコントロール
のタイミングに合わせてこの検出信号をサンプリング
し、各ガスの濃度を検出し、必要に応じて警報を出力す
るものとしている。
サ試験信号制御用のトランジスタを示しており、CPU
20は、上記ガス濃度サンプリングのタイミングとずら
せてガスTEST端子からのテスト信号を発生し、この
トランジスタQ3をオン状態としてセンサ検知部12に
抵抗R1が並列に接続されるものとし、CPU20のガ
スA/D入力への入力電圧が下がった、即ちガスを検出
したかのようにし、この電圧に基づいてガス検出が正常
に行われるかを判定する。
に応じた抵抗値を有し、環境温度に応じた電圧を火災A
/D端子に出力しており、CPU20では、この出力を
定期的にサンプリングし、環境温度の上昇率などで火災
発生を検知する。
R2がトランジスタQ4を介して並列に接続されてお
り、火災TEST端子からの試験信号により、トランジ
スタQ4をオン状態とし、このトランジスタQ4をオン
状態としてサーミスタ14と抵抗R2が並列に接続され
るものとし、CPU20の火災A/D入力への入力電圧
が下がった、即ち環境温度が上昇したかのようにし、こ
の電圧に基づいて火災検出が正常に行われるかを判定す
る。このサーミスタの試験は、上記ガスセンサの試験と
は独立して行うことができる。
に、上記ガスセンサからの入力信号を受け、公知のアル
ゴリズムでガス検出処理を行うガス信号処理部21と、
上記サーミスタ14からの入力信号を受け、公知のアル
ゴリズムで火災信号検出処理を行う火災信号処理部22
と、上記ヒータの温度制御を行うヒータコントロール部
23と、ガスセンサ及びサーミスタの試験結果を上書き
保存していき常に最新の、即ち最終の試験結果を格納し
ている記憶手段であるRAM24と、ガス濃度検出、火
災検出及び各センサの試験タイミングを制御するタイマ
25と、上記各ガスセンサ及びサーミスタからの信号に
基づいて試験時に各センサが正常であるか否かの演算の
処理を行い、上記RAMに上書き保存する演算部26と
を備える。
において所定のプログラムを処理することにより実現さ
れる。
試験スイッチ27と表示警報手段28とが設けられてお
り、この試験スイッチ27を操作することにより試験が
行われ、試験データを上記表示警報手段28に出力させ
るものとしている。また表示警報手段28は、ガス濃度
の異常や、火災を検知したときにはその旨を警告表示す
る。
タンスイッチ、電磁スイッチ、赤外線リモコンスイッチ
その他のスイッチを使用することができる。要するに試
験記機能を有する手段であればどのようなものであって
もよい。
の点灯点滅表示、ディスプレイ画面による文字アイコン
の表示、音声によるメッセージのほか、試験を行うとき
にであれば、ノートパソコン等の携帯端末装置を取り付
けて使用することもできる。携帯端末を使用するときに
は、上記試験スイッチ27として携帯端末を使用してト
リガ信号を入力することもできる。
スセンサである半導体ガスセンサ11と煙検出手段(散
乱光式)を一体化した火災ガス漏れ警報器がある。
御回路40からなるガス検出部は、図6に示した例と同
じであるので、煙検出部50について説明を行う。煙検
出部50は、煙濃度に応じた電圧を火災A/D入力端子
に出力しており、CPU20ではこの出力を定期的(図
5(5)参照)にサンプリングし、所定の閾値を越えた
場合火災と判断する。
的に放射された赤外光は、煙検出部に流入した煙粒子に
よって散乱する。受光素子(フォトダイオード)17
は、その散乱光を受光し、受光出力が所定の閾値以上で
あればCPU20が火災と判断する。
用LED16が配置されている。試験はCPU20の火
災テスト端子からの試験信号によって開始され、警報状
態を示す散乱光量に相当する発光量でテストLED16
が点灯する(図5(6)参照)。受光素子17は、テス
ト用LED16からの赤外光を受光し、CPU20にお
いて、当該受光出力が正常であるか否かの演算処理を行
い、これによりセンサが正常であるかが判断される。そ
の結果はRAMに上書き保存される。試験スイッチ27
をオンすることで、RAMに保存されている最新の試験
結果が出力される。
では、通常の状態において正常の監視を行う(S1)。
即ち、ガスセンサ11でCH4とCOの検出を行う。こ
の場合まずヒータコントロール部23の制御によりヒー
タコントロール信号Aが立ち上がり、ガスセンサヒータ
駆動電圧がhigh(0.9V)となる(図4(1))。これによ
りヒータ部13は発熱し、ガスセンサ11はCH4検出
に適した温度(例えば数百℃)となる。本例ではこのヒ
ータのhigh状態は5秒間持続される。
ントロール部23の制御によりヒータコントロール信号
Aが立ち下がり、ガスセンサヒータ駆動電圧がlow(0.2
V)となる。これにより、ガスセンサ11の温度はCO検
出に適した温度(例えば数十℃)にまで低下する。本例
ではこのヒータのlow状態は15秒間持続される(図4、
(2))。
ち温度状態が安定してきたとき、ガス検出A/D信号の
読み込みが行われ(図4(2))、C0の検出がなされ
る。この検出は、ガス信号処理部21においてなされ、
異常を検出したときには、表示警告手段27から警告が
発せられる。
スタによる環境温度の測定が定期的(ガスセンサの試験
と同じ20秒ごと)に行われる。即ち、所定の時刻にお
いて、サーミスタ14の出力をCPU20のA/D端子
から読み込み、火災判定を行う。
より、正常監視が行われる。そしてRAM24には各セ
ンサの最新の検出値が上書きされ格納される。
イッチをオン状態にする。試験スイッチ27がオン状態
となるとテスト信号が立ち上がり(図5(3))ガステ
スト信号とサーミスタテスト信号が出力され、2種類の
試験が行われる。
て、RAM24が格納しているガスセンサ及びサーミス
タの検出値にガスセンサ及び火災センサが警報状態と判
定される以上の値を加算し、これにより制御手段20が
ガス漏れ及び火災警報が出力されるかどうかを判断する
もの(ソフト側試験)である。
3及びQ4を導通状態とし、ガスセンサ11及びサーミ
スタ14に並列に抵抗器R1及び抵抗器R2を接続する
ことにより、ガスセンサ11及びサーミスタと抵抗R
1,R2との合成抵抗をガス検知状態及び火災検知状態
とし、制御手段20がガス検知及び火災警報を出力する
かで試験するもの(ハード側試験)である。
結果が正常であれば、正常である旨の表示を行い(S
4,S6、S8,S10)、異常を検出すれば異常表示及
び警報を行う(S5,S9)
例では、図2に示すように、正常監視の途中にガスセン
サ11及びサーミスタ17の出力がRAM24に上書き
されていく(SA1,SA2)。このとき試験スイッチ
27がオン状態となると(SA3)、RAM24に格納
されているデータに一定の定数が加算される(SA
4)。この定数は、ガスセンサ11がガスを検出した時
の値、また火災センサが火災を検出した時の値を超える
値であり、予め定められるものである。この状態を制御
手段20が火災として検出し、火災警報を出力するか
(SA5)どうかにより、火災警報が出れば正常である
として、その旨を表示し(SA6)、火災警報が出なけ
れば異常として表示及び警報を出力する(SA9)。
れとして検出しガス漏れ警報を出力するか(SA8)ど
うかにより試験を行う。即ち、ガス漏れ警報が出れば正
常であるとしてその旨を表示し(SA8)、火災警報が
出なければ異常として表示及び警報を出力する(SA
9)。
3に示すように正常監視(SB1)中に試験スイッチ2
7が操作されると、テスト信号が発生し(SB2)、サ
ーミスタ14の試験信号及びガスセンサ11の試験信号
が立ち上がる(SB3,SB7、図5(3)(4))。
この信号により、トランジスタQ3及びトランジスタQ
4が導通状態となり、抵抗器R1、抵抗器R2が各セン
サに並列に接続されることとなる。
の合成抵抗値は、ガスセンサ11がCO及びCH4のガ
ス漏れを検出した時の値を超え、また、サーミスタ14
が火災を検出した時の値を超えるものとなる。
し、火災警報を出力するか(SB4)どうかにより試験
を行う。即ち、火災警報が出れば正常であるとしてその
旨を表示し(SB6)、火災警報が出なければ異常とし
て表示及び警報を出力する(SB5)。
れとして検出しガス漏れ警報を出力するか(SA8)ど
うかによりガス漏れ検出機能の試験を行う。即ちガス漏
れ警報が出れば正常(SB10)、ガス漏れ警報が出な
ければ異常として表示及び警報を出力する(SB9)
に、煙の検知機能の試験を行う場合もサーミスタの試験
を行う場合と同様にして、ソフト側及びハード側の試験
を行うものとする。
警報装置によれば、試験スイッチを操作することによ
り、直ちにハード側及びソフト側の二重の試験を行いそ
の結果が直に出力される。また、ガスセンサの試験結
果、及び火災検知素子の試験結果が一度に出力され、ガ
ス漏れ警報装置のガスセンサ及び火災知素子の状態を全
体として一度に把握できる。
ーミスタを備えたガス漏れ検出装置を例として説明した
が、サーミスタを有しない、単なるガス漏れ検出装置に
も適用できる。
4及びCOを1台の素子で検出した場合を説明したが、
それぞれ別の素子で検出するものであってもよい。
法は、上述の例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
警報器の試験方法によれば、以下のような効果を奏す
る。
方法によれば、試験スイッチを操作するだけで制御手段
に格納されたガス検知出力に警報値を超える値が擬似的
に設定され、制御手段はこの値に基づいてガス検出の警
報を発生するから、高所に配置されたガスセンサに試験
用にガスを注入する等の手間をかけなくとも容易にガス
漏れ警報器の試験を行える。
法によれば、試験スイッチを操作することにより、警報
状態となるような試験電圧がガスセンサに印加される。
制御手段はこの値に基づいてガス検出警報を出力するか
ら、高所に配置されたガスセンサに試験用にガスを注入
する等の手間をかけなくとも容易にガス漏れ警報器の試
験を行える。
方法によれば、試験スイッチを操作するだけで、2種類
の試験を行うことができる。即ち、本発明では第1の判
定手順と、第2の判定手順とが実行されるから、ガス検
知機能を二重に試験することができ、ガス漏れ警報器を
より確実に試験することができる。
方法によれば、試験スイッチを操作するだけで、制御手
段に格納されたガス検知出力値及び火災出力値に警報値
を超える値が擬似的に設定される。制御手段はこの値に
基づいてガス検出の警報を発生するから、高所に配置さ
れたガスセンサに試験用にガスを注入したり、火災セン
サを加熱する等の手間をかけなくとも容易に火災ガス漏
れ警報器の試験を行える。
方法によれば、試験スイッチを操作するだけで、ガスセ
ンサ及び火災センサに警報値を超える試験電圧が印加さ
れる。そして、制御手段はこの値に基づいてガス検出の
警報を発生するから、高所に配置されたガスセンサに試
験用にガスを注入したり、火災センサを加熱する等の手
間をかけなくとも容易に火災ガス漏れ警報器の試験を行
える。
方法によれば、試験スイッチを操作するだけで、2種類
の試験を行うことができる。即ち、第1の判定手順と、
第2の判定手順とが実行されるから、ガス検知機能及び
火災検知機能を二重に試験することができ、火災ガス漏
れ警報器をより確実に試験することができる。
法によれば、試験の結果を的確に表示でき、表示警報手
段の出力を適宜選択して、ランプの点灯点滅、ディスプ
レイ画面による文字アイコンの表示、音声によるメッセ
ージ等を使用することにより、その装置の必要に応じた
適切な表示を行うことができる。
法によれば、複数のガスを1台の検出素子で検出するこ
ととしたから、ガスセンサの数を少ないものとできる他
制御装置の回路構成を単純化でき、ガス漏れ警報器のコ
ストを低減することができる。
の試験方法によれば、異なるガスをそれぞれ別のガスセ
ンサで検知するようにしたから、各ガスに最適検出特性
を有するガスセンサを選択することができる。
を示すフローチャートである。
におけるソフト側試験の処理を示すフローチャートであ
る。
におけるハード側試験の処理を示すフローチャートであ
る。
の作動状態を示すタイミングチャートである。
動状態を示すタイミングチャートである。
れ警報器の構成を示すブロック図である。
されるガス漏れ警報器の構成を示すブロック図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 ガスセンサを備えたセンサ部と、このガ
スセンサの検知出力を取り込み、該検知出力に基づいて
被検知ガスの有無を判定する検知機能を有する制御手段
(CPU)とを備えたガス漏れ警報器の試験方法におい
て、 前記制御手段は、上記ガスセンサの出力値を定期的に格
納する記憶手段と、試験開始信号を発生する試験機能を
備え、 試験機能の作動時に、上記記憶手段の格納しているガス
センサの出力値に警報状態と判定される以上の値を加算
し、制御手段のガス検知機能が正常であるかかを試験す
る判定手順を含むガス漏れ警報器の試験方法。 - 【請求項2】 ガスセンサを備えたセンサ部と、このガ
スセンサの検知出力を取り込み、該検知出力に基づいて
被検知ガスの有無を判定する検知機能を有する制御手段
(CPU)とを備えたガス漏れ警報器の試験方法におい
て、 前記制御手段は、試験開始信号を発生する試験機能を備
え、 試験機能の作動時にガス検出器の出力測定とは別のタイ
ミングで強制的に警報状態以上になる試験電圧をガスセ
ンサに印加して警報状態となるようにし、制御手段のガ
ス検知機能が正常であるかどうかを判定する判定手順を
含むガス漏れ警報器の試験方法。 - 【請求項3】 ガスセンサを備えたセンサ部と、センサ
部の検知出力が基準値を超えるかどうかにより被検知ガ
スの有無を判定する制御手段(CPU)とを備えたガス
漏れ警報器の試験方法において、 前記制御手段は、上記ガスセンサ出力値を定期的に格納
する記憶手段と、試験開始信号を発生する試験機能とを
備え、 試験機能の作動時に、上記記憶手段の格納しているガス
センサの出力値に警報状態とされる以上の値を加算し、
制御手段のガス検知機能が正常であるかを試験する第1
の判定手順と、 試験機能の作動時にガス検出器の出力測定とは別のタイ
ミングで強制的に警報状態以上になる試験電圧をガスセ
ンサに印加して、ガス検知機能が正常であるかどうかを
判定する第2の判定手順を含むガス漏れ警報器の試験方
法。 - 【請求項4】 ガスセンサ及び火災センサを備えたセン
サ部と、センサ部の検知出力が基準値を超えるかどうか
により被検知ガスの有無と火災の発生を判定する制御手
段(CPU)とを備えたガス漏れ警報器の試験方法にお
いて、 前記制御手段は、上記ガスセンサ出力値及び火災センサ
出力値を定期的に格納する記憶手段と、試験開始信号を
発生する試験機能を備え、 試験機能の作動時に、上記記憶手段の格納しているガス
センサ及び火災センサの出力値に警報状態と判定される
以上の値を加算し、制御手段のガス検出機能及び火災検
知機能が正常であるかを試験する判定手順を含むガス漏
れ警報器の試験方法。 - 【請求項5】 ガスセンサ及び火災センサを備えたセン
サ部と、センサ部の検知出力が基準値を超えるかどうか
により被検知ガスの有無と火災の発生を判定する制御手
段(CPU)とを備えたガス漏れ警報器の試験方法にお
いて、 前記制御手段は、試験開始信号を発生する試験機能を備
え、 試験機能の作動時に、ガスセンサの出力サンプリングタ
イミングごとに出力測定とは別のタイミングで強制的に
警報状態以上になる試験電圧をガスセンサに印加して、
ガス検知機能が正常であるかどうかを判定し、また、上
記火災センサに、強制的に警報状態以上になる試験電圧
を印加し、火災検知機能が正常であるかどうかを判定す
る判定手順を含むガス漏れ警報器の試験方法。 - 【請求項6】 ガスセンサ及び火災センサを備えたセン
サ部と、センサ部の検知出力が基準値を超えるかどうか
により被検知ガスの有無と火災の発生を判定する制御手
段(CPU)とを備えたガス漏れ警報器の試験方法にお
いて、 前記制御手段は、上記ガスセンサ出力値及び火災センサ
出力値を定期的に格納する記憶手段と、試験開始信号を
発生する試験機能を備え、 試験機能の作動時に、 上記記憶手段の格納しているガスセンサ及び火災センサ
の出力値に警報状態と判定される以上の値を加算し、制
御手段のガス検知機能及び火災検知機能が正常であるか
を試験する第1の判定手順と、 試験機能の作動時に、ガスセンサの出力サンプリングタ
イミングごとに出力測定とは別のタイミングで強制的に
警報状態以上になる試験電圧をガスセンサに印加して、
ガス検知機能が正常であるかどうかを判定し、また、上
記火災センサに、強制的に警報状態以上になる試験電圧
を印加し、火災検知機能が正常であるかどうかを判定す
る第2の判定手順を含むガス漏れ警報器の試験方法。 - 【請求項7】 上記ガス漏れ警報器は表示警報手段を備
え、試験機能の作動時に試験結果を出力する請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、又は請求項
6に記載のガス洩れ警報器の試験方法。 - 【請求項8】 ガスセンサは、COとCH4とを1つのセ
ンサで検知する請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5、請求項6又は請求項7記載のガス漏れ警
報器の試験方法。 - 【請求項9】 ガスセンサは、COとCH4とをそれぞ
れ別のセンサで検知する請求項1、請求項2、請求項
3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の
ガス漏れ警報器の試験方法。
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