JP2002052339A - 浄化体及び浄化材 - Google Patents

浄化体及び浄化材

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JP2002052339A JP2000243023A JP2000243023A JP2002052339A JP 2002052339 A JP2002052339 A JP 2002052339A JP 2000243023 A JP2000243023 A JP 2000243023A JP 2000243023 A JP2000243023 A JP 2000243023A JP 2002052339 A JP2002052339 A JP 2002052339A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆるインターロッキングブロックとして
敷設され、有害物質等を吸着して周辺の土壌等における
環境面での浄化を図り、或いは河川等に設けられて河川
の浄化を行うことができ、さらには家庭等で水の浄化用
として使用することのできる、水や各種の物質の浄化体
と浄化材に関し、酸性雨等による有害物質を土中へ蓄積
させず、土中の環境保全にも寄与するようなインターロ
ッキングブロックを提供することができ、また河川、湖
沼等の浄化を行うことのできる浄化用ブロックを提供す
ることができ、さらに浄水場の浄化、ひいては家庭用の
水の水質改善を行うような浄化用ブロックを提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 炭化物が含有され、固化材で固化されて
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄化体及び浄化
材、さらに詳しくは、いわゆるインターロッキングブロ
ックとして敷設され、有害物質等を吸着して周辺の土壌
等における環境面での浄化を図り、或いは河川等に設け
られて河川の浄化を行うことができ、さらには家庭等で
水の浄化用として使用することのできる、水や各種の物
質の浄化用の浄化体と浄化材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、インターロッキングブロックとしては、種々のもの
が開発されており、歩道、公園の広場等、種々の場所に
敷設されている。
【0003】このようなインターロッキングブロックの
開発にあたっては、強度,耐久性,耐磨耗性等、そのイ
ンターロッキングブロック自体の物理的特性等に主眼が
おかれ、ブロックが敷設されている周辺の土中への環境
浄化の観点から開発されているものは全く存在しない。
【0004】ところで、近年においては大気汚染等が生
態系に及ぼす影響等が一種の社会問題となっており、た
とえば雨水には大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物が含有
される場合があり、これが酸性雨となって生態系への影
響が危惧されている。
【0005】このような酸性雨等は、土中へ有害物質を
蓄積させる要因ともなり得るが、もし上記のようなイン
ターロッキングブロックに有害物質を吸着する吸着能が
あれば、その土中へ有害物質を蓄積させず、土中の環境
保全にも寄与することとなる。
【0006】一方、河川や湖沼等ではCODやBOD
等、水質汚濁が進んでおり、これも社会問題の1つとな
っている。
【0007】たとえば、浄水場では従来より消毒のため
に塩素が用いられているが、上記のように河川や湖沼等
の水質汚濁が進むことにより、原水中の有機物と上記塩
素が反応してトリハロメタン等の塩素化合物が水道水か
ら検出される場合もある。
【0008】従って、このような河川、湖沼、浄水場で
の水質改善も望まれている。
【0009】そして、このような水質改善は、家庭にも
影響を及ぼす。
【0010】たとえば水道水には、カルシウム、マグネ
シウム、ナトリウム、カリウム等の金属不純物が含有さ
れており、これらは人体に対する安全性の面からも極力
除去されることが望ましい。
【0011】これらの問題を解決するため、家庭用の水
道水の浄化に関する開発も最近なされている。
【0012】たとえば家庭用の浄水器は、水道の蛇口に
取り付けて使用されるものであるが、一般に高価であ
り、必ずしも大量には普及していない。また、機器全体
の構造も複雑で取り扱いが必ずしも容易ではない。
【0013】これに対して安価な浄水用具も開発されて
いるが、浄化作用の優れたものは少ないのが現状であ
る。また、安価で構造が簡易である反面、取り扱いが容
易なものが以外と少ない。
【0014】本発明は、以上のような問題点をすべて解
決するためになされたもので、酸性雨等による有害物質
を土中へ蓄積させず、土中の環境保全にも寄与するよう
なインターロッキングブロックを提供し、また河川、湖
沼等の浄化を行うことのできる浄化用ブロックを提供
し、さらに浄水場の浄化、ひいては家庭用の水の水質改
善を行うような浄化用ブロックを提供することを課題と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その課題を解決す
るための手段は、浄化体又は浄化材に炭化物を含有し、
固化材で固化するようにしたことである。
【0016】炭化物としては、たとえば産業廃棄物の炭
化物、竹の炭等の木材の炭化物、フェノール樹脂等の樹
脂の炭化物等、各種の炭化物が用いられる。
【0017】産業廃棄物の炭化物としては、たとえば廃
タイヤ等のゴムの炭化物や、廃パルプ等の繊維質物の炭
化物、建築廃材、その他、おからや豆滓等の食品類の炭
化物等が用いられる。
【0018】また、RDFと称されるゴミ固形燃料の炭
化物を用いることも可能である。この炭化物は、RDF
と称されるゴミ固形燃料を、炭化炉で800 ℃以上の温度
で焼成したものである。
【0019】これらは、本来産業廃棄物として廃棄され
るべきものであり、廃棄処理を行えると同時に廃棄物の
再利用ができるため、衛生面で問題とならないインター
ロッキングブロックや河川等のブロックに使用する場合
には好適である。
【0020】また、炭としては、たとえば竹の炭が用い
られ、その他、笹炭や備長炭、さらにはヒノキの木炭等
が使用される。
【0021】竹の炭の粉末は、竹を焼成又は乾留し、こ
れを粉状にすることによって得られるもので、得られた
粉体の粒子は、著しく空隙が多い多孔質物質である。
【0022】ちなみに、このような竹の炭の粉末は、1
cm3あたり表面積が20アールにもなり、一般に多孔性物
質として知られている木炭が1cm3あたりの表面積10ア
ールであることに比べると、約2倍の表面積を有し、こ
れが優れた吸着効果の要因となっている。
【0023】竹を焼成する場合は、たとえば600 ℃〜80
0 ℃、或いは800 ℃〜1200℃で焼成する。800 ℃以上で
焼成した場合には、導電性が生ずることとなる。
【0024】竹を乾留する場合は、たとえば高圧蒸気釜
によってケージ圧3気圧、100 ℃〜150 ℃、20〜30分の
条件下で行う。
【0025】また、フェノール樹脂の炭化物のようなも
のを用いることも可能である。
【0026】フェノール樹脂の炭化物も比表面積が非常
に大きいため、優れた吸着効果を有する。
【0027】また、固化材としては、水ガラスと石膏か
らなるもの、セピオライトからなるもの、或いはセメン
トからなるもの等が用いられる。
【0028】固化材として、水ガラス及び石膏を用いた
場合には、浄化用ブロックの固化が確実且つ非常に容易
になされることとなる。たとえば、家庭の浄化用として
使用するのに適している。
【0029】またセピオライトを用いた場合には、それ
自体が多孔質であるため、炭化物の吸着能に相乗してそ
の吸着能を高めることができるという効果がある。たと
えば室内装飾用のタイルとして使用するのに適してい
る。
【0030】セピオライトは、粘土鉱物の一種であり、
吸着性が優れた特性を有する。セピオライトの組成は、
Mg6Si1230(OH2)4(OH)4・8H2Oで表され
る。
【0031】セピオライトは、常温で固化したものを固
化材として使用してもよく、また400 〜800 ℃で焼成し
たものを固化材として使用してもよい。ただし、800 ℃
以上で焼成すると、孔が閉塞されるおそれがある。
【0032】さらに、固化材としてセメントを用いた場
合には、製造コストが安価になり、また耐磨耗性や強度
が向上することとなる。従って、たとえばインターブロ
ッキングの場合に適している。
【0033】さらに、浄化用ブロックには生分解性樹脂
を含有することも可能であり、この場合には、インター
ロッキングブロックを残存させず、土中で分解させるこ
とができるという利点がある。
【0034】尚、生分解性樹脂自体を固化材として用い
ることも可能である。
【0035】また、固化材に土を混合して固化してもよ
い。
【0036】さらに、浄化体には、トルマリン鉱石を含
有することも可能である。
【0037】トルマリン鉱石は、通常電気石と称され、
硬度7.25、比重3.05の六方晶系の結晶構造を有する。
【0038】トルマリン鉱石は、極性の結晶体であり、
一般の誘電体のように電場の中におかなくても電気分極
を生ずる性質を有する。
【0039】トルマリン鉱石の組成は、NaX3Al
6(BO3)3Si618(OH)4で表される。
【0040】ここで、Xとは、Mg、Fe、Mn、L
i、Alのうちから任意に選択される金属元素を意味
し、XがMgの場合にはドラバイト(苦土電気石)と称
され、XがFe又はMnの場合にはショール(鉄電気
石)と称され、XがLi又はAlの場合にはエルバイト
(リチア電気石)と称されている。
【0041】多孔質物質である炭化物の吸着効果と、ト
ルマリン鉱石の静電力による吸着効果によって不純物の
吸着効果が生ずるが、両者を混合することによって、炭
化物の吸着効果を半永久的に保持することができるとい
う相乗的な効果も有する。
【0042】すなわち、トルマリン鉱石の電極分極を生
ずる性質によって静電気が生じ、これが竹炭の活性化を
促進することとなるのである。
【0043】また、浄化体には、吸着された物質を分解
する微生物を担持することも可能である。これにより、
多孔質の炭化物や固化材で吸着された有害物質を分解す
ることができる。
【0044】微生物としては、バチルス・シュードモナ
ス、コリネフォルム細菌、フラボバクテリア、アクロモ
バクター、アシネトバクター、アルカリジュネスシュー
ドモナス等を使用することが可能である。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0046】〔実施例1〕本実施例は、浄化体を、家庭
用の水の浄化用として使用される浄化用ブロックに適用
した場合の実施例である。本実施例の浄化用ブロックの
各配合成分の組成は次のとおりである。
【0047】 成分 配合量(重量%) 竹炭の粉末 55% ヤシ殻活性炭 30% 天こう石銀 3% トルマリン鉱石 4% シルク 2% キトサン 4%
【0048】上記のような各成分を混合し、これに水ガ
ラスと石膏とを混合して固め、直径8cm、高さ8cmの円
柱状に成形した。
【0049】重量は350gであった。
【0050】〔実施例2〕本実施例の浄化用ブロックの
各配合成分の組成は次のとおりである。 成分 配合量(重量%) 竹炭の粉末 55% ヤシ殻活性炭 30% 天こう石銀 5% セラミック触媒 6% シルク 2% シュウ酸 2%
【0051】上記のような各成分を混合し、これに水ガ
ラスと石膏とを混合して固め、直径10cm、高さ1.4cm の
円柱状に成形した。
【0052】重量は100gであった。
【0053】〔実施例3〕本実施例の浄化用ブロックの
各配合成分の組成は次のとおりである。 成分 配合量(重量%) 竹炭の粉末 55% ヤシ殻活性炭 30% 天こう石銀 3% トルマリン 4% シルク 2% サンゴ 2% キトサン 4%
【0054】上記のような各成分を混合し、これに水ガ
ラスと石膏とを混合して固め、直径3cm、高さ1.8cm の
円柱状に成形した。
【0055】重量は6g であった。
【0056】上記実施例3の浄化用ブロックは、1L の
上水(大阪市)に1個投入し、また実施例1及び実施例
2の浄化用ブロックは、縦80cm、横60cm、深さ60cm、水
量約290 L の浴槽に浸漬し、測定項目の経時変化を測定
した。
【0057】具体的には、浸漬開始後一定時間ごとに少
量の水を採取し、pHをpHメーターで、また各種の金
属イオン濃度を原子吸光光度法及びICP発光分光分析
法にて測定した。
【0058】試験は、常温の水と温水との2種類を用い
た。
【0059】試験結果は次のとおりである。
【0060】(試験例1)常温の水を用いた試験 (試験例1−1) pHの経時変化 上記実施例1乃至3のそれぞれの浄化用ブロックについ
て20日間の浸漬を行った場合の水のpH変化を図1に示
す。
【0061】元の上水のpHは約6であったが、実施例
1及び実施例2の場合は、浸漬開始後、約1日で、pH
5.2 〜5.3 まで低下し、その後、pH値が安定した。
【0062】実施例3の場合は、水のpHが一定になる
までに5日程度の時間を要したが、結果として実施例1
及び実施例2と同様にpH5.3 で安定した。
【0063】これに対し、各実施例のような浄化用ブロ
ックを投入せずにpH変化を観測したところ、雰囲気中
のわずかの酸性ガスやアルカリ性ガスの影響を受けて水
のpHは約5〜9の間で大きく変動し、しかも再現性が
なかった。
【0064】このことから、浄化用ブロックを浸漬する
と、水のpHを5.2 〜5.3 の弱酸性に保つことができる
ことがわかった。
【0065】これは、竹炭中に含まれる弱酸性成分が水
に溶出して適度なpH緩衝作用を示すためと推定され
る。
【0066】(試験例1−2) ナトリウムイオン濃度
の経時変化 上記試験例1で浄化用ブロックを浸漬した場合の水中の
ナトリウムイオン濃度の経時変化を図2に示す。
【0067】いずれの形状のブロックを用いた場合で
も、浸漬開始後、約8時間以内に竹炭からのナトリウム
イオンの溶出はほぼ完了した。
【0068】最終濃度は、実施例1の場合で約11ppm 、
実施例2の場合で約7.5ppm、実施例3の場合で約6.5ppm
であった。
【0069】常温でのナトリウム溶出量は上水レベルの
範囲内であり、それ自体が人体に悪影響を及ぼすもので
はないことが明らかになった。
【0070】(試験例1−3) カルシウムイオン濃度
の経時変化 上記試験例1で浄化用ブロックを浸漬した場合の水中の
カルシウムイオン濃度の経時変化を図3に示す。
【0071】ナトリウムイオンの場合と同様にカルシウ
ムイオンの溶出が認められた。
【0072】一定の濃度に達するまでの時間は、ナトリ
ウムイオンの場合に比べてやや長く、2〜5日を要し
た。
【0073】最終濃度は、実施例1の場合で約13ppm 、
実施例2の場合で約11.5ppm 、実施例3の場合で約7.5p
pmであった。
【0074】この濃度は、水の味覚や人体に影響を及ぼ
さない程度の濃度である。
【0075】(試験例1−4) 鉄イオン濃度の経時変
化 上記試験例1で浄化用ブロックを浸漬した場合の水中の
鉄イオン濃度の経時変化を図4に示す。
【0076】鉄イオンは元々上水に含まれていない(厚
生省の水道水の水質基準では0.3 ppm 以下である)。
【0077】いずれの実施例でも、わずかに鉄イオンの
溶出が認められたが、その平衡濃度は0.3 ppm 以下で、
上水の基準を満たしていた。
【0078】この濃度は、水の色調や味覚に影響を及ぼ
さない程度の濃度である。
【0079】(試験例1−5) 塩化物イオン濃度の経
時変化 図2〜4から、ナトリウムやカルシウム等の陽イオンが
浸漬を初めて数日以内に数ppm 程度の溶出を示すことが
明らかになった。
【0080】一方、陰イオン濃度の変動を見るために、
最も代表的な無機陰イオンである塩化物イオンの経時変
化を図5に示す。
【0081】上水中の初濃度約11ppm に対し、塩化物イ
オン濃度の変動はほとんど測定誤差範囲内(±1ppm )
であり、実施例の浄化用ブロック(竹炭入りのブロッ
ク)は、塩化物イオンを吸着除去も溶出もしないことが
明らかとなった。
【0082】(試験例1でのその他のイオンについての
試験)その他、人の健康に重大な影響を及ぼす有害元素
であるカドミウム、水銀、セレン、鉛、ヒ素、クロム等
についても最大20日間の浸漬実験を行ったが、それらの
有害元素の溶出は認められなかった。
【0083】また、亜鉛、銅、マンガン等も溶出せず、
マグネシウムの溶出は1ppm 以下であった。
【0084】従って、常温では実施例の浄化用ブロック
から有害元素は溶出せず、その他の金属も溶出はあって
も吸着による濃度減少は少なかったが、いずれの濃度も
厚生省の水質基準に適合していることが明らかとなっ
た。
【0085】また、その他の無機陰イオンについて測定
を行ったところ、硫酸イオン濃度は約8ppm でほとんど
変動せず、硝酸イオンやリン酸イオンは検出されなかっ
た。
【0086】従って、ナトリウムイオン及びカルシウム
イオンの溶出量に相当する陰イオンは、竹炭中に含まれ
ている有機酸が担っているものと推定される。
【0087】(試験例2)温水を用いた試験 (試験例2−1) 温水に浸漬した場合のpHの経時変
【0088】湯槽に適用することを想定し、常温(23〜
28℃)、30℃、40℃、50℃の温度で実施例3の浄化用ブ
ロックを1L の水(大阪市の上水)に浸漬した場合の水
のpHの変化を図6に示す。
【0089】水温を高くするほど水のpHの低下が早
く、pH5.3 付近で安定した。
【0090】40℃の場合は、浸漬後4時間で、また50℃
の場合は、浸漬後2時間でpHが一定になった。
【0091】(試験例2−2) 温水に浸漬した場合の
金属イオン濃度の経時変化 常温(23〜28℃)、30℃、40℃、50℃の温度で実施例3
の浄化用ブロックを1L の水(大阪市の上水)に浸漬し
た場合の水のナトリウムイオン濃度の経時変化を図7に
示し、カルシウムイオン濃度の経時変化を図8に示し、
鉄イオン濃度の濃度変化を図9にそれぞれ示す。
【0092】水温を高くするほどナトリウムイオン、カ
ルシウムイオン、鉄イオンを溶出したが、その濃度は上
水レベルの範囲内であり、それ自体が人体に悪影響を及
ぼすものではないことが明らかになった。
【0093】この8時間の浸漬実験においても、カドミ
ウム、水銀、セレン、鉛、ヒ素、クロム等の有害元素、
及び亜鉛、銅、マンガンの溶出は認められなかった。
【0094】またマグネシウムの溶出は1ppm 以下であ
った。
【0095】このように、実施例の浄化用ブロックを約
23℃〜50℃までの水道水に浸漬した場合、23℃〜50℃の
温水には8時間の測定範囲内で有害金属元素は溶出しな
かった。
【0096】一方、ナトリウム、カルシウム、鉄等のミ
ネラル元素は、実施例の浄化用ブロックからの溶出が認
められたが、その濃度は厚生省の水質基準(許容上限
値)を下回っていた。
【0097】従って、各実施例のブロックを浸漬した水
は、金属成分の面では飲料水に適合し、人体に無害な微
酸性の水質に調整されることが明らかになった。
【0098】(試験例2−3) 温水に浸漬した場合の
塩化物イオン濃度の経時変化 図6〜9と同じ浸漬試験における水中の塩化物イオンの
経時変化を図10に示す。
【0099】常温における試験と同様に、塩化物イオン
濃度の変動はほとんど観測されず、実施例の浄化用ブロ
ックは、温水中でも塩化物イオンを吸着除去や溶出しな
いことが明らかとなった。
【0100】硫酸イオン濃度も約6ppm でほとんど変動
しなかった。
【0101】従って、今回測定した陽イオン、陰イオン
すべてを含めて、それらの温水中への溶出挙動は、常温
水へのそれと同じ傾向を示した。
【0102】(総括)以上のように、浄化用ブロックの
天然吸着剤を常温(約23℃)から50℃までの水道水に浸
漬した場合、液性を人肌に優しい微酸性(pH5.2 〜5.
3 )に保つ作用を示すことが明らかになった。
【0103】無機成分の温度変化について検討したとこ
ろ、常温水には20日間にわたって、また50℃の温水には
8時間の測定範囲内で有害金属元素は溶出しなかった。
【0104】一方、ナトリウム、カルシウム、鉄等のミ
ネラル元素は、竹炭ブロックからの溶出が認められた
が、その濃度は厚生省の水質基準(許容上限値)を下回
っていた。
【0105】また、上水レベルの塩化物イオンや硫酸イ
オン濃度を変動させる効果を示さなかった。
【0106】〔実施例4〕本実施例は、浄化体をインタ
ーロッキングブロックに適用した場合の実施例である。
【0107】すなわち、本実施例では、廃パルプの炭化
物26重量%、トルマリン鉱石4重量%に、砂50重量
%を添加し、これにセメント20重量%を混合して固
め、長さ20cm、幅10cm、厚さ6cmの直方体状に成形し
た。
【0108】これはインターロッキングブロックとして
歩道に敷きつめて使用されるものである。
【0109】このようなブロックが歩道に敷きつめて施
工されていると、降雨により雨水がブロックを通過して
土中に浸透する場合に、結果的に雨水の浄化が行われる
こととなる。
【0110】すなわち、雨水には、大気中の硫黄酸化物
や窒素酸化物が含有されている場合があるが、ブロック
に含有されている廃パルプの炭化物が多孔質物質である
ため、上記のように雨水がブロックを通過する際に、ブ
ロック中の廃パルプの炭化物に硫黄酸化物や窒素酸化物
が吸着され、これらの有害物質が土中に浸透するのが阻
止されることとなるのである。
【0111】この結果、土中に有害物質が蓄積されるの
が防止されるので、上記のようなブロックを敷設するこ
とで、環境保全に寄与することとなる。
【0112】しかも、廃パルプの有効利用を図れること
となる。
【0113】一方、ブロック中に含有されているトルマ
リン鉱石によって、静電気が発生し、熱が放散される。
従って、たとえば冬場に歩道を構成するブロック上に積
雪したような場合に、上記トルマリン鉱石の静電気発生
効果によって、雪を溶解させるという作用が生ずること
となる。
【0114】このような効果を好適に発生させるため、
トルマリン鉱石はブロックの表面付近に集中的に含有さ
れている。
【0115】〔実施例5〕本実施例のインターロッキン
グブロックには、上記実施例4の廃パルプの炭化物に代
えて、おからや豆滓等の食品の廃棄物の炭化物を用い
た。
【0116】このような食品の廃棄物であっても、炭化
することによって多孔質物質となり、実施例4と同様
に、有害物質等の優れた吸着効果が得られることとな
る。
【0117】〔実施例6〕本実施例のインターロッキン
グブロックには、上記実施例4の廃パルプの炭化物や実
施例5の食品の廃棄物の炭化物に代えて、廃タイヤの炭
化物を用いた。
【0118】このような廃タイヤであっても、炭化する
ことによって多孔質物質となり、実施例4や実施例5と
同様に、有害物質等の優れた吸着効果が得られることと
なる。
【0119】また、産業廃棄物である廃タイヤの有効利
用が図れることとなる。
【0120】〔実施例7〕本実施例のインターロッキン
グブロックには、上記実施例4等の固化材であるセメン
トに代えて、セピオライトを用いた。
【0121】このようなセピオライトは、多孔質物質で
吸着性が優れているので、炭化物とともにブロックに含
有されていることによって、ブロック自体の吸着性が一
層向上することとなる。
【0122】〔実施例8〕本実施例のインターロッキン
グブロックには、砂やトルマリン鉱石を含有させず、炭
化物と固化材のみでインターロッキングブロックを構成
した。
【0123】炭化物としては、上記実施例4乃至6の各
種廃棄物の炭化物を用い、固化材としては、セメントを
用いた。
【0124】炭化物の含有量は80重量%とし、セメント
の含有量は20重量%とした。
【0125】本実施例のインターロッキングブロックに
は、上記各実施例の各種廃棄物の炭化物、固化材、トル
マリン鉱石の他に、生分解性樹脂を含有させた。生分解
性樹脂としては、デンプン系、酢酸セルロース系等の任
意のものを使用することができる。
【0126】デンプン系のものとしては、たとえばコー
ンスターチを原料とし、化学反応によって変性澱粉とし
たようなものを用いることが可能である。
【0127】そして、このような生分解性樹脂を含有し
た場合には、インターロッキングブロックを残存させ
ず、土中で分解させることができるという利点がある。
【0128】〔実施例9〕本実施例のインターロッキン
グブロックでは、生分解性樹脂自体を固化材として用い
た。従って、上記各実施例のような他の固化材は含有さ
せておらず、またトルマリン鉱石を含有させていない。
【0129】本実施例では、炭化物が70〜80重量%配合
され、生分解性樹脂が約20〜30重量%配合されている。
【0130】生分解性樹脂はあくまで合成樹脂であるた
め、30重量%以上配合すると、透水性が損なわれるおそ
れがある。
【0131】〔実施例10〕本実施例のインターロッキン
グブロックには、上記各実施例の各種廃棄物の炭化物、
固化材の他に、好気性の微生物を含有させた。微生物と
しては、炭化物や固化材で吸着される有害物質等を分解
しうるようなものが用いられ、従って、分解する目的物
に応じて微生物の種類が選定されることとなる。
【0132】このような微生物を含有させることによっ
て、有害物質を分解させることができるという効果の
他、炭化物で吸着した物質を微生物が分解させること
で、その物質によって多孔質である炭化物の孔が閉塞さ
れることがないという効果がある。
【0133】〔実施例11〕本実施例は、河川や湖沼の周
囲の箇所、たとえば堤防等として設置され、或いは河川
や湖沼の底に敷設される浄化用ブロックの実施例であ
る。
【0134】上記インターロッキングブロックの実施例
と同様に、廃パルプ,廃ゴム等の産業廃棄物の炭化物が
用いられる。また、固化材としては、セメントやセピオ
ライト、或いは水ガラスと石膏とを混合したもの等が用
いられる。
【0135】本実施例においては、炭化物が河川の水中
の有害物質や不純物等を吸着するので、河川の浄化等に
寄与することとなる。
【0136】さらに、本実施例においても微生物が含有
されることが好ましい。
【0137】すなわち、河川や湖沼等においては、CO
DやBODの増加等、水質汚染が問題となることがある
が、水中の有機物を分解しうるような微生物をブロック
に担持させておくことによって、水質の浄化を促進する
ことができる。
【0138】また、水中の有機物等のみならず、汚泥の
分解や消臭を行えるという効果もある。
【0139】〔実施例12〕本実施例は、浄化体を室内用
装飾タイルに適用した場合の実施例である。
【0140】本実施例では、炭化物として竹の炭の炭化
物を用い、固化材としてセピオライトを用いた。
【0141】竹の炭は約70重量%含有させ、セピオライ
トは約30重量%含有させた。
【0142】表面には顔料等を塗着し、装飾を施した。
【0143】本実施例の室内用装飾タイルは、竹の炭の
炭化物を含有しているため、優れた吸着効果を有し、空
気中の湿気等を吸着するので、室内の調湿力を向上させ
ることができるという効果がある。
【0144】また、シックハウスの要因となるホルムア
ルデヒドを吸着するので、シックハウスの防止効果を得
られることとなる。
【0145】〔実施例13〕本実施例は、浄化体を室内用
装飾タイルに適用した場合の他の実施例である。
【0146】本実施例では、竹の炭は約60重量%含有さ
せ、セピオライトは約20重量%含有させ、さらに20重量
%の珪藻土を含有させた。
【0147】本実施例においても、上記実施例12の装飾
用タイルと同様に、優れた室内の調湿力が得られるとと
もに、シックハウスの防止効果が得られる。
【0148】〔実施例14〕本実施例は、浄化材の実施例
であり、その浄化材として透水性アスファルトに適用し
た場合について説明する。
【0149】すなわち、本実施例では、廃棄物の炭化物
を小豆大若しくはそら豆大に丸めて成形したものを、ア
スファルトに混入して透水性アスファルトとした。
【0150】このような透水性アスファルトで車道等が
構成されると、上記実施例4の場合と同様に、雨水が透
水性アスファルトを通過する際に、透水性アスファルト
に含有されている浄化体中の炭化物に硫黄酸化物や窒素
酸化物が吸着され、結果としてこれらの有害物質が土中
に浸透するのが阻止され、土中に有害物質が蓄積される
のが防止される。
【0151】また、トルマリン鉱石を含有させることも
可能であり、この場合には、静電気が発生し、上記実施
例4と同様にアスファルト上に積雪した雪を溶解させる
という作用が生ずる。
【0152】〔その他の実施例〕尚、本発明の浄化用ブ
ロックには、上記各実施例で配合した炭化物、固化材、
トルマリン、微生物等の他に、たとえば牡蠣の殻等を含
有させることも可能である。
【0153】牡蠣の殻にはミネラルが含まれているの
で、水の浄化を一層促進することができる。また、たと
えば田畑の肥料等、設置する近辺の土壌に対して肥料と
して機能しうるという効果がある。
【0154】さらに、本発明の炭化物の性状も限定され
るものではないが、混入する際の取り扱いの容易さ等の
観点から、粉末であることが好ましい。
【0155】さらに、瓦の砕片等を混入することもで
き、この場合には、その砕片がブロックの骨材として機
能しうる。
【0156】さらに、塗料等の廃液を混入することも可
能であり、この場合でも各種廃棄物の炭化物を混入する
場合と同様に、廃棄物の再利用を行えるという利点があ
る。
【0157】さらに、固化材としては、上記各実施形態
のセメント、石膏と水ガラスの混合物、セピオライト、
生分解性樹脂に限らず、たとえばゼオライト、アルギン
酸ナトリウム、アルギン酸カルシウム、生石灰、珪藻土
等を使用することが可能である。
【0158】さらに、本発明の浄化体の用途も上記実施
例のインターブロック、河川や湖沼のブロック、家庭の
浄水用のブロック等に限定されるものではなく、たとえ
ば田畑や土手の型枠等として使用される箱形のブロック
として使用することも可能である。
【0159】また、浄化体の種類も、このようなブロッ
クに限定されるものではない。
【0160】
【発明の効果】叙上のように、本発明の浄化体には、炭
化物が含有されているため、このような浄化用ブロック
を、たとえばインターロッキングブロック等に含有させ
ると、このようなインターロッキングブロックに降雨等
により雨水が通過して土中に浸透する場合に、ブロック
中の炭化物に硫黄酸化物や窒素酸化物が吸着され、これ
らの有害物質が土中に浸透するのが阻止されることとな
り、酸性雨等の雨水を浄化する効果のみならず、環境保
全にも寄与しうるという効果がある。
【0161】また、上記のような硫黄酸化物や窒素酸化
物のみならず、炭酸ガスを吸着させることも可能であ
り、その場合には地球温暖化防止に寄与しうるという効
果がある。
【0162】さらに、炭化物として産業廃棄物の炭化物
を用いた場合には、産業廃棄物の再利用、有効利用を図
ることができるという効果がある。
【0163】さらに、本発明の浄化体に水道水等を通水
させると、水中の金属等の不純物がブロック中の炭等の
炭化物に吸着されることとなり、従って、たとえば各種
家庭用等の用水の浄化用として、浄化作用の優れた浄化
用ブロックを提供することができる。
【0164】特に炭として竹の炭を用いた場合には、水
中の不純物の吸着効果が一層優れたものになるという効
果がある。
【0165】さらに、固化材として水ガラスと石膏から
なるものを用いた場合には、浄化用ブロックの固化が確
実且つ非常に容易になされるという効果がある。
【0166】さらに、固化材としてセピオライトを用い
た場合には、セピオライトが多孔質であるために、炭化
物の吸着能に相乗してその吸着能を高めることができる
という効果がある。
【0167】さらに、固化材としてセメントを用いた場
合には、たとえばインターブロッキング等に使用した場
合に、耐磨耗性、強度等が良好となり、また製造コスト
も安価となる利点がある。
【0168】さらに、生分解性樹脂を含有させた場合に
は、ブロックを残存させず、土中で分解させることがで
きるという効果がある。
【0169】さらに、トルマリン鉱石が含有されている
場合には、冬場に歩道を構成するブロック上に積雪した
ような場合に、トルマリン鉱石の静電気発生効果によっ
て、雪を溶解させることができるという効果がある。
【0170】さらに、浄化体に微生物を担持させたよう
な場合には、炭化物等で吸着した有害物質等を微生物で
分解することができ、特に、河川や湖沼等用のブロック
の場合には、水中の有機物を分解してCODやBODを
低減させる等、水質汚染を防止でき、水質の浄化を促進
することができるという効果がある。
【0171】さらに、炭化物として、フェノール樹脂を
炭化したものを用いた場合には、そのフェノール樹脂の
炭化物の比表面積が非常に大きいために、吸着能が著し
く向上するという効果がある。
【0172】また、使用済みのフェノール樹脂の産業廃
棄物としての再利用も図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】水浄化体の一実施形態の浄化体を浸漬した場合
の水のpH変化を示すグラフ。
【図2】同ナトリウムイオン濃度の経時変化を示すグラ
フ。
【図3】同カルシウムイオン濃度の経時変化を示すグラ
フ。
【図4】同鉄イオン濃度の経時変化を示すグラフ。
【図5】同塩化物イオン濃度の経時変化を示すグラフ。
【図6】浄化体を温水に浸漬した場合のpHの経時変化
を示すグラフ。
【図7】同ナトリウムイオン濃度の経時変化を示すグラ
フ。
【図8】同カルシウムイオン濃度の経時変化を示すグラ
フ。
【図9】同鉄イオン濃度の経時変化を示すグラフ。
【図10】同鉄イオン濃度の経時変化を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02B 3/00 ZAB E02B 3/00 ZAB //(C04B 28/02 (C04B 28/02 18:10 18:10 Z B 14:04) 14:04) Z 111:74 111:74

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化物が含有され、固化材で固化されて
    なることを特徴とする浄化体。
  2. 【請求項2】 炭化物が産業廃棄物の炭化物である請求
    項1記載の浄化体。
  3. 【請求項3】 炭化物が炭である請求項1記載の浄化
    体。
  4. 【請求項4】 炭が竹の炭である請求項3記載の浄化
    体。
  5. 【請求項5】 炭化物がフェノール樹脂の炭化物である
    請求項1記載の浄化体。
  6. 【請求項6】 固化材が水ガラスと石膏からなる請求項
    1乃至5のいずれかに記載の浄化体。
  7. 【請求項7】 固化材がセピオライトからなる請求項1
    乃至5のいずれかに記載の浄化体。
  8. 【請求項8】 固化材がセメントからなる請求項1乃至
    5のいずれかに記載の浄化体。
  9. 【請求項9】 生分解性樹脂が含有されている請求項1
    乃至8のいずれかに記載の浄化体。
  10. 【請求項10】 トルマリン鉱石が含有されている請求
    項1乃至9のいずれかに記載の浄化体。
  11. 【請求項11】 吸着された物質を分解する微生物が担
    持されている請求項1乃至10のいずれかに記載の浄化
    体。
  12. 【請求項12】 炭化物が含有され、固化材で固化され
    てなることを特徴とする浄化材。
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