JP2002052067A - 用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容器及び用時溶解型キット製剤 - Google Patents
用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容器及び用時溶解型キット製剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】容器内に、正確な量の溶解液を容易に注入でき
るようにした、用時薬剤溶解器具を提供する。 【解決手段】薬剤Mを収容する薬剤収容容器3の開口部
3hを気密に密封するゴム栓部4の外径と概ね同じ大き
さの内径を有し、外周部にはネジ部6n1が設けられた
円筒形状のガイド部材6と、予め定量された溶解液Lを
収容する、開口部7haを有する溶解液収容容器7と、
溶解液収容容器7の開口部7haに気密に取り付けられ
たスパイク針7bとを備えるスパイク針付き容器7と、
ガイド部材6の外周部に設けられたネジ部6n1に螺合
可能なネジ部8nを内周面の一端から他端までの間に有
し、且つ、スパイク針付き容器7を収容する、円筒形状
のスパイク針付き容器収容部材8とを備え、スパイク針
付き容器7を、スパイク針付き容器収容部材8内に、ス
パイク針7bを、ガイド部材6の一端方向に向けて収容
するようにした。
るようにした、用時薬剤溶解器具を提供する。 【解決手段】薬剤Mを収容する薬剤収容容器3の開口部
3hを気密に密封するゴム栓部4の外径と概ね同じ大き
さの内径を有し、外周部にはネジ部6n1が設けられた
円筒形状のガイド部材6と、予め定量された溶解液Lを
収容する、開口部7haを有する溶解液収容容器7と、
溶解液収容容器7の開口部7haに気密に取り付けられ
たスパイク針7bとを備えるスパイク針付き容器7と、
ガイド部材6の外周部に設けられたネジ部6n1に螺合
可能なネジ部8nを内周面の一端から他端までの間に有
し、且つ、スパイク針付き容器7を収容する、円筒形状
のスパイク針付き容器収容部材8とを備え、スパイク針
付き容器7を、スパイク針付き容器収容部材8内に、ス
パイク針7bを、ガイド部材6の一端方向に向けて収容
するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用時薬剤溶解器
具、用時溶解型キット製剤用容器及び用時溶解型キット
製剤に関し、特に、容器内に、正確な量の溶解液を容易
に注入できるようにした、用時薬剤溶解器具、用時溶解
型キット製剤用容器及び用時溶解型キット製剤に関す
る。
具、用時溶解型キット製剤用容器及び用時溶解型キット
製剤に関し、特に、容器内に、正確な量の溶解液を容易
に注入できるようにした、用時薬剤溶解器具、用時溶解
型キット製剤用容器及び用時溶解型キット製剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】診断薬その他の薬剤の中には、人や動物
の抽出物や血清等をそのまま又は何らかの処理をして用
いているものや、熱により容易に変性したり活性が低下
するような薬剤があり、このような薬剤の場合には、そ
の薬剤中に含まれる不安定な物質の保存の安定性の観点
から乾燥凍結品にされているものがある。
の抽出物や血清等をそのまま又は何らかの処理をして用
いているものや、熱により容易に変性したり活性が低下
するような薬剤があり、このような薬剤の場合には、そ
の薬剤中に含まれる不安定な物質の保存の安定性の観点
から乾燥凍結品にされているものがある。
【0003】薬剤が乾燥凍結品の場合には、そのような
薬剤は、例えば、バイアル容器や瓶に詰められ、更に、
バイアル容器の開口部や瓶の開口部がゴム栓部により気
密に密閉されたりして最終製品の形態にされている。
薬剤は、例えば、バイアル容器や瓶に詰められ、更に、
バイアル容器の開口部や瓶の開口部がゴム栓部により気
密に密閉されたりして最終製品の形態にされている。
【0004】このような、容器入り製剤(バイアル製
剤、瓶入り製剤)は、使用の際に(用時)に、溶解液を
バイアル製剤のバイアル容器内又は瓶入り製剤の瓶内に
注入し、バイアル容器内に収容されている薬剤又は瓶内
に収容されている薬剤を、溶解して使用されている。
剤、瓶入り製剤)は、使用の際に(用時)に、溶解液を
バイアル製剤のバイアル容器内又は瓶入り製剤の瓶内に
注入し、バイアル容器内に収容されている薬剤又は瓶内
に収容されている薬剤を、溶解して使用されている。
【0005】より詳しく説明すると、従来は、バイアル
製剤や瓶詰め製剤を使用する際(用時)には、バイアル
容器や瓶詰め製剤を密封しているゴム栓部に、シリンジ
の注射針を挿通させて、シリンジ内の溶解液をバイアル
容器や瓶内に注入することで、バイアル容器や瓶内に収
容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶
解している。
製剤や瓶詰め製剤を使用する際(用時)には、バイアル
容器や瓶詰め製剤を密封しているゴム栓部に、シリンジ
の注射針を挿通させて、シリンジ内の溶解液をバイアル
容器や瓶内に注入することで、バイアル容器や瓶内に収
容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶
解している。
【0006】また、従来は、バイアル製剤や瓶詰め製剤
を使用する際(用時)には、バイアル容器や瓶の開口部
を密封しているゴム栓部をバイアル容器や瓶から取り外
し、バイアル容器の開口部や瓶の開口部から、ピペット
に採った溶解液をバイアル容器や瓶内に注入すること
で、バイアル容器や瓶内に収容されている薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解している。
を使用する際(用時)には、バイアル容器や瓶の開口部
を密封しているゴム栓部をバイアル容器や瓶から取り外
し、バイアル容器の開口部や瓶の開口部から、ピペット
に採った溶解液をバイアル容器や瓶内に注入すること
で、バイアル容器や瓶内に収容されている薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解する際に用いる溶解液
の量は、正確に定量されていなければならない。
ば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解する際に用いる溶解液
の量は、正確に定量されていなければならない。
【0008】例えば、臨床診断の分野等では、診断薬を
一定量の溶解液に溶かしたものを標準液とし、標準液を
分析試薬と共に用い、検体と共に測定し、標準液の濃度
表示を基づいて、検体値が算出されるため、診断薬を溶
解する際に用いる溶解液の定量性には、正確が求められ
る。
一定量の溶解液に溶かしたものを標準液とし、標準液を
分析試薬と共に用い、検体と共に測定し、標準液の濃度
表示を基づいて、検体値が算出されるため、診断薬を溶
解する際に用いる溶解液の定量性には、正確が求められ
る。
【0009】しかしながら、上述したような従来の方法
で、バイアル製剤のバイアル容器内に収容されている薬
剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を、使用する際(用
時)に、操作者が溶解液を注射器のシリンジに採った
後、シリンジ内に取り出された溶解液をバイアル製剤の
バイアル容器内に注入することで、バイアル製剤のバイ
アル容器内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品
等の薬剤)を溶解したり、瓶入り製剤の瓶内に収容され
ている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を、使用す
る際(用時)に、操作者が溶解液をピペットに採った
後、ピペット内に取り出された溶解液を瓶内に注入する
ことで、瓶内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結
品等の薬剤)を溶解するやり方では、バイアル容器内又
は瓶内に注入される溶解液の量は、操作者のシリンジや
ピペットの操作の正確性に依存しているために、薬剤
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解する際の溶解液
の定量性の精度にばらつきが生じる場合がある。
で、バイアル製剤のバイアル容器内に収容されている薬
剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を、使用する際(用
時)に、操作者が溶解液を注射器のシリンジに採った
後、シリンジ内に取り出された溶解液をバイアル製剤の
バイアル容器内に注入することで、バイアル製剤のバイ
アル容器内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品
等の薬剤)を溶解したり、瓶入り製剤の瓶内に収容され
ている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を、使用す
る際(用時)に、操作者が溶解液をピペットに採った
後、ピペット内に取り出された溶解液を瓶内に注入する
ことで、瓶内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結
品等の薬剤)を溶解するやり方では、バイアル容器内又
は瓶内に注入される溶解液の量は、操作者のシリンジや
ピペットの操作の正確性に依存しているために、薬剤
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解する際の溶解液
の定量性の精度にばらつきが生じる場合がある。
【0010】また、操作者が、シリンジ操作やピペット
操作により、バイアルや瓶内に溶解液を注入する方法で
は、シリンジやピペット内の溶解液を排出した後に、シ
リンジやピペット内に残存する溶解液の量に、操作者に
よって差異があるため、バイアルや瓶内に注入される溶
解液の量にばらつきが生じる。
操作により、バイアルや瓶内に溶解液を注入する方法で
は、シリンジやピペット内の溶解液を排出した後に、シ
リンジやピペット内に残存する溶解液の量に、操作者に
よって差異があるため、バイアルや瓶内に注入される溶
解液の量にばらつきが生じる。
【0011】のみならず、操作者が、いくらシリンジ操
作やピペット操作を正確に行ったとしても、薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解する際の溶解液の量
は、溶解操作が行われる部屋の温度等の影響によっても
誤差が生じる。
作やピペット操作を正確に行ったとしても、薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)を溶解する際の溶解液の量
は、溶解操作が行われる部屋の温度等の影響によっても
誤差が生じる。
【0012】このようなことが原因して、バイアル容器
や瓶に注入される溶解液の量に誤差が生じると、臨床診
断の分野の場合を例にとって説明すると、標準液の濃度
にばらつきが生じるため、標準液の濃度に基づいて算出
される検体値にも誤差を生じることになる。
や瓶に注入される溶解液の量に誤差が生じると、臨床診
断の分野の場合を例にとって説明すると、標準液の濃度
にばらつきが生じるため、標準液の濃度に基づいて算出
される検体値にも誤差を生じることになる。
【0013】また、医療現場においては、薬剤濃度が異
なるために、薬効の発現率に、バラツキが生じる場合も
起こり得る。
なるために、薬効の発現率に、バラツキが生じる場合も
起こり得る。
【0014】また、操作者(場合によっては、医師等)
に、シリンジ操作やピペット操作の正確性を要求する
と、操作者(場合によっては、医師等)に、過度の負担
をかけることになる。
に、シリンジ操作やピペット操作の正確性を要求する
と、操作者(場合によっては、医師等)に、過度の負担
をかけることになる。
【0015】このため、バイアル容器や瓶内に、正確な
量の溶解液を簡単に注入することができる、器具や容器
や製剤の開発が、長年望まれていた。
量の溶解液を簡単に注入することができる、器具や容器
や製剤の開発が、長年望まれていた。
【0016】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、バイアルや瓶内に、正確な
量の溶解液を簡単に注入することができるようにした、
用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容器及び用
時溶解型キット製剤を提供することを目的とする。
めになされたものであって、バイアルや瓶内に、正確な
量の溶解液を簡単に注入することができるようにした、
用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容器及び用
時溶解型キット製剤を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の用時薬
剤溶解器具は、薬剤を収容する薬剤収容容器の開口部を
気密に密封するゴム栓部の外径と概ね同じ大きさの内径
を有し、外周部にはネジ部が設けられたガイド部材と、
スパイク針接続口を有し、薬剤収容容器内に収容する薬
剤を溶解するのに必要な量として、予め定量された溶解
液を収容する溶解液収容容器と、スパイク針接続口に気
密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパイク針付
き容器と、ガイド部材の外周部に設けられたネジ部に螺
合可能なネジ部を内周面の一端から他端までの間に有
し、且つ、スパイク針付き容器を収容するスパイク針付
き容器収容部材とを備え、スパイク針付き容器収容部材
内に、スパイク針付き容器が、スパイク針を、ガイド部
材の一端方向に向けて収容されている。
剤溶解器具は、薬剤を収容する薬剤収容容器の開口部を
気密に密封するゴム栓部の外径と概ね同じ大きさの内径
を有し、外周部にはネジ部が設けられたガイド部材と、
スパイク針接続口を有し、薬剤収容容器内に収容する薬
剤を溶解するのに必要な量として、予め定量された溶解
液を収容する溶解液収容容器と、スパイク針接続口に気
密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパイク針付
き容器と、ガイド部材の外周部に設けられたネジ部に螺
合可能なネジ部を内周面の一端から他端までの間に有
し、且つ、スパイク針付き容器を収容するスパイク針付
き容器収容部材とを備え、スパイク針付き容器収容部材
内に、スパイク針付き容器が、スパイク針を、ガイド部
材の一端方向に向けて収容されている。
【0018】この用時薬剤溶解器具では、薬剤収容容器
に取り付けられたガイド部材に螺合されているスパイク
針付き容器収容部材を薬剤収容容器の方向に螺進させる
という極めて簡単な操作を行うだけで、スパイク針付き
容器収容部材に取り付けられているスパイク針付き容器
のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を気密に密封し
ているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内に、スパイ
ク針の先端からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内
に予め定量されて収容されている溶解液を注入すること
ができる。
に取り付けられたガイド部材に螺合されているスパイク
針付き容器収容部材を薬剤収容容器の方向に螺進させる
という極めて簡単な操作を行うだけで、スパイク針付き
容器収容部材に取り付けられているスパイク針付き容器
のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を気密に密封し
ているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内に、スパイ
ク針の先端からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内
に予め定量されて収容されている溶解液を注入すること
ができる。
【0019】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0020】これにより、この用時薬剤溶解器具を用い
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
【0021】また、この用時薬剤溶解器具を用いれば、
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
【0022】更には、この用時薬剤溶解器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0023】請求項2に記載の用時薬剤溶解器具は、請
求項1に記載の用時薬剤溶解器具の、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器は、その底部に、溶解液充填用の開
口部を更に備え、溶解液充填用の開口部は、蓋体により
気密に密封されるようになっている。
求項1に記載の用時薬剤溶解器具の、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器は、その底部に、溶解液充填用の開
口部を更に備え、溶解液充填用の開口部は、蓋体により
気密に密封されるようになっている。
【0024】この用時薬剤溶解器具では、スパイク針付
き容器の溶解液収容容器の底部に、溶解液充填用の開口
部を設けているので、溶解液収容容器内に溶解液充填用
の開口部から溶解液を充填することができる。
き容器の溶解液収容容器の底部に、溶解液充填用の開口
部を設けているので、溶解液収容容器内に溶解液充填用
の開口部から溶解液を充填することができる。
【0025】即ち、この用時薬剤溶解器具は、溶解液収
容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針接続口から溶
解液を充填する場合に比べて、溶解液収容容器内に、溶
解液を充填し易いため、この用時薬剤溶解器具は、溶解
液収容容器のスパイク針接続口から溶解液を充填するよ
うにした用時薬剤溶解器具に比べ、簡単に且つ高い生産
効率で製造することができる。
容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針接続口から溶
解液を充填する場合に比べて、溶解液収容容器内に、溶
解液を充填し易いため、この用時薬剤溶解器具は、溶解
液収容容器のスパイク針接続口から溶解液を充填するよ
うにした用時薬剤溶解器具に比べ、簡単に且つ高い生産
効率で製造することができる。
【0026】請求項3に記載の用時溶解型キット製剤用
容器は、薬剤が収容され、開口部がゴム栓部により気密
に密封されるようになっている薬剤収容容器と、薬剤収
容容器のゴム栓部の外径と概ね同じ大きさの内径を有
し、外周部にはネジ部が設けられた円筒形状のガイド部
材と、スパイク針接続口を有し、予め定量された溶解液
が収容される溶解液収容容器と、スパイク針接続口に気
密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパイク針付
き容器と、ガイド部材の外周部に設けられたネジ部に螺
合可能なネジ部を内周面の一端から他端までの間に有
し、且つ、スパイク針付き容器を収容する、スパイク針
付き容器収容部材とを備え、スパイク針付き容器は、ス
パイク針付き容器収容部材内に、スパイク針を、ガイド
部材の一端方向に向けて収容されており、ガイド部材
は、薬剤収容容器の開口部を気密に密閉するゴム栓部に
嵌め合わされており、スパイク針付き容器収容部材が、
ガイド部材に、スパイク針付き容器収容部材に収容され
ているスパイク針付き容器のスパイク針の先端が、薬剤
収容容器の開口部を気密に密閉するゴム栓部により密閉
される位置まで、ガイド部材に螺合されており、薬剤収
容容器内に収容される薬剤を用時に溶解する際には、ス
パイク針付き容器収容部材を、ガイド部材に螺進させる
ことで、スパイク針付き容器のスパイク針接続口に取り
付けられているスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を
気密に密閉するゴム栓部を貫通させ、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されている
溶解液が、薬剤収容容器のバイアル容器内に注入される
ようにした。
容器は、薬剤が収容され、開口部がゴム栓部により気密
に密封されるようになっている薬剤収容容器と、薬剤収
容容器のゴム栓部の外径と概ね同じ大きさの内径を有
し、外周部にはネジ部が設けられた円筒形状のガイド部
材と、スパイク針接続口を有し、予め定量された溶解液
が収容される溶解液収容容器と、スパイク針接続口に気
密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパイク針付
き容器と、ガイド部材の外周部に設けられたネジ部に螺
合可能なネジ部を内周面の一端から他端までの間に有
し、且つ、スパイク針付き容器を収容する、スパイク針
付き容器収容部材とを備え、スパイク針付き容器は、ス
パイク針付き容器収容部材内に、スパイク針を、ガイド
部材の一端方向に向けて収容されており、ガイド部材
は、薬剤収容容器の開口部を気密に密閉するゴム栓部に
嵌め合わされており、スパイク針付き容器収容部材が、
ガイド部材に、スパイク針付き容器収容部材に収容され
ているスパイク針付き容器のスパイク針の先端が、薬剤
収容容器の開口部を気密に密閉するゴム栓部により密閉
される位置まで、ガイド部材に螺合されており、薬剤収
容容器内に収容される薬剤を用時に溶解する際には、ス
パイク針付き容器収容部材を、ガイド部材に螺進させる
ことで、スパイク針付き容器のスパイク針接続口に取り
付けられているスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を
気密に密閉するゴム栓部を貫通させ、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されている
溶解液が、薬剤収容容器のバイアル容器内に注入される
ようにした。
【0027】この用時溶解型キット製剤用容器では、薬
剤収容容器に取り付けられたガイド部材に螺合されてい
るスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容容器の方向に
螺進させるという極めて簡単な操作を行うだけで、スパ
イク針付き容器収容部材に取り付けられているスパイク
針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を気
密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内
に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器の溶解液
収容容器内に予め定量されて収容されている溶解液を注
入することができる。
剤収容容器に取り付けられたガイド部材に螺合されてい
るスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容容器の方向に
螺進させるという極めて簡単な操作を行うだけで、スパ
イク針付き容器収容部材に取り付けられているスパイク
針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を気
密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内
に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器の溶解液
収容容器内に予め定量されて収容されている溶解液を注
入することができる。
【0028】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0029】従って、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない、等の効果
がある。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない、等の効果
がある。
【0030】また、この用時溶解型キット製剤用容器を
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0031】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0032】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端がゴム栓
部により気密に密閉され、スパイク針は、ゴム栓部、ガ
イド部材、スパイク針付き容器及びスパイク針付き容器
収容部材により形成される空間に密閉される。
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端がゴム栓
部により気密に密閉され、スパイク針は、ゴム栓部、ガ
イド部材、スパイク針付き容器及びスパイク針付き容器
収容部材により形成される空間に密閉される。
【0033】この結果、この用時溶解型キット製剤用容
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
【0034】請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用
容器は、請求項3に記載の用時溶解型キット製剤用容器
の、スパイク針付き容器の溶解液収容容器の底部は、溶
解液充填用の開口部を備え、溶解液充填用の開口部は、
蓋体により気密に密封されるようになっている。
容器は、請求項3に記載の用時溶解型キット製剤用容器
の、スパイク針付き容器の溶解液収容容器の底部は、溶
解液充填用の開口部を備え、溶解液充填用の開口部は、
蓋体により気密に密封されるようになっている。
【0035】この用時溶解型キット製剤用容器では、ス
パイク針付き容器の溶解液収容容器の底部に、溶解液充
填用の開口部を設けているので、溶解液収容容器内に溶
解液充填用の開口部から溶解液を充填することができ
る。
パイク針付き容器の溶解液収容容器の底部に、溶解液充
填用の開口部を設けているので、溶解液収容容器内に溶
解液充填用の開口部から溶解液を充填することができ
る。
【0036】即ち、この用時溶解型キット製剤用容器
は、溶解液収容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針
接続口から溶解液を充填する場合に比べて、溶解液収容
容器内に、溶解液を充填し易いため、この用時溶解型キ
ット製剤用容器は、溶解液収容容器のスパイク針接続口
から溶解液を充填するようにした用時溶解型キット製剤
用容器に比べ、簡単に且つ高い生産効率で製造すること
ができる。
は、溶解液収容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針
接続口から溶解液を充填する場合に比べて、溶解液収容
容器内に、溶解液を充填し易いため、この用時溶解型キ
ット製剤用容器は、溶解液収容容器のスパイク針接続口
から溶解液を充填するようにした用時溶解型キット製剤
用容器に比べ、簡単に且つ高い生産効率で製造すること
ができる。
【0037】請求項5に記載の用時溶解型キット製剤
は、請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用
いた用時溶解型キット製剤であって、薬剤収容容器内に
は、薬剤が収容されており、スパイク針付き容器の溶解
液収容容器内には、薬剤収容容器内に収容されている薬
剤を溶解するのに必要な量の溶解液が収容され、蓋体に
より、溶解液収容容器の底部に設けられている、溶解液
充填用の開口部が気密に密封されている。
は、請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用
いた用時溶解型キット製剤であって、薬剤収容容器内に
は、薬剤が収容されており、スパイク針付き容器の溶解
液収容容器内には、薬剤収容容器内に収容されている薬
剤を溶解するのに必要な量の溶解液が収容され、蓋体に
より、溶解液収容容器の底部に設けられている、溶解液
充填用の開口部が気密に密封されている。
【0038】この用時溶解型キット製剤では、請求項4
に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いているの
で、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部材に螺合さ
れているスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容容器の
方向に螺進させるという極めて簡単な操作を行うだけ
で、スパイク針付き容器収容部材に取り付けられている
スパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開
口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収
容容器内に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器
の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されている溶
解液を注入することができる。
に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いているの
で、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部材に螺合さ
れているスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容容器の
方向に螺進させるという極めて簡単な操作を行うだけ
で、スパイク針付き容器収容部材に取り付けられている
スパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開
口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収
容容器内に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器
の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されている溶
解液を注入することができる。
【0039】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0040】従って、この用時溶解型製剤用キット製剤
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0041】また、この用時溶解型キット製剤を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【0042】更には、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0043】更には、この用時溶解型キット製剤では、
請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いて
いるので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収容
容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いて
いるので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収容
容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
【0044】請求項6に記載の用時薬剤溶解用器具は、
スパイク針付き容器を取り付けるための開口部を有する
天板部を備える筒状本体部と、天板部の開口部に設けら
れた一対の操作片とを備えるガイド部材を備え、一対の
操作片の各々は、把持部材を備え、一対の把持部材は、
弾性体の付勢力によって常時閉じた状態にされ、一対の
操作片を押し操作すれば、開いた状態になるようにされ
ている。
スパイク針付き容器を取り付けるための開口部を有する
天板部を備える筒状本体部と、天板部の開口部に設けら
れた一対の操作片とを備えるガイド部材を備え、一対の
操作片の各々は、把持部材を備え、一対の把持部材は、
弾性体の付勢力によって常時閉じた状態にされ、一対の
操作片を押し操作すれば、開いた状態になるようにされ
ている。
【0045】この用時薬剤溶解用器具では、ガイド部材
に、スパイク針付き容器を取り付けた後、ガイド部材
を、薬剤収容容器の上部に位置させた後、薬剤収容容器
の下方に押し下げるだけで、スパイク針付き容器のスパ
イク針が、薬剤収容容器の開口部を気密に密封している
ゴム栓部を貫通し、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に、予め、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な量として収容
されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入される。
に、スパイク針付き容器を取り付けた後、ガイド部材
を、薬剤収容容器の上部に位置させた後、薬剤収容容器
の下方に押し下げるだけで、スパイク針付き容器のスパ
イク針が、薬剤収容容器の開口部を気密に密封している
ゴム栓部を貫通し、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に、予め、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な量として収容
されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入される。
【0046】従って、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
【0047】これにより、例えば、臨床診断の分野にお
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
【0048】また、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【0049】更には、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0050】請求項7に記載の用時溶解型キット製剤用
容器は、スパイク針付き容器を取り付けるための開口部
を有する天板部を備える筒状本体部と、天板部の開口部
に設けられた一対の操作片とを備えるガイド部材と、ス
パイク針接続口を有し、予め定量された溶解液が収容さ
れる溶解液収容容器と、溶解液収容容器のスパイク針接
続口に気密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパ
イク針付き容器とを備え、一対の操作片の各々は、把持
部材を備え、一対の把持部材は、弾性体の付勢力によっ
て常時閉じた状態にされ、一対の操作片を押し操作すれ
ば、開いた状態になるようにされており、薬剤収容容器
内に収容される薬剤を用時に溶解する際には、ガイド部
材の操作片を押し操作して、一対の把持部材を開いた状
態にし、スパイク針付き容器のスパイク針を、天板部に
設けられている開口部内を挿通させ、一対の把持部材の
間に、スパイク針の、溶解液収容容器との接合部材が位
置した時点で、一対の把持部材により、接合部材を挟持
し、その後、ガイド部材を薬剤収容容器の下方に移動さ
せることで、スパイク針付き容器のスパイク針接続口に
気密に取り付けられているスパイク針を、薬剤収容容器
の開口部を気密に密閉するゴム栓部を貫通させ、スパイ
ク針付き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容
されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入されるよう
にした。
容器は、スパイク針付き容器を取り付けるための開口部
を有する天板部を備える筒状本体部と、天板部の開口部
に設けられた一対の操作片とを備えるガイド部材と、ス
パイク針接続口を有し、予め定量された溶解液が収容さ
れる溶解液収容容器と、溶解液収容容器のスパイク針接
続口に気密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパ
イク針付き容器とを備え、一対の操作片の各々は、把持
部材を備え、一対の把持部材は、弾性体の付勢力によっ
て常時閉じた状態にされ、一対の操作片を押し操作すれ
ば、開いた状態になるようにされており、薬剤収容容器
内に収容される薬剤を用時に溶解する際には、ガイド部
材の操作片を押し操作して、一対の把持部材を開いた状
態にし、スパイク針付き容器のスパイク針を、天板部に
設けられている開口部内を挿通させ、一対の把持部材の
間に、スパイク針の、溶解液収容容器との接合部材が位
置した時点で、一対の把持部材により、接合部材を挟持
し、その後、ガイド部材を薬剤収容容器の下方に移動さ
せることで、スパイク針付き容器のスパイク針接続口に
気密に取り付けられているスパイク針を、薬剤収容容器
の開口部を気密に密閉するゴム栓部を貫通させ、スパイ
ク針付き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容
されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入されるよう
にした。
【0051】この用時溶解型キット製剤用容器では、ガ
イド部材に、スパイク針付き容器を取り付けた後、ガイ
ド部材を、薬剤収容容器の上部に位置させた後、薬剤収
容容器の下方に押し下げるだけで、スパイク針付き容器
のスパイク針が、薬剤収容容器の開口部を気密に密封し
ているゴム栓部を貫通し、スパイク針の先端からスパイ
ク針付き容器の溶解液収容容器内に、予め、薬剤収容容
器内に収容されている薬剤を溶解するのに必要な量とし
て収容されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入され
る。
イド部材に、スパイク針付き容器を取り付けた後、ガイ
ド部材を、薬剤収容容器の上部に位置させた後、薬剤収
容容器の下方に押し下げるだけで、スパイク針付き容器
のスパイク針が、薬剤収容容器の開口部を気密に密封し
ているゴム栓部を貫通し、スパイク針の先端からスパイ
ク針付き容器の溶解液収容容器内に、予め、薬剤収容容
器内に収容されている薬剤を溶解するのに必要な量とし
て収容されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入され
る。
【0052】従って、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容している溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を
溶解するのに必要な量が収容されているので、従来のよ
うに、シリンジやピペットを操作する操作者のくせや熟
練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フル
プルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤
を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入すること
ができる。
を用いれば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容している溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を
溶解するのに必要な量が収容されているので、従来のよ
うに、シリンジやピペットを操作する操作者のくせや熟
練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フル
プルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤
を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入すること
ができる。
【0053】これにより、例えば、臨床診断の分野にお
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
【0054】また、この用時溶解型キット製剤用容器を
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0055】更には、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0056】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解するのに必
要な量の溶解液を正確に注入することができるため、溶
解液を薬剤収容容器内に注入する操作者に過度の負担を
かけることがない。
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解するのに必
要な量の溶解液を正確に注入することができるため、溶
解液を薬剤収容容器内に注入する操作者に過度の負担を
かけることがない。
【0057】請求項8に記載の用時溶解型キット製剤用
容器は、請求項7に記載の用時溶解型キット製剤用容器
の、スパイク針の接合部材は、その外周に、一対の把持
部材の厚さ程度の間隔を隔てて離設するように設けられ
た、一対の鍔体を更に備え、一対の鍔体の中、スパイク
針に近い側に位置する一方の鍔体は、ガイド部材の天板
部に設けられている開口部よりやや小さくされており、
スパイク針から遠い側に位置する他方の鍔体は、ガイド
部材の天板部に設けられている開口部よりやや大きくさ
れている。
容器は、請求項7に記載の用時溶解型キット製剤用容器
の、スパイク針の接合部材は、その外周に、一対の把持
部材の厚さ程度の間隔を隔てて離設するように設けられ
た、一対の鍔体を更に備え、一対の鍔体の中、スパイク
針に近い側に位置する一方の鍔体は、ガイド部材の天板
部に設けられている開口部よりやや小さくされており、
スパイク針から遠い側に位置する他方の鍔体は、ガイド
部材の天板部に設けられている開口部よりやや大きくさ
れている。
【0058】この用時溶解型キット製剤用容器では、ガ
イド部材の天板部に設けられている開口部に比べ、他方
の鍔体をやや大きくしているので、スパイク針付き容器
の、スパイク針のガイド部材の天板部に設けられている
開口部への挿入動作は、他方の鍔体と、ガイド部材の天
板部との当接により規制される。
イド部材の天板部に設けられている開口部に比べ、他方
の鍔体をやや大きくしているので、スパイク針付き容器
の、スパイク針のガイド部材の天板部に設けられている
開口部への挿入動作は、他方の鍔体と、ガイド部材の天
板部との当接により規制される。
【0059】また、一対の鍔体は、一方の鍔体と他方の
鍔体とを、一対の把持部材の各々の肉厚程度離設してい
るので、他方の鍔体が天板部に設けられている開口部に
当接した際に、一対の把持部材の間に、スパイク針の接
合部材の挟持部が、位置する。
鍔体とを、一対の把持部材の各々の肉厚程度離設してい
るので、他方の鍔体が天板部に設けられている開口部に
当接した際に、一対の把持部材の間に、スパイク針の接
合部材の挟持部が、位置する。
【0060】従って、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、押し操作されることにより、開いた状態に
されている一対の把持部材及びガイド部材の天板部に設
けられている開口部に、スパイク針付き容器のスパイク
針を、他方の鍔体が、ケース体の上面に設けられた開口
部の周囲に当接するまで押し込んだ後、一対の把持部材
を閉じた状態にするという簡単な操作により、スパイク
針付き容器をガイド部材に取り付けることができる。
を用いれば、押し操作されることにより、開いた状態に
されている一対の把持部材及びガイド部材の天板部に設
けられている開口部に、スパイク針付き容器のスパイク
針を、他方の鍔体が、ケース体の上面に設けられた開口
部の周囲に当接するまで押し込んだ後、一対の把持部材
を閉じた状態にするという簡単な操作により、スパイク
針付き容器をガイド部材に取り付けることができる。
【0061】また、一対の把持部材が閉じた状態になれ
ば、スパイク針付き容器の、スパイク針の接合部材の挟
持部を挟持している一対の把持部材が、一対の鍔体によ
り挟持されるようになるため、スパイク針付き容器をガ
イド部材に取り付けた後、ガイド部材を薬剤収容容器の
方向へ押し下げ操作して、薬剤収容容器の開口部を気密
に密閉するゴム栓部を貫通させる際に、スパイク針付き
容器がガイド部材から抜け落ちることがない。
ば、スパイク針付き容器の、スパイク針の接合部材の挟
持部を挟持している一対の把持部材が、一対の鍔体によ
り挟持されるようになるため、スパイク針付き容器をガ
イド部材に取り付けた後、ガイド部材を薬剤収容容器の
方向へ押し下げ操作して、薬剤収容容器の開口部を気密
に密閉するゴム栓部を貫通させる際に、スパイク針付き
容器がガイド部材から抜け落ちることがない。
【0062】請求項9に記載の用時溶解型キット製剤用
容器は、請求項7又は請求項8に記載の用時溶解型キッ
ト製剤用容器の、スパイク針を汚染から防御するため
に、スパイク針を気密に覆う保護用キャップを更に備え
る。
容器は、請求項7又は請求項8に記載の用時溶解型キッ
ト製剤用容器の、スパイク針を汚染から防御するため
に、スパイク針を気密に覆う保護用キャップを更に備え
る。
【0063】この用時溶解型キット製剤用容器では、ス
パイク針を保護用キャップによって気密に覆うようにし
ているので、スパイク針付き容器の保存中に、スパイク
針付き容器のスパイク針が汚染されることが無い。
パイク針を保護用キャップによって気密に覆うようにし
ているので、スパイク針付き容器の保存中に、スパイク
針付き容器のスパイク針が汚染されることが無い。
【0064】また、保護用キャップによって、スパイク
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
【0065】この結果、この用時溶解型キット製剤用容
器を用いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に
密閉しているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイ
ク針を貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容
器内に収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶
解液を注入することができる。
器を用いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に
密閉しているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイ
ク針を貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容
器内に収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶
解液を注入することができる。
【0066】請求項10に記載の用時溶解型キット製剤
は、請求項9に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用
いた用時溶解型キット製剤であって、薬剤収容容器内に
は、薬剤が収容されており、スパイク針付き容器の溶解
液収容容器内には、薬剤収容容器内に収容されている薬
剤を溶解するのに必要な量の溶解液が収容されており、
スパイク針付き容器のスパイク針が、保護用キャップに
より気密に密封されている。
は、請求項9に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用
いた用時溶解型キット製剤であって、薬剤収容容器内に
は、薬剤が収容されており、スパイク針付き容器の溶解
液収容容器内には、薬剤収容容器内に収容されている薬
剤を溶解するのに必要な量の溶解液が収容されており、
スパイク針付き容器のスパイク針が、保護用キャップに
より気密に密封されている。
【0067】この用時溶解型キット製剤では、スパイク
針を保護用キャップによって気密に覆うようにしている
ので、スパイク針付き容器の保存中に、スパイク針付き
容器のスパイク針が汚染されることが無い。
針を保護用キャップによって気密に覆うようにしている
ので、スパイク針付き容器の保存中に、スパイク針付き
容器のスパイク針が汚染されることが無い。
【0068】また、保護用キャップによって、スパイク
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
【0069】この結果、この用時溶解型キット製剤を用
いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に密閉し
ているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイク針を
貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を
注入することができる。
いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に密閉し
ているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイク針を
貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を
注入することができる。
【0070】請求項11に記載の用時薬剤溶解器具は、
スパイク針接続口を有し、予め定量された溶解液を収容
する溶解液収容容器と、スパイク針接続口に気密に取り
付けられたスパイク針とを備えるスパイク針付き容器
と、薬剤を収容するための薬剤収容容器の外周部に設け
られたネジ部に螺合可能なネジ部を内周面の一端から他
端までの間に有する蓋体とを備え、蓋体の天板部には、
スパイク針付き容器が、そのスパイク針を表面から裏面
に貫通し、裏面側から突出するようにして取り付けられ
ている。
スパイク針接続口を有し、予め定量された溶解液を収容
する溶解液収容容器と、スパイク針接続口に気密に取り
付けられたスパイク針とを備えるスパイク針付き容器
と、薬剤を収容するための薬剤収容容器の外周部に設け
られたネジ部に螺合可能なネジ部を内周面の一端から他
端までの間に有する蓋体とを備え、蓋体の天板部には、
スパイク針付き容器が、そのスパイク針を表面から裏面
に貫通し、裏面側から突出するようにして取り付けられ
ている。
【0071】この用時薬剤溶解器具では、薬剤収容容器
の外周部に設けられたネジ部と、スパイク針付き容器が
取り付けられた蓋体のネジ部とを螺合して、蓋体を薬剤
収容容器の方向に螺進させるだけで、蓋体の天板部に、
スパイク針付き容器のスパイク針を表面から裏面に貫通
し、裏面側から突出するようにして取り付けられている
ので、スパイク針が、薬剤収容容器の開口部を気密に密
閉しているゴム栓部を貫通し、ゴム栓部を貫通したスパ
イク針の先端から、スパイク針付き容器の溶解液収容容
器内に収容されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入
される。
の外周部に設けられたネジ部と、スパイク針付き容器が
取り付けられた蓋体のネジ部とを螺合して、蓋体を薬剤
収容容器の方向に螺進させるだけで、蓋体の天板部に、
スパイク針付き容器のスパイク針を表面から裏面に貫通
し、裏面側から突出するようにして取り付けられている
ので、スパイク針が、薬剤収容容器の開口部を気密に密
閉しているゴム栓部を貫通し、ゴム栓部を貫通したスパ
イク針の先端から、スパイク針付き容器の溶解液収容容
器内に収容されている溶解液が、薬剤収容容器内に注入
される。
【0072】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
は、薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するの
に必要な量の溶解液が予め収容されている。
は、薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するの
に必要な量の溶解液が予め収容されている。
【0073】従って、この用時薬剤溶解器具を用いれ
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
【0074】これにより、この用時薬剤溶解器具を用い
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
【0075】また、この用時薬剤溶解器具を用いれば、
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
【0076】更には、この用時薬剤溶解器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0077】請求項12に記載の用時溶解型キット製剤
用容器は、スパイク針接続口を有し、予め定量された溶
解液を収容する溶解液収容容器と、スパイク針接続口に
気密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパイク針
付き容器と、薬剤を収容し、開口部がゴム栓部により気
密に密封されるようになっており、且つ、その外周部に
はネジ部が設けられた、薬剤を収容する薬剤収容容器
と、薬剤収容容器の外径と概ね同じ大きさの内径を有
し、内周部には、薬剤収容容器の外周部に設けられたネ
ジ部と螺合可能なネジ部が設けられた蓋体とを備え、蓋
体の天板部には、スパイク針付き容器が、そのスパイク
針を天板部の表面から裏面に貫通し、裏面側から突出す
るようにして取り付けられており、蓋体が、蓋体に取り
付けられているスパイク針付き容器のスパイク針の先端
が、薬剤収容容器を密封しているゴム栓部により密閉さ
れる位置まで、薬剤収容容器に螺合されており、薬剤収
容容器内に収容される薬剤を用時に溶解する際には、蓋
体を、薬剤収容容器の方向に螺進させることで、スパイ
ク針付き容器のスパイク針接続口に気密に取り付けられ
ているスパイク針を、薬剤収容容器を気密に密封してい
るゴム栓部を貫通させることにより、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されている
溶解液が、薬剤収容容器内に注入されるようにした。
用容器は、スパイク針接続口を有し、予め定量された溶
解液を収容する溶解液収容容器と、スパイク針接続口に
気密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパイク針
付き容器と、薬剤を収容し、開口部がゴム栓部により気
密に密封されるようになっており、且つ、その外周部に
はネジ部が設けられた、薬剤を収容する薬剤収容容器
と、薬剤収容容器の外径と概ね同じ大きさの内径を有
し、内周部には、薬剤収容容器の外周部に設けられたネ
ジ部と螺合可能なネジ部が設けられた蓋体とを備え、蓋
体の天板部には、スパイク針付き容器が、そのスパイク
針を天板部の表面から裏面に貫通し、裏面側から突出す
るようにして取り付けられており、蓋体が、蓋体に取り
付けられているスパイク針付き容器のスパイク針の先端
が、薬剤収容容器を密封しているゴム栓部により密閉さ
れる位置まで、薬剤収容容器に螺合されており、薬剤収
容容器内に収容される薬剤を用時に溶解する際には、蓋
体を、薬剤収容容器の方向に螺進させることで、スパイ
ク針付き容器のスパイク針接続口に気密に取り付けられ
ているスパイク針を、薬剤収容容器を気密に密封してい
るゴム栓部を貫通させることにより、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されている
溶解液が、薬剤収容容器内に注入されるようにした。
【0078】この用時溶解型キット製剤用容器では、薬
剤収容容器に取り付けられたガイド部材に螺合されてい
るスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容容器の方向に
螺進させるという極めて簡単な操作を行うだけで、スパ
イク針付き容器収容部材に取り付けられているスパイク
針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を気
密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内
に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器の溶解液
収容容器内に予め定量されて収容されている溶解液を注
入することができる。
剤収容容器に取り付けられたガイド部材に螺合されてい
るスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容容器の方向に
螺進させるという極めて簡単な操作を行うだけで、スパ
イク針付き容器収容部材に取り付けられているスパイク
針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を気
密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内
に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器の溶解液
収容容器内に予め定量されて収容されている溶解液を注
入することができる。
【0079】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0080】従って、この用時溶解型製剤用キット製剤
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0081】また、この用時溶解型キット製剤用容器を
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0082】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0083】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端が、ゴム
栓部により気密に密封され、また、スパイク針が、ゴム
栓部と蓋体とにより形成される空間に密閉される。
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端が、ゴム
栓部により気密に密封され、また、スパイク針が、ゴム
栓部と蓋体とにより形成される空間に密閉される。
【0084】この結果、この用時溶解型キット製剤用容
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
【0085】請求項13に記載の用時溶解型キット製剤
は、請求項12に記載の用時溶解型キット製剤用容器を
用いた用時溶解型キット製剤であって、薬剤収容容器内
には、薬剤が収容されており、スパイク針付き容器の溶
解液収容容器内には、薬剤収容容器内に収容されている
薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液が収容されてい
る。
は、請求項12に記載の用時溶解型キット製剤用容器を
用いた用時溶解型キット製剤であって、薬剤収容容器内
には、薬剤が収容されており、スパイク針付き容器の溶
解液収容容器内には、薬剤収容容器内に収容されている
薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液が収容されてい
る。
【0086】この用時溶解型キット製剤では、請求項1
2に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いているの
で、蓋体を、薬剤収容容器の方向に螺進させるだけで、
スパイク針付き容器収容部材に取り付けられているスパ
イク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部
を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容
器内に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器の溶
解液収容容器内に予め定量されて収容されている溶解液
を注入することができる。
2に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いているの
で、蓋体を、薬剤収容容器の方向に螺進させるだけで、
スパイク針付き容器収容部材に取り付けられているスパ
イク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部
を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬剤収容容
器内に、スパイク針の先端からスパイク針付き容器の溶
解液収容容器内に予め定量されて収容されている溶解液
を注入することができる。
【0087】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0088】従って、この用時溶解型製剤用キット製剤
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0089】また、この用時溶解型キット製剤を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【0090】更には、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0091】更には、この用時溶解型キット製剤では、
請求項14に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用い
ているので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収
容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
請求項14に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用い
ているので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収
容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
【0092】請求項14に記載の用時溶解型キット製剤
は、請求項5、10、及び13のいずれかに記載の用時
溶解型キット製剤の、薬剤収容容器内が減圧状態になっ
ている。
は、請求項5、10、及び13のいずれかに記載の用時
溶解型キット製剤の、薬剤収容容器内が減圧状態になっ
ている。
【0093】この用時溶解型キット製剤では、用時溶解
型キット製剤の、薬剤収容容器内を減圧状態にしている
ので、薬剤収容容器内に収容されている薬剤が、乾燥凍
結品のようなものであっても、劣化させることなく長期
保存することができる。
型キット製剤の、薬剤収容容器内を減圧状態にしている
ので、薬剤収容容器内に収容されている薬剤が、乾燥凍
結品のようなものであっても、劣化させることなく長期
保存することができる。
【0094】のみならず、この用時溶解型キット製剤で
は、薬剤収容容器内を減圧状態にしているので、スパイ
ク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を
気密に密閉しているゴム栓部を貫通させた際に、薬剤収
容容器内の圧力と、スパイク針付き容器の溶解液収容容
器内の圧力との間の圧力差により、溶解液収容容器内に
収容されている溶解液が、スムーズに、薬剤収容容器内
に注入される。
は、薬剤収容容器内を減圧状態にしているので、スパイ
ク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を
気密に密閉しているゴム栓部を貫通させた際に、薬剤収
容容器内の圧力と、スパイク針付き容器の溶解液収容容
器内の圧力との間の圧力差により、溶解液収容容器内に
収容されている溶解液が、スムーズに、薬剤収容容器内
に注入される。
【0095】請求項15に記載の用時溶解型キット製剤
は、請求項5、10、13及び14のいずれかに記載の
用時溶解型キット製剤の、薬剤収容容器内に収容されて
いる薬剤が、診断薬である。
は、請求項5、10、13及び14のいずれかに記載の
用時溶解型キット製剤の、薬剤収容容器内に収容されて
いる薬剤が、診断薬である。
【0096】この用時溶解型キット製剤では、フルプル
ーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に収容され
ている診断薬を溶解するのに必要な溶解液を注入するこ
とができるので、標準液の濃度にばらつきが生じない。
ーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に収容され
ている診断薬を溶解するのに必要な溶解液を注入するこ
とができるので、標準液の濃度にばらつきが生じない。
【0097】従って、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
【0098】請求項16に記載の用時溶解型キット製剤
は、請求項15に記載の用時溶解型キット製剤の、診断
薬が、標準物質である。
は、請求項15に記載の用時溶解型キット製剤の、診断
薬が、標準物質である。
【0099】この用時溶解型キット製剤では、フルプル
ーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に収容され
ている標準物質を溶解するのに必要な溶解液を注入する
ことができるので、標準液の濃度にばらつきが生じな
い。
ーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に収容され
ている標準物質を溶解するのに必要な溶解液を注入する
ことができるので、標準液の濃度にばらつきが生じな
い。
【0100】従って、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
【0101】請求項17に記載の用時溶解型キット製剤
は、請求項16に記載の用時溶解型診断薬キット製剤
の、薬剤収容容器内に収容されている診断薬が、乾燥凍
結品である。
は、請求項16に記載の用時溶解型診断薬キット製剤
の、薬剤収容容器内に収容されている診断薬が、乾燥凍
結品である。
【0102】この用時溶解型キット製剤では、フルプル
ーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に収容され
ている乾燥凍結品を溶解するのに必要な溶解液を注入す
ることができるので、乾燥凍結品が標準物質である場合
には、標準液の濃度にばらつきが生じない。
ーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に収容され
ている乾燥凍結品を溶解するのに必要な溶解液を注入す
ることができるので、乾燥凍結品が標準物質である場合
には、標準液の濃度にばらつきが生じない。
【0103】従って、臨床診断の分野の場合を例にとっ
て説明すると、この用時溶解型キット製剤を用いれば、
標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度
に基づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
て説明すると、この用時溶解型キット製剤を用いれば、
標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度
に基づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0104】また、この用時溶解型キット製剤を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【0105】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容
器、及び用時溶解型診断薬キット製剤について、更に詳
しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明に係る用時溶解
型キット製剤の一例を概略的に説明する断面図であり、
また、図2は、図1に示す用時溶解型キット製剤用容器
の分解斜視図である。
明に係る用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容
器、及び用時溶解型診断薬キット製剤について、更に詳
しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明に係る用時溶解
型キット製剤の一例を概略的に説明する断面図であり、
また、図2は、図1に示す用時溶解型キット製剤用容器
の分解斜視図である。
【0106】この用時溶解型キット製剤P1は、用時溶
解型キット製剤用容器1を用いている。
解型キット製剤用容器1を用いている。
【0107】用時溶解型キット製剤用容器1は、バイア
ル2と、用時薬剤溶解器具5とを備える。
ル2と、用時薬剤溶解器具5とを備える。
【0108】まず、バイアル2の構成について説明す
る。バイアル2は、薬剤収容容器(以下、「バイアル容
器」という。)3と、バイアル容器3の開口部3hを気
密に密封するために用いるゴム栓部4とを備える。
る。バイアル2は、薬剤収容容器(以下、「バイアル容
器」という。)3と、バイアル容器3の開口部3hを気
密に密封するために用いるゴム栓部4とを備える。
【0109】尚、この例では、バイアル2として、バイ
アル容器3の開口部3hの周辺部位にネジ部3nを有す
るものを用いている。
アル容器3の開口部3hの周辺部位にネジ部3nを有す
るものを用いている。
【0110】次に、用時薬剤溶解器具5の構成について
説明する。
説明する。
【0111】用時薬剤溶解器具5は、ガイド部材6と、
スパイク針付き容器7と、スパイク針付き容器7を収容
する、スパイク針付き容器収容部材8とを備える。
スパイク針付き容器7と、スパイク針付き容器7を収容
する、スパイク針付き容器収容部材8とを備える。
【0112】尚、バイアル2は、バイアル容器3内に薬
剤(例えば、凍結乾燥品等の薬剤)Mを収容し、バイア
ル容器3の開口部3hをゴム栓部4で気密に密封した
後、更に、アルミニウム製等の金属製キャップ(図示せ
ず。)により封印するようにしてもよい。
剤(例えば、凍結乾燥品等の薬剤)Mを収容し、バイア
ル容器3の開口部3hをゴム栓部4で気密に密封した
後、更に、アルミニウム製等の金属製キャップ(図示せ
ず。)により封印するようにしてもよい。
【0113】次に、ガイド部材6の構成について説明す
る。
る。
【0114】図3は、ガイド部材6を概略的に説明する
説明図であり、図3(a)は、ガイド部材6をその上方
位置から見た状態を概略的に示す平面図であり、図3
(b)は、ガイド部材6をその横方位置から見た状態を
概略的に示す正面図であり、図3(c)は、ガイド部材
6をその下方位置から見た状態を概略的に示す裏面図で
あり、また、図3(d)は、ガイド部材6をその中心線
に沿う概略的な断面図である。
説明図であり、図3(a)は、ガイド部材6をその上方
位置から見た状態を概略的に示す平面図であり、図3
(b)は、ガイド部材6をその横方位置から見た状態を
概略的に示す正面図であり、図3(c)は、ガイド部材
6をその下方位置から見た状態を概略的に示す裏面図で
あり、また、図3(d)は、ガイド部材6をその中心線
に沿う概略的な断面図である。
【0115】ガイド部材6は、円筒形状を有しており、
ゴム栓部4の外径と概ね同じ大きさの内径を有してい
る。また、ガイド部材6の外周部にはネジ部6n1が設
けられている。
ゴム栓部4の外径と概ね同じ大きさの内径を有してい
る。また、ガイド部材6の外周部にはネジ部6n1が設
けられている。
【0116】尚、ガイド部材6は、その内周面に、その
一端から途中の位置までに、バイアル容器3の開口部3
hの周辺部位にネジ部3nに螺合するネジ部6n2を有
している。
一端から途中の位置までに、バイアル容器3の開口部3
hの周辺部位にネジ部3nに螺合するネジ部6n2を有
している。
【0117】また、この例では、ガイド部材6は、その
内周面に、中空6hを有する鍔体6aを備えるものを用
いている。
内周面に、中空6hを有する鍔体6aを備えるものを用
いている。
【0118】この鍔体6aの中空6hの直径は、スパイ
ク針付き容器7のスパイク針7bの外径に等しいか、そ
れよりやや大きくされている。
ク針付き容器7のスパイク針7bの外径に等しいか、そ
れよりやや大きくされている。
【0119】ガイド部材6を、バイアル容器3に取り付
ける際には、ガイド部材6のネジ部6n2とバイアル容
器3のネジ部3nとを螺合させる。
ける際には、ガイド部材6のネジ部6n2とバイアル容
器3のネジ部3nとを螺合させる。
【0120】この例では、ガイド部材6のネジ部6n2
とバイアル容器3のネジ部3nとを螺合させると、鍔体
6aが、ゴム栓部4の表面に当接するまで、バイアル容
器3に対してガイド部材6を締め付けできるようになっ
ている。
とバイアル容器3のネジ部3nとを螺合させると、鍔体
6aが、ゴム栓部4の表面に当接するまで、バイアル容
器3に対してガイド部材6を締め付けできるようになっ
ている。
【0121】また、この例では、ガイド部材6として、
その外周面の下端部に突設するように、ストッパー6s
が設けられたものを用いている。
その外周面の下端部に突設するように、ストッパー6s
が設けられたものを用いている。
【0122】このストッパー6sの先端部は、ガイド部
材6と、後述するスパイク針付き容器収容部材8とを螺
合させた場合、スパイク針付き容器収容部材8のスカー
ト部8bの内周面に設けられた突起8pに接触するよう
になっている。
材6と、後述するスパイク針付き容器収容部材8とを螺
合させた場合、スパイク針付き容器収容部材8のスカー
ト部8bの内周面に設けられた突起8pに接触するよう
になっている。
【0123】この例では、突起8pは、図4(c)に示
すように、一対の突起部8p1、8p2を備える。
すように、一対の突起部8p1、8p2を備える。
【0124】そして、この例では、スパイク針付き容器
収容部材8の上部筒体部8aの内周面に設けられている
ネジ部8nを、ガイド部材6の外周部に設けられている
ネジ部6n1に、スパイク針付き容器収容部材8のスカ
ート部8bの内周面に設けられている突起8pが、スト
ッパー6sの先端部に当接するまで螺合させると、スパ
イク針付き容器7のスパイク針7bの先端が、バイアル
容器3の開口部3hを気密に密封しているゴム栓部4に
設けられているゴム栓部4のスパイク針収容孔4h内に
気密に密閉されるようになっている。
収容部材8の上部筒体部8aの内周面に設けられている
ネジ部8nを、ガイド部材6の外周部に設けられている
ネジ部6n1に、スパイク針付き容器収容部材8のスカ
ート部8bの内周面に設けられている突起8pが、スト
ッパー6sの先端部に当接するまで螺合させると、スパ
イク針付き容器7のスパイク針7bの先端が、バイアル
容器3の開口部3hを気密に密封しているゴム栓部4に
設けられているゴム栓部4のスパイク針収容孔4h内に
気密に密閉されるようになっている。
【0125】次に、スパイク針付き容器収容部材8の構
成及びスパイク針付き容器7の構成について説明する。
成及びスパイク針付き容器7の構成について説明する。
【0126】図4は、スパイク針付き容器収容部材8及
びスパイク針付き容器収容部材8内に設けられているス
パイク針付き容器7を概略的に説明する説明図であり、
図4(a)は、スパイク針付き容器収容部材8及びスパ
イク針付き容器収容部材8内に設けられているスパイク
針付き容器7をその上方位置から見た状態を概略的に示
す平面図であり、図4(b)は、スパイク針付き容器収
容部材8をその横方位置から見た状態を概略的に示す正
面図であり、図4(c)は、スパイク針付き容器収容部
材8及びスパイク針付き容器収容部材8内に設けられて
いるスパイク針付き容器7をその下方位置から見た状態
を概略的に示す裏面図であり、また、図4(d)は、ス
パイク針付き容器収容部材8及びスパイク針付き容器収
容部材8内に設けられているスパイク針付き容器7の中
心線に沿う概略的な断面図である。
びスパイク針付き容器収容部材8内に設けられているス
パイク針付き容器7を概略的に説明する説明図であり、
図4(a)は、スパイク針付き容器収容部材8及びスパ
イク針付き容器収容部材8内に設けられているスパイク
針付き容器7をその上方位置から見た状態を概略的に示
す平面図であり、図4(b)は、スパイク針付き容器収
容部材8をその横方位置から見た状態を概略的に示す正
面図であり、図4(c)は、スパイク針付き容器収容部
材8及びスパイク針付き容器収容部材8内に設けられて
いるスパイク針付き容器7をその下方位置から見た状態
を概略的に示す裏面図であり、また、図4(d)は、ス
パイク針付き容器収容部材8及びスパイク針付き容器収
容部材8内に設けられているスパイク針付き容器7の中
心線に沿う概略的な断面図である。
【0127】まず、スパイク針付き容器7の構成につい
て説明する。
て説明する。
【0128】スパイク針付き容器7は、スパイク針接続
口7haを有し、予め定量された溶解液Lを収容する溶
解液収容容器7aと、溶解液収容容器7aのスパイク針
接続口7haに気密に取り付けられたスパイク針7bと
を備える。
口7haを有し、予め定量された溶解液Lを収容する溶
解液収容容器7aと、溶解液収容容器7aのスパイク針
接続口7haに気密に取り付けられたスパイク針7bと
を備える。
【0129】この例では、溶解液収容容器7aは、逆円
錐形状にされており、最深部にスパイク針接続口(排出
口)7haを備えている。
錐形状にされており、最深部にスパイク針接続口(排出
口)7haを備えている。
【0130】スパイク針7bは、溶解液収容容器7aの
最深部に設けられているスパイク針接続口(排出口)7
haに接続されている。
最深部に設けられているスパイク針接続口(排出口)7
haに接続されている。
【0131】このスパイク針付き容器7は、以上のよう
な構成を備える結果、スパイク針7bが下方に位置する
ようにした場合、溶解液収容容器7a内に収容されてい
る液体(例えば、溶解液)の概ね全量が、スパイク針7
bの先端から排出されるようになっている。
な構成を備える結果、スパイク針7bが下方に位置する
ようにした場合、溶解液収容容器7a内に収容されてい
る液体(例えば、溶解液)の概ね全量が、スパイク針7
bの先端から排出されるようになっている。
【0132】更に、この用時溶解型キット製剤用容器1
では、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7aの底
部に、溶解液充填用の開口部7hbが形成されており、
この溶解液充填用の開口部7hbは、蓋体(図1に示す
蓋体9)により気密に密封されるようになっている。
では、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7aの底
部に、溶解液充填用の開口部7hbが形成されており、
この溶解液充填用の開口部7hbは、蓋体(図1に示す
蓋体9)により気密に密封されるようになっている。
【0133】スパイク針付き容器収容部材8は、円筒形
状にされている。
状にされている。
【0134】この例では、スパイク針付き容器収容部材
8は、上部筒体部8aと、上部筒体部8aの下方に連設
するように設けられたスカート部8bとを備える。
8は、上部筒体部8aと、上部筒体部8aの下方に連設
するように設けられたスカート部8bとを備える。
【0135】上部筒体部8aは、その内径が、ガイド部
材6の外径に等しいかこれよりやや大きくされている。
また、上部筒体部8aは、その内周面に、ガイド部材6
の外周部に設けられたネジ部(図1及び図3の各々に示
すネジ部6n1)に螺合可能なネジ部8nを備える。
材6の外径に等しいかこれよりやや大きくされている。
また、上部筒体部8aは、その内周面に、ガイド部材6
の外周部に設けられたネジ部(図1及び図3の各々に示
すネジ部6n1)に螺合可能なネジ部8nを備える。
【0136】このスパイク針付き容器収容部材8は、ガ
イド部材6をバイアル容器3に螺合させる方向に回転さ
せると、ガイド部材6の下方向に螺進するようになって
いる。
イド部材6をバイアル容器3に螺合させる方向に回転さ
せると、ガイド部材6の下方向に螺進するようになって
いる。
【0137】また、スパイク針付き容器収容部材8は、
上部筒体部8aの上方部に、スパイク針付き容器7が取
り付けられた構造になっている。
上部筒体部8aの上方部に、スパイク針付き容器7が取
り付けられた構造になっている。
【0138】より具体的に説明すると、スパイク針付き
容器収容部材8には、スパイク針付き容器7が、スパイ
ク針7bを、ガイド部材6の一端方向に向けて収容され
ている。
容器収容部材8には、スパイク針付き容器7が、スパイ
ク針7bを、ガイド部材6の一端方向に向けて収容され
ている。
【0139】尚、この例では、スパイク針付き容器収容
部材8と、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7a
とが一体成形したものを用いている。
部材8と、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7a
とが一体成形したものを用いている。
【0140】スカート部8bは、その内径が、上部筒体
部8aに内径より大きく、また、バイアル容器3の最大
外径に等しいかこれよりやや大きくされている。
部8aに内径より大きく、また、バイアル容器3の最大
外径に等しいかこれよりやや大きくされている。
【0141】また、スカート部8bは、その内周面の下
部に、スカート部8bの中心方向に突出するよう設けら
れた突起8pを備える。
部に、スカート部8bの中心方向に突出するよう設けら
れた突起8pを備える。
【0142】スパイク針付き容器収容部材8をガイド部
材6に螺合させていくと、ガイド部材6の外周部に設け
られているストッパー6sの先端部が、スパイク針付き
容器収容部材8のスカート部8bの内周面に当接するよ
うになっている。
材6に螺合させていくと、ガイド部材6の外周部に設け
られているストッパー6sの先端部が、スパイク針付き
容器収容部材8のスカート部8bの内周面に当接するよ
うになっている。
【0143】ガイド部材6の外周部に設けられているネ
ジ部6n1の先端部が、スパイク針付き容器収容部材8
のスカート部8bの内周面に設けられている突起8pに
当接した後、更に、スパイク針付き容器収容部材8をガ
イド部材6に螺合させていくと、スパイク針付き容器収
容部材8のスカート部8bの内周面に設けられている突
起8pが設けられている領域にあっては、ガイド部材6
の外周部に設けられているネジ部6n1の先端部が、ス
パイク針付き容器収容部材8のスカート部8bの内周面
に設けられている突起8pに接触を繰り返しながら、ガ
イド部材6の下方向に螺進するようになっている。
ジ部6n1の先端部が、スパイク針付き容器収容部材8
のスカート部8bの内周面に設けられている突起8pに
当接した後、更に、スパイク針付き容器収容部材8をガ
イド部材6に螺合させていくと、スパイク針付き容器収
容部材8のスカート部8bの内周面に設けられている突
起8pが設けられている領域にあっては、ガイド部材6
の外周部に設けられているネジ部6n1の先端部が、ス
パイク針付き容器収容部材8のスカート部8bの内周面
に設けられている突起8pに接触を繰り返しながら、ガ
イド部材6の下方向に螺進するようになっている。
【0144】スパイク針付き容器収容部材8は、スパイ
ク針付き容器収容部材8のスカート部8bの内周面に設
けられている突起8pが、ガイド部材6の外周部に設け
られているストッパー6sの下方に位置するようになっ
た後は、スパイク針付き容器収容部材8が、ガイド部材
6に対してガイド部材6の外周面に設けられているスト
ッパー6sが、スカート部8bと上部筒体部8aとの段
差部に当接するまで、ガイド部材6の下方向に螺進する
ようになっている。
ク針付き容器収容部材8のスカート部8bの内周面に設
けられている突起8pが、ガイド部材6の外周部に設け
られているストッパー6sの下方に位置するようになっ
た後は、スパイク針付き容器収容部材8が、ガイド部材
6に対してガイド部材6の外周面に設けられているスト
ッパー6sが、スカート部8bと上部筒体部8aとの段
差部に当接するまで、ガイド部材6の下方向に螺進する
ようになっている。
【0145】次に、スパイク針付き容器7の底部に設け
られている開口部7hを気密に密閉する蓋体9の構成に
ついて説明する。
られている開口部7hを気密に密閉する蓋体9の構成に
ついて説明する。
【0146】図5は、蓋体9を概略的に説明する説明図
であり、図5(a)は、蓋体9をその上方位置から見た
状態を概略的に示す平面図であり、図5(b)は、蓋体
9をその横方位置から見た状態を概略的に示す正面図で
あり、図5(c)は、蓋体9をその下方位置から見た状
態を概略的に示す裏面図であり、また、図5(d)は、
蓋体9の中心線に沿う概略的な断面図である。
であり、図5(a)は、蓋体9をその上方位置から見た
状態を概略的に示す平面図であり、図5(b)は、蓋体
9をその横方位置から見た状態を概略的に示す正面図で
あり、図5(c)は、蓋体9をその下方位置から見た状
態を概略的に示す裏面図であり、また、図5(d)は、
蓋体9の中心線に沿う概略的な断面図である。
【0147】蓋体9は、スパイク針付き容器7の溶解液
収容容器7aの底部に設けられている、溶解液充填用の
開口部7hbを気密に密閉できるように、外筒部9a
と、内筒部9bとを備える。
収容容器7aの底部に設けられている、溶解液充填用の
開口部7hbを気密に密閉できるように、外筒部9a
と、内筒部9bとを備える。
【0148】この内筒部9bは、外筒部9aから、スパ
イク針付き容器7の溶解液収容容器7aの底部に設けら
れている溶解液充填用の開口部7hbの肉厚分だけ離れ
るようにして設けられている。
イク針付き容器7の溶解液収容容器7aの底部に設けら
れている溶解液充填用の開口部7hbの肉厚分だけ離れ
るようにして設けられている。
【0149】そして、スパイク針付き容器7の溶解液収
容容器7aの底部に設けられている溶解液充填用の開口
部7hbを、蓋体9の外筒部8aと内筒部8bとの間の
隙間部9gに嵌めると、スパイク針付き容器7の溶解液
収容容器7aの底部に設けられている溶解液充填用の開
口部7hbに、蓋体9を気密に取り付けられるようにな
っている。
容容器7aの底部に設けられている溶解液充填用の開口
部7hbを、蓋体9の外筒部8aと内筒部8bとの間の
隙間部9gに嵌めると、スパイク針付き容器7の溶解液
収容容器7aの底部に設けられている溶解液充填用の開
口部7hbに、蓋体9を気密に取り付けられるようにな
っている。
【0150】スパイク針7bの針の材質は、金属製であ
ることが好ましいが、ゴム栓部4を貫通することができ
るものであれば、プラスチック製であっても、セラミッ
ク製であってもよい。
ることが好ましいが、ゴム栓部4を貫通することができ
るものであれば、プラスチック製であっても、セラミッ
ク製であってもよい。
【0151】また、スパイク針7bの針の接続部材7c
の材質は、成形の容易さや製造コストが安いこと等を考
慮した場合は、プラスチック製であることが好ましい。
また、ガイド部材6、溶解液収容容器7a、スパイク針
付き容器収容部材8及び蓋体9の材質も、成形の容易さ
や製造コストが安いこと等を考慮した場合は、プラスチ
ック製であることが好ましい。より詳しく説明すると、
スパイク針7bの針の接続部材7c、ガイド部材6、溶
解液収容容器7a、スパイク針付き容器収容部材8及び
蓋体9の材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリブチレン、ポリスチレン、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、または、これらの少な
くとも2種の成分を共重合させたコポリマー、又は、ポ
リエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、尿素樹
脂、ポリウレタン等のプラスチックを挙げることができ
る。
の材質は、成形の容易さや製造コストが安いこと等を考
慮した場合は、プラスチック製であることが好ましい。
また、ガイド部材6、溶解液収容容器7a、スパイク針
付き容器収容部材8及び蓋体9の材質も、成形の容易さ
や製造コストが安いこと等を考慮した場合は、プラスチ
ック製であることが好ましい。より詳しく説明すると、
スパイク針7bの針の接続部材7c、ガイド部材6、溶
解液収容容器7a、スパイク針付き容器収容部材8及び
蓋体9の材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリブチレン、ポリスチレン、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、または、これらの少な
くとも2種の成分を共重合させたコポリマー、又は、ポ
リエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、尿素樹
脂、ポリウレタン等のプラスチックを挙げることができ
る。
【0152】次に、バイアル2のバイアル容器3を気密
に密閉するゴム栓部4の構成について説明する。
に密閉するゴム栓部4の構成について説明する。
【0153】図6は、バイアル2のゴム栓部4を概略的
に説明する説明図であり、図6(a)は、ゴム栓部4を
その上方位置から見た状態を概略的に示す平面図であ
り、図6(b)は、ゴム栓部4をその横方位置から見た
状態を概略的に示す正面図であり、図6(c)は、ゴム
栓部4をその下方位置から見た状態を概略的に示す裏面
図であり、また、図6(d)は、ゴム栓部4の中心線に
沿う概略的な断面図である。
に説明する説明図であり、図6(a)は、ゴム栓部4を
その上方位置から見た状態を概略的に示す平面図であ
り、図6(b)は、ゴム栓部4をその横方位置から見た
状態を概略的に示す正面図であり、図6(c)は、ゴム
栓部4をその下方位置から見た状態を概略的に示す裏面
図であり、また、図6(d)は、ゴム栓部4の中心線に
沿う概略的な断面図である。
【0154】ゴム栓部4は、その上面に、スパイク針付
き容器7のスパイク針7bの先端を収容するスパイク針
収容孔4hを備える。
き容器7のスパイク針7bの先端を収容するスパイク針
収容孔4hを備える。
【0155】この用時溶解型製剤用キット製剤P1で
は、バイアル容器3は、バイアル容器3内に、薬剤(例
えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容され、バイアル容
器3の開口部3hが、ゴム栓部4により打栓されて、バ
イアル製剤V1にされている。
は、バイアル容器3は、バイアル容器3内に、薬剤(例
えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容され、バイアル容
器3の開口部3hが、ゴム栓部4により打栓されて、バ
イアル製剤V1にされている。
【0156】また、溶解液収容容器7a内に、予め、バ
イアル容器3内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍
結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lが
収容されている。
イアル容器3内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍
結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lが
収容されている。
【0157】そして、用時溶解型製剤用キット製剤P1
は、バイアル製剤V1と、溶解液収容容器7a内に溶解
液Lが収容された用時薬剤溶解器5とが組み合わされて
構成されている。
は、バイアル製剤V1と、溶解液収容容器7a内に溶解
液Lが収容された用時薬剤溶解器5とが組み合わされて
構成されている。
【0158】尚、この例では、バイアル容器3内は、薬
剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及びスパ
イク針7bの先端をゴム栓部4を貫通させた際に、スパ
イク針7bの先端から、溶解液収容容器7a内に収容さ
れている溶解液Lが、バイアル容器3内へ注入され易い
ように、バイアル容器3内を減圧状態(通常は、真空状
態)にしている。
剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及びスパ
イク針7bの先端をゴム栓部4を貫通させた際に、スパ
イク針7bの先端から、溶解液収容容器7a内に収容さ
れている溶解液Lが、バイアル容器3内へ注入され易い
ように、バイアル容器3内を減圧状態(通常は、真空状
態)にしている。
【0159】このような用時溶解型製剤用キット製剤P
1は、ゴム栓部4のスパイク針収容孔4h内に、スパイ
ク針7bの先端が気密に密封された状態(即ち、ガイド
部材6の外周部に設けられているストッパー6sの先端
部が、スパイク針付き容器収容部材8のスカート部8b
の内周面に当接する状態)にして、例えば、プラスチッ
ク製の内袋(図示せず。)により無菌状態で気密に包装
され、更に、外箱(図示せず。)に収容した状態で、最
終製品にされる。
1は、ゴム栓部4のスパイク針収容孔4h内に、スパイ
ク針7bの先端が気密に密封された状態(即ち、ガイド
部材6の外周部に設けられているストッパー6sの先端
部が、スパイク針付き容器収容部材8のスカート部8b
の内周面に当接する状態)にして、例えば、プラスチッ
ク製の内袋(図示せず。)により無菌状態で気密に包装
され、更に、外箱(図示せず。)に収容した状態で、最
終製品にされる。
【0160】次に、図1に示す用時溶解型製剤用キット
製剤P1の使用方法について、例示的に、説明する。
製剤P1の使用方法について、例示的に、説明する。
【0161】図7は、図1に示す用時溶解型製剤用キッ
ト製剤P1の使用方法を概略的に説明する説明図であ
る。
ト製剤P1の使用方法を概略的に説明する説明図であ
る。
【0162】この用時溶解型製剤用キット製剤P1を使
用する際には、この用時溶解型製剤用キット製剤P1
が、プラスチック製の内袋(図示せず。)により無菌状
態で包装され、更に、外箱に収容した状態で、最終製品
にされている場合にあっては、外箱(図示せず。)か
ら、プラスチック製の内袋(図示せず。)に包装されて
いる用時溶解型製剤用キット製剤P1を取り出す。
用する際には、この用時溶解型製剤用キット製剤P1
が、プラスチック製の内袋(図示せず。)により無菌状
態で包装され、更に、外箱に収容した状態で、最終製品
にされている場合にあっては、外箱(図示せず。)か
ら、プラスチック製の内袋(図示せず。)に包装されて
いる用時溶解型製剤用キット製剤P1を取り出す。
【0163】次に、プラスチック製の内袋(図示せ
ず。)を破って、用時溶解型製剤用キット製剤P1を取
り出す(図7(a)を参照)。
ず。)を破って、用時溶解型製剤用キット製剤P1を取
り出す(図7(a)を参照)。
【0164】次に、用時溶解型製剤用キット製剤P1
の、スパイク針付き容器収容部材8を、バイアル容器3
の方向に螺進させる。
の、スパイク針付き容器収容部材8を、バイアル容器3
の方向に螺進させる。
【0165】この操作により、ゴム栓部4のスパイク針
収容孔4h内に、気密に収容されている、スパイク針付
き容器7のスパイク針7bが、ゴム栓部4を貫通し、ス
パイク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に収容され
ている溶解液Lが、スパイク針7bの先端からバイアル
容器3内に注入される。
収容孔4h内に、気密に収容されている、スパイク針付
き容器7のスパイク針7bが、ゴム栓部4を貫通し、ス
パイク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に収容され
ている溶解液Lが、スパイク針7bの先端からバイアル
容器3内に注入される。
【0166】この例では、バイアル容器3内を減圧状態
(又は、真空状態)にしているので、バイアル容器3内
の圧力が、溶解液収容容器7a内の圧力に比べて低くな
っている。このため、バイアル容器3内の圧力と、溶解
液収容容器7aの圧力との間の圧力差により、スパイク
針7bの先端からバイアル容器3内に、溶解液収容容器
7aに収容されている溶解液Lの注入がスムーズに行わ
れる。
(又は、真空状態)にしているので、バイアル容器3内
の圧力が、溶解液収容容器7a内の圧力に比べて低くな
っている。このため、バイアル容器3内の圧力と、溶解
液収容容器7aの圧力との間の圧力差により、スパイク
針7bの先端からバイアル容器3内に、溶解液収容容器
7aに収容されている溶解液Lの注入がスムーズに行わ
れる。
【0167】バイアル容器3内への、スパイク針付き容
器7の溶解液収容容器7a内に収容されている溶解液L
の注入が終了した後には、スパイク針付き容器収容部材
8を、ガイド部材6に対して逆回転させる。
器7の溶解液収容容器7a内に収容されている溶解液L
の注入が終了した後には、スパイク針付き容器収容部材
8を、ガイド部材6に対して逆回転させる。
【0168】これにより、スパイク針付き容器収容部材
8は、ガイド部材6の上方に螺進する。
8は、ガイド部材6の上方に螺進する。
【0169】このようにして、スパイク針付き容器収容
部材8は、ガイド部材6の上方に螺進させて行くと、ス
パイク針付き容器収容部材8のスカート部8bの内周面
に設けられている突起8pと、ガイド部材6の外周面に
突出するように設けられているストッパー6sとが当接
する。
部材8は、ガイド部材6の上方に螺進させて行くと、ス
パイク針付き容器収容部材8のスカート部8bの内周面
に設けられている突起8pと、ガイド部材6の外周面に
突出するように設けられているストッパー6sとが当接
する。
【0170】スパイク針付き容器収容部材8のスカート
部8bの内周面に設けられている突起8pと、ガイド部
材6の外周面に突出するように設けられているストッパ
ー6sとが当接した後に、更に、スパイク針付き容器収
容部材8を、スパイク針付き容器収容部材8のネジ部8
nと、ガイド部材6の外周面に設けられているネジ部6
n1との螺合を解除する方向に回転させると、突起8p
とトッパー6sの当接が抵抗となって、ガイド部材6の
内周面に設けられているネジ部6n2と、バイアル容器
3の外周に設けられているネジ部3nの螺合が解除され
ていく。
部8bの内周面に設けられている突起8pと、ガイド部
材6の外周面に突出するように設けられているストッパ
ー6sとが当接した後に、更に、スパイク針付き容器収
容部材8を、スパイク針付き容器収容部材8のネジ部8
nと、ガイド部材6の外周面に設けられているネジ部6
n1との螺合を解除する方向に回転させると、突起8p
とトッパー6sの当接が抵抗となって、ガイド部材6の
内周面に設けられているネジ部6n2と、バイアル容器
3の外周に設けられているネジ部3nの螺合が解除され
ていく。
【0171】これにより、バイアル容器3内への、スパ
イク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に収容されて
いる溶解液Lの注入が終了した後には、スパイク針付き
容器収容部材8を、ガイド部材6に対して逆回転させる
だけで、スパイク針付き容器収容部材8とガイド部材6
とを、これらを一体とした状態で、バイアル容器3から
分離することができるので、バイアル製剤を直ちに使用
に供することができる。
イク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に収容されて
いる溶解液Lの注入が終了した後には、スパイク針付き
容器収容部材8を、ガイド部材6に対して逆回転させる
だけで、スパイク針付き容器収容部材8とガイド部材6
とを、これらを一体とした状態で、バイアル容器3から
分離することができるので、バイアル製剤を直ちに使用
に供することができる。
【0172】この用時溶解型製剤用キット製剤P1で
は、用時溶解型キット製剤用容器1を用いている。これ
により、スパイク針付き容器収容部材8を、バイアル容
器3の方向に螺進させるという簡単な操作により、スパ
イク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に収容されて
いる溶解液Lが、スパイク針7bの先端からバイアル容
器3内に注入することができる。
は、用時溶解型キット製剤用容器1を用いている。これ
により、スパイク針付き容器収容部材8を、バイアル容
器3の方向に螺進させるという簡単な操作により、スパ
イク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に収容されて
いる溶解液Lが、スパイク針7bの先端からバイアル容
器3内に注入することができる。
【0173】また、この用時溶解型製剤用キット製剤P
1では、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7a内
に収容している溶解液Lは、予め、バイアル容器3内の
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに
必要な量が収容されているので、従来のように、シリン
ジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、溶解
操作を行う部屋の温度等に関係なく、バイアル容器3内
に、バイアル容器3内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の
薬剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確に注
入することができる。
1では、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7a内
に収容している溶解液Lは、予め、バイアル容器3内の
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに
必要な量が収容されているので、従来のように、シリン
ジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、溶解
操作を行う部屋の温度等に関係なく、バイアル容器3内
に、バイアル容器3内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の
薬剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確に注
入することができる。
【0174】これにより、例えば、臨床診断の分野にお
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
【0175】また、この用時溶解型製剤用キット製剤P
1を用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正
確に所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
1を用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正
確に所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0176】更には、この用時溶解型製剤用キット製剤
P1では、フルプルーフで、バイアル容器3内に、バイ
アル容器3内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)M
を溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確に注入するこ
とができるため、溶解液Lをバイアル容器3内に注入す
る操作者に過度の負担をかけることがない。
P1では、フルプルーフで、バイアル容器3内に、バイ
アル容器3内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)M
を溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確に注入するこ
とができるため、溶解液Lをバイアル容器3内に注入す
る操作者に過度の負担をかけることがない。
【0177】更には、この用時溶解型製剤用キット製剤
P1では、スパイク針付き容器7のスパイク針7bの先
端がゴム栓部4により気密に密閉され、スパイク針7b
は、ゴム栓部4、ガイド部材6、スパイク針付き容器7
及びスパイク針付き容器収容部材8により形成される空
間に密閉される。
P1では、スパイク針付き容器7のスパイク針7bの先
端がゴム栓部4により気密に密閉され、スパイク針7b
は、ゴム栓部4、ガイド部材6、スパイク針付き容器7
及びスパイク針付き容器収容部材8により形成される空
間に密閉される。
【0178】この結果、この用時溶解型キット製剤P1
を用いれば、スパイク針7bを外気に晒すことなく、バ
イアル容器3内へ差し込むことができるので、バイアル
容器3内が、細菌等によって汚染されることがない、と
いう効果もある。
を用いれば、スパイク針7bを外気に晒すことなく、バ
イアル容器3内へ差し込むことができるので、バイアル
容器3内が、細菌等によって汚染されることがない、と
いう効果もある。
【0179】次に、図1に示す用時溶解型製剤用キット
製剤P1の製造方法について、例示的に説明する。
製剤P1の製造方法について、例示的に説明する。
【0180】図8は、図1に示す用時溶解型製剤用キッ
ト製剤P1の製造方法を例示的に説明する説明図であ
る。
ト製剤P1の製造方法を例示的に説明する説明図であ
る。
【0181】図1に示す用時溶解型製剤用キット製剤P
1を製造する際には、まず、滅菌した用時溶解型キット
製剤用容器の構成部材、即ち、バイアル2と、用時薬剤
溶解器具5とを準備する。
1を製造する際には、まず、滅菌した用時溶解型キット
製剤用容器の構成部材、即ち、バイアル2と、用時薬剤
溶解器具5とを準備する。
【0182】次に、バイアル容器3内に薬剤(例えば、
乾燥凍結品等の薬剤)Mを収容し、バイアル容器3の開
口部3hをゴム栓部4を用いて気密に密封することで、
バイアル製剤V1を製造する(図8(a)を参照)。
乾燥凍結品等の薬剤)Mを収容し、バイアル容器3の開
口部3hをゴム栓部4を用いて気密に密封することで、
バイアル製剤V1を製造する(図8(a)を参照)。
【0183】尚、バイアル容器3内に収容する薬剤M
が、乾燥凍結品の場合には、バイアル容器3内に乾燥凍
結させる原材料(溶液等)を収容し、原材料(溶液等)
を収容したバイアル容器3を、バイアル容器3の開口部
3hをゴム栓部4により半打栓した状態にして、乾燥凍
結庫内に収容し、乾燥凍結庫内で、バイアル容器3内に
収容されている原材料(溶液等)を乾燥凍結品とし、そ
の後、バイアル容器3の開口部3hをゴム栓部4で打栓
して、バイアル製剤V1としてもよい。
が、乾燥凍結品の場合には、バイアル容器3内に乾燥凍
結させる原材料(溶液等)を収容し、原材料(溶液等)
を収容したバイアル容器3を、バイアル容器3の開口部
3hをゴム栓部4により半打栓した状態にして、乾燥凍
結庫内に収容し、乾燥凍結庫内で、バイアル容器3内に
収容されている原材料(溶液等)を乾燥凍結品とし、そ
の後、バイアル容器3の開口部3hをゴム栓部4で打栓
して、バイアル製剤V1としてもよい。
【0184】このようなバイアル製剤V1は、無菌環境
下で製造されることは言うまでもない。
下で製造されることは言うまでもない。
【0185】また、このようなバイアル製剤V1は、バ
イアル容器3内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)
Mの安定性及びスパイク針7bの先端をゴム栓部4を貫
通させた際に、スパイク針7bの先端から、溶解液収容
容器7a内に収容されている溶解液Lが、バイアル容器
3内へ注入され易いようにすることを考慮した場合に
は、バイアル容器3内を減圧状態(通常は、真空状態)
にされる。
イアル容器3内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)
Mの安定性及びスパイク針7bの先端をゴム栓部4を貫
通させた際に、スパイク針7bの先端から、溶解液収容
容器7a内に収容されている溶解液Lが、バイアル容器
3内へ注入され易いようにすることを考慮した場合に
は、バイアル容器3内を減圧状態(通常は、真空状態)
にされる。
【0186】次に、バイアル製剤V1のバイアル容器3
に、ガイド部材6を取り付ける。
に、ガイド部材6を取り付ける。
【0187】この時、ガイド部材6を、ガイド部材6の
鍔体6aが、ゴム栓部4の表面に当接するまで、ガイド
部材6のネジ部6n2とバイアル容器3のネジ部3nと
を螺合させる。
鍔体6aが、ゴム栓部4の表面に当接するまで、ガイド
部材6のネジ部6n2とバイアル容器3のネジ部3nと
を螺合させる。
【0188】その後、バイアル容器3に取り付けられた
ガイド部材6に、スパイク針付き容器7が設けられたス
パイク針付き容器収容部材8を取り付ける。
ガイド部材6に、スパイク針付き容器7が設けられたス
パイク針付き容器収容部材8を取り付ける。
【0189】この時、スパイク針付き容器収容部材8
を、ガイド部材6の外周面に突設するように設けられて
いるストッパー6sの先端部が、スパイク針付き容器収
容部材8のスカート部8bの内周面に当接するまで、ス
パイク針付き容器収容部材8の内周面に設けられている
ネジ部8nと、ガイド部材6の外周部に設けられている
ネジ部6n1とを螺合させる。
を、ガイド部材6の外周面に突設するように設けられて
いるストッパー6sの先端部が、スパイク針付き容器収
容部材8のスカート部8bの内周面に当接するまで、ス
パイク針付き容器収容部材8の内周面に設けられている
ネジ部8nと、ガイド部材6の外周部に設けられている
ネジ部6n1とを螺合させる。
【0190】この操作により、スパイク針付き容器収容
部材8に設けられているスパイク針付き容器7のスパイ
ク針7bの先端が、ゴム栓部4のスパイク針収容孔4h
内に気密に密閉される。
部材8に設けられているスパイク針付き容器7のスパイ
ク針7bの先端が、ゴム栓部4のスパイク針収容孔4h
内に気密に密閉される。
【0191】このようなガイド部材6へのスパイク針付
き容器収容部材8の取り付けは、機械操作によって行う
ことができる。
き容器収容部材8の取り付けは、機械操作によって行う
ことができる。
【0192】即ち、機械を用いて、ガイド部材6に対し
てスパイク針付き容器収容部材8を螺合させた場合、ガ
イド部材6の外周面に突設するように設けられているス
トッパー6sの先端部がスパイク針付き容器収容部材8
のスカート部8bの内周面に当接すると、スパイク針付
き容器収容部材8を螺進させている機械の回転モーメン
ト力が大きくなるので、この時に、機械のガイド部材6
へのスパイク針付き容器収容部材8の取り付け作業を終
了する(以上については、図8(b)を参照)。
てスパイク針付き容器収容部材8を螺合させた場合、ガ
イド部材6の外周面に突設するように設けられているス
トッパー6sの先端部がスパイク針付き容器収容部材8
のスカート部8bの内周面に当接すると、スパイク針付
き容器収容部材8を螺進させている機械の回転モーメン
ト力が大きくなるので、この時に、機械のガイド部材6
へのスパイク針付き容器収容部材8の取り付け作業を終
了する(以上については、図8(b)を参照)。
【0193】このようにして、スパイク針付き容器収容
部材8を、バイアル容器3に取り付けられたガイド部材
6に取り付けられた後、図8(c)に示すように、スパ
イク針付き容器収容部材8に設けられているスパイク針
付き容器7の溶解液収容容器7a内に、溶解液収容容器
7aの底部に設けられている溶解液充填用の開口部7h
bからバイアル容器3内に収容されている薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要な量の
溶解液Lを充填する。
部材8を、バイアル容器3に取り付けられたガイド部材
6に取り付けられた後、図8(c)に示すように、スパ
イク針付き容器収容部材8に設けられているスパイク針
付き容器7の溶解液収容容器7a内に、溶解液収容容器
7aの底部に設けられている溶解液充填用の開口部7h
bからバイアル容器3内に収容されている薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要な量の
溶解液Lを充填する。
【0194】尚、このようなスパイク針付き容器7の溶
解液収容容器7a内への溶解液Lの充填工程は、所定の
温度に設定された無菌室内に設置された溶解液充填機を
用い、無菌環境下で行われる。
解液収容容器7a内への溶解液Lの充填工程は、所定の
温度に設定された無菌室内に設置された溶解液充填機を
用い、無菌環境下で行われる。
【0195】次に、所定量の溶解液Lが収容された溶解
液収容容器7aの溶解液充填用の開口部7hbを蓋体9
により、気密に密閉する。
液収容容器7aの溶解液充填用の開口部7hbを蓋体9
により、気密に密閉する。
【0196】尚、溶解液収容容器7aの溶解液充填用の
開口部7hbの蓋体9による密閉作業も、無菌環境下で
機械によって行われる。
開口部7hbの蓋体9による密閉作業も、無菌環境下で
機械によって行われる。
【0197】以上のようにして製造された、用時溶解型
製剤用キット製剤P1は、無菌室内で、プラスチック製
の内袋(図示せず。)により無菌状態で包装され、更
に、外箱(図示せず。)に収容した状態で、最終製品に
される。
製剤用キット製剤P1は、無菌室内で、プラスチック製
の内袋(図示せず。)により無菌状態で包装され、更
に、外箱(図示せず。)に収容した状態で、最終製品に
される。
【0198】この用時溶解型製剤用キット製剤P1で
は、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7aの底部
に、溶解液充填用の開口部7hbを設けているので、溶
解液収容容器7a内に溶解液充填用の開口部7hbから
溶解液Lを充填することができる。
は、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7aの底部
に、溶解液充填用の開口部7hbを設けているので、溶
解液収容容器7a内に溶解液充填用の開口部7hbから
溶解液Lを充填することができる。
【0199】即ち、この用時溶解型製剤用キット製剤P
1は、溶解液収容容器7a内に、溶解液収容容器7aの
スパイク針接続口h7aから溶解液を充填する場合に比
べて、溶解液収容容器7a内に、溶解液Lを充填し易い
ため、この用時溶解型製剤用キット製剤P1は、溶解液
収容容器7aのスパイク針接続口h7aから溶解液Lを
充填するようにした用時溶解型製剤用キット製剤に比
べ、簡単に且つ高い生産効率で製造することができる。
1は、溶解液収容容器7a内に、溶解液収容容器7aの
スパイク針接続口h7aから溶解液を充填する場合に比
べて、溶解液収容容器7a内に、溶解液Lを充填し易い
ため、この用時溶解型製剤用キット製剤P1は、溶解液
収容容器7aのスパイク針接続口h7aから溶解液Lを
充填するようにした用時溶解型製剤用キット製剤に比
べ、簡単に且つ高い生産効率で製造することができる。
【0200】次に、具体的な実験データに基づいて、用
時溶解型キット製剤P1の効果について説明する。
時溶解型キット製剤P1の効果について説明する。
【0201】無菌室内で、人血清を、遠心分離機を用い
て、3000回転/分して、沈殿成分を沈殿させた。こ
の上清を1mlずつ、凍結乾燥用バイアル容器(ネジ口
バイアル瓶)(開口部3hの内径:0.7cm、底部の
外径:1.7cm、高さ:3.3cm)3内に分注し
た。
て、3000回転/分して、沈殿成分を沈殿させた。こ
の上清を1mlずつ、凍結乾燥用バイアル容器(ネジ口
バイアル瓶)(開口部3hの内径:0.7cm、底部の
外径:1.7cm、高さ:3.3cm)3内に分注し
た。
【0202】次に、上清を収容した凍結乾燥用バイアル
容器3・・・の各々の開口部3h・・・の各々を、ゴム
栓部(ゴム厚:0.2cm)4・・・の各々により半打
栓した状態にして、凍結乾燥器に収容し、凍結乾燥器の
乾燥庫内の温度を、−50℃にして、凍結乾燥用バイア
ル容器3・・・内に収容されている上清を凍結した。そ
の後、凍結乾燥用バイアル容器3・・・内に凍結した状
態になっている上清を、−30℃〜−20℃の温度範囲
で、凍結乾燥させた後、凍結乾燥用バイアル容器3・・
・の各々の開口部3h・・・の各々をゴム栓部(ゴム
厚:0.2cm)4・・・の各々により、真空打栓し、
バイアル製剤(人血清の凍結乾燥製剤)V1・・・を作
製した。
容器3・・・の各々の開口部3h・・・の各々を、ゴム
栓部(ゴム厚:0.2cm)4・・・の各々により半打
栓した状態にして、凍結乾燥器に収容し、凍結乾燥器の
乾燥庫内の温度を、−50℃にして、凍結乾燥用バイア
ル容器3・・・内に収容されている上清を凍結した。そ
の後、凍結乾燥用バイアル容器3・・・内に凍結した状
態になっている上清を、−30℃〜−20℃の温度範囲
で、凍結乾燥させた後、凍結乾燥用バイアル容器3・・
・の各々の開口部3h・・・の各々をゴム栓部(ゴム
厚:0.2cm)4・・・の各々により、真空打栓し、
バイアル製剤(人血清の凍結乾燥製剤)V1・・・を作
製した。
【0203】次に、以上のようにして得たバイアル製剤
(人血清の凍結乾燥製剤)V1を20本用意した。
(人血清の凍結乾燥製剤)V1を20本用意した。
【0204】20本のバイアル製剤(人血清の凍結乾燥
製剤)V1の中、10本のバイアル製剤(人血清の凍結
乾燥製剤)については、図8に示した、用時溶解型製剤
用キット製剤P1の製造方法により、用時溶解型製剤用
キット製剤P1にした。
製剤)V1の中、10本のバイアル製剤(人血清の凍結
乾燥製剤)については、図8に示した、用時溶解型製剤
用キット製剤P1の製造方法により、用時溶解型製剤用
キット製剤P1にした。
【0205】より具体的に説明すると、バイアル製剤
(人血清の凍結乾燥製剤)V1に、ガイド部材6を取り
付けた後(図8(b)を参照)、ガイド部材6に、スパ
イク針付き容器7が一体成形されたスパイク針付き容器
収容部材8を、スパイク針付き容器7のスパイク針7b
の先端がゴム栓部4により気密に密閉されるまで、ガイ
ド部材6に螺合した。その後、スパイク針付き容器7の
溶解液収容容器7a内に、半自動分注(タイターテック
社製、DIGIFLEX CX モデル33010)に
よって、精製水を20℃の恒温室内で、溶解液収容容器
7aの底部の開口部7hbから1mlずつ分注した後、
スパイク針付き容器7の底部の開口部7hbを蓋体9に
より気密に密閉することにより、10本の用時溶解型製
剤用キット製剤P1を作製した。
(人血清の凍結乾燥製剤)V1に、ガイド部材6を取り
付けた後(図8(b)を参照)、ガイド部材6に、スパ
イク針付き容器7が一体成形されたスパイク針付き容器
収容部材8を、スパイク針付き容器7のスパイク針7b
の先端がゴム栓部4により気密に密閉されるまで、ガイ
ド部材6に螺合した。その後、スパイク針付き容器7の
溶解液収容容器7a内に、半自動分注(タイターテック
社製、DIGIFLEX CX モデル33010)に
よって、精製水を20℃の恒温室内で、溶解液収容容器
7aの底部の開口部7hbから1mlずつ分注した後、
スパイク針付き容器7の底部の開口部7hbを蓋体9に
より気密に密閉することにより、10本の用時溶解型製
剤用キット製剤P1を作製した。
【0206】次に、20本のバイアル製剤(人血清の凍
結乾燥製剤)V1の中、10本のバイアル製剤(人血清
の凍結乾燥製剤)V1・・・については、順次、熟練し
た操作者が、従来の方法に従って、バイアル製剤(人血
清の凍結乾燥製剤)V1のバイアル容器3・・・の各々
の開口部3hを気密に密閉しているゴム栓部4を開け
て、ピペットにより、精製水を、1mlずつ、バイアル
容器3の各々内に添加して、バイアル容器3・・・の各
々内に収容されている乾燥凍結品(薬剤M)を溶解し
た。
結乾燥製剤)V1の中、10本のバイアル製剤(人血清
の凍結乾燥製剤)V1・・・については、順次、熟練し
た操作者が、従来の方法に従って、バイアル製剤(人血
清の凍結乾燥製剤)V1のバイアル容器3・・・の各々
の開口部3hを気密に密閉しているゴム栓部4を開け
て、ピペットにより、精製水を、1mlずつ、バイアル
容器3の各々内に添加して、バイアル容器3・・・の各
々内に収容されている乾燥凍結品(薬剤M)を溶解し
た。
【0207】また、10本の用時溶解型製剤用キット製
剤P1の各々については、図7に示すように、順次、バ
イアル製剤(人血清の凍結乾燥製剤)V1のバイアル容
器3に取り付けられているガイド部材6に対して、スパ
イク針付き容器収容部材8を、バイアル容器3の方向に
螺進させて、スパイク針付き容器7のスパイク針7b
を、バイアル容器3の開口部3hを気密に密閉している
ゴム栓部4を貫通させることで、スパイク針7bの先端
から、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に
収容されている精製水(溶解液L)をバイアル容器3内
に注入することで、バイアル容器3・・・の各々内に収
容されている乾燥凍結品(薬剤M)を溶解した。
剤P1の各々については、図7に示すように、順次、バ
イアル製剤(人血清の凍結乾燥製剤)V1のバイアル容
器3に取り付けられているガイド部材6に対して、スパ
イク針付き容器収容部材8を、バイアル容器3の方向に
螺進させて、スパイク針付き容器7のスパイク針7b
を、バイアル容器3の開口部3hを気密に密閉している
ゴム栓部4を貫通させることで、スパイク針7bの先端
から、スパイク針付き容器7の溶解液収容容器7a内に
収容されている精製水(溶解液L)をバイアル容器3内
に注入することで、バイアル容器3・・・の各々内に収
容されている乾燥凍結品(薬剤M)を溶解した。
【0208】その後、用事薬剤溶解器具5・・・をバイ
アル製剤V1・・・から取り外した。
アル製剤V1・・・から取り外した。
【0209】以上のようにして準備した、乾燥凍結品
(薬剤M)を精製水により溶解した、20本のバイアル
製剤V1・・・中の人血清中の総コレステロールを、総
コレステロール測定試薬デタミナーLTC II(協和
メデックス社製)と日立自動分析機7170型を用いて
分析した。
(薬剤M)を精製水により溶解した、20本のバイアル
製剤V1・・・中の人血清中の総コレステロールを、総
コレステロール測定試薬デタミナーLTC II(協和
メデックス社製)と日立自動分析機7170型を用いて
分析した。
【0210】従来の方法に従って、操作者がピペット操
作することで、乾燥凍結品(薬剤M)を精製水にて溶解
した10本のバイアル製剤V1・・・の総コレステロー
ルの平均値は、192.2mg/dlであり、CVは、
1.2%であった。
作することで、乾燥凍結品(薬剤M)を精製水にて溶解
した10本のバイアル製剤V1・・・の総コレステロー
ルの平均値は、192.2mg/dlであり、CVは、
1.2%であった。
【0211】これに対して、用時溶解型製剤用キット製
剤化し、用時薬剤溶解器具5により、乾燥凍結品(薬剤
M)を精製水にて溶解した10本のバイアル製剤V1・
・・の総コレステロールの平均値は、193.3mg/
dlであり、CVは、0.21%であった。
剤化し、用時薬剤溶解器具5により、乾燥凍結品(薬剤
M)を精製水にて溶解した10本のバイアル製剤V1・
・・の総コレステロールの平均値は、193.3mg/
dlであり、CVは、0.21%であった。
【0212】以上の結果より、用時溶解型製剤用キット
製剤P1を用いれば、従来の操作者がピペット操作する
方法に比べ、精製水(溶解液L)を、正確且つばらつき
無く、バイアル容器3内に注入できることが、明らかに
なった。 (発明の実施の形態2)図9は、本発明に係る用時溶解
型キット製剤用容器の他の一例を用いた用時溶解型キッ
ト製剤を概略的に説明する斜視図である。
製剤P1を用いれば、従来の操作者がピペット操作する
方法に比べ、精製水(溶解液L)を、正確且つばらつき
無く、バイアル容器3内に注入できることが、明らかに
なった。 (発明の実施の形態2)図9は、本発明に係る用時溶解
型キット製剤用容器の他の一例を用いた用時溶解型キッ
ト製剤を概略的に説明する斜視図である。
【0213】この用時溶解型キット製剤P11は、用時
溶解型キット製剤用容器11を用いている。
溶解型キット製剤用容器11を用いている。
【0214】用時溶解型キット製剤用容器11は、バイ
アル12と、用時薬剤溶解器具21とを備える。
アル12と、用時薬剤溶解器具21とを備える。
【0215】バイアル12は、薬剤収容容器(以下、
「バイアル容器」という。)13と、バイアル容器13
の開口部13hを気密に密封するために用いるゴム栓部
14と、アルミニウム等の金属で製された金属製キャッ
プ15とを備える。
「バイアル容器」という。)13と、バイアル容器13
の開口部13hを気密に密封するために用いるゴム栓部
14と、アルミニウム等の金属で製された金属製キャッ
プ15とを備える。
【0216】金属製キャップ15は、バイアル容器13
の開口部13hと、この開口部13hを密封しているゴ
ム栓部14とをともに覆うように、且つ、ゴム栓部14
がバイアル容器13から取り外されることを防ぐよう
に、ゴム栓部14とバイアル容器13との接続状態を保
持するように設けられている。
の開口部13hと、この開口部13hを密封しているゴ
ム栓部14とをともに覆うように、且つ、ゴム栓部14
がバイアル容器13から取り外されることを防ぐよう
に、ゴム栓部14とバイアル容器13との接続状態を保
持するように設けられている。
【0217】尚、この例では、金属製キャップ15が設
けられているバイアル12を示しているが、金属製キャ
ップ15は、バイアル12の必須の構成部材ではないこ
とを付記しておく。
けられているバイアル12を示しているが、金属製キャ
ップ15は、バイアル12の必須の構成部材ではないこ
とを付記しておく。
【0218】用時薬剤溶解器具21は、スパイク針付き
容器31と、ガイド部材41とを備える。
容器31と、ガイド部材41とを備える。
【0219】図10は、スパイク針付き容器31を概略
的に説明する説明図であり、図10(a)は、スパイク
針付き容器31を概略的に示す断面図であり、図10
(b)は、スパイク針付き容器31を、スパイク針31
bから、スパイク針31bを気密に覆う保護用キャップ
32を取り外した状態を概略的に示す側面図である。
的に説明する説明図であり、図10(a)は、スパイク
針付き容器31を概略的に示す断面図であり、図10
(b)は、スパイク針付き容器31を、スパイク針31
bから、スパイク針31bを気密に覆う保護用キャップ
32を取り外した状態を概略的に示す側面図である。
【0220】まず、スパイク針付き容器31の構成につ
いて説明する。
いて説明する。
【0221】スパイク針付き容器31は、溶解液収容容
器31aと、溶解液収容容器31aのスパイク針接続口
31hに気密に取り付けられたスパイク針31bと、ス
パイク針31bを気密に覆う保護用キャップ32とを備
える。
器31aと、溶解液収容容器31aのスパイク針接続口
31hに気密に取り付けられたスパイク針31bと、ス
パイク針31bを気密に覆う保護用キャップ32とを備
える。
【0222】この例では、保護用キャップ32として、
保護用キャップ32をスパイク針31bに被せた場合、
スパイク針31bの先端の針孔を気密に塞ぐことができ
るように、保護用キャップ32の先端にスパイク針収容
部(図10(a)に示すスパイク針収容部32a)を備
えるものを用いている。
保護用キャップ32をスパイク針31bに被せた場合、
スパイク針31bの先端の針孔を気密に塞ぐことができ
るように、保護用キャップ32の先端にスパイク針収容
部(図10(a)に示すスパイク針収容部32a)を備
えるものを用いている。
【0223】スパイク針31bは、スパイク針31bを
溶解液収容容器31aのスパイク針接続口31hに気密
に取り付けるための接合部材31cを備える。
溶解液収容容器31aのスパイク針接続口31hに気密
に取り付けるための接合部材31cを備える。
【0224】このスパイク針31bの接合部材31c
は、その外周に、挟持部31pと、挟持部31pを間に
挟むようにして離設するようにして設けられた、一対の
鍔体31fa、31fbとを備える。
は、その外周に、挟持部31pと、挟持部31pを間に
挟むようにして離設するようにして設けられた、一対の
鍔体31fa、31fbとを備える。
【0225】より詳しく説明すると、挟持部31pは、
ガイド部材(図9に示すガイド部材41)に設けられて
いる一対の把持部材(図9に示す一対の把持部材46
p、46p)により挟持されるようになっている。
ガイド部材(図9に示すガイド部材41)に設けられて
いる一対の把持部材(図9に示す一対の把持部材46
p、46p)により挟持されるようになっている。
【0226】また、一対の鍔体31fa、31fbは、
ガイド部材(図9に示すガイド部材41)に設けられて
いる、一対の把持部材(図9に示す一対の把持部材46
p、46p)の各々の厚さ程度離設するようにして設け
られている。
ガイド部材(図9に示すガイド部材41)に設けられて
いる、一対の把持部材(図9に示す一対の把持部材46
p、46p)の各々の厚さ程度離設するようにして設け
られている。
【0227】これにより、挟持部31pを、一対の把持
部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)によ
って挟持すると、一対の鍔体31fa、31fbと一対
の把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46
p)との協働により、スパイク針付き容器31が、ぐら
ぐらすることなく、ガイド部材(図9に示すガイド部材
41)に取り付けられるようになっている。
部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)によ
って挟持すると、一対の鍔体31fa、31fbと一対
の把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46
p)との協働により、スパイク針付き容器31が、ぐら
ぐらすることなく、ガイド部材(図9に示すガイド部材
41)に取り付けられるようになっている。
【0228】また、この例では、ガイド部材(図9に示
すガイド部材41)に、スパイク針付き容器31を取り
付けた際に、スパイク針31bの溶解液収容容器31a
との接合部材31cが、一対の把持部材(図9に示す一
対の把持部材46p、46p)の間に位置するようにす
るために、一対の鍔体31fa、31fbの中、スパイ
ク針31bに近い側に位置する一方の鍔体31faの直
径は、ガイド部材41の天板部43に設けられている開
口部42hの内径よりやや小さくされており、スパイク
針31bから遠い側に位置する他方の鍔体31fbの直
径は、ガイド部材41の天板部43に設けられている開
口部43hの直径よりやや大きくされている。
すガイド部材41)に、スパイク針付き容器31を取り
付けた際に、スパイク針31bの溶解液収容容器31a
との接合部材31cが、一対の把持部材(図9に示す一
対の把持部材46p、46p)の間に位置するようにす
るために、一対の鍔体31fa、31fbの中、スパイ
ク針31bに近い側に位置する一方の鍔体31faの直
径は、ガイド部材41の天板部43に設けられている開
口部42hの内径よりやや小さくされており、スパイク
針31bから遠い側に位置する他方の鍔体31fbの直
径は、ガイド部材41の天板部43に設けられている開
口部43hの直径よりやや大きくされている。
【0229】また、この例のように、ガイド部材41の
天板部43の上にケース体44が設けられている場合に
あっては、鍔体31fbの直径は、ケース体44の上面
に設けられている貫通孔44hの直径よりやや大きくす
る。
天板部43の上にケース体44が設けられている場合に
あっては、鍔体31fbの直径は、ケース体44の上面
に設けられている貫通孔44hの直径よりやや大きくす
る。
【0230】更に、この例では、ガイド部材(図9に示
すガイド部材41)に、スパイク針付き容器31を取り
付ける際に、ガイド部材(図9に示すガイド部材41)
の一対の操作片46、46を、敢えて、手指等でもっ
て、ガイド部材(図9に示すガイド部材41)の中心方
向に押し縮めて、一対の把持部材(図9に示す一対の把
持部材46p、46p)を押し広げなくても、一対の把
持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)の
上方から、スパイク針付き容器31のスパイク針31
b、又は、スパイク針31bが保護用キャップ32によ
り覆われている場合には、保護用キャップ32を、閉じ
た状態になっている一対の把持部材(図9に示す一対の
把持部材46p、46p)の隙間に挿入していくと、一
対の把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46
p)が、鍔体31faによって、勝手に開くように、鍔
体31faの外周側面を、スパイク針31bから溶解液
収容容器31a方向に、末広がりとなるように傾斜させ
ている。
すガイド部材41)に、スパイク針付き容器31を取り
付ける際に、ガイド部材(図9に示すガイド部材41)
の一対の操作片46、46を、敢えて、手指等でもっ
て、ガイド部材(図9に示すガイド部材41)の中心方
向に押し縮めて、一対の把持部材(図9に示す一対の把
持部材46p、46p)を押し広げなくても、一対の把
持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)の
上方から、スパイク針付き容器31のスパイク針31
b、又は、スパイク針31bが保護用キャップ32によ
り覆われている場合には、保護用キャップ32を、閉じ
た状態になっている一対の把持部材(図9に示す一対の
把持部材46p、46p)の隙間に挿入していくと、一
対の把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46
p)が、鍔体31faによって、勝手に開くように、鍔
体31faの外周側面を、スパイク針31bから溶解液
収容容器31a方向に、末広がりとなるように傾斜させ
ている。
【0231】スパイク針31bの針の材質は、金属製で
あることが好ましいが、ゴム栓部4を貫通することがで
きるものであれば、プラスチック製であっても、セラミ
ック製であってもよい。
あることが好ましいが、ゴム栓部4を貫通することがで
きるものであれば、プラスチック製であっても、セラミ
ック製であってもよい。
【0232】また、スパイク針31bの針の接続部材3
1cの材質は、成形の容易さや製造コストが安いこと等
を考慮した場合は、プラスチック製であることが好まし
い。
1cの材質は、成形の容易さや製造コストが安いこと等
を考慮した場合は、プラスチック製であることが好まし
い。
【0233】また、溶解液収容容器31aの材質は、成
形の容易さや製造コストが安いこと等を考慮した場合
は、プラスチック製であることが好ましい。
形の容易さや製造コストが安いこと等を考慮した場合
は、プラスチック製であることが好ましい。
【0234】より詳しく説明すると、スパイク針31b
の針の接続部材31c及び溶解液収容容器31aの材質
としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リブチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリイソ
プレン、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、または、これらの少なくとも2種の
成分を共重合させたコポリマー、又は、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリアミド、尿素樹脂、ポリウレタ
ン等のプラスチックを挙げることができる。
の針の接続部材31c及び溶解液収容容器31aの材質
としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リブチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリイソ
プレン、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、または、これらの少なくとも2種の
成分を共重合させたコポリマー、又は、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリアミド、尿素樹脂、ポリウレタ
ン等のプラスチックを挙げることができる。
【0235】次に、ガイド部材41の構成について説明
する。
する。
【0236】図11は、図9に示す用時溶解型キット製
剤用容器の構成部材である、ガイド部材の構成を概略的
に説明する分解斜視図である。ガイド部材41は、筒状
本体部42と、一対の操作片46、46とを備える。
剤用容器の構成部材である、ガイド部材の構成を概略的
に説明する分解斜視図である。ガイド部材41は、筒状
本体部42と、一対の操作片46、46とを備える。
【0237】尚、この例では、ガイド部材41として、
一対の操作片46、46と、カバー体44とを備えるも
のを用いている。
一対の操作片46、46と、カバー体44とを備えるも
のを用いている。
【0238】尚、ガイド部材41を構成する、筒状本体
部42、一対の操作片46、46、及び、カバー体44
の各々材質は、金属製であっても、プラスチック製であ
っても、セラミック製であってもよい。
部42、一対の操作片46、46、及び、カバー体44
の各々材質は、金属製であっても、プラスチック製であ
っても、セラミック製であってもよい。
【0239】しかしながら、筒状本体部42、一対の操
作片46、46、及び、カバー体44の各々の材質は、
成形の容易さや製造コストが安いこと等を考慮した場合
は、プラスチック製であることが好ましい。
作片46、46、及び、カバー体44の各々の材質は、
成形の容易さや製造コストが安いこと等を考慮した場合
は、プラスチック製であることが好ましい。
【0240】より詳しく説明すると、筒状本体部42、
一対の操作片46、46、及び、カバー体44の各々の
材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリブチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポ
リイソプレン、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、または、これらの少なくとも
2種の成分を共重合させたコポリマー、又は、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、尿素樹脂、ポリ
ウレタン等のプラスチックを挙げることができる。
一対の操作片46、46、及び、カバー体44の各々の
材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリブチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポ
リイソプレン、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、または、これらの少なくとも
2種の成分を共重合させたコポリマー、又は、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、尿素樹脂、ポリ
ウレタン等のプラスチックを挙げることができる。
【0241】筒状本体部42の内径は、薬剤収容容器3
の外径と概ね同じ大きさを有している。
の外径と概ね同じ大きさを有している。
【0242】ガイド部材41の筒状本体部42の内径
は、図9に示すように、ゴム栓部14の外径、又は、ゴ
ム栓部14に金属製キャップ15がかぶせられている場
合にあっては、金属製キャップ15の外径に等しいかや
や大きい内径を有する。
は、図9に示すように、ゴム栓部14の外径、又は、ゴ
ム栓部14に金属製キャップ15がかぶせられている場
合にあっては、金属製キャップ15の外径に等しいかや
や大きい内径を有する。
【0243】尚、この例では、バイアル12として、バ
イアル容器13の開口部(図17に示す開口部13h)
を気密に密封するゴム栓部14に更に金属製キャップ1
5がかぶせられたものを用いており、且つ、バイアル容
器13の最大外径が、金属製キャップ15の外径に比べ
て大きいものを用い、ガイド部材41として、筒状部4
2の内径が、金属製キャップ15の外径に比べて大き
く、且つ、バイアル容器13の最大外径に比べて小さい
ものを用いている。筒状本体部42は、天板部43を備
える。
イアル容器13の開口部(図17に示す開口部13h)
を気密に密封するゴム栓部14に更に金属製キャップ1
5がかぶせられたものを用いており、且つ、バイアル容
器13の最大外径が、金属製キャップ15の外径に比べ
て大きいものを用い、ガイド部材41として、筒状部4
2の内径が、金属製キャップ15の外径に比べて大き
く、且つ、バイアル容器13の最大外径に比べて小さい
ものを用いている。筒状本体部42は、天板部43を備
える。
【0244】天板部43は、開口部(貫通孔)43ha
を備える。
を備える。
【0245】この天板部43に設けられている開口部
(貫通孔)43haは、スパイク針付き溶解液収容容器
31のスパイク針31bの接続部材31cの外径に等し
いかこれよりやや大きくされている。
(貫通孔)43haは、スパイク針付き溶解液収容容器
31のスパイク針31bの接続部材31cの外径に等し
いかこれよりやや大きくされている。
【0246】より特定的に説明すると、この例では、ス
パイク針31bの接続部材31cとして、一対の鍔体3
1fa、31fbを用いているので、一対の鍔体31f
a、31fbの中、鍔体31faが、天板部43に設け
られている貫通孔43haを挿通できるように、天板部
43に設けられている開口部(貫通孔)43haの内径
を鍔体31faの外径に等しいかこれよりやや大きい大
きさにしている。
パイク針31bの接続部材31cとして、一対の鍔体3
1fa、31fbを用いているので、一対の鍔体31f
a、31fbの中、鍔体31faが、天板部43に設け
られている貫通孔43haを挿通できるように、天板部
43に設けられている開口部(貫通孔)43haの内径
を鍔体31faの外径に等しいかこれよりやや大きい大
きさにしている。
【0247】また、天板部43に設けられている開口部
(貫通孔)43haには、弾性体の付勢力によって常時
閉じた状態にされ、一対の操作片を互いに相手方向に押
し操作すれば、開いた状態になるようにされた一対の把
持部材46p、46pが設けられている。
(貫通孔)43haには、弾性体の付勢力によって常時
閉じた状態にされ、一対の操作片を互いに相手方向に押
し操作すれば、開いた状態になるようにされた一対の把
持部材46p、46pが設けられている。
【0248】また、天板部43は、カバー体44を取り
付けるために設けられた、一対の取り付け孔43hb、
43hbを備える。
付けるために設けられた、一対の取り付け孔43hb、
43hbを備える。
【0249】また、天板部43の上面には、一対の突起
物43p、43pが設けられている。
物43p、43pが設けられている。
【0250】一対の突起物43p、43pの各々の互い
に向き合う面側には、天板部43にカバー体44を取り
付ける際に、カバー体44に設けられている一対の垂れ
部44p、44pの各々を、天板部43に設けられてい
る一対の取り付け孔43hb、43hbの各々へ誘導す
る傾斜面43s、43sが設けられている。
に向き合う面側には、天板部43にカバー体44を取り
付ける際に、カバー体44に設けられている一対の垂れ
部44p、44pの各々を、天板部43に設けられてい
る一対の取り付け孔43hb、43hbの各々へ誘導す
る傾斜面43s、43sが設けられている。
【0251】また、この例では、天板部43に、カバー
体44を取り付けた際に、平面視した場合、サーキット
形状のカバー体44と組み合わされることで、全体が、
概ね円形状になるようにするために、一対の突起物43
p、43pの各々の外周側の面を、カバー体44の円弧
状部分の曲率と概ね同じ曲率を有する円弧状の面にして
いる。
体44を取り付けた際に、平面視した場合、サーキット
形状のカバー体44と組み合わされることで、全体が、
概ね円形状になるようにするために、一対の突起物43
p、43pの各々の外周側の面を、カバー体44の円弧
状部分の曲率と概ね同じ曲率を有する円弧状の面にして
いる。
【0252】尚、突起物43pの傾斜面43sが設けら
れている面と同じ側には、突起物43pを補強するため
のリブ43r、43rが設けられている。
れている面と同じ側には、突起物43pを補強するため
のリブ43r、43rが設けられている。
【0253】尚、図11では、一対の突起物43p、4
3pの中の一方の突起物43pには、傾斜面43s及び
リブ43r、43rが図示されており、他方の突起物4
3pには、傾斜面43s及びリブ43r、43rが図示
されていないが、他方の突起物43pも、一方の突起物
43pと同じ形状にされている。
3pの中の一方の突起物43pには、傾斜面43s及び
リブ43r、43rが図示されており、他方の突起物4
3pには、傾斜面43s及びリブ43r、43rが図示
されていないが、他方の突起物43pも、一方の突起物
43pと同じ形状にされている。
【0254】次に、カバー体44の形状について説明す
る。
る。
【0255】図12は、カバー体44を概略的に説明す
る図であり、図12(a)は、カバー体44を概略的に
説明する平面図であり、図12(b)は、図11中、カ
バー体44をX方向に見た状態を概略的に説明する正面
図であり、図12(c)は、図11中、カバー体44を
Y方向に見た状態を概略的に説明する側面図であり、図
12(d)は、カバー体44を概略的に説明する裏面図
であり、また、図12(e)は、図12(a)中、XI
I−XII線に従う概略的な断面図である。まず、カバ
ー体44の形状・構造について説明する。
る図であり、図12(a)は、カバー体44を概略的に
説明する平面図であり、図12(b)は、図11中、カ
バー体44をX方向に見た状態を概略的に説明する正面
図であり、図12(c)は、図11中、カバー体44を
Y方向に見た状態を概略的に説明する側面図であり、図
12(d)は、カバー体44を概略的に説明する裏面図
であり、また、図12(e)は、図12(a)中、XI
I−XII線に従う概略的な断面図である。まず、カバ
ー体44の形状・構造について説明する。
【0256】カバー体44は、天板部43の上に取り付
けられるようになっている。
けられるようになっている。
【0257】より詳しく説明すると、この例では、カバ
ー体44は、その中央に貫通孔44hを有する。
ー体44は、その中央に貫通孔44hを有する。
【0258】カバー体44の中央に設けられている貫通
孔44hの外周には、鍔体44f、44fが設けられて
いる。
孔44hの外周には、鍔体44f、44fが設けられて
いる。
【0259】貫通孔44hの直径D44hは、スパイク
針付き容器31に設けられている鍔体31faの直径に
等しいかこれよりやや大きくされており、且つ、スパイ
ク針付き容器31に設けられている鍔体31fbの直径
よりやや小さくされている。
針付き容器31に設けられている鍔体31faの直径に
等しいかこれよりやや大きくされており、且つ、スパイ
ク針付き容器31に設けられている鍔体31fbの直径
よりやや小さくされている。
【0260】尚、この例では、カバー体44の貫通孔4
4hの外周に設けられている鍔体44fは、カバー体4
4の表面から少し窪んだ位置に設けられている。鍔体4
4fは、スパイク針付き容器31に設けられている鍔体
31fbの鍔受けとして機能する部材である。
4hの外周に設けられている鍔体44fは、カバー体4
4の表面から少し窪んだ位置に設けられている。鍔体4
4fは、スパイク針付き容器31に設けられている鍔体
31fbの鍔受けとして機能する部材である。
【0261】即ち、鍔体44fの外径は、スパイク針付
き容器31に設けられている鍔体31fbの直径に等し
いかこれよりやや小さくされており、スパイク針付き容
器31のスパイク針31bを、カバー体44の貫通孔4
4hの上方から下方に貫通孔44h内に挿入すると、鍔
体31fbが鍔体44fに当接し、鍔体31fbが鍔体
44fに当接した後は、スパイク針付き容器31のスパ
イク針31bの貫通孔44hの挿入動作ができないよう
にされている。
き容器31に設けられている鍔体31fbの直径に等し
いかこれよりやや小さくされており、スパイク針付き容
器31のスパイク針31bを、カバー体44の貫通孔4
4hの上方から下方に貫通孔44h内に挿入すると、鍔
体31fbが鍔体44fに当接し、鍔体31fbが鍔体
44fに当接した後は、スパイク針付き容器31のスパ
イク針31bの貫通孔44hの挿入動作ができないよう
にされている。
【0262】また、カバー体44は、対向配置されてい
る一対の辺の各々に垂れ部44p、44pを有する。一
対の垂れ部44p、44pの間隔は、筒状本体部42の
天板部43に設けられている、一対の取り付け孔43h
b、43hbの間隔に概ね等しくされているか、それよ
りやや広くされている。
る一対の辺の各々に垂れ部44p、44pを有する。一
対の垂れ部44p、44pの間隔は、筒状本体部42の
天板部43に設けられている、一対の取り付け孔43h
b、43hbの間隔に概ね等しくされているか、それよ
りやや広くされている。
【0263】また、一対の垂れ部44p、44pの各々
は、その下端に、爪部44n、44nを有する。
は、その下端に、爪部44n、44nを有する。
【0264】この例では、爪部44n、44nの各々
は、垂れ部44p、44pの各々の外方に突出するよう
に設けられている。
は、垂れ部44p、44pの各々の外方に突出するよう
に設けられている。
【0265】また、一対の垂れ部44p、44pの各々
の裏面には、ガイド部材41を組み立てた後において、
一対の操作片46、46が、天板部43と、カバー体4
4との間から抜け落ちを防ぐため、並びに、一対の操作
片46、46を、天板部43の中央に設けられている開
口部44hの方向、又は、これとは逆に天板部43の外
方向にスムーズに移動するようにするために、抜落ち兼
ガイド突起44cが設けられている。
の裏面には、ガイド部材41を組み立てた後において、
一対の操作片46、46が、天板部43と、カバー体4
4との間から抜け落ちを防ぐため、並びに、一対の操作
片46、46を、天板部43の中央に設けられている開
口部44hの方向、又は、これとは逆に天板部43の外
方向にスムーズに移動するようにするために、抜落ち兼
ガイド突起44cが設けられている。
【0266】一対の垂れ部44p、44pの中、一方の
垂れ部44pの裏面に設けられている抜落ち防止兼ガイ
ド突起44cと、他方の垂れ部44pの裏面に設けられ
ている抜落ち兼ガイド突起44cとの間の間隔(図12
(c)中に示す間隔(D(44p−44p))は、一対
の操作片46、46の各々に設けられている、一方の抜
落ち防止兼ガイド凹部46cと、他方の抜落ち防止兼ガ
イド凹部46cとの間の間の間隔(図13(a)中に示
す間隔(D(44c−44c))と等しいか概ね等しく
されている。
垂れ部44pの裏面に設けられている抜落ち防止兼ガイ
ド突起44cと、他方の垂れ部44pの裏面に設けられ
ている抜落ち兼ガイド突起44cとの間の間隔(図12
(c)中に示す間隔(D(44p−44p))は、一対
の操作片46、46の各々に設けられている、一方の抜
落ち防止兼ガイド凹部46cと、他方の抜落ち防止兼ガ
イド凹部46cとの間の間の間隔(図13(a)中に示
す間隔(D(44c−44c))と等しいか概ね等しく
されている。
【0267】カバー体44を筒状本体部42の天板部4
3に取り付ける際には、カバー体44を、その一対の垂
れ部44p、44pの各々の先端に設けられている爪部
44n、44nの各々が下方に位置するようにして、天
板部43の上方向から天板部43方向へ押し込むように
する。
3に取り付ける際には、カバー体44を、その一対の垂
れ部44p、44pの各々の先端に設けられている爪部
44n、44nの各々が下方に位置するようにして、天
板部43の上方向から天板部43方向へ押し込むように
する。
【0268】すると、垂れ部44p、44pの各々が、
一対の突起物43p、43pの各々の互いに向き合う面
側に設けられている傾斜面43s、43sによってガイ
ドされることで、天板部43に設けられている、一対の
貫通孔43hb、43hbの各々内へと挿入され、垂れ
部44p、44pの各々の先端に設けられている爪部4
4n、44nが、天板部43の裏面と係止する。
一対の突起物43p、43pの各々の互いに向き合う面
側に設けられている傾斜面43s、43sによってガイ
ドされることで、天板部43に設けられている、一対の
貫通孔43hb、43hbの各々内へと挿入され、垂れ
部44p、44pの各々の先端に設けられている爪部4
4n、44nが、天板部43の裏面と係止する。
【0269】この例では、爪部44n、44nの各々
を、一対の貫通孔43hb、43hbに挿通させ、爪部
44n、44nを天板部43の裏面に係止させた状態に
した際に、カバー体44の裏面と天板部43の上面との
間の間隔が、操作片46と操作片46とを重ねあわせた
状態における、一対の操作片46、46の厚みと概ね同
じ長さにされている。
を、一対の貫通孔43hb、43hbに挿通させ、爪部
44n、44nを天板部43の裏面に係止させた状態に
した際に、カバー体44の裏面と天板部43の上面との
間の間隔が、操作片46と操作片46とを重ねあわせた
状態における、一対の操作片46、46の厚みと概ね同
じ長さにされている。
【0270】次に、一対の操作片46、46の形状・構
造について説明する。
造について説明する。
【0271】図13は、図12に示す一対の操作片4
6、46の各々の形状・構造を概略的に説明する図であ
り、図13(a)は、操作片46を概略的に説明する平
面図であり、図13(b)は、操作片46を概略的に説
明する正面図であり、図13(c)は、図13(a)
中、操作片46をZ方向に見た状態を概略的に説明する
側面図であり、図13(d)は、カバー体44を概略的
に説明する裏面図であり、また、図13(e)は、図1
3(a)中、XIII−XIII線に従う概略的な断面
図である。
6、46の各々の形状・構造を概略的に説明する図であ
り、図13(a)は、操作片46を概略的に説明する平
面図であり、図13(b)は、操作片46を概略的に説
明する正面図であり、図13(c)は、図13(a)
中、操作片46をZ方向に見た状態を概略的に説明する
側面図であり、図13(d)は、カバー体44を概略的
に説明する裏面図であり、また、図13(e)は、図1
3(a)中、XIII−XIII線に従う概略的な断面
図である。
【0272】操作片46は、把持部材46pと、一対の
弾性体46e、46eとを備える。
弾性体46e、46eとを備える。
【0273】また、操作片46は、貫通孔46hを備え
る。
る。
【0274】把持部材46pは、円の一部を切り取った
円弧状になっており、操作片46の一方の表面S46a
の上方に起立するように設けられている。
円弧状になっており、操作片46の一方の表面S46a
の上方に起立するように設けられている。
【0275】また、把持部材46pの内表面S46pの
曲率は、スパイク針付き容器(図9に示すスパイク針付
き容器31の接合部材31cの挟持部31pの外表面の
曲率と等しいか概ね等しくされている。
曲率は、スパイク針付き容器(図9に示すスパイク針付
き容器31の接合部材31cの挟持部31pの外表面の
曲率と等しいか概ね等しくされている。
【0276】また、把持部材46pの高さは、挟持部3
1pの高さと等しいか概ね等しくされている。
1pの高さと等しいか概ね等しくされている。
【0277】また、操作片46の一方の表面S46aに
は、その上方に起立するように、もう一方の操作片46
に設けられている一対の弾性体46e、46eを受ける
受け部材(段差壁)46dが設けられている。この受け
部材(段差壁)46dは、平面視した場合、凹状に窪ん
だ円弧状になっている。操作片46の一対の弾性体46
e、46eが設けられている側と反対側には、手指等
で、操作片46を押し操作しやすくするための肉厚部4
6qが、操作片46の一方の表面S46aと他方の表面
S46bとの双方に張り出すように設けられている。
は、その上方に起立するように、もう一方の操作片46
に設けられている一対の弾性体46e、46eを受ける
受け部材(段差壁)46dが設けられている。この受け
部材(段差壁)46dは、平面視した場合、凹状に窪ん
だ円弧状になっている。操作片46の一対の弾性体46
e、46eが設けられている側と反対側には、手指等
で、操作片46を押し操作しやすくするための肉厚部4
6qが、操作片46の一方の表面S46aと他方の表面
S46bとの双方に張り出すように設けられている。
【0278】また、操作片46の肉厚部46qに隣り合
う、対向する2つの辺の各々には、抜落ち防止兼ガイド
凹部46cが設けられている。
う、対向する2つの辺の各々には、抜落ち防止兼ガイド
凹部46cが設けられている。
【0279】また、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46
c、46cは、対向配置されている。
c、46cは、対向配置されている。
【0280】また、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46
c、46cの各々は、同じ形状をしている。
c、46cの各々は、同じ形状をしている。
【0281】また、操作片46の一対の抜落ち防止兼ガ
イド凹部46c、46cの各々は、一対の弾性体46
e、46eが設けられている側から所定の間隔を隔てた
位置から、操作片46の中心線方向に中心線に対して概
ね直交方向に切り込まれるように設けられた第1の側壁
と、第1の側壁の操作片46の中心線に近い側の先端か
ら操作片46の中心線に平行になるように、一対の弾性
体46e、46eが設けられている側から肉厚部46q
方向に設けられた底面壁と、底面壁の肉厚部46qに近
い側の先端から操作片46の中心線から辺方向に設けら
れた第2の側壁とにより構成されており、第1の側壁、
底面壁及び第2の側壁とにより、図13(a)に示すよ
うに、平面視した場合、コ字形状にされている。
イド凹部46c、46cの各々は、一対の弾性体46
e、46eが設けられている側から所定の間隔を隔てた
位置から、操作片46の中心線方向に中心線に対して概
ね直交方向に切り込まれるように設けられた第1の側壁
と、第1の側壁の操作片46の中心線に近い側の先端か
ら操作片46の中心線に平行になるように、一対の弾性
体46e、46eが設けられている側から肉厚部46q
方向に設けられた底面壁と、底面壁の肉厚部46qに近
い側の先端から操作片46の中心線から辺方向に設けら
れた第2の側壁とにより構成されており、第1の側壁、
底面壁及び第2の側壁とにより、図13(a)に示すよ
うに、平面視した場合、コ字形状にされている。
【0282】一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、4
6cの間の間隔(図13(a)に示す間隔D(46c−
46c))は、上述したように、一対の垂れ部44p、
44pの中、一方の垂れ部44pの裏面に設けられてい
る抜落ち防止兼ガイド突起44cと、他方の垂れ部44
pの裏面に設けられている抜落ち兼ガイド突起44cと
の間の間隔(図12(c)中に示す間隔D(44p−4
4p))に等しいか概ね等しくされている。
6cの間の間隔(図13(a)に示す間隔D(46c−
46c))は、上述したように、一対の垂れ部44p、
44pの中、一方の垂れ部44pの裏面に設けられてい
る抜落ち防止兼ガイド突起44cと、他方の垂れ部44
pの裏面に設けられている抜落ち兼ガイド突起44cと
の間の間隔(図12(c)中に示す間隔D(44p−4
4p))に等しいか概ね等しくされている。
【0283】また、操作片46の一対の抜落ち防止兼ガ
イド凹部46c、46cの各々の底面壁の長さは、カバ
ー体44に設けられている一対の抜落ち兼ガイド突起4
4c、44cの各々の幅よりやや長くされており、操作
片46の一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46c
に、カバー体44に設けられている一対の抜落ち兼ガイ
ド突起44c、44cの各々を嵌め合わせた後には、操
作片46を、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、4
6cの各々の第1の側壁から第2の側壁までの間、一対
の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの各々を一対
の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの各々の底面
壁に摺動させた状態で、移動することができるようにさ
れている。
イド凹部46c、46cの各々の底面壁の長さは、カバ
ー体44に設けられている一対の抜落ち兼ガイド突起4
4c、44cの各々の幅よりやや長くされており、操作
片46の一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46c
に、カバー体44に設けられている一対の抜落ち兼ガイ
ド突起44c、44cの各々を嵌め合わせた後には、操
作片46を、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、4
6cの各々の第1の側壁から第2の側壁までの間、一対
の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの各々を一対
の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの各々の底面
壁に摺動させた状態で、移動することができるようにさ
れている。
【0284】また、操作片46の一対の弾性体46e、
46eの各々の形状は、図13(a)に示すように、互
いに近接するように湾曲した形状になっている。
46eの各々の形状は、図13(a)に示すように、互
いに近接するように湾曲した形状になっている。
【0285】また、一対の弾性体46e、46eの各々
の先端は、丸みを帯びた形状になっている。尚、一対の
弾性体46e、46eの各々の先端を丸くしているの
は、一対の操作片46、46の中、一方の操作片46に
設けられている一対の弾性体46e、46eの各々の先
端を、他方の操作片46に設けられている受け部材(段
差壁)46dに当接させた状態にした際に、一方の操作
片46に設けられている一対の弾性体46e、46eの
各々の先端が、凹状に窪んだ円弧状になっている受け部
材(段差壁)46dの形状に従って弾性変形し、一対の
弾性体46e、46eが互いに近接したり、また、元の
単に当接しているに過ぎない状態になったりし易くする
ためである。
の先端は、丸みを帯びた形状になっている。尚、一対の
弾性体46e、46eの各々の先端を丸くしているの
は、一対の操作片46、46の中、一方の操作片46に
設けられている一対の弾性体46e、46eの各々の先
端を、他方の操作片46に設けられている受け部材(段
差壁)46dに当接させた状態にした際に、一方の操作
片46に設けられている一対の弾性体46e、46eの
各々の先端が、凹状に窪んだ円弧状になっている受け部
材(段差壁)46dの形状に従って弾性変形し、一対の
弾性体46e、46eが互いに近接したり、また、元の
単に当接しているに過ぎない状態になったりし易くする
ためである。
【0286】また、操作片46の一対の弾性体46e、
46eの各々の先端から一対の抜落ち防止兼ガイド凹部
46c、46cの各々の第1の側壁までの距離(図13
(b)に示す距離L1)は、操作片46の一対の弾性体
46e、46eの各々の先端から凹状に窪んだ円弧状に
なっている受け部材(段差壁)46dの一対の端部まで
の距離(図13(b)に示す距離L2)より長く、且
つ、操作片46の一対の弾性体46e、46eの各々の
先端から凹状に窪んだ円弧状になっている受け部材(段
差壁)46dの最深部までの距離(図13(b)に示す
距離L3)に比べて短くされている(L2<L1<L
3)。
46eの各々の先端から一対の抜落ち防止兼ガイド凹部
46c、46cの各々の第1の側壁までの距離(図13
(b)に示す距離L1)は、操作片46の一対の弾性体
46e、46eの各々の先端から凹状に窪んだ円弧状に
なっている受け部材(段差壁)46dの一対の端部まで
の距離(図13(b)に示す距離L2)より長く、且
つ、操作片46の一対の弾性体46e、46eの各々の
先端から凹状に窪んだ円弧状になっている受け部材(段
差壁)46dの最深部までの距離(図13(b)に示す
距離L3)に比べて短くされている(L2<L1<L
3)。
【0287】次に、ガイド部材41を組み立てる工程に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0288】まず、ガイド部材41の天板部43の上
に、一対の操作片46、46を重ね合わせた状態で位置
する。
に、一対の操作片46、46を重ね合わせた状態で位置
する。
【0289】このとき、一対の操作片46、46は、一
対の操作片46、46の中、下側に位置する一方の操作
片46を、その一方の表面S46aが上向きになるよう
にし、上側に位置する他方の操作片46を、その他方の
表面S46bが上向きになるように配置する。
対の操作片46、46の中、下側に位置する一方の操作
片46を、その一方の表面S46aが上向きになるよう
にし、上側に位置する他方の操作片46を、その他方の
表面S46bが上向きになるように配置する。
【0290】次に、下側に位置する一方の操作片46の
把持部材46pが、上側に位置する他方の操作片46に
設けられている貫通孔46h内に挿通し、且つ、下側に
位置する一方の操作片46の一対の弾性体46e、46
eの各々先端が、上側に位置する他方の操作片46の一
方の表面S46aに設けられている受け部材(段差壁)
46dに当接するようにする。
把持部材46pが、上側に位置する他方の操作片46に
設けられている貫通孔46h内に挿通し、且つ、下側に
位置する一方の操作片46の一対の弾性体46e、46
eの各々先端が、上側に位置する他方の操作片46の一
方の表面S46aに設けられている受け部材(段差壁)
46dに当接するようにする。
【0291】且つ、上側に位置する他方の操作片46の
把持部材46pが、下側に位置する一方の操作片46に
設けられている貫通孔46h内に挿通し、且つ、上側に
位置する他方の操作片46の一対の弾性体46e、46
eの各々先端が、下側に位置する一方の操作片46の一
方の表面S46aに設けられている受け部材(段差壁)
46dに当接するようにする。
把持部材46pが、下側に位置する一方の操作片46に
設けられている貫通孔46h内に挿通し、且つ、上側に
位置する他方の操作片46の一対の弾性体46e、46
eの各々先端が、下側に位置する一方の操作片46の一
方の表面S46aに設けられている受け部材(段差壁)
46dに当接するようにする。
【0292】次に、以上のようにして重ね合わせた一対
の操作片46、46の中、上側に位置する他方の操作片
46に設けられている、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部
46c、46cの各々を、天板部43に設けられている
傾斜面43s、43sの各々に嵌め合わせる。
の操作片46、46の中、上側に位置する他方の操作片
46に設けられている、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部
46c、46cの各々を、天板部43に設けられている
傾斜面43s、43sの各々に嵌め合わせる。
【0293】次に、天板部43の上に、上下に重ね合わ
された一対の操作片46、46を覆うように、カバー体
44を、一対の垂れ部44p、44pが下方に位置する
ように配置し、その後、カバー体44を天板部43方向
に押し込む。
された一対の操作片46、46を覆うように、カバー体
44を、一対の垂れ部44p、44pが下方に位置する
ように配置し、その後、カバー体44を天板部43方向
に押し込む。
【0294】このとき、重ね合わせた一対の操作片4
6、46の中、上側に位置する他方の操作片46に設け
られている、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、4
6cの各々を、カバー体44の一対の垂れ部44p、4
4pの各々の裏面に設けられている抜落ち兼ガイド突起
44cに嵌め合わせる。
6、46の中、上側に位置する他方の操作片46に設け
られている、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、4
6cの各々を、カバー体44の一対の垂れ部44p、4
4pの各々の裏面に設けられている抜落ち兼ガイド突起
44cに嵌め合わせる。
【0295】また、重ね合わせた一対の操作片46、4
6の中、下側に位置する一方の操作片46に設けられて
いる、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの
各々を、カバー体44の一対の垂れ部44p、44pの
各々の裏面に設けられている抜落ち兼ガイド突起44c
に嵌め合わせる。
6の中、下側に位置する一方の操作片46に設けられて
いる、一対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの
各々を、カバー体44の一対の垂れ部44p、44pの
各々の裏面に設けられている抜落ち兼ガイド突起44c
に嵌め合わせる。
【0296】このようにして、カバー体44を天板部4
3方向に押し込むと、カバー体44の一対の垂れ部44
p、44pの各々が、一対の突起物43p、43pの傾
斜面43s、43sの各々によって、天板部43に設け
られている一対の取り付け孔43hb、43hbの各々
へ誘導され、一対の取り付け孔43hb、43hbを貫
通した時点で、一対の垂れ部44p、44pの各々の先
端に設けられている爪部44n、44nが、天板部43
の裏面に係止されることで、ガイド部材41が組み立て
られる。
3方向に押し込むと、カバー体44の一対の垂れ部44
p、44pの各々が、一対の突起物43p、43pの傾
斜面43s、43sの各々によって、天板部43に設け
られている一対の取り付け孔43hb、43hbの各々
へ誘導され、一対の取り付け孔43hb、43hbを貫
通した時点で、一対の垂れ部44p、44pの各々の先
端に設けられている爪部44n、44nが、天板部43
の裏面に係止されることで、ガイド部材41が組み立て
られる。
【0297】図14は、以上のようにして組み立てられ
たガイド部材41を概略的に示す分解断面図である。
たガイド部材41を概略的に示す分解断面図である。
【0298】また、図15及び図16は、以上のように
して組み立てられたガイド部材41の動作を概略的に示
す説明図である。
して組み立てられたガイド部材41の動作を概略的に示
す説明図である。
【0299】より詳しく説明すると、図15は、一対の
操作片46、46が押し操作されていない状態を概略的
に示す図であり、図15(a)は、一対の操作片46、
46が押し操作されていない状態を概略的に示す平面図
であり、また、図15(b)は、一対の操作片46、4
6が押し操作されていない状態を概略的に示す断面図で
ある。
操作片46、46が押し操作されていない状態を概略的
に示す図であり、図15(a)は、一対の操作片46、
46が押し操作されていない状態を概略的に示す平面図
であり、また、図15(b)は、一対の操作片46、4
6が押し操作されていない状態を概略的に示す断面図で
ある。
【0300】また、図16は、一対の操作片46、46
が押し操作されている状態を概略的に示す図であり、図
16(a)は、一対の操作片46、46が押し操作され
ている状態を概略的に示す平面図であり、また、図16
(b)は、一対の操作片46、46が押し操作されてい
る状態を概略的に示す断面図である。
が押し操作されている状態を概略的に示す図であり、図
16(a)は、一対の操作片46、46が押し操作され
ている状態を概略的に示す平面図であり、また、図16
(b)は、一対の操作片46、46が押し操作されてい
る状態を概略的に示す断面図である。
【0301】尚、図15(a)及び図16(a)の各々
の図では、図面の理解を容易とするために、カバー体4
4を一点鎖線で示している。
の図では、図面の理解を容易とするために、カバー体4
4を一点鎖線で示している。
【0302】まず、一対の操作片46、46が押し操作
されていない状態の場合について説明する。一対の操作
片46、46が押し操作されていない状態の場合には、
図15(a)及び図15(b)に図示するように、一方
の操作片46に設けられている一対の弾性体46e、4
6eは、一対の弾性体46e、46eの各々の先端が、
他方の一方の操作片46の一方の表面S46aに設けら
れている受け部材(段差壁)46dに当接している。
されていない状態の場合について説明する。一対の操作
片46、46が押し操作されていない状態の場合には、
図15(a)及び図15(b)に図示するように、一方
の操作片46に設けられている一対の弾性体46e、4
6eは、一対の弾性体46e、46eの各々の先端が、
他方の一方の操作片46の一方の表面S46aに設けら
れている受け部材(段差壁)46dに当接している。
【0303】また、図15(a)及び図15(b)に図
示するように、他方の操作片46に設けられている一対
の弾性体46e、46eは、一対の弾性体46e、46
eの各々の先端が、一方の操作片46の一方の表面S4
6aに設けられている受け部材(段差壁)46dに当接
している。
示するように、他方の操作片46に設けられている一対
の弾性体46e、46eは、一対の弾性体46e、46
eの各々の先端が、一方の操作片46の一方の表面S4
6aに設けられている受け部材(段差壁)46dに当接
している。
【0304】且つ、この状態においては、一方の操作片
46に設けられている把持部材46pと、他方の操作片
46に設けられている把持部材46pとが、当接してい
る。
46に設けられている把持部材46pと、他方の操作片
46に設けられている把持部材46pとが、当接してい
る。
【0305】この状態において、一方の操作片46に設
けられている把持部材46pは、一方の操作片46に設
けられている一対の弾性体46e、46eの付勢力によ
って、他方の操作片46に設けられている把持部材46
pに押し付けられている。
けられている把持部材46pは、一方の操作片46に設
けられている一対の弾性体46e、46eの付勢力によ
って、他方の操作片46に設けられている把持部材46
pに押し付けられている。
【0306】且つ、他方の操作片46に設けられている
把持部材46pは、他方の操作片46に設けられている
一対の弾性体46e、46eの付勢力によって、一方の
操作片46に設けられている把持部材46pに押し付け
られている。
把持部材46pは、他方の操作片46に設けられている
一対の弾性体46e、46eの付勢力によって、一方の
操作片46に設けられている把持部材46pに押し付け
られている。
【0307】即ち、この状態においては、一対の把持部
材46p、46pは、閉じた状態になっているため、把
持部材46p、46pの間に、スパイク針31bの接合
部材31cの挟持部31pが位置すると、挟持部31p
は、一方の操作片46に設けられている一対の弾性体4
6e、46eの付勢力と、他方の操作片46に設けられ
ている一対の弾性体46e、46eの付勢力とによって
しっかりと挟持されることになる。
材46p、46pは、閉じた状態になっているため、把
持部材46p、46pの間に、スパイク針31bの接合
部材31cの挟持部31pが位置すると、挟持部31p
は、一方の操作片46に設けられている一対の弾性体4
6e、46eの付勢力と、他方の操作片46に設けられ
ている一対の弾性体46e、46eの付勢力とによって
しっかりと挟持されることになる。
【0308】次に、一対の操作片46、46が押し操作
されている状態の場合(図16(a)中に示されている
2本の黒矢印は、一対の操作片46、46が押し操作さ
れる方向を示している。)について説明する。一対の操
作片46、46が押し操作されている状態の場合には、
図16(a)及び図16(b)に図示するように、一方
の操作片46は、一方の操作片46に設けられている一
対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの底面壁の
各々が、カバー体44に設けられている一対の抜落ち兼
ガイド突起44c、44cに摺動しながら、天板部43
の中心方向に移動する。この時、一方の操作片46に設
けられている一対の弾性体46e、46eの各々は、弾
性変形し、その先端を、受け部材(段差壁)46dに摺
動させながら、受け部材(段差壁)46dの最深部方向
へ移動する。
されている状態の場合(図16(a)中に示されている
2本の黒矢印は、一対の操作片46、46が押し操作さ
れる方向を示している。)について説明する。一対の操
作片46、46が押し操作されている状態の場合には、
図16(a)及び図16(b)に図示するように、一方
の操作片46は、一方の操作片46に設けられている一
対の抜落ち防止兼ガイド凹部46c、46cの底面壁の
各々が、カバー体44に設けられている一対の抜落ち兼
ガイド突起44c、44cに摺動しながら、天板部43
の中心方向に移動する。この時、一方の操作片46に設
けられている一対の弾性体46e、46eの各々は、弾
性変形し、その先端を、受け部材(段差壁)46dに摺
動させながら、受け部材(段差壁)46dの最深部方向
へ移動する。
【0309】同様に、他方の操作片46は、他方の操作
片46に設けられている一対の抜落ち防止兼ガイド凹部
46c、46cの底面壁の各々が、カバー体44に設け
られている一対の抜落ち兼ガイド突起44c、44cに
摺動しながら、天板部43の中心方向に移動する。この
時、他方の操作片46に設けられている一対の弾性体4
6e、46eの各々は、弾性変形し、その先端を、受け
部材(段差壁)46dに摺動させながら、受け部材(段
差壁)46dの最深部方向へ移動する。
片46に設けられている一対の抜落ち防止兼ガイド凹部
46c、46cの底面壁の各々が、カバー体44に設け
られている一対の抜落ち兼ガイド突起44c、44cに
摺動しながら、天板部43の中心方向に移動する。この
時、他方の操作片46に設けられている一対の弾性体4
6e、46eの各々は、弾性変形し、その先端を、受け
部材(段差壁)46dに摺動させながら、受け部材(段
差壁)46dの最深部方向へ移動する。
【0310】これにより、一対の操作片46、46を手
指等により互いに近接する方向に押し縮めるという操作
をすれば、一対の操作片46、46の各々に設けられて
いる把持部材46p、46pの各々を閉じた状態から開
いた状態にすることができる。
指等により互いに近接する方向に押し縮めるという操作
をすれば、一対の操作片46、46の各々に設けられて
いる把持部材46p、46pの各々を閉じた状態から開
いた状態にすることができる。
【0311】また、一対の操作片46、46から手指等
を離すと、一方の操作片46は、一方の操作片46に設
けられている一対の弾性体46e、46eの復元力によ
り、図15(a)及び図15(b)に示した状態に戻ろ
うとし、また、他方の操作片46は、一方の操作片46
に設けられている一対の弾性体46e、46eの復元力
により、図15(a)及び図15(b)に示した状態に
戻ろうとするので、一方の操作片46の把持部材46p
と、他方の操作片46の把持部材46pとが、当接した
状態(即ち、常時、閉じた状態)に維持される。次に、
ガイド部材(図9に示すガイド部材41)の他の構成に
ついて説明する。
を離すと、一方の操作片46は、一方の操作片46に設
けられている一対の弾性体46e、46eの復元力によ
り、図15(a)及び図15(b)に示した状態に戻ろ
うとし、また、他方の操作片46は、一方の操作片46
に設けられている一対の弾性体46e、46eの復元力
により、図15(a)及び図15(b)に示した状態に
戻ろうとするので、一方の操作片46の把持部材46p
と、他方の操作片46の把持部材46pとが、当接した
状態(即ち、常時、閉じた状態)に維持される。次に、
ガイド部材(図9に示すガイド部材41)の他の構成に
ついて説明する。
【0312】ガイド部材(図9に示すガイド部材41)
は、筒状本体部42の天板部43が設けられている側と
反対側の開口部41hの外周面に、筒状部42の外方に
張り出すように鍔体42fを備える。
は、筒状本体部42の天板部43が設けられている側と
反対側の開口部41hの外周面に、筒状部42の外方に
張り出すように鍔体42fを備える。
【0313】この鍔体42fは、スパイク針付き容器3
1を取り付けたガイド部材41を、バイアル12のゴム
栓部14に嵌め込んだ後、バイアル12の方向にガイド
部材41を押し込んで、スパイク針付き容器31のスパ
イク針(図10に示すスパイク針31b)を、バイアル
容器13の開口部13hを気密に密封しているゴム栓部
14を貫通させて、スパイク針付き容器31の溶解液収
容容器31a内に収容されている溶解液をバイアル容器
13内に注入する際に、指手等でもって、ガイド部材4
1をバイアル12の方向に押し下げるのを容易とするた
めに設けられている部材である。
1を取り付けたガイド部材41を、バイアル12のゴム
栓部14に嵌め込んだ後、バイアル12の方向にガイド
部材41を押し込んで、スパイク針付き容器31のスパ
イク針(図10に示すスパイク針31b)を、バイアル
容器13の開口部13hを気密に密封しているゴム栓部
14を貫通させて、スパイク針付き容器31の溶解液収
容容器31a内に収容されている溶解液をバイアル容器
13内に注入する際に、指手等でもって、ガイド部材4
1をバイアル12の方向に押し下げるのを容易とするた
めに設けられている部材である。
【0314】尚、この例では、バイアル容器13内に、
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容され、バ
イアル容器13の開口部(図17に示す開口部13h)
が、ゴム栓部14で気密に密封され、更に、ゴム栓部1
4が金属製キャップ15により封印されて、バイアル製
剤V12にされている。
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容され、バ
イアル容器13の開口部(図17に示す開口部13h)
が、ゴム栓部14で気密に密封され、更に、ゴム栓部1
4が金属製キャップ15により封印されて、バイアル製
剤V12にされている。
【0315】また、バイアル容器13内は、薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及びスパイク針3
1bの先端をゴム栓部14を貫通させた際に、スパイク
針31bの先端から、スパイク針付き溶解液収容容器3
1a内に収容されている溶解液Lが、バイアル容器13
内へ注入され易いように、バイアル容器13内を減圧状
態(通常は、真空状態)にしている。
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及びスパイク針3
1bの先端をゴム栓部14を貫通させた際に、スパイク
針31bの先端から、スパイク針付き溶解液収容容器3
1a内に収容されている溶解液Lが、バイアル容器13
内へ注入され易いように、バイアル容器13内を減圧状
態(通常は、真空状態)にしている。
【0316】また、スパイク針付き容器31の溶解液収
容容器31a内には、予め、バイアル容器13内に収容
されている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶
解するのに必要な量の溶解液Lが収容されている。更
に、スパイク針付き容器31のスパイク針31bに、保
護用キャップ32が取り付けられている。
容容器31a内には、予め、バイアル容器13内に収容
されている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶
解するのに必要な量の溶解液Lが収容されている。更
に、スパイク針付き容器31のスパイク針31bに、保
護用キャップ32が取り付けられている。
【0317】スパイク針付き容器31は、スパイク針3
1bに、保護用キャップ32が取り付けられた状態で、
例えば、プラスチック製の内袋により無菌状態で気密に
包装される。
1bに、保護用キャップ32が取り付けられた状態で、
例えば、プラスチック製の内袋により無菌状態で気密に
包装される。
【0318】そして、バイアル容器13内に薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容されたバイアル製剤
と、プラスチック製の内袋により包装したスパイク針付
き容器31と、ガイド部材41とは、例えば、外箱に梱
包されて、最終形態としての、用時溶解型製剤用キット
製剤P11にされる。
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容されたバイアル製剤
と、プラスチック製の内袋により包装したスパイク針付
き容器31と、ガイド部材41とは、例えば、外箱に梱
包されて、最終形態としての、用時溶解型製剤用キット
製剤P11にされる。
【0319】次に、図9に示す用時溶解型製剤用キット
製剤P11の使用方法について、例示的に説明する。
製剤P11の使用方法について、例示的に説明する。
【0320】図17、図18及び図19は、図9に示す
用時溶解型製剤用キット製剤P11の使用方法を概略的
に説明する説明図である。
用時溶解型製剤用キット製剤P11の使用方法を概略的
に説明する説明図である。
【0321】この用時溶解型製剤用キット製剤P11を
使用する際には、用時溶解型製剤用キット製剤P11が
外箱(図示せず。)に梱包されている場合にあっては、
バイアル製剤V12と、ガイド部材41と、プラスチッ
ク製の内袋(図示せず。)により無菌状態で気密に包装
されているスパイク針付き容器31を取り出す。
使用する際には、用時溶解型製剤用キット製剤P11が
外箱(図示せず。)に梱包されている場合にあっては、
バイアル製剤V12と、ガイド部材41と、プラスチッ
ク製の内袋(図示せず。)により無菌状態で気密に包装
されているスパイク針付き容器31を取り出す。
【0322】次に、プラスチック製の内袋(図示せ
ず。)を破って、スパイク針付き容器31を取り出す。
ず。)を破って、スパイク針付き容器31を取り出す。
【0323】次に、図17に示すように、ガイド部材4
1を、手指等で持って、概ね垂直に立てた状態にする。
1を、手指等で持って、概ね垂直に立てた状態にする。
【0324】その後、手指等を用いて、ガイド部材41
の一対の操作片46、46の各々を、ガイド部材41の
中心方向に押し込んだ状態にする。
の一対の操作片46、46の各々を、ガイド部材41の
中心方向に押し込んだ状態にする。
【0325】この操作により、ガイド部材41の一対の
把持部材46p、46pが開いた状態になるので、ガイ
ド部材41のカバー体44の上面に設けられている貫通
孔44h、開いた状態にされている一対の把持部材46
p、46p及びガイド部材41の天板部43に設けられ
ている開口部43hに、スパイク針付き容器31のスパ
イク針31b、又は、スパイク針31bが保護用キャッ
プ32により覆われている場合には、保護用キャップ3
2を挿入する。
把持部材46p、46pが開いた状態になるので、ガイ
ド部材41のカバー体44の上面に設けられている貫通
孔44h、開いた状態にされている一対の把持部材46
p、46p及びガイド部材41の天板部43に設けられ
ている開口部43hに、スパイク針付き容器31のスパ
イク針31b、又は、スパイク針31bが保護用キャッ
プ32により覆われている場合には、保護用キャップ3
2を挿入する。
【0326】スパイク針付き容器31のスパイク針31
b、又は、スパイク針31bが保護用キャップ32によ
り覆われている場合には、保護用キャップ32をガイド
部材41のカバー体44の上面に設けられている貫通孔
44h、開いた状態にされている一対の把持部材46
p、46p及びガイド部材41の天板部43に設けられ
ている開口部43hに挿入していくと、この例では、ス
パイク針31bの溶解液収容容器31aとの接合部材3
1cの外周に設けている鍔体31fbの直径を、ガイド
部材41のカバー体44の上面に設けられている貫通孔
44hの内径に比べて大きくしているので、鍔体31f
bが、ガイド部材41のカバー体44の上面に設けられ
ている貫通孔44hの外周面に当接し、これ以降は、ス
パイク針付き容器31のスパイク針31b、又は、スパ
イク針31bが保護用キャップ32により覆われている
場合には、保護用キャップ32の、ガイド部材41のカ
バー体44の上面に設けられている貫通孔44h、開い
た状態にされている一対の把持部材46p、46p及び
ガイド部材41の天板部43に設けられている開口部4
3hに対する挿入動作が規制される。この状態になった
ときに、スパイク針31bの溶解液収容容器31aとの
接合部材31cの挟持部31pが、丁度、開いた状態に
されている一対の把持部材46p、46pの間に位置す
るので、この時、一対の操作片46、46の各々から、
手指等を離す。これにより、一対の把持部材46p、4
6pは、弾性体(図示せず。)の復元力により、開いた
状態から元の状態に戻ろうとするため、スパイク針31
bの溶解液収容容器31aとの接合部材31cの挟持部
31pが、一対の把持部材46p、46pによって挟持
される。
b、又は、スパイク針31bが保護用キャップ32によ
り覆われている場合には、保護用キャップ32をガイド
部材41のカバー体44の上面に設けられている貫通孔
44h、開いた状態にされている一対の把持部材46
p、46p及びガイド部材41の天板部43に設けられ
ている開口部43hに挿入していくと、この例では、ス
パイク針31bの溶解液収容容器31aとの接合部材3
1cの外周に設けている鍔体31fbの直径を、ガイド
部材41のカバー体44の上面に設けられている貫通孔
44hの内径に比べて大きくしているので、鍔体31f
bが、ガイド部材41のカバー体44の上面に設けられ
ている貫通孔44hの外周面に当接し、これ以降は、ス
パイク針付き容器31のスパイク針31b、又は、スパ
イク針31bが保護用キャップ32により覆われている
場合には、保護用キャップ32の、ガイド部材41のカ
バー体44の上面に設けられている貫通孔44h、開い
た状態にされている一対の把持部材46p、46p及び
ガイド部材41の天板部43に設けられている開口部4
3hに対する挿入動作が規制される。この状態になった
ときに、スパイク針31bの溶解液収容容器31aとの
接合部材31cの挟持部31pが、丁度、開いた状態に
されている一対の把持部材46p、46pの間に位置す
るので、この時、一対の操作片46、46の各々から、
手指等を離す。これにより、一対の把持部材46p、4
6pは、弾性体(図示せず。)の復元力により、開いた
状態から元の状態に戻ろうとするため、スパイク針31
bの溶解液収容容器31aとの接合部材31cの挟持部
31pが、一対の把持部材46p、46pによって挟持
される。
【0327】更に、この例では、上述したように、スパ
イク針31bの溶解液収容容器31aとの接合部材31
cの挟持部31pを挟むように一対の鍔体31fa、3
1fbを、一対の把持部材46p、46pの厚さ程度、
離して設けているので、スパイク針31bの溶解液収容
容器31aとの接合部材31cの挟持部31pは、一対
の把持部材46p、46pと、スパイク針31bの溶解
液収容容器31aとの接合部材31cの挟持部31pを
挟むように設けられている一対の鍔体31fa、31f
bとの協働により、スパイク針付き容器31が、ぐらぐ
らすることのない状態で、ガイド部材41に取り付けら
れた状態になる(図18を参照)。
イク針31bの溶解液収容容器31aとの接合部材31
cの挟持部31pを挟むように一対の鍔体31fa、3
1fbを、一対の把持部材46p、46pの厚さ程度、
離して設けているので、スパイク針31bの溶解液収容
容器31aとの接合部材31cの挟持部31pは、一対
の把持部材46p、46pと、スパイク針31bの溶解
液収容容器31aとの接合部材31cの挟持部31pを
挟むように設けられている一対の鍔体31fa、31f
bとの協働により、スパイク針付き容器31が、ぐらぐ
らすることのない状態で、ガイド部材41に取り付けら
れた状態になる(図18を参照)。
【0328】尚、ここでは、スパイク針付き容器31を
ガイド部材41に取り付ける際に、ガイド部材41の一
対の操作片46、46を手指等で、ガイド部材41の中
心方向に押し縮めて、一対の把持部材46p、46pを
開いた状態にしてから、スパイク針付き容器31をガイ
ド部材41に取り付ける例を中心にして説明したが、こ
の例では、上述したように、この例では、スパイク針付
き容器31の、スパイク針31bの溶解液収容容器31
aとの接合部材31cの外周面に設けられている鍔体3
1faの外周側面を、スパイク針31bから溶解液収容
容器31a方向に、末広がりとなるように傾斜させてい
るので、敢えて、手指等でもって、ガイド部材(図9に
示すガイド部材41)の中心方向に押し縮めて、一対の
把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)
を押し広げなくても、一対の把持部材(図9に示す一対
の把持部材46p、46p)の上方から、スパイク針付
き容器31のスパイク針31b、又は、スパイク針31
bが保護用キャップ32により覆われている場合には、
保護用キャップ32を、閉じた状態になっている一対の
把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)
の隙間に挿入していくと、一対の把持部材(図9に示す
一対の把持部材46p、46p)が、鍔体31faによ
って、勝手に開き、その後、一対の把持部材(図9に示
す一対の把持部材46p、46p)が、スパイク針31
bの溶解液収容容器31aとの接合部材31cの挟持部
31pを挟むことで、スパイク針付き容器31を、ガイ
ド部材41に取り付けることもできるようになってい
る。
ガイド部材41に取り付ける際に、ガイド部材41の一
対の操作片46、46を手指等で、ガイド部材41の中
心方向に押し縮めて、一対の把持部材46p、46pを
開いた状態にしてから、スパイク針付き容器31をガイ
ド部材41に取り付ける例を中心にして説明したが、こ
の例では、上述したように、この例では、スパイク針付
き容器31の、スパイク針31bの溶解液収容容器31
aとの接合部材31cの外周面に設けられている鍔体3
1faの外周側面を、スパイク針31bから溶解液収容
容器31a方向に、末広がりとなるように傾斜させてい
るので、敢えて、手指等でもって、ガイド部材(図9に
示すガイド部材41)の中心方向に押し縮めて、一対の
把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)
を押し広げなくても、一対の把持部材(図9に示す一対
の把持部材46p、46p)の上方から、スパイク針付
き容器31のスパイク針31b、又は、スパイク針31
bが保護用キャップ32により覆われている場合には、
保護用キャップ32を、閉じた状態になっている一対の
把持部材(図9に示す一対の把持部材46p、46p)
の隙間に挿入していくと、一対の把持部材(図9に示す
一対の把持部材46p、46p)が、鍔体31faによ
って、勝手に開き、その後、一対の把持部材(図9に示
す一対の把持部材46p、46p)が、スパイク針31
bの溶解液収容容器31aとの接合部材31cの挟持部
31pを挟むことで、スパイク針付き容器31を、ガイ
ド部材41に取り付けることもできるようになってい
る。
【0329】次に、スパイク針31bが、保護用キャッ
プ32により覆われている場合には、保護用キャップ3
2をスパイク針31bから取り外す。
プ32により覆われている場合には、保護用キャップ3
2をスパイク針31bから取り外す。
【0330】次に、スパイク針付き容器31が取り付け
られたガイド部材41を、図18に示すように、バイア
ル製剤のバイアル12のゴム栓部14の上方向に位置さ
せた後、ガイド部材41の下端部に設けられている鍔体
42fを、手指等を用いて、バイアル容器13の方向に
押し下げる。
られたガイド部材41を、図18に示すように、バイア
ル製剤のバイアル12のゴム栓部14の上方向に位置さ
せた後、ガイド部材41の下端部に設けられている鍔体
42fを、手指等を用いて、バイアル容器13の方向に
押し下げる。
【0331】この操作により、ガイド部材41に取り付
けられているスパイク針付き容器31のスパイク針31
bが、バイアル容器13の開口部13hを気密に密閉し
ているゴム栓部14を貫通し、バイアル容器13内に、
スパイク針付き容器31の溶解液収容容器31a内に収
容されている溶解液Lが、スパイク針31bの先端か
ら、バイアル容器13内に注入される。
けられているスパイク針付き容器31のスパイク針31
bが、バイアル容器13の開口部13hを気密に密閉し
ているゴム栓部14を貫通し、バイアル容器13内に、
スパイク針付き容器31の溶解液収容容器31a内に収
容されている溶解液Lが、スパイク針31bの先端か
ら、バイアル容器13内に注入される。
【0332】この例でも、バイアル容器13内を減圧状
態(又は、真空状態)にし、バイアル容器13内の圧力
が、溶解液収容容器31a内の圧力に比べて低くなって
いるため、この圧力差により、スパイク針31bbの先
端からバイアル容器13内に、スムーズに、溶解液Lの
注入が行われる。
態(又は、真空状態)にし、バイアル容器13内の圧力
が、溶解液収容容器31a内の圧力に比べて低くなって
いるため、この圧力差により、スパイク針31bbの先
端からバイアル容器13内に、スムーズに、溶解液Lの
注入が行われる。
【0333】バイアル容器13内に、スパイク針付き容
器31の溶解液収容容器31a内に収容されている溶解
液Lの注入が終了した後には、ガイド部材41の下端部
に設けられている鍔体42fを、手指等を用いて、バイ
アル容器13の上方向に引き抜く。
器31の溶解液収容容器31a内に収容されている溶解
液Lの注入が終了した後には、ガイド部材41の下端部
に設けられている鍔体42fを、手指等を用いて、バイ
アル容器13の上方向に引き抜く。
【0334】これにより、ガイド部材41をバイアル容
器13から分離できるので、バイアル製剤を直ちに使用
に供することができる。
器13から分離できるので、バイアル製剤を直ちに使用
に供することができる。
【0335】この用時溶解型製剤用キット製剤P11で
は、用時溶解型キット製剤用容器11を用いているの
で、ガイド部材41に、スパイク針付き容器31を取り
付けた後、ガイド部材41を、バイアル容器13の上部
に位置させた後、バイアル容器13の下方に押し下げる
だけで、スパイク針付き容器31のスパイク針31b
が、バイアル容器13の開口部13hを気密に密封して
いるゴム栓部14を貫通し、スパイク針31bの先端か
らスパイク針付き容器31の溶解液収容容器31a内
に、予め、バイアル容器13内に収容されている薬剤
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要
な量として収容されている溶解液Lが、バイアル容器1
3内に注入される。
は、用時溶解型キット製剤用容器11を用いているの
で、ガイド部材41に、スパイク針付き容器31を取り
付けた後、ガイド部材41を、バイアル容器13の上部
に位置させた後、バイアル容器13の下方に押し下げる
だけで、スパイク針付き容器31のスパイク針31b
が、バイアル容器13の開口部13hを気密に密封して
いるゴム栓部14を貫通し、スパイク針31bの先端か
らスパイク針付き容器31の溶解液収容容器31a内
に、予め、バイアル容器13内に収容されている薬剤
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要
な量として収容されている溶解液Lが、バイアル容器1
3内に注入される。
【0336】この用時溶解型製剤用キット製剤P11で
は、スパイク針付き容器31の溶解液収容容器31a内
に収容している溶解液Lは、予め、バイアル容器3内の
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに
必要な量が収容されているので、従来のように、シリン
ジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、溶解
操作を行う部屋の温度等に関係なく、バイアル容器13
内に、バイアル容器13内の薬剤(例えば、乾燥凍結品
等の薬剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確
に注入することができる。
は、スパイク針付き容器31の溶解液収容容器31a内
に収容している溶解液Lは、予め、バイアル容器3内の
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに
必要な量が収容されているので、従来のように、シリン
ジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、溶解
操作を行う部屋の温度等に関係なく、バイアル容器13
内に、バイアル容器13内の薬剤(例えば、乾燥凍結品
等の薬剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確
に注入することができる。
【0337】これにより、例えば、臨床診断の分野にお
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
【0338】また、この用時溶解型製剤用キット製剤P
11を用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を
正確に所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
11を用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を
正確に所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0339】更には、この用時溶解型製剤用キット製剤
P11では、フルプルーフで、バイアル容器13内に、
バイアル容器13内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確に注入
することができるため、溶解液Lをバイアル容器3内に
注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
P11では、フルプルーフで、バイアル容器13内に、
バイアル容器13内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lを正確に注入
することができるため、溶解液Lをバイアル容器3内に
注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0340】次に、図9に示す用時溶解型製剤用キット
製剤P11の製造方法について、例示的に説明する。
製剤P11の製造方法について、例示的に説明する。
【0341】まず、滅菌した用時溶解型キット製剤用容
器11の構成部材、即ち、バイアル12と、用時薬剤溶
解器具21とを準備する。
器11の構成部材、即ち、バイアル12と、用時薬剤溶
解器具21とを準備する。
【0342】次に、バイアル容器13内に薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを収容し、バイアル容器1
3の開口部13hをゴム栓部14を用いて気密に密封す
る。
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを収容し、バイアル容器1
3の開口部13hをゴム栓部14を用いて気密に密封す
る。
【0343】その後、金属製キャップ15を用いる場合
にあっては、ゴム栓部14が、バイアル容器13の開口
部13hから抜け落ちたり、引き抜かれるのを防止する
ために、ゴム栓部14を覆うように且つゴム栓部14と
バイアル容器13とを接続するように、金属製キャップ
15を設ける。
にあっては、ゴム栓部14が、バイアル容器13の開口
部13hから抜け落ちたり、引き抜かれるのを防止する
ために、ゴム栓部14を覆うように且つゴム栓部14と
バイアル容器13とを接続するように、金属製キャップ
15を設ける。
【0344】以上により、バイアル容器13内に、薬剤
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容されたバイア
ル製剤を製造する(図9を参照)。
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mが収容されたバイア
ル製剤を製造する(図9を参照)。
【0345】尚、バイアル容器13内に収容する薬剤M
が、乾燥凍結品の場合には、バイアル容器13内に乾燥
凍結させる原材料(溶液等)を収容し、原材料(溶液
等)を収容したバイアル容器13の開口部13hをゴム
栓部14により半打栓した状態にして、乾燥凍結庫内に
収容し、乾燥凍結庫内で、バイアル容器13内に収容さ
れている原材料(溶液等)を乾燥凍結品とし、その後、
バイアル容器13の開口部13hをゴム栓部14で打栓
して、バイアル製剤V12としてもよい。
が、乾燥凍結品の場合には、バイアル容器13内に乾燥
凍結させる原材料(溶液等)を収容し、原材料(溶液
等)を収容したバイアル容器13の開口部13hをゴム
栓部14により半打栓した状態にして、乾燥凍結庫内に
収容し、乾燥凍結庫内で、バイアル容器13内に収容さ
れている原材料(溶液等)を乾燥凍結品とし、その後、
バイアル容器13の開口部13hをゴム栓部14で打栓
して、バイアル製剤V12としてもよい。
【0346】このようなバイアル製剤は、無菌環境下で
製造されることは言うまでもない。
製造されることは言うまでもない。
【0347】また、このようなバイアル製剤V12は、
バイアル容器13内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mの安定性及びスパイク針31bの先端をゴム栓部
14を貫通させた際に、スパイク針31bの先端から、
溶解液収容容器31a内に収容されている溶解液Lが、
バイアル容器13内へ注入され易いようにすることを考
慮した場合には、バイアル容器13内を減圧状態(通常
は、真空状態)にする。
バイアル容器13内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mの安定性及びスパイク針31bの先端をゴム栓部
14を貫通させた際に、スパイク針31bの先端から、
溶解液収容容器31a内に収容されている溶解液Lが、
バイアル容器13内へ注入され易いようにすることを考
慮した場合には、バイアル容器13内を減圧状態(通常
は、真空状態)にする。
【0348】また、用時薬剤溶解器具21のガイド部材
41を作製する。
41を作製する。
【0349】まず、ガイド部材41を構成する筒状部4
2、一対の把持部材46p、46p、一対の操作片4
6、46、一対の弾性体(図示せず)及びカバー体44
を準備し、これらを滅菌する。次に、これらの部品を組
み立てることにより、ガイド部材41を作製する。
2、一対の把持部材46p、46p、一対の操作片4
6、46、一対の弾性体(図示せず)及びカバー体44
を準備し、これらを滅菌する。次に、これらの部品を組
み立てることにより、ガイド部材41を作製する。
【0350】また、図20は、スパイク針付き容器31
の製造工程を例示的に説明する説明図である。
の製造工程を例示的に説明する説明図である。
【0351】図20(a)に示すように、溶解液収容容
器31aを準備し、溶解液収容容器31a内に、バイア
ル製剤V12のバイアル容器(図18に示すバイアル容
器13)内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品
等の薬剤)Mを溶解するのに必要な溶解液Lを、スパイ
ク針接続口31hから充填する(図20(b)を参
照)。
器31aを準備し、溶解液収容容器31a内に、バイア
ル製剤V12のバイアル容器(図18に示すバイアル容
器13)内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品
等の薬剤)Mを溶解するのに必要な溶解液Lを、スパイ
ク針接続口31hから充填する(図20(b)を参
照)。
【0352】尚、このような溶解液収容容器31a内へ
の溶解液Lの充填工程は、所定の温度に設定された無菌
室内に設置された溶解液充填機を用い、無菌環境下で行
われる。
の溶解液Lの充填工程は、所定の温度に設定された無菌
室内に設置された溶解液充填機を用い、無菌環境下で行
われる。
【0353】次に、所定量の溶解液Lが収容された溶解
液収容容器31aのスパイク針接続口31hに、スパイ
ク針31bを気密に取り付ける(図20(c)を参
照)。
液収容容器31aのスパイク針接続口31hに、スパイ
ク針31bを気密に取り付ける(図20(c)を参
照)。
【0354】次に、溶解液収容容器31aのスパイク針
接続口31hに気密に取り付けられたスパイク針31b
を保護用キャップ32で覆う(図20(d)を参照)。
接続口31hに気密に取り付けられたスパイク針31b
を保護用キャップ32で覆う(図20(d)を参照)。
【0355】その後、溶解液収容容器31a内に所定量
の溶解液Lが収容され、スパイク針31bが保護用キャ
ップ32により覆われたスパイク針付き容器31を、例
えば、プラスチック製の内袋(図示せず。)により無菌
状態で気密に包装する。
の溶解液Lが収容され、スパイク針31bが保護用キャ
ップ32により覆われたスパイク針付き容器31を、例
えば、プラスチック製の内袋(図示せず。)により無菌
状態で気密に包装する。
【0356】次に、複数のバイアル製剤V12、複数の
スパイク針付き容器31及びガイド部材41をセットに
して外箱(図示せず。)に収容した状態で、最終製品と
する。
スパイク針付き容器31及びガイド部材41をセットに
して外箱(図示せず。)に収容した状態で、最終製品と
する。
【0357】次に、具体的な実験データに基づいて、用
事溶解型キット製剤P11の効果について説明する。
事溶解型キット製剤P11の効果について説明する。
【0358】無菌室内で、人血清を、遠心分離機を用い
て、3000回転/分して、沈殿成分を沈殿させた。こ
の上清を1mlずつ、凍結乾燥用バイアル容器(開口部
3hの内径:0.7cm、底部の外径:1.7cm、高
さ:3.3cm)13内に分注した。
て、3000回転/分して、沈殿成分を沈殿させた。こ
の上清を1mlずつ、凍結乾燥用バイアル容器(開口部
3hの内径:0.7cm、底部の外径:1.7cm、高
さ:3.3cm)13内に分注した。
【0359】次に、上清を収容した凍結乾燥用バイアル
容器13・・・の各々の開口部12h・・・の各々を、
ゴム栓部(ゴム厚:0.2cm)14・・・の各々によ
り半打栓した状態にして、凍結乾燥器に収容し、凍結乾
燥器の乾燥庫内の温度を、−50℃にして、凍結乾燥用
バイアル容器13・・・内に収容されている上清を凍結
した。その後、凍結乾燥用バイアル容器13・・・内に
凍結した状態になっている上清を、−30℃〜−20℃
の温度範囲で、凍結乾燥させた後、凍結乾燥用バイアル
容器13・・・の各々の開口部13h・・・の各々をゴ
ム栓部(ゴム厚:0.2cm)14・・・の各々によ
り、真空打栓し、バイアル製剤(人血清の凍結乾燥製
剤)V12・・・を作製した。
容器13・・・の各々の開口部12h・・・の各々を、
ゴム栓部(ゴム厚:0.2cm)14・・・の各々によ
り半打栓した状態にして、凍結乾燥器に収容し、凍結乾
燥器の乾燥庫内の温度を、−50℃にして、凍結乾燥用
バイアル容器13・・・内に収容されている上清を凍結
した。その後、凍結乾燥用バイアル容器13・・・内に
凍結した状態になっている上清を、−30℃〜−20℃
の温度範囲で、凍結乾燥させた後、凍結乾燥用バイアル
容器13・・・の各々の開口部13h・・・の各々をゴ
ム栓部(ゴム厚:0.2cm)14・・・の各々によ
り、真空打栓し、バイアル製剤(人血清の凍結乾燥製
剤)V12・・・を作製した。
【0360】次に、以上のようにして得たバイアル製剤
(人血清の凍結乾燥製剤)V12を20本用意した。
(人血清の凍結乾燥製剤)V12を20本用意した。
【0361】20本のバイアル製剤(人血清の凍結乾燥
製剤)V12の中、10本のバイアル製剤(人血清の凍
結乾燥製剤)については、用時溶解型製剤用キット製剤
P11にした。
製剤)V12の中、10本のバイアル製剤(人血清の凍
結乾燥製剤)については、用時溶解型製剤用キット製剤
P11にした。
【0362】より具体的に説明すると、無菌室内で、順
次、溶解液収容容器31aのスパイク針接続口31hか
ら、溶解液収容容器31a内に、半自動分注(タイター
テック社製、DIGIFLEX CX モデル3301
0)によって、精製水を20℃の恒温室内で、1mlず
つ分注した後、溶解液収容容器31aのスパイク針接続
口31hにスパイク針31bを取り付けた。
次、溶解液収容容器31aのスパイク針接続口31hか
ら、溶解液収容容器31a内に、半自動分注(タイター
テック社製、DIGIFLEX CX モデル3301
0)によって、精製水を20℃の恒温室内で、1mlず
つ分注した後、溶解液収容容器31aのスパイク針接続
口31hにスパイク針31bを取り付けた。
【0363】その後、スパイク針31bを保護用キャッ
プ32により気密に覆った、10本のスパイク針付き容
器31を作製した。
プ32により気密に覆った、10本のスパイク針付き容
器31を作製した。
【0364】次に、20本のバイアル製剤(人血清の凍
結乾燥製剤)V11の中、10本のバイアル製剤(人血
清の凍結乾燥製剤)V11・・・については、順次、熟
練した操作者が、従来の方法に従って、バイアル製剤
(人血清の凍結乾燥製剤)V1のバイアル容器13・・
・の各々の開口部13hを気密に密閉しているゴム栓部
14を開けて、ピペットにより、精製水を、1mlず
つ、バイアル容器13の各々内に添加して、バイアル容
器13・・・の各々内に収容されている乾燥凍結品(薬
剤M)を溶解した。
結乾燥製剤)V11の中、10本のバイアル製剤(人血
清の凍結乾燥製剤)V11・・・については、順次、熟
練した操作者が、従来の方法に従って、バイアル製剤
(人血清の凍結乾燥製剤)V1のバイアル容器13・・
・の各々の開口部13hを気密に密閉しているゴム栓部
14を開けて、ピペットにより、精製水を、1mlず
つ、バイアル容器13の各々内に添加して、バイアル容
器13・・・の各々内に収容されている乾燥凍結品(薬
剤M)を溶解した。
【0365】また、10本のバイアル容器13・・・の
各々については、図17、図18及び図19に示すよう
に、ガイド部材6にスパイク針付き容器31を取り付け
た後、スパイク針31bから保護用キャップ32を取り
外し、スパイク針付き容器31が取り付けられたガイド
部材6を、バイアル容器13の上方からバイアル容器1
3の底部の方向に押し下げて、スパイク針付き容器31
のスパイク針31bを、バイアル容器13の開口部13
hを気密に密閉しているゴム栓部14を貫通させること
で、スパイク針31bの先端から、スパイク針付き容器
31の溶解液収容容器31a内に収容されている精製水
(溶解液L)をバイアル容器13内に注入することで、
バイアル容器13・・・の各々内に収容されている乾燥
凍結品(薬剤M)を溶解した。
各々については、図17、図18及び図19に示すよう
に、ガイド部材6にスパイク針付き容器31を取り付け
た後、スパイク針31bから保護用キャップ32を取り
外し、スパイク針付き容器31が取り付けられたガイド
部材6を、バイアル容器13の上方からバイアル容器1
3の底部の方向に押し下げて、スパイク針付き容器31
のスパイク針31bを、バイアル容器13の開口部13
hを気密に密閉しているゴム栓部14を貫通させること
で、スパイク針31bの先端から、スパイク針付き容器
31の溶解液収容容器31a内に収容されている精製水
(溶解液L)をバイアル容器13内に注入することで、
バイアル容器13・・・の各々内に収容されている乾燥
凍結品(薬剤M)を溶解した。
【0366】その後、用事薬剤溶解器具21・・・をバ
イアル製剤V12・・・から取り外した。
イアル製剤V12・・・から取り外した。
【0367】以上のようにして準備した、乾燥凍結品
(薬剤M)を精製水により溶解した、20本のバイアル
製剤V12・・・中の人血清中の総コレステロールを、
総コレステロール測定試薬デタミナーLTC II(協
和メデックス社製)と日立自動分析機7170型を用い
て分析した。
(薬剤M)を精製水により溶解した、20本のバイアル
製剤V12・・・中の人血清中の総コレステロールを、
総コレステロール測定試薬デタミナーLTC II(協
和メデックス社製)と日立自動分析機7170型を用い
て分析した。
【0368】従来の方法に従って、操作者がピペット操
作することで、乾燥凍結品(薬剤M)を精製水にて溶解
した10本のバイアル製剤V12・・・の総コレステロ
ールの平均値は、192.4mg/dlであり、CV
は、1.2%であった。
作することで、乾燥凍結品(薬剤M)を精製水にて溶解
した10本のバイアル製剤V12・・・の総コレステロ
ールの平均値は、192.4mg/dlであり、CV
は、1.2%であった。
【0369】これに対して、用時溶解型製剤用キット製
剤化し、用時薬剤溶解器具21により、乾燥凍結品(薬
剤M)を精製水にて溶解した10本のバイアル製剤V1
2・・・の総コレステロールの平均値は、193.1m
g/dlであり、CVは、0.21%であった。
剤化し、用時薬剤溶解器具21により、乾燥凍結品(薬
剤M)を精製水にて溶解した10本のバイアル製剤V1
2・・・の総コレステロールの平均値は、193.1m
g/dlであり、CVは、0.21%であった。
【0370】以上の結果より、用時溶解型製剤用キット
製剤P11を用いれば、従来の操作者がピペット操作す
る方法に比べ、精製水(溶解液L)を、正確且つばらつ
き無く、バイアル容器13内に注入できることが、明ら
かになった。 (発明の実施の形態3)図21は、本発明に係る用時溶
解型キット製剤用容器の他の一例を用いた用時溶解型キ
ット製剤を概略的に説明する断面図であり、また、図2
2は、図21に示す用時溶解型キット製剤を概略的に説
明する分解斜視図である。
製剤P11を用いれば、従来の操作者がピペット操作す
る方法に比べ、精製水(溶解液L)を、正確且つばらつ
き無く、バイアル容器13内に注入できることが、明ら
かになった。 (発明の実施の形態3)図21は、本発明に係る用時溶
解型キット製剤用容器の他の一例を用いた用時溶解型キ
ット製剤を概略的に説明する断面図であり、また、図2
2は、図21に示す用時溶解型キット製剤を概略的に説
明する分解斜視図である。
【0371】この用時溶解型キット製剤P51では、用
時溶解型キット製剤用容器51を用いている。
時溶解型キット製剤用容器51を用いている。
【0372】用時溶解型キット製剤用容器51は、薬剤
収容容器(以下、「瓶」という。)52と、用時薬剤溶
解器具61とを備える。
収容容器(以下、「瓶」という。)52と、用時薬剤溶
解器具61とを備える。
【0373】瓶52は、開口部52hを備え、この開口
部52hには、ゴム栓部54が気密に取り付けられるよ
うになっている。
部52hには、ゴム栓部54が気密に取り付けられるよ
うになっている。
【0374】この例では、ゴム栓部54は、瓶52の開
口部52hの周辺の外径に概ね等しいかこれよりやや小
さめの外径を有する。
口部52hの周辺の外径に概ね等しいかこれよりやや小
さめの外径を有する。
【0375】また、この瓶52は、瓶52の外周の開口
部52hの周辺部にネジ部52nを備える。
部52hの周辺部にネジ部52nを備える。
【0376】用時薬剤溶解器具61は、蓋体62と、蓋
体62の天板部63に取り付けられた、スパイク針付き
容器71とを備える。スパイク針付き容器71は、スパ
イク針接続口71hを有し、溶解液Lを収容する溶解液
収容容器71aと、スパイク針接続口71hに気密に接
続されたスパイク針71bとを備える。
体62の天板部63に取り付けられた、スパイク針付き
容器71とを備える。スパイク針付き容器71は、スパ
イク針接続口71hを有し、溶解液Lを収容する溶解液
収容容器71aと、スパイク針接続口71hに気密に接
続されたスパイク針71bとを備える。
【0377】蓋体62は、瓶52の外径と概ね同じ大き
さの内径を有し、内周部には、瓶52の外周部に設けら
れたネジ部52nと螺合可能なネジ部62nを備える。
さの内径を有し、内周部には、瓶52の外周部に設けら
れたネジ部52nと螺合可能なネジ部62nを備える。
【0378】蓋体62の天板部63には、スパイク針付
き容器71が、そのスパイク針71bを天板部63の表
面から裏面に貫通し、裏面側から突出するようにして取
り付けられている。
き容器71が、そのスパイク針71bを天板部63の表
面から裏面に貫通し、裏面側から突出するようにして取
り付けられている。
【0379】この用時溶解型キット製剤P51では、瓶
52は、瓶52内に、薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mが収容され、瓶52の開口部52hが、ゴム栓部
54により打栓されて、瓶詰め製剤Bにされている。
52は、瓶52内に、薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mが収容され、瓶52の開口部52hが、ゴム栓部
54により打栓されて、瓶詰め製剤Bにされている。
【0380】尚、この例では、瓶52内は、薬剤(例え
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及びスパイク針7
1bの先端をゴム栓部54を貫通させた際に、スパイク
針71bの先端から、溶解液収容容器71a内に収容さ
れている溶解液Lが、瓶52内へ注入され易いように、
瓶52内を減圧状態(通常は、真空状態)にしている。
ば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及びスパイク針7
1bの先端をゴム栓部54を貫通させた際に、スパイク
針71bの先端から、溶解液収容容器71a内に収容さ
れている溶解液Lが、瓶52内へ注入され易いように、
瓶52内を減圧状態(通常は、真空状態)にしている。
【0381】また、スパイク針付き容器71の溶解液収
容容器71a内には、瓶52内に収容されている薬剤
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要
な量の溶解液Lを収容する。
容容器71a内には、瓶52内に収容されている薬剤
(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必要
な量の溶解液Lを収容する。
【0382】また、蓋体62を、蓋体62に取り付けら
れているスパイク針付き容器71のスパイク針71bの
先端が、瓶52を密封しているゴム栓部54により密閉
される位置まで、瓶52に螺合するようにする。
れているスパイク針付き容器71のスパイク針71bの
先端が、瓶52を密封しているゴム栓部54により密閉
される位置まで、瓶52に螺合するようにする。
【0383】この例では、ゴム栓部54にスパイク針収
容孔54hを設け、スパイク針付き容器71のスパイク
針71bの先端が、瓶52を密封しているゴム栓部54
のスパイク針収容孔54h内に気密に密閉されるように
なっている。
容孔54hを設け、スパイク針付き容器71のスパイク
針71bの先端が、瓶52を密封しているゴム栓部54
のスパイク針収容孔54h内に気密に密閉されるように
なっている。
【0384】このようにして、スパイク針71bの先端
が、瓶52を密封しているゴム栓部54により密閉され
る位置まで、蓋体62を瓶52に螺合させた状態にし
て、例えば、プラスチック製の内袋(図示せず。)によ
り無菌状態で気密に包装され、更に、外箱(図示せ
ず。)に収容した状態で、最終製品にされる。
が、瓶52を密封しているゴム栓部54により密閉され
る位置まで、蓋体62を瓶52に螺合させた状態にし
て、例えば、プラスチック製の内袋(図示せず。)によ
り無菌状態で気密に包装され、更に、外箱(図示せ
ず。)に収容した状態で、最終製品にされる。
【0385】次に、図21に示す用時溶解型キット製剤
P51の使用方法について、例示的に、説明する。
P51の使用方法について、例示的に、説明する。
【0386】図23は、図21に示す用時溶解型製剤用
キット製剤P51の使用方法を概略的に説明する説明図
である。
キット製剤P51の使用方法を概略的に説明する説明図
である。
【0387】この用時溶解型製剤用キット製剤P51を
使用する際には、この用時溶解型製剤用キット製剤P5
1が、プラスチック製の内袋(図示せず。)により無菌
状態で包装され、更に、外箱(図示せず。)に収容した
状態で、最終製品にされている場合にあっては、外箱
(図示せず。)から、プラスチック製の内袋(図示せ
ず。)に包装された用時溶解型製剤用キット製剤P51
を取り出す。
使用する際には、この用時溶解型製剤用キット製剤P5
1が、プラスチック製の内袋(図示せず。)により無菌
状態で包装され、更に、外箱(図示せず。)に収容した
状態で、最終製品にされている場合にあっては、外箱
(図示せず。)から、プラスチック製の内袋(図示せ
ず。)に包装された用時溶解型製剤用キット製剤P51
を取り出す。
【0388】次に、プラスチック製の内袋(図示せ
ず。)を破って、用時溶解型製剤用キット製剤P51を
取り出す(図23(a)を参照)。
ず。)を破って、用時溶解型製剤用キット製剤P51を
取り出す(図23(a)を参照)。
【0389】次に、用時溶解型製剤用キット製剤P51
の蓋体62を、瓶52の方向に螺進させる。
の蓋体62を、瓶52の方向に螺進させる。
【0390】この操作により、スパイク針付き容器71
のスパイク針接続口71hに気密に取り付けられている
スパイク針71bを、瓶52を密封しているゴム栓部5
4を貫通させる。
のスパイク針接続口71hに気密に取り付けられている
スパイク針71bを、瓶52を密封しているゴム栓部5
4を貫通させる。
【0391】これにより、ゴム栓部54を貫通したスパ
イク針71bの先端からスパイク針付き容器71の溶解
液収容容器71a内に収容されている予め定量された溶
解液Lを、瓶52内に注入される(図23(b)を参
照)。
イク針71bの先端からスパイク針付き容器71の溶解
液収容容器71a内に収容されている予め定量された溶
解液Lを、瓶52内に注入される(図23(b)を参
照)。
【0392】この例でも、瓶52内を減圧状態(又は、
真空状態)にしているので、瓶52内の圧力が、溶解液
収容容器71a内の圧力に比べて低くなっている。この
ため、瓶52内の圧力と、溶解液収容容器71aの圧力
との間の圧力差により、スパイク針7bの先端から瓶5
2内に、溶解液収容容器71aに収容されている溶解液
Lの注入がスムーズに行われる。
真空状態)にしているので、瓶52内の圧力が、溶解液
収容容器71a内の圧力に比べて低くなっている。この
ため、瓶52内の圧力と、溶解液収容容器71aの圧力
との間の圧力差により、スパイク針7bの先端から瓶5
2内に、溶解液収容容器71aに収容されている溶解液
Lの注入がスムーズに行われる。
【0393】瓶52内への、スパイク針付き容器71の
溶解液収容容器71a内に収容されている溶解液Lの注
入が終了した後には、蓋体62を、瓶52に対して逆回
転させる。
溶解液収容容器71a内に収容されている溶解液Lの注
入が終了した後には、蓋体62を、瓶52に対して逆回
転させる。
【0394】これにより、蓋体62のネジ部62nと瓶
52のネジ部52nの螺合が解除され、蓋体62が、瓶
52から取り外された状態になる。
52のネジ部52nの螺合が解除され、蓋体62が、瓶
52から取り外された状態になる。
【0395】このように、この用時溶解型製剤用キット
製剤P51では、瓶52内への、スパイク針付き容器7
1の溶解液収容容器71a内に収容されている溶解液L
の注入が終了した後には、蓋体62を、瓶52に対して
逆回転させるだけで、蓋体62を、瓶52から分離する
ことができるので、瓶入り製剤を直ちに使用に供するこ
とができる。
製剤P51では、瓶52内への、スパイク針付き容器7
1の溶解液収容容器71a内に収容されている溶解液L
の注入が終了した後には、蓋体62を、瓶52に対して
逆回転させるだけで、蓋体62を、瓶52から分離する
ことができるので、瓶入り製剤を直ちに使用に供するこ
とができる。
【0396】この用時溶解型製剤用キット製剤P51で
は、用時溶解型キット製剤用容器51を用いている。こ
れにより、蓋体62を、瓶52の方向に螺進させるとい
う簡単な操作により、スパイク針付き容器71の溶解液
収容容器71a内に収容されている溶解液Lが、スパイ
ク針71bの先端から瓶52内に注入することができ
る。
は、用時溶解型キット製剤用容器51を用いている。こ
れにより、蓋体62を、瓶52の方向に螺進させるとい
う簡単な操作により、スパイク針付き容器71の溶解液
収容容器71a内に収容されている溶解液Lが、スパイ
ク針71bの先端から瓶52内に注入することができ
る。
【0397】また、この用時溶解型製剤用キット製剤P
51では、スパイク針付き容器71の溶解液収容容器7
1a内に収容している溶解液Lは、予め、瓶52内の薬
剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必
要な量が収容されているので、従来のように、シリンジ
やピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、溶解操
作を行う部屋の温度等に関係なく、瓶52内に、瓶52
内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解する
のに必要な量の溶解液Lを正確に注入することができ
る。
51では、スパイク針付き容器71の溶解液収容容器7
1a内に収容している溶解液Lは、予め、瓶52内の薬
剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに必
要な量が収容されているので、従来のように、シリンジ
やピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、溶解操
作を行う部屋の温度等に関係なく、瓶52内に、瓶52
内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解する
のに必要な量の溶解液Lを正確に注入することができ
る。
【0398】これにより、例えば、臨床診断の分野にお
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
【0399】また、この用時溶解型製剤用キット製剤P
51を用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を
正確に所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
51を用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を
正確に所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0400】更には、この用時溶解型製剤用キット製剤
P51では、フルプルーフで、瓶52内に、瓶52内の
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに
必要な量の溶解液Lを正確に注入することができるた
め、溶解液Lを瓶52内に注入する操作者に過度の負担
をかけることがない。
P51では、フルプルーフで、瓶52内に、瓶52内の
薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mを溶解するのに
必要な量の溶解液Lを正確に注入することができるた
め、溶解液Lを瓶52内に注入する操作者に過度の負担
をかけることがない。
【0401】更には、この用時溶解型製剤用キット製剤
P51では、スパイク針付き容器71のスパイク針71
bの先端が、ゴム栓部54により気密に密封され、ま
た、スパイク針71bが、ゴム栓部54と蓋体62とに
より形成される空間に密閉されている。
P51では、スパイク針付き容器71のスパイク針71
bの先端が、ゴム栓部54により気密に密封され、ま
た、スパイク針71bが、ゴム栓部54と蓋体62とに
より形成される空間に密閉されている。
【0402】この結果、この用時溶解型製剤用キット製
剤P51を用いれば、スパイク針71bを外気に晒すこ
となく、瓶52内へ差し込むことができるので、瓶52
内が、細菌等によって汚染されることがない。
剤P51を用いれば、スパイク針71bを外気に晒すこ
となく、瓶52内へ差し込むことができるので、瓶52
内が、細菌等によって汚染されることがない。
【0403】次に、図21に示す用時溶解型製剤用キッ
ト製剤P51の製造方法について、例示的に説明する。
ト製剤P51の製造方法について、例示的に説明する。
【0404】図24、図25、及び図26は、図21に
示す用時溶解型製剤用キット製剤P51の製造方法を例
示的に説明する説明図である。
示す用時溶解型製剤用キット製剤P51の製造方法を例
示的に説明する説明図である。
【0405】図21に示す用時溶解型製剤用キット製剤
P51を製造する際には、まず、滅菌した瓶52と、滅
菌したゴム栓部54とを準備する(図24(a)を参
照)。
P51を製造する際には、まず、滅菌した瓶52と、滅
菌したゴム栓部54とを準備する(図24(a)を参
照)。
【0406】次に、瓶52内に薬剤(例えば、乾燥凍結
品等の薬剤)Mを収容し、瓶52の開口部52hをゴム
栓部54を用いて気密に密封することで、瓶詰め製剤B
を製造する(図24(b)を参照)。
品等の薬剤)Mを収容し、瓶52の開口部52hをゴム
栓部54を用いて気密に密封することで、瓶詰め製剤B
を製造する(図24(b)を参照)。
【0407】尚、瓶52内に収容する薬剤Mが、乾燥凍
結品の場合には、瓶52内に乾燥凍結させる原材料(溶
液等)を収容し、原材料(溶液等)を収容した瓶52の
開口部52hを、ゴム栓部54により半打栓した状態に
して、乾燥凍結庫内に収容し、乾燥凍結庫内で、瓶52
内に収容されている原材料(溶液等)を乾燥凍結品と
し、その後、瓶52の開口部52hをゴム栓部54で打
栓して、瓶詰め製剤Bとしてもよい。
結品の場合には、瓶52内に乾燥凍結させる原材料(溶
液等)を収容し、原材料(溶液等)を収容した瓶52の
開口部52hを、ゴム栓部54により半打栓した状態に
して、乾燥凍結庫内に収容し、乾燥凍結庫内で、瓶52
内に収容されている原材料(溶液等)を乾燥凍結品と
し、その後、瓶52の開口部52hをゴム栓部54で打
栓して、瓶詰め製剤Bとしてもよい。
【0408】このような瓶詰め製剤Bは、無菌環境下で
製造されることは言うまでもない。
製造されることは言うまでもない。
【0409】また、このような瓶詰め製剤Bは、瓶52
内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及
びスパイク針71bの先端をゴム栓部54を貫通させた
際に、スパイク針71bの先端から、溶解液収容容器7
1a内に収容されている溶解液Lが、瓶52内へ注入さ
れ易いようにすることを考慮した場合には、瓶52内を
減圧状態(通常は、真空状態)にされる。
内の薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬剤)Mの安定性及
びスパイク針71bの先端をゴム栓部54を貫通させた
際に、スパイク針71bの先端から、溶解液収容容器7
1a内に収容されている溶解液Lが、瓶52内へ注入さ
れ易いようにすることを考慮した場合には、瓶52内を
減圧状態(通常は、真空状態)にされる。
【0410】また、滅菌した溶解液収容容器71aと、
滅菌したスパイク針71bとを準備する(図25(a)
を参照)。
滅菌したスパイク針71bとを準備する(図25(a)
を参照)。
【0411】そして、溶解液収容容器71aのスパイク
針接続口71hから、溶解液収容容器71a内に、瓶5
2内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lをスパイク針
接続口71hから充填する(図25(b)を参照)。
針接続口71hから、溶解液収容容器71a内に、瓶5
2内に収容されている薬剤(例えば、乾燥凍結品等の薬
剤)Mを溶解するのに必要な量の溶解液Lをスパイク針
接続口71hから充填する(図25(b)を参照)。
【0412】尚、このような溶解液収容容器71a内へ
の溶解液Lの充填工程は、所定の温度に設定された無菌
室内に設置された溶解液充填機を用い、無菌環境下で行
われる。
の溶解液Lの充填工程は、所定の温度に設定された無菌
室内に設置された溶解液充填機を用い、無菌環境下で行
われる。
【0413】次に、所定量の溶解液Lが収容された溶解
液収容容器71aのスパイク針接続口71hに、スパイ
ク針71bを気密に取り付ける(図25(c)を参
照)。次に、滅菌した蓋体62を用意し、蓋体62の天
板部63の概ね中心部に、スパイク針71bが天板部6
3の表面から裏面に貫通するようにして、スパイク針付
き容器71を蓋体62に固着する。
液収容容器71aのスパイク針接続口71hに、スパイ
ク針71bを気密に取り付ける(図25(c)を参
照)。次に、滅菌した蓋体62を用意し、蓋体62の天
板部63の概ね中心部に、スパイク針71bが天板部6
3の表面から裏面に貫通するようにして、スパイク針付
き容器71を蓋体62に固着する。
【0414】この時、スパイク針71bの先端から溶解
液収容容器71a内に収容されている溶解液Lの液漏れ
を防ぐことを考慮した場合には、スパイク針71bの先
端が上方を向くようにして、スパイク針付き容器71を
蓋体62に取り付けるようにすることが、好ましい(図
25(c)を参照)。
液収容容器71a内に収容されている溶解液Lの液漏れ
を防ぐことを考慮した場合には、スパイク針71bの先
端が上方を向くようにして、スパイク針付き容器71を
蓋体62に取り付けるようにすることが、好ましい(図
25(c)を参照)。
【0415】次に、スパイク針付き容器71を取り付け
た蓋体62のネジ部62nと、瓶52のネジ部52nと
を螺合させる。
た蓋体62のネジ部62nと、瓶52のネジ部52nと
を螺合させる。
【0416】この時、スパイク針71bの先端から溶解
液収容容器71a内に収容されている溶解液Lの液漏れ
を防ぐことを考慮した場合には、スパイク針71bの先
端が上方を向くようにして、蓋体62を瓶52に取り付
けるようにすることが、好ましい(図26(a)を参
照)。
液収容容器71a内に収容されている溶解液Lの液漏れ
を防ぐことを考慮した場合には、スパイク針71bの先
端が上方を向くようにして、蓋体62を瓶52に取り付
けるようにすることが、好ましい(図26(a)を参
照)。
【0417】蓋体62の瓶52に対する螺合は、蓋体6
2に取り付けられているスパイク針付き容器71のスパ
イク針71bの先端が、ゴム栓部54により気密に密閉
された時点で終了する。
2に取り付けられているスパイク針付き容器71のスパ
イク針71bの先端が、ゴム栓部54により気密に密閉
された時点で終了する。
【0418】以上のようにして製造された、用時溶解型
製剤用キット製剤は、無菌室内で、プラスチック製の内
袋(図示せず。)により無菌状態で包装され、更に、外
箱(図示せず。)に収容した状態で、最終製品とされ
る。
製剤用キット製剤は、無菌室内で、プラスチック製の内
袋(図示せず。)により無菌状態で包装され、更に、外
箱(図示せず。)に収容した状態で、最終製品とされ
る。
【0419】次に、具体的な実験データに基づいて、用
時溶解型キット製剤P51の効果について説明する。
時溶解型キット製剤P51の効果について説明する。
【0420】無菌室内で、人血清を、遠心分離機を用い
て、3000回転/分して、沈殿成分を沈殿させた。こ
の上清を1mlずつ、凍結乾燥用バイアル瓶(ネジ口バ
イアル瓶)(開口部3hの内径:0.9cm、底部の外
径:2.3cm、高さ:3.5cm)52内に分注し
た。
て、3000回転/分して、沈殿成分を沈殿させた。こ
の上清を1mlずつ、凍結乾燥用バイアル瓶(ネジ口バ
イアル瓶)(開口部3hの内径:0.9cm、底部の外
径:2.3cm、高さ:3.5cm)52内に分注し
た。
【0421】次に、上清を収容した凍結乾燥用バイアル
瓶52・・・の各々の開口部52h・・・の各々を、ゴ
ム栓部(ゴム厚:0.2cm)54・・・の各々により
半打栓した状態にして、凍結乾燥器に収容し、凍結乾燥
器の乾燥庫内の温度を、−50℃にして、凍結乾燥用バ
イアル瓶52・・・内に収容されている上清を凍結し
た。その後、凍結乾燥用バイアル瓶52・・・内に凍結
した状態になっている上清を、−30℃〜−20℃の温
度範囲で、凍結乾燥させた後、凍結乾燥用バイアル瓶5
2・・・の各々の開口部52h・・・の各々をゴム栓部
(ゴム厚:0.2cm)54・・・の各々により、真空
打栓し、バイアル製剤(人血清の凍結乾燥製剤)B・・
・を作製した。
瓶52・・・の各々の開口部52h・・・の各々を、ゴ
ム栓部(ゴム厚:0.2cm)54・・・の各々により
半打栓した状態にして、凍結乾燥器に収容し、凍結乾燥
器の乾燥庫内の温度を、−50℃にして、凍結乾燥用バ
イアル瓶52・・・内に収容されている上清を凍結し
た。その後、凍結乾燥用バイアル瓶52・・・内に凍結
した状態になっている上清を、−30℃〜−20℃の温
度範囲で、凍結乾燥させた後、凍結乾燥用バイアル瓶5
2・・・の各々の開口部52h・・・の各々をゴム栓部
(ゴム厚:0.2cm)54・・・の各々により、真空
打栓し、バイアル製剤(人血清の凍結乾燥製剤)B・・
・を作製した。
【0422】次に、以上のようにして得た瓶詰め製剤
(人血清の凍結乾燥製剤)V51を20本用意した。
(人血清の凍結乾燥製剤)V51を20本用意した。
【0423】20本の瓶詰め製剤(人血清の凍結乾燥製
剤)V51の中、10本の瓶詰め製剤(人血清の凍結乾
燥製剤)については、図25及び図26に示した、用時
溶解型製剤用キット製剤P51の製造方法により、用時
溶解型製剤用キット製剤P51にした。
剤)V51の中、10本の瓶詰め製剤(人血清の凍結乾
燥製剤)については、図25及び図26に示した、用時
溶解型製剤用キット製剤P51の製造方法により、用時
溶解型製剤用キット製剤P51にした。
【0424】より具体的に説明すると、図25に示すよ
うに、溶解液収容容器71a内に、溶解液収容容器71
aのスパイク針接続口71hから半自動分注(タイター
テック社製、DIGIFLEX CX モデル3301
0)によって、精製水を20℃の恒温室内で、溶解液収
容容器7aの底部の開口部7hbから1mlずつ分注し
た後、スパイク針接続口71hにスパイク針71bを取
り付けることで、10本のスパイク針付き容器71を作
製した。
うに、溶解液収容容器71a内に、溶解液収容容器71
aのスパイク針接続口71hから半自動分注(タイター
テック社製、DIGIFLEX CX モデル3301
0)によって、精製水を20℃の恒温室内で、溶解液収
容容器7aの底部の開口部7hbから1mlずつ分注し
た後、スパイク針接続口71hにスパイク針71bを取
り付けることで、10本のスパイク針付き容器71を作
製した。
【0425】その後、スパイク針付き容器71を蓋体6
2に取り付けた。
2に取り付けた。
【0426】次に、スパイク針付き容器71を取り付け
た蓋体62を、瓶詰め製剤(人血清の凍結乾燥製剤)B
の凍結乾燥用バイアル瓶52に、スパイク針付き容器7
1のスパイク針71bの先端がゴム栓部54により気密
に密閉されるまで、螺合した。 次に、20本の瓶詰め
製剤(人血清の凍結乾燥製剤)Bの中、10本の瓶詰め
製剤(人血清の凍結乾燥製剤)B・・・については、順
次、熟練した操作者が、従来の方法に従って、瓶詰め製
剤(人血清の凍結乾燥製剤)Bの凍結乾燥用バイアル瓶
52・・・の各々の開口部52hを気密に密閉している
ゴム栓部54を開けて、ピペットにより、精製水を、1
mlずつ、凍結乾燥用バイアル瓶52の各々内に添加し
て、凍結乾燥用バイアル瓶52の各々内に収容されてい
る乾燥凍結品(薬剤M)を溶解した。
た蓋体62を、瓶詰め製剤(人血清の凍結乾燥製剤)B
の凍結乾燥用バイアル瓶52に、スパイク針付き容器7
1のスパイク針71bの先端がゴム栓部54により気密
に密閉されるまで、螺合した。 次に、20本の瓶詰め
製剤(人血清の凍結乾燥製剤)Bの中、10本の瓶詰め
製剤(人血清の凍結乾燥製剤)B・・・については、順
次、熟練した操作者が、従来の方法に従って、瓶詰め製
剤(人血清の凍結乾燥製剤)Bの凍結乾燥用バイアル瓶
52・・・の各々の開口部52hを気密に密閉している
ゴム栓部54を開けて、ピペットにより、精製水を、1
mlずつ、凍結乾燥用バイアル瓶52の各々内に添加し
て、凍結乾燥用バイアル瓶52の各々内に収容されてい
る乾燥凍結品(薬剤M)を溶解した。
【0427】また、10本の用時溶解型製剤用キット製
剤P51の各々については、図23に示すように、順
次、瓶詰め製剤(人血清の凍結乾燥製剤)Bの凍結乾燥
用バイアル瓶52に取り付けられているスパイク針付き
容器が取り付けられている蓋体62を、凍結乾燥用バイ
アル瓶52の方向に螺進させて、スパイク針付き容器7
1のスパイク針71bを、凍結乾燥用バイアル瓶52の
開口部52hを気密に密閉しているゴム栓部54を貫通
させることで、スパイク針71bの先端から、スパイク
針付き容器71の溶解液収容容器71a内に収容されて
いる精製水(溶解液L)を凍結乾燥用バイアル瓶52内
に注入することで、凍結乾燥用バイアル瓶52・・・の
各々内に収容されている乾燥凍結品(薬剤M)を溶解し
た。
剤P51の各々については、図23に示すように、順
次、瓶詰め製剤(人血清の凍結乾燥製剤)Bの凍結乾燥
用バイアル瓶52に取り付けられているスパイク針付き
容器が取り付けられている蓋体62を、凍結乾燥用バイ
アル瓶52の方向に螺進させて、スパイク針付き容器7
1のスパイク針71bを、凍結乾燥用バイアル瓶52の
開口部52hを気密に密閉しているゴム栓部54を貫通
させることで、スパイク針71bの先端から、スパイク
針付き容器71の溶解液収容容器71a内に収容されて
いる精製水(溶解液L)を凍結乾燥用バイアル瓶52内
に注入することで、凍結乾燥用バイアル瓶52・・・の
各々内に収容されている乾燥凍結品(薬剤M)を溶解し
た。
【0428】その後、用事薬剤溶解器具61・・・を瓶
詰め製剤B・・・から取り外した。
詰め製剤B・・・から取り外した。
【0429】以上のようにして準備した、乾燥凍結品
(薬剤M)を精製水により溶解した、20本の瓶詰め製
剤B・・・中の人血清中の総コレステロールを、総コレ
ステロール測定試薬デタミナーLTC II(協和メデ
ックス社製)と日立自動分析機7170型を用いて分析
した。
(薬剤M)を精製水により溶解した、20本の瓶詰め製
剤B・・・中の人血清中の総コレステロールを、総コレ
ステロール測定試薬デタミナーLTC II(協和メデ
ックス社製)と日立自動分析機7170型を用いて分析
した。
【0430】従来の方法に従って、操作者がピペット操
作することで、乾燥凍結品(薬剤M)を精製水にて溶解
した10本の瓶詰め製剤B・・・の総コレステロールの
平均値は、192.2mg/dlであり、CVは、1.
2%であった。
作することで、乾燥凍結品(薬剤M)を精製水にて溶解
した10本の瓶詰め製剤B・・・の総コレステロールの
平均値は、192.2mg/dlであり、CVは、1.
2%であった。
【0431】これに対して、用時溶解型製剤用キット製
剤化し、用時薬剤溶解器具61により、乾燥凍結品(薬
剤M)を精製水にて溶解した10本の瓶詰め製剤B・・
・の総コレステロールの平均値は、191.4mg/d
lであり、CVは、0.17%であった。
剤化し、用時薬剤溶解器具61により、乾燥凍結品(薬
剤M)を精製水にて溶解した10本の瓶詰め製剤B・・
・の総コレステロールの平均値は、191.4mg/d
lであり、CVは、0.17%であった。
【0432】以上の結果より、用時溶解型製剤用キット
製剤P51を用いれば、従来の操作者がピペット操作す
る方法に比べ、精製水(溶解液L)を、正確且つばらつ
き無く、凍結乾燥用バイアル瓶52内に注入できること
が、明らかになった。
製剤P51を用いれば、従来の操作者がピペット操作す
る方法に比べ、精製水(溶解液L)を、正確且つばらつ
き無く、凍結乾燥用バイアル瓶52内に注入できること
が、明らかになった。
【0433】尚、発明の実施の形態1及び3では、主
に、用時溶解型製剤用キット製剤P1、P51について
説明したが、本発明に係る用時薬剤溶解器具5、61
は、バイアル製剤V1、瓶詰め製剤Bのゴム栓部4、5
4に、スパイク針付き容器7、71のスパイク針7b、
71bの先端が気密に密閉された状態で、バイアル製剤
V1や瓶詰め製剤Bのゴム栓部4、54に接続されてい
る必要はなく、発明の実施の形態2に示す用時薬剤溶解
器具61と同様、スパイク針7b、71bに、保護用キ
ャップ32を被せておき、バイアル製剤V1や瓶詰め製
剤Bとは、別体として保存するようにし、用事に、保護
用キャップ32を取り外して、バイアル製剤や瓶詰め製
剤のゴム栓部4、54にスパイク針7b、71bを貫通
させて、溶解液収容容器7a、71a内に収容されてい
る溶解液Lを、バイアル製剤V1のバイアル容器13
や、瓶詰め製剤Bの瓶52内に注入するようにしてもよ
い。
に、用時溶解型製剤用キット製剤P1、P51について
説明したが、本発明に係る用時薬剤溶解器具5、61
は、バイアル製剤V1、瓶詰め製剤Bのゴム栓部4、5
4に、スパイク針付き容器7、71のスパイク針7b、
71bの先端が気密に密閉された状態で、バイアル製剤
V1や瓶詰め製剤Bのゴム栓部4、54に接続されてい
る必要はなく、発明の実施の形態2に示す用時薬剤溶解
器具61と同様、スパイク針7b、71bに、保護用キ
ャップ32を被せておき、バイアル製剤V1や瓶詰め製
剤Bとは、別体として保存するようにし、用事に、保護
用キャップ32を取り外して、バイアル製剤や瓶詰め製
剤のゴム栓部4、54にスパイク針7b、71bを貫通
させて、溶解液収容容器7a、71a内に収容されてい
る溶解液Lを、バイアル製剤V1のバイアル容器13
や、瓶詰め製剤Bの瓶52内に注入するようにしてもよ
い。
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の用時薬剤溶解器具では、薬剤収容容器に取り付
けられたガイド部材に螺合されているスパイク針付き容
器収容部材を薬剤収容容器の方向に螺進させるという極
めて簡単な操作を行うだけで、スパイク針付き容器収容
部材に取り付けられているスパイク針付き容器のスパイ
ク針を、薬剤収容容器の開口部を気密に密封しているゴ
ム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内に、スパイク針の先
端からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内に予め定
量されて収容されている溶解液を注入することができ
る。
に記載の用時薬剤溶解器具では、薬剤収容容器に取り付
けられたガイド部材に螺合されているスパイク針付き容
器収容部材を薬剤収容容器の方向に螺進させるという極
めて簡単な操作を行うだけで、スパイク針付き容器収容
部材に取り付けられているスパイク針付き容器のスパイ
ク針を、薬剤収容容器の開口部を気密に密封しているゴ
ム栓部を貫通させ、薬剤収容容器内に、スパイク針の先
端からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内に予め定
量されて収容されている溶解液を注入することができ
る。
【0434】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0435】これにより、この用時薬剤溶解器具を用い
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
【0436】また、この用時薬剤溶解器具を用いれば、
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
【0437】更には、この用時薬剤溶解器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0438】請求項2に記載の用時薬剤溶解器具では、
スパイク針付き容器の溶解液収容容器の底部に、溶解液
充填用の開口部を設けているので、溶解液収容容器内に
溶解液充填用の開口部から溶解液を充填することができ
る。
スパイク針付き容器の溶解液収容容器の底部に、溶解液
充填用の開口部を設けているので、溶解液収容容器内に
溶解液充填用の開口部から溶解液を充填することができ
る。
【0439】即ち、この用時薬剤溶解器具は、溶解液収
容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針接続口から溶
解液を充填する場合に比べて、溶解液収容容器内に、溶
解液を充填し易いため、この用時薬剤溶解器具は、溶解
液収容容器のスパイク針接続口から溶解液を充填するよ
うにした用時薬剤溶解器具に比べ、簡単に且つ高い生産
効率で製造することができる。
容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針接続口から溶
解液を充填する場合に比べて、溶解液収容容器内に、溶
解液を充填し易いため、この用時薬剤溶解器具は、溶解
液収容容器のスパイク針接続口から溶解液を充填するよ
うにした用時薬剤溶解器具に比べ、簡単に且つ高い生産
効率で製造することができる。
【0440】請求項3に記載の用時溶解型キット製剤用
容器では、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部材に
螺合されているスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容
容器の方向に螺進させるという極めて簡単な操作を行う
だけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付けられて
いるスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器
の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬
剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク針付き
容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されてい
る溶解液を注入することができる。
容器では、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部材に
螺合されているスパイク針付き容器収容部材を薬剤収容
容器の方向に螺進させるという極めて簡単な操作を行う
だけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付けられて
いるスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器
の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、薬
剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク針付き
容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されてい
る溶解液を注入することができる。
【0441】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0442】従って、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない、等の効果
がある。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない、等の効果
がある。
【0443】また、この用時溶解型キット製剤用容器を
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0444】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0445】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端がゴム栓
部により気密に密閉され、スパイク針は、ゴム栓部、ガ
イド部材、スパイク針付き容器及びスパイク針付き容器
収容部材により形成される空間に密閉される。
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端がゴム栓
部により気密に密閉され、スパイク針は、ゴム栓部、ガ
イド部材、スパイク針付き容器及びスパイク針付き容器
収容部材により形成される空間に密閉される。
【0446】この結果、この用時溶解型キット製剤用容
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
【0447】請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用
容器では、スパイク針付き容器の溶解液収容容器の底部
に、溶解液充填用の開口部を設けているので、溶解液収
容容器内に溶解液充填用の開口部から溶解液を充填する
ことができる。
容器では、スパイク針付き容器の溶解液収容容器の底部
に、溶解液充填用の開口部を設けているので、溶解液収
容容器内に溶解液充填用の開口部から溶解液を充填する
ことができる。
【0448】即ち、この用時溶解型キット製剤用容器
は、溶解液収容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針
接続口から溶解液を充填する場合に比べて、溶解液収容
容器内に、溶解液を充填し易いため、この用時溶解型キ
ット製剤用容器は、溶解液収容容器のスパイク針接続口
から溶解液を充填するようにした用時溶解型キット製剤
用容器に比べ、簡単に且つ高い生産効率で製造すること
ができる。
は、溶解液収容容器内に、溶解液収容容器のスパイク針
接続口から溶解液を充填する場合に比べて、溶解液収容
容器内に、溶解液を充填し易いため、この用時溶解型キ
ット製剤用容器は、溶解液収容容器のスパイク針接続口
から溶解液を充填するようにした用時溶解型キット製剤
用容器に比べ、簡単に且つ高い生産効率で製造すること
ができる。
【0449】請求項5に記載の用時溶解型キット製剤で
は、請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用
いているので、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部
材に螺合されているスパイク針付き容器収容部材を薬剤
収容容器の方向に螺進させるという極めて簡単な操作を
行うだけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付けら
れているスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容
容器の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通さ
せ、薬剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク
針付き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容さ
れている溶解液を注入することができる。
は、請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用
いているので、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部
材に螺合されているスパイク針付き容器収容部材を薬剤
収容容器の方向に螺進させるという極めて簡単な操作を
行うだけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付けら
れているスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容
容器の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通さ
せ、薬剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク
針付き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容さ
れている溶解液を注入することができる。
【0450】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0451】従って、この用時溶解型製剤用キット製剤
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0452】また、この用時溶解型キット製剤を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【0453】更には、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0454】更には、この用時溶解型キット製剤では、
請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いて
いるので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収容
容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用いて
いるので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収容
容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
【0455】請求項6に記載の用時薬剤溶解用器具で
は、ガイド部材に、スパイク針付き容器を取り付けた
後、ガイド部材を、薬剤収容容器の上部に位置させた
後、薬剤収容容器の下方に押し下げるだけで、スパイク
針付き容器のスパイク針が、薬剤収容容器の開口部を気
密に密封しているゴム栓部を貫通し、スパイク針の先端
からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内に、予め、
薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するのに必
要な量として収容されている溶解液が、薬剤収容容器内
に注入される。
は、ガイド部材に、スパイク針付き容器を取り付けた
後、ガイド部材を、薬剤収容容器の上部に位置させた
後、薬剤収容容器の下方に押し下げるだけで、スパイク
針付き容器のスパイク針が、薬剤収容容器の開口部を気
密に密封しているゴム栓部を貫通し、スパイク針の先端
からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内に、予め、
薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するのに必
要な量として収容されている溶解液が、薬剤収容容器内
に注入される。
【0456】従って、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
【0457】これにより、例えば、臨床診断の分野にお
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
【0458】また、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【0459】更には、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0460】請求項7に記載の用時溶解型キット製剤用
容器では、ガイド部材に、スパイク針付き容器を取り付
けた後、ガイド部材を、薬剤収容容器の上部に位置させ
た後、薬剤収容容器の下方に押し下げるだけで、スパイ
ク針付き容器のスパイク針が、薬剤収容容器の開口部を
気密に密封しているゴム栓部を貫通し、スパイク針の先
端からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内に、予
め、薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するの
に必要な量として収容されている溶解液が、薬剤収容容
器内に注入される。
容器では、ガイド部材に、スパイク針付き容器を取り付
けた後、ガイド部材を、薬剤収容容器の上部に位置させ
た後、薬剤収容容器の下方に押し下げるだけで、スパイ
ク針付き容器のスパイク針が、薬剤収容容器の開口部を
気密に密封しているゴム栓部を貫通し、スパイク針の先
端からスパイク針付き容器の溶解液収容容器内に、予
め、薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するの
に必要な量として収容されている溶解液が、薬剤収容容
器内に注入される。
【0461】従って、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容している溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を
溶解するのに必要な量が収容されているので、従来のよ
うに、シリンジやピペットを操作する操作者のくせや熟
練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フル
プルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤
を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入すること
ができる。
を用いれば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容している溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を
溶解するのに必要な量が収容されているので、従来のよ
うに、シリンジやピペットを操作する操作者のくせや熟
練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フル
プルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤
を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入すること
ができる。
【0462】これにより、例えば、臨床診断の分野にお
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
いては、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準
液の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い、等の効果がある。
【0463】また、この用時溶解型キット製剤用容器を
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0464】更には、この用時薬剤溶解用器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0465】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解するのに必
要な量の溶解液を正確に注入することができるため、溶
解液を薬剤収容容器内に注入する操作者に過度の負担を
かけることがない。
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解するのに必
要な量の溶解液を正確に注入することができるため、溶
解液を薬剤収容容器内に注入する操作者に過度の負担を
かけることがない。
【0466】請求項8に記載の用時溶解型キット製剤用
容器では、ガイド部材の天板部に設けられている開口部
に比べ、他方の鍔体をやや大きくしているので、スパイ
ク針付き容器の、スパイク針のガイド部材の天板部に設
けられている開口部への挿入動作は、他方の鍔体と、ガ
イド部材の天板部との当接により規制される。
容器では、ガイド部材の天板部に設けられている開口部
に比べ、他方の鍔体をやや大きくしているので、スパイ
ク針付き容器の、スパイク針のガイド部材の天板部に設
けられている開口部への挿入動作は、他方の鍔体と、ガ
イド部材の天板部との当接により規制される。
【0467】また、一対の鍔体は、一方の鍔体と他方の
鍔体とを、一対の把持部材の各々の肉厚程度離設してい
るので、他方の鍔体が天板部に設けられている開口部に
当接した際に、一対の把持部材の間に、スパイク針の接
合部材の挟持部が、位置する。
鍔体とを、一対の把持部材の各々の肉厚程度離設してい
るので、他方の鍔体が天板部に設けられている開口部に
当接した際に、一対の把持部材の間に、スパイク針の接
合部材の挟持部が、位置する。
【0468】従って、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、押し操作されることにより、開いた状態に
されている一対の把持部材及びガイド部材の天板部に設
けられている開口部に、スパイク針付き容器のスパイク
針を、他方の鍔体が、ケース体の上面に設けられた開口
部の周囲に当接するまで押し込んだ後、一対の把持部材
を閉じた状態にするという簡単な操作により、スパイク
針付き容器をガイド部材に取り付けることができる。
を用いれば、押し操作されることにより、開いた状態に
されている一対の把持部材及びガイド部材の天板部に設
けられている開口部に、スパイク針付き容器のスパイク
針を、他方の鍔体が、ケース体の上面に設けられた開口
部の周囲に当接するまで押し込んだ後、一対の把持部材
を閉じた状態にするという簡単な操作により、スパイク
針付き容器をガイド部材に取り付けることができる。
【0469】また、一対の把持部材が閉じた状態になれ
ば、スパイク針付き容器の、スパイク針の接合部材の挟
持部を挟持している一対の把持部材が、一対の鍔体によ
り挟持されるようになるため、スパイク針付き容器をガ
イド部材に取り付けた後、ガイド部材を薬剤収容容器の
方向へ押し下げ操作して、薬剤収容容器の開口部を気密
に密閉するゴム栓部を貫通させる際に、スパイク針付き
容器がガイド部材から抜け落ちることがない。
ば、スパイク針付き容器の、スパイク針の接合部材の挟
持部を挟持している一対の把持部材が、一対の鍔体によ
り挟持されるようになるため、スパイク針付き容器をガ
イド部材に取り付けた後、ガイド部材を薬剤収容容器の
方向へ押し下げ操作して、薬剤収容容器の開口部を気密
に密閉するゴム栓部を貫通させる際に、スパイク針付き
容器がガイド部材から抜け落ちることがない。
【0470】請求項9に記載の用時溶解型キット製剤用
容器では、スパイク針を保護用キャップによって気密に
覆うようにしているので、スパイク針付き容器の保存中
に、スパイク針付き容器のスパイク針が汚染されること
が無い。
容器では、スパイク針を保護用キャップによって気密に
覆うようにしているので、スパイク針付き容器の保存中
に、スパイク針付き容器のスパイク針が汚染されること
が無い。
【0471】また、保護用キャップによって、スパイク
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
【0472】この結果、この用時溶解型キット製剤用容
器を用いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に
密閉しているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイ
ク針を貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容
器内に収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶
解液を注入することができる。
器を用いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に
密閉しているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイ
ク針を貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容
器内に収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶
解液を注入することができる。
【0473】請求項10に記載の用時溶解型キット製剤
では、スパイク針を保護用キャップによって気密に覆う
ようにしているので、スパイク針付き容器の保存中に、
スパイク針付き容器のスパイク針が汚染されることが無
い。
では、スパイク針を保護用キャップによって気密に覆う
ようにしているので、スパイク針付き容器の保存中に、
スパイク針付き容器のスパイク針が汚染されることが無
い。
【0474】また、保護用キャップによって、スパイク
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
針の先端を気密に密閉するようにすれば、スパイク針付
き容器の保存中に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が漏
れ出すことが無い。
【0475】この結果、この用時溶解型キット製剤を用
いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に密閉し
ているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイク針を
貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を
注入することができる。
いれば、用時に、薬剤収容容器の開口部を気密に密閉し
ているゴム栓部に、スパイク針付き容器のスパイク針を
貫通させ、薬剤収容容器内に、常に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を
注入することができる。
【0476】請求項11に記載の用時薬剤溶解器具で
は、薬剤収容容器の外周部に設けられたネジ部と、スパ
イク針付き容器が取り付けられた蓋体のネジ部とを螺合
して、蓋体を薬剤収容容器の方向に螺進させるだけで、
蓋体の天板部に、スパイク針付き容器のスパイク針を表
面から裏面に貫通し、裏面側から突出するようにして取
り付けられているので、スパイク針が、薬剤収容容器の
開口部を気密に密閉しているゴム栓部を貫通し、ゴム栓
部を貫通したスパイク針の先端から、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が、薬剤
収容容器内に注入される。
は、薬剤収容容器の外周部に設けられたネジ部と、スパ
イク針付き容器が取り付けられた蓋体のネジ部とを螺合
して、蓋体を薬剤収容容器の方向に螺進させるだけで、
蓋体の天板部に、スパイク針付き容器のスパイク針を表
面から裏面に貫通し、裏面側から突出するようにして取
り付けられているので、スパイク針が、薬剤収容容器の
開口部を気密に密閉しているゴム栓部を貫通し、ゴム栓
部を貫通したスパイク針の先端から、スパイク針付き容
器の溶解液収容容器内に収容されている溶解液が、薬剤
収容容器内に注入される。
【0477】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
は、薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するの
に必要な量の溶解液が予め収容されている。
は、薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するの
に必要な量の溶解液が予め収容されている。
【0478】従って、この用時薬剤溶解器具を用いれ
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
ば、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に収容して
いる溶解液は、予め、薬剤収容容器内の薬剤を溶解する
のに必要な量が収容されているので、従来のように、シ
リンジやピペットを操作する操作者のくせや熟練度や、
溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、フルプルーフ
で、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内の薬剤を溶解す
るのに必要な量の溶解液を正確に注入することができ
る。
【0479】これにより、この用時薬剤溶解器具を用い
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
れば、例えば、臨床診断の分野においては、標準液の濃
度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基づいて
算出される検体値にも誤差を生じない。
【0480】また、この用時薬剤溶解器具を用いれば、
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の濃度
に、簡単に、調整することができる。
【0481】更には、この用時薬剤溶解器具を用いれ
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
ば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器
内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注入
することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注入
する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0482】請求項12に記載の用時溶解型キット製剤
用容器では、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部材
に螺合されているスパイク針付き容器収容部材を薬剤収
容容器の方向に螺進させるという極めて簡単な操作を行
うだけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付けられ
ているスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容
器の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、
薬剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されて
いる溶解液を注入することができる。
用容器では、薬剤収容容器に取り付けられたガイド部材
に螺合されているスパイク針付き容器収容部材を薬剤収
容容器の方向に螺進させるという極めて簡単な操作を行
うだけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付けられ
ているスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容
器の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通させ、
薬剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク針付
き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容されて
いる溶解液を注入することができる。
【0483】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0484】従って、この用時溶解型製剤用キット製剤
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0485】また、この用時溶解型キット製剤用容器を
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
用いれば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に
所定の濃度に、簡単に、調整することができる。
【0486】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
を用いれば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤
収容容器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正
確に注入することができるため、溶解液を薬剤収容容器
内に注入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0487】更には、この用時溶解型キット製剤用容器
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端が、ゴム
栓部により気密に密封され、また、スパイク針が、ゴム
栓部と蓋体とにより形成される空間に密閉される。
では、スパイク針付き容器のスパイク針の先端が、ゴム
栓部により気密に密封され、また、スパイク針が、ゴム
栓部と蓋体とにより形成される空間に密閉される。
【0488】この結果、この用時溶解型キット製剤用容
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
器を用いれば、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤
収容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器
内が、細菌等によって汚染されることがない。
【0489】請求項13に記載の用時溶解型キット製剤
では、請求項12に記載の用時溶解型キット製剤用容器
を用いているので、蓋体を、薬剤収容容器の方向に螺進
させるだけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付け
られているスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収
容容器の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通さ
せ、薬剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク
針付き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容さ
れている溶解液を注入することができる。
では、請求項12に記載の用時溶解型キット製剤用容器
を用いているので、蓋体を、薬剤収容容器の方向に螺進
させるだけで、スパイク針付き容器収容部材に取り付け
られているスパイク針付き容器のスパイク針を、薬剤収
容容器の開口部を気密に密封しているゴム栓部を貫通さ
せ、薬剤収容容器内に、スパイク針の先端からスパイク
針付き容器の溶解液収容容器内に予め定量されて収容さ
れている溶解液を注入することができる。
【0490】スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
収容されている溶解液の量は、薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量になっているので、従来
のように、シリンジやピペットを操作する操作者のくせ
や熟練度や、溶解操作を行う部屋の温度等に関係なく、
フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容器内に
収容されている薬剤を溶解するのに必要な溶解液を注入
することができる。
【0491】従って、この用時溶解型製剤用キット製剤
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
を用いれば、例えば、臨床診断の分野においては、標準
液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度に基
づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0492】また、この用時溶解型キット製剤を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【0493】更には、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
れば、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内の薬剤を溶解するのに必要な量の溶解液を正確に注
入することができるため、溶解液を薬剤収容容器内に注
入する操作者に過度の負担をかけることがない。
【0494】更には、この用時溶解型キット製剤では、
請求項14に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用い
ているので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収
容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
請求項14に記載の用時溶解型キット製剤用容器を用い
ているので、スパイク針を外気に晒すことなく、薬剤収
容容器内へ差し込むことができるので、薬剤収容容器内
が、細菌等によって汚染されることがない、という効果
もある。
【0495】請求項14に記載の用時溶解型キット製剤
では、用時溶解型キット製剤の、薬剤収容容器内を減圧
状態にしているので、薬剤収容容器内に収容されている
薬剤が、乾燥凍結品のようなものであっても、劣化させ
ることなく長期保存することができる。
では、用時溶解型キット製剤の、薬剤収容容器内を減圧
状態にしているので、薬剤収容容器内に収容されている
薬剤が、乾燥凍結品のようなものであっても、劣化させ
ることなく長期保存することができる。
【0496】のみならず、この用時溶解型キット製剤で
は、薬剤収容容器内を減圧状態にしているので、スパイ
ク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を
気密に密閉しているゴム栓部を貫通させた際に、薬剤収
容容器内の圧力と、スパイク針付き容器の溶解液収容容
器内の圧力との間の圧力差により、溶解液収容容器内に
収容されている溶解液が、スムーズに、薬剤収容容器内
に注入される。
は、薬剤収容容器内を減圧状態にしているので、スパイ
ク針付き容器のスパイク針を、薬剤収容容器の開口部を
気密に密閉しているゴム栓部を貫通させた際に、薬剤収
容容器内の圧力と、スパイク針付き容器の溶解液収容容
器内の圧力との間の圧力差により、溶解液収容容器内に
収容されている溶解液が、スムーズに、薬剤収容容器内
に注入される。
【0497】請求項15に記載の用時溶解型キット製剤
では、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内に収容されている診断薬を溶解するのに必要な溶解
液を注入することができるので、標準液の濃度にばらつ
きが生じない。
では、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内に収容されている診断薬を溶解するのに必要な溶解
液を注入することができるので、標準液の濃度にばらつ
きが生じない。
【0498】従って、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
【0499】請求項16に記載の用時溶解型キット製剤
では、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内に収容されている標準物質を溶解するのに必要な溶
解液を注入することができるので、標準液の濃度にばら
つきが生じない。
では、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内に収容されている標準物質を溶解するのに必要な溶
解液を注入することができるので、標準液の濃度にばら
つきが生じない。
【0500】従って、この用時溶解型キット製剤を用い
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
れば、標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液
の濃度に基づいて算出される検体値にも誤差を生じな
い。
【0501】請求項17に記載の用時溶解型キット製剤
では、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内に収容されている乾燥凍結品を溶解するのに必要な
溶解液を注入することができるので、乾燥凍結品が標準
物質である場合には、標準液の濃度にばらつきが生じな
い。
では、フルプルーフで、薬剤収容容器内に、薬剤収容容
器内に収容されている乾燥凍結品を溶解するのに必要な
溶解液を注入することができるので、乾燥凍結品が標準
物質である場合には、標準液の濃度にばらつきが生じな
い。
【0502】従って、臨床診断の分野の場合を例にとっ
て説明すると、この用時溶解型キット製剤を用いれば、
標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度
に基づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
て説明すると、この用時溶解型キット製剤を用いれば、
標準液の濃度にばらつきが生じないため、標準液の濃度
に基づいて算出される検体値にも誤差を生じない。
【0503】また、この用時溶解型キット製剤を用いれ
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
ば、医療現場においては、注射剤の濃度を正確に所定の
濃度に、簡単に、調整することができる。
【図1】本発明に係る用時溶解型キット製剤用容器の一
例を用いた用時溶解型キット製剤を概略的に説明する断
面図である。
例を用いた用時溶解型キット製剤を概略的に説明する断
面図である。
【図2】図1に示す用時溶解型キット製剤用容器の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1に示す用時溶解型キット製剤用容器の構成
部材である、ガイド部材を概略的に説明する説明図であ
り、図3(a)は、ガイド部材をその上方位置から見た
状態を概略的に示す平面図であり、図3(b)は、ガイ
ド部材をその横方位置から見た状態を概略的に示す正面
図であり、図3(c)は、ガイド部材をその下方位置か
ら見た状態を概略的に示す裏面図であり、また、図3
(d)は、ガイド部材をその中心線に沿う概略的な断面
図である。
部材である、ガイド部材を概略的に説明する説明図であ
り、図3(a)は、ガイド部材をその上方位置から見た
状態を概略的に示す平面図であり、図3(b)は、ガイ
ド部材をその横方位置から見た状態を概略的に示す正面
図であり、図3(c)は、ガイド部材をその下方位置か
ら見た状態を概略的に示す裏面図であり、また、図3
(d)は、ガイド部材をその中心線に沿う概略的な断面
図である。
【図4】図1に示す用時溶解型キット製剤用容器の構成
部材である、スパイク針付き容器収容部材及びスパイク
針付き容器収容部材内に設けられているスパイク針付き
容器を概略的に説明する説明図であり、図4(a)は、
スパイク針付き容器収容部材及びスパイク針付き容器収
容部材内に設けられているスパイク針付き容器をその上
方位置から見た状態を概略的に示す平面図であり、図4
(b)は、スパイク針付き容器収容部材をその横方位置
から見た状態を概略的に示す正面図であり、図4(c)
は、スパイク針付き容器収容部材及びスパイク針付き容
器収容部材内に設けられているスパイク針付き容器をそ
の下方位置から見た状態を概略的に示す裏面図であり、
また、図4(d)は、スパイク針付き容器収容部材及び
スパイク針付き容器収容部材内に設けられているスパイ
ク針付き容器の中心線に沿う概略的な断面図である。
部材である、スパイク針付き容器収容部材及びスパイク
針付き容器収容部材内に設けられているスパイク針付き
容器を概略的に説明する説明図であり、図4(a)は、
スパイク針付き容器収容部材及びスパイク針付き容器収
容部材内に設けられているスパイク針付き容器をその上
方位置から見た状態を概略的に示す平面図であり、図4
(b)は、スパイク針付き容器収容部材をその横方位置
から見た状態を概略的に示す正面図であり、図4(c)
は、スパイク針付き容器収容部材及びスパイク針付き容
器収容部材内に設けられているスパイク針付き容器をそ
の下方位置から見た状態を概略的に示す裏面図であり、
また、図4(d)は、スパイク針付き容器収容部材及び
スパイク針付き容器収容部材内に設けられているスパイ
ク針付き容器の中心線に沿う概略的な断面図である。
【図5】図1に示す用時溶解型キット製剤用容器の構成
部材である、蓋体を概略的に説明する説明図であり、図
5(a)は、蓋体をその上方位置から見た状態を概略的
に示す平面図であり、図5(b)は、蓋体をその横方位
置から見た状態を概略的に示す正面図であり、図5
(c)は、蓋体をその下方位置から見た状態を概略的に
示す裏面図であり、また、図5(d)は、蓋体の中心線
に沿う概略的な断面図である。
部材である、蓋体を概略的に説明する説明図であり、図
5(a)は、蓋体をその上方位置から見た状態を概略的
に示す平面図であり、図5(b)は、蓋体をその横方位
置から見た状態を概略的に示す正面図であり、図5
(c)は、蓋体をその下方位置から見た状態を概略的に
示す裏面図であり、また、図5(d)は、蓋体の中心線
に沿う概略的な断面図である。
【図6】図1に示す用時溶解型キット製剤用容器の構成
部材である、バイアルのゴム栓部を概略的に説明する説
明図であり、図6(a)は、ゴム栓部4をその上方位置
から見た状態を概略的に示す平面図であり、図6(b)
は、ゴム栓部4をその横方位置から見た状態を概略的に
示す正面図であり、図6(c)は、ゴム栓部4をその下
方位置から見た状態を概略的に示す裏面図であり、ま
た、図6(d)は、ゴム栓部4の中心線に沿う概略的な
断面図である。
部材である、バイアルのゴム栓部を概略的に説明する説
明図であり、図6(a)は、ゴム栓部4をその上方位置
から見た状態を概略的に示す平面図であり、図6(b)
は、ゴム栓部4をその横方位置から見た状態を概略的に
示す正面図であり、図6(c)は、ゴム栓部4をその下
方位置から見た状態を概略的に示す裏面図であり、ま
た、図6(d)は、ゴム栓部4の中心線に沿う概略的な
断面図である。
【図7】図1に示す用時溶解型製剤用キット製剤の使用
方法を概略的に説明する説明図である。
方法を概略的に説明する説明図である。
【図8】図1に示す用時溶解型製剤用キット製剤の製造
方法を例示的に説明する説明図である。
方法を例示的に説明する説明図である。
【図9】本発明に係る用時溶解型キット製剤用容器の他
の一例を用いた用時溶解型キット製剤を概略的に説明す
る斜視図である。
の一例を用いた用時溶解型キット製剤を概略的に説明す
る斜視図である。
【図10】図9に示す用時溶解型キット製剤用容器の構
成部材である、スパイク針付き容器を概略的に説明する
説明図であり、図10(a)は、スパイク針付き容器を
概略的に示す断面図であり、図10(b)は、スパイク
針付き容器を、スパイク針から、スパイク針を気密に覆
う保護用キャップを取り外した状態を概略的に示す側面
図である。
成部材である、スパイク針付き容器を概略的に説明する
説明図であり、図10(a)は、スパイク針付き容器を
概略的に示す断面図であり、図10(b)は、スパイク
針付き容器を、スパイク針から、スパイク針を気密に覆
う保護用キャップを取り外した状態を概略的に示す側面
図である。
【図11】図9に示す用時溶解型キット製剤用容器の構
成部材である、ガイド部材の構成を概略的に説明する分
解斜視図である。
成部材である、ガイド部材の構成を概略的に説明する分
解斜視図である。
【図12】図11に示すガイド部材の構成部材であるカ
バー体を概略的に説明する図であり、図12(a)は、
カバー体を概略的に説明する平面図であり、図12
(b)は、図11中、カバー体をX方向に見た状態を概
略的に説明する正面図であり、図12(c)は、図11
中、カバー体をY方向に見た状態を概略的に説明する側
面図であり、図12(d)は、カバー体44を概略的に
説明する裏面図であり、また、図12(e)は、図12
(a)中、XII−XII線に従う概略的な断面図であ
る。
バー体を概略的に説明する図であり、図12(a)は、
カバー体を概略的に説明する平面図であり、図12
(b)は、図11中、カバー体をX方向に見た状態を概
略的に説明する正面図であり、図12(c)は、図11
中、カバー体をY方向に見た状態を概略的に説明する側
面図であり、図12(d)は、カバー体44を概略的に
説明する裏面図であり、また、図12(e)は、図12
(a)中、XII−XII線に従う概略的な断面図であ
る。
【図13】図12に示す一対の操作片の各々の形状・構
造を概略的に説明する図であり、図13(a)は、操作
片を概略的に説明する平面図であり、図13(b)は、
操作片を概略的に説明する正面図であり、図13(c)
は、図13(a)中、操作片をZ方向に見た状態を概略
的に説明する側面図であり、図13(d)は、カバー体
を概略的に説明する裏面図であり、また、図13(e)
は、図13(a)中、XIII−XIII線に従う概略
的な断面図である。
造を概略的に説明する図であり、図13(a)は、操作
片を概略的に説明する平面図であり、図13(b)は、
操作片を概略的に説明する正面図であり、図13(c)
は、図13(a)中、操作片をZ方向に見た状態を概略
的に説明する側面図であり、図13(d)は、カバー体
を概略的に説明する裏面図であり、また、図13(e)
は、図13(a)中、XIII−XIII線に従う概略
的な断面図である。
【図14】図11に示すガイド部材を概略的に示す分解
断面図である。
断面図である。
【図15】図11に示すガイド部材の一対の操作片が押
し操作されていない状態を概略的に示す図であり、図1
5(a)は、一対の操作片が押し操作されていない状態
を概略的に示す平面図であり、また、図15(b)は、
一対の操作片が押し操作されていない状態を概略的に示
す断面図である。
し操作されていない状態を概略的に示す図であり、図1
5(a)は、一対の操作片が押し操作されていない状態
を概略的に示す平面図であり、また、図15(b)は、
一対の操作片が押し操作されていない状態を概略的に示
す断面図である。
【図16】図11に示す一対の操作片が押し操作されて
いる状態を概略的に示す図であり、図16(a)は、一
対の操作片が押し操作されている状態を概略的に示す平
面図であり、また、図16(b)は、一対の操作片が押
し操作されている状態を概略的に示す断面図である。
いる状態を概略的に示す図であり、図16(a)は、一
対の操作片が押し操作されている状態を概略的に示す平
面図であり、また、図16(b)は、一対の操作片が押
し操作されている状態を概略的に示す断面図である。
【図17】図9に示す用時溶解型製剤用キット製剤の使
用方法を概略的に説明する説明図である。
用方法を概略的に説明する説明図である。
【図18】図9に示す用時溶解型製剤用キット製剤の使
用方法を概略的に説明する説明図である。
用方法を概略的に説明する説明図である。
【図19】図9に示す用時溶解型製剤用キット製剤P1
1の使用方法を概略的に説明する説明図である。
1の使用方法を概略的に説明する説明図である。
【図20】図9に示す用時溶解型製剤用キット製剤の構
成部材である、スパイク針付き容器の製造工程を例示的
に説明する説明図である。
成部材である、スパイク針付き容器の製造工程を例示的
に説明する説明図である。
【図21】本発明に係る用時溶解型キット製剤用容器の
他の一例を用いた用時溶解型キット製剤を概略的に説明
する断面図である。
他の一例を用いた用時溶解型キット製剤を概略的に説明
する断面図である。
【図22】図21に示す用時溶解型キット製剤を概略的
に説明する分解斜視図である。
に説明する分解斜視図である。
【図23】図21に示す用時溶解型製剤用キット製剤の
使用方法を概略的に説明する説明図である。
使用方法を概略的に説明する説明図である。
【図24】図21に示す用時溶解型製剤用キット製剤の
製造方法を例示的に説明する説明図である。
製造方法を例示的に説明する説明図である。
【図25】図21に示す用時溶解型製剤用キット製剤の
製造方法を例示的に説明する説明図である。
製造方法を例示的に説明する説明図である。
【図26】図21に示す用時溶解型製剤用キット製剤の
製造方法を例示的に説明する説明図である。
製造方法を例示的に説明する説明図である。
1、11 用時溶解型キット製剤用容器 2、12 バイアル 3、13 薬剤収容容器(バイアル容器) 3h、13h バイアル容器の開口部 3n ネジ部 4、14、54 ゴム栓部 4h スパイク針収容孔 5、21、61 用時薬剤溶解器具 6、41 ガイド部材 6a 鍔体 6n1、6n2 ネジ部 6h 鍔体に設けられている中空 6s ストッパー 7、31、71 スパイク針付き容器 7a、31a、71a 溶解液収容容器 7b、31b、71b スパイク針 7ha 開口部 7hb 溶解液収容容器の底部に設けられている開口部 8 スパイク針付き容器収容部材 8a 上部筒体部 8b スカート部 8n ネジ部 8p 突起 8p1、8p2 突起部 9 蓋体 31c 接合部材 31fa、31fb 鍔体 31p 挟持部 32 保護用キャップ 42 筒状部 42f 鍔体 42h ガイド部材の天板部に設けられている開口部 43 ガイド部材の天板部 44 ケース体 44h ケース体の上面に設けられている貫通孔 45 把持部 46 操作片 52 薬剤収容容器(瓶) 52h 薬剤収容容器(瓶)の開口部 52n ネジ部 62 蓋体 62n ネジ部 63 蓋体の天板部 B 瓶詰め製剤 L 溶解液 M 薬剤 P1、P11、P51 用時溶解型キット製剤 V1、V12 バイアル製剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA12 BB11 BB18 DD21A FF12 FF68 GG47 4C087 AA01 BB35 DA04 MA66 NA04 ZA51
Claims (17)
- 【請求項1】薬剤を収容する薬剤収容容器の開口部を気
密に密封するゴム栓部の外径と概ね同じ大きさの内径を
有し、外周部にはネジ部が設けられたガイド部材と、 スパイク針接続口を有し、前記薬剤収容容器内に収容す
る薬剤を溶解するのに必要な量として、予め定量された
溶解液を収容する溶解液収容容器と、前記スパイク針接
続口に気密に取り付けられたスパイク針とを備えるスパ
イク針付き容器と、 前記ガイド部材の外周部に設けられたネジ部に螺合可能
なネジ部を内周面の一端から他端までの間に有し、且
つ、前記スパイク針付き容器を収容する、スパイク針付
き容器収容部材とを備え、 前記スパイク針付き容器収容部材内に、前記スパイク針
付き容器が、前記スパイク針を、前記ガイド部材の一端
方向に向けて収容されている、用時薬剤溶解器具。 - 【請求項2】前記スパイク針付き容器の溶解液収容容器
は、その底部に、溶解液充填用の開口部を更に備え、前
記溶解液充填用の開口部は、蓋体により気密に密封され
るようになっている、請求項1に記載の用時薬剤溶解器
具。 - 【請求項3】薬剤が収容され、開口部がゴム栓部により
気密に密封されるようになっている薬剤収容容器と、 前記薬剤収容容器の前記ゴム栓部の外径と概ね同じ大き
さの内径を有し、外周部にはネジ部が設けられた円筒形
状のガイド部材と、 スパイク針接続口を有し、予め定量された溶解液が収容
される溶解液収容容器と、前記スパイク針接続口に気密
に取り付けられたスパイク針とを備えるスパイク針付き
容器と、 前記ガイド部材の外周部に設けられたネジ部に螺合可能
なネジ部を内周面の一端から他端までの間に有し、且
つ、前記スパイク針付き容器を収容する、スパイク針付
き容器収容部材とを備え、 前記スパイク針付き容器は、スパイク針付き容器収容部
材内に、前記スパイク針を、前記ガイド部材の一端方向
に向けて収容されており、 前記ガイド部材は、前記薬剤収容容器の開口部を気密に
密閉するゴム栓部に嵌め合わされており、 前記スパイク針付き容器収容部材が、前記ガイド部材
に、前記スパイク針付き容器収容部材に収容されている
スパイク針付き容器のスパイク針の先端が、前記薬剤収
容容器の開口部を気密に密閉する前記ゴム栓部により密
閉される位置まで、前記ガイド部材に螺合されており、 前記薬剤収容容器内に収容される薬剤を用時に溶解する
際には、前記スパイク針付き容器収容部材を、前記ガイ
ド部材に螺進させることで、前記スパイク針付き容器の
スパイク針接続口に取り付けられているスパイク針を、
前記薬剤収容容器の開口部を気密に密閉するゴム栓部を
貫通させ、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に予
め定量されて収容されている溶解液が、前記薬剤収容容
器のバイアル容器内に注入されるようにした、用時溶解
型キット製剤用容器。 - 【請求項4】前記スパイク針付き容器の溶解液収容容器
の底部は、溶解液充填用の開口部を備え、前記溶解液充
填用の開口部は、蓋用体により気密に密封されるように
なっている、請求項3に記載の用時溶解型キット製剤用
容器。 - 【請求項5】請求項4に記載の用時溶解型キット製剤用
容器を用いた用時溶解型キット製剤であって、 前記薬剤収容容器内には、薬剤が収容されており、 前記スパイク針付き容器の溶解液収容容器内には、前記
薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するのに必
要な量の溶解液が収容され、前記蓋体により、前記溶解
液収容容器の底部に設けられている、前記溶解液充填用
の開口部が気密に密封されている、用時溶解型キット製
剤。 - 【請求項6】スパイク針付き容器を取り付けるための開
口部を有する天板部を備える筒状本体部と、前記天板部
の開口部に設けられた一対の操作片とを備えるガイド部
材を備え、 前記一対の操作片の各々は、把持部材を備え、 前記一対の把持部材は、弾性体の付勢力によって常時閉
じた状態にされ、前記一対の操作片を押し操作すれば、
開いた状態になるようにされている、用時薬剤溶解器
具。 - 【請求項7】スパイク針付き容器を取り付けるための開
口部を有する天板部を備える筒状本体部と、前記天板部
の開口部に設けられた一対の操作片とを備えるガイド部
材と、 スパイク針接続口を有し、予め定量された溶解液が収容
される溶解液収容容器と、前記溶解液収容容器のスパイ
ク針接続口に気密に取り付けられたスパイク針とを備え
るスパイク針付き容器とを備え、 前記一対の操作片の各々は、把持部材を備え、 前記一対の把持部材は、弾性体の付勢力によって常時閉
じた状態にされ、前記一対の操作片を押し操作すれば、
開いた状態になるようにされており、 薬剤収容容器内に収容される薬剤を用時に溶解する際に
は、前記ガイド部材の操作片を押し操作して、前記一対
の把持部材を開いた状態にし、前記スパイク針付き容器
のスパイク針を、前記天板部に設けられている開口部内
を挿通させ、前記一対の把持部材の間に、スパイク針
の、溶解液収容容器との接合部材が位置した時点で、前
記一対の把持部材により、前記接合部材を挟持し、その
後、前記ガイド部材を前記薬剤収容容器の下方に移動さ
せることで、前記スパイク針付き容器のスパイク針接続
口に気密に取り付けられているスパイク針を、前記薬剤
収容容器の開口部を気密に密閉するゴム栓部を貫通さ
せ、前記スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に予め
定量されて収容されている溶解液が、前記薬剤収容容器
内に注入されるようにした、用時溶解型キット製剤用容
器。 - 【請求項8】スパイク針の接合部材は、その外周に、前
記一対の把持部材の厚さ程度の間隔を隔てて離設するよ
うに設けられた、一対の鍔体を更に備え、 前記一対の鍔体の中、 前記スパイク針に近い側に位置する一方の鍔体は、前記
ガイド部材の天板部に設けられている開口部よりやや小
さくされており、 前記スパイク針から遠い側に位置する他方の鍔体は、前
記ガイド部材の天板部に設けられている開口部よりやや
大きくされている、請求項7に記載の用時溶解型キット
製剤用容器。 - 【請求項9】前記スパイク針を汚染から防御するため
に、前記スパイク針を気密に覆う保護用キャップを更に
備える、請求項7又は請求項8に記載の用時溶解型キッ
ト製剤用容器。 - 【請求項10】請求項9に記載の用時溶解型キット製剤
用容器を用いた用時溶解型キット製剤であって、 前記薬剤収容容器内には、薬剤が収容されており、 前記スパイク針付き容器の溶解液収容容器内には、前記
薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するのに必
要な量の溶解液が収容されており、前記スパイク針付き
容器のスパイク針が、保護用キャップにより気密に密封
されている、用時溶解型キット製剤。 - 【請求項11】スパイク針接続口を有し、予め定量され
た溶解液を収容する溶解液収容容器と、前記スパイク針
接続口に気密に取り付けられたスパイク針とを備えるス
パイク針付き容器と、 薬剤を収容するための薬剤収容容器の外周部に設けられ
たネジ部に螺合可能なネジ部を内周面の一端から他端ま
での間に有する蓋体とを備え、 前記蓋体の天板部には、前記スパイク針付き容器が、そ
のスパイク針を表面から裏面に貫通し、裏面側から突出
するようにして取り付けられている、用時薬剤溶解器
具。 - 【請求項12】スパイク針接続口を有し、予め定量され
た溶解液を収容する溶解液収容容器と、 前記スパイク針接続口に気密に取り付けられたスパイク
針とを備えるスパイク針付き容器と、 薬剤を収容し、開口部がゴム栓部により気密に密封され
るようになっており、且つ、その外周部にはネジ部が設
けられた、薬剤を収容する薬剤収容容器と、 前記薬剤収容容器の外径と概ね同じ大きさの内径を有
し、内周部には、前記薬剤収容容器の外周部に設けられ
たネジ部と螺合可能なネジ部が設けられた蓋体とを備
え、 前記蓋体の天板部には、前記スパイク針付き容器が、そ
のスパイク針を前記天板部の表面から裏面に貫通し、裏
面側から突出するようにして取り付けられており、 前記蓋体が、前記蓋体に取り付けられているスパイク針
付き容器のスパイク針の先端が、前記薬剤収容容器を密
封している前記ゴム栓部により密閉される位置まで、前
記薬剤収容容器に螺合されており、 前記薬剤収容容器内に収容される薬剤を用時に溶解する
際には、前記蓋体を、前記薬剤収容容器の方向に螺進さ
せることで、前記スパイク針付き容器のスパイク針接続
口に気密に取り付けられているスパイク針を、前記薬剤
収容容器を気密に密封しているゴム栓部を貫通させるこ
とにより、スパイク針付き容器の溶解液収容容器内に予
め定量されて収容されている溶解液が、前記薬剤収容容
器内に注入されるようにした、用時溶解型キット製剤用
容器。 - 【請求項13】請求項12に記載の用時溶解型キット製
剤用容器を用いた用時溶解型キット製剤であって、 前記薬剤収容容器内には、薬剤が収容されており、 前記スパイク針付き容器の溶解液収容容器内には、前記
薬剤収容容器内に収容されている薬剤を溶解するのに必
要な量の溶解液が収容されている、用時溶解型キット製
剤。 - 【請求項14】前記薬剤収容容器内が減圧状態になって
いる、請求項5、10及び13のいずれかに記載の用時
溶解型キット製剤。 - 【請求項15】前記薬剤収容容器内に収容されている薬
剤が、診断薬である、請求項5、10、13及び14の
いずれかに記載の用時溶解型キット製剤。 - 【請求項16】前記診断薬が、標準物質である、請求項
15に記載の用時溶解型キット製剤。 - 【請求項17】前記薬剤収容容器内に収容されている診
断薬が、乾燥凍結品である、請求項16に記載の用時溶
解型キット製剤。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000240673A JP2002052067A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容器及び用時溶解型キット製剤 |
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---|---|---|---|
JP2000240673A JP2002052067A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 用時薬剤溶解器具、用時溶解型キット製剤用容器及び用時溶解型キット製剤 |
Publications (1)
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2002052067A (ja) |
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-
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- 2000-08-09 JP JP2000240673A patent/JP2002052067A/ja not_active Withdrawn
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