JP2002051278A - 情報端末 - Google Patents

情報端末

Info

Publication number
JP2002051278A
JP2002051278A JP2000235257A JP2000235257A JP2002051278A JP 2002051278 A JP2002051278 A JP 2002051278A JP 2000235257 A JP2000235257 A JP 2000235257A JP 2000235257 A JP2000235257 A JP 2000235257A JP 2002051278 A JP2002051278 A JP 2002051278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
hologram
display device
image display
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000235257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4679700B2 (ja
Inventor
Tetsuya Ishii
哲也 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000235257A priority Critical patent/JP4679700B2/ja
Publication of JP2002051278A publication Critical patent/JP2002051278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4679700B2 publication Critical patent/JP4679700B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯型情報端末の直視モードでの操作性を損な
わずに、用途に応じて容易に拡大虚像を表示可能な光学
的機能を付加した情報端末を提供する。 【解決手段】画像表示デバイス3と、透過型体積ホログ
ラム1と、画像観察窓2と、反射型体積ホログラム4を
有している。画像観察窓2は、画像表示デバイス3を外
部から照明するのに十分な大きさを有し、画像表示デバ
イス3の画像表示面に対向して配置されている。ホログ
ラム1は、画像観察窓2と画像表示デバイス3の間にお
いて略平行に配置され、所定方向から入射する光に対し
て正のレンズ作用を有し、画像表示デバイス3から前記
所定方向に発散する光を虚像形成光にする。ホログラム
4は、虚像形成光の波長分布を制限している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報端末、特に携
帯型の情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、個人で大画面の画像を楽しむこと
等を目的とした画像表示装置、特に、頭部や顔面に装着
するタイプの画像表示装置の開発が盛んになされてい
る。また、近年、携帯電話の普及や携帯情報端末の普及
に伴い、携帯電話や携帯情報端末の画像や文字データを
大画面で見たいというニーズが高まっている。
【0003】従来、頭部装着式の画像表示装置として、
CRTのような画像表示素子の像を画像伝達素子で物体
面に伝達し、この物体面の像をトーリック反射面によっ
て空中に投影するようにしたものが知られている(米国
特許第4026641号)。また、液晶表示装置(LC
D)等の画像表示装置上の画像を屈折型のリレー光学系
を介して一度空中に結像させた後、さらに偏心配置され
た凹面鏡からなる接眼光学系を介して観察者の眼球に導
くようにしたものが知られている(特開平6−2949
43号)。しかし、これらはいずれも光学系が大きいた
め、携帯電話や携帯情報端末に用いるには不適当であ
る。
【0004】携帯型情報端末においては、表示デバイス
の拡大虚像を表示し、通話をしながら画像視認が可能な
ファインダー方式の携帯電話が提案されている(特開平
7−235892号)。さらに、ファインダーを覗きな
がら携帯型情報端末を操作する方法も提案されている
(特開平9−219755号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
例は、もっぱらファインダーを用いて画像を観察するこ
とを想定して構成されているため、画像表示素子を直視
モードで観察できないか、あるいは、ファインダー光学
系等との干渉によって、直視モードで観察しにくくなっ
ている。そこで、ファインダー表示モード用の画像表示
素子と、直視モード用の画像表示素子の2つの画像表示
素子を同時に備えて構成することが、上記問題を解決す
るための一つの選択肢としては考えられる。しかし、画
像表示素子を2つ使う構成はコストを上昇させるだけで
なく、部品レイアウトの制限や消費電力の増加につなが
るので、携帯型情報端末を構成するにはふさわしくな
い。
【0006】携帯型情報端末における最も自然で楽な操
作方法は、実像として表示された画像を直視モードで観
察しながら、同一視野にあるデータ入力キーを操作する
方法であることは否めない。すなわち携帯型情報端末
は、特に画像を詳細に見る必要がある場合や、あるい
は、携帯電話として通話しながら用いる場合のような特
殊な用途の場合を除き、通常の多くの用途においては、
このような直視モードで操作できることが望ましい。
【0007】そこで本発明は、携帯型情報端末の直視モ
ードでの操作性を損なわずに、用途に応じて容易に拡大
虚像を表示可能な情報端末を提供すること、より一般的
に言えば、従来から携帯電話などの携帯型情報端末の利
便性を損なうことなく、有益な光学的機能を付加した情
報端末を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本第1の発明
による情報端末は、画像表示デバイスと、平板状の透過
型ホログラム部材と、画像観察窓と、波長選択手段を有
し、前記画像観察窓が、前記画像表示デバイスを外部か
ら照明するのに十分な大きさを有していて、前記画像表
示デバイスの画像表示面に対向して配置され、前記ホロ
グラム部材が、前記画像観察窓と前記画像表示デバイス
との間において、該画像観察窓と画像表示デバイスのそ
れぞれに対して略平行に配置されていて、所定方向から
入射する光に対して正のレンズ作用を有し、該正のレン
ズ作用によって、前記画像表示デバイスから前記所定方
向に発散する光を拡大虚像を形成する虚像形成光にし、
前記波長選択手段が、虚像形成光の波長分布を制限する
ことを特徴としている。
【0009】本第1の発明のように、画像表示デバイス
を直接観察する窓部に虚像形成用の光学系を配置して、
さらにその虚像形成用の光学系をホログラム部材で実現
すれば、実質的に虚像形成用光学系用のスペースを新た
に確保する必要が無く、コンパクトな構成を実現するこ
とができる。また、本第1の発明によれば、直接観察と
虚像観察のそれぞれの用途に対して、透過型ホログラム
の入射角度選択性を利用し、画像表示デバイスから拡散
する光の拡散角によって用途別に光を分割することがで
きるので、ホログラム部材を観察窓部に近接配置してい
るにも関わらず、画像表示デバイスの直接観察を実質的
に妨げることがない。また、直接観察と虚像観察の切り
換えは、観察窓を覗き込む角度を変えるだけの簡単な動
作で実現できる。また、本第1の発明のように波長選択
手段を用いて、ホログラム部材に入射する光の波長幅を
制限すれば、ホログラムの大きな分散特性によって生じ
る色収差を実質的に抑制することができ、拡大虚像の品
質を保つことができる。さらに、本第1の発明によれ
ば、外光照明を活用でき、また、画像表示デバイスは一
つで足りるので、従来の携帯電話等と比較しても、携帯
性や消費電力の点で遜色ない。
【0010】なお、本第1の発明においては、ホログラ
ム部材に想定されていない波長の光が入射するのを防止
するために、画像表示デバイスから射出する光の配光特
性を最適に制御する光拡散部材を具備することがより好
ましい。
【0011】本第2の発明による情報端末は、透過率変
調型の画像表示デバイスと、光拡散部材と、画像観察窓
と、拡大虚像形成光学系と、画像反転回路を有してい
て、画像表示デバイスの直接観察と拡大虚像観察を行な
うことができるように構成され、前記画像表示デバイス
が、表面と裏面に互いに表裏の関係にある画像を表示
し、前記画像観察窓が、前記画像表示デバイスを外部か
ら照明するのに十分な大きさを有していて、前記画像表
示デバイスの表面に対向して配置され、前記光拡散部材
が、前記画像表示デバイスの裏面に接して、又は近接し
て配置されていて、前記画像表示デバイスの表面側と裏
面側に適正な比率及び配光特性で光を分配し、前記画像
反転回路が、観察方法の違いに対応して表示画像を互い
に表裏の関係に変換することを特徴としている。
【0012】本第2の発明によれば、画像表示デバイス
を直接観察する従来からの機構には実質的に手を加える
ことなく、例えば、半透明の拡散部材の配光特性を制御
することにより、画像表示デバイスの表裏面から画像を
取り出しているので、用途別に光の分割を確実に行なう
ことができ、安定的かつ明瞭な直接観察および拡大虚像
観察を行なうことができる。また、本第2の発明によれ
ば、画像の表裏を画像反転回路で反転し、裏側から覗く
という簡単な操作で、直接観察と拡大虚像観察とを切り
替えることができる。また、本第2の発明によれば、画
像観察窓と拡大虚像形成光学系とを完全に分離している
ので、画像表示デバイスを観察窓に実質的に接した状態
で配置することができ、窓部におけるケラレなどの問題
も生じにくい。一方で、裏面には比較的空間が確保しや
すいため、拡大虚像形成光学系の光学的レイアウトの自
由度が上がり、高品質な拡大虚像形成光学系を達成する
ことができる。また、本第2の発明によれば、本第1の
発明と同様に、外部の照明を活用でき、また、画像表示
デバイスが一つで足りるので、従来の携帯電話等と比較
しても、携帯性や消費電力の点で遜色ない。
【0013】なお、本第2の発明においては、画像表示
デバイスの裏面側に比較的空間的余裕があるが、情報端
末のコンパクト化のためには、この空間はなるべく有効
に使う必要がある。従って、裏面において虚像を形成す
るための光学系としては、ホログラム部材を用いること
が好ましい。さらにこの場合は、波長選択手段を併用す
ることでホログラム部材の特性を活かすことが好まし
い。
【0014】本第3の発明による情報端末は、画像表示
デバイスと、平板状の第1のホログラム部材と、平板状
の第2のホログラム部材と、画像観察窓を有し、前記画
像観察窓が、前記画像表示デバイスを外部から照明する
のに十分な大ささを有していて、前記画像表示デバイス
の画像表示面に対向して配置され、第1のホログラム部
材及び第2のホログラム部材が、それぞれ所定方向から
入射する光に対してレンズ作用を有し、少なくとも前記
第1のホログラム部材及び第2のホログラム部材を含む
光学系が、所定方向から入射する光に対して拡大虚像を
形成する結像光学系を構成し、前記画像表示デバイスか
ら前記所定方向に発散する光が、前記結像光学系の波面
変換作用を受け、前記第2のホログラム部材から射出し
て所定の位置に拡大虚像を形成し、前記第1のホログラ
ム部材及び前記第2のホログラム部材が、互いに相殺す
る方向に色収差を発生し、前記画像表示デバイスから発
散した光のうち虚像を形成しない光が、ホログラムのレ
ンズ作用を受けずに画像観察窓から射出されるようにし
たことを特徴としている。
【0015】携帯型の情報端末のボディーは、概ね、平
板状が使いやすい形態であり、通常、携帯型の情報端末
に具備される画像表示デバイスは、ボディーの平面部に
沿って配置されている。上述のように、本願において
は、拡大虚像観察が可能な携帯型情報端末の小電力化、
およびコンパクト化を実現するために、一つの表示デバ
イスで直接観察と拡大虚像観察を行なうことを目指して
いる。画像表示デバイスに表示された画像から拡大虚像
を形成するには、通常はその平面部に沿って配置された
画像表示デバイスに対して垂直な光軸上に拡大虚像形成
用の結像光学系を配置することが必要になるが、そのよ
うな配置構成は携帯型の情報端末にはふさわしくない。
【0016】これに対し、ホログラム部材は厚さが実質
的に存在しないため、極めて薄い光学系を実現すること
ができる。ここで、携帯型の情報端末においては、外光
を活用することで消費電力を節約することが好ましい
が、外光として白色光を用いた場合にホログラム部材が
色収差を大きく発生させてしまうという問題がある。そ
こで、本第3の発明のように、複数のホログラム部材を
用いて、それぞれのホログラムから生じる色収差を互い
にキャンセルさせるように構成すれば、上記色収差の問
題を回避することができる。
【0017】なお、第1及び第2のホログラム部材は、
偏心レンズ作用を有することが好ましい。このように構
成すれば、実質的に光軸を携帯型情報端末のボディーの
長手方向に傾けることができ、ボディーのコンパクトさ
を損なうことなく比較的体積のある屈折光学素子を上記
結像光学系に導入することが可能になる。
【0018】なお、第1のホログラム部材は、画像表示
デバイスに対して略平行に配置されることが好ましい。
このように構成すれば、上記結像光学系をより薄く、コ
ンパクト化することができる。また、上記2つのホログ
ラム部材には、透過型ホログラムと反射型ホログラムと
を組み合わせて構成することが好ましい。一般に、透過
型ホログラムは入射角選択性が大きく、反射型ホログラ
ムは波長選択性が大きいので、このように2つのタイプ
のホログラムを組み合わせて構成すれば、透過型ホログ
ラムにより直接観察用の光と虚像を形成する光が分離し
やすくなると同時に、反射型ホログラムにより色収差の
問題も発生しにくくなる。これにより、直接観察の利便
性を損なわずに高品質の拡大虚像を形成することができ
る。
【0019】また、第2のホログラム部材は、画像観察
窓に近接もしくは接して配置されていることが好まし
い。このように構成すれば、拡大虚像を形成する光の射
出窓を新たに設ける必要が無くなるので、装置をコンパ
クト化する上で効果的である。
【0020】本第4の発明として、画像表示デバイス
と、撮像デバイスと、平板状のホログラム部材を有する
情報端末は、物体像を前記撮像デバイスに投影し撮影す
るための撮像光路と、前記画像表示デバイスが表示した
像を観察するための観察光路を有し、前記撮像光路を通
って前記撮像デバイスに入射する撮像光線の分布の中心
と、前記観察光路を通って観察者の目に到達する観察光
線の分布の中心とがほぼ重なり、前記撮像光線及び前記
観察光線のそれぞれが情報端末から射出、もしくは情報
端末に入射するインターフェース面を有し、前記インタ
ーフェース面の上には、少なくとも一つのホログラム部
材を有し、前記ホログラム部材が、前記インターフェー
ス面より情報端末内部の側において、撮像光路と観察光
路を分離していることが好ましい。
【0021】本第4の発明によれば、同一の窓部を通し
て観察と撮影を行うことができるので、例えば、テレビ
電話などを実況した場合に、モニターに映った相手の目
線が不自然になるといった不具合が改善される。また、
本第4の発明では、撮像光学系及び観察光学系にホログ
ラム部材を採用しているので、光学系を極めて薄く構成
することが可能になり、情報端末の携帯性に支障を与え
ることがない。なお、インターフェース面は、画像表示
デバイスが表示する画像を直接観察する画像観察窓に、
近接または接して配置することが好ましい。そのように
構成すれば、画像表示デバイスの表示を直接観察しなが
ら、自身を撮影することが可能になり、極めて携帯性に
すぐれたテレビ電話を実現できる。
【0022】なお、本第4の発明においては、撮像光学
系及び観察光学系として少なくとも2つのホログラム部
材を用いることが好ましい。そのように構成すれば、光
学系を極めて薄くすることが出来ると同時に、ホログラ
ムによる大きな分散(色収差)の問題を回避することが
可能になる。また、本第4の発明においては、反射型ホ
ログラムと透過型ホログラムとの組み合わせでホログラ
ム部材を用いることが好ましい。そのように構成すれば
用途の異なる光の分離が容易になり、同時に色収差の問
題も発生しにくくなり、これにより、高品質の光学系を
実現することができる。
【0023】また、本第4の発明においては、ホログラ
ム部材が偏心レンズ作用を有することが好ましい。その
ように構成すれば、携帯型情報端末のボディーのコンパ
クトさを損なわずに比較的体積のある屈折光学素子を光
学系に導入することが可能となり、これにより、高品質
の光学系を実現できる。
【0024】なお、以上の全ての構成の中で波長選択手
段を有する構成の場合において、波長選択手段は、所定
の方向に所定波長の光を選択的に回折する反射型ホログ
ラムで構成することができる。同様に、波長選択手段
は、所定波長の光を選択的に発する照明手段で構成する
ことができる。
【0025】また、波長選択手段は、複数の波長の中か
ら選択波長を切り替え可能とし、少なくとも一つのホロ
グラム部材が、それぞれの選択波長に対応して結像特性
が最適となる複数のホログラムを重畳した構成とするこ
とができる。また、以上の全ての構成の中でホログラム
部材を有する構成の場合において、少なくとも一つのホ
ログラム部材を、ホログラム作用のオン/オフが可能な
可変ホログラムで構成することができる。
【0026】なお、ホログラム部材を構成するホログラ
ムは、次の条件式(1)を満足する厚い体積型ホログラム
であることが好ましい。 Q>10 ……(1) ただし、Q=2πλT/n∧2、λは波長、Tは厚さ、
nは平均屈折率、∧は屈折率変調の周期である。
【0027】なお、以上の全ての構成の中で拡大虚像を
形成する構成の場合において、情報端末は拡大虚像の像
歪みを補正する、像歪み補正回路を有することが好まし
い。
【0028】また、本発明におけるホログラム部材(H
OE)は以下のように定義する。図10は本発明におけ
るHOEを定義するための原理図である。まず、HOE
面に入射し、さらに射出する波長λの光線追跡は、基準
波長λ0=HWLに対して定義されるHOE面上での光
路差関数Φ0を用いて、次式(2)で与えられる。 ndd・N=nii・N+m(λ/λ0)∇Ф0・N ……(2) ただし、NはHOE面の法線ベクトル、ni(nd)は入
射側(射出側)の屈折率、Qi(Qd)は入射(射出)ベ
クトル(単位ベクトル)である。また、m=HORは射
出光の回折次数である。
【0029】HOEが基準波長λ0の2点光源、すなわ
ち図10に示すような点P1=(HX1,HY1,HZ
1)を光源とする物体光、および点P2=(HX2,H
Y2,HZ2)を光源とする参照光の干渉によって製造
される(定義される)とすれば、 Φ0=Φ0 2P =n2・s2・r2−n1・s1・r1 となる。ただし、r1(r2)は点P1(点P2)からHO
E面の所定の座標までの距離(>0)、n1(n2)は製
造時(定義時)にHOEを置く媒質の、点P1(点P2
を配置した側の屈折率であり、s1=HV1、およびs2
=HV2は光の進行方向を考慮する符号である。この符
号は光源が発散光源(実点光源)である場合に、REA
=+1、逆に光源が収束する光源(仮想点光源)の場合
にVIR=−1となる。なお、レンズデータ中における
HOEの定義として、製造時(定義時)にHOEを置く
媒質の屈折率n1(n2)は、レンズデータ中でHOE面
が接している媒質の、点P1(点P2)が存在する側の屈
折率とする。
【0030】一般的な場合、HOEを製造する際の参照
光と物体光は球面波とは限らない。この場合のHOEの
光路差関数Φ0は、多項式で表した付加的な位相項Φ0
Poly(基準波長λ0における光路差関数)を加えて次式
(3)で表わすことができる。 Φ0=Φ0 2P+Φ0 Poly ……(3) ここで、多項式は、 であり、一般には j={(m+n)2+m+3n}/2 で定義することができる。ただし、Hjは各項の係数で
ある。
【0031】さらに光学設計の便宜から、光路差関数Φ
0を Φ0=Φ0 Poly のように付加項のみで表し、それによってHOEを定義
することもできる。例えば、2点光源P1(点P2)を一
致させると光路差関数Φ0の干渉による成分Φ0 2Pはゼロ
となるので、この場合は実質的に付加項(多項式)のみ
で光路差関数を表示したことに相当する。以上のHOE
に関する説明は、すべてHOE原点を基準とするローカ
ル座標に対するものである。
【0032】以下に、HOEを定義する構成パラメータ
の例を示す。 面番号 曲率半径 間隔 物体面 ∞ ∞ 絞り ∞ 100 2 150 −75 HOE: HV1(s1)=REA(+1) HV2(s2)=VIR(−1) HOR(m) =1 HX1=0 ,HY1=-3.40×109 ,HZ1=-3.40×109 HX2=0 ,HY2= 2.50×10 ,HZ2=-7.04×10 HWL(λ0)=544 H1= -1.39×10-21, H2= -8.57×10-5, H3= -1.50×10-4
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。なお、各実施形態におけるホログラ
ムには、次の条件式(1)を満足する厚い体積型ホログラ
ムが用いられている。 Q>10 ……(1) ただし、Q=2πλT/n∧2、λは波長、Tは厚さ、
nは平均屈折率、∧は屈折率変調の周期である。
【0034】第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態の情報端末の概略構成図
である。本実施形態の情報端末は、画像表示デバイスと
して透過型の液晶パネル3と、平板状の透過型ホログラ
ム部材である透過型体積ホログラム1と、画像観察窓2
を有している。画像観察窓2は、液晶パネル3を外部か
ら照明するのに十分な大きさを有している。透過型体積
ホログラム1は、画像観察窓2の表面に形成され、液晶
パネル3の画像表示面に対向して配置されており、所定
の入射角近傍で入射した光に対して正の偏心レンズ作用
を有し、そのレンズ作用により所定の位置に拡大虚像を
形成するようになっている。
【0035】また、本実施形態の情報端末は、虚像形成
光の波長分布を制限する波長選択手段として平板状の反
射型体積ホログラム4を有している。また、液晶パネル
3には、拡大虚像の像の歪みを補正する画像歪み補正回
路7が接続され、画像歪み補正回路7には、観察方法切
替えスイッチ6が接続されており、拡大虚像を観察する
場合には、観察方法切り替えスイッチ6から送られる切
り替え信号に従い、画像歪み補正回路7によって映像信
号が補正され、拡大虚像に歪みが生じないようになって
いる。その他、拡散板5が、反射型体積ホログラム4を
挟んで液晶パネル3と対向する位置に設けられている。
そして、拡散板5は、拡散光の配光特性が透過型体積ホ
ログラム1がレンズ作用を持たない角度範囲に調整され
ている。
【0036】このように構成された本実施形態の情報端
末によれば、画像観察窓2に入射した外部の光は、透過
型体積ホログラム1、所望の画像を表示した透過型液晶
パネル3を透過する。液晶パネル3を透過した光のうち
の所定の波長λ及びその近傍の光は、反射型体積ホログ
ラム4によって、透過型体積ホログラム1がレンズ作用
を生じる方向に選択的に回折されて反射し、その方向に
液晶パネル3を照明する。一方、それ以外の波長の光は
反射型体積ホログラム4を透過し、拡散板5によって拡
散されて、反射型体積ホログラム4を透過し、液晶パネ
ル3を照明する。液晶パネル3を照明した光は、透過型
体積ホログラム1に入射する。
【0037】ここで、拡散板5の配光特性は、透過型体
積ホログラム1がレンズ作用を持たない角度範囲に調整
されており、また、透過型体積ホログラム1によって回
折される光は実質的に波長λ近傍の光に制限されている
ため、透過型体積ホログラム1に入射した光のうち、反
射型体積ホログラム4によって回折された波長λ及びそ
の近傍の光が、透過型体積ホログラム1により回折され
て透過して、観察者の瞳位置で拡大虚像を形成する。一
方、それ以外の波長の光は回折されないでそのまま透過
型体積ホログラム1を透過する。
【0038】本実施形態の情報端末によれば、透過型体
積ホログラム1により拡大虚像を形成する際に発生する
色収差によるぼけは許容できる範囲に抑えられる。ま
た、透過型体積ホログラム1は、一般的に入射角選択性
が大きいため、拡散板5の配光特性を比較的広い角度範
囲に設定することが可能であり、液晶パネル3に表示さ
れた画像を直接観察する(直視方向から観察する)のを
ほとんど妨げることはない。
【0039】従って、本実施形態の情報端末によれば、
究めてコンパクトな構成でありながら、液晶パネルに表
示された画像の直接観察を実質的に妨げることなく、そ
の拡大虚像の観察をも同時に実現することができる。
【0040】第2実施形態 図2は、本発明の第2実施形態の情報端末の概略構成図
である。本実施形態は第1実施形態の変形例である。本
実施形態では、波長選択手段として、図1に示す反射型
体積ホログラム4の代わりに、図2に示すように、比較
的狭い波長幅を有する光源として発光ダイオード(LE
D)41を用いている。なお、図2中、11は透過型体
積ホログラムである。画像観察窓2は、液晶パネル3を
外部から照明するのに十分な大きさを有している。透過
型体積ホログラム11は、画像観察窓2の表面に形成さ
れ、液晶パネル3の画像表示面に対向して配置されてお
り、所定の入射角近傍で入射した光に対して正の偏心レ
ンズ作用を有し、そのレンズ作用により所定の位置に拡
大虚像を形成するようになっている。
【0041】本実施形態の情報端末によれば、画像観察
窓2に入射した外部の光は、透過型体積ホログラム1
1、所望の画像を表示した透過型液晶パネル3を透過す
る。液晶パネル3を透過した光は、拡散板5によって拡
散されて、液晶パネル3を照明する。液晶パネル3を照
明した光は、透過型体積ホログラム1に入射する。ま
た、発光ダイオード41から射出された前記比較的狭い
波長幅の光が拡散板5を通り、液晶パネル3を透過し
て、透過型体積ホログラム11に入射する。
【0042】ここで、拡散板5の配光特性は、液晶パネ
ル3を透過した発散光については透過型体積ホログラム
1がレンズ作用を持たない角度範囲に調整されており、
また、透過型体積ホログラム1によって回折される光
は、発光ダイオード41から射出された前記比較的狭い
波長幅の光に制限されているため、透過型体積ホログラ
ム1に入射した光のうち、発光ダイオード41から射出
された前記比較的狭い波長幅の光が、透過型体積ホログ
ラム11により回折されて透過して、観察者の瞳位置で
拡大虚像を形成する。一方、それ以外の波長の光は回折
されないでそのまま透過型体積ホログラム11を透過す
る。従って、本実施形態においても、図1と同様の作用
を奏することができる。なお、本実施形態においては、
光源としてLEDを用いているが、より波長範囲の狭い
レーザーダイオード(LD)を用いれば、色収差による
ぼけの抑制効果はより大きくなる。
【0043】また、本実施形態では、レンズ作用を有す
る通過型の体積ホログラムとして、電気信号でスイッチ
(オン/オフ)可能な可変ホログラム11を用いてい
る。このような素子は、例えば、光硬化性ポリマーと液
晶の混合物の膜に干渉露光を施すことで実現できる。図
2中、71はこの素子の駆動回路で、観察方法切り替え
スイッチ6から送られる切り替え信号に従い、可変ホロ
グラム11のオン/オフを行う。このような素子を用い
れば、虚像観察時以外は可変ホログラム11の回折作用
を消失させることができるので、液晶パネルに表示され
た画像を直接観察する際に、わずかながら混入する可能
性のある不要な回折光を完全に除去することができる。
【0044】また、本実施形態で明示してはいないが、
発光波長の異なる複数の光源と、その波長に対してそれ
ぞれ最適なレンズ作用を持つように形成した可変ホログ
ラムを用意し、各々を時間的に同期させて交互に動作さ
せるように構成すれば、拡大虚像のカラー表示が容易に
実現可能である。その際、可変ホログラムは積層するこ
とが可能であり、しかも実質的な厚さが存在しないた
め、装置のコンパクト性に影響することはほとんど無
い。
【0045】また、複数の光源の代わりに、それぞれ異
なる波長の光を選択的に回折する反射型の可変ホログラ
ムを用いて図1と同様に配置すれば、外部の光により拡
大虚像をカラー表示することも可能である。なお、その
他の構成及び作用効果は図1の実施形態とほぼ同様であ
る。
【0046】第3実施形態 図3は、本発明の第3実施形態の情報端末の概略構成図
である。本実施形態の情報端末は、画像表示デバイスと
して透過型の液晶パネル3と、光拡散部材51と、画像
観察窓2,21と、拡大虚像形成光学系と、画像反転回
路72を有している。
【0047】本実施形態では、上述のように、画像を直
接観察する画像観察窓2以外に、平板状ボディーの裏面
に虚像観察用の画像観察窓21が設けられており、透過
型の体積ホログラム1は、この裏面の画像観察窓21上
に配置されている。画像観察窓2,21は、液晶パネル
3を外部から照明するのに十分な大きさを有している。
透過型体積ホログラム1は、画像観察窓21の表面に形
成され、液晶パネル3の画像表示面に対向して配置され
ており、所定の入射角近傍で入射した光に対して偏心レ
ンズ作用を有している。
【0048】光拡散部材51は、半透明の薄板状拡散板
で構成されており、液晶パネル3の裏面に近接して配置
されており、液晶パネル3の表面側および裏面側にそれ
ぞれ後述のような所定の適性な比率と配光特性で光を分
配するようになっている。なお、光拡散部材51は、液
晶パネル3の裏面に接して配置されていてもよい。拡大
虚像形成光学系は、屈折光学系8と透過型ホログラム1
とで構成されており、所定の位置に拡大虚像を形成する
ようになっている。
【0049】また、液晶パネル3には、拡大虚像の像の
歪みを補正する画像歪み補正回路7が接続され、画像歪
み補正回路7には、観察方法切替えスイッチ6が接続さ
れており、拡大虚像を観察する場合には、観察方法切り
替えスイッチ6から送られる切り替え信号に従い、画像
歪み補正回路7によって映像信号が補正され、拡大虚像
に歪みが生じないようになっている。画像反転回路72
は、観察方法切替えスイッチ6に接続されており、観察
方法の違いに対応して表示画像を互いに表裏の関係に変
換するようになっている。また、拡散部材51と屈折部
材8との間には、波長選択手段として干渉フィルター4
2が設けられており、干渉フィルター42は、ホログラ
ム1に入射する光の波長分布を、ホログラム1の設計波
長の成分のみに制御している。
【0050】本実施形態によれば、画像観察窓2に入射
した外部の光は、光拡散部材51で拡散され、そのうち
画像観察窓2の向きに拡散された光が、液晶パネル3を
照明し、それにより液晶パネル3に表示された画像が画
像観察窓2を通して直接観察される。一方、光拡散部材
51を透過し、虚像観察窓21の向きに拡散された光
が、光拡散部材51の面内の明るさ分布として画像を表
示し、その画像が、屈折光学系8と透過型ホログラム1
とで構成される拡大虚像形成光学系により、所定位置に
拡大虚像として結像される。その際、拡大虚像を形成す
る光は、波長選択手段として配置した干渉フィルター4
2によって、ホログラム1の設計波長の成分のみとなっ
ており、ホログラム1による色収差は発生しない。
【0051】また、払大虚像観察時は、観察方法切り替
えスイッチ6からの信号に従い、画像反転回路72で画
像の表裏反転処理がおこなわれ、さらに歪み補正回路7
で歪み補正がおこなわれるので、歪みの内正常な画像を
観察することができる。
【0052】第4実施形態 図4は、本発明の第4実施形態の情報端末の概略構成図
である。本実施形態は実施形態3の変形例である。本施
形態では、外部からの電気信号でオン・オフ可能な可変
拡散部材52、および52’が透過型液晶パネル3の表
裏面に近接して配置されている。このオン・オフ可能な
可変拡散部材52,52’は、例えば、第2実施形態で
説明した可変ホログラム11と同様に構成することで実
現できる。
【0053】図4中、73はこの素子の駆動回路で、観
察方法切り替えスイッチ6から送られる切り替え信号に
従い、可変拡散部材52、および52’のオン/オフを
交互におこない、液晶パネル3が実質的に画像を表示す
る向きをスイッチするようになっている。例えば、虚像
観察を選択した場合、可変拡散部材52を透過拡散状態
とし、可変拡散部材52’を透過することで、液晶表示
パネル3から発散する光を効率よく裏面方向に導く。
【0054】また図4中、12は透過型ホログラム、1
3は反射型ホログラム、81はプリズム光学系、82は
反射光学系である。これらの光学系は、液晶表示パネル
3の裏面方向に導かれた光を、透過型ホログラム12、
プリズム光学系81、反射光学系82、反射型ホログラ
ム13を介して、所定の位置に拡大虚像を形成するよう
になっている。ホログラム12,13は夫々偏心レンズ
作用を有し、また、互いの色収差を概ね相殺する回折作
用を有している。また、プリズム光学系81は、主に像
の歪みや球面収差などを補正する作用を有している。ま
た、観察窓2と観察窓21は、互いにずらした位置に配
置されている。
【0055】本実施形態によれば、ホログラム12,1
3のレンズ作用が偏心しているため、収差補正のための
プリズム光学系81を配置しても、情報端末全体として
薄い構成を実現できる。また、この構成では、透過型ホ
ログラム12が実質的に入射する光の波長分布を制御す
る波長分離手段の役割を果たしており、さらに、観察窓
2と観察窓21を互いにずらして配置しているため、虚
像観察において背景光がかぶることもなく、鮮明な映像
を提供することができる。なお、その他の構成及び作用
効果は図3の実施形態とほぼ同様である。
【0056】第5実施形態 図5は本発明の第5実施形態の情報端末の概略構成図で
あり、(a)は一使用形態、(b)は他の使用形態をそれぞれ
示す。本実施形態の情報端末は、図5(a),(b)に示すよ
うに、ボディー9が、ヒンジ61を介してコンバイナー
支持部材91と動作可能に結合されており、観察方法に
応じてコンバイナー支持部材91を開閉して使用するよ
うになっている。
【0057】また、本実施形態の情報端末は、反射型の
画像表示デバイス31と、平板状の第1ホログラム部材
として透過型ホログラム14と、平板状の第2ホログラ
ム部材として反射型ホログラム15と、画像観察窓2,
22を有している。画像観察窓2,22は、図5(b)に
示すように、画像表示デバイス31を外部から照明する
のに十分な大きさを有している。画像観察窓2は、ボデ
ィー9の表面に、画像表示デバイス31の画像表示面に
対向するように配置されている。また、画像表示窓22
は、透明部材で構成されていて、図5(b)に示すよう
に、コンバイナー支持部材91を閉じた状態において、
画像表示デバイス31の画像表示面に対向するようにコ
ンバイナー支持部材91に配置されている。
【0058】透過型ホログラム14は、偏心レンズ作用
を有しており、画像観察窓2と接して配置されている。
反射型ホログラム15は、同様に偏心レンズ作用を有し
ており、画像観察窓22に沿って配置されている。ま
た、透過型ホログラム14と反射型ホログラム15と
は、互いに回折作用により互いの色収差を概ね相殺する
方向に色収差を発生させている。そして、本実施形態の
情報端末では、反射型の画像表示デバイス31から所定
の角度で発散した光が、ホログラム14,15を介して
所定の位置に拡大虚像を形成するようになっている。ま
た、残りの光は、ホログラム14の回折作用を受けずに
観察窓2から射出され、表示デバイス31に表示された
画像の直接観察が可能になっている。その他、液晶パネ
ル31には、拡大虚像の像の歪みを補正する画像歪み補
正回路7が接続されており、拡大虚像を観察する場合に
画像歪み補正回路7を介して、映像信号が補正されて、
拡大虚像に歪みが生じないようになっている。また、ヒ
ンジ61は、コンバイナー部の開閉に連動して拡大虚像
観察と直視モードでの観察の2つの観察モードの切り替
えスイッチの役割を兼ねている。また、この構成では、
透過型ホログラム14が実質的に入射する光の波長分布
を制御する波長分離手段の役割を果たしている。
【0059】本実施形態の情報端末によれば、通常の使
用、あるいは携行するときは図5(b)に示すように、コ
ンバイナー部を折りたたんでコンパクトな構成にする。
この時、コンバイナー部にはシースルー窓22が配置さ
れているので、折りたたんだ状態で直視モードの観察が
可能になる。また、ヒンジ61が観察モードの切り替え
スイッチを兼ねているので、コンバイナー部を展開する
ことによって、観察モードが直視モードから拡大観察モ
ードへと自動的に切り替わり、簡単に拡大虚像を観察す
ることができる。
【0060】第6実施形態 図6は本発明の第6実施形態の情報端末の概略構成図で
ある。本実施形態の情報端末は、図6に示すように、ボ
ディー9が、ヒンジ61を介してコンバイナー支持部材
91と動作可能に結合されており、観察方法に応じてコ
ンバイナー支持部材91を開閉して使用するようになっ
ている。
【0061】また、本実施形態の情報端末は、反射型の
画像表示デバイス31と、2つの平板状のホログラム部
材17,18を有している。また、本実施形態の情報端
末は、ボディー9に、偏心レンズ作用を有する透過型ホ
ログラム16、プリズム光学系83、窓部23を有して
おり、反射型の画像表示デバイス31から所定の方向に
拡散する光が、偏心レンズ作用を有する透過型ホログラ
ム16、プリズム光学系83、窓部23を通り、さら
に、偏心レンズ作用を有する反射型ホログラム17、も
しくは18を通って所定の位置に拡大虚像を形成するよ
うになっている。観察者は、これにより拡大虚像を観察
することができる。また、ボディー9には、画像観察窓
2が設けられており、透過型ホログラム16を介して画
像表示デバイス31を直視モードで観察することができ
るようになっている。
【0062】ホログラム18は、ホログラム作用のオン
・オフが可能な可変ホログラムとして構成されており、
ホログラム18がオンの時、光はホログラム18で反射
回折し、ホログラム17の影響を受けない一方、ホログ
ラム18がオフの時、光はホログラム18を素通りし、
ホログラム17の回折作用を受けるようになっている。
このため、ホログラム17と18は、二つ合せて実質的
に焦点可変レンズ作用を有するホログラム部材として機
能する。この機能により、同じ拡大虚像表示モードであ
っても、顔を近づけて観察する近接視モードと、やや離
して観察する通常視モードとを両立させることができる
ようになっている。また、透過型ホログラム16と反射
型のホログラム17,18とは、互いの回折作用によ
り、互いに相殺する方向に色収差を発生するようになっ
ている。さらに、この構成においては、TVカメラ9
2、スピーカー93、マイク94を備え、携帯テレビ電
話機能を実現している。
【0063】第7実施形態 図7は本発明の第7実施形態の情報端末の概略構成図で
ある。本実施形態の情報端末は、二つのボディー92,
93を備え、夫々は動作可能なヒンジ61で結合されて
いる。ボディー92にはデータ入力用のキーボード95
が配置されて、デー夕入力部分を構成し、一方で、ボデ
ィー93には、画像表示手段が配置されて、モニター部
が構成されている。
【0064】また、本実施形態の情報端末は、画像観察
窓2の一部に透過型ホログラム102が設けられてい
る。そして、本実施形態においては、反射型の画像表示
デバイス31から所定方向に拡散する光は、偏心レンズ
作用を有する透過型ホログラム101、プリズム光学系
84、偏心レンズ作用を有する透過型ホログラム102
を介して、所定の位置に拡大虚像を形成し、一方、それ
以外の光は、ホログラムの作用を受けずに直接画像観察
窓2から射出されるようになっている。なお、透過型ホ
ログラム101,102は、互いの回折作用により互い
に相殺する方向に色収差を発生するようになっており、
また、画像観察窓2は、反射型の画像表示デバイス31
を外部から照明するのに十分な大きさを有している。
【0065】第8実施形態 図8は本発明の第8実施形態の情報端末の概略構成図で
ある。本実施形態の情報端末は、図5を用いて説明した
第5実施形態の情報端末に撮像機能の構成を重畳して構
成されている。
【0066】そして、本実施形態の情報端末は、画像表
示デバイス31と、撮像デバイスとしてCCD97と、
平板状の透過型ホログラム14及び平板状の反射型ホロ
グラム15を有すると共に、反射型ホログラム103を
虚像観察光学系を構成するホログラム15に重ねて配置
し、また、ボディー9に透過型ホログラム104を配置
し、さらに、可動ミラー部材85、プリズム光学系86
を備えている。
【0067】そして、本実施形態では、図において撮像
光路として示す矢印の向きに沿って、コンバイナー部に
入射した光は、反射型ホログラム103、透過型ホログ
ラム104、可動ミラー部材85、プリズム光学系86
を通って、CCD97上に実像を形成するようになって
いる。また、CCD97上に結像された実像は、映像信
号生成回路74によって映像信号となる。コンバイナー
支持部材91上に配置された、ポジション確認マーク9
6の位置情報は、この映像信号からポジション補償信号
発生回路75によって解析され、ポジション補償信号発
生回路75からの信号に従って、可動ミラー部材85は
最適な状態に安定するようになっている。
【0068】なお、本実施形態においても、図5の実施
形態と同様に、画像表示デバイス31の像の拡大観察
は、透過型ホログラム14、反射型ホログラム15を介
して行なうことができると共に、通常の直視モードでの
画像観察は、透過型ホログラム14を介して行なうこと
ができるようになっている。
【0069】即ち、本実施形態の情報端末は、コンバイ
ナー部材91上には、拡大虚像の観察用光線が射出する
と共に撮像用光線が入射するインターフェース面が構成
されており、そのインターフェース面上に、ホログラム
部材15,103を有し、インターフェース面より情報
端末内部の側において、ホログラム部材15,103が
観察光路と撮像光路とに分離している。
【0070】本実施形態によれば、虚像形成光の射出面
と撮像光の入射面が一致しているため、映像を双方向通
信するテレビ電話のような場合において、目線の不自然
さを解消できる。この機能はホログラムの入射角選択性
を利用したことにより、新しい機能を付加したにも関わ
らず非常にシンプルな構成となっており、携帯型情報端
末としての利便性を全く妨げていない。
【0071】第9実施形態 図9は本発明の第9実施形態の情報端末の概略構成図で
ある。本実施形態は、第8実施形態の構成をさらにシン
プルにしたもので、虚像形成光学系を省いて構成されて
いる。
【0072】即ち、本実施形態の情報端末は、ホディー
9に画像観察窓2と、画像表示デバイス31と、平板状
の透過型ホログラム105を備えると共に、平板状の透
過型ホログラム106、プリズム光学系87、CCD9
7を備えている。透過型ホログラム105,106は、
互いに偏心レンズ作用を有している。また、ホログラム
105,106は、互いに発生する色収差の符号が逆で
あり、それぞれにおいて発生する色収差をほぼ相殺させ
るようになている。また、ホログラム105は、可変ホ
ログラムとして構成されていると共に、CCD97に可
変ホログラム105のオン・オフを行なうシャッター機
能を持たせている。
【0073】そして、本実施形態の情報端末では、画像
表示デバイス31から拡散する光は、透過型ホログラム
105で回折されることなく、画像観察窓2からそのま
ま射出され、観察光Aとなる。一方、外部の物体から拡
散し、観察窓2に入射した光(撮影光B)は、偏心レン
ズ作用を有する透過型ホログラム105でその一部の光
が回折され、透過型ホログラム106、プリズム光学系
87を通り、CCD97上に結像される。即ち、本実施
形態では、ボディー9の画像観察窓2に設けられた透過
型ホログラム105で、観察用光線を射出すると共に撮
像光線が入射するインターフェース面を構成しており、
インターフェース面より情報端末の内部の側において、
透過型ホログラム105が撮像光路と観察光路とを分離
している。
【0074】本実施形態によれば、観察光Aと撮影光B
が入射、または射出する面は、共に観察窓2であるの
で、外観上は現状の携帯電話をなんら変えずに済む。ま
た、本実施形態では、ホログラム105を可変ホログラ
ムとして構成し、CCD97に可変ホログラム105の
オン・オフをおこなうシャッター機能を持たせたため、
撮像を行なわないときは、そのようなモードを設定する
図示省略したスイッチ部材によりホログラム105が完
全に透過観察可能状態となり、画像表示デバイス31の
表示画像を観察する上でなんの制約も生じない。
【0075】以上説明したように、本発明の画像表示装
置は、特許請求の範囲に記載された特徴のほかに下記に
示すような特徴も備えている。 (1)前記画像表示デバイスから発散する光の配光特性
を適正に制御する拡散部材を含み、画像表示デバイス
が、透過率変調型で構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の情報端末。
【0076】(2)前記拡大虚像形成光学系が、少なく
とも一つの偏心レンズ作用を有するホログラム部材を含
むことを特徴とする請求項2に記載の情報端末。
【0077】(3)前記ホログラム部材に入射する光の
波長分布を制御する波長選択手段を有することを特徴と
する上記(2)に記載の情報端末。
【0078】(4)前記第1のホログラム部材、及び、
前記第2のホログラム部材が、偏心レンズ作用を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報端末。
【0079】(5)前記第1のホログラム部材が、前記
画像表示デバイスに対して略平行に配置されていること
を特徴とする請求項3に記載の情報端末。
【0080】(6)前記第1のホログラム部材と前記第
2のホログラム部材が、それぞれ透過型ホログラムと反
射型ホログラム、又は反射型ホログラムと透過型のホロ
グラムの組み合わせで構成されていることを特徴とする
上記(4)に記載の情報端末。
【0081】(7)前記第2のホログラム部材が、前記
画像観察窓に近接、又は、接して配置されていることを
特徴とする請求項3に記載の情報端末。
【0082】(8)前記ホログラム部材に入射する光の
波長分布を制御する波長選択手段を有していることを特
徴とする請求項3に記載の情報端末。
【0083】(9)画像表示デバイスと、撮像デバイス
と、平板状のホログラム部材を有し、物体像を前記撮像
デバイスに投影し撮影するための撮像光路と、前記画像
表示デバイスが表示した像を観察するための観察光路を
有し、前記撮像光路を通って前記撮像デバイスに入射す
る撮像光線の分布の中心と、前記観察光路を通って観察
者の目に到達する観察光線の分布の中心がほぼ重なり、
前記撮像光線、及び前記観察光線のそれぞれが情報端末
から射出、もしくは情報端末に入射するインターフェー
ス面を有し、前記インターフェース面の上には、少なく
とも一つのホログラム部材を有し、前記ホログラム部材
が、インターフェース面の情報端末内部の側において、
撮像光路と観察光路を分離していることを特徴とする情
報端末。
【0084】(10)前記インターフェース面が、前記
画像表示デバイスの画像表示面に対向した画像観察窓、
または、それに近接した面であり、前記画像表示面から
の拡散光が、前記ホログラム部材の作用を受けずにその
まま前記画像観察窓を通って射出し、前記画像観察窓に
入射した撮像光線が、前記ホログラム部材の回折作相を
受けて撮像光学系に導かれるようにしたことを特徴とす
る上記(9)に記載の情報端末。
【0085】(11)少なくとも2つのホログラム部材
を有し、前記2つのホログラム部材が、観察光学系又は
撮像光学系の構成要素であり、かつ、互いに符号が逆の
色収差を発生させることを特徴とする上記(9)に記載
の情報端末。
【0086】(12)透過型及び反射型のホログラム部
材を少なくとも一つずつ有していることを特徴とする上
記(9)に記載の情報端末。
【0087】(13)前記ホログラム部材が、偏心レン
ズ作用を有することを特徴とする上記(9)に記載の情
報端末。
【0088】(14)前記波長選択手段が所定方向に所
定波長の光を選択的に回折する反射型ホログラムからな
ることを特徴とする請求項1、上記(3)、(6)のい
ずれかに記載の情報端末。
【0089】(15)前記波長選択手段が、所定波長の
光を選択的に照明する照明手段であることを特徴とする
請求項1、上記(3)、(6)のいずれかに記載の情報
端末。
【0090】(16)前記波長選択手段が、複数の波長
の中から選択波長を切り替え可能であり、少なくとも一
つの前記ホログラム部材が、それぞれの選択波長に対応
して結像特性が最適となる複数のホログラムを重畳して
なることを特徴とする請求項1、上記(3)、(6)の
いずれかに記載の情報端末。
【0091】(17)少なくとも一つの前記ホログラム
部材が、ホログラム作用のオン/オフが可能な可変ホロ
グラムで構成されていることを特徴とする請求項1、
3、上記(2)、(9)のいずれかに記載の情報端末。
【0092】(18)拡大虚像の像歪みを補正する、像
歪み補正回路を有していることを特徴とする請求項1、
3、上記(2)、(9)のいずれかに記載の情報端末。
【0093】(19)前記ホログラム部材を構成するホ
ログラムが、次の条件式(1)を満足する厚い体積型ホロ
グラムであることを特徴とする請求項1、3、上記
(2)、(9)のいずれかに記載の情報端末。 Q>10 ……(1) ただし、Q=2πλT/n∧2、λは波長、Tは厚さ、
nは平均屈折率、∧は屈折率変調の周期である。
【0094】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の情報端末
によれば、携帯型情報端末の直視モードでの操作性を損
なうことなく、用途によっては容易に拡大虚像を表示可
能とすることである。また、携帯電話などの現在の携帯
型情報端末の利便性を損なうことなく、有益な光学的付
加機能を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図2】本発明の第2実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図3】本発明の第3実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図4】本発明の第4実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図5】本発明の第5実施形態の情報端末の概略構成図
であり、(a)は一使用形態、(b)は他の使用形態をそれぞ
れ示す。
【図6】本発明の第6実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図7】本発明の第7実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図8】本発明の第8実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図9】本発明の第9実施形態の情報端末の概略構成図
である。
【図10】本発明におけるHOEを定義するための原理
図である。
【符号の簡単な説明】
1,12,13,14,101,102,104,10
6透過型ホログラム 2,21 画像観察窓 3 液晶パネル 4,15,17,103 反射型ホログラム 5 拡散板 6 観察方法切り替えスイッチ 7 画像歪み補正回路 8 屈折光学系 9 ボディー 11,18,105 可変ホログラム 23 窓部 31 画像表示デバイス 42 干渉フィルター 51 拡散部材 52,52’ 可変拡散部材 61 ヒンジ 73 可変拡散部材駆動回路 74 映像信号生成回路 75 ポジション補償信号発生回路 81,83,84,86,87 プリズム光学系 82 反射光学系 85 可動ミラー部材 91 コンバイナー支持部材 92 TVカメラ 93 スピーカー 94 マイク 95 キーボード 96 ポジション確認マーク 97 CCD

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示デバイスと、平板状の透過型ホ
    ログラム部材と、画像観察窓と、波長選択手段を有し、 前記画像観察窓が、前記画像表示デバイスを外部から照
    明するのに十分な大きさを有していて、前記画像表示デ
    バイスの画像表示面に対向して配置され、 前記ホログラム部材が、前記画像観察窓と前記画像表示
    デバイスとの間において、該画像観察窓と画像表示デバ
    イスのそれぞれに対して略平行に配置され、所定方向か
    ら入射する光に対して正のレンズ作用を有し、該正のレ
    ンズ作用によって、前記画像表示デバイスから前記所定
    方向に発散する光を拡大虚像を形成する虚像形成光に
    し、 前記波長選択手段が、虚像形成光の波長分布を制限する
    ことを特徴とする情報端末。
  2. 【請求項2】 透過率変調型の画像表示デバイスと、光
    拡散部材と、画像観察窓と、拡大虚像形成光学系と、画
    像反転回路を有していて、画像表示デバイスの直接観察
    と拡大虚像観察を行なうことができるように構成され、 前記画像表示デバイスが、表面と裏面に互いに表裏の関
    係にある画像を表示し、 前記画像観察窓が、前記画像表示デバイスを外部から照
    明するのに十分な大きさを有していて、前記画像表示デ
    バイスの表面に対向して配置され、 前記光拡散部材が、前記画像表示デバイスの裏面に接し
    て、又は近接して配置されていて、前記画像表示デバイ
    スの表面側と裏面側に適正な比率及び配光特性で光を分
    配し、 前記画像反転回路が、観察方法の違いに対応して表示画
    像を互いに表裏の関係に変換することを特徴とする情報
    端末。
  3. 【請求項3】 画像表示デバイスと、平板状の第1のホ
    ログラム部材と、平板状の第2のホログラム部材と、画
    像観察窓を有し、 前記画像観察窓が、前記画像表示デバイスを外部から照
    明するのに十分な大ささを有していて、前記画像表示デ
    バイスの画像表示面に対向して配置され、 第1のホログラム部材及び第2のホログラム部材が、そ
    れぞれ所定方向から入射する光に対してレンズ作用を有
    し、 少なくとも前記第1のホログラム部材及び第2のホログ
    ラム部材を含む光学系が、所定方向から入射する光に対
    して拡大虚像を形成する結像光学系を構成し、 前記画像表示デバイスから前記所定方向に発散する光
    が、前記結像光学系の波面変換作用を受け、前記第2の
    ホログラム部材から射出して所定の位置に拡大虚像を形
    成し、 前記第1のホログラム部材及び前記第2のホログラム部
    材が、互いに相殺する方向に色収差を発生し、 前記画像表示デバイスから発散した光のうち虚像を形成
    しない光が、ホログラムのレンズ作用を受けずに画像観
    察窓から射出されるようにしたことを特徴とする情報端
    末。
JP2000235257A 2000-07-31 2000-07-31 情報端末 Expired - Fee Related JP4679700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000235257A JP4679700B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 情報端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000235257A JP4679700B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 情報端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002051278A true JP2002051278A (ja) 2002-02-15
JP4679700B2 JP4679700B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=18727498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000235257A Expired - Fee Related JP4679700B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 情報端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4679700B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040011697A (ko) * 2002-07-29 2004-02-11 문광민 공간에 문자열을 표시하는 장치
KR100436666B1 (ko) * 2001-12-14 2004-06-22 삼성전자주식회사 홀로그램 스크린을 이용한 표시 장치가 적용된 휴대용단말기
KR100790104B1 (ko) * 2006-05-04 2008-01-02 삼성전자주식회사 휴대용 단말기의 디스플레이 장치
JP2008504616A (ja) * 2004-06-30 2008-02-14 オーファウデー キネグラム アーゲー Rf識別のためのセキュリティエレメント
JP2010026273A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Dainippon Printing Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ
JP2010507954A (ja) * 2006-10-26 2010-03-11 シーリアル テクノロジーズ ソシエテ アノニム ホログラフィック・ディスプレイを備える携帯電話システム
CN103309040A (zh) * 2012-03-12 2013-09-18 联想(北京)有限公司 手持电子设备和显示方法
US9230515B2 (en) 2012-03-12 2016-01-05 Lenovo (Beijing) Co., Ltd. Hand-held electronic device and display method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8957835B2 (en) 2008-09-30 2015-02-17 Apple Inc. Head-mounted display apparatus for retaining a portable electronic device with display

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436666B1 (ko) * 2001-12-14 2004-06-22 삼성전자주식회사 홀로그램 스크린을 이용한 표시 장치가 적용된 휴대용단말기
KR20040011697A (ko) * 2002-07-29 2004-02-11 문광민 공간에 문자열을 표시하는 장치
JP2008504616A (ja) * 2004-06-30 2008-02-14 オーファウデー キネグラム アーゲー Rf識別のためのセキュリティエレメント
JP4920582B2 (ja) * 2004-06-30 2012-04-18 オーファウデー キネグラム アーゲー Rf識別のためのセキュリティエレメントおよびセキュリティドキュメント
KR100790104B1 (ko) * 2006-05-04 2008-01-02 삼성전자주식회사 휴대용 단말기의 디스플레이 장치
JP2010507954A (ja) * 2006-10-26 2010-03-11 シーリアル テクノロジーズ ソシエテ アノニム ホログラフィック・ディスプレイを備える携帯電話システム
US8416276B2 (en) 2006-10-26 2013-04-09 Seereal Technologies S.A. Mobile telephony system comprising holographic display
JP2010026273A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Dainippon Printing Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ
CN103309040A (zh) * 2012-03-12 2013-09-18 联想(北京)有限公司 手持电子设备和显示方法
US9230515B2 (en) 2012-03-12 2016-01-05 Lenovo (Beijing) Co., Ltd. Hand-held electronic device and display method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4679700B2 (ja) 2011-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6445507B2 (en) Viewing optical system and image display apparatus using the same
JP4812181B2 (ja) 観察光学系及び撮像光学系及びそれを用いた装置
US6222677B1 (en) Compact optical system for use in virtual display applications
EP0922985B1 (en) Composite display apparatus
JP4411547B2 (ja) 画像表示装置
JP4751534B2 (ja) 光学系及びそれを用いた装置
US6715885B2 (en) Display device with screen having curved surface
JP4727034B2 (ja) 観察光学系および撮像光学系
JP4508655B2 (ja) 光導体光学装置
JPH10301055A (ja) 画像表示装置
JPH05241070A (ja) レトロフォーカス広角レンズ
JP2002098929A (ja) 観察光学系および撮像光学系
JP4225816B2 (ja) 投影光学装置
JP4567163B2 (ja) 観察光学系および撮像光学系
JP4679700B2 (ja) 情報端末
JP4751532B2 (ja) 光学系及びそれを用いた装置
US5601352A (en) Image display device
JP2002098928A (ja) 映像表示装置
JP2001330796A (ja) 携帯型画像表示装置
JP2003004910A (ja) 光学素子及びそれを用いた光学装置
KR100397897B1 (ko) 반사형 디스플레이 조사 시스템
JP2003029343A (ja) 秘匿性画像表示装置
JP4423776B2 (ja) 映像表示装置
JP4804644B2 (ja) 観察光学系及び撮像光学系及びそれを用いた装置
JP2003043361A (ja) 偏心光学系及びそれを用いた投影表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110202

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees