JP2002051254A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002051254A
JP2002051254A JP2000237561A JP2000237561A JP2002051254A JP 2002051254 A JP2002051254 A JP 2002051254A JP 2000237561 A JP2000237561 A JP 2000237561A JP 2000237561 A JP2000237561 A JP 2000237561A JP 2002051254 A JP2002051254 A JP 2002051254A
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JP2000237561A
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Kazumutsu Sato
一睦 佐藤
Shinichi Fujii
真一 藤井
Yuji Adachi
雄治 足立
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点距離の異なる複数の画像からぼけコント
ロール画像を作成する際に、処理の高速化を図ることが
可能な撮像装置を提供する。 【解決手段】 異なる被写体のそれぞれに焦点の合った
全焦点画像を作成するか、前景や背景等の被写体のぼけ
具合が調整されたぼけコントロール画像を作成するかを
選択する。そして、全焦点画像を作成する場合には、各
被写体にそれぞれピントが合った画像を取得し、その取
得した画像を用いて全焦点画像を作成する。一方、ぼけ
コントロール画像を作成する場合には、全焦点画像処理
時よりも少ない枚数の画像、例えば最近と最遠の被写体
にそれぞれピントが合った2枚の画像を取得し、その取
得した画像を用いてぼけコントロール画像を作成する。
これにより、ぼけコントロール時における処理の高速化
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラとして、例えば前景や背
景にそれぞれ合焦させた焦点距離の異なる複数の画像を
撮像し、これら複数の画像から複数の被写体のそれぞれ
に焦点が合った全焦点画像や、前景や背景等の被写体の
ぼけ具合が調整されたぼけコントロール画像を作成する
機能を有するものがある。
【0003】例えば、特開平10−108057号公報
には、被写体距離情報により指定された範囲の全てに焦
点を合わせて複数枚撮影し、これら画像を合成すること
により、全焦点画像を作成する構成が開示されている。
【0004】また、ぼけコントロール画像の作成方法も
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影しよう
とするある特定のシーンについて、全焦点画像を得るに
は、焦点距離の異なる複数の被写体のそれぞれに焦点が
合った全ての画像を撮像し、それら取得した複数枚の画
像を用いて全焦点画像処理を施す必要がある。また、全
く同じシーンについて、例えば前景や背景等の一部の被
写体のぼけ具合が調整されたぼけコントロール画像を得
る場合にも、全焦点画像を得る場合と全く同様に、複数
の全ての被写体のそれぞれに焦点が合った全ての画像を
撮像し、それら取得した複数枚の画像を用いてぼけコン
トロール画像処理を施していた。
【0006】このようにいずれの画像処理を行う場合で
あっても、複数の被写体のそれぞれに焦点が合った全て
の画像を撮像し、かつこれら画像を用いて処理を施さね
ばならなかったため、特にぼけコントロール画像を得る
場合の処理の高速化を図ることができないという難があ
った。
【0007】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、焦点距離の異なる複数の画像から、全焦点画
像やぼけコントロール画像を得る際に、処理の高速化、
特にぼけコントロール時の処理の高速化を図ることが可
能な撮像装置の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、撮像手段
と、全焦点画像処理モード又はぼけコントロール画像処
理モードのうちのいずれかの画像処理モードを選択可能
な画像処理モード選択手段と、被写体が3つ以上存在す
る場合において、前記画像処理モード選択手段によって
前記全焦点画像処理モードが選択された場合には、前記
被写体のそれぞれに合焦させた画像を前記撮像手段に撮
像させる一方、前記ぼけコントロール画像処理モードが
選択された場合には、一部の被写体のみに合焦させて、
前記全焦点画像処理モード選択時よりも少ない枚数の画
像を前記撮像手段に撮像させる撮像制御手段と、を備え
ていることを特徴とする撮像装置によって解決される。
【0009】この撮像装置によれば、被写体が3つ以上
存在する場合において、ぼけコントロール画像処理モー
ドが選択された場合には、全焦点画像処理モード選択時
に撮像される枚数よりも少ない枚数の撮像が行われるの
で、ぼけコントロールモード選択時における処理の高速
化を図ることができる。
【0010】また、前記撮像制御手段は、前記ぼけコン
トロール画像処理モードが選択された場合には、最も近
い被写体と最も遠い被写体とにそれぞれ合焦させた合計
2枚の画像を、前記撮像手段に撮像させるものとしても
良い。この場合、撮像枚数が2枚に限定されるので、ぼ
けコントロールモード選択時における処理をより一層高
速化することができる。
【0011】あるいはまた、前記撮像制御手段は、前記
ぼけコントロール画像処理モードが選択された場合に
は、ぼけ具合の設定に応じて、最も近い被写体とこれに
次いで近い被写体と最も遠い被写体とに、あるいは最も
遠い被写体とこれに次いで遠い被写体と最も近い被写体
とに、それぞれ合焦させた合計3枚の画像を、前記撮像
手段に撮像させるようにしても良いし、あるいは更に、
前記撮像手段の画面中央に近い被写体と、最も遠い被写
体又は最も近い被写体とにそれぞれ合焦させた合計2枚
の画像を、前記撮像手段に撮像させるようにしても良
い。いずれの場合においても、ぼけコントロールモード
選択時における処理の高速化を図ることができるのはも
とより、画像処理に必要な画像の取得を容易に行うこと
ができる。
【0012】前記撮像装置は、更に、前記撮像手段によ
り取得された前記所定枚数の画像を用いて全焦点画像あ
るいはぼけコントロール画像を作成する合成処理手段を
備えているものであっても良い。
【0013】この撮像装置では、撮像から全焦点画像あ
るいはぼけコントロール画像の作成に到るまで、1つの
撮像装置で行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1および図2は、それぞれこの発明の一
実施形態にかかる撮像装置が適用されたデジタルカメラ
を示す外観斜視図および背面図である。
【0016】図1および図2において、1はデジタルカ
メラであり、そのカメラ本体1Aの前面には、撮影レン
ズ2、ファインダー窓5および測距窓101などが装備
されており、内部には、撮影された光学像を光電変換す
る撮像素子としてのCCD3が前記撮影レンズ2の光路
上に配設されている。そして、前記撮影レンズ2,CC
D3を含んで撮像手段が構成されている。さらに、カメ
ラ本体1Aの上面には、レリーズ(シャッター)ボタン
4、撮影モード設定キー8および液晶表示パネル9など
が設けられている。6は画像データを記憶する記録メデ
ィア、7はカメラ本体1Aの側面に形成された記録メデ
ィア挿入口である。
【0017】撮影モード設定キー8は、撮影者が液晶表
示パネル9を見ながら絞り優先やシャッタースピード優
先などの露光条件の設定、マクロ撮影の切り替え、さら
にはズーム設定などを行う際に使用される。
【0018】カメラ本体1Aの背面には、画像処理モー
ド設定キー102、ビューファインダーとしての液晶モ
ニタ103などが設けられている。画像処理モード設定
キー102は、撮影者が前記液晶モニタ103を見なが
ら、後述する全焦点画像やぼけコントロール画像を作成
するための合成画像モードを設定したり、ぼかし量を設
定する際に使用される。
【0019】このデジタルカメラ1では、通常のものと
同様に、CCD3が取り込んだ画像データを記録メディ
ア6に記録することができる他に、焦点距離の異なる複
数画像から全焦点画像を作成する機能やぼけコントロー
ル画像を作成する機能を有している。これらの全焦点画
像やぼけコントロール画像を作成する機能は、前記画像
処理モード設定キー102を操作して、全焦点画像モー
ドあるいはぼけコントロールモードに設定することによ
り作動する。
【0020】図3は、デジタルカメラ1の電気的構成を
示すブロック図であり、細矢印は制御データの流れを、
太矢印は画像データの流れをそれぞれ示す。
【0021】符号40はCPUを示すものであり、レリ
ーズボタン4が押された際の撮影条件、撮影モード設定
キー8の設定状態などを記憶するとともに、露光条件な
どを液晶表示パネル9に表示させる。さらに、CPU4
0は、選択された全焦点画像モードあるいはぼけコント
ロールモードに応じて、測距部44からの測距結果に基
づいて撮影レンズ駆動部46を介して適当な被写体に合
焦するように撮影レンズ2を駆動する一方、絞り駆動部
47を介して絞り48を制御する。CPU40は、その
他デジタルカメラ1の全体を統括的に制御する。
【0022】また、CCD3からのアナログ画像信号
は、A/Dコンバータ41でデジタル画像データに変換
され、画像メモリ(RAM)42に一時記憶される。C
PU40は、画像メモリ(RAM)42から読み出され
た画像データを記録メディア6に記憶させる。
【0023】合成処理部43は、焦点距離の異なる複数
の画像から、全焦点画像およびぼけコントロール画像の
うち、画像処理モードの設定内容に応じた画像を作成す
るものである。
【0024】次に、合成画像モードでの画像作成処理に
ついて説明する。
【0025】図4は、P面およびQ面にそれぞれ被写体
10,11が存在する、いわゆる遠近競合シーンを示す
ものである。説明の簡略化上、被写体10,11は、平
面チャートとしている。12はP面に合焦させて撮像し
た画像であり、前景であるチャート10の○が鮮明に写
っており、背景であるチャート11の☆がぼけて写って
いる。一方、13はQ面に合焦させて撮影した画像であ
り、前景であるチャート10の○がぼけて、背景である
チャート11の☆が鮮明にそれぞれ写っている。
【0026】合成画像モードでは、これら2枚の画像1
2,13から、画像14,15を作成する。画像14は
被写体10,11の両方に合焦した、いわゆる全焦点画
像である。一方、画像15は、背景であるチャート11
に合焦したまま、前景であるチャート10のぼけ具合を
画像13よりも強調したぼけコントロール画像である。
【0027】このように、このデジタルカメラ1では、
同一シーンを合焦面(位置)を変えて撮影した2枚ある
いはそれ以上の枚数の画像から全焦点画像や、前景もし
くは背景のぼけ具合を任意に変えたぼけコントロール画
像を得ることができる。
【0028】全焦点画像作成の原理は、特許登録第28
83648号や特開平10−108057号公報に開示
されており、また、ぼけ具合のコントロールの手法は、
特開平9−200508号公報、さらには、久保田、相
澤:「多焦点画像の回転を考慮したレジストレーション
と任意焦点画像の逆フィルタ法による高速再構成」、信
学技法 IE99−25(1999−07)などに開示
されており公知であるので、ここでは説明を省略する。
【0029】また、上記説明では、被写体の距離分布
は、前景、背景の2通りで、撮影画像も2枚であった
が、前景、背景、中間の3枚であっても良く、あるいは
それ以上であってもよい。
【0030】全焦点画像や、ぼけコントロール画像を作
成する機能を用いるには、画像処理モード設定キー10
2を使って設定すればよい。
【0031】画像処理モード設定キー102によって合
成画像モードを設定し、ぼけ具合設定を操作すると、液
晶モニタ103にぼかし量が「前景合焦、背景ぼけ
大」、「前景合焦、背景ぼけ小」、「前景ぼけ大、背景
合焦」、「前景ぼけ小、背景合焦」、「全焦点」と表示
され、撮影者が好みの設定を選択できるようになってい
る。撮影者の設定に従って、合成処理部43が所定の画
像を作成する。
【0032】例えば、画像14を得るには、「全焦点」
と設定し、画像15を得るには、「前景ぼけ大、背景合
焦」と設定すればよい。
【0033】ところで、このデジタルカメラ1では、全
焦点画像を作成する場合には、当該処理機能を備えた従
来のデジタルカメラと同様に、焦点距離の異なる各被写
体に合焦させた複数枚の画像を撮像し、それらを処理す
ることにより全焦点画像を作成する。一方、ぼけコント
ロール画像を作成する行う場合には、このデジタルカメ
ラ1では、全焦点画像を作成する場合のような、各被写
体のそれぞれに合焦させた画像を撮像することなく、簡
略化して、一部被写体にのみ合焦させた必要最小限の枚
数の撮像画像を用いることにより、ぼけコントロール画
像処理の高速化を図っている。
【0034】以下、図5(A)、図6(A)及び図7
(A)に示す一般的によく見られる代表的な3つのシー
ンにおいて、ぼけコントロール画像処理を行う場合につ
いて説明する。
【0035】図5(A)は、背景31の前方に被写体3
0があるシーンである。被写体30は適度な距離に存在
し、背景31はピント的に無限遠とみなせる距離に存在
する場合である。
【0036】図6(A)は、背景33の前方に被写体3
2が存在し、更にその前方に前景34が存在するシーン
である。被写体32は適度な距離に存在し、その前方に
別の被写体が34が存在するが、背景33はピント的に
は無限遠とはみなせない距離に存在する場合である。
【0037】図7(A)は、背景36の前方に被写体3
5が存在し、更にその前方に前景38が存在すると共
に、遠景37も存在するシーンである。被写体35は適
度な距離に存在し、その前方に別の被写体38が存在
し、遠景37はピント的には無限遠とみなせるが、背景
36はピント的には無限遠とはみなせない場合である。
【0038】図5(B)、図6(B)及び図7(B)
は、それぞれ図5(A)、図6(A)及び図7(A)に
示す被写体の測距状態を示したグラフである。これら各
グラフにおいて、横軸はレンズ繰り出し量から算出した
被写体までの距離情報を示す。一方、縦軸は画像のコン
トラストや高周波成分などから算出できるピント状態を
示すものであり、各極大値が各被写体への合焦を示す。
【0039】図5(A)に示すシーンにおいては、ぼけ
具合の設定が「前景合焦、背景ぼけ大」、「前景合焦、
背景ぼけ小」、「前景ぼけ大、背景合焦」、「前景ぼけ
小、背景合焦」および「全焦点」のいずれの場合であっ
ても、図5(B)の2点の極大値で撮像、即ち被写体3
0に合焦したものと無限遠31に合焦したものとの合計
2枚の画像を撮像すればよい。
【0040】図6(A)に示すシーンにおいては、図6
(B)に示すように極大値が3点ある。この場合におい
て、ぼけ具合の設定が「前景合焦、背景ぼけ大」または
「前景合焦、背景ぼけ小」の場合は、近景として被写体
34に合焦させたもの或いは被写体32に合焦させたも
ののいずれかを撮像すると共に、遠景として被写体33
に合焦させたものを撮像し、合計2枚撮像する。この実
施形態では、近景として最近被写体34を選び、これと
遠景である被写体33にそれぞれ合焦させて撮像する。
一方、ぼけ具合の設定が、「前景ぼけ大、背景合焦」又
は「前景ぼけ小、背景合焦」の場合は、近景として被写
体34に合焦させたものを撮像すると共に、遠景として
被写体32に合焦させたもの或いは被写体33に合焦さ
せたもののいずれかを撮像し、合計2枚撮像する。この
実施形態では、遠景として最遠被写体33を選び、これ
と近景である被写体34にそれぞれ合焦させて撮像す
る。ぼけ具合の設定が「全焦点」の場合は、被写体3
2、33及び34の全ての合焦画像が必要であるため、
図6(B)の極大値の全てにおいて、即ち、合計3枚を
撮像する必要がある。
【0041】図7(A)に示すシーンにおいては、図7
(B)に示すように極大値が4点ある。この場合におい
て、ぼけ具合の設定が「前景合焦、背景ぼけ大」、「前
景合焦、背景ぼけ小」、「前景ぼけ大、背景合焦」、
「前景ぼけ小、背景合焦」とすると、図6(A)の場合
と同様に考えて、最近被写体38に合焦したものと、最
遠被写体37に合焦したものとの、合計2枚を撮像すれ
ばよい。一方、ぼけ具合の設定が、「全焦点」の場合
は、図7(B)の極大値の全てにおいて、即ち、合計4
枚を撮像する必要がある。
【0042】このように被写体の距離分布と、ぼけコン
トロールのぼけ具合の設定とから、必要最小限の撮像枚
数を決定することができる。
【0043】上述の説明においては、最近被写体に合焦
した画像と最遠被写体に合焦した画像とを選択したが、
この発明においては合焦画像として画面中央に近い被写
体を選択するものとすることも許容される。この場合、
ぼけ具合の設定が、「前景合焦、背景ぼけ大」、「前景
合焦、背景ぼけ小」とすると、前景が画面中央に近い被
写体で、背景は最も後ろの被写体となる。また、ぼけ具
合の設定が、「前景ぼけ大、背景合焦」、「前景ぼけ
小、背景合焦」のときは、背景が画面中央に近い被写体
で、前景が最も近い被写体となる。「全焦点」のとき
は、全ての被写体にそれぞれ合焦させた複数の画像を撮
像することは、上述のとおりである。
【0044】次に、上記構成の動作を図8〜図10に示
すフローチャートで説明する。
【0045】なお、以下の説明ならびに図面では、ステ
ップをSと略記する。
【0046】S1で、レリーズボタン4が押されると、
S2では、CPU40がその時の撮影条件、画像処理モ
ードの設定を読取り、記憶しておく。そして、S3で、
測距部44により被写体距離を測定する。
【0047】ついで、S4で、CPU40は、画像処理
モードとして合成画像モードが設定されているか否かを
判断し、合成画像モードが設定されていると(S4の判
定がYES)、図9のS11に進む。合成画像モードが
設定されていなければ(S4の判定がNO)、S5で、
合成処理部43の機能をOFF(画像データは何も処理
されずに通過する)に設定する。
【0048】続いて、S6では、測距結果に基づいて、
CPU40は、撮影レンズ駆動部46を介して適当な被
写体に合焦するように撮影レンズ2を駆動し、ついで、
S7では、絞り駆動部47を介して絞りを適当な値に設
定する。
【0049】そして、S8では、CCD3を積分し、S
9では、画像データを読み出す。読み出された画像デー
タは、パイプライン方式でA/Dコンバータ41でデジ
タルデータに変換され、RAM42に一時記憶される。
S10では、CPU40がRAM42の画像データを読
み出して記録メディア6に記録し、次の撮影に移るため
にS1に戻る。
【0050】S4の判断の結果、CPU40は、合成画
像モードが設定されていると(S4の判定がYES)、
図9のS11で、合成画像モードで全焦点が選択されて
いるか否かを判断する。全焦点が選択されていない場合
(S11の判定がNO)は、ぼけ具合が設定されている
ので、図10のS30に進む。全焦点が選択されている
場合(S11の判定がYES)は、S12で絞り駆動部
47を介して絞りを適当な値に設定する。
【0051】そして、S13で、CPU40は、撮影レ
ンズ駆動部46を介して撮影レンズ2を無限遠に駆動す
る。その後、S14で撮影レンズ2を繰り出しながら、
S15で撮影レンズ2が最近接に到達したか否かを判断
する。撮影レンズ2が最近接に到達していれば(S15
の判定がYES)、S19へ進む。到達していなければ
(S15の判定がNO)、S16でピント状態が合焦状
態かどうかを調べる。合焦状態でなければ(S16の判
定がNO)、S14へ戻りS14からS16のステップ
を繰り返す。S16で合焦状態であれば(S16の判定
がYES)、S17でCCD3を積分し、S18で画像
データを読み出す。
【0052】読み出された画像データは、パイプライン
方式でA/Dコンバータ41でデジタルデータに変換さ
れ、RAM42に一時記憶される。その後、S14に戻
り、撮影レンズ2が最近接に到達するまで上記ステップ
を繰り返す。
【0053】撮影レンズ2が最近接に到達すれば(S1
5の判定がYES)、S19へ進む。S19では、CP
U40はRAM42の画像データを読み出して、合成処
理部43で全焦点処理をする。その後、S20で記録メ
ディア6に記録し、次の撮影に移るべくS1へ戻る。
【0054】S11において、合成画像モード設定で全
焦点が選択されていない場合(S11の判定がNO)、
ぼけ具合すなわち「前景合焦、背景ぼけ大」、「前景合
焦、背景ぼけ小」、「前景ぼけ大、背景合焦」、「前景
ぼけ小、背景合焦」等が設定されているので、S30へ
進む。
【0055】S30で、CPU40は、先ず合成処理部
43にぼかし量を設定し、次いでS31で絞り駆動部4
7を介して絞りを適当な値に設定する。次に、S32で
撮影レンズ駆動部46を介して撮影レンズ2を無限遠に
駆動し、その後、S33で撮影レンズを繰り出しなが
ら、S34でピント状態が合焦状態か否かを調べる。
【0056】合焦状態でなければ(S34の判定でN
O)、S33へ戻り、撮影レンズの繰り出し駆動を繰り
返す。合焦状態であれば(S34の判定がYES)、撮
影する。すなわち、S35でCCD3を積分し、S36
で画像データを読み出す。読み出された画像データは、
パイプライン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデ
ータに変換され、RAM42に一時記憶される。
【0057】次に、S37で撮影レンズ駆動部46を介
して、撮影レンズ2を最近接に駆動する。その後、S3
8で撮影レンズ2を繰り込みながら、S39でピント状
態が合焦状態か否かを調べる。合焦状態でなければ(S
39の判定でNO)、S38へ戻り繰り込みを繰り返
す。合焦状態であれば(S39の判定がYES)、撮影
を行う。すなわち、S40でCCD3を積分し、S41
で画像データを読み出す。読み出された画像データは、
パイプライン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデ
ータに変換され、RAM42に一時記憶される。
【0058】そして、S42で、CPU40はRAM4
2の画像データを読み出して、ぼけコントロール処理を
施し、S43で記録メディア6に記録し、次の撮影に移
るべくS1へ戻る。
【0059】上記実施形態においては、「全焦点」以外
のぼけ具合が設定されている場合、最も遠い被写体およ
び最も近い被写体のそれぞれに合焦させた2枚の画像を
撮像するようにしたが、この発明においては、ぼけ具合
の設定に応じて、最も遠い被写体とこれに次いで遠い被
写体と最も近い被写体との3枚、あるいは最も遠い被写
体と最も近い被写体とこれに次いで近い被写体との3枚
の画像を撮像するようにしてもよい。
【0060】また上記実施形態においては、被写体の距
離分布を基に撮像する画像を決定した場合を説明した
が、被写体の位置や明るさから撮像すべき被写体を決定
してもよい。要するに、この発明においては、「全焦
点」画像処理モード選択時は、複数の被写体の全てに合
焦させるべく撮像枚数を決定するが、それ以外でぼけ具
合が設定されているときは、簡略化して全焦点画像処理
モード選択時において必要な撮像枚数よりも少なくなる
ように撮像枚数を決定するものである。
【0061】また、上記実施形態では、合成処理部43
をデジタルカメラ1内に設け、このデジタルカメラ内で
全焦点画像やぼけコントロール画像の作成を行うものと
したが、デジタルカメラ1で撮像した複数枚の画像か
ら、コンピュータ等の画像処理装置を用いて、全焦点画
像やぼけコントロール画像の作成を行う構成としても良
い。
【0062】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、被写体が
3つ以上存在する場合において、ぼけコントロール画像
処理モードが選択された場合には、全焦点画像処理モー
ド選択時に決定される撮像枚数よりも少ない撮像枚数と
なるから、ぼけコントロール画像処理速度の高速化を図
ることができる。
【0063】請求項2に係る発明によれば、ぼけコント
ロール画像処理モードが選択された場合には、最も近い
被写体と最も遠い被写体とにそれぞれ合焦させた合計2
枚の画像が撮像されるから、処理速度の高速化がより一
層図られる。
【0064】請求項3に係る発明によれば、ぼけコント
ロール画像処理モードが選択された場合には、ぼけ具合
の設定に応じて、最も近い被写体とこれに次いで近い被
写体と最も遠い被写体とに、あるいは最も遠い被写体と
これに次いで遠い被写体と最も近い被写体とに、それぞ
れ合焦させた合計3枚の画像が撮像されるから、処理速
度の高速化がより一層図られる。
【0065】請求項4に係る発明によれば、ぼけコント
ロール画像処理モードが選択された場合には、ぼけ具合
の設定に応じて、撮像手段の画面中央に近い被写体と、
最も遠い被写体又は最も近い被写体とにそれぞれ合焦さ
せた合計2枚の画像が撮像されるから、処理速度の高速
化がより一層図られる。
【0066】請求項5に係る発明によれば、撮像手段に
より取得された所定枚数の画像から全焦点画像あるいは
ぼけコントロール画像を作成することができる撮像装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる撮像装置が適用
されたデジタルカメラを示す外観斜視図である。
【図2】前記デジタルカメラの背面図である。
【図3】前記デジタルカメラの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】画像合成処理の説明図である。
【図5】図5(A)は背景の前方に被写体があるシーン
であり、図5(B)はそのシーンの被写体の距離とピン
ト状態との関係を示すグラフである。
【図6】図6(A)は背景の前方に被写体が存在し、更
にその前方に前景が存在するシーンであり、図6(B)
はそのシーンの被写体の距離とピント状態との関係を示
すグラフである。
【図7】図7(A)は背景の前方に被写体が存在し、更
にその前方に前景が存在すると共に、遠景も存在するシ
ーンであり、図7(B)はそのシーンの被写体の距離と
ピント状態との関係を示すグラフである。る。
【図8】デジタルカメラの動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】図8のCに続く処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】図9のEに続く処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1・・・・・・・・デジタルカメラ(撮像装置) 2・・・・・・・・撮影レンズ 3・・・・・・・・CCD 40・・・・・・・CPU(撮像制御手段) 43・・・・・・・合成処理部 102・・・・・・画像処理モード設定キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 雄治 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB24 AB68 AC03 AC12 AC32 AC42 AC54 AC56 AC69 AC74

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と、 全焦点画像処理モード又はぼけコントロール画像処理モ
    ードのうちのいずれかの画像処理モードを選択可能な画
    像処理モード選択手段と、 被写体が3つ以上存在する場合において、前記画像処理
    モード選択手段によって前記全焦点画像処理モードが選
    択された場合には、前記被写体のそれぞれに合焦させた
    画像を前記撮像手段に撮像させる一方、前記ぼけコント
    ロール画像処理モードが選択された場合には、一部の被
    写体のみに合焦させて、前記全焦点画像処理モード選択
    時よりも少ない枚数の画像を前記撮像手段に撮像させる
    撮像制御手段と、 を備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像制御手段は、前記ぼけコントロ
    ール画像処理モードが選択された場合には、最も近い被
    写体と最も遠い被写体とにそれぞれ合焦させた合計2枚
    の画像を、前記撮像手段に撮像させる請求項1に記載の
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像制御手段は、前記ぼけコントロ
    ール画像処理モードが選択された場合には、ぼけ具合の
    設定に応じて、最も近い被写体とこれに次いで近い被写
    体と最も遠い被写体とに、あるいは最も遠い被写体とこ
    れに次いで遠い被写体と最も近い被写体とに、それぞれ
    合焦させた合計3枚の画像を、前記撮像手段に撮像させ
    る請求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像制御手段は、前記ぼけコントロ
    ール画像処理モードが選択された場合には、ぼけ具合の
    設定に応じて、前記撮像手段の画面中央に近い被写体
    と、最も遠い被写体又は最も近い被写体とにそれぞれ合
    焦させた合計2枚の画像を、前記撮像手段に撮像させる
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像手段により撮像された前記画像
    を用いて全焦点画像あるいはぼけコントロール画像を作
    成する合成処理手段を更に備えている、請求項1ないし
    4のいずれかに記載の撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006279940A (ja) * 2005-03-03 2006-10-12 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置、撮像方法、および撮像プログラム、並びに画像記録出力システム、画像記録出力方法
JP2015043495A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、およびプログラム

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