JP2002049859A - オンライン・プリペイド課金管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 利用者の匿名性、データの安全性を保ちつ
つ、しかも簡易にネットワークにアクセス可能なプリペ
イド課金システムを実現する。 【解決手段】ネットワークに接続する利用者端末と、電
子店舗等端末と、利用者が課金管理サーバーへアクセス
するための情報を保持するアイコン情報と、前記アイコ
ン情報を利用者に発行するためのアイコン情報発行手段
と、利用者端末からの要求に応じて利用者ごとのアイコ
ン情報を課金管理サーバーに送信するアイコン情報送信
手段と、を備え、アイコンをクリックすることにより、
利用者のアクセス管理情報を保持するアイコン情報を利
用して前記課金管理サーバーに有料サービスの利用を要
求し、前記課金管理サーバーが利用者の認証及び課金情
報の管理・更新等を行い、前記課金管理サーバーと提携
する店舗等が前記有料サービスを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
を始めとするネットワークにおけるオンラインのプリペ
イド課金管理システムに関し、特に、インターネット上
での有料サービスの利用に対する課金を実現するための
オンライン・プリペイド課金管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネット等における有料サ
ービスの利用に対する課金システムとしては、クレジッ
トカードを利用したものや、特定のサービスを対象とし
た会員制の課金システムが知られている。これらのシス
テムによれば、有料サービスを利用するためにクレジッ
トカードの会員または、サービス提供会社の会員とな
り、限定された範囲において有料サービスが提供され
る。また、インターネット上でプリペイドカードを利用
した課金システムが知られており、そのようなプリペイ
ドカードを利用した課金システムを実現するための技術
としては、例えば、特開平９−２５１４９４に記載され
た「仮想プリペイドカードによる決済システム」が開示
されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のクレジットカード利用の課金システムや、特定
サービスを対象とした会員制サービスの提供を受けるた
めには、クレジットカードの会員、または、サービス提
供会社の会員になる必要があり、限定された利用者のみ
が使用可能なものである。また、会員になる際にはプラ
イバシー情報をカード会社やサービス提供会社に渡す必
要があり、匿名で有料サービスを利用することができな
い。また、会員登録の手続きが繁雑で、利用しにくく、
しかもクレジットカード番号がネットワーク上を流れる
ため、第三者によるカード番号の盗聴・悪用という危険
性がある。

【０００４】また、上記従来技術の「仮想プリペイドカ
ードによる決済システム」は、まず、一般会員端末と店
舗会員端末との間で受発注処理を完了させた後、次のス
テップとして、一般会員端末からの指示に基づいて決済
センターが決済処理を行うという処理を経る。そのため
店舗会員端末は、一般会員及びそのプリペイド残高を確
認することなく、無条件に一般会員端末からの発注を受
け付けてしまうという問題があった。したがって、上記
の「仮想プリペイドカードによる決済システム」におい
ては、悪意を持つ第三者からの不正な発注を拒否できな
い。また、一般会員のプリペイド残高が不足する場合に
も、一般会員端末からの発注を拒否できない。さらに、
決済センターが障害等により動作していない場合でも、
一般会員端末からの発注を拒否することができない。

【０００５】このような問題を解決する技術としては、
例えば、特開平１１−３１６７２９号「インターネット
課金方法及びシステム及びインターネット課金プログラ
ムを記録した記録媒体」においては、クレジットカード
を所有しない人でも利用可能で望ましくない発注を確実
に排除可能なインターネット課金方法及びシステム及び
インターネット課金プログラムを記録した記録媒体を提
供するための技術が開示されている。これによれば、端
末が、ＩＤ、パスワード、利用可能サービス種別、サー
ビス利用可能度数などの情報を保持するプリペイド情報
媒体を利用してコンテンツサーバに有料サービスの利用
を要求し、コンテンツサーバがプリペイド情報管理サー
バに対して、プリペイド情報媒体がそのコンテンツの有
料サービスを利用する資格を有するかどうかの認証及び
プリペイド情報媒体の課金を要求し、プリペイド情報管
理サーバがプリペイド情報媒体に対して認証を行い、プ
リペイド情報管理サーバがプリペイド情報媒体に対し
て、有料サービスの利用度合いに応じた課金処理を実施
し、コンテンツサーバが端末に対して有料サービスを提
供する。

【０００６】あるいは、特開平１１−３５３３７３号
「電子財布装置」においては、商品の購入以外の楽しみ
方を付加することが可能なインターネットなどのコンピ
ュータネットワークで用いられるプリペイドカードを提
供することができる電子財布装置が開示されている。こ
れは下記のような装置である。ユーザマシン、ショップ
サーバ、バンクサーバとから構成され、かつコンピュー
タネットワークを利用してプリペイドカードで商品購入
を行うコンピュータシステムにおいて、（１）カード情
報を入力するためのカード情報入力手段と、（２）入力
されたカード情報に基づいてバンクサーバからカード名
称と残高を獲得するカード名称残高獲得手段と、（３）
入力されたカード情報に基づいてバンクサーバからカー
ド券面画像の情報を獲得するカード券面画像獲得手段
と、（４）カード券面画像の情報からカード券面の画像
を取得し、電子財布のカードエリアに登録するカード券
面画像登録手段と、（５）カード名称をカードエリアに
登録するカード名称登録手段と、（６）カード情報の要
求に対して、使用するカードを券面画像により選択し、
使用するカードのカード情報をバンクサーバに送信する
手段を備えた電子財布装置。

【０００７】しかしながら、これらの技術によっても下
記のような問題を解決することができない。すなわち、
特開平１１−３１６７２９号「インターネット課金方法
及びシステム及びインターネット課金プログラムを記録
した記録媒体」によれば、ＩＤ、パスワード、利用可能
サービス種別、サービス利用可能度数などの情報を保持
するプリペイド情報媒体を利用して、利用者が端末から
入力を行い、送信して、コンテンツサーバに有料サービ
スの利用を要求し、認証等の手順を経るため、これらの
情報がネットワーク上を流通することとなる。本発明に
よればアイコン情報を用いて、利用者自身にもＩＤ等の
情報が見えない形で自動的に送信され、サービス利用可
能度数などはサーバー側で管理されるのに対し、上記従
来技術では安全性、利便性などの問題が解決されておら
ず、また不正利用などの恐れもある。

【０００８】あるいは、特開平１１−３５３３７３号
「電子財布装置」によれば、カード券面画像を用いて利
用者の利便性などを考慮してはいるものの、カード情報
を入力する手順を必要とするために、上記同様に安全
性、匿名性などの問題が解決されていない。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１に記載の発明においては、インターネット
等のネットワーク上での課金を可能とするオンライン課
金システムにおいて、ネットワークに接続する利用者端
末と、電子店舗等端末と、前記利用者端末に備えられて
端末画面に表示され、利用者が課金管理サーバーへのア
クセスするための情報を保持するアイコン情報と、前記
アイコン情報を利用者に発行するためのアイコン情報発
行手段と、利用者の認証情報に基づきアイコン情報の発
行を管理し認証を行うアイコン情報認証手段、認証され
た利用者のプリペイド情報を管理するプリペイド情報管
理手段、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店舗等
端末から受信し前記プリペイド情報を更新等するための
プリペイド情報更新手段、とを備える課金管理サーバー
と、利用者端末からの要求に応じて利用者ごとのアイコ
ン情報を前記課金管理サーバーに送信するアイコン情報
送信手段と、を備え、アイコンをクリック等することに
より、利用者のアクセス管理情報を保持するアイコン情
報を利用して前記課金管理サーバーに有料サービスの利
用を要求し、前記課金管理サーバーが利用者の認証及び
課金情報の管理・更新等を行い、前記課金管理サーバー
と提携する店舗等が前記有料サービスを提供可能なこと
を特徴とするオンライン・プリペイド課金管理システム
であることを特徴としている。

【００１０】また、上記課題を解決するため、請求項２
に記載の発明においては、請求項１に記載の発明におい
て、前記アイコン情報は、利用者の識別子を情報として
保持することを特徴とする、請求項１に記載のオンライ
ン・プリペイド課金管理システムであることを特徴とし
ている。

【００１１】また、上記課題を解決するため、請求項３
に記載の発明においては、請求項１又は２に記載の発明
において、前記アイコン情報発行手段は、オンライン上
で前記課金管理サーバーのアイコン情報認証手段に対し
利用者が利用者の認証情報又はその他の情報等を送信し
て購入することにより、ダウンロードされて発行するも
のであることを特徴とする、請求項１又は２のいずれか
に記載のオンライン・プリペイド課金管理システムであ
ることを特徴としている。

【００１２】また、上記課題を解決するため、請求項４
に記載の発明においては、請求項１〜３に記載の発明に
おいて、前記アイコン情報発行手段は、不特定多数の者
が利用可能な店舗等に設置された端末から、オンライン
上で前記課金管理サーバーのアイコン情報認証手段に対
し利用者が利用者の認証情報又はその他の情報等を送信
して購入することにより、ダウンロードされて発行する
ものであることを特徴とする、請求項１〜３のいずれか
に記載のオンライン・プリペイド課金管理システムであ
ることを特徴としている。

【００１３】また、上記課題を解決するため、請求項５
に記載の発明においては、請求項１〜４に記載の発明に
おいて、前記アイコン情報発行手段は、利用者がインタ
ーネット等のオンライン又はクレジットカード端末等の
端末から、クレジット会社等を通じて、前記課金管理サ
ーバーのアイコン情報認証手段に対し利用者が利用者の
認証情報又はその他の情報等を送信して購入することに
より、発行されるものであることを特徴とする、請求項
１〜４のいずれかに記載のオンライン・プリペイド課金
管理システムであることを特徴としている。

【００１４】また、上記課題を解決するため、請求項６
に記載の発明においては、請求項１〜５に記載の発明に
おいて、前記アイコン情報発行手段は、利用者が選択し
た情報記憶媒体に対し記憶されて発行されるものである
ことを特徴とする、請求項１〜５のいずれかに記載のオ
ンライン・プリペイド課金管理システムであることを特
徴としている。

【００１５】また、上記課題を解決するため、請求項７
に記載の発明においては、請求項１〜６に記載の発明に
おいて、前記の課金管理サーバーが備える、認証された
利用者のプリペイド情報を管理するプリペイド情報管理
手段、及び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店
舗等端末から受信し前記プリペイド情報を更新等するた
めのプリペイド情報更新手段、が処理する課金情報は、
有料サービスを利用する時間に基づき課金処理を行う課
金情報であることを特徴とする、請求項１〜６のいずれ
かに記載のオンライン・プリペイド課金管理システムで
あることを特徴としている。

【００１６】また、上記課題を解決するため、請求項８
に記載の発明においては、請求項１〜６に記載の発明に
おいて、前記の課金管理サーバーが備える、認証された
利用者のプリペイド情報を管理するプリペイド情報管理
手段、及び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店
舗等端末から受信し前記プリペイド情報を更新等するた
めのプリペイド情報更新手段、が処理する課金情報は、
有料サービスを利用する送信あるいは受信したデータ量
に基づき課金処理を行う課金情報であることを特徴とす
る、請求項１〜６のいずれかに記載のオンライン・プリ
ペイド課金管理システムであることを特徴としている。

【００１７】また、上記課題を解決するため、請求項９
に記載の発明においては、請求項１〜６に記載の発明に
おいて、前記の課金管理サーバーが備える、認証された
利用者のプリペイド情報を管理するプリペイド情報管理
手段、及び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店
舗等端末から受信し前記プリペイド情報を更新等するた
めのプリペイド情報更新手段、が処理する課金情報は、
有料サービス提供者側があらかじめ商品やサービスごと
に設定した価格に基づき課金処理を行う課金情報である
ことを特徴とする、請求項１〜６のいずれかに記載のオ
ンライン・プリペイド課金管理システムであることを特
徴としている。

【００１８】また、上記課題を解決するため、請求項１
０に記載の発明においては、請求項１〜６に記載の発明
において、前記の課金管理サーバーが備える、認証され
た利用者のプリペイド情報を管理するプリペイド情報管
理手段、及び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記
店舗等端末から受信し前記プリペイド情報を更新等する
ためのプリペイド情報更新手段、が処理する課金情報
は、利用者がクリックするなどして閲覧・利用等したペ
ージ数、ページビュー等に基づき課金処理を行う課金情
報であることを特徴とする、請求項１〜６のいずれかに
記載のオンライン・プリペイド課金管理システムである
ことを特徴としている。

【００１９】また、上記課題を解決するため、請求項１
１に記載の発明においては、請求項１〜１０に記載の発
明において、前記システムにはさらに、本発明のシステ
ムの課金管理サーバーと提携し金銭的ポイント・サービ
スを提供する提携事業者のシステムからのデータ送受信
を行う提携事業者データ送受信手段、及び提携事業者が
提供する金銭的ポイントを本発明の金銭的ポイントに変
換するポイント変換手段が備えられ、提携する各事業者
のポイントを本発明のシステムの金銭的ポイントに、利
用者が換金することが可能な、請求項１〜１０のいずれ
かに記載のオンライン・プリペイド課金管理システムで
あることを特徴としている。

【００２０】また、上記課題を解決するため、請求項１
２に記載の発明においては、請求項１〜１１に記載の発
明において、前記のプリペイド情報管理手段において管
理されているプリペイド金額の残金を、アイコン情報を
返品すると共にプリペイド情報更新手段を更新すること
により、換金可能なことを特徴とする、請求項１〜１１
のいずれかに記載のオンライン・プリペイド課金管理シ
ステムであることを特徴としている。

【００２１】このような本発明のシステムの種々の形態
をとることにより、今日知られている種々のプリペイド
カード方式を課金システムにおいても実現されていなか
った、有料情報を見たい時、買いたい時にすぐその場で
プリペイド課金のためのアイコン情報を購入でき、しか
も利用者の匿名性、データの安全性を保ちつつ、しかも
簡易にネットワークにアクセスしてプリペイド課金シス
テムを利用できる方式が実現可能となる。

【００２２】後述するように、本発明のシステムは、プ
リペイドアイコン方式を用いる。すなわちプリペイドカ
ード方式とは異なり、「プリペイドアイコン」方式を採
用する。具体的には、顧客の購入希望金額に応じてサー
バー側でＩＤ番号等の識別子情報を発行し、この情報を
包含したアイコン情報を各店舗の端末でフロッピー（登
録商標）ディスク等の記憶媒体にダウンロードするなど
して、利用者端末に備える。利用者から見た場合、ダウ
ンロードされたアイコンをダブルクリック等するだけ
で、ブラウザ・ソフトが起動し、本発明のシステムのｗ
ｅｂサイトに直接アクセスし、ＩＤ番号等の識別子を入
力する必要がなく、プライバシー情報等を入力する必要
もない。

【００２３】また本発明のシステムでは、上記のアイコ
ン情報を、必要な時にその場で購入可能となる。さらに
本発明のシステムでは、課金対象となる有料サービス等
の課金手法にも柔軟性を持たせることができる。すなわ
ち、時間制の従量課金を可能とするのはもちろん、これ
に加えて事業者等のニーズに応じて、画像枚数等に応じ
た課金、また送信したコンテンツの量や、閲覧・利用等
をしたページ数などに応じた課金等も可能となる。

【００２４】さらに本発明のシステムでは、本発明のシ
ステムのサーバーと、他の様々な事業者、例えば有料サ
ービス等を提供する既存のコンテンツ事業者のほか、例
えば携帯電話会社、家電量販店、あるいは航空会社、旅
行会社のように既に会員対象にポイント制サービスを行
っている事業者を加える。これらの会員はポイントが溜
まるとその事業者のサービス（割引等）を受けることが
できるが、ごく小額の場合、換金もできず、また受けら
れるサービスもほとんどないのが現状である。本発明の
システムでは、小額の決済に強みがあるため、わずか１
００円（あるいは１００ポイント）程度でもそれなりの
サービスを選択することができる。したがってこうした
事業者と提携を行い、提携する各事業者のポイントを本
発明のシステムの金銭的ポイントに換金することを可能
とすることで、事業者・利用者ともにメリットが見出せ
るはずである。特に上述の各事業者等はインターネット
とも密接な関係がある企業ばかりなので、このような実
施形態の妥当性や実現の可能性は大きい。

【００２５】さらに本発明のシステムによれば、返品機
能の利用を実現することが可能である。上記した各種事
業者との提携例の応用例として考えられるのが、例え
ば、クリック保証型広告で知られるｗｅｂサイトでの広
告掲載に対する報酬手数料受取りである。こうしたクリ
ック保証型広告の手数料受取りは、現在主として銀行振
込で行われているが、通常５，０００円未満のものにつ
いては受け取ることができない。そこでこれらの会社と
提携し、手数料を本発明のシステムの金銭的ポイントで
受け取れるようにする。この場合、広告代理店等から本
発明のアイコン情報の発行依頼を受けた場合、メールに
添付して指定の顧客（上記の広告掲載されたｗｅｂサイ
ト管理者等）に対してアイコン情報を発行して送付、そ
の顧客は通常通り本発明のシステムの金銭的ポイントを
使用してもいいし、この金銭的ポイントを持参して返品
扱いとして換金可能とすることもできる。本発明のシス
テム側としては当該の広告代理店からアイコン情報代金
（プリペイド代金）を回収し、顧客からアイコン情報を
発行した店舗等に返品のための持ち込みがあった場合は
返品扱いとして、アイコン情報（の残度数）を換金する
ことも可能となる。

【００２６】

【発明の実施の形態】上記目的を達成するために本発明
は次のように構成される。以下、図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図１は、本発明に係る
システムの基本的な構成を示すシステム構成図である。

【００２７】本発明のシステムは、通常は、コンピュー
タや携帯情報端末等が接続されるネットワーク上に、Ｗ
ｅｂサーバーやアプリケーション・サーバー、データベ
ース・サーバー等を有するシステムにおいて実現される
ものである。なお、本発明のシステムのサーバーの構成
は、図１の基本的なシステム構成図に見られるものが代
表的であるが、これは一例を示すものであって、これに
限定されるものではない。同様の機能を有するシステム
であれば異なる構成をとってもよい。例えば、Ｗｅｂサ
ーバー、アプリケーション・サーバー、データベース・
サーバーなどのいずれかが、あるいはそれぞれが別の場
所に存在してもよく、あるいは同一の場所に存在するも
のであってもよい。

【００２８】本発明のオンライン・プリペイド課金管理
システムは、インターネット等のネットワーク上での課
金を可能とするオンライン課金システムにおいて、ネッ
トワークに接続する利用者端末と、電子店舗等端末とを
備えている。ここで、ネットワークに接続するための端
末は、携帯電話やＰＨＳなどの無線通信端末や、これら
の機能を内蔵した携帯情報端末をはじめ、各種のコンピ
ュータ端末が含まれる。また、例えばインターネットＴ
Ｖなどのいわゆる情報家電などであってもよい。さらに
これらが接続されるネットワークには、有線、無線、い
ずれの通信回線もが含まれる。

【００２９】利用者端末は、ネットワークに接続して各
種の有料サービスを利用する利用者の端末である。電子
店舗等端末は、ネットワークを介して各種の有料サービ
スを提供する個人、法人等の端末であり、サーバー、レ
ンタルサーバーその他の記憶装置などを含むものであ
る。また各種の有料サービスには、電子商店におけるオ
ンライン・ショッピングでの商品の売買、個人売買、サ
ービスの売買やその予約、オンラインでの各種サービス
の提供、各種コンテンツのダウンロード、各種コンテン
ツやソフトウェア、データベースの利用、その他の金銭
又は金銭に換算できる金銭に類似するポイント等と引き
換えに提供可能なあらゆる有料サービスが含まれる。

【００３０】次に、本発明のオンライン・プリペイド課
金管理システムは、前記利用者端末に備えられて端末画
面に表示され、利用者が課金管理サーバーへのアクセス
するための情報を保持するアイコン情報を備えている。
アイコン情報は、例えば、後述するアイコン情報発行手
段により各利用者に対して発行されるもので、フロッピ
ーディスク、ＭＯ、スマートメディア（商標）、メモリ
ースティック（商標）、ＣＤ−ＲＷなどの記憶媒体に格
納されて発行されるアイコン情報や、利用者端末のハー
ドディスク等に格納されるアイコン情報、その他の記憶
装置等に格納されるアイコン情報などを含むものであ
る。

【００３１】アイコン情報は、プログラム等を起動する
ためのグラフィック・シンボルなどであり、通常パーソ
ナル・コンピュータなどで用いられているものである。
本発明においては、アイコン情報は、以下のような情報
を保持するものとして用いられる。まず、通常のアイコ
ン同様に、利用者の端末画面に表示されたアイコンをク
リック等することにより、プログラムが起動する機能を
有する。プログラムはインターネットに接続し閲覧（ブ
ラウジング）するためのブラウザ・ソフトなどである。
次に、利用者が後述するアイコン情報発行手段によりア
イコン情報を入手した際に付与されるＩＤなどの、利用
者を識別する抽象的な識別子の情報が保持されている。

【００３２】次に、本発明のオンライン・プリペイド課
金管理システムは、前記アイコン情報を利用者に発行す
るためのアイコン情報発行手段を備えている。アイコン
情報発行手段は、例えば、請求項４に記載の発明のよう
に、オンライン上で前記課金管理サーバーのアイコン情
報認証手段に対し利用者が利用者の認証情報を送信して
購入することにより、ダウンロードされて発行する処理
を行うものである。あるいは、アイコン情報発行手段
は、請求項５に記載の発明のように、不特定多数の者が
利用可能な店舗等に設置された端末から、オンライン上
で前記課金管理サーバーのアイコン情報認証手段に対し
利用者が利用者の認証情報を送信して購入することによ
り、ダウンロードされて発行する処理を行うものであ
る。あるいは、アイコン情報発行手段は、請求項６に記
載の発明のように、利用者がインターネット等のオンラ
イン又はクレジットカード端末等の端末から、クレジッ
ト会社等を通じて、前記課金管理サーバーのアイコン情
報認証手段に対し利用者が利用者の認証情報を送信して
購入することにより、発行される形態をとることができ
る。あるいは、アイコン情報発行手段は、請求項７に記
載の発明のように、利用者が選択した情報記憶媒体に対
し記憶されて発行される形態をとることができる。

【００３３】次に、本発明のオンライン・プリペイド課
金管理システムは、利用者の認証情報に基づきアイコン
情報の発行を管理し認証を行うアイコン情報認証手段、
認証された利用者のプリペイド情報を管理するプリペイ
ド情報管理手段、利用者の購買等に応じて課金情報を前
記店舗等端末から受信し前記プリペイド情報を更新等す
るためのプリペイド情報更新手段、とを備える課金管理
サーバーを備えている。また、本発明のオンライン・プ
リペイド課金管理システムは、利用者端末からの要求に
応じて利用者ごとのアイコン情報を前記課金管理サーバ
ーに送信するアイコン情報送信手段を備えている。

【００３４】本発明のシステムは、課金が発生する取引
の際にはアイコンをクリックすることにより、取引に必
要な利用者のアクセス管理情報を保持するアイコン情報
を利用して前記課金管理サーバーに有料サービスの利用
を要求し、前記課金管理サーバーが利用者の認証及び課
金情報の管理・更新等を行い、前記課金管理サーバーと
提携する店舗等が前記有料サービスを提供可能なもので
ある。以下、本発明の基本的な処理の流れを説明する。

【００３５】図２は、本発明に用いられる前記のアイコ
ン情報を、アイコン情報発行手段により発行する際の動
作を示す図である。アイコン情報発行手段は、図１に見
られるように、利用者からのアイコン情報の発行の要求
を受信することにより、利用者に関する認証情報や、プ
リペイド方式の金銭あるいは金銭に類似するポイント等
の購入（発行）希望額、その他の情報などを前記の課金
管理サーバーに送信し、問合せて、アイコン情報を発行
する。

【００３６】利用者は例えば、請求項４に記載の発明の
ように、インターネットを始めとするオンライン上で、
前記課金管理サーバーのアイコン情報認証手段に対し利
用者が利用者の認証情報を送信して購入することができ
る。この場合には、利用者は利用者端末から、プリペイ
ド方式の課金サービスを利用するためのアイコン情報を
購入可能な、ｗｅｂサイトなどにアクセスする。この場
合のｗｅｂサイトは前記のアイコン情報発行手段の機能
を有する。利用者は、ｗｅｂ上の入力フォームでの入力
や、あるいは電子メール、ｗｅｂメールなどにより、ア
イコン情報の購入希望に関する情報や、利用者認証のた
めの利用者自身に関する情報などを入力する。例えば、
購入を希望するプリペイドの金額、利用者の氏名や住
所、電子メール・アドレス、カード番号、などである。
あるいは希望ＩＤや希望パスワードなどの情報、その他
の情報を含むことができる。

【００３７】入力後、これらの情報を送信し、送信され
た情報は前記のアイコン情報発行手段が受信する。次
に、アイコン情報発行手段は、前記の課金管理サーバー
に対し、前記の受信した情報に基づきアイコン情報発行
の可否の問合せを行う。課金管理サーバーが備えるアイ
コン情報認証手段に、利用者が初めてアイコン情報を購
入する者であった場合には、利用者に関する情報などを
登録する。あるいは、利用者が過去にアイコン情報を購
入したことがある者であった場合には、利用者の信用度
などの問合せをすることなどもできる。次に、アイコン
情報発行手段は、認証された利用者のプリペイド情報を
管理するプリペイド情報管理手段に対し、利用者が購入
するアイコン情報についての購入金額（購入ポイント）
等を記憶させる。記憶される金額あるいはポイントは、
ここで購入されたアイコン情報により、利用者が購買等
の有料サービスを利用する際の課金情報の限度額であ
る。

【００３８】上記の処理が済んだ際には、アイコン情報
発行手段は、利用者に対し、アイコン情報を発行する。
発行方法は、オンラインを通じて利用者の端末、あるい
は端末に備えられたフロッピーディスクその他の記憶媒
体にダウンロードする方法や、電子メールに添付して送
信する方法などがあげられる。

【００３９】あるいは、アイコン情報発行手段は、請求
項５に記載の発明のように、不特定多数の者が利用可能
な店舗等に設置された端末から、オンライン上で前記課
金管理サーバーのアイコン情報認証手段に対し利用者が
利用者の認証情報又はその他の情報等を送信して購入す
ることにより、ダウンロードされて発行することができ
る。この場合の基本的な処理を示す図が図３である。不
特定多数が利用可能な店舗には、例えば、コンビニエン
スストア等や、あるいは街角などに設置される専用端末
などであってもよい。利用者本人が操作可能なように設
置される形態と、店舗等の店員などが操作可能なように
設置される形態とのいずれをも含むものである。

【００４０】あるいは、アイコン情報発行手段は、請求
項６に記載の発明のように、利用者がインターネット等
のオンライン又はクレジットカード端末等の端末から、
クレジット会社等を通じて、前記課金管理サーバーのア
イコン情報認証手段に対し利用者が利用者の認証情報又
はその他の情報等を送信して購入することにより、発行
される形態をとることができる。図４は、このような場
合のアイコン情報発行の際の基本的な処理の流れを示す
図である。あるいは、アイコン情報発行手段は、請求項
７に記載の発明のように、利用者が選択した情報記憶媒
体に対し記憶されて発行される形態をとることができ
る。

【００４１】また、図５は、発行済のアイコン情報を返
還して、換金処理を行う場合の基本的な処理の流れを示
す図である。端数などの金額が残った場合などに、この
ような処理が可能な形態とすることができる。

【００４２】次に、本発明のオンライン・プリペイド課
金管理システムにおいて、利用者が発行されたアイコン
情報を用いて、プリペイド方式による課金処理により有
料サービスの提供を受ける際の処理の流れについて説明
する。

【００４３】利用者は、インターネット等のオンライン
を通じて、各種の有料サービスなどを提供する事業者な
どのｗｅｂページ等にアクセスを行う。有料サービスの
利用にあたって利用者が本発明の課金管理システムを用
いる場合には、下記のようなアクセス方法をとる。初め
に、アイコン情報はフロッピーディスクなどの記憶媒体
に格納され、あるいは利用者端末のハードディスクなど
に格納しておくことが可能である。利用者端末の画面
（デスクトップ）に表示されるようにしておくことがで
きる。利用者が表示されたアイコンをクリックすると、
ブラウザ・ソフトが起動されるように設定されること
が、もっとも好ましい形態である。

【００４４】また、同一の利用者端末を複数の利用者が
使用するなどの場合に、アイコンをクリックするとパス
ワード等の入力を要求するウィンドウが開くなどして、
特定の（アイコン情報を購入した者）のみが知るパスワ
ードの入力を経て、ブラウザ・ソフトなどが起動するよ
うに設定することも可能である。

【００４５】本発明のシステムに用いられるアイコン情
報は、前記したように、利用者を一意に識別し該当する
利用者が購入した金額やその残度数等（すなわち特定の
利用者が購入し保持する特定のアイコン情報に関する情
報）を判定するための識別子の情報を保持している。こ
こで、本発明のオンライン・プリペイド課金管理システ
ムにおいて特徴的なことは、従来の課金システムにおい
ては、ＩＤ、パスワード、カード番号、利用可能金額あ
るいは度数、などの複数の情報を送信することが必要と
されていた。また機密あるいはプライバシーに属する情
報が送受信されることが通例であった。さらに利用金額
に応じた課金管理、あるいは利用時間に応じた課金管理
などの一つの課金手法しか一つのシステムではとれない
のが通例であった。本発明のアイコン情報において特徴
的なことは、アイコン情報は抽象的な情報である識別子
等が、送信されるただ一つの情報として保持されている
ことである。

【００４６】次に、利用者が前記のアイコン情報のアイ
コンをクリックして、ブラウザ・ソフトが起動し、イン
ターネット等にアクセスして目的とする有料サービス等
を提供するｗｅｂページなどを閲覧する。本発明のアイ
コン情報が利用できるのは、前記の課金管理サーバーと
提携・連携するｗｅｂサイトであり、各種の有料サービ
スやオンライン・ショッピング等の決済手段として本発
明のシステムが用意されている。

【００４７】次に、利用者が有料サービスやオンライン
・ショッピングで、本発明のシステムと連携するｗｅｂ
サイトで申し込み、購入等により課金が発生する際に、
例えば「購入」ボタン、「申し込み」ボタンなどをクリ
ック等した際などに、利用者端末から前記アイコン情報
に含まれる識別子等の、利用者及びそのプリペイドされ
たアイコン情報を特定する識別子情報が、該当ｗｅｂサ
イトを通して、前記の課金管理サーバーに送信される。
これは、利用者端末からの要求に応じて利用者ごとのア
イコン情報を前記課金管理サーバーに送信するアイコン
情報送信手段の有する機能である。

【００４８】課金管理サーバーでは、提携サイトからの
識別子情報を受信する。課金管理サーバーは、前記の通
り、利用者の認証情報に基づきアイコン情報の発行を管
理し認証を行うアイコン情報認証手段、認証された利用
者のプリペイド情報を管理するプリペイド情報管理手
段、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店舗等端末
から受信し前記プリペイド情報を更新等するためのプリ
ペイド情報更新手段、とを備えている。アイコン情報認
証手段は、識別子情報を受信して、利用者の認証情報を
格納するデータベースの中から、該当する識別子をキー
として、利用者を特定し、有効な利用者か否か、有効な
アイコン情報か否かを判定する。これらが有効である場
合には、プリペイド情報管理手段は、該当利用者のプリ
ペイドされた金額あるいはポイントを参照する。そして
提携サイトから送信された情報の中の、課金金額と照合
を行う。この場合の処理の概要を示す図が図６である。

【００４９】照合した結果、課金金額が、プリペイド金
額あるいはポイント等の残高を上回る場合には、課金が
不可能であることを示す情報を、提携サイトに送信す
る。また、残高金額が課金金額よりいくら下回るか等の
情報を併せて送信することもできる。この場合には、利
用者が例えばショッピングの購入点数等を減らした上で
再度購入申し込みをすることなどが可能になる。

【００５０】照合した結果、課金金額が、プリペイド金
額あるいはポイント等の残高を下回る場合には、課金が
可能であることを示す情報を、提携サイトに送信する。
この場合には、残高が足りているなどの情報を利用者端
末の画面にｈｔｍｌファイルなどで表示させ、正式申込
み等により課金処理に進むことができる。あるいはこの
段階でそのまま課金処理に進むことが可能である。

【００５１】課金処理は、利用者の購買等に応じて課金
情報を前記店舗等端末から受信し前記プリペイド情報を
更新等するためのプリペイド情報更新手段により行わ
れ、より具体的には、既に支払い済のプリペイド金額
（あるいはポイント）の残高から、今回利用した課金対
象となる金額（ポイント）を引いた上で、利用者のプリ
ペイド情報を更新する。これにより、新たな残高が算出
される。

【００５２】

【実施例】次に、本発明のオンライン・プリペイド課金
管理システムの他の実施形態について説明する。

【００５３】さらに本発明のシステムでは、本発明のシ
ステムのサーバーと、他の様々な事業者、例えば有料サ
ービス等を提供する既存のコンテンツ事業者のほか、例
えば携帯電話会社、家電量販店、あるいは航空会社、旅
行会社のように既に会員対象にポイント制サービスを行
っている事業者を加える。これらの会員はポイントが溜
まるとその事業者のサービス（割引等）を受けることが
できるが、ごく小額の場合、換金もできず、また受けら
れるサービスもほとんどないのが現状である。本発明の
システムでは、小額の決済に強みがあるため、わずか１
００円（あるいは１００ポイント）程度でもそれなりの
サービスを選択することができる。したがってこうした
事業者と提携を行い、提携する各事業者のポイントを本
発明のシステムの金銭的ポイントに換金することを可能
とすることで、事業者・利用者ともにメリットが見出せ
るはずである。特に上述の各事業者等はインターネット
とも密接な関係がある企業ばかりなので、このような実
施形態の妥当性や実現の可能性は大きい。

【００５４】さらに本発明のシステムによれば、返品機
能の利用を実現することが可能である。

【００５５】上記した各種事業者との提携例の応用例と
して考えられるのが、例えば、クリック保証型広告で知
られるｗｅｂサイトでの広告掲載に対する報酬手数料受
取りである。こうしたクリック保証型広告の手数料受取
りは、現在主として銀行振込で行われているが、通常
５，０００円未満のものについては受け取ることができ
ない。そこでこれらの会社と提携し、手数料を本発明の
システムの金銭的ポイントで受け取れるようにする。こ
の場合、広告代理店等から本発明のアイコン情報の発行
依頼を受けた場合、メールに添付して指定の顧客（上記
の広告掲載されたｗｅｂサイト管理者等）に対してアイ
コン情報を発行して送付、その顧客は通常通り本発明の
システムの金銭的ポイントを使用してもいいし、この金
銭的ポイントを持参して返品扱いとして換金可能とする
こともできる。本発明のシステム側としては当該の広告
代理店からアイコン情報代金（プリペイド代金）を回収
し、顧客からアイコン情報を発行した店舗等に返品のた
めの持ち込みがあった場合は返品扱いとして、アイコン
情報（の残度数）を換金することも可能となる。

【００５６】以上、詳細に説明したが、本発明は、前記
の実施例の形態に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能で
あることはいうまでもない。さらに、本明細書において
手段とは、必ずしも物理的手段を意味するものではな
く、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場
合も含む。さらに、一つの手段あるいはステップの機能
が、二つ以上の物理的手段により実現されてもよく、二
つ以上の手段あるいはステップの機能が、一つの物理的
手段により実現されてもよい。

【００５７】さらに、プリペイドの形式としては、金額
やポイント、その他任意の形態が可能である。次に、本
発明のアイコン情報を発行する記憶媒体には、ＣＤ−Ｒ
Ｗ、磁気ディスク、磁気テープ等の可搬媒体、又は電子
メモリ、ハードディスク等も本発明に用いられる記録媒
体に相当する。

【００５８】

【発明の効果】上記のように、本発明によれば、有料情
報を見たい時、買いたい時にすぐその場でプリペイド課
金のためのアイコン情報を購入でき、しかも利用者の匿
名性、データの安全性を保ちつつ、しかも簡易にネット
ワークにアクセスしてプリペイド課金システムを利用で
きる方式が実現可能となる。ＩＤ番号等の識別子を入力
する必要がなく、プライバシー情報等を入力する必要も
ない。また、上記のアイコン情報を、必要な時にその場
で購入可能となる。

【００５９】さらに本発明のシステムでは、課金対象と
なる有料サービス等の課金手法にも柔軟性を持たせ、時
間制の従量課金を可能とするのはもちろん、これに加え
て事業者等のニーズに応じて、画像枚数等に応じた課
金、また送信したコンテンツの量に応じた課金等も可能
となる。

【００６０】さらに本発明のシステムによれば、小額の
決済に強みがあるため、わずか１００円（あるいは１０
０ポイント）程度でもそれなりのサービスを選択するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステムの基本的な構成の一例を示す
システム構成図である。

【図２】本発明のアイコン情報を発行する際の基本的な
処理の流れの一例を示す図である。

【図３】本発明のアイコン情報を発行する際の基本的な
処理の流れの一例を示す図である。

【図４】本発明のアイコン情報を発行する際の基本的な
処理の流れの一例を示す図である。

【図５】発行済のアイコン情報を返還して、換金処理を
行う場合の基本的な処理の流れを示す図である

【図６】利用者が有料サービス等を利用する場合の課金
管理の処理の概要を示す図が図６である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ４１０ Ｇ０６Ｆ 17/60 ４１０Ｅ ４１０Ｇ ４３２ ４３２Ｅ ５０２ ５０２ (72)発明者 兼森 淳 神奈川県横浜市中区竹之丸131−１ パー クハイム山手台203 Ｆターム(参考） 5B049 CC00 CC36 DD01 FF01 GG02 5B055 CC00 KK07

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネット等のネットワーク上での
   課金を可能とするオンライン課金システムにおいて、ネ
   ットワークに接続する利用者端末と、電子店舗等端末
   と、前記利用者端末に備えられて端末画面に表示され、
   利用者が課金管理サーバーへのアクセスするための情報
   を保持するアイコン情報と、前記アイコン情報を利用者
   に発行するためのアイコン情報発行手段と、利用者の認
   証情報に基づきアイコン情報の発行を管理し認証を行う
   アイコン情報認証手段、認証された利用者のプリペイド
   情報を管理するプリペイド情報管理手段、利用者の購買
   等に応じて課金情報を前記店舗等端末から受信し前記プ
   リペイド情報を更新等するためのプリペイド情報更新手
   段、とを備える課金管理サーバーと、利用者端末からの
   要求に応じて利用者ごとのアイコン情報を前記課金管理
   サーバーに送信するアイコン情報送信手段と、を備え、
   アイコンをクリック等することにより、利用者のアクセ
   ス管理情報を保持するアイコン情報を利用して前記課金
   管理サーバーに有料サービスの利用を要求し、前記課金
   管理サーバーが利用者の認証及び課金情報の管理・更新
   等を行い、前記課金管理サーバーと提携する店舗等が前
   記有料サービスを提供可能なことを特徴とするオンライ
   ン・プリペイド課金管理システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の発明において、前記ア
   イコン情報は、利用者の識別子を情報として保持するこ
   とを特徴とする、請求項１に記載のオンライン・プリペ
   イド課金管理システム。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の発明において、
   前記アイコン情報発行手段は、オンライン上で前記課金
   管理サーバーのアイコン情報認証手段に対し利用者が利
   用者の認証情報又はその他の情報等を送信して購入する
   ことにより、ダウンロードされて発行するものであるこ
   とを特徴とする、請求項１又は２のいずれかに記載のオ
   ンライン・プリペイド課金管理システム。
4. 【請求項４】 請求項１〜３に記載の発明において、前
   記アイコン情報発行手段は、不特定多数の者が利用可能
   な店舗等に設置された端末から、オンライン上で前記課
   金管理サーバーのアイコン情報認証手段に対し利用者が
   利用者の認証情報又はその他の情報等を送信して購入す
   ることにより、ダウンロードされて発行するものである
   ことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載のオ
   ンライン・プリペイド課金管理システム。
5. 【請求項５】 請求項１〜４に記載の発明において、前
   記アイコン情報発行手段は、利用者がインターネット等
   のオンライン又はクレジットカード端末等の端末から、
   クレジット会社等を通じて、前記課金管理サーバーのア
   イコン情報認証手段に対し利用者が利用者の認証情報又
   はその他の情報等を送信して購入することにより、発行
   されるものであることを特徴とする、請求項１〜４のい
   ずれかに記載のオンライン・プリペイド課金管理システ
   ム。
6. 【請求項６】 請求項１〜５に記載の発明において、前
   記アイコン情報発行手段は、利用者が選択した情報記憶
   媒体に対し記憶されて発行されるものであることを特徴
   とする、請求項１〜５のいずれかに記載のオンライン・
   プリペイド課金管理システム。
7. 【請求項７】 請求項１〜６に記載の発明において、前
   記の課金管理サーバーが備える、認証された利用者のプ
   リペイド情報を管理するプリペイド情報管理手段、及
   び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店舗等端末
   から受信し前記プリペイド情報を更新等するためのプリ
   ペイド情報更新手段、が処理する課金情報は、有料サー
   ビスを利用する時間に基づき課金処理を行う課金情報で
   あることを特徴とする、請求項１〜６のいずれかに記載
   のオンライン・プリペイド課金管理システム。
8. 【請求項８】 請求項１〜６に記載の発明において、前
   記の課金管理サーバーが備える、認証された利用者のプ
   リペイド情報を管理するプリペイド情報管理手段、及
   び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店舗等端末
   から受信し前記プリペイド情報を更新等するためのプリ
   ペイド情報更新手段、が処理する課金情報は、有料サー
   ビスを利用する送信あるいは受信したデータ量に基づき
   課金処理を行う課金情報であることを特徴とする、請求
   項１〜７のいずれかに記載のオンライン・プリペイド課
   金管理システム。
9. 【請求項９】 請求項１〜６に記載の発明において、前
   記の課金管理サーバーが備える、認証された利用者のプ
   リペイド情報を管理するプリペイド情報管理手段、及
   び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店舗等端末
   から受信し前記プリペイド情報を更新等するためのプリ
   ペイド情報更新手段、が処理する課金情報は、有料サー
   ビス提供者側があらかじめ商品やサービスごとに設定し
   た価格に基づき課金処理を行う課金情報であることを特
   徴とする、請求項１〜６のいずれかに記載のオンライン
   ・プリペイド課金管理システム。
10. 【請求項１０】 請求項１〜６に記載の発明において、
    前記の課金管理サーバーが備える、認証された利用者の
    プリペイド情報を管理するプリペイド情報管理手段、及
    び、利用者の購買等に応じて課金情報を前記店舗等端末
    から受信し前記プリペイド情報を更新等するためのプリ
    ペイド情報更新手段、が処理する課金情報は、利用者が
    クリックするなどして閲覧・利用等したページ数、ペー
    ジビュー等に基づき課金処理を行う課金情報であること
    を特徴とする、請求項１〜６のいずれかに記載のオンラ
    イン・プリペイド課金管理システム。
11. 【請求項１１】 請求項１〜１０に記載の発明におい
    て、前記システムにはさらに、本発明のシステムの課金
    管理サーバーと提携し金銭的ポイント・サービスを提供
    する提携事業者のシステムからのデータ送受信を行う提
    携事業者データ送受信手段、及び提携事業者が提供する
    金銭的ポイントを本発明の金銭的ポイントに変換するポ
    イント変換手段が備えられ、提携する各事業者のポイン
    トを本発明のシステムの金銭的ポイントに、利用者が換
    金することが可能な、請求項１〜１０のいずれかに記載
    のオンライン・プリペイド課金管理システム。
12. 【請求項１２】 請求項１〜１１に記載の発明におい
    て、前記のプリペイド情報管理手段において管理されて
    いるプリペイド金額の残金を、アイコン情報を返品する
    と共にプリペイド情報更新手段を更新することにより、
    換金可能なことを特徴とする、請求項１〜１１のいずれ
    かに記載のオンライン・プリペイド課金管理システム。