JP2002049781A - 引越取引仲介装置、引越取引仲介方法、及び引越取引仲介プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

引越取引仲介装置、引越取引仲介方法、及び引越取引仲介プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002049781A
JP2002049781A JP2000237436A JP2000237436A JP2002049781A JP 2002049781 A JP2002049781 A JP 2002049781A JP 2000237436 A JP2000237436 A JP 2000237436A JP 2000237436 A JP2000237436 A JP 2000237436A JP 2002049781 A JP2002049781 A JP 2002049781A
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JP
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moving
user
company
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JP2000237436A
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English (en)
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Taisuke Makiguchi
泰介 牧口
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Recruit Co Ltd
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Recruit Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引越をしたい消費者と、消費者が依頼したい
引越サービスを提供しうる引越会社とのマッチングを簡
易、迅速かつ的確に実現する。 【解決手段】 引越を依頼するユーザーと引越を請け負
う引越会社とのマッチングを行う装置であって、(1)
前記ユーザーが料金の見積りを依頼したい引越の内容を
示す見積り依頼情報を記憶する見積り依頼情報記憶部
と、(2)前記ユーザーの見積り依頼の内容に応じて見
積り金額を計算するために使用する料金表を記憶する金
額パターン記憶部と、(3)前記見積り依頼情報と前記
料金表とを用いて見積り金額を計算する見積金額計算部
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引越取引仲介装
置、引越取引仲介方法、及び引越取引仲介プログラムを
記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関す
る。特に、引越を行いたいユーザーと引越を請け負う引
越会社との間を双方向コミュニケーションが可能なネッ
トワークシステムを介して最適なマッチングを実現する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、引越を行いたいユーザーは、以下
の手順により見積もりを依頼する。まず、ユーザーは、
チラシ・情報誌等の各種メディアに掲載されている引越
会社の広告等を見て、情報を収集する。次に、この収集
した情報に基づいて、それら引越会社の中から引越を依
頼する一社又は数社を選択する。そして、選択した引越
会社に電話、ファクシミリ又は電子メールで連絡して、
見積もりを依頼する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の見積もりを依頼する手法には、以下の問題点があ
った。
【0004】まず、ユーザーは、多数の引越会社に関す
る情報を集めなければならなかった。引越会社は、一年
を通じて引越業を営む会社もあれば、3月、9月等の引
越の需要が多い時期だけ引越業を営む会社もある。ま
た、東京都23区内だけ、東京都内だけ、関東だけ等の
ように特定の地域内でのみ事業を行う会社もある。ま
た、ピアノ、美術品、骨董品等の特定の荷物の搬送を引
き受けない会社もある。さらに、エアコンの着脱、ベビ
ーシッター、住所変更手続き代行等の付加的なサービス
を行ってくれる会社もある。
【0005】このため、収集した情報の中から自分のニ
ーズに合致する引越会社を選び出すことは容易ではない
という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、引越を
依頼するユーザーと引越を請け負う引越会社とのマッチ
ングを行う装置であって、(1)少なくとも、引越元又
は引越先の場所、引越元又は引越先の間取り、搬送の対
象となる家財の種類又は個数、引越実施日時のいずれか
1つを含む見積り依頼情報を記憶する見積り依頼情報記
憶部と、(2)少なくとも、引越元又は引越先の場所、
引越元又は引越先の間取り、搬送の対象となる家財の種
類又は個数、引越実施日時のいずれか1つを料金計算要
素として含み、各料金計算要素の内容に基づいて引越料
金を定める料金表を記憶する金額パターン記憶部と、
(3)前記見積り依頼情報の中から、前記料金計算要素
に対応する情報を抽出し、抽出された情報に基づいて料
金を見積もる料金見積部を具備することにある。
【0007】各記憶部は、物理的に別々のハードウェア
としても良く、一つのハードウェアとしても良い。この
点は、以下の記憶部についても同様である。
【0008】本発明の引越取引仲介装置の他の特徴は、
(1)少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越元又
は引越先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又は個
数、引越実施日時のいずれか1つと、ユーザーが指定す
る指値金額とを含む指値指定情報を記憶する指値指定情
報記憶部と、(2)少なくとも、引越元又は引越先の場
所、引越元又は引越先の間取り、搬送の対象となる家財
の種類又は個数、引越実施日時のいずれか1つと、引越
会社が請け負い対象とする最低金額とを含む指値検索条
件を記憶する指値検索条件記憶部と、(3)前記指値指
定情報と前記指値検索条件とを比較し、前記指値指定情
報の中から前記指値検索条件を満たすものを検索する指
値検索部を具備することにある。
【0009】本発明の他の特徴は、引越を依頼するユー
ザーと引越を請け負う引越会社とのマッチングを行う方
法であって、(1)少なくとも、引越元又は引越先の場
所、引越元又は引越先の間取り、搬送の対象となる家財
の種類又は個数、引越実施日時のいずれか1つを含む見
積り依頼情報を記憶するステップと、(2)少なくと
も、引越元又は引越先の場所、引越元又は引越先の間取
り、搬送の対象となる家財の種類又は個数、引越実施日
時のいずれか1つを料金計算要素として含み、各料金計
算要素の内容に基づいて引越料金を定める料金表を記憶
するステップと、(3)前記見積り依頼情報の中から、
前記料金計算要素に対応する情報を抽出し、抽出された
情報に基づいて料金を見積もるステップとを含むことに
ある。
【0010】本発明の引越取引仲介方法の他の特徴は、
(1)少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越元又
は引越先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又は個
数、引越実施日時のいずれか1つと、ユーザーが指定す
る指値金額とを含む指値指定情報を記憶するステップ
と、(2)少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越
元又は引越先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又
は個数、引越実施日時のいずれか1つと、引越会社が請
け負い対象とする最低金額とを含む指値検索条件を記憶
するステップと、(3)前記指値指定情報と前記指値検
索条件とを比較し、前記指値指定情報の中から前記指値
検索条件を満たすものを検索するステップとを含むこと
にある。
【0011】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体の特徴は、引越を依頼するユーザーと引越を請け負
う引越会社とのマッチングをコンピュータに実行させる
プログラムを格納する記録媒体であって、(1)少なく
とも、引越元又は引越先の場所、引越元又は引越先の間
取り、搬送の対象となる家財の種類又は個数、引越実施
日時のいずれか1つを含む見積り依頼情報を記憶するス
テップと、(2)少なくとも、引越元又は引越先の場
所、引越元又は引越先の間取り、搬送の対象となる家財
の種類又は個数、引越実施日時のいずれか1つを料金計
算要素として含み、各料金計算要素の内容に基づいて引
越料金を定める料金表を記憶するステップと、(3)前
記見積り依頼情報の中から、前記料金計算要素に対応す
る情報を抽出し、抽出された情報に基づいて料金を見積
もるステップとをコンピューターに実行させることにあ
る。
【0012】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体の他の特徴は、(1)少なくとも、引越元又は引越
先の場所、引越元又は引越先の間取り、搬送の対象とな
る家財の種類又は個数、引越実施日時のいずれか1つ
と、ユーザーが指定する指値金額とを含む指値指定情報
を記憶するステップと、(2)少なくとも、引越元又は
引越先の場所、引越元又は引越先の間取り、搬送の対象
となる家財の種類又は個数、引越実施日時のいずれか1
つと、引越会社が請け負い対象とする最低金額とを含む
指値検索条件を記憶するステップと、(3)前記指値指
定情報と前記指値検索条件とを比較し、前記指値指定情
報の中から前記指値検索条件を満たすものを検索するス
テップとをコンピュータに実行させることにある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。実施形態における引越取引仲介システムのハードウ
ェア構成を説明する。本発明に係る引越取引仲介システ
ムは、ワークステーション、汎用コンピュータ、パーソ
ナルコンピュータ(PC)、各種携帯情報端末などの各
種コンピュータ単体又は各コンピュータを相互接続した
ネットワークシステムに実装される。
【0014】各コンピュータは、CPUと、データメモ
リと、プログラムメモリと、通信インターフェースと、
入力部と、出力部とを具備する。さらに、外部記憶装置
に接続されても良い。CPUは、引越取引仲介装置、引
越取引仲介方法及び引越取引仲介システムを実現するソ
フトウェアを制御することにより、各実施形態を実現す
る。
【0015】なお、本発明に係る各種データベース管
理、通信アドレス管理及び通信アドレス制御の各種処理
を実現するためのプログラムは、各種記録媒体に保存す
ることができる。かかる記録媒体を、上記ハードウェア
を具備するコンピュータのCPUにより読み出し、当該
プログラムを実行することにより、本発明が実施され
る。ここで、記録媒体とは、例えば、半導体メモリ・磁
気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク・ハード
ディスク)・光ディスク(CD−ROM・DVD等)、
プログラムを記録することができる装置全般を含む。さ
らに、上記プログラムは、ネットワークなどの各種通信
手段を通じて配布されても良い。
【0016】<第1実施形態>以下、本発明の第1実施
形態を、図1乃至図5に基づいて説明する。
【0017】図1は第1実施形態に係る引越取引仲介シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、サーバーは、引越会社のランク情報を記憶する
会社ランクデータベース11と、引越会社が入力する引
越希望エリア等の会社エントリデータを記憶する会社エ
ントリデータベース12と、引越会社が入力する引越見
積り金額のパターンを記憶する金額パターンデータベー
ス19と、ユーザーが入力する引越元住所や引越先住所
等の見積り依頼データを記憶する見積り依頼データベー
ス13と、各ユーザーの氏名、連絡先等の情報を記憶す
るユーザー情報データベース14と、ユーザーからの見
積り依頼に対する引越会社の返信(見積り結果)データ
を記憶する返信受信データベース16と、ユーザーのプ
ロフィール情報(名前、メールアドレス、電話番号等)
を引越会社に対して公開する反響メールを記憶する反響
受信データベース18とを具備する。以下、データベー
スを適宜、DBと表記する。
【0018】各DBは、物理的に一つのハードウェアで
あっても、別々のハードウェアであっても良い。
【0019】会社エントリデータ及び金額パターンデー
タは、クライアント(引越会社)PCからサーバーへ送
信される。見積り依頼データ及びユーザー情報データ
は、ユーザーPCからサーバーへ送信される。返信(見
積り結果)データは、サーバーからユーザーPCへ送信
される。返信(見積り結果)データをユーザーPCへ送
信したことを知らせる通知は、サーバーからクライアン
トPCへ送信される。反響メールは、ユーザーPCか
ら、サーバーを経由して、クライアントPCへ送信され
る。
【0020】図2〜4は、第1実施形態に係る引越取引
仲介システム全体の処理の流れを示す図である。
【0021】図2は、会社エントリ及び金額パターンの
登録から発信先会社一覧表示までの流れを示す。同図に
示すように、まずクライアント(引越会社)PCを用い
て、会社エントリ登録を行う(ステップS100)。エ
ントリ項目には、引越会社が請け負いを希望する引越内
容(希望エリア、希望家族構成、希望オプション項
目)、引越会社の担当者情報が含まれる。
【0022】希望エリアとは、引越会社が引越を請け負
うことを希望するエリア(地域)を意味する。つまり、
引越元、引越先が日本国内のどこであっても引越を請け
負うことを希望する場合は、希望エリアとして「全国」
を登録する。一方、北海道内、青森県内等の特定の地域
内においてのみ引越を請け負うことを希望する場合は、
「北海道」、「青森」を登録する。複数の地域内におけ
る引越を請け負うことを希望する場合は、複数の地域を
登録する。なお、地域の単位は全国又は都道府県である
必要はない。引越会社によっては、市郡区などのより狭
い地域を一単位としても良い。例えば、引越元及び引越
先が同一市郡区内である場合に限り引越を請け負うとし
ても良い。
【0023】希望家族構成とは、引越会社が引越を請け
負うことを希望するユーザーの家族構成を意味する。つ
まり、単身者の引越を請け負うことを希望する場合は、
「単身希望」と登録し、家族の引越を請け負うことを希
望する場合は、「家族希望」と登録する。
【0024】希望オプション項目とは、引越会社が引越
に伴うサービスとして提供することを希望する項目をい
う。例えば、エアコン脱着可、ピアノ運送可、車の陸送
可、家電取付工事可、美術品・骨董品輸送可、荷物保管
・トランクルーム可、ハウスクリーニング可、ベビーシ
ッター可、不要品処分可、JR券・航空券・宿泊手配
可、住所変更手続き代行可等を登録する。
【0025】担当者情報とは、ユーザーからの問い合わ
せ処理担当者に関する情報であり、担当者所属部署名、
担当者名、電話番号、電子メールアドレスが含まれる。
【0026】希望エリア、希望家族構成、希望オプショ
ン項目、担当者情報の他に、会社を簡単に紹介する20
文字程度の文章(会社紹介コメント)を登録しても良
い。
【0027】また、各家財明細毎に容量を表す単位とし
て使用するポイントを設定し、登録しても良い。例え
ば、和タンスは65ポイント、洋タンスは55ポイン
ト、その他のタンス類は35ポイント、ドレッサーは3
0ポイント、ダブルベッドは35ポイント、シングルベ
ッドは25ポイントなどと設定する。かかる設定は各社
が独自に行っても、全社共通でも良い。各社が独自に設
定する場合は、例えば、洋タンスについて、A社は65
ポイントと設定するが、B社は55ポイントと設定す
る。
【0028】各社が独自にポイントを設定する場合の長
所は、既に各社で各家財に対して独自にポイント設定を
行い、その情報を独自の見積りシステムで管理している
場合など、そのまま既存の見積りシステムへ情報をつな
げることができるという点にある。また、各家財に対す
るポイント数(つまり、各家財に対する「重み」付け)
も、それぞれ各社で異なるので、それに合わせて、本発
明におけるポイントを設定することによって、引越会社
の業務効率を上げることもできる。
【0029】ユーザーにとっては各社独自の家財ポイン
ト設定において、ユーザーの家財に応じてそれぞれの見
積りがえられ、最適な引越会社を選べ、さらには、ポイ
ントの高い家財を処分するなどの家財の増減にも各社設
定の比較の上で応じるなど、総じてきめ細かく最適な引
越会社を選ぶこともできる。
【0030】クライアントPCによる会社エントリ登録
(ステップS100)がなされると、会社エントリ登録
データがサーバーに送信され、サーバー内の会社エント
リDB12に記憶される。
【0031】次に、クライアント(引越会社)PCを用
いて各引越会社毎に金額パターンを登録する(ステップ
S101)。金額パターンとは、見積り依頼の内容に応
じて見積り金額(料金)を計算するために使用する料金
表のことである。
【0032】移動距離と間取りタイプから料金を見積る
ために使用する金額パターン(料金表)の一例を図5に
示す。同図の料金表301に示すように、例えば移動距
離が50km以下の場合、間取りタイプが「1部屋」な
ら「5万円」、「2部屋」なら「6万円」、「3部屋」
なら「7万円」とする。
【0033】また、移動距離と家財明細P(ポイント)
から料金を見積るために使用する金額パターン(料金
表)の一例も図5に示す。同図の料金表303に示すよ
うに、例えば移動距離が50km以下の場合は、家財明
細P(ポイント)が「500ポイント以下」なら「5万
円」、「501ポイント以上1000ポイント以下」な
ら「6万円」、「1001ポイント以上1500ポイン
ト以下」なら「7万円」とする。
【0034】金額パターン登録データは、クライアント
(引越会社)PCからサーバーに送信されて、金額パタ
ーンDB19に記憶される。金額パターンDB19内の
データは、各引越会社毎に設定でき、クライアントPC
から随時メンテナンス(書き換え)可能とすることが好
ましい。
【0035】次に、ユーザーPCを用いて見積り依頼登
録をする(図2のステップS102)。見積り依頼登録
項目には、見積りを依頼するユーザーのプロフィール、
家族構成、引越元及び引越先のエリア(新旧のエリ
ア)、運んで欲しい家財の明細(家財明細)、依頼した
い作業の内容(希望内容・希望作業)、引越しを行いた
い日程(希望日程)、通常の引越業務の他に依頼したい
項目(希望オプション項目)が含まれる。
【0036】ユーザーのプロフィールには、ユーザーの
郵便番号、住所(都道府県名、市町村区名、町域名、番
地、建物名)が含まれる。その他、引越元及び引越先の
間取り、広さ、建物種別や、エレベーターの有無等を登
録する。
【0037】家財明細情報には、和タンス、洋タンス、
ドレッサー、ダブルベッド、シングルベッド、ソファ
ー、リビングテーブル、サイドボード、ステレオ・コン
ポ類、テレビ、デスクトップパソコン、エアコン、オル
ガン・エレクトーン、シャンデリア・スタンド等の有無
及び個数が含まれる。
【0038】希望内容・希望作業には、荷造り、家具の
梱包、引越元建物からの搬出、引越元から引越先への搬
送、引越先建物への搬入、家具のセッティング、荷物の
解梱等が含まれる。
【0039】希望日程として、引越を実施したい日時や
期間を指定する。日時を指定する場合は、例えば「第1
希望 何年何月何日」、「第2希望 何年何月何日」の
如く1又は2以上の希望日を登録する。期間を指定する
場合は、例えば「何年何月何日〜何年何月何日の間」と
する。また「何曜日」の「午前中」等と指定しても良
い。
【0040】希望オプション項目としては、エアコン脱
着、車の陸送、ピアノ運搬、家電取付/電気工事、美術
品・骨董品輸送、荷物保管/トランクルーム、ハウスク
リーニング、ベビーシッター、不要品処分、JR券・航
空券・宿泊手配、住所変更手続き代行等が含まれる。所
定の登録画面において、各オプション項目に対するチェ
ックボックスをチェックしたり、エアコン脱着、車の陸
送、ピアノ運搬、家電取付/電気工事の各オプション項
目に対応するプルダウンメニューから数値を選択して脱
着するエアコン等の個数を指定したりすることにより、
登録を行う。
【0041】ユーザーが不要品処分を希望した場合、ユ
ーザーの不要品を回収する。回収した品物はゴミとして
処分するのではなく、必要に応じて修理や洗浄をして再
生し、販売する。引越会社が、回収作業を行い、回収品
を再生販売業者へ渡しても良い。また、不要品処分に関
する情報を再生販売業者がサーバーから受け取り、引越
会社を介在させることなく、再生販売業者が直接、ユー
ザーから不要品を回収しても良い。また、ユーザーから
無料で不要品を回収し、再生販売売り上げの手数料をサ
ーバー運営者が徴収するとしても良い。
【0042】不要品をゴミとして処分することなく、再
利用することにより、資源の有効利用を図ることができ
る。
【0043】ユーザーが住所変更手続き代行を希望した
場合、住所変更手続きをユーザーに代わって行う。住所
変更手続きとは、例えば電力会社、ガス会社、新聞社及
び新聞販売店、電話会社、有料放送運営会社、JAF、
銀行、クレジットカード会社、市役所・区役所、郵便
局、プロバイダ、有料オンラインサービス等に対する住
所変更に伴う諸手続をいう。ユーザーは手続き代行を依
頼しても、それによって料金が加算されることはなく、
サーバー運営者は住所変更に関する情報(A氏が、住所
Bから住所Cへ、D月E日に移転)を電力会社等へ通知
することにより、電力会社等から手数料を徴収するとし
ても良い。
【0044】各ユーザーは、住所変更手続き代行を依頼
する場合にチェックボックスをチェックするなどの極め
て簡単な操作をするだけで、さまざまな企業等に対する
住所変更手続きを済ませることができ、引っ越してすぐ
にそれら企業等からサービス(行政サービスも含む)を
受けることができる。また、ユーザーにサービスを提供
する側も、住所変更手続きが迅速に行われないがために
徴収し損なってしまっていた料金等を確実に徴収するこ
とができる。
【0045】本発明におけるユーザーが企業ユーザーで
ある場合、社屋や社宅・社員寮の引越について、見積り
依頼仲介を実施する場合にも、該当する従業員の構成
を、家族構成に置換え、住所変更通知先を人事情報とし
てサーバー運営者が一括して加工代行処理することも好
適である。
【0046】また、(1)ユーザーのプロフィール(性
別、年齢、家族構成)、引越先住居の広さや間取り、家
財明細に関する情報を、物品販売会社に提供し、(2)
これら情報を受け取った物品販売会社が、それら情報を
解析し、各ユーザーにとって最適と思われる商品カタロ
グを選び、そのような商品カタログをユーザーに送ると
しても良い。さらに、このような方法でカタログを送ら
れたユーザーが物品を購入する場合に(1)特別割引を
適用したり、(2)インターネット上でのサービスで貨
幣として使用可能なポイント、いわゆるネットマネーあ
るいはサービスポイントをプレゼントしたり、しても良
い。
【0047】物品販売会社以外にもネットオークション
への出品も好適であり、所定のオークション出品サーバ
ー宛、不要品情報を出品登録通知できる構成とし、引越
予約から引越までの期間に入札があり成約された物品の
対価を引越料金から減額する等の付加サービスとするこ
とも好適であり、その物品の運送をそのまま請負うこと
が容易なので手続負担が少ないまま、資源の有効な利用
の促進につながる。
【0048】また、各製造販売企業は、製品の回収やリ
サイクルを義務付けられる、施行予定の資源有効利用促
進法を見据え、各社が対応を進めなければいけないが、
例えば、本発明の実施において、各企業ユーザから企業
移転等の時点で一括してPCおよび周辺機器の処分を見
積り依頼仲介することで、品目指定を予め回収先/メー
カ名/販売店名等に対応させることにより、前述の不要
品処分に関する情報を再生販売業者がサーバーから受け
取り、引越元あるいは引越先のいずれか好ましいほうか
ら各製造販売企業は回収でき、回収コストをそれぞれメ
ーカ/販売店の規定に基づいて、リサイクルおよび配送
代行コストを引越代金の減額あるいは新規購入への差額
優待として還元するなど、販売とリサイクルを共に促進
することができる。
【0049】また,見積り依頼の家財明細情報に,所定
の電気製品がある場合,50Hzと60Hzの交流電源地域の区
別があるため,ヘルツの違う電気製品を使うと、十分に
性能が発揮出来ないばかりか、故障の原因や火災にもな
り危険である。ヘルツの違う地区へ移動する場合でも、
引越元と引越先の判別により、運営サーバからユーザへ
の通知によって、「今お使いの洗濯機は50Hzのみの対応
ですと転居先で使えない可能性があります。ご確認下さ
い。」等を知らせ、部品の交換、結線の変更、あるいは
最寄りの家電店への相談を促し、場合によっては買い替
え機会であることをユーザが知ることもできるため、見
積り依頼仲介によってユーザにとって好適な効果が得ら
れる。
【0050】ユーザーPCによる見積り依頼登録(図2
のステップS102)がなされると、ユーザーのプロフ
ィール、家族構成、引越元・引越先の住所、家財明細等
がサーバーに送信され、サーバー内の見積り依頼DB1
3又はユーザー情報DB14に記憶される。
【0051】見積り依頼情報の登録方法としては、予め
用意された各項目のチェックボックスをチェックすると
いう方法でも良く、また図5の依頼情報記入例305に
示すように、依頼したい内容を文章で書き込むという方
法でも良い。
【0052】次に、ユーザーの見積り依頼情報とクライ
アント(引越会社)の会社エントリ情報とを比較して、
マッチングを行う(ステップS104)。少なくとも、
希望エリア、希望家族構成及び希望オプション項目に関
してマッチングを行う(ステップS104)。さらに、
家財明細、希望内容・希望作業、希望日程、会社ランキ
ングに関してもマッチングを行うことにより最適な会社
を表示することができる(ステップS105)。
【0053】マッチングの内容を概説する。クライアン
ト(引越会社)の希望エリアが「全国」である場合は、
ユーザーの引越元及び引越先の住所がどこであっても見
積り依頼対象会社として選択され得る。一方、ユーザー
の引越元・引越先の住所が神奈川である場合、希望エリ
アを埼玉のみとしたクライアントは、見積り依頼対象会
社から除かれる。また、ユーザーが単身者である場合、
希望家族構成として「家族」を登録したクライアント
は、見積り依頼対象会社から除外される。さらに、ユー
ザーがエアコン脱着を希望した場合、希望オプション項
目として「エアコン脱着不可」を登録したクライアント
は、見積り依頼対象会社から除外される。
【0054】次に、ユーザーの希望条件を満たす引越会
社として表示する数をハンドリング(操作)する(ステ
ップS106)。例えば、予め表示する会社の数(表示
数)を決めておく。この表示数は、時期によって随時変
更しても良い。
【0055】仮に表示数を10とする。ユーザーの希望
条件を満たす引越会社が10社以下の場合は、全ての会
社の表示データをユーザーPCに送信する。ユーザーの
希望条件を満たす引越会社が11社以上の場合は、ラン
ダムに10社を選択する(ステップS107)。
【0056】ランダムに選択するとは、例えば(1)予
め各引越会社に識別番号を割り当てておき、(2)ラン
ダムな数値を発生させ、(3)識別番号が、発生させた
数値に近い順に10社を選択する、ことをいう。
【0057】表示件数が多すぎないように表示数を限定
しながら、さらに表示数を超えて、次画面等に表示され
得る場合には、表示数内にはランダムに選択され表示さ
れるので、希望条件にあった引越会社間においては、ユ
ーザーのインプレッションにおいて、不必要な差を与え
てしまうことを少なくできる。
【0058】ユーザーの希望条件を満たす引越会社のデ
ータがユーザーPCに送信されると、ユーザーPCの表
示画面にそれら引越会社の一覧が表示される(ステップ
S108)。引越会社一覧画面には、例えば、ユーザー
が入力した引越条件を満たす会社のリストである旨と、
チェックボックスがチェックされている会社にユーザー
が登録した希望条件を送信する旨とが表示される。ま
た、引越会社名をクリックすることによって、20文字
程度の会社紹介コメントを表示させることとしても良
い。
【0059】ここまでが図2に示す会社エントリ及び金
額パターンの登録から発信先会社一覧表示までの流れで
ある。次に、図3に示す発信先会社一覧表示から返信一
覧画面表示までの流れを説明する。
【0060】ユーザーPCの表示画面上に、ユーザーの
希望を満たす最適な会社を一覧で表示し(ステップS1
08)、ユーザーが見積り依頼を行う会社を指示する
(ステップS110)と、その旨のデータがサーバーに
送信される。
【0061】次に、サーバーは、見積り金額の計算を行
う(ステップS112)。見積り金額の計算の内容は、
例えば以下の通りである。サーバーは、ステップS11
0においてユーザーによって見積り依頼を指示された会
社の金額パターンを金額パターンDB19から呼び出
し、「移動距離」、「間取り」、「家財明細ポイント
(家財ポイントの明細)」、「日程」、「エリア」に基
づいて料金を計算する。
【0062】引越会社毎に「移動距離」−「家財明細ポ
イント」又は「移動距離」−「部屋タイプ」を縦−横と
した料金マトリクスを保有する。この料金マトリクスは
各引越会社が「日程(例えば、週末、平日など)」、
「エリア(例えば、首都圏、関西圏など)」毎に複数保
有することが好ましい。
【0063】そして、ユーザーが入力した「日程」、
「エリア」に応じて、料金マトリクスが選択され、選択
された料金マトリクスの中からユーザーが入力した「引
越元・引越先」、「間取り」、「家財明細ポイント」に
よって引越会社毎に唯一の料金が決定される。この決定
された料金をユーザーへ返信する。
【0064】図10に「移動距離」−「部屋タイプ」を
縦−横とした料金マトリクスと、料金マトリクス修正画
面の一例を示す。
【0065】「移動距離」と「部屋タイプ」からなる料
金マトリクス1001を作成しても良く、また「移動距
離」と「家財明細ポイント」からなるマトリクス(図示
せず)を作成しても良い。また、「移動距離」と「部屋
タイプ」からなる料金マトリクスを複数保有できる。つ
まり、「移動距離」と「部屋タイプ」からなる「平日−
首都圏」用料金マトリクス1001の他に、「平日−関
西圏」用、「休日−首都圏」用、「休日−関西圏」用の
料金マトリクスを保有できる。そして、例えば引越の内
容が、「平日」、「首都圏」、「移動距離:100k
m」、「部屋タイプ:2部屋」の場合、料金は2500
0円となる。また、「平日」、「首都圏」、「移動距
離:500km」、「部屋タイプ:5部屋」の場合、料
金は95000円となる。
【0066】この料金マトリクス1001を引越会社自
らが専用のウエブ画面を使って修正することも可能であ
る。具体的には、料金マトリクス修正画面1002に示
したように、パラメータ軸の数値の変更及び各セルの料
金の変更が可能である。
【0067】次に、見積り金額の計算(ステップS11
2)の他の例について説明する。この他の例における処
理の流れを図14に示す。
【0068】まず、サーバーは、クライアントPCから
家財明細ポイント/距離のマトリクス料金表又は部屋タ
イプ/距離のマトリクス料金表を受け取り、引越会社
(クライアント)ごとの料金表として記憶する。
【0069】次に、サーバーは、ユーザーPCから受け
取った見積依頼登録情報(引越元住所、引越先住所、部
屋タイプ、家財明細ポイント、依頼引越会社等)に基づ
いて料金換算処理を行う。料金換算処理については後述
する。
【0070】料金マトリクスに合致したら見積料金を提
示し、合致しなかったら通常の手動見積返信処理を行
う。見積料金を提示する場合、ユーザーPCへ見積金額
の情報を送信すると共に、クライアントPCに対して自
動返信金額の反映を行う。
【0071】図15Aに家財明細ポイント/距離のマト
リクス料金表、図15Bに部屋タイプ/距離のマトリク
ス料金表の例を示す。
【0072】図15Aに示すように、家財明細ポイント
については、例えば、第1列「0〜50P」、第2列
「51〜100P」、第3列「101〜200P」、第
4列「201〜400P」、第5列「401〜800
P」、第6列「801P以上」のように区分けする。第
1列「0〜50P」、第2列「51〜100P」のよう
にポイント数が小さい領域では約50P(ポイント)と
いうように小さな数値毎に区切る。一方、ポイント数が
大きくなるにつれて第3列「101〜200P」では約
100P、第4列「201〜400P」では約200
P、第5列「401〜800P」では約400Pという
ように各列の数値の幅を大きくする。
【0073】また、距離についても、例えば、第1行
「0〜20km」、第2行「21〜50km」、第3行
「51〜100km」、第4行「101〜300k
m」、第5行「301〜700km」、第6行「701
〜1000km」のように数値が大きくなるにつれて、
各行の数値の幅を大きくする。
【0074】図16に料金換算処理の内容を示す。図1
6に示すように、ユーザーが見積を依頼する際に登録し
た「引越元住所」及び「引越先住所」から距離を取得す
る。取得の方法については後述する。「部屋タイプ」は
ユーザーが登録したデータをそのまま使用する。ユーザ
ーが登録した「家財明細ポイント」からサーバーが使用
する「家財明細ポイント」を取得する方法についても後
述する。「距離」、「部屋タイプ」及び「家財明細P」
を用いて引越会社毎の料金を算出する。
【0075】図17に基づいて、「引越元住所」及び
「引越先住所」から「距離」を取得する方法を説明す
る。まず、図17Aに示すように、ユーザーが入力した
住所をエリアコードに変換する。例えば、「東京都渋谷
区代々木」を「1111123456」とし、「埼玉県
所沢市」を「3333345678」とする。次に、図
17Bに示すように、2点間距離DB内の2点間距離マ
トリクステーブルを用いて距離(35km)を導出す
る。
【0076】図18に基づいて、ユーザーが登録する家
財明細の情報から家財明細ポイントを取得する方法を説
明する。まず、図18Aに示すように、ユーザーは「タ
ンス」、「ベッド」、「ソファー」等の有無を入力す
る。例えば、「タンス」の左横を■とした場合は「タン
ス有り」、「ベッド」の左横を□とした場合は「ベッド
無し」を意味する。そして、引越会社毎に家財明細ポイ
ントを設定する。次に、図18Bに示すように、各引越
会社毎の家財明細ポイントに基づいて、各引越会社毎の
ユーザーの家財明細ポイントを求める。例えば、ユーザ
ーの登録内容が「タンス有り、ベッド無し、ソファー有
り、冷蔵庫無し、洗濯機有り、食器棚無し、テーブル有
り、机有り、椅子有り、応接セット無し、絨毯有り、エ
アコン無し、自転車有り」であるとする。一方、A社の
家財明細ポイントは「タンス 20P、ベッド 30
P、ソファー 25P、冷蔵庫 40P、洗濯機 30
P、食器棚 20P、テーブル 20P、机 30P、
椅子 20P、応接セット 30P、絨毯 20P、エ
アコン 30P、自転車 15P」であるとする。そし
て、ユーザーが「有り」とした家財のポイントだけが合
算される。つまり、ユーザーが「有り」とした家財は、
「タンス、ソファー、洗濯機、テーブル、机、椅子、絨
毯、自転車」であるから、タンスの「20P」、ソファ
ーの「25P」、洗濯機の「30P」、テーブルの「2
0P」、机の「30P」、椅子の「20P」、絨毯の
「20P」、自転車の「15P」を合算して、「家財明
細ポイント180P」を取得する。
【0077】なお、家財明細ポイントは各社毎に保有す
る。例えば、A社の家財明細ポイントは「タンス」を
「20P」とし、B社の家財明細ポイントは「タンス」
を「40P」とする。仮にユーザーがタンスだけを選択
し、他の家財を全く選択しなかった場合、A社について
は家財ポイントの合計は「20P」となるが、B社につ
いては「40P」となる。
【0078】図19に基づいて、家財明細ポイントと距
離から料金を算出する方法を説明する。「距離 35k
m」かつ「家財明細ポイント 180P」である場合
は、図19Aに示すように、「距離 35km」は2行
目の21〜50kmに含まれ、「家財明細ポイント 1
80P」は3列目の101〜200Pに含まれるので、
第2行第3列に記憶されているデータ「9.5万円」が
取得される。
【0079】また、「距離 35km」かつ「部屋タイ
プ 2LDK」である場合は、図19Bに示すように、
「距離 35km」は2行目の21〜50kmに含ま
れ、「部屋タイプ 2LDK」は3列目に該当するの
で、第2行第3列に記憶されているデータ「9.5万
円」が取得される。
【0080】ステップS112によって計算された各引
越会社の見積り金額は、返信受信DB16に記憶され
る。
【0081】サーバーは、見積り結果をユーザーPCに
知らせるメールを送信する。このメールを「返信がきま
した、通知メール」という。また、サーバーは、見積り
結果をユーザーPCに送信したことを知らせるメール
を、クライアント(引越会社)PCに送信する。このメ
ールを「自動で返信しました、通知メール」という。
【0082】ユーザーPCが「返信がきました、通知メ
ール」を受信した後、各ユーザーは各ユーザー専用の返
信一覧画面へログインして、各引越会社(クライアン
ト)の見積り内容を確認する(ステップS114)。返
信一覧画面には、各引越会社名が表示される。各引越会
社の会社名の右横に表示されている「詳細」ボタン等を
クリックすると、各引越会社の見積りの詳細内容を表示
させることができる。表示内容には、各引越会社毎の見
積り金額、作業内容、フリーコメントが含まれる。
【0083】一方、クライアント(引越会社)PCが
「自動で返信しました、通知メール」を受信した後、各
クライアントは、自動的に返信された見積りの内容を確
認する。
【0084】例えば、「自動で返信しました、通知メー
ル」を受信したクライアントは、そのメール本文中のU
RLをクリックすることによって、「返信済み一覧」へ
自動的にとぶことができる。「返信済み一覧」とは、見
積依頼に対する返信を既に送った全てのユーザーを表示
する画面をいう。また、各返信をクリックすることによ
って、その返信の詳細な内容を表示することができる。
また、自動的に送った返信と、人手を介して送った返信
の両方を同一画面に表示しても良く、その場合は、自動
で送った返信には「自動で返信した」こと示すマークを
付して、手動で送った返信と容易に区別しうるようにす
ることが好ましい。また、自動で送った返信を特定の色
で表示しても良い。
【0085】図11に自動返信結果通知メールと返信済
み一覧の一例を示す。自動返信結果通知メール1110
を受け取ったクライアント(引越会社)は、そのメール
本文中のURL1111をクリックすると、返信済み一
覧1120へとぶことができる。そして、見積依頼に対
する返信を既に送った件の内容(送信日、番号、引越
元、引越先、日程、ポイント)を見ることができる。見
積を自動で返信した件に関しては、「自動」で返信した
事がわかるように、「自動」というマーク1121を付
けて、手動で返信した件との区別が容易につくようにす
る。
【0086】このように、(1)金額パターンを予め登
録し、(2)これに基づいて見積り金額を計算し、
(3)その計算結果をユーザーPCに自動的に返信する
とともに、(4)自動的に返信した旨及びその返信内容
をクライアントPCに送信することによって、ユーザー
PCから見積り依頼がくる毎に、クライアントPC側で
見積りを行う手間を削減することが可能になる。
【0087】ここまでが図3に示す発信先会社一覧表示
から返信一覧画面表示までの流れである。次に、図4に
示す返信一覧画面表示から引越作業後のランキング集計
までの流れを説明する。
【0088】ユーザーは、返信一覧画面に表示された返
信内容(各社の見積り金額、作業内容、フリーコメント
等)を参照して、気に入った引越会社に対して自分のプ
ロフィールを公開する(ステップS142)。具体的に
は、「ユーザーのプロフィールを公開する」旨の指示
が、サーバーへ送られる。
【0089】サーバーは、ユーザー情報DB14に記憶
されているプロフィール情報であって、ユーザーが公開
を指定したプロフィール情報(ユーザーの名前、メール
アドレス、電話番号)を編集して、反響情報を作成する
(ステップS144)。反響情報は、反響メールとして
クライアントPCへ送られる。
【0090】クライアントは反響メールを受信し、反響
情報を参照する(ステップS146)。反響情報には、
ユーザーの名前、メールアドレス、電話番号、見積依頼
情報及びフリーコメントが含まれる。
【0091】見積依頼情報には、見積依頼送信日、引越
の対象となる家財の総ポイント数、現住所(引越元)及
び引越先に関する情報(住所、間取り、広さ、建物の種
類、エレベーターの有無等)、ユーザーの性別・年齢・
家族構成、引越日時の第1希望及び第2希望等が表示さ
れる。
【0092】反響情報を参照した後は、サーバーを経由
することなく、クライアントとユーザー間において電子
メールや電話を使用してやりとりを行う。
【0093】実際に引越が行われた後、ユーザーに「今
回依頼した引越会社がどうだったか」を採点してもら
い、会社のランク付けを行うための情報を追加する。
(ステップS148)。会社のランク付けを行うための
情報は、サーバーに送信され、会社ランクDB11に記
憶される。
【0094】年齢、性別、家財明細量、引越元や引越先
のエリア等によってセグメント化されたユーザー毎の採
点を集計して、各引越会社をランキングする(ステップ
S150)。
【0095】かかるランキングデータは、年齢、性別、
家財明細量、引越元や引越先のエリア等が似た他のユー
ザーが見積り依頼する際に、ランキングが高い会社を優
先して紹介するためのローデータとする。つまり、前述
の最適会社のマッチング処理(図2のステップS10
5)の際に使用される。
【0096】第1実施形態によれば、ユーザーは各引越
会社に対して自分のプロフィール(氏名、電話番号等)
を知らせることなく、自分の引越の条件(家族構成、引
越元及び引越先のエリア、家財明細、作業内容、引越日
程、作業オプションなど)に合致した適当な数(例えば
10未満)の引越会社を選択してもらうことができる。
【0097】そして、選択された引越会社の中から実際
に見積りを依頼する引越会社を1社又は数社に絞り込
み、絞り込んだ引越会社に対して見積を依頼することが
できる。
【0098】ユーザーから見積り依頼の指示があると、
予め登録されている各社の金額パターンを用いて、見積
り金額が自動的に計算され、その結果がユーザーに知ら
される。つまり、ユーザーが見積りを依頼する会社を選
択してから短期間の内に、ユーザーは見積り結果を受け
取ることができる。しかも、この時点においてもまだ、
ユーザーのプロフィールは引越会社に知らされていな
い。
【0099】このように、ユーザーは自分の条件を一度
だけ登録するだけで、多種・多様な引越会社の中から簡
易かつ迅速に自己の引越に最適な引越会社を選択するこ
とができる。特に、会社から辞令を受けて仕事の引き継
ぎ等をするとともに、早急に引っ越しをしなければなら
ない場合などに、この簡易かつ迅速に最適な引越会社を
選択できることによりユーザーが得られるメリットは極
めて大きい。
【0100】また、引越会社にとっては、見積り依頼を
受ける毎に見積りを作成し、返信する手間を削減するこ
とができ、コスト削減が可能となる。さらに、引越会社
は自社専用画面上でユーザーの条件(家族構成、引越元
及び引越先のエリア、家財明細、作業内容、引越日程、
作業オプションなど)を詳細に確認できるので、電話や
ファクシミリで問い合わせを受けて、ユーザーを訪問し
て、見積りをして、金額を提示するために費やしていた
人件費等のコストを大幅に削減できる。
【0101】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を、図6乃至図9に基づいて説明する。
【0102】図6は第2実施形態に係る引越取引仲介シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。図6に示す
ように、サーバーは、引越会社のランク情報を記憶する
会社ランクDB11と、引越会社が入力する指値検索条
件を記憶する指値検索条件登録DB21と、ユーザーが
入力する引越元住所や引越先住所、指値金額等の指値指
定データを記憶する指値指定DB20と、各ユーザーの
氏名、連絡先等の情報を記憶するユーザー情報DB14
と、ユーザーからの見積り依頼に対する引越会社の返信
(見積り結果)データを記憶する返信受信DB16と、
ユーザーのプロフィール情報(名前、メールアドレス、
電話番号等)を引越会社に対して公開する反響メールを
記憶する反響受信DB18とを具備する。
【0103】各DBは、物理的に一つのハードウェアで
あっても、別々のハードウェアであっても良い。
【0104】指値検索条件データは、クライアント(引
越会社)PCからサーバーへ送信される。指値指定デー
タ及びユーザー情報データは、ユーザーPCからサーバ
ーへ送信される。返信(見積り結果)データは、クライ
アントPCからサーバーを経由してユーザーPCへ送信
される。反響メールは、ユーザーPCから、サーバーを
経由して、クライアントPCへ送信される。
【0105】図7は、第2実施形態に係る引越取引仲介
システムにおける指値指定登録から「返信がきました、
通知メール」までの処理の流れを示す図である。同図に
示すように、ユーザーPCから指値指定登録を行う(ス
テップS201)。依頼したい引越の内容とその引越の
「料金」を指値で指定して、「この金額でこの内容の引
越を請け負ってくれる会社を探して欲しい」という情報
を登録する。
【0106】図9に指値指定登録用画面例401を示
す。同図に示すように、指値金額及び引越希望時期、現
住所(引越元)、新住所(引越先)、家財ポイントを入
力する。また、図示していないが、指値金額、引越希望
時期、現住所、新住所、家財ポイントの他に、ユーザー
のプロフィール、家族構成、希望内容・希望作業、希望
オプション項目等を入力しても良い。指値指定登録(ス
テップS201)がなされると、指値指定金額及び引越
情報を含む指値指定データがサーバーに送信され、サー
バー内の指値指定DB20に記憶される。
【0107】一方、クライアント(引越会社)PCを用
いて、指値検索条件登録を行う(ステップS203)。
つまり、引越情報(エリア、日程、家族構成、作業内
容、オプション項目)と「指値」情報を登録する。クラ
イアントPCによる指値検索条件登録(ステップS20
3)がなされると、指値金額及び引越情報を含む指値検
索条件データがサーバーに送信され、サーバー内の指値
検索条件DB21に記憶される。
【0108】ユーザーが登録した指値指定条件と、クラ
イアント(引越会社)が登録した指値検索条件とを突き
合わせ、指値検索条件に該当する指値指定条件を抽出す
る。そして、指値検索条件に該当する新たな指値指定条
件をクライアントに知らせる「お知らせメール」(「新
着がきました、通知メール」)を発行する(ステップS
205)。
【0109】「突き合わせ」の具体的な内容は以下のと
おりである。例えば、ユーザーが登録する情報は「引越
元・引越先」、「日程」、「上限希望料金」のみとす
る。
【0110】一方、クライアントが保存しておく条件
は、「移動距離」、「日程」、「下限希望料金」とす
る。例えば、「移動距離が100km以内」、「日程が
3月中」、「希望料金が3万円以上」という条件を保存
しておく。
【0111】そして、(1)ユーザーが登録した「引越
元・引越先」から算出される移動距離が100km以内
であり、(2)ユーザーが登録した「日程」の全て又は
一部がクライアントが保存した「日程」に含まれ、かつ
(3)ユーザーが登録した「上限希望料金」が4万円で
あり、クライアントが保存した「下限希望料金」の3万
円より高ければ、ユーザーが登録した条件は、クライア
ントの保存した条件に合致すると判断される。
【0112】ユーザーの条件とクライアントの条件が合
致すると、そのクライアントに対して「新着がきまし
た、通知メール」が送られる。ユーザーの条件に合致す
るクライアントが複数存在する場合、「新着がきまし
た、通知メール」は、複数のクライアントに一斉に送ら
れる。
【0113】図12にユーザー発信情報と、各引越会社
ごとの保存条件と、逆オークションマッチング通知メー
ルの一例をそれぞれ示す。
【0114】ユーザー発信情報とは、通常の見積依頼
(引越元・引越先、日程など)の条件に加えて、「4万
円以上は出したくない、4万円以内を希望する」という
ように金額を全面に出して金額マターで交渉を行うため
の発信情報をいう。
【0115】各引越会社ごとの保存条件とは、逆に日程
によっては料金ディスカウントにて受けたい場合に、
「日程・移動距離・金額」を保存しておき、条件に合致
するユーザー発信情報が届いたらサーバー側で自動でマ
ッチングしてもらうための条件をいう。
【0116】逆オークションマッチング通知メール12
00とは、引越会社毎の保存条件に合致するユーザーの
指値条件が登録されたらリアルタイムに合致する条件を
持つ全ての引越会社へ発信する通知メールをいう。通知
メール文中のURLをクリックすることによって即座に
該当のユーザーへ返信を行える画面に直結する。
【0117】ユーザーは、引越元、引越先、日程及び上
限希望料金のみを登録する。引越元及び引越先から、移
動距離を算出する。この例では、移動距離が80km、
日程が3月xx日、希望料金が4万円とする。
【0118】クライアント(引越会社)は、移動距離、
日程及び下限希望料金を保存しておく。この例では、
(1)条件A(A社の条件)は、移動距離が100km
以内、日程が3月中、下限料金が5万円とし、(2)条
件B(B社の条件)は、移動距離が100km以内、日
程が3月中、下限料金が6万円とし、(3)条件C(C
社の条件)は、移動距離が100km以内、日程が3月
中、下限料金が3万円とする。
【0119】ユーザー発信情報中の移動距離は80km
であるから、この点に関しては条件A〜Cのいずれも満
足する。また、ユーザー発信情報中の日程は3月xx日
であるから、この点に関しても条件A〜Cのいずれも満
足する。しかし、ユーザー発信情報中の希望料金は4万
円であるから、この点に関しては条件Cのみが満足す
る。このため、条件Cのみがユーザー発信情報に該当す
ると判断され、条件Cを保存登録した引越会社(C社)
へ逆オークションマッチング通知メール1200が発信
される。
【0120】図20に基づいて、図7に示すS205の
処理内容を説明する。図20に示すように、クライアン
トPCにおいて、家財明細ポイント/距離の指値マトリ
クス料金表、部屋タイプ/距離の指値マトリクス料金表
を登録する。そして、それら料金表を引越会社毎の指値
料金表としてサーバーに記憶する。一方、ユーザーPC
において、「引越元住所」、「引越先住所」、「部屋タ
イプ」、「家財明細ポイント」、「指値料金」等を登録
する。そして、マッチング処理を行う。指値条件に合致
したら、通知メールをクライアントPCに送信する。指
値条件に合致しなかったら、何も処理は行われない。
【0121】図21Aに家財明細ポイント/距離のマト
リクス料金の例を示す。また、図21Bに部屋タイプ/
距離のマトリクス料金の例を示す。図21Aは図15A
と、また図21Bは図15Bと同様であるため、説明を
省略する。
【0122】図22に基づいて、図20に示したマッチ
ング処理を説明する。図17に基づいて既に説明した方
法を用いて、「引越元住所」及び「引越先住所」から
「距離」を取得する。また、ユーザーの登録した情報か
ら「部屋タイプ」を取得する。さらに、図18に基づい
て既に説明した方法を用いて、家財明細ポイントを取得
する。そして、「距離」、「部屋タイプ」及び「家財明
細ポイント」から指値条件に合致するか否かを判定す
る。
【0123】図23に基づいて、図22に示した指値条
件に合致するか否かを判定する処理を説明する。「距離
35km」かつ「家財明細ポイント 180P」であ
る場合、図23Aに示す料金マトリクスから「料金
9.5万円」が導出される。ユーザーの指定した指値金
額が「10万円」の場合は、「導出された料金≦指値金
額」となるので、この料金を導出するために用いた料金
マトリクスを登録した引越会社に通知メールが発行され
る。一方、ユーザーの指定した指値金額が「9万円」の
場合は、「導出された料金>指値金額」となるので、こ
の料金を導出するために用いた料金マトリクスを登録し
た引越会社には通知メールが発行されない。
【0124】また、「距離 35km」かつ「部屋タイ
プ 2LDK」である場合に、図23Bに示す料金マト
リクスから「料金 9.5万円」が導出される場合も、
同様である。
【0125】「新着がきました、通知メール」を受け取
ったクライアントが、このメールを開き、メール本文中
のURLをクリックすると、「返信画面」に自動的に遷
移する。この「返信画面」には、引越元、引越先、日程
等の他に上限希望料金(=指値指定)が表示される。
「返信画面」中には各ユーザーが入力した引越の詳細内
容を表示する画面にリンクが張られており、この詳細内
容表示画面に遷移して、詳細内容を確認することができ
る。
【0126】そして、クライアントは、「返信画面」に
おいてユーザーが登録した指値指定条件等を参照し、気
に入った指値指定条件を登録したユーザーに対して返信
画面から連絡をする(ステップS207)。
【0127】図13に逆オークションマッチング通知メ
ールと、逆オークション新着情報一覧画面と、希望指値
条件表示画面の一例をそれぞれ示す。
【0128】クライアントが逆オークションマッチング
通知メール1200の本文中のURL1211をクリッ
クすると、逆オークション新着情報一覧画面1310に
自動的に画面が遷移される。一覧画面1310にはユー
ザーの指定する希望料金(指値指定)が表示される。一
覧画面1310から詳細画面1320へ遷移すると、ユ
ーザーの希望指値条件が確認できる。引越会社が引越を
請け負う場合は、詳細画面1320からユーザーへ返信
する。その際、移動距離、日程及び希望料金に、コメン
ト1321を付して送る。
【0129】「返信画面から連絡をする」とは、返信画
面内の各ユーザーに対応するチェックボックスをチェッ
クし、「返信」ボタンをクリックすることにより、返信
メールをユーザーへ送ることをいう。ユーザーが入力し
た内容の引越を、ユーザーが指定した値段で請け負う場
合は、その旨を通知する返信メールを送信する。ユーザ
ーが入力した内容の引越を、ユーザーが指定した値段で
請け負うことができない場合は、引越会社側から「引越
実施日時が○○○であれば、その値段で請け負える」、
「家財明細中の△△△がなければ、その値段で請け負え
る」、「□□□作業がなければ、その値段で請け負え
る」などと条件を付けて返信メールを送っても良い。
【0130】クライアントPCから送信された返信は、
サーバー内の返信受信DB16に記憶される。サーバー
は、クライアントから返信があった事を知らせる「返信
がきました、通知メール」をユーザーPCに送信する。
ユーザーPCが「返信がきました、通知メール」を受信
した後の処理は、第1実施形態と同様である。つまり、
ユーザーは、各ユーザー専用の画面にアクセスし、各ユ
ーザー宛の返信の内容を確認する。そして、1又は2以
上の返信内容を検討し、引越を依頼したいと考える会社
に対してユーザー自身のプロフィールを公開して、電話
・ファクシミリ・電子メールを用いて具体的な打ち合わ
せをする。
【0131】図8に示すように、(1)クライアント
(引越会社)が指値検索条件を指値検索条件DB21に
予め登録し、(2)引越ユーザーが検索条件に合致する
指値指定条件を指値指定DB20に登録したら、サーバ
ーがクライアントPCへ「新着がきました、通知メー
ル」を送信するとしても良く、また、図9に示すよう
に、(1)引越ユーザーが希望の金額を指値で指定し
て、サーバー内の指値指定DB20に登録し、(2)ク
ライアント(引越会社)が指値指定DB20を検索し
て、得られた検索結果一覧を見た上で、ユーザーへ返信
するとしても良い。
【0132】クライアント(引越会社)が指値検索条件
を指値検索条件DB21に予め登録する場合は、ユーザ
ーが検索条件に合致する新たな指定条件を登録するたび
に、クライアントへ「お知らせメール」が送られる。つ
まり、検索条件を登録すれば、あとは待っているだけ
で、検索条件に合致する指定条件の登録の有無を知るこ
とができる。
【0133】一方、ユーザーが指値指定条件を指値指定
DB20に予め登録し、クライアントが検索する場合
は、「引越実施日時が○○○であれば、その値段で請け
負える」などクライアントからユーザーに対して提案す
ることができる。また、たまたま仕事のスケジュールが
空いていて「仕事をしないよりは、安くても仕事を引き
受けた方が良い」場合があり、かかる場合は登録してあ
る検索条件より低料金の仕事でもクライアントとしては
仕事を請け負いたいときがある。このような場合、新た
な指値検索条件を指値検索条件DB21に登録して、サ
ーバーから「お知らせメール」が送られて来るのを待つ
のではなく、指値指定DB20を検索して、迅速にスケ
ジュールの谷間を埋めることができる。
【0134】第2実施形態によれば、まず第1に引越
「料金」に基づいて引越会社を選択したいユーザーの嗜
好に合わせて、指値で料金を指定することができる。
【0135】本発明は、上述した実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱することなく、種々
の変更・変形を成し得ることは言うまでもない。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下のよ
うな効果を奏する。
【0137】引越をしたいユーザーは、自己の家族構
成、引越元又は引越先住所、家財明細、作業内容、日程
などの多種・多様な条件を一度だけ登録することによっ
て、多種・多様な引越会社の中から各ユーザーにとって
最適な引越会社を簡易、迅速かつ的確に見つけることが
できる。
【0138】また、予め登録した金額パターン(料金
表)に基づいてサーバーが、ユーザーに見積り結果を送
信することによって、クライアントが毎回見積りを作成
し、返信する労力を削減することが可能となる。
【0139】さらに、料金に基づいて引越会社を選別し
たいと考えるユーザーのニーズに応えることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る引越取引仲介シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における会社エントリ及び金額パ
ターンの登録から発信先会社一覧表示までの流れを示す
図である。
【図3】第1実施形態における発信先会社一覧表示から
返信一覧画面表示までの流れを示す図である。
【図4】第1実施形態における返信一覧画面表示から引
越作業後のランキング集計までの流れを示す図である。
【図5】第1実施形態における金額パターンの登録及び
見積り依頼情報の登録の示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る引越取引仲介シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態における指値指定登録から「返信
がきました、通知メール」までの処理の流れを示す図で
ある。
【図8】第2実施形態において、引越会社が検索条件を
予め登録し、登録された検索条件に合致する指値情報が
登録されたら、引越会社にメールで通知する例を示す図
である。
【図9】第2実施形態において、ユーザーが指値指定デ
ータを予め登録し、引越会社が指値指定DBを検索し、
引越会社からユーザーへ返信する例を示す図である。
【図10】「移動距離」−「部屋タイプ」を縦−横とし
た料金マトリクスと、料金マトリクス修正画面の一例を
示す図である。
【図11】自動返信結果通知メールと返信済み一覧の一
例を示す図である。
【図12】ユーザー発信情報と、各引越会社ごとの保存
条件と、逆オークションマッチング通知メールの一例を
それぞれ示す図である。
【図13】逆オークションマッチング通知メールと、逆
オークション新着情報一覧画面と、希望指値条件表示画
面の一例をそれぞれ示す図である。
【図14】見積り金額の計算(図3のステップS11
2)処理の流れを示す図である。
【図15】図15Aは家財明細ポイント/距離のマトリ
クス料金表、図15Bは部屋タイプ/距離のマトリクス
料金表の例を示す図である。
【図16】図14に示す料金換算処理の内容を示す図で
ある。
【図17】図17Aは住所情報からエリアコードへの変
換を説明するための図であり、図17Bは引越元/先の
エリアコードから2点間距離DBを参照して2点間距離
を取得する方法を説明するための図である。
【図18】図18Aはユーザーが登録する家財明細画面
と、それに対応する各社の家財明細ポイントの例を示す
図であり、図18Bは家財明細ポイントを合算してその
総計を算出する方法を説明するための図である。
【図19】図19Aは家財明細ポイント/距離のマトリ
クス料金の例を示す図であり、図19Bは部屋タイプ/
距離のマトリクス料金の例を示す図である。
【図20】図7に示すS205の処理内容を説明するた
めの図である。
【図21】図21Aは家財明細ポイント/距離のマトリ
クス料金の例を示す図であり、図21Bは部屋タイプ/
距離のマトリクス料金の例を示す図である。
【図22】図20に示すマッチング処理の内容を説明す
るための図である。
【図23】図23Aは家財明細ポイント/距離のマトリ
クス料金の例を示す図であり、図23Bは部屋タイプ/
距離のマトリクス料金の例を示す図である。
【符号の説明】
11 会社ランクDB 12 会社エントリDB 13 見積り依頼DB 14 ユーザー情報DB 16 返信受信DB 18 反響受信DB 19 金額パターンDB

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引越を依頼するユーザーと引越を請け負
    う引越会社とのマッチングを行う装置であって、(1)
    少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越元又は引越
    先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又は個数、引
    越実施日時のいずれか1つを含む見積り依頼情報を記憶
    する見積り依頼情報記憶部と、(2)少なくとも、引越
    元又は引越先の場所、引越元又は引越先の間取り、搬送
    の対象となる家財の種類又は個数、引越実施日時のいず
    れか1つを料金計算要素として含み、各料金計算要素の
    内容に基づいて引越料金を定める料金表を記憶する金額
    パターン記憶部と、(3)前記見積り依頼情報の中か
    ら、前記料金計算要素に対応する情報を抽出し、抽出さ
    れた情報に基づいて料金を見積もる料金見積部を具備す
    ることを特徴とする引越取引仲介装置。
  2. 【請求項2】 引越を依頼するユーザーと引越を請け負
    う引越会社とのマッチングを行う装置であって、(1)
    少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越元又は引越
    先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又は個数、引
    越実施日時のいずれか1つと、ユーザーが指定する指値
    金額とを含む指値指定情報を記憶する指値指定情報記憶
    部と、(2)少なくとも、引越元又は引越先の場所、引
    越元又は引越先の間取り、搬送の対象となる家財の種類
    又は個数、引越実施日時のいずれか1つと、引越会社が
    請け負い対象とする最低金額とを含む指値検索条件を記
    憶する指値検索条件記憶部と、(3)前記指値指定情報
    と前記指値検索条件とを比較し、前記指値指定情報の中
    から前記指値検索条件を満たすものを検索する指値検索
    部を具備することを特徴とする引越取引仲介装置。
  3. 【請求項3】 引越を依頼するユーザーと引越を請け負
    う引越会社とのマッチングを行う方法であって、(1)
    少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越元又は引越
    先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又は個数、引
    越実施日時のいずれか1つを含む見積り依頼情報を記憶
    するステップと、(2)少なくとも、引越元又は引越先
    の場所、引越元又は引越先の間取り、搬送の対象となる
    家財の種類又は個数、引越実施日時のいずれか1つを料
    金計算要素として含み、各料金計算要素の内容に基づい
    て引越料金を定める料金表を記憶するステップと、
    (3)前記見積り依頼情報の中から、前記料金計算要素
    に対応する情報を抽出し、抽出された情報に基づいて料
    金を見積もるステップとを含むことを特徴とする引越取
    引仲介方法。
  4. 【請求項4】 引越を依頼するユーザーと引越を請け負
    う引越会社とのマッチングを行う方法であって、(1)
    少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越元又は引越
    先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又は個数、引
    越実施日時のいずれか1つと、ユーザーが指定する指値
    金額とを含む指値指定情報を記憶するステップと、
    (2)少なくとも、引越元又は引越先の場所、引越元又
    は引越先の間取り、搬送の対象となる家財の種類又は個
    数、引越実施日時のいずれか1つと、引越会社が請け負
    い対象とする最低金額とを含む指値検索条件を記憶する
    ステップと、(3)前記指値指定情報と前記指値検索条
    件とを比較し、前記指値指定情報の中から前記指値検索
    条件を満たすものを検索するステップとを含むことを特
    徴とする引越取引仲介方法。
  5. 【請求項5】 請求項3乃至4のいずれか一項に記載の
    引越取引仲介方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを格納することを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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