JP2002049724A - 手続システム - Google Patents

手続システム

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JP2002049724A
JP2002049724A JP2000232927A JP2000232927A JP2002049724A JP 2002049724 A JP2002049724 A JP 2002049724A JP 2000232927 A JP2000232927 A JP 2000232927A JP 2000232927 A JP2000232927 A JP 2000232927A JP 2002049724 A JP2002049724 A JP 2002049724A
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JP2000232927A
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Yutaka Yone
豊 米
Seiichi Tochihara
聖一 栃原
Sanae Sakamoto
早苗 坂本
Toshio Ariyoshi
俊雄 有吉
Eiji Niihori
英二 新堀
Keiji Iwamoto
圭司 岩本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種ポータルサイトを通じた手続を迅速かつ
効率的に行うと共に、実行された手続に関する記録を残
すことが可能な手続システムを提供する。 【解決手段】 ネットワークを介して利用者端末と接続
された手続システムは、各種の手続を実行するためのワ
ークフローデータを記憶したデータベースと、利用者に
よる手続の指定を利用者端末から受け取り、対応するワ
ークフローデータを実行することにより、前記利用者端
末との間で必要なデータを送受信しつつ前記手続を実行
する実行手段と、を備える。利用者が希望する手続を指
定して、送信すると、その手続に対応するワークフロー
データがデータベースから取得される。そして、そのワ
ークフローデータを実行することにより、利用者との間
で必要なデータ送受信を行って、手続が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用した手続システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により、ネ
ット上で商品案内などの情報を提供すると共に、商品の
販売、資料請求、申込み、契約などの種々の手続までを
行う企業が増えている。このためのシステムは、現在で
は各種ポータルサイトから各企業のウェブサイトへのリ
ンクを利用して構成されている。例えば、自動車、旅
行、その他の販売会社系ポータルサイトや、保険、クレ
ジットカード、金融などの金融会社系ポータルサイトな
どが用意されており、その中で商品などの紹介情報など
が提供されており、それらは提供元の企業のウェブサイ
トへリンクされている。一般利用者がそれらポータルサ
イトを閲覧して、関心のある商品の紹介情報などを選択
すると、リンクを通じて対応する企業のサイトへ接続さ
れ、企業サイト内で必要な購入手続や申込手続などが行
えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
システムには以下のような欠点がある。まず、利用者が
1つの申込手続などを行う際に、リンクを通じて複数の
サイトを移動する必要があるため、手続の完了までに時
間がかかる。例えば、何らかの商品を購入する手続にお
いては、販売会社のウェブサイト上で購入のための手続
を完了した時点で、さらに金融会社のウェブサイトへ移
動して決済処理を行うなどという場合があり、手続が複
数のサイトにまたがる場合にはこの負担は大きくなる。
【0004】また、このように手続が複数のサイトにま
たがると、各サイト毎に利用者が個人情報などを入力し
なければならいない。上記の例では、利用者は販売会社
のウェブサイト上で個人情報を入力するが、決済処理の
ために金融会社のウェブサイトへ移動した時にはそこで
再度個人情報を入力する必要が生じる。これは非効率的
であり、利用者の手続は煩雑となる。
【0005】また、そのような手続が確かに完了したか
どうかなどについて、利用者その他の者が十分な確認情
報が得られないという問題もある。通常、各ウェブサイ
ト上で所定の手続が完了した場合でも、その旨を示すメ
ッセージなどが表示される程度であり、事後にその手続
が完了しているか否かや、手続における詳細(例えば、
契約における条件)などが問題となったような場合に、
十分な確認・証明機能を有するものとはいえない。
【0006】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、各種ポータルサイトを通じた手続を迅速かつ効
率的に行うと共に、実行された手続に関する記録を残す
ことが可能な手続システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ネットワークを介して利用者端末と接続された手続
システムにおいて、各種の手続を実行するためのワーク
フローデータを記憶したデータベースと、利用者による
手続の指定を利用者端末から受け取り、対応するワーク
フローデータを実行することにより、前記利用者端末と
の間で必要なデータを送受信しつつ前記手続を実行する
実行手段と、を備える。
【0008】この手続システムによれば、利用者が希望
する手続を指定して、送信すると、その手続に対応する
ワークフローデータがデータベースから取得される。そ
して、そのワークフローデータを実行することにより、
利用者との間で必要なデータ送受信を行って、手続が実
行される。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の手続システムにおいて、前記ワークフローデータは、
前記手続を実行するために必要な処理及びその処理を行
うべき順序を規定した処理フローデータと、前記処理を
行うための処理モジュールとを含み、前記実行手段は、
前記処理フローデータに従って前記処理モジュールを実
行することにより前記手続き実行する。よって、予め用
意された処理モジュールを順に実行することにより、手
続が確実かつ効率的に実行される。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の手続システムにおいて、各種の手続を実行する
ためのワークフローデータは、予め設定された共通の処
理モジュール群から選択された処理モジュールの組み合
わせとして構成される。よって、予め設定された共通の
処理モジュールを適切に組み合わせることによりワーク
フローデータを作成することができるので、手続のため
のプログラムなどを最初から作成する必要が無くなり、
低コストで手続システムを構成することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の手続システムにおいて、前記ワークフローデー
タは、セキュリティ処理を行うためのセキュリティモジ
ュールを含む。よって、必要な処理段階でセキュリティ
処理を導入することにより、手続の安全性を確保するこ
とができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の手続システムにおいて、前記セキュリティモジュール
の各々は、設定されたセキュリティレベルに応じて異な
る処理を実行する。よって、手続の進行中において、要
求されるセキュリティのレベルに応じて適切なセキュリ
ティ処理を行うことができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の手続システムにおいて、前記セキュリティ処理は利用
者の本人認証処理を含み、前記実行手段は、実行すべき
前記手続中に複数の本人認証処理が含まれる場合、既に
処理が完了したレベル以下のレベルを有する本人認証処
理を省略する。よって、本人認証処理を重複して行う必
要が無くなり、迅速かつ効率的に手続を実行することが
できる。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の手続システムにおいて、手続の実行
の際に利用される電子フォームデータを記憶した帳票ラ
イブラリを備え、前記ワークフローデータは、対応する
手続を実行するために必要な電子フォームデータの指定
を含み、前記実行手段は、ワークフローデータに含まれ
る電子フォームデータの指定に基づいて前記帳票ライブ
ラリから指定された電子フォームデータを取得して手続
を実行する。よって、申込書類などの電子フォームが自
動的に取得されるので、利用者は電子フォームの選択を
行う必要がなく、負担が軽減される。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記実行手
段が前記手続を実行する間に行った処理について、少な
くとも処理の内容と時刻とを記録するログ記録手段を有
する。よって、利用者は、その処理の内容や時刻などに
ついて後で確認したり、証明を得たりすることができ
る。
【0016】請求項9に記載の発明は、ネットワークを
介して接続された利用者とサーバとの間で実行される手
続についてのワークフローデータを作成するワークフロ
ー作成装置において、予め設定された共通の処理モジュ
ール群を記憶する処理モジュールデータベースと、手続
において必要な処理及びその実行順を指定するための第
1指定手段と、指定された各処理を実行するために必要
な処理モジュールを指定するための第2指定手段と、前
記手続に必要な電子フォームを指定するための第3指定
手段と、前記指定され処理の実行順を規定する処理フロ
ーデータを作成するフロー作成手段と、作成された処理
フローデータ、指定された処理モジュール及び指定され
た電子フォームのIDを含むワークフローデータを作成
するワークフロー作成手段と、を備える。
【0017】上記のように構成されたワークフロー作成
装置によれば、操作者は、所望の手続において必要な処
理を指定し、次にその処理を実行する処理モジュールを
指定し、さらに必要な電子フォームを指定する。指定さ
れた処理の実行順に応じて処理フローデータが作成さ
れ、処理モジュール及び電子フォームのIDを含めてワ
ークフローデータが作成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0019】図1に、本発明の実施形態にかかる手続シ
ステムの概略構成を示す。図1において本発明の手続処
理システム10は、ネットワーク2を介して利用者端末
3及び得意先端末4と接続されている。ネットワーク2
の最も好適な例はインターネットである。
【0020】手続システム10は、得意先との契約など
に基づいて得意先がインターネット上で提供する業務の
代行を行う会社(以下、「A社」とする。)のシステム
である。利用者端末2は、例えばインターネット上で何
らかの申込、購入などの手続を行う一般の利用者が使用
する端末装置であり、自宅や勤務先に設置されたコンピ
ュータ装置などである。得意先端末4は、A社との間で
業務代行契約を結んだ企業の端末装置である。
【0021】手続処理システム10は、サーバ11と、
帳票ライブラリ12と、ワークフローデータベース(以
下、「DB」という。)13と、処理モジュールDB1
4とを備える。サーバ11は、手続を実行するために必
要なプログラムやモジュールなどを含むが、その詳細は
後述する。帳票ライブラリ12は、利用者が何らかの申
込や契約などを行う際に必要事項を入力するための各種
電子フォームを記憶している。ワークフローDB13
は、各種業務処理についてのワークフローデータを記憶
している。また、処理モジュールDB14は、各ワーク
フローデータに含まれる処理モジュールやセキュリティ
モジュールを記憶している。サーバ11は、利用者があ
る手続を指定すると、それに対応するワークフローデー
タをワークフローDB13から取得し、それに従って処
理を実行する。また、そうして実行した一連の手続のロ
グ記録を行い、それに対する証明業務なども行う。
【0022】次に、図2乃至5を参照して、ワークフロ
ーデータについて説明する。図2に資料請求手続に関す
るワークフローデータの例を示す。ワークフローデータ
は、処理フローデータと、処理モジュールと、セキュリ
ティモジュールと、その手続において使用される電子フ
ォームのID(図示せず)とを含む。処理フローデータ
は、その手続における処理の流れを示すデータである。
図2の例では、資料請求手続は、フォーム選択、入力、
データ保管、通知、データ授受、デリバリの順でそれら
の処理を行うことにより実行されることになる。そし
て、処理フローデータに含まれる各処理に対して処理モ
ジュールがそれぞれ対応付けられ、実行される。処理モ
ジュールは、手続毎に予めA社により用意され、処理モ
ジュールDB14内に記憶されている。予め用意された
処理モジュールの例を図3に示す。図3の最も左の欄は
各手続を示しており、最も上の欄は各業務手続中に実行
される各処理を示している。そして、各手続における各
処理について用意されている処理モジュールが対応する
枠内に示されている。例えば、業務手続「資料請求」の
処理「入力」に対しては「宛先データ」という処理モジ
ュールが用意されており、処理「通知」に対しては「Th
anksメール」、「請求通知メール」の2つの処理モジュ
ールが用意されている。
【0023】図2に示すワークフローデータの例では、
「フォーム選択」処理に対する「単一帳票」及び「複数
帳票」の処理モジュールを実行することにより、利用者
は単一又は複数の帳票を選択して必要事項を入力する。
「入力」処理に対する「宛先データ」という処理モジュ
ールにより利用者が要求している資料の宛先が登録さ
れ、「データ保管」処理に対する「宛先データ」という
処理モジュールにより利用者が入力した宛先データが保
管される。「通知」処理に対する「Thanksメール」及び
「請求通知メール」という処理モジュールにより、利用
者からの資料請求に対するお礼のメールが利用者へ送信
され、請求通知メールが資料提供会社へ送信される。
「データ授受」処理に対する「宛先データ」という処理
モジュールにより、請求された資料データの送信先が
「宛先データ」に設定され、「デリバリ」処理に対する
「商品資料」という処理モジュールにより、商品資料が
利用者へ送信される。こうして、資料請求という1つの
手続が実行される。
【0024】また、図2に示すように、ワークフローデ
ータにはセキュリティモジュールが含まれる。セキュリ
ティモジュールとは、業務手続中のある処理においてセ
キュリティ処理を行うためのモジュールであり、例えば
SSLによるデータ暗号化処理や電子署名の付与などの
処理が予め用意されており、手続の各処理において必要
なセキュリティ処理がワークフローデータ中にセキュリ
ティモジュールとして規定されている。図2の例では、
処理「フォーム選択」においてはSSLによるデータの
暗号化が施されており、処理「データ保管」においては
サーバ11が利用者が入力した宛先データを一時保管す
る。また、処理「データ授受」では、資料請求した利用
者がその宛先へ送信された資料を見る際に本人認証処理
が必要であることになっている。
【0025】また、いくつかのセキュリティモジュール
にはセキュリティレベル毎に複数のセキュリティ処理が
割り当てられており、そのレベルが図2のセキュリティ
モジュール内に表示されている。セキュリティレベル毎
のセキュリティ処理例を図4に示す。例えば、SSLに
よる暗号化処理には128bitのAレベルと40bitのBレベ
ルとが用意されており、図2のセキュリティモジュール
はBレベルの処理を行う。また、本人認証処理には、I
Cカードを利用するAレベルと、クライアント証明書を
利用するBレベルと、ID/パスワードを使用するCレ
ベルとが用意され、図2の「データ授受」処理では、I
D/パスワードを利用するCレベルで処理が行われる。
このように、各セキュリティ処理においてセキュリティ
レベルを設定しておくことにより、後述のようにセキュ
リティ処理の引き継ぎを行うことができる。
【0026】このように、1つのワークフローデータ
は、その手続に必要な処理及びその順序を示す処理フロ
ーデータと、各処理を実行する処理モジュールと、所定
の処理においてセキュリティ処理を行うセキュリティモ
ジュールと、を有する。
【0027】図5に、ワークフローデータの別の例とし
て、オンライン申込手続のワークフローデータの内容を
示す。このワークフローデータも、同様に処理フローデ
ータと、処理モジュールと、セキュリティモジュールと
により構成されている。
【0028】次に、このようなワークフローデータの作
成処理について図6を参照して説明する。ワークフロー
データの内容は、A社の担当者と得意先担当者との話し
合いの下に決定される。即ち、A社が得意先に代わって
資料請求手続を代行する場合、A社担当者と得意先担当
者とが話し合って、図3に示す処理の中から必要な処理
を選択し、図2、5に示すような処理フローデータを作
成する。次に、図3に示すリストを見ながら各処理に対
する処理モジュールを決定する。次に、セキュリティ面
の検討を行い、必要なセキュリティ処理を決定する。そ
れらの集合としてワークフローデータが作成される。こ
の作業は、得意先担当者との話し合いをしながらA社担
当者が図6に示すワークフロー作成装置18を操作する
ことにより行われる。なお、ワークフロー作成装置18
は、サーバ11が所定のプログラムを実行することによ
り実現することができる。
【0029】図6に、ワークフロー作成処理の概略を示
す。ある得意先会社Bがウェブ上で行う業務(商品販
売、契約など)についてA社に代行依頼する場合、その
B社の担当者とA社担当者とがどのような手続を行うか
を話し合う。A社担当者はワークフロー作成装置18を
操作し、B社の要求に沿って手続に含める処理を決定
し、処理フローデータ(図2、5を参照)を作成する。
なお、処理フローデータには、ある処理ステップにおい
てユーザの選択を要求し、選択結果に応じて複数のフロ
ーに分岐してプロセスが進行するものが含まれる。
【0030】次に、図3に示すような処理モジュールリ
ストを参照して、各処理において使用する処理モジュー
ルを決定する。また、いくつかの処理においてセキュリ
ティ処理が必要である場合は、処理モジュールリストか
らさらにセキュリティ処理の内容及びそのレベルを決定
する。A社担当者は決定された内容に基づいて、必要な
処理モジュールを処理モジュールDB14から取得す
る。そして、処理フローデータ、その処理フローに属す
る処理モジュール及びセキュリティモジュールをまとめ
てワークフローデータとし、これにワークフローIDを
付してワークフローDB13へ記憶する。こうして、複
数の得意先会社の種々の業務手続についてのワークフロ
ーデータがワークフローDB13内に蓄積される。
【0031】このとき、ワークフローデータの内容は各
得意先会社の希望、方針に沿って作成されるものである
から、同じ資料請求手続についてのワークフローデータ
であっても、ある得意先のものと別の得意先のものは異
なることになる。しかし、それらを構成する処理モジュ
ールやセキュリティモジュールは図3に例示するような
1つの共通化されたプラットフォーム(規則、取り決
め、などと考えることもできる)上に用意されたもので
ある。よって、ワークフローデータは、予め用意された
種々の処理モジュールの組み合わせを決定することによ
り容易に作成することができ、各得意先会社の手続毎に
最初から新たに作成する必要がない。よって、容易かつ
迅速に各業務手続についてのワークフローデータを作成
することができる。また、共通のモジュールをもとにし
てワークフローデータが作成されているので、利用者が
個人情報などを重複して入力する必要は無くなる。この
点は、リンクされたウェブサイト毎に同様の個人情報を
入力しなければならなかった従来の方式とは異なる。
【0032】次に、ワークフローデータを利用した手続
の実行について説明する。図7に、ワークフローデータ
を利用した手続の実行例を模式的に示す。なお、この時
点では、上述のようにして複数のワークフローデータが
作成され、ワークフローDB13内に蓄積されているも
のとする。
【0033】まず、図1に示されるように、利用者がネ
ットワーク2を介してサーバ11へ接続し、A社が運営
するポータルサイト上で希望の手続(例えば、B会社へ
の資料請求手続)を指定する。サーバ11は、ワークフ
ローデータに従って手続を実行するためのコントロール
モジュール15を有しており、図7に示すようにコント
ロールモジュール15は指定された手続に対応するワー
クフローデータ21をワークフローDB13から取得す
る。また、コントロールモジュール15は、ワークフロ
ーデータ21中に含まれる電子フォームIDに基づい
て、その業務手続に必要な電子フォーム20を帳票ライ
ブラリ12から取得する。次に、コントロールモジュー
ル15は、ワークフローデータ21中の処理フローデー
タを参照して各処理において実行すべき処理モジュール
及びセキュリティモジュールを把握し、図7に示すよう
に処理フローデータに記述された順序で各処理モジュー
ル及びセキュリティモジュールを実行する。図7の例で
は、処理フローデータ中に処理モジュール1、処理モジ
ュール2、..の順で処理モジュールを実行することが
記述されているものとする。処理モジュールの実行内容
が電子フォーム20を利用する場合には、コントロール
モジュール15はその内容に応じて電子フォーム20を
利用者端末3へ送信したり、利用者端末3から入力済み
の電子フォーム20を受信したりする。こうして、処理
フローデータに記述された順序で対応する処理モジュー
ル及びセキュリティモジュールが実行されて手続が進行
し、全ての処理モジュールが実行された時に手続が完了
する。
【0034】次に、手続中における認証の引き継ぎにつ
いて説明する。いくつかの業務手続においては、利用者
の個人情報や契約内容などの秘密保護などの観点から、
セキュリティ処理の1つとして本人認証処理が実行され
る。本発明では、上述のように各ワークフローデータが
共通のプラットフォーム上に成り立っている(即ち、共
通のセキュリティモジュールを利用している)ので、一
度行った本人認証処理をその後の業務手続において引き
継ぐことができる。つまり、複数の手続の実行中に同一
レベルの本人認証処理を複数回行う必要はない。
【0035】例えば、図2に示す資料請求手続において
はデータ授受処理時にCレベルの認証(ID/パスワー
ドによる認証)が要求される。また、図5に示すオンラ
イン申込手続においては、フォーム選択処理時に同じよ
うにCレベルの認証が要求され、さらにデータ授受処理
時にはAレベルの認証が要求される。今、ある利用者が
図2に示す資料請求手続をした後、続いて図5に示すオ
ンライン申込手続をすると仮定する。本人認証処理につ
いてのみ考えると、資料請求手続が完了した時点でCレ
ベルの認証処理は完了している。よって、コントロール
モジュール15は、オンライン申込手続のフォーム選択
処理時に認証が必要となったときに、現在得られている
認証レベル(Cレベル)と要求された認証レベルとを比
較する。この場合、両者は同一の認証レベルであるの
で、コントロールモジュール15は要求されたレベルの
認証は既に完了していると判断し、認証処理を省略す
る。
【0036】その後、オンライン申込手続のデータ授受
処理時にAレベルの認証が要求されると、コントロール
モジュール15は、現在得られている認証レベルとの比
較を行う。この場合は、それまで得られているCレベル
より高いAレベルの認証が要求されているので、コント
ロールモジュール15は、そのセキュリティモジュール
を実行してAレベルの認証処理を行う。
【0037】このように、本システムでは、各業務手続
における認証処理が共通のセキュリティモジュールを利
用して行われるように設計されているので、同一レベル
の認証処理を繰り返し行う必要が無くなり、業務手続中
の認証処理を迅速かつ効率的に行うことができる。な
お、上述した認証レベルを比較する方法に加えて、又は
その代わりに、利用者の入力や指定事項に応じて認証レ
ベルを変化させる処理を行うこともできる。例えば、金
銭の支払いを伴う契約の手続などにおいて、その金額が
一定額以下の場合はそれまでの認証レベルのまま処理を
続行するが、その金額が一定額以上の場合には、それよ
り上のレベルの認証処理を行い、そのレベルの認証が得
られないとその後の処理を続行できないように構成する
こともできる。これにより、利用者の入力や指定事項な
どに応じて適切に認証レベルを変動させることができ
る。
【0038】次に、業務手続に関するログ記録について
説明する。上記のように利用者が所望の手続を実行する
間、サーバ11は利用者が行った処理についてのログ記
録(行った処理内容、処理が行われた時刻などの記録)
を行う。また、ある業務において利用者以外の機関との
間で何らかの処理が行われた場合(例えば、決済手続中
に金融機関サーバとの間で処理を行った場合など)は、
その機関との間で行われた処理についてのログ記録も行
う。A社はサーバ11などにこのログ記録データを保管
し、後に利用者や関連機関などから要求があった時にそ
の内容を閲覧させたり、その手続が確かに行われたこと
についての証明を行うことができる。また、他の機関に
よりこのログ記録についての公証を得ることもできる。
これにより、利用者は安心して手続を行うことができる
ようになると共に、後に手続の有無や内容について問題
が生じた場合に証明を得ることができる。
【0039】次に、手続に対する課金方法について説明
する。A社は、利用者の要求する手続を行うことによ
り、利用者又はサービス提供会社(本例では得意先)に
その代金を請求する。その際、A社は、図3に示すよう
な各処理モジュールやセキュリティモジュール毎に対応
する代金を決定しておく。これにより、利用者は実行さ
れた手続内容に応じて手数料を支払うことになる。ま
た、セキュリティ処理に関しては、さらにセキュリティ
レベルに応じて代金を変動させ、高レベルのセキュリテ
ィ処理ほど代金が高額となるように設定することができ
る。これにより、実行された手続の内容及び安全性など
に応じて適切な額の課金がなされることになる。
【0040】なお、上述の例では、ワークフローデータ
は処理モジュール及びセキュリティジュールを含んでい
たが、別の方法としてワークフローデータを処理フロー
データのみにより構成してワークフローデータベースに
記憶することもできる。その場合には、サーバ11は利
用者が指定した手続に対応する処理フローをワークフロ
ーDBから読み出し、その処理フローに含まれる処理モ
ジュール及びセキュリティモジュールを処理モジュール
DBから読み出して実行すればよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各種業務手続についてのワークフローデータを予め作成
しておき、利用者がある業務手続を指定すると、対応す
るワークフローデータに基づいて手続が行われる。よっ
て、手続を迅速かつ確実に行うことができる。また、各
ワークフローデータは、共通の処理モジュールの組み合
わせとして構成されるので、作成や修正を迅速かつ低コ
ストで行うことができる。また、各ワークフローデータ
は共通のプラットフォーム上で作成されるので、利用者
が個人情報やなどを何度も入力したする必要はなくな
る。
【0042】また、手続進行中に複数の認証処理が要求
される場合に、認証を引き継ぐことができるので、利用
者は同じ認証処理を繰り返し行う必要がなくなる。さら
に、手続完了までに行われた処理のログ記録が保管され
るので、手続終了後にその内容や実行された時刻などに
ついての確認、証明を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる業務処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】ワークフローデータの一例を示す図である。
【図3】ワークフローデータに含まれる処理モジュール
の例を示す図表である。
【図4】ワークフローデータに含まれるセキュリティモ
ジュールのレベルを示す図表である。
【図5】ワークフローデータの他の例を示す図である。
【図6】ワークフロー作成処理を示す図である。
【図7】業務手続の実行方法を示す図である。
【符号の説明】
2…ネットワーク 3…利用者端末 4…得意先端末 10…A社 11…サーバ 12…帳票ライブラリ 13…ワークフローDB 14…処理モジュールDB 15…コントロールモジュール 18…ワークフロー作成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 早苗 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 有吉 俊雄 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 新堀 英二 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 岩本 圭司 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B049 CC00 GG02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して利用者端末と接続
    された手続システムにおいて、 各種の手続を実行するためのワークフローデータを記憶
    したデータベースと、 利用者による手続の指定を利用者端末から受け取り、対
    応するワークフローデータを実行することにより、前記
    利用者端末との間で必要なデータを送受信しつつ前記手
    続を実行する実行手段と、を備える手続システム。
  2. 【請求項2】 前記ワークフローデータは、前記手続を
    実行するために必要な処理及びその処理を行うべき順序
    を規定した処理フローデータと、前記処理を行うための
    処理モジュールとを含み、 前記実行手段は、前記処理フローデータに従って前記処
    理モジュールを実行することにより前記手続を実行する
    請求項1に記載の手続システム。
  3. 【請求項3】 各種の手続を実行するためのワークフロ
    ーデータは、予め設定された共通の処理モジュール群か
    ら選択された処理モジュールの組み合わせとして構成さ
    れる請求項1又は2に記載の手続システム。
  4. 【請求項4】 前記ワークフローデータは、セキュリテ
    ィ処理を行うためのセキュリティモジュールを含む請求
    項2又は3に記載の手続システム。
  5. 【請求項5】 前記セキュリティモジュールの各々は、
    設定されたセキュリティレベルに応じて異なる処理を実
    行する請求項4に記載の手続システム。
  6. 【請求項6】 前記セキュリティ処理は利用者の本人認
    証処理を含み、前記実行手段は、実行すべき前記手続中
    に複数の本人認証処理が含まれる場合、既に処理が完了
    したレベル以下のレベルを有する本人認証処理を省略す
    る請求項5に記載の手続システム。
  7. 【請求項7】 手続の実行の際に利用される電子フォー
    ムデータを記憶した帳票ライブラリを備え、前記ワーク
    フローデータは、対応する手続を実行するために必要な
    電子フォームデータの指定を含み、前記実行手段は、ワ
    ークフローデータに含まれる電子フォームデータの指定
    に基づいて前記帳票ライブラリから指定された電子フォ
    ームデータを取得して手続を実行する請求項1乃至6の
    いずれかに記載の手続システム。
  8. 【請求項8】 前記実行手段が前記手続を実行する間に
    行った処理について、少なくとも処理の内容と時刻とを
    記録するログ記録手段を有する請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の手続システム。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して接続された利用者
    とサーバとの間で実行される手続についてのワークフロ
    ーデータを作成するワークフロー作成装置において、 予め設定された共通の処理モジュール群を記憶する処理
    モジュールデータベースと、 手続において必要な処理及びその実行順を指定するため
    の第1指定手段と、 指定された各処理を実行するために必要な処理モジュー
    ルを指定するための第2指定手段と、 前記手続に必要な電子フォームを指定するための第3指
    定手段と、 前記指定され処理の実行順を規定する処理フローデータ
    を作成するフロー作成手段と、 作成された処理フローデータ、指定された処理モジュー
    ル及び指定された電子フォームのIDを含むワークフロ
    ーデータを作成するワークフロー作成手段と、を備える
    ワークフロー作成装置。
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