JP2002048051A - 風車用ブレーキ緩衝装置 - Google Patents
風車用ブレーキ緩衝装置Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/72—Wind turbines with rotation axis in wind direction
Abstract
を与えることなくブレーキを掛ける。 【解決手段】 送電系統が正常であるときには、電磁弁
14は励磁されて遮断状態となっており、圧油は油圧ブ
レーキ7に送られることなく、ブレーキ解除状態となっ
ている。このため、風車3により発電機6が回転駆動し
て発電が行われる。停電が発生すると、電磁弁14は非
励磁となって開放状態となり、蓄圧アキュムレータ13
の圧油が油圧ブレーキ7に送られて、ブレーキが掛けら
れる。この場合、油路11にオリフィス20と緩衝アキ
ュムレータ21を備えているため、油圧ブレーキ7に送
られる圧油の圧力は徐々に上昇していき、ブレーキ力が
徐々に上昇していく。このため、軸受4や水平駆動軸3
bに対して衝撃力が加わることはない。
Description
装置に関し、軸受などの機械構造体に大きな衝撃力を与
えることなくブレーキを掛けて風車を停止させることが
できるように工夫したものである。
開発されている。図3はその一例であり、タワー1の上
部にはナセル(機械箱)2が取り付けられている。風車
(ロータ)3は3枚のブレード3aと水平駆動軸3bを
有しており、水平駆動軸3bがナセル2に備えた軸受4
により回転自在に支持されている。水平駆動軸3bは、
ナセル2内において増速機5を介して発電機6に連結さ
れている。また、水平駆動軸3bの回転を拘束するため
に、油圧ブレーキ7も備えられている。
角)が制御できるようになっており、風速に応じてひね
り角を制御して風車3の回転速度を調整することができ
るようにしている。発電機6は風車3により回転駆動さ
れることにより発電し、発電電力を送電系統に送ってい
る。一方、送電系統に停電事故が発生した場合には、水
平駆動軸3bを拘束して風車3の回転を停止させて、発
電機6の発電を停止している。
作動させる従来の油圧回路を説明する。図4に示すよう
に、油圧ポンプ10から油圧ブレーキ7に圧油を送る油
路11には、チェック弁12,蓄圧アキュムレータ13
及び電磁弁14が備えられている。また安全弁15が接
続されている。
給されており、圧油を送出する。この圧油は蓄圧アキュ
ムレータ13に蓄圧される。このため、油圧ポンプ10
及び蓄圧アキュムレータ13により油圧源が構成されて
いる。
れており、励磁時(電力供給時)には遮断状態となり、
非励磁時(電力非供給時)には開放状態になる。油圧ブ
レーキ7は、圧油が供給されるとディスク7aをパッド
部7bが挟んでブレーキを掛ける。
ら油圧ポンプ10に電力が送られ、油圧ポンプ10が作
動して蓄圧アキュムレータ13に圧油が蓄圧される。こ
のとき、電磁弁14は、送電系統から電力を受けて励磁
され遮断状態になり油路11を遮断するため、圧油が油
圧ブレーキ7に供給されることはない。このため、油圧
ブレーキ7によりブレーキが掛けられることはない。
14は送電系統から電力が供給されなくなり、非励磁と
なって開放状態となる。このときには、蓄圧アキュムレ
ータ13に蓄圧されていた圧油が電磁弁14を介して油
圧ブレーキ7に供給され、油圧ブレーキ7により風車3
にブレーキが掛かる。
と、油圧ブレーキ7に圧油が送られ油圧ブレーキ7によ
りブレーキが掛けられるようになっている。
では、停電が発生すると電磁弁14が開放状態になり、
蓄圧アキュムレータ13に蓄圧されていた圧油が直ちに
油圧ブレーキ7に送られ、油圧ブレーキ7に送られる圧
油の圧力が急激に上昇するため、油圧ブレーキ7により
急ブレーキが掛けられていた。この場合、風車3の慣性
モーメントが大きいため、軸受4や水平駆動軸3やナセ
ル2やタワー1には、急ブレーキに起因する大きな衝撃
力が作用してしまい、機械的な負担が大きいという問題
があった。
ーキによりブレーキを掛ける際に、衝撃力を発生させる
ことのない風車用ブレーキ緩衝装置を提供することを目
的とする。
明の構成は、圧油が供給されると風車にブレーキを掛け
る油圧ブレーキと、この油圧ブレーキに圧油を供給する
油圧源と、前記油圧ブレーキと前記油圧源とを結ぶ油路
に介装されている電磁弁とを有する油圧回路において、
前記油路のうち前記電磁弁と前記油圧ブレーキとの間
に、オリフィスと緩衝アキュムレータを備えたことを特
徴とする。
に基づき詳細に説明する。
風車用ブレーキ緩衝装置を示す。この実施の形態では、
油路11のうち、電磁弁14と油圧ブレーキ7の間に、
オリフィス20と緩衝アキュムレータ21を備えてい
る。しかも、オリフィス20は電磁弁14側に、緩衝ア
キュムレータ21は油圧ブレーキ7側に配置してある。
構成となっている。即ち、油圧ポンプ10から油圧ブレ
ーキ7に圧油を送る油路11には、チェック弁12,蓄
圧アキュムレータ13及び電磁弁14が備えられてい
る。また安全弁15が接続されている。
給されており、圧油を送出する。この圧油は蓄圧アキュ
ムレータ13に蓄圧される。このため、油圧ポンプ10
及び蓄圧アキュムレータ13により油圧源が構成されて
いる。
れており、励磁時(電力供給時)には遮断状態となり、
非励磁時(電力非供給時)には開放状態になる。油圧ブ
レーキ7は、圧油が供給されるとディスク7aをパッド
部7bが挟んでブレーキを掛ける。
は、送電系統に故障がないときには送電系統から油圧ポ
ンプ10に電力が送られ、油圧ポンプ10が作動して蓄
圧アキュムレータ13に圧油が蓄圧される。このとき、
電磁弁14は、送電系統から電力を受けて励磁され遮断
状態になり油路11を遮断するため、圧油が油圧ブレー
キ7に供給されることはない。このため、油圧ブレーキ
7によりブレーキが掛けられることはない。
14は送電系統から電力が供給されなくなり、非励磁と
なって開放状態となる。このときには、蓄圧アキュムレ
ータ13に蓄圧されていた圧油が電磁弁14を介して油
圧ブレーキ7に供給され、油圧ブレーキ7により風車3
にブレーキが掛かる。
圧ブレーキ7に送られる圧油は、オリフィス20及び緩
衝アキュムレータ21を通っていくため、油圧ブレーキ
7に送られる圧油の圧力は徐々に増加していく。つま
り、油圧ブレーキ7に送られる圧油の圧力は、停電が発
生して電磁弁14が開放状態になった時点から、一定時
間をかけて次第に上昇して規定圧力になる。規定圧力と
は、油圧ブレーキ7により確実にブレーキを掛けること
ができるような圧油の圧力である。
が停電すると、油圧ブレーキ7により風車3にブレーキ
が掛けられるが、ブレーキ力は急激に増加するのではな
く、徐々に増加していくため、ブレーキを掛けたときに
衝撃力が発生することはなく、軸受4等の機械系に機械
的な負担がかかることがなくなる。
照して説明する。第2の実施の形態では、電磁弁30を
採用している。この電磁弁30は、UPS(無停電電源
装置)31から電力が供給されるようになっており、U
PS31から電力が供給されて励磁されると開放状態と
なり、UPS31から電力が供給されなくなり非励磁と
なると遮断状態となる。
すると、電磁弁30に電力の供給を開始する。このため
送電系統に停電事故が発生すると、UPS31から電磁
弁30に電力が供給されて、電磁弁30が開放状態とな
る。このため、蓄圧アキュムレータ13に蓄圧されてい
た圧油が電磁弁30を介して油圧ブレーキ7に供給さ
れ、油圧ブレーキ7により風車3にブレーキが掛かる。
圧ブレーキ7に送られる圧油は、オリフィス20及び緩
衝アキュムレータ21を通っていくため、油圧ブレーキ
7に送られる圧油の圧力は徐々に増加していく。つま
り、油圧ブレーキ7に送られる圧油の圧力は、停電が発
生して電磁弁14が開放状態になった時点から、一定時
間をかけて次第に上昇して規定圧力になる。規定圧力と
は、油圧ブレーキ7により確実にブレーキを掛けること
ができるような油圧の圧力である。
間(例えば10分)経過すると、充電していた電力が放
電してしまう。このため、送電開始(停電事故発生時
点)から一定時間経過すると、電磁弁30は非励磁とな
って遮断状態となり、油圧ブレーキ7への圧油の供給が
停止され、油圧ブレーキ7はブレーキ解除状態となる。
ない事態が発生し、摩擦熱によりディスク7aの温度が
上昇していっても、一定時間が経過するとブレーキ解除
状態となるため、一定時間経過後においてはディスクの
異常加熱を防止することができる。
たように本発明では、圧油が供給されると風車にブレー
キを掛ける油圧ブレーキと、この油圧ブレーキに圧油を
供給する油圧源と、前記油圧ブレーキと前記油圧源とを
結ぶ油路に介装されている電磁弁とを有する油圧回路に
おいて、前記油路のうち前記電磁弁と前記油圧ブレーキ
との間に、オリフィスと緩衝アキュムレータを備えた構
成とした。
油圧ブレーキを徐々に掛けることができ、軸受などの機
械構造体に大きな衝撃力を与えることなくブレーキを掛
けて風車を停止させることができる。しかも、電気的制
御ではなく機械的な構造により、ブレーキ力を漸増させ
る構成としているため、動作が安定しており信頼性が高
い。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧油が供給されると風車にブレーキを掛
ける油圧ブレーキと、この油圧ブレーキに圧油を供給す
る油圧源と、前記油圧ブレーキと前記油圧源とを結ぶ油
路に介装されている電磁弁とを有する油圧回路におい
て、 前記油路のうち前記電磁弁と前記油圧ブレーキとの間
に、オリフィスと緩衝アキュムレータを備えたことを特
徴とする風車用ブレーキ緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000236782A JP4380897B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 風車用ブレーキ緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002048051A true JP2002048051A (ja) | 2002-02-15 |
JP4380897B2 JP4380897B2 (ja) | 2009-12-09 |
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ID=18728773
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Country Status (1)
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- 2000-08-04 JP JP2000236782A patent/JP4380897B2/ja not_active Expired - Lifetime
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