JP2002048026A - 燃料を噴射するための圧力制御されるインジェクタ - Google Patents

燃料を噴射するための圧力制御されるインジェクタ

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JP2002048026A
JP2002048026A JP2001199501A JP2001199501A JP2002048026A JP 2002048026 A JP2002048026 A JP 2002048026A JP 2001199501 A JP2001199501 A JP 2001199501A JP 2001199501 A JP2001199501 A JP 2001199501A JP 2002048026 A JP2002048026 A JP 2002048026A
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chamber
piston element
casing
control
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Friedrich Boecking
ベッキング フリードリッヒ
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Robert Bosch GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するための
インジェクタの効率を高める。 【解決手段】 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するた
めのインジェクタであって、インジェクタ1のケーシン
グ2内に可動の制御部分3が受容されており、該制御部
分3がケーシング2内に支承されていて、噴射ノズル2
7に通じる供給通路13を、制御エレメント4による制
御室9の放圧時に開放し、かつ制御室9における圧力形
成時に閉鎖する形式のものにおいて、ノズルニードル2
6の閉鎖運動を助成しかつその開放運動に抗して作用す
る、漏れオイル室17を介して負荷可能なピストンエレ
メント18が、ノズルニードル26に配属されているよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼室
内に燃料を噴射するためのインジェクタであって、イン
ジェクタのケーシング内に可動の制御部分が受容されて
おり、該制御部分がケーシング内に支承されていて、噴
射ノズルに通じる供給通路を、制御エレメントによる制
御室の放圧時に開放し、かつ制御室における圧力形成時
に閉鎖する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するイ
ンジェクタでは、極めて高い燃料圧が発生する。燃料を
噴射するインジェクタは一方では必要な耐用強度をもっ
て設計されており、かつ他方では、このようなインジェ
クタの構成部材、例えばノズルニードルを、機械的な負
荷を減じるために、発生する高い圧力から負荷軽減する
ことが常に可能であるようにすることが望まれている。
【0003】ドイツ連邦共和国特許公開第198354
94号明細書に開示された、直接噴射式内燃機関の燃焼
室への燃料供給のためのポンプ-ノズル-ユニットでは、
噴射圧を形成するため及び燃焼室に噴射ノズルを介して
燃料を噴射するためにポンプユニットが設けられてい
る。さらに、外方に向かって開放するA型弁(A-Venti
l)として形成された制御弁を備えた制御ユニットと、
ポンプユニット内における圧力形成を制御するための弁
操作ユニットとが設けられている。この弁操作ユニット
は、ポンプ-ノズル-ユニットの短い応働時間を達成する
ために、圧電式のアクチュエータとして形成されてい
る。
【0004】ドイツ連邦共和国特許第3728817号
明細書に開示された内燃機関用の燃料噴射ポンプでは、
制御弁部材が、ガイドスリーブを形成しかつ通路内を滑
動する弁シャフトと、この弁シャフトに結合されている
操作装置側の弁ヘッドとから成っており、この弁ヘッド
のシール面は、弁座を形成する制御孔の面と共働する。
弁シャフトはその外周部に切欠きを有しており、この切
欠きは軸方向で燃料供給通路の入口開口から、弁座と共
働する弁ヘッドのシール面の開始箇所にまで延びてい
る。切欠き内には、燃料供給通路の圧力にさらされる面
が形成されており、この面は、制御弁の閉鎖状態におい
て、燃料供給通路の圧力にさらされる弁ヘッドの面と同
じ面積を有している。これによって弁は閉鎖状態におい
て圧力がバランスされている。さらにガイドスリーブに
は、制御弁をその開放位置に向かって負荷するばねが配
置されている。
【0005】今日使用されている、高圧集合室(コモン
レール)用のインジェクタの構成では、噴射ノズルは閉
鎖動作のために放圧される。そのために3ポート2位置
座-スプール弁(3/2 Sitz-Schieber-Ventil)が使用さ
れる。弁の閉鎖段階中に、高圧供給通路のなお開放され
ている状態と、漏れオイル流出通路の既に開放されてい
る状態とが重なることがある。この場合ノズルニードル
における遅延した放圧によって、圧力は十分な速さで消
滅せず、閉鎖段階が遅れる。そして閉鎖段階中に生じ
る、コモンレール供給通路と漏れオイル流出通路との間
の短絡によって、インジェクタの効率は著しく損なわれ
てしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式のインジェクタを改良して、イン
ジェクタの効率を高めることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ノズルニードルの閉鎖運動を助成
しかつその開放運動に抗して作用する、漏れオイル室を
介して負荷可能なピストンエレメントが、ノズルニード
ルに配属もしくは対応配置されているようにした。
【0008】
【発明の効果】本発明のように構成された、直接噴射式
内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタによ
って、インジェクタの、インジェクタケーシング内にお
いて可動の制御部分の閉鎖段階を、ノズルニードルにお
ける圧力形成のために利用することができ、これによっ
てノズルニードルにおいて閉鎖運動を助成する圧力形成
を達成することができる。そのために、漏れオイルスプ
ールの下に設けられた中空室内には圧縮ばねが設けられ
ていて、ピストンエレメントが可動に支承されている。
閉鎖段階中に、高圧集合室からのオーバーフローする燃
料は、漏れオイルスプールの下に設けられたピストンエ
レメントの端面に対して作用することができる。これに
よってピストンエレメントは、ノズルニードルのばね受
面に接触している圧縮ばねエレメントを負荷する。
【0009】ピストンエレメントにおける圧力形成は単
に次の場合、すなわち制御部分の制御によって制御部分
の高圧側の閉鎖縁部が、インジェクタケーシングにおけ
る座面に進入し、弁室から分岐していて噴射ノズルのノ
ズル室に通じる供給通路を閉鎖制御した場合にしか、行
われない。
【0010】閉鎖段階中に短時間生じる、コモンレール
供給通路が開口する弁室と流出側の漏れオイル室との間
の接続は、高圧集合室から短時間作用する高圧をノズル
ニードルの閉鎖運動実施のために用いるためにだけ、利
用することができ、これによってノズルニードルの閉鎖
時間を短縮することができる。これによって、短時間生
じる短絡によってオーバーフローする燃料量を制限する
ことができ、その結果本発明によるインジェクタの全体
効率を高めることができる。さらに、測定さえる燃料噴
射量は著しく正確に調量することができる。それという
のは、いまや閉鎖時間及び開放圧を著しく正確に決定す
ることができるからである。
【0011】ノズルニードルに配属もしくは対応配置さ
れているピストンエレメントを設けることによって、ノ
ズルニードルの開放が逆の場合には、ノズルニードルの
開放はより高い開放圧において初めて実現されることが
できる。ピストンエレメントもしくはシールばねを介し
てノズルニードルに作用する力を上回るような開放圧
が、ノズル室において生じた場合に初めて、噴射ノズル
は開放する。これによって、本発明による解決策によっ
て得ることができる噴射経過は、著しく正確になる。そ
れというのは噴射圧形成はまず初め、内燃機関の燃焼室
内への噴射量の噴射が行われるまで、待機され得るから
である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。
【0013】図1には、ノズルニードルに配属されたピ
ストンエレメントを備えた、燃料を噴射するインジェク
タが縦断面図で示されており、このピストンエレメント
の流出側の漏れオイル開口は、インジェクタのケーシン
グに長手方向溝として形成することができる。
【0014】本発明によるインジェクタ1はケーシング
2を有しており、このケーシング2内には、制御部分3
が鉛直方向において運動可能に受容されている。この制
御部分3はインジェクタケーシング2内において、拡大
された直径をもって形成された領域で案内される。制御
部分3の上端面には、制御室9内に入り込む端面が形成
されている。
【0015】制御室9の上には制御エレメント4が配置
されており、この制御エレメント4は、図1には示され
ていないがピエゾアクチュエータ、電磁石又は機械/液
圧式の伝達装置もしくは変換装置として形成可能であ
る。例えば球形に形成された閉鎖エレメント6は、アク
チュエータ作用方向7でシール座8に押圧され、これに
よって制御室9から延びる流出絞り5を閉鎖し、そし
て、制御部分3に形成された流入絞り10を介して制御
室9に連続的に流入する制御容量を圧力下に保つ。図示
されていないアクチュエータの制御時に初めて、制御室
9の放圧が行われる。これによって、流入絞り10が開
口している制御部分3の上端面は、制御室9内に移動す
る。
【0016】制御部分3の拡げられたヘッド領域を取り
囲むように、インジェクタケーシング2内には弁室11
が設けられており、この弁室11には、高圧集合室(コ
モンレール)から延びる供給通路12が開口している。
弁室11は弁ケーシング2によって制限され、制御部分
3の周囲においてシールエッジ14によって閉鎖され、
制御部分3は、制御室9内における高圧、つまり高圧集
合室における圧力に相当する高い圧力によって、シール
座15に押し込まれる。これによってノズル供給通路3
0に通じる分岐部13は閉鎖され、その結果ノズルニー
ドル26を取り囲むノズル室28は、高圧下における燃
料によって負荷されない、つまりノズル室28には、高
圧下における燃料が供給されない。
【0017】制御部分3の、直径を増大されたヘッド領
域の下には、該制御部分3に狭窄箇所が形成されてお
り、この狭窄箇所には漏れオイルスプール16が接続し
ている。この漏れオイルスプール16は、インジェクタ
1のケーシング2内にリング状に形成された漏れオイル
室17によって部分的に取り囲まれている。漏れオイル
室17はその上縁部に制御縁16.2を有しており、こ
の制御縁16.2は制御部分3の上昇運動時、つまりア
クチュエータエレメント4の操作による制御室9の放圧
時に、制御部分3の上昇運動中に、制御部分3に形成さ
れた制御縁16.1と共働する。漏れオイルスプール1
6における制御縁16.1とインジェクタ1のケーシン
グ2における制御縁16.2とが互いに合致することに
よって、漏れオイル室17は、供給通路12を介してコ
モンレールからもたらされる高圧に対して十分にシール
される。
【0018】漏れオイルスプール16の下端面は、漏れ
オイル室17の延長部にまで延びており、この漏れオイ
ル室17の下においてインジェクタケーシング2内に
は、2つのストッパ19,20の間において可動のピス
トンエレメント18が設けられている。このピストンエ
レメント18は上端面21と下端面22とを有してい
る。下端面22にはピン状の延長部が配属されており、
この延長部によってピストンエレメント18は、例えば
コイルばねとして形成されたばねエレメント24の螺条
内に進入している。このばねエレメント24は、インジ
ェクタケーシング2内において中空室34によって取り
囲まれていて、一方ではピストンエレメント18の下端
面22に支持され、かつ他方ではノズルニードル26に
形成されたばね受25に支持されている。ノズルニード
ル26におけるばね受25の下においてノズルニードル
26は、該ノズルニードル26を取り囲むノズル室28
を貫いてノズル先端27にまで延びている。
【0019】ノズルニードル26を取り囲んでいるノズ
ル室28には、ノズル供給通路30を介して高圧下にあ
る燃料が供給可能であり、この場合ノズル供給通路30
は分岐部13において、鉛直方向で上方に向かって行わ
れる制御部分3の移動時に、高圧集合室からの供給通路
12と接続されていて、燃料は分岐部13及びノズル供
給通路30を介してノズル室28に流入することができ
る。
【0020】インジェクタ1のケーシング2内におけ
る、ばねエレメント24を受容する中空室34は、さら
に漏れオイル通路29を有しており、この漏れオイル通
路29からは余剰の燃料が例えば無圧で再び自動車の燃
料タンクに戻される。インジェクタ1のケーシング2内
における中空室34は、図1の実施例では、漏れオイル
溝23を介して漏れオイル室17の上側部分と接続され
ており、その結果この上側部分から漏れオイルは、下側
の中空室34にオーバフローすることができ、かつそこ
から漏れオイル通路29を介して流出する。
【0021】図2には、インジェクタ1のケーシング2
内における漏れオイル室17もしくは中空室34からの
漏れオイル排出の択一的な構成が示されている。
【0022】上端面21もしくは下端面22が当接する
まで、インジェクタ1のケーシング2内において第1の
ストッパ19と第2のストッパ20との間で可動である
ピストンエレメント18は、リング状に延びる切欠き3
1によって取り囲まれている。この切欠き31からは漏
れオイル孔32が側方に分岐していて、図1において既
に述べたように漏れオイル通路29に開口している。ピ
ストンエレメント18の上端面21の上には、制御スプ
ール16の下に形成された漏れオイル室が位置してお
り、ピストンエレメント18の下にはインジェクタ1の
ケーシング2の中空室34が設けられており、この中空
室内には例えばコイルばねとして形成されたばねエレメ
ント24が受容されている。
【0023】本発明のようにインジェクタ1のケーシン
グ2内において2つのストッパ19,20の間で可動の
ピストンエレメント18の作用形式は、以下の通りであ
る:図示されていないアクチュエータによる制御エレメ
ント4の制御時に、インジェクタ1のケーシング2内に
おける制御室9は流出絞り5を介して放圧され、制御部
分3はその端面で制御室9内に進入する。これによっ
て、高圧で供給通路12から流出する高圧集合室(コモ
ンレール)からの燃料は、インジェクタ1のケーシング
2内における弁室11に流入し、分岐部13を介してノ
ズル供給通路30に達し、かつそこからノズル室28内
に、さらにそこからノズル先端27を介して内燃機関の
燃焼室に噴射される。制御部分3の移動中にさらに、高
圧下にある燃料は、互いになお完全には接触していない
漏れオイルスプール16における制御縁16.1とイン
ジェクタ1のケーシング2における制御縁16.2との
間を通って、漏れオイル室17に達する。したがってピ
ストンエレメント18の上端面21にも高い圧力が作用
する。そして連続的にさらに圧力が弁室11内において
形成されると、ノズル室28内においても高い圧力が作
用し、その結果、寸法設定に関連した所定可能な規定の
開放圧に達した際に、ノズルニードル26は、漏れオイ
ル室17;34における圧力とばね受25に作用する圧
縮ばね24とに抗して開放する。この場合ピストンエレ
メント18は噴射ノズル27の開放時に遅延部材として
作用する。それというのは噴射ノズル27は、規定の開
放圧の形成時に初めて開放して、燃料を内燃機関の燃焼
室内に噴射するからである。これによって一方では噴射
時期を著しく正確に調節することができ、かつ他方では
燃料の調量される噴射量を正確に測定することができ
る。それというのはこの場合、噴射ノズル27の開放時
には、噴射量の正確な調量のために必要な圧力がノズル
室28内に存在しているからである。
【0024】逆に、制御部分3の閉鎖時、つまりシール
座15へのシールエッジ14の進入時には、高圧集合室
から延びる供給通路がまだ開放している状態と、漏れオ
イルスプール16における制御縁16.1とインジェク
タ1のケーシング2における制御縁16.2とがなお完
全には当接していない状態とが、短時間重なる。この際
にノズルニードル26は、ノズル室28とノズル供給通
路30とを介して漏れオイル室17に放圧され、この場
合なお存在している圧力レベルは、漏れオイル室17を
介してピストンエレメント18の上端面21のところに
圧力を形成するために利用され、この圧力はピストンエ
レメント18を第1のストッパ19から第2のストッパ
20へと移動させる。これによってインジェクタ1のケ
ーシング2における中空室34内に設けられた圧縮ばね
が圧縮し、そしてこの圧縮ばねはばね受25を介してノ
ズルニードル26のノズル先端27をシール座に押し込
む。したがって、インジェクタ1のケーシング2内にな
お存在する圧力レベルは、閉鎖箇所へのノズルニードル
26の閉鎖運動を加速するために利用することができ、
その結果閉鎖時間、つまりノズルニードル26における
放圧を著しく迅速に行うことが可能になる。また、本発
明のようにインジェクタ1のケーシング2内に使用され
たピストンエレメントによって、所属の座からのノズル
先端27の遅延させられた開放は、調量された燃料量を
噴射するのに必要な開放圧レベルがノズル室28におい
て得られた時に初めて、行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズルニードルに配属されたピストンエレメン
トを備えた、燃料を噴射するインジェクタを示す縦断面
図である。
【図2】流出側に設けられた漏れオイル通路を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 インジェクタ、 2 インジェクタケーシング、
3 制御部分、 4制御エレメント、 5 流出絞り、
6 閉鎖エレメント、 7 アクチュエータ作用方
向、 8 シール座、 9 制御室、 10 流入絞
り、 11 弁室、 12 供給通路、 13 分岐
部、 14 シールエッジ、 15 シール座、 16
漏れオイルスプール、 16.1,16.2 制御縁、
17 漏れオイル室、 18 ピストンエレメント、
19,20 ストッパ、 21 上端面、 22 下
端面、 23 漏れオイル溝、 24 ばねエレメン
ト、 25 ばね受、 26 ノズルニードル、 27
ノズル先端、 28 ノズル室、 29 漏れオイル
通路、 30 ノズル供給通路、 31 切欠き、 3
2漏れオイル孔、 34 中空室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AB02 AC09 AD07 BA09 BA19 CC01 CC05T CC08S CC08T CC14 CC53 CC56 CC68T CE13 CE34 CE35 DA12 DA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するた
    めのインジェクタであって、インジェクタ(1)のケー
    シング(2)内に可動の制御部分(3)が受容されてお
    り、該制御部分(3)がケーシング(2)内に支承され
    ていて、噴射ノズル(27)に通じる供給通路(13)
    を、制御エレメント(4)による制御室(9)の放圧時
    に開放し、かつ制御室(9)における圧力形成時に閉鎖
    する形式のものにおいて、ノズルニードル(26)の閉
    鎖運動を助成しかつその開放運動に抗して作用する、漏
    れオイル室(17)を介して負荷可能なピストンエレメ
    ント(18)が、ノズルニードル(26)に配属もしく
    は対応配置されていることを特徴とする、燃料を噴射す
    るためのインジェクタ。
  2. 【請求項2】 ピストンエレメント(18)が、インジ
    ェクタ(1)のケーシング(2)内において2つのスト
    ッパ(19,20)の間で可動である、請求項1記載の
    インジェクタ。
  3. 【請求項3】 ノズルニードル(26)とピストンエレ
    メント(18)の下端面(22)との間に、ばねエレメ
    ント(24)が設けられている、請求項2記載のインジ
    ェクタ。
  4. 【請求項4】 ピストンエレメント(18)の上端面
    (21)が、漏れオイル室(17)を介して、高圧集合
    室から延びる供給通路(12)から流出する燃料によっ
    て負荷可能である、請求項1記載のインジェクタ。
  5. 【請求項5】 シール座(14,15)における制御部
    分(3)の閉鎖中に、高圧下にある燃料が、既に開放し
    ている漏れオイルスプール(16)のところを通って漏
    れオイル室(17)に流入し、ピストンエレメント(1
    8)の上端面(21)を負荷し、第2のストッパ(2
    0)へのピストンエレメント(18)の運動を助成す
    る、請求項1又は2記載のインジェクタ。
  6. 【請求項6】 制御部分(3)の開放段階中に、高圧下
    にある燃料が弁室(11)と漏れオイル室(17)と、
    遅延部材として作用するピストンエレメント(18)の
    上端面(21)とを負荷し、ノズルニードル(26)の
    開放が、ノズル室(28)における開放圧の形成後に初
    めて行われる、請求項1又は2記載のインジェクタ。
  7. 【請求項7】 流出側において漏れオイル室(17)と
    中空室(34)との間に、漏れオイルをオーバーフロー
    するための長手方向溝(23)がインジェクタ(1)の
    ケーシング(2)に形成されている、請求項1記載のイ
    ンジェクタ。
  8. 【請求項8】 インジェクタ(1)のケーシング(2)
    内に、ピストンエレメント(18)を取り囲む切欠き
    (31)が形成されていて、該切欠き(31)から漏れ
    オイル孔(32)が分岐している、請求項1記載のイン
    ジェクタ。
  9. 【請求項9】 ピストンエレメント(18)の下におけ
    る中空室(34)から、漏れオイル通路(29)が分岐
    している、請求項7記載のインジェクタ。
  10. 【請求項10】 ピストンエレメント(18)が下端面
    (22)に延長部を有していて、該延長部がピン状にば
    ねエレメント(24)内に係合している、請求項3記載
    のインジェクタ。
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