JP2002047696A - 地図上での水道の苦情内容色別表示システム及び記録媒体、並びに、地図上での水道の漏水原因色別表示システム及び記録媒体 - Google Patents

地図上での水道の苦情内容色別表示システム及び記録媒体、並びに、地図上での水道の漏水原因色別表示システム及び記録媒体

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JP2002047696A JP2000236551A JP2000236551A JP2002047696A JP 2002047696 A JP2002047696 A JP 2002047696A JP 2000236551 A JP2000236551 A JP 2000236551A JP 2000236551 A JP2000236551 A JP 2000236551A JP 2002047696 A JP2002047696 A JP 2002047696A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 水道事業者が、広域エリアを表示した地図画
面を参照しながら、上水道の配水管路の水道管をより太
い口径の水道管へ交換すべき時期、又は、上水道の配水
管路のバイパス工事の必要時期などを容易に判断するこ
とを可能にすることができるシステムを提供する。 【解決手段】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
建物枠データ、及び、上水道の配水管路データを含む地
図データを記録するための地図記録手段と、水道使用者
からの上水道に関する苦情内容データを、その苦情の対
象となった配水管路又は給水装置の問題箇所に対応する
地図上の位置データ及び建物枠又は苦情を示すシンボル
枠のデータと関連付けて記録するための苦情内容記録手
段と、広域エリアを表示した地図画面上で、前記各建物
枠又は各シンボル枠の内部を、各苦情内容に応じて色別
表示するための苦情内容色別表示手段と、を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図上での水道の
苦情内容色別表示システム及び記録媒体、並びに、地図
上での水道の漏水原因色別表示システム及び記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水道事業者(地方自治体の水
道局など)が使用する水道管理システムでは、上水道の
配管に関する属性情報、例えば、各建物での、世帯主
名、住所、メータ番号、メータの設置年月日、給水管
種、給水口径、使用水量、修理日時などの属性情報がデ
ータベース化されて記録されている。そして、老朽化や
水道使用者の増加などを原因とする上水道の配水管路
(幹線管路)の水道管の交換(例えば、より太い口径の
水道管への交換)の時期などの検討に当たっては、熟練
した水道技術者が、前記のデータベース化された各種の
属性データと地図とを照らし合わせながら、その長年の
経験に基づいて、水道管の交換時期などについて検討・
決定ことが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、上水道の配水管路の水道管の交換時期などを検
討・決定するに当たって、水道技術者の長年の経験や熟
練に頼るだけの方法では、水道事業の長期的且つ安定的
な運営は困難になることが予想される。また、水道技術
者の経験や熟練に頼るだけでは、適正な判断が行われな
い可能性もある。
【0004】本発明はこのような従来技術の課題に着目
してなされたものであって、水道事業者が、広域エリア
の地図(例えば、横方向又は縦方向の距離が100m以
上のエリア、より望ましくは、横方向又は縦方向の距離
が数百m又は数km以上の広域のエリアを示す地図)を
表示した画面を参照しながら、上水道の配水管路(幹線
管路)の水道管を新しい水道管(又は、より太い口径の
水道管)へ何時頃交換したらよいかなどの「配水管路や
給水装置の保守・補修・交換などの管理」をより容易に
且つ適正に行うことができる、地図上での水道の苦情内
容色別表示システム及び記録媒体、並びに、地図上での
水道の漏水原因色別表示システム及び記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するための本発明による地図上での水道の苦情
内容色別表示システムは、複数の各建物の実際の形状に
対応した各建物枠データ、及び、上水道の配水管路デー
タを含む地図データを記録するための地図記録手段と、
水道使用者からの上水道に関する苦情内容データを、そ
の苦情の対象となった配水管路又は給水装置の問題箇所
に対応する地図上の位置データ及び地図上の建物枠又は
苦情を示すシンボル枠のデータと関連付けて記録するた
めの苦情内容記録手段と、前記地図記録手段からの地図
データと、前記苦情内容記録手段からの各苦情内容デー
タ、それらの各苦情に対応する前記位置データ、及びそ
れらの各苦情に対応する前記各建物枠又はシンボル枠の
データとに基づいて、広域エリアを表示した地図画面上
で、前記各建物枠又は各シンボル枠の内部を、各苦情内
容に応じて色別表示するための苦情内容色別表示手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の地図上での水道の苦情内容
色別表示のためのコンピュータプログラムを記録した記
録媒体は、複数の各建物の実際の形状に対応した各建物
枠データ、及び、上水道の配水管路データを含む地図デ
ータを記録し、水道使用者からの上水道に関する苦情内
容データを、その苦情の対象となった配水管路又は給水
装置の問題箇所に対応する地図上の位置データ及び地図
上の建物枠又は苦情を示すシンボル枠のデータと関連付
けて記録し、前記地図記録手段からの地図データと、前
記苦情内容記録手段からの各苦情内容データ、それらの
各苦情に対応する前記位置データ、及びそれらの各苦情
に対応する前記各建物枠又はシンボル枠のデータとに基
づいて、広域エリアを表示した地図画面上で、前記各建
物枠又は各シンボル枠の内部を、各苦情内容に応じて色
別表示するようにするためのコンピュータプログラムを
記録したことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の地図上での水道の漏水原因
色別表示システムは、複数の各建物の実際の形状に対応
した各建物枠データ、及び、上水道の配水管路データを
含む地図データを記録するための地図記録手段と、前記
配水管路又は各建物毎の給水装置に関して過去に発生し
た漏水事故の原因を、その漏水事故が発生した配水管路
又は給水装置の問題箇所に対応する地図上の位置データ
及び地図上の漏水原因を示すシンボル枠のデータと関連
付けて記録するための漏水原因記録手段と、前記地図記
録手段からの地図データと、前記漏水原因記録手段から
の各漏水原因データ、それらの各漏水事故に対応する位
置データ、及びそれらの各漏水事故に対応する各シンボ
ル枠のデータとに基づいて、広域エリアを表示した地図
画面上で、前記各シンボル枠の内部を、各漏水原因に応
じて色別表示するための漏水原因色別表示手段と、を備
えたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の地図上での水道の漏水原因
色別表示をするためのコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体は、複数の各建物の実際の形状に対応した各
建物枠データ、及び、上水道の配水管路データを含む地
図データを記録し、前記配水管路又は又は各建物毎の給
水装置に関して過去に発生した漏水事故の原因を、その
漏水事故が発生した配水管路又は給水装置の問題箇所に
対応する地図上の位置データ及び地図上の漏水原因を示
すシンボル枠のデータと関連付けて記録し、前記地図記
録手段からの地図データと、前記漏水原因記録手段から
の各漏水原因データ、それらの各漏水事故に対応する位
置データ、及びそれらの各漏水事故に対応する各シンボ
ル枠のデータとに基づいて、広域エリアを表示した地図
画面上で、前記各シンボル枠の内部を、各漏水原因に応
じて色別表示するためのコンピュータプログラムを記録
したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図1は本実施形態による、地図上での水道の苦情内
容及び漏水原因を色別表示するシステムを示す概略ブロ
ック図である。図1において、1は、道路、河川、実際
の建物形状に即した複数の建物枠、水道の配水管路、及
び、各建物毎の給水装置(配水管路から各建物に給水す
るための装置で、給水パイプ、止水栓、及び水道メータ
ーにより構成される)などを含む地図データを記録した
地図データベース(水道事業者であるユーザーのパソコ
ンのハードディスクに記録されている)である。
【0010】また、図1において、2は、前記水道の配
水管路又は給水装置に関して過去に発生した水道利用者
からの苦情内容を、前記地図データベース1の地図上の
位置座標データ、地図上の各建物枠、及び、地図上の各
苦情に対応するシンボル枠と関連付けて記録すると共
に、前記水道の配水管路又は給水装置に関して過去に発
生した漏水事故の原因を、前記地図データベース1の地
図上の位置座標データ、及び、地図上の各漏水原因に対
応するシンボル枠と関連付けて記録する地図・水道関連
データベース(水道事業者であるユーザーのパソコンの
ハードディスクに記録されている)である。
【0011】また、図1において、3は、水道利用者か
ら水道事業者に寄せられた苦情の内容を、その苦情の対
象となった場所に対応する地図上の位置座標データ、及
び、その苦情に対応する地図上の建物枠又はその苦情を
示すシンボル枠(その苦情が建物以外の場所で発生した
ときに、その苦情内容を地図上の建物枠以外の場所で示
すためのシンボル枠)と関連付けて入力するための苦情
内容入力部である。また、図1において、4は、水道の
配水管路又は給水装置に漏水が発生したとき、その漏水
原因を、その漏水が発生した場所に対応する地図上の位
置座標データ、及び、その漏水原因に対応する地図上の
シンボル枠(その漏水原因を、地図上の配水管路又は給
水装置の上の該当箇所に表示するためのシンボル枠)と
関連付けて入力するための漏水原因入力部である。前記
の苦情内容入力部3と漏水原因入力部4は、例えばキー
ボードやマウスなどのハードウェアと入力インターフェ
ース用コンピュータプログラムとで構成されている。
【0012】また、図1において、5は前記地図データ
ベース1からの地図データと、前記地図・水道関連デー
タベース2からの前記苦情内容に関するデータ(各苦情
の対象となった箇所の位置座標データ、各苦情に対応す
る建物枠又はシンボル枠データなど)、又は、前記漏水
原因に関するデータ(各漏水事故が発生した位置座標デ
ータ、各漏水原因に対応するシンボル枠データなど)と
に基づいて、ディスプレイ6に表示された広域エリアの
地図上に、過去の複数の苦情内容を該当箇所に色別に表
示したり、過去の複数の漏水事故の原因を該当箇所に色
別に表示したりするための表示制御部、である。この前
記表示制御部は、コンピュータプログラムとこれを実行
するCPU(中央処理装置)とにより構成されている。
【0013】前記表示制御部5は、ディスプレイ6の画
面に表示された広域エリアの地図上で、過去に寄せられ
た苦情の内容について、その苦情の対象となった箇所が
各建物毎の給水装置の箇所であるときは、その各建物枠
の内部を各苦情内容に対応する色で着色して表示する。
また、前記表示制御部5は、ディスプレイ6の画面に表
示された広域エリアの地図上で、過去に寄せられた苦情
の内容について、その苦情の対象となった箇所が各建物
毎の給水装置以外の箇所(配水管路の箇所)であるとき
は、その各配水管路(配水管路シンボル)の上に「苦情
を示すシンボル枠」を重ね表示し、この重ね表示された
シンボル枠の内部を各苦情内容に対応する色で着色して
表示するようにする。
【0014】また、前記表示制御部5は、ディスプレイ
6の画面に表示された広域エリアの地図上で、過去に発
生した複数の漏水事故の原因について、配水管路(配水
管路シンボル)又は各建物毎の給水装置(給水装置シン
ボル)の中の各漏水事故が発生した箇所に、「漏水(漏
水原因)を示すシンボル枠」を重ね表示させ、この重ね
表示したシンボル枠の内部を各漏水原因に対応する色で
着色して表示するようにする。
【0015】また、図1において、7は、前記表示制御
部5に対して、ディスプレイ6に表示された広域エリア
の地図上で、水道事業者が、複数の苦情内容を色別表示
するように指示するための苦情内容表示指示部である。
また、8は、前記表示制御部5に対して、ディスプレイ
6に表示された広域エリアの地図上で、水道事業者が、
複数の漏水事故の原因を色別表示するように指示するた
めの漏水原因表示指示部である。
【0016】また、図1において、9は、前記の地図画
面上での「苦情を示すシンボル枠」や「漏水(漏水原
因)を示すシンボル枠」の大きさを、システムのユーザ
ー(水道事業者)の希望により任意に変更できるように
するためのシンボル枠調整部、である。このシンボル枠
調整部9は、例えば、前記ディスプレイ6に表示された
地図を比較的狭域のエリアから徐々に広域のエリアへと
地図の縮小率を大きくしていくとき、当初の比較的狭域
エリアのとき表示していたシンボル枠の大きさのままで
は、広域エリアに縮小したとき、個々のシンボル枠が小
さくなり過ぎて見え難くなってしまうため、ユーザー
が、表示されているシンボル枠の大きさを、例えば、直
径50cmから直径5mへ、又は、直径5mから直径5
0mへというように、任意に変えられるようにするため
のものである。なお、このシンボル枠調整部9は、例え
ばキーボードやマウスなどのハードウェアとコンピュー
タプログラムとで構成されている。
【0017】なお、本実施形態では、図1の苦情内容入
力部3及び漏水原因入力部4と地図・水道関連データベ
ース2とのインターフェース部分、表示制御部5など
は、コンピュータプログラムにより実現される。このコ
ンピュータプログラムは、例えばCD−ROMなどの記
録媒体に格納されてソフトウェアメーカーから提供さ
れ、ユーザー(水道事業者)側のパーソナルコンピュー
タのハードディスクなどにインストールされて使用され
る。
【0018】次に本実施形態の動作を説明する。図2
は、前記地図データベース1からの広域エリア(ユーザ
ーにより選択された広域エリア)内の地図データが、前
記表示制御部5により、前記ディスプレー6に表示され
たときの地図画面を示す図である。図2に示すように、
この地図画面上に表示される複数の建物枠(例えば、図
2の符号21参照)は、実際の建物形状に対応する形状
を有するように形成されている。また、この地図画面上
には、道路(例えば、図2の符号22参照)、配水管路
(上水道の幹線管路。例えば、図2の符号23参照)、
配水管路から各建物に上水を供給するための給水管(例
えば、図2の符号24参照)、この給水管24の先端に
備えられた止水栓(例えば、図2の符号25参照)、な
ども表示されている。なお、前記給水管24と止水栓2
5とメーター(図示せず)とにより、配水管路から各建
物に上水を供給するための「給水装置」が構成されてい
る。
【0019】地図・水道関連データベースへの苦情内容
の入力 まず、ユーザー(水道事業者)が、前記地図・水道関連
データベース2に、苦情内容を入力するときの動作を説
明する。ユーザーは、前記苦情内容入力部3を使用し
て、苦情内容入力用の画面を開き、苦情内容を入力す
る。苦情内容には、例えば、水圧が低いという苦情、水
圧が高いという苦情、水がカルキ臭いという苦情、水が
白濁するという苦情、赤水が出るという苦情、水道引き
込み工事の不良のための道路舗装面の地盤沈下(陥没)
が生じたという苦情、などがある。本実施形態では、ユ
ーザーは、これらの苦情内容を選択入力した後、ディス
プレイ6の画面に表示されている地図上で、その地図上
の該当場所をマウスでクリックすることにより、前記各
苦情の発生箇所の地図上の位置座標データ(配水管路又
は給水装置の中の前記苦情の対象となった箇所の位置座
標データ)を入力することができるようになっている。
【0020】そして、本実施形態では、この苦情内容に
対応する位置座標データが入力されたとき、コンピュー
タプログラムにより、自動的に、その苦情内容に対応す
る建物枠又はシンボル枠が、前記位置座標データと関連
付けて記録されるようになっている。すなわち、コンピ
ュータプログラムは、前記の苦情内容に対応する地図上
の位置座標データが、ある建物の給水装置の位置を示す
ものであれば、その給水装置に対応する建物枠を、その
苦情内容に対応する建物枠として記録する。また、コン
ピュータプログラムは、前記苦情内容に対応する地図上
の位置座標データが、ある建物の給水装置以外の部分
(すなわち、配水管路)を示すものであれば、その地図
上の配水管路シンボルの該当箇所に所定形状(例えば、
丸形状)のシンボル枠を生成し、これを、その「苦情内
容に対応するシンボル枠」として、前記苦情内容及び位
置座標データと関連付けて記録する。
【0021】地図・水道関連データベースへの漏水原因
の入力 次に、ユーザー(水道事業者)が、前記地図・水道関連
データベース2に、漏水原因を入力するときの動作を説
明する。ユーザーは、前記漏水原因入力部4を使用し
て、漏水原因入力用の画面を開き、水道の漏水原因を入
力する。水道の漏水原因には、例えば、配水管や給水装
置の老朽化のための漏水、配水管同士の又は配水管と給
水装置との接合不良のための漏水、配水管の下部に硬い
石があるための漏水、配水管が路面から浅い位置にある
ための漏水、などがある。ユーザーは、これらの漏水原
因を選択入力した後、ディスプレイ6の画面に表示され
た地図の上で、その地図上の該当場所をマウスでクリッ
クすることにより、前記漏水の発生箇所の地図上の位置
座標データ(配水管路又は給水装置の中の前記漏水事故
が発生した箇所の位置座標データ)を入力する。
【0022】そして、本実施形態では、この漏水原因に
対応する地図上の位置座標データが入力されたとき、コ
ンピュータプログラムにより、自動的に、その漏水原因
に対応するシンボル枠が生成され、このシンボル枠のデ
ータが、漏水原因データ及びその地図上の位置座標デー
タと関連付けて記録される。すなわち、コンピュータプ
ログラムは、漏水原因とその地図上の位置座標データが
入力されたとき、前記の漏水原因に対応する位置座標デ
ータが示す配水管又は給水装置の該当箇所の上に、所定
形状(例えば、丸形状、四角形状、三角形状、菱形形状
など)のシンボル枠を生成し、これを、その漏水原因に
対応するシンボル枠として、前記漏水原因及び位置座標
データと関連付けて記録する。
【0023】広域地図上への各苦情内容の色別表示 次に、ユーザー(水道事業者)が、ディスプレイ画面の
広域地図上に、過去に寄せられた水道に関する苦情の内
容を、その場所別・内容別に色別表示させるときの動作
を説明する。
【0024】この場合は、まず、前記苦情内容表示指示
部7により、表示制御部5に、広域エリアの地図上で、
苦情内容を場所別・内容別に色別表示するように指示す
る。この指示が入力されると、表示制御部5は、まず、
前記地図データベース1から、その広域エリアの地図デ
ータを呼び出して、ディスプレイ6に表示させる。そし
て、表示制御部5は、前記広域エリア内で過去に寄せら
れた複数の苦情内容について、それらの各苦情内容毎の
地図上の位置座標データ、各苦情内容に対応する地図上
の建物枠又はシンボル枠データ、及び、各苦情内容に応
じた前記建物枠又はシンボル枠内の着色データを呼び出
す。そして、表示制御部5は、前記ディスプレイ6に表
示された地図上に、前記各苦情内容に対応する「シンボ
ル枠」を重ね表示し(前記各苦情内容に対応する「建物
枠」については、既に地図データとして表示されている
ので、この段階で重ね表示する必要はない)、さらに、
前記の各苦情内容に対応する建物枠又はシンボル枠の内
部に、それぞれ各苦情内容に応じた色を着色して表示さ
せる。
【0025】図3は、このようにして、各苦情内容に対
応する地図上の建物枠又はシンボル枠の内部に、それぞ
れ、苦情内容に対応する所定の色が着色されて表示され
た画面の一例を示すものである。この図3の例では、
「水圧が低い(だから、水道が出にくい)」という苦情
があった建物枠については、その内部を赤色で着色する
ようにしている(図3の符号31参照)。また、「水圧
が高い(だから、水道の勢いが強すぎる)」という苦情
があった建物枠については、その内部を青色で着色する
ようにしている(図3の符号32参照)。また、「水が
カルキ臭い」という苦情があった建物枠については、そ
の内部を緑色で着色するようにしている(図3の符号3
3参照)。また、「水が白濁する」という苦情があった
建物枠については、その内部を黄色で着色するようにし
ている(図3の符号34参照)。また、「赤水が出る」
という苦情があった建物枠については、その内部を茶色
で着色するようにしている(図3の符号35参照)。
【0026】また、この図3においては、「水道引き込
み工事の不良の関係で道路舗装面の地盤が沈下した」と
いう苦情があった道路(配水管路23の上の道路)の箇
所については、その地図上の地盤沈下した箇所(配水管
路シンボル23の上の地盤沈下した箇所)又はその近傍
の場所に、所定形状(本実施形態では丸形状)のシンボ
ル枠36を重ね表示させて、そのシンボル枠36の内部
を紫色で着色するようにしている。
【0027】また、この図3の例では、1つの建物枠に
ついて過去に複数の苦情が寄せられている場合は、シス
テムの立ち上げ時に予め設定された優先順序に基づい
て、より重要度の高い苦情(例えば、「水圧が低い」
「水圧が高い」などの苦情)に対応した色を建物枠の内
部全体に表示すると共に、より重要度の低い苦情(例え
ば「カルキ臭い」「白濁する」などの苦情)について
は、その建物枠の中に所定形状(本実施形態では丸形
状)のシンボル枠を生成して、そのシンボル枠の内部
を、前記のより重要度の低い苦情に対応する色で着色す
るようにしている。例えば、図3において、符号37で
示す建物枠からは、「水圧が低い」「水がカルキ臭い」
及び「水が白濁する」という計3つの苦情が寄せられ、
それがデータベース2に記録されていたとする。この場
合は、前記表示制御部5は、前記建物枠37の内部の全
体を、より重要度の高い「水圧が低い」という苦情に対
応する赤色に着色すると共に、その建物枠37の内部
に、2つの丸形状のシンボル枠38と39を表示し、そ
の各シンボル枠38,39の内部を、前記のより重要度
の低い「水がカルキ臭い」及び「水が白濁する」という
2つの苦情にそれぞれ対応する緑色及び黄色により、そ
れぞれ、着色するようにしている。
【0028】なお、本実施形態においては、画面例は図
示していないが、ユーザーが各苦情についての詳細な情
報を知りたいと欲するときは、ユーザーは、例えば図3
の画面上で、自分が知りたいと欲する苦情内容を示す建
物枠又はシンボル枠又はその内部をマウスでクリック
(選択)して、その詳細情報の表示を指示するようにす
る。すると、図3の画面上の一部に所定のダイアログボ
ックスが重ね表示されて、その中に、その苦情について
の詳細情報(苦情があった年月日、苦情を寄せた人の氏
名・住所・電話番号、苦情の詳しい内容と原因、苦情の
対象となった施設の施工業者名、苦情処理の結果など)
が表示されるようになっている。
【0029】以上のように、本実施形態によれば、本実
施形態のユーザーである水道事業者は、ある程度広域エ
リアの地図の表示画面上で、その広域エリア内で過去に
寄せられた水道利用者からの苦情の内容を、その苦情の
対象となった場所毎に、且つ、その苦情の内容別に、色
分けして表示することができる。したがって、水道事業
者は、広域エリアの地図画面を一瞥するだけで、その中
のどの狭域エリアにどのような苦情が多く発生している
かなどの「広域エリア内での苦情の全体的な分布状況」
を容易に把握することができ、配水管路や給水装置の保
守・補修・交換などの管理のために必要且つ重要な情報
を得られるようになり、配水管路や給水装置の保守・補
修・交換などの管理がより容易に且つ適切に行えるよう
になる。
【0030】例えば、水道事業者は、本実施形態によ
り、広域エリアの地図画面を一瞥するだけで、広域エリ
アの地図の中のある狭域エリアに「水圧が低い」という
苦情が集まっているということが分かり、その狭域エリ
アの配水管路のパイプが適正口径よりも小さくなってい
るので、より太いパイプに交換する必要があるというこ
とを容易に推測・判断することができるようになる。ま
た、例えば、水道事業者は、本実施形態により、広域エ
リアの地図画面を一瞥するだけで、広域エリアの地図の
中のある狭域エリアに「赤水が出る」という苦情が集ま
っているということが分かり、その狭域エリアの配水管
路のパイプに鉄錆などが発生している可能性があるの
で、そのパイプを点検・交換する必要があるということ
を容易に推測・判断することができるようになる。
【0031】また、水道事業者は、本実施形態により、
広域エリアの地図画面を一瞥したとき、地図の中のある
狭域エリアに「赤水が出る」という苦情が特に集積して
いるということが分かれば、さらに、その苦情内容の詳
細情報を表示させて、その狭域エリアの配水管路の工事
を担当・施工した施工業者名を知ることができる。よっ
て、水道事業者は、その施工業者の工事からは、「赤水
が出る」などの苦情が多数寄せられたということが分か
るので、以後はその施工業者には発注しないようにす
る、などの対策を採ることも可能になる。
【0032】広域地図上への各漏水原因の色別表示 次に、ユーザー(水道事業者)が、画面に表示された広
域エリアの地図上に、過去に発生した漏水事故とその原
因を、その場所別・原因別に色別表示させるときの動作
を説明する。
【0033】この場合は、まず、ユーザーは、前記漏水
原因表示指示部8により、表示制御部5に、広域エリア
の地図上で、漏水事故をその場所別・原因別に色別表示
するように指示する。この指示が入力されると、表示制
御部5は、まず、前記地図データベース1から、その広
域エリアの地図データを呼び出して、ディスプレイ6に
表示させる。そして、表示制御部5は、前記広域エリア
内で過去に発生した複数の漏水事故について、それらの
各漏水事故の地図上の位置座標データ、各漏水原因に対
応する「地図上の配水管路又は給水装置を示すシンボル
の上に表示される、各漏水原因をそれぞれ示す所定形状
のシンボル枠」のデータ、及び、各漏水原因に応じた各
シンボル枠内の着色データを、前記地図・水道関連デー
タベース2から呼び出す。そして、表示制御部5は、前
記ディスプレイ6に表示された地図上に、前記各漏水原
因に対応するシンボル枠データを重ね表示し、さらに、
それらの重ね表示した各シンボル枠の内部に、各漏水原
因に応じた色を着色して表示させる。
【0034】図4は、このようにして、地図の配水管路
又は給水装置の上に「各漏水原因を示す各シンボル」が
重ね表示され、この重ね表示された各シンボル枠の内部
に、各漏水原因に対応する所定の色が着色されて表示さ
れた画面の一例を示すものである。この図4の例では、
「パイプの老朽化」を原因とする漏水事故があった箇所
(配水管路23又は給水装置24,25の中の箇所)に
ついては、地図上の配水管路23又は給水装置(配水管
路23から各建物に給水するための装置で、図4の給水
パイプ24と止水栓25と水道メータとにより構成され
る)を示すシンボルの上に、例えば正方形状のシンボル
枠41を重ね表示し、その内部を赤色に着色するように
している。また、「パイプの接合不良」を原因とする漏
水事故があった箇所については、地図上の配水管路23
又は給水装置24,25を示すシンボルの上に、例えば
三角形状のシンボル枠42を重ね表示し、その内部を青
色に着色するようにしている。また、「下部石(パイプ
のすぐ下に硬い石があること)」を原因とする漏水事故
があった箇所については、地図上の配水管路23又は給
水装置24,25を示すシンボルの上に、例えば丸形状
のシンボル枠43を重ね表示し、その内部を緑色に着色
するようにしている。また、「パイプの埋設位置が路面
から浅いこと」を原因とする漏水事故があった箇所につ
いては、地図上の配水管路23又は給水装置24,25
を示すシンボルの上に、例えば菱形状のシンボル枠44
を重ね表示し、その内部を黄色に着色するようにしてい
る。
【0035】なお、本実施形態においては、画面例は図
示していないが、ユーザーが各漏水事故及び漏水原因に
ついての詳細な情報を知りたいと欲するときは、ユーザ
ーは、例えば図4の画面上で、自分が知りたいと欲する
漏水原因を示すシンボル枠をマウスでクリック(選択)
して、その詳細情報の表示を指示するようにする。する
と、コンピュータプログラムにより、図4の画面の一部
に所定のダイアログボックスが重ね表示されて、その中
に、その漏水事故及び原因についての詳細情報(漏水事
故が発生した年月日、漏水事故で被害を受けた人の氏名
・住所・電話番号、漏水事故の詳しい内容と原因、漏水
事故の対象となった施設の施工業者名、漏水事故の処理
の結果など)が表示されるようになっている。
【0036】以上のように、本実施形態によれば、本実
施形態のユーザーである水道事業者は、ある程度広域エ
リアの地図の表示画面上で、その広域エリア内で過去に
発生した漏水事故の内容・原因を、その漏水事故が発生
した場所毎に、且つ、その漏水原因の内容別に、色分け
して表示することができる。したがって、水道事業者
は、広域エリアの地図画面を一瞥するだけで、その中の
どの辺り(狭域エリア)にどのような原因の漏水事故が
多く発生しているかなどの「その広域エリアでの漏水原
因の全体的な発生分布状況」を容易に把握でき、配水管
路や給水装置の保守・補修・交換などの管理のために必
要且つ重要な情報を得られるようになり、配水管路や給
水装置の保守・補修・交換などの管理がより容易に且つ
適切に行えるようになる。
【0037】例えば、水道事業者は、本実施形態によ
り、広域エリアの地図画面を一瞥するだけで、地図の中
のある狭域エリアに「老朽化」を原因とする漏水事故が
集積しているということが分かり、その狭域エリアの配
水管路のパイプが「老朽化」していることが推測できる
ので、そのパイプを新しいものと交換する必要があると
いうことを容易に推測・判断することができるようにな
る。また、例えば、水道事業者は、本実施形態により、
広域エリアの地図画面を一瞥するだけで、地図の中のあ
る狭域エリアに「接合不良」(又は、「下部石」、「パ
イプの埋設位置が路面から浅いこと」)を原因とする漏
水事故が集積しているということが分かり、その狭域エ
リアの配水管路のパイプに全体として接合不良が多いこ
とが推測できるので、そのパイプの接合の点検や補修を
行う必要があるということを容易に推測・判断すること
ができるようになる。
【0038】また、水道事業者は、本実施形態により、
広域エリアの地図画面を一瞥したとき、地図の中のある
狭域エリアに「接合不良」(又は、「下部石」、「パイ
プの埋設位置が路面から浅いこと」)を原因とする漏水
事故が集積しているということが分かれば、さらに、そ
の漏水原因の詳細情報を表示させて、その狭域エリアの
水道配水管路のパイプの埋設工事を担当・施工した施工
業者名を知ることができる。よって、水道事業者は、そ
の施工業者の工事には、「接合不良」(又は、「下部
石」、「パイプの埋設位置が路面から浅いこと」)など
の不良が多かったということが分かるので、以後はその
施工業者には発注しないようにする、などの対策を採る
ことも可能になる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の地図上
での水道に関する苦情内容の色別表示のためのシステム
及び記録媒体によれば、本発明のユーザーである水道事
業者は、広域エリアの地図(例えば、横方向又は縦方向
の距離が100m以上のエリア、より望ましくは、横方
向又は縦方向の距離が数百m又は数km以上の広域のエ
リアを示す地図、あるいは、約200m四方(又は、約
300m四方、400m四方、500m四方、又は10
00m四方)の広さ以上の領域が一画面で示されるよう
な広域のエリア、又は、100分の1(又は、200分
の1、300分の1、400分の1、500分の1、又
は1000分の1)以上に縮尺した領域の地図が一画面
で示されるような広域のエリア)を表示した地図画面上
で、その広域エリア内で過去に水道利用者から寄せられ
た苦情の内容を、その苦情の対象となった場所毎に、且
つ、その苦情の内容別に、色分けして表示することがで
きる。したがって、水道事業者は、広域エリアの地図画
面を一瞥するだけで、その広域エリアの中のどの狭域エ
リアにどのような苦情が多く発生しているかなどの「広
域エリア内の各苦情の全体的な分布状況」を容易に把握
することができるようになる。よって、本発明により、
水道事業者は、配水管路や給水装置の保守・補修・交換
などの管理のために必要且つ重要な情報を容易に得られ
るようになり、配水管路や給水装置の保守・補修・交換
などの管理をより容易に且つ適切に行えるようになる。
【0040】例えば、本発明よれば、水道事業者は、広
域エリアの地図画面を見ながら、その広域エリアの地図
の中のある狭域エリアに「水圧が低い」という苦情が集
まっているということが分かれば、その狭域エリアの配
水管路のパイプが適正口径よりも細くなっているので、
より太いパイプに交換する必要があるということを容易
に推測・判断することができるようになる。また、例え
ば、水道事業者は、広域エリアの地図画面を見ながら、
その広域エリアの地図の中のある狭域エリアに「赤水が
出る」という苦情が集まっているということが分かれ
ば、その狭域エリアの配水管路のパイプに鉄錆などが発
生している可能性があるので、そのパイプを点検・交換
する必要があるということを容易に推測・判断すること
ができるようになる。
【0041】また、以上に説明したように、本発明によ
る地図上で漏水原因を色別表示するためのシステム及び
記録媒体によれば、本発明のユーザーである水道事業者
は、広域エリアの地図(例えば、横方向又は縦方向の距
離が100m以上のエリア、より望ましくは、横方向又
は縦方向の距離が数百m又は数km以上の広域のエリア
を示す地図、あるいは、約200m四方(又は、約30
0m四方、400m四方、500m四方、又は1000
m四方)の広さ以上の領域が一画面で示されるような広
域のエリア、又は、100分の1(又は、200分の
1、300分の1、400分の1、500分の1、又は
1000分の1)以上に縮尺した領域の地図が一画面で
示されるような広域のエリア)を表示した地図画面上
で、そのエリア内で過去に発生した漏水事故の内容・原
因を、その漏水事故が発生した場所毎に、且つ、その漏
水原因の内容別に、色分けして表示することができる。
したがって、本発明によれば、水道事業者は、広域エリ
アの地図画面を一瞥するだけで、その広域エリアの中の
どの辺り(狭域エリア)にどのような原因の漏水事故が
多く発生しているかなどの「その広域エリア内での各漏
水原因の全体的な分布状況」を容易に把握することがで
きるようになる。よって、本発明によれば、水道事業者
は、、配水管路や給水装置の保守・補修・交換などの管
理のために必要且つ重要な情報を容易に得られるように
なり、配水管路や給水装置の保守・補修・交換などの管
理がより容易に且つ適切に行えるようになる。
【0042】例えば、本発明によれば、水道事業者は、
広域エリアの地図を見ながら、広域エリアの地図の中の
ある狭域エリアに「老朽化」を原因とする漏水事故が集
積しているということが分かれば、その狭域エリアの配
水管路のパイプが「老朽化」していることが推測できる
ので、そのパイプを新しいものと交換する必要があると
いうことを容易に推測・判断することができるようにな
る。また、例えば、水道事業者は、広域エリアの地図を
見ながら、広域エリアの地図の中のある狭域エリアに
「接合不良」(又は、「下部石」、「パイプの埋設位置
が路面から浅いこと」)を原因とする漏水事故が集積し
ているということが分かれば、その狭域エリアの水道配
水管路のパイプに全体として接合不良が多いことが推測
できるので、そのパイプの接合の点検や補修を行う必要
があるということを容易に推測・判断することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す概略ブロック図であ
る。
【図2】 本実施形態においてディスプレイにある程度
広域の地図を表示したときの画面構成を示す図である。
【図3】 本実施形態において、広域エリアの地図画面
上に、過去に寄せられた苦情の内容をその場所別・内容
別に色分け表示したときの画面構成を示す図である。
【図4】 本実施形態において、広域エリアの地図画面
上に、過去に発生した漏水事故の内容をその場所別・漏
水原因別に色分け表示したときの画面構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 地図データベース 2 地図・水道関連データベース 3 苦情内容入力部 4 漏水原因入力部 5 表示制御部 6 ディスプレイ 7 苦情内容表示指示部 8 漏水原因表示指示部 9 シンボル枠調整部 21,37 建物枠 23 配水管路(水道の幹線管路) 24 給水パイプ 25 止水栓 31,32,33,34,35 建物枠の内部 36,38,39 苦情内容のシンボル枠 41,42,43,44 漏水原因のシンボル枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠データ、及び、上水道の配水管路データを含む地
    図データを記録するための地図記録手段と、 水道使用者からの上水道に関する苦情内容データを、
    「その苦情の対象となった配水管路又は給水装置の問題
    箇所に対応する、地図上の位置データ及び地図上の建物
    枠又は苦情を示すシンボル枠のデータ」と関連付けて記
    録するための苦情内容記録手段と、 前記地図記録手段からの地図データと、前記苦情内容記
    録手段からの各苦情内容データ、それらの各苦情に対応
    する前記位置データ、及び、それらの各苦情に対応する
    前記各建物枠又はシンボル枠のデータとに基づいて、広
    域エリアを表示した地図画面上で、前記各建物枠又は各
    シンボル枠の内部を、各苦情内容に応じて色別表示する
    ための苦情内容色別表示手段と、を備えたことを特徴と
    する地図上での水道の苦情内容色別表示システム。
  2. 【請求項2】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠データ、及び、上水道の配水管路データを含む地
    図データを記録し、 水道使用者からの上水道に関する苦情内容データを、
    「その苦情の対象となった配水管路又は給水装置の問題
    箇所に対応する、地図上の位置データ及び地図上の建物
    枠又は苦情を示すシンボル枠のデータ」と関連付けて記
    録し、 前記地図記録手段からの地図データと、前記苦情内容記
    録手段からの各苦情内容データ、それらの各苦情に対応
    する前記位置データ、及び、それらの各苦情に対応する
    前記各建物枠又はシンボル枠のデータとに基づいて、広
    域エリアを表示した地図画面上で、前記各建物枠又は各
    シンボル枠の内部を、各苦情内容に応じて色別表示する
    ようにするためのコンピュータプログラムを記録したこ
    とを特徴とする、地図上での水道の苦情内容色別表示用
    コンピュータプログラムを記録した記録媒体。
  3. 【請求項3】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠データ、及び、上水道の配水管路データを含む地
    図データを記録するための地図記録手段と、 前記配水管路又は各建物毎の給水装置に関して過去に発
    生した漏水事故の原因データを、「その漏水事故が発生
    した配水管路又は給水装置の問題箇所に対応する、地図
    上の位置データ及び地図上の漏水原因を示すシンボル枠
    のデータ」と関連付けて記録するための漏水原因記録手
    段と、 前記地図記録手段からの地図データと、前記漏水原因記
    録手段からの前記各漏水事故原因データ、それらの各漏
    水事故に対応する前記位置データ、及び、それらの各漏
    水事故に対応する前記各シンボル枠のデータとに基づい
    て、広域エリアを表示した地図画面上で、前記各シンボ
    ル枠の内部を、各漏水事故原因に応じて色別表示するた
    めの漏水原因色別表示手段と、を備えたことを特徴とす
    る地図上での水道の漏水原因色別表示システム。
  4. 【請求項4】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠データ、及び、上水道の配水管路データを含む地
    図データを記録し、 前記配水管路又は各建物毎の給水装置に関して過去に発
    生した漏水事故の原因データを、「その漏水事故が発生
    した配水管路又は給水装置の問題箇所に対応する、地図
    上の位置データ及び地図上の漏水原因を示すシンボル枠
    のデータ」と関連付けて記録し、 前記地図記録手段からの地図データと、前記漏水原因記
    録手段からの各漏水事故原因データ、それらの各漏水事
    故に対応する前記位置データ、及び、それらの各漏水事
    故に対応する前記各シンボル枠のデータとに基づいて、
    広域エリアを表示した地図画面上で、前記各シンボル枠
    の内部を、各漏水事故原因に応じて色別表示するための
    コンピュータプログラムを記録したことを特徴とする地
    図上での水道の漏水原因色別表示システム用のコンピュ
    ータプログラムを記録した記録媒体。
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