JP2002046250A - 印刷版胴用スリーブロール - Google Patents

印刷版胴用スリーブロール

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JP2002046250A
JP2002046250A JP2000235324A JP2000235324A JP2002046250A JP 2002046250 A JP2002046250 A JP 2002046250A JP 2000235324 A JP2000235324 A JP 2000235324A JP 2000235324 A JP2000235324 A JP 2000235324A JP 2002046250 A JP2002046250 A JP 2002046250A
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JP
Japan
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roll
sleeve
plate cylinder
printing plate
mandrel
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JP2000235324A
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Kiyoshi Hasegawa
清 長谷川
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ROLL TECH KK
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ROLL TECH KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メッキ処理等の表面処理が容易で、圧縮空気
を利用して容易にマンドレルロールに装着し得、しかも
軽量かつ破損しにくく、温度変化による径変化が生じに
くい印刷版胴用スリーブロールの提供。 【解決手段】 プラスチック製内ロール部10及び金属
製外ロール部20と、側板となるドーナツ状スペーサ3
0よりなるスリーブロールを、空気導入口と吹出口を設
けたマンドレルロール(芯体に相当)に圧縮空気を利用
し嵌着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷版胴用スリーブ
ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷版胴用スリーブロールは、所
謂単なる筒状体より成り、より具体的には図4に示す如
くFRP樹脂等で形成された多層のプラスチックスリー
ブロールやニッケルで形成されたニッケルスリーブロー
ルが一般に汎用されている。
【0003】然しながら、プラスチックスリーブロール
の場合には、その柔軟性の故に圧縮空気を利用してマン
ドレルロールに装着し得ると云う利便性はあるものの、
表層面が樹脂のため、メッキ処理等の各種表面処理が困
難と云う問題があるのみならず、スリーブ厚が厚くなれ
ばなるほど圧縮空気利用によるマンドレルロールへの装
着が困難になると共に、温度変化による悪影響、すなわ
ち熱膨張による径変化が生じ易いと云う問題があったた
め、印刷リピートの設定範囲は狭められていたのが実状
であった。
【0004】他方、ニッケルスリーブロールの場合に
は、メッキ処理等の各種表面処理を容易に行うことはで
きるものの、圧縮空気を利用してマンドレルロールに装
着するためには極く薄くせざるを得ない結果、破損し易
いと云う問題があった。
【0005】また、フレキソ印刷業界では、プラスチッ
クスリーブロール、ニッケルスリーブロールの何れの場
合であっても、各印刷リピートに対応するために、高価
にも拘らず各種径のマンドレルロールを数多く予め準備
せざるを得ない結果、コストアップの問題と共に、その
保管場所にかなりのスペースを要すると云う問題も看過
し得なかった。
【0006】更にまた、グラビア印刷の版胴ロールにつ
いては、従来より軽量化が望まれており、アルミニウム
製のロールも実用に供されているが、全体をアルミニウ
ム製としていたため、コストアップが避けられない、と
云う問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従
来の問題に鑑みてなされたものであって、銅メッキやク
ロームメッキ処理等の表面処理が容易で、かつ温度変化
による径変化が生じにくく、しかも圧縮空気を利用して
容易にマンドレルロール装着し得ると共に、極めて軽量
で、かつ破損しにくく、しかもマンドレルロールに比し
安価に製造することができる印刷版胴用スリーブロール
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明印刷版胴用スリー
ブロールは、プラスチック製内ロール部と金属製外ロー
ル部の二重ロール構造体とすることにより上記目的を達
成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を示す図
面と共に本発明を更に説明する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態を示す概略断
面説明図である。該図1において、10はプラスチック
製内ロール部で、その外側には金属製外ロール部20が
配設され、二重ロール構造体となっている。ここに、内
ロール部10は、単層体あるいは軟質クッション層を内
層として有する複層体の何れであってもよい。この内ロ
ール部10と外ロール部20との間には、当該内・外ロ
ール部10、20の両端部間に介在し、内・外ロール部
10、20を連結一体化するドーナツ状スペーサー30
により中空部Pが形成されている。外ロール部20の具
体的な材質としては、アルミニウムや鉄がメッキ処理の
容易性の点で好ましい。また、ドーナツ状スペーサー3
0の材質としては、アルミニウムが軽量かつ強度性の点
で望ましい。
【0011】而して、この実施の形態に係るスリーブロ
ールをマンドレルロールに装着するには、図2に示す如
く、マンドレルロール50の圧縮空気導入口51から、
例えば5〜7kg/cm2の圧縮空気Aをマンドレルロール
50内に導入し、マンドレルロール50の周壁に適宜数
形設されている圧縮空気吹出口52から該圧縮空気Aを
当該マンドレルロール50の外周壁に供給せしめれば、
プラスチック製内ロール部10が適度に膨張するので、
容易にスリーブロールをマンドレルロール50に装着す
ることができる。尚、スリーブロールが軟質クッション
層を有する複層体の場合には、当該クッション層の収縮
によりそのままマンドレルロール50に装着し得るが、
軟質クッション層を有しない単層体の場合には、ドーナ
ツ状スペーサー30の存在により、内ロール部10の膨
張が阻害されるので、マンドレルロール50への装着を
容易かつ確実にするため、予め内ロール部10のドーナ
ツ状スペーサー30に対応する内周面を研磨し、内径を
やや大径としておくのが望ましい。
【0012】しかも、外側には金属製外ロール部20が
存在しているのでグラビア版胴等の各種メッキ処理に何
ら支障はない。また、金属製外ロール部20自体は、圧
縮空気により直接マンドレルロール50に装着するもの
ではないため、差程薄くする必要がない結果、従来のニ
ッケルスリーブロールの如き破損の恐れはない。更にま
た、中空部Pの存在により大径のスリーブロールであっ
てもその軽量化は極めて容易である。その上、当該中空
部Pの大きさ、換言すれば、ドーナツ状スペーサー30
の厚さを適宜変更することにより、スリーブ厚自体は厚
くすることなく各種径のスリーブロールを容易に得るこ
とができるので、温度変化による径変化の恐れはないと
共に、高価なマンドレルロール自体は使用最小径のもの
を1本のみ準備すれば足り、コストダウンが図られると
共に、保管場所の問題も解消される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、メッキ処理等の表面処
理が容易で、しかも圧縮空気を利用して容易にマンドレ
ルロールに装着することができる。また、極めて軽量
で、かつ破損しにくく、スリーブ厚も薄くし得るので温
度変化による径変化も生じにくい。更にまた、スペーサ
ーの厚さを適宜変更するだけで各種径のスリーブロール
を容易に得ることができるので、高価なマンドレルロー
ル自体は使用最小径のものを1本のみ準備すれば足りる
結果、大巾なコストダウンと保管場所の問題を解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明印刷版胴用スリーブロールの第1の実施
の形態を示す概略断面説明図。
【図2】マンドレルロールに装着した状態を示す概略断
面説明図。
【図3】従来印刷版胴用スリーブロールの概略断面説明
図。
【符号の説明】
10:プラスチック製内ロール部 20:金属製外ロール部 21:プラスチックロール層 22:圧縮空気吹出口 30:ドーナツ状スペーサー 31:圧縮空気導入口 50:マンドレルロール A:圧縮空気 P:中空部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製内ロール部と金属製外ロ
    ール部の二重ロール構造体から成ることを特徴とする印
    刷版胴用スリーブロール。
  2. 【請求項2】 内ロール部と外ロール部との間に中空部
    を有することを特徴とする請求項1記載の印刷版胴用ス
    リーブロール。
  3. 【請求項3】 内ロール部と外ロール部の両端部間に、
    ドーナツ状スペーサーを介在せしめて中空部が形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の印刷版胴用スリ
    ーブロール。
JP2000235324A 2000-08-03 2000-08-03 印刷版胴用スリーブロール Pending JP2002046250A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118253A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷胴用スリーブおよびこれを備えた印刷機
WO2010119831A1 (ja) * 2009-04-13 2010-10-21 株式会社シンク・ラボラトリー グラビア製版ロール及びその製造方法
KR101767153B1 (ko) 2017-01-25 2017-08-10 티피에스 주식회사 연포장기계 및 코터용 압동슬리브롤 및 이의 제조방법

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WO2010119831A1 (ja) * 2009-04-13 2010-10-21 株式会社シンク・ラボラトリー グラビア製版ロール及びその製造方法
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