JP2002045392A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JP2002045392A JP2002045392A JP2000232217A JP2000232217A JP2002045392A JP 2002045392 A JP2002045392 A JP 2002045392A JP 2000232217 A JP2000232217 A JP 2000232217A JP 2000232217 A JP2000232217 A JP 2000232217A JP 2002045392 A JP2002045392 A JP 2002045392A
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Abstract
容易な使い捨ておむつを提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
漏シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体
を具備し、背側部Aの左右両側縁部に、それぞれファス
ニングテープ5を固定して形成されたテープ固定部52
を有する使い捨ておむつ1において、着用時に、前記背
側部Aの上端縁11が腹側部Bの上端縁12よりも上方
に位置するようになされており、前記テープ固定部52
は、前記背側部Aの左右両側端13から突出するテープ
突出部51の基部上端Pの高さ位置よりも上方に延出す
る延出部53を有している。
Description
外観に優れており、装着が容易な使い捨ておむつに関す
る。
に腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部を有
しており、該背側部の左右両側縁部に、それぞれファス
ニングテープを有する使い捨ておむつは、広く知られて
いる。しかし、従来の斯かる使い捨ておむつは、着用者
の激しい動作や長時間の着用により、おむつが次第にず
れ落ちてくる場合があり、装着感が悪化したり、所要の
漏れ防止効果が得られなくなる場合があった。
背側部に位置する吸収体の上端縁が腹側部に位置する吸
収体の上端縁よりも上方に位置するようにした使い捨て
おむつが記載されている。しかし、この使い捨ておむつ
においては、背側部の上端縁付近、特に背側部の上端角
部が折れ曲がり易く、その折れ曲がりにより、外観が悪
化したり、迅速な装着が困難となる場合があった。
く、外観に優れており、装着が容易な使い捨ておむつを
提供することにある。
面シート、液不透過性の防漏シート及び両シート間に介
在された液保持性の吸収体を具備し、背側部の左右両側
縁部に、それぞれファスニングテープを固定して形成さ
れたテープ固定部を有する使い捨ておむつにおいて、着
用時に、背側部の上端縁が腹側部の上端縁よりも上方に
位置するようになされており、前記テープ固定部は、前
記背側部の左右両側端から突出するテープ突出部の基部
上端の高さ位置よりも上方に延出する延出部を有してい
る使い捨ておむつを提供することにより、上記目的を達
成したものである(以下、第1発明というときは、この
発明をいう)。
過性の防漏シート及び両シート間に介在された液保持性
の吸収体を具備し、背側部の左右両側縁部に、それぞれ
ファスニングテープを固定して形成されたテープ固定部
を有しており、腹側部の外表面に、前記ファスニングテ
ープを止着する所定幅のランディングゾーンを有する使
い捨ておむつにおいて、前記背側部の上端縁と前記腹側
部の上端縁とが重なるように二つ折りしたときに、前記
ファスニングテープの前記背側部の左右両側端から突出
するテープ突出部の上下方向の幅の半分以上が、前記ラ
ンディングゾーンの下端よりも下方に存在する使い捨て
おむつを提供することにより、上記の目的を達成したも
のである(以下、第2発明というときは、この発明をい
う)。
形態に基づいて説明する。第1及び第2発明の一実施形
態である使い捨ておむつ1は、液透過性の表面シート
2、液不透過性の防漏シート3、及び両シート2,3間
に介在された液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦
長に形成されており、着用時に着用者の背側に配される
背側部Aの左右両側縁部に、それぞれファスニングテー
プ5,5が設けられている、いわゆる展開型の使い捨て
おむつである。
れ、吸収体4よりも大きい外形寸法を有しており、これ
ら両シート2,3間に、略矩形状をなす縦長の吸収体4
が挟持固定されている。防漏シート3は、長手方向の中
央部が括れた縦長の形状を有し、おむつの外形を形成し
ている。
の立体ガード6,6が形成されている。立体ガード6
は、図3に示すように、おむつ1の長手方向の両側に、
立体ガード弾性部材61を有する立体ガード形成用のシ
ート材62を配して形成されており、立体ガード6の基
端(図示せず)は、各シート材62を、吸収体4の両側
縁部4a,4aの近傍において、表面シート2に接着固
定して形成されている。立体ガード弾性部材61は、立
体ガード6の自由縁端63に近接させて、該自由縁端6
3と略平行をなすように配されている。また、吸収体4
の両側縁部4a,4aよりも左右外方に延出するレッグ
部7には、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材7
1が、それぞれ複数本、おむつの長手方向に沿うように
且つおむつの股下部Cの全長に亘るように配されてい
る。尚、使い捨ておむつ1の長手方向の両端部には、そ
れぞれ、ウエストギャザー形成用のウエスト部弾性部材
(図示せず)が幅方向に亘って配されている。
は、おむつの着用時に、背側部Aの上端縁11が腹側部
Bの上端縁12よりも上方に位置するようになされてい
る。即ち、使い捨ておむつ1は、従来の使い捨ておむつ
と同様に装着した場合に、背側部Aの上端縁11が腹側
部Bの上端縁12よりも上方に位置するようになされて
いる。
く、ファスニングテープ5における背側部Aの左右両側
端13から突出する部分(以下、テープ突出部という)
51の上下方向の中央線5aと、腹側部B上に形成され
たランディングゾーン8の上下方向の中央線8aとの高
さ位置が一致するように、おむつを装着した場合に、背
側部Aの上端縁11は、腹側部Bの上端縁12よりも上
方に位置する。テープ突出部の中央線5aの高さ位置と
ランディングゾーン8の中央線8aの高さ位置とを一致
させて、おむつを装着したときに、背側部Aの上端縁1
1が腹側部Bの上端縁12より上方に位置する使い捨て
おむつは、第1発明の使い捨ておむつの典型的な実施形
態である。本実施形態の使い捨ておむつ1においては、
背側部Aの左右両側端13,13間の全域に亘って、背
側部Aの上端縁12が腹側部Bの上端縁11よりも上方
に位置する。
構成を有することで、着用者が激しく動いた場合や長時
間着用した場合等であっても、ずれ落ちにくいものとな
っている。おむつのずれ落ちを効果的に防止すると共
に、脚廻りに配されるレッグ部7,7の長さを充分なも
のとし、また、ファスニングテープ5,5のランディン
グゾーン8への止着を容易とする観点から、おむつ着用
時における背側部Aの上端縁11と腹側部Bの上端縁1
2との高低差Hは、おむつ1を図3に示すように平面状
に展開した状態における該おむつ1の全長Lに対して
0.7〜10%であることが好ましく、1〜5%である
ことがより好ましい。尚、本実施形態における前記高低
差Hは、図2に示すように、腹側部Bの上端縁12とラ
ンディングゾーン8の上下方向の中央線8aとの間の距
離をL1、背側部Aの上端縁11とテープ突出部51,
51における上下方向の中央線5aとの間の距離をL2
とした場合に、H=L2−L1で求められる。
ープ5,5が外れ易くなることを防止する観点から、腹
側部Bの上端縁12とランディングゾーン8の上下方向
の中央線8aとの間の距離L1は、2cm以上、特に4
〜6cmであることが好ましい。
ける着用者の頭と足先とを結ぶ方向である。また、おむ
つ装着時に、テープ突出部51,51の中央線5aが、
ランディングゾーン8の中央線8に対して角度をなす場
合等には、テープ突出部51,51の基部における上下
方向の中央位置をランディングゾーン8の中央線8aに
合わせて、高低差Hを測定する。
部には、それぞれファスニングテープ5,5を固定して
テープ固定部52が形成されており、各テープ固定部5
2は、背側部Aの左右両側端13,13から突出するテ
ープ突出部51の基部上端Pの高さ位置よりも上方に延
出する延出部53を有している。ここで、基部上端Pと
は、テープ突出部51の基部における着用時に上側に位
置する端部である。テープ固定部52は、略T字形状を
有するファスニングテープ5,5の横棒部分を、背側部
Aの左右両側縁部を形成するシート材3,62間に挟持
させるように固定して形成されている。即ち、テープ固
定部52は、ファスニングテープ5及び両シート材3,
62からなる三層構造を有しており、周辺部よりも剛性
が高くなっている。
して形成された高剛性のテープ固定部52が、テープ突
出部51の基部上端Pの高さ位置よりも上方に延出する
延出部53を有しているため、背側部Aの上端縁近傍、
特に背側部Aの左右の上端角部が、おむつの外方や内方
に折れ曲がることが効果的に防止され、例えば外方や内
方に折れ曲がって外観が悪化したり、人体とおむつとの
間に隙間が生じて漏れが生じたりすることが防止され
る。
右の上端角部の折れ曲がりを防止する観点から、テープ
固定部52の前記延出部53の延出長さL3は、テープ
突出部51,51の基部上端Pの高さ位置と背側部Aの
上端縁11との間の距離L4に対して5〜95%である
ことが好ましく、15〜60%であることがより好まし
い。
ープ突出部51は、図4に示すように、突出方向の先端
部の幅W1が、その基部の幅W2よりも狭くなってい
る。テープ突出部51における基部の幅W2を先端部の
幅W1よりも広くすることにより、おむつのずれ落ちを
より一層防止することができる。おむつのずれ落ちを一
層防止する観点から、テープ突出部51における先端部
の幅W1に対する基部の幅W2の比(W2/W1)は、
1.1〜3.0、特 1.2〜1.5であることが好ま
しい。
点から、テープ突出部51は、その上縁及び下縁がテー
パー状になされていることが好ましく、上縁及び下縁そ
れぞれのテーパー角度θ1,θ2(図4参照)は3〜1
5度であることが好ましい。
ープ突出部51は、上下方向(突出方向に直交する方
向)の中央線51aに対して線対称に形成されており、
その片面には、図4に示す如く、腹側部B外面のランデ
ィングゾーン8に止着するための止着部54が形成され
ている。止着部54は、多数の係合突起を有する機械的
ファスナーのオス部材を固定して形成され、機械的ファ
スナーのメス部材からなるランディンテープ81を配し
て形成された腹側部B外面のランディングゾーン8に着
脱自在に係合し得るように構成されている。機械的ファ
スナーのオス部材としては、3M社製の「CS・200
(登録商標)」等を用いることができる。ランディング
ゾーン8は、所定幅の帯状領域として、腹側部Bの上端
縁12と平行に且つ長手方向を腹側部Bの幅方向に一致
させて形成されている。尚、防漏シート3の外面側の全
面又は一部に外層不織布化し、その外層不織布の所定領
域に着色等の目印を施して、その領域(着色領域)をラ
ンディングゾーンとしてもよい。また、止着部54は、
感圧型粘着テープでもよく、その際、ランディングゾー
ンは、感圧型粘着テープと剥離可能な剥離処理したフィ
ルムでもよい。
図5に示すように、背側部Aの上端縁11と腹側部Bの
上端縁12とが重なるように二つ折りしたときに、ファ
スニングテープ5,5における、背側部Aの左右両側端
13,13から突出するテープ突出部51,51の上下
方向の幅W5の半分以上が、前記ランディングゾーンの
下端82よりも下方に位置する。図5には、テープ突出
部51,51における、ランディングゾーンの下端82
よりも下方に位置する部分の幅をW6として示してあ
る。本実施形態の使い捨ておむつ1は、斯かる構成を有
するため、おむつを装着する際に、確実に、背側部Aの
上端縁11が腹側部Bの上端縁12よりも上方に位置す
るように装着することができ、ずれ落ち防止効果を確実
に得ることができる。尚、テープ突出部51における、
ランディングゾーンの下端82よりも下方に位置する部
分の幅W6は、該テープ突出部51の上下方向の幅W5
の15〜100%、特に20〜40%であることが好ま
しい。
ずれ落ち防止及び装着容易性等の観点等から以下の範囲
内であることが好ましい。ランディングゾーン8の幅W
3は2〜8cm、特に3.5〜5cmであることが好ま
しい。ランディングゾーン8と腹側部Bの上端縁12と
の間の幅W4は0.5〜5cm、特に2〜3cmである
ことが好ましい。テープ固定部52の延出部53の延出
長さL3は0.5〜6cm、特に0.5〜2cmである
ことが好ましい。テープ固定部52の上下方向の長さL
5は、3〜8cm、特に4〜6.5cmであることが好
ましい。
4、ファスニングテープ5、立体ガード形成用のシート
材62、立体ガード弾性部材61、レッグ部弾性部材7
1、ウエスト部弾性部材の形成材料としては、それぞ
れ、従来、使い捨ておむつに使用されている各種の材料
を特に制限なく用いることができる。
例えば、ファスニングテープ5は、図6(a)に示すよ
うな形状のものであっても良い。また、テープ固定部
は、ファスニングテープ5が、背側部Aの左右両側縁部
の肌当接面又は非肌当接面を構成するシート材3,62
上に固定されて形成されたものであっても良い。また、
テープ固定部52は、図6(b)に示すように、テープ
突出部51の基部下端Qの高さ位置よりも下方に延出す
る下方延出部55を有することが好ましく、下方延出部
55の延出長さL6は、上記実施形態のように、上方に
延出する前記延出部53の延出長さL3と同じであって
も良いが、異なっていても良く、更に下方延出部55は
なくても良い。
ファスニングテープ5の片面に粘着材を塗布して形成さ
れたものであり、フィルム等からなるランディングゾー
ンに粘着するものであっても良い。更に、各部の形状、
寸法、形成材料等は、適宜に変更可能である。
くく、外観に優れており、装着が容易である。
つの一実施形態を示す斜視図である。
拡大して示す図である。
を示す平面図である。
ープを示す説明図である。
ておむつを説明するための説明図である。
示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
漏シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体
を具備し、背側部の左右両側縁部に、それぞれファスニ
ングテープを固定して形成されたテープ固定部を有する
使い捨ておむつにおいて、 着用時に、前記背側部の上端縁が腹側部の上端縁よりも
上方に位置するようになされており、前記テープ固定部
は、前記背側部の左右両側端から突出するテープ突出部
の基部上端の高さ位置よりも上方に延出する延出部を有
している使い捨ておむつ。 - 【請求項2】 前記テープ突出部は、その突出方向の先
端部の幅が、その基部の幅よりも狭い請求項1記載の使
い捨ておむつ。 - 【請求項3】 着用時における前記背側部の上端縁と前
記腹側部の上端縁との高低差が、おむつを平面状に展開
した状態における該おむつの全長に対して0.7〜10
%であり、前記テープ固定部の前記延出部の延出長さ
が、前記テープ突出部の基部上端の高さ位置と前記背側
部の上端縁との間の距離に対して5〜95%である請求
項1又は2記載の使い捨ておむつ。 - 【請求項4】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
漏シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体
を具備し、背側部の左右両側縁部に、それぞれファスニ
ングテープを固定して形成されたテープ固定部を有して
おり、腹側部の外表面に、前記ファスニングテープを止
着する所定幅のランディングゾーンを有する使い捨てお
むつにおいて、 前記背側部の上端縁と前記腹側部の上端縁とが重なるよ
うに二つ折りしたときに、前記ファスニングテープにお
ける前記背側部の左右両側端から突出するテープ突出部
の上下方向の幅の半分以上が、前記ランディングゾーン
の下端よりも下方に位置する使い捨ておむつ。
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- 2000-07-31 JP JP2000232217A patent/JP4076315B2/ja not_active Expired - Fee Related
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