JP2002044568A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JP2002044568A
JP2002044568A JP2000224786A JP2000224786A JP2002044568A JP 2002044568 A JP2002044568 A JP 2002044568A JP 2000224786 A JP2000224786 A JP 2000224786A JP 2000224786 A JP2000224786 A JP 2000224786A JP 2002044568 A JP2002044568 A JP 2002044568A
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JP2000224786A
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Shigeaki Hayashi
茂明 林
Fumitoshi Sakata
文俊 坂田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵スピーカを備えたディスプレイ装置にお
いて、机上にコンパクトにかつ安定的に載置できるとと
もに、良好な音質と音響を得られるようにする。 【解決手段】 表示装置ハウジングの下端の左右に、回
転可能に取り付けられた一対の前脚部の内部空間にスピ
ーカを収納して、音声の指向する方向を調整できるよう
にすることにより、表示部周辺を軽量コンパクトに構成
することができ、同時に重心位置が下がり安定的に載置
することができる。またスピーカが回転できることによ
り、音の立体感や広がり感を調整して良好な音声や自分
の好みに合った音響を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机の天板上などに
載置して使用する、フラットな表示装置を用いたディス
プレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デスクトップ型のパーソナルコンピュー
タは、従来からCRTディスプレイ、CPUユニット、
キーボードの三点から成る機器構成が一般的であった
が、CRTディスプレイについては奥行きが大きいため
機器が大型化して机上の占有面積が大きくなるため、最
近では薄型化を目的として偏平な液晶表示装置に置き換
わる傾向にある。
【0003】さらに、部品の小型化や実装技術の向上に
より液晶表示装置とCPUユニットを、偏平な箱型のハ
ウジングに一体的に収めることが可能となり、このよう
なディスプレイ装置とキーボードの二点により構成され
る形態のパーソナルコンピュータも登場しており、机上
の設置面積をさらに小さくすることが可能となった。
【0004】また、パーソナルコンピュータは近年の技
術革新により、データ処理の高速化や記憶容量の大容量
化が急速に進んで、画像や音声を統合して活用するマル
チメディアへの対応が可能となり、画像や音声を扱う機
能を搭載したマルチメディア対応型パーソナルコンピュ
ータが急増しつつある。これらのマルチメディア対応型
パーソナルコンピュータは音声データを出力するための
スピーカを備えている。
【0005】このようなパーソナルコンピュータに備え
られるスピーカは、従来より小型の箱状のキャビネット
に収容した独立したスピーカシステムとしたり、あるい
はディスプレイ装置やCPUを収容するハウジングの内
部に実装することが行われており、このスピーカの形態
についてはコンピュータの機種に応じて適宜定められて
いる。上記スピーカシステムは、ディスプレイやCPU
ユニットとは独立した一つのモジュールとして組み立て
られており、一般的にこのスピーカシステムは、ディス
プレイと共に机上に置かれている。
【0006】ハウジング内蔵型のスピーカでは、液晶表
示装置の両脇の位置に設置されることが多く、このハウ
ジングの前面のスピーカに相当する位置には、放音用の
複数の孔が開口されている。
【0007】また、スピーカをハウジング以外の部分に
設けた例としては、転倒防止脚内に設けた特開平11−
219128号公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
独立したスピーカシステムの場合は、ディスプレイユニ
ットやCPUユニット、あるいは表示装置とCPUを一
体化した本体とは別部品となっているため、机上にディ
スプレイユニットやCPUユニットあるいは本体ユニッ
トの設置スペースの他にスピーカシステムを置くための
専用のスペースを確保しなくてはならない。このため、
スピーカシステムの分だけ机上の作業スペースが狭くな
り、例えば机上に書類等を広げるなどの場合にスピーカ
システムが邪魔になることが生じ得る。
【0009】また、スピーカをハウジングの内部に実装
した場合は、机上にスピーカシステムの設置スペースを
確保する必要はなくなるが、液晶などの表示装置の周囲
にスピーカの実装スペースを確保しなくてはならなくな
る。そのため、ハウジングが大型化し、机上に載置され
るディスプレイユニットが大きくなり、さらに重心位置
も高くなるために載置された姿勢が不安定となり易い。
【0010】さらに、液晶など薄型の表示装置のハウジ
ングは、フラットな表示デバイスのメリットを活かすべ
く薄型に作られているために内部空間が狭隘である。ハ
ウジング内に実装されるスピーカは、必然的に小型、薄
型の形状のスピーカを採用することとなるが、このよう
な小型、薄型のスピーカには良好な音質を有するものが
少なく、スピーカを取り付けるハウジング側も、プラス
チックを薄肉に成形したものであるため、スピーカの振
動に伴なう共振や共鳴を招きやすい。
【0011】加えて、ハウジング内に実装される場合に
はスピーカが固定されるため、音源が良質のステレオの
リソースであっても、聴取位置や距離、設置される場所
の条件によっては広がり感のある音響を得ることが難し
い。以上述べてきたような要因により薄型ディスプレイ
装置のハウジング内に実装されるスピーカの音質は総じ
て貧弱なものとなりやすい。
【0012】特開平11−219128号公報のような
転倒防止脚内にスピーカを収納した場合は、前記薄型デ
ィスプレイのハウジング内に設ける場合よりも改善され
るが、使用できるスピーカは薄型小型のものであり、ス
ピーカの音を発する方向は一定の向きに固定されている
など、マルチメディア環境での音響品位として物足りな
い感が強い。
【0013】本発明はこのような事情にもとづいてなさ
れたもので、載置面上やハウジング内部にスピーカを設
置する専用のスペースを確保する必要がなく、載置面を
広く有効に活用できるとともに、表示部等のハウジング
内にスピーカを設けないため、表示部のハウジングが小
型化、軽量化されて載置面上に安定的に設置できるディ
スプレイ装置を提供することを目的とする。
【0014】また、表示部等のハウジングや特開平11
−219128号公報のような転倒防止脚内に取り付け
る場合と比較して、相対的に大型のスピーカを使用する
ことができ、さらにスピーカの向きを変えることも可能
であるため、良好な音質と音響効果が得られるディスプ
レイ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載されたディスプレイ装置は、少なくとも
表示装置を収納した偏平なハウジングと、前記ハウジン
グ下端の左右に回転自在に取り付けられた一対の前脚部
と、前記前脚部と協働して装置を保持するよう前記ハウ
ジング背面に設けられた後脚部とを備え、前記前脚部内
部に少なくとも一つのスピーカ及びスピーカ支持部を備
えたことを特徴とする。
【0016】このような構成によれば、スピーカは表示
装置を収容するハウジングを保持する前脚部の内部に装
着されるため、別途机上にスピーカを置くためのスペー
スを必要とせず、表示装置を収容するハウジングの内部
にスピーカの実装スペースを確保する必要もないので、
本体部のハウジングを薄くコンパクトに形成することが
でき、載置面上でのハウジングの姿勢が安定する。
【0017】スピーカが収納される前脚部内部の空間
は、スピーカが表示装置のハウジング内に装着される場
合に比べてゆとりがあるため、音質の優れたより大型の
スピーカユニットを用いることができる。
【0018】また請求項2に記載されたディスプレイ装
置は、前記一対の前脚部のそれぞれにスピーカを内蔵
し、これをそれぞれ任意の方向に回転可能とすることを
特徴とする。このような構成により、スピーカ音声の指
向方向を変位させ、ステレオ音声の立体感やモノラル音
声の広がり感が良好に得られるよう調節することが可能
となる。
【0019】また請求項3に記載されたディスプレイ装
置は、前記前脚部の回転軸が前脚部の中心からオフセッ
トされていることを特徴とする。このような構成によ
り、内蔵スピーカの向いている方向が視覚的に容易に識
別可能となる。
【0020】また請求項4に記載されたディスプレイ装
置は、前記前脚部が概ね全周にわたって回転可能とする
ことを特徴とする。このような構成により、前記前脚部
に内蔵するスピーカから発する音声を、背面及び側面等
の壁面に反射させて聴取することが可能となる。
【0021】また請求項5に記載されたディスプレイ装
置は、前記前脚部を前記ハウジングの直下に配したこと
を特徴とする。このような構成により、前記ハウジング
の荷重を前記前脚部に印可し、スピーカハウジングであ
る前記前脚部の共振や共鳴を低減することが可能とな
る。
【0022】また請求項6に記載されたディスプレイ装
置は、前記前脚部を球形としたことを特徴とする。この
ような構成により、外形に比して大きなスピーカのハウ
ジング容積を得ることができ、また薄型の表示装置ハウ
ジング内にスピーカを装着する場合に比べ口径の大きい
スピーカを採用することができ、良好な音質を得ること
が可能となる。
【0023】また請求項7に記載されたディスプレイ装
置は、ハウジング背面に脚収納溝を設けて、これに後脚
部を収納可能とすることを特徴とする。このような構成
により、壁掛け使用時において後脚部と壁面とが干渉し
ないようにすることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、液
晶表示装置とCPUユニットを一つのハウジング内に一
体的に収納したディスプレイ装置と、キーボードで構成
される形態の、デスクトップ型パーソナルコンピュータ
に適用した図面にもとづいて説明する。なお各図面にお
いて、同一の部品には同一の符号を付している。
【0025】ここでは前記の構成によるデスクトップ型
パーソナルコンピュータを一例としたが、ディスプレイ
とCPUユニットとキーボードより成るデスクトップ型
パーソナルコンピュータについても同様に適用されるも
のである。
【0026】図1は、前記パーソナルコンピュータに用
いられるキーボード2とディスプレイ装置1とが設置さ
れた状態を示している。これらキーボード2およびディ
スプレイ装置1は、机の天板のような水平な載置面上に
置かれている。
【0027】キーボード2は偏平な箱状のハウジングを
有し、ハウジング上面に設けられた矩形の開口部より複
数のキートップが露出されている。このキーボード2は
使用時において、ディスプレイ装置1の手前側でオペレ
ータの手元寄りの位置に設置される。
【0028】ディスプレイ装置1は全体として、前部キ
ャビネット4と後部キャビネット5から構成される偏平
な箱状のハウジング20と、ハウジング20を支持する
フレーム3と、フレーム3の下端を支える前脚部6と、
前脚部6と協働して装置を起立させる後脚部7(図1に
は不図示)により構成されている。
【0029】フレーム3は略コ乃字型に形成された、例
えば金属パイプ材で作られており、ハウジング20の左
側面、右側面、上面の三面に接してネジなどの係止手段
によりこれを懸装している。ハウジング20の左側面及
び右側面に接しているフレーム3の下方に伸びた端部に
は軸受けが設けられている。
【0030】また、ハウジング20を支持する機能のほ
かに、このフレーム3をCCDカメラやマイクなどの周
辺機器や、例えば文書類を挟むホルダーなどの取り付け
用として使用することにより、これらを机上に置く必要
がなくなり机上を有効活用することが可能となる。さら
に好きなアクセサリーやキャラクターグッズなどを取り
付けて好みの演出をするといった楽しみかたも提供する
ことができる。
【0031】前脚部6は、図2に示すように例えば有孔
のパンチング材をプレス成形したスピーカグリル9と、
例えばアルミダイキャスト製のマウント10が嵌合さ
れ、全体としてほぼ球形の外観を呈するようになされて
いる。マウント10の上面にはフレーム3と接合するた
めの、断面が円形の取り付け部が突設されており、取り
付け部はフレーム3と同径であるが、下端部分では球形
部分と視覚的にスムーズに繋がるよう逐次口径が増加し
ている。棒状の取り付け部の中心軸は、球形の中心から
オフセットした位置にあるため、前脚部6の方向、つま
りスピーカ8の音の放射される方向を視覚的に容易に識
別することができる。前記取り付け部の上端には前脚部
6を回転自在にフレーム3に連結するための軸を有して
おり、この軸はフレーム3下端の軸受けに枢着される。
【0032】マウント10のスピーカグリル9と向き合
う面には、図3に示すようにスピーカ8を取り付けるた
めのスピーカ支持部22が設けられている。スピーカ支
持部22はマウント10の下面から下方に突設された、
スピーカ8のエンクロージャとなる連続した壁で、ほぼ
垂直な平面部に設けられた穴にスピーカ8が取り付けら
れる。スピーカ支持部22のスピーカ8の取り付け穴に
対応した位置にはネジ穴が設けられており、ネジ穴を除
く部分には、スピーカ8の背面の空間を密閉するための
シールとなるゴム状弾性を有するシート材が貼り付けら
れている。スピーカ8の背面の空間はスピーカ8がネジ
で固定されることにより密閉されて、スピーカ8背面か
らの音が前面に回り込んで干渉することを防ぎ、スピー
カ8の背面の空間内部にはロックウールなど吸音材が充
填されてスピーカ8背面から放射された音を吸収する。
【0033】なお、スピーカ8から引き出されたケーブ
ルはマウント10を貫通する穴から取り付け部の中空の
内部を経由してフレーム3の内部を通り、フレーム3の
ハウジング20と接する側の側面に設けられた穴からハ
ウジング20の内部に導かれる。
【0034】ステレオ音声の再生において、スピーカの
指向性は音響効果に大きく影響するが、本発明のディス
プレイ装置1におけるスピーカ8(前脚部6)は水平方
向に回転可能に取り付けられているため、良好な音響効
果が得られるように自在に回転させて調整を行うことが
できる。なお前脚部6は水平方向に略360度にわたっ
て回転可能であるが、スピーカケーブルの断線を防ぐた
め、それ以上は回転しないように回転軸にストッパが設
けられている。
【0035】この前脚部6を、例えば小型モータなどの
駆動手段を備えて電気的に回転させるように構成し、リ
モコンやキーボード2からの指示操作によりスピーカ8
を任意の方向に向けることができるようにしてもよい。
【0036】さらに、予め音源の属性とスピーカの方向
を対応させたデータを組み込み、リモコンやキーボード
2から音源の属性を選択することにより、スピーカ8が
自動的に所定の方向に回転するようにしてもよい。
【0037】また前記において、音源となるメディアが
装着されるとプレスキャンを行って音源の属性を自動的
に判別するようにし、判別された音源データの属性に対
して良好な音響効果を得られる方向に、スピーカ8を自
動的に回転するようにしてもよい。例えば音楽CDやD
VDの映画ソフト、映画ソフトの中でもサラウンド効果
のあるものなど、それぞれの音源の属性に適合するスピ
ーカ8の方向を予め検証して、このデータをメモリーに
格納し、識別した音源の種類に対応した方向データをメ
モリーから読み出し、制御部に指示を送り、モータを駆
動して必要な角度分の回転動作を行うようにするなどが
考えられる。
【0038】さらに前記のようなスピーカ8の方向を調
節する機能において、室内でディスプレイ装置1が設置
される場所、例えば壁面の前とか、部屋の中央部である
といった設置場所を、音源の属性と併せてスピーカ8の
方向を決定するパラメータとして用いて、より立体感の
ある音響効果が得られるようにしてもよい。
【0039】ディスプレイ装置1の背後に壁面がある状
態では、スピーカ8を内蔵した前脚部6を図4に示すよ
うな方向に回転することにより、音声を一旦後方の壁面
に反射させて広がり感を得ることができる。ディスプレ
イ装置1が部屋のコーナー部に設置されている場合に
は、左右の壁面にごく浅い角度で音を反射させるように
スピーカ8を駆動すれば、音により広がりを持たせるこ
とができる。このような壁面を利用した音響効果は、ス
ピーカ8を内蔵した前脚部6を手動で回転させても同様
に得られるものである。
【0040】ディスプレイ装置1の構成について図5乃
至図7を用いて説明する。本実施例のディスプレイ装置
1のハウジング20には、フラットな液晶表示装置と、
CPUユニットと、背面左側に露出する図示しない接続
端子パネルと、背面に後脚部7のボールジョイント13
と嵌合するジョイント受部14とを備えている。ハウジ
ング20は、上下方向に沿う縦置きの姿勢でフレーム3
に支持されている。このハウジング20は、前部キャビ
ネット4と、この前部キャビネット4に連結された後部
キャビネット5とを有している。
【0041】後部キャビネット5は、上下方向に延びる
底壁を有し、この底壁の前面に液晶表示装置が支持され
ている。前部キャビネット4は、底壁と向かい合う前壁
を有している。前壁は、底壁と協働して液晶表示装置を
覆い隠しており、この前壁には表示用開口部が形成され
ている。図5に示すように、前部キャビネット4前面下
方の中央部にはメモリーカードを挿抜可能に装着するメ
モリーカードスロット12が、右側には電源ボタン、音
量調節などの操作部11が設けられている。
【0042】液晶表示装置1は、文字や図形等を表示す
るフラットな表示画面21を有している。表示画面21
は、図5に示すような矩形状をなしている。この表示画
面21は、表示用開口部を通じてハウジング20の前方
に露出され、使用者と向かい合うようになっている。
【0043】ハウジング20の背面左側には図示しない
接続端子パネルが設けられる。接続端子パネルにはカメ
ラなどの周辺機器を接続するための、例えばUSB端子
や音声を聴くためのイヤフォン端子を、下端には電源コ
ネクタ端子を備えている。
【0044】後脚部7について図7、図8を用いて説明
する。後脚部7は例えば金属パイプ材を略L乃字型に形
成した部材であり、短辺側の先端にボールジョイント1
3が設けられており、後部キャビネット5の背面に設け
られているジョイント受部14と嵌合することによって
表示画面21の起立角度を自由に調整することができ
る。このボールジョイント13とジョイント受部14と
の嵌合部には適度な摩擦力が設けられており、意図しな
い接触などで容易に動くことがないようになされてい
る。本発明では、設置の柔軟性を高めて壁掛けなどが容
易に行えるように、ボールジョイント13を用いて後脚
部7を上下左右に自在に動かせるようにしたが、机上に
設置する場合には上下方向にのみ可動するヒンジにより
後脚部7を接合するようにしてもよい。
【0045】後脚部7の長辺側の先端は、前脚部6より
もやや径の小さい略球形に形成され、載置される机の上
面などを傷つけにくいように配慮されており、併せて前
脚部6の球形の形状と呼応して意匠的な統一感が得られ
るようになされている。
【0046】本発明におけるディスプレイ装置1は、図
10に示すように壁掛け式ディスプレイとして使用する
ことができる。図11に示すように後部キャビネット5
の背面に係止部23を設けて、壁面にこの係止部23に
対応する止め具24を固定して、両者を係止することに
より壁掛けが可能となる。この際には図9及び図11に
示すように後脚部7を横方向に倒して、後脚部7の短辺
側が後部キャビネット5に設けられた脚収納溝15に収
まるようにすれば後脚部7が直接壁面に当たることはな
い。
【0047】図10のように壁掛けで使用する場合に
は、ケーブル類の処理がインテリアの美観上での課題と
なるが、本実施例のように表示装置とCPUユニットを
一体化した形態のディスプレイ装置1では、キーボード
2からのデータや、テレビ信号の伝送を赤外線や電波な
どで行うようにすれば、電源ケーブル以外の導線を無く
することが可能であるため、ケーブル類の錯綜によるイ
ンテリアの美観の悪化を軽減することができる。
【0048】このように壁掛けで使用する場合には、使
用者は自ずからディスプレイ装置1とある程度の距離を
おいて相対することとなるため、前述のようにリモコン
やキーボード2から指示したり、または自動的にスピー
カ8の向きが的確な方向に回転されるようにすれば便利
である。
【0049】なお、本発明に係わるディスプレイ装置は
上記実施の形態に特定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない限りにおいて種々変形して実施可能であ
る。例えば、前脚部6の形状は球形に特定されるもので
はなく、例えば立方体や円錐などであっても良い。また
本実施例ではスピーカ8を内蔵する前脚部6を、本体を
保持するフレーム3に連続した形態で取り付けたが、ハ
ウジング20の下部に直接取り付けるようにしても良
い。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、机
上の載置面上にスピーカ専用の設置スペースを確保した
り、液晶表示装置を収納するハウジングの内部にスピー
カの実装スペースを確保する必要がない。従って従来に
比べて載置面を広く開放して、机上の限られたスペース
を有効に活用できると共に、ハウジングを薄くコンパク
トにでき、さらに重心位置も下げることができるため安
定して置くことができる。
【0051】また、スピーカが回転可能であるため、良
好な音響が得られる方向への調節が可能であり、搭載す
るスピーカの大きさもハウジング内にスピーカを設ける
場合に比べて大きなものが使用できるため、音質の良い
サウンドを楽しむことができる。
【0052】また、前脚部の回転軸が前脚部の中心から
オフセットされているため、内蔵スピーカの向いている
方向が視覚的に容易に識別することができる。
【0053】また、前脚部は概ね全周にわたって回転可
能であることから、前脚部に内蔵するスピーカから発す
る音声を、背面及び側面等の壁面に反射させて聴取する
ことができ、音に広がりを持たせることができる。
【0054】また、前脚部をハウジングの直下に配した
ことにより、ハウジングの荷重を前記前脚部に印可し、
スピーカハウジングである前記前脚部の共振や共鳴を低
減することができ、良好な音質を得ることができる。
【0055】また、前脚部を球形としたことにより、外
形に比して大きなスピーカのハウジング容積を得ること
ができ、また薄型の表示装置ハウジング内にスピーカを
装着する場合に比べ口径の大きいスピーカを採用するこ
とができ、良好な音質を得ることができる。
【0056】また、ハウジング背面に脚収納溝を設け
て、これに後脚部を収納可能としたことにより、壁掛け
使用時において後脚部と壁面とが干渉しないようにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスプレイ装置とキーボードとを設置した状
態を示す斜視図である。
【図2】前脚部の拡大図である。
【図3】前脚部のスピーカグリルを取り外した状態を示
す斜視図である。
【図4】前脚部を斜め後方に向けて、音声を背後の壁面
に反射させた状態を示す斜視図である。
【図5】ディスプレイ装置の正面図である。
【図6】ディスプレイ装置の側面図である。
【図7】ディスプレイ装置の背面図である。
【図8】ディスプレイ装置のA−A断面における内部機
構を省略した断面図である。
【図9】ディスプレイ装置の後脚部を折畳んだ状態を示
す上面図である。
【図10】ディスプレイ装置を壁掛けで使用した状態を
示す斜視図である。
【図11】ディスプレイ装置の後脚を折畳み、壁掛けで
設置した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ装置 2 キーボード 3 フレーム 4 前部キャビネット 5 後部キャビネット 6 前脚部 7 後脚部 8 スピーカ 9 スピーカグリル 10 マウント 11 操作部 12 メモリーカードスロット 13 ボールジョイント 14 ジョイント受部 15 脚収納溝 20 ハウジング 21 表示画面 22 スピーカ支持部 23 係止部 24 止め具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表示装置を収納した偏平なハ
    ウジングと、前記ハウジング下端の左右に回転自在に取
    り付けられた一対の前脚部と、前記前脚部と協働して装
    置を保持するよう前記ハウジング背面に設けられた後脚
    部とを備え、前記前脚部内部に少なくとも一つのスピー
    カ及びスピーカ支持部を備えたことを特徴とするディス
    プレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の前脚部のそれぞれにスピーカ
    を内蔵し、これをそれぞれ任意の方向に回転可能とする
    ことにより、スピーカ音声の指向方向を変位させ、ステ
    レオ音声の立体感やモノラル音声の広がり感が良好に得
    られるよう調節可能としたことを特徴とする請求項1記
    載のディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記前脚部の回転軸を前脚部の中心から
    オフセットすることにより、内蔵スピーカの向いている
    方向が視覚的に容易に識別可能としたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項2記載のディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記前脚部が概ね全周にわたって回転可
    能とすることにより、前記前脚部に内蔵するスピーカか
    ら発する音声を、背面及び側面等の壁面に反射させて聴
    取可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記
    載のディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記前脚部を前記ハウジングの直下に配
    したことにより、前記ハウジングの荷重を前記前脚部に
    印可し、スピーカハウジングである前記前脚部の共鳴を
    低減したことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の
    ディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記前脚部を球形とすることにより、外
    形に比して大きなスピーカのハウジング容積を得ること
    ができ、また薄型の表示装置ハウジング内にスピーカを
    装着する場合に比べ口径の大きいスピーカを採用するこ
    とができ、良好な音質を得ることを可能とした請求項1
    乃至請求項5記載のディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 ハウジング背面に脚収納溝を設けて、こ
    れに畳まれた後脚部を収納することにより、壁掛け使用
    時において後脚部と壁面とが干渉しないようになされて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載のディ
    スプレイ装置。
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