JP2002044375A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002044375A
JP2002044375A JP2000223812A JP2000223812A JP2002044375A JP 2002044375 A JP2002044375 A JP 2002044375A JP 2000223812 A JP2000223812 A JP 2000223812A JP 2000223812 A JP2000223812 A JP 2000223812A JP 2002044375 A JP2002044375 A JP 2002044375A
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Masaki Saito
雅樹 斎藤
Toshinori Sato
敏則 佐藤
Furuhisa Hatakeyama
古寿 畠山
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Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送路の延長を要することなく、媒体がいず
れの向きで挿入された場合にも、頁記号や印字内容の読
取りを可能にする。 【解決手段】 二つのスキャナー(SU,SL)を、搬
送路(103)を挟んで上下に対向するように設け、少
なくとも一方のスキャナー(SU)を他方のスキャナー
(SL)に対して常時付勢する付勢手段(3)を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字媒体に記録さ
れている文字、記号や署名などを光学的に読み取るため
のスキャナーを備えたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタには、次のような読取り対象を
光学的に読み取るスキャナーが設けられる場合がある。
(a)通帳や帳票に記録されている頁・行を示す数字あ
るいはバーコードなどのシンボル(以下、頁記号と総称
する。)、(b)小切手、航空券、搭乗券などの有価証
券に記入された署名、(c)通帳などに記録された取引
情報。これらの対象をスキャナーで読み取る目的は、次
の通りである。(イ)印字媒体の印字対象頁が見開きに
されて、印字ヘッドと同一側に面しているか否かを確認
するため。(ロ)媒体に記入されている署名の真偽判定
又は記憶のため。(ハ)印字し終わった印字内容が所定
の印字品質を有するか否かを確認するため。
【0003】図5は、従来のプリンタのスキャナーの取
付け状態を示す要部の断面図である。101は図示され
ていない搬送モータにより回転駆動されるフィードロー
ラ、102は各フィードローラ方向に付勢して対設され
たプレッシャローラ、103U,103Lは搬送路10
3を形成するガイド、Sは搬送面に臨ませて取付けられ
たスキャナー、Rは搬送される媒体をスキャナーに押圧
する押圧ローラ、104はその押圧ローラを付勢するバ
ネ、Hは搬送面に関してスキャナーSと反対側に設けら
れた印字ヘッド、105は印字ヘッドに対向して設けら
れたプラテンである。103Tは媒体の挿入及び排出の
ために用いられるテーブルである。また、106は媒体
が挿入されたこと又は排出されたことを検知する挿入・
排出検知器であり、挿入を検知した時に搬送モータが始
動される。また、107は最初の搬送ローラ101,1
02の直後に設けられた媒体の先端を検知する先端検知
器であり、この検知器が媒体の先端を検知した時点から
所定ステップ数の搬送動作をした時に、その媒体の所定
位置の頁記号記録面がスキャナーSに対向する位置に停
止されるようにしてある。図示のように、従来は、一つ
のスキャナーSが印字ヘッドHと反対側に設けられてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
上記読取り対象は、媒体によって、印字ヘッドと同一側
の片面のみに記録されている場合と、印字ヘッドと同一
側と反対側の両面に記録されている場合と、印字ヘッド
と反対側の片面に記録されている場合とがある。
【0005】従って、従来のプリンタにおいては、スキ
ャナーは、印字媒体がその読取り対象が記録されている
面をスキャナーと同じ側に向けて挿入された時しか読取
りができないので、印字媒体を読取り対象が記録されて
いる面をスキャナーと反対側に向けて挿入してしまった
場合は、読取り不能と判定されて、媒体はテーブル10
3Tに排出返却されるので、向きを正しくして再挿入を
する必要があった。また、読取り対象が媒体の両面に記
録されている場合は、片面を読取った後、向きを変えて
再挿入する必要があった。従って、媒体の印字処理に時
間がかかる問題があった。
【0006】上記の問題を解消するため、二つのスキャ
ナーを搬送路の上下両側に、搬送方向に位置をずらして
設けることが考えられる。しかし、この場合は、搬送路
の延長が必要であるので、プリンタが大型化する難点が
ある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、第1の課題は、搬送路の延長を必要とせずに、
媒体がいずれの向きで挿入された場合にも、頁記号や署
名や印字内容の読取りを可能にすることにある。
【0008】第2の課題は、媒体がいずれの向きで挿入
された時にも読取り対象の読取りを可能にする場合に、
スキャナー及び印字ヘッドが読取り及び印字をしない時
に媒体の高精度高速搬送を行うことができるようにする
ことにある。
【0009】第3の課題は、第2の課題を解決するた
め、スキャナー及び印字ヘッドを常時は搬送面から離間
させておき、所定タイミングの時のみ搬送面に接近させ
る昇降機構を備える場合に、昇降機構の構造を簡素化
し、かつ、部品点数を少なくすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
搬送面を挟んで上下にスキャナーをその読取り面を対向
させて設け、少なくとも一方を他方に弾力的に付勢する
付勢手段を設けたことを特徴とするプリンタである。上
記構成により、プリンタの搬送路を搬送される媒体は、
その上面と下面のいずれに読取り対象が記録されている
場合も、いずれか一方又は双方のスキャナーにより読取
り可能である。従って、媒体の再挿入が必要になること
はない。
【0011】前記付勢手段により付勢されるスキャナー
を、所定タイミングに他方のスキャナーから離間させる
昇降機構を備えることが好ましい。上記構成により、一
方のスキャナーは、印字期間以外の通常の期間は、媒体
搬送面から離間されることが可能である。従って、媒体
の高速搬送を高い精度で行うことができる。
【0012】前記昇降機構は、駆動源により非駆動位置
と駆動位置の間を揺動される第1レバーと、一方のスキ
ャナーを保持し、駆動位置から非駆動位置に回動される
前記第1レバーと連動して、前記一方のスキャナーを前
記付勢手段に抗して他方のスキャナーから離間させ、前
記非駆動位置から前記駆動位置に回動される前記第1レ
バーと連動して、前記一方のスキャナーを前記付勢手段
により他方のスキャナーに当接させる第2レバーとから
構成することができる。上記構成により、第1レバーを
非駆動位置に回動させると、第2レバーが一方のスキャ
ナーを付勢手段に抗して他方のスキャナーから離間させ
る。また、第1レバーを駆動位置に回動させると、第2
レバーが前記一方のスキャナーを前記付勢手段により他
方のスキャナーに当接させる。従って、読取り期間以外
の間は、駆動源を介して第1レバーを非駆動位置に回動
させることにより、媒体を抵抗なしに迅速正確に搬送す
ることができる。
【0013】本発明の第2の構成は、搬送面を挟んで上
下にスキャナーをその読取り面を対向させて設け、搬送
面よりも上側において媒体搬送方向と直角な方向に移動
されるキャリッジに印字ヘッドを昇降自在に支持させる
とともに、その印字ヘッドを常に搬送面方向に付勢する
付勢手段を設け、一端部において軸により揺動自在に支
持され、中間部に前記上スキャナーを支持し、他端部が
付勢手段により前記下スキャナーの方向に付勢された従
動レバーを前記搬送面よりも上側に設け、所定タイミン
グに前記上スキャナーを前記下スキャナーから連動離間
させ、かつ、前記印字ヘッドを搬送面から上方に連動離
間させる昇降機構を備えてなり、前記昇降機構は、回転
駆動源により回転され、螺旋状のカム溝を有するカム
と、一端部が前記カムのカム溝に摺動自在に嵌合され、
他端部が前記従動レバーの他端部の下方に位置された駆
動レバーと、前記印字ヘッドに固着され、前記従動レバ
ーの他端部の上方まで延長されている作動軸とからなる
ことを特徴とするプリンタである。上記構成により、昇
降機構の駆動源がカムを所定角度に維持する間は、駆動
レバーの他端部が搬送面よりも上方に維持されて、従動
レバーを介して上スキャナーを、前記従動レバー及び作
動軸を介して印字ヘッドを、それぞれ搬送面から上方に
離間させる。また、前記カムを所定角度まで回転させる
と、駆動レバーの他端部が搬送面よりも下側に移動さ
れ、従動レバー及び付勢手段を介して上スキャナーを下
スキャナーに押圧させ、かつ、従動レバーが作動軸を解
放するので、印字ヘッドは付勢手段により搬送面まで押
下される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の形態を図示の実施
例について説明する。図1は本発明の第1の実施例の基
本的構成を示すプリンタの要部の断面図、図2は本発明
の第2の実施例の具体的構成を上スキャナー及び印字ヘ
ッドが上昇された状態において示すプリンタの要部の側
面図、図3は同じく上スキャナー及び印字ヘッドが下降
された状態を示す側面図、図4は上スキャナーの保持構
造を示す分解斜視図である。図1において、図5に示さ
れた従来プリンタの構成部材と同一又は相当する部材に
は、同一の符号を用いる。
【0015】本発明は、基本的構成として、図1に示す
ように、搬送路103を挟んで上下に、上スキャナーS
Uと下スキャナーSLとを対向させて取付け、少なくと
も一方のスキャナーを他方のスキャナーに付勢する手
段、図示の例では、上スキャナーSUを下スキャナーS
Lに向けて付勢する付勢手段として、例えば、コイルバ
ネ等3を備えている。これにより上スキャナーSUは搬
送面に対して昇降自在に支持されているが、常時下方に
付勢されているので、搬送される媒体が上下のスキャナ
ーの間を円滑に通過できるように、上スキャナーSU
を、その前後にテーパを有するホルダ1により保持し、
そのホルダ1に上方に延びる軸2を設け、その軸をプリ
ンタに固定されている支持部材4に昇降自在に貫通し、
支持部材4とホルダ1の間にコイルバネ3を巻装してあ
る。この場合、下スキャナーSLは固定であるので、搬
送される媒体の円滑な搬送を妨げないように、下スキャ
ナーSUの上面は、下部ガイド103Lの上面からの突
出量を最小限にし、下部ガイドの下スキャナーSLの直
前及び直後の部分を下スキャナーが下部ガイド103L
の上面から突出している分、傾斜させてある。なお、挿
入・排出検知器106と先端検知器107が設置される
点は、従来と同様である。
【0016】上記構成による作用を説明する。テーブル
103Tから媒体が搬送路103に挿入されたことを検
知器106が検知すると、搬送モータにより搬送ローラ
101.102が駆動され、挿入された媒体が適度の押
圧力で当接し合っている上下のスキャナーの対向面の間
を通過され、その間にこのプリンタが接続されているホ
ストコンピュータから指示されたその媒体についての読
取り範囲から読取り対象が、上下のスキャナーSU,S
Lにより読み取られる。その読取った内容は、ホストコ
ンピュータに送られて、そこで記憶、又は解析される
か、あるいは当該プリンタにおいて解析され、例えば、
正しい頁が印字ヘッドに対面しているか否かが判定され
たり、読取った内容に基づいて取引処理がなされる。
【0017】挿入された媒体が通帳の場合は、その読取
り対象記録面から、例えば頁記号が上スキャナーSUに
より読取られ、かつ、正しい頁である場合は、媒体を挿
入・排出口方向に搬送され、その媒体の後端が先端検知
器107により検知された位置で停止される。そして、
再び媒体が吸引され、その媒体の先端が印字ヘッドHと
プラテン105の間を通過し、媒体の先端が先端検知器
107により検知された時点から先に読取った頁記号に
対応する行が印字ヘッドによる印字位置に対向する位置
に到達した時に、印字ヘッドHが媒体搬送方向に直交す
る方向に移動されてその媒体に対する印字処理が開始さ
れる。媒体に対する印字処理を終了した後は、搬送モー
タが逆転され、かつ、印字ヘッドHがホームポジション
に退避され、媒体が再びテーブル103Tに排出され
る。
【0018】上記実施例においては、印字ヘッドHは印
字期間以外の間は、媒体の搬送精度を高めるように、搬
送路から非印字領域であるホームポジションに退避させ
てある。これに対して、印字期間においては、印字ヘッ
ドは図示を省略されているキャリッジによりホームポジ
ションから印字領域まで移動され、かつ、媒体の記録面
と印字ヘッドとの間の所定印字ギャップを確保する方法
として印字ヘッドに固定プラテン105をなぞらせる方
式を採用する場合は、印字ヘッドを搬送面に対して昇降
させる昇降機構が必要である。また、上スキャナーSU
がコイルバネ3により常に下スキャナーSLに付勢され
ている場合は、媒体からの読取りをしない間の搬送精度
が低下する恐れがある。従って、上スキャナーSUに
も、非印字期間においては搬送面から上方に移動させ、
印字期間においては搬送面に向けて移動させる昇降機構
を備える必要がある。しかしながら、上記印字ヘッド用
昇降機構と上スキャナー用昇降機構を各別に備えること
は、大きな設置空間を必要とするので、プリンタの小型
化に逆らうばかりでなく、部品点数が増えて、製造コス
ト及び保守コストが高く付くなどの問題がある。
【0019】図2ないし図4は、このような問題を解決
する、好ましい第2実施例を示す。すなわち、この実施
例は、図1の印字ヘッドの昇降と上スキャナーの昇降を
一つの共通な昇降機構により実現するように改良したも
のである。印字ヘッドHに関して付加された構成は、次
の通りである。すなわち、図2に示すように、上下2本
のガイド軸5,6により媒体搬送方向に直角な方向に移
動可能なように支持された主キャリッジ7に昇降ガイド
軸8が設けられ、その昇降ガイド軸8に副キャリッジ9
が昇降自在に支持され、副キャリッジ9に印字ヘッドH
が固定されている。そして、副キャリッジ9の上部に突
設された係止片10と主キャリッジ7の下部に突設され
た係止片11との間に引っ張りバネ12を結合してあ
り、これにより、印字ヘッドHは常に下方に付勢されて
いる。印字ヘッドHには、また、上スキャナーSUの上
方に延出する作動軸13が設けられ、その先端にコロ1
4が回転自在に備えてある。
【0020】一方、上スキャナーSUに関して付加され
た構成は次の通りである。すなわち、上スキャナーSU
を保持するホルダ1の上面には、先の実施例の場合と同
様な軸2が起立されている。搬送面よりも上方に水平な
軸15が回転自在に支持され、その軸15に従動レバー
16がその一端部において固着されている。図4に示す
ように、従動レバー16の上板16aには長孔16bが
形成されており、この長孔16aに軸2が貫通され、そ
の軸2の上端部はプリンタ本体に固定された係止部材1
7の孔に昇降自在に貫通されている。軸2の上端部には
抜け止めストッパ2aが設けられている。そして、係止
部材17と従動レバー16の上板16aの間に圧縮バネ
18が巻装されている。従動レバー16は、請求項2の
第1レバーに相当する。
【0021】従動レバー16は鞍状に形成されていて、
両側の側板16cの間に前記上スキャナーSUのホルダ
1が収容されている。そして、そのホルダ1の上面から
起立する軸2の根元の周囲に、上面に凸面となる半球状
の当接部材19が固着されている。そして、前記圧縮バ
ネ18の作用により、軸2の上端部が従動レバー16の
上面から離間される方向に付勢されているので、ホルダ
1の当接部材19の上端部が従動レバー16の上板16
aの下面に押し当てられている。こうして、従動レバー
16は、上スキャナーSU、ホルダ1及び軸2の荷重を
受けて自重によりその上スキャナーSUが下スキャナー
SLに当接する方向に付勢されている。
【0022】従動レバー16には、その片側の側板16
cの下端部外面にコロ20が回転自在に支持されてい
る。そして、従動レバー16はその上板16aが印字ヘ
ッドHの作動軸13の先端のコロ14の下方に位置させ
てある。
【0023】図2,3において、21はステッピングモ
ータを用いる回転駆動源(不図示)により正転及び逆転
されるカムであり、その側面にほぼ螺旋状のカム溝22
が形成されている。そして、そのカム溝22にヘ字形の
駆動レバー23の一端部23aに回転自在に取り付けて
あるガイドローラ24が嵌合されている。駆動レバー2
3はその中間点において、搬送面よりも下側に設けられ
た支軸25により揺動自在に支持されている。そして、
駆動レバー23の他端部23bは従動レバー16のコロ
20の下方に位置されている。駆動レバー23は請求項
2の第1レバーに相当する。
【0024】続いて、上記構成による作用を説明する。
図2はプリンタが初期化動作をした直後の状態を示して
いる。すなわち、駆動レバー23のガイドローラ24は
カム21のカム溝22のカム中心から遠い始端部に位置
されていて、そのため、駆動レバー23の他端部23b
は搬送面よりも上方の上昇位置に保持されている。その
ため、従動レバー16のコロ20がその駆動レバー23
の他端部23bにより押し上げられている。従って、ホ
ルダ1及び軸2を介して上スキャナーSUも搬送面より
も上方の上昇位置に保持されている。さらに、従動レバ
ー16の上板16aの上面に当接している作動軸13の
コロ14により副キャリッジ9が付勢部材12に抗して
上方に移動されているため、印字ヘッドHのノーズが同
様に搬送面から上方の退避位置に保持されている。
【0025】検知器106がテーブル103Tから媒体
が挿入されたことを検知したことに基づき搬送モータ及
びカムモータが回転始動されて、搬送ローラによりその
媒体がプリンタ内に吸引され、先端検知器107により
その媒体の先端が検知された時点から搬送モータに与え
られる駆動パルス数が所定値に達した時、すなわち、吸
引される媒体の先端が上下のスキャナーSU,SLの間
を通過したと判断する時には、図3に示すように、カム
21は反時計方向に所定角度まで回転し、駆動レバー2
3の一端部23aのガイドローラ24はカム21のカム
溝22のカム中心から最も近い終端部付近に位置され
る。そのため、駆動レバー23の他端部23bが搬送面
よりも下方に移動され、従って、コロ20を介して従動
レバー16も下方に移動するので、ホルダ1及び支軸2
を介して上スキャナーSUが下降位置まで下降し、従動
レバー16、ホルダ1及び軸2の重みにより、下スキャ
ナーSLに対して押圧する。また、従動レバー16の下
降に伴い、作動軸13に対する押上力が解放されるた
め、付勢部材12の作用により副キャリッジ9が昇降ガ
イド軸8に沿って下降し、印字ヘッドHのノーズが搬送
面に近接する。
【0026】図3の状態になった後、その媒体に対する
上スキャナーSU及び下スキャナーSLによる読取り
が、ホストコンピュータからの指示に基づいて行われ、
各スキャナーより入力するイメーシデータが格納され、
各種目的のための処理が行われる。また、必要によりそ
の読取り結果に基づいて、印字ヘッドHによりその媒体
の所定行に対する印字処理が行われる。
【0027】なお、印字処理を終了して、媒体がテーブ
ル103Tに排出された後は、カム21が図2の初期位
置まで逆回転され、これに伴い駆動レバー23が図2の
位置まで復帰されるが、この時、駆動レバーの他端部2
3bにより従動レバー16の上板16aが上昇される際
にオーバーランすることがあっても、そのオーバーラン
は圧縮バネ18により吸収されるので、スキャナーに衝
撃が加わることが防止される利点がある。
【0028】上記実施例においては、駆動レバー23が
回転駆動源によりカムを介して駆動される例が示された
が、他の実施の形態として、回転駆動源により回転され
るラックとピニオンの組合わせ、あるいは、緩衝用オイ
ルダンパ付きのソレノイド等の直線駆動源により駆動レ
バー23を揺動させる構造とすることもできる。
【0029】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明によ
れば、二つのスキャナーを、搬送路を挟んで上下に対向
するように設け、少なくとも一方のスキャナーを他方の
スキャナーに対して常時付勢する付勢手段を備えたの
で、プリンタに挿入される媒体の頁記号記録欄が搬送面
に対して上下いずれの側に設けられている場合も、その
頁記号を読取ることができ、従来と違って、媒体の誤挿
入に基づいて再挿入を行う必要がなくなった。従って、
プリンタによる媒体処理能率が向上する。
【0030】また、請求項2記載の発明によれば、付勢
手段により付勢される一方のスキャナーを、所定タイミ
ングに他方のスキャナーから離間させる昇降機構を備え
たので、印字期間以外の期間は一方のスキャナーを他方
スキャナーから離間して、印字期間以外の期間における
媒体の高精度、高速度搬送を実現することができる。
【0031】さらに、請求項3記載の発明によれば、昇
降機構は、駆動源により非駆動位置と駆動位置の間を揺
動される第1レバーと、一方のスキャナーを保持し、駆
動位置から非駆動位置に回動される前記第1レバーと連
動して、前記一方のスキャナーを前記付勢手段に抗して
他方のスキャナーから離間させ、前記非駆動位置から前
記駆動位置に回動される前記第1レバーと連動して、前
記一方のスキャナーを前記付勢手段により他方のスキャ
ナーに当接させる第2レバーとからなるので、構成部品
点数が最小限であり、構造が簡単である。
【0032】さらに、請求項4記載の発明によれば、ス
キャナーの昇降と印字ヘッドの昇降に、駆動源から駆動
レバー及び従動レバーまで共通する単一の昇降機構を用
いることができ、製造コストの低減化、構造の簡素化と
制御の容易化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の基本的構成を示すプリ
ンタの要部の断面図。
【図2】本発明の第2の実施例の具体的構成を示すプリ
ンタの要部の側面図。
【図3】同じく上スキャナー及び印字ヘッドが上昇され
た状態を示す側面図。
【図4】上スキャナーの保持構造を示す分解斜視図。
【図5】従来のプリンタのスキャナーの取付け状態を示
す要部の断面図。
【符号の説明】 H 印字ヘッド SU 上スキャナー SL 下スキャナー 1 ホルダ 2 軸 3 付勢部材 5,6 ガイド軸 7 主キャリッジ 8 昇降ガイド軸 9 副キャリッジ 12 付勢部材 14 作動軸 16 従動レバー 23 駆動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 古寿 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新興 製作所内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BC01 BC14 CA11 5C072 AA05 BA03 BA05 DA21 DA25 EA04 SA03 XA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送面を挟んで上下にスキャナーをその
    読取り面を対向させて設け、少なくとも一方を他方に弾
    力的に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおいて、 前記付勢手段により付勢されるスキャナーを、所定タイ
    ミングに他方のスキャナーから離間させる昇降機構を備
    えたことを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプリンタにおいて、 昇降機構は、 駆動源により非駆動位置と駆動位置の間を揺動される第
    1レバーと、一方のスキャナーを保持し、駆動位置から
    非駆動位置に回動される前記第1レバーと連動して、前
    記一方のスキャナーを前記付勢手段に抗して他方のスキ
    ャナーから離間させ、前記非駆動位置から前記駆動位置
    に回動される前記第1レバーと連動して、前記一方のス
    キャナーを前記付勢手段により他方のスキャナーに当接
    させる第2レバーとからなることを特徴とするプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 搬送面を挟んで上下にスキャナーをその
    読取り面を対向させて設け、 搬送面よりも上側において媒体搬送方向と直角な方向に
    移動されるキャリッジに、印字ヘッドを昇降自在に支持
    させるとともに、その印字ヘッドを常に搬送面方向に付
    勢する付勢手段を設け、 一端部で軸により揺動自在に支持され、中間部で前記上
    スキャナーを支持し、他端部が自重又は付勢部材により
    前記下スキャナーの方向に付勢された従動レバーを前記
    搬送面よりも上側に設け、 所定タイミングに前記上スキャナーを前記下スキャナー
    から連動離間させ、かつ、前記印字ヘッドを搬送面から
    上方に連動離間させる昇降機構を備えてなり、 前記昇降機構は、 回転駆動源により回転され、側面に螺旋状のカム溝を有
    するカムと、一端部が前記カムのカム溝に摺動自在に嵌
    合され、他端部が前記従動レバーの他端部の下方に位置
    された駆動レバーと、前記印字ヘッドに固着され、前記
    従動レバーの他端部の上方まで延長されている作動軸と
    からなることを特徴とするプリンタ。
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