JP2002044122A - 列車内eメール通信システムおよびeメールの送受信方法 - Google Patents

列車内eメール通信システムおよびeメールの送受信方法

Info

Publication number
JP2002044122A
JP2002044122A JP2000224144A JP2000224144A JP2002044122A JP 2002044122 A JP2002044122 A JP 2002044122A JP 2000224144 A JP2000224144 A JP 2000224144A JP 2000224144 A JP2000224144 A JP 2000224144A JP 2002044122 A JP2002044122 A JP 2002044122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
train
server
mail
station
station server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000224144A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Saiki
尚登 斎木
Toshihiko Kamijo
俊彦 上條
Kazunori Kamijo
和紀 上條
Hideaki Takahashi
秀明 高橋
Yoshiaki Kurashina
義昭 倉科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000224144A priority Critical patent/JP2002044122A/ja
Publication of JP2002044122A publication Critical patent/JP2002044122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車内乗客が通常使用状態でEメールの送受
信を行なうことができる高品位な列車内Eメール通信シ
ステムおよびEメールの送受信方法を提供する。 【解決手段】 列車8内に無線による通信を行なう送受
信装置15とインターネットの列車内サーバ14を搭載し、
列車8が駅10aまたは10bに接近したときに駅10aまた
は10bに備えられた駅サーバ11aまたは11bを列車8内
と無線接続して、駅10aまたは10bからは駅サーバ11a
または11bに蓄積されているEメールを列車内サーバ14
に送信し、乗客21が操作するノートパソコン22からのE
メールを列車内サーバ14より駅サーバ11aまたは11bを
介してセンターサーバ2に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
用いてホームページからの情報の検索や、Eメールの送
受信を列車内で安定して行える列車内Eメールシステム
およびEメールの送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯可能な小型のノートパソコンによっ
てEメールを行うには、ノートパソコンに携帯電話を接
続して、携帯電話よりEメールの窓口となるプロバイダ
ーに接続して、自分のアドレス宛に来ているEメールを
受信したり、回答や用件、あるいは資料の送付を行なう
ようにしている。
【0003】従来、この種のノートパソコンに携帯電話
を接続してEメールを行うことは固定した位置で、携帯
電話からプロバイダーに接続して使用するには何ら問題
無く使用できるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする裸額】しかしながら、このよ
うな従来のノートパソコンと携帯電話によるEメールの
送受信にあっては、オフィス外で使用する場合、特に移
動する列車内での使用に関しては、列車内よりノートパ
ソコンに接続した携帯電話でプロバイダーに接続して使
用するが、列車の移動に伴いトンネル・陸橋・ビルの谷
間あるいは電波のヌルポイントに入り一時的に電波が途
切れデータが中断しまい、安定したEメールの送受信を
行なうことができないという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、列車内乗客が通常使用状態でE
メールの送受信を行なうことができる高品位な列車内E
メール通信システムおよびEメールの送受信方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の列車内Eメー
ルシステムは、上記課題を解決するために、線路を移動
する列車内に設けられ、情報を記憶する列車内サーバ
と、前記列車内サーバから列車内の所定箇所に回線を介
して接続されるとともに端末装置に接続可能に設けら
れ、前記端末装置と前記列車内サーバとの間で通信を行
なう回線終端装置と、少なくとも前記列車が停止または
通過する各駅に配設され、公衆回線を介して接続された
プロバイダーのセンターサーバと前記駅サーバとの間で
情報の遣り取りを行なう駅サーバと、前記列車内および
各駅にそれぞれ設けられ、前記駅サーバと列車内サーバ
との間で情報の遣り取りを無線で行なう通信手段とを備
え、前記回線終端装置に端末装置を接続し、かつ、前記
列車が少なくとも駅を通過するとき、前記列車内サーバ
と前記駅サーバとの間で通信手段を介して情報を送受信
することにより、前記列車内サーバまたは前記駅サーバ
が格納した情報からEメールの送受信を行なう構成を有
している。
【0007】このような構成により、列車内に無線によ
る通信手段とインターネットの列車内サーバを搭載し、
列車が駅に接近したときに駅に備えられた駅サーバを列
車内と無線接続して、駅からは駅サーバに蓄積されてい
るインターネット情報を列車内サーバに送信し、乗客が
操作するノートパソコンからのEメールを列車内サーバ
より駅サーバに送信して列車内乗客が通常使用状態でE
メールの送受信を行なうことができる。このため、列車
の移動に伴いトンネル・陸橋・ビルの谷間あるいは電波
のヌルポイントに入り一時的に電波が途切れデータが中
断しまうような事態が発生することがなく、オフィスで
Eメールを使用している環境と同じ状態でEメールの送
受信を行なうことができ、Eメールの送受信を高品位に
行なうことができる。
【0008】第2発明の列車内Eメールシステムは、上
記課題を解決するために、前記通信手段は、前記列車内
サーバから駅サーバに送信されるEメールに付加された
列車固有情報としての列車内サーバIDを読取るととも
に、前記駅サーバから列車内サーバに送信されるEメー
ルに付加された駅固有情報としての駅サーバIDを読取
るように構成され、前記列車内サーバIDと駅サーバI
Dを確認してEメール情報をセンターサーバまたは回線
終端装置に送信する構成を有している。
【0009】このような構成により、駅サーバと列車内
サーバのEメールを無線で列車内に送信および駅に送信
する際に、データ全体をパケットにするか、無線の伝送
帯域に対応したパケットにして送信するときに、データ
の送受信の確実性を保つためにパケットには列車固有情
報と駅固有情報であるIDを付加し、Eメールを送受信
する。このため、どの列車に誰が乗車しているかを認
識、送信データを選別することができ、駅サーバと列車
サーバ間の通信データ量を削減することができる。
【0010】第3発明の列車内Eメールシステムは、上
記課題を解決するために、前記回線終端装置が、列車内
の座席の背面に設けられるとともに、この背面に設けら
れた座席テーブルを乗客側に倒したときに外部に露出さ
れ、前記端末装置に接続可能なモジュラージャックから
構成される。
【0011】このような構成により、ノートパソコンを
持った乗客がEメールを使用するときに、座席に座った
状態でノートパソコンを簡単に列車内サーバに接続して
使用できる。また、ノートパソコンと回線終端装置の距
離を最短にすることができ、列車内回線とノートパソコ
ンを簡単に接続して使用することができる。
【0012】第4発明によるEメールの送受信方法は、
上記課題を解決するために、第1発明または第3発明の
列車内Eメールシステムによる列車内Eメールの送信方
法であって、前記列車内からEメールを列車外に送信す
る際には、前記回線終端装置に接続された端末装置のE
メール機能を用いて送信したEメールを前記列車内サー
バに格納し、次いで、前記列車が前記駅サーバを備えた
駅に近接したときに、前記通信手段の無線接続によって
前記列車内サーバから駅サーバにEメールを送信した
後、駅サーバから公衆回線を介してプロバイダーのセン
ターサーバに送信し、列車外からのEメールを列車内で
受信する際には、前記センターサーバに格納されたEメ
ールを公衆回線を介して前記駅サーバが受信することに
より前記駅サーバに最新のEメール情報を格納し、次い
で、前記列車が前記駅サーバを備えた駅に近接したとき
に、通信手段の無線接続によって前記駅サーバのEメー
ルを列車内サーバに受信した後、前記回線終端装置に接
続された端末装置が駅サーバに格納されたEメールを受
信するようにしている。
【0013】このような方法により、駅サーバは列車が
駅構内に進行して来る直前か、一定時間毎にセンターサ
ーバから列車内Eメールのドメインに入力している情報
を総て取り込んで待機し、列車が駅に接近して無線接続
で駅サーバに接続すると駅サーバの情報を列車内サーバ
に送りこみ、列車内サーバは車内のユーザのEメール情
報を駅サーバに送信すると、駅サーバは自動的にセンタ
ーサーバに接続してEメール情報を回線により送信し、
センターサーバは回線のユーザからのアクセスに対応し
てEメールを出力することができる。
【0014】第5発明のEメールの送受信方法は、第2
発明または第3発明の列車内EメールシステムによるE
メールの送受信方法であって、前記回線終端装置に接続
された端末装置のEメール機能を用いて送信したEメー
ルを前記列車内サーバに格納した状態で前記列車が前記
駅サーバを備えた駅に近接したときに、前記通信手段が
前記駅サーバからの電波を受信して前記受信電波内にあ
る駅サーバのIDを確認した後、前記駅サーバIDと前
記列車内サーバに格納されてIDが付加されたEメール
を前記駅サーバに送信し、前記駅サーバが前記駅サーバ
IDと列車サーバIDを確認して両IDを確認した後、
前記列車内サーバのEメールを即時または一定時間後に
前記センターサーバに送信し、同時に前記駅サーバに格
納してある前記センターサーバからのEメールを前記駅
サーバに送信することにより、前記回線終端装置を介し
て前記端末装置から取り出し可能にしている。
【0015】このような方法により、駅サーバと列車内
サーバのEメールを無線で列車内に送信および駅に送信
する際に、データ全体をパケットにするか、無線の伝送
帯域に対応したパケットにして送信するときに、データ
の送受信の確実性を保つためにパケットには列車固有情
報と駅固有情報であるIDを付加し、Eメールを送受信
する。このため、どの列車に誰が乗車しているかを認識
することができ、Eメールを必要とする使用者が確実に
Eメールを使用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に基づい
て説明する。
【0017】図1〜4は本発明に係る列車内Eメール通
信システムおよびEメールの送受信方法の一実施形態を
示す図である。
【0018】まず、構成を説明する。図1、2におい
て、公衆回線1にはセンターサーバ2、プロバイダー3
およびEメールを使用するユーザ4a、4b、4c……
4nが接続されており、この公衆回線1上でセンターサ
ーバ2、プロバイダー3およびEメールを使用するユー
ザ4a、4b、4c……4n間でEメールシステムが通
信できるインターネット通信接続の一般的な基本システ
ムが構築されている。
【0019】公衆回線1にはルータ6を介して専用回線
7が配設されており、この専用回線7は列車8を運行す
る会社の線路9に沿って配線されている。また、列車8
が停止または通過する複数の駅10a、10b(駅は多数存
在するが図1では2駅だけを図示)には駅サーバ11a、
11bが設けられており、この駅サーバ11a、11bは専用
回線7に接続されている。
【0020】駅サーバ11a、11bには送受信装置12が設
けられており、この送受信装置12はアンテナ13を介して
Eメールを含んだインターネット情報の送受信を行なう
ようになっている。
【0021】また、列車8内には列車内サーバ14が設け
られており、この列車内サーバ14には送受信装置15が設
けられ、この送受信装置15はアンテナ16を介してEメー
ルを含んだインターネット情報を駅サーバ11aまたは11
bに対して送受信するようになっている。したがって、
本実施形態では、送受信装置12、15を介して駅サーバ11
aまたは11bと列車内サーバ14の間でEメールを含んだ
インターネット情報の遣り取りを無線で行なうことがで
き(図2において受信を符号Aで示し、送信を符号bで
示す)、送受信装置12、15は通信手段を構成している。
【0022】また、列車8内には回線17が配線されてお
り、この回線17の一端は列車内サーバ14に接続されると
ともにこの一端部から各座席18に亘って分岐されてい
る。また、図3に示すように各座席18に配線された回線
17の端部にはモジュラージャック(回線終端装置)19が
設けられており、このモジュラージャック19は座席18の
背面に設けられるととも、この座席18の背面に設けられ
た座席テーブル20を乗客(ユーザ)21に倒したときに外
部に露出するように設けられている。
【0023】このモジュラージャック19には端末装置と
してのノートパソコン22のコードが接続されるようにな
っており、このノートパソコン22は座席テーブル20に載
置された状態で使用可能となっている。なお、図2中、
符号23は列車に電力を供給する架線である。
【0024】したがって、列車8にEメールデータを提
供するためには、列車8の通過する各駅10a、10bにセ
ンターサーバ2のEメールデータを供給できるように、
専用回線7と公衆回線1が常時リンクかダイヤルアクセ
スで接続される構成で専用回線7は列車8が通過する各
駅10a、10bに設置している駅サーバ11aまたは11bに
センターサーバ2からのEメールデータが接続できるよ
うにし、駅サーバ11aまたは11bからのEメールデータ
の要求に対して常にEメールデータを送信可能になって
いる。
【0025】次に、列車8と外部との間でEメールの送
受信を行なう方法を説明する。
【0026】まず、Eメールの交信を行うには、公衆回
線1でインターネットサービスによるEメールを運営す
るためのプロバイダ3が、例えば、ressha.ne.jpのドメ
イン名を基本にインターネットのEメール環境を作り、
ユーザ4a、4b、4c……4nが持っているアドレ
ス、例えば、4a@ressha.ne.jp、4b@ressha.ne.jp、4c
@ressha.ne.jp……4n@ressha.ne.jpのメールアドレス
を取得してメールを交換できる環境を作り、プロバイダ
ーのドメインのホームページとEメールの一時保管をす
るセンターサーバ2で基本システムを構築する。そし
て、センターサーバ2は各ユーザからのEメールを保管
し、アクセスのあったユーザにEメールを送信する。
【0027】一方、乗客21がユーザ8aのuser8a@ress
ha.ne.jpにEメールを送信する際には、ノートパソコン
22から回線17を介して送信されたEメールが列車8の列
車内サーバ14に格納される。
【0028】この状態で、列車8が駅10aまたは10bに
接近すると列車8の送受信装置15が電波を送信して、駅
10aまたは10bの送受信装置12と無線リンクが張られ
て、駅10aまたは10bの駅サーバ11aまたは11bが定期
的にセンターサーバ2のressha.ne.jpのドメイン名のE
メールデータを格納したデータを列車8の列車内サーバ
14に送信し、列車8内からのEメールデータを蓄積して
いた列車内サーバ14のEメールデータが駅サーバ11aま
たは11bに接続されている無線リンクにより送信され
る。
【0029】次いで、列車8からのEメールデータを受
けた駅サーバ11aまたは11bはリアルタイムか定期的に
全てのEメールデータを専用回線7から公衆回線1介し
てセンターサーバ2に送信する。
【0030】このため、公衆回線1に接続しているユー
ザ8aがEメールを確認するためにセンターサーバ2の
ドメインのressha.ne.jpにユーザ8aのメールアドレス
で接続すると列車8内の乗客21からのユーザ8a宛ての
メールを読むことができる。
【0031】次に、乗客21からのEメールを読んだユー
ザ8aが乗客21に対してuser21@ressha.ne.jpのメール
アドレスにEメールを送信すると、前記Eメールはセン
ターサーバ2に格納された後、駅サーバ11aまたは11b
からの要求により駅サーバ11aまたは11bにEメールデ
ータが送信される。
【0032】このとき、駅サーバ11aまたは11bは列車
8が駅構内に進行して来る直前か、一定時間毎にセンタ
ーサーバ2から列車8内Eメールのドメインに入力して
いる情報を総て取り込んで待機する。
【0033】また、列車8が既に駅10aまたは10bを通
過している場合には、駅10aまたは10bの図示しない次
の駅で駅サーバ11aまたは11bからセンターサーバ2の
Eメールデータを送受信装置12、14による無線リンクで
列車内サーバ14に格納した後、乗客21のノートパソコン
22が列車内サーバ14に接続すると、最新のEメールデー
タで、乗客21宛てのEメールであるuser21.ne.jpを読む
ことができる。
【0034】このように本実施形態では、列車8内に無
線による通信を行なう送受信装置15とインターネットの
列車内サーバ14を搭載し、列車8が駅10aまたは10bに
接近したときに駅10aまたは10bに備えられた駅サーバ
11aまたは11bを列車8内と無線接続して、駅10aまた
は10bからは駅サーバ11aまたは11bに蓄積されている
Eメールを列車内サーバ14に送信し、乗客21が操作する
ノートパソコン22からのEメールを列車内サーバ14より
駅サーバ11aまたは11bに送信して列車8内乗客が通常
使用状態でEメールの送受信を行なうことができる。
【0035】このため、列車8の移動に伴いトンネル・
陸橋・ビルの谷間あるいは電波のヌルポイントに入り一
時的に電波が途切れデータが中断しまうような事態が発
生することがなく、オフィスでEメールを使用している
環境と同じ状態でEメールの送受信を行なうことがで
き、Eメールの送受信を高品位に行なうことができる。
【0036】また、ノートパソコン22に接続されるモジ
ュラージャック19を列車8内の座席18の背面に設けると
とも、この背面に設けられた座席テーブル20を乗客側に
倒したときに外部に露出するように構成したため、ノー
トパソコン22を持った乗客21がEメールを使用するとき
に、座席18に座った状態でノートパソコン22を簡単に列
車内サーバ14に接続して使用できる。また、ノートパソ
コン22とモジュラージャック19の距離を最短にすること
ができ、回線17とノートパソコン22を簡単に接続して使
用することができる。
【0037】なお、本実施形態では、駅10aまたは10b
と列車8との無線リンクを電波で行うようにしている
が、これに限らず、光または電磁誘導によって同様の動
作を行うようにしても良い。
【0038】また、本実施形態では、列車8の列車内サ
ーバ14のEメールを更新するために駅10aまたは10bに
駅サーバ11aまたは11bを設置しているが、Eメールを
取得するために駅の間隔が長い場合には、列車内サーバ
14のEメールを更新するために、駅サーバを駅間に設置
して専用回線7によって駅サーバ11aまたは11bに接続
しても良い。
【0039】また、本実施形態では、EメールにIDを
付加して列車8の内外と送受信するようにしても良い。
【0040】以下、その方法を説明する。
【0041】この場合、送受信装置12、14は、列車内サ
ーバ14から駅サーバ11a、11bに送信されるEメールに
付加された列車固有情報としての列車内サーバIDを読
取るとともに、駅サーバ11aまたは11bから列車内サー
バ14に送信されるEメールに付加された駅固有情報とし
ての駅サーバIDを読取るように構成し、列車内サーバ
IDと駅サーバIDを確認してEメール情報をセンター
サーバ2またはモジュラージャック19を通してノートパ
ソコン22に送信する。
【0042】図4はその送信データを示す図であり、図
4に基づいて列車8が駅10aまたは10bを通過あるいは
停車するときの無線リンクについて説明する。
【0043】列車8が駅に接近する際に列車8のATS
装置あるいは列車8の接近信号を駅サーバ11aまたは11
bの送受信装置12が検知すると、駅サーバ11aまたは11
bに接続された送受信装置12の無線周波数を発信し同時
に識別信号を付加して電波を発信する。
【0044】列車8の列車内サーバ14に接続した送受信
装置15は電波を常に受信できる状態として、駅10aまた
は10bに接近すると駅10aまたは10bからの識別信号を
持った電波を受信する。
【0045】駅サーバ11aまたは11bの送受信装置12か
らの電波と識別信号で確認すると、列車8の送受信装置
15はEメールデータを送るように要求する電波を発信す
ることで、無線リンクが確立する。
【0046】駅サーバ11aまたは11bが格納しているセ
ンターサーバ2からのEメールデータはセンターサーバ
データ31にID32aを付加して駅サーバデータ32として
列車8の送受信装置15にEメールデータを送信し、列車
8の送受信装置15は駅サーバデータ32に付加しているI
Dデータを確認して駅サーバ11aまたは11bのデータで
あることを確認すると列車内サーバ14に格納するが、E
メールを格納するときに受信した列車サーバデータ33か
ら駅サーバデータ31に付加してきたID32aを除去して
センターサーバデータ31と同じデータ形式にして列車内
データ34として格納する。
【0047】同様に、列車8内の列車内サーバ14からの
EメールデータのIDを付加するのと同様の手順で駅サ
ーバ11aまたは11bに送信して駅サーバ11aまたは11b
からセンターサーバ2にEメールデータが送られる。
【0048】すなわち、上述したように、モジュラージ
ャック19に接続されたノートパソコン22のEメール機能
を用いて送信したEメールを列車内サーバ14に格納した
状態で列車8が駅サーバ11aまたは11bを備えた駅10a
または10bに近接したときに、送受信装置12、15が駅サ
ーバ11aまたは11bからの電波を受信して受信電波内に
ある駅サーバ11aまたは11bのIDを確認した後、駅サ
ーバIDと列車内サーバ14に格納されてID33aが付加
されたEメールを駅サーバ11aまたは11bに送信し、駅
サーバ11aまたは11bが駅サーバIDと列車サーバID
33aを確認した後、列車内サーバ14のEメールを即時ま
たは一定時間後にセンターサーバ2に送信し、同時に駅
サーバ11aまたは11bに格納してあるセンターサーバ2
からのEメールを駅サーバ11aまたは11bに送信するこ
とにより、ノートパソコン22から取り出すようにしても
良い。
【0049】このようにすれば、駅サーバ11aまたは11
bと列車内サーバ14のEメールを無線で列車8内に送信
および駅10aまたは10bに送信する際に、データ全体を
パケットにするか、無線の伝送帯域に対応したパケット
にして送信するときに、データの送受信の確実性を保つ
ためにパケットにはIDを付加し、Eメールを送受信す
ることができるため、どの列車に誰が乗車しているかを
認識することができ、Eメールを必要とする使用者が確
実にEメールを使用できる。
【0050】なお、IDデータはヘッダに取付けたり、
データのヘッドと最後尾の両方に取付けたり、あるいは
IDでEメールデータにスクランブルを行いEメールデ
ータのセキュリティーレベルを上げることも含まれる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、列車内に無線による通
信手段と列車内サーバを搭載し、列車が駅に接近したと
きに駅に備えられた駅サーバを列車内と無線接続して、
駅からは駅サーバに蓄積されている情報を列車内サーバ
に送信し、乗客が操作するノートパソコンからのEメー
ルを列車内サーバより駅サーバに送信して列車内乗客が
通常使用状態でEメールの送受信を行なうことができる
列車内Eメールシステムを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る列車内Eメール通信システムおよ
びEメールの送受信方法の一実施形態を示す図であり、
そのシステムの全体構成図である。
【図2】一実施形態の列車内に設けられた列車内サーバ
や駅との無線リンクの状態を示す図である。
【図3】一実施形態の列車内で座席の背面を示す図であ
る。
【図4】一実施形態の駅サーバと列車内サーバが無線リ
ンクを張ったときのデータの送り方を示す図である。
【符号の説明】
1 公衆回線 2 センターサーバ 3 プロバイダ 4a〜4c ユーザ 7 専用回線 8 列車 9 線路 10a、10b 駅 11a、11b 駅サーバ 12、15 送受信装置(通信手段) 14 列車内サーバ 17 回線 18 座席 19 モジュラージャック(回線終端装置) 20 座席テーブル 21 乗客 22 ノートパソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上條 和紀 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 高橋 秀明 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 倉科 義昭 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA08 HA06 HA08 HC01 HD03 HD06 JL01 JL07 JT03 JT09 KA05 KA06 LB02 LD14 LE11 5K067 AA22 BB21 BB43 BB44 DD17 DD19 EE02 EE10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路を移動する列車内に設けられ、情報
    を記憶する列車内サーバと、 前記列車内サーバから列車内の所定箇所に回線を介して
    接続されるとともに端末装置に接続可能に設けられ、前
    記端末装置と前記列車内サーバとの間で通信を行なう回
    線終端装置と、 少なくとも前記列車が停止または通過する各駅に配設さ
    れ、公衆回線を介して接続されたプロバイダーのセンタ
    ーサーバと前記駅サーバとの間で情報の遣り取りを行な
    う駅サーバと、 前記列車内および各駅にそれぞれ設けられ、前記駅サー
    バと列車内サーバとの間で情報の遣り取りを無線で行な
    う通信手段とを備え、 前記回線終端装置に端末装置を接続し、かつ、前記列車
    が少なくとも駅を通過するとき、前記列車内サーバと前
    記駅サーバとの間で通信手段を介して情報を送受信する
    ことにより、前記列車内サーバまたは前記駅サーバが格
    納した情報からEメールの送受信を行なうことを特徴と
    する列車内Eメールシステム。
  2. 【請求項2】 前記通信手段は、前記列車内サーバから
    駅サーバに送信されるEメールに付加された列車固有情
    報としての列車内サーバIDを読取るとともに、前記駅
    サーバから列車内サーバに送信されるEメールに付加さ
    れた駅固有情報としての駅サーバIDを読取るように構
    成され、前記列車内サーバIDと駅サーバIDを確認し
    てEメール情報をセンターサーバまたは回線終端装置に
    送信することを特徴とする請求項1記載の列車内Eメー
    ルシステム。
  3. 【請求項3】 前記回線終端装置が、列車内の座席の背
    面に設けられるとともに、この背面に設けられた座席テ
    ーブルを乗客側に倒したときに外部に露出され、前記端
    末装置に接続可能なモジュラージャックから構成される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の列車内Eメー
    ルシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1または3記載の列車内Eメール
    システムによる列車内Eメールの送信方法であって、 前記列車内からEメールを列車外に送信する際には、前
    記回線終端装置に接続された端末装置のEメール機能を
    用いて送信したEメールを前記列車内サーバに格納し、
    次いで、前記列車が前記駅サーバを備えた駅に近接した
    ときに、前記通信手段の無線接続によって前記列車内サ
    ーバから駅サーバにEメールを送信した後、駅サーバか
    ら公衆回線を介してプロバイダーのセンターサーバに送
    信し、 列車外からのEメールを列車内で受信する際には、前記
    センターサーバに格納されたEメールを公衆回線を介し
    て前記駅サーバが受信することにより前記駅サーバに最
    新のEメール情報を格納し、次いで、前記列車が前記駅
    サーバを備えた駅に近接したときに、通信手段の無線接
    続によって前記駅サーバのEメールを列車内サーバに受
    信した後、前記回線終端装置に接続された端末装置が駅
    サーバに格納されたEメールを受信することを特徴とす
    るEメールの送受信方法。
  5. 【請求項5】 請求項2または3記載の列車内Eメール
    システムによるEメールの送受信方法であって、 前記回線終端装置に接続された端末装置のEメール機能
    を用いて送信したEメールを前記列車内サーバに格納し
    た状態で前記列車が前記駅サーバを備えた駅に近接した
    ときに、前記通信手段が前記駅サーバからの電波を受信
    して前記受信電波内にある駅サーバのIDを確認した
    後、前記駅サーバIDと前記列車内サーバに格納されて
    IDが付加されたEメールを前記駅サーバに送信し、前
    記駅サーバが前記駅サーバIDと列車サーバIDを確認
    して両IDを確認した後、前記列車内サーバのEメール
    を即時または一定時間後に前記センターサーバに送信
    し、同時に前記駅サーバに格納してある前記センターサ
    ーバからのEメールを前記駅サーバに送信することによ
    り、前記回線終端装置を介して前記端末装置から取り出
    し可能にしたことを特徴とするEメールの送受信方法。
JP2000224144A 2000-07-25 2000-07-25 列車内eメール通信システムおよびeメールの送受信方法 Pending JP2002044122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224144A JP2002044122A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 列車内eメール通信システムおよびeメールの送受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224144A JP2002044122A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 列車内eメール通信システムおよびeメールの送受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002044122A true JP2002044122A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18718154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000224144A Pending JP2002044122A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 列車内eメール通信システムおよびeメールの送受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002044122A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535331A (ja) * 2005-03-29 2008-08-28 リサーチ イン モーション リミテッド 個人識別番号メッセージ伝達のためのシステムおよび方法
JP2009237880A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Hitachi Ltd 移動体サービス提供システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535331A (ja) * 2005-03-29 2008-08-28 リサーチ イン モーション リミテッド 個人識別番号メッセージ伝達のためのシステムおよび方法
JP4686596B2 (ja) * 2005-03-29 2011-05-25 リサーチ イン モーション リミテッド 個人識別番号メッセージ伝達のためのシステムおよび方法
US8195161B2 (en) 2005-03-29 2012-06-05 Research In Motion System and method for personal identification number messaging
JP2009237880A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Hitachi Ltd 移動体サービス提供システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4676490B2 (ja) 位置指定発信機を有するモバイルユニット内の干渉緩和
WO2001006365A3 (en) Method and apparatus for activity-based collaboration by a computer system equipped with a communications manager
US20080139185A1 (en) Transmitting an Assignment through Wireless Transmission
JPWO2010001983A1 (ja) 通信システム
US20040203563A1 (en) Emergency communication and monitoring system and method
JP2008219863A (ja) 位置情報管理システム、位置情報管理方法、プログラム、および位置情報管理サーバ
WO2003026204A2 (en) Broadband internet protocol telephony system
US7020466B2 (en) Mobile radiotelephone connecting apparatus and mobile radiotelephone connecting system
EP1773011A3 (en) Method for routing a message in a wireless communication system
US20050159149A1 (en) Network mobile communication device
JP2003134546A (ja) 場所の属性を用いた情報サービス提供システム
WO2004068859A1 (ja) 映像表示システム及び映像表示装置
EP1343344B8 (en) Communication system for adding data transmission origin information to data
CN1984437A (zh) WiMAX系统中移动台无损切换的控制方法及通信设备
US20070142076A1 (en) Alarm and messaging communications system having wireless network gateway
JP2002044122A (ja) 列車内eメール通信システムおよびeメールの送受信方法
JP4610803B2 (ja) 無線システム
KR20080022868A (ko) 인공위성을 이용한 무선 인터넷 서비스 시스템 및 그 방법
JP2005192059A (ja) 無線lan子局装置
KR20030088730A (ko) 무선 중계기를 이용한 지하철에서의 공중 무선랜 서비스제공 장치 및 방법
JP2005151397A (ja) 中継基地局装置、無線通信システム及び方法並びに無線通信用プログラム
JP2000031994A (ja) ポーリング中継方法
KR100898107B1 (ko) 패킷 기반 이동형 무전통합시스템, 콘솔장치,무전중계장치, 매니저장치 및 통신 연결 설정 방법
JP2002152809A (ja) 位置情報を利用したネットワーク上の接続管理システム
KR101135078B1 (ko) 이동통신 환경에서 탑승 정보를 제공하는 방법 및 시스템