JP2002043037A - ヒータランプ - Google Patents
ヒータランプInfo
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Abstract
安定して光が放射され、しかも、ヒータランプからの汚
染物質の発生がなく、作業環境に影響を及ぼさないヒー
タランプを提供することにある。 【解決手段】 本発明のヒータランプは、封体2の内部
に管軸に沿って発熱体4が配置されたヒータランプにお
いて、管型封体2内に、発熱体4を覆うように形成する
とともに、両端部において外面が管型封体2内面に封着
された筒状の内管3を配置し、封着された管型封体2内
面と内管3外面との間に、反射部材Mが設けられている
ことを特徴とする。
Description
ス加熱、あるいは食品加熱等に用いられるヒータランプ
に関する。
は食品加熱に利用されるヒータランプは、管型封体内に
発熱体が配置されたものであり、発熱体から放射される
光によって被加熱物を加熱するものである。この場合、
ヒータランプから放射される光を有効に利用するため
に、通常、ヒータランプを半円樋状の金属製の反射鏡で
覆い、ユニット化されたヒータランプユニットとして利
用していた。
うなヒータランプユニットでは、ヒータランプと反射鏡
を一体にするためのケーシングが必要であり、ヒータラ
ンプの点灯・消灯に伴う反射鏡の伸縮に対応する機構が
必要であり、構造が複雑になるという問題があった。
るために金コートが施されていたり、様々なコートを施
すことが一般的であり、これらのコート物質が酸化して
反射率が低下したり、あるいは、コート物質が剥がれ落
ちて被加熱物を汚染する問題があった。
トでは、反射鏡やケーシングに水分が吸収されている場
合があり、真空中等の反応容器内で用いると、水分が蒸
発し作業環境を悪化させる問題があった。
プ単体から効率良く安定して光が放射され、しかも、ヒ
ータランプからの汚染物質の発生がなく、作業環境に影
響を及ぼさないヒータランプを提供することにある。
に、請求項1に記載のヒータランプは、管型封体の内部
に管軸に沿って発熱体が配置されたヒータランプにおい
て、前記管型封体内に、前記発熱体を覆うように形成す
るとともに、両端部において外面が前記管型封体内面に
封着された筒状の内管を配置し、前記封着された前記管
型封体内面と前記内管外面との間に、反射部材が設けら
れていることを特徴とする。
1に記載のヒータランプであって、特に、前記反射部材
は半円樋状の金属製の反射板であることを特徴とする。
2に記載のヒータランプであって、特に、前記管型封体
には、前記反射板を固定するために前記内管方向に向か
って突起部が形成されていることを特徴とする。
2に記載のヒータランプであって、特に、前記反射板に
は、前記管型封体内面に当接して当該反射板を固定する
ための固定部材が取り付けられていることを特徴とす
る。
体の内部に管軸に沿って発熱体が配置されたヒータラン
プにおいて、前記管型封体内に、前記発熱体を覆うよう
に形成するとともに、両端部において外面が前記管型封
体内面に封着された筒状の内管を配置し、前記封着され
た前記管型封体内面の一部分、あるいは、前記内管外面
の一部分に反射部材が被着されていることを特徴とす
る。
実施の形態を具体的に説明する。図1は、本発明のヒー
タランプの構成を示す断面図、図2は後述する図1に示
す管型封体と内管との封着状態を示す説明図である。
ゲンガスを添加したハロゲンランプからなるヒータラン
プ、2は石英ガラスからなる管型封体、3は石英ガラス
からなり両端が開口している内管、4は内管3内部に支
持部材5に支持され、発熱体としてのタングステン製の
フィラメント、6はヒータランプ1の端部に設けられ電
源に接続される外部リード棒、7はフィラメント4に接
続された内部リード棒、8は内部リード棒7と外部リー
ド棒6に接続され封止部9に埋設された金属箔、10は
管型封体に形成された排気管残部である。
両端部において、管型封体2の内面と内管3の外面が封
着され、封着部11が形成されている。図2は、図1の
管型封体1と内管2が封着された部分の拡大であり、管
型封体2の内面が内管3の外面に気密に封着されてお
り、この封着された部分が封着部11になっており、管
型封体2内面と内管3外面との間に気密空間12が形成
されている。この気密空間12は内管3の内部と管型封
体2の外部(外気)と完全に遮断されている。
体2内面と内管3外面との間である気密空間12内に、
反射部材である反射板Mが設けられている。この反射板
Mは、図3に示すように、半円樋状の金属製の反射板で
あり、SUS板の表面に反射率を向上させるために金を
コーティングしたものである。なお、反射板は、SUS
板以外に、ニッケル等の高融点材料を用いることがで
き、コート物質も金以外に、ニッケルやセラミック系反
射材料を用いることができる。この結果、反射板Mによ
って光が反射され、ヒータランプ1から特定方向に光が
放射されるものである。
管3外面との間の気密空間12内に配置されており、こ
の気密空間12は内管3の内部と管型封体2の外部(外
気)と完全に遮断されているので、反射板Mの表面にコ
ーティングされた金が剥がれても内管3の内部及び管型
封体2の外部であるヒータランプの外部に剥がれ落ちた
り飛散することがなく、ヒータランプから汚染物質が発
生することがない。
しても、この水分は管型封体2の外部であるヒータラン
プの外部に放出されることがないので、このヒータラン
プを真空中等の反応容器内で使用することができ、どの
ような作業環境であっても使用でき、作業環境を悪化さ
せることがない。
窒素等の不活性ガスを封入することにより、反射板Mの
酸化が防止され、反射板Mの反射率を長時間維持するこ
とができ、ヒータランプから安定した光が長時間放射さ
れる。
り、ヒータランプの外観形状を示し、図5は、図4にお
けるA−A矢印方向断面図である。なお、図5は、フィ
ラメント及びサポータを省略して描いている。図4、図
5に示すように、管型封体2は、反射板Mを挟んで両側
に反射板Mの両端から少し離れた位置に、内管3の方向
に向かって突起部1aがヒータランプ1の両側に2ヶ所
づつ合計4ヶ所形成されている。この突起部1aは、管
型封体2の一部を加熱して内方に凹ませたディンプルで
ある。この結果、反射板Mの動きが突起部1aで規制さ
れることになり、管型封体2と内管3との間で反射板M
が回転せず固定されるので、常に、所定の方向に光を放
射することができる。なお、突起部1aは、ヒータラン
プ1の片側だけに2ヶ所形成されていてもよく、ヒータ
ランプ1の長手方向中央側だけに2ヶ所形成されていて
もよい。
法を示す説明図であり、ヒータランプの管軸に対して垂
直方向の断面図である。なお、図6(イ)(ロ)は、フ
ィラメント及びサポータを省略して描いている。そし
て、図7(イ)(ロ)は、図6(イ)(ロ)に示す反射
板と固定部材のみを取り出した一部分の斜視図である。
図6(イ)と図7(イ)に示すように、反射板Mには固
定部材であるバネ性のコイル部材K1の一端が溶接によ
って取り付けられおり、この溶接箇所を図中Pで示す。
このコイル部材K1は一端側がフリー状態になってお
り、内管3から管型封体2に向かって広がろうとする力
を有しており、コイル部材K1の一端側近傍の一部が管
型封体2の内面に押圧した状態で接している。この結
果、反射板Mが管型封体2と内管3との間で回転せず固
定されるので、常に、所定の方向に光を放射することが
できる。なお、コイル部材K1は、反射板Mの両側に2
つ取り付けられていてもよく、反射板Mの片側だけに1
つ取り付けられていてもよく、反射板Mの長手方向中央
部分に1つ取り付けられていてもよい。
射板Mには固定部材である多角形に折り曲げられた線状
部材K2が溶接によって取り付けられており、この溶接
箇所を図中Pで示す。この線状部材K2は一端側がフリ
ー状態になっており、折り曲げられた折曲部P1が管型
封体2の内面に当接しており、複数の折曲部P1が管型
封体2の内面に接触している。この結果、反射板Mが管
型封体2と内管3との間で回転せず固定されるので、常
に、所定の方向に光を放射することができる。なお、線
状部材K2は、反射板Mの両側に2つ取り付けられてい
てもよく、反射板Mの片側だけに1つ取り付けられてい
てもよく、反射板Mの長手方向中央部分に1つ取り付け
られていてもよい。
側に形成された封着部11の間であって、管型封体2内
面の一部分、あるいは、内管3外面の一部分に反射部材
である金メッキを施してもよい。ここで言う一部分と
は、管型封体2内面、あるいは内管3外面であって、管
軸に沿って光を取り出すための部分を除く領域のことで
ある。反射部材として、金メッキ以外に、金の蒸着膜で
あってもよく、反射作用を有する物質のメッキ、蒸着、
塗布であってもよい。このように、管型封体2内面、あ
るいは、内管3外面に直接反射部材を被着すれば、別
途、反射板が不要になり、構造が簡単で、しかも確実に
所定の方向に光を放射することができる。
発明によれば、反射部材自体や、反射部材の表面にコー
ティングされたコート部材が剥がれても内管の内部及び
管型封体の外部であるヒータランプの外部に剥がれ落ち
たり飛散することがなく、反射部材に水分が含まれてい
ても、水分がヒータランプの外部に放出されることがな
く、よって、ヒータランプから汚染物質が発生すること
がなく、どのような作業環境であっても使用でき、作業
環境を悪化させることがないヒータランプとなる。
として、半円樋状の金属製の反射板を用いることによ
り、簡単な構造の反射部材となる。
には、内管方向に向かって突起部が形成されているの
で、この突起部によって反射板の動きが規制され、反射
板が管型封体と内管との間で回転せず確実に固定される
ので、常に、所定の方向に光を放射することができる。
は、管型封体内面に当接して反射板を固定するための固
定部材が取り付けられているので、反射板が管型封体と
内管との間で回転せず確実に固定されるので、常に、所
定の方向に光を放射することができる。
内面の一部分、あるいは、前記内管外面の一部分に反射
部材が被着されているので、反射板を使用しなくても、
簡単な構造で、しかも確実に所定の方向に光を放射する
ことができる。
着状態を示す説明図である。
説明図である。
る。
る。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 管型封体の内部に管軸に沿って発熱体が
配置されたヒータランプにおいて、 前記管型封体内に、前記発熱体を覆うように形成すると
ともに、両端部において外面が前記管型封体内面に封着
された筒状の内管を配置し、 前記封着された前記管型封体内面と前記内管外面との間
に、反射部材が設けられていることを特徴とするヒータ
ランプ。 - 【請求項2】 前記反射部材は半円樋状の金属製の反射
板であることを特徴とする請求項1に記載のヒータラン
プ。 - 【請求項3】 前記管型封体には、前記反射板を固定す
るために前記内管方向に向かって突起部が形成されてい
ることを特徴とする請求項2に記載のヒータランプ。 - 【請求項4】 前記反射板には、前記管型封体内面に当
接して当該反射板を固定するための固定部材が取り付け
られていることを特徴とする請求項2に記載のヒータラ
ンプ。 - 【請求項5】 管型封体の内部に管軸に沿って発熱体が
配置されたヒータランプにおいて、 前記管型封体内に、前記発熱体を覆うように形成すると
ともに、両端部において外面が前記管型封体内面に封着
された筒状の内管を配置し、 前記封着された前記管型封体内面の一部分、あるいは、
前記内管外面の一部分に反射部材が被着されていること
を特徴とするヒータランプ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 2000-07-31 JP JP2000231786A patent/JP3832206B2/ja not_active Expired - Fee Related
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