JP2002042984A - ケーブルハーネス用コネクタ - Google Patents
ケーブルハーネス用コネクタInfo
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- JP2002042984A JP2002042984A JP2000222138A JP2000222138A JP2002042984A JP 2002042984 A JP2002042984 A JP 2002042984A JP 2000222138 A JP2000222138 A JP 2000222138A JP 2000222138 A JP2000222138 A JP 2000222138A JP 2002042984 A JP2002042984 A JP 2002042984A
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来に比べてより太径のワイヤの使用、及び
接点部の狭配列化を両立するケーブルハーネス用コネク
タを提供する。 【解決手段】 ケーブルハーネス用コネクタに備わる各
コンタクト120の接点部1211、1221を2行n
列にて配列し、各コンタクトに備わる連結部1213、
1224にて各結線部1212、1222を4行m列に
て千鳥状に配列した。よって、各結線部の配置間隔が従
来に比べて広がる。したがって、従来に比べて太径のワ
イヤを各結線部に接続することが可能となり、又、上記
コンタクトの接点部の配列を従来に比べて狭くすること
も可能となる。
接点部の狭配列化を両立するケーブルハーネス用コネク
タを提供する。 【解決手段】 ケーブルハーネス用コネクタに備わる各
コンタクト120の接点部1211、1221を2行n
列にて配列し、各コンタクトに備わる連結部1213、
1224にて各結線部1212、1222を4行m列に
て千鳥状に配列した。よって、各結線部の配置間隔が従
来に比べて広がる。したがって、従来に比べて太径のワ
イヤを各結線部に接続することが可能となり、又、上記
コンタクトの接点部の配列を従来に比べて狭くすること
も可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルハーネス
用コネクタであって、該コネクタに備わり相手方のコネ
クタと電気的導通を行なう部分であるコンタクトに備わ
る各結線部に各ワイヤが接続されるケーブルハーネス用
コネクタに関し、特に、当該ケーブルハーネス用コネク
タの外面を形成するシールド部と上記ワイヤとの間に規
定の絶縁距離を設ける必要のあるケーブルハーネス用コ
ネクタに関する。
用コネクタであって、該コネクタに備わり相手方のコネ
クタと電気的導通を行なう部分であるコンタクトに備わ
る各結線部に各ワイヤが接続されるケーブルハーネス用
コネクタに関し、特に、当該ケーブルハーネス用コネク
タの外面を形成するシールド部と上記ワイヤとの間に規
定の絶縁距離を設ける必要のあるケーブルハーネス用コ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、IEEE 規格番号1394に規定されるようなデ
ータ高速伝送用に使用されるコネクタにおいて、図10
に示すように、該コネクタ1に備わり相手方のコネクタ
と電気的導通を行なう部分であるコンタクト2に備わる
各結線部2aには、それぞれワイヤが半田付けされる。
しかしながら、データの長距離伝送特性を向上させるた
め、より電気抵抗の低いワイヤつまりより太い径のワイ
ヤの使用が望まれている。尚、図10の(a)は、該コ
ネクタ1の正面図であり、(b)は平面図であり、
(c)は右側面図であり、(d)は裏面図である。又、
上記コンタクト2は、それぞれほぼ短冊状の薄金属板に
てなりその一端を図10の(a)、(b)に示すように
上述の結線部2aとし、他端を図10の(d)に示すよ
うにコネクタ同士の接続部分となる接点部2bとしてい
る。又、コネクタ1は、通常、EMI(電磁気妨害)対
策として、該コネクタ1の外表面部分にてコンタクト2
部分を金属板で覆うように、シールド部3を設けてい
る。
ば、IEEE 規格番号1394に規定されるようなデ
ータ高速伝送用に使用されるコネクタにおいて、図10
に示すように、該コネクタ1に備わり相手方のコネクタ
と電気的導通を行なう部分であるコンタクト2に備わる
各結線部2aには、それぞれワイヤが半田付けされる。
しかしながら、データの長距離伝送特性を向上させるた
め、より電気抵抗の低いワイヤつまりより太い径のワイ
ヤの使用が望まれている。尚、図10の(a)は、該コ
ネクタ1の正面図であり、(b)は平面図であり、
(c)は右側面図であり、(d)は裏面図である。又、
上記コンタクト2は、それぞれほぼ短冊状の薄金属板に
てなりその一端を図10の(a)、(b)に示すように
上述の結線部2aとし、他端を図10の(d)に示すよ
うにコネクタ同士の接続部分となる接点部2bとしてい
る。又、コネクタ1は、通常、EMI(電磁気妨害)対
策として、該コネクタ1の外表面部分にてコンタクト2
部分を金属板で覆うように、シールド部3を設けてい
る。
【0003】一方、図10の(d)に示すように、各接
点部2bの配列ピッチ4は、コネクタ1の占有面積を減
らすために、より狭くすることが望まれている。又、従
来のコネクタ1のコンタクト2は、上記結線部2aと上
記接点部2bとはほぼ一直線上に位置しており、図10
の(d)に示すように2行5列にて接点部2bが配列さ
れているときには、図10の(b)に示すように、結線
部2aも、接点部2bの配列ピッチ4と同ピッチで2行
5列にて配列されている。従来、上記配列ピッチ4は2
mmであるので、結線部2aも2mmの間隔にて配列さ
れる。このように配列される各結線部2aには、上述の
ように各ワイヤが半田付けされ、さらに結線部2aとワ
イヤとの接続部分には絶縁用収縮チューブが取り付けら
れる。したがって上記配列ピッチ4との関係から、実用
上ワイヤの導体径は、1mm程度が限界であった。よっ
て、該限界値を超えるような線径のより太いワイヤを使
用するとした場合、図11に示すように、隣接するワイ
ヤ5同士において、結線部2aに半田付けされたワイヤ
5の導体部分5aを覆う絶縁性の収縮チューブ6が互い
に重なり合う状態となり、スペース上、実際にはワイヤ
5を配列できない状態となってしまう。尚、図11で
は、各結線部2aの配列ピッチ4は約2mmであり、ワ
イヤ5の導体部分5aの導体径は1.2mmであり、収
縮チューブ6の外径は2.5mmである。よって、上記
太径ワイヤ5の使用を希望するときには、結線部2aの
配列ピッチ4を現状よりも大きくせざるを得ず、その結
果、接点部2bの配列ピッチ4も現状より大きくなって
しまう。このように、より太いワイヤの使用要求と、接
点部2bの狭配列ピッチ化とは、相反する要求である。
点部2bの配列ピッチ4は、コネクタ1の占有面積を減
らすために、より狭くすることが望まれている。又、従
来のコネクタ1のコンタクト2は、上記結線部2aと上
記接点部2bとはほぼ一直線上に位置しており、図10
の(d)に示すように2行5列にて接点部2bが配列さ
れているときには、図10の(b)に示すように、結線
部2aも、接点部2bの配列ピッチ4と同ピッチで2行
5列にて配列されている。従来、上記配列ピッチ4は2
mmであるので、結線部2aも2mmの間隔にて配列さ
れる。このように配列される各結線部2aには、上述の
ように各ワイヤが半田付けされ、さらに結線部2aとワ
イヤとの接続部分には絶縁用収縮チューブが取り付けら
れる。したがって上記配列ピッチ4との関係から、実用
上ワイヤの導体径は、1mm程度が限界であった。よっ
て、該限界値を超えるような線径のより太いワイヤを使
用するとした場合、図11に示すように、隣接するワイ
ヤ5同士において、結線部2aに半田付けされたワイヤ
5の導体部分5aを覆う絶縁性の収縮チューブ6が互い
に重なり合う状態となり、スペース上、実際にはワイヤ
5を配列できない状態となってしまう。尚、図11で
は、各結線部2aの配列ピッチ4は約2mmであり、ワ
イヤ5の導体部分5aの導体径は1.2mmであり、収
縮チューブ6の外径は2.5mmである。よって、上記
太径ワイヤ5の使用を希望するときには、結線部2aの
配列ピッチ4を現状よりも大きくせざるを得ず、その結
果、接点部2bの配列ピッチ4も現状より大きくなって
しまう。このように、より太いワイヤの使用要求と、接
点部2bの狭配列ピッチ化とは、相反する要求である。
【0004】又、上述のように各結線部2aと各ワイヤ
5とは半田付けするので、該半田付けの作業性から結線
部2aをコネクタ1の内部に配列することはできない。
よって、上記シールド部3と結線部2aとの間には、規
定の絶縁距離を設ける必要がある。しかしながら、より
太径のワイヤ5を使用することで該ワイヤ5を覆う収縮
チューブ6の外径も大きくなる。一方、該収縮チューブ
6には完全な絶縁性を望めないことから、より太径のワ
イヤ5を使用しようとすると、シールド部3と結線部2
aとの間にて、規定の絶縁距離を満足できなくなる。こ
の点からも、従来に比べて太径のワイヤ5の使用が制限
される原因となっている。本発明はこのような問題点を
解決するためになされたもので、従来に比べてより太径
のワイヤの使用、及び接点部の狭配列化を両立する、ケ
ーブルハーネス用コネクタを提供することを目的とす
る。
5とは半田付けするので、該半田付けの作業性から結線
部2aをコネクタ1の内部に配列することはできない。
よって、上記シールド部3と結線部2aとの間には、規
定の絶縁距離を設ける必要がある。しかしながら、より
太径のワイヤ5を使用することで該ワイヤ5を覆う収縮
チューブ6の外径も大きくなる。一方、該収縮チューブ
6には完全な絶縁性を望めないことから、より太径のワ
イヤ5を使用しようとすると、シールド部3と結線部2
aとの間にて、規定の絶縁距離を満足できなくなる。こ
の点からも、従来に比べて太径のワイヤ5の使用が制限
される原因となっている。本発明はこのような問題点を
解決するためになされたもので、従来に比べてより太径
のワイヤの使用、及び接点部の狭配列化を両立する、ケ
ーブルハーネス用コネクタを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下のような構成を備える。即ち、本発明の
第1態様のケーブルハーネス用コネクタは、それぞれが
ほぼ短冊状の金属薄片にてなり、それぞれの一端部分に
位置する各接点部にて相手方のコネクタと電気的に接触
しそれぞれの他端部分に位置する各結線部にて各ワイヤ
と接続される複数のコンタクトを備え、それぞれの上記
接点部を2行n列にて配列し、それぞれの上記結線部を
4行m列にて千鳥状に配列し、ここで上記mは上記nを
超える値である、ことを特徴とする。
に本発明は以下のような構成を備える。即ち、本発明の
第1態様のケーブルハーネス用コネクタは、それぞれが
ほぼ短冊状の金属薄片にてなり、それぞれの一端部分に
位置する各接点部にて相手方のコネクタと電気的に接触
しそれぞれの他端部分に位置する各結線部にて各ワイヤ
と接続される複数のコンタクトを備え、それぞれの上記
接点部を2行n列にて配列し、それぞれの上記結線部を
4行m列にて千鳥状に配列し、ここで上記mは上記nを
超える値である、ことを特徴とする。
【0006】又、それぞれの上記コンタクトには、上記
接点部と上記結線部とを連結し上記接点部及び上記結線
部と一体的に形成され、上記2行n列にて配列される上
記接点部に対して上記結線部を上記4行m列にて千鳥状
に配列させる連結部を備えることもできる。
接点部と上記結線部とを連結し上記接点部及び上記結線
部と一体的に形成され、上記2行n列にて配列される上
記接点部に対して上記結線部を上記4行m列にて千鳥状
に配列させる連結部を備えることもできる。
【0007】さらに又、それぞれの上記コンタクトが植
設され上記結線部を突出させ露出させる結線部突出面を
有する本体部と、該本体部の周囲面に沿って設けたシー
ルド部とをさらに備え、上記結線部突出面の周縁部に
は、上記結線部突出面に立設し上記結線部と上記シール
ド部との間に規定の絶縁距離を形成させる絶縁距離確保
用壁を設けることもできる。
設され上記結線部を突出させ露出させる結線部突出面を
有する本体部と、該本体部の周囲面に沿って設けたシー
ルド部とをさらに備え、上記結線部突出面の周縁部に
は、上記結線部突出面に立設し上記結線部と上記シール
ド部との間に規定の絶縁距離を形成させる絶縁距離確保
用壁を設けることもできる。
【0008】さらに又、上記4行m列に配列された上記
結線部における行方向及び列方向に沿った2つの分割線
にて上記結線部突出面を4つにほぼ等面積に分割したと
き、上記絶縁距離確保用壁は、当該絶縁距離確保用壁の
強度を向上させるため、分割された各領域毎に少なくと
も一つのリブ部を有することもできる。
結線部における行方向及び列方向に沿った2つの分割線
にて上記結線部突出面を4つにほぼ等面積に分割したと
き、上記絶縁距離確保用壁は、当該絶縁距離確保用壁の
強度を向上させるため、分割された各領域毎に少なくと
も一つのリブ部を有することもできる。
【0009】さらに又、上記絶縁距離確保用壁の上記結
線部突出面からの高さは、当該絶縁距離確保用壁に近接
する上記結線部における上記ワイヤの結線作業に支障を
来さない高さであり、さらに上記リブ部は、上記結線作
業に支障を来さない位置に設けることができる。
線部突出面からの高さは、当該絶縁距離確保用壁に近接
する上記結線部における上記ワイヤの結線作業に支障を
来さない高さであり、さらに上記リブ部は、上記結線作
業に支障を来さない位置に設けることができる。
【0010】又、上記連結部は、上記接点部に対して行
方向及び列方向に上記結線部を位置ずれさせる。又、上
記連結部として、上記接点部の屈曲側へ上記結線部を折
り曲げた第1連結部と、上記接点部の屈曲側とは反対側
へ上記結線部を折り曲げた第2連結部とを設けることが
でき、上記コンタクトとして、上記第1連結部を有する
第1コンタクトと、上記第2連結部を有する第2コンタ
クトとを設けることができる。よって、上記結線部を上
記4行m列に配列するために以下の配置を行なう。上記
接点部の配列において同行では、上記第1コンタクトと
上記第2コンタクトとを互いに隣接して配置し、同列で
は、上記第1コンタクト同士又は上記第2コンタクト同
士を配置する。又、上記接点部の配列において同行で
は、各コンタクトの各結線部は互いに離れる位置に配置
される。
方向及び列方向に上記結線部を位置ずれさせる。又、上
記連結部として、上記接点部の屈曲側へ上記結線部を折
り曲げた第1連結部と、上記接点部の屈曲側とは反対側
へ上記結線部を折り曲げた第2連結部とを設けることが
でき、上記コンタクトとして、上記第1連結部を有する
第1コンタクトと、上記第2連結部を有する第2コンタ
クトとを設けることができる。よって、上記結線部を上
記4行m列に配列するために以下の配置を行なう。上記
接点部の配列において同行では、上記第1コンタクトと
上記第2コンタクトとを互いに隣接して配置し、同列で
は、上記第1コンタクト同士又は上記第2コンタクト同
士を配置する。又、上記接点部の配列において同行で
は、各コンタクトの各結線部は互いに離れる位置に配置
される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態であるケーブ
ルハーネス用コネクタについて、図を参照しながら以下
に説明する。尚、各図において同じ構成部分について
は、同じ符号を付している。又、本実施形態のケーブル
ハーネス用コネクタは、IEEE 規格番号1394に
規格されているようなデータ高速伝送用に使用されるコ
ネクタを例に採るが、このようなデータ高速伝送用コネ
クタに限定するものではない。又、本実施形態では、メ
ス型のケーブルハーネス用コネクタを例に採るが、本実
施形態はオス型のケーブルハーネス用コネクタにも適用
可能である。即ち、コネクタに備わり、それぞれがほぼ
短冊状の金属薄片にてなり、それぞれの一端部分に位置
する各接点部にて相手方のコネクタと電気的に接触しそ
れぞれの他端部分に位置する各結線部にて各ワイヤと接
続される複数のコンタクトにおいて、上記結線部の配列
間隔が狭いことに起因して所望の導体径のワイヤの接続
が不可能となるようなコネクタが適用範囲内に含まれ、
さらに上記コンタクト部分のシールド部材を設けたコネ
クタが適用範囲内に含まれる。
ルハーネス用コネクタについて、図を参照しながら以下
に説明する。尚、各図において同じ構成部分について
は、同じ符号を付している。又、本実施形態のケーブル
ハーネス用コネクタは、IEEE 規格番号1394に
規格されているようなデータ高速伝送用に使用されるコ
ネクタを例に採るが、このようなデータ高速伝送用コネ
クタに限定するものではない。又、本実施形態では、メ
ス型のケーブルハーネス用コネクタを例に採るが、本実
施形態はオス型のケーブルハーネス用コネクタにも適用
可能である。即ち、コネクタに備わり、それぞれがほぼ
短冊状の金属薄片にてなり、それぞれの一端部分に位置
する各接点部にて相手方のコネクタと電気的に接触しそ
れぞれの他端部分に位置する各結線部にて各ワイヤと接
続される複数のコンタクトにおいて、上記結線部の配列
間隔が狭いことに起因して所望の導体径のワイヤの接続
が不可能となるようなコネクタが適用範囲内に含まれ、
さらに上記コンタクト部分のシールド部材を設けたコネ
クタが適用範囲内に含まれる。
【0012】図1〜図4に示すように、本実施形態のケ
ーブルハーネス用コネクタ101は、大別して、本体部
110と、該本体部110に植設される合計10本のコ
ンタクト120と、上記本体部110の周囲面110a
に沿って設けられるシールド部130とを備える。
ーブルハーネス用コネクタ101は、大別して、本体部
110と、該本体部110に植設される合計10本のコ
ンタクト120と、上記本体部110の周囲面110a
に沿って設けられるシールド部130とを備える。
【0013】まず上記コンタクト120について説明す
る。本発明の目的である、従来に比べて太径ワイヤの使
用及び接点部の狭配列化を両立させるため、コンタクト
120は、それぞれがほぼ短冊状で、本実施形態では例
えば銅合金にてなる金属薄片であり、図5及び図7に示
す形態にてなる6本の第1コンタクト121と、図6及
び図7に示す形態にてなる4本の第2コンタクト122
との2種類を設けている。図3に示すように、第1コン
タクト121は、第2コンタクト122に比べてその全
長が長い。尚、図5の(a)は、第1コンタクト121
の正面図を示し、(b)はその側面図を示しており、図
6の(a)は、第2コンタクト122の正面図を示し、
(b)はその側面図を示している。又、図7は、第1コ
ンタクト121及び第2コンタクト122の配列状態の
概念を斜視図で示したもので、後述する、第1オフセッ
ト1214及び第2オフセット1224を有する第1連
結部1213及び第2連結部1223の位置ずれ方向に
おいて、図5及び図6の図示と一致していない。
る。本発明の目的である、従来に比べて太径ワイヤの使
用及び接点部の狭配列化を両立させるため、コンタクト
120は、それぞれがほぼ短冊状で、本実施形態では例
えば銅合金にてなる金属薄片であり、図5及び図7に示
す形態にてなる6本の第1コンタクト121と、図6及
び図7に示す形態にてなる4本の第2コンタクト122
との2種類を設けている。図3に示すように、第1コン
タクト121は、第2コンタクト122に比べてその全
長が長い。尚、図5の(a)は、第1コンタクト121
の正面図を示し、(b)はその側面図を示しており、図
6の(a)は、第2コンタクト122の正面図を示し、
(b)はその側面図を示している。又、図7は、第1コ
ンタクト121及び第2コンタクト122の配列状態の
概念を斜視図で示したもので、後述する、第1オフセッ
ト1214及び第2オフセット1224を有する第1連
結部1213及び第2連結部1223の位置ずれ方向に
おいて、図5及び図6の図示と一致していない。
【0014】各第1コンタクト121は、第1接点部1
211と、第1結線部1212と、第1連結部1213
とから構成され、これらが一体的に形成されてなる。各
第1コンタクト121は皆同一の構成であるので、1本
の第1コンタクト121について説明する。上記第1接
点部1211は、第1コンタクト121の一端部分に位
置し相手方のコネクタ部のコンタクト部と電気的に接触
する部分であり、上記相手方の上記コンタクト部と実際
に接触する第1接触部分1211a、及び上記第1接触
部分1211aと一体的に形成され上記本体部110に
て保持される部分である第1固定部分1211bからな
る。上記第1結線部1212は、第1コンタクト121
の他端部分に位置し、第1結線部1212には、図4に
示すようにケーブル140を形成するそれぞれのワイヤ
5が半田付けされる。
211と、第1結線部1212と、第1連結部1213
とから構成され、これらが一体的に形成されてなる。各
第1コンタクト121は皆同一の構成であるので、1本
の第1コンタクト121について説明する。上記第1接
点部1211は、第1コンタクト121の一端部分に位
置し相手方のコネクタ部のコンタクト部と電気的に接触
する部分であり、上記相手方の上記コンタクト部と実際
に接触する第1接触部分1211a、及び上記第1接触
部分1211aと一体的に形成され上記本体部110に
て保持される部分である第1固定部分1211bからな
る。上記第1結線部1212は、第1コンタクト121
の他端部分に位置し、第1結線部1212には、図4に
示すようにケーブル140を形成するそれぞれのワイヤ
5が半田付けされる。
【0015】各第2コンタクト122においても、第1
コンタクト121と同様に、第2接点部1221と、第
2結線部1222と、第2連結部1223とから構成さ
れ、これらが一体的に形成されてなる。上記第2接点部
1221は、第1コンタクト121の第1接点部121
1に相当し、上記第2結線部1222は、第1コンタク
ト121の第1結線部1212に相当するので、ここで
の説明は省略する。又、第1接点部1211と第2接点
部1221とは同形状及び同寸法にてなり、第1結線部
1212と第2結線部1222とは同形状及び同寸法に
てなる。
コンタクト121と同様に、第2接点部1221と、第
2結線部1222と、第2連結部1223とから構成さ
れ、これらが一体的に形成されてなる。上記第2接点部
1221は、第1コンタクト121の第1接点部121
1に相当し、上記第2結線部1222は、第1コンタク
ト121の第1結線部1212に相当するので、ここで
の説明は省略する。又、第1接点部1211と第2接点
部1221とは同形状及び同寸法にてなり、第1結線部
1212と第2結線部1222とは同形状及び同寸法に
てなる。
【0016】以下では、上記第1連結部1213及び第
2連結部1223について説明するが、各第1コンタク
ト121は皆同一構成であり、各第2コンタクト122
は皆同一構成であるので、それぞれ1本の第1コンタク
ト121及び1本の第2コンタクト122について説明
を行う。第1コンタクト121の第1連結部1213
と、第2コンタクト122の第2連結部1223とは、
形状及びサイズにおいて互いに相違し、該相違に起因し
て第1コンタクト121と第2コンタクト122との相
違を生じさせている。図5の(a)に示すように平面的
に見ると、第1連結部1213は、第1接点部1211
と第1結線部1212とを、図示における左右方向、つ
まり上記第1固定部分1211bにおける厚み方向及び
延在方向に直交する直交方向に位置ずれさせる。即ち、
第1連結部1213は、第1接点部1211の中心軸1
211cに対して、第1オフセット1214にて第1結
線部1212の中心軸1212aを位置ずれさせる。こ
こで、第1接点部1211の中心軸1211cと、第1
結線部1212の中心軸1212aとは互いに平行であ
る。第2連結部1223も第1連結部1213と同様で
あって、図6の(a)に示すように、第2接点部122
1と第2結線部1222とを第2オフセット1224に
て図示における左右方向、つまり上記第2固定部分12
21bにおける厚み方向及び延在方向に直交する直交方
向に位置ずれさせる。ここで、第2接点部1221の中
心軸1221cと第2結線部1222の中心軸1222
aとは互いに平行である。
2連結部1223について説明するが、各第1コンタク
ト121は皆同一構成であり、各第2コンタクト122
は皆同一構成であるので、それぞれ1本の第1コンタク
ト121及び1本の第2コンタクト122について説明
を行う。第1コンタクト121の第1連結部1213
と、第2コンタクト122の第2連結部1223とは、
形状及びサイズにおいて互いに相違し、該相違に起因し
て第1コンタクト121と第2コンタクト122との相
違を生じさせている。図5の(a)に示すように平面的
に見ると、第1連結部1213は、第1接点部1211
と第1結線部1212とを、図示における左右方向、つ
まり上記第1固定部分1211bにおける厚み方向及び
延在方向に直交する直交方向に位置ずれさせる。即ち、
第1連結部1213は、第1接点部1211の中心軸1
211cに対して、第1オフセット1214にて第1結
線部1212の中心軸1212aを位置ずれさせる。こ
こで、第1接点部1211の中心軸1211cと、第1
結線部1212の中心軸1212aとは互いに平行であ
る。第2連結部1223も第1連結部1213と同様で
あって、図6の(a)に示すように、第2接点部122
1と第2結線部1222とを第2オフセット1224に
て図示における左右方向、つまり上記第2固定部分12
21bにおける厚み方向及び延在方向に直交する直交方
向に位置ずれさせる。ここで、第2接点部1221の中
心軸1221cと第2結線部1222の中心軸1222
aとは互いに平行である。
【0017】本実施形態では、第1オフセット1214
及び第2オフセット1224は同寸法とし、かつ上記左
右方向におけるずれ方向も同じにしているので、第1接
点部1211に対する第1結線部1212の位置ずれ、
並びに第2接点部1221に対する第2結線部1222
の位置ずれは等しい。この点において、第1連結部12
13と第2連結部1223とは同じ作用をしている。本
実施形態において、第1オフセット1214及び第2オ
フセット1224は、図2に示すコンタクト間ピッチ1
19、即ち後述のコンタクト用穴112の矢印116方
向における配列ピッチの1/2の値に設定している。具
体的には、上記コンタクト間ピッチ119が本実施形態
では例えば2mmであるので、第1オフセット1214
及び第2オフセット1224は1mmである。
及び第2オフセット1224は同寸法とし、かつ上記左
右方向におけるずれ方向も同じにしているので、第1接
点部1211に対する第1結線部1212の位置ずれ、
並びに第2接点部1221に対する第2結線部1222
の位置ずれは等しい。この点において、第1連結部12
13と第2連結部1223とは同じ作用をしている。本
実施形態において、第1オフセット1214及び第2オ
フセット1224は、図2に示すコンタクト間ピッチ1
19、即ち後述のコンタクト用穴112の矢印116方
向における配列ピッチの1/2の値に設定している。具
体的には、上記コンタクト間ピッチ119が本実施形態
では例えば2mmであるので、第1オフセット1214
及び第2オフセット1224は1mmである。
【0018】尚、本実施形態では、上記中心軸1211
cと上記中心軸1212aとの平行度、及び上記中心軸
1221cと上記中心軸1222aとの平行度、並び
に、第1オフセット1214及び第2オフセット122
4の量、位置ずれ方向は、上述の内容に限定するもので
はない。要するに本発明の目的である、従来に比べてよ
り太径のワイヤの使用、及び接点部の狭配列化を両立可
能なように、第1結線部1212及び第2結線部122
2が配列されるように、各上記平行度、オフセット量、
及び位置ずれ方向を決定すればよい。
cと上記中心軸1212aとの平行度、及び上記中心軸
1221cと上記中心軸1222aとの平行度、並び
に、第1オフセット1214及び第2オフセット122
4の量、位置ずれ方向は、上述の内容に限定するもので
はない。要するに本発明の目的である、従来に比べてよ
り太径のワイヤの使用、及び接点部の狭配列化を両立可
能なように、第1結線部1212及び第2結線部122
2が配列されるように、各上記平行度、オフセット量、
及び位置ずれ方向を決定すればよい。
【0019】一方、以下の第1〜第3点において、第1
連結部1213と第2連結部1223とは異なる作用を
する。まず第1に、図5及び図6に示すように、上記中
心軸1211a、1212a、1221a、1222a
の延在方向において、第1連結部1213と第2連結部
1223とでは長さが異なり、第2連結部1223に比
べて第1連結部1213を長く設定している。この長さ
の相違に起因して、上述したように、又、図3に示すよ
うに、第1コンタクト121が第2コンタクト122に
比べて長くなり、後述するように、第2結線部1222
に比して第1結線部1212の方が結線部突出面113
からの突出量が大きくなる。
連結部1213と第2連結部1223とは異なる作用を
する。まず第1に、図5及び図6に示すように、上記中
心軸1211a、1212a、1221a、1222a
の延在方向において、第1連結部1213と第2連結部
1223とでは長さが異なり、第2連結部1223に比
べて第1連結部1213を長く設定している。この長さ
の相違に起因して、上述したように、又、図3に示すよ
うに、第1コンタクト121が第2コンタクト122に
比べて長くなり、後述するように、第2結線部1222
に比して第1結線部1212の方が結線部突出面113
からの突出量が大きくなる。
【0020】第2に、図5の(b)及び図6の(b)に
示すように、第1接点部1211及び第2接点部122
1に対する折り曲げ方向が異なる。即ち、第1連結部1
213は、本実施形態では、第1接点部1211におけ
る第1固定部分1211bの厚み方向に沿った第1方向
1217へ折り曲げられ、一方、第2連結部1223
は、第2接点部1221における第2固定部分1221
bの厚み方向に沿った第2方向1227へ折り曲げられ
る。折り曲げ後、第1結線部1212と第1固定部分1
211bとは互いに平行に延在し、第2結線部1222
と第2固定部分1221bとは互いに平行に延在する。
示すように、第1接点部1211及び第2接点部122
1に対する折り曲げ方向が異なる。即ち、第1連結部1
213は、本実施形態では、第1接点部1211におけ
る第1固定部分1211bの厚み方向に沿った第1方向
1217へ折り曲げられ、一方、第2連結部1223
は、第2接点部1221における第2固定部分1221
bの厚み方向に沿った第2方向1227へ折り曲げられ
る。折り曲げ後、第1結線部1212と第1固定部分1
211bとは互いに平行に延在し、第2結線部1222
と第2固定部分1221bとは互いに平行に延在する。
【0021】第1連結部1213及び第2連結部122
3の折り曲げ方向は、第1接触部分1211a及び第2
接触部分1221aの屈曲方向、及び次に説明する折曲
量と関係する。即ち、図2及び図3に示し、又後述する
ように、本体部110の嵌合用凹部111において第1
接触部分1211a同士及び第2接触部分1221a同
士は、矢印115方向においてそれぞれ対向して配置さ
れ、かつ上記相手方のコンタクト部を付勢力をもって挟
持可能なように、第1接触部分1211aは第1固定部
分1211bに対して屈曲しており、第2接触部分12
21aも第2固定部分1221bに対して屈曲してい
る。このように屈曲している第1接触部分1211a及
び第2接触部分1221aに対して、第1連結部121
3は、図5の(b)に示すように第1接触部分1211
aの屈曲側へ第1結線部1212を位置させ、一方、第
2連結部1223は、図6の(b)に示すように第2接
触部分1221aの屈曲側とは反対側へ第2結線部12
22を位置させる。
3の折り曲げ方向は、第1接触部分1211a及び第2
接触部分1221aの屈曲方向、及び次に説明する折曲
量と関係する。即ち、図2及び図3に示し、又後述する
ように、本体部110の嵌合用凹部111において第1
接触部分1211a同士及び第2接触部分1221a同
士は、矢印115方向においてそれぞれ対向して配置さ
れ、かつ上記相手方のコンタクト部を付勢力をもって挟
持可能なように、第1接触部分1211aは第1固定部
分1211bに対して屈曲しており、第2接触部分12
21aも第2固定部分1221bに対して屈曲してい
る。このように屈曲している第1接触部分1211a及
び第2接触部分1221aに対して、第1連結部121
3は、図5の(b)に示すように第1接触部分1211
aの屈曲側へ第1結線部1212を位置させ、一方、第
2連結部1223は、図6の(b)に示すように第2接
触部分1221aの屈曲側とは反対側へ第2結線部12
22を位置させる。
【0022】尚、第1連結部1213及び第2連結部1
223の折り曲げ方向は、本実施形態では上記屈曲方向
及び上記折曲量の関係に基づいて上述したような方向と
しているが、上述の例に限定されるものではない。要す
るに、本発明の目的である、従来に比べて太径ワイヤの
使用、及び接点部の狭配列化を両立可能なように、第1
結線部1212及び第2結線部1222を配置させるよ
うに、上記折曲量も考慮した上で、上記折り曲げ方向を
決定すればよい。
223の折り曲げ方向は、本実施形態では上記屈曲方向
及び上記折曲量の関係に基づいて上述したような方向と
しているが、上述の例に限定されるものではない。要す
るに、本発明の目的である、従来に比べて太径ワイヤの
使用、及び接点部の狭配列化を両立可能なように、第1
結線部1212及び第2結線部1222を配置させるよ
うに、上記折曲量も考慮した上で、上記折り曲げ方向を
決定すればよい。
【0023】第3に、図5の(b)及び図6の(b)に
示すように、第1固定部分1211b及び第2固定部分
1221bに対する第1連結部1213及び第2連結部
1223の折曲量が異なる。即ち、第1連結部1213
は、第1固定部分1211bに対して第1結線部121
2を上記第1方向1217に沿って第1折曲量1215
にて離して位置させ、第2連結部1223は、第2固定
部分1221bに対して第2結線部1222を上記第2
方向1227に沿って第2折曲量1225にて離して位
置させる。
示すように、第1固定部分1211b及び第2固定部分
1221bに対する第1連結部1213及び第2連結部
1223の折曲量が異なる。即ち、第1連結部1213
は、第1固定部分1211bに対して第1結線部121
2を上記第1方向1217に沿って第1折曲量1215
にて離して位置させ、第2連結部1223は、第2固定
部分1221bに対して第2結線部1222を上記第2
方向1227に沿って第2折曲量1225にて離して位
置させる。
【0024】上述したように、第1連結部1213によ
る、第1固定部分1211bに対する第1結線部121
2の位置ずれ、及び第2連結部1223による、第2固
定部分1221bに対する第2結線部1222の位置ず
れによって、詳細後述するように、本実施形態では、2
行5列にて配列される第1接点部1211及び第2接点
部1221に対して第1結線部1212及び第2結線部
1222を4行6列にて千鳥状に配列することが可能と
なる。又、上記各位置ずれを生じさせる、上記第1オフ
セット1214、第2オフセット1224、第1折曲量
1215、及び第2折曲量1225の各値は、上記太径
ワイヤの使用、及び接点部の狭配列化を両立可能な値を
採用する。
る、第1固定部分1211bに対する第1結線部121
2の位置ずれ、及び第2連結部1223による、第2固
定部分1221bに対する第2結線部1222の位置ず
れによって、詳細後述するように、本実施形態では、2
行5列にて配列される第1接点部1211及び第2接点
部1221に対して第1結線部1212及び第2結線部
1222を4行6列にて千鳥状に配列することが可能と
なる。又、上記各位置ずれを生じさせる、上記第1オフ
セット1214、第2オフセット1224、第1折曲量
1215、及び第2折曲量1225の各値は、上記太径
ワイヤの使用、及び接点部の狭配列化を両立可能な値を
採用する。
【0025】次に、上記本体部110は、絶縁材料に
て、本実施形態では工業用プラスチックにて概略直方体
形状に成形された成形体にてなり、図3及び図4に示す
ように、該本体部110の一端部に形成された嵌合用凹
部111と、該嵌合用凹部111に連通し上記第1コン
タクト121及び第2コンタクト122がそれぞれ圧入
される複数のコンタクト用穴112と、当該本体部11
0の他端部における当該本体部110の端面である結線
部突出面113と、該結線部突出面113に形成される
絶縁距離確保用壁114とを有する。
て、本実施形態では工業用プラスチックにて概略直方体
形状に成形された成形体にてなり、図3及び図4に示す
ように、該本体部110の一端部に形成された嵌合用凹
部111と、該嵌合用凹部111に連通し上記第1コン
タクト121及び第2コンタクト122がそれぞれ圧入
される複数のコンタクト用穴112と、当該本体部11
0の他端部における当該本体部110の端面である結線
部突出面113と、該結線部突出面113に形成される
絶縁距離確保用壁114とを有する。
【0026】上記嵌合用凹部111は、当該ケーブルハ
ーネス用コネクタ101と結合する相手方のコネクタ部
分のコンタクト部と嵌合するための凹部であり、嵌合用
凹部111の内部には、第1コンタクト121における
第1接点部1211の第1接触部分1211a、及び第
2コンタクト122における第2接点部1221の第2
接触部分1221aのそれぞれが図2に示すように、本
実施形態では2行5列の配列状態にて配置される。よっ
て、上記相手方のコンタクト部が当該嵌合用凹部111
に圧入されることで、当該ケーブルハーネス用コネクタ
101における上記各コンタクト120と、上記相手方
のコンタクト部とが接触し、当該ケーブルハーネス用コ
ネクタ101と上記相手方のコネクタ部分とが電気的に
接続される。
ーネス用コネクタ101と結合する相手方のコネクタ部
分のコンタクト部と嵌合するための凹部であり、嵌合用
凹部111の内部には、第1コンタクト121における
第1接点部1211の第1接触部分1211a、及び第
2コンタクト122における第2接点部1221の第2
接触部分1221aのそれぞれが図2に示すように、本
実施形態では2行5列の配列状態にて配置される。よっ
て、上記相手方のコンタクト部が当該嵌合用凹部111
に圧入されることで、当該ケーブルハーネス用コネクタ
101における上記各コンタクト120と、上記相手方
のコンタクト部とが接触し、当該ケーブルハーネス用コ
ネクタ101と上記相手方のコネクタ部分とが電気的に
接続される。
【0027】各々の上記コンタクト用穴112は、第1
コンタクト121及び第2コンタクト122を1本ずつ
挿入し第1コンタクト121及び第2コンタクト122
のそれぞれを互いに絶縁状態にて保持する穴であり、生
産性、当該コネクタの小型化、及び品質向上のため、そ
れぞれ直線状に形成され、本実施形態では図1及び図2
に示すように2行5列の配列状態にて形成されている。
このような各コンタクト用穴112は、その一端を上記
嵌合用凹部111に開口し、他端を上記結線部突出面1
13に開口する。よって、第1コンタクト121及び第
2コンタクト122における上記第1接触部分1211
a及び第2接触部分1221aのそれぞれが嵌合用凹部
111に位置するようにして、以下に説明する配置に従
い、第1コンタクト121及び第2コンタクト122の
それぞれを各コンタクト用穴112に挿入することで、
嵌合用凹部111では上述のように2行5列にて第1接
触部分1211a及び第2接触部分1221aが配列さ
れることになる。又、第1コンタクト121及び第2コ
ンタクト122の上記第1固定部分1211b及び第2
固定部分1221bは、各コンタクト用穴112に対し
て圧入状態となることから、第1コンタクト121及び
第2コンタクト122は、各コンタクト用穴112に保
持される。
コンタクト121及び第2コンタクト122を1本ずつ
挿入し第1コンタクト121及び第2コンタクト122
のそれぞれを互いに絶縁状態にて保持する穴であり、生
産性、当該コネクタの小型化、及び品質向上のため、そ
れぞれ直線状に形成され、本実施形態では図1及び図2
に示すように2行5列の配列状態にて形成されている。
このような各コンタクト用穴112は、その一端を上記
嵌合用凹部111に開口し、他端を上記結線部突出面1
13に開口する。よって、第1コンタクト121及び第
2コンタクト122における上記第1接触部分1211
a及び第2接触部分1221aのそれぞれが嵌合用凹部
111に位置するようにして、以下に説明する配置に従
い、第1コンタクト121及び第2コンタクト122の
それぞれを各コンタクト用穴112に挿入することで、
嵌合用凹部111では上述のように2行5列にて第1接
触部分1211a及び第2接触部分1221aが配列さ
れることになる。又、第1コンタクト121及び第2コ
ンタクト122の上記第1固定部分1211b及び第2
固定部分1221bは、各コンタクト用穴112に対し
て圧入状態となることから、第1コンタクト121及び
第2コンタクト122は、各コンタクト用穴112に保
持される。
【0028】上述のように2行5列にて配列されたそれ
ぞれのコンタクト用穴112に対して以下のように第1
コンタクト121及び第2コンタクト122を配置する
ことで、上記第1結線部1212及び第2結線部122
2を4行6列にて千鳥状に配列することができる。尚、
説明上、図1に示す2行5列にて配列されたそれぞれの
コンタクト用穴112について、1行1列目に位置する
コンタクト用穴を112−(1,1)と付番し、1行2
列目に位置するコンタクト用穴を112−(1,2)と
付番し、1行3列目に位置するコンタクト用穴を112
−(1,3)と付番し、1行4列目に位置するコンタク
ト用穴を112−(1,4)と付番し、1行5列目に位
置するコンタクト用穴を112−(1,5)と付番し、
2行1列目に位置するコンタクト用穴を112−(2,
1)と付番し、2行2列目に位置するコンタクト用穴を
112−(2,2)と付番し、2行3列目に位置するコ
ンタクト用穴を112−(2,3)と付番し、2行4列
目に位置するコンタクト用穴を112−(2,4)と付
番し、2行5列目に位置するコンタクト用穴を112−
(2,5)と付番する。
ぞれのコンタクト用穴112に対して以下のように第1
コンタクト121及び第2コンタクト122を配置する
ことで、上記第1結線部1212及び第2結線部122
2を4行6列にて千鳥状に配列することができる。尚、
説明上、図1に示す2行5列にて配列されたそれぞれの
コンタクト用穴112について、1行1列目に位置する
コンタクト用穴を112−(1,1)と付番し、1行2
列目に位置するコンタクト用穴を112−(1,2)と
付番し、1行3列目に位置するコンタクト用穴を112
−(1,3)と付番し、1行4列目に位置するコンタク
ト用穴を112−(1,4)と付番し、1行5列目に位
置するコンタクト用穴を112−(1,5)と付番し、
2行1列目に位置するコンタクト用穴を112−(2,
1)と付番し、2行2列目に位置するコンタクト用穴を
112−(2,2)と付番し、2行3列目に位置するコ
ンタクト用穴を112−(2,3)と付番し、2行4列
目に位置するコンタクト用穴を112−(2,4)と付
番し、2行5列目に位置するコンタクト用穴を112−
(2,5)と付番する。
【0029】図1に示すように、各行において同列位置
には同種のコンタクト120を配置し、互いに隣接する
列には互いに異種のコンタクト120を配置する。さら
に、同行においては互いに隣接する異種のコンタクト1
20の第1結線部1212と第2結線部1222とが互
いに離れるように、同列に配置される同種のコンタクト
120においては互いの第1結線部1212又は第2結
線部1222が離れるように配置する。
には同種のコンタクト120を配置し、互いに隣接する
列には互いに異種のコンタクト120を配置する。さら
に、同行においては互いに隣接する異種のコンタクト1
20の第1結線部1212と第2結線部1222とが互
いに離れるように、同列に配置される同種のコンタクト
120においては互いの第1結線部1212又は第2結
線部1222が離れるように配置する。
【0030】即ち、図1において、同列位置にある、コ
ンタクト用穴112−(1,1)、112−(2,
1)、コンタクト用穴112−(1,3)、112−
(2,3)、コンタクト用穴112−(1,5)、11
2−(2,5)のそれぞれには上記第1コンタクト12
1をそれぞれ圧入し、一方、コンタクト用穴112−
(1,2)、112−(2,2)、コンタクト用穴11
2−(1,4)、112−(2,4)のそれぞれには上
記第2コンタクト122をそれぞれ圧入する。本実施形
態では、上述したように、第1固定部分1211b及び
第2固定部分1221bに対する第1接触部分1211
a及び第2接触部分1221aの屈曲方向と、第1連結
部1213及び第2連結部1223の折り曲げ方向と、
折曲量とを関連付けていることから、上述のように1、
3、5列に第1コンタクト121を、2、4列に第2コ
ンタクト122を配置することで、図1に示すように、
同行においては互いに隣接する第1結線部1212と第
2結線部1222とが、矢印115にて示す行方向にお
いて、互いに離れるように、同列に配置される同種のコ
ンタクト120においては互いの第1結線部1212又
は第2結線部1222が、矢印116にて示す列方向に
おいて離れるように配置される。したがって、それぞれ
の第1結線部1212及び第2結線部1222は、図1
及び図7に示すように4行6列に配置される。尚、図7
では、第4行目に配置される第2結線部1222は、第
3行目に配置されている第1結線部1212に隠れてお
り図示されていない。
ンタクト用穴112−(1,1)、112−(2,
1)、コンタクト用穴112−(1,3)、112−
(2,3)、コンタクト用穴112−(1,5)、11
2−(2,5)のそれぞれには上記第1コンタクト12
1をそれぞれ圧入し、一方、コンタクト用穴112−
(1,2)、112−(2,2)、コンタクト用穴11
2−(1,4)、112−(2,4)のそれぞれには上
記第2コンタクト122をそれぞれ圧入する。本実施形
態では、上述したように、第1固定部分1211b及び
第2固定部分1221bに対する第1接触部分1211
a及び第2接触部分1221aの屈曲方向と、第1連結
部1213及び第2連結部1223の折り曲げ方向と、
折曲量とを関連付けていることから、上述のように1、
3、5列に第1コンタクト121を、2、4列に第2コ
ンタクト122を配置することで、図1に示すように、
同行においては互いに隣接する第1結線部1212と第
2結線部1222とが、矢印115にて示す行方向にお
いて、互いに離れるように、同列に配置される同種のコ
ンタクト120においては互いの第1結線部1212又
は第2結線部1222が、矢印116にて示す列方向に
おいて離れるように配置される。したがって、それぞれ
の第1結線部1212及び第2結線部1222は、図1
及び図7に示すように4行6列に配置される。尚、図7
では、第4行目に配置される第2結線部1222は、第
3行目に配置されている第1結線部1212に隠れてお
り図示されていない。
【0031】上記4行6列の各行及び各列に配置される
結線部1212、1222について具体的に説明する。
上記4行6列の1行目には、コンタクト用穴112−
(1,2)及びコンタクト用穴112−(1,4)にそ
れぞれ圧入された2つの第2コンタクト122の各第2
結線部1222がそれぞれ配置され、2行目には、コン
タクト用穴112−(1,1)、コンタクト用穴112
−(1,3)及びコンタクト用穴112−(1,5)に
それぞれ圧入された3つの第1コンタクト121の各第
1結線部1212がそれぞれ配置され、3行目には、コ
ンタクト用穴112−(2,1)、コンタクト用穴11
2−(2,3)及びコンタクト用穴112−(2,5)
にそれぞれ圧入された3つの第1コンタクト121の各
第1結線部1212がそれぞれ配置され、4行目には、
コンタクト用穴112−(2,2)及びコンタクト用穴
112−(2,4)にそれぞれ圧入された2つの第2コ
ンタクト122の各第2結線部1222がそれぞれ配置
される。又、上記4行6列の1列目には、コンタクト用
穴112−(1,1)に圧入された第1コンタクト12
1の第1結線部1212が配置され、2列目には、コン
タクト用穴112−(1,2)に圧入された第2コンタ
クト122の第2結線部1222及びコンタクト用穴1
12−(2,1)に圧入された第1コンタクト121の
第1結線部1212がそれぞれ配置され、3列目には、
コンタクト用穴112−(2,2)に圧入された第2コ
ンタクト122の第2結線部1222及びコンタクト用
穴112−(1,3)に圧入された第1コンタクト12
1の第1結線部1212がそれぞれ配置され、4列目に
は、コンタクト用穴112−(1,4)に圧入された第
2コンタクト122の第2結線部1222及びコンタク
ト用穴112−(2,3)に圧入された第1コンタクト
121の第1結線部1212がそれぞれ配置され、5列
目には、コンタクト用穴112−(2,4)に圧入され
た第2コンタクト122の第2結線部1222及びコン
タクト用穴112−(1,5)に圧入された第1コンタ
クト121の第1結線部1212がそれぞれ配置され、
6列目には、コンタクト用穴112−(2,5)に圧入
された第1コンタクト121の第1結線部1212が配
置される。
結線部1212、1222について具体的に説明する。
上記4行6列の1行目には、コンタクト用穴112−
(1,2)及びコンタクト用穴112−(1,4)にそ
れぞれ圧入された2つの第2コンタクト122の各第2
結線部1222がそれぞれ配置され、2行目には、コン
タクト用穴112−(1,1)、コンタクト用穴112
−(1,3)及びコンタクト用穴112−(1,5)に
それぞれ圧入された3つの第1コンタクト121の各第
1結線部1212がそれぞれ配置され、3行目には、コ
ンタクト用穴112−(2,1)、コンタクト用穴11
2−(2,3)及びコンタクト用穴112−(2,5)
にそれぞれ圧入された3つの第1コンタクト121の各
第1結線部1212がそれぞれ配置され、4行目には、
コンタクト用穴112−(2,2)及びコンタクト用穴
112−(2,4)にそれぞれ圧入された2つの第2コ
ンタクト122の各第2結線部1222がそれぞれ配置
される。又、上記4行6列の1列目には、コンタクト用
穴112−(1,1)に圧入された第1コンタクト12
1の第1結線部1212が配置され、2列目には、コン
タクト用穴112−(1,2)に圧入された第2コンタ
クト122の第2結線部1222及びコンタクト用穴1
12−(2,1)に圧入された第1コンタクト121の
第1結線部1212がそれぞれ配置され、3列目には、
コンタクト用穴112−(2,2)に圧入された第2コ
ンタクト122の第2結線部1222及びコンタクト用
穴112−(1,3)に圧入された第1コンタクト12
1の第1結線部1212がそれぞれ配置され、4列目に
は、コンタクト用穴112−(1,4)に圧入された第
2コンタクト122の第2結線部1222及びコンタク
ト用穴112−(2,3)に圧入された第1コンタクト
121の第1結線部1212がそれぞれ配置され、5列
目には、コンタクト用穴112−(2,4)に圧入され
た第2コンタクト122の第2結線部1222及びコン
タクト用穴112−(1,5)に圧入された第1コンタ
クト121の第1結線部1212がそれぞれ配置され、
6列目には、コンタクト用穴112−(2,5)に圧入
された第1コンタクト121の第1結線部1212が配
置される。
【0032】以上説明したように、当該ケーブルハーネ
ス用コネクタ101では、各第1結線部1212及び第
2結線部1222は、4行6列に配置される。しかしな
がら、このように各結線部1212、1222が4行6
列に配置されることで、図10に示すように、2行5列
に結線部2aが配列されていた従来のコネクタ1に比べ
て、当該ケーブルハーネス用コネクタ101における上
記矢印115方向の寸法は大きくならざるを得ない。
又、先に説明したように、第1コンタクト121におけ
る第1折曲量1215は、第2コンタクト122におけ
る第2折曲量1225に比べて大きい。そこで、本実施
形態では、図1に示すように、各第1コンタクト121
の各第1結線部1212を、当該ケーブルハーネス用コ
ネクタ101の中央部側に配置させることで、上記矢印
115方向におけるケーブルハーネス用コネクタ101
の寸法が不要に大きくなるのを防ぎ、当該ケーブルハー
ネス用コネクタ101のコンパクト化を図っている。
ス用コネクタ101では、各第1結線部1212及び第
2結線部1222は、4行6列に配置される。しかしな
がら、このように各結線部1212、1222が4行6
列に配置されることで、図10に示すように、2行5列
に結線部2aが配列されていた従来のコネクタ1に比べ
て、当該ケーブルハーネス用コネクタ101における上
記矢印115方向の寸法は大きくならざるを得ない。
又、先に説明したように、第1コンタクト121におけ
る第1折曲量1215は、第2コンタクト122におけ
る第2折曲量1225に比べて大きい。そこで、本実施
形態では、図1に示すように、各第1コンタクト121
の各第1結線部1212を、当該ケーブルハーネス用コ
ネクタ101の中央部側に配置させることで、上記矢印
115方向におけるケーブルハーネス用コネクタ101
の寸法が不要に大きくなるのを防ぎ、当該ケーブルハー
ネス用コネクタ101のコンパクト化を図っている。
【0033】本実施形態では、2行5列に配列されてい
るコンタクト用穴112における各列間の寸法の一例が
2mmであり、行間の寸法の一例は約3.7mmであ
り、従来のコネクタ1の場合とほとんど変わりない。
又、4行6列に配列される各第1結線部1212及び第
2結線部1222における各列間の寸法の一例は2mm
であり、各行間の寸法の一例は約2mmである。したが
って、図1に示すように4行6列に配列された各第1結
線部1212及び第2結線部1222に、導体径が1.
2mm、収縮チューブ6を取り付けたときの外径で2.
5mmとなるワイヤ5を半田付けした状態においても、
図8に示すように隣接する収縮チューブ6間に隙間が生
じる程度に各ワイヤ5が配置可能である。尚、本実施形
態において、図8に示すII、IIIの一例は、各約3m
m、IVの一例は10mmである。
るコンタクト用穴112における各列間の寸法の一例が
2mmであり、行間の寸法の一例は約3.7mmであ
り、従来のコネクタ1の場合とほとんど変わりない。
又、4行6列に配列される各第1結線部1212及び第
2結線部1222における各列間の寸法の一例は2mm
であり、各行間の寸法の一例は約2mmである。したが
って、図1に示すように4行6列に配列された各第1結
線部1212及び第2結線部1222に、導体径が1.
2mm、収縮チューブ6を取り付けたときの外径で2.
5mmとなるワイヤ5を半田付けした状態においても、
図8に示すように隣接する収縮チューブ6間に隙間が生
じる程度に各ワイヤ5が配置可能である。尚、本実施形
態において、図8に示すII、IIIの一例は、各約3m
m、IVの一例は10mmである。
【0034】上述のように本実施形態のケーブルハーネ
ス用コネクタ101では、2行5列に配列されているコ
ンタクト用穴112の配列寸法は、従来のコネクタ1の
場合とほとんど変わらず、したがって各コンタクト12
0の第1接触部分1211a及び第2接触部分1221
aの配列寸法は従来とほぼ同一である。にもかかわら
ず、当該ケーブルハーネス用コネクタ101によれば、
従来接続できなかった、例えば導体径で1.2mm、収
縮チューブ6を取り付けたときの外径で2.5mmとな
るワイヤ5を余裕をもって接続でき、従来に比べてより
太径のワイヤの使用、及び接点部の狭配列ピッチ化を両
立することができる。尚、各部が上述したような寸法に
てなるコネクタでは、直径にて最大2.8mmの収縮チ
ューブ6まで接続可能である。
ス用コネクタ101では、2行5列に配列されているコ
ンタクト用穴112の配列寸法は、従来のコネクタ1の
場合とほとんど変わらず、したがって各コンタクト12
0の第1接触部分1211a及び第2接触部分1221
aの配列寸法は従来とほぼ同一である。にもかかわら
ず、当該ケーブルハーネス用コネクタ101によれば、
従来接続できなかった、例えば導体径で1.2mm、収
縮チューブ6を取り付けたときの外径で2.5mmとな
るワイヤ5を余裕をもって接続でき、従来に比べてより
太径のワイヤの使用、及び接点部の狭配列ピッチ化を両
立することができる。尚、各部が上述したような寸法に
てなるコネクタでは、直径にて最大2.8mmの収縮チ
ューブ6まで接続可能である。
【0035】上述したように各コンタクト120を各コ
ンタクト用穴112に圧入したとき、各コンタクト12
0の第1結線部1212及び第2結線部1222は、上
記結線部突出面113より突出する。このとき、図3に
示すように各第1接触部分1211a及び第2接触部分
1221aのそれぞれは、各コンタクト120の延在方
向において本体部110内の同位置に位置する。一方、
上述のように第2コンタクト122の第2連結部122
3に比べて第1コンタクト121の第1連結部1213
は長いことから、上記結線部突出面113からの突出量
は、図3に示すように第2コンタクト122よりも第1
コンタクト121の方が大きくなる。尚、第1コンタク
ト121の上記突出量の一例は約6mmであり、第2コ
ンタクト122の一例は約4mmである。さらに上述し
たように、又図3に示すように、第1結線部1212及
び第2結線部1222の配列は、上記4行6列の配列に
おける2行及び3行部分、つまり結線部突出面113の
中央部分に第1コンタクト121の第1結線部1212
を配置し、その外側に位置する1行及び4行部分に第2
コンタクト122の第2結線部1222を配置してい
る。第1結線部1212及び第2結線部1222をこの
ように配置することで、外側に位置する第2結線部12
22の上記突出量は、内側に位置する第1結線部121
2よりも小さくなり、上記ワイヤ5の半田付け時におけ
る作業性を向上することができる。
ンタクト用穴112に圧入したとき、各コンタクト12
0の第1結線部1212及び第2結線部1222は、上
記結線部突出面113より突出する。このとき、図3に
示すように各第1接触部分1211a及び第2接触部分
1221aのそれぞれは、各コンタクト120の延在方
向において本体部110内の同位置に位置する。一方、
上述のように第2コンタクト122の第2連結部122
3に比べて第1コンタクト121の第1連結部1213
は長いことから、上記結線部突出面113からの突出量
は、図3に示すように第2コンタクト122よりも第1
コンタクト121の方が大きくなる。尚、第1コンタク
ト121の上記突出量の一例は約6mmであり、第2コ
ンタクト122の一例は約4mmである。さらに上述し
たように、又図3に示すように、第1結線部1212及
び第2結線部1222の配列は、上記4行6列の配列に
おける2行及び3行部分、つまり結線部突出面113の
中央部分に第1コンタクト121の第1結線部1212
を配置し、その外側に位置する1行及び4行部分に第2
コンタクト122の第2結線部1222を配置してい
る。第1結線部1212及び第2結線部1222をこの
ように配置することで、外側に位置する第2結線部12
22の上記突出量は、内側に位置する第1結線部121
2よりも小さくなり、上記ワイヤ5の半田付け時におけ
る作業性を向上することができる。
【0036】次に、本体部110の上記絶縁距離確保用
壁114について説明する。本実施形態のケーブルハー
ネス用コネクタ101では、各第1結線部1212及び
第2結線部1222を4行6列に配置したので、上記矢
印115方向において当該コネクタ101のサイズは従
来のコネクタ部に比して大きくなるが、できるだけコン
パクト化を図る必要がある。該コンパクト化のため、当
該コネクタ101の外形を縮小することで、当該コネク
タ101の周囲面に設けている上記シールド部130
と、第1結線部1212及び第2結線部1222の上記
4行6列の配列の内、図8から明らかなように特に1行
及び4行部分に配置された第2結線部1222に接続さ
れるワイヤ5の絶縁性の収縮チューブ6とが近接するこ
とになる。上述のように該収縮チューブ6には完全な絶
縁性を望むことはできない。一方、ワイヤ5とシールド
部130との間には、規定の絶縁距離を設ける必要があ
る。尚、該絶縁距離は、空間距離及び縁面距離のいずれ
か小さい方の値が採用される。
壁114について説明する。本実施形態のケーブルハー
ネス用コネクタ101では、各第1結線部1212及び
第2結線部1222を4行6列に配置したので、上記矢
印115方向において当該コネクタ101のサイズは従
来のコネクタ部に比して大きくなるが、できるだけコン
パクト化を図る必要がある。該コンパクト化のため、当
該コネクタ101の外形を縮小することで、当該コネク
タ101の周囲面に設けている上記シールド部130
と、第1結線部1212及び第2結線部1222の上記
4行6列の配列の内、図8から明らかなように特に1行
及び4行部分に配置された第2結線部1222に接続さ
れるワイヤ5の絶縁性の収縮チューブ6とが近接するこ
とになる。上述のように該収縮チューブ6には完全な絶
縁性を望むことはできない。一方、ワイヤ5とシールド
部130との間には、規定の絶縁距離を設ける必要があ
る。尚、該絶縁距離は、空間距離及び縁面距離のいずれ
か小さい方の値が採用される。
【0037】第1結線部1212及び第2結線部122
2の上記4行6列の配列の下で、上記コンパクト化及び
上記絶縁距離の確保を図るため、本実施形態のケーブル
ハーネス用コネクタ101では、図4に示すように、上
記絶縁距離確保用壁114を上記結線部突出面113の
周縁部にて、高さVIの寸法で、上記結線部突出面11
3に立設した。よって、上記縁面距離は、絶縁距離確保
用壁114に最も近接する収縮チューブ6の外面から絶
縁距離確保用壁114までの上記結線部突出面113に
沿った距離Vと、絶縁距離確保用壁114の上記高さ寸
法VIとの合計値となる。したがって、絶縁距離確保用
壁114を設けていない従来の場合に比べて、絶縁距離
確保用壁114の上記高さ寸法VIの分、縁面距離をさ
らに得ることができる。絶縁距離確保用壁114を設け
たことで得られた、上記距離Vと上記高さ寸法VIとの
合計値にてなる縁面距離は、一例として約3mmであ
る。
2の上記4行6列の配列の下で、上記コンパクト化及び
上記絶縁距離の確保を図るため、本実施形態のケーブル
ハーネス用コネクタ101では、図4に示すように、上
記絶縁距離確保用壁114を上記結線部突出面113の
周縁部にて、高さVIの寸法で、上記結線部突出面11
3に立設した。よって、上記縁面距離は、絶縁距離確保
用壁114に最も近接する収縮チューブ6の外面から絶
縁距離確保用壁114までの上記結線部突出面113に
沿った距離Vと、絶縁距離確保用壁114の上記高さ寸
法VIとの合計値となる。したがって、絶縁距離確保用
壁114を設けていない従来の場合に比べて、絶縁距離
確保用壁114の上記高さ寸法VIの分、縁面距離をさ
らに得ることができる。絶縁距離確保用壁114を設け
たことで得られた、上記距離Vと上記高さ寸法VIとの
合計値にてなる縁面距離は、一例として約3mmであ
る。
【0038】一方、絶縁距離確保用壁114の上記高さ
寸法VIを過剰に大きくすると、絶縁距離確保用壁11
4に近い、上記第2コンタクト122の第2結線部12
22とワイヤ5との半田付けの作業性に影響を与える。
したがって、絶縁距離確保用壁114の上記高さ寸法V
Iは、絶縁距離確保用壁114に近接する、本実施形態
では上記第2結線部1222におけるケーブル5の結線
作業に支障を来さない高さであり、一例として約2mm
である。このように、上記絶縁距離確保用壁114を設
けることで、当該ケーブルハーネス用コネクタ101の
上記コンパクト化、及び上記絶縁距離の確保を図ること
ができる。
寸法VIを過剰に大きくすると、絶縁距離確保用壁11
4に近い、上記第2コンタクト122の第2結線部12
22とワイヤ5との半田付けの作業性に影響を与える。
したがって、絶縁距離確保用壁114の上記高さ寸法V
Iは、絶縁距離確保用壁114に近接する、本実施形態
では上記第2結線部1222におけるケーブル5の結線
作業に支障を来さない高さであり、一例として約2mm
である。このように、上記絶縁距離確保用壁114を設
けることで、当該ケーブルハーネス用コネクタ101の
上記コンパクト化、及び上記絶縁距離の確保を図ること
ができる。
【0039】又、絶縁距離確保用壁114の厚みは、例
えば0.4mm程度であるので、その強度が問題とな
る。そこで本実施形態のケーブルハーネス用コネクタ1
01では絶縁距離確保用壁114を以下のような構造と
している。即ち、図1に示すように、上記4行6列に配
列された第1結線部1212及び第2結線部1222に
おける行方向つまり上記矢印115方向に沿った分割線
117と、列方向つまり上記矢印116方向に沿った分
割線118とによって、それぞれの面積がほぼ等しくな
るように上記結線部突出面113を4つの領域113
1、1132、1133、1134に分割する。このよ
うに分割された各領域1131、1132、1133、
1134毎に少なくとも一つ、上記絶縁距離確保用壁1
14の強度を向上させるリブ部1141〜1148を形
成した。上記リブ部1141〜1148は、絶縁距離確
保用壁114を四角形状にて形成した場合に存在する4
つの角部以外に新たに設けた屈曲部に相当する。尚、上
記各領域1131〜1134における各リブ部1141
〜1148の設置場所は、図1に示す場所に限定される
ものではなく、第1結線部1212及び第2結線部12
22における上記ワイヤ5との結線作業に支障を来さな
い位置に設ければよい。
えば0.4mm程度であるので、その強度が問題とな
る。そこで本実施形態のケーブルハーネス用コネクタ1
01では絶縁距離確保用壁114を以下のような構造と
している。即ち、図1に示すように、上記4行6列に配
列された第1結線部1212及び第2結線部1222に
おける行方向つまり上記矢印115方向に沿った分割線
117と、列方向つまり上記矢印116方向に沿った分
割線118とによって、それぞれの面積がほぼ等しくな
るように上記結線部突出面113を4つの領域113
1、1132、1133、1134に分割する。このよ
うに分割された各領域1131、1132、1133、
1134毎に少なくとも一つ、上記絶縁距離確保用壁1
14の強度を向上させるリブ部1141〜1148を形
成した。上記リブ部1141〜1148は、絶縁距離確
保用壁114を四角形状にて形成した場合に存在する4
つの角部以外に新たに設けた屈曲部に相当する。尚、上
記各領域1131〜1134における各リブ部1141
〜1148の設置場所は、図1に示す場所に限定される
ものではなく、第1結線部1212及び第2結線部12
22における上記ワイヤ5との結線作業に支障を来さな
い位置に設ければよい。
【0040】このように絶縁距離確保用壁114にリブ
部1141〜1148を設けることで、絶縁距離確保用
壁114の肉厚が例えば0.3mmであっても十分な強
度を有することができ、さらに、絶縁距離確保用壁11
4が例えば内側に倒れ込むような変形を生じことを防止
できる。
部1141〜1148を設けることで、絶縁距離確保用
壁114の肉厚が例えば0.3mmであっても十分な強
度を有することができ、さらに、絶縁距離確保用壁11
4が例えば内側に倒れ込むような変形を生じことを防止
できる。
【0041】以上説明したように構成される本実施形態
のケーブルハーネス用コネクタ101は、以下のように
使用される。まず、上記4行6列に配列されている第1
結線部1212及び第2結線部1222に対してワイヤ
5が以下のような方法で半田付けされる。ワイヤ5の結
線部分の被覆を約5mmほど除去した後、ワイヤ5が撚
り線のときには再撚り処理を施す。次に、上記結線部分
に予備半田を流す。一方、上記第1結線部1212及び
第2結線部1222に対しても同様に予備半田を設け
る。使用する半田は、4/6Pb−Sn共晶半田で、例
えば半田ごてにて約260〜約300℃の温度で溶融さ
れる。次に、それぞれ予備半田を設けたワイヤ5と第1
結線部1212及び第2結線部1222とを、約2〜3
mmの半田付け代で、半田付けする。両者の接続後、絶
縁チューブ若しくは絶縁フィルム、好ましくは熱収縮チ
ューブにて、上記接続部分を含んで上記第1結線部12
12及び第2結線部1222、並びにワイヤ5の上記結
線部分を、これらに導体の露出部分が存在しないように
して覆いかつ密閉する。
のケーブルハーネス用コネクタ101は、以下のように
使用される。まず、上記4行6列に配列されている第1
結線部1212及び第2結線部1222に対してワイヤ
5が以下のような方法で半田付けされる。ワイヤ5の結
線部分の被覆を約5mmほど除去した後、ワイヤ5が撚
り線のときには再撚り処理を施す。次に、上記結線部分
に予備半田を流す。一方、上記第1結線部1212及び
第2結線部1222に対しても同様に予備半田を設け
る。使用する半田は、4/6Pb−Sn共晶半田で、例
えば半田ごてにて約260〜約300℃の温度で溶融さ
れる。次に、それぞれ予備半田を設けたワイヤ5と第1
結線部1212及び第2結線部1222とを、約2〜3
mmの半田付け代で、半田付けする。両者の接続後、絶
縁チューブ若しくは絶縁フィルム、好ましくは熱収縮チ
ューブにて、上記接続部分を含んで上記第1結線部12
12及び第2結線部1222、並びにワイヤ5の上記結
線部分を、これらに導体の露出部分が存在しないように
して覆いかつ密閉する。
【0042】上述のようにしてケーブル140が取り付
けられたケーブルハーネス用コネクタ101には、さら
に、図9に示すように、ラッチ等を備えたシェル150
が上記シールド部130を覆って取り付けられる。尚、
上記シェル150の外形寸法は、従来のコネクタ1に取
り付けるシェルの外形寸法に等しい。よって、本実施形
態のケーブルハーネス用コネクタ101を使用しても上
記シェル150と接続される相手方の取付部分は変更す
る必要はなく、従前に使用していた機器をそのまま使用
することができる。このようなケーブルハーネス用コネ
クタ101は、相手方のコネクタ部に対して上記嵌合用
凹部111を嵌合させることで、当該ケーブルハーネス
用コネクタ101におけるそれぞれの上記第1接触部分
1211a及び第2接触部分1221aが上記相手方の
コネクタ部のコンタクト部と電気的に接続される。
けられたケーブルハーネス用コネクタ101には、さら
に、図9に示すように、ラッチ等を備えたシェル150
が上記シールド部130を覆って取り付けられる。尚、
上記シェル150の外形寸法は、従来のコネクタ1に取
り付けるシェルの外形寸法に等しい。よって、本実施形
態のケーブルハーネス用コネクタ101を使用しても上
記シェル150と接続される相手方の取付部分は変更す
る必要はなく、従前に使用していた機器をそのまま使用
することができる。このようなケーブルハーネス用コネ
クタ101は、相手方のコネクタ部に対して上記嵌合用
凹部111を嵌合させることで、当該ケーブルハーネス
用コネクタ101におけるそれぞれの上記第1接触部分
1211a及び第2接触部分1221aが上記相手方の
コネクタ部のコンタクト部と電気的に接続される。
【0043】以上詳述したように、本実施形態のケーブ
ルハーネス用コネクタ101によれば、相手方のコネク
タ部との接続部分となる嵌合用凹部111における上記
第1接触部分1211a及び第2接触部分1221aの
配列寸法は、従来と変更することなく、ケーブル140
の各ワイヤ5が半田付けされる上記第1結線部1212
及び第2結線部1222の配列寸法を従来に比べて広く
とることが可能となる。よって、従来、取り付けが不可
能であった外径で例えば2.5mmの収縮チューブ6、
若しくはこれを超える外径の収縮チューブを取り付ける
ことが可能となる。よって、従来に比べて、より長距離
高速伝送用のコネクタを提供することが可能となる。
ルハーネス用コネクタ101によれば、相手方のコネク
タ部との接続部分となる嵌合用凹部111における上記
第1接触部分1211a及び第2接触部分1221aの
配列寸法は、従来と変更することなく、ケーブル140
の各ワイヤ5が半田付けされる上記第1結線部1212
及び第2結線部1222の配列寸法を従来に比べて広く
とることが可能となる。よって、従来、取り付けが不可
能であった外径で例えば2.5mmの収縮チューブ6、
若しくはこれを超える外径の収縮チューブを取り付ける
ことが可能となる。よって、従来に比べて、より長距離
高速伝送用のコネクタを提供することが可能となる。
【0044】又、逆に言えば、ワイヤ5を結線後、上記
第1結線部1212及び第2結線部1222に外径2.
5mmの収縮チューブ6を取り付けるとしたならば、嵌
合用凹部111における上記第1接触部分1211a及
び第2接触部分1221aの配列寸法を従来に比べて小
さくすることができる。
第1結線部1212及び第2結線部1222に外径2.
5mmの収縮チューブ6を取り付けるとしたならば、嵌
合用凹部111における上記第1接触部分1211a及
び第2接触部分1221aの配列寸法を従来に比べて小
さくすることができる。
【0045】さらに、該ケーブルハーネス用コネクタ1
01では、上述のように従来に比べてより太径のワイヤ
5を使用可能になったにもかかわらず、絶縁距離確保用
壁114を設けたことで、十分な絶縁距離を有すること
ができ、3000V程度の耐電圧を望むことができる。
このように、該ケーブルハーネス用コネクタ101によ
れば、従来に比べてより太径のワイヤの使用、及び接点
部の狭配列化を両立させることができる。
01では、上述のように従来に比べてより太径のワイヤ
5を使用可能になったにもかかわらず、絶縁距離確保用
壁114を設けたことで、十分な絶縁距離を有すること
ができ、3000V程度の耐電圧を望むことができる。
このように、該ケーブルハーネス用コネクタ101によ
れば、従来に比べてより太径のワイヤの使用、及び接点
部の狭配列化を両立させることができる。
【0046】又、上述したように、それぞれの第1コン
タクト121は皆同一の形状で同一のサイズとし、それ
ぞれの第2コンタクト122は皆同一の形状で同一のサ
イズとしたことから、それぞれのコンタクト121、1
22は、一括して製造でき、コスト削減を図ることがで
きる。
タクト121は皆同一の形状で同一のサイズとし、それ
ぞれの第2コンタクト122は皆同一の形状で同一のサ
イズとしたことから、それぞれのコンタクト121、1
22は、一括して製造でき、コスト削減を図ることがで
きる。
【0047】尚、上述したケーブルハーネス用コネクタ
101では、上記第1接触部分1211a及び第2接触
部分1221aを2行5列にて配列し、上記第1結線部
1212及び第2結線部1222を4行6列にて配列し
ているが、それぞれの配列の行、列数は上記例に限定さ
れるものではない。即ち、上記第1接触部分1211a
及び第2接触部分1221aを2行n列にて配列し、上
記第1結線部1212及び第2結線部1222を4行m
列にて配列することができる。ここで、n、mは、正の
整数でありmはnを超える値である。
101では、上記第1接触部分1211a及び第2接触
部分1221aを2行5列にて配列し、上記第1結線部
1212及び第2結線部1222を4行6列にて配列し
ているが、それぞれの配列の行、列数は上記例に限定さ
れるものではない。即ち、上記第1接触部分1211a
及び第2接触部分1221aを2行n列にて配列し、上
記第1結線部1212及び第2結線部1222を4行m
列にて配列することができる。ここで、n、mは、正の
整数でありmはnを超える値である。
【0048】又、本実施形態では、2種類のコンタクト
121、122を設け、上記第1結線部1212及び第
2結線部1222を4行6列にて配列したが、コンタク
トの種類は上記2種に限定されない。即ち、設計上、製
造上、コスト等を考慮すると上記2種類とするのが好ま
しいが、これらの考慮が不要であれば、本発明の目的で
ある、従来に比べてより太径のワイヤの使用、及び接点
部の狭配列化を両立可能に、第1結線部1212及び第
2結線部1222を配列するコンタクトを作製すればよ
い。
121、122を設け、上記第1結線部1212及び第
2結線部1222を4行6列にて配列したが、コンタク
トの種類は上記2種に限定されない。即ち、設計上、製
造上、コスト等を考慮すると上記2種類とするのが好ま
しいが、これらの考慮が不要であれば、本発明の目的で
ある、従来に比べてより太径のワイヤの使用、及び接点
部の狭配列化を両立可能に、第1結線部1212及び第
2結線部1222を配列するコンタクトを作製すればよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
ケーブルハーネス用コネクタによれば、コンタクトの結
線部を従来の2行n列から4行m列にて千鳥状に配列し
たことで、各結線部の配置間隔が従来に比べて広がる。
したがって、従来に比べて太径のワイヤを各結線部に接
続することが可能となり、又、上記コンタクトの接点部
の配列を従来に比べて狭くすることも可能となる。
ケーブルハーネス用コネクタによれば、コンタクトの結
線部を従来の2行n列から4行m列にて千鳥状に配列し
たことで、各結線部の配置間隔が従来に比べて広がる。
したがって、従来に比べて太径のワイヤを各結線部に接
続することが可能となり、又、上記コンタクトの接点部
の配列を従来に比べて狭くすることも可能となる。
【0050】上記結線部を4行m列の千鳥状配列にする
連結部を上記接点部と上記結線部との間に設けたこと
で、上述の効果を奏する当該ケーブルハーネス用コネク
タの上記コンタクトを、複雑な構造を採ることなく簡易
な構造にて容易に作製することを可能にしている。
連結部を上記接点部と上記結線部との間に設けたこと
で、上述の効果を奏する当該ケーブルハーネス用コネク
タの上記コンタクトを、複雑な構造を採ることなく簡易
な構造にて容易に作製することを可能にしている。
【0051】さらに絶縁距離確保用壁を設けることで、
上述のように4行m列の千鳥状に配列された結線部を有
する当該ケーブルハーネス用コネクタにおいても、シー
ルド部と上記結線部との間に規定の絶縁距離を設けるこ
とが可能となる。
上述のように4行m列の千鳥状に配列された結線部を有
する当該ケーブルハーネス用コネクタにおいても、シー
ルド部と上記結線部との間に規定の絶縁距離を設けるこ
とが可能となる。
【0052】又、上記絶縁距離確保用壁にリブ部を設け
ることで、当該絶縁距離確保用壁の強度を向上させるこ
とができる。
ることで、当該絶縁距離確保用壁の強度を向上させるこ
とができる。
【0053】上記絶縁距離確保用壁の高さ、及び上記リ
ブ部の設置位置について、上記結線部と上記ワイヤとの
結線作業に支障を来さない高さ及び設置位置とすること
で、上記結線作業を効率的に行なうことが可能となる。
ブ部の設置位置について、上記結線部と上記ワイヤとの
結線作業に支障を来さない高さ及び設置位置とすること
で、上記結線作業を効率的に行なうことが可能となる。
【図1】 本発明の一実施形態におけるケーブルハーネ
ス用コネクタに備わるコンタクトの結線部の配列状態を
示す図である。
ス用コネクタに備わるコンタクトの結線部の配列状態を
示す図である。
【図2】 図1に示すケーブルハーネス用コネクタに備
わるコンタクトの接触部分の配列状態を示す図である。
わるコンタクトの接触部分の配列状態を示す図である。
【図3】 図1に示すI−I部におけるケーブルハーネ
ス用コネクタの断面図である。
ス用コネクタの断面図である。
【図4】 図1に示すケーブルハーネス用コネクタにワ
イヤを接続した状態における、上記ケーブルハーネス用
コネクタの一部断面図である。
イヤを接続した状態における、上記ケーブルハーネス用
コネクタの一部断面図である。
【図5】 図1に示すケーブルハーネス用コネクタに備
わる第1コンタクトの図である。
わる第1コンタクトの図である。
【図6】 図1に示すケーブルハーネス用コネクタに備
わる第2コンタクトの図である。
わる第2コンタクトの図である。
【図7】 コネクタに備わるコンタクトの配列状態の概
念を示す斜視図である。
念を示す斜視図である。
【図8】 図1に示すケーブルハーネス用コネクタに備
わるコンタクトの結線部にワイヤを接続した状態を示す
図である。
わるコンタクトの結線部にワイヤを接続した状態を示す
図である。
【図9】 図1に示すケーブルハーネス用コネクタをシ
ェルに装着した状態を示す斜視図である。
ェルに装着した状態を示す斜視図である。
【図10】 従来のケーブルハーネス用コネクタを示す
図である。
図である。
【図11】 従来のケーブルハーネス用コネクタには太
径のワイヤが接続不可能であることを説明するための図
である。
径のワイヤが接続不可能であることを説明するための図
である。
5…ワイヤ、101…ケーブルハーネス用コネクタ、1
10…本体部、113…結線部突出面、114…絶縁距
離確保用壁、117、118…分割線、120…コンタ
クト、121…第1コンタクト、122…第2コンタク
ト、130…シールド部、1211…第1接点部、12
12…第1結線部、1213…第1連結部、1221…
第2接点部、1222…第2結線部、1223…第2連
結部、1131〜1134…領域、1141〜1148
…リブ部。
10…本体部、113…結線部突出面、114…絶縁距
離確保用壁、117、118…分割線、120…コンタ
クト、121…第1コンタクト、122…第2コンタク
ト、130…シールド部、1211…第1接点部、12
12…第1結線部、1213…第1連結部、1221…
第2接点部、1222…第2結線部、1223…第2連
結部、1131〜1134…領域、1141〜1148
…リブ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 BB02 BB03 EE28 GG11 HH08 HH16 HH17 HH18 5E077 BB02 BB11 BB23 DD01 EE05 GG08 JJ11 JJ17 JJ21
Claims (5)
- 【請求項1】 それぞれがほぼ短冊状の金属薄片にてな
り、それぞれの一端部分に位置する各接点部(121
1、1221)にて相手方のコネクタと電気的に接触し
それぞれの他端部分に位置する各結線部(1212、1
222)にて各ワイヤ(5)と接続される複数のコンタ
クト(121、122)を備え、 それぞれの上記接点部を2行n列にて配列し、 それぞれの上記結線部を4行m列にて千鳥状に配列し、
ここで上記mは上記nを超える値である、ことを特徴と
するケーブルハーネス用コネクタ。 - 【請求項2】 それぞれの上記コンタクトには、上記接
点部と上記結線部とを連結し上記接点部及び上記結線部
と一体的に形成され、上記2行n列にて配列される上記
接点部に対して上記結線部を上記4行m列にて千鳥状に
配列させる連結部(1213、1223)が備わる、請
求項1記載のケーブルハーネス用コネクタ。 - 【請求項3】 それぞれの上記コンタクトが植設され上
記結線部を突出させ露出させる結線部突出面(113)
を有する本体部(110)と、該本体部の周囲面(11
0a)に沿って設けたシールド部(130)とをさらに
備え、上記結線部突出面の周縁部には、上記結線部突出
面に立設し上記結線部と上記シールド部との間に規定の
絶縁距離を形成させる絶縁距離確保用壁(114)を設
けた、請求項1又は2記載のケーブルハーネス用コネク
タ。 - 【請求項4】 上記4行m列に配列された上記結線部に
おける行方向及び列方向に沿った2つの分割線(11
7、118)にて上記結線部突出面を4つにほぼ等面積
に分割したとき、上記絶縁距離確保用壁は、当該絶縁距
離確保用壁の強度を向上させるため、分割された各領域
(1131、1132、1133、1134)毎に少な
くとも一つのリブ部(1141〜1148)を有する、
請求項3記載のケーブルハーネス用コネクタ。 - 【請求項5】 上記絶縁距離確保用壁の上記結線部突出
面からの高さは、当該絶縁距離確保用壁に近接する上記
結線部における上記ワイヤの結線作業に支障を来さない
高さであり、さらに上記リブ部は、上記結線作業に支障
を来さない位置に設けられる、請求項4記載のケーブル
ハーネス用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222138A JP2002042984A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | ケーブルハーネス用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222138A JP2002042984A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | ケーブルハーネス用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002042984A true JP2002042984A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18716423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000222138A Pending JP2002042984A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | ケーブルハーネス用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002042984A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004111112A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Fujikon Kk | 端子盤 |
JP2022544561A (ja) * | 2019-10-24 | 2022-10-19 | モレックス エルエルシー | コネクタアセンブリ |
-
2000
- 2000-07-24 JP JP2000222138A patent/JP2002042984A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004111112A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Fujikon Kk | 端子盤 |
JP2022544561A (ja) * | 2019-10-24 | 2022-10-19 | モレックス エルエルシー | コネクタアセンブリ |
US11955753B2 (en) | 2019-10-24 | 2024-04-09 | Molex, Llc | Connector assembly |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070405 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091110 |