JP2002042748A - 制御弁式鉛蓄電池、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及びそれを用いた組電池本体 - Google Patents
制御弁式鉛蓄電池、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及びそれを用いた組電池本体Info
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- JP2002042748A JP2002042748A JP2000228188A JP2000228188A JP2002042748A JP 2002042748 A JP2002042748 A JP 2002042748A JP 2000228188 A JP2000228188 A JP 2000228188A JP 2000228188 A JP2000228188 A JP 2000228188A JP 2002042748 A JP2002042748 A JP 2002042748A
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- type lead
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】製造が容易であり、低コストな組電池本体1を
提供する。 【解決手段】ポリプロピレン製の電槽12と臭素系の難燃
剤を含有するポリプロピレン製の蓋13を用いる。前記電
槽12に極板群を挿入した後、前記電槽12に前記蓋13を熱
溶着して制御弁式鉛蓄電池2を作製し、該制御弁式鉛蓄
電池2を用いて組電池本体1を作製する。
提供する。 【解決手段】ポリプロピレン製の電槽12と臭素系の難燃
剤を含有するポリプロピレン製の蓋13を用いる。前記電
槽12に極板群を挿入した後、前記電槽12に前記蓋13を熱
溶着して制御弁式鉛蓄電池2を作製し、該制御弁式鉛蓄
電池2を用いて組電池本体1を作製する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御弁式鉛蓄電
池、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及びそれを用いた組電
池本体に関するものである。
池、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及びそれを用いた組電
池本体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】制御弁式鉛蓄電池は安価で信頼性が高い
という特徴を有するため、無停電電源装置などの非常用
電源設備に広く使用されている。
という特徴を有するため、無停電電源装置などの非常用
電源設備に広く使用されている。
【０００３】制御弁式鉛蓄電池の製造工程の概略を、図
２を用いて説明する。すなわち、未化成のペースト式正
極板及び未化成のペースト式負極板を、ガラス繊維製の
セパレータを介して積層した後に、各極板の耳部（集電
部分）をバーナ溶接して一体化して極板群を作製する。
２を用いて説明する。すなわち、未化成のペースト式正
極板及び未化成のペースト式負極板を、ガラス繊維製の
セパレータを介して積層した後に、各極板の耳部（集電
部分）をバーナ溶接して一体化して極板群を作製する。
【０００４】作製した前記極板群を、略直方体形状をし
た有底のポリプロピレン製の電槽に挿入し、該電槽にポ
リプロピレン製の蓋を熱溶着する。そして、前記極板群
から正極端子及び負極端子とを溶接によって電気的に接
続する。
た有底のポリプロピレン製の電槽に挿入し、該電槽にポ
リプロピレン製の蓋を熱溶着する。そして、前記極板群
から正極端子及び負極端子とを溶接によって電気的に接
続する。
【０００５】その後、前記蓋に形成した電解液の注入口
から比重が１．２（２０℃）の希硫酸電解液を注液し、
荷電量として公称容量の２５０％、２４時間の充電をし
て電槽化成をした後に、安全弁等を取りつけて密封す
る。
から比重が１．２（２０℃）の希硫酸電解液を注液し、
荷電量として公称容量の２５０％、２４時間の充電をし
て電槽化成をした後に、安全弁等を取りつけて密封す
る。
【０００６】従来、１０００Ａｈを超えるような大形の
制御弁式鉛蓄電池に使用する組電池本体1は、図３に示
すような構造をしていた。なお、図３は１６個の制御弁
式鉛蓄電池2を、枠体3に組み込んで組電池本体1とした
一例である。
制御弁式鉛蓄電池に使用する組電池本体1は、図３に示
すような構造をしていた。なお、図３は１６個の制御弁
式鉛蓄電池2を、枠体3に組み込んで組電池本体1とした
一例である。
【０００７】１６個の制御弁式鉛蓄電池2を仕切られた
枠体3に組み込んだ後、従来は安全性の面から、その前
面部分に難燃性である透明の塩化ビニル樹脂製の前面カ
バー10を取りつけていた（図３）。その後、前記前面カ
バー10の外側から複数の接続端子4を用いて、各制御弁
式鉛蓄電池の正極端子と負極端子とを直列に接続して組
電池本体1を作製していた。
枠体3に組み込んだ後、従来は安全性の面から、その前
面部分に難燃性である透明の塩化ビニル樹脂製の前面カ
バー10を取りつけていた（図３）。その後、前記前面カ
バー10の外側から複数の接続端子4を用いて、各制御弁
式鉛蓄電池の正極端子と負極端子とを直列に接続して組
電池本体1を作製していた。
【０００８】すなわち、従来は安全性の面から組電池本
体1を難燃化する手段として、制御弁式鉛蓄電池2を金属
製の枠体3に収納した後、難燃性樹脂で作られた前面カ
バー10を取り付ける手法を用いていた（図３）。
体1を難燃化する手段として、制御弁式鉛蓄電池2を金属
製の枠体3に収納した後、難燃性樹脂で作られた前面カ
バー10を取り付ける手法を用いていた（図３）。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た前面カバー10は、組電池本体1の前面部分の難燃化の
みを目的としたものである。すなわち、制御弁式鉛蓄電
池2の前面部分を難燃化することができさえすれば、前
記前面カバー10は、不必要な部品である。
た前面カバー10は、組電池本体1の前面部分の難燃化の
みを目的としたものである。すなわち、制御弁式鉛蓄電
池2の前面部分を難燃化することができさえすれば、前
記前面カバー10は、不必要な部品である。
【００１０】したがって、制御弁式鉛蓄電池2の前面部
分（図1における蓋13の部分）を難燃化することによっ
て、前面カバー10を省略することができれば、組電池本
体1の製造が容易になるとともに、その製造コストを低
減することができる。
分（図1における蓋13の部分）を難燃化することによっ
て、前面カバー10を省略することができれば、組電池本
体1の製造が容易になるとともに、その製造コストを低
減することができる。
【００１１】本発明の目的は、前記した前面カバーを省
略することによって、製造が容易であり、且つ、低コス
トな組電池本体を提供することである。
略することによって、製造が容易であり、且つ、低コス
トな組電池本体を提供することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一の発明は、ポリプロピレン製の電槽に、ポリプ
ロピレン製の蓋を溶着した制御弁式鉛蓄電池において、
前記蓋には難燃剤を含有することを特徴とし、第二の発
明は、前記難燃剤は、臭素系の難燃剤であることを特徴
としている。
に、第一の発明は、ポリプロピレン製の電槽に、ポリプ
ロピレン製の蓋を溶着した制御弁式鉛蓄電池において、
前記蓋には難燃剤を含有することを特徴とし、第二の発
明は、前記難燃剤は、臭素系の難燃剤であることを特徴
としている。
【００１３】第三の発明は、ポリプロピレン製の電槽
に、ポリプロピレン製の蓋を溶着して作製する制御弁式
鉛蓄電池の製造方法において、前記蓋には臭素系の難燃
剤を含有し、該蓋を前記電槽に熱溶着して作製すること
を特徴とするものである。
に、ポリプロピレン製の蓋を溶着して作製する制御弁式
鉛蓄電池の製造方法において、前記蓋には臭素系の難燃
剤を含有し、該蓋を前記電槽に熱溶着して作製すること
を特徴とするものである。
【００１４】第四の発明は、複数の制御弁式鉛蓄電池を
枠体に組み込んで作製した組電池本体において、前記制
御弁式鉛蓄電池の蓋には難燃剤を含有するポリプロピレ
ンを用い、該蓋が前記組電池本体の前面に位置すること
を特徴とするものである。
枠体に組み込んで作製した組電池本体において、前記制
御弁式鉛蓄電池の蓋には難燃剤を含有するポリプロピレ
ンを用い、該蓋が前記組電池本体の前面に位置すること
を特徴とするものである。
【００１５】
【実施例】本発明の一実施例を図１、２を用いて説明す
る。
る。
【００１６】未化成のペースト式正極板及び未化成のペ
ースト式負極板を用い、ガラス繊維製のセパレータを介
して積層した後に、各極板の耳部（集電部分）をバーナ
溶接して一体化して極板群を作製する。なお、前記した
未化成のペースト式正極板、未化成のペースト式負極板
及びセパレータは、従来から使用しているものである。
ースト式負極板を用い、ガラス繊維製のセパレータを介
して積層した後に、各極板の耳部（集電部分）をバーナ
溶接して一体化して極板群を作製する。なお、前記した
未化成のペースト式正極板、未化成のペースト式負極板
及びセパレータは、従来から使用しているものである。
【００１７】従来から使用している略直方体形状をした
有底のポリプロピレン樹脂製の電槽12を用いた。一方、
本実施例では、臭素系の難燃剤を含有するポリプロピレ
ン樹脂（商品名：ＷＴ６４３型、トクヤマ製）を用い
て、通常の方法で射出整形して蓋13を作製した。
有底のポリプロピレン樹脂製の電槽12を用いた。一方、
本実施例では、臭素系の難燃剤を含有するポリプロピレ
ン樹脂（商品名：ＷＴ６４３型、トクヤマ製）を用い
て、通常の方法で射出整形して蓋13を作製した。
【００１８】作製した前記極板群を、ポリプロピレン製
の前記電槽12に挿入し、熱溶着による手法で前記電槽12
と前記臭素系の難燃剤を含有する蓋13とを溶着した。そ
の後、前記極板群と正極端子14及び負極端子15とを溶接
によって電気的に接続する。
の前記電槽12に挿入し、熱溶着による手法で前記電槽12
と前記臭素系の難燃剤を含有する蓋13とを溶着した。そ
の後、前記極板群と正極端子14及び負極端子15とを溶接
によって電気的に接続する。
【００１９】そして、前記蓋13の安全弁部16に形成した
電解液の注入口（図なし）から比重が１．２（２０℃）
の希硫酸電解液を注液した後に、荷電量として公称容量
の２５０％、２４時間の充電をして電槽化成をする。そ
の後、安全弁部16に安全弁（図なし）を取りつけて密封
した。
電解液の注入口（図なし）から比重が１．２（２０℃）
の希硫酸電解液を注液した後に、荷電量として公称容量
の２５０％、２４時間の充電をして電槽化成をする。そ
の後、安全弁部16に安全弁（図なし）を取りつけて密封
した。
【００２０】前記した難燃剤を含有するポリプロピレン
製の蓋13を用いた制御弁式鉛蓄電池2を、その蓋13の面
が金属製の枠体3の前面に位置するように組み込んだ
後、接続端子4を用いて正極端子と負極端子とを直列に
接続して組電池本体1を作製した（図４）。
製の蓋13を用いた制御弁式鉛蓄電池2を、その蓋13の面
が金属製の枠体3の前面に位置するように組み込んだ
後、接続端子4を用いて正極端子と負極端子とを直列に
接続して組電池本体1を作製した（図４）。
【００２１】すなわち、本発明を用いると、制御弁式鉛
蓄電池2の蓋13に難燃剤を含有するため安全であり、従
来用いていた前面カバー10を取り付ける必要がない。し
たがって、組電池本体1の製造を容易にできるととも
に、その製造コストを低減することができる。
蓄電池2の蓋13に難燃剤を含有するため安全であり、従
来用いていた前面カバー10を取り付ける必要がない。し
たがって、組電池本体1の製造を容易にできるととも
に、その製造コストを低減することができる。
【００２２】
【発明の効果】上述したように、本発明を用いることに
よって、組電池本体の製造を容易にできるとともに、そ
の製造コストを低減することができるため工業上優れた
ものである。
よって、組電池本体の製造を容易にできるとともに、そ
の製造コストを低減することができるため工業上優れた
ものである。
【図１】本発明の制御弁式鉛蓄電池の概略図である。
【図２】制御弁式鉛蓄電池の製造工程の概略図である。
【図３】従来の組電池構造の概略図である。
【図４】組電池本体構造の概略図である。
１：組電池本体、２：制御弁式鉛蓄電池、３：枠体、
４：接続端子、５：正極取出端子、６：負極取出端子、
７：H鋼ベース、１０：前面カバー、１１：正極・負極
端子用穴部、１２：電槽、１３：蓋、１４：正極端子、
１５：負極端子、１６：安全弁部
４：接続端子、５：正極取出端子、６：負極取出端子、
７：H鋼ベース、１０：前面カバー、１１：正極・負極
端子用穴部、１２：電槽、１３：蓋、１４：正極端子、
１５：負極端子、１６：安全弁部
Claims (4)
- 【請求項１】ポリプロピレン製の電槽に、ポリプロピレ
ン製の蓋を溶着した制御弁式鉛蓄電池において、前記蓋
には難燃剤を含有することを特徴とする制御弁式鉛蓄電
池。 - 【請求項２】前記難燃剤は、臭素系の難燃剤であること
を特徴とする請求項１記載の制御弁式鉛蓄電池。 - 【請求項３】ポリプロピレン製の電槽に、ポリプロピレ
ン製の蓋を溶着して作製する制御弁式鉛蓄電池の製造方
法において、前記蓋には臭素系の難燃剤を含有し、該蓋
を前記電槽に熱溶着して作製することを特徴とする制御
弁式鉛蓄電池の製造方法。 - 【請求項４】複数の制御弁式鉛蓄電池を枠体に組み込ん
で作製した組電池本体において、前記制御弁式鉛蓄電池
の蓋には難燃剤を含有するポリプロピレンを用い、該蓋
が前記組電池本体の前面に位置することを特徴とする組
電池本体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000228188A JP2002042748A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 制御弁式鉛蓄電池、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及びそれを用いた組電池本体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000228188A JP2002042748A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 制御弁式鉛蓄電池、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及びそれを用いた組電池本体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002042748A true JP2002042748A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18721527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000228188A Abandoned JP2002042748A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 制御弁式鉛蓄電池、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及びそれを用いた組電池本体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002042748A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI621295B (zh) * | 2013-08-06 | 2018-04-11 | 傑士湯淺國際股份有限公司 | 鉛蓄電池用電槽、使用其的鉛蓄電池及鉛蓄電池用殼體 |
| WO2019123539A1 (ja) * | 2017-12-19 | 2019-06-27 | 日立化成株式会社 | 電池ユニット及び組電池 |
| WO2019123535A1 (ja) * | 2017-12-19 | 2019-06-27 | 日立化成株式会社 | 電池ユニット及び組電池 |
-
2000
- 2000-07-28 JP JP2000228188A patent/JP2002042748A/ja not_active Abandoned
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI621295B (zh) * | 2013-08-06 | 2018-04-11 | 傑士湯淺國際股份有限公司 | 鉛蓄電池用電槽、使用其的鉛蓄電池及鉛蓄電池用殼體 |
| TWI634693B (zh) * | 2013-08-06 | 2018-09-01 | 日商傑士湯淺國際股份有限公司 | 鉛蓄電池用電槽、使用其的鉛蓄電池及鉛蓄電池用殼體 |
| WO2019123539A1 (ja) * | 2017-12-19 | 2019-06-27 | 日立化成株式会社 | 電池ユニット及び組電池 |
| WO2019123535A1 (ja) * | 2017-12-19 | 2019-06-27 | 日立化成株式会社 | 電池ユニット及び組電池 |
| JPWO2019123535A1 (ja) * | 2017-12-19 | 2020-12-10 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 電池ユニット及び組電池 |
| JPWO2019123539A1 (ja) * | 2017-12-19 | 2020-12-17 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 電池ユニット及び組電池 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041029 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20041221 |