JP2002041821A - コンテンツ配信装置とコンテンツ再生装置とコンテンツ配信装置用プログラム記録媒体とコンテンツ再生装置用プログラム記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信装置とコンテンツ再生装置とコンテンツ配信装置用プログラム記録媒体とコンテンツ再生装置用プログラム記録媒体

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JP2002041821A
JP2002041821A JP2000225058A JP2000225058A JP2002041821A JP 2002041821 A JP2002041821 A JP 2002041821A JP 2000225058 A JP2000225058 A JP 2000225058A JP 2000225058 A JP2000225058 A JP 2000225058A JP 2002041821 A JP2002041821 A JP 2002041821A
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JP2000225058A
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Shinji Kobayashi
信司 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、不正利用の防止を図りつつ、音楽な
どのコンテンツデータをレンタル形式で配信できるよう
にするシステムの提供を目的とする。 【解決手段】電子透かしの技術などを使って、配信する
コンテンツデータにその再生制御に必要となる情報を埋
め込む構成を採って、その埋め込んだ情報を使って再生
要求を認証して、再生要求が認証される場合に、再生要
求のコンテンツデータを再生していくとともに、その再
生に応じて、そのコンテンツデータに埋め込んだ情報を
更新していくように処理する。これにより、利用回数や
有効期間といったようなコンテンツデータのレンタルの
実現に必要な情報を埋め込むことで、不正利用の防止を
図りつつ、音楽などのコンテンツデータをレンタル形式
で配信することを実現できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正利用の防止を
図りつつ、音楽などのコンテンツデータをレンタル形式
で配信できるようにするコンテンツ配信装置と、そのコ
ンテンツ配信装置により配信されるコンテンツデータを
再生するコンテンツ再生装置と、そのコンテンツ配信装
置の実現に用いられるコンテンツ配信装置用プログラム
記録媒体と、そのコンテンツ再生装置の実現に用いられ
るコンテンツ再生装置用プログラム記録媒体とに関す
る。
【0002】音楽などのコンテンツデータは、著作権保
護の観点から、その不正な利用を防止していく必要があ
る。一方、ネットワークの発達に伴って、ネットワーク
を介してコンテツデータを配信していくことが行われる
ようになってきた。このようなことを背景にして、不正
な利用を防止できるようにするコンテンツデータの配信
技術の構築が叫ばれている。
【0003】
【従来の技術】従来では、コンテンツデータを販売する
という立場に立って、ユーザにより購入されたコンテン
ツデータを、再生機能を有する装置に対してネットワー
クを介してダウンロードしていくことで、コンテンツデ
ータを配信していくという方法を用いている。
【0004】ユーザは、このようにして配信されたコン
テンツデータについては、正規に購入したものであるこ
とから永久的に利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、配信するコンテンツデー
タを購入することを前提としていることから、配信する
コンテンツデータの単価が高くなるという問題点があ
る。
【0006】この問題点を解決するためには、コンテン
ツデータをレンタルするという立場に立って、ユーザに
対してコンテンツデータを配信していく方法を用いれば
よいのであるが、従来技術では、このようにして配信す
るコンテンツデータの不正利用を防止する技術が構築さ
れていない。
【0007】これから、従来技術に従っていると、コン
テンツデータをレンタル形式で配信できないという問題
点がある。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、不正利用の防止を図りつつ、音楽などのコン
テンツデータをレンタル形式で配信できるようにする新
たなコンテンツ配信装置の提供と、そのコンテンツ配信
装置により配信されるコンテンツデータを再生する新た
なコンテンツ再生装置の提供と、そのコンテンツ配信装
置の実現に用いられる新たなコンテンツ配信装置用プロ
グラム記録媒体の提供と、そのコンテンツ再生装置の実
現に用いられる新たなコンテンツ再生装置用プログラム
記録媒体の提供とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のコンテンツ配信装置は、配信するコンテン
ツデータの再生制御に必要となる再生制御用情報を生成
する生成手段と、配信するコンテンツデータにその再生
制御に必要となる再生制御用情報を埋め込む埋込手段
と、再生制御用情報の埋め込まれたコンテンツデータを
配信要求元に送信する送信手段とを備えるように構成す
る。
【0010】更に、この構成を採るときにあって、配信
したコンテンツデータに埋め込んだ再生制御用情報を記
憶装置に保存する保存手段と、配信したコンテンツデー
タについての利用情報を入手する入手手段と、記憶装置
に保存される再生制御用情報とその入手された利用情報
とから、コンテンツデータの不正利用を解析する解析手
段とを備えることがある。そして、コンテンツデータの
配信が確認される場合に、そのコンテンツデータについ
ての課金処理を行う課金手段を備えることがある。
【0011】ここで、本発明のコンテンツ配信装置の持
つ機能は具体的にはプログラムで実現されるものであ
り、このプログラムは、計算機が読み取り可能な半導体
メモリなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0012】一方、本発明のコンテンツ再生装置は、再
生制御に必要となる再生制御用情報の埋め込まれたコン
テンツデータを受信して保存する受信手段と、再生制御
用情報の埋め込まれたコンテンツデータに対する再生要
求が発行される場合に、その埋め込まれた再生制御用情
報を使ってその再生要求を認証する認証手段と、認証さ
れた再生要求で指定されるコンテンツデータを再生する
再生手段と、コンテンツデータの再生に応じて、そのコ
ンテンツデータに埋め込まれた再生制御用情報を更新す
る更新手段とを備えるように構成する。
【0013】更に、この構成を採るときにあって、再生
制御用情報の規定する利用条件から外れることで利用不
可能となったコンテンツデータを検出する検出手段を備
えるとともに、検出される利用不可能となったコンテン
ツデータを消去する消去手段を備えたり、検出される利
用不可能となったコンテンツデータに埋め込む新たな再
生制御用情報を入手して、それをそのコンテンツデータ
に埋め込む埋込手段を備えることがある。そして、再生
制御用情報に反するコンテンツデータに対しての利用状
態が発生する場合に、その利用状態を本発明のコンテン
ツ配信装置に通知する通知手段を備えることがある。
【0014】ここで、本発明のコンテンツ再生装置の持
つ機能は具体的にはプログラムで実現されるものであ
り、このプログラムは、計算機が読み取り可能な半導体
メモリなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0015】このように構成される本発明のコンテンツ
配信装置では、配信するコンテンツデータの再生制御に
必要となる再生制御用情報を生成し、電子透かしなどの
技術を使って、配信するコンテンツデータにその再生制
御用情報を埋め込んで本発明のコンテンツ再生装置に送
信するように処理する。
【0016】この送信を受けて、本発明のコンテンツ再
生装置では、再生制御用情報の埋め込まれたコンテンツ
データを受信すると、それを保存して、その保存してい
るコンテンツデータに対する再生要求が発行される場合
に、その埋め込まれた再生制御用情報を使ってその再生
要求を認証してから、再生要求のコンテンツデータを再
生するとともに、その再生に応じて、そのコンテンツデ
ータに埋め込まれた再生制御用情報を更新するように処
理する。
【0017】そして、再生制御用情報の規定する利用条
件から外れることで利用不可能となったコンテンツデー
タを検出すると、そのコンテンツデータを消去すること
で再利用させないように処理したり、課金することを条
件などにして、新たな再生制御用情報を入手して、それ
をそのコンテンツデータに埋め込むことで再利用させる
ように処理する。
【0018】そして、再生制御用情報に反するコンテン
ツデータの利用状態が発生する場合に、その利用状態を
本発明のコンテンツ配信装置に通知するように処理す
る。
【0019】この通知を受けて、本発明のコンテンツ配
信装置では、保存してある再生制御用情報と通知される
利用情報とを使って、コンテンツデータの不正利用を解
析するように処理する。
【0020】このようにして、本発明では、電子透かし
の技術などを使って、配信するコンテンツデータにその
再生制御に必要となる情報を埋め込む構成を採って、そ
の埋め込んだ情報を使って再生要求を認証して、再生要
求が認証される場合に、再生要求のコンテンツデータを
再生していくとともに、その再生に応じて、そのコンテ
ンツデータに埋め込んだ情報を更新していくように処理
することから、利用回数や有効期間といったようなコン
テンツデータのレンタルの実現に必要な情報を埋め込む
ことで、不正利用の防止を図りつつ、音楽などのコンテ
ンツデータをレンタル形式で配信することを実現できる
ようになる。
【0021】これにより、本発明によれば、コンテンツ
データのレンタルの実現が可能になることで、ユーザに
配信するコンテンツデータの単価を引き下げることがで
きるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0023】図1に、本発明の一実施形態例を図示す
る。
【0024】図中、1は本発明を具備するコンテンツ配
信システム、2は本発明を具備するコンテンツ再生シス
テムである。
【0025】このコンテンツ配信システム1は、音楽な
どのコンテンツデータを管理する処理を行うコンテンツ
サーバ10と、コンテンツデータに電子透かしなどの技
術を使って再生制御に必要となるデータ(以下、コンテ
ンツカプセルと称することがある)を埋め込んで、それ
を暗号化するなどの処理を行うウォータマークエンコー
ダ11と、コンテンツデータについての課金処理を行う
課金サーバ12と、コンテンツデータをコンテンツ再生
システム2に送信する処理を行う配信サーバ13とを備
える。
【0026】一方、コンテンツ再生システム2は、コン
テンツデータの再生ソフトを展開して、コンテンツデー
タの再生処理を行うクライアント20と、コンテンツ配
信システム1から送られてくるコンテンツデータを受け
取って、クライアント20に提供する処理を行うホーム
サーバや電話会社のサーバなどで構成されるローカルサ
ーバ21とを備える。
【0027】ここで、コンテンツ配信システム1の持つ
機能や、ローカルサーバ21の持つ機能や、クライアン
ト20の持つ機能はプログラムで実現されるものであ
り、これらのプログラムは、計算機が読み取り可能な半
導体メモリなどの適当な記録媒体に格納することができ
る。
【0028】図2に、コンテンツデータに埋め込まれる
コンテンツカプセルのデータ構造の一実施形態例を図示
する。
【0029】コンテンツカプセルは、コンテンツデータ
に対応付けて生成されて埋め込まれて、埋め込み先のコ
ンテンツデータの再生制御に必要となるデータを記録す
るものであって、例えば、この図に示すように、コンテ
ンツデータの管理場所を示すURLなどの情報(コンテ
ンツ特定情報)と、タイトルなどのようなコンテンツデ
ータに関する情報(コンテンツ情報)と、コンテンツデ
ータの配信年月日や配信経路や配信先クライアントなど
に関する情報(配信情報)と、コンテンツデータの認証
や課金に関する情報(認証時情報)と、購入であるのか
レンタルであるのか試聴であるかといったような利用方
法や利用回数や有効期間などに関する情報(利用情報)
と、1回だけコピーしてもよいとかコピーを許さないと
いったようなコピー情報やセキュリティレベルなどに関
する情報(セキュリティ情報)とを記録する。
【0030】このように、コンテンツカプセルに、利用
回数や有効期間などといったようなコンテンツデータの
レンタルの実現に必要となるデータが記録されること
で、以下の説明から分かるように、コンテンツデータを
レンタル形式で配信することが可能になる。
【0031】ここで、暗号化されたコンテンツデータを
復号するための暗号キーについては、コンテンツカプセ
ルで管理するという構成を採ってもよいが、安全性を高
めるために、コンテンツ配信システム1がコンテンツ再
生システム2(クライアント20)とネゴシエーション
を行って、クライアント20に渡すようにするという構
成を採ってもよい。
【0032】図3及び図4にコンテンツ配信システム1
が本発明を実現するために実行する処理フローの一実施
形態例、図5及び図6にローカルサーバ21が本発明を
実現するために実行する処理フローの一実施形態例、図
7ないし図9にクライアント20が本発明を実現するた
めに実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0033】次に、これらの処理フローに従って、本発
明について詳細に説明する。最初に、図3及び図4の処
理フローに従って、コンテンツ配信システム1の実行す
る処理について説明する。
【0034】コンテンツ配信システム1は、クライアン
ト20からローカルサーバ21を介してコンテンツデー
タの配信要求が発行されると、図3の処理フローに示す
ように、先ず最初に、ステップ1で、配信対象となるコ
ンテンツデータの一覧を送信し、続くステップ2で、こ
のコンテンツデータ一覧の送信に対する応答を受け取
る。
【0035】すなわち、後述するように、クライアント
20は、このコンテンツデータの一覧を入手すると、ユ
ーザと対話することで、配信を希望するコンテンツデー
タを選択(複数選択することもある)してその配信要求
を発行してくるので、この配信を希望するコンテンツデ
ータの識別子情報を受け取るのである。
【0036】続いて、ステップ3で、クライアント20
から受け取った応答に従って、配信要求のコンテンツデ
ータ(複数のこともある)を特定する。
【0037】続いて、ステップ4で、この特定したコン
テンツデータに対応付けて、上述したようなデータ構造
を持つコンテンツカプセルを生成する。このとき、どの
ような利用方法(コンテンツデータを購入するのかレン
タルするのか試聴するのかなど)を用いるのかなどとい
ったような情報については、必要に応じてクライアント
20から入手するように処理する。
【0038】続いて、ステップ5で、ウォータマークエ
ンコーダ11を使って、電子透かしの技術などにより、
生成したコンテンツカプセルを対となるコンテンツデー
タに埋め込む。このコンテンツデータに埋め込まれたコ
ンテンツカプセルは、電子透かし技術などにより埋め込
まれているので、改ざんされることがないという性質を
持つ。
【0039】このようにしてコンテンツカプセルが埋め
込まれると、コンテンツデータを再生するときに、その
コンテンツデータに埋め込まれたコンテンツカプセルを
使って、その再生要求が正当の権限を有するものである
のか否かをチェックできることになることで、コンテン
ツデータの不正な利用を防止できるようになる。
【0040】続いて、ステップ6で、コンテンツカプセ
ルの埋め込まれたコンテンツデータを暗号化する。
【0041】このとき、コンテンツデータとその再生用
ソフトとを1つにまとめて暗号化することも可能であ
る。この方法を用いると、クライアント20には、再生
用ソフトを用意する必要がなくなり、暗号文を復号する
ためのソフトだけを用意するだけで足りることになる。
すなわち、この方法を用いると、その暗号文を復号する
ためのソフトを使って、コンテンツデータとともに再生
用ソフトを復号することで、クライアント20に再生用
ソフトを展開できることになる。
【0042】続いて、ステップ7で、その暗号化したコ
ンテンツデータを、配信要求を発行したクライアント2
0の属するローカルサーバ21に送信し、続くステップ
8で、送信先のローカルサーバ21から、このコンテン
ツデータの送信に対する応答を受け取る。
【0043】すなわち、後述するように、ローカルサー
バ21は、コンテンツ配信システム1から、コンテンツ
データを受信すると、その受信に成功した旨を返信して
くるので、この返信を受け取るのである。
【0044】続いて、ステップ9で、ローカルサーバ2
1がコンテンツデータの受信に成功する場合には、課金
サーバ12に対して、送信したコンテンツデータについ
ての課金処理を指示する。この指示を受けて、課金サー
バ12は、コンテンツデータの配信要求を発行したユー
ザに対する課金データを生成して、それを金融機関のコ
ンピュータに送信することなどにより課金処理を実行す
る。
【0045】続いて、ステップ10で、課金サーバ12
による課金処理の成功・不成功の通知を、コンテンツデ
ータの送信先のローカルサーバ21に送信し、続くステ
ップ11で、課金サーバ12による課金処理が成功した
場合には、送信したコンテンツデータに埋め込んだコン
テンツカプセル(暗号化する前のものでよい)を保存し
て、処理を終了する。
【0046】このようにして、コンテンツ配信システム
1は、クライアント20からコンテンツデータの配信要
求が発行されると、配信要求のコンテンツデータに対応
付けて、上述したようなデータ構造を持つコンテンツカ
プセルを生成し、それをコンテンツデータに埋め込んで
からコンテンツデータを暗号化して、クライアント20
の属するローカルサーバ21に送信していくように処理
するのである。
【0047】この構成を採るときに、上述したように、
コンテンツデータの受信成功を条件にして、コンテンツ
データについての課金処理を行う構成を採っているの
で、正当な課金処理を実現できるようになる。
【0048】後述するように、クライアント20は、ユ
ーザからコンテンツデータに対する再生要求が発行され
ると、そのコンテンツデータに埋め込まれたコンテンツ
カプセルを使って、その再生要求を認証して、その再生
要求が正当な権限を有するものでない場合には、その再
生要求での利用情報をコンテンツ配信システム1に通知
してくるように処理する。
【0049】これから、コンテンツ配信システム1は、
ローカルサーバ21を介して、クライアント20からこ
の利用情報の通知を受け取ると、図4(a)の処理フロ
ーに示すように、その利用情報を受け取り、図3の処理
フローのステップ11の処理で保存したコンテンツカプ
セルと対応をとりつつ、その利用情報を保存する処理を
行う。
【0050】そして、コンテンツ配信システム1は、例
えば規定の解析周期に到達すると、図4(b)の処理フ
ローに示すように、保存してあるコンテンツカプセルを
順番に選択して、その選択したコンテンツカプセルのデ
ータと、その選択したコンテンツカプセルに対応付けて
保存してある利用情報とを照らし合わせることで、頻繁
に不正利用を行うユーザを特定したり、どのようなタイ
プの不正利用が多いのかといったようなコンテンツデー
タに対する不正利用の内容を解析する処理を行う。
【0051】このようにして、コンテンツ配信システム
1は、クライアント20にコンテンツカプセルを埋め込
んだコンテンツデータを送信していくときに、そのコン
テンツデータに埋め込んだコンテンツカプセルを保存し
て、それを使って、クライアント20で行われるコンテ
ンツデータの不正利用を解析していくように処理するの
である。
【0052】次に、図5及び図6の処理フローに従っ
て、ローカルサーバ21の実行する処理について説明す
る。ここで、図5の処理フローは、コンテンツ配信シス
テム1からデータが送られてくるときに実行する処理フ
ローであり、図6の処理フローは、クライアント20か
らデータが送られてくるときに実行する処理フローであ
る。
【0053】ローカルサーバ21は、コンテンツ配信シ
ステム1からデータが送られてくると、図5の処理フロ
ーに示すように、先ず最初に、ステップ1で、その受信
データがコンテンツデータの一覧であるのか否かを判断
して、コンテンツデータの一覧であることを判断すると
きには、ステップ2に進んで、送られてきたコンテンツ
データの一覧を自配下のクライアント20に送信して、
処理を終了する。
【0054】すなわち、コンテンツ配信システム1は、
上述したように、クライアント20からコンテンツデー
タの配信要求が発行されると、先ず最初に、配信対象と
なるコンテンツデータの一覧を送信してくるので、その
コンテンツデータの一覧を受け取るときには、それをク
ライアント20に送信していくように処理するのであ
る。
【0055】一方、ステップ1で、受信データがコンテ
ンツデータの一覧でないことを判断するときには、ステ
ップ3に進んで、受信データがコンテンツデータ(コン
テンツカプセルが埋め込まれている)であるのか否かを
判断して、コンテンツデータを受信したことを判断する
ときには、ステップ4に進んで、コンテンツ配信システ
ム1に対してコンテンツデータを受信した旨を返信し
て、処理を終了する。
【0056】すなわち、コンテンツ配信システム1は、
上述したように、クライアント20からのコンテンツデ
ータの配信要求に応答して、暗号化したコンテンツデー
タ(コンテンツカプセルが埋め込まれている)を送信し
てくるので、そのコンテンツデータを受信するときに
は、その旨を返信するのである。
【0057】一方、ステップ3で、受信データがコンテ
ンツデータでないことを判断するときには、ステップ5
に進んで、受信データが課金処理結果の通知であるのか
否かを判断する。
【0058】この判断処理により、受信データが課金処
理結果通知であることを判断するときには、ステップ6
に進んで、それが課金成功通知であるときには、ステッ
プ4で受信したコンテンツデータをクライアント20に
送信し、一方、それが課金不成功通知であるときには、
ステップ4で受信したコンテンツデータを消去して、ク
ライアント20に対してコンテンツデータの配信が不可
能である旨を通知して、処理を終了する。
【0059】すなわち、コンテンツ配信システム1は、
上述したように、送信したコンテンツデータに対する課
金処理を実行して、その課金処理の成功・不成功を通知
してくるので、その通知内容に応じた処理を実行するの
である。
【0060】一方、ステップ5で、受信データが課金処
理結果通知でないことを判断するときは、ステップ7に
進んで、受信データに応じた処理を実行して、処理を終
了する。
【0061】このようにして、ローカルサーバ21は、
コンテンツ配信システム1から、暗号化されたコンテン
ツデータ(コンテンツカプセルが埋め込まれている)を
受け取ると、そのコンテンツデータについての課金処理
が行われたことを条件にして、その受信したコンテンツ
データをクライアント20に送信するように処理するの
である。
【0062】一方、ローカルサーバ21は、クライアン
ト20からデータが送られてくると、図6の処理フロー
に示すように、先ず最初に、ステップ1で、その受信デ
ータがコンテンツデータの配信要求であるのか否かを判
断して、コンテンツデータの配信要求であることを判断
するときには、ステップ2に進んで、コンテンツデータ
の配信要求をコンテンツ配信システム1に送信する。
【0063】このコンテンツデータの配信要求を受け
て、上述したように、コンテンツ配信システム1は、配
信対象となるコンテンツデータの一覧を送信し、これを
受けて、ローカルサーバ21は、そのコンテンツデータ
の一覧をクライアント20に送信していくように処理す
ることになる。
【0064】後述するように、クライアント20は、こ
のコンテンツデータの一覧を受けて、ユーザからの指示
に応答して、配信を希望するコンテンツデータを選択し
てその配信要求を発行してくる。
【0065】これから、ステップ1で、受信データがコ
ンテンツデータの配信要求でないことを判断するときに
は、ステップ3に進んで、受信データがコンテンツデー
タ一覧に応答して返信される配信要求コンテンツの通知
指示であるのか否かを判断して、配信要求コンテンツの
通知指示であることを判断するときには、ステップ4に
進んで、その通知に応答して、配信要求のコンテンツデ
ータの識別子情報をコンテンツ配信システム1に送信す
る。
【0066】この配信要求のコンテンツデータの識別子
情報の送信処理を受けて、上述したように、コンテンツ
配信システム1は、コンテンツカプセルの埋め込んだコ
ンテンツデータを送信してくるので、ローカルサーバ2
1は、送られてきたコンテンツデータをクライアント2
0に送信していくように処理することになる。
【0067】一方、ステップ3で、配信要求コンテンツ
の通知指示でないことを判断するときには、ステップ5
に進んで、受信データに応じた処理を実行して、処理を
終了する。
【0068】このようにして、ローカルサーバ21は、
クライアント20からコンテンツデータの配信要求を受
け取ると、その配信要求をコンテンツ配信システム1に
送信するとともに、クライアント20から配信要求のコ
ンテンツデータの識別子情報を受け取ると、その識別子
情報をコンテンツ配信システム1に送信していくように
処理するのである。
【0069】次に、図7ないし図9の処理フローに従っ
て、クライアント20の実行する処理について説明す
る。ここで、図7の処理フローは、ローカルサーバ21
からデータが送られてくるときに実行する処理フローで
あり、図8及び図9の処理フローは、ユーザから処理要
求が発行されるときに実行する処理フローである。
【0070】クライアント20は、ローカルサーバ21
からデータが送られてくると、図7の処理フローに示す
ように、先ず最初に、ステップ1で、その受信データが
コンテンツデータの一覧であるのか否かを判断して、コ
ンテンツデータの一覧であることを判断するときには、
ステップ2に進んで、送られてきたコンテンツデータの
一覧をユーザに提示し、続くステップ2で、ユーザと対
話することで、そのコンテンツデータの一覧の中から配
信要求のコンテンツデータを選択し、それをローカルサ
ーバ21に通知して、処理を終了する。
【0071】この通知を受けて、上述したように、ロー
カルサーバ21は、配信要求のコンテンツデータの識別
子情報をコンテンツ配信システム1に送信していくこと
で、コンテンツ配信システム1から配信要求のコンテン
ツデータを受信して、それをクライアント20に送信し
ていくように処理する。
【0072】これから、ステップ1で、受信データがコ
ンテンツデータの一覧でないことを判断するときには、
ステップ4に進んで、受信データがコンテンツデータ
(コンテンツカプセルが埋め込まれている)であるのか
否かを判断して、コンテンツデータであることを判断す
るときには、ステップ5に進んで、送られてきたコンテ
ンツデータを保存して、処理を終了する。
【0073】一方、ステップ4で、受信データがコンテ
ンツデータでないことを判断するときには、ステップ6
に進んで、受信データに応じた処理を実行して、処理を
終了する。
【0074】このようにして、クライアント20は、コ
ンテンツデータの配信要求に応答して、ローカルサーバ
21からコンテンツデータ(コンテンツカプセルが埋め
込まれている)が送られてくるときには、それを受信し
て保存していくように処理するのである。
【0075】一方、クライアント20は、ユーザから処
理要求が発行されると、図8及び図9の処理フローに示
すように、先ず最初に、ステップ1で、そのユーザの処
理要求がコンテンツデータの配信要求であるのか否かを
判断して、コンテンツデータの配信要求であることを判
断するときには、ステップ2に進んで、コンテンツデー
タの配信要求をローカルサーバ21に送信する。
【0076】このコンテンツデータの配信要求に従っ
て、上述したように、クライアント20は、配信対象と
なるコンテンツデータの一覧を受信し、その中から配信
要求のコンテンツデータを選択して、その配信要求を発
行するように処理することになる。
【0077】一方、ステップ1で、ユーザからの処理要
求がコンテンツデータの配信要求でないことを判断する
ときには、ステップ3に進んで、ユーザからの処理要求
がコンテンツデータの再生要求であるのか否かを判断し
て、コンテンツデータの再生要求であることを判断する
ときには、ステップ4に進んで、ユーザと対話すること
で、保存しているコンテンツデータの中から再生するコ
ンテンツデータを決定する。
【0078】すなわち、コンテンツデータに埋め込まれ
ているコンテンツカプセルには、タイトルなどのコンテ
ンツデータに関する情報が記録されていることから、コ
ンテンツデータに埋め込まれているコンテンツカプセル
のデータを読み取ることでその情報を取得して、それを
提示してユーザと対話することで、再生するコンテンツ
データを決定するのである。
【0079】続いて、ステップ5で、その決定したコン
テンツデータに埋め込まれているコンテンツカプセルの
データを使って、ユーザからの再生要求を認証する。
【0080】すなわち、コンテンツカプセルには、図2
に示すような利用権限情報が記録されているので、コン
テンツデータに埋め込まれているコンテンツカプセルの
データを読み取ることでその利用権限情報を取得して、
それを使って、正規の配信先であるのか否かとか、正規
のユーザであるのか否かとか、正規の利用方法であるの
か否かとか、正規の利用回数に入っているのか否かと
か、正規の有効期間に入っているのか否かとかいったこ
となどをチェックすることで、ユーザからの再生要求を
認証するのである。
【0081】続いて、ステップ6で、この認証処理に従
って正当権限を有する再生要求であると認証されたのか
否かを判断して、正当権限を有する再生要求であること
を判断するときには、ステップ7に進んで、コンテンツ
データに埋め込まれているコンテンツカプセルのデータ
に従って、そのコンテンツデータが未だ利用可能である
のか否かを判断する。
【0082】すなわち、コンテンツカプセルに記録され
る利用回数が今回の再生により上限値を超えることにな
るのか否かを判断したり、コンテンツカプセルに記録さ
れる有効期間に入っているのか否かを判断したりするこ
となどにより、そのコンテンツデータが未だ利用可能で
あるのか否かを判断するのである。
【0083】このステップ7の判断処理により、再生要
求のコンテンツデータが利用可能であることを判断する
ときには、ステップ8に進んで、コンテンツカプセルに
記録されている利用回数を1つカウントダウン(コンテ
ンツカプセルが利用回数の上限値とこれまでの利用回数
の累計値とを記録する場合には、その累計値を1つカウ
ントアップ)することなどにより、コンテンツデータに
埋め込まれているコンテンツカプセルのデータを必要に
応じて更新し、再生要求のコンテンツデータを再生し
て、処理を終了する。
【0084】ここで、このコンテンツデータの再生処理
で必要となる暗号キー(暗号化されているコンテンツデ
ータの復号に必要となる暗号キー)については、上述し
たように、コンテンツカプセルに記録しておくか、コン
テンツ配信システム1との間でネゴシエーションするこ
とで取得する。
【0085】また、コンテンツデータに埋め込まれてい
るコンテンツカプセルのデータを書き換えることで更新
するのではなくて、新たなデータを重畳させる形で記録
することで更新するという方法を用いることも可能であ
る。例えば、利用回数などは重畳させる形で記録されて
いても最新のデータがどれであるのかを特定できるの
で、このような重畳形式による更新が可能である。
【0086】一方、ステップ7で、再生要求のコンテン
ツデータが利用可能でないことを判断するときには、ス
テップ9に進んで、そのコンテンツデータを消去し、続
くステップ10で、ユーザに対して再生不可能を出力し
て、処理を終了する。
【0087】すなわち、利用不可能となったコンテンツ
データの利用を完全に防止するために、利用不可能とな
ったコンテンツデータを消去して、処理を終了するので
ある。
【0088】ここで、利用回数や有効期間などがオーバ
ーすることで利用不可能となったコンテンツデータに対
する再ダウンロードの要求がユーザにより発行される場
合がある。
【0089】このような場合には、クライアント20
は、コンテンツ配信システム1から、その利用不可能に
なったコンテンツデータに新たに埋め込むコンテンツカ
プセルを入手(この入手に対しては課金サーバ12によ
り課金される)して、その新たなコンテンツカプセルに
従って、その利用不可能なコンテンツデータに埋め込ま
れているコンテンツカプセルを書き換えることで、その
利用不可能になったコンテンツデータを再利用していく
という方法を採ることが好ましい。この方法を用いる
と、コンテンツ配信システム1との間の通信量を大幅に
削減できるようになる。
【0090】一方、ステップ6で、正当権限を有する再
生要求でないことを判断するときには、ステップ11
(図9の処理フロー)に進んで、ユーザに対して再生不
可能を出力し、続くステップ12で、再生不可能とした
再生要求の内容をローカルサーバ21を介してコンテン
ツ配信システム1に通知して、処理を終了する。
【0091】この再生不可能とした再生要求の内容の通
知を受けて、コンテンツ配信システム1は、上述したよ
うに、保存してあるコンテンツカプセルを使って、クラ
イアント20で行われたコンテンツデータの不正利用を
解析していくように処理することになる。
【0092】そして、ステップ3で、ユーザからの要求
がコンテンツデータの再生要求でないことを判断すると
きには、ステップ13(図9の処理フロー)に進んで、
ユーザからの要求に応じた処理を実行して、処理を終了
する。
【0093】このようにして、クライアント20は、コ
ンテンツ配信システム1から入手したコンテンツデータ
の中から、再生要求のコンテンツデータが選択される
と、そのコンテンツデータに埋め込まれるコンテンツカ
プセルを使って、その再生要求を認証するとともに、そ
のコンテンツデータが利用可能であるのか否かを判断し
て、正当な権限を有する再生要求で、かつコンテンツデ
ータの利用可能である場合に、そのコンテンツデータを
再生していくように処理するのである。
【0094】例えば、図10に示すように、ユーザから
のコンテンツデータの配信要求に応答して、クライアン
ト20にコンテンツカプセルの埋め込まれたコンテンツ
データA〜Nが保存されるときにあって、ユーザがコン
テンツデータKの再生要求を発行すると、クライアント
20は、コンテンツデータKに埋め込まれているコンテ
ンツカプセルKのデータを使って、コンテンツデータK
を再生してよいのか否かを判断して、その結果に応じて
コンテンツデータKを再生していくように処理すること
になる。
【0095】この構成に従って、クライアント20は、
コンテンツデータに電子透かしの技術などを使って埋め
込まれている改ざんされることのないコンテンツカプセ
ルのデータを使って、不正な利用であるのか否かを正確
に判断しつつ、コンテンツデータを再生できるようにな
る。
【0096】次に、図1中に示す処理手順a〜rに従っ
て、コンテンツデータの再生までの処理の一例について
説明する。
【0097】ユーザは、クライアント20からローカル
サーバ21に対してコンテンツデータの閲覧要求を発行
(処理手順a)し、これにより、このコンテンツデータ
の閲覧要求がローカルサーバ21から配信サーバ13を
経由(処理手順b)して、コンテンツサーバ10に送ら
れる(処理手順c)。
【0098】この閲覧要求を受け取ると、コンテンツサ
ーバ10は、配信サーバ13に対してコンテンツデータ
のリストを返送(処理手順d)し、これにより、このコ
ンテンツデータのリストが配信サーバ13からローカル
サーバ21を経由(処理手順e)して、クライアント2
0に返信(処理手順f)される。
【0099】このリストを受け取ると、ユーザは、その
中から配信要求のコンテンツデータ(複数のこともあ
る)を選択して、そのコンテンツデータに対するアクシ
ョン(購入、レンタル、試聴などの取扱い方など)を決
め、これを受けて、クライアント20は、選択されたコ
ンテンツデータとアクションの情報をローカルサーバ2
1を経由(処理手順g)して、配信サーバ13に対して
配信要求のリクエストとして送信(処理手順h)する。
【0100】このリクエストを受け取ると、配信サーバ
13は、クライアント20から受け取ったリクエストを
解析して、指定されたコンテンツデータをコンテンツサ
ーバ10に要求(処理手順i)するとともに、コンテン
ツカプセルのデータをウォータマークエンコーダ11に
送る(処理手順j)。
【0101】この要求を受け取ると、ウォータマークエ
ンコーダ11は、コンテンツサーバ10からコンテンツ
データを受け取り(処理手順k)、それに配信サーバ1
3から受け取ったコンテンツカプセルのデータを埋め込
んで暗号化して、配信サーバ13に送る(処理手順
l)。
【0102】この暗号化されたコンテンツデータ(コン
テンツカプセルが埋め込まれている)を受け取ると、配
信サーバ13は、それをローカルサーバ21に送信(処
理手順m)し、これを受けて、ローカルサーバ21は、
その受け取りが完了すると、受け取り完了通知を配信サ
ーバ13に返信(処理手順n)する。
【0103】この受け取り完了通知を受け取ると、配信
サーバ13は、課金サーバ12に対して課金情報を送っ
て課金処理を要求(処理手順o)し、これを受けて、課
金サーバ12は、配信サーバ13から受け取った課金情
報をもとに課金処理を行って、その課金処理が完了する
と、課金完了を配信サーバ13に通知(処理手順p)す
る。
【0104】この課金完了通知を受け取ると、配信サー
バ13は、ローカルサーバ21に対して、処理手順mで
送信したコンテンツデータの配信要求を発行(処理手順
q)する。このとき、コンテンツデータの不正利用のチ
ェックを実現可能とするために、配信サーバ13は、配
信要求したコンテンツデータに埋め込んだコンテンツカ
プセルを保存する処理を行う。
【0105】この配信要求を受け取ると、ローカルサー
バ21は、配信サーバ13から受け取ったコンテンツデ
ータ(コンテンツカプセルが埋め込まれている)をクラ
イアント20に送る(処理手順r)。
【0106】これを受けて、クライアント20は、ロー
カルサーバ21から送られてくるコンテンツデータを保
存する。そして、ユーザと対話することで、その保存し
ているコンテンツデータの中から再生するコンテンツデ
ータを決定すると、そのコンテンツデータに埋め込まれ
ているコンテンツカプセルのデータを使って、その再生
要求を認証してから、その再生要求のあるコンテンツデ
ータを再生する。
【0107】図示実施形態例に従って本発明を説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
実施形態例では、コンテンツデータの配信要求があると
きに、コンテンツカプセルを生成するという構成を採っ
たが、コンテンツデータの配信要求前に予めコンテンツ
カプセルを生成しておくという構成を採ることも可能で
ある。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、電子
透かしの技術などを使って、配信するコンテンツデータ
にその再生制御に必要となる情報を埋め込む構成を採っ
て、その埋め込んだ情報を使って再生要求を認証して、
再生要求が認証される場合に、再生要求のコンテンツデ
ータを再生していくとともに、その再生に応じて、その
コンテンツデータに埋め込んだ情報を更新していくよう
に処理することから、利用回数や有効期間といったよう
なコンテンツデータのレンタルの実現に必要な情報を埋
め込むことで、不正利用の防止を図りつつ、音楽などの
コンテンツデータをレンタル形式で配信することを実現
できるようになる。
【0109】これにより、本発明によれば、コンテンツ
データのレンタルの実現が可能になることで、ユーザに
配信するコンテンツデータの単価を引き下げることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例である。
【図2】コンテンツカプセルのデータ構造の一実施形態
例である。
【図3】コンテンツ配信システムの実行する処理フロー
の一実施形態例である。
【図4】コンテンツ配信システムの実行する処理フロー
の一実施形態例である。
【図5】ローカルサーバの実行する処理フローの一実施
形態例である。
【図6】ローカルサーバの実行する処理フローの一実施
形態例である。
【図7】クライアントの実行する処理フローの一実施形
態例である。
【図8】クライアントの実行する処理フローの一実施形
態例である。
【図9】クライアントの実行する処理フローの一実施形
態例である。
【図10】本発明によるコンテンツデータ再生処理の説
明図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ配信システム 2 コンテンツ再生システム 10 コンテンツサーバ 11 ウォータマークエンコーダ 12 課金サーバ 13 配信サーバ 20 クライアント 21 ローカルサーバ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配信するコンテンツデータの再生制御に
    必要となる再生制御用情報を生成する生成手段と、 配信するコンテンツデータにその再生制御に必要となる
    上記再生制御用情報を埋め込む埋込手段と、 上記再生制御用情報の埋め込まれたコンテンツデータを
    配信要求元に送信する送信手段とを備えることを、 特徴とするコンテンツ配信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンテンツ配信装置にお
    いて、 上記送信手段は、コンテンツデータと一体化した形で該
    コンテンツデータの再生用ソフトを送信することを、 特徴とするコンテンツ配信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコンテンツ配信装
    置において、 配信したコンテンツデータに埋め込んだ上記再生制御用
    情報を記憶装置に保存する保存手段と、 配信したコンテンツデータについての利用情報を入手す
    る入手手段と、 上記記憶装置に保存される上記再生制御用情報と上記利
    用情報とから、コンテンツデータの不正利用を解析する
    解析手段とを備えることを、 特徴とするコンテンツ配信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    されるコンテンツ配信装置において、 コンテンツデータの配信が確認される場合に、該コンテ
    ンツデータについての課金処理を行う課金手段を備える
    ことを、 特徴とするコンテンツ配信装置。
  5. 【請求項5】 再生制御に必要となる再生制御用情報の
    埋め込まれたコンテンツデータを受信して保存する受信
    手段と、 上記再生制御用情報の埋め込まれたコンテンツデータに
    対する再生要求が発行される場合に、その埋め込まれた
    上記再生制御用情報を使って該再生要求を認証する認証
    手段と、 上記認証された再生要求で指定されるコンテンツデータ
    を再生する再生手段と、 コンテンツデータの再生に応じて、そのコンテンツデー
    タに埋め込まれた上記再生制御用情報を更新する更新手
    段とを備えることを、 特徴とするコンテンツ再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコンテンツ再生装置にお
    いて、 上記再生制御用情報の規定する利用条件から外れること
    で利用不可能となったコンテンツデータを検出する検出
    手段と、 上記利用不可能となったコンテンツデータを消去する消
    去手段とを備えることを、 特徴とするコンテンツ再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のコンテンツ再生装置にお
    いて、 上記再生制御用情報の規定する利用条件から外れること
    で利用不可能となったコンテンツデータを検出する検出
    手段と、 上記利用不可能となったコンテンツデータに埋め込む新
    たな上記再生制御用情報を入手して、それを該コンテン
    ツデータに埋め込む埋込手段とを備えることを、 特徴とするコンテンツ再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれか1項に記載
    されるコンテンツ再生装置において、 上記再生制御用情報に反するコンテンツデータに対して
    の利用情報を該コンテンツデータの配信元に通知する通
    知手段を備えることを、 特徴とするコンテンツ再生装置。
  9. 【請求項9】 配信するコンテンツデータの再生制御に
    必要となる再生制御用情報を生成する処理と、 配信するコンテンツデータにその再生制御に必要となる
    上記再生制御用情報を埋め込む処理と、 上記再生制御用情報の埋め込まれたコンテンツデータを
    配信要求元に送信する処理とをコンピュータに実行させ
    るプログラムを記録したことを、 特徴とするコンテンツ配信装置用プログラム記録媒体。
  10. 【請求項10】 再生制御に必要となる再生制御用情報
    の埋め込まれたコンテンツデータを受信して保存する処
    理と、 上記再生制御用情報の埋め込まれたコンテンツデータに
    対する再生要求が発行される場合に、その埋め込まれた
    上記再生制御用情報を使って該再生要求を認証する処理
    と、 上記認証された再生要求で指定されるコンテンツデータ
    を再生する処理と、 コンテンツデータの再生に応じて、そのコンテンツデー
    タに埋め込まれた上記再生制御用情報を更新する処理と
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
    を、 特徴とするコンテンツ再生装置用プログラム記録媒体。
JP2000225058A 2000-07-26 2000-07-26 コンテンツ配信装置とコンテンツ再生装置とコンテンツ配信装置用プログラム記録媒体とコンテンツ再生装置用プログラム記録媒体 Withdrawn JP2002041821A (ja)

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