JP3977221B2 - コンテンツの貸出し管理システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンタルビデオショップ等におけるコンテンツの貸出し管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、レンタルビデオショップでビデオソフトを借りる場合、ユーザはソフトの閲覧後にショップに出向いてソフトを返却する手間を要する。このようなことから、ネットワークを介したユーザ端末とレンタルサーバとの間でソフト(データ)を送受信する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術においては、ソフトの閲覧後、ユーザ端末からレンタルサーバへ返却アップロードを実行することで、ソフトの返却がされたものとしている。又、返却処理後、ユーザ端末側でソフトの削除処理を行うことも可能である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−42234号公報(図14、請求項21)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した技術の場合、ユーザは店舗に出向く必要はないものの、依然として返却のための手続きを端末上でしなければならないという問題がある。又、ユーザ端末のソフトの削除を行わないように端末を設定すれば、返却処理後もソフトの再閲覧が可能である。
【0005】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、コンテンツの返却手続きが不要で、又、貸出し期間後のコンテンツの閲覧を防止したコンテンツの貸出し管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載のコンテンツの貸出し管理システムは、暗号化されたコンテンツと該コンテンツの有効期限とを格納した記録媒体を貸し出す貸出し店舗と、制御部と基準時計と前記暗号鍵を格納する記憶部とを有する再生機とを備え、前記制御部は、前記基準時計の時刻が前記記録媒体から読取った有効期限内であると判断した場合に、前記暗号鍵で前記コンテンツを復号して再生することを特徴とする。
このようにすると、外部から改竄不能な基準時計とコンテンツの有効期限とを比較し、期限切れのコンテンツは自動的に再生不可となるので、期限切れ後の不正なコンテンツ再生を防止するとともに、期限切れ後のコンテンツ返却手続きをユーザ側が行う必要もない。
【0007】
請求項2記載のコンテンツの貸出し管理システムは、暗号化されたコンテンツと該コンテンツの有効期限とを格納した記録媒体を貸し出す貸出し店舗と、処理プログラムを格納した携帯端末の記憶手段と、制御部と入力手段と前記暗号鍵を格納する記憶部とを有する再生機とを備え、前記処理プログラムは、前記携帯端末に内蔵された計時手段の時刻を入力値とする所定の関数により数字列を生成するものであり、前記制御部は、前記入力手段を介して入力された前記数字列から前記関数の逆関数により前記時刻を取り出し、該時刻が前記記録媒体から読取った有効期限内であると判断した場合に、前記暗号鍵で前記コンテンツを復号して再生することを特徴とする。
このようにすると、外部から改竄不能な携帯端末の計時手段の時刻とコンテンツの有効期限とを比較し、期限切れのコンテンツは自動的に再生不可となるので、期限切れ後の不正なコンテンツ再生を防止するとともに、期限切れ後のコンテンツ返却手続きをユーザ側が行う必要もない。又、現在時刻を携帯端末に内蔵された計時手段から取得するようにしたので、再生機に基準時計を内蔵する必要がない。さらに、現在時刻を所定の関数で数字列に置き換えるので、ユーザが関数を知らない限り、時刻を遅らせるために数字列を改竄することも不可能である。
【0008】
請求項3記載のコンテンツの貸出し管理システムは、暗号鍵を生成する暗号鍵生成部を有し、該暗号鍵により暗号化されたコンテンツと該コンテンツの有効期限とを格納した記録媒体を貸し出す貸出し店舗と、処理プログラムを格納した携帯端末の記憶手段と、制御部と入力手段とを有する再生機とを備え、前記暗号鍵生成部は、前記携帯端末の端末固有情報を少なくとも入力値とする所定の関数により前記暗号鍵を生成し、前記処理プログラムは、前記端末固有情報を少なくとも入力値とする前記所定の関数により前記暗号鍵を生成し、該暗号鍵と前記携帯端末に内蔵された計時手段の時刻を入力値とする別の関数により数字列を生成するものであり、前記制御部は、前記数字列が前記入力手段を介して入力されると前記別の関数の逆関数により前記時刻及び前記暗号鍵を取り出し、該時刻が前記記録媒体から読取った有効期限内であると判断した場合に、前記暗号鍵で前記コンテンツを復号して再生することを特徴とする。
このようにすると、外部から改竄不能な携帯端末の計時手段の時刻とコンテンツの有効期限とを比較し、期限切れのコンテンツは自動的に再生不可となるので、期限切れ後の不正なコンテンツ再生を防止するとともに、期限切れ後のコンテンツ返却手続きをユーザ側が行う必要もない。又、現在時刻を携帯端末に内蔵された計時手段から取得するようにしたので、再生機に基準時計を内蔵する必要がない。さらに、現在時刻を所定の関数で数字列に置き換えるので、ユーザが関数を知らない限り、時刻を遅らせるために数字列を改竄することも不可能である。これらに加え、コンテンツの暗号鍵を貸出し店舗が端末固有情報をもとに動的に生成してユーザの携帯端末に格納し、ユーザは携帯端末を操作して数字列を生成させ、再生機に入力する。そして、この数字列に暗号鍵が含まれているので、再生機側に予め暗号鍵を準備しておく必要がない。
【0009】
請求項4記載のコンテンツの貸出し管理システムは、前記貸出し店舗がネットワークに接続された電子店舗であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコンテンツの貸出し管理システムの実施の形態について各図を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかるコンテンツの貸出し管理システムの構成を示す。
【0011】
この図において、コンテンツの貸出し管理システムは、再生機(プレイヤ)10と貸出し店舗20とを備える。貸出し店舗20は、ユーザが貸出し要求したコンテンツを所定の暗号鍵で暗号化し、そのコンテンツの有効期限(貸出し期限)及び暗号化に用いた暗号鍵の情報とともに記録媒体(例えばCD−R等)に格納し、貸出し手続きを行う。
【0012】
プレイヤ10は、図示しない記録媒体の挿入口及び読取り部と、CPU等の制御部2と、ユーザの外部からの時間改竄を禁止し自律的に正確な時間調整が可能な基準時計(例えば電波時計)4と、貸出し店舗20との間で取り決めた複数の暗号鍵群を格納する記憶部6とを有する。プレイヤ10は、記憶媒体から読取ったコンテンツを再生するビデオプレイヤ、音楽プレイヤ等である。暗号鍵は、例えば乱数であり、暗号鍵と復号鍵が同一である。
【0013】
次に、コンテンツの再生方法について説明する。まず、ユーザは、貸出し店舗20でコンテンツを格納した記録媒体21の貸出しを受け、自宅のプレイヤ10に記録媒体21を挿入する。
【0014】
プレイヤ10の制御部2は、読取り部を介して記録媒体21の有効期限を読取るとともに、電波時計4から現在時刻を取得する。ここで、「有効期限」とは、コンテンツの再生が許可された期限を示し、貸出し期間に相当する。次に、制御部2は、現在時刻が有効期限内であるか否かを判断し、有効期限内である場合は再生処理を行う。つまり、制御部2は、記録媒体21の暗号鍵情報を読取り、記憶部6から該当する暗号鍵を取得し、その暗号鍵でコンテンツを復号することにより再生を行う。一方、現在時刻が有効期限外の場合、制御部2は再生処理を行わない。
【0015】
このように、外部から改竄不能な基準時計とコンテンツの有効期限とを比較し、期限切れのコンテンツは自動的に再生不可となるので、期限切れ後の不正なコンテンツ再生を防止するとともに、期限切れ後のコンテンツ返却手続きをユーザ側が行う必要もない。
【0016】
次に、本発明の第2実施形態にかかるコンテンツの貸出し管理システムの構成について図2を参照して説明する。
この図において、コンテンツの貸出し管理システムは、再生機(プレイヤ)10A、貸出し店舗20、ユーザの携帯端末(携帯電話)の記憶手段33とから構成される。貸出し店舗20の構成は上記第1実施形態の場合と同一であるので説明を省略する。
【0017】
プレイヤ10Aは、前記プレイヤ10と同様、図示しない記録媒体の挿入口及び読取り部と、CPU等の制御部2と、入力手段3と、処理プログラム記憶部5と、記憶部6とを有する。制御部2及び記憶部6の構成は前記プレイヤ10の場合と同一であるので説明を省略する。プレイヤ10Aは、基準時計を有さず、代わりに記憶部5に格納された処理プログラムにより、後述する方法で現在時刻を取得する点が前記プレイヤ10と異なる。
【0018】
携帯電話30は、液晶画面等の表示手段31、CPU等の制御手段32、記憶手段33、計時手段(内部クロック)34を備える。記憶手段33は所定の処理プログラムを格納する。又、内部クロック34は、ユーザの外部からの時間改竄が禁止されている。
【0019】
次に、コンテンツの再生方法について説明する。まず、貸出し店舗20でコンテンツを格納した記録媒体21の貸出しを受けたユーザは、プレイヤ10Aに記録媒体21を挿入する。
【0020】
プレイヤ10Aの制御部2は、読取り部を介して記録媒体21の有効期限を読取るとともに、例えば図示しない表示画面によりワンタイムパットの入力をユーザに促す。このワンタイムパットは、携帯電話内の内部クロック34が示す現在時刻をユーザが認識不能の数字列に置き換えたものであり、この数字列をプレイヤ10Aに入力することにより、第1実施形態における基準時計の代わりとして機能するものである。
【0021】
ユーザは、携帯電話30を適宜操作して、ワンタイムパットを生成させる。これにより、携帯電話30の制御手段32は、記憶手段33の処理プログラムを起動してワンタイムパット生成処理を行う。この処理は、図3のフローに示すように、内部クロック34から取得した現在時刻(日付情報)に所定の関数(乱数表)F0を乗じてワンタイムパット(数字列)に置き換えるものである(図3(a))。制御手段32は、生成されたワンタイムパットを表示手段31に表示し、ユーザはその値を入力手段3を介してプレイヤ10Aに入力する。
【0022】
一方、プレイヤ10Aの制御部2は、上記ワンタイムパットが入力されると、記憶部5の処理プログラムを起動してワンタイムパット解読処理を行う。この処理は、図3のフローに示すように、ワンタイムパットに関数−F0(上記F0の逆関数)を乗じてもとの日付情報を取り出すものである(図3(b))。
【0023】
次に、制御部2は、取り出した日付情報と、記録媒体21から読取った有効期限とから日付情報(現在時刻)が有効期限内であるか否かを判断し、有効期限内である場合は再生処理を行う。つまり、制御部2は、記録媒体21の暗号鍵情報を読取り、記憶部6から該当する暗号鍵を取得し、その暗号鍵でコンテンツを復号することにより再生を行う。一方、現在時刻が有効期限外の場合、制御部2は再生処理を行わない。
【0024】
このように、外部から改竄不能な携帯電話の内部クロックとコンテンツの有効期限とを比較し、期限切れのコンテンツは自動的に再生不可となるので、期限切れ後の不正なコンテンツ再生を防止するとともに、期限切れ後のコンテンツ返却手続きをユーザ側が行う必要もない。又、現在時刻を携帯電話の内部クロックから取得するようにしたので、プレイヤに基準時計を内蔵する必要がない。さらに、現在時刻を所定の関数でワンタイムパット(数字列)に置き換えるので、ユーザが関数を知らない限り、時刻を遅らせるために数字列を改竄することも不可能である。
【0025】
次に、本発明の第3実施形態にかかるコンテンツの貸出し管理システムの構成について図4を参照して説明する。
この図において、コンテンツの貸出し管理システムは、再生機(プレイヤ)10B、貸出し店舗20A、ユーザの携帯端末(携帯電話)の記憶手段33Aとから構成される。この実施形態では、コンテンツを暗号化する暗号鍵を貸出し店舗20Aが動的に生成してユーザの携帯電話に格納し、ユーザは携帯電話を操作してワンタイムパットを生成させる。そして、このワンタイムパットに暗号鍵が含まれているので、プレイヤ側に予め暗号鍵を準備しておく必要がないという特徴がある。
【0026】
貸出し店舗20Aは後述するコンピュータ(暗号鍵生成部)22を有し、ユーザが貸出し要求したコンテンツをこの暗号鍵で暗号化し、そのコンテンツの有効期限(貸出し期限)、コンテンツID(コンテンツ毎に割当てられた番号)とともに記録媒体21Aに格納し、貸出し手続きを行う。
【0027】
プレイヤ10Bは、前記プレイヤ10Aと同様、図示しない記録媒体の挿入口及び読取り部と、CPU等の制御部2と、入力手段3と、処理プログラム記憶部5Bと、サービスキーを記憶する記憶部7とを有する。サービスキーは、プレイヤの種類毎に決められた固有情報である。プレイヤ10Bは、暗号鍵を記憶していない点が前記プレイヤ10Aと異なる。
【0028】
携帯電話30Aは、液晶画面等の表示手段31、CPU等の制御手段32、記憶手段33A、計時手段(内部クロック)34、端末ID格納部35、ライセンスID及びコンテンツIDを格納する秘密格納領域36を備える。記憶手段33Aは所定の処理プログラムを格納する。又、内部クロック34は、ユーザの外部からの時間改竄が禁止されている。
【0029】
次に、暗号鍵の生成方法について説明する。まず、ユーザは、貸出し手続きの際、貸出し店舗20Aのコンピュータ22に携帯電話30Aを接続し、端末ID格納部35の端末ID(端末固有情報)を送信する。コンピュータ(暗号鍵生成部)22は、暗号鍵生成処理を行う。この処理は、図5(a)のフローに示すように、携帯電話30Aから取得した端末IDと、貸出し時に発行されるライセンスIDと、後述するアプリケーションキーとを入力値として第1の関数(乱数表)F1により数字列を得、この数字列とサービスキーを入力値として第2の関数(乱数表)F2により暗号鍵を生成するものである。なお、この数字列は暗号鍵の情報を含んだものであるので、以下、「鍵情報」と称する。
【0030】
ここで、ライセンスIDは、各貸出し毎に一意に割当てられた認証情報であり、アプリケーションキーは、携帯電話30Aで実行されるワンタイムパット生成のための処理プログラム(アプリケーション)中に秘匿された情報であり、処理プログラムとともにコンピュータ22から携帯電話30Aへダウンロードされる。又、サービスキーは、ユーザが貸出し要求したコンテンツの種類に対応したものであり、コンピュータ22が自動的に入力するようになっている。例えば、コンテンツがビデオソフトであれば、対応するプレイヤはビデオプレイヤであるので、サービスキーもそれに応じたものとなる。
【0031】
次に、コンピュータ22は、上記ライセンスID、コンテンツID、及び上記処理プログラム(アプリケーション)を携帯電話30Aに送信し、携帯電話30Aの制御手段32は各IDを秘密格納領域36へ格納し、処理プログラムを記憶手段33Aへ格納する。そして、ユーザは携帯電話30Aと記録媒体21Aを持って帰り、自宅のプレイヤ10Bで再生する。
【0032】
次に、コンテンツの再生方法について説明する。まず、ユーザは、プレイヤ10Bに記録媒体21Aを挿入する。
プレイヤ10Bの制御部2は、読取り部を介して記録媒体21の有効期限及びコンテンツIDを読取るとともに、例えば図示しない表示画面によりワンタイムパットの入力をユーザに促す。このワンタイムパットは、携帯電話内の内部クロック34が示す現在時刻及び暗号鍵をユーザが認識及び改竄不能の数字列に置き換えたものであり、この数字列をプレイヤ10Bに入力することにより、第1実施形態における基準時計及び暗号鍵の代わりとして機能するものである。
【0033】
ユーザは、携帯電話30Aを適宜操作して、ワンタイムパットを生成させる。これにより、携帯電話30Aの制御手段32は、記憶手段33Aの処理プログラムを起動してワンタイムパット生成処理を行う。この処理は、図5(b)のフローに示すように、まず、秘密格納領域36からライセンスIDを取得し、端末ID格納部35から端末IDを取得し、又、処理プログラム中のアプリケーションキーを取得する。そして、これらを入力値として第1の関数(乱数表)F1により鍵情報を得る。次に、内部クロック34から取得した現在時刻(日付情報)と上記鍵情報を入力値として第3の関数(乱数表)F3によりワンタイムパット(数字列)を得る。制御手段32は、生成されたワンタイムパット(数字列)を表示手段31に表示し、ユーザはその値を入力手段3を介してプレイヤ10Aに入力する。なお、この実施形態では、日付情報と鍵情報に加え、秘密格納領域36から取得したコンテンツIDと所定の乱数とを入力値として関数F3を乗じている。
【0034】
一方、プレイヤ10Aの制御部2は、上記ワンタイムパットが入力されると、記憶部5Bの処理プログラムを起動してワンタイムパット解読処理を行う。この処理は、図5(c)のフローに示すように、ワンタイムパットとコンテンツIDに関数−F3(上記F3の逆関数)を乗じてもとの日付情報(現在時刻)と鍵情報とを取り出す。
【0035】
次に、制御部2は、取り出した日付情報と、記録媒体21から読取った有効期限とから日付情報(現在時刻)が有効期限内であるか否かを判断し、有効期限内である場合は再生のための暗号鍵(復号化鍵)を生成する。つまり、図5(c)のフローにおいて、制御部2は、得られた鍵情報と、記憶部7から取得したサービスキーとを入力値として第2の関数F2により暗号鍵を生成し、その暗号鍵でコンテンツを復号することにより再生を行う。一方、現在時刻が有効期限外の場合、制御部2は再生処理を行わない。
【0036】
このように、外部から改竄不能な携帯電話の内部クロックとコンテンツの有効期限とを比較し、期限切れのコンテンツは自動的に再生不可となるので、期限切れ後の不正なコンテンツ再生を防止するとともに、期限切れ後のコンテンツ返却手続きをユーザ側が行う必要もない。又、現在時刻を携帯電話の内部クロックから取得するようにしたので、プレイヤに基準時計を内蔵する必要がない。さらに、端末IDをもとにコンテンツの暗号鍵を現在時刻を所定の関数でワンタイムパット(数字列)に置き換えるので、ユーザが関数を知らない限り、時刻を遅らせるために数字列を改竄することも不可能である。
【0037】
これらに加え、この実施形態では、コンテンツの暗号鍵を貸出し店舗が端末IDをもとに動的に生成してユーザの携帯電話に格納し、ユーザは携帯電話を操作してワンタイムパットを生成させる。そして、このワンタイムパットに暗号鍵が含まれているので、プレイヤ側に予め暗号鍵を準備しておく必要がない。
【0038】
なお、上記第3実施形態において、関数F1を用いて鍵情報を生成する際の入力値として、端末ID(固有情報)は必須であるが、その他の情報はなくともよい。又、関数F2を用いて暗号鍵を生成する際の入力値として、鍵情報は必須であるが、サービスキーはなくともよい。さらに、関数F3を用いてワンタイムパットを生成する際の入力値として、鍵情報と現在時刻は必須であるが、その他の情報はなくともよい。ただし、これらの情報を含めて入力値とすると、生成した数字列を不正なユーザに解読される虞が少なくなり、安全上好ましい。
【0039】
又、第3実施形態において、関数F2による処理を省いてもよい。この場合、上記鍵情報がそのまま暗号鍵として使用されることになる。
【0040】
上記各実施形態において、貸出し店舗を電子店舗(ネットワーク上のサーバ等)とすることも可能である。この場合、ユーザはネットワーク接続された端末からコンテンツの貸出し要求を入力し、電子店舗側は暗号化したコンテンツをネットワークを介してユーザ端末に送信する。ユーザは受信したコンテンツデータを所定の記録媒体に格納してプレイヤで再生することとなる。又、第3実施形態の場合は、ユーザは携帯電話をネットワーク経由で電子店舗に接続し、端末IDの送信や、ライセンスID、コンテンツID,処理プログラム、及びコンテンツデータの受信を行う。受信したコンテンツデータは所定の記録媒体に格納してプレイヤで再生する。
【0041】
なお、本発明のコンテンツの貸出し管理システムは、コンピューターと、通信装置等の各種周辺機器と、そのコンピューターによって実行されるソフトウェアプログラムとによって実現することができ、上記システム内で実行されるソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取り可能な記憶媒体あるいは通信回線を介して配布することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、外部から改竄不能な再生機の基準時計、又は携帯端末の計時手段の時刻と、コンテンツの有効期限とを比較し、期限切れのコンテンツは自動的に再生不可となるので、期限切れ後の不正なコンテンツ再生を防止するとともに、期限切れ後のコンテンツ返却手続きをユーザ側が行う必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかるコンテンツの貸出し管理システムの構成ブロックを示す図である。
【図2】 本発明の第2実施形態にかかるコンテンツの貸出し管理システムの構成ブロックを示す図である。
【図3】 本発明の第2実施形態における処理フローを示すもので、(a)はワンタイムパット生成処理フローをを示す図で、(b)はワンタイムパット解読処理フローを示す図である。
【図4】 本発明の第3実施形態にかかるコンテンツの貸出し管理システムの構成ブロックを示す図である。
【図5】 本発明の第3実施形態における処理フローを示すもので、(a)は暗号鍵の生成処理フローをを示す図で、(b)はワンタイムパット生成処理フローをを示す図で、(c)はワンタイムパット解読処理フローを示す図である。
【符号の説明】
2 制御部
3 入力手段
4 基準時計(電波時計)
5、5B (処理プログラムを格納する)記憶部
6 (暗号鍵を格納する)記憶部
10 再生機
20、20A 貸出し店舗
21、21A 記録媒体
33、33A 携帯端末の記憶手段
34 計時手段(内部クロック)
35 端末固有情報(端末ID)

Claims (3)

  1. 暗号鍵を生成する暗号鍵生成部
    該暗号鍵により暗号化されたコンテンツと該コンテンツの有効期限とを格納した記録媒体
    処理プログラムと、各貸出し毎に一意に割当てられたライセンスIDとを格納した携帯端末の記憶手段と、
    制御部と入力手段とを有する再生機と
    を備えたコンテンツの貸出し管理システムであって、
    前記携帯端末は、端末固有情報を前記暗号鍵生成部に送信し、
    前記暗号鍵生成部は、前記端末固有情報と前記ライセンスIDとを少なくとも入力値とする所定の関数により前記暗号鍵を生成し、
    前記処理プログラムは、前記端末固有情報と前記ライセンスIDとを少なくとも入力値とする前記所定の関数により前記暗号鍵を生成し、該暗号鍵と前記携帯端末に内蔵された計時手段の時刻を入力値とする別の関数により数字列を生成するものであり、
    前記制御部は、前記数字列が前記入力手段を介して入力されると前記別の関数の逆関数により前記時刻及び前記暗号鍵を取り出し、該時刻が前記記録媒体から読取った有効期限内であると判断した場合に、前記暗号鍵で前記コンテンツを復号して再生することを特徴とするコンテンツの貸出し管理システム。
  2. 暗号鍵を生成する暗号鍵生成部
    該暗号鍵により暗号化されたコンテンツと該コンテンツの有効期限とを格納した記録媒体
    処理プログラムを格納した携帯端末の記憶手段と、
    制御部と入力手段とを有する再生機と
    を備えたコンテンツの貸出し管理システムであって、
    前記携帯端末は、端末固有情報を前記暗号鍵生成部に送信し、
    前記暗号鍵生成部は、前記端末固有情報を少なくとも入力値とする 1の関数により鍵情報を生成し、前記鍵情報と、前記コンテンツの種類に対応したサービスキーとを入力値とする第2の関数により前記暗号鍵を生成し、
    前記処理プログラムは、前記端末固有情報を少なくとも入力値とする前記第1の関数により前記暗号鍵を生成し、該暗号鍵と前記携帯端末に内蔵された計時手段の時刻を入力値とする第3の関数により数字列を生成するものであり、
    前記制御部は、前記数字列が前記入力手段を介して入力されると前記第3の関数の逆関数により前記時刻及び前記鍵情報を取り出し、前記鍵情報と前記サービスキーとを入力値とする前記第2の関数により前記暗号鍵を生成し、前記時刻が前記記録媒体から読取った有効期限内であると判断した場合に、前記暗号鍵で前記コンテンツを復号して再生することを特徴とするコンテンツの貸出し管理システム。
  3. 暗号鍵を生成する暗号鍵生成部
    該暗号鍵により暗号化されたコンテンツと該コンテンツの有効期限と、前記コンテンツ毎に割当てられたコンテンツIDとを格納した記録媒体
    処理プログラムと前記コンテンツIDとを格納した携帯端末の記憶手段と、
    制御部と入力手段とを有する再生機と
    を備えたコンテンツの貸出し管理システムであって、
    前記携帯端末は、端末固有情報を前記暗号鍵生成部に送信し、
    前記暗号鍵生成部は、前記端末固有情報を少なくとも入力値とする所定の関数により前記暗号鍵を生成し、
    前記処理プログラムは、前記端末固有情報を少なくとも入力値とする前記所定の関数により前記暗号鍵を生成し、該暗号鍵と前記携帯端末に内蔵された計時手段の時刻と前記コンテンツIDとを入力値とする別の関数により数字列を生成するものであり、
    前記制御部は、前記数字列が前記入力手段を介して入力されると、前記数字列と前記コンテンツIDとを入力値とする前記別の関数の逆関数により前記時刻及び前記暗号鍵を取り出し、該時刻が前記記録媒体から読取った有効期限内であると判断した場合に、前記暗号鍵で前記コンテンツを復号して再生することを特徴とするコンテンツの貸出し管理システム。
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