JP2002041680A - デジタル画像格納システム及び画像サーバ - Google Patents

デジタル画像格納システム及び画像サーバ

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JP2002041680A
JP2002041680A JP2000226600A JP2000226600A JP2002041680A JP 2002041680 A JP2002041680 A JP 2002041680A JP 2000226600 A JP2000226600 A JP 2000226600A JP 2000226600 A JP2000226600 A JP 2000226600A JP 2002041680 A JP2002041680 A JP 2002041680A
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JP2000226600A
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English (en)
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Kazushige Takano
万滋 高野
Yoshihiro Hara
吉宏 原
Hiroyuki Deyama
弘幸 出山
Iwao Fujii
巌 藤井
Tsutomu Fujino
勤 藤野
Daisetsu Tooyama
大雪 遠山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像を格納するフォトセンター10
0と端末装置とがインターネット900を介して接続さ
れることにより構成されるデジタル画像格納システムに
おいて、契約者が、画像格納部110に割り当てられた
デジタル画像格納領域の利用状況などを、随時、容易に
把握することができるデジタル画像格納システム及び画
像サーバを提供する。 【解決手段】 画像格納部110への新たな画像の格納
枚数及び画像の削除枚数などを契約者ごとに管理し、当
該管理される内容に関する情報の出力を求める旨の契約
者の要求を端末装置を介して受け付けた場合に、前記管
理される内容、例えば、画像の格納枚数や課金額などに
関する情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像格納
領域が予め利用契約を結んだ各契約者に割り当てられた
デジタル画像格納手段を備える画像サーバを設け、当該
画像サーバに、電気通信回線を通じて複数の端末装置か
らデジタル画像を格納するデジタル画像格納システム、
及び当該システムに用いる画像サーバに関し、特に、各
契約者に割り当てられたデジタル画像格納領域の利用状
況などを、当該契約者が容易に把握するための機構の改
善に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(PC)
などの情報処理装置に備えられるハードディスクドライ
ブ(HDD)の大容量化やプロセッサの処理速度の高速
化に伴い、一般のユーザにも手軽にデジタル画像データ
を取り扱うことができる環境が整えられたこと等に起因
して、デジタルカメラが急速に普及している。
【0003】もっとも、一般ユーザ向けデジタルカメラ
のような小型の装置に搭載できるメモリカード等の記録
媒体の容量には限界があり、あまり多量のデジタル画像
を記録することはできないのが現状である。撮影したデ
ジタル画像を順次PC等に移行するとしても、PCに搭
載されるHDDの記憶容量も無限ではないから、結局保
存できるデジタル画像の量は限られることになる。
【0004】そこで、最近では、一般ユーザのPCやデ
ジタルカメラなど(以下、これらを総称して「端末装
置」という。)から、デジタル画像を格納するサーバを
備えたフォトセンターに対してインターネット等のネッ
トワークを介して接続し、一般ユーザが撮影等したデジ
タル画像をフォトセンターに格納、保管することができ
るようにしたデジタル画像格納システムが実用化の段階
に入っている。
【0005】このデジタル画像格納システムでは、例え
ばサーバに設けられたHDDなどのデジタル画像格納手
段が満杯になったような場合でも、管理者が適切にバッ
クアップをとるなどの体制が整えられており、利用者は
サーバの記憶容量を気にせずにデジタル画像を転送でき
るが、当該管理者の人件費も含めてシステムの維持コス
トが発生するから、当該サービスを利用する利用者から
は何らかの利用料金を徴収するのが一般的である。
【0006】このようなデジタル画像格納システムにお
いて、管理者の作業量を削減するための技術が考案され
ている。例えば、特開平11−203360号公報に
は、格納されたデジタル画像の格納期限を定めておき、
当該期限が経過したデジタル画像を自動的に削除するシ
ステムが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デジタル画像格納システムでは、例えば月ごとに利用料
金の請求書を郵送することはできても、格納枚数や消去
枚数などを利用者が随時参照することはできず、使い勝
手に難があるという問題点を有していた。例えば、上記
従来のシステムのように、期限が経過したデジタル画像
が自動的に消去される場合、当該システムの利用契約を
結んだ者(以下、「契約者」という。)が、300枚の
画像を格納することが可能な契約をしていても、期限が
経過したデジタル画像が順次消去される結果、実際には
100枚程度格納することができれば十分であるといっ
た場合もある。従来のシステムでは、随時利用状況を参
照することができないため、このような状況を容易に見
つけ出すことは困難である。
【0008】また、利用状況を随時参照することができ
ないため、例えば月ごとに請求される利用料金が利用者
の予想以上に高額となる場合が有り得るという問題点も
ある。この問題点は、特に、デジタル画像格納システム
にて利用可能なサービスの形態が多様化するほど顕著と
なる。即ち、例えば端末装置からフォトセンターに対し
てプリント要求を送信し、プリント結果の郵送を申し込
んだり、近所のコンビニエンス・ストア(以下、「コン
ビニ・ショップ」という。)に設けられたプリンタに出
力させたりするといったサービスや、個人的な保存のた
めだけでなく、他の者にもデジタル画像を公開し、当該
デジタル画像の参照やダウンロード、プリントを認める
といったサービスが実用の段階に入ると、各種サービス
を頻繁に利用した者に対する課金額が多額になることも
考えられるから、特に小中学生などが自宅にて各サービ
スを頻繁に利用した場合、利用料金を実際に支払う保護
者が請求金額を見て驚愕するといった問題点について
も、可能な限り防止を図ることが好ましい。
【0009】本発明は、以上のような諸点に鑑みてなさ
れたものであって、契約者が随時フォトセンターに割り
当てられたデジタル画像格納領域の利用状況を把握する
ことができるデジタル画像格納システム、及び当該デジ
タル画像格納システムの利用に対して課金する場合に、
課金額が予想以上に高くなるといった事態の防止を図る
ことができるデジタル画像格納システムを提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るデジタル画像格納システムは、デジタ
ル画像格納領域が予め利用契約を結んだ各契約者に割り
当てられたデジタル画像格納手段を備える画像サーバを
設け、当該画像サーバに、電気通信回線を通じて複数の
端末装置からデジタル画像を格納するデジタル画像格納
システムにおいて、各契約者により前記デジタル画像格
納手段に新たに格納されたデジタル画像の枚数及び前記
デジタル画像格納手段からのデジタル画像の削除枚数を
管理する管理手段と、各契約者からの、前記管理手段に
より管理される内容の中の当該契約者に関係する内容に
関する情報の出力を求める旨の要求を、端末装置を介し
て受け付ける出力要求受付手段と、前記出力要求受付手
段が要求を受け付けた場合に、当該契約者に関係する前
記情報を出力する出力手段とを備えることを特徴として
いる。
【0011】この構成を備えることで、各契約者は、端
末装置から要求することにより、予め割り当てられたデ
ジタル画像格納領域への新たなデジタル画像の格納枚数
や削除枚数を随時容易に把握することができる。ここ
で、容易に把握するという観点からすると、情報を前記
端末装置に備えられた表示装置に表示する構成とするこ
とが好ましい。
【0012】なお、ここでの「出力要求」には、要求し
た時点において出力することを求める要求の他、期間な
どを指定して定期的に出力することを求める要求も含ま
れる。即ち、例えば月ごとに集計して利用料金が請求さ
れるような場合においては、前記出力要求受付手段はさ
らに、契約者からの、いかなる期間内に対応する前記情
報の出力を求めるかに関する期間情報の設定入力を受け
付け、前記出力手段は、前記期間情報により指定される
期間に対応する情報を出力することが好ましい。当該集
計期間に対応する前記枚数に関する情報を容易に把握す
ることができるからである。この出力についても、定期
的な出力を行うようにしてもよいし、要求時点において
出力するようにしてもよい。
【0013】さらに、前記管理手段は、前記デジタル画
像格納手段に格納されたデジタル画像について、アクセ
スされた回数、ダウンロードされた回数、プリントされ
た回数を管理するようにすることができる。デジタル画
像格納システムにおいて利用可能なサービスの形態が、
単なるアクセスの他、ファイルへのダウンロード、プリ
ンタを備えるコンビニ・ショップなどへのプリントなど
多様化してくると、それらの各サービスについて課金額
が異なる場合も有り得るからである。
【0014】また、前記デジタル画像格納手段は、前記
デジタル画像を、当該デジタル画像を格納した契約者の
みが利用可能な非公開画像と、他の者にも利用可能な公
開画像とに分けて格納し、前記管理手段は、管理すべき
内容を公開画像と非公開画像とに分けて管理するように
することができる。デジタル画像格納手段に格納された
デジタル画像の一部若しくは全部について、他の者から
のアクセス等を認める場合には、公開画像と非公開画像
とで、異なる利用料金が設定される場合も想定されるか
らである。
【0015】ここで、前記管理手段はさらに、前記公開
画像について、他の者からアクセスされた回数、他の者
からダウンロードされた回数、他の者によりプリントさ
れた回数を管理するようにすることが好ましい。公開画
像については、当該画像を格納した契約者(以下、「画
像所有者」という。)によるアクセス等のサービスの利
用と、他者による利用とでは、異なる利用料金を設定す
る場合も想定されるからである。
【0016】さらに、前記出力手段は、出力すべき情報
を前記公開画像と前記非公開画像とに分けて出力するよ
うにすることが好ましい。公開画像と非公開画像とで、
利用状況等を別々に把握できることが望ましいからであ
る。さらに、前記デジタル画像格納システムは、当該シ
ステムの利用に課金する課金手段を有し、前記出力手段
はさらに、前記課金手段により課金された金額に関する
情報を出力するようにすることが好ましい。課金額を随
時把握することができるようにすることで、利用料金の
請求書が郵送されてきた場合に請求金額の高さに驚愕す
るといった事態の防止を図ることが可能となるからであ
る。
【0017】また、本願発明に係る画像サーバは、端末
装置からの、電気通信回線を通じたデジタル画像の転送
を受け付けるフォトセンターに設けられ、転送されたデ
ジタル画像を格納する領域が予め利用契約を結んだ各契
約者に割り当てられたデジタル画像格納手段を備える画
像サーバにおいて、各契約者により前記デジタル画像格
納手段に格納された新規デジタル画像の枚数及び前記デ
ジタル画像格納手段からのデジタル画像の削除枚数を管
理する管理手段と、各契約者からの、前記管理手段によ
り管理される内容の中で当該契約者に関係する内容に関
する情報の出力を求める旨の要求を、端末装置を介して
受け付ける出力要求受付手段と、前記出力要求受付手段
が要求を受け付けた場合に、当該契約者に関係する前記
情報を出力する出力手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタル画像
格納システムの実施の形態について、図面を参照しなが
ら説明する。 (1)デジタル画像格納システムの全体構成 図1は、本実施の形態のデジタル画像格納システムの全
体構成を示す図である。同図に示されるように、デジタ
ル画像格納システム(以下、単に「システム」ともい
う。)は、デジタル画像を格納する画像格納部110を
備えるサーバなどが設けられたフォトセンター100、
複写機等の画像形成装置(以下、「プリンタ」とい
う。)210を備えるコンビニ・ショップ200、各契
約者に利用料金を課金するため、例えば銀行口座の残高
管理などの処理を行う課金センター300のコンピュー
タがインターネット900を介して接続されて構成さ
れ、当該システムに一般家庭に備えられたPC510及
び520、オフィスに備えられたPC530及び54
0、PHS(パーソナル・ハンディフォン・システム)
などの回線を通じてインターネット900に接続するこ
とが可能なデジタルカメラ600などが接続されて、前
記契約者等の利用に供される。なお、本実施の形態のシ
ステムは、後述するようにデジタル画像を公開画像と非
公開画像とに分けて格納することができる構成となって
いるので、公開画像については、一定の範囲内で契約者
以外の利用者からのアクセスを許可するようにしてもよ
い。
【0019】本実施の形態のシステムの利用形態は、P
C510〜540やデジタルカメラ600などの端末装
置から転送されたデジタル画像を画像格納部110に格
納することにより、個人用デジタル画像の保管領域を提
供する他、例えば、公開画像については、他の契約者を
含む利用者によるアクセス、ダウンロード、プリントを
許可するようにしたり、自分が格納した非公開画像や他
の契約者の公開画像をコンビニ・ショップ200に設け
られたプリンタ210に印刷させたりすることなどがで
きるようになっている。
【0020】これらのサービスの中で利用料金が設定さ
れているサービスを利用した契約者には、利用したサー
ビスの形態に応じて利用料金が課金される。利用料金
は、画像の登録枚数や削除枚数、各画像への各種サービ
スの利用回数などの利用状況とともにフォトセンター1
00で管理され、課金センター300での処理を介して
銀行口座により決算される。このようにフォトセンター
100で管理されている画像格納領域の利用状況、課金
額などについて、当該利用者が随時容易に把握すること
を可能とするところが本発明の骨子である。
【0021】図2は、本実施の形態のデジタル画像格納
システムの構成を示す機能ブロック図である。フォトセ
ンター100には、HDD等の記憶装置などにより構成
される画像格納部110及びWWWアプリケーションサ
ーバ120を含む画像管理装置150が設けられており
(以下、この画像管理装置150を指して、単に「サー
バ150」という。)、当該サーバ150においては、
契約者管理テーブル151、画像管理テーブル152、
集計管理テーブル153を随時参照若しくは更新するこ
とができるようになっている。なお、上記各種管理テー
ブルは、物理的には、画像格納部110と同一のHDD
などに格納するようにしてもよい。
【0022】本実施の形態の画像格納部110は、公開
画像格納部111と非公開画像格納部112とを有して
おり、公開画像格納部111には各契約者の公開画像が
格納される。前述の如く、公開画像には画像所有者以外
の契約者等からアクセス、ダウンロード、プリントを行
うことが可能である。もっとも、本実施の形態では、後
述するように画像所有者以外による公開画像のダウンロ
ード、プリントの利用について課金を行う関係上、ダウ
ンロード及びプリントの指示を行うことができるのは契
約者に限られることになる。また、本実施の形態のシス
テムでは、利用契約の際に、料金に応じた格納可能な公
開画像の枚数及び非公開画像の枚数が設定されるものと
する。その後の利用料金の料金体系については後述す
る。
【0023】非公開画像格納部112には、各契約者ご
との非公開画像が格納される。非公開画像格納部112
に格納されたデジタル画像には、画像所有者のみがアク
セスできる。図3は、公開画像格納部111及び非公開
画像格納部112の内容を模式的に示す図である。図3
(a)は、公開画像格納部111の内容を示す図であ
り、公開画像には、画像所有者の契約者ID(以下、
「画像所有者ID」ともいう。)、撮影された日時情
報、撮影場所、検索のための各種キーワードなどが付加
されている。
【0024】図3(b)は、非公開画像格納部112の
内容を示す図である。非公開画像には、当該デジタル画
像を格納した契約者のIDと、当該デジタル画像にアク
セスするための暗証番号とが付加されており、それと対
応付けて一枚若しくは複数枚のデジタル画像が格納さて
いる。当該一群のデジタル画像には、圧縮方式、解像
度、送信モード、シャッタ速度などの情報が付加されて
いる。このように一群のデジタル画像がまとめて格納さ
れるのは、例えばメモリカードに格納された複数枚のデ
ジタル画像をまとめて格納する場合があるからである。
なお、公開画像格納部111及び非公開画像格納部11
2に格納されるデジタル画像において、デジタル画像に
付与されている画像所有者IDや日時情報、撮影条件な
どの情報を、以下、「タグ情報」という。このタグ情報
の内容には特に制限はなく、デジタル画像格納システム
で利用可能なサービスの形態に合わせて種々の情報を付
加することができる。
【0025】画像格納部110に画像格納領域の割り当
てを受けている契約者に関する情報は、契約者管理テー
ブル151にて管理される。図4に契約者管理テーブル
151の内容の一例を示す。契約者管理テーブル151
には、契約者を識別するための契約者ID、契約者の氏
名、住所、設定期間、設定範囲、公開画像及び非公開画
像のそれぞれの契約枚数、及び契約枚数から算出される
基本料金に関する情報が保持される。なお、システムへ
のアクセスに際して、契約者の認証を行うような場合に
は、この契約者管理テーブルにシステムへのアクセスの
ためのパスワードを保持するようにしてもよい。
【0026】契約者IDは、システム利用の契約の際に
利用者ごとに割り振られる識別子である。設定期間、設
定範囲とは、後述するフォトバンク通帳を定期的に送信
する際の期間及び範囲を意味するものであるが、設定内
容の意味するところの詳細や設定方法などについては後
に述べる。公開枚数とは、公開画像格納部111に格納
可能な公開画像の枚数、非公開枚数とは、非公開画像格
納部112に格納可能な非公開画像の枚数であり、契約
の際に設定される。基本料金とは、前記公開枚数、非公
開枚数に対応して定められた料金であり、実際に画像の
格納がなされるか否かにかかわらず請求される料金であ
る。
【0027】なお、格納可能な画像の枚数の設定や、基
本料金の算出は任意の方法が可能であり、予め定められ
た所定の枚数(例えば50枚、100枚、200枚な
ど)の中から選択するようにしてもよいし、任意の枚数
を設定できるようにしてもよい。また基本料金を所定の
金額から選択し、それに対応した格納可能枚数を設定す
るようにしてもよい。図4の例は、公開枚数1枚につき
20円、非公開枚数1枚につき10円として算出したも
のであるが、金額の設定も任意である。
【0028】また、画像格納部110に格納されたデジ
タル画像は、画像管理テーブル152にて管理される。
図5は、画像管理テーブル152の内容の一例を示す図
である。同図に示されるように、画像管理テーブル15
2には、画像ID、画像所有者ID、登録日、削除日、
公開・非公開の別が格納される。画像IDとは、デジタ
ル画像が格納された際に、それぞれの画像に付与された
識別子である。この画像IDは、契約者ごとに採番する
ようにしてもよいし、全契約者でユニークな識別子とし
てもよい。本実施の形態では、画像IDの採番を契約者
ごとに行っているので、画像IDと画像所有者IDとの
ペアによって各画像が特定されることとなる。
【0029】集計管理テーブル153には、画像格納部
110に格納された各画像に対して、アクセス、ダウン
ロード、プリントの各サービスが利用された回数が格納
される。図6は、集計管理テーブル153の内容の一例
を示す図である。集計管理テーブル153には、画像所
有者ID及び画像IDごとに、画像所有者によるアクセ
ス回数、他の利用者によりアクセスされた回数(被アク
セス回数)、画像所有者によるダウンロード回数、他の
契約者によりダウンロードされた回数(被ダウンロード
回数)、画像所有者によるプリント回数、他の契約者に
よりプリントされた回数(被プリント回数)がそれぞれ
格納されている。
【0030】各端末装置からフォトセンター100への
アクセスは、通信インタフェース910を通じ、インタ
ネット900を介してなされる。その際に、端末装置か
ら契約者ID、若しくはそれに加えて認証のためのパス
ワードがフォトセンター100に送信される。また、デ
ジタル画像の格納に際しては、端末装置側から、当該デ
ジタル画像の公開・非公開の別、及び実際の画像情報、
タグ情報が送信される。なお、画像情報及びタグ情報に
ついては、ダウンロード時やプリント時にはフォトセン
ター100側から端末装置側への送信もなされる。
【0031】一方、フォトセンター100から端末装置
側へは、フォトバンク通帳として登録日通帳や月度通帳
などが送信される。フォトバンク通帳の詳細については
後述する。なお、端末装置側とフォトセンター100と
の間でやり取りされる情報については、図2に図示され
るものに限られず、他にも種々の情報のやり取りを行う
ことができる。
【0032】(2)端末装置における処理内容 次に、本実施の形態における端末装置(端末装置に備え
られた制御部)の処理内容について説明する。図7は、
端末装置側からフォトセンター100に格納された画像
へのアクセスが指示された場合における端末装置の制御
部の処理内容を示すフローチャートである。
【0033】同図に示される処理では、まず画像アクセ
ス処理を行った後(S101)、端末装置の側で通帳設
定を行う旨の指示がなされているか否かを判定し(S1
02)、指示がなされている場合には(S102:Ye
s)、通帳設定処理を行う(S103)。画像アクセス
処理とは、例えば、端末装置に備えられているディスプ
レイ装置などの表示装置(以下、「表示部」という。)
に表示された各種見出しの中から、当該端末装置を利用
している契約者により指定された内容に対応する画像に
ついて、画像若しくは画像の解像度を小さく変換し画素
数を減少させた画像(以下、「サムネイル画像」とい
う。)のデータを画像格納部110から取り出し、端末
装置等に送信する一連の処理である。なお、ここでいう
「画像アクセス処理」には、契約者から画像のダウンロ
ードやプリントの要求がなされた場合には、当該サービ
スの形態に応じて、デジタル画像を送信する処理やコン
ビニ・ショップ200にプリント用のデジタル画像を送
信する一連の処理なども含まれるものとする。
【0034】従って、本実施の形態では、画像アクセス
処理の後にフォトバンク通帳関係の各種処理を実行する
ようにしているが、フォトバンク通帳関連処理について
は画像アクセス処理とは独立して、例えば契約者からの
指示を受け付けた場合にのみ実行するようにしてもよ
い。なお、「通帳設定」とは、フォトバンク通帳機能の
定期的な送信機能を利用する場合における集計期間等に
関する情報、具体的には、契約者管理テーブル151に
格納される設定期間及び設定範囲の情報の設定処理をい
う。
【0035】上記設定期間及び設定範囲の情報は一旦設
定すれば頻繁に更新する必要は生じないと考えられるこ
とから、契約者から通帳設定を行う旨の指示があった場
合に限り(S102:Yes)行うようにしたものであ
る。この通帳設定を行う旨の指示は、例えばプルダウン
メニューを用いた設定指示により行うことができるが、
その方法について特に制限はない。
【0036】以下、前記設定期間及び設定範囲に関する
説明を含め、通帳設定処理について簡単に説明する。図
8は、通帳設定処理において、端末装置の表示部に表示
される画面の一例の概略を示す図である。ここで、設定
期間とは、当該期間ごとに集計されたアクセス回数など
の情報がフォトバンク通帳に記載されることを意味する
期間をいい、設定範囲とは、前記設定期間に対応する日
付等の範囲を意味する。例えば同図に示される例では、
通帳の集計は月に一度、毎月1日から月末までのデータ
が集計されることを意味している。また、フォトバンク
通帳の定期的送信のタイミングについては、設定範囲終
了後、図8の例では、例えば毎月1日に前月分のデータ
が集計されたフォトバンク通帳が送信されることにな
る。もっとも、送信の期日は必ずしも集計末日の翌日と
する必要はない。
【0037】なお、図8に示した通帳設定画面で設定さ
れた設定期間及び設定範囲の情報は、例えば設定内容が
更新されるごとにフォトセンター100に送信され、契
約者管理テーブル151に記憶される。図7のフローチ
ャートに戻って、通帳設定処理が終了すると、次に通帳
閲覧処理が実行される(S104)。以下、通帳閲覧処
理の詳細について説明する。図9は、通帳閲覧処理の詳
細な内容を示すフローチャートである。
【0038】通帳閲覧処理においては、まず、通帳を閲
覧する旨の端末装置側の設定がオンとなっているか否か
が判定され(S201)、設定がオンとなっていな場合
には(S201:No)、そのまま処理を終了する。な
お、ここでの閲覧設定がオンとなっているときに送信さ
れるフォトバンク通帳は、前記設定期間及び設定範囲に
基づいて定期的に送信されるフォトバンク通帳(以下、
「月度通帳」という。)とは異なるものであり、契約者
の要求に基づき、その都度送信されるものである(以
下、「登録日通帳」という。)。月度通帳及び登録日通
帳の内容等については後述する。従って、契約者は、例
えばプルダウンメニューなどを用いて、登録日通帳を閲
覧したいか否かの指示を設定し、当該設定に基づいて以
下の処理が実行されることとなる。
【0039】設定がオンとなっている場合には(S20
1:Yes)、当該閲覧設定が、公開通帳を閲覧する設
定か、非公開通帳を閲覧する設定かを判断する(S20
2)。これは、本実施の形態では、公開画像と非公開画
像とについて別個に登録日通帳を作成するようにしてい
るためであり、公開画像と非公開画像とを一括して登録
日通帳を作成する場合には、本ステップの判定は不要で
ある。即ち、公開通帳とは、公開画像のアクセス回数等
に関するデータを含む登録日通帳をいい、非公開通帳と
は、非公開画像に関するデータを含む登録日通帳をい
う。いずれの通帳の閲覧を要求するかの設定は、前記閲
覧設定と同様にプルダウンメニューを用いてもよいし、
図10のような画面を表示部に表示して行うこともでき
る。
【0040】公開通帳の閲覧要求が設定されている場合
には(S202:Yes)、フォトセンター100に対
して公開通帳の送信を要求し(S203)、非公開通帳
の閲覧が設定されている場合には(S202:No)、
フォトセンター100に対して非公開通帳の送信を要求
する(S204)。その後、通帳の受信を待って(S2
05)、端末装置の表示部に送信された登録日通帳を表
示する(S206)。
【0041】図11に、登録日通帳の内容の一例を示
す。同図に示されるように、登録日通帳には、例えば、
閲覧を要求した日を含む前記設定期間及び設定範囲に該
当する期日内に発生したデータを含めることができる。
同図の例では、画像が格納若しくは削除された日付、格
納された画像の画像ID、削除された画像の画像ID、
当該時点において既に格納されている画像の枚数、さら
に格納可能な画像の枚数を、登録日通帳に含めており、
同図の例が公開通帳の内容であるとすると、利用契約に
より設定された公開画像の格納可能枚数が150枚とい
うことになる。
【0042】即ち、同図11の例が4月22日に閲覧要
求された場合であるとすると、その時点で残りの格納可
能枚数が44枚であることを契約者は容易に把握するこ
とができ、もって、例えば翌日に大量の画像を格納しよ
うとするような場合に、不要な画像を削除する必要があ
ることを容易に認識することができるようになる。図7
のフローチャートに戻って、通帳閲覧処理を終了する
と、通帳受信処理を行う(S105)。この通帳受信処
理は、前記した月度通帳がフォトセンター100にて作
成された場合に、当該作成された旨のメッセージを表示
部に表示し、必要に応じて月度通帳の内容を表示部に表
示する処理である。
【0043】図12は、通帳受信処理の詳細な処理内容
を示すフローチャートである。通帳受信処理では、まず
フォトセンター100から、月度通帳を作成した旨の通
知を受信したか否かを判定し(S301)、受信してい
ない場合(S301:No)には、そのまま処理を終了
する。受信している場合には(S301:Yes)、端
末装置の表示部に月度通帳が作成されている旨のメッセ
ージを表示する(S302)。図13に、当該メッセー
ジが表示された表示部の画面の一例を示す。ここで、契
約者から通帳を開く旨の指示があった場合には(S30
3:Yes)、フォトセンター100に対して月度通帳
の送信を要求する(S304)。
【0044】その後、月度通帳の受信を待って(S30
5)、表示部に月度通帳の内容を表示する(S30
6)。ここで、月度通帳の内容の具体例について説明す
る。本実施の形態では、月度通帳として画像数通帳と課
金額通帳の二種類が作成される。従って、月度通帳の内
容について説明する前に、まず、本実施の形態のデジタ
ル画像格納システムにおいて各種サービスを利用する場
合の料金体系についての説明を行う。図14は、本実施
の形態のシステムで利用可能なサービスと契約者への課
金額とを示す図である。
【0045】図14(a)は、本実施の形態のシステム
の契約者が画像を格納する場合、格納した画像にアクセ
ス等した場合、及び格納した画像が他の契約者等にアク
セス等された場合(以下、これらのサービスをまとめて
「格納サービス」という。)に適用される料金体系を示
す図である。同図において、「公開画像登録」とは、公
開画像を画像格納部110に格納することをいい、実際
の格納枚数1枚単位50円の料金が課金される。「非公
開画像登録」とは、非公開画像を画像格納部110に格
納することをいい、1枚単位で10円の料金が課金され
る。
【0046】「アクセス」とは、自己の公開画像若しく
は非公開画像にアクセスした場合をいい、これは自己が
格納した画像へのアクセスであるから、課金は行わな
い。「ダウンロード」とは、自己の公開画像若しくは非
公開画像のファイルへのダウンロードであり、これにつ
いても課金は行わない。「プリント」とは、自己の公開
画像若しくは非公開画像を、例えばシステムに接続され
たコンビニ・ショップ200のプリンタ210などにプ
リントすることをいい、この場合には、プリンタ210
の使用料などとして1枚あたり20円を課金する。
【0047】一方、「被アクセス」とは、自己の公開画
像が他の利用者によりアクセスされる場合をいい、この
場合には、アクセスされた側の契約者の課金額からアク
セス1回あたり1円が減額される。このように他者のア
クセスにより課金額が減額されるのは、公開画像の格納
を促進する意味合いがあり、特にシステム立上げ当初に
契約者を増加させるためには、魅力のある公開画像の格
納が増加することが好ましいからである。従って、理論
上は他者のアクセスにより当該公開画像を格納した契約
者の課金額がマイナスとなる場合が発生するが、これに
ついては、当該マイナス分の金額を契約者に支払うよう
にしてもよいし、契約者の課金額が0となるのを限度と
して減額するようにしてもよい。
【0048】「被ダウンロード」とは、他の契約者によ
り公開画像がダウンロードされた場合をいい、ダウンロ
ード1回あたり5円が減額される。また、「被プリン
ト」とは、他の契約者により公開画像がプリントされた
場合をいい、1回あたり10円が減額される。これらの
減額については、後述するように、他の契約者にそれ以
上の金額の課金がなされるため、システム運営の支障と
なることはない。
【0049】図14(b)は、他の契約者の公開画像に
アクセス等を行った第三者に適用される料金体系を示す
図である。なお、他者の公開画像へのアクセス等を行う
ことができるサービスを、以下、「公開利用サービス」
という。同図における「アクセス」とは、他の契約者の
公開画像へのアクセスを意味し、これは契約者に限らず
誰でも可能であることから課金を行わない。もっとも、
アクセス自体を契約者に限定して課金を行うようにして
もよい。
【0050】「ダウンロード」とは、他者の公開画像の
ファイルへのダウンロードを意味し、1回あたり30円
が課金される。「プリント」は、他者の公開画像のプリ
ントであり、1回あたり80円が課金される。なお、以
上の課金額はいずれも単なる一例にすぎず、他の料金体
系を設定してもかまわないことは言うまでもない。な
お、図4では記載を省略したが、契約者テーブル151
には、各契約者の公開利用サービスの利用回数が記録さ
れており、これに基づいて課金を行うことができる。も
っとも、公開利用サービスの利用履歴については、他に
テーブルを設けて管理するようにしてもよい。
【0051】さて、以上のような料金体系のシステムに
おける月度通帳の例について、以下に説明する。本実施
の形態では、月度通帳として画像数通帳と課金額通帳の
二種類が作成されるので、まず、画像数通帳について説
明する。「画像数通帳」とは、日付ごとの新規画像格納
枚数等が集計された通帳である。図15は、画像数通帳
の内容の一例を示す図である。同図に示されるように、
画像数通帳には、新規画像格納枚数、削除画像枚数、格
納画像枚数、格納可能画像枚数の情報が含まれる。
【0052】「新規画像格納枚数」とは、日付に対応す
る日に新規に格納された画像の枚数を集計したものであ
る。また、「削除画像枚数」は、日付に対応する日に削
除された画像の枚数を集計したものである。これらの値
はいずれも画像管理テーブル152にて管理されている
情報から算出することができる。「格納可能枚数」及び
「格納可能画像枚数」については登録日通帳の内容とし
て説明したものと同一であるので、ここでの説明は省略
する。
【0053】次に課金額通帳について説明する。「課金
額通帳」とは、設定期間及び設定範囲に従い、当該契約
者が利用した各種サービスの回数及び課金額を集計した
通帳をいう。図16に課金額通帳の内容の一例を示す。
同図に示されるように、課金額通帳の内容は、図14に
示した料金体系に基づき、期間内に利用したサービスに
対する課金額を集計したものである。勿論、課金額通帳
の内容もこれに限定されるわけではなく、即ち、年初か
らの情報を集計して送信するようにしてもよいし、年初
から設定期間ごとに集計された情報を当該設定期間及び
設定範囲ごとに分けて送信するようにしてもよい。
【0054】もっとも、課金額の集計は設定期間及び設
定範囲に基づいて行う必要があるから、当該期間に対応
する課金額は集計され、「課金額合計」の欄に表示され
る。「残高」とは、課金センター300にて管理され
る、例えば所定の銀行口座の残高とすることができる。
なお、上記したように、本実施の形態では二種類の月度
通帳が用意されているので、例えばステップS304に
おいて通帳の送信を要求する前に、端末装置の表示部に
図17に示すような画面を表示し、いずれの通帳を開く
かを指定するようにしてもよい。この画面は、用意する
月度通帳の種類に応じて変更することができる。
【0055】(4)フォトセンター100での処理内容 端末装置側で、以上に説明したような処理が行われた場
合におけるフォトセンター100側での処理内容につい
て、以下に説明する。図18は、フォトセンター100
側のサーバ150の処理内容の一例を示すフローチャー
トである。同図の処理は、端末装置側からの画像アクセ
ス等の指示を受けた場合に起動され、本実施の形態で
は、当該指示を受けた場合に、まず、アクセス集計処理
を行うようにしている(S401)。
【0056】ここで、アクセス集計処理の詳細について
説明する。図19及び図20は、アクセス集計処理の詳
細な内容を示すフローチャートである。このアクセス集
計処理は、契約者及び公開画像にアクセスする他者が、
各種サービスを利用した回数を集計する処理である。ア
クセス集計処理においては、まず、画像に対して何らか
のアクセスがなされたか否かが判定され(S501)、
次いで当該アクセスされた画像の画像所有者IDが、ア
クセスした者(以下、「アクセス者」という。)のID
と等しいか否かが判定される(S502)。ここで、ア
クセス者のIDとしては、システムのログインの際にパ
スワードと共に入力されたIDが用いられ、本実施の形
態では、契約者の場合は契約者IDが、契約者以外の利
用者がシステムにログインする場合にはゲスト用のID
が用いられるものとする。
【0057】以下、まず画像所有者が自己の画像にアク
セスした場合、即ち、アクセスされた画像の画像所有者
IDがアクセス者のIDと等しい場合(S502:Ye
s)について説明する。この場合には、まず集計管理テ
ーブル153にて管理されているアクセス回数に1を加
算する(S503)。次にダウンロードの指示がなされ
たか否かが判定され(S504)、指示がなされた場合
には(S504:Yes)、集計管理テーブル153に
て管理されているダウンロード回数に1を加算する(S
505)。さらにプリントの指示がなされたか否かが判
定され(S506)、指示がなされた場合には集計管理
テーブル153のプリント回数に1を加算してアクセス
集計処理を終了する。
【0058】一方、他者の公開画像にアクセスした場合
(S502:No)には、集計管理テーブル153にて
管理される画像所有者の被アクセス回数に1を加算する
とともに(S508)、アクセスした契約者の公開アク
セス回数(前述の如く契約者管理テーブル151にて管
理されている。)にも1を加算する(S509)。その
後、図20のフローチャートへと移行し、ダウンロード
の指示がなされたか否かが判定され(S510)、指示
がなされた場合には(S510:Yes)、集計管理テ
ーブル153にて管理されている画像所有者の被ダウン
ロード回数に1を加算する他(S511)、ダウンロー
ドした契約者の公開ダウンロード回数(前述の如く契約
者管理テーブル151にて管理されている。)にも1を
加算する(S512)。
【0059】さらにプリントの指示がなされたか否かが
判定され(S513)、指示がなされた場合には(S5
13:Yes)、集計管理テーブル153にて管理され
ている画像所有者の被プリント回数に1を加算する他
(S514)、プリントした契約者の公開プリント回数
(契約者管理テーブル151にて管理されている。)に
も1を加算し(S515)、図19のフローチャートへ
と戻ってアクセス集計処理を終了する。
【0060】アクセス集計処理を終了すると、図18の
フローチャートへと戻って、処理の対象となるデジタル
画像の端末装置側への送信や、制御信号等の受信処理な
どを行い(S402)、プリント指示があったか否かを
判定し(S403)、プリント指示があった場合には
(S403:Yes)、プリントサービスを行う(S4
04)。このプリントサービスは、具体的には、指定さ
れたプリンタへのデジタル画像の送信及び印刷指示を意
味するものであるが、詳細な説明は省略する。
【0061】次に、通帳処理を行う(S405)。「通
帳処理」とは、フォトバンク通帳の作成処理である。図
21は、通帳処理の内容を示すフローチャートである。
即ち、通帳処理においては、まず、契約者テーブル15
1にて管理されている設定期間及び設定範囲の末日に該
当するか否かを判定し(S601)、末日に該当しない
場合(S601:No)には、以下の各種月度通帳作成
処理は行わない。
【0062】本実施の形態では、末日に該当する場合に
は(S601:Yes)、画像数通帳処理(S602)
及び課金額通帳処理(S603)を行うことで、月度通
帳用のデータを作成する。画像数通帳及び課金額通帳の
内容については上記に詳細に説明した通りであり、ここ
での通帳用データ作成処理は、各種管理テーブル等によ
り管理されているデータを、設定期間及び設定範囲に基
づいて集計する処理であるから詳細な説明は省略する。
【0063】なお、フォトバンク通帳に含まれる情報の
内容については、本実施の形態で説明した内容に限定さ
れないことは勿論であるから、本実施の形態の各種管理
テーブルにより管理されている内容に基づいて種々の方
法で加工した情報を通帳に含ませることも可能である
し、そのために管理テーブルの内容を変更してもよい。
画像数通帳処理(S602)及び課金額通帳処理(S6
03)によりフォトバンク通帳用のデータが作成された
場合には、端末装置に対して作成済み通知がなされ、こ
れにより、端末装置側には、図13に一例を示したよう
なメッセージが表示されることとなる。
【0064】また、月度通帳の作成処理終了後は、契約
者からの登録日通帳の閲覧要求があったか否かを判定し
(S604)、閲覧要求があった場合には(S604:
Yes)、登録日通帳用のデータ作成処理(S605)
を行って通帳処理を終了する。登録日通帳としては、図
11に示した内容以外にも種々考えられることは月度通
帳と同様であり、特に課金額が高額となることを防止す
るには、上記時点における課金額合計の情報を含めるこ
とが好ましい。
【0065】以上に説明したように、本発明のデジタル
画像格納システムによれば、デジタル画像格納領域の利
用状況を随時容易に把握することができ、契約更新の際
の条件見直しに便宜であるし、また、課金額が予想以上
に高額となることの防止を図ることも可能となる。 <変形例>以上、本発明の種々の実施の形態について説
明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態に示さ
れた具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、
以下のような変形例を考えることができる。
【0066】(1)即ち、上記実施の形態では、画像格
納部110に公開画像格納部111と非公開画像格納部
112とを設け、公開画像と非公開画像とを分けて格納
することができる場合について説明したが、本発明のフ
ォトバンク通帳機能は、公開画像及び非公開画像を格納
する機能を有しないデジタル画像格納システム、例えば
個人的な非公開画像のみを格納するシステムに適用する
ことも可能である。
【0067】(2)また、上記実施の形態では、フォト
バンク通帳を公開画像と非公開画像とに分けて作成する
ようにしたが、これらはまとめて同一の通帳データとす
るようにしてもよい。 (3)さらに、上記実施の形態では、フォトバンク通帳
の内容を端末装置に備えられたディスプレイなどの表示
手段に表示するようにした。これは、情報の容易な把握
という観点からは好ましいことであるが、これに限定さ
れるわけではなく、例えば音声で知らせるようにしても
よいし、プリント等するようにしても構わない。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るデジタル画
像格納システムは、管理手段により管理される契約者ご
とのデジタル画像格納領域の利用状況などに関する情報
を、契約者の要求に応じて出力するようにしているの
で、デジタル画像格納領域の利用状況を、契約者が随時
容易に把握することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデジタル画像格納
システムの全体構成を示す図である。
【図2】本実施の形態のデジタル画像格納システムの構
成を示す機能ブロック図である。
【図3】(a)公開画像格納部111の内容を模式的に
示す図である。 (b)非公開画像格納部112の内容を模式的に示す図
である。
【図4】契約者管理テーブル151の内容の一例を示す
図である。
【図5】画像管理テーブル152の内容の一例を示す図
である。
【図6】集計管理テーブル153の内容の一例を示す図
である。
【図7】端末装置側からフォトセンター100に格納さ
れた画像へのアクセスが指示された場合における端末装
置の制御部の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】通帳設定処理において、端末装置の表示部に表
示される画面の一例の概略を示す図である。
【図9】通帳閲覧処理の詳細な内容を示すフローチャー
トである。
【図10】通帳閲覧処理において、閲覧したい登録日通
帳の種別を設定するための画面の一例を示す図である。
【図11】登録日通帳の内容の一例を示す図である。
【図12】通帳受信処理の詳細な処理内容を示すフロー
チャートである。
【図13】月度通帳が作成されている旨のメッセージが
表示された表示部の画面の一例を示す図である。
【図14】(a)本実施の形態のシステムの契約者が画
像を格納する場合、格納した画像にアクセス等した場
合、及び格納した画像が他の契約者等にアクセス等され
た場合に適用される料金体系を示す図である。 (b)他の契約者の公開画像にアクセス等を行った第三
者に適用される料金体系を示す図である。
【図15】画像数通帳の内容の一例を示す図である。
【図16】課金額通帳の内容の一例を示す図である。
【図17】どの月度通帳を開くかを指定するための画面
の一例を示す図である。
【図18】フォトセンター100側のサーバ150の処
理内容の一例を示すフローチャートである。
【図19】アクセス集計処理の詳細な内容を示すフロー
チャートである。
【図20】アクセス集計処理の詳細な内容を示すフロー
チャートである。
【図21】通帳処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 フォトセンター 110 画像格納部 111 公開画像格納部 112 非公開画像格納部 120 WWWアプリケーションサーバ 150 画像管理装置(サーバ) 151 契約者管理テーブル 152 画像管理テーブル 153 集計管理テーブル 200 コンビニ・ショップ 210 画像形成装置(プリンタ) 300 課金センター 510、520 パーソナルコンピュータ(一般
家庭) 530、540 パーソナルコンピュータ(オフ
ィス) 600 デジタルカメラ 900 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出山 弘幸 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 藤井 巌 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 藤野 勤 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 AA06 CC01 FF01 GG00 5C053 FA08 FA23 FA30 JA21 JA22 LA03 LA11 LA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像格納領域が予め利用契約を
    結んだ各契約者に割り当てられたデジタル画像格納手段
    を備える画像サーバを設け、当該画像サーバに、電気通
    信回線を通じて複数の端末装置からデジタル画像を格納
    するデジタル画像格納システムにおいて、 各契約者により前記デジタル画像格納手段に新たに格納
    されたデジタル画像の枚数及び前記デジタル画像格納手
    段からのデジタル画像の削除枚数を管理する管理手段
    と、 各契約者からの、前記管理手段により管理される内容の
    中の当該契約者に関係する内容に関する情報の出力を求
    める旨の要求を、端末装置を介して受け付ける出力要求
    受付手段と、 前記出力要求受付手段が要求を受け付けた場合に、当該
    契約者に関係する前記情報を出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とするデジタル画像格納システム。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、 前記端末装置に備えられた表示装置を含むことを特徴と
    する請求項1に記載のデジタル画像格納システム。
  3. 【請求項3】 前記出力要求受付手段はさらに、 契約者からの、いかなる期間内に対応する前記情報の出
    力を求めるかに関する期間情報の設定入力を受け付け、 前記出力手段は、 前記期間情報により指定される期間に対応する情報を出
    力することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタ
    ル画像格納システム。
  4. 【請求項4】 前記管理手段はさらに、 前記デジタル画像格納手段に格納されたデジタル画像に
    ついて、アクセスされた回数、ダウンロードされた回
    数、プリントされた回数を管理することを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載のデジタル画像格納シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記デジタル画像格納手段は、 前記デジタル画像を、当該デジタル画像を格納した契約
    者のみが利用可能な非公開画像と、他の者にも利用可能
    な公開画像とに分けて格納し、 前記管理手段は、 管理すべき内容を公開画像と非公開画像とに分けて管理
    することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のデジタル画像格納システム。
  6. 【請求項6】 前記管理手段はさらに、 前記公開画像について、他の者からアクセスされた回
    数、他の者からダウンロードされた回数、他の者により
    プリントされた回数を管理することを特徴とする請求項
    5に記載のデジタル画像格納システム。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、 出力すべき情報を前記公開画像と前記非公開画像とに分
    けて出力することを特徴とする請求項5又は6に記載の
    デジタル画像格納システム。
  8. 【請求項8】 前記デジタル画像格納システムは、 当該システムの利用に課金する課金手段を有し、 前記出力手段はさらに、 前記課金手段により課金された金額に関する情報を出力
    することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載
    のデジタル画像格納システム。
  9. 【請求項9】 端末装置からの、電気通信回線を通じた
    デジタル画像の転送を受け付けるフォトセンターに設け
    られ、転送されたデジタル画像を格納する領域が予め利
    用契約を結んだ各契約者に割り当てられたデジタル画像
    格納手段を備える画像サーバにおいて、 各契約者により前記デジタル画像格納手段に格納された
    新規デジタル画像の枚数及び前記デジタル画像格納手段
    からのデジタル画像の削除枚数を管理する管理手段と、 各契約者からの、前記管理手段により管理される内容の
    中で当該契約者に関係する内容に関する情報の出力を求
    める旨の要求を、端末装置を介して受け付ける出力要求
    受付手段と、 前記出力要求受付手段が要求を受け付けた場合に、当該
    契約者に関係する前記情報を出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする画像サーバ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155352A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006338213A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Ricoh Co Ltd ドキュメント管理システム、ドキュメント管理サーバおよびプログラム

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