JP2002041095A - 圧縮オーディオ信号再生装置 - Google Patents

圧縮オーディオ信号再生装置

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JP2002041095A JP2000227687A JP2000227687A JP2002041095A JP 2002041095 A JP2002041095 A JP 2002041095A JP 2000227687 A JP2000227687 A JP 2000227687A JP 2000227687 A JP2000227687 A JP 2000227687A JP 2002041095 A JP2002041095 A JP 2002041095A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AAC規格DIFフォーマットの圧縮オーディ
オ信号の早送り再生を高速に行う圧縮オーディオ信号再
生装置を提供する。 【解決手段】早送り手段2が、細分化処理の終了時点で
フレーム位置情報の保持無しに対応して現在アドレスを
次の再生フレームの先頭アドレスとしてフレーム位置情
報テーブルにそれぞれ保持するフレーム位置情報保持手
段21と、細分化処理の終了時点の早送り指示有りに対
応してフレーム位置情報の保持有りおよび早送り指示後
を判定し早送り指示値を取得する早送り指示取得手段2
2と、早送り指示後に早送り指示値に対応して早送り後
の飛び先フレーム番号を求めフレーム位置情報テーブル
を参照し早送り指示後の圧縮オーディオ信号の読込開始
アドレスを決定する読込開始アドレス決定手段23とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮オーディオ信
号再生装置に関し、特に、圧縮率の高い圧縮オーディオ
信号を再生する圧縮オーディオ信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧縮された音楽データをメモリに
保持し再生するシリコンオーディオ分野が急速に拡大し
ている。このシリコンオーディオ分野で用いられる圧縮
オーディオ信号再生装置は、オーディオプレーヤに留ま
ることなく、携帯電話や腕時計にも搭載され始め、単純
な再生機能だけでなく早送りなどの機能が強く要求され
ている。また、オーディオ信号の圧縮形式としては、現
状では、MP3(MPEG Audio Layer−
3)と呼ばれる圧縮形式が主流であるが、圧縮率の高い
AAC(MPEG2 Advanced Audio
Coding)などの圧縮形式も今後市場を広げていく
ことが予想される。
【0003】このAAC規格には、ADIF(Audi
o Data Interchange Forma
t、以降ADIFと称す)フォーマットとADTS(A
udio Data Transport Strea
m、以降、ADTSと称す)フォーマットの2種類があ
る。何れのフォーマットも、1フレームの長さは可変で
あるが、ADTSフォーマットは、各フレームの先頭に
フレーム長を含むフレーム情報を持っているため、早送
り時には、フレーム長をたどれば、高速にフレームの読
み飛ばしが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ADIFフォ
ーマットは、フレーム長をフレーム情報として持たない
ため、早送り時には、圧縮オーディオ信号を解析しない
と次の再生フレームの先頭アドレスが分からず、高速に
読み飛ばしを行えないという問題がある。
【0005】たとえば、図9は、従来の圧縮オーディオ
信号再生装置におけるフレーム単位の再生処理の手順を
示す流れ図である。この従来の圧縮オーディオ信号再生
装置におけるフレーム単位の再生処理は、コンピュータ
構成の再生処理部におけるプログラム実行により行わ
れ、ステップS1で、圧縮オーディオ信号をアドレス順
に読み込んでフレームビット情報を細分化して取得し、
ステップS2で、早送り指示が有るかどうかを判定し、
早送り指示有りの場合、ステップS1に戻り、早送り指
示無しの場合、ステップS3で、ステップS1で細分化
された情報に基づきPCMデータ変換が行われ、さら
に、PCM音源により再生される。
【0006】この従来の圧縮オーディオ信号再生装置に
おけるフレーム単位の再生処理は、曲の先頭のフレーム
から順次行われ、ステップS1の1フレーム分の細分化
処理が終了した時点で、初めて次のフレームの先頭アド
レスが判明する。このため、早送り時には、ステップS
1のフレームビット情報の細分化処理を繰り返し行う必
要がある。このフレームビット情報の細分化処理には、
再生時間全体の約1/2の時間が必要であり、早送り速
度も通常再生時の約2倍になるに過ぎず、使用に耐えら
れるとは言えない。
【0007】また、仮に、早送り後の再生フレームの先
頭アドレスを決定しないで、早送り後にフレームの途中
から再生を開始した場合には、全く音楽として聞こえな
い。
【0008】したがって、本発明の目的は、AAC規格
DIFフォーマットの圧縮オーディオ信号の早送り再生
を高速に行う圧縮オーディオ信号再生装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、フ
レーム長をフレーム情報として持たない可変長フレーム
で圧縮記録された圧縮オーディオ信号をアドレス順に読
み込んでフレーム単位に再生処理を行う圧縮オーディオ
信号再生装置において、前記圧縮オーディオ信号の初回
の再生処理中に再生フレームのフレーム番号,先頭アド
レスをフレーム位置情報としてフレーム位置情報テーブ
ルにそれぞれ保持し2回目以降の再生処理中の早送り指
示に対応して前記フレーム情報テーブルを参照し早送り
指示後の前記圧縮オーディオ信号の読込開始アドレスを
決定している。
【0010】また、前記圧縮オーディオ信号をアドレス
順に読み込んでフレームビット情報の細分化処理を行う
フレームビット情報細分化手段と、初回の再生処理中に
前記細分化処理の終了時点の現在アドレスを次の再生フ
レームの先頭アドレスとして前記フレーム位置情報テー
ブルに保持し2回目以降の再生処理中に前記細分化処理
の終了時点の早送り指示有りに対応して前記フレーム位
置情報テーブルを参照し早送り指示後の前記圧縮オーデ
ィオ信号の読込開始アドレスを決定する早送り手段と、
前記細分化処理の終了時点の早送り指示無しに対応して
前記フレームビット情報細分化手段で細分化された情報
に基づきPCMデータ変換を行うPCMデータ変換手段
とを備えている。
【0011】また、前記早送り手段が、前記細分化処理
の終了時点で前記フレーム位置情報の保持無しに対応し
て現在アドレスを次の再生フレームの先頭アドレスとし
て前記フレーム位置情報テーブルにそれぞれ保持するフ
レーム位置情報保持手段と、前記細分化処理の終了時点
の早送り指示有りに対応して前記フレーム位置情報の保
持有りおよび早送り指示後を判定し早送り指示値を取得
する早送り指示取得手段と、早送り指示後に前記早送り
指示値に対応して早送り後の飛び先フレーム番号を求め
前記フレーム位置情報テーブルを参照し早送り指示後の
前記圧縮オーディオ信号の読込開始アドレスを決定する
読込開始アドレス決定手段とを備えている。
【0012】また、前記読込開始アドレス決定手段が、
前記飛び先フレーム番号に最も近いフレーム番号を前記
フレーム位置情報テーブルから検索し、検索されたフレ
ーム番号に対応した先頭アドレスを前記フレーム位置情
報テーブルから読み出し前記圧縮オーディオ信号の読込
開始アドレスとしている。
【0013】また、前記フレーム位置情報保持手段が、
予め設定された設定値の間隔のフレーム番号で前記フレ
ーム位置情報をフレーム位置情報テーブルにそれぞれ保
持している。
【0014】また、前記フレーム位置情報保持手段が、
前記細分化処理の終了時点で増減され前記設定値で初期
化される変数に対応して前記フレーム位置情報をフレー
ム位置情報テーブルにそれぞれ保持している。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の圧縮オーディオ信号再
生装置の実施形態1を示すブロック図である。
【0016】図1を参照すると、本実施形態の圧縮オー
ディオ信号再生装置は、コンピュータ構成の再生処理部
として、フレームビット情報細分化手段1,早送り手段
2,PCMデータ変換手段3とを備える。これら各手段
1,2,3は、コンピュータ構成の再生処理部における
プログラム実行により実現される機能手段である。
【0017】フレームビット情報細分化手段1は、圧縮
オーディオ信号をアドレス順に読み込んで、フレームビ
ット情報の細分化処理を行う。
【0018】早送り手段2は、初回の再生処理中に、細
分化処理の終了時点の現在アドレスを次の再生フレーム
の先頭アドレスとしてフレーム位置情報テーブルに保持
し、2回目以降の再生処理中に、細分化処理の終了時点
の早送り指示有りに対応してフレーム位置情報テーブル
を参照し早送り指示後の圧縮オーディオ信号の読込開始
アドレスを決定する。
【0019】この早送り手段2は、さらに、フレーム位
置情報保持手段21,早送り指示取得手段22,読込開
始アドレス決定手段23とを備え、フレーム位置情報保
持手段21は、細分化処理の終了時点でフレーム位置情
報の保持無しに対応して現在アドレスを次の再生フレー
ムの先頭アドレスとしてフレーム位置情報テーブルにそ
れぞれ保持する。このフレーム位置情報テーブルの例を
図2に示す。また、早送り指示取得手段22は、細分化
処理の終了時点の早送り指示有りに対応してフレーム位
置情報の保持有りおよび早送り指示後を判定し早送り指
示値を取得し、読込開始アドレス決定手段23は、早送
り指示後に早送り指示値に対応して早送り後の飛び先フ
レーム番号を求めフレーム位置情報テーブルを参照し早
送り指示後の圧縮オーディオ信号の読込開始アドレスを
決定する。
【0020】PCMデータ変換手段3は、細分化処理の
終了時点の早送り指示無しに対応してフレームビット情
報細分化手段で細分化された情報に基づきPCMデータ
変換を行う。
【0021】図3は、本実施形態の圧縮オーディオ信号
再生装置におけるフレーム単位の再生処理の手順を示す
流れ図である。図3を参照して本実施形態の圧縮オーデ
ィオ信号再生装置におけるフレーム単位の再生処理につ
いて説明する。
【0022】はじめに、ステップS1で、圧縮オーディ
オ信号をアドレス順に読み込んで、フレームごとに格納
されているフレームビット情報を細分化して取得する。
このフレームビット情報の細分化処理は曲の先頭のフレ
ームから順次行われ、1フレーム分の細分化処理が終了
した時点で初めて、次のフレームの先頭アドレスが判明
する。
【0023】次に、ステップS21で、早送り指示があ
るかどうかを判定し、早送り指示無しの場合には、ステ
ップS22で、ファイル位置情報がフレーム位置情報格
納テーブルに保持されているかどうかを調べる。保持無
しの場合のみ、ステップS23でフレーム位置情報保持
処理を行い、次の再生フレームのフレーム番号,先頭ア
ドレスをフレーム位置情報としてフレーム位置情報格納
テーブルに保持する。続いて、ステップS3で、細分化
された情報を基づきPCMデータ変換が行われ、さら
に、PCM音源により再生され、1フレームの再生処理
が終了する。
【0024】ステップS21で早送り指示有りの場合に
は、ステップS24で、ファイル位置情報がフレーム位
置情報テーブルに保持されているかどうかを調べる。保
持無しの場合には、ステップS25でフレーム位置情報
保持処理を行い、フレーム位置情報をフレーム位置情報
テーブルに保持し、ステップS1に戻る。ステップS2
4で保持有りの場合には、ステップS26で、早送り指
示がなくなるまで早送り指示判定を繰り返し、早送り指
示値を取得し、早送り指示後、ステップS27に移り、
早送り指示値に対応して早送り後の飛び先フレーム番号
を求め、フレーム位置情報テーブルを参照し圧縮オーデ
ィオ信号の読込開始アドレスを決定し、ステップS1に
戻り、早送り後の再生処理が再開され、高速な早送り処
理が実現される。
【0025】図4は、図3におけるステップ23,25
のフレーム位置情報保持処理の詳細手順を示す流れ図で
ある。簡単に説明すると、このフレーム位置情報保持処
理のステップS41で、フレーム番号がインクリメント
され、ステップS43で、フレーム番号がフレーム位置
情報格納テーブルに保持され、ステップS44で、圧縮
データ信号の現在のアドレスが、次の再生フレームの先
頭アドレスとしてフレーム位置情報テーブルに保持され
る。
【0026】図5は、図3におけるステップ27の読込
開始アドレス決定処理の詳細手順を示す流れ図である。
簡単に説明すると、この読込開始アドレス決定処理のス
テップS51で、取得した早送り指示値に対応して早送
り後の飛び先フレーム番号を求め、ステップS52で、
飛び先フレーム番号に最も近いフレーム番号をフレーム
位置情報テーブルから検索し、ステップ53で、検索さ
れたフレーム番号に対応した先頭アドレスをフレーム位
置情報テーブルから読み出し、圧縮オーディオ信号の読
込開始アドレスとする。
【0027】次に、本実施形態の圧縮オーディオ信号再
生装置におけるフレーム単位の再生処理について、図面
を参照して、具体的に説明する。図6は、圧縮オーディ
オ信号例を示す説明図であり、圧縮オーディオ信号が3
000フレーム(約1分間)からなり1秒当たり約50
フレームから構成されていることを示す。また、図7
は、フレーム位置情報テーブルの更新例を示す説明図で
あり、更新例701には、フレーム1のフレーム番号,
先頭アドレスとして、初期化された“1”,“0”が保
持されていることを示す。さらに、ここでは、最初は、
単純再生により最後まで再生処理を行い、その後、2回
目の再生時に、先頭から10秒経過後に30秒間の早送
り指示がされると想定して説明する。
【0028】まず、図3のステップS1で、図6の圧縮
オーディオ信号をアドレス順に読み込んで、フレーム1
に格納されているフレームビット情報を細分化して取得
する。このフレームビット情報の細分化処理の終了時点
において、ステップS21で、早送り指示があるかどう
かを判定する。最初は単純再生を行う想定のため、早送
り指示は無く、ステップS22で、ファイル位置情報が
フレーム位置情報テーブルに保持されているかどうかを
調べる。保持無しのため、ステップS23で、図4のフ
レーム位置情報保持処理が実行され、図6のフレーム2
のフレーム番号,先頭アドレスとして“2”,“4”が
フレーム位置情報テーブルに保持され、フレーム位置情
報テーブルは図7の更新例702になる。続いて、ステ
ップS3で、細分化された情報を基づきPCMデータ変
換が行われ、さらに、PCM音源により再生され、1フ
レームの再生処理が終了する。
【0029】同様の処理が、初回の再生処理として全フ
レーム数分3000回繰り返され、フレーム位置情報テ
ーブルは、フレーム500処理後には更新例703にな
り、フレーム2000処理後には更新例704になり、
フレーム2999処理後には更新例705になる。
【0030】次に、2回目の再生処理に移る。先頭から
10秒経過後に30秒間の早送り指示がされると想定し
ているため、2回目の再生処理の開始10秒間、すなわ
ち、フレーム500(50フレーム×10秒)までは、
図3のステップS1でフレームビット情報の細分化処理
が行われ、ステップS21で早送り指示無しと判定さ
れ、ステップS22でファイル位置情報の保持有りと判
定され、ステップS3でPCMデータ変換が行われ、再
生処理が行われる。
【0031】次に、フレーム500に対するステップS
1の細分化処理の終了時点で、ステップS21で早送り
指示有りと判定され、ステップS24に移り、ステップ
S24でファイル位置情報の保持有りと判定され、ステ
ップS26に移り、早送り指示がなくなるまで早送り指
示判定を繰り返し、30秒間の早送り指示値を取得す
る。
【0032】早送り指示後に、ステップS27に移り、
30秒間の早送り指示値に対応して、現在のフレーム番
号501と30秒×50フレームと加算し、早送り後の
飛び先フレーム番号2001が求められ、飛び先フレー
ム番号2001に最も近いフレーム番号2001がフレ
ーム位置情報テーブルから検索され、対応する先頭アド
レス“8000”がフレーム位置情報テーブルから読み
出されて圧縮オーディオ信号の読込開始アドレスと決定
され、ステップS1に戻り、早送り後の圧縮オーディオ
信号の再生処理が再開される。
【0033】すなわち、再生開始10秒後から30秒先
までの早送り処理がフレーム位置情報テーブルの参照に
より瞬時に実現される。
【0034】図8は、本発明の圧縮オーディオ信号再生
装置の実施形態2におけるフレーム位置情報保持処理の
手順を示す流れ図である。
【0035】本実施形態の圧縮オーディオ信号再生装置
におけるフレーム位置情報保持処理は、図4の実施形態
1の圧縮オーディオ信号再生装置におけるフレーム位置
情報保持処理の各ステップにステップS42,S45,
S46が追加されている。
【0036】フレーム位置情報保持処理のステップS4
1で、フレーム番号がインクリメントされ、ステップS
42で、予め設定された設定値と変数との一致/不一致
を判定し、不一致の場合、ステップS46で、変数を増
減する。
【0037】また、ステップS42で一致の場合、ステ
ップS43で、フレーム番号がフレーム位置情報格納テ
ーブルに保持され、ステップS44で、圧縮データ信号
の現在のアドレスが、次の再生フレームの先頭アドレス
としてフレーム位置情報テーブルに保持され、ステップ
S45で、変数を初期化する。
【0038】これにより、本実施形態のフレーム位置情
報保持処理では、図4の実施形態1のように全フレーム
のフレーム位置情報をフレーム位置情報格納テーブルに
保持せず、設定値の間隔で離れたフレーム番号でフレー
ム位置情報をフレーム位置情報格納テーブルに保持する
ことができる。
【0039】本実施形態における読込開始アドレス決定
処理は、図5の実施形態1における読込開始アドレス決
定処理と全く同じでよく、早送り後の再開フレーム位置
に誤差は生じるものの、実施形態1と同様に、早送り再
処理が高速に行われる。
【0040】従って、本実施形態の圧縮オーディオ再生
装置は、フレーム位置情報テーブルが小さく、小容量の
メモリを使用してコスト削減する用途に向いている。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧縮オー
ディオ信号再生装置は、AAC規格DIFフォーマット
の圧縮オーディオ信号の早送り再生を高速に行うことが
できる。
【0042】その理由は、圧縮オーディオ信号の初回の
再生処理中に、再生フレームのフレーム番号,先頭アド
レスをフレーム位置情報テーブルにそれぞれ保持し、2
回目以降の再生処理中に、早送り指示に対応してフレー
ム位置情報テーブルを参照し、早送り指示後の圧縮オー
ディオ信号の読込開始アドレスを瞬時に決定するためで
ある。
【0043】また、設定値の間隔で離れたフレーム番号
でフレーム位置情報を保持することにより、フレーム位
置情報テーブルを小さくでき、圧縮オーディオ信号再生
装置のコストを増大させず早送り再生を高速化できるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮オーディオ信号再生装置の実施形
態1を示すブロック図である。
【図2】フレーム位置情報テーブルの例を示す説明図で
ある。
【図3】図1の圧縮オーディオ信号再生装置におけるフ
レーム単位の再生処理の手順を示す流れ図である。
【図4】図3におけるステップ23,25のフレーム位
置情報保持処理の詳細手順を示す流れ図である。
【図5】図3におけるステップ27の読込開始アドレス
決定処理の詳細手順を示す流れ図である。
【図6】圧縮オーディオ信号例を示す説明図である。
【図7】フレーム位置情報テーブルの更新例を示す説明
図である。
【図8】図8は、本発明の圧縮オーディオ信号再生装置
の実施形態2におけるフレーム位置情報保持処理の手順
を示す流れ図である。
【図9】従来の圧縮オーディオ信号再生装置におけるフ
レーム単位の再生処理の手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 フレームビット情報細分化手段 2 早送り手段 3 PCMデータ変換手段 21 フレーム位置情報保持手段 22 早送り指示取得手段 23 読込開始アドレス決定手段 S1〜S27 ステップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム長をフレーム情報として持たな
    い可変長フレームで圧縮記録された圧縮オーディオ信号
    をアドレス順に読み込んでフレーム単位に再生処理を行
    う圧縮オーディオ信号再生装置において、前記圧縮オー
    ディオ信号の初回の再生処理中に再生フレームのフレー
    ム番号,先頭アドレスをフレーム位置情報としてフレー
    ム位置情報テーブルにそれぞれ保持し2回目以降の再生
    処理中の早送り指示に対応して前記フレーム情報テーブ
    ルを参照し早送り指示後の前記圧縮オーディオ信号の読
    込開始アドレスを決定することを特徴とする圧縮オーデ
    ィオ信号再生装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮オーディオ信号をアドレス順に
    読み込んでフレームビット情報の細分化処理を行うフレ
    ームビット情報細分化手段と、初回の再生処理中に前記
    細分化処理の終了時点の現在アドレスを次の再生フレー
    ムの先頭アドレスとして前記フレーム位置情報テーブル
    に保持し2回目以降の再生処理中に前記細分化処理の終
    了時点の早送り指示有りに対応して前記フレーム位置情
    報テーブルを参照し早送り指示後の前記圧縮オーディオ
    信号の読込開始アドレスを決定する早送り手段と、前記
    細分化処理の終了時点の早送り指示無しに対応して前記
    フレームビット情報細分化手段で細分化された情報に基
    づきPCMデータ変換を行うPCMデータ変換手段とを
    備える、請求項1記載の圧縮オーディオ信号再生装置。
  3. 【請求項3】 前記早送り手段が、前記細分化処理の終
    了時点で前記フレーム位置情報の保持無しに対応して現
    在アドレスを次の再生フレームの先頭アドレスとして前
    記フレーム位置情報テーブルにそれぞれ保持するフレー
    ム位置情報保持手段と、前記細分化処理の終了時点の早
    送り指示有りに対応して前記フレーム位置情報の保持有
    りおよび早送り指示後を判定し早送り指示値を取得する
    早送り指示取得手段と、早送り指示後に前記早送り指示
    値に対応して早送り後の飛び先フレーム番号を求め前記
    フレーム位置情報テーブルを参照し早送り指示後の前記
    圧縮オーディオ信号の読込開始アドレスを決定する読込
    開始アドレス決定手段とを備える、請求項2記載の圧縮
    オーディオ信号再生装置。
  4. 【請求項4】 前記読込開始アドレス決定手段が、前記
    飛び先フレーム番号に最も近いフレーム番号を前記フレ
    ーム位置情報テーブルから検索し、検索されたフレーム
    番号に対応した先頭アドレスを前記フレーム位置情報テ
    ーブルから読み出し前記圧縮オーディオ信号の読込開始
    アドレスとする、請求項3記載の圧縮オーディオ信号再
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記フレーム位置情報保持手段が、予め
    設定された設定値の間隔のフレーム番号で前記フレーム
    位置情報をフレーム位置情報テーブルにそれぞれ保持す
    る、請求項3記載の圧縮オーディオ信号再生装置。
  6. 【請求項6】 前記フレーム位置情報保持手段が、前記
    細分化処理の終了時点で増減され前記設定で初期化され
    る変数に対応して前記フレーム位置情報をフレーム位置
    情報テーブルにそれぞれ保持する、請求項5記載の圧縮
    オーディオ信号再生装置。
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