JP2002039938A - 漏液センサ - Google Patents

漏液センサ

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JP2002039938A
JP2002039938A JP2000220246A JP2000220246A JP2002039938A JP 2002039938 A JP2002039938 A JP 2002039938A JP 2000220246 A JP2000220246 A JP 2000220246A JP 2000220246 A JP2000220246 A JP 2000220246A JP 2002039938 A JP2002039938 A JP 2002039938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 わずかな漏液でも検出することが可能で、か
つ、メンテナンス作業を容易に行うことが可能な漏液セ
ンサを提供する。 【解決手段】 この漏液センサによれば、漏液Lは、ス
リットS1のように狭い空間の一端に達すると、引き込
まれるようにしてその空間(スリットS1)内に浸水す
る。そして、スリットS1内に検出面19が配されてい
るから、僅かな漏液Lでも検出面19側へと引き込まれ
て、早急に漏液Lを検出することができる。また、漏液
検出後、その漏液Lを拭き取るメンテナンス作業のとき
には、両透光部材を分解すれば、検出面19が露出され
てその検出面19から漏液Lを容易に拭き取ることがで
きる。しかも、従来のもののようにスリガラスを用いて
いないから、拭き取り作業も容易であるし、薄紙を要し
ないからゴミもでない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器、配管等から
漏れた漏液を検出する漏液センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の漏液センサの従来例1として、
例えば、特公平4−70572号公報に掲載されたもの
は、図16に示すように、被浸水面Fに対して垂直に起
立した透光壁5Aと黒色の非透光壁5Bとの間に白色の
薄紙6を挟んで、その薄紙6の一端を被浸水面F上に垂
らし、かつ、透光壁5に投受光部3,4を対面させた構
成をなす。そして、漏液Lがないときには、投光部3か
ら出射された光が、白色の薄紙6で拡散反射し、その拡
散反射光が受光部4に受光され、漏液Lがあるときに
は、白色の薄紙6が濡れて透明になり、この結果、投光
部3から出射された光が、黒色の非透光壁5Bに照射さ
れて、その拡散反射光が受光部4に受光される。即ち、
このものでは、反射部分の色の変化による受光部4の受
光量の差に基づき、漏液Lを検出する。
【0003】また、従来例2として、上記した同公報に
は、薄紙を用いずに2枚のスリガラスの乱反射面を対向
させたものが開示されている。このものでは、通常は白
色のスリガラスが、濡れると透明になることを利用し
て、上記したものと同様に、反射部分の色の変化による
受光部の受光量の差に基づき、漏液を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1の漏液センサでは、漏液検出後、その漏液を拭き取る
メンテナンス作業時に、薄紙を消耗品として交換しなけ
ればならず、使用済みの薄紙をゴミとして処分する必要
がある。
【0005】また、従来例2の漏液センサでは、スリガ
ラスは、漏液を拭き取る作業が困難であるし、スリガラ
スを元の白色状態にするには、液を拭き取るだけでは足
りず、乾かす工程も必要になる。さらに、油性の液体の
場合には、特殊な薬品でその粘液を洗い流さなければな
らない等の問題も生じる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、わずかな漏液でも検出することが可能で、かつ、メ
ンテナンス作業を容易に行うことが可能な漏液センサの
提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る漏液センサは、一対の透光部
材を組み付けて、それら両透光部材の間にスリットを形
成し、スリットの内面を漏液に浸水され得る検出面とし
て、透光部材の内側から検出面に向けて、斜めに光を照
射する投光部と、検出面が、漏液に浸水されていないと
きに、投光部から出射されて検出面で反射した光を受光
する受光部とを備え、検出面は、平滑な表面構造をな
し、検出面が漏液に浸水されたときに、投光部からの光
が、検出面を透過して受光部の受光量が変化することに
基づき、漏液を検出するところに特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の漏液セ
ンサにおいて、一方の透光部材には、他方の透光部材に
向けて先細り状になった先細部分が設けられ、他方の透
光部材には、先細部分を受容し奥側に向けて徐々に狭ま
った受容空間が形成され、両透光部材には、互いに当接
して、両透光部材の間にスリットを形成するための当接
部が設けられたところに特徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の漏液センサにおいて、スリットは、漏液センサが
配置される被配置面に対して斜め向きになったところに
特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
構成によれば、漏液は、スリットのように狭い空間の一
端に達すると、引き込まれるようにしてその空間(スリ
ット)内に浸水する。そして、このスリット内に検出面
が配されているから、僅かな漏液でも検出面側へと引き
込まれて、早急に漏液を検出することができる。また、
漏液検出後、その漏液の拭き取るメンテナンス作業のと
きには、両透光部材を分解すれば、検出面が露出されて
その検出面から漏液を容易に拭き取ることができる。し
かも、本発明では、検出面が平滑な表面構造をなしてい
るから、従来のスリガラスを用いたものに比べて、拭き
取り作業も容易であるし、薄紙を要しないからゴミもで
ない。
【0011】<請求項2の発明>一方の透光部材の先細
部分を、他方の透光部材に備えた受容空間の奥部まで挿
入すると、両透光部材間で当接部が突き当たって、それ
ら両透光部材の間にスリットが形成される。ここで、一
方の透光部材は先細り状であるから、受容空間の奥部に
至るまでは、一方の透光部材の先細部分と受容空間の周
壁との間には、十分な隙間が確保され、挿抜作業をスム
ーズに行うことができる。
【0012】<請求項3の発明>請求項3の構成によれ
ば、スリットは、被配置面に対して斜め向きになってい
るから、従来のもののようにスリットが垂直方向を向い
たものに比べて、漏液をより早く検出面側に引き込むこ
とができ、より一層、迅速な漏液検出が可能となる。し
かも、スリットに伴いその内側の検出面も被配置面に対
して斜めに形成されているから、検出面を透過した光
は、被配置面や、その被配置面から起立した側壁に斜め
に当たって、検出面から離れる方向に反射し、その反射
光の影響を受けずに安定した漏液検出が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明の
第1実施形態に係る漏液センサを、図1〜図3に基づい
て説明する。図1において、符号Fは、漏液に浸水され
得る被浸水面(本発明の「被配置面」に相当する)であ
って、例えば、液体貯蔵用のタンクの下側に備えたパン
(容器)の底面で構成される。また、このパンは、例え
ば、ステンレス製であって、従って本実施形態の被浸水
面Fは、鏡面状をなし、受けた光を反射する。
【0014】本実施形態の漏液センサに備えたハウジン
グ10は、本体ハウジング11と、受容ハウジング30
とを組み付けてなる。本体ハウジング11は、全体とし
ては、円柱体の下端に円錐台を連ねた形状をなし、その
上面以外の外壁が、透光部材12(本発明の「一方の透
光部材」に相当する)にて構成されている。より具体的
には、透光部材12は、円筒壁13の下端に、先細り状
のテーパ壁14を連ね、そのテーパ壁14の下端面を底
壁17で閉塞してなる。そして、透光部材12の内部
に、保持用ブラケット20を収容して、透光部材12の
上面が円板21にて閉塞されている。
【0015】円板21の中央部分には、投光用及び受光
用の光ファイバー50F,51Fが貫通され、図3に示
すように、これら両光ファイバー50F,51Fの先端
部は、テーパ壁14の内周面に突き合わせされている。
より詳細には、テーパ壁14の内周面には、1対の突条
15,15が横並びになって上下方向に延びている(図
1及び図2には、一方の突条15のみが表されている。
図3参照)。各突条15は、図3に示すように透光部材
12の水平断面で見て、テーパ壁14の内周面から斜め
に立ち上がった側面15A,15Bを有すると共に、先
端には受け面15Cが形成され、ここに前記保持用ブラ
ケット20が押し当てられている。
【0016】テーパ壁14のうち両突条15,15を挟
んだ両側には、図3に示すように、テーパ壁14の一部
を窪ませて溝14A,14Aが形成され、ここに上記両
光ファイバー50F,51Fの先端部が収容されてい
る。そして、両光ファイバー50F,51Fの先端面を
各突条15,15の側面15Aに接合させて、この状態
に保持用ブラケット20にて固定してある。これによ
り、両光ファイバー50F,51Fの先端面から延長し
た両光軸が、テーパ壁14の外面となる検出面19上の
所定位置で交わるように位置決めされている。また、本
実施形態では、図3において上側に示した投光用光ファ
イバー50Fの先端部が、本発明に係る投光部50をな
し、下側に示した受光用光ファイバー51Fの先端部
が、本発明に係る受光部51をなす。さらに、テーパ壁
14の外面となる検出面19は、平滑な表面構造をなし
ており、漏液が付着しても容易に払拭することができる
ようにしてある。
【0017】一方、受容ハウジング30(本発明の「他
方の透光部材」に相当する)は、例えば透光性を有した
部材で構成され、図2に示すように、全体として円環状
をなした周壁31の内側に、上下に開放した受容空間3
2を備えてなる。そして、受容空間32が、下方に向け
て徐々に狭まるように、周壁31の内面がすり鉢状に傾
斜している。また、周壁31の上縁部には、周壁31を
周方向で4等配する位置に、当接部33が形成されてい
る。当接部33は、周壁31の内周面から僅かに突出し
ており、その上面33Aは、例えば、前記透光部材12
のテーパ壁14に対応して、周壁31の周方向で湾曲し
て凹面状をなしている。さらに、周壁31の下端面に
は、周方向に亘った複数箇所に、周壁31を内外に連通
するための連通孔34が設けられている。
【0018】漏液センサの電気的構成は以下の通りであ
る。即ち、投光用光ファイバー50Fの基端側には、投
光素子が対向配置されており、この投光素子が投光回路
にて駆動されて出射された光が、投光用光ファイバー5
0Fの先端側の投光部50から出射される。一方、受光
用光ファイバー51Fの基端側には、受光素子が対向配
置されており、受光用光ファイバー51Fの先端側の受
光部51に受光された光が受光素子に与えられ、これに
伴い受光素子に連なる受光回路から受光信号が出力され
る。受光回路が、受光素子の受光量に応じた受光信号を
出力すると、これが比較回路に与えられる。比較回路に
は、漏液の発生により、投光部50からの光が検出面1
9を透過したときに、受光部51に受光される受光強度
に対応した基準レベルが設定されている。そして、比較
回路にて、上記基準レベルと、受光回路が出力した受信
信号とが比較される。
【0019】上記構成からなる本実施形態の漏液センサ
の作用効果を説明する。漏液センサを組み付けるには、
受容ハウジング30の受容空間32に、本体ハウジング
11の下端部を挿入すればよい。このとき、本体ハウジ
ング11の下端部は先細り状であるから、受容空間32
の奥部に至るまでは、本体ハウジング11の下端部と受
容空間32の周壁31との間には、十分な隙間が確保さ
れ、本体ハウジング11の挿抜をスムーズに行うことが
できる。
【0020】そして、本体ハウジング11の下端部が、
受容空間32の奥部まで挿入されると、本体ハウジング
11の底壁17が被浸水面Fに当接する共に、当接部3
3が本体ハウジング11のテーパ壁14に突き当たり、
本体ハウジング11の下端部と受容空間32の周壁31
との間にスリットS1(図1及び図3参照)が形成され
る。ここで、本体ハウジング11の下端部は、上記した
ように、受容空間32の周壁31に対応して先細り状を
なすから、両者間に形成されたスリットS1は、図1に
示すように、被浸水面Fに対して斜め向きにハウジング
10を貫通した状態に形成される。
【0021】漏液センサを起動すると、漏液が無いとき
には、投光部50からの光は、スリットS1内に位置し
た検出面19で正反射し、その正反射光が受光部51に
受光される。このとき、投光部50から直に受光部51
に向かった光は、透光部材12のうち両突条15,15
間の空間15D(図3参照)に面した側面15Bを透過
するときに屈折し、受光部51とは異なる部分に向か
う。これにより、不正規の光路で受光部51に光が受光
されることが防がれ、S/N比を向上させることができ
る。
【0022】さて、図1に示すように、漏液Lが発生し
て受容ハウジング30の外周面のどこかに接すると、そ
の漏液Lは、受容ハウジング30に形成した連通孔34
を介して受容ハウジング30の内側に浸水し、受容ハウ
ジング30と本体ハウジング11との間のスリットS1
に浸み込むように引き込まれて薄く広がる。そして、漏
液Lが、検出面19のうち投光部50からの光の照射点
に達すると、投光部50からの光は、検出面19を透過
して、その先の受容ハウジング30も透過してハウジン
グ10の外部に放射される。
【0023】ここで、スリットS1は、被浸水面Fに対
して斜めに形成されているから、被浸水面Fに対して垂
直にスリットを形成したものに比べて、漏液Lを引き込
み易く、より早く漏液Lが検出面19に達っする。これ
により、わずかな漏液Lでも直ぐに検出することが可能
となる。しかも、スリットS1に伴いその内側の検出面
19も被浸水面Fに対して斜めに形成されているから、
検出面19を透過した光は、被浸水面Fに斜めに当たっ
て、検出面19から離れる方向に反射する。また、被浸
水面Fから直立したパン(容器)の側壁Wが、ハウジン
グ10に隣接していても、その側壁Wに対しても、ハウ
ジング10の外部に放射された光は、斜め向きとなり、
パンの側壁Wからの反射光の影響を受けることもない。
これにより、漏液Lが無い場合に比べて、有る場合は、
受光部51の受光強度が遙かに小さくなり、安定した漏
液検出が可能となる。そして、受光回路から出力される
受光信号が、基準レベルを下回り、これが判別回路にて
判別されて、漏液Lの発生が検出される。
【0024】漏液検出後、その漏液を拭き取るメンテナ
ンス作業のときには、ハウジング10を本体ハウジング
11と受容ハウジング30とに分解すればよい。する
と、検出面19が露出されて検出面19から漏液Lを容
易に拭き取ることができる。しかも、従来のもののよう
にスリガラスを用いていないから、拭き取り作業も容易
であるし、薄紙を要しないからゴミもでない。
【0025】このように、本実施形態の漏液センサによ
れば、漏液検出後のメンテナンス作業を容易に行うこと
ができる。また、スリットS1と共にその内部に配され
た検出面19が被浸水面Fに対して斜め向きになってい
るから、被浸水面Fや容器の側壁Wの影響を受けずに安
定した漏液検出が可能となる。さらに、スリットS1が
斜めに形成されているので、スリットが垂直方向を向い
たものより漏液がより早く検出面19に達っし、わずか
な漏液でも検出することが可能となる。
【0026】<第2実施形態>本実施形態は、図4に示
されており、前記第1実施形態で説明した受容ハウジン
グ30のうち、その受容ハウジング30を4等配する位
置に設けた4つの当接部33の突出高さを以下のように
異ならせてある。即ち、4つの当接部33のうち図4に
示において右側に示した当接部33Dが最も高く、その
当接部33Dとの対向位置に配された当接部33Bが最
も低く、さらに、残りの当接部33Cが、当接部33D
と当接部33Bとの中間の高さになっている。また、4
つの当接部33に対応して設けた4つの連通孔34は、
最も高い当接部33Dに対応した連通孔34Dが、最も
大きく、最も低い当接部33Bに対応した連通孔34B
が最も小さく設定され、さらに、残りの連通孔34C
が、連通孔34Dと連通孔34Bとの中間の大きさにな
っている。
【0027】これらにより、本体ハウジング11と受容
ハウジング30との間には、受容ハウジング30の周方
向に亘って、大きさが徐々に変わったスリットが形成さ
れて、粘度が異なる液体に対応することができるように
なる。
【0028】<第3実施形態>本実施形態の漏液センサ
は、図5及び図6に示されており、この漏液センサに備
えたハウジング60は、本体ハウジング61と、副ハウ
ジング70とを組み付けてなる。本体ハウジング61
は、筐体状の透光部材62の内部に、前記第1実施形態
の保持用ブラケット20と同様の機能を有した保持用ブ
ラケット63を収容して、透光部材62の上面を円板6
4にて閉塞してなる。
【0029】透光部材62には、その下端部で水平方向
(図5の紙面に対する法線方向。図6の左右方向)に延
びた一角部を内側に窪ませて受容部65が形成されてい
る。より詳細には、受容部65は、図5に示すように、
透光部材62の一側壁から他方の側壁に向けて張り出し
た棚壁66の先端から、透光部材62の底壁67に向け
て斜めにテーパ壁68を垂下し、さらに、棚壁66の縁
部からは下方に囲壁69を垂下してなり、これら囲壁6
9とテーパ壁68との囲まれた空間内に、副ハウジング
70の上端部が収容されている。
【0030】この副ハウジング70の上端部は、図5に
示すように、棚壁66,囲壁69及びテーパ壁68に密
着するように先細り形状をなしている。また、副ハウジ
ング70の上端部は、図6に示すように、水平方向の両
端部においても、上方に向けて先細り状をなしており、
これに対応して、囲壁69のうち透光部材62の水平方
向の両端に位置した部分の内面は、テーパ状になってい
る。
【0031】また、図5に示すように、副ハウジング7
0のうち透光部材62のテーパ壁68に対向したテーパ
面70Tは、上端側よりも下方側が、一段低くなってお
り、これにより、同図に示すように、副ハウジング70
と透光部材62のテーパ壁68との間にスリットS1が
形成され、スリットS1内に位置したテーパ壁68の外
面を検出面19として漏液を検出する。
【0032】その他の構成は、前記第1実施形態と同様
である。このような構成にしても第1実施形態と同様の
作用効果を得ることができる。
【0033】<第4実施形態>本実施形態の漏液センサ
は、図7〜図9に示されており、前記第3実施形態の漏
液センサを変形させたものである。以下、第3実施形態
と同様の構成に関しては、同一符号を付して重複説明を
省略し、異なる構成に関してのみ説明する。
【0034】本実施形態の透光部材62Wでは、棚壁6
6から底壁67に向けて真下に垂直68Wが垂下され
て、この垂直壁68Wと囲壁69によって四方を囲まれ
た空間に、副ハウジング70Wの上端部が収容されてい
る。
【0035】副ハウジング70Wの上端部は、長手方向
の方向(図7の左右方向)と直交する断面形において、
長手方向の両端部のみが図9に示すように、棚壁66,
囲壁69及び垂直壁68Wに密着するように上方に向け
て先細り形状をなし、水平方向の中間部分は、図8に示
すように、同じ寸法で上下に延びている。
【0036】そして、副ハウジング70Wの長手方向の
中間部分と、透光部材62の垂直壁68Wとの間にスリ
ットS1が形成され、スリットS1内に位置した垂直壁
68Wの外面を検出面19として漏液を検出する。
【0037】<第5実施形態>本実施形態は、図10に
示されており、この漏液センサのハウジング80に備え
た本体ハウジング81は、円筒体の透光部材82の底壁
83を、円錐台状に上方に隆起させることで、透光部材
82の下面に、円錐台状の空間を形成し、その空間内
に、円錐台状の副ハウジング90が収容されている。そ
して、副ハウジング90の周面をなすテーパ面90Tの
上端には、当接部93が形成され、この当接部93と、
透光部材82の隆起部分に備えたテーパ壁88との当接
によって、テーパ壁88と副ハウジング90との間にス
リットS1が形成され、スリットS1内に位置したテー
パ壁88の外面を検出面19として漏液を検出する。そ
の他の構成は、前記第1実施形態と同様であり、同一の
構成の部位に関しては、図10において、前記第1実施
形態と同一符号を付してある。
【0038】<第6実施形態>本実施形態は、図11に
示されており、前記第5実施形態の変形例であって、円
錐台状の副ハウジング90の下端から、平板部94を側
方に張り出し形成し、その平板部94が、透光部材82
の底壁83とスリットS1を介して対面するように構成
されている。また、副ハウジング90の円錐台形状の部
分は、前記第5実施形態と異なり当接部93を有さず、
透光部材82のテーパ壁88と副ハウジング90のテー
パ面90Tとが面当接している。そして、本実施形態で
は、スリットS1内に位置した底壁83の外面を検出面
19として、その検出面19上で投受光部50,51の
両光軸が交差するように設定してある。
【0039】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0040】(1)前記実施形態では、スリットS1
は、図1に示すように、ハウジング10の縦断面で見
て、直線状に延びているが、スリットが、ハウジング1
0の縦断面で見て、円や放物線状など曲面状に湾曲して
延びた構成としてもよい。
【0041】(2)前記実施形態では、スリットS1
は、ハウジング10の周方向に沿って環状に形成されて
いたが、スリットは環状でなくてもよく、ハウジング1
0のうち例えば投受光部50,51との対向位置のみに
スリットを形成した構成としてもよい。
【0042】(3)前記実施形態では、検出面19と受
容空間32の周壁31とは平行をなしていたが、必ずし
も平行でなくてもよく、例えば、上部へ向かって検出面
19と周壁31との間隔が狭くなるような構成としても
よい。
【0043】(4)前記第1実施形態では、当接部33
が受容ハウジング30側に形成されていたが、本体ハウ
ジング11側に形成してもよい。
【0044】(5)図12に示すように、前記第1実施
形態と基本構成が同じ本体ハウジング11のうち投受光
部50,51との対向部分の検出面19だけを、被浸水
面Fに対して垂直に起立させると共に、これに対応させ
て受容ハウジング30の周壁31の一部の内面を被浸水
面Fに対して垂直に起立させた構成としてもよい。
【0045】(6)図13に示すように、前記第1実施
形態と基本構成が同じ受容ハウジング30のうち当接部
33Vを、受容ハウジング30の上端から下端に亘って
連続して延ばした構成としてもよい。
【0046】(7)前記第1実施形態における受容ハウ
ジング30に代えて、図14及び図15に示した以下の
ような受容ハウジングであってもよい。即ち、受容ハウ
ジングの周壁31Vを均一の肉厚で構成し、その周壁3
1Vの周方向を5等配する位置には、上端部と下端部と
に当接部33,33が形成され、さらに、受容ハウジン
グの底壁17を5等配する位置に、連通孔34を配置し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る漏液センサの側
断面図
【図2】 漏液センサを分解した状態の側断面図
【図3】 漏液センサの水平断面図
【図4】 第2実施形態の漏液センサを分解した状態の
側断面図
【図5】 第3実施形態に係る漏液センサの側断面図
【図6】 その正面図
【図7】 第4実施形態に係る漏液センサの正面図
【図8】 図7のA−A切断面における側断面図
【図9】 図7のB−B切断面における部分側断面図
【図10】 第5実施形態に係る漏液センサの側断面図
【図11】 第6実施形態に係る漏液センサの側断面図
【図12】 変形例1の漏液センサを分解した状態の側
面図
【図13】 変形例2の受容ハウジングの側断面図
【図14】 変形例3の受容ハウジングの平面図
【図15】 その受容ハウジングの側断面図
【図16】 従来の漏液センサの側断面図
【符号の説明】
10,60,80…ハウジング 11,61,81…本体ハウジング 12,62,62W,82…透光部材 14,68,88…テーパ壁 19…検出面 30…受容ハウジング 32…受容空間 33,33B,33C,33D,33V…当接部 50…投光部 51…受光部 70,70W,90…副ハウジング 94…平板部 F…被浸水面 S1…スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透光部材を組み付けて、それら両
    透光部材の間にスリットを形成し、 前記スリットの内面を漏液に浸水され得る検出面とし
    て、前記透光部材の内側から前記検出面に向けて、斜め
    に光を照射する投光部と、 前記検出面が、漏液に浸水されていないときに、前記投
    光部から出射されて前記検出面で反射した光を受光する
    受光部とを備え、 前記検出面は、平滑な表面構造をなし、 前記検出面が漏液に浸水されたときに、前記投光部から
    の光が、前記検出面を透過して前記受光部の受光量が変
    化することに基づき、漏液を検出することを特徴とする
    漏液センサ。
  2. 【請求項2】 一方の前記透光部材には、他方の前記透
    光部材に向けて先細り状になった先細部分が設けられ、
    前記他方の透光部材には、前記先細部分を受容し奥側に
    向けて徐々に狭まった受容空間が形成され、 前記両透光部材には、互いに当接して、前記両透光部材
    の間に前記スリットを形成するための当接部が設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の漏液センサ。
  3. 【請求項3】 前記スリットは、漏液センサが配置され
    る被配置面に対して斜め向きになったことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の漏液センサ。
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