JP2002039752A - 水準器 - Google Patents

水準器

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JP2002039752A
JP2002039752A JP2000218352A JP2000218352A JP2002039752A JP 2002039752 A JP2002039752 A JP 2002039752A JP 2000218352 A JP2000218352 A JP 2000218352A JP 2000218352 A JP2000218352 A JP 2000218352A JP 2002039752 A JP2002039752 A JP 2002039752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平度は器体上面から見るが、垂直度はこれ
と異なり、器体側面を覗き込まなければならないという
固定観念を打破し、ミラー部を利用して器体上面から見
ても測定できるようにし、測定面となる立面に器体を当
てがい、立面と正対した姿勢のままで、側方から覗き込
むことなく、そのまま気泡管式水準器を視認して測定す
ることができ、作業能率が極めて向上する画期的な水準
器を提供すること。 【解決手段】 測定面に当接する基準面１を設けた器体
２に気泡管式水準器３を設け、測定面としての壁面など
の立面に前記基準面１を当接した際、前記気泡管式水準
器３が水平方向に配設され、この水平方向に横設された
気泡管式水準器３の気泡４の位置により前記測定面の垂
直度を測定し得るように構成した水準器において、前記
気泡管式水準器３を表面から視認し得るように設けた器
体２の一面５と異なる他の一面６から気泡管式水準器３
を反射視認し得るように導光部７とミラー部８とから成
るミラー視認機構９を設けたことを特徴とする水準器。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば測定面とし
て壁面の垂直度を測定する水準器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】気泡管
式水準器を用いた垂直度測定においては、例えば、壁面
などの立面に当接する基準面を底面に設けた長方状の器
体の側面に窓孔を設け、取付体に設けた気泡管式水準器
３をこの窓孔から視認するように器体内に装着した構成
とし、この立面に器体底面の基準面を当てがい、この立
面の法線方向となる水平方向に横設された前記気泡管式
水準器３の気泡位置を見ることで立面の垂直度を測定し
ている。
【０００３】しかしながら、測定面（壁面などの立面）
に対して正対した測定者は、器体を立面に当てがった
後、気泡管式水準器３は器体の側面に設けられているた
め、側方から器体を覗き込まなければならない。
【０００４】従って、立面に正対した姿勢のまま気泡管
式水準器による測定ができないため、作業能率が悪いと
言える。
【０００５】また、しかもこのような器体の上面には、
水平面の水平度を測定するための水平用気泡管式水準器
が設けられていることが多く、そのため水平度を測定す
るときは、器体をそのまま上方から見て気泡管式水準器
を視認するが、垂直度を測定するときは器体上方から見
るのではなく、水平度の時とは異なり、器体側方から気
泡管式水準器を視認しなければならず、垂直度と水平度
で器体に対する見る向きを変えなければならないことと
なる。
【０００６】本発明は、水平度は器体上面から見るが、
垂直度はこれと異なり、器体側面を覗き込まなければな
らないという固定観念を打破し、ミラー部を利用して器
体上面から見ても測定できるようにし、測定面となる立
面に器体を当てがい、立面と正対した姿勢のままで、側
方から覗き込むことなく、そのまま気泡管式水準器を視
認して測定することができ、作業能率が極めて向上する
画期的な水準器を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【０００８】測定面に当接する基準面１を設けた器体２
に気泡管式水準器３を設け、測定面としての壁面などの
立面に前記基準面１を当接した際、前記気泡管式水準器
３が水平方向に配設され、この水平方向に横設された気
泡管式水準器３の気泡４の位置により前記測定面の垂直
度を測定し得るように構成した水準器において、前記気
泡管式水準器３を表面から視認し得るように設けた器体
２の一面５と異なる他の一面６から気泡管式水準器３を
反射視認し得るように導光部７とミラー部８とから成る
ミラー視認機構９を設けたことを特徴とする水準器に係
るものである。
【０００９】また、測定面に当接する基準面１を底面に
設けた器体２に、器体２の側面５から視認し得るように
気泡管式水準器を設け、測定面としての壁面などの立面
に前記器体２の底面の前記基準面１を当接した際、前記
気泡管式水準器３が立面の法線方向となる水平方向に配
設され、この水平方向に横設された気泡管式水準器３の
気泡４の位置により前記測定面の垂直度を測定し得るよ
うに構成した水準器において、前記基準面１を設けた器
体１の底面の対向面となる前記器体２の上面６から、前
記気泡管式水準器３を反射視認し得るように導光部７と
ミラー部８とから成るミラー視認機構９を設けたことを
特徴とする請求項１記載の水準器に係るものである。
【００１０】また、前記器体２に埋設した前記気泡管式
水準器３の側方から、前記気泡管式水準器３を表面から
視認し得るように設けた前記器体２の一面６と異なる他
の一面６に至る空洞部若しくは透光部を設けて前記導光
部７を器体２内に設け、この導光部７の途中にミラー部
８を所定角度に配設して、前記気泡管式水準器３を前記
器体２の前記一面５から視認できると共に、前記器体２
の前記他の一面６からも前記導光部７とミラー部８とに
より視認できるように前記ミラー視認機構９を構成した
ことを特徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載の
水準器に係るものである。
【００１１】また、前記気泡管式水準器３を設けた取付
体10を前記器体２内に装着することで、前記器体２の一
面５に設けた窓孔11から前記気泡管式水準器３が視認で
きるように構成し、この取付体10に前記気泡管式水準器
３の側方から前記一面５と異なる他の面６へ連通した導
光部７を設け、この導光部７の途中に前記ミラー部８を
設けて、前記器体２の前記他の面６に設けた窓孔12か
ら、前記ミラー部８により反射される前記気泡管式水準
器３を視認できるように構成したことを特徴とする請求
項１〜３のいずれか１項に記載の気泡管式水準器に係る
ものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】最も最良と考える本発明の実施の
形態（発明をどのように実施するか）を、図面に基づい
てその作用効果を示して簡単に説明する。
【００１３】測定面としての壁面などの立面に器体２の
基準面１を当接し、水平方向に配された器体２の気泡管
式水準器３の気泡位置により立面の垂直度を測定する
が、この気泡管式水準器３は、器体２の一面５から視認
できるが、他の面６からも反射視認できる。
【００１４】即ち、ミラー視認機構９の導光部７と、ミ
ラー部８を介して視認できる。
【００１５】従って、例えば器体２の底面に基準面１を
設け、この器体２の側面５から視認できるように気泡管
式水準器３を設け、基準面１を立面に当てがった際、従
来どおり、器体２の側面５から気泡管式水準器３を覗き
込んで垂直度の測定が行えるが、本発明では、側方から
覗き込まなくても、立面と正対した姿勢のまま、器体２
の上面６からミラー視認機構９の導光部７とミラー部８
とを介して気泡管式水準器３が反射視認でき、垂直度を
測定できる。
【００１６】従って、非常に作業能率が向上することと
なり、また、器体２の上面６に水平面の水平度を測定す
るための水平用気泡管式水準器13を設けた場合、この水
平用気泡管式水準器10による水平度の測定と同様に、垂
直度測定においても、器体２の上方から気泡管式水準器
３を見て測定できるため、垂直度においても水平度にお
いても、見る向きを変える必要がなく、常に器体２の上
方から見て気泡位置を測定できることとなるため一層作
業能率が向上することとなる。
【００１７】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【００１８】本実施例は、測定面（壁面などの立面）に
当接する基準面１を底面に設けた中空長方状の器体２
に、器体２の側面５から視認し得るように気泡管式水準
器３を設け、この測定面としての立面に器体２底面の基
準面１を当接した際、前記気泡管式水準器３が立面の法
線方向となる水平方向に配設され、この水平方向に横設
された気泡管式水準器３の気泡４の位置により前記測定
面の垂直度を測定し得るように構成した水準器とし、前
記基準面１を設けた器体１底面の対向面となる前記器体
２の上面６から、前記気泡管式水準器３を反射視認し得
るように導光部７とミラー部８とから成るミラー視認機
構９を設けている。
【００１９】具体的には、前記器体２に埋設した前記気
泡管式水準器３の側方から、器体２の上面６に至る空洞
部を設けて前記導光部７を器体２内に設け、この導光部
７の途中の斜面部にミラー部８を配設して、前記気泡管
式水準器３を前記器体２の側面５から視認できると共
に、前記器体２の上面６からも前記導光部７とミラー部
８とにより視認できるように前記ミラー視認機構９を構
成している。
【００２０】更に具体的に説明すれば、本実施例では、
前記気泡管式水準器３を埋設した透明樹脂材３Ａを取付
体10の嵌合部10Ａに嵌着し、この取付体10を前記器体２
内に装着することで、前記器体２の側面５に設けた円形
の窓孔11から前記気泡管式水準器３が視認できるように
構成し、この取付体10に前記気泡管式水準器３の側方か
ら器体２の上面６へ連通した空洞部を形成して導光部７
を設け、この導光部７の途中の傾斜内面部に板状の前記
ミラー部８を設けて、前記器体２の上面６に設けた長方
形状の窓孔12から、前記ミラー部８により反射される前
記気泡管式水準器３を視認できるように構成している。
【００２１】従って、本実施例では、気泡管式水準器３
を設ける取付体10に導光部７とミラー部８とを設けるこ
とで、ミラー視認機構９を構成でき、製作が容易であ
り、実用性に秀れる。
【００２２】特に本実施例では、取付体10の樹脂成形に
よって導光部７を形成し、この導光部７の途中内面にミ
ラー部８を設けるだけでよいため、極めて実用性に秀れ
る。
【００２３】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ミ
ラー部を利用して例えば器体上面から見て測定でき、そ
のため測定面となる立面に器体を当てがい、立面と正対
した姿勢のままで、側方から覗き込むことなく、そのま
ま気泡管式水準器を視認して測定することができ、作業
能率が極めて向上する画期的な水準器となる。
【００２４】また、特に請求項２記載の発明において
は、例えば器体の上面に水平面の水平度を測定するため
の水平用気泡管式水準器を設けた場合、この水平用気泡
管式水準器による水平度の測定と同様に、垂直度測定に
おいても、器体の上方から気泡管式水準器を見て測定で
きるため、垂直度においても水平度においても、見る向
きを変える必要がなく、常に器体の上方から見て気泡位
置を測定できることとなるため一層作業能率が向上する
こととなる。
【００２５】また、請求項３，４記載の発明において
は、本発明を容易に実現でき、製作容易で量産性に秀れ
るなど極めて実用性に秀れた水準器となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施例の説明斜視図である。
【図２】本実施例の要部の拡大説明側面図である。
【図３】本実施例の要部の説明平面図である。
【図４】本実施例の要部の拡大説明側断面図である。
【符号の説明】
１ 基準面 ２ 器体 ３ 気泡管式水準器 ４ 気泡 ５ 面 ６ 面 ７ 導光部 ８ ミラー部 ９ ミラー視認機構 10 取付体 11 窓孔 12 窓孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 測定面に当接する基準面を設けた器体に
    気泡管式水準器を設け、測定面としての壁面などの立面
    に前記基準面を当接した際、前記気泡管式水準器が水平
    方向に配設され、この水平方向に横設された気泡管式水
    準器の気泡の位置により前記測定面の垂直度を測定し得
    るように構成した水準器において、前記気泡管式水準器
    を表面から視認し得るように設けた器体の一面と異なる
    他の一面から気泡管式水準器を反射視認し得るように導
    光部とミラー部とから成るミラー視認機構を設けたこと
    を特徴とする水準器。
  2. 【請求項２】 測定面に当接する基準面を底面に設けた
    器体に、器体の側面から視認し得るように気泡管式水準
    器を設け、測定面としての壁面などの立面に前記器体の
    底面の前記基準面を当接した際、前記気泡管式水準器が
    立面の法線方向となる水平方向に配設され、この水平方
    向に横設された気泡管式水準器の気泡の位置により前記
    測定面の垂直度を測定し得るように構成した水準器にお
    いて、前記基準面を設けた器体の底面の対向面となる前
    記器体の上面から、前記気泡管式水準器を反射視認し得
    るように導光部とミラー部とから成るミラー視認機構を
    設けたことを特徴とする請求項１記載の水準器。
  3. 【請求項３】 前記器体に埋設した前記気泡管式水準器
    の側方から、前記気泡管式水準器を表面から視認し得る
    ように設けた前記器体の一面と異なる他の一面に至る空
    洞部若しくは透光部を設けて前記導光部を器体内に設
    け、この導光部の途中にミラー部を所定角度に配設し
    て、前記気泡管式水準器を前記器体の前記一面から視認
    できると共に、前記器体の前記他の一面からも前記導光
    部とミラー部とにより視認できるように前記ミラー視認
    機構を構成したことを特徴とする請求項１，２のいずれ
    か１項に記載の水準器。
  4. 【請求項４】 前記気泡管式水準器を設けた取付体を前
    記器体内に装着することで、前記器体の一面に設けた窓
    孔から前記気泡管式水準器が視認できるように構成し、
    この取付体に前記気泡管式水準器の側方から前記一面と
    異なる他の面へ連通した導光部を設け、この導光部の途
    中に前記ミラー部を設けて、前記器体の前記他の面に設
    けた窓孔から、前記ミラー部により反射される前記気泡
    管式水準器を視認できるように構成したことを特徴とす
    る請求項１〜３のいずれか１項に記載の気泡管式水準
    器。
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